JPH10772A - インクジェット記録ヘッド用圧電部材の駆動方法および圧電部材 - Google Patents
インクジェット記録ヘッド用圧電部材の駆動方法および圧電部材Info
- Publication number
- JPH10772A JPH10772A JP8153843A JP15384396A JPH10772A JP H10772 A JPH10772 A JP H10772A JP 8153843 A JP8153843 A JP 8153843A JP 15384396 A JP15384396 A JP 15384396A JP H10772 A JPH10772 A JP H10772A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric member
- ink
- electrode
- nozzle
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 18
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 9
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- NKZSPGSOXYXWQA-UHFFFAOYSA-N dioxido(oxo)titanium;lead(2+) Chemical compound [Pb+2].[O-][Ti]([O-])=O NKZSPGSOXYXWQA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005323 electroforming Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N lead zirconate titanate Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Ti+4].[Zr+4].[Pb+2] HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクを絞り出すように圧電部材を変形さ
せ、圧電部材の各領域の変形によって発生した圧力波の
タイミングを重ねることにより、インクドロップの吐出
効率を上げる。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド用の圧電部材
15の駆動方法であって、電圧印加時の上記圧電部材1
5の変形がノズル14から離れた部分である領域Aから
上記ノズルに近い部分である領域Cに向かって、時間の
ずれをもって順次最大Δとなるように駆動する。この駆
動方法は、圧電部材15に電極30とこれに対向する電
極31とを設け、電極31はノズル14に向かって配列
された複数の電極部分32,33,34とこれら電極部
分を電気的に接続する抵抗35,36とからなり、この
電極31におけるノズル14から最も離れた電極部分3
2にドライバ9により電圧を印加することで達成され
る。
せ、圧電部材の各領域の変形によって発生した圧力波の
タイミングを重ねることにより、インクドロップの吐出
効率を上げる。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド用の圧電部材
15の駆動方法であって、電圧印加時の上記圧電部材1
5の変形がノズル14から離れた部分である領域Aから
上記ノズルに近い部分である領域Cに向かって、時間の
ずれをもって順次最大Δとなるように駆動する。この駆
動方法は、圧電部材15に電極30とこれに対向する電
極31とを設け、電極31はノズル14に向かって配列
された複数の電極部分32,33,34とこれら電極部
分を電気的に接続する抵抗35,36とからなり、この
電極31におけるノズル14から最も離れた電極部分3
2にドライバ9により電圧を印加することで達成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
インクドロップを飛翔させ、記録紙等の記録媒体に付着
させて画像を記録するドロップオンデマンド(DOD)
方式のインクジェット記録ヘッドに用いる圧電部材に関
するものである。
インクドロップを飛翔させ、記録紙等の記録媒体に付着
させて画像を記録するドロップオンデマンド(DOD)
方式のインクジェット記録ヘッドに用いる圧電部材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電部材の変形によりインク
を噴出させるようにしたインクジェット記録ヘッドが知
られている。このような圧電部材を用いたインクジェッ
ト記録ヘッドの一例を図10に示す。図10に示すよう
に、このインクジェット記録ヘッド51は、樹脂や金属
等からなるチャンネルプレート52を備えている。チャ
ンネルプレート52には、成型またはエッチング等の方
法により複数の凹部が形成され、この凹部形成面を覆う
ように樹脂や金属等の薄膜からなる隔壁53が接着され
ている。この隔壁53で覆われた上記各凹部の内部にそ
れぞれ、インクチャンネル55と、インク供給室58
と、各インクチャンネル55とインク供給室58とを連
通するインレット57とが形成されている。また、イン
クチャンネル55の端部にそれぞれ連通する複数のノズ
ル60が上記チャンネルプレート52に形成されてい
る。なお、上記各インクチャンネル55、インレット5
7、およびノズル60は、図10の奥行き方向(図面に
垂直な方向)に沿ってそれぞれ等ピッチで形成されてい
る。
を噴出させるようにしたインクジェット記録ヘッドが知
られている。このような圧電部材を用いたインクジェッ
ト記録ヘッドの一例を図10に示す。図10に示すよう
に、このインクジェット記録ヘッド51は、樹脂や金属
等からなるチャンネルプレート52を備えている。チャ
ンネルプレート52には、成型またはエッチング等の方
法により複数の凹部が形成され、この凹部形成面を覆う
ように樹脂や金属等の薄膜からなる隔壁53が接着され
ている。この隔壁53で覆われた上記各凹部の内部にそ
れぞれ、インクチャンネル55と、インク供給室58
と、各インクチャンネル55とインク供給室58とを連
通するインレット57とが形成されている。また、イン
クチャンネル55の端部にそれぞれ連通する複数のノズ
ル60が上記チャンネルプレート52に形成されてい
る。なお、上記各インクチャンネル55、インレット5
7、およびノズル60は、図10の奥行き方向(図面に
垂直な方向)に沿ってそれぞれ等ピッチで形成されてい
る。
【0003】上記隔壁53の下方には、スペーサ部材6
1,62を介して基板54が固定されている。インクチ
ャンネル55下方の隔壁53と基板54との間には、上
記隔壁53を介して各インクチャンネル55にそれぞれ
対向するように複数の圧電部材63が接着固定されてい
る。圧電部材63の上,下面には、電極層64,65が
それぞれ形成され、これら電極層64,65を介して圧
電部材63に電圧が印加されるようになっている。
1,62を介して基板54が固定されている。インクチ
ャンネル55下方の隔壁53と基板54との間には、上
記隔壁53を介して各インクチャンネル55にそれぞれ
対向するように複数の圧電部材63が接着固定されてい
る。圧電部材63の上,下面には、電極層64,65が
それぞれ形成され、これら電極層64,65を介して圧
電部材63に電圧が印加されるようになっている。
【0004】上記構成からなるインクジェット記録ヘッ
ド51において、圧電部材63に電圧を印加すると、図
10中破線で示すように、圧電部材63が厚み方向、す
なわち隔壁53と基板54の対向方向に急激に膨張変形
して隔壁53をインクチャンネル55側に押し上げる。
これにより、インクチャンネル55内のインクが瞬間的
に加圧され、ノズル60からインクドロップが飛翔する
ようになっている。
ド51において、圧電部材63に電圧を印加すると、図
10中破線で示すように、圧電部材63が厚み方向、す
なわち隔壁53と基板54の対向方向に急激に膨張変形
して隔壁53をインクチャンネル55側に押し上げる。
これにより、インクチャンネル55内のインクが瞬間的
に加圧され、ノズル60からインクドロップが飛翔する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記圧電部材63の変
形に基づきインクチャンネル55内に発生した圧力波
は、音速より少し遅い速度でインク内を伝わり、ノズル
60側端部まで到達してインクドロップ飛翔の吐出力と
なる。
形に基づきインクチャンネル55内に発生した圧力波
は、音速より少し遅い速度でインク内を伝わり、ノズル
60側端部まで到達してインクドロップ飛翔の吐出力と
なる。
【0006】しかし、上記インクチャンネル55の長さ
Lは、通常、1〜10mm程度あり、これに対応する圧
電部材63もほぼ同等の長さを有している。また、電圧
が印加された圧電部材63は、長手方向(図10の左右
方向)にわたってほぼ一様に変形するため、圧電部材6
3に対応するインクチャンネル55内の各領域において
上記圧力波が同時に発生することになる。したがって、
インクチャンネル55内のノズル60に近い領域で発生
した圧力波と、ノズル60から最も離れた領域で発生し
た圧力波とでは、ノズル60までの到達時間にずれを生
じる。具体的には、上記圧力波の速度を1500m/s
ecとした場合、上記インクチャンネル55の長さL
(1〜10mm)に対応する圧力波到達時間のずれは
0.7〜7μs(マイクロセカンド)になる。このよう
な時間のずれは、上記圧力波のピークがインク吐出時に
集中しないことを意味する。よって、充分なインク吐出
効率が得られておらず、ドライバー回路に負担がかかる
などの問題があった。
Lは、通常、1〜10mm程度あり、これに対応する圧
電部材63もほぼ同等の長さを有している。また、電圧
が印加された圧電部材63は、長手方向(図10の左右
方向)にわたってほぼ一様に変形するため、圧電部材6
3に対応するインクチャンネル55内の各領域において
上記圧力波が同時に発生することになる。したがって、
インクチャンネル55内のノズル60に近い領域で発生
した圧力波と、ノズル60から最も離れた領域で発生し
た圧力波とでは、ノズル60までの到達時間にずれを生
じる。具体的には、上記圧力波の速度を1500m/s
ecとした場合、上記インクチャンネル55の長さL
(1〜10mm)に対応する圧力波到達時間のずれは
0.7〜7μs(マイクロセカンド)になる。このよう
な時間のずれは、上記圧力波のピークがインク吐出時に
集中しないことを意味する。よって、充分なインク吐出
効率が得られておらず、ドライバー回路に負担がかかる
などの問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決すべくなされたもので、第1発明の圧電部材の
駆動方法は、インクが収容されたインクチャンネルに対
応して配置され、電圧印加時の変形に基づき上記インク
チャンネル内のインクを加圧してノズルからインクドロ
ップを飛翔させるインクジェット記録ヘッド用圧電部材
において、上記圧電部材の変形が上記ノズルから離れた
部分から上記ノズルに近い部分に向かって時間のずれを
もって順次最大となるように駆動するものである。
題を解決すべくなされたもので、第1発明の圧電部材の
駆動方法は、インクが収容されたインクチャンネルに対
応して配置され、電圧印加時の変形に基づき上記インク
チャンネル内のインクを加圧してノズルからインクドロ
ップを飛翔させるインクジェット記録ヘッド用圧電部材
において、上記圧電部材の変形が上記ノズルから離れた
部分から上記ノズルに近い部分に向かって時間のずれを
もって順次最大となるように駆動するものである。
【0008】また、第2発明のインクジェット記録ヘッ
ド用圧電部材は、インクを収容するインクチャンネルに
対応して配置され、電圧印加時の変形に基づき上記イン
クチャンネルに収容したインクを加圧してインクチャン
ネルに連通するノズルからインクドロップを飛翔させる
インクジェット記録ヘッド用圧電部材において、上記圧
電部材には第1の電極と該圧電部材を挟んで上記電極に
対向する第2の電極とを設け、上記第1の電極はノズル
に向かって配列された複数の電極部分とこれら電極部分
を電気的に接続する抵抗とからなり、上記第1の電極に
おけるノズルから最も離れた電極部分と上記第2の電極
とを電圧印加手段に接続したものである。
ド用圧電部材は、インクを収容するインクチャンネルに
対応して配置され、電圧印加時の変形に基づき上記イン
クチャンネルに収容したインクを加圧してインクチャン
ネルに連通するノズルからインクドロップを飛翔させる
インクジェット記録ヘッド用圧電部材において、上記圧
電部材には第1の電極と該圧電部材を挟んで上記電極に
対向する第2の電極とを設け、上記第1の電極はノズル
に向かって配列された複数の電極部分とこれら電極部分
を電気的に接続する抵抗とからなり、上記第1の電極に
おけるノズルから最も離れた電極部分と上記第2の電極
とを電圧印加手段に接続したものである。
【0009】
【発明の作用および効果】上記第1発明の圧電部材の駆
動方法によれば、圧電部材に電圧を印加すると、まず、
ノズルから最も離れた圧電部材の端部近傍部分が最大の
変形を示し、この部分の変形によってインクチャンネル
のインク内に発生した圧力波がノズル方向に伝播する。
ついで、時間のずれをもって上記部分よりノズル側に位
置する圧電部材の部分の変形が最大となる。この部分の
変形によって発生した圧力波が上記端部近傍部分で発生
した圧力波に重なってノズル方向に伝播する。このよう
な変形を圧電部材のノズル側端部まで行わせ、各部分で
発生した圧力波を順次重ねることにより、圧力波のピー
クをインクドロップの吐出時に合わせることができ、イ
ンクドロップの吐出効率を上げることができる。
動方法によれば、圧電部材に電圧を印加すると、まず、
ノズルから最も離れた圧電部材の端部近傍部分が最大の
変形を示し、この部分の変形によってインクチャンネル
のインク内に発生した圧力波がノズル方向に伝播する。
ついで、時間のずれをもって上記部分よりノズル側に位
置する圧電部材の部分の変形が最大となる。この部分の
変形によって発生した圧力波が上記端部近傍部分で発生
した圧力波に重なってノズル方向に伝播する。このよう
な変形を圧電部材のノズル側端部まで行わせ、各部分で
発生した圧力波を順次重ねることにより、圧力波のピー
クをインクドロップの吐出時に合わせることができ、イ
ンクドロップの吐出効率を上げることができる。
【0010】また、上記第2発明のインクジェット記録
ヘッド用圧電部材によれば、上記第1発明の駆動方法を
実現できる。すなわち、圧電部材の第1の電極につい
て、ノズルから最も離れた電極部分に電圧印加手段によ
り電圧が印加される。この電圧印加によって、まず、圧
電部材のノズルから最も離れた部分が印加電圧に応じた
最大変形量を示す。つづいて、抵抗を挟んで隣接する電
極部分の電圧が、抵抗を介して接続されているために、
上記電圧印加時から時間のずれをもって最大電圧値とな
り、この電極部分が位置する圧電部材の部分、すなわ
ち、よりノズルに近い部分がその電圧値に応じた最大変
形量を示す。このように、圧電部材の各部分に印加され
る電圧が、抵抗を境に時間のずれをもって最大値とな
り、圧電部材の各部分の変形がノズル側に向かって順次
最大となる。これにより、圧電部材の各部分の変形に基
づきインクチャンネル内に発生した圧力波がノズル近傍
に到達するタイミングをインク吐出時に合わせることが
でき、インクドロップの吐出効率を上げることができ
る。
ヘッド用圧電部材によれば、上記第1発明の駆動方法を
実現できる。すなわち、圧電部材の第1の電極につい
て、ノズルから最も離れた電極部分に電圧印加手段によ
り電圧が印加される。この電圧印加によって、まず、圧
電部材のノズルから最も離れた部分が印加電圧に応じた
最大変形量を示す。つづいて、抵抗を挟んで隣接する電
極部分の電圧が、抵抗を介して接続されているために、
上記電圧印加時から時間のずれをもって最大電圧値とな
り、この電極部分が位置する圧電部材の部分、すなわ
ち、よりノズルに近い部分がその電圧値に応じた最大変
形量を示す。このように、圧電部材の各部分に印加され
る電圧が、抵抗を境に時間のずれをもって最大値とな
り、圧電部材の各部分の変形がノズル側に向かって順次
最大となる。これにより、圧電部材の各部分の変形に基
づきインクチャンネル内に発生した圧力波がノズル近傍
に到達するタイミングをインク吐出時に合わせることが
でき、インクドロップの吐出効率を上げることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1,2は、本発明にかかる
第1実施形態の圧電部材を用いたインクジェット記録ヘ
ッド1を示したものである。このインクジェット記録ヘ
ッド1は、第1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有し
ている。この第1,第2ヘッド部10,20は、チャン
ネルプレート2、隔壁3、および基板4によって一体的
に形成され、上記ヘッド1の中央断面Xに関して対称に
構成されているため、以下、第1ヘッド部10について
のみ説明する。
図面を参照して説明する。図1,2は、本発明にかかる
第1実施形態の圧電部材を用いたインクジェット記録ヘ
ッド1を示したものである。このインクジェット記録ヘ
ッド1は、第1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有し
ている。この第1,第2ヘッド部10,20は、チャン
ネルプレート2、隔壁3、および基板4によって一体的
に形成され、上記ヘッド1の中央断面Xに関して対称に
構成されているため、以下、第1ヘッド部10について
のみ説明する。
【0012】上記チャンネルプレート2は樹脂、金属等
の平板からなり、その下面には一体成型、エッチング、
フォトレジストや電鋳などの微細加工などによって複数
の凹部が形成されている。また、上記隔壁3は金属、樹
脂等の薄膜からなり、チャンネルプレート2の凹部形成
面を覆うように接着されている。この隔壁3で覆われた
チャンネルプレート2の各凹部の内部にそれぞれインク
チャンネル11、インレット12、インク供給室13が
形成されている。
の平板からなり、その下面には一体成型、エッチング、
フォトレジストや電鋳などの微細加工などによって複数
の凹部が形成されている。また、上記隔壁3は金属、樹
脂等の薄膜からなり、チャンネルプレート2の凹部形成
面を覆うように接着されている。この隔壁3で覆われた
チャンネルプレート2の各凹部の内部にそれぞれインク
チャンネル11、インレット12、インク供給室13が
形成されている。
【0013】上記複数のインクチャンネル11は等ピッ
チで並列に配置されている。各インクチャンネル11に
は、それぞれ対応するインレット12を介してインク供
給室13からインクが収容されるようになっている。ま
た、チャンネルプレート2には、各インクチャンネル1
1の端部近傍にそれぞれ連通する複数のノズル14が1
つの直線上に形成されている。このノズル14はインク
チャンネル11側が大径で、外部に面した吐出側が小径
となったテーパ状円形断面を有している。
チで並列に配置されている。各インクチャンネル11に
は、それぞれ対応するインレット12を介してインク供
給室13からインクが収容されるようになっている。ま
た、チャンネルプレート2には、各インクチャンネル1
1の端部近傍にそれぞれ連通する複数のノズル14が1
つの直線上に形成されている。このノズル14はインク
チャンネル11側が大径で、外部に面した吐出側が小径
となったテーパ状円形断面を有している。
【0014】上記チャンネルプレート2と隔壁3とは、
スペーサ部材6,7,8を介して、セラミック等の高剛
性材料からなる基板4に固定されている。この基板4上
には、隔壁3を介してそれぞれインクチャンネル11に
対向するように配置された複数の圧電部材15が固定さ
れている。圧電部材15は、電圧印加時の変形に基づき
隔壁3を介してインクチャンネル11内のインクを加圧
し、ノズル14からインクドロップを飛翔させる加圧手
段である。
スペーサ部材6,7,8を介して、セラミック等の高剛
性材料からなる基板4に固定されている。この基板4上
には、隔壁3を介してそれぞれインクチャンネル11に
対向するように配置された複数の圧電部材15が固定さ
れている。圧電部材15は、電圧印加時の変形に基づき
隔壁3を介してインクチャンネル11内のインクを加圧
し、ノズル14からインクドロップを飛翔させる加圧手
段である。
【0015】上記圧電部材15は、例えばジルコン酸鉛
やチタン酸鉛などの圧電材料からなり、インクチャンネ
ル11よりも長さと幅が少し小さい直方体に形成されて
いる。各圧電部材15の上,下面には、図3に示すよう
に、上記インクチャンネル11と同じ長手方向に沿って
延在し、かつ圧電部材15を介して互いに対向する電極
30,31がスパッタリング法やめっき法などによりそ
れぞれ形成されている。そのうち上部電極30は、これ
と接触する導電性の隔壁3を介してアースされている。
やチタン酸鉛などの圧電材料からなり、インクチャンネ
ル11よりも長さと幅が少し小さい直方体に形成されて
いる。各圧電部材15の上,下面には、図3に示すよう
に、上記インクチャンネル11と同じ長手方向に沿って
延在し、かつ圧電部材15を介して互いに対向する電極
30,31がスパッタリング法やめっき法などによりそ
れぞれ形成されている。そのうち上部電極30は、これ
と接触する導電性の隔壁3を介してアースされている。
【0016】他方、下部電極31は、ノズル14に向か
って配列された3つの電極部分32,33,34と、こ
れら電極部分32,33,34を電気的に接続する抵抗
35,36とからなっている。これら抵抗35,36
は、スパッタリング等により下部電極31を形成する際
にマスクされていた領域に、印刷により抵抗材料を塗布
することで各圧電部材15について同時に形成すること
ができる。以下、上記抵抗35,36の各中央部を境と
する圧電部材15の各部分を、ノズル14から離れた方
から順に、領域A,B,Cという。この領域Aの電極部
分32は、図2に示すように、基板4上にパターン印刷
された個別リード線37に導通している。この個別リー
ド線37は、各圧電部材15に対応して形成され、基板
4の側部からドライバ9にそれぞれ接続されている。こ
れら個別リード線37とドライバ9、および、上記電極
30をアースする隔壁3とにより、上記圧電部材15に
電圧を印加する電圧印加手段が構成されている。
って配列された3つの電極部分32,33,34と、こ
れら電極部分32,33,34を電気的に接続する抵抗
35,36とからなっている。これら抵抗35,36
は、スパッタリング等により下部電極31を形成する際
にマスクされていた領域に、印刷により抵抗材料を塗布
することで各圧電部材15について同時に形成すること
ができる。以下、上記抵抗35,36の各中央部を境と
する圧電部材15の各部分を、ノズル14から離れた方
から順に、領域A,B,Cという。この領域Aの電極部
分32は、図2に示すように、基板4上にパターン印刷
された個別リード線37に導通している。この個別リー
ド線37は、各圧電部材15に対応して形成され、基板
4の側部からドライバ9にそれぞれ接続されている。こ
れら個別リード線37とドライバ9、および、上記電極
30をアースする隔壁3とにより、上記圧電部材15に
電圧を印加する電圧印加手段が構成されている。
【0017】なお、各ヘッド部10,20のインクチャ
ンネル11,11、インレット12,12、圧電部材1
5,15はそれぞれ同一サイズに形成されている。ま
た、ノズル14,14も同一径に形成してある。インク
チャンネル11、インレット12、圧電部材15、ノズ
ル14等の大きさを各ヘッド部ごとに異ならせて、各ヘ
ッド部から異なる径のインク滴を吐出するようにしても
よい。
ンネル11,11、インレット12,12、圧電部材1
5,15はそれぞれ同一サイズに形成されている。ま
た、ノズル14,14も同一径に形成してある。インク
チャンネル11、インレット12、圧電部材15、ノズ
ル14等の大きさを各ヘッド部ごとに異ならせて、各ヘ
ッド部から異なる径のインク滴を吐出するようにしても
よい。
【0018】つぎに、上記構成からなるインクジェット
記録ヘッド1における圧電部材15の駆動方法とインク
吐出動作について説明する。上記各インクチャンネル1
1には、インク供給室13から供給されたインクが収容
されている。この状態で、上記下部電極31の電極部分
32に、ドライバ9により所定電圧を印加して圧電部材
15を駆動する。このときの下部電極31の各電極部分
32,33,34の電圧値の推移を、これらに対応する
各領域A,B,Cごとに示したのが図4のグラフであ
る。このグラフは、横軸に時間t、縦軸に電圧値Vをと
ってある。このグラフに示すように、上記領域Aの電圧
は、ドライバ9によって印加された電圧と同じ波形とな
る。すなわち、所定の立ち上がり勾配をもち、t1時に
最大電圧値V1となる。これに対して、上記領域Bの電
圧は、電極31に一時的に流れる電流が抵抗35を通る
ことにより、領域Bの圧電部材の容量(コンデンサ)成
分に充電が行われる時定数分、上記領域Aの電圧に比べ
て立ち上がり勾配が緩やかになる。そのため、上記領域
Bでは、上記領域Aよりも時間的に若干遅れてt2時に
最大電圧値V1に達する。上記領域Cの電圧についても
同様に、抵抗36の存在によって上記領域Bよりもさら
に遅れてt3時に最大電圧値V1に達する。
記録ヘッド1における圧電部材15の駆動方法とインク
吐出動作について説明する。上記各インクチャンネル1
1には、インク供給室13から供給されたインクが収容
されている。この状態で、上記下部電極31の電極部分
32に、ドライバ9により所定電圧を印加して圧電部材
15を駆動する。このときの下部電極31の各電極部分
32,33,34の電圧値の推移を、これらに対応する
各領域A,B,Cごとに示したのが図4のグラフであ
る。このグラフは、横軸に時間t、縦軸に電圧値Vをと
ってある。このグラフに示すように、上記領域Aの電圧
は、ドライバ9によって印加された電圧と同じ波形とな
る。すなわち、所定の立ち上がり勾配をもち、t1時に
最大電圧値V1となる。これに対して、上記領域Bの電
圧は、電極31に一時的に流れる電流が抵抗35を通る
ことにより、領域Bの圧電部材の容量(コンデンサ)成
分に充電が行われる時定数分、上記領域Aの電圧に比べ
て立ち上がり勾配が緩やかになる。そのため、上記領域
Bでは、上記領域Aよりも時間的に若干遅れてt2時に
最大電圧値V1に達する。上記領域Cの電圧についても
同様に、抵抗36の存在によって上記領域Bよりもさら
に遅れてt3時に最大電圧値V1に達する。
【0019】上記のように圧電部材15の各領域A,
B,Cの電圧が時間のずれをもってそれぞれ最大電圧値
V1となる。そのため、図5に示すように、まず圧電部
材15の領域Aの部分が電圧値V1に応じた最大変形量
Δ(デルタ)となる。この領域Aの部分の変形によって
隔壁3がインクチャンネル11内に瞬間的に押し上げら
れ、インク内に圧力波が発生する。この圧力波がインク
チャンネル11内に広がり、ノズル14方向(図5にお
いて左側)に伝播する。つづいて、圧電部材15の領域
Bの部分が若干遅れて最大変形量Δとなる。この領域B
の部分の変形により発生した圧力波が、上記領域Aで発
生した圧力波に重なるようにしてノズル14方向に伝播
する。そして、さらに若干遅れて圧電部材15の領域C
の部分が最大変形量Δとなり、この領域Cの部分で発生
した圧力波が上記圧力波に重なってノズル14近傍まで
達し、ノズル14からインクドロップが吐出される。
B,Cの電圧が時間のずれをもってそれぞれ最大電圧値
V1となる。そのため、図5に示すように、まず圧電部
材15の領域Aの部分が電圧値V1に応じた最大変形量
Δ(デルタ)となる。この領域Aの部分の変形によって
隔壁3がインクチャンネル11内に瞬間的に押し上げら
れ、インク内に圧力波が発生する。この圧力波がインク
チャンネル11内に広がり、ノズル14方向(図5にお
いて左側)に伝播する。つづいて、圧電部材15の領域
Bの部分が若干遅れて最大変形量Δとなる。この領域B
の部分の変形により発生した圧力波が、上記領域Aで発
生した圧力波に重なるようにしてノズル14方向に伝播
する。そして、さらに若干遅れて圧電部材15の領域C
の部分が最大変形量Δとなり、この領域Cの部分で発生
した圧力波が上記圧力波に重なってノズル14近傍まで
達し、ノズル14からインクドロップが吐出される。
【0020】このように、インクチャンネル11内のイ
ンクをノズル14に向かって絞り出すように圧電部材1
5の各領域A,B,Cの最大変形時期をずらせば、各領
域A,B,Cで発生した圧力波を順次重ねることがで
き、圧力波のピークをインクドロップの吐出時に合わせ
ることができる。その結果、インクチャンネル11の長
さや圧力波を重ねるタイミングにもよるが、インクドロ
ップの吐出効率を約10〜20%程度上げることができ
る。
ンクをノズル14に向かって絞り出すように圧電部材1
5の各領域A,B,Cの最大変形時期をずらせば、各領
域A,B,Cで発生した圧力波を順次重ねることがで
き、圧力波のピークをインクドロップの吐出時に合わせ
ることができる。その結果、インクチャンネル11の長
さや圧力波を重ねるタイミングにもよるが、インクドロ
ップの吐出効率を約10〜20%程度上げることができ
る。
【0021】また、圧電部材15に印加される電圧の立
ち上がりを、急峻(上記t1が約1〜10μs)にした
り、あるいは、緩やか(上記t1が約10〜50μs)
にするように制御すれば、ドライバ9の回路変更を伴う
ことなくインク吐出力を変えることができ、インクドロ
ップの大きさや吐出速度などを調節することもできる。
ち上がりを、急峻(上記t1が約1〜10μs)にした
り、あるいは、緩やか(上記t1が約10〜50μs)
にするように制御すれば、ドライバ9の回路変更を伴う
ことなくインク吐出力を変えることができ、インクドロ
ップの大きさや吐出速度などを調節することもできる。
【0022】一方、ドライバ9による電圧印加が解除さ
れると、圧電部材15は元の状態に復帰し、その際にイ
ンクチャンネル11内に生じる負圧に基づきインク供給
室13からインレット12を介してインクが補充され
る。この圧電部材15の復元動作は、上記インク加圧時
の変形とは逆の原理によって逆の方向性を示す。すなわ
ち、電極部分32への電圧印加が解除されると、まず、
圧電部材15の領域Aの部分がいち早く復元し、ついで
若干の時間のずれをもって領域Bの部分が、つづいて領
域Cの部分が順次復元することになる。このような復元
動作をすることで、圧電部材15が全長にわたって同時
に復元する場合に比べ、インクチャンネル11に緩やか
にインクが補充されるため、ノズル14からの気泡の吸
引や、インク補充直後のインクチャンネル11内のイン
クの揺れを抑えることができる。
れると、圧電部材15は元の状態に復帰し、その際にイ
ンクチャンネル11内に生じる負圧に基づきインク供給
室13からインレット12を介してインクが補充され
る。この圧電部材15の復元動作は、上記インク加圧時
の変形とは逆の原理によって逆の方向性を示す。すなわ
ち、電極部分32への電圧印加が解除されると、まず、
圧電部材15の領域Aの部分がいち早く復元し、ついで
若干の時間のずれをもって領域Bの部分が、つづいて領
域Cの部分が順次復元することになる。このような復元
動作をすることで、圧電部材15が全長にわたって同時
に復元する場合に比べ、インクチャンネル11に緩やか
にインクが補充されるため、ノズル14からの気泡の吸
引や、インク補充直後のインクチャンネル11内のイン
クの揺れを抑えることができる。
【0023】なお、本実施形態の構成によれば、1つの
ドライバによって、圧電部材15の各領域に印加される
電圧が時間差をもって最大となるように駆動できるの
で、回路を簡単で、かつ安価にできる。しかしながら、
本実施形態の構成に限らず、上記のような圧電部材15
の変形動作をより正確に制御するために、抵抗35,3
6を設けることなく、それぞれ導通していない各電極部
分32,33,34のみで下部電極31を構成するとと
もに、各電極部分32,33,34ごとに対応するドラ
イバを接続し、各ドライバによって各電極部分32,3
3,34に時間のずれをもたせて電圧の印加および解除
を行うようにしてもよい。
ドライバによって、圧電部材15の各領域に印加される
電圧が時間差をもって最大となるように駆動できるの
で、回路を簡単で、かつ安価にできる。しかしながら、
本実施形態の構成に限らず、上記のような圧電部材15
の変形動作をより正確に制御するために、抵抗35,3
6を設けることなく、それぞれ導通していない各電極部
分32,33,34のみで下部電極31を構成するとと
もに、各電極部分32,33,34ごとに対応するドラ
イバを接続し、各ドライバによって各電極部分32,3
3,34に時間のずれをもたせて電圧の印加および解除
を行うようにしてもよい。
【0024】ところで、上記圧電部材15には単層のも
のを用いたが、図6に示すように、長手方向に沿って平
行に延びる複数の電極を内部に有する積層タイプの圧電
部材40を用いてもよい。この圧電部材40は、複数の
薄い圧電層41が積層されて構成されている。圧電部材
40のノズル14から離れた方の端面(図6における右
側端面)には共通電極部42が設けてあり、そこから抵
抗35,36により接続された各電極部分32,33,
34からなる電極31が上記圧電層41間に延びてい
る。他方、圧電部材40のノズル14側の端面(図6に
おける左側端面)にも共通電極部43が設けてあり、そ
こから複数の電極30が上記電極31に挟まれて位置す
る圧電層41間にそれぞれ延びている。上記各電極30
は共通電極部43を介してアースされるとともに、上記
各電極31には共通電極部42を介して駆動電圧が印加
されるようになっている。また、各電極30,31は互
いに導通しないように形成されている。
のを用いたが、図6に示すように、長手方向に沿って平
行に延びる複数の電極を内部に有する積層タイプの圧電
部材40を用いてもよい。この圧電部材40は、複数の
薄い圧電層41が積層されて構成されている。圧電部材
40のノズル14から離れた方の端面(図6における右
側端面)には共通電極部42が設けてあり、そこから抵
抗35,36により接続された各電極部分32,33,
34からなる電極31が上記圧電層41間に延びてい
る。他方、圧電部材40のノズル14側の端面(図6に
おける左側端面)にも共通電極部43が設けてあり、そ
こから複数の電極30が上記電極31に挟まれて位置す
る圧電層41間にそれぞれ延びている。上記各電極30
は共通電極部43を介してアースされるとともに、上記
各電極31には共通電極部42を介して駆動電圧が印加
されるようになっている。また、各電極30,31は互
いに導通しないように形成されている。
【0025】上記構成を有する圧電部材40の共通電極
部42に電圧を印加したときの各領域A,B,Cの変形
動作は、上記単層の圧電部材15と同様である。ただ
し、積層タイプの圧電部材40は、単層のものに比べて
同一電圧を印加したときの変形効率がよく、大きな変形
量が得られるので、上記圧電部材15を用いて得られる
ものと同等の効果を、より低い駆動電圧で達成できる。
部42に電圧を印加したときの各領域A,B,Cの変形
動作は、上記単層の圧電部材15と同様である。ただ
し、積層タイプの圧電部材40は、単層のものに比べて
同一電圧を印加したときの変形効率がよく、大きな変形
量が得られるので、上記圧電部材15を用いて得られる
ものと同等の効果を、より低い駆動電圧で達成できる。
【0026】また、上記圧電部材15は、インクチャン
ネル11の長手方向に沿うように細長く形成してある
が、その形状はインクチャンネル11に対応して種々変
形可能である。例えば、インクチャンネルを円柱状空間
に形成し、これに応じて圧電部材を円筒状に形成する。
この円筒状圧電部材の一方の面に、それぞれ所定幅をも
った環状をなす複数の電極部分32,33,34および
抵抗35,36を同心的に配置して上記電極31を形成
し、他方の全面に電極30を形成する。また、ノズルは
この円筒状圧電部材の中心部に対向して設ける。
ネル11の長手方向に沿うように細長く形成してある
が、その形状はインクチャンネル11に対応して種々変
形可能である。例えば、インクチャンネルを円柱状空間
に形成し、これに応じて圧電部材を円筒状に形成する。
この円筒状圧電部材の一方の面に、それぞれ所定幅をも
った環状をなす複数の電極部分32,33,34および
抵抗35,36を同心的に配置して上記電極31を形成
し、他方の全面に電極30を形成する。また、ノズルは
この円筒状圧電部材の中心部に対向して設ける。
【0027】上記構成において、ノズルから最も離れて
位置する電極部分32に電圧を印加すれば、圧電部材の
変形が外周部分から中心部に向かって時間のずれをもっ
て順次最大となり、圧力波のピークをノズルが位置する
上記中心部に集中させることができる。
位置する電極部分32に電圧を印加すれば、圧電部材の
変形が外周部分から中心部に向かって時間のずれをもっ
て順次最大となり、圧力波のピークをノズルが位置する
上記中心部に集中させることができる。
【0028】なお、上記インクジェット記録ヘッド1で
は、隔壁3により圧電部材15をインクチャンネル11
から隔離したが、圧電部材15等の表面に防湿コートを
施してインクチャンネル11に直接臨ませるようにして
もよい。
は、隔壁3により圧電部材15をインクチャンネル11
から隔離したが、圧電部材15等の表面に防湿コートを
施してインクチャンネル11に直接臨ませるようにして
もよい。
【0029】つぎに、第2の実施形態の圧電部材46に
ついて図7〜9を参照して説明する。図7に示すよう
に、この圧電部材46も積層タイプであり、上記圧電部
材40とほぼ同様の構成を有している。したがって、同
一部材には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
ただし、各電極31の先端部が抵抗47を介して共通電
極部43にそれぞれ導通している点において構成が異な
る。
ついて図7〜9を参照して説明する。図7に示すよう
に、この圧電部材46も積層タイプであり、上記圧電部
材40とほぼ同様の構成を有している。したがって、同
一部材には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
ただし、各電極31の先端部が抵抗47を介して共通電
極部43にそれぞれ導通している点において構成が異な
る。
【0030】上記圧電部材46の共通電極部42に所定
の立ち上がり勾配をもった電圧を印加すると、アースさ
れた共通電極部43に上記抵抗47を介して導通してい
るために、電圧印加中は電極31に電流が流れることに
なる。そのため、圧電部材46の各領域A,B,Cに対
応する電極部分32,33,34の電圧は、図8のグラ
フに示すように推移する。すなわち、領域Aにおける電
圧は印加電圧と同じ波形によってt1時に最大電圧値V1
に達するが、領域Bの電圧は立ち上がりが緩やかになる
ともに抵抗35での電圧降下によってt2時に上記V1よ
りも低い最大電圧値V2に達する。また、領域Cの電圧
の立ち上がりはさらに緩やかになり、抵抗36での電圧
降下によってt3時に上記V2よりも低い最大電圧値V3
に達する。
の立ち上がり勾配をもった電圧を印加すると、アースさ
れた共通電極部43に上記抵抗47を介して導通してい
るために、電圧印加中は電極31に電流が流れることに
なる。そのため、圧電部材46の各領域A,B,Cに対
応する電極部分32,33,34の電圧は、図8のグラ
フに示すように推移する。すなわち、領域Aにおける電
圧は印加電圧と同じ波形によってt1時に最大電圧値V1
に達するが、領域Bの電圧は立ち上がりが緩やかになる
ともに抵抗35での電圧降下によってt2時に上記V1よ
りも低い最大電圧値V2に達する。また、領域Cの電圧
の立ち上がりはさらに緩やかになり、抵抗36での電圧
降下によってt3時に上記V2よりも低い最大電圧値V3
に達する。
【0031】上記のように各領域の電圧が推移する圧電
部材46の変形は、図9に示すように、まず領域Aが電
圧値V1に応じた最大変形量Δ1となり、これに若干遅れ
て領域Bが電圧値V2に応じた最大変形量Δ2となり、さ
らに若干遅れて領域Cが電圧値V3に応じた最大変形量
Δ3となる。このような圧電部材46の階段状の変形に
よっても、上記圧電部材15の場合と同様に、各領域
A,B,Cで発生した圧力波を順次重ねることができ、
インクドロップの吐出効率を上げることができる。
部材46の変形は、図9に示すように、まず領域Aが電
圧値V1に応じた最大変形量Δ1となり、これに若干遅れ
て領域Bが電圧値V2に応じた最大変形量Δ2となり、さ
らに若干遅れて領域Cが電圧値V3に応じた最大変形量
Δ3となる。このような圧電部材46の階段状の変形に
よっても、上記圧電部材15の場合と同様に、各領域
A,B,Cで発生した圧力波を順次重ねることができ、
インクドロップの吐出効率を上げることができる。
【図1】 本発明にかかる圧電部材を用いたインクジェ
ット記録ヘッドの平面図である。
ット記録ヘッドの平面図である。
【図2】 図1に示すヘッドのII−II線断面図である。
【図3】 第1実施形態の圧電部材の側面図である。
【図4】 図3の圧電部材の各領域に印加される電圧の
推移を示すグラフである。
推移を示すグラフである。
【図5】 図3の圧電部材の各領域における厚み方向の
変形量を経時的に説明するための側面図である。
変形量を経時的に説明するための側面図である。
【図6】 本発明にかかる積層型圧電部材の側面図であ
る。
る。
【図7】 第2実施形態の積層型圧電部材の側面図であ
る。
る。
【図8】 図7の圧電部材に電圧を印加したときの各領
域の電圧の推移を示すグラフである。
域の電圧の推移を示すグラフである。
【図9】 図7の圧電部材の各領域における厚み方向の
変形量を経時的に説明するための側面図である。
変形量を経時的に説明するための側面図である。
【図10】 圧電部材を用いた従来のインクジェット記
録ヘッドの一例を示す断面図である。
録ヘッドの一例を示す断面図である。
1…インクジェット記録ヘッド、2…チャンネルプレー
ト、3…隔壁、4…基板、11…インクチャンネル、1
4…ノズル、15…圧電部材、30…電極(第2の電
極)31…電極(第1の電極)、32,33,34…電
極部分、35,36…抵抗。
ト、3…隔壁、4…基板、11…インクチャンネル、1
4…ノズル、15…圧電部材、30…電極(第2の電
極)31…電極(第1の電極)、32,33,34…電
極部分、35,36…抵抗。
Claims (2)
- 【請求項1】 インクが収容されたインクチャンネルに
対応して配置され、電圧印加時の変形に基づき上記イン
クチャンネル内のインクを加圧してノズルからインクド
ロップを飛翔させるインクジェット記録ヘッド用圧電部
材において、 上記圧電部材の変形が上記ノズルから離れた部分から上
記ノズルに近い部分に向かって時間のずれをもって順次
最大となるように駆動する上記圧電部材の駆動方法。 - 【請求項2】 インクを収容するインクチャンネルに対
応して配置され、電圧印加時の変形に基づき上記インク
チャンネルに収容したインクを加圧してインクチャンネ
ルに連通するノズルからインクドロップを飛翔させるイ
ンクジェット記録ヘッド用圧電部材において、 上記圧電部材には第1の電極と該圧電部材を挟んで上記
電極と対向する第2の電極とを設け、上記第1の電極は
ノズルに向かって配列された複数の電極部分とこれら電
極部分を電気的に接続する抵抗とからなり、上記第1の
電極におけるノズルから最も離れた電極部分と上記第2
の電極とを電圧印加手段に接続したことを特徴とするイ
ンクジェット記録ヘッド用圧電部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8153843A JPH10772A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | インクジェット記録ヘッド用圧電部材の駆動方法および圧電部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8153843A JPH10772A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | インクジェット記録ヘッド用圧電部材の駆動方法および圧電部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10772A true JPH10772A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15571318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8153843A Pending JPH10772A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | インクジェット記録ヘッド用圧電部材の駆動方法および圧電部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10772A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4656287A (en) * | 1984-05-25 | 1987-04-07 | Toyoma Chemical Co., Ltd. | Aminothiazole intermediate for a cephalosporin |
| US6305792B1 (en) | 1998-04-17 | 2001-10-23 | Nec Corporation | Ink jet recording head |
| JP2005186331A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録ヘッド |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP8153843A patent/JPH10772A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4656287A (en) * | 1984-05-25 | 1987-04-07 | Toyoma Chemical Co., Ltd. | Aminothiazole intermediate for a cephalosporin |
| US6305792B1 (en) | 1998-04-17 | 2001-10-23 | Nec Corporation | Ink jet recording head |
| JP2005186331A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録ヘッド |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR960015881B1 (ko) | 고밀도 잉크 분사 프린트 헤드 어레이 제조방법 | |
| JPH08207279A (ja) | ページ幅圧電インクジェット印字エンジン及び同エンジンの製造方法 | |
| JP2000141647A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| US5373314A (en) | Ink jet print head | |
| JPH08336966A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JPH1134324A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェットヘッド | |
| US5430470A (en) | Ink jet printhead having a modulatable cover plate | |
| JPH10772A (ja) | インクジェット記録ヘッド用圧電部材の駆動方法および圧電部材 | |
| JP2658204B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP2699813B2 (ja) | インクジェット記録装置の記録ヘッド | |
| JP3595129B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
| JP3264945B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
| JP3514407B2 (ja) | インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 | |
| JP3306937B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
| JP3298755B2 (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
| JPH10278263A (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JP2960182B2 (ja) | 液滴噴射記録装置 | |
| JP3232632B2 (ja) | インクジェット式印字ヘッド | |
| JP3454841B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
| JPH09300612A (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JPH04371845A (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JP3221405B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JP3073783B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
| JPH06106724A (ja) | インクジェットヘッド | |
| JPH04187441A (ja) | インクジェット記録ヘッド |