JPH1076841A - ヒートポンプ式自動車用空気調和装置 - Google Patents
ヒートポンプ式自動車用空気調和装置Info
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- JPH1076841A JPH1076841A JP8236637A JP23663796A JPH1076841A JP H1076841 A JPH1076841 A JP H1076841A JP 8236637 A JP8236637 A JP 8236637A JP 23663796 A JP23663796 A JP 23663796A JP H1076841 A JPH1076841 A JP H1076841A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンプレッサの保護と空調の快適性とをより高
次元で両立させうる「ヒートポンプ式自動車用空気調和
装置」を提供する。 【解決手段】コンプレッサの吐出圧力が上昇したとき
に、コンプレッサのON/OFF制御を行う前の段階
で、サブエバポレータ用のウォータバルブの開閉制御を
行う。
次元で両立させうる「ヒートポンプ式自動車用空気調和
装置」を提供する。 【解決手段】コンプレッサの吐出圧力が上昇したとき
に、コンプレッサのON/OFF制御を行う前の段階
で、サブエバポレータ用のウォータバルブの開閉制御を
行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水と
冷媒を用いて自動車の車室内を冷暖房するようにしたヒ
ートポンプ式自動車用空気調和装置に関する。
冷媒を用いて自動車の車室内を冷暖房するようにしたヒ
ートポンプ式自動車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、最近の一部の高級車や比較的
車室内空間が大きいワンボックスカーなどには、室内全
体について快適な空調状態が得られるよう、車室内の前
方領域(たとえば、前席部分)はフロントユニットによ
り、後方領域(たとえば、第2席、第3席等の後席部
分)はリヤユニットによりそれぞれ独立に空気調和す
る、通常デュアルエアコンと称される自動車用空気調和
装置が搭載されている。
車室内空間が大きいワンボックスカーなどには、室内全
体について快適な空調状態が得られるよう、車室内の前
方領域(たとえば、前席部分)はフロントユニットによ
り、後方領域(たとえば、第2席、第3席等の後席部
分)はリヤユニットによりそれぞれ独立に空気調和す
る、通常デュアルエアコンと称される自動車用空気調和
装置が搭載されている。
【0003】この種の自動車用空気調和装置として、た
とえば、暖房運転時において、フロントユニットはエン
ジン冷却水を熱源として利用するが、リヤユニットはコ
ンプレッサにより圧縮された高温高圧の冷媒を熱源とし
て利用するようにしたシステムがある。なお、この種の
装置は、冷媒の循環過程(冷凍サイクル)において低温
の外部空気から熱を汲み上げて車室内を暖房することか
ら、ヒートポンプ式の自動車用空気調和装置と称されて
いる。
とえば、暖房運転時において、フロントユニットはエン
ジン冷却水を熱源として利用するが、リヤユニットはコ
ンプレッサにより圧縮された高温高圧の冷媒を熱源とし
て利用するようにしたシステムがある。なお、この種の
装置は、冷媒の循環過程(冷凍サイクル)において低温
の外部空気から熱を汲み上げて車室内を暖房することか
ら、ヒートポンプ式の自動車用空気調和装置と称されて
いる。
【0004】ところが、この種の装置で暖房運転をする
場合、たとえば、冬季の朝のように外気温度が低いとき
には、起動時にエンジン冷却水の温度が低く、また、冷
媒の温度の上昇速度も俊敏でないため、運転開始と同時
に暖かい空気が吹き出されるような状態になりにくく、
いわゆる即暖性が不十分となり、また、暖房性能も不足
気味となるおそれがある。特に、ディーゼルエンジンを
搭載した車室内空間の大きいワンボックスカーでは、通
常のガソリンエンジン車と比べてエンジン冷却水の温度
上昇が遅く、しかも広い空間を暖房しなければならない
ことから、即暖性、暖房性能ともに不足する傾向があ
る。
場合、たとえば、冬季の朝のように外気温度が低いとき
には、起動時にエンジン冷却水の温度が低く、また、冷
媒の温度の上昇速度も俊敏でないため、運転開始と同時
に暖かい空気が吹き出されるような状態になりにくく、
いわゆる即暖性が不十分となり、また、暖房性能も不足
気味となるおそれがある。特に、ディーゼルエンジンを
搭載した車室内空間の大きいワンボックスカーでは、通
常のガソリンエンジン車と比べてエンジン冷却水の温度
上昇が遅く、しかも広い空間を暖房しなければならない
ことから、即暖性、暖房性能ともに不足する傾向があ
る。
【0005】そこで、現在では、エンジン冷却水の熱を
利用して冷媒を加熱し、エンタルピーが増加したより高
温の冷媒を用いて、より高い暖房性能を発揮するように
したヒートポンプ式自動車用空気調和装置が開発されて
いる(たとえば、特願平7−271621号参照)。
利用して冷媒を加熱し、エンタルピーが増加したより高
温の冷媒を用いて、より高い暖房性能を発揮するように
したヒートポンプ式自動車用空気調和装置が開発されて
いる(たとえば、特願平7−271621号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンプレッ
サの吐出圧力が上昇した時には、コンプレッサを保護す
るため、その吐出圧力に応じてコンプレッサをON/O
FFする制御(ON/OFF制御)が一般的に行われて
いるところであり、上記したヒートポンプ式自動車用空
気調和装置においても、圧力上昇時のコンプレッサ保護
の方策を講じておくべきであることは当然である。
サの吐出圧力が上昇した時には、コンプレッサを保護す
るため、その吐出圧力に応じてコンプレッサをON/O
FFする制御(ON/OFF制御)が一般的に行われて
いるところであり、上記したヒートポンプ式自動車用空
気調和装置においても、圧力上昇時のコンプレッサ保護
の方策を講じておくべきであることは当然である。
【0007】しかしながら、コンプレッサのON/OF
F制御のみでは、マグネットクラッチのON/OFFに
伴ってショック(衝撃)や騒音などが発生し、ドライバ
ビリティーが低下するおそれがある。
F制御のみでは、マグネットクラッチのON/OFFに
伴ってショック(衝撃)や騒音などが発生し、ドライバ
ビリティーが低下するおそれがある。
【0008】しかも、コンプレッサをOFFした場合に
は、冷媒の循環が止まり冷凍サイクルが機能しなくなる
ので、たとえば、暖房運転時には、コンプレッサをOF
Fするとただちに冷風が車室内へ吹き出されることにな
り、空調の快適性を損うおそれがある。特に、上記した
ヒートポンプ式自動車用空気調和装置では、優れた暖房
性能が得られるため、かえって冷風が吹き出たときの違
和感は大きく、したがって、吹出し風の温度変化を乗員
の快適性を損わない程度にできるだけ小さく抑えること
が望まれる。
は、冷媒の循環が止まり冷凍サイクルが機能しなくなる
ので、たとえば、暖房運転時には、コンプレッサをOF
Fするとただちに冷風が車室内へ吹き出されることにな
り、空調の快適性を損うおそれがある。特に、上記した
ヒートポンプ式自動車用空気調和装置では、優れた暖房
性能が得られるため、かえって冷風が吹き出たときの違
和感は大きく、したがって、吹出し風の温度変化を乗員
の快適性を損わない程度にできるだけ小さく抑えること
が望まれる。
【0009】本発明は、本出願人が現在開発中のヒート
ポンプ式自動車用空気調和装置における上記課題に着目
してなされたものであり、コンプレッサの保護と空調の
快適性とをより高次元で両立させることができるヒート
ポンプ式自動車用空気調和装置を提供することを目的と
する。
ポンプ式自動車用空気調和装置における上記課題に着目
してなされたものであり、コンプレッサの保護と空調の
快適性とをより高次元で両立させることができるヒート
ポンプ式自動車用空気調和装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、それぞれ取り入れた空気を
車室内に向かって送る第1ユニットおよび第2ユニット
を有し、前記第1ユニットの通風路内に、下流側から順
に、エンジン冷却水が循環するヒータコアと、前記第1
および第2ユニットの外部にそれぞれ配設されたコンプ
レッサおよび第1コンデンサとともに冷凍サイクルを構
成する第1エバポレータとを配設し、前記第2ユニット
の通風路内に、下流側から順に、前記第1エバポレータ
と並列に接続されかつ相互に直列に接続された第2コン
デンサおよび第2エバポレータを配設し、前記コンプレ
ッサから吐出された冷媒を前記第1コンデンサへ導く冷
房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前記第1コンデンサを
バイパスするバイパス通路へ導く暖房運転用冷媒回路と
を切り換える回路切換弁を設け、前記第1および第2ユ
ニットの外部に、前記第2エバポレータの出口に接続さ
れかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第3エバポレー
タを配設し、当該第3エバポレータにより前記エンジン
冷却水を利用して前記第3エバポレータに流入する冷媒
を加熱した後前記コンプレッサに帰還させるようにした
ヒートポンプ式自動車用空気調和装置において、前記第
3エバポレータを循環するエンジン冷却水の流量を制御
する流量制御弁を有し、暖房運転時に、車両の熱負荷状
態に応じて、前記流量制御弁の開度を制御するようにし
たことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、それぞれ取り入れた空気を
車室内に向かって送る第1ユニットおよび第2ユニット
を有し、前記第1ユニットの通風路内に、下流側から順
に、エンジン冷却水が循環するヒータコアと、前記第1
および第2ユニットの外部にそれぞれ配設されたコンプ
レッサおよび第1コンデンサとともに冷凍サイクルを構
成する第1エバポレータとを配設し、前記第2ユニット
の通風路内に、下流側から順に、前記第1エバポレータ
と並列に接続されかつ相互に直列に接続された第2コン
デンサおよび第2エバポレータを配設し、前記コンプレ
ッサから吐出された冷媒を前記第1コンデンサへ導く冷
房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前記第1コンデンサを
バイパスするバイパス通路へ導く暖房運転用冷媒回路と
を切り換える回路切換弁を設け、前記第1および第2ユ
ニットの外部に、前記第2エバポレータの出口に接続さ
れかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第3エバポレー
タを配設し、当該第3エバポレータにより前記エンジン
冷却水を利用して前記第3エバポレータに流入する冷媒
を加熱した後前記コンプレッサに帰還させるようにした
ヒートポンプ式自動車用空気調和装置において、前記第
3エバポレータを循環するエンジン冷却水の流量を制御
する流量制御弁を有し、暖房運転時に、車両の熱負荷状
態に応じて、前記流量制御弁の開度を制御するようにし
たことを特徴とする。
【0011】この発明にあっては、暖房運転時に、車両
の熱負荷状態に応じて流量制御弁の開度を制御する。こ
れにより、第3エバポレータに流れるエンジン冷却水の
流量が制御され、その結果、エンジン冷却水から冷媒へ
の吸熱量が調節されるので、車両の熱負荷状態に応じた
きめ細かな暖房性能を引き出すことができるようにな
る。
の熱負荷状態に応じて流量制御弁の開度を制御する。こ
れにより、第3エバポレータに流れるエンジン冷却水の
流量が制御され、その結果、エンジン冷却水から冷媒へ
の吸熱量が調節されるので、車両の熱負荷状態に応じた
きめ細かな暖房性能を引き出すことができるようにな
る。
【0012】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記流量制御弁は、前記コンプレッサ
の吐出圧力が前記コンプレッサを停止させるべき基準値
よりも小さい第1設定値以上に上昇したときは全閉状態
に設定され、前記コンプレッサの吐出圧力が前記第1設
定値よりも小さい第2設定値以下に下降したときは全開
状態に設定されることを特徴とする。
の発明において、前記流量制御弁は、前記コンプレッサ
の吐出圧力が前記コンプレッサを停止させるべき基準値
よりも小さい第1設定値以上に上昇したときは全閉状態
に設定され、前記コンプレッサの吐出圧力が前記第1設
定値よりも小さい第2設定値以下に下降したときは全開
状態に設定されることを特徴とする。
【0013】この発明にあっては、暖房運転時に、コン
プレッサ吐出圧力が第1設定値(<基準値)以上に上昇
したときは流量制御弁を全閉状態に設定する。これによ
り、第3エバポレータにエンジン冷却水が流れなくなっ
て第3エバポレータが機能しなくなるので、コンプレッ
サに吸入される冷媒の温度が低下し、コンプレッサの吐
出圧力が低下する。そして、コンプレッサ吐出圧力が第
2設定値(<第1設定値)以下に下降したときには流量
制御弁を再び全開状態に設定する。これにより、第3エ
バポレータは再び機能し始め、コンプレッサ吐出圧力が
上昇する。第1および第2設定値を適切に選択した場
合、こうした制御を繰り返すことにより、吹出し風の温
度変化を小さくしながら(つまり、快適性を損うことな
く)コンプレッサの保護を図ることができる。しかも、
その際、コンプレッサを停止させる前の段階で上記の流
量制御弁のON/OFF制御が行われるので、コンプレ
ッサのON/OFF制御の作動頻度が減少する。
プレッサ吐出圧力が第1設定値(<基準値)以上に上昇
したときは流量制御弁を全閉状態に設定する。これによ
り、第3エバポレータにエンジン冷却水が流れなくなっ
て第3エバポレータが機能しなくなるので、コンプレッ
サに吸入される冷媒の温度が低下し、コンプレッサの吐
出圧力が低下する。そして、コンプレッサ吐出圧力が第
2設定値(<第1設定値)以下に下降したときには流量
制御弁を再び全開状態に設定する。これにより、第3エ
バポレータは再び機能し始め、コンプレッサ吐出圧力が
上昇する。第1および第2設定値を適切に選択した場
合、こうした制御を繰り返すことにより、吹出し風の温
度変化を小さくしながら(つまり、快適性を損うことな
く)コンプレッサの保護を図ることができる。しかも、
その際、コンプレッサを停止させる前の段階で上記の流
量制御弁のON/OFF制御が行われるので、コンプレ
ッサのON/OFF制御の作動頻度が減少する。
【0014】請求項3記載の発明は、それぞれ取り入れ
た空気を車室内に向かって送る第1ユニットおよび第2
ユニットを有し、前記第1ユニットの通風路内に、下流
側から順に、エンジン冷却水が循環するヒータコアと、
前記第1および第2ユニットの外部にそれぞれ配設され
たコンプレッサおよび第1コンデンサとともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータとを配設し、前記第2
ユニットの通風路内に、下流側から順に、前記第1エバ
ポレータと並列に接続されかつ相互に直列に接続された
第2コンデンサおよび第2エバポレータを配設し、前記
コンプレッサから吐出された冷媒を前記第1コンデンサ
へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前記第1コン
デンサをバイパスするバイパス通路へ導く暖房運転用冷
媒回路とを切り換える回路切換弁を設け、前記第1およ
び第2ユニットの外部に、前記第2エバポレータの出口
に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第3エ
バポレータを配設し、当該第3エバポレータにより前記
エンジン冷却水を利用して前記第3エバポレータに流入
する冷媒を加熱した後前記コンプレッサに帰還させるよ
うにしたヒートポンプ式自動車用空気調和装置におい
て、暖房運転時に、前記コンプレッサの吐出圧力が前記
コンプレッサを停止させるべき基準値よりも小さい第3
設定値以上に上昇したときは前記第1エバポレータへの
冷媒の導入を制御する開閉弁を開き、前記コンプレッサ
の吐出圧力が前記第1設定値よりも小さい第4設定値以
下に下降したときは前記開閉弁を閉状態に復帰させるこ
とを特徴とする。
た空気を車室内に向かって送る第1ユニットおよび第2
ユニットを有し、前記第1ユニットの通風路内に、下流
側から順に、エンジン冷却水が循環するヒータコアと、
前記第1および第2ユニットの外部にそれぞれ配設され
たコンプレッサおよび第1コンデンサとともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータとを配設し、前記第2
ユニットの通風路内に、下流側から順に、前記第1エバ
ポレータと並列に接続されかつ相互に直列に接続された
第2コンデンサおよび第2エバポレータを配設し、前記
コンプレッサから吐出された冷媒を前記第1コンデンサ
へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前記第1コン
デンサをバイパスするバイパス通路へ導く暖房運転用冷
媒回路とを切り換える回路切換弁を設け、前記第1およ
び第2ユニットの外部に、前記第2エバポレータの出口
に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第3エ
バポレータを配設し、当該第3エバポレータにより前記
エンジン冷却水を利用して前記第3エバポレータに流入
する冷媒を加熱した後前記コンプレッサに帰還させるよ
うにしたヒートポンプ式自動車用空気調和装置におい
て、暖房運転時に、前記コンプレッサの吐出圧力が前記
コンプレッサを停止させるべき基準値よりも小さい第3
設定値以上に上昇したときは前記第1エバポレータへの
冷媒の導入を制御する開閉弁を開き、前記コンプレッサ
の吐出圧力が前記第1設定値よりも小さい第4設定値以
下に下降したときは前記開閉弁を閉状態に復帰させるこ
とを特徴とする。
【0015】この発明にあっては、暖房運転時に、コン
プレッサ吐出圧力が第3設定値(<基準値)以上に上昇
したときは開閉弁を開いて第1エバポレータへも冷媒を
流すようにする。これにより、コンプレッサの吐出圧力
が低下し、コンプレッサの保護が図られる。そして、コ
ンプレッサ吐出圧力が第4設定値(<第3設定値)以下
に下降したときには開閉弁を再び閉じて第1エバポレー
タへの冷媒の流入を阻止する。これにより、通常の暖房
運転用冷媒回路に戻る。しかも、このような開閉弁の開
閉制御はコンプレッサを停止させる前の段階で行われる
ので、コンプレッサのON/OFF制御の作動頻度が減
少する。
プレッサ吐出圧力が第3設定値(<基準値)以上に上昇
したときは開閉弁を開いて第1エバポレータへも冷媒を
流すようにする。これにより、コンプレッサの吐出圧力
が低下し、コンプレッサの保護が図られる。そして、コ
ンプレッサ吐出圧力が第4設定値(<第3設定値)以下
に下降したときには開閉弁を再び閉じて第1エバポレー
タへの冷媒の流入を阻止する。これにより、通常の暖房
運転用冷媒回路に戻る。しかも、このような開閉弁の開
閉制御はコンプレッサを停止させる前の段階で行われる
ので、コンプレッサのON/OFF制御の作動頻度が減
少する。
【0016】請求項4記載の発明は、それぞれ取り入れ
た空気を車室内に向かって送る第1ユニットおよび第2
ユニットを有し、前記第1ユニットの通風路内に、下流
側から順に、エンジン冷却水が循環するヒータコアと、
前記第1および第2ユニットの外部にそれぞれ配設され
たコンプレッサおよび第1コンデンサとともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータとを配設し、前記第2
ユニットの通風路内に、下流側から順に、前記第1エバ
ポレータと並列に接続されかつ相互に直列に接続された
第2コンデンサおよび第2エバポレータを配設し、前記
コンプレッサから吐出された冷媒を前記第1コンデンサ
へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前記第1コン
デンサをバイパスするバイパス通路へ導く暖房運転用冷
媒回路とを切り換える回路切換弁を設け、前記第1およ
び第2ユニットの外部に、前記第2エバポレータの出口
に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第3エ
バポレータを配設し、当該第3エバポレータにより前記
エンジン冷却水を利用して前記第3エバポレータに流入
する冷媒を加熱した後前記コンプレッサに帰還させるよ
うにしたヒートポンプ式自動車用空気調和装置におい
て、暖房運転時に、前記コンプレッサの吐出圧力が前記
コンプレッサを停止させるべき基準値よりも小さい第5
設定値以上に上昇したときは前記回路切換弁を冷房運転
側に切り換え、前記コンプレッサの吐出圧力が前記第1
設定値よりも小さい第6設定値以下に下降したときは前
記回路切換弁を暖房運転側に復帰させることを特徴とす
る。
た空気を車室内に向かって送る第1ユニットおよび第2
ユニットを有し、前記第1ユニットの通風路内に、下流
側から順に、エンジン冷却水が循環するヒータコアと、
前記第1および第2ユニットの外部にそれぞれ配設され
たコンプレッサおよび第1コンデンサとともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータとを配設し、前記第2
ユニットの通風路内に、下流側から順に、前記第1エバ
ポレータと並列に接続されかつ相互に直列に接続された
第2コンデンサおよび第2エバポレータを配設し、前記
コンプレッサから吐出された冷媒を前記第1コンデンサ
へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前記第1コン
デンサをバイパスするバイパス通路へ導く暖房運転用冷
媒回路とを切り換える回路切換弁を設け、前記第1およ
び第2ユニットの外部に、前記第2エバポレータの出口
に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第3エ
バポレータを配設し、当該第3エバポレータにより前記
エンジン冷却水を利用して前記第3エバポレータに流入
する冷媒を加熱した後前記コンプレッサに帰還させるよ
うにしたヒートポンプ式自動車用空気調和装置におい
て、暖房運転時に、前記コンプレッサの吐出圧力が前記
コンプレッサを停止させるべき基準値よりも小さい第5
設定値以上に上昇したときは前記回路切換弁を冷房運転
側に切り換え、前記コンプレッサの吐出圧力が前記第1
設定値よりも小さい第6設定値以下に下降したときは前
記回路切換弁を暖房運転側に復帰させることを特徴とす
る。
【0017】この発明にあっては、暖房運転時に、コン
プレッサ吐出圧力が第5設定値(<基準値)以上に上昇
したときは回路切換弁を冷房運転側に切り換える。これ
により、ユニット外部の第1コンデンサに冷媒が流れる
ようになり、コンプレッサの吐出圧力が低下し、コンプ
レッサの保護が図られる。そして、コンプレッサ吐出圧
力が第6設定値(<第5設定値)以下に下降したときに
は回路切換弁を暖房運転側に復帰させる。これにより、
通常の暖房運転用冷媒回路に戻る。しかも、このような
回路切換弁の切換え制御はコンプレッサを停止させる前
の段階で行われるので、コンプレッサのON/OFF制
御の作動頻度が減少する。
プレッサ吐出圧力が第5設定値(<基準値)以上に上昇
したときは回路切換弁を冷房運転側に切り換える。これ
により、ユニット外部の第1コンデンサに冷媒が流れる
ようになり、コンプレッサの吐出圧力が低下し、コンプ
レッサの保護が図られる。そして、コンプレッサ吐出圧
力が第6設定値(<第5設定値)以下に下降したときに
は回路切換弁を暖房運転側に復帰させる。これにより、
通常の暖房運転用冷媒回路に戻る。しかも、このような
回路切換弁の切換え制御はコンプレッサを停止させる前
の段階で行われるので、コンプレッサのON/OFF制
御の作動頻度が減少する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って、本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るヒートポンプ
式自動車用空気調和装置の一実施形態を示す概略構成
図、図2は同装置の暖房運転時の状態を示す概略構成
図、図3は同装置の冷房運転時の状態を示す概略構成図
である。
施の形態を説明する。図1は本発明に係るヒートポンプ
式自動車用空気調和装置の一実施形態を示す概略構成
図、図2は同装置の暖房運転時の状態を示す概略構成
図、図3は同装置の冷房運転時の状態を示す概略構成図
である。
【0019】この自動車用空気調和装置は、図示しない
送風機により選択的に取り入れた内外気を空気調和して
車室内の前席および後席に向かってそれぞれ吹き出す第
1ユニットとしてのフロントユニット10と第2ユニッ
トとしてのリヤユニット20とを有している。
送風機により選択的に取り入れた内外気を空気調和して
車室内の前席および後席に向かってそれぞれ吹き出す第
1ユニットとしてのフロントユニット10と第2ユニッ
トとしてのリヤユニット20とを有している。
【0020】フロントユニット10は、そのケーシング
内に通風路11が形成され、この通風路11内には、白
抜き矢印で示す空気の流れ方向の下流側から順に、エン
ジン1により加熱されたエンジン冷却水(温水)が循環
するヒータコア12と、後述する冷凍サイクルを構成す
る第1エバポレータとしてのフロントエバポレータ13
とが配設されている。なお、図示しないが、より詳細に
は、フロントユニット10は、上流側から順に、インテ
ークユニット、クーリングユニット、およびヒータユニ
ットからなり、インテークユニットにはインテークドア
と前記送風機が配置され、クーリングユニットには前記
フロントエバポレータ13が配置され、ヒータユニット
にはエアミックスドアと前記ヒータコア12が配置され
ている。エアミックスドアは、ヒータコア12の前面に
設けられ、ヒータコア12を通過した温風とこれを迂回
した冷風との比率を調節してヒータコア12の下流域で
所望温度の空気を作ったり、あるいはヒータコア12に
空気が流通しないようにしている。また、ヒータユニッ
トのヒータコア12下流側には、エアミックス後の温度
調節された空気を車室内の前席に向かって吹き出すため
の各種吹出口が形成されている。
内に通風路11が形成され、この通風路11内には、白
抜き矢印で示す空気の流れ方向の下流側から順に、エン
ジン1により加熱されたエンジン冷却水(温水)が循環
するヒータコア12と、後述する冷凍サイクルを構成す
る第1エバポレータとしてのフロントエバポレータ13
とが配設されている。なお、図示しないが、より詳細に
は、フロントユニット10は、上流側から順に、インテ
ークユニット、クーリングユニット、およびヒータユニ
ットからなり、インテークユニットにはインテークドア
と前記送風機が配置され、クーリングユニットには前記
フロントエバポレータ13が配置され、ヒータユニット
にはエアミックスドアと前記ヒータコア12が配置され
ている。エアミックスドアは、ヒータコア12の前面に
設けられ、ヒータコア12を通過した温風とこれを迂回
した冷風との比率を調節してヒータコア12の下流域で
所望温度の空気を作ったり、あるいはヒータコア12に
空気が流通しないようにしている。また、ヒータユニッ
トのヒータコア12下流側には、エアミックス後の温度
調節された空気を車室内の前席に向かって吹き出すため
の各種吹出口が形成されている。
【0021】一方、リヤユニット20は、そのケーシン
グ内に通風路21が形成され、この通風路21内には、
白抜き矢印で示す空気の流れ方向の下流側から順に、そ
れぞれ冷凍サイクルを構成する第2コンデンサとしての
サブコンデンサ22と第2エバポレータとしてのリヤエ
バポレータ23とが配設されている。サブコンデンサ2
2およびリヤエバポレータ23は、当該冷凍サイクルの
回路において、ともにフロントエバポレータ13と並列
に接続され、かつ、相互に直列に接続されている。な
お、図示しないが、より詳細には、リヤユニット20
も、フロントユニット10と同様、上流側から順に、イ
ンテークユニット、クーリングユニット、およびヒータ
ユニットからなり、インテークユニットにはインテーク
ドアと前記送風機が配置され、クーリングユニットには
前記リヤエバポレータ23が配置され、ヒータユニット
にはエアミックスドアと前記サブコンデンサ22が配置
されている。エアミックスドアは、サブコンデンサ22
の前面に設けられ、サブコンデンサ22を通過した温風
とこれを迂回した冷風との比率を調節してサブコンデン
サ22の下流域で所望温度の空気を作ったり、あるいは
サブコンデンサ22に空気が流通しないようにしてい
る。ヒータユニットのサブコンデンサ22下流側には、
エアミックス後の温度調節された空気を車室内の後席に
向かって吹き出すための各種吹出口が形成されている。
グ内に通風路21が形成され、この通風路21内には、
白抜き矢印で示す空気の流れ方向の下流側から順に、そ
れぞれ冷凍サイクルを構成する第2コンデンサとしての
サブコンデンサ22と第2エバポレータとしてのリヤエ
バポレータ23とが配設されている。サブコンデンサ2
2およびリヤエバポレータ23は、当該冷凍サイクルの
回路において、ともにフロントエバポレータ13と並列
に接続され、かつ、相互に直列に接続されている。な
お、図示しないが、より詳細には、リヤユニット20
も、フロントユニット10と同様、上流側から順に、イ
ンテークユニット、クーリングユニット、およびヒータ
ユニットからなり、インテークユニットにはインテーク
ドアと前記送風機が配置され、クーリングユニットには
前記リヤエバポレータ23が配置され、ヒータユニット
にはエアミックスドアと前記サブコンデンサ22が配置
されている。エアミックスドアは、サブコンデンサ22
の前面に設けられ、サブコンデンサ22を通過した温風
とこれを迂回した冷風との比率を調節してサブコンデン
サ22の下流域で所望温度の空気を作ったり、あるいは
サブコンデンサ22に空気が流通しないようにしてい
る。ヒータユニットのサブコンデンサ22下流側には、
エアミックス後の温度調節された空気を車室内の後席に
向かって吹き出すための各種吹出口が形成されている。
【0022】これら両ユニット10、20の外部には、
エンジン1によって回転駆動されるコンプレッサ2と、
第1コンデンサとして機能するメインコンデンサ3とが
配設されている。冷凍サイクルは、これらコンプレッサ
2、メインコンデンサ3、フロントエバポレータ13、
サブコンデンサ22、リヤエバポレータ23を、配管に
より、第1リキッドタンク14、フロントエバポレータ
13用の第1膨脹弁15、第2リキッドタンク24、お
よびリヤエバポレータ23用の第2膨脹弁25と連結し
て構成されている。
エンジン1によって回転駆動されるコンプレッサ2と、
第1コンデンサとして機能するメインコンデンサ3とが
配設されている。冷凍サイクルは、これらコンプレッサ
2、メインコンデンサ3、フロントエバポレータ13、
サブコンデンサ22、リヤエバポレータ23を、配管に
より、第1リキッドタンク14、フロントエバポレータ
13用の第1膨脹弁15、第2リキッドタンク24、お
よびリヤエバポレータ23用の第2膨脹弁25と連結し
て構成されている。
【0023】メインコンデンサ3の入口側には回路切換
弁としての四方弁4が設けられている。この四方弁4
は、密閉ケースに1つの入口ポートと3つの出口ポート
を設けるとともに、同ケース内に前記3つの出口ポート
のうち2つの出口ポートを連通するスライド部材を設
け、このスライド部材によって選択された出口ポート以
外の出口ポートが入口ポートと連通するように構成され
ている。したがって、スライド部材の位置によって入口
ポートと連通される出口ポートが選択されることにな
る。ここでは、四方弁4の入口ポートはコンプレッサ2
の吐出側と接続され、四方弁4の3つの出力ポートは、
それぞれ、メインコンデンサ3の入口、コンプレッサ2
の吸入側(冷媒戻し通路5)、メインコンデンサ3の出
口(バイパス通路6)と接続されている。この四方弁4
により、コンプレッサ2から吐出された冷媒をメインコ
ンデンサ3に導く冷房運転用冷媒回路(以下単に「冷房
用回路」という)と、コンプレッサ2から吐出された冷
媒をメインコンデンサ3のバイパス通路6に導く暖房運
転用冷媒回路(以下単に「暖房用回路」という)とが切
り換えられる。これら冷房用回路および暖房用回路の詳
細は後で説明する。
弁としての四方弁4が設けられている。この四方弁4
は、密閉ケースに1つの入口ポートと3つの出口ポート
を設けるとともに、同ケース内に前記3つの出口ポート
のうち2つの出口ポートを連通するスライド部材を設
け、このスライド部材によって選択された出口ポート以
外の出口ポートが入口ポートと連通するように構成され
ている。したがって、スライド部材の位置によって入口
ポートと連通される出口ポートが選択されることにな
る。ここでは、四方弁4の入口ポートはコンプレッサ2
の吐出側と接続され、四方弁4の3つの出力ポートは、
それぞれ、メインコンデンサ3の入口、コンプレッサ2
の吸入側(冷媒戻し通路5)、メインコンデンサ3の出
口(バイパス通路6)と接続されている。この四方弁4
により、コンプレッサ2から吐出された冷媒をメインコ
ンデンサ3に導く冷房運転用冷媒回路(以下単に「冷房
用回路」という)と、コンプレッサ2から吐出された冷
媒をメインコンデンサ3のバイパス通路6に導く暖房運
転用冷媒回路(以下単に「暖房用回路」という)とが切
り換えられる。これら冷房用回路および暖房用回路の詳
細は後で説明する。
【0024】また、前記両ユニット10、20の外部に
は、暖房性能を高めるため、コンプレッサ2の吸入側と
リヤエバポレータ23の出口との間に、第3エバポレー
タとして機能するサブエバポレータ30が配設されてい
る。サブエバポレータ30は、内部を流通する冷媒をエ
ンジン冷却水(温水)との熱交換により加熱する機能を
有している。その構造は、たとえば、図4に示すとおり
である。また、この場合、好ましくは第2膨脹弁25の
感熱部27はサブエバポレータ30の出口に取り付けら
れている。
は、暖房性能を高めるため、コンプレッサ2の吸入側と
リヤエバポレータ23の出口との間に、第3エバポレー
タとして機能するサブエバポレータ30が配設されてい
る。サブエバポレータ30は、内部を流通する冷媒をエ
ンジン冷却水(温水)との熱交換により加熱する機能を
有している。その構造は、たとえば、図4に示すとおり
である。また、この場合、好ましくは第2膨脹弁25の
感熱部27はサブエバポレータ30の出口に取り付けら
れている。
【0025】このようなサブエバポレータ30を設ける
ことで、たとえ低温のため空気と熱交換してもただちに
暖房用として使用できないエンジン冷却水であっても、
当該サブエバポレータ30において流入した冷媒と熱交
換させることにより、その冷媒はエンジン冷却水が保有
する熱を有効に取り込んで加熱された(つまり、エンタ
ルピーが増加した)後、コンプレッサ2に戻され、再度
コンプレッサ2で加圧されることになるので、コンプレ
ッサ2から吐出される冷媒はより高温の冷媒となって、
サブコンデンサ22に供給されることになる。その結
果、サブコンデンサ22において熱交換された空気はよ
り高温となるため、より高い暖房性能が発揮され、即暖
性も向上することになる。しかも、上記のように第2膨
脹弁25の感熱部27をサブエバポレータ30の出口に
設けた場合には、サブエバポレータ30で加熱された後
の冷媒の温度によって冷媒の流量が調整されるため、サ
ブエバポレータ30作動時にはより多量の冷媒が循環す
るようになり、より一層暖房性能アップが促進される。
ことで、たとえ低温のため空気と熱交換してもただちに
暖房用として使用できないエンジン冷却水であっても、
当該サブエバポレータ30において流入した冷媒と熱交
換させることにより、その冷媒はエンジン冷却水が保有
する熱を有効に取り込んで加熱された(つまり、エンタ
ルピーが増加した)後、コンプレッサ2に戻され、再度
コンプレッサ2で加圧されることになるので、コンプレ
ッサ2から吐出される冷媒はより高温の冷媒となって、
サブコンデンサ22に供給されることになる。その結
果、サブコンデンサ22において熱交換された空気はよ
り高温となるため、より高い暖房性能が発揮され、即暖
性も向上することになる。しかも、上記のように第2膨
脹弁25の感熱部27をサブエバポレータ30の出口に
設けた場合には、サブエバポレータ30で加熱された後
の冷媒の温度によって冷媒の流量が調整されるため、サ
ブエバポレータ30作動時にはより多量の冷媒が循環す
るようになり、より一層暖房性能アップが促進される。
【0026】なお、図1では、サブエバポレータ30は
さらにコンプレッサ2の吸入側とフロントエバポレータ
13の出口との間に設置されていることになっている
が、これに限定されるわけではない。サブエバポレータ
30は、後述するように暖房運転時にしか機能させない
ため、その設置位置については、コンプレッサ2の吸入
側とリヤエバポレータ23の出口との間にありさえすれ
ば足りる。
さらにコンプレッサ2の吸入側とフロントエバポレータ
13の出口との間に設置されていることになっている
が、これに限定されるわけではない。サブエバポレータ
30は、後述するように暖房運転時にしか機能させない
ため、その設置位置については、コンプレッサ2の吸入
側とリヤエバポレータ23の出口との間にありさえすれ
ば足りる。
【0027】暖房運転時、コンプレッサ2から吐出され
た冷媒は、通常、後述する回路(暖房用回路)を通って
リヤユニット20側にのみ流れ、フロントユニット10
側には流れない。このとき、リキッドタンク14を出た
冷媒をフロントユニット10側に導くかどうかを制御す
る電磁操作式の開閉弁(以下「第1電磁弁」という)1
6は閉じ、前記冷媒をリヤユニット20側に導くかどう
かを制御する電磁操作式の開閉弁(以下「第2電磁弁」
という)26は開いている。すなわち、この時、コンプ
レッサ2から出た冷媒は、図2に示すように、四方弁4
→バイパス通路6→第1リキッドタンク14→第2電磁
弁26→サブコンデンサ22→第2リキッドタンク25
→第2膨脹弁25→リヤエバポレータ23→サブエバポ
レータ30と流れて、コンプレッサ2に帰還する。
た冷媒は、通常、後述する回路(暖房用回路)を通って
リヤユニット20側にのみ流れ、フロントユニット10
側には流れない。このとき、リキッドタンク14を出た
冷媒をフロントユニット10側に導くかどうかを制御す
る電磁操作式の開閉弁(以下「第1電磁弁」という)1
6は閉じ、前記冷媒をリヤユニット20側に導くかどう
かを制御する電磁操作式の開閉弁(以下「第2電磁弁」
という)26は開いている。すなわち、この時、コンプ
レッサ2から出た冷媒は、図2に示すように、四方弁4
→バイパス通路6→第1リキッドタンク14→第2電磁
弁26→サブコンデンサ22→第2リキッドタンク25
→第2膨脹弁25→リヤエバポレータ23→サブエバポ
レータ30と流れて、コンプレッサ2に帰還する。
【0028】なお、ヒータコア12(たとえば、その入
口側)には電磁操作式の温水バルブ17が設けられてお
り、暖房運転時には、この温水バルブ17を開くことに
よって、エンジン1から流出した温水がヒータコア12
へ導入されるようになっている。
口側)には電磁操作式の温水バルブ17が設けられてお
り、暖房運転時には、この温水バルブ17を開くことに
よって、エンジン1から流出した温水がヒータコア12
へ導入されるようになっている。
【0029】また、サブエバポレータ30(たとえば、
その温水入口側)には流量制御弁としてたとえばアクチ
ュエータ等により開度調節可能なウォータバルブ31が
設けられており、暖房運転時において、後述するよう
に、車両の熱負荷状態に応じてそのウォータバルブ31
の開度を制御し、サブエバポレータ30を流れる温水の
流量を制御するようにしている。
その温水入口側)には流量制御弁としてたとえばアクチ
ュエータ等により開度調節可能なウォータバルブ31が
設けられており、暖房運転時において、後述するよう
に、車両の熱負荷状態に応じてそのウォータバルブ31
の開度を制御し、サブエバポレータ30を流れる温水の
流量を制御するようにしている。
【0030】一方、冷房運転時、コンプレッサ2から吐
出された冷媒は、通常、後述する回路(冷房用回路)を
通ってフロントユニット10側とリヤユニット20側の
双方に流れる。このとき、第1電磁弁16と第2電磁弁
26はともに開いている。すなわち、この時、コンプレ
ッサ2から出た冷媒は、図3に示すように、四方弁4→
メインコンデンサ3→第1リキッドタンク14と流れ
て、ここからフロントユニット10側とリヤユニット2
0側とに分岐して流れた後、サブエバポレータ30の入
口で合流して、コンプレッサ2に帰還する。より具体的
には、前者においては、第1リキッドタンク14を出た
冷媒は、第1電磁弁16→第1膨脹弁15→フロントエ
バポレータ13と流れた後、サブエバポレータ30を経
て、コンプレッサ2に帰還し、また、後者においては、
第1リキッドタンク14を出た冷媒は、第2電磁弁26
→サブコンデンサ22→第2リキッドタンク25→第2
膨脹弁25→リヤエバポレータ23と流れた後、サブエ
バポレータ30を経て、コンプレッサ2に帰還する。
出された冷媒は、通常、後述する回路(冷房用回路)を
通ってフロントユニット10側とリヤユニット20側の
双方に流れる。このとき、第1電磁弁16と第2電磁弁
26はともに開いている。すなわち、この時、コンプレ
ッサ2から出た冷媒は、図3に示すように、四方弁4→
メインコンデンサ3→第1リキッドタンク14と流れ
て、ここからフロントユニット10側とリヤユニット2
0側とに分岐して流れた後、サブエバポレータ30の入
口で合流して、コンプレッサ2に帰還する。より具体的
には、前者においては、第1リキッドタンク14を出た
冷媒は、第1電磁弁16→第1膨脹弁15→フロントエ
バポレータ13と流れた後、サブエバポレータ30を経
て、コンプレッサ2に帰還し、また、後者においては、
第1リキッドタンク14を出た冷媒は、第2電磁弁26
→サブコンデンサ22→第2リキッドタンク25→第2
膨脹弁25→リヤエバポレータ23と流れた後、サブエ
バポレータ30を経て、コンプレッサ2に帰還する。
【0031】また、上記冷媒回路の高圧側にはコンプレ
ッサ2の吐出圧力(Pd )を検出するため2つの圧力検
出手段18、28が設けられている。たとえば、第1の
圧力検出手段18は第1リキッドタンク14に設置さ
れ、第2の圧力検出手段28は第2リキッドタンク24
に設置されている。各圧力検出手段18、28は、たと
えば、3つのダイヤフラムを内蔵したいわゆるトライナ
リー方式の圧力スイッチ、または、検出した圧力を電圧
値に変換する圧力トランスデューサ(圧力センサ)で構
成されている。コンプレッサ2の吐出圧力が上昇した場
合には、後述するように、圧力検出手段18、28の出
力(コンプレッサ吐出圧力)に応じて、コンプレッサ2
の吐出圧力を下げるための各種制御が行われるようにな
っている。その際、本案では、冷房運転時と暖房運転時
とで、作動させる圧力検出手段18、28をどちらか一
方に切り換えるようにしている(コンデンサ通過後の液
体冷媒の圧力をコンプレッサ吐出圧力として代用するた
め)。具体的には、冷房運転時には第1圧力検出手段1
8の出力を使用し、暖房運転時には第2圧力検出手段2
8の出力を使用する。
ッサ2の吐出圧力(Pd )を検出するため2つの圧力検
出手段18、28が設けられている。たとえば、第1の
圧力検出手段18は第1リキッドタンク14に設置さ
れ、第2の圧力検出手段28は第2リキッドタンク24
に設置されている。各圧力検出手段18、28は、たと
えば、3つのダイヤフラムを内蔵したいわゆるトライナ
リー方式の圧力スイッチ、または、検出した圧力を電圧
値に変換する圧力トランスデューサ(圧力センサ)で構
成されている。コンプレッサ2の吐出圧力が上昇した場
合には、後述するように、圧力検出手段18、28の出
力(コンプレッサ吐出圧力)に応じて、コンプレッサ2
の吐出圧力を下げるための各種制御が行われるようにな
っている。その際、本案では、冷房運転時と暖房運転時
とで、作動させる圧力検出手段18、28をどちらか一
方に切り換えるようにしている(コンデンサ通過後の液
体冷媒の圧力をコンプレッサ吐出圧力として代用するた
め)。具体的には、冷房運転時には第1圧力検出手段1
8の出力を使用し、暖房運転時には第2圧力検出手段2
8の出力を使用する。
【0032】なお、上記したように、四方弁4の出口側
(出口ポートの1つ)とコンプレッサ2の吸入側との間
には冷媒戻し通路5が設けられているが、この冷媒戻し
通路5は、外気温度が低く、エンジン冷却水をただちに
暖房用熱源として使用できない場合に、メインコンデン
サ3等に滞留しているいわゆる寝込み冷媒をコンプレッ
サ2に戻し、多量の冷媒を用いて性能の高い暖房ができ
るようにするためのものである。
(出口ポートの1つ)とコンプレッサ2の吸入側との間
には冷媒戻し通路5が設けられているが、この冷媒戻し
通路5は、外気温度が低く、エンジン冷却水をただちに
暖房用熱源として使用できない場合に、メインコンデン
サ3等に滞留しているいわゆる寝込み冷媒をコンプレッ
サ2に戻し、多量の冷媒を用いて性能の高い暖房ができ
るようにするためのものである。
【0033】また、図1〜図3中、7はメインコンデン
サ3を冷却するための電動ファンであり、40、41、
42はそれぞれ反対方向の流れを阻止するための逆止弁
である。
サ3を冷却するための電動ファンであり、40、41、
42はそれぞれ反対方向の流れを阻止するための逆止弁
である。
【0034】また、図1〜図3では明示していないが、
好ましくはサブエバポレータ30とコンプレッサ2との
間にアキュムレータが設けられている。アキュムレータ
は、冷媒を貯溜する比較的容量のある容器であるため、
仮に冷媒が液状体で帰還してきても、これを気化してコ
ンプレッサ2に戻すことができ、液圧縮によるコンプレ
ッサ2の破損を防止することができる。
好ましくはサブエバポレータ30とコンプレッサ2との
間にアキュムレータが設けられている。アキュムレータ
は、冷媒を貯溜する比較的容量のある容器であるため、
仮に冷媒が液状体で帰還してきても、これを気化してコ
ンプレッサ2に戻すことができ、液圧縮によるコンプレ
ッサ2の破損を防止することができる。
【0035】次に、作用を説明する。暖房運転初期 暖房運転開始時に外気温度が低い場合には、エンジン冷
却水の温度も低く、これをただちに暖房用として使用す
ることはできない(ヒータコア12の場合)。また、冷
媒もメインコンデンサ3等の内部に寝込んでおり、コン
プレッサ2にはあまり存在していない。この状態で後席
を暖房する場合には、まず、第1電磁弁16を閉状態、
第2電磁弁26を開状態、ウォータバルブ31を全開状
態、四方弁4を図2に示す状態にそれぞれ設定する。
却水の温度も低く、これをただちに暖房用として使用す
ることはできない(ヒータコア12の場合)。また、冷
媒もメインコンデンサ3等の内部に寝込んでおり、コン
プレッサ2にはあまり存在していない。この状態で後席
を暖房する場合には、まず、第1電磁弁16を閉状態、
第2電磁弁26を開状態、ウォータバルブ31を全開状
態、四方弁4を図2に示す状態にそれぞれ設定する。
【0036】この状態でコンプレッサ2をONすると、
主としてメインコンデンサ3等の内部に寝込んでいる冷
媒が、四方弁4および冷媒戻し通路5を通ってコンプレ
ッサ2の吸入側に導かれ、回収される。
主としてメインコンデンサ3等の内部に寝込んでいる冷
媒が、四方弁4および冷媒戻し通路5を通ってコンプレ
ッサ2の吸入側に導かれ、回収される。
【0037】これにより、コンプレッサ2は多量の冷媒
を吐出しうる運転状態となり、コンプレッサ2から吐出
された高温高圧の冷媒は、フロントユニット10側には
流れず、四方弁4→バイパス通路6→第1リキッドタン
ク14→第2電磁弁26→サブコンデンサ22→第2リ
キッドタンク25→第2膨脹弁25→リヤエバポレータ
23→サブエバポレータ30とリヤユニット20側のみ
を流れて、コンプレッサ2に帰還する。この循環過程に
おいて、サブエバポレータ30に流入した低温低圧の冷
媒は、エンジン冷却水との熱交換により加熱され、より
高温となってコンプレッサ2に吸入され、再度圧縮され
る。これにより、コンプレッサ2に帰還し再度圧縮され
た冷媒は、エンタルピーが増加して(つまり、サイクル
バランスが上昇して)より高温高圧となって吐出される
ことになる。しかも、ここでは、第2膨脹弁25の開度
(つまり、冷媒の流量)が感熱部27で検知されるサブ
エバポレータ30出口の冷媒温度によって調整されるた
め、上記のようにサブエバポレータ30出口の冷媒温度
がエンジン冷却水との熱交換により上昇すると、第2膨
脹弁25の開度が大きくなり、より多量の冷媒が循環す
るようになる。サブコンデンサ22の暖房能力(放熱性
能)は冷媒の温度と流量に関係するため、このように吐
出冷媒の温度が上昇しかつ流量も増加することで、より
高い暖房性能が発揮されることになる。また、このよう
な傾向は時間の経過につれて増幅されることから、いわ
ゆる即暖性も向上することになる。すなわち、この運転
をしばらく継続して行っている間にエンジン冷却水の温
度が上昇してくると、サブエバポレータ30でのエンジ
ン冷却水から冷媒への吸熱量自体が増加し、コンプレッ
サ2に吸入される冷媒の温度は相乗的に上昇することに
なり、大幅な暖房性能および即暖性の向上が図られる。
を吐出しうる運転状態となり、コンプレッサ2から吐出
された高温高圧の冷媒は、フロントユニット10側には
流れず、四方弁4→バイパス通路6→第1リキッドタン
ク14→第2電磁弁26→サブコンデンサ22→第2リ
キッドタンク25→第2膨脹弁25→リヤエバポレータ
23→サブエバポレータ30とリヤユニット20側のみ
を流れて、コンプレッサ2に帰還する。この循環過程に
おいて、サブエバポレータ30に流入した低温低圧の冷
媒は、エンジン冷却水との熱交換により加熱され、より
高温となってコンプレッサ2に吸入され、再度圧縮され
る。これにより、コンプレッサ2に帰還し再度圧縮され
た冷媒は、エンタルピーが増加して(つまり、サイクル
バランスが上昇して)より高温高圧となって吐出される
ことになる。しかも、ここでは、第2膨脹弁25の開度
(つまり、冷媒の流量)が感熱部27で検知されるサブ
エバポレータ30出口の冷媒温度によって調整されるた
め、上記のようにサブエバポレータ30出口の冷媒温度
がエンジン冷却水との熱交換により上昇すると、第2膨
脹弁25の開度が大きくなり、より多量の冷媒が循環す
るようになる。サブコンデンサ22の暖房能力(放熱性
能)は冷媒の温度と流量に関係するため、このように吐
出冷媒の温度が上昇しかつ流量も増加することで、より
高い暖房性能が発揮されることになる。また、このよう
な傾向は時間の経過につれて増幅されることから、いわ
ゆる即暖性も向上することになる。すなわち、この運転
をしばらく継続して行っている間にエンジン冷却水の温
度が上昇してくると、サブエバポレータ30でのエンジ
ン冷却水から冷媒への吸熱量自体が増加し、コンプレッ
サ2に吸入される冷媒の温度は相乗的に上昇することに
なり、大幅な暖房性能および即暖性の向上が図られる。
【0038】このとき、リヤユニット20内に取り込ま
れた空気は、リヤエバポレータ23において除湿冷房さ
れ、さらにサブコンデンサ22において加熱された後、
流下し、所定の吹出口から車室内に吹き出される。これ
により、除湿した空気を加熱する除湿暖房が実現され
る。
れた空気は、リヤエバポレータ23において除湿冷房さ
れ、さらにサブコンデンサ22において加熱された後、
流下し、所定の吹出口から車室内に吹き出される。これ
により、除湿した空気を加熱する除湿暖房が実現され
る。
【0039】なお、吹出し風温度がある程度高くなるま
で、エアミックスドア(図示せず)により空気がサブコ
ンデンサ22を通過しないようにする制御を加えること
も可能である。
で、エアミックスドア(図示せず)により空気がサブコ
ンデンサ22を通過しないようにする制御を加えること
も可能である。
【0040】以上は、後席の暖房についてであるが、前
席については、専らエンジン冷却水を利用して暖房が行
われる。そのため、エンジン1始動後にエンジン冷却水
が暖房用として使用できる程度に上昇するまで、温水バ
ルブ17を閉じるか、またはエアミックスドア(図示せ
ず)により空気がヒータコア12を通過しないようにす
るかどちらか一方または両方の制御を行うことが好まし
い。
席については、専らエンジン冷却水を利用して暖房が行
われる。そのため、エンジン1始動後にエンジン冷却水
が暖房用として使用できる程度に上昇するまで、温水バ
ルブ17を閉じるか、またはエアミックスドア(図示せ
ず)により空気がヒータコア12を通過しないようにす
るかどちらか一方または両方の制御を行うことが好まし
い。
【0041】なお、暖房運転初期においても、たとえ
ば、急加速時などにアクセルを踏み込むなどしてエンジ
ン1の回数数、したがってコンプレッサ2の回転数が急
激に増大し、コンプレッサ1の吐出圧力が急上昇するこ
とがありうるので、コンプレッサ2保護のため、コンプ
レッサ2の吐出圧力を下げるための制御を行う必要があ
るが、このことは安定時においても同様であるため、次
でまとめて説明することにする。
ば、急加速時などにアクセルを踏み込むなどしてエンジ
ン1の回数数、したがってコンプレッサ2の回転数が急
激に増大し、コンプレッサ1の吐出圧力が急上昇するこ
とがありうるので、コンプレッサ2保護のため、コンプ
レッサ2の吐出圧力を下げるための制御を行う必要があ
るが、このことは安定時においても同様であるため、次
でまとめて説明することにする。
【0042】暖房運転安定時 エンジン冷却水の温度がある程度上昇し、車室内の温度
もある程度上昇すると、特に後席の暖房においては、車
両の熱負荷状態に応じて、所定の暖房性能が得られるよ
う、たとえばアクチュエータなどによりウォータバルブ
31の開度を制御してサブエバポレータ30に流れる温
水流量を制御する。
もある程度上昇すると、特に後席の暖房においては、車
両の熱負荷状態に応じて、所定の暖房性能が得られるよ
う、たとえばアクチュエータなどによりウォータバルブ
31の開度を制御してサブエバポレータ30に流れる温
水流量を制御する。
【0043】図5は温水安定時におけるウォータバルブ
開度と暖房性能との関係の説明に供するグラフである。
同図からわかるように、温水安定時においては、ウォー
タバルブ31の開度を大きくするほど、冷凍サイクルを
循環する冷媒流量が増大し、コンプレッサ2の吐出圧力
(Pd )が大きくなり、吹出し風温度が上昇する。この
原理は、すでに説明したとおりであって、ウォータバル
ブ31の開度を大きくすると、サブエバポレータ30に
流れる温水流量が増大して冷媒との熱交換量が増加しサ
ブエバポレータ30出口の冷媒温度が上昇する。その結
果、第2膨脹弁25の開度が大きくなって冷媒流量が増
大するとともに、コンプレッサ2に吸入される冷媒温度
の上昇に伴ってコンプレッサ2の吐出圧力も増大する。
これにより、サブコンデンサ22での放熱能力が高まり
吹出し風温度が上昇する。
開度と暖房性能との関係の説明に供するグラフである。
同図からわかるように、温水安定時においては、ウォー
タバルブ31の開度を大きくするほど、冷凍サイクルを
循環する冷媒流量が増大し、コンプレッサ2の吐出圧力
(Pd )が大きくなり、吹出し風温度が上昇する。この
原理は、すでに説明したとおりであって、ウォータバル
ブ31の開度を大きくすると、サブエバポレータ30に
流れる温水流量が増大して冷媒との熱交換量が増加しサ
ブエバポレータ30出口の冷媒温度が上昇する。その結
果、第2膨脹弁25の開度が大きくなって冷媒流量が増
大するとともに、コンプレッサ2に吸入される冷媒温度
の上昇に伴ってコンプレッサ2の吐出圧力も増大する。
これにより、サブコンデンサ22での放熱能力が高まり
吹出し風温度が上昇する。
【0044】具体的な制御としては、たとえば、外気温
度がそれほど低くない時など車両の熱負荷状態(所要の
暖房能力)がエンジン冷却水の熱量を必要としない程度
である場合には、ウォータバルブ31を全閉状態にし
て、サブエバポレータ30にエンジン冷却水が流入しな
いようにする。これにより、コンプレッサ2に帰還する
冷媒がサブエバポレータ30で不必要に加熱されること
がなくなる。
度がそれほど低くない時など車両の熱負荷状態(所要の
暖房能力)がエンジン冷却水の熱量を必要としない程度
である場合には、ウォータバルブ31を全閉状態にし
て、サブエバポレータ30にエンジン冷却水が流入しな
いようにする。これにより、コンプレッサ2に帰還する
冷媒がサブエバポレータ30で不必要に加熱されること
がなくなる。
【0045】逆に、外気温度がきわめて低い時など車両
の熱負荷状態(所要の暖房能力)がきわめて高い場合
(過負荷時)には、ウォータバルブ31を全開状態にし
て、サブエバポレータ30に最大量のエンジン冷却水が
流入するようにする。これにより、コンプレッサ2に帰
還する冷媒がサブエバポレータ30で最大限に加熱され
ることになり、システムとしての最大暖房能力が発揮さ
れる。
の熱負荷状態(所要の暖房能力)がきわめて高い場合
(過負荷時)には、ウォータバルブ31を全開状態にし
て、サブエバポレータ30に最大量のエンジン冷却水が
流入するようにする。これにより、コンプレッサ2に帰
還する冷媒がサブエバポレータ30で最大限に加熱され
ることになり、システムとしての最大暖房能力が発揮さ
れる。
【0046】また、中間段階においては、車両の熱負荷
状態に応じた所定の暖房性能が得られるようにウォータ
バルブ31の開度を制御してサブエバポレータ30に流
れる温水流量を制御する。
状態に応じた所定の暖房性能が得られるようにウォータ
バルブ31の開度を制御してサブエバポレータ30に流
れる温水流量を制御する。
【0047】このように、車両の熱負荷状態に応じてウ
ォータバルブ31の開度を制御することによって、きめ
細かな暖房性能を引き出すことが可能となる。
ォータバルブ31の開度を制御することによって、きめ
細かな暖房性能を引き出すことが可能となる。
【0048】次に、コンプレッサ2の吐出圧力が上昇し
たときの保護対策として、ここでは、以下の方策を講じ
ている。
たときの保護対策として、ここでは、以下の方策を講じ
ている。
【0049】実施例1:ここでは、コンプレッサ2の吐
出圧力に応じてウォータバルブ31のON/OFF制御
とコンプレッサ2のON/OFF制御を行う。
出圧力に応じてウォータバルブ31のON/OFF制御
とコンプレッサ2のON/OFF制御を行う。
【0050】図6はその制御特性の一例を示したもので
ある。すなわち、コンプレッサ2のON/OFF制御を
行う前段階において、第2リキッドタンク24内の圧力
検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、たと
えば、第1設定値としての23kg/cm2G以上になるとウ
ォータバルブ31を全閉(OFF)状態にし、第2設定
値としての20kg/cm2G以下に下がると再びウォータバ
ルブ31を全開(ON)状態にする(なお、コンプレッ
サ吐出圧力が20kg/cm2G前後のときは上記した温水流
量制御においてウォータバルブ31を全開にすべき過負
荷状態にあるものとする)。
ある。すなわち、コンプレッサ2のON/OFF制御を
行う前段階において、第2リキッドタンク24内の圧力
検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、たと
えば、第1設定値としての23kg/cm2G以上になるとウ
ォータバルブ31を全閉(OFF)状態にし、第2設定
値としての20kg/cm2G以下に下がると再びウォータバ
ルブ31を全開(ON)状態にする(なお、コンプレッ
サ吐出圧力が20kg/cm2G前後のときは上記した温水流
量制御においてウォータバルブ31を全開にすべき過負
荷状態にあるものとする)。
【0051】この過負荷状態においては、上記したよう
に、通常は、ウォータバルブ31を全開にしてサブエバ
ポレータ30を作動させており、冷凍サイクルは、定常
的に、コンプレッサ2の吐出圧力が比較的高い状態(2
0kg/cm2G前後)で作動していることになる。この状態
においてウォータバルブ31を全閉状態にするとコンプ
レッサ2の吐出圧力が低下するので(図5参照)、コン
プレッサ2の圧力上昇を抑制してその保護を図ることが
できる。
に、通常は、ウォータバルブ31を全開にしてサブエバ
ポレータ30を作動させており、冷凍サイクルは、定常
的に、コンプレッサ2の吐出圧力が比較的高い状態(2
0kg/cm2G前後)で作動していることになる。この状態
においてウォータバルブ31を全閉状態にするとコンプ
レッサ2の吐出圧力が低下するので(図5参照)、コン
プレッサ2の圧力上昇を抑制してその保護を図ることが
できる。
【0052】なお、ウォータバルブ31を全閉状態にし
た場合にはコンプレッサ2の吐出圧力が低下すると同時
に吹出し風温度も低下することになるが(図5参照)、
実験によれば、ウォータバルブ31をON/OFFする
基準値を適当に設定することにより、吹出し風温度の変
化を乗員が違和感を感じない程度に小さく抑えることが
でき、快適性を損わないことがわかった。たとえば、図
6に示す制御特性の場合、ウォータバルブ31のON/
OFFによる吹出し風温度の変化は、約3分(温度上
昇)プラス約1分(温度下降)の周期で、約10℃以内
であった。
た場合にはコンプレッサ2の吐出圧力が低下すると同時
に吹出し風温度も低下することになるが(図5参照)、
実験によれば、ウォータバルブ31をON/OFFする
基準値を適当に設定することにより、吹出し風温度の変
化を乗員が違和感を感じない程度に小さく抑えることが
でき、快適性を損わないことがわかった。たとえば、図
6に示す制御特性の場合、ウォータバルブ31のON/
OFFによる吹出し風温度の変化は、約3分(温度上
昇)プラス約1分(温度下降)の周期で、約10℃以内
であった。
【0053】さらに、ウォータバルブ31のON/OF
F制御では対応しきれない程度にコンプレッサ吐出圧力
が上昇した場合に備え、従来と同様、コンプレッサ2の
ON/OFF制御をも行う。具体的には、第2リキッド
タンク24内の圧力検出手段28の出力(コンプレッサ
吐出圧力)が、たとえば、コンプレッサ2を停止すべき
基準値としての27kg/cm2G以上に上昇するとコンプレ
ッサ2を停止(OFF)し、20kg/cm2G以下に下がる
と再びコンプレッサ2を作動(ON)する。
F制御では対応しきれない程度にコンプレッサ吐出圧力
が上昇した場合に備え、従来と同様、コンプレッサ2の
ON/OFF制御をも行う。具体的には、第2リキッド
タンク24内の圧力検出手段28の出力(コンプレッサ
吐出圧力)が、たとえば、コンプレッサ2を停止すべき
基準値としての27kg/cm2G以上に上昇するとコンプレ
ッサ2を停止(OFF)し、20kg/cm2G以下に下がる
と再びコンプレッサ2を作動(ON)する。
【0054】この制御を行うための圧力検出手段28と
しては、トライナリー方式の圧力スイッチでも圧力トラ
ンスデューサ(圧力センサ)でもよいが、ON/OFF
の頻度、耐久性、設定値の変更の容易性などを考慮し
て、後者の圧力トランスデューサ(圧力センサ)を使用
するのが好ましい。
しては、トライナリー方式の圧力スイッチでも圧力トラ
ンスデューサ(圧力センサ)でもよいが、ON/OFF
の頻度、耐久性、設定値の変更の容易性などを考慮し
て、後者の圧力トランスデューサ(圧力センサ)を使用
するのが好ましい。
【0055】したがって、本実施例によれば、コンプレ
ッサ2の吐出圧力が上昇したときにコンプレッサ2のO
N/OFF制御を行う前段階においてウォータバルブ3
1のON/OFF制御を行ってコンプレッサ2の吐出圧
力を下げるようにしたので、圧力上昇時のコンプレッサ
2のON/OFF制御の作動頻度が減少し、ドライバビ
リティーの向上が図られる。しかも、その際、吹出し風
の温度変化を乗員の快適性を損わない程度に小さく抑え
ることができる。
ッサ2の吐出圧力が上昇したときにコンプレッサ2のO
N/OFF制御を行う前段階においてウォータバルブ3
1のON/OFF制御を行ってコンプレッサ2の吐出圧
力を下げるようにしたので、圧力上昇時のコンプレッサ
2のON/OFF制御の作動頻度が減少し、ドライバビ
リティーの向上が図られる。しかも、その際、吹出し風
の温度変化を乗員の快適性を損わない程度に小さく抑え
ることができる。
【0056】また、コンプレッサ2のON/OFF制御
に加えてウォータバルブ31のON/OFF制御を行う
ため、圧力上昇に対する保護手段が1段階増えることに
なり、信頼性が向上する。
に加えてウォータバルブ31のON/OFF制御を行う
ため、圧力上昇に対する保護手段が1段階増えることに
なり、信頼性が向上する。
【0057】なお、上記のウォータバルブ31のON/
OFF制御に代えてウォータバルブ31の開度をコンプ
レッサ吐出圧力に応じて連続的に可変することにより、
コンプレッサ2の圧力上昇を抑えるようにすることも可
能である。この場合には、あらかじめ、実験などによ
り、吹出し風温度変化が小さくなるように、コンプレッ
サ回転数(エンジン回転数)をも考慮したマップデータ
を作成しておく。また、圧力検出手段28としては、連
続的な出力が可能な圧力トランスデューサ(圧力セン
サ)を使用する。
OFF制御に代えてウォータバルブ31の開度をコンプ
レッサ吐出圧力に応じて連続的に可変することにより、
コンプレッサ2の圧力上昇を抑えるようにすることも可
能である。この場合には、あらかじめ、実験などによ
り、吹出し風温度変化が小さくなるように、コンプレッ
サ回転数(エンジン回転数)をも考慮したマップデータ
を作成しておく。また、圧力検出手段28としては、連
続的な出力が可能な圧力トランスデューサ(圧力セン
サ)を使用する。
【0058】実施例2:ここでは、コンプレッサ2の吐
出圧力に応じて第1電磁弁16の開閉制御とコンプレッ
サ2のON/OFF制御を行う。このとき、圧力検出手
段28としては、トライナリー方式の圧力スイッチでも
圧力トランスデューサ(圧力センサ)でもよい。
出圧力に応じて第1電磁弁16の開閉制御とコンプレッ
サ2のON/OFF制御を行う。このとき、圧力検出手
段28としては、トライナリー方式の圧力スイッチでも
圧力トランスデューサ(圧力センサ)でもよい。
【0059】図7はその制御特性の一例を示したもので
ある。すなわち、コンプレッサ2のON/OFF制御を
行う前段階において、第2リキッドタンク24内の圧力
検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、たと
えば、第3設定値としての15.5kg/cm2G以上になる
と第1電磁弁16を開状態にし、第4設定値としての1
0kg/cm2G以下に下がると再び第1電磁弁16を閉状態
にする。
ある。すなわち、コンプレッサ2のON/OFF制御を
行う前段階において、第2リキッドタンク24内の圧力
検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、たと
えば、第3設定値としての15.5kg/cm2G以上になる
と第1電磁弁16を開状態にし、第4設定値としての1
0kg/cm2G以下に下がると再び第1電磁弁16を閉状態
にする。
【0060】暖房運転時には、上記したように、フロン
トユニット10側へ冷媒を流さないため第1電磁弁16
は閉じられている(図2参照)。この状態において第1
電磁弁16を開いてリキッドタンク14を出た冷媒の一
部がフロントユニット10側へ流れるようにした場合に
は、フロントエバポレータ13内にも冷媒が流れ込むた
めリヤユニット20側への冷媒の流量が減少し、また、
フロントエバポレータ13に直接凝縮しきれない冷媒が
流れるためフロントエバポレータ13がコンデンサとし
て機能するようになることから、コンプレッサ吐出圧力
が低下する。
トユニット10側へ冷媒を流さないため第1電磁弁16
は閉じられている(図2参照)。この状態において第1
電磁弁16を開いてリキッドタンク14を出た冷媒の一
部がフロントユニット10側へ流れるようにした場合に
は、フロントエバポレータ13内にも冷媒が流れ込むた
めリヤユニット20側への冷媒の流量が減少し、また、
フロントエバポレータ13に直接凝縮しきれない冷媒が
流れるためフロントエバポレータ13がコンデンサとし
て機能するようになることから、コンプレッサ吐出圧力
が低下する。
【0061】さらに、第1電磁弁16の開閉制御では対
応しきれない程度にコンプレッサ吐出圧力が上昇した場
合に備えて、従来と同様、コンプレッサ2のON/OF
F制御をも行う。具体的には、第2リキッドタンク24
内の圧力検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)
が、たとえば、コンプレッサ2を停止すべき基準値とし
ての27kg/cm2G以上に上昇するとコンプレッサ2を停
止(OFF)し、21kg/cm2G以下に下がると再びコン
プレッサ2を作動(ON)する。
応しきれない程度にコンプレッサ吐出圧力が上昇した場
合に備えて、従来と同様、コンプレッサ2のON/OF
F制御をも行う。具体的には、第2リキッドタンク24
内の圧力検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)
が、たとえば、コンプレッサ2を停止すべき基準値とし
ての27kg/cm2G以上に上昇するとコンプレッサ2を停
止(OFF)し、21kg/cm2G以下に下がると再びコン
プレッサ2を作動(ON)する。
【0062】したがって、本実施例によれば、コンプレ
ッサ2の吐出圧力が上昇したときにコンプレッサ2のO
N/OFF制御を行う前段階において第1電磁弁16の
開閉制御を行ってコンプレッサ2の吐出圧力を下げるよ
うにしたので、圧力上昇時のコンプレッサ2のON/O
FF制御の作動頻度が減少し、ドライバビリティーの向
上が図られる。しかも、その際、リヤユニット20側に
ついては通常の暖房運転が継続されているため、後席の
暖房作用を損うことはない。
ッサ2の吐出圧力が上昇したときにコンプレッサ2のO
N/OFF制御を行う前段階において第1電磁弁16の
開閉制御を行ってコンプレッサ2の吐出圧力を下げるよ
うにしたので、圧力上昇時のコンプレッサ2のON/O
FF制御の作動頻度が減少し、ドライバビリティーの向
上が図られる。しかも、その際、リヤユニット20側に
ついては通常の暖房運転が継続されているため、後席の
暖房作用を損うことはない。
【0063】また、コンプレッサ2のON/OFF制御
に加えて第1電磁弁16の開閉制御を行うため、圧力上
昇に対する保護手段が1段階増えることになり、信頼性
が向上する。
に加えて第1電磁弁16の開閉制御を行うため、圧力上
昇に対する保護手段が1段階増えることになり、信頼性
が向上する。
【0064】実施例3:ここでは、コンプレッサ2の吐
出圧力に応じて四方弁4の切換え制御とコンプレッサ2
のON/OFF制御を行う。このとき、圧力検出手段2
8としては、トライナリー方式の圧力スイッチでも圧力
トランスデューサ(圧力センサ)でもよい。
出圧力に応じて四方弁4の切換え制御とコンプレッサ2
のON/OFF制御を行う。このとき、圧力検出手段2
8としては、トライナリー方式の圧力スイッチでも圧力
トランスデューサ(圧力センサ)でもよい。
【0065】図8はその制御特性の一例を示したもので
ある。すなわち、コンプレッサ2のON/OFF制御を
行う前段階において、第2リキッドタンク24内の圧力
検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、たと
えば、第5設定値としての15.5kg/cm2G以上になる
と四方弁4を切り換えてメインコンデンサ3に冷媒を流
し、第6設定値としての10kg/cm2G以下に下がると再
度四方弁4を切り換えてメインコンデンサ3に冷媒が流
れないようにする。
ある。すなわち、コンプレッサ2のON/OFF制御を
行う前段階において、第2リキッドタンク24内の圧力
検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、たと
えば、第5設定値としての15.5kg/cm2G以上になる
と四方弁4を切り換えてメインコンデンサ3に冷媒を流
し、第6設定値としての10kg/cm2G以下に下がると再
度四方弁4を切り換えてメインコンデンサ3に冷媒が流
れないようにする。
【0066】暖房運転時には、上記したように、メイン
コンデンサ3へは冷媒を流さない(図2参照)。この状
態において四方弁4を切り換えてコンプレッサ2から吐
出された冷媒がメインコンデンサ3へ流れるようにした
場合には、メインコンデンサ3に当たる外気(低温外
気)と熱交換されるため、凝縮能力が上がり、コンプレ
ッサ吐出圧力が低下する。
コンデンサ3へは冷媒を流さない(図2参照)。この状
態において四方弁4を切り換えてコンプレッサ2から吐
出された冷媒がメインコンデンサ3へ流れるようにした
場合には、メインコンデンサ3に当たる外気(低温外
気)と熱交換されるため、凝縮能力が上がり、コンプレ
ッサ吐出圧力が低下する。
【0067】さらに、四方弁4の切換え制御では対応し
きれない程度にコンプレッサ吐出圧力が上昇した場合に
備え、従来と同様、コンプレッサ2のON/OFF制御
をも行う。具体的には、第2リキッドタンク24内の圧
力検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、た
とえば、コンプレッサ2を停止すべき基準値としての2
7kg/cm2G以上に上昇するとコンプレッサ2を停止(O
FF)し、21kg/cm2G以下に下がると再びコンプレッ
サ2を作動(ON)する。
きれない程度にコンプレッサ吐出圧力が上昇した場合に
備え、従来と同様、コンプレッサ2のON/OFF制御
をも行う。具体的には、第2リキッドタンク24内の圧
力検出手段28の出力(コンプレッサ吐出圧力)が、た
とえば、コンプレッサ2を停止すべき基準値としての2
7kg/cm2G以上に上昇するとコンプレッサ2を停止(O
FF)し、21kg/cm2G以下に下がると再びコンプレッ
サ2を作動(ON)する。
【0068】したがって、本実施例によれば、コンプレ
ッサ2の吐出圧力が上昇したときにコンプレッサ2のO
N/OFF制御を行う前段階において四方弁4の切換え
制御を行ってコンプレッサ2の吐出圧力を下げるように
したので、圧力上昇時のコンプレッサ2のON/OFF
制御の作動頻度が減少し、ドライバビリティーの向上が
図られる。
ッサ2の吐出圧力が上昇したときにコンプレッサ2のO
N/OFF制御を行う前段階において四方弁4の切換え
制御を行ってコンプレッサ2の吐出圧力を下げるように
したので、圧力上昇時のコンプレッサ2のON/OFF
制御の作動頻度が減少し、ドライバビリティーの向上が
図られる。
【0069】また、コンプレッサ2のON/OFF制御
に加えて四方弁4の切換え制御を行うため、圧力上昇に
対する保護手段が1段階増えることになり、信頼性が向
上する。
に加えて四方弁4の切換え制御を行うため、圧力上昇に
対する保護手段が1段階増えることになり、信頼性が向
上する。
【0070】冷房運転時 前後席を共に冷房する場合には、第1電磁弁16および
第2電磁弁26をそれぞれ開状態、四方弁4を図3に示
す状態、ウォータバルブ31を全閉状態にそれぞれ設定
する。なお、前席に対し温度調節を行う場合には、温水
バルブ17を開いておく。
第2電磁弁26をそれぞれ開状態、四方弁4を図3に示
す状態、ウォータバルブ31を全閉状態にそれぞれ設定
する。なお、前席に対し温度調節を行う場合には、温水
バルブ17を開いておく。
【0071】この状態でコンプレッサ2をONすると、
コンプレッサ2から吐出された冷媒は、フロントユニッ
ト10側とリヤユニット20側の双方に流れる。すなわ
ち、コンプレッサ2から出た冷媒は、図3に示すよう
に、四方弁4→メインコンデンサ3→第1リキッドタン
ク14と流れて、ここからフロントユニット10側とリ
ヤユニット20側とに分岐して流れた後、サブエバポレ
ータ30の入口で合流して、コンプレッサ2に帰還す
る。より具体的には、前者においては、第1リキッドタ
ンク14を出た冷媒は、第1電磁弁16→第1膨脹弁1
5→フロントエバポレータ13と流れた後、サブエバポ
レータ30を経て、コンプレッサ2に帰還し、また、後
者においては、第1リキッドタンク14を出た冷媒は、
第2電磁弁26→サブコンデンサ22→第2リキッドタ
ンク25→第2膨脹弁25→リヤエバポレータ23と流
れた後、サブエバポレータ30を経て、コンプレッサ2
に帰還する。なお、この循環過程において、リヤユニッ
ト20内のサブコンデンサ22にはメインコンデンサ3
によりすでに凝縮液化された液冷媒が供給されるため、
サブコンデンサ22の熱交換器としての能力はあまりな
い。また、この時には、上記のようにウォータバルブ3
1を全閉してサブエバポレータ30への温水の流入を阻
止しているため、サブエバポレータ30は機能せず、し
たがって低圧側の温度上昇が防止されるので、冷房性能
が損われることはない。
コンプレッサ2から吐出された冷媒は、フロントユニッ
ト10側とリヤユニット20側の双方に流れる。すなわ
ち、コンプレッサ2から出た冷媒は、図3に示すよう
に、四方弁4→メインコンデンサ3→第1リキッドタン
ク14と流れて、ここからフロントユニット10側とリ
ヤユニット20側とに分岐して流れた後、サブエバポレ
ータ30の入口で合流して、コンプレッサ2に帰還す
る。より具体的には、前者においては、第1リキッドタ
ンク14を出た冷媒は、第1電磁弁16→第1膨脹弁1
5→フロントエバポレータ13と流れた後、サブエバポ
レータ30を経て、コンプレッサ2に帰還し、また、後
者においては、第1リキッドタンク14を出た冷媒は、
第2電磁弁26→サブコンデンサ22→第2リキッドタ
ンク25→第2膨脹弁25→リヤエバポレータ23と流
れた後、サブエバポレータ30を経て、コンプレッサ2
に帰還する。なお、この循環過程において、リヤユニッ
ト20内のサブコンデンサ22にはメインコンデンサ3
によりすでに凝縮液化された液冷媒が供給されるため、
サブコンデンサ22の熱交換器としての能力はあまりな
い。また、この時には、上記のようにウォータバルブ3
1を全閉してサブエバポレータ30への温水の流入を阻
止しているため、サブエバポレータ30は機能せず、し
たがって低圧側の温度上昇が防止されるので、冷房性能
が損われることはない。
【0072】これにより、前席においては、フロントユ
ニット10内に取り込まれた空気は、フロントエバポレ
ータ13において冷媒との熱交換により冷却、除湿され
て冷風となった後、エアミックスドア(図示せず)によ
り適当な割合で冷風と温風(ヒータコア12で加熱され
た空気)とがミックスされて温度調整され、または、ミ
ックスされることなく、所定の吹出口から車室内に吹き
出される。
ニット10内に取り込まれた空気は、フロントエバポレ
ータ13において冷媒との熱交換により冷却、除湿され
て冷風となった後、エアミックスドア(図示せず)によ
り適当な割合で冷風と温風(ヒータコア12で加熱され
た空気)とがミックスされて温度調整され、または、ミ
ックスされることなく、所定の吹出口から車室内に吹き
出される。
【0073】また、後席においては、リヤユニット20
内に取り込まれた空気は、リヤエバポレータ23におい
て冷媒との熱交換により冷却、除湿されて冷風となった
後、エアミックスドア(図示せず)により適当な割合で
冷風と温風(サブコンデンサ22で加熱された空気)と
がミックスされて温度調整され、または、ミックスされ
ることなく、所定の吹出口から車室内に吹き出される。
内に取り込まれた空気は、リヤエバポレータ23におい
て冷媒との熱交換により冷却、除湿されて冷風となった
後、エアミックスドア(図示せず)により適当な割合で
冷風と温風(サブコンデンサ22で加熱された空気)と
がミックスされて温度調整され、または、ミックスされ
ることなく、所定の吹出口から車室内に吹き出される。
【0074】なお、前席のみを冷房する場合には第1電
磁弁16を閉じ、後席のみを冷房する場合には第2電磁
弁26を閉じればよい。
磁弁16を閉じ、後席のみを冷房する場合には第2電磁
弁26を閉じればよい。
【0075】また、コンプレッサ2の吐出圧力が上昇し
たときの保護対策として、ここでは、従来一般に行われ
ているのと同様、コンプレッサ2の吐出圧力に応じて電
動ファン7のON/OFF制御とコンプレッサ2のON
/OFF制御を行う。このときには、上記したように、
第1リキッドタンク14内の圧力検出手段18からの信
号によって当該制御を行う。圧力検出手段18として
は、暖房運転時に作動する圧力検出手段28の場合と同
様、トライナリー方式の圧力スイッチでも圧力トランス
デューサ(圧力センサ)でもよい。
たときの保護対策として、ここでは、従来一般に行われ
ているのと同様、コンプレッサ2の吐出圧力に応じて電
動ファン7のON/OFF制御とコンプレッサ2のON
/OFF制御を行う。このときには、上記したように、
第1リキッドタンク14内の圧力検出手段18からの信
号によって当該制御を行う。圧力検出手段18として
は、暖房運転時に作動する圧力検出手段28の場合と同
様、トライナリー方式の圧力スイッチでも圧力トランス
デューサ(圧力センサ)でもよい。
【0076】図9はその制御特性の一例を示したもので
ある。すなわち、まず、コンプレッサ2のON/OFF
制御を行う前段階において、第1リキッドタンク14内
の圧力検出手段18の出力(コンプレッサ吐出圧力)
が、たとえば、15.5kg/cm2G以上になると電動ファ
ン7をONし、10kg/cm2G以下に下がると電動ファン
7をOFF状態に戻す。電動ファン7をONすると、メ
インコンデンサ3における放熱量が増大するため、メイ
ンコンデンサ3から出る冷媒の圧力が低下することにな
る。次に、電動ファン7のON/OFF制御では対応し
きれない程度にコンプレッサ吐出圧力が上昇した場合に
備えて、コンプレッサ2のON/OFF制御をも行う。
具体的には、圧力検出手段18の出力(コンプレッサ吐
出圧力)が、たとえば、コンプレッサ2を停止すべき基
準値である27kg/cm2G以上に上昇するとコンプレッサ
2を停止(OFF)し、21kg/cm2G以下に下がると再
びコンプレッサ2を作動(ON)する。
ある。すなわち、まず、コンプレッサ2のON/OFF
制御を行う前段階において、第1リキッドタンク14内
の圧力検出手段18の出力(コンプレッサ吐出圧力)
が、たとえば、15.5kg/cm2G以上になると電動ファ
ン7をONし、10kg/cm2G以下に下がると電動ファン
7をOFF状態に戻す。電動ファン7をONすると、メ
インコンデンサ3における放熱量が増大するため、メイ
ンコンデンサ3から出る冷媒の圧力が低下することにな
る。次に、電動ファン7のON/OFF制御では対応し
きれない程度にコンプレッサ吐出圧力が上昇した場合に
備えて、コンプレッサ2のON/OFF制御をも行う。
具体的には、圧力検出手段18の出力(コンプレッサ吐
出圧力)が、たとえば、コンプレッサ2を停止すべき基
準値である27kg/cm2G以上に上昇するとコンプレッサ
2を停止(OFF)し、21kg/cm2G以下に下がると再
びコンプレッサ2を作動(ON)する。
【0077】なお、上記の実施形態では、四方弁4と冷
媒戻し通路5を設けて寝込み冷媒をコンプレッサ2に戻
すようにしているが、これに限られるわけではなく、寝
込み冷媒をコンプレッサ2に戻すことなく冷暖房運転を
行うようにしてもよい。この場合には、四方弁4の代わ
りに、たとえば、2つの開閉弁等をそれぞれメインコン
デンサ3の入口とバイパス通路6に設けるとよい。
媒戻し通路5を設けて寝込み冷媒をコンプレッサ2に戻
すようにしているが、これに限られるわけではなく、寝
込み冷媒をコンプレッサ2に戻すことなく冷暖房運転を
行うようにしてもよい。この場合には、四方弁4の代わ
りに、たとえば、2つの開閉弁等をそれぞれメインコン
デンサ3の入口とバイパス通路6に設けるとよい。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、暖房運転時に、車両の熱負荷状態に応じて流
量制御弁の開度を制御するので、第3エバポレータに流
れるエンジン冷却水の流量、したがってエンジン冷却水
から冷媒への吸熱量が制御されるようになり、車両の熱
負荷状態に応じたきめ細かな暖房性能を引き出すことが
可能となる。
によれば、暖房運転時に、車両の熱負荷状態に応じて流
量制御弁の開度を制御するので、第3エバポレータに流
れるエンジン冷却水の流量、したがってエンジン冷却水
から冷媒への吸熱量が制御されるようになり、車両の熱
負荷状態に応じたきめ細かな暖房性能を引き出すことが
可能となる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加え、暖房運転時に、コンプレッ
サを停止させる前の段階で流量制御弁のON/OFF制
御を行うので、快適性を損うことなくコンプレッサの保
護を図ることが可能となり、しかも、コンプレッサのO
N/OFF制御の作動頻度が減少することから、ドライ
バビリティーが向上する。また、圧力上昇に対する保護
手段が1つ増えることになり、信頼性が向上する。
1記載の発明の効果に加え、暖房運転時に、コンプレッ
サを停止させる前の段階で流量制御弁のON/OFF制
御を行うので、快適性を損うことなくコンプレッサの保
護を図ることが可能となり、しかも、コンプレッサのO
N/OFF制御の作動頻度が減少することから、ドライ
バビリティーが向上する。また、圧力上昇に対する保護
手段が1つ増えることになり、信頼性が向上する。
【0080】請求項3記載の発明によれば、暖房運転時
に、コンプレッサを停止させる前の段階で開閉弁の開閉
制御を行うので、コンプレッサのON/OFFを繰り返
すことなくコンプレッサの保護が図られるほか、コンプ
レッサのON/OFF制御の作動頻度が減少するため、
ドライバビリティーが向上する。また、圧力上昇に対す
る保護手段が1つ増えることになり、信頼性が向上す
る。
に、コンプレッサを停止させる前の段階で開閉弁の開閉
制御を行うので、コンプレッサのON/OFFを繰り返
すことなくコンプレッサの保護が図られるほか、コンプ
レッサのON/OFF制御の作動頻度が減少するため、
ドライバビリティーが向上する。また、圧力上昇に対す
る保護手段が1つ増えることになり、信頼性が向上す
る。
【0081】請求項4記載の発明によれば、暖房運転時
に、コンプレッサを停止させる前の段階で回路切換弁の
切換え制御を行うので、コンプレッサのON/OFFを
繰り返すことなくコンプレッサの保護が図られるほか、
コンプレッサのON/OFF制御の作動頻度が減少する
ため、ドライバビリティーが向上する。また、圧力上昇
に対する保護手段が1つ増えることになり、信頼性が向
上する。
に、コンプレッサを停止させる前の段階で回路切換弁の
切換え制御を行うので、コンプレッサのON/OFFを
繰り返すことなくコンプレッサの保護が図られるほか、
コンプレッサのON/OFF制御の作動頻度が減少する
ため、ドライバビリティーが向上する。また、圧力上昇
に対する保護手段が1つ増えることになり、信頼性が向
上する。
【図1】本発明に係るヒートポンプ式自動車用空気調和
装置の一実施形態を示す概略構成図である。
装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同装置の暖房運転時の状態を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図3】同装置の冷房運転時の状態を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図4】サブエバポレータの構造を示す外観図である。
【図5】温水安定時におけるウォータバルブ開度と暖房
性能との関係の説明に供するグラフである。
性能との関係の説明に供するグラフである。
【図6】暖房運転時のコンプレッサ保護制御の一実施例
を示す制御特性図である。
を示す制御特性図である。
【図7】暖房運転時のコンプレッサ保護制御の他の一実
施例を示す制御特性図である。
施例を示す制御特性図である。
【図8】暖房運転時のコンプレッサ保護制御のさらに他
の一実施例を示す制御特性図である。
の一実施例を示す制御特性図である。
【図9】冷房運転時のコンプレッサ保護制御の一例を示
す制御特性図である。
す制御特性図である。
1…エンジン 2…コンプレッサ 3…メインコンデンサ(第1コンデンサ) 4…四方弁(回路切換弁) 6…バイパス通路 10…フロントユニット(第1ユニット) 11、21…通風路 12…ヒータコア 13…フロントエバポレータ(第1エバポレータ) 14、24…リキッドタンク 15、25…膨脹弁 16…第1電磁弁(開閉弁) 18、28…圧力検出手段 20…リヤユニット(第2ユニット) 22…サブコンデンサ(第2コンデンサ) 23…リヤエバポレータ(第2エバポレータ) 27…感温部 30…サブエバポレータ(第3エバポレータ) 31…ウォータバルブ(流量制御弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 唯好 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 神山 薫 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】それぞれ取り入れた空気を車室内に向かっ
て送る第1ユニット(10)および第2ユニット(2
0)を有し、前記第1ユニット(10)の通風路(1
1)内に、下流側から順に、エンジン冷却水が循環する
ヒータコア(12)と、前記第1および第2ユニット
(10、20)の外部にそれぞれ配設されたコンプレッ
サ(2)および第1コンデンサ(3)とともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータ(13)とを配設し、
前記第2ユニット(20)の通風路(21)内に、下流
側から順に、前記第1エバポレータ(13)と並列に接
続されかつ相互に直列に接続された第2コンデンサ(2
2)および第2エバポレータ(23)を配設し、前記コ
ンプレッサ(2)から吐出された冷媒を前記第1コンデ
ンサ(3)へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前
記第1コンデンサ(3)をバイパスするバイパス通路
(6)へ導く暖房運転用冷媒回路とを切り換える回路切
換弁(4)を設け、前記第1および第2ユニット(1
0、20)の外部に、前記第2エバポレータ(23)の
出口に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第
3エバポレータ(30)を配設し、当該第3エバポレー
タ(30)により前記エンジン冷却水を利用して前記第
3エバポレータ(30)に流入する冷媒を加熱した後前
記コンプレッサ(2)に帰還させるようにしたヒートポ
ンプ式自動車用空気調和装置において、 前記第3エバポレータ(30)を循環するエンジン冷却
水の流量を制御する流量制御弁(31)を有し、暖房運
転時に、車両の熱負荷状態に応じて、前記流量制御弁
(31)の開度を制御するようにしたことを特徴とする
ヒートポンプ式自動車用空気調和装置。 - 【請求項2】前記流量制御弁(31)は、前記コンプレ
ッサ(2)の吐出圧力が前記コンプレッサ(2)を停止
させるべき基準値よりも小さい第1設定値以上に上昇し
たときは全閉状態に設定され、前記コンプレッサ(2)
の吐出圧力が前記第1設定値よりも小さい第2設定値以
下に下降したときは全開状態に設定されることを特徴と
する請求項1記載のヒートポンプ式自動車用空気調和装
置。 - 【請求項3】それぞれ取り入れた空気を車室内に向かっ
て送る第1ユニット(10)および第2ユニット(2
0)を有し、前記第1ユニット(10)の通風路(1
1)内に、下流側から順に、エンジン冷却水が循環する
ヒータコア(12)と、前記第1および第2ユニット
(10、20)の外部にそれぞれ配設されたコンプレッ
サ(2)および第1コンデンサ(3)とともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータ(13)とを配設し、
前記第2ユニット(20)の通風路(21)内に、下流
側から順に、前記第1エバポレータ(13)と並列に接
続されかつ相互に直列に接続された第2コンデンサ(2
2)および第2エバポレータ(23)を配設し、前記コ
ンプレッサ(2)から吐出された冷媒を前記第1コンデ
ンサ(3)へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前
記第1コンデンサ(3)をバイパスするバイパス通路
(6)へ導く暖房運転用冷媒回路とを切り換える回路切
換弁(4)を設け、前記第1および第2ユニット(1
0、20)の外部に、前記第2エバポレータ(23)の
出口に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第
3エバポレータ(30)を配設し、当該第3エバポレー
タ(30)により前記エンジン冷却水を利用して前記第
3エバポレータ(30)に流入する冷媒を加熱した後前
記コンプレッサ(2)に帰還させるようにしたヒートポ
ンプ式自動車用空気調和装置において、 暖房運転時に、前記コンプレッサ(2)の吐出圧力が前
記コンプレッサ(2)を停止させるべき基準値よりも小
さい第3設定値以上に上昇したときは前記第1エバポレ
ータ(13)への冷媒の導入を制御する開閉弁(16)
を開き、前記コンプレッサ(2)の吐出圧力が前記第1
設定値よりも小さい第4設定値以下に下降したときは前
記開閉弁(16)を閉状態に復帰させることを特徴とす
るヒートポンプ式自動車用空気調和装置。 - 【請求項4】それぞれ取り入れた空気を車室内に向かっ
て送る第1ユニット(10)および第2ユニット(2
0)を有し、前記第1ユニット(10)の通風路(1
1)内に、下流側から順に、エンジン冷却水が循環する
ヒータコア(12)と、前記第1および第2ユニット
(10、20)の外部にそれぞれ配設されたコンプレッ
サ(2)および第1コンデンサ(3)とともに冷凍サイ
クルを構成する第1エバポレータ(13)とを配設し、
前記第2ユニット(20)の通風路(21)内に、下流
側から順に、前記第1エバポレータ(13)と並列に接
続されかつ相互に直列に接続された第2コンデンサ(2
2)および第2エバポレータ(23)を配設し、前記コ
ンプレッサ(2)から吐出された冷媒を前記第1コンデ
ンサ(3)へ導く冷房運転用冷媒回路と、前記冷媒を前
記第1コンデンサ(3)をバイパスするバイパス通路
(6)へ導く暖房運転用冷媒回路とを切り換える回路切
換弁(4)を設け、前記第1および第2ユニット(1
0、20)の外部に、前記第2エバポレータ(23)の
出口に接続されかつ前記エンジン冷却水が循環可能な第
3エバポレータ(30)を配設し、当該第3エバポレー
タ(30)により前記エンジン冷却水を利用して前記第
3エバポレータ(30)に流入する冷媒を加熱した後前
記コンプレッサ(2)に帰還させるようにしたヒートポ
ンプ式自動車用空気調和装置において、 暖房運転時に、前記コンプレッサ(2)の吐出圧力が前
記コンプレッサ(2)を停止させるべき基準値よりも小
さい第5設定値以上に上昇したときは前記回路切換弁
(4)を冷房運転側に切り換え、前記コンプレッサ
(2)の吐出圧力が前記第1設定値よりも小さい第6設
定値以下に下降したときは前記回路切換弁(4)を暖房
運転側に復帰させることを特徴とするヒートポンプ式自
動車用空気調和装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236637A JPH1076841A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ヒートポンプ式自動車用空気調和装置 |
| US08/961,254 US5899086A (en) | 1996-09-06 | 1997-10-30 | Heat pump type air conditioning system for automotive vehicle |
| EP97119093A EP0913282B1 (en) | 1996-09-06 | 1997-10-31 | Heat pump type air conditioning system for automotive vehicle |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236637A JPH1076841A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ヒートポンプ式自動車用空気調和装置 |
| US08/961,254 US5899086A (en) | 1996-09-06 | 1997-10-30 | Heat pump type air conditioning system for automotive vehicle |
| EP97119093A EP0913282B1 (en) | 1996-09-06 | 1997-10-31 | Heat pump type air conditioning system for automotive vehicle |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002090728A Division JP3710757B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | ヒートポンプ式自動車用空気調和装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076841A true JPH1076841A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=27238316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8236637A Withdrawn JPH1076841A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ヒートポンプ式自動車用空気調和装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5899086A (ja) |
| EP (1) | EP0913282B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1076841A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134640A (ja) * | 1997-07-24 | 1999-02-09 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| EP1000787A3 (en) * | 1998-11-09 | 2002-06-19 | Denso Corporation | Vehicle refrigerating cycle apparatus and method for inhibiting cycle corrosion and for facilitating rapid passenger compartment warm-up during low temperature conditions |
| CN114103587A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-03-01 | 上海同心济世工程技术有限公司 | 一种基于热泵空调技术的集成式热管理控制系统及其控制方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0842798B1 (en) * | 1996-11-15 | 2005-10-05 | Calsonic Kansei Corporation | Automotive air conditioning system |
| EP0842799A3 (en) * | 1996-11-15 | 2003-03-05 | Calsonic Kansei Corporation | Heat pump type air conditioning system for automotive vehicle |
| DE19813673B4 (de) * | 1998-03-27 | 2004-01-29 | Daimlerchrysler Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Heizen und Kühlen eines Nutzraumes eines Kraftfahrzeuges |
| DE19813674C1 (de) | 1998-03-27 | 1999-04-15 | Daimler Chrysler Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Heizen und Kühlen eines Nutzraumes eines Kraftfahrzeuges |
| US6457324B2 (en) * | 1998-05-22 | 2002-10-01 | Bergstrom, Inc. | Modular low-pressure delivery vehicle air conditioning system having an in-cab cool box |
| US6038877A (en) * | 1998-05-22 | 2000-03-21 | Bergstrom, Inc. | Modular low pressure delivery vehicle air conditioning system |
| US6237357B1 (en) * | 1999-06-07 | 2001-05-29 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicular air conditioner using heat pump |
| JP2001246925A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-11 | Sanden Corp | 車両用空調装置 |
| US6715307B2 (en) * | 2001-01-24 | 2004-04-06 | Calsonic Kansei Corporation | Air conditioner for vehicle |
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