JPH1077270A - 2−(1−クロロビニル)ピリジン誘導体およびその製造方法 - Google Patents

2−(1−クロロビニル)ピリジン誘導体およびその製造方法

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JPH1077270A
JPH1077270A JP25229096A JP25229096A JPH1077270A JP H1077270 A JPH1077270 A JP H1077270A JP 25229096 A JP25229096 A JP 25229096A JP 25229096 A JP25229096 A JP 25229096A JP H1077270 A JPH1077270 A JP H1077270A
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JP
Japan
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pyridine
chlorovinyl
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compound
reaction
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JP25229096A
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Inventor
Kenji Hagiwara
健司 萩原
Haruo Saso
春男 佐宗
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農薬、医薬、高分子等の原料として有用な2−
(1−クロロビニル)ピリジン誘導体を及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】式(I) 【化1】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、C1-6 アルキル
基、C1-4 ハロアルキル基又はC1-6 アルコキシ基を表
し、nは0又は1〜4の整数を示す。)で表される2−
(1−クロロビニル)ピリジン誘導体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬、医薬、高分
子等の原料として有用な2−(1−クロロビニル)ピリ
ジン誘導体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明と関連して、2−(1−クロロビ
ニル)ピリジン塩酸塩の製法及び殺線虫剤としての有用
性がUSP.3、180182号やGB932,643
号公報に記載されている。しかしながら、これらの文献
では、遊離塩基の形では単離されておらず、物性値に関
する記載もない。また、ピリジン環に置換基が導入され
た2−(1−クロロビニル)ピリジン類は報告例がな
い。さらに、前記特許記載を追試すると、2−(1,2
−ジクロロエチル)ピリジンを2−(1−クロロビニ
ル)ピリジン塩酸塩に変換する工程において、溶媒のエ
タノールが反応した生成物である2−(2−クロロ−1
−エトキシエチル)ピリジンが大量に副生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、農
薬、医薬、高分子等の原料として有用な2−(1−クロ
ロビニル)ピリジン誘導体およびその製造法を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Xは水素原子、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲン原子、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘ
キシル等の直鎖若しくは分枝のC1-6 アルキル基、トリ
フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、ジクロロメチル、トリフルオロエチル、ペンタフル
オロエチル等のC1-6 ハロアルキル基、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ等の直鎖
若しくは分枝のC1-6 アルコキシ基を表す。nは0、
1、2、3又は4を示す。)
【0007】この2−(1−クロロビニル)ピリジン類
としては、例えば、2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、3−クロロ−2−(1−クロロビニル)ピリジン、
4−クロロ−2−(1−クロロビニル)ピリジン、5−
クロロ−2−(1−クロロビニル)ピリジン、6−クロ
ロ−2−(1−クロロビニル)ピリジン、3−フルオロ
−2−(1−クロロビニル)ピリジン、4−フルオロ−
2−(1−クロロビニル)ピリジン、5−フルオロ−2
−(1−クロロビニル)ピリジン、6−フルオロ−2−
(1−クロロビニル)ピリジン、 3−ブロモ−2−
(1−クロロビニル)ピリジン、4−ブロモ−2−(1
−クロロビニル)ピリジン、5−ブロモ−2−(1−ク
ロロビニル)ピリジン、6−ブロモ−2−(1−クロロ
ビニル)ピリジン、3−ヨード−2−(1−クロロビニ
ル)ピリジン、4−ヨード−2−(1−クロロビニル)
ピリジン、5−ヨード−2−(1−クロロビニル)ピリ
ジン、6−ヨード−2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、3−メチル−2−(1−クロロビニル)ピリジン、
4−メチル−2−(1−クロロビニル)ピリジン、5−
メチル−2−(1−クロロビニル)ピリジン、6−メチ
ル−2−(1−クロロビニル)ピリジン、3−エチル−
2−(1−クロロビニル)ピリジン、4−エチル−2−
(1−クロロビニル)ピリジン、5−エチル−2−(1
−クロロビニル)ピリジン、6−エチル−2−(1−ク
ロロビニル)ピリジン、3−トリフルオロメチル−2−
(1−クロロビニル)ピリジン、4−トリフルオロメチ
ル−2−(1−クロロビニル)ピリジン、5−トリフル
オロメチル−2−(1−クロロビニル)ピリジン、6−
トリフルオロメチル−2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、3−メトキシ−2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、4−メトキシ−2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、5−メトキシ−2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、6−メトキシ−2−(1−クロロビニル)ピリジ
ン、3、5−ジクロロ−2−(1−クロロビニル)ピリ
ジン、3、5−ジフルオロ−2−(1−クロロビニル)
ピリジン、3、5−ジメチル−2−(1−クロロビニ
ル)ピリジン、3、5−ジメトキシ−2−(1−クロロ
ビニル)ピリジン、3、5−ビストリフルオロメチル−
2−(1−クロロビニル)ピリジン、3−クロロ−5−
メチル−(1−クロロビニル)ピリジン等を挙げること
ができる。
【0008】また、本発明は、式〔II〕
【0009】
【化5】
【0010】(式中、X及びnは前記と同じ意味を表
す。)で表される2−(1,2−ジクロロエチル)ピリ
ジン類又はその鉱酸塩を、非プロトン性溶媒中で塩基と
作用させることを特徴とする、式〔I〕
【0011】
【化6】
【0012】(式中、X及びnは前記と同じ意味を表
す。)で表される2−(1−クロロビニル)ピリジンの
製造法である。
【0013】反応において用いることのできる2−
(1,2−ジクロロエチル)ピリジン類としては、前述
した2−(1−クロロビニル)ピリジンの対応する2−
(1,2−ジクロロエチル)体を例示することができ
る。また、その鉱酸塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸
塩等を例示することが出来、特に塩酸塩が好ましい。反
応に一般的に使用することができる溶媒としては、アセ
トニトリル、ニトロメタン、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)、N,N−ジメチルスルホキシド(DM
SO)、酢酸エチル、アセトン、クロロホルム、ベンゼ
ン、トルエン、モノクロロベンゼン等の非プロトン性極
性溶媒を例示することができる。
【0014】また、反応に使用することができる塩基と
しては、トリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミ
ン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0] −7−
ウンデセン(DBU)等の有機塩基、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の水酸化物、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド
等の金属アルコキシド、水素化ナトリウムなどの水素化
物、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水
素塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩等を
挙げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明化合物は以下に示す方法に
より、製造することができる。 (製造法1)
【0016】
【化7】
【0017】(式中、X及びnは前記と同じ意味を表
す。) 式〔II〕で表される2−(1,2−ジクロロエチル)
ピリジン若しくはその塩酸塩を、非プロトン性溶媒中、
50〜150℃に加熱し、経時的に無機塩基を添加し、
反応により発生する塩酸を中和するものである。この場
合、無機塩を反応系中に一度に大量に加えると、反応が
停止してしまうので注意を要する。反応に使用すること
のできる溶媒としては、アセトニトリル、ニトロメタ
ン、DMF、DMSO、酢酸エチル、アセトン等の非プ
ロトン性溶媒が挙げられる。また、使用することのでき
る塩基として、無機塩基、例えば、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウム等を挙げられる。
【0018】(製造法2)
【0019】
【化8】
【0020】(式中、X及びnは前記と同じ意味を表
す。) 反応は、式〔II〕で表される化合物を、非プロトン性
溶媒中、0〜150℃で、化合物〔II〕に対して、1
〜3当量の塩基と反応させることにより行われる。反応
に使用することの出来る塩基としては、DBU、トリエ
チルアミン等の有機塩基、ナトリウムエチラート等の金
属アルコキシド、ナトリウムハイドライド等の水素化金
属類、水酸化ナトリウム等の水酸化金属類等を挙げるこ
とが出来る。また、用いられる溶媒としては、アセトニ
トリル、ニトメタン、DMF、DMSO、酢酸エチル、
アセトン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン等を例示
することができる。
【0021】なお、原料として使用される式〔II〕で
表される化合物は、2−ビニルピリジン類を塩素と反応
させることにより、得ることができる。
【0022】
【化9】
【0023】また、2−ビニルピリジン〔III〕は、
次に示すいずれかの方法により製造することができる。
【0024】
【化10】
【0025】いずれの製造法においても、通常の合成化
学的手法による後操作によって目的物を得ることができ
る。化合物の同定は、1 H−NMR,IR,MASS等
の各種スペクトルの測定により行った。
【0026】
【実施例】次に実施例により、本発明を更に詳細に説明
する。 (実施例1)2−(1−クロロビニル)ピリジンの製造
【0027】
【化11】
【0028】2−(1,2−ジクロロエチル)ピリジン
塩酸塩の404.7g(1.904mol)をアセトニ
トリル2.0リットルに溶解し、10時間加熱還流し
た。この間、炭酸水素ナトリウム10gを30分間隔で
4回、次いで20gを30分間隔で9回、さらに30g
を30分間隔で2回、最後に40gを30分間隔で1回
反応液に加えた。反応終了後、反応液を冷却、ろ過し、
ろ液を水酸化ナトリウム80gの水7.5リットル溶液
に注加した。エーテル2.5リットルで2回抽出し、飽
和食塩水でエーテル層を戦場したのち、無水硫酸マグネ
シウムで脱水、溶媒を減圧留去して得られた残留を蒸留
により精製して、目的物203.2gを得た。収率7
6.5%。bp.(8mmHg)65℃
【0029】(実施例2)2−(1−クロロビニル)−
3−メチルピリジンの製造
【0030】
【化12】
【0031】2−ビニル−3−メチルピリジン0.70
gのクロロホルム20ml溶液中に、塩化水素ガスを発
熱がおさまるまで吹き込んだ(5〜10分間)。窒素ガ
スにより過剰の塩化水素ガスを除去したのち、塩素ガス
を室温で約20分間吹き込んだ。過剰の塩素ガスを除去
したのち、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液中に
注ぎ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、クロロホルムを減圧留去し
て、粗生成物の中間体Aを得た。このものを20mlの
アセトニトリルに溶解し、DBU0.93gを加え、1
7時間加熱還流した。反応液を室温まで放冷したのち、
水にあけ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を水洗
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムロマトグラフィーにて精製し、目的物
0.53gを得た。収率56%1 H−NMR(δ ppm,CDCl3):2.42
(s,3H),5.55(d,1H),5.82(d,
1H),7.20(dd,1H),7.55(d,1
H),8.47(d,1H)
【0032】中間体Aの1 H−NMR(δ ppm,C
DCl3):2.45(s,3H),4.12(dd,1
H),4.52(dd,1H),5.28(dd,1
H),7.21(dd,1H),7.53(d,1
H),8.51(d,1H)
【0033】上記実施例を含め、本発明化合物の代表例
を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】次に、参考例として3−ビニルピリジンの
合成について示す。 (参考例1)3−クロロ−2−ビニルピリジンの製造
【0036】
【化13】
【0037】2,3−ジクロロピリジン10.03g、
トリブチルビニルスズ23g、及びテトラキストリフェ
ニルホスフィンパラジウム1.56gの混合物を、ジオ
キサン100ml中で16時間加熱還流した。室温まで
放冷したのち、反応液にフッ化カリウム6.6gの水溶
液を加え、15分間攪拌し、析出したフッ化スズ化合物
をセライトろ過により除去し、ろ液をエーテルにて抽出
した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、油状の目的物6.30g
(収率66%)を得た。
【0038】(参考例2)4−メチル−2−ビニルピリ
ジンの製造
【0039】
【化14】
【0040】γ−ピコリン−N−オキシド10.9gの
テトラヒドロフラン150ml溶液中に、氷冷下にクロ
ロギ酸エチル11.1gを滴下した。反応混合物をさら
に3時間攪拌後、ドライアイス浴中で冷却し、1Nのビ
ニル臭化マグネシウムTHF溶液100mlを滴下し
た。滴下終了後、室温まで昇温し、そのまま一夜攪拌し
た。反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、有機
層を分取、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、
濃縮、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、油状の目的物1.24g(収率10%)を
得た。
【0041】このようにして合成された2−ビニルピリ
ジン類の代表例、及び 1H−NMRデータを第2表に示
す。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、農薬、
医薬、高分子等の原料として有用な2−(1−クロロビ
ニル)ピリジン誘導体である。特に、本発明化合物は、
PCT/JP95/02479号に記載のピリジルピロ
ール誘導体系農園芸用殺菌剤の製造中間体として用いる
ことができる。また、本発明の製造方法によれば、これ
を工業的に有利に製造することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式〔I〕 【化1】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、C1-6 アルキル
    基、C1-6 ハロアルキル基又はC1-6 アルコキシ基を表
    し、nは0、1、2、3又は4を示す。)で表される化
    合物。
  2. 【請求項2】2−(1−クロロビニル)ピリジン
  3. 【請求項3】3−クロロ−2−(1−クロロビニル)ピ
    リジン
  4. 【請求項4】3−メチル−2−(1−クロロビニル)ピ
    リジン
  5. 【請求項5】4−メチル−2−(1−クロロビニル)ピ
    リジン
  6. 【請求項6】6−メトキシ−2−(1−クロロビニル)
    ピリジン
  7. 【請求項7】5−トリフルオロメチル−2−(1−クロ
    ロビニル)ピリジン
  8. 【請求項8】3−トリフルオロメチル−2−(1−クロ
    ロビニル)ピリジン
  9. 【請求項9】式〔II〕 【化2】 (式中、X、nは前記と同じ意味を表す。)で表される
    化合物又はその鉱酸塩を、非プロトン性溶媒中、塩基と
    作用させることを特徴とする式〔I〕 【化3】 (式中、X、nは前記と同じ意味を表す。)で表される
    化合物の製造法。
JP25229096A 1996-09-03 1996-09-03 2−(1−クロロビニル)ピリジン誘導体およびその製造方法 Withdrawn JPH1077270A (ja)

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