JPH1077580A - 耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法および耐黄変・撥水性繊維構造物 - Google Patents
耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法および耐黄変・撥水性繊維構造物Info
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- JPH1077580A JPH1077580A JP23487196A JP23487196A JPH1077580A JP H1077580 A JPH1077580 A JP H1077580A JP 23487196 A JP23487196 A JP 23487196A JP 23487196 A JP23487196 A JP 23487196A JP H1077580 A JPH1077580 A JP H1077580A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】大気中のNOxや紙製品などに含まれるバニリ
ンなどによる黄変を防止し、洗濯に対し耐久性の大きい
撥水性を有する。 【構成】 ポリアミド系繊維を含む繊維構造物に、アル
キルジフェニールエーテル化合物含有溶液で浸漬処理を
施した後、ポリフルオロアルキル基含有アクリル共重合
体とアミノプラスト樹脂および/または多官能ブロック
イソシアネート含有ウレタン樹脂との混合液を付与し、
熱処理を施す。アルキルジフェニールエーテル化合物含
有溶液に尿素樹脂を添加して用いると、撥水性の耐久性
が向上する。アルキルジフェニールエーテル化合物が、
[化1]に示す、式(1)の構造を有する化合物である
と好適である。アルキルジフェニールエーテル化合物含
有溶液のpHを2〜6に調整すると、柔軟な風合が得ら
れやすい。 【化1】
ンなどによる黄変を防止し、洗濯に対し耐久性の大きい
撥水性を有する。 【構成】 ポリアミド系繊維を含む繊維構造物に、アル
キルジフェニールエーテル化合物含有溶液で浸漬処理を
施した後、ポリフルオロアルキル基含有アクリル共重合
体とアミノプラスト樹脂および/または多官能ブロック
イソシアネート含有ウレタン樹脂との混合液を付与し、
熱処理を施す。アルキルジフェニールエーテル化合物含
有溶液に尿素樹脂を添加して用いると、撥水性の耐久性
が向上する。アルキルジフェニールエーテル化合物が、
[化1]に示す、式(1)の構造を有する化合物である
と好適である。アルキルジフェニールエーテル化合物含
有溶液のpHを2〜6に調整すると、柔軟な風合が得ら
れやすい。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド系繊維
を含む耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法およびポリ
アミド系繊維を含む耐黄変・撥水性繊維構造物に関す
る。さらに詳細には、大気中の窒素酸化物(NOx)や
紙製品などに含まれるバニリンなどによる黄変を防止
し、耐久性のある撥水性を有する、ポリアミド系繊維を
含む耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法およびその繊
維構造物に関する。
を含む耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法およびポリ
アミド系繊維を含む耐黄変・撥水性繊維構造物に関す
る。さらに詳細には、大気中の窒素酸化物(NOx)や
紙製品などに含まれるバニリンなどによる黄変を防止
し、耐久性のある撥水性を有する、ポリアミド系繊維を
含む耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法およびその繊
維構造物に関する。
【0002】本発明において、ポリアミド系繊維は、ナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン1
2、芳香族ナイロンなどの合成繊維、羊毛、絹などの天
然繊維、および前記の合成繊維や天然繊維を主たる構成
繊維とする、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、
綿、麻などの組合せを含む意味である。また、繊維構造
物は、織物、編物、不織布などの布帛、繊維集合体など
の繊維製品全般を意味する。
イロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン1
2、芳香族ナイロンなどの合成繊維、羊毛、絹などの天
然繊維、および前記の合成繊維や天然繊維を主たる構成
繊維とする、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、
綿、麻などの組合せを含む意味である。また、繊維構造
物は、織物、編物、不織布などの布帛、繊維集合体など
の繊維製品全般を意味する。
【0003】
【従来の技術】従来、ポリアミド系繊維を含む繊維構造
物に撥水性を付与する手段として、ポリフルオロアルキ
ル基含有アクリル共重合体を主成分とする撥水剤(以
下、単にフッ素系撥水剤という)を付与し、熱処理する
という方法が行われていた。しかし、単にフッ素系撥水
剤のみで処理した繊維構造物は、付与された撥水性が洗
濯によって著しく低下するという問題があった。
物に撥水性を付与する手段として、ポリフルオロアルキ
ル基含有アクリル共重合体を主成分とする撥水剤(以
下、単にフッ素系撥水剤という)を付与し、熱処理する
という方法が行われていた。しかし、単にフッ素系撥水
剤のみで処理した繊維構造物は、付与された撥水性が洗
濯によって著しく低下するという問題があった。
【0004】前記の問題を解決するために繊維を、フッ
素系撥水剤、トリメチロールメラミンおよび有機アミン
の存在下で処理する方法;特開昭54−133486号
公報、特開昭56−165072号公報、特開平5−2
72060号公報などに記載されている、フッ素系撥水
剤および多官能ブロックイソシアネートウレタン化合物
の存在下で処理する方法;特開昭58−208473号
公報に記載されている、フッ素系撥水剤、アミノプラス
ト樹脂および多官能ブロックイソシアネートウレタン化
合物存在下で処理する方法;などが提案されている。
素系撥水剤、トリメチロールメラミンおよび有機アミン
の存在下で処理する方法;特開昭54−133486号
公報、特開昭56−165072号公報、特開平5−2
72060号公報などに記載されている、フッ素系撥水
剤および多官能ブロックイソシアネートウレタン化合物
の存在下で処理する方法;特開昭58−208473号
公報に記載されている、フッ素系撥水剤、アミノプラス
ト樹脂および多官能ブロックイソシアネートウレタン化
合物存在下で処理する方法;などが提案されている。
【0005】しかしながら、いずれの方法もポリアミド
系繊維を含有する繊維構造物については洗濯耐久性に乏
しいため、さらに、特開昭58−46176号公報に記
載されている、多価フェノール化合物で前処理しフッ素
系撥水剤で処理する方法;特開平1−221576号公
報に記載されている、スルフォン化フェノールホルムア
ルデヒド低縮合物で前処理しフッ素系撥水剤およびアミ
ノプラスト樹脂で処理する方法などが提案されている。
しかし、いずれの方法も洗濯耐久性については十分であ
るとは言い難く、風合も粗硬になりがちであった。
系繊維を含有する繊維構造物については洗濯耐久性に乏
しいため、さらに、特開昭58−46176号公報に記
載されている、多価フェノール化合物で前処理しフッ素
系撥水剤で処理する方法;特開平1−221576号公
報に記載されている、スルフォン化フェノールホルムア
ルデヒド低縮合物で前処理しフッ素系撥水剤およびアミ
ノプラスト樹脂で処理する方法などが提案されている。
しかし、いずれの方法も洗濯耐久性については十分であ
るとは言い難く、風合も粗硬になりがちであった。
【0006】また、白色や淡色のポリアミド繊維は、大
気中の窒素酸化物(NOx)や紙製品などに含まれるバ
ニリンなどにより黄変する問題があった。この問題を解
決するため、特開平4−2878号公報にはアルキルジ
フェニールエーテル化合物により前処理を行い、次いで
撥水加工を行う方法が提案されているが、黄変防止処理
と一時的な撥水加工との組み合わせであり、撥水性の洗
濯耐久性を高度に向上させるものではない。
気中の窒素酸化物(NOx)や紙製品などに含まれるバ
ニリンなどにより黄変する問題があった。この問題を解
決するため、特開平4−2878号公報にはアルキルジ
フェニールエーテル化合物により前処理を行い、次いで
撥水加工を行う方法が提案されているが、黄変防止処理
と一時的な撥水加工との組み合わせであり、撥水性の洗
濯耐久性を高度に向上させるものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状に鑑み、洗濯耐久性や着用時の磨耗耐久性など高度な
耐久性のある撥水性を有し、かつ、白色や淡色でも窒素
酸化物(NOx)や紙製品などに含まれるバニリンなど
により黄変しにくいポリアミド系繊維を含む、耐黄変・
撥水性繊維構造物の製造方法と、ポリアミド系繊維を含
む耐黄変・撥水性繊維構造物とを提供することを目的と
する。
状に鑑み、洗濯耐久性や着用時の磨耗耐久性など高度な
耐久性のある撥水性を有し、かつ、白色や淡色でも窒素
酸化物(NOx)や紙製品などに含まれるバニリンなど
により黄変しにくいポリアミド系繊維を含む、耐黄変・
撥水性繊維構造物の製造方法と、ポリアミド系繊維を含
む耐黄変・撥水性繊維構造物とを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、ポリアミド系繊維を含む繊維構造物
に、アルキルジフェニールエーテル化合物含有溶液で浸
漬処理を施した後、ポリフルオロアルキル基含有アクリ
ル共重合体とアミノプラスト樹脂および/または多官能
ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂との混合液を
付与し、熱処理を施すことを特徴とする、耐黄変・撥水
性繊維構造物の製造方法を提供する。
めに、本発明は、ポリアミド系繊維を含む繊維構造物
に、アルキルジフェニールエーテル化合物含有溶液で浸
漬処理を施した後、ポリフルオロアルキル基含有アクリ
ル共重合体とアミノプラスト樹脂および/または多官能
ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂との混合液を
付与し、熱処理を施すことを特徴とする、耐黄変・撥水
性繊維構造物の製造方法を提供する。
【0009】アルキルジフェニールエーテル化合物含有
溶液のpHは2ないし6であると、ポリアミド繊維の損
傷を防止して柔らかな風合に仕上げやすい。前記のアル
キルジフェニールエーテル化合物の付与量は、繊維構造
物に対し固形分で0.05〜10重量%であると好適で
ある。前記範囲では、高度な耐久性を有する撥水性と高
い耐黄変性とを期待できる。前記のアルキルジフェニー
ルエーテル化合物としては、[化2]に示す、式(1)
の構造を有する化合物を好ましく用いることができる。
溶液のpHは2ないし6であると、ポリアミド繊維の損
傷を防止して柔らかな風合に仕上げやすい。前記のアル
キルジフェニールエーテル化合物の付与量は、繊維構造
物に対し固形分で0.05〜10重量%であると好適で
ある。前記範囲では、高度な耐久性を有する撥水性と高
い耐黄変性とを期待できる。前記のアルキルジフェニー
ルエーテル化合物としては、[化2]に示す、式(1)
の構造を有する化合物を好ましく用いることができる。
【0010】
【化2】 また、アルキルジフェニールエーテル化合物含有溶液に
は、尿素樹脂を添加しておくことが好ましい。撥水性の
耐久性が向上するばかりでなく、風合が一層柔軟にな
り、かつ窒素酸化物(NOx)などに対する耐黄変性を
さらに高めることができる。
は、尿素樹脂を添加しておくことが好ましい。撥水性の
耐久性が向上するばかりでなく、風合が一層柔軟にな
り、かつ窒素酸化物(NOx)などに対する耐黄変性を
さらに高めることができる。
【0011】アミノプラスト樹脂の付与量は、繊維構造
物に対し固形分で0.01ないし2重量(繊維重量)%
であることが望ましい。撥水性皮膜の強度を高め、か
つ、風合が硬くなることを防止できる。多官能ブロック
イソシアネート含有ウレタン樹脂の付与量を、繊維構造
物に対し固形分で0.01〜4重量%の範囲とすると、
撥水性皮膜の強度を高め、かつ、風合が硬くなることを
防止できる。尿素樹脂の付与量は、繊維構造物に対し固
形分で0.1ないし5重量%であることが好ましい。風
合が柔軟になり、撥水性の耐久性が向上する傾向があ
る。
物に対し固形分で0.01ないし2重量(繊維重量)%
であることが望ましい。撥水性皮膜の強度を高め、か
つ、風合が硬くなることを防止できる。多官能ブロック
イソシアネート含有ウレタン樹脂の付与量を、繊維構造
物に対し固形分で0.01〜4重量%の範囲とすると、
撥水性皮膜の強度を高め、かつ、風合が硬くなることを
防止できる。尿素樹脂の付与量は、繊維構造物に対し固
形分で0.1ないし5重量%であることが好ましい。風
合が柔軟になり、撥水性の耐久性が向上する傾向があ
る。
【0012】また、本発明は、ポリアミド系繊維を含む
繊維構造物であって、アルキルジフェニールエーテル化
合物含有溶液で浸漬処理され、かつ、ポリフルオロアル
キル基含有アクリル共重合体とアミノプラスト樹脂およ
び/または多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン
樹脂との混合液が付与され、かつ、熱処理が施されてい
ることを特徴とする耐黄変・撥水性繊維構造物を提供す
る。
繊維構造物であって、アルキルジフェニールエーテル化
合物含有溶液で浸漬処理され、かつ、ポリフルオロアル
キル基含有アクリル共重合体とアミノプラスト樹脂およ
び/または多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン
樹脂との混合液が付与され、かつ、熱処理が施されてい
ることを特徴とする耐黄変・撥水性繊維構造物を提供す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態例をあげ
ながら詳しく説明する。本発明では、ポリアミド系繊維
を含む繊維構造物(以下、単に繊維構造物と略称する)
に撥水性及び窒素酸化物(NOx)などに対する耐黄変
性を付与するため、フッ素系撥水剤の付与に先立つ前処
理として、アルキルジフェニールエーテル化合物含有溶
液(以下、前処理液と略称する)で浸漬処理する。
ながら詳しく説明する。本発明では、ポリアミド系繊維
を含む繊維構造物(以下、単に繊維構造物と略称する)
に撥水性及び窒素酸化物(NOx)などに対する耐黄変
性を付与するため、フッ素系撥水剤の付与に先立つ前処
理として、アルキルジフェニールエーテル化合物含有溶
液(以下、前処理液と略称する)で浸漬処理する。
【0014】前処理液に使用するアルキルジフェニール
エーテル化合物は、前記の(1)式で表される化合物が
好ましく、アルキルジフェニールエーテルを一般に硫酸
または発煙硫酸で脱水スルフォン化することにより容易
に合成できる。スルフォン酸基は遊離のものであっても
よいし、ナトリウムやカリウムなどアルカリ金属塩であ
ってもよい。アルキルジフェニールエーテル化合物中に
は、スルフォン酸基を1個含むものが少量含有されてい
ても差支えない。
エーテル化合物は、前記の(1)式で表される化合物が
好ましく、アルキルジフェニールエーテルを一般に硫酸
または発煙硫酸で脱水スルフォン化することにより容易
に合成できる。スルフォン酸基は遊離のものであっても
よいし、ナトリウムやカリウムなどアルカリ金属塩であ
ってもよい。アルキルジフェニールエーテル化合物中に
は、スルフォン酸基を1個含むものが少量含有されてい
ても差支えない。
【0015】アルキルジフェニールエーテル化合物含有
溶液に尿素樹脂を添加した前処理液で浸漬処理すると、
アルキルジフェニールエーテル化合物単独の前処理液を
用いるよりも風合がさらに柔軟になり、撥水性の有する
耐久性が一層向上するし、窒素酸化物(NOx)などに
対する耐黄変性がさらに増大する。本発明でいう尿素樹
脂は、尿素とホルムアルデヒドとの反応によって得られ
る熱硬化性樹脂であり、ジメチロール尿素、ジメチロー
ルジヒドロキシエチレン尿素、ジメチロールプロピレン
尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチールヒドロキ
シ尿素、アルキル化ジメチロール尿素などがあげられ
る。しかし、これらに限定されるものではなく、なかで
も尿素とホルムアルデヒドとの高縮合型の樹脂を好まし
く用いることができる。
溶液に尿素樹脂を添加した前処理液で浸漬処理すると、
アルキルジフェニールエーテル化合物単独の前処理液を
用いるよりも風合がさらに柔軟になり、撥水性の有する
耐久性が一層向上するし、窒素酸化物(NOx)などに
対する耐黄変性がさらに増大する。本発明でいう尿素樹
脂は、尿素とホルムアルデヒドとの反応によって得られ
る熱硬化性樹脂であり、ジメチロール尿素、ジメチロー
ルジヒドロキシエチレン尿素、ジメチロールプロピレン
尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチールヒドロキ
シ尿素、アルキル化ジメチロール尿素などがあげられ
る。しかし、これらに限定されるものではなく、なかで
も尿素とホルムアルデヒドとの高縮合型の樹脂を好まし
く用いることができる。
【0016】前処理液は、アルキルジフェニールエーテ
ル化合物含有溶液または前記溶液に尿素樹脂を添加した
水溶液を、好ましくはpH2〜6に、より好ましくは、
pH3〜4に調整して準備する。pHを2以上に調整し
ておくと、ポリアミド繊維の損傷が防止されて柔らかな
風合に仕上げやすいし、pHを6以下に調整すれば前記
効果を維持しやすい。pHの調整には、酢酸、マレイン
酸、塩酸、硫酸、ギ酸などの酸を使用することができ、
とくに限定されることはない。
ル化合物含有溶液または前記溶液に尿素樹脂を添加した
水溶液を、好ましくはpH2〜6に、より好ましくは、
pH3〜4に調整して準備する。pHを2以上に調整し
ておくと、ポリアミド繊維の損傷が防止されて柔らかな
風合に仕上げやすいし、pHを6以下に調整すれば前記
効果を維持しやすい。pHの調整には、酢酸、マレイン
酸、塩酸、硫酸、ギ酸などの酸を使用することができ、
とくに限定されることはない。
【0017】繊維構造物と前処理液との浴比(重量比)
は、一般的に、繊維構造物1に対し前処理液10〜50
の範囲が好ましい。前処理温度は40〜100℃が好ま
しく、より好ましくは50〜80℃であり、前処理時間
は10〜60分が好ましく、より好ましくは15〜40
分である。
は、一般的に、繊維構造物1に対し前処理液10〜50
の範囲が好ましい。前処理温度は40〜100℃が好ま
しく、より好ましくは50〜80℃であり、前処理時間
は10〜60分が好ましく、より好ましくは15〜40
分である。
【0018】繊維構造物に対するアルキルフェニールエ
ーテル化合物の付与量は、固形分で0.05〜10重量
%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量%程度で
ある。通常、前記範囲の付与量において、撥水性の洗濯
などに対する十分な耐久性と黄変防止効果とが得られ
る。
ーテル化合物の付与量は、固形分で0.05〜10重量
%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量%程度で
ある。通常、前記範囲の付与量において、撥水性の洗濯
などに対する十分な耐久性と黄変防止効果とが得られ
る。
【0019】また、繊維構造物に対する尿素樹脂の付与
量は、固形分で0.1〜5重量%、より好ましくは0.
5〜3重量%である。一般的に、0.1重量%以上付与
することによって、風合を柔軟にし、撥水性の耐久性が
向上する効果を期待できるが、5重量%以上使用しても
耐久性が向上するとは限らない。本発明においては、通
常、前処理液での処理後に水洗および乾燥を行う。
量は、固形分で0.1〜5重量%、より好ましくは0.
5〜3重量%である。一般的に、0.1重量%以上付与
することによって、風合を柔軟にし、撥水性の耐久性が
向上する効果を期待できるが、5重量%以上使用しても
耐久性が向上するとは限らない。本発明においては、通
常、前処理液での処理後に水洗および乾燥を行う。
【0020】本発明では、前処理を施した繊維構造物
に、フッ素系撥水剤とアミノプラスト樹脂とを混合した
処理液;フッ素系撥水剤と多官能ブロックイソシアネー
ト含有ウレタン樹脂とを混合した処理液;またはフッ素
系撥水剤とアミノプラスト樹脂および多官能ブロックイ
ソシアネート含有ウレタン樹脂とを混合した処理液のい
ずれかを付与し、撥水処理を施す。アミノプラスト樹脂
や多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂を併
用することにより、アルキルジフェニールエーテル化合
物により得られる耐黄変性を維持しつつ、撥水性の洗濯
耐久性を向上させることができる。前処理液に混合する
尿素樹脂は、さらに撥水性の耐久性を高める働きを有す
る。
に、フッ素系撥水剤とアミノプラスト樹脂とを混合した
処理液;フッ素系撥水剤と多官能ブロックイソシアネー
ト含有ウレタン樹脂とを混合した処理液;またはフッ素
系撥水剤とアミノプラスト樹脂および多官能ブロックイ
ソシアネート含有ウレタン樹脂とを混合した処理液のい
ずれかを付与し、撥水処理を施す。アミノプラスト樹脂
や多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂を併
用することにより、アルキルジフェニールエーテル化合
物により得られる耐黄変性を維持しつつ、撥水性の洗濯
耐久性を向上させることができる。前処理液に混合する
尿素樹脂は、さらに撥水性の耐久性を高める働きを有す
る。
【0021】本発明で使用することのできるフッ素系撥
水剤に特に限定はないが、例えば、C3 〜C20のポリフ
ルオロ基またはポリフルオロアルキル基を有するビニル
単量体のみの単独重合により製造されるものや、前記ビ
ニル単量体とポリフルオロ基やポリフルオロアルキル基
を有しない他のビニル単量体との共重合により製造され
るものを用いることができる。
水剤に特に限定はないが、例えば、C3 〜C20のポリフ
ルオロ基またはポリフルオロアルキル基を有するビニル
単量体のみの単独重合により製造されるものや、前記ビ
ニル単量体とポリフルオロ基やポリフルオロアルキル基
を有しない他のビニル単量体との共重合により製造され
るものを用いることができる。
【0022】ポリフルオロ基またはポリフルオロアルキ
ル基を有するビニル単量体としては、例えば、 CH2 =CHCOOCH2 C7 F15 CH2 =C(CH3 )CH2 COOCH2 C6 F12CF
3 (CF3 ) CH2 =CHCOO(CH2 )2 N(C3 H7 )SO2
C8 F17 C6 F13CH2 CH2 OH C8 F17SO2 (C3 H7 )CH2 CH2 OH C8 F17SO2 (C3 H7 )CH2 OOCNH(C
H2 )6 NH(CH2 CH2O)11CH3 を用いることができる。
ル基を有するビニル単量体としては、例えば、 CH2 =CHCOOCH2 C7 F15 CH2 =C(CH3 )CH2 COOCH2 C6 F12CF
3 (CF3 ) CH2 =CHCOO(CH2 )2 N(C3 H7 )SO2
C8 F17 C6 F13CH2 CH2 OH C8 F17SO2 (C3 H7 )CH2 CH2 OH C8 F17SO2 (C3 H7 )CH2 OOCNH(C
H2 )6 NH(CH2 CH2O)11CH3 を用いることができる。
【0023】ポリフルオロ基やポリフルオロアルキル基
を有しない他のビニル単量体としては、例えば、エチレ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、ス
チレン、ベンジルアクリレート、ビニルアルキルケト
ン、無水マレイン酸、イソプレン、シロキサン、ブロッ
クイソシアネートのビニル単量体が挙げられる。以上説
明したフッ素系撥水剤のなかでも、ブロックイソシアネ
ートのビニル単量体を含む共重合体を主成分とするフッ
素系撥水剤が好適である。
を有しない他のビニル単量体としては、例えば、エチレ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、ス
チレン、ベンジルアクリレート、ビニルアルキルケト
ン、無水マレイン酸、イソプレン、シロキサン、ブロッ
クイソシアネートのビニル単量体が挙げられる。以上説
明したフッ素系撥水剤のなかでも、ブロックイソシアネ
ートのビニル単量体を含む共重合体を主成分とするフッ
素系撥水剤が好適である。
【0024】本発明で使用するアミノプラスト樹脂とし
ては、例えば、トリメチロールメラミン、ヘキサメチロ
ールメラミンなどのメラミン樹脂;ジメチロールプロピ
レン尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロールヒ
ドロキシ尿素などの尿素樹脂;ジメチロールウロンなど
のウロン樹脂を挙げることができる。また、アミノプラ
スト樹脂と共に硬化触媒を用いてもよく、硬化触媒とし
て、例えば、リン酸、硫酸、硝酸など無機酸の、アンモ
ニウム、アルミニウム、亜鉛などの塩類;ギ酸、酢酸、
アクリル酸、こはく酸など有機酸の塩類を用いることが
できる。
ては、例えば、トリメチロールメラミン、ヘキサメチロ
ールメラミンなどのメラミン樹脂;ジメチロールプロピ
レン尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロールヒ
ドロキシ尿素などの尿素樹脂;ジメチロールウロンなど
のウロン樹脂を挙げることができる。また、アミノプラ
スト樹脂と共に硬化触媒を用いてもよく、硬化触媒とし
て、例えば、リン酸、硫酸、硝酸など無機酸の、アンモ
ニウム、アルミニウム、亜鉛などの塩類;ギ酸、酢酸、
アクリル酸、こはく酸など有機酸の塩類を用いることが
できる。
【0025】本発明で使用する多官能ブロックイソシア
ネート含有ウレタン樹脂は、分子中に2個以上のブロッ
クイソシアネート官能基を含むウレタン樹脂であれば、
とくに限定されるものではない。例えば、トリレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフ
ェニールメタンジイソシアネート、水素添加ジフェニー
ルメタンジイソシアネート、トリフェニールトリイソシ
アネート、キシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、トリメチロールプロパント
リレンジイソシアネートアダクト、グリセリントリレン
ジイソシアネートアダクトなどに、これらの化合物を通
常70〜200℃に加熱したとき、解離して活性なイソ
シアネート基が再生できるようなブロッキング化合物、
例えば、フェノール、マロン酸ジエチル、メチルエチル
ケトオキシム、重亜硫酸ソーダ、ε−カプロラクタムを
反応させた、多官能ブロックイソシアネート含有ウレタ
ン樹脂を用いることができる。多官能ブロックイソシア
ネート含有ウレタン樹脂は、少量の界面活性剤を配合し
て強制的に乳化した水分散液体として使用することが好
ましい。前記の中でも、ジフェニールメタンジイソシア
ネートのメチルエチルケトオキシムや、トリメチロール
プロパントリレンジイソシアネートアダクトのメチルエ
チルケトオキシムの水分散液体は好適に用いられる。ブ
ロックイソシアネートの熱分離速度の向上と熱解離温度
の低下とを促進するために解離触媒を利用してもよく、
例えば、ジブチルスズジオレート、ジブチルスズジステ
アレート、ステアリル亜鉛、有機アミン化合物が好適に
用いられる。
ネート含有ウレタン樹脂は、分子中に2個以上のブロッ
クイソシアネート官能基を含むウレタン樹脂であれば、
とくに限定されるものではない。例えば、トリレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフ
ェニールメタンジイソシアネート、水素添加ジフェニー
ルメタンジイソシアネート、トリフェニールトリイソシ
アネート、キシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、トリメチロールプロパント
リレンジイソシアネートアダクト、グリセリントリレン
ジイソシアネートアダクトなどに、これらの化合物を通
常70〜200℃に加熱したとき、解離して活性なイソ
シアネート基が再生できるようなブロッキング化合物、
例えば、フェノール、マロン酸ジエチル、メチルエチル
ケトオキシム、重亜硫酸ソーダ、ε−カプロラクタムを
反応させた、多官能ブロックイソシアネート含有ウレタ
ン樹脂を用いることができる。多官能ブロックイソシア
ネート含有ウレタン樹脂は、少量の界面活性剤を配合し
て強制的に乳化した水分散液体として使用することが好
ましい。前記の中でも、ジフェニールメタンジイソシア
ネートのメチルエチルケトオキシムや、トリメチロール
プロパントリレンジイソシアネートアダクトのメチルエ
チルケトオキシムの水分散液体は好適に用いられる。ブ
ロックイソシアネートの熱分離速度の向上と熱解離温度
の低下とを促進するために解離触媒を利用してもよく、
例えば、ジブチルスズジオレート、ジブチルスズジステ
アレート、ステアリル亜鉛、有機アミン化合物が好適に
用いられる。
【0026】本発明において使用するフッ素系撥水剤の
量は、繊維構造物の繊維重量に対し、固形分で0.01
〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.03〜5
重量%の範囲である。一般的に、前記範囲では洗濯など
に対し耐久性のある撥水性を有する繊維構造物が得られ
やすい。
量は、繊維構造物の繊維重量に対し、固形分で0.01
〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.03〜5
重量%の範囲である。一般的に、前記範囲では洗濯など
に対し耐久性のある撥水性を有する繊維構造物が得られ
やすい。
【0027】アミノプラスト樹脂は、多量に使用すると
撥水性皮膜の強度が向上するものの風合の硬化を招きや
すくなるため、繊維構造物の繊維重量に対し、固形分で
0.01〜2重量%が好ましく、より好ましくは0.0
2〜1重量%の範囲で付与する。
撥水性皮膜の強度が向上するものの風合の硬化を招きや
すくなるため、繊維構造物の繊維重量に対し、固形分で
0.01〜2重量%が好ましく、より好ましくは0.0
2〜1重量%の範囲で付与する。
【0028】また、多官能ブロックイソシアネート含有
ウレタン樹脂の付与量は、繊維構造物の繊維重量に対
し、固形分で0.01〜4重量%が好ましく、より好ま
しくは0.03〜1重量%の範囲である。付与量が増え
ると撥水性皮膜の強度は向上するが、風合の硬化、加熱
時の黄変や染色堅牢度を低下させる等の問題がある。
ウレタン樹脂の付与量は、繊維構造物の繊維重量に対
し、固形分で0.01〜4重量%が好ましく、より好ま
しくは0.03〜1重量%の範囲である。付与量が増え
ると撥水性皮膜の強度は向上するが、風合の硬化、加熱
時の黄変や染色堅牢度を低下させる等の問題がある。
【0029】フッ素系撥水剤とアミノプラスト樹脂およ
び/または多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン
樹脂との混合液を、繊維構造物に付与する方法にとくに
制限はなく、パッディング法やスプレー法などにより均
一に付与し、100℃前後で乾燥し、好ましくは140
〜200℃、より好ましくは160〜180℃で15秒
〜5分、さらに好ましくは30秒〜2分間の熱処理を行
う。
び/または多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン
樹脂との混合液を、繊維構造物に付与する方法にとくに
制限はなく、パッディング法やスプレー法などにより均
一に付与し、100℃前後で乾燥し、好ましくは140
〜200℃、より好ましくは160〜180℃で15秒
〜5分、さらに好ましくは30秒〜2分間の熱処理を行
う。
【0030】また、本発明に係る繊維構造物に他の性能
を付与するため、一般に用いられる処理剤、例えば、ア
ミノやハイドロゼンポリシロキサン系シリコン柔軟剤、
フッ素系防汚剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、セラミッ
ク、抗菌剤、消臭剤、色素などを、フッ素系撥水剤とア
ミノプラスト樹脂および/または多官能ブロックイソシ
アネート含有ウレタン樹脂との混合液に混合して処理す
ることもできる。
を付与するため、一般に用いられる処理剤、例えば、ア
ミノやハイドロゼンポリシロキサン系シリコン柔軟剤、
フッ素系防汚剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、セラミッ
ク、抗菌剤、消臭剤、色素などを、フッ素系撥水剤とア
ミノプラスト樹脂および/または多官能ブロックイソシ
アネート含有ウレタン樹脂との混合液に混合して処理す
ることもできる。
【0031】
【実施例】本発明を、実施例によりさらに詳細に説明す
る。なお、本実施例および比較例で、撥水性能の評価
は、加工上りの織物および加工上りの織物に洗濯処理
(洗濯10回法)を施した試料に対して実施した。 (1) 評価方法 JIS L−1092に記載の雨試験(シャワー
法)に準拠し、ブンデスマン雨試験装置を使用し、撥水
度、吸水率、漏水量を測定した。 イ)撥水度 次の基準により、肉眼判定した。 100:表面に湿潤や水滴の付着がないもの。 90:表面に湿潤しないが小さな水滴の付着を示すも
の。 80:表面に小さな個々の水滴状の湿潤を示すもの 70:表面の半分に湿潤を示し、小さな個々の湿潤が布
を浸透する状態を示すもの。 50:表面全体に湿潤を示すもの。 0:表面および裏面が全体に湿潤を示すもの。 ロ)吸水率 吸水率(%)={(M−M0 )/M0 }×100 ただし、 M0 :試験前の試験片の質量(g) M :試験後の試験片の質量(g) ハ)漏水量 試験片を透過して試験カップに溜まった水の体積を量
り、漏水量(ml)とした。
る。なお、本実施例および比較例で、撥水性能の評価
は、加工上りの織物および加工上りの織物に洗濯処理
(洗濯10回法)を施した試料に対して実施した。 (1) 評価方法 JIS L−1092に記載の雨試験(シャワー
法)に準拠し、ブンデスマン雨試験装置を使用し、撥水
度、吸水率、漏水量を測定した。 イ)撥水度 次の基準により、肉眼判定した。 100:表面に湿潤や水滴の付着がないもの。 90:表面に湿潤しないが小さな水滴の付着を示すも
の。 80:表面に小さな個々の水滴状の湿潤を示すもの 70:表面の半分に湿潤を示し、小さな個々の湿潤が布
を浸透する状態を示すもの。 50:表面全体に湿潤を示すもの。 0:表面および裏面が全体に湿潤を示すもの。 ロ)吸水率 吸水率(%)={(M−M0 )/M0 }×100 ただし、 M0 :試験前の試験片の質量(g) M :試験後の試験片の質量(g) ハ)漏水量 試験片を透過して試験カップに溜まった水の体積を量
り、漏水量(ml)とした。
【0032】 NOx変色 JIS L−0855に記載の方法に準拠して測定を行
った。 バニリン汚染度 試料5gを採取し、バニリン0.3重量%水溶液(バニ
リンは特級試験薬を使用)に30℃で浸漬し、30℃か
ら50℃まで10分間かけて昇温して浸漬処理を行っ
た。その後十分に水洗し、乾燥し、処理を施した試料の
汚染度(黄変度)を汚染用グレースケールにより級判定
した。
った。 バニリン汚染度 試料5gを採取し、バニリン0.3重量%水溶液(バニ
リンは特級試験薬を使用)に30℃で浸漬し、30℃か
ら50℃まで10分間かけて昇温して浸漬処理を行っ
た。その後十分に水洗し、乾燥し、処理を施した試料の
汚染度(黄変度)を汚染用グレースケールにより級判定
した。
【0033】(2)洗濯処理方法(洗濯10回法) 自動反転渦巻き式電気洗濯機(東芝(株)製;VH−1
150と同性能)に、45×45cmの試験布(加工上
り織物)800gと40±2℃の0.2%弱アルカリ性
合成洗剤(JIS K 3371弱アルカリ性・第1
種)液25リットルとを入れ、強条件で25分間洗濯し
た。次いで遠心脱水機で約30秒間脱水後、常温水をオ
ーバーフローさせながら10分間すすぎを行った。その
後、再度約30秒間脱水し、同条件で10分間すすい
だ。前記の方法を2回繰り返し、10回洗濯後の織物と
した。
150と同性能)に、45×45cmの試験布(加工上
り織物)800gと40±2℃の0.2%弱アルカリ性
合成洗剤(JIS K 3371弱アルカリ性・第1
種)液25リットルとを入れ、強条件で25分間洗濯し
た。次いで遠心脱水機で約30秒間脱水後、常温水をオ
ーバーフローさせながら10分間すすぎを行った。その
後、再度約30秒間脱水し、同条件で10分間すすい
だ。前記の方法を2回繰り返し、10回洗濯後の織物と
した。
【0034】実施例1〜6および比較例1〜10 たて、よこともに120デニールのナイロン6を使用
し、220g/m2 の織物オックスフォードを織成し、
常法により精練し、酸性染料で染色後水洗を行った。つ
いで、得られた染色織物に、下記の撥水加工前処理
[A]〜[D]のいずれかを施した。 前処理[A]; 染色織物1重量部に対して、水20重
量部にドデシルジフェニールエーテルスルフォン化ソー
ダを繊維重量に対し固形分で0.9重量%と酢酸1g/
リットルとを加えてpH3に調整した前処理液を準備し
た。液流染色機を用い80℃で20分間処理し、水洗、
脱水、乾燥した。
し、220g/m2 の織物オックスフォードを織成し、
常法により精練し、酸性染料で染色後水洗を行った。つ
いで、得られた染色織物に、下記の撥水加工前処理
[A]〜[D]のいずれかを施した。 前処理[A]; 染色織物1重量部に対して、水20重
量部にドデシルジフェニールエーテルスルフォン化ソー
ダを繊維重量に対し固形分で0.9重量%と酢酸1g/
リットルとを加えてpH3に調整した前処理液を準備し
た。液流染色機を用い80℃で20分間処理し、水洗、
脱水、乾燥した。
【0035】前処理[B]; 前記の染色織物に前処理
[A]と同様にして、ただし、前処理液にさらにジメチ
ロール尿素樹脂を繊維重量に対し固形分で2.4重量%
添加し、酢酸でpH3に調整した処理液を作製し、得ら
れた染色織物に前記の処理液を用いて撥水加工前処理を
行った。
[A]と同様にして、ただし、前処理液にさらにジメチ
ロール尿素樹脂を繊維重量に対し固形分で2.4重量%
添加し、酢酸でpH3に調整した処理液を作製し、得ら
れた染色織物に前記の処理液を用いて撥水加工前処理を
行った。
【0036】前処理[C]; 前記の染色織物に前処理
[A]と同様にして、ただし、ドデシルジフェニールエ
ーテルスルフォン化ソーダの代わりにジメチール尿素樹
脂を繊維重量に対し固形分で2.4重量%用い、酢酸で
pH3に調整した処理液を作製し、得られた染色織物に
前記の処理液を用いて撥水加工前処理を行った。 前処理[D]; 前記の染色織物に前処理を行わず、染
色処理後水洗、脱水、乾燥を行った。
[A]と同様にして、ただし、ドデシルジフェニールエ
ーテルスルフォン化ソーダの代わりにジメチール尿素樹
脂を繊維重量に対し固形分で2.4重量%用い、酢酸で
pH3に調整した処理液を作製し、得られた染色織物に
前記の処理液を用いて撥水加工前処理を行った。 前処理[D]; 前記の染色織物に前処理を行わず、染
色処理後水洗、脱水、乾燥を行った。
【0037】前記の前処理[A]、[B]、[C]また
は[D]を施した織物に、それぞれ次の撥水加工
[a]、[b]、[c]または[d]を施した。 撥水加工[a]; フッ素系撥水加工剤としてCH2 =
CHCOO(CH2 ) 2 N(C3 H7 )SO2 C8 F17
を繊維重量に対し固形分で4.7重量%と、アミノプラ
スト樹脂としてトリメチロールメラミンを繊維重量に対
し固形分で0.9重量%とを、前記の前処理を施した織
物に付着させ、120℃で乾燥した後、180℃で60
秒間熱処理を行った。その際、アミノプラスト樹脂の触
媒として硫酸アンモニウムを、アミノプラスト樹脂の1
/3量使用した。
は[D]を施した織物に、それぞれ次の撥水加工
[a]、[b]、[c]または[d]を施した。 撥水加工[a]; フッ素系撥水加工剤としてCH2 =
CHCOO(CH2 ) 2 N(C3 H7 )SO2 C8 F17
を繊維重量に対し固形分で4.7重量%と、アミノプラ
スト樹脂としてトリメチロールメラミンを繊維重量に対
し固形分で0.9重量%とを、前記の前処理を施した織
物に付着させ、120℃で乾燥した後、180℃で60
秒間熱処理を行った。その際、アミノプラスト樹脂の触
媒として硫酸アンモニウムを、アミノプラスト樹脂の1
/3量使用した。
【0038】撥水加工[b]; 撥水加工[a]と同様
に、ただし、アミノプラスト樹脂及びその触媒に代え
て、多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂と
してジフェニールメタンジイソシアネート含有ウレタン
樹脂を繊維重量に対し固形分で0.98重量%付着さ
せ、撥水加工処理を施した。
に、ただし、アミノプラスト樹脂及びその触媒に代え
て、多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂と
してジフェニールメタンジイソシアネート含有ウレタン
樹脂を繊維重量に対し固形分で0.98重量%付着さ
せ、撥水加工処理を施した。
【0039】撥水加工[c]; 撥水加工[a]と同様
に、ただし、アミノプラスト樹脂及びその触媒に加え、
さらに多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂
としてジフェニールメタンジイソシアネート含有ウレタ
ン樹脂を、繊維重量に対し固形分で0.98重量%付着
させ、撥水加工を施した。 撥水加工[d]; 撥水加工[a]と同様に、ただし、
アミノプラスト樹脂及びその触媒を加えないでフッ素系
撥水剤のみ用い、撥水加工処理を施した。
に、ただし、アミノプラスト樹脂及びその触媒に加え、
さらに多官能ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂
としてジフェニールメタンジイソシアネート含有ウレタ
ン樹脂を、繊維重量に対し固形分で0.98重量%付着
させ、撥水加工を施した。 撥水加工[d]; 撥水加工[a]と同様に、ただし、
アミノプラスト樹脂及びその触媒を加えないでフッ素系
撥水剤のみ用い、撥水加工処理を施した。
【0040】前処理[A]、[B]、[C]または
[D]を施した織物に、撥水加工[a]、[b]、
[c]または[d]を[表1]に示す組合わせで付与
し、実施例1〜6および比較例1〜10を行った。得ら
れた織物について、それぞれ撥水性能を評価したので、
評価結果を[表2]に示す。
[D]を施した織物に、撥水加工[a]、[b]、
[c]または[d]を[表1]に示す組合わせで付与
し、実施例1〜6および比較例1〜10を行った。得ら
れた織物について、それぞれ撥水性能を評価したので、
評価結果を[表2]に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明を利用した繊維構造物は、大気中
の窒素酸化物(NOx)や紙製品などに含まれるバニリ
ンなどにより黄変しにくく、洗濯や着用時の磨耗に対し
優れた耐久性のある撥水性を有し、しかも風合が柔軟で
ある。染色性に優れるうえ黄変しにくく、高度な耐久性
のある撥水性を有するポリアミド系繊維を使用した繊維
構造物は、白色や淡色のレインコートなどの素材として
好適である。
の窒素酸化物(NOx)や紙製品などに含まれるバニリ
ンなどにより黄変しにくく、洗濯や着用時の磨耗に対し
優れた耐久性のある撥水性を有し、しかも風合が柔軟で
ある。染色性に優れるうえ黄変しにくく、高度な耐久性
のある撥水性を有するポリアミド系繊維を使用した繊維
構造物は、白色や淡色のレインコートなどの素材として
好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 公一 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 (72)発明者 酒井 輝栄 京都府京都市南区吉祥院三ノ宮西町79−7 株式会社京絹化成内
Claims (9)
- 【請求項1】ポリアミド系繊維を含む繊維構造物に、ア
ルキルジフェニールエーテル化合物含有溶液で浸漬処理
を施した後、ポリフルオロアルキル基含有アクリル共重
合体とアミノプラスト樹脂および/または多官能ブロッ
クイソシアネート含有ウレタン樹脂との混合液を付与
し、熱処理を施すことを特徴とする、耐黄変・撥水性繊
維構造物の製造方法。 - 【請求項2】アルキルジフェニールエーテル化合物含有
溶液に尿素樹脂が添加されていることを特徴とする、請
求項1に記載の耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法。 - 【請求項3】アルキルジフェニールエーテル化合物が、
[化1]に示す、式(1)の構造を有する化合物である
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の耐黄変・
撥水性繊維構造物の製造方法。 【化1】 - 【請求項4】アルキルジフェニールエーテル化合物含有
溶液のpHが、2ないし6であることを特徴とする、請
求項1、2または3に記載の耐黄変・撥水性繊維構造物
の製造方法。 - 【請求項5】アルキルジフェニールエーテル化合物の付
与量は、繊維構造物に対し固形分で0.05〜10重量
%であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
に記載の耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法。 - 【請求項6】アミノプラスト樹脂の付与量は、繊維構造
物に対し固形分で0.01〜2重量%であることを特徴
とする請求項1ないし5のいずれかに記載の耐黄変・撥
水性繊維構造物の製造方法。 - 【請求項7】多官能ブロックイソシアネート含有ウレタ
ン樹脂の付与量が、繊維構造物に対し固形分で0.01
ないし4重量%であることを特徴とする請求項1ないし
6のいずれかに記載の耐黄変・撥水性繊維構造物の製造
方法。 - 【請求項8】尿素樹脂の付与量が、繊維構造物に対し固
形分で0.1ないし5重量%であることを特徴とする請
求項1ないし7のいずれかに記載の耐黄変・撥水性繊維
構造物の製造方法。 - 【請求項9】ポリアミド系繊維を含む繊維構造物であっ
て、アルキルジフェニールエーテル化合物含有溶液で浸
漬処理され、かつ、ポリフルオロアルキル基含有アクリ
ル共重合体とアミノプラスト樹脂および/または多官能
ブロックイソシアネート含有ウレタン樹脂との混合液が
付与され、かつ、熱処理が施されていることを特徴とす
る、耐黄変・撥水性繊維構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23487196A JPH1077580A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法および耐黄変・撥水性繊維構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23487196A JPH1077580A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法および耐黄変・撥水性繊維構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077580A true JPH1077580A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16977646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23487196A Pending JPH1077580A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 耐黄変・撥水性繊維構造物の製造方法および耐黄変・撥水性繊維構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1077580A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104878591A (zh) * | 2015-06-12 | 2015-09-02 | 中原工学院 | 一种超疏水、亲水双面异性棉织物的整理方法 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23487196A patent/JPH1077580A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104878591A (zh) * | 2015-06-12 | 2015-09-02 | 中原工学院 | 一种超疏水、亲水双面异性棉织物的整理方法 |
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