JPH1077605A - はね橋装置 - Google Patents

はね橋装置

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JPH1077605A
JPH1077605A JP25242596A JP25242596A JPH1077605A JP H1077605 A JPH1077605 A JP H1077605A JP 25242596 A JP25242596 A JP 25242596A JP 25242596 A JP25242596 A JP 25242596A JP H1077605 A JPH1077605 A JP H1077605A
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Mitsuhiro Mikota
光広 三小田
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Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定物の走行面とはね橋の走行面との間で車
両が載り移る際に、はね橋が車両の重量で不用意にはね
上がることがないようにする。 【解決手段】 固定物側走行面とはね橋側走行面との間
に位置する走行面を有する補助構体31を固定物に起伏
自由に支承し、はね橋11の支軸12のほぼ鉛直上方で
補助構体31の先端部を橋桁14に載せ、車両が補助構
体31に載ったとき橋桁14を仰起させるモーメントを
発生しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は互いに離れている二
つの走行面を接続して車両などを往来させるはね橋装
置、時に不用意なはね上がりを防止する機能を具えさせ
たはね橋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば桟橋に接岸した船舶に荷物の積み
降しをする場合、固定物である桟橋と運輸手段である船
舶とに走行面である軌条を敷設するとともに、軌条を敷
設したはね橋を桟橋から水面上に突出設置し、これらの
軌条に軌条車両である台車を載せて走行させることによ
って荷物の積み降しを行うことがある。はね橋は通常は
仰起状態としておき、荷物の積み降し時に水平状態とし
て桟橋側の軌条と船舶側の軌条とを接続する。
【0003】図5は現在使用されているはね橋の一つを
概略的に示した図であって、桟橋51に支軸54を設置
し、橋桁55の基部を支軸54に固着して仰起状態と水
平状態との間で起伏可能としている。橋桁55の側板5
6の上縁に沿って設けた軌条57は、基端において桟橋
51に敷設した軌条52と継目を介して連続し、先端に
おいて図示しない船舶に敷設した軌条と連続する。
【0004】橋桁55および軌条57の基端は支軸54
の軸心を中心とする円弧面58とされるとともに、桟橋
51の軌条52の先端も同様の円弧面53とされてお
り、これにより回動したとき互いに干渉することがな
く、且つ継目が狭く台車の衝撃を小さくすることを計っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の台車走行用
はね橋装置によると、軌条に載った台車が桟橋51から
はね橋へ向かって走行し前輪61が軌条52から同一平
面上に延在する軌条57に載り移り、軌条52の先端縁
と支軸54の軸心との間の部分Eに前輪61が載ってい
るとき、台車の重量によりはね橋を仰起させるモーメン
トが発生して不用意なはね上がりを生じることがあり、
且つ部分Eが瞬間的に沈むために台車が衝撃を受けるこ
ととなる。
【0006】また、台車を引張りながらはね橋から桟橋
51へ向かって走行しているとき、後輪が部分Eに載る
とはね上がりを生じたり、部分Eが沈むことによって後
輪が軌条52の先端縁に引掛かる、という不都合を生じ
ることがある。
【0007】本発明は桟橋側の走行面と橋桁側の走行面
との継目部分を車両が通過するとき、はね橋が不用意に
はね上がることがあって危険であるほかに、はね上がり
によって台車が衝撃を受ける、或いは車両が引掛かる、
という不都合を生じる、という前述の問題点を解決する
ことを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、固定物に支持させ
た支軸に橋桁が基部を支承して仰起状態と水平状態との
間で起伏可能とされ、固定物側の走行面と橋桁側の走行
面とが橋桁の水平状態で連続した一つの走行路を形成す
るはね橋装置において、はね上がりを生じさせることな
く継目部分を通過することができ安全であるとともに、
車両を安定よく走行させることができるようにするた
め、本発明は固定物側走行面の前方に位置する走行面を
有する補助構体を固定物に基部を支持させて起伏自由に
設置した。
【0009】補助構体は橋桁が水平状態のとき支軸の軸
心のほぼ鉛直上方で先端部を橋桁に載せて保持され、そ
のとき固定物から橋桁に亘って各走行面が連続した一つ
の走行路を形成するものとされている。
【0010】従って、車両の前輪が固定物側の走行面か
ら橋桁側の走行面に載り移るとき、或いは反対方向に後
輪が載り移るとき、補助構体の走行面に載ってから橋桁
側或いは固定物側の走行面に載ることとなり、その間に
補助構体が受ける車両の重量は支軸の軸心のほぼ鉛直線
上で橋桁に作用し、仰起させるモーメントを発生させる
ことがない。
【0011】このことにより、橋桁の不用意なはね上が
りがなくなり安全であるとともに、走行路に段差を生じ
ないため車両を安定よく走行させる、という本発明の目
的が達成される。
【0012】また、橋桁を仰起させると補助構体は持ち
上げられて仰起し、回動したとき固定物、補助構体、橋
桁は互いに干渉することがない。
【0013】尚、本発明において走行面は車両が軌条車
両のときは軌条で形成され、路面車両のときは路面で形
成される。また、軌条の場合も人の歩行が可能であるよ
うに橋桁および必要により補助構体に踏み板を敷設する
ことができる。更に、固定物は陸地に沿って構築された
岸壁またはこれより水面上に突出して構築された桟橋、
或いははね橋設置のため特に構築された基礎構造および
それに続く陸地を意味する。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して、桟橋に接岸した
船舶に軌条車両を用いて荷物の積み降しをするためのは
ね橋に本発明を適用した形態を説明する。
【0015】桟橋1は上面に踏み板2が敷設されている
とともに、その上に固定物側の走行面である二本の軌条
3が所定間隔で敷設されており、それらと別体であって
踏み板2の外側方へ突出させた先端軌条3aの下方へ一
体形成した補助構体取付ブラケット4が踏み板2を載せ
ている梁部材5に固着されている。また、この桟橋1は
踏み板2の下方においてそれよりも外側方へ突出した下
部構体6を有しており、この下部構体6に二つの軸受取
付台7,シリンダ取付ブラケット8,重錘取付ブラケッ
ト9が設けられている。
【0016】はね橋11は支軸12と橋桁14と橋桁側
の走行面である二本の軌条18とを有している。支軸1
2は軌条3に対して直角の方向へ水平に延びており、軸
受取付台7に載せて固着した軸受13に両端部を嵌装し
て回転自由に支持されている。橋桁14は上面の踏み板
15と左右の側板16とを有する端面冂形に作られてお
り、側板16の基端部に固着したボス17に支軸12を
嵌装してキイ結合などにより一体に回動するように固結
されて桟橋1から水面上に突出している。
【0017】軌条18は側板16の上縁に沿い基端部と
先端部とを除いて敷設されており、桟橋1の軌条3の延
長上に位置している。
【0018】一方、エアシリンダからなる流体圧シリン
ダ21のシリンダ胴22がシリンダ取付ブラケット8に
挟み込まれて外側方へ突設したピン軸22aにより揺動
自由に支持されているとともに、そのピストン杆23が
支軸12の軸端部に固着したレバー24に互いに回動自
由に結合されている。また、先端部に重錘26を取付け
たアーム27の基端が重錘取付ブラケット9に挟み込ま
れてこれらに貫通したピン軸27aにより旋回自由に支
持されているとともに、橋桁14の中心線上において支
軸12に固着したレバー28とアーム27の基端近くと
に連結ロッド29の両端が回動自由に結合されている。
【0019】流体圧シリンダ21は桟橋1から見て支軸
12よりも前方且つ低い個所において縦に配置され、そ
の上方へ延びるピストン部材23が支軸12から前方へ
延びるレバー24に結合されている。これに対して、ア
ーム27は支軸12よりも低い位置において重錘26を
前方にしてほぼ横に配置され、桟橋1から見て支軸12
よりも手前において重錘取付ブラケット9に結合されて
いるとともに支軸12から後方へ延びるレバー28と縦
に延びる連結ロッド29によって結合されている。
【0020】前記の配置としたことにより、流体圧シリ
ンダ21から圧力空気を排出したとき、重錘26の重量
によってアーム27が下向きに回動し連結ロッド29が
レバー28を引張って支軸12を回動することにより、
支軸12に固結されている橋桁14は先端を斜め上方へ
向けて仰起する(図3参照)。図示の形態では、橋桁1
4の水平状態からの仰起角度はピストン杆23の最大ス
トロークに対応しており、流体圧シリンダ21が過仰起
防止のストッパとして働いているが、例えばレバー2
4,28のいずれかまたは両方に係合するストッパを桟
橋1に設けてもよい。
【0021】尚、重錘26は橋桁14の支軸12よりも
先端側部分の自重による倒伏方向の回転モーメントより
も少し大きい回転モーメントを発生させる重量であれば
よく、且つ流体圧シリンダ21から圧力空気を排出しな
がらゆっくり仰起させることが好ましいので、小ブロッ
クの多数個に分割して設置時にその数を増設し適正重量
に調節することができるようになっている。
【0022】流体圧シリンダ21に圧力空気を供給して
ピストン杆23をシリンダ胴22に引込むと、橋桁14
は倒伏して水平状態となり、桟橋1の軌条3と橋桁14
の軌条18とはほぼ水平の一平面上に揃えられる。
【0023】橋桁14の軌条18の後方縁は支軸12の
軸心の鉛直上方よりも僅かに前方の個所から斜め前上方
へ延びる傾斜面18aとされており、それより後方部分
は側板16の上縁が踏み板15の上面と同一面に揃えら
れて上方へ開放したくぼみ部19を形成している。
【0024】本発明の最大の特徴である補助構体31
は、桟橋1の軌条3と橋桁14の軌条18との間に配置
されて走行面を形成する二本の短尺の補助軌条32によ
って構成されている。
【0025】これらの補助軌条32は基端部両側面に後
方へ突出したアーム片33を固着させて有しており、ア
ーム片33は補助構体取付ブラケット4を挟み込んでこ
れらに貫通したピン軸33aによって桟橋1に起伏自由
に結合されている。先端軌条3aの前方端3bと補助軌
条32の後方端32bとはピン軸33aの軸心を中心と
する円弧形に形成され、互いに僅かな隙間を有して向か
い合っている。また、補助軌条32の前方端は軌条18
の傾斜面18aと僅かな隙間を有して向かい合う傾斜面
32aとされている。これらによって、橋桁14および
補助構体31は引掛かりを生じることなくそれぞれ旋回
することができる。
【0026】また、補助軌条32は水平状態の橋桁14
のくぼみ部19に入り、先端部下面に突設した側面三角
形乃至台形状の突起34が側板16の上縁に載って軌条
3,先端軌条3a,補助軌条32,軌条18からなる無
段差で実質的に連続した一つの走行路を形成する。そし
て、この補助構体31は常に倒伏方向の回転モーメント
をもっているため、動力を要することなく橋桁14に追
従して旋回することができる。
【0027】そして、突起34は支軸12の軸心のほぼ
鉛直上方で側板16の上縁に載っており、補助軌条32
が受ける荷重は常に支軸12の軸心のほぼ鉛直線上で橋
桁14に作用するように構成されている。
【0028】このため、軌条車両が桟橋1からはね橋1
1へ向かって走行する場合に前輪が補助軌条32に載っ
たとき、或いははね橋11から桟橋1へ向かって走行す
る場合に後輪が補助軌条32に載ったとき、のいずれに
おいても補助軌条32は橋桁14を仰起させるような回
転モーメントを生じさせることがなく、不用意なはね上
がりがなくなるばかりか、反対に倒伏させる回転モーメ
ントを生じることもない。従ってまた、常に無段差の走
行路が維持され、軌条車両を安定よく走行させることが
できるものである。
【0029】図示の形態では桟橋1の踏み板2とはね橋
11の踏み板15との間に補助軌条32の長さとほぼ等
しい隙間が形成されているが、この隙間は小さいので人
の歩行に危険を及ぼす心配はない。
【0030】次に、橋桁14の軌条18の前方端には先
端部を橋桁14の前方へ突出させて連結構体37が配置
されている。この連結構体37は側板16の先端部に踏
み板15よりも上方へ突出させて添設した補助側板36
に中央部をピン軸36aによって取付けられて走行面を
形成する二本の短尺の連結軌条38によって構成されて
おり、それらの基端部が橋桁14に載って軌条18と無
段差で実質的に連続した走行路の一部を形成し、且つ先
端部が倒伏可能とされている。
【0031】また、この連結軌条38の先端と船舶41
の軌条42の始端とは、互いに側面で重なり合う突出端
38a,42aを有しており、これにより左右方向の位
置ずれを生じることなくはね橋11から船舶41に亘っ
て実質的に連続した走行路が形成される。更に、橋桁1
4を水平状態とした後に船舶41が接近したとき、その
軌条42が橋桁14の軌条18よりも高い場合は連結構
体37が舷側に衝って旋回倒伏し、橋桁14を破損させ
ることがない。
【0032】尚、はね橋11を通過する車両が路面車両
であるときは、踏み板2,15が走行面を形成し、また
補助構体31,連結構体37は軌条に代えて踏み板2,
15と同一面上に位置する踏み板によって形成される。
【0033】尚また、橋桁14を起伏させる原動機は電
動機などの回転形原動機であってもよいが、不使用時に
転落事故を防止するため仰起状態を無動力で安定よく維
持させるためには、図示の形態のように重錘26を使用
するのが有利である。更に、原動機として図示の形態の
ようにエアシリンダからなる流体圧シリンダを使用する
と、車両走行時の振動や衝撃が緩衝され局部的な過荷重
を生じさせないという利点がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、桟橋などの固定物とこ
れより突出したはね橋との間に、はね橋の旋回中心のほ
ぼ鉛直上方において橋桁に荷重を受けさせる補助構体を
固定物に起伏自由に支承させて設置し、車両がこの補助
構体を通って固定物から桟橋へ或いは反対方向へ載り移
るようにしたので、回動したとき互いに干渉することが
なく各走行面の継目を狭くでき、且つはね橋が車両の重
量によって不用意にはね上げるという現象が防止されて
安全であるとともに、段差のない走行路を維持して安定
よく走行させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の形態の仰起状態を示す縦断面図。
【図4】図1の拡大部分図。
【図5】従来例の正面概略図。
【符号の説明】
1桟橋,3,18軌条,11はね橋,14橋桁,21流
体圧シリンダ,26重錘,31補助構体,32補助軌
条,34突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定物に支持させた支軸に橋桁が基部を
    支承して仰起状態と水平状態との間で起伏可能とされ、
    固定物側の走行面と橋桁側の走行面とが橋桁の水平状態
    で連続した一つの走行路を形成するはね橋装置におい
    て;前記固定物側走行面の前方に位置する走行面を有す
    る補助構体が基部を前記固定物に支持して起伏自由に設
    置されており、前記補助構体は前記橋桁が水平状態のと
    き前記支軸の軸心のほぼ鉛直上方で先端部を前記橋桁に
    載せて保持され、前記固定物から橋桁に亘って前記各走
    行面が連続した一つの走行路を形成する構成とされてい
    る;ことを特徴とするはね橋装置。
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