JPH1077966A - 可変容量型斜板式圧縮機 - Google Patents

可変容量型斜板式圧縮機

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JPH1077966A
JPH1077966A JP8252433A JP25243396A JPH1077966A JP H1077966 A JPH1077966 A JP H1077966A JP 8252433 A JP8252433 A JP 8252433A JP 25243396 A JP25243396 A JP 25243396A JP H1077966 A JPH1077966 A JP H1077966A
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JP
Japan
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swash plate
piston
shoes
variable displacement
spherical rolling
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Withdrawn
Application number
JP8252433A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Arai
克彦 新井
Hiroshi Tokumasu
宏始 徳枡
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH1077966A publication Critical patent/JPH1077966A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • F04B27/0886Piston shoes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン等の運動体の動バランスの悪化を招
かずに斜板とピストンと面圧を下げ、斜板とシューとの
耐久性を向上させる。 【解決手段】 一対のシュー60,70を、ピストン7
の凹面部51a,51bに摺動可能に支持される球面転
動部61,71と、球面転動部61,71を摺動可能に
支持するとともに、斜板10の摺動面10a,10bに
面接触するホルダ部62,72とに、それぞれ分割す
る。そして、ホルダ部62,72の平面62b,72b
の直径D1 を球面転動部61,71の直径D2 よりも大
きくする。これにより、斜板10とシュー60,70と
の接触面積が増加し、斜板10とシュー60,70との
面圧が下がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜板の傾斜角に
応じて吐出容量が増減する可変容量型斜板式圧縮機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変容量型斜板式圧縮機として、
図8及び図9に示すものがある(特公昭63−1031
1号公報)。
【0003】図8は従来の可変容量型斜板式圧縮機を示
す縦断面図、図9は図8の可変容量型斜板式圧縮機の一
部を示す拡大断面図である。
【0004】この可変容量型斜板式圧縮機は、シャフト
105に固定されるスラストフランジ140と、クラン
ク室108内に収容された斜板110と、スラストフラ
ンジ140の回転を斜板110に伝達するとともに、斜
板110をシャフト105の中心軸と直角な面に対して
傾斜可能に支持するヒンジ機構141と、斜板110の
回転につれてシリンダボア106内を直線往復運動する
ピストン107と、斜板110とピストン107との間
に配設され、斜板110上を相対的に回転するほぼ半球
状の一対のシュー160,161とを備えている。斜板
110が収容されたクランク室108の圧力の変化に応
じて斜板110が傾斜角を変え、ピストン107のスト
ローク量が変わる。
【0005】シュー160,161は斜板110を挟む
ように配置され、図9に示すように、シュー160,1
61の平面160b,161bは斜板110の摺動面1
10a,110bに接触している。
【0006】ピストン107のフロント側端部には凹部
151が設けられ、凹部151にはピストン107の移
動方向に互いに対向する凹面部151a,151bが設
けられている。凹面部151a,151bにはシュー1
60,161の球面部160a,161aが転動可能に
支持されている。
【0007】また、斜板110の傾斜角が変化したとき
に斜板110とシュー160,161との間に隙間が生
じないように、一対のシュー160,161が斜板11
0を介して実質的に球体(図9の仮想球体200)を形
成するように構成されている。ちなみに、斜板110と
シュー160,161の平面160b,161bとの間
に隙間が生じると、騒音が発生したり、シュー160,
161がピストン107の凹面部151a,151bか
ら外れたりする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斜板110
とシュー160,161との耐久性を考慮すると、斜板
110とシュー160,161との面圧は低い方がよ
い。面圧が高いとPV値が大きくなり、斜板110とシ
ュー160,161との耐久性が低下し易くなる。
【0009】この面圧を下げるには、シュー160,1
61の曲率半径を大きくしたり、斜板110を薄くした
りする方法が考えられる。
【0010】しかし、シュー160,161の曲率半径
を大きくする方法には、ピストン107の長手方向の寸
法が大きくなり、ピストン107の質量が増し、動バラ
ンスが悪化するという問題があった。動バランスの観点
からすれば、斜板110に対してシュー160,16
1、ピストン107は軽い方がよい。
【0011】また、斜板110を薄くする方法には、斜
板110の強度が低下するとともに、回転質量が減り、
動バランスが悪化するという問題があった。
【0012】更に、一般に、ピストン107はアルミニ
ュウム系材料で形成され、斜板110及びシュー16
0,161は鉄系材料で形成されるので、焼付き防止の
ために、斜板110とシュー160,161との摺動面
に溶射等の表面処理を施す必要であり、これがコストを
増やす原因の1つになっていた。
【0013】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はピストン等の運動体の動バランス
の悪化を招かずに斜板とピストンと面圧を下げ、斜板と
シューとの耐久性を向上させることができる可変容量型
斜板式圧縮機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めこの発明の可変容量型斜板式圧縮機は、回転軸に固定
され、前記回転軸と一体に回転する回転部材と、前記回
転軸に傾斜かつ回転可能に取り付けられ、前記回転部材
の回転につれて一体に回転する斜板と、前記斜板の回転
につれてシリンダボア内を直線往復運動するピストン
と、前記ピストンに支持され、前記斜板の摺動面上を相
対的に回転する一対のシューとを備え、前記斜板が収容
されたクランク室の圧力の変化に応じて前記斜板が傾斜
角を変え、前記ピストンのストローク量が変わる可変容
量型斜板式圧縮機において、前記一対のシューは、前記
ピストンのシュー受面に転動可能に支持される球面転動
部と、前記球面転動部を摺動可能に支持するとともに、
前記斜板の摺動面に面接触するホルダ部とに、それぞれ
分割され、前記両球面転動部の球面の曲率半径が等し
く、しかも曲率中心が一致しており、前記ホルダ部の斜
板側摺動面の直径が前記球面転動部の直径よりも大きい
ことを特徴とする。
【0015】上述のように一対のシューを、ピストンの
シュー受面に摺動可能に支持される球面転動部と、球面
転動部を摺動可能に保持するとともに、斜板の摺動面に
面接触するホルダ部とに、それぞれ分割し、ホルダ部の
平面の直径を球面転動部の直径よりも大きくしたので、
斜板とシューとの接触面積が増加し、斜板とシューとの
面圧が下がる。
【0016】請求項2記載の発明の可変容量型斜板式圧
縮機は、請求項1記載の発明の可変容量型斜板式圧縮機
において、前記ピストン及び前記ホルダ部がアルミニュ
ウム系材料で、前記斜板及び前記球面転動部が鉄系材料
でそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【0017】同じ材料の運動体が互いに接触しないの
で、焼付き防止のための表面処理が不要になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1はこの発明の第1実施形態に係る可変
容量型斜板式圧縮機を示す縦断面図、図2は図1の可変
容量型斜板式圧縮機の一部を示す拡大断面図、図3はシ
ューの分解斜視図である。
【0020】この可変容量型斜板式圧縮機のシリンダケ
ーシング1の一端面にはバルブプレート2を介してリヤ
ヘッド3が、他端面にはフロントヘッド4がそれぞれ固
定されている。シリンダケーシング1のリヤ側端面とバ
ルブプレート2との間、リヤヘッド3のフロント側端面
とバルブプレート2との間には、それぞれ図示しないガ
スケットが配設されている。
【0021】シリンダケーシング1内のリヤ側にはシリ
ンダブロック11が収容され、シリンダブロック11に
は、シャフト(回転軸)5を中心にして周方向に所定間
隔おきに複数のシリンダボア6が配設されている。これ
らのシリンダボア6内にはピストン7がそれぞれ摺動可
能に収容されている。ピストン7はアルミニュウム系材
料で形成されている。
【0022】シリンダブロック1内のフロント側にはク
ランク室8が形成され、このクランク室8には、シャフ
ト5の回転に連動して回転する斜板10が収容されてい
る。この斜板10は一対のシュー60,70を介してピ
ストン7に連結され、斜板10の回転によりピストン7
がシリンダボア6内を往復運動する。斜板10は鉄系材
料で形成されている。
【0023】図2に示すように、ピストン7のフロント
側端部には凹部51が設けられ、凹部51にはピストン
7の移動方向に互いに対向する凹面部51a,51bが
設けられている。
【0024】シュー60,70は、図2及び図3に示す
ように、ピストン7の凹面部51a,51bに摺動可能
に支持される球面転動部61,71と、球面転動部6
1,71を転動可能に支持するとともに、斜板10の摺
動面10a,10bに面接触するホルダ部62,72と
に分割されている。球面転動部61,71の球面61
a,71aの曲率半径R1 ,R2 は等しく、曲率中心C
は一致している。ホルダ部62,72は斜板10の摺動
面10a,10b上を相対的に回転する。回転中、ホル
ダ部62,72の平面(斜板側摺動面)62a,72a
は斜板10に面接触している。ホルダ部62,72の平
面62a,72aの直径D1 が球面転動部61,71の
直径D2 よりも大きい。ホルダ部62,72の凹面部6
2b,72bには、球面転動部61,71の球面61
b,71bが転動可能に嵌合している。球面転動部6
1,71は鉄系材料で形成され、ホルダ部62,72は
アルミニュウム系材料で形成されている。
【0025】また、シリンダブロック11の中央部に
は、シャフト5のリヤ側端部が挿入される中心孔22が
設けられている。中心孔22にはラジアル軸受24及び
スラスト軸受25がそれぞれ収容されている。ラジアル
軸受24及びスラスト軸受25はシャフト5のリヤ側端
部を回転可能に支持する。中心孔22の雌ねじ22aに
はアジャストスクリュー50が螺着されている。
【0026】前記リヤヘッド3内には、吐出室12と、
この吐出室12の周囲に位置する吸入室13とが形成さ
れている。リヤヘッド3には吸入口3a及び吐出口3b
がそれぞれ設けられ、吸入口3aは吸入室13に、吐出
口3bは吐出室12にそれぞれ連通している。
【0027】前記バルブプレート2には、シリンダボア
6と吐出室12とを連通させる吐出ポート16と、シリ
ンダボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート15
とが、それぞれ周方向に所定間隔おきに設けられてい
る。吐出ポート16は吐出弁17により開閉され、吐出
弁17はバルブプレート2のリヤヘッド側端面に弁押さ
え18とともにボルトナット19により固定されてい
る。また、吸入ポート15は吸入弁21により開閉さ
れ、吸入弁21はバルブプレート2とシリンダブロック
1との間に配設されている。
【0028】前記フロントヘッド4の中央部には、シャ
フト5のフロント側端部が挿入される中心孔23が設け
られている。中心孔23にはラジアル軸受26及びシー
ル部材27がそれぞれ収容されている。ラジアル軸受2
6はシャフト5のフロント側端部を回転可能に支持す
る。
【0029】また、シリンダブロック11及びバルブプ
レート2には吸入室13とクランク室8とを連通させる
ための連通路31が設けられ、この連通路31の途中に
は圧力調整弁収容室31aが設けられている。圧力調整
弁収容室31aには圧力調整弁32が収容され、この圧
力調整弁32により吸入室13内とクランク室8内との
圧力調整が行なわれる。連通路31は、シリンダブロッ
ク11に設けられた圧力調整弁収容室31aと、バルブ
プレート2及び図示しないガスケットに設けられた連通
孔31bとで構成されている。圧力調整弁収容室31a
の一端には、連通孔34aと弁座34bとを有するカッ
プリング34がOリング35を介して設けられ、カップ
リング34の連通孔34aを通じてクランク室8と圧力
調整弁収容室31aとが連通する。
【0030】圧力調整弁32は、圧力調整弁収容室31
a内の圧力に応じて伸縮するベローズ32aと、ベロー
ズ32aの一端に固定され、連通孔34aを開閉するニ
ードル32bと、ベローズ32aの他端が固定される台
座32cとで構成されている。台座には2つの小孔39
が設けられている。
【0031】前記シャフト5にはシャフト5の回転を斜
板10に伝達するためのスラストフランジ(回転部材)
40が固定され、このスラストフランジ40はスラスト
軸受33を介してフロントヘッド4の内壁面に支持され
ている。スラストフランジ40と斜板10とはヒンジ機
構41を介して連結され、斜板10がシャフト5と直角
な面に対して傾斜可能である。
【0032】ヒンジ機構41は、斜板10に設けられた
アーム42と、アーム42の端部に設けられたピン43
と、スラストフランジ40の突片部40aに設けられ、
ピン43と係合する長孔44とで構成されている。
【0033】斜板10は、シャフト5に摺動可能に装着
されたヒンジボール9を介して、シャフト5に傾斜かつ
回転可能に装着されている。斜板10の中心孔には、ヒ
ンジボール9の球面部9aと対応するヒンジボール受面
10aが設けられている。斜板10のヒンジボール受面
10aは、ヒンジボール9の球面部9aに摺動可能に嵌
合している。ヒンジボール9の球面部9aには互いに平
行な平面部9bが設けられているので、外部からヒンジ
ボール9を斜板10の中心孔に収容できる。
【0034】ヒンジボール9とスラストフランジ40と
の間のシャフト5の外周には、巻バネ46が装着され、
この巻バネ46によりヒンジボール9がリヤ側へ付勢さ
れている。
【0035】次に、この可変容量型斜板式圧縮機の作動
を説明する。
【0036】図示しない車載エンジンの回転動力がシャ
フト5に伝達されると、シャフト5の回転力はスラスト
フランジ40、ヒンジ機構41を経て斜板10に伝達さ
れ、斜板10が回転する。
【0037】斜板10の回転によりシュー60,61が
斜板10の摺動面10a,10b上を相対回転するの
で、斜板10からの回転力はピストン7の直線往復運動
に変換される。ピストン7はシリンダボア6内を往復運
動し、それによりシリンダボア6内の容積が変化し、こ
の容積変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順
次行なわれ、斜板10の傾斜角に応じた容量の高圧冷媒
ガスが吐出される。吸入時、吸入弁21が開き、吸入室
13からシリンダボア6内の圧縮室へ低圧の冷媒が吸入
され、吐出時、吐出弁17が開き、圧縮室から吐出室1
2へ高圧の冷媒が吐出される。
【0038】熱負荷が小さくなり、吸入室13の圧力が
低くなると、圧力調整弁収容室31aの圧力も低くな
り、ベローズ32aが伸長し、ニードル32bが弁座3
4bに着座して連通孔34aを塞ぎ、クランク室8と吸
入室13との連通が絶たれる。その結果、圧縮室からク
ランク室8へ漏れたブローバイガスによってクランク室
8内の圧力が上昇し、斜板10の傾斜角が小さくなり、
これによってピストン7のストローク量が少なくなって
吐出容量が減少する。
【0039】シュー60,61の球面転動部61,71
の球面61a,71aの曲率中心Cが一致しているの
で、斜板10の傾斜角が変化したとき、斜板10の摺動
面10a,10bとシュー60,70のホルダ部62
a,72aの平面62b,72bとの間に隙間が生じな
い。
【0040】熱負荷が大きくなり、吸入室13の圧力が
高くなると、圧力調整弁収容室31aの圧力も高くな
り、ベローズ32aが収縮し、ニードル32bが弁座3
4bから離れ、クランク室8と吸入室13とが連通す
る。その結果、クランク室8へ漏れたブローバイガスは
連通路31を通じて吸入室13へ逃げるので、クランク
室8内の圧力が下降し、斜板10の傾斜角が大きくな
り、これによってピストン7のストローク量が多くなっ
て吐出容量が増加する。
【0041】この第1実施形態の可変容量型斜板式圧縮
機によれば、ピストン7の凹面部51a,51bで転動
する球面転動部61,71と、斜板10の摺動面10
a,10bに面接触するホルダ部62,72とに、シュ
ー60,70を2分割したので、ホルダ部62,72の
平面62a,72aの直径D1 を球面転動部61,71
の直径D2 よりも大きくすることができ、斜板10とシ
ュー60,70との接触面積を増加させることができ
る。したがって、面圧を下げることができ、斜板10と
シュー60,70との耐久性を向上させることができ
る。
【0042】また、ピストン7及びシュー60,70の
ホルダ部62,72がアルミニュウム系材料で、斜板1
0及び球面転動部61,71が鉄系材料でそれぞれ形成
されているので、斜板10又はシュー60,70に溶射
等の表面処理が不要になり、製造コストを低減すること
ができる。
【0043】更に、斜板10の中心側と外側とでは周速
が異なるためにシュー60,70は斜板10上を自転す
るが、シュー60,70が球面転動部61,71とホル
ダ部62,72とに2分割されているので、球面転動部
61,71の回転量が少なくなる。その結果、ピストン
7の凹面部51a,51bの摩耗が減少し、ピストン7
の耐久性の向上に貢献する。
【0044】なお、この実施形態では、シュー60,7
0の曲率半径を大きくしないので、ピストン7の長手寸
法が増えず、ピストン7の質量の増加による動バランス
の悪化は生じない。
【0045】また、斜板10を薄くしないので、斜板1
0の強度が低下せず、高速安定性も損なわれない。
【0046】図4はこの発明の第2実施形態に係る可変
容量型斜板式圧縮機の一部を示す断面図、図5は図4の
シューを示す分解斜視図である。
【0047】この第2実施形態の可変容量型斜板式圧縮
機のシュー以外の部分は前述の1実施形態と同じである
のでその説明を省略する。前述の第1実施形態ではシュ
ー60,70の球面転動部61,71として2つの球面
61a,71a,61b,71bを有する形状のものを
採用し、シュー60,70のホルダ部62,72として
凹面62b,72bと平面62a,72aとを有する形
状のものを採用した場合について述べたが、第2実施形
態では、図4及び図5に示すように、シュー160,1
70の球面転動部161,171として、球面161
a,171aと平面161b,171bとを有し、しか
もその平面161bの中央に丸穴161c,171cを
有する形状のものを採用し、シュー160,170のホ
ルダ部162172として、2つの平行な平面162
a,162b,172a,172bを有し、しかも一方
の平面162a,172aの中央にピン162c,17
2cを有する形状のものを採用した。ホルダ部162,
172のピン162c,172cは球面転動部161,
171の丸穴161c,171cに嵌合し、球面転動部
161,171は回転可能である。また、ホルダ部16
2,172のピン162c,172cと球面転動部16
1,171の丸穴161c,171cとが嵌合している
ので、ホルダ部162に対して球面転動部161が半径
方向へ相対的にずれない。
【0048】この第2実施形態によれば、第2実施形態
と同様の効果を得ることができるとともに、1つのシュ
ー160,170に球面161a,171aが球面転動
部161,171に1つしかないので、製造が簡単であ
り、コストを一層低減することができる。
【0049】図6はこの発明の第3実施形態に係る可変
容量型斜板式圧縮機の一部を示す断面図、図7は図6の
シューを示す分解斜視図である。
【0050】この第3実施形態の可変容量型斜板式圧縮
機のシュー以外の部分は前述の1実施形態と同じである
のでその説明を省略する。
【0051】第3実施形態では、図6及び図7に示すよ
うに、シュー260,270の球面転動部261,27
1として、球面261a,271aと平面261b,2
71bとを有する形状のものを採用し、シュー260,
270のホルダ部262,272として、2つの平面2
62a,262b,272a,272bを有し、しかも
一方の平面262a,272aの外周縁に凸部262
c,272cを有する形状のものを採用した。両者26
1,271,262,272を組み付けたとき、球面転
動部261,271はホルダ部262,272の凸部2
62c,272cによって囲まれるが、球面転動部26
1,271は回転可能である。また、球面転動部26
1,271はホルダ部262,272の凸部262c,
272cによって囲まれているので、ホルダ部262,
272に対して球面転動部261,271が半径方向へ
相対的にずれない。
【0052】この第3実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を得ることができるとともに、第1,2実
施形態に較べ、構造が単純であり、製造が容易である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の可変容量型斜板式圧縮機によれば、斜板とシューとの
接触面積が増加し、斜板とシューとの面圧が下がるの
で、ピストンの動バランスを悪化させず、しかも斜板の
高速安定性を低下させずに、斜板とシューとの耐久性を
向上させることができる。
【0054】請求項2記載の発明の可変容量型斜板式圧
縮機によれば、ピストン及びシューのホルダ部がアルミ
ニュウム系材料で、斜板及びシューの球面転動部が鉄系
材料でそれぞれ形成されているので、同じ材料の運動体
が互いに接触せず、焼付き防止のための溶射等の表面処
理が不要になり、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る可変容量
型斜板式圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図2は図1の可変容量型斜板式圧縮機の一部を
示す断面図である。
【図3】図3はこの発明の第1実施形態に係る可変容量
型斜板式圧縮機のシューを説明するための分解斜視図で
ある。
【図4】図4はこの発明の第2実施形態に係る可変容量
型斜板式圧縮機の一部を示す断面図である。
【図5】図5はこの発明の第2実施形態に係る可変容量
型斜板式圧縮機のシューを説明するための分解斜視図で
ある。
【図6】図6はこの発明の第3実施形態に係る可変容量
型斜板式圧縮機の一部を示す断面図である。
【図7】図7はこの発明の第3実施形態に係る可変容量
型斜板式圧縮機のシューを説明するための分解斜視図で
ある。
【図8】図8は従来の可変容量型斜板式圧縮機の全体を
示す縦断面図である。
【図9】図9は図8の可変容量型斜板式圧縮機の一部を
示す拡大断面図である。
【符号の説明】
5 シャフト 6 シリンダボア 7 ピストン 8 クランク室 10 斜板 40 スラストフランジ 51a,51b 凹面部 60,70,160,170,260,270 シュー 61,71,161,171,261,271 球面転
動部 61a,71a,161a,171a,261a,27
1a 球面 62,72,162,172 ホルダ部 62b,72b,162b,172b 平面 R1 ,R2 曲率半径 C 曲率中心 D1 ホルダ部の平面の直径 D2 球面転動部の直径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固定され、前記回転軸と一体に
    回転する回転部材と、 前記回転軸に傾斜かつ回転可能に取り付けられ、前記回
    転部材の回転につれて一体に回転する斜板と、 前記斜板の回転につれてシリンダボア内を直線往復運動
    するピストンと、 前記ピストンに支持され、前記斜板の摺動面上を相対的
    に回転する一対のシューとを備え、 前記斜板が収容されたクランク室の圧力の変化に応じて
    前記斜板が傾斜角を変え、前記ピストンのストローク量
    が変わる可変容量型斜板式圧縮機において、 前記一対のシューは、前記ピストンのシュー受面に転動
    可能に支持される球面転動部と、前記球面転動部を摺動
    可能に支持するとともに、前記斜板の摺動面に面接触す
    るホルダ部とに、それぞれ分割され、 前記両球面転動部の球面の曲率半径が等しく、しかも曲
    率中心が一致しており、 前記ホルダ部の斜板側摺動面の直径が前記球面転動部の
    直径よりも大きいことを特徴とする可変容量型斜板式圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 前記ピストン及び前記ホルダ部がアルミ
    ニュウム系材料で、前記斜板及び前記球面転動部が鉄系
    材料でそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の可変容量型斜板式圧縮機。
JP8252433A 1996-09-03 1996-09-03 可変容量型斜板式圧縮機 Withdrawn JPH1077966A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002939A1 (de) * 2000-07-06 2002-01-10 Luk Fahrzeug-Hydraulik Gmbh & Co. Kg Axialkolbenmaschine

Cited By (2)

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FR2811382A1 (fr) * 2000-07-06 2002-01-11 Luk Fahrzeug Hydraulik Machine a piston axial

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