JPH1077234A - 経口用固形製剤及びその製造方法 - Google Patents
経口用固形製剤及びその製造方法Info
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- JPH1077234A JPH1077234A JP23555196A JP23555196A JPH1077234A JP H1077234 A JPH1077234 A JP H1077234A JP 23555196 A JP23555196 A JP 23555196A JP 23555196 A JP23555196 A JP 23555196A JP H1077234 A JPH1077234 A JP H1077234A
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- powder
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 平均粒径数μm以下の微粉末ニトレンジ
ピン5〜10重量部及び医薬的に受容な担体又は賦形剤
70〜75重量部からなる固形製剤。 【効果】 溶解補助剤を用いることなく溶出率を顕著に
向上させることができる。また、本発明による固形製剤
を内服した場合においても、生体内利用率の向上が期待
される。
ピン5〜10重量部及び医薬的に受容な担体又は賦形剤
70〜75重量部からなる固形製剤。 【効果】 溶解補助剤を用いることなく溶出率を顕著に
向上させることができる。また、本発明による固形製剤
を内服した場合においても、生体内利用率の向上が期待
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経口用固形製剤及
びその製造方法に関し、より詳細には吸収促進剤なしに
容易に吸収され得る微粉末ニトレンジピンを含有した経
口用固形製剤及びその製造方法に関する。
びその製造方法に関し、より詳細には吸収促進剤なしに
容易に吸収され得る微粉末ニトレンジピンを含有した経
口用固形製剤及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ジヒド
ロピロリジン類のカルシウム拮抗作用に起因した抗高血
圧作用は、既に公知である(英国特許第135891
号)。この物質群の多くの典型的なものは、水性媒体に
極めて低い溶解度を示す。ニトレンジピンも同様に、水
溶性媒体中で2mg/リットルという非常に低い溶解度
から、至適血中濃度を達成することは困難である。これ
を克服する目的で、溶解度の低い活性化合物は、通常、
多量の溶解補助剤あるいは吸収促進剤を添加することに
より改善されることが知られている。
ロピロリジン類のカルシウム拮抗作用に起因した抗高血
圧作用は、既に公知である(英国特許第135891
号)。この物質群の多くの典型的なものは、水性媒体に
極めて低い溶解度を示す。ニトレンジピンも同様に、水
溶性媒体中で2mg/リットルという非常に低い溶解度
から、至適血中濃度を達成することは困難である。これ
を克服する目的で、溶解度の低い活性化合物は、通常、
多量の溶解補助剤あるいは吸収促進剤を添加することに
より改善されることが知られている。
【0003】実際、補助剤であるラウリル硫酸ナトリウ
ム及びポリビニルピロリドンを添加することにより溶解
性が改善されることが知られており(特開昭61−68
431号)、特開昭60−197860号公報では、ニ
トレンジピン1重量部に対してポリビニルピロリドン
0.5〜1重量部、ラウリル硫酸ナトリウム0.05〜
0.5重量部を含有する製剤が提案されている。
ム及びポリビニルピロリドンを添加することにより溶解
性が改善されることが知られており(特開昭61−68
431号)、特開昭60−197860号公報では、ニ
トレンジピン1重量部に対してポリビニルピロリドン
0.5〜1重量部、ラウリル硫酸ナトリウム0.05〜
0.5重量部を含有する製剤が提案されている。
【0004】しかし、高血圧症は、通常長期間投薬され
るものであることから、製剤学的創意により生物学的利
用性を改善し、一方ではできる限り添加物(溶解補助剤
等)を含有せずに製剤化することが好ましい。
るものであることから、製剤学的創意により生物学的利
用性を改善し、一方ではできる限り添加物(溶解補助剤
等)を含有せずに製剤化することが好ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、平均粒
径数μm以下の微粉末ニトレンジピンを有効成分として
含有することからなる経口吸収性が改善された経口用固
形製剤が提案される。また、本発明によれば、平均粒径
数μm以下に微粉末したニトレンジピンを、流動層又は
高速攪拌造粒法により粒状とし、さらに錠剤化してなる
経口用固形製剤の製造方法が提供される。
径数μm以下の微粉末ニトレンジピンを有効成分として
含有することからなる経口吸収性が改善された経口用固
形製剤が提案される。また、本発明によれば、平均粒径
数μm以下に微粉末したニトレンジピンを、流動層又は
高速攪拌造粒法により粒状とし、さらに錠剤化してなる
経口用固形製剤の製造方法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるニトレンジピン
は、平均粒径数μm以下、好ましくは6μm以下、さら
に好ましくは3μm以上であることが好ましい。ニトレ
ンジピンの原末は、粒子同志の凝集性が強く、約3μm
程度以下の微粒子の調製は困難だからである。このよう
な微粉末ニトレンジピンは、結晶性又は非結晶性のニト
レンジピンの原末(平均粒径約20μm)をボールミル
やハンマーミル等の機械的粉砕法により、例えば、ホソ
カワミクロン性(ピンミル160Z型)を用いて微粉砕
することにより、平均粒径数μm以下の微粉末とするこ
とができる。結晶性の微粉末ニトレンジピンは、結晶性
の原末を用いて単に微粉砕することにより得ることがで
き、また、非結晶性ニトレンジピンを、外的エネルギ
ー、例えば熱、圧力、あるいは水の存在下で公知の方法
により転移させ、微粉砕することにより得ることができ
る。
は、平均粒径数μm以下、好ましくは6μm以下、さら
に好ましくは3μm以上であることが好ましい。ニトレ
ンジピンの原末は、粒子同志の凝集性が強く、約3μm
程度以下の微粒子の調製は困難だからである。このよう
な微粉末ニトレンジピンは、結晶性又は非結晶性のニト
レンジピンの原末(平均粒径約20μm)をボールミル
やハンマーミル等の機械的粉砕法により、例えば、ホソ
カワミクロン性(ピンミル160Z型)を用いて微粉砕
することにより、平均粒径数μm以下の微粉末とするこ
とができる。結晶性の微粉末ニトレンジピンは、結晶性
の原末を用いて単に微粉砕することにより得ることがで
き、また、非結晶性ニトレンジピンを、外的エネルギ
ー、例えば熱、圧力、あるいは水の存在下で公知の方法
により転移させ、微粉砕することにより得ることができ
る。
【0007】本発明における微粉末ニトレンジピンを含
有する固形製剤としては、微粉末;この微粉末から適宜
整粒、造粒された散剤、細粒剤又は顆粒剤;これら微粉
末、散剤、細粒剤又は顆粒剤を用いて製剤化された錠剤
等の経口用に用いることができるもののすべてを含む。
この固形製剤中において、微粉末ニトレンジピンは、好
ましくは5〜10重量部(全量が80重量部に対して)
含有され、さらに医薬的に受容な担体又は賦形剤、任意
に、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤等の1種以上の種
々の添加物を含有していてもよい。本発明においては、
界面活性剤的性質を有するもの又は多価プロピレン誘導
体等の長期投与を考慮した場合に避けたほうがよい吸収
促進剤又は溶解補助剤を含有させることを必要としな
い。これは、微粉末形態に起因してニトレンジピンの溶
解速度を上昇させる、所望の血中濃度を得ることがで
き、従来用いられているような吸収促進剤又は溶解補助
剤を含有させることなく、同等又はそれ以上の生物学的
同等性を得ることができるからである。なお、上記固形
製剤に、任意に、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤等の
1種以上の添加物を含有する場合、通常使用される範囲
内でその量を調整することができる。
有する固形製剤としては、微粉末;この微粉末から適宜
整粒、造粒された散剤、細粒剤又は顆粒剤;これら微粉
末、散剤、細粒剤又は顆粒剤を用いて製剤化された錠剤
等の経口用に用いることができるもののすべてを含む。
この固形製剤中において、微粉末ニトレンジピンは、好
ましくは5〜10重量部(全量が80重量部に対して)
含有され、さらに医薬的に受容な担体又は賦形剤、任意
に、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤等の1種以上の種
々の添加物を含有していてもよい。本発明においては、
界面活性剤的性質を有するもの又は多価プロピレン誘導
体等の長期投与を考慮した場合に避けたほうがよい吸収
促進剤又は溶解補助剤を含有させることを必要としな
い。これは、微粉末形態に起因してニトレンジピンの溶
解速度を上昇させる、所望の血中濃度を得ることがで
き、従来用いられているような吸収促進剤又は溶解補助
剤を含有させることなく、同等又はそれ以上の生物学的
同等性を得ることができるからである。なお、上記固形
製剤に、任意に、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤等の
1種以上の添加物を含有する場合、通常使用される範囲
内でその量を調整することができる。
【0008】医薬的に受容な担体又は賦形剤としては、
例えば、ショ糖、D−マンニトール、マルトース、グル
コース、果糖、ブドウ糖、粉末還元麦芽糖水飴、乳糖、
コーンスターチ、小麦でんぷん、馬鈴薯でんぷん、米で
んぷん、イノシトール、エチルセルロース、キシリトー
ル、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニウム、β−シ
クロデキストリン、D−ソルビトール、低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース、デキストリン、乳酸カルシウ
ム、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ペ
クチン、メチルセルロース等が挙げられる。
例えば、ショ糖、D−マンニトール、マルトース、グル
コース、果糖、ブドウ糖、粉末還元麦芽糖水飴、乳糖、
コーンスターチ、小麦でんぷん、馬鈴薯でんぷん、米で
んぷん、イノシトール、エチルセルロース、キシリトー
ル、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニウム、β−シ
クロデキストリン、D−ソルビトール、低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース、デキストリン、乳酸カルシウ
ム、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ペ
クチン、メチルセルロース等が挙げられる。
【0009】結合剤としては、例えば、結晶セルロー
ス、メチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース、コーンスターチ糊液、小麦でんぷん糊液、馬
鈴薯でんぷん糊液、米でんぷん糊液、水飴、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、アラビアガム、コーンスターチ、小麦でんぷん、
馬鈴薯でんぷん、米でんぷん、アルギン酸ナトリウム、
キサンタンガム、軟質無水ケイ酸、デキストリン、トラ
ガント末、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエ
チルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、マ
クロゴール、エチルセルロース、ゼラチン、ぶどう糖、
白糖、水飴等が挙げられる。
ス、メチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース、コーンスターチ糊液、小麦でんぷん糊液、馬
鈴薯でんぷん糊液、米でんぷん糊液、水飴、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、アラビアガム、コーンスターチ、小麦でんぷん、
馬鈴薯でんぷん、米でんぷん、アルギン酸ナトリウム、
キサンタンガム、軟質無水ケイ酸、デキストリン、トラ
ガント末、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエ
チルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、マ
クロゴール、エチルセルロース、ゼラチン、ぶどう糖、
白糖、水飴等が挙げられる。
【0010】崩壊剤としては、例えば、カルボキシメチ
ルスターチ、アルファ化デンプン、カルボキシメチルス
ターチナトリウム、含水二酸化ケイ素、グァーガム、結
晶セルロース、コーンスターチ、小麦でんぷん、馬鈴薯
でんぷん、米でんぷん、乳糖、低置換度ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシメチルエチルセルロース、
ヒドロキプロピルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴ
ール、D−マンニトール、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム、炭酸カルシウム等が挙
げられる。
ルスターチ、アルファ化デンプン、カルボキシメチルス
ターチナトリウム、含水二酸化ケイ素、グァーガム、結
晶セルロース、コーンスターチ、小麦でんぷん、馬鈴薯
でんぷん、米でんぷん、乳糖、低置換度ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシメチルエチルセルロース、
ヒドロキプロピルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴ
ール、D−マンニトール、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム、炭酸カルシウム等が挙
げられる。
【0011】滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウ
ム、精製タルク、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム等が挙げられる。着色剤としては、ウコン抽出液、黄
酸化鉄、カーボンブラック、カラメル、β−カロチン、
カロチン液、カンゾウエキス、食用青色1号、食用黄色
4号、食用黄色5号、食用黄色4号、アルミニウムレー
キ、食用赤色102号、食用赤色2号、食用赤色3号、
銅クロロフィル、ベンガラ、リボフラビン等が挙げられ
る。
ム、精製タルク、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム等が挙げられる。着色剤としては、ウコン抽出液、黄
酸化鉄、カーボンブラック、カラメル、β−カロチン、
カロチン液、カンゾウエキス、食用青色1号、食用黄色
4号、食用黄色5号、食用黄色4号、アルミニウムレー
キ、食用赤色102号、食用赤色2号、食用赤色3号、
銅クロロフィル、ベンガラ、リボフラビン等が挙げられ
る。
【0012】本発明の微粉末ニトレンジピン含有固形製
剤の製造方法は、上述のように平均粒径数μm以下に微
粉末化したニトレンジピンを、任意に、上述の賦形剤等
と混合し、当該分野において、それ自体公知の常法を用
いて散剤、細粒剤、顆粒剤又は錠剤に製剤化することが
できる。例えば、微粉末化したニトレンジピンを、自体
公知の流動層を用いるか又は高速攪拌造粒法により、所
望の粒径を有する細粒剤又は顆粒剤とすることができ、
また、微粉末ニトレンジピンをそのまま、又は細粒状、
顆粒状とした後、自体公知の打錠法により製剤化するこ
とができる。さらに、得られた固形製剤は、任意にコー
ティングされていてもよい。
剤の製造方法は、上述のように平均粒径数μm以下に微
粉末化したニトレンジピンを、任意に、上述の賦形剤等
と混合し、当該分野において、それ自体公知の常法を用
いて散剤、細粒剤、顆粒剤又は錠剤に製剤化することが
できる。例えば、微粉末化したニトレンジピンを、自体
公知の流動層を用いるか又は高速攪拌造粒法により、所
望の粒径を有する細粒剤又は顆粒剤とすることができ、
また、微粉末ニトレンジピンをそのまま、又は細粒状、
顆粒状とした後、自体公知の打錠法により製剤化するこ
とができる。さらに、得られた固形製剤は、任意にコー
ティングされていてもよい。
【0013】
【実施例】実施例1:製剤化 平均粒径約19.6μmのニトレンジピンの原末(大原
薬品工業(株)社製)を、ホソカワミクロン製ピンミル
(160Z型)で3回粉砕して平均粒径約5.8μmの
微粉末ニトレンジピンを得た。この際の微粉末ニトレン
ジピンの粒子径の大きさは、島津レーザー回折式粒度分
布測定装置(SALD−2000A)を用いて測定し、
平均粒径を求めた。
薬品工業(株)社製)を、ホソカワミクロン製ピンミル
(160Z型)で3回粉砕して平均粒径約5.8μmの
微粉末ニトレンジピンを得た。この際の微粉末ニトレン
ジピンの粒子径の大きさは、島津レーザー回折式粒度分
布測定装置(SALD−2000A)を用いて測定し、
平均粒径を求めた。
【0014】この微粉末ニトレンジピン100g、乳糖
1136g、結晶セルロース240g及び部分α化デン
プン80gを流動層造粒機((株)パウレック製)に入
れ、乾燥状態で混合した。これにヒドロキシプロピルセ
ルロース32gを含む水溶液640mlを噴霧法により
噴霧する湿式造粒法で造粒した。噴霧操作終了後、粒状
物を40℃、0.5時間程度かけて乾燥し、30メッシ
ュのJIS標準篩で篩過した。
1136g、結晶セルロース240g及び部分α化デン
プン80gを流動層造粒機((株)パウレック製)に入
れ、乾燥状態で混合した。これにヒドロキシプロピルセ
ルロース32gを含む水溶液640mlを噴霧法により
噴霧する湿式造粒法で造粒した。噴霧操作終了後、粒状
物を40℃、0.5時間程度かけて乾燥し、30メッシ
ュのJIS標準篩で篩過した。
【0015】続いて、得られた顆粒形態のニトレンジピ
ンに、ステアリン酸マグネシウム12gを加えて混合
し、回転式打錠機(直径6mm)で圧縮形成することに
より、1錠80mgの錠剤A5 (ニトレンジピン5mg
含有)を得た。次いで、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース2910を90g、酸化チタン54g、タルク6
g及び黄色三二酸化鉄0.75gを50%エタノールに
溶解又は分散したコーティング液を、コーティング装置
(NO−16−D型、菊水製作所製)を用いて上記錠剤
に噴霧することによりフィルムコーティング錠A5 を製
造した。
ンに、ステアリン酸マグネシウム12gを加えて混合
し、回転式打錠機(直径6mm)で圧縮形成することに
より、1錠80mgの錠剤A5 (ニトレンジピン5mg
含有)を得た。次いで、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース2910を90g、酸化チタン54g、タルク6
g及び黄色三二酸化鉄0.75gを50%エタノールに
溶解又は分散したコーティング液を、コーティング装置
(NO−16−D型、菊水製作所製)を用いて上記錠剤
に噴霧することによりフィルムコーティング錠A5 を製
造した。
【0016】実施例2:製剤化 実施例1と同様の方法により調製した微粉末ニトレンジ
ピン200g、乳糖1036g、結晶セルロース240
g及び部分α化デンプン80gを高速攪拌造粒機
((株)パウレック製)に入れ、これにヒドロキシプロ
ピルセルロース32gを含む水溶液280mlを加えて
造粒、乾燥し、実施例1と同様に篩過した。
ピン200g、乳糖1036g、結晶セルロース240
g及び部分α化デンプン80gを高速攪拌造粒機
((株)パウレック製)に入れ、これにヒドロキシプロ
ピルセルロース32gを含む水溶液280mlを加えて
造粒、乾燥し、実施例1と同様に篩過した。
【0017】続いて、得られた顆粒形態のニトレンジピ
ンに、ステアリン酸マグネシウム12gを加えて混合
し、回転式打錠機(直径6mm)で圧縮形成することに
より、1錠80mgの錠剤A10(ニトレンジピン10m
g含有)を得た。次いで、上記と同様のコーティング液
を用いてフィルムコーティングし、フィルムコーティン
グ錠A10を製造した。
ンに、ステアリン酸マグネシウム12gを加えて混合
し、回転式打錠機(直径6mm)で圧縮形成することに
より、1錠80mgの錠剤A10(ニトレンジピン10m
g含有)を得た。次いで、上記と同様のコーティング液
を用いてフィルムコーティングし、フィルムコーティン
グ錠A10を製造した。
【0018】実施例3:溶解速度 実施例1及び2で得られたニトレンジピンの錠剤A5 及
びA10(フィルムコーティング錠)を用いて溶出試験を
行った。また、比較例として、ニトレンジピンの原末を
用いて成形した錠剤B5 及びB10(フィルムコーティン
グ錠、各ニトレンジピン5mg、10mg含有)と溶解
補助剤であるラウリル硫酸ナトリウム及びポリビニルピ
ロリドンを含有する錠剤C(従来品)を用いて同様の試
験をした。表1に各錠剤の成分及び含量を、表2に各錠
剤の溶解速度及び75%溶出率を示す。
びA10(フィルムコーティング錠)を用いて溶出試験を
行った。また、比較例として、ニトレンジピンの原末を
用いて成形した錠剤B5 及びB10(フィルムコーティン
グ錠、各ニトレンジピン5mg、10mg含有)と溶解
補助剤であるラウリル硫酸ナトリウム及びポリビニルピ
ロリドンを含有する錠剤C(従来品)を用いて同様の試
験をした。表1に各錠剤の成分及び含量を、表2に各錠
剤の溶解速度及び75%溶出率を示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】表2によれば、本発明の微粉末ニトレンジ
ピンを含有する錠剤Aは、ニトレンジピンの原末からな
る錠剤Bよりも優れた溶出率を示し、原末を微粉末化す
ることで溶出率が顕著に向上することが明らかとなっ
た。また、本発明の錠剤Aは、ラウリル硫酸ナトリウム
やポリビニルピロリドンの溶解補助剤を含む従来品Cと
同程度の溶出率を示した。
ピンを含有する錠剤Aは、ニトレンジピンの原末からな
る錠剤Bよりも優れた溶出率を示し、原末を微粉末化す
ることで溶出率が顕著に向上することが明らかとなっ
た。また、本発明の錠剤Aは、ラウリル硫酸ナトリウム
やポリビニルピロリドンの溶解補助剤を含む従来品Cと
同程度の溶出率を示した。
【0022】実施例4:溶解速度 実施例2で得られたフィルムコーティング錠(ニトレン
ジピン10mg含有)について、「日本薬局方」一般試
験法、溶出試験法の第2法(パドル法)により、すなわ
ち、0.5%のポリソルベート80を含む「日本薬局
方」第2法の試験液900mlに上記の錠剤を投入し、
回転数100rpmで溶出させることにより、溶解速度
を測定した。
ジピン10mg含有)について、「日本薬局方」一般試
験法、溶出試験法の第2法(パドル法)により、すなわ
ち、0.5%のポリソルベート80を含む「日本薬局
方」第2法の試験液900mlに上記の錠剤を投入し、
回転数100rpmで溶出させることにより、溶解速度
を測定した。
【0023】その結果を図1に示す。なお、比較例とし
て、ニトレンジピンの原末からなるフィルムコーティン
グ錠(ニトレンジピン10mg含有)及び従来品(ニト
レンジピン10mg含有)についても同様に測定した。
図1から明らかなように、本発明の微粉末ニトレンジピ
ン錠剤は、原末ニトレンジピン錠剤に比較して、溶解速
度が飛躍的に向上するとともに、さらに従来品と同様又
はそれ以上の溶解速度を示すことが分かった。
て、ニトレンジピンの原末からなるフィルムコーティン
グ錠(ニトレンジピン10mg含有)及び従来品(ニト
レンジピン10mg含有)についても同様に測定した。
図1から明らかなように、本発明の微粉末ニトレンジピ
ン錠剤は、原末ニトレンジピン錠剤に比較して、溶解速
度が飛躍的に向上するとともに、さらに従来品と同様又
はそれ以上の溶解速度を示すことが分かった。
【0024】実施例5:生物学的同等性試験 実施例2で得られたフィルムコーティング錠(ニトレン
ジピン10mg含有)について、ヒト(n=14)に内
服させて、生物学的同等性を二期二剤交叉法により検討
した。
ジピン10mg含有)について、ヒト(n=14)に内
服させて、生物学的同等性を二期二剤交叉法により検討
した。
【0025】その結果を図2に示す。なお、比較例とし
て、従来品(ニトレンジピン10mg含有)についても
同様に測定した。図2から明らかなように、本発明にお
ける微粉末化されたニトレンジピンを含有する錠剤は、
従来品である溶解補助剤を含有した製剤と同等の生物学
的利用率を示すことがわかった。
て、従来品(ニトレンジピン10mg含有)についても
同様に測定した。図2から明らかなように、本発明にお
ける微粉末化されたニトレンジピンを含有する錠剤は、
従来品である溶解補助剤を含有した製剤と同等の生物学
的利用率を示すことがわかった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ニトレンジピンを平均
粒径数μm以下に微粉末化することにより、溶解補助剤
を用いることなく溶出率を顕著に向上させることができ
る。また、本発明による固形製剤を内服した場合におい
ても、生体内利用率の向上が期待される。
粒径数μm以下に微粉末化することにより、溶解補助剤
を用いることなく溶出率を顕著に向上させることができ
る。また、本発明による固形製剤を内服した場合におい
ても、生体内利用率の向上が期待される。
【図1】本発明の製剤及びその比較品の溶解速度を示す
グラフである。
グラフである。
【図2】本発明の製剤及びその比較品の内服後の血漿中
濃度の推移を示すグラフである。
濃度の推移を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 平均粒径数μm以下の微粉末ニトレンジ
ピンを有効成分として含有することからなる経口吸収性
が改善された経口用固形製剤。 - 【請求項2】 固形製剤が、散剤、細粒剤、顆粒又は錠
剤である請求項1記載の固形製剤。 - 【請求項3】 固形製剤が、溶解補助剤及び/又は吸収
促進剤を使用することなく医薬的に受容な担体又は賦形
剤、任意に用いられる結合剤、滑沢剤、崩壊剤又は色素
で製剤化されてなる請求項1記載の固形製剤。 - 【請求項4】 平均粒径数μm以下に微粉末したニトレ
ンジピンを、流動層又は高速攪拌造粒法により粒状と
し、さらに錠剤化してなる経口用固形製剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23555196A JPH1077234A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 経口用固形製剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23555196A JPH1077234A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 経口用固形製剤及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077234A true JPH1077234A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16987667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23555196A Pending JPH1077234A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 経口用固形製剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1077234A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001163769A (ja) * | 1999-03-25 | 2001-06-19 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | シロスタゾール製剤 |
| JP2004161653A (ja) * | 2002-11-12 | 2004-06-10 | Dainippon Pharmaceut Co Ltd | マルチプルユニット型徐放性製剤 |
| JP2011063611A (ja) * | 1999-03-25 | 2011-03-31 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | シロスタゾール製剤 |
| JP2024513830A (ja) * | 2021-03-31 | 2024-03-27 | ビースリーエーアール セラピューティクス、インク. | 微粉化ソラベグロンの組成物およびその使用方法 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23555196A patent/JPH1077234A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001163769A (ja) * | 1999-03-25 | 2001-06-19 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | シロスタゾール製剤 |
| JP2011063611A (ja) * | 1999-03-25 | 2011-03-31 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | シロスタゾール製剤 |
| JP2004161653A (ja) * | 2002-11-12 | 2004-06-10 | Dainippon Pharmaceut Co Ltd | マルチプルユニット型徐放性製剤 |
| JP2024513830A (ja) * | 2021-03-31 | 2024-03-27 | ビースリーエーアール セラピューティクス、インク. | 微粉化ソラベグロンの組成物およびその使用方法 |
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