JPH1078498A - 放射性廃棄物の簡易処分方法 - Google Patents
放射性廃棄物の簡易処分方法Info
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- JPH1078498A JPH1078498A JP23237196A JP23237196A JPH1078498A JP H1078498 A JPH1078498 A JP H1078498A JP 23237196 A JP23237196 A JP 23237196A JP 23237196 A JP23237196 A JP 23237196A JP H1078498 A JPH1078498 A JP H1078498A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、塊状または粉体状の固体放射性廃
棄物を固型化して被覆を施すことにより、運搬、処分を
安全、効率的かつ低コストで行うことを課題とする。 【解決手段】 組立式の有底型枠内で、塊状または粉体
状の固体放射性廃棄物を固型化材で固化させて固化体を
成形し、該固化体を前記型枠から離型させて該固化体の
外周面に被覆を施すことにより、固化体表面からの放射
性物質の剥離、表面汚染を防止するとともに、運搬、処
分を効率的に行えるようにしている。
棄物を固型化して被覆を施すことにより、運搬、処分を
安全、効率的かつ低コストで行うことを課題とする。 【解決手段】 組立式の有底型枠内で、塊状または粉体
状の固体放射性廃棄物を固型化材で固化させて固化体を
成形し、該固化体を前記型枠から離型させて該固化体の
外周面に被覆を施すことにより、固化体表面からの放射
性物質の剥離、表面汚染を防止するとともに、運搬、処
分を効率的に行えるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塊状または粉体状
の放射性廃棄物の固化処分方法に係わり、特に固化体の
輸送、定置を効率的かつ低コストで行うのに有効な放射
性廃棄物の簡易処分方法に関する。
の放射性廃棄物の固化処分方法に係わり、特に固化体の
輸送、定置を効率的かつ低コストで行うのに有効な放射
性廃棄物の簡易処分方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原子炉冷却水で汚染されたコンク
リート廃棄物、中性子線の作用により汚染されたコンク
リート廃棄物等の低レベル放射性廃棄物は、大気中への
飛散、表面汚染等により従業員が被爆するのを防ぐた
め、JIS Z 1651に定めるフレキシブルコンテナに封入さ
れ、該コンテナ毎に輸送、処分されている。
リート廃棄物、中性子線の作用により汚染されたコンク
リート廃棄物等の低レベル放射性廃棄物は、大気中への
飛散、表面汚染等により従業員が被爆するのを防ぐた
め、JIS Z 1651に定めるフレキシブルコンテナに封入さ
れ、該コンテナ毎に輸送、処分されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塊状ま
たは粉体状の放射性廃棄物を前記コンテナに収容した場
合、該コンテナが破損すると、前記放射性廃棄物中に含
有される放射性物質が破損部から飛散してしまうという
おそれがある。また、前記コンテナに収納した個々の放
射性廃棄物が一体的に固型化されていないため、該コン
テナを処分場まで安全に輸送して定置させるためには、
収納された個々の放射性廃棄物毎に異なる自重による前
記コンテナの変形を考慮しておく必要がある。
たは粉体状の放射性廃棄物を前記コンテナに収容した場
合、該コンテナが破損すると、前記放射性廃棄物中に含
有される放射性物質が破損部から飛散してしまうという
おそれがある。また、前記コンテナに収納した個々の放
射性廃棄物が一体的に固型化されていないため、該コン
テナを処分場まで安全に輸送して定置させるためには、
収納された個々の放射性廃棄物毎に異なる自重による前
記コンテナの変形を考慮しておく必要がある。
【0004】さらに、各コンテナは、前記自重による変
形によって不定形な形状になるため、これらコンテナを
処分場に定置する場合、隣合うコンテナ同士の間に隙間
ができてしまい、所定の処分スペース内に効率よく定置
できないという問題がある。また、定置の際に生じるコ
ンテナ同士の隙間に充填する土砂の締め固めが不十分な
場合、これらコンテナを埋設した後に、覆土が陥没する
おそれもあるといった問題がある。
形によって不定形な形状になるため、これらコンテナを
処分場に定置する場合、隣合うコンテナ同士の間に隙間
ができてしまい、所定の処分スペース内に効率よく定置
できないという問題がある。また、定置の際に生じるコ
ンテナ同士の隙間に充填する土砂の締め固めが不十分な
場合、これらコンテナを埋設した後に、覆土が陥没する
おそれもあるといった問題がある。
【0005】そして、コンテナに収納した処分方法で
は、各容器毎に埋設処分されて再利用できないため、処
分コストが高くなるといった問題がある。
は、各容器毎に埋設処分されて再利用できないため、処
分コストが高くなるといった問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、塊状または粉体状の放射性廃棄物を固型化して被覆
を施すことにより、運搬、処分を安全、効率的かつ低コ
ストで行うことのできる放射性廃棄物の簡易処分方法を
提供することを目的とする。
で、塊状または粉体状の放射性廃棄物を固型化して被覆
を施すことにより、運搬、処分を安全、効率的かつ低コ
ストで行うことのできる放射性廃棄物の簡易処分方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の放射性廃棄物の
簡易処分方法は、塊状または粉体状の固体放射性廃棄物
を組立式の有底型枠内で固化させて固化体を成形し、該
固化体を前記型枠から離型させて該固化体の外周面に被
覆を施すことを特徴とするものである。すなわち、塊状
または粉体の放射性廃棄物を固型化して被覆を施すこと
により、固化体表面からの放射性物質の剥離、表面汚染
を防止するとともに、運搬、処分を効率的に行うことを
可能にするものである。
簡易処分方法は、塊状または粉体状の固体放射性廃棄物
を組立式の有底型枠内で固化させて固化体を成形し、該
固化体を前記型枠から離型させて該固化体の外周面に被
覆を施すことを特徴とするものである。すなわち、塊状
または粉体の放射性廃棄物を固型化して被覆を施すこと
により、固化体表面からの放射性物質の剥離、表面汚染
を防止するとともに、運搬、処分を効率的に行うことを
可能にするものである。
【0008】また、固型化の際に用いる容器として組立
式の型枠を用いることで、固化体成形後に該型枠を分解
して再利用することができる。さらに、固化体の寸法を
型枠のサイズ変更により拡大、縮小することができ、輸
送処分時の輸送スペースおよび処分スペースを考慮した
固化体の寸法や重量を任意に設定することができる。
式の型枠を用いることで、固化体成形後に該型枠を分解
して再利用することができる。さらに、固化体の寸法を
型枠のサイズ変更により拡大、縮小することができ、輸
送処分時の輸送スペースおよび処分スペースを考慮した
固化体の寸法や重量を任意に設定することができる。
【0009】また、前記処分方法において、被覆を鉄板
または鋼板から構成される遮蔽体により施す構成とする
と、輸送中における固化体表面からの放射性物質の剥離
を防ぐことができるとともに、表面汚染を防止すること
ができる。
または鋼板から構成される遮蔽体により施す構成とする
と、輸送中における固化体表面からの放射性物質の剥離
を防ぐことができるとともに、表面汚染を防止すること
ができる。
【0010】また、組立式の有底型枠の内面に膜形成塗
料を塗布し、該型枠内に塊状または粉体状の固体放射性
廃棄物を収納し、固型化材を注入して前記塗料と一体に
固化させて固化体を成形し、該固化体を前記型枠から離
型させるとともに該固化体の上面に前記塗料を塗布する
構成とすると、前記放射性物質の剥離防止および表面汚
染防止に加え、前記型枠からの離型性を向上させること
ができる。
料を塗布し、該型枠内に塊状または粉体状の固体放射性
廃棄物を収納し、固型化材を注入して前記塗料と一体に
固化させて固化体を成形し、該固化体を前記型枠から離
型させるとともに該固化体の上面に前記塗料を塗布する
構成とすると、前記放射性物質の剥離防止および表面汚
染防止に加え、前記型枠からの離型性を向上させること
ができる。
【0011】また、組立式の有底型枠の内周面に遮蔽シ
ートを配置し、該型枠内に塊状または粉体状の固体放射
性廃棄物を収納し、固型化材を注入した後、型枠上面部
に遮蔽シートを配置し、これら遮蔽シートと前記廃棄物
とを一体に固化させて固化体を成形する構成としても、
前記放射性物質の剥離防止および表面汚染の防止、およ
び型枠からの離型性を向上させることができる。
ートを配置し、該型枠内に塊状または粉体状の固体放射
性廃棄物を収納し、固型化材を注入した後、型枠上面部
に遮蔽シートを配置し、これら遮蔽シートと前記廃棄物
とを一体に固化させて固化体を成形する構成としても、
前記放射性物質の剥離防止および表面汚染の防止、およ
び型枠からの離型性を向上させることができる。
【0012】また、上記いずれの構成においても、固化
体を矩体状、すなわち立方体状、直方体状等に固化させ
て成形する構成とすると、輸送時や定置時の安定性が向
上するとともに、隣合う固化体同士に隙間が生じること
なく配置させることができるので、所定の輸送スペース
および処分スペースに固化体を高密度に定置させること
ができる。
体を矩体状、すなわち立方体状、直方体状等に固化させ
て成形する構成とすると、輸送時や定置時の安定性が向
上するとともに、隣合う固化体同士に隙間が生じること
なく配置させることができるので、所定の輸送スペース
および処分スペースに固化体を高密度に定置させること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施形態の一例について説明する。まず、塊状または
粉体状の固体放射性廃棄物を固型化材を用いて固化させ
るための型枠について説明する。図1は組立前の型枠1
の平面図を示したもの、また図2は組み立てた型枠1内
で固化体を成形している状態を示したもので、これらの
図中、符号1aおよび1bはそれぞれ天板および底板、
2はスペーサ、3は把手、4は放射性廃棄物の固化体で
ある。
の実施形態の一例について説明する。まず、塊状または
粉体状の固体放射性廃棄物を固型化材を用いて固化させ
るための型枠について説明する。図1は組立前の型枠1
の平面図を示したもの、また図2は組み立てた型枠1内
で固化体を成形している状態を示したもので、これらの
図中、符号1aおよび1bはそれぞれ天板および底板、
2はスペーサ、3は把手、4は放射性廃棄物の固化体で
ある。
【0014】型枠1は、矩形の鉄板または鋼板を分離可
能に係合させて箱状に組み立てられてなり、天板1aに
は、該天板1aに対して脱着可能なスペーサ2が設けら
れている。スペーサ2は、固化体4のクレーン等による
操作性を良くするために設ける把手3を固化体4の外周
面から突出させないように固定するため、固化体4に凹
部を形成するものであり、鉄板または鋼板を係合させて
箱状に組み立てられ、その開口端側は前記天板1aに脱
着可能に固定されている。把手3は、スペーサ2の底板
2aに固定されており、該把手3の先端部3aは、前記
底板2aを貫通して天板1aに固定されたスペーサ2の
外部に向けて、すなわち型枠1内方に向けて突出するよ
うに固定されている。
能に係合させて箱状に組み立てられてなり、天板1aに
は、該天板1aに対して脱着可能なスペーサ2が設けら
れている。スペーサ2は、固化体4のクレーン等による
操作性を良くするために設ける把手3を固化体4の外周
面から突出させないように固定するため、固化体4に凹
部を形成するものであり、鉄板または鋼板を係合させて
箱状に組み立てられ、その開口端側は前記天板1aに脱
着可能に固定されている。把手3は、スペーサ2の底板
2aに固定されており、該把手3の先端部3aは、前記
底板2aを貫通して天板1aに固定されたスペーサ2の
外部に向けて、すなわち型枠1内方に向けて突出するよ
うに固定されている。
【0015】次に、輸送時における固化体4からの放射
性物質の剥離および表面汚染を防止するための請求項2
記載の遮蔽体5について説明する。遮蔽体5は、図3に
示すように、前記型枠1と同一寸法を有する矩形の鉄板
または鋼板を係合して箱状に構成されており、上面5a
には、遮蔽体5を固化体4に係合させた際に固化体4に
固定した前記把手3を外部からワイヤ等によって引っか
けることができるように開口部6が形成され、該開口部
6の周囲には、クレーン等による取扱いを容易とするた
めの把手7が設けられている。
性物質の剥離および表面汚染を防止するための請求項2
記載の遮蔽体5について説明する。遮蔽体5は、図3に
示すように、前記型枠1と同一寸法を有する矩形の鉄板
または鋼板を係合して箱状に構成されており、上面5a
には、遮蔽体5を固化体4に係合させた際に固化体4に
固定した前記把手3を外部からワイヤ等によって引っか
けることができるように開口部6が形成され、該開口部
6の周囲には、クレーン等による取扱いを容易とするた
めの把手7が設けられている。
【0016】次に、本発明による放射性廃棄物の簡易処
分方法について説明する。まず、図2に示すように、型
枠1を箱状に組み立て、該型枠1内において、処分する
放射性廃棄物を、例えばセメント系の固型化材で固型化
させる。型枠1内に注入した前記混合物を一定時間養生
すると、固化して矩体状の固化体4が成形される。
分方法について説明する。まず、図2に示すように、型
枠1を箱状に組み立て、該型枠1内において、処分する
放射性廃棄物を、例えばセメント系の固型化材で固型化
させる。型枠1内に注入した前記混合物を一定時間養生
すると、固化して矩体状の固化体4が成形される。
【0017】次に、底板1bを残して固化体4から型枠
1を分離する。このとき、天板1aについては、図2の
鎖線で示すように、前記スペーサ2を固化体4に固着さ
せたまま天板1aから分離して固化体4から分離する。
ここで、固化体4と天板1aとの当接面には、前記スペ
ーサ2によって凹部が形成され、該凹部に前記把手3が
外周面から突出することなく固定されている。次に、把
手3にワイヤを引っかけて吊り上げ、固化体4を図2
中、反時計回りに回転させて、該把手3が上方に向くよ
うに位置させる。
1を分離する。このとき、天板1aについては、図2の
鎖線で示すように、前記スペーサ2を固化体4に固着さ
せたまま天板1aから分離して固化体4から分離する。
ここで、固化体4と天板1aとの当接面には、前記スペ
ーサ2によって凹部が形成され、該凹部に前記把手3が
外周面から突出することなく固定されている。次に、把
手3にワイヤを引っかけて吊り上げ、固化体4を図2
中、反時計回りに回転させて、該把手3が上方に向くよ
うに位置させる。
【0018】そして、図3に示すように、遮蔽体5をワ
イヤ8で吊って固化体4にかぶせ、該遮蔽体5を、固化
体4に固定されたままの前記底板1bと係合させること
により、固化体4の外周面は完全に被覆される。被覆さ
れた固化体4は、図4に示すように、把手3をワイヤ9
で吊ることができるので運搬等の取り扱いが容易となっ
ている。なお、この遮蔽体5は、固化体4を処分場に輸
送して、処分スペース内に定置した後は、固化体4から
分離されて、再利用される。
イヤ8で吊って固化体4にかぶせ、該遮蔽体5を、固化
体4に固定されたままの前記底板1bと係合させること
により、固化体4の外周面は完全に被覆される。被覆さ
れた固化体4は、図4に示すように、把手3をワイヤ9
で吊ることができるので運搬等の取り扱いが容易となっ
ている。なお、この遮蔽体5は、固化体4を処分場に輸
送して、処分スペース内に定置した後は、固化体4から
分離されて、再利用される。
【0019】このように、固化体4の外周面を遮蔽体5
によって被覆すると、輸送時における放射性物質の剥離
を防ぐことができるとともに、表面汚染を防止すること
ができ、処分場まで安全に輸送することができる。ま
た、固化体4が矩体状に成形されているので、輸送、定
置の際の安定性が向上して、輸送、定置作業を安全に行
うことができるとともに、定置の際、隣合う固化体4同
士の間に隙間が生じることがなくなり、埋設後、覆土が
陥没するといったことを回避することができるととも
に、限られた処分スペース内に効率よく定置させること
ができる。あらかじめ処分スペースの寸法がわかってい
る場合には、該寸法にあわせて型枠を形成しておいて固
化体を成形することにより、より効率的に処分スペース
内に定置させることも可能である。
によって被覆すると、輸送時における放射性物質の剥離
を防ぐことができるとともに、表面汚染を防止すること
ができ、処分場まで安全に輸送することができる。ま
た、固化体4が矩体状に成形されているので、輸送、定
置の際の安定性が向上して、輸送、定置作業を安全に行
うことができるとともに、定置の際、隣合う固化体4同
士の間に隙間が生じることがなくなり、埋設後、覆土が
陥没するといったことを回避することができるととも
に、限られた処分スペース内に効率よく定置させること
ができる。あらかじめ処分スペースの寸法がわかってい
る場合には、該寸法にあわせて型枠を形成しておいて固
化体を成形することにより、より効率的に処分スペース
内に定置させることも可能である。
【0020】次に、請求項3の発明について説明する。
本発明は、図5に示すように、組み立てた型枠1の内面
に、室温で硬化して一定厚の膜を形成する塗料10、例
えばシリコーン樹脂、フッ素系樹脂、パテ等の有機性樹
脂を塗布してから乾燥させ、該型枠1内に前記廃棄物を
収納し、固型化材を注入して前記塗料10と一体的に固
化させて固化体4を成形し、該固化体4を図6に示すよ
うに、前記型枠1から離型させるとともに該固化体の上
面に前記塗料10を塗布することにより、固化体4の外
周面に被覆を施すものである。
本発明は、図5に示すように、組み立てた型枠1の内面
に、室温で硬化して一定厚の膜を形成する塗料10、例
えばシリコーン樹脂、フッ素系樹脂、パテ等の有機性樹
脂を塗布してから乾燥させ、該型枠1内に前記廃棄物を
収納し、固型化材を注入して前記塗料10と一体的に固
化させて固化体4を成形し、該固化体4を図6に示すよ
うに、前記型枠1から離型させるとともに該固化体の上
面に前記塗料10を塗布することにより、固化体4の外
周面に被覆を施すものである。
【0021】このような構成とすると、放射性物質の剥
離防止および表面汚染防止機能に加え、前記型枠1から
の離型性を向上させることができる。なお、先に固化体
4を成形しておき、該固化体4を型枠1から離型させた
後に前記塗料10を外周面に塗布する構成としても、前
記同様の放射性物質の剥離および表面汚染を防止するこ
とができる。
離防止および表面汚染防止機能に加え、前記型枠1から
の離型性を向上させることができる。なお、先に固化体
4を成形しておき、該固化体4を型枠1から離型させた
後に前記塗料10を外周面に塗布する構成としても、前
記同様の放射性物質の剥離および表面汚染を防止するこ
とができる。
【0022】次に、請求項4の発明について説明する。
本発明は、図7および図8に示すように、型枠1の内面
に樹脂製または繊維製のシート11、例えばポリプロピ
レン製シート、ポリエチレン製シート、塩化ビニル系シ
ート、不透水処理された綿布を配置するとともに端部1
1aを折り返し、該型枠1内に前記廃棄物を収納し、固
型化材を注入して前記シート11と一体的に固化させた
固化体4を成形し、図9に示すように、該固化体4を前
記型枠1から離型させることにより、固化体4の外周面
に被覆を施すものである。
本発明は、図7および図8に示すように、型枠1の内面
に樹脂製または繊維製のシート11、例えばポリプロピ
レン製シート、ポリエチレン製シート、塩化ビニル系シ
ート、不透水処理された綿布を配置するとともに端部1
1aを折り返し、該型枠1内に前記廃棄物を収納し、固
型化材を注入して前記シート11と一体的に固化させた
固化体4を成形し、図9に示すように、該固化体4を前
記型枠1から離型させることにより、固化体4の外周面
に被覆を施すものである。
【0023】このような構成としても、前記放射性物質
の剥離防止および表面汚染を防止することができるとと
もに、型枠からの離型性を向上させることができる。ま
た、図11に示すように、シート11に吊り下げ用ワイ
ヤ12を設けておけば、図10に示すような把手3を設
けなくても、図12に示すように、クレーン等による固
化体4の運搬作業等における操作性を向上させることが
できる。
の剥離防止および表面汚染を防止することができるとと
もに、型枠からの離型性を向上させることができる。ま
た、図11に示すように、シート11に吊り下げ用ワイ
ヤ12を設けておけば、図10に示すような把手3を設
けなくても、図12に示すように、クレーン等による固
化体4の運搬作業等における操作性を向上させることが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
放射性廃棄物の簡易処分方法によれば、次のような効果
を奏することができる。 (a)塊状または粉体の固体放射性廃棄物を固型化して
被覆を施すことにより、運搬、処分の作業性が向上する
とともに固化体表面からの放射性物質の剥離、表面汚染
を防止することができ、作業の安全性を確保することが
できる。 (b)固型化の際に用いる容器として組立式の型枠を用
いるので、固化体成形後に該型枠を分解して再利用する
ことができ、処分コストの低減を図ることができる。さ
らに、固化体の寸法を型枠のサイズ変更により拡大、縮
小することができ、輸送処分時の輸送スペースおよび処
分スペースに合わせて固化体の寸法や重量を任意に設定
することができるので、効率的な運搬、処分を行うこと
ができる。 (c)請求項3および請求項4記載の処分方法において
は、前記放射性物質の剥離防止および表面汚染防止機能
に加え、前記型枠からの離型性を向上させることがで
き、処分作業の短縮を図ることができる。 (d)請求項5記載の処分方法においては、輸送時や定
置時の安定性が向上するので、作業の安全性を確保する
ことができるとともに、各固化体同士を隙間なく配置さ
せることができるので、効率的に輸送および処分を行う
ことができる。
放射性廃棄物の簡易処分方法によれば、次のような効果
を奏することができる。 (a)塊状または粉体の固体放射性廃棄物を固型化して
被覆を施すことにより、運搬、処分の作業性が向上する
とともに固化体表面からの放射性物質の剥離、表面汚染
を防止することができ、作業の安全性を確保することが
できる。 (b)固型化の際に用いる容器として組立式の型枠を用
いるので、固化体成形後に該型枠を分解して再利用する
ことができ、処分コストの低減を図ることができる。さ
らに、固化体の寸法を型枠のサイズ変更により拡大、縮
小することができ、輸送処分時の輸送スペースおよび処
分スペースに合わせて固化体の寸法や重量を任意に設定
することができるので、効率的な運搬、処分を行うこと
ができる。 (c)請求項3および請求項4記載の処分方法において
は、前記放射性物質の剥離防止および表面汚染防止機能
に加え、前記型枠からの離型性を向上させることがで
き、処分作業の短縮を図ることができる。 (d)請求項5記載の処分方法においては、輸送時や定
置時の安定性が向上するので、作業の安全性を確保する
ことができるとともに、各固化体同士を隙間なく配置さ
せることができるので、効率的に輸送および処分を行う
ことができる。
【図1】本発明の一実施形態の例を示す処分工程におい
て、型枠を組み立てる前の状態を示す平面図である。
て、型枠を組み立てる前の状態を示す平面図である。
【図2】図1の状態に続き、組立てた型枠に放射性廃棄
物を固型化材で固化させて、型枠を一部分離させる状態
を示す断面図である。
物を固型化材で固化させて、型枠を一部分離させる状態
を示す断面図である。
【図3】図2の状態に続き、離型された固化体に、遮蔽
体をかぶせる状態を示す断面図である。
体をかぶせる状態を示す断面図である。
【図4】図3の状態に続き、遮蔽体により被覆された固
化体を運搬する状態を示す断面図である。
化体を運搬する状態を示す断面図である。
【図5】本発明の処分工程において、型枠にあらかじめ
膜形成塗料を塗布して固化体を成形した状態を示す断面
図である。
膜形成塗料を塗布して固化体を成形した状態を示す断面
図である。
【図6】図5の状態に続き、型枠を離型させる状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】本発明の処分工程において、型枠の内周面に配
置する遮蔽シートを、組立前の型枠の上に配置した状態
の一例を示す平面図である。
置する遮蔽シートを、組立前の型枠の上に配置した状態
の一例を示す平面図である。
【図8】図7の状態に続き、組み立てた型枠に収納した
放射性廃棄物を、固型化材で遮蔽シートと一体的に固化
させた状態を示す断面図である。
放射性廃棄物を、固型化材で遮蔽シートと一体的に固化
させた状態を示す断面図である。
【図9】(a)は、図8の状態に続き、把手を固化体に
固定した後、型枠を分離させる状態を示す断面図であ
る。(b)は、(a)の平面図である。
固定した後、型枠を分離させる状態を示す断面図であ
る。(b)は、(a)の平面図である。
【図10】図9の状態に続き、離型した固化体をワイヤ
で吊って運搬する状態を示す断面図である。
で吊って運搬する状態を示す断面図である。
【図11】吊り下げ用ワイヤを固定した遮蔽シートを、
組立前の型枠の上に配置した状態の一例を示す平面図で
ある。
組立前の型枠の上に配置した状態の一例を示す平面図で
ある。
【図12】図11の状態に続き、組み立てた型枠に収納
した放射性廃棄物を、固型化材で遮蔽シートと一体的に
固化させてから離型した固化体を、運搬する状態を示す
断面図である。
した放射性廃棄物を、固型化材で遮蔽シートと一体的に
固化させてから離型した固化体を、運搬する状態を示す
断面図である。
1 型枠 4 固化体 5 遮蔽体 10 膜形成塗料 11 遮蔽シート
フロントページの続き (72)発明者 立屋敷 久志 東京都文京区小石川1−3−25 小石川大 国ビル 三菱マテリアル株式会社環境リサ イクル事業センター内
Claims (5)
- 【請求項1】 塊状または粉体状の固体放射性廃棄物を
組立式の有底型枠内で固化させて固化体を成形し、該固
化体を前記型枠から離型させて該固化体の外周面に被覆
を施すことを特徴とする放射性廃棄物の簡易処分方法。 - 【請求項2】 前記被覆を鉄板または鋼板から構成され
る遮蔽体により施すことを特徴とする請求項1記載の放
射性廃棄物の簡易処分方法。 - 【請求項3】 組立式の有底型枠の内面に膜形成塗料を
塗布し、該型枠内に塊状または粉体状の固体放射性廃棄
物を収納し、固型化材を注入して前記塗料と一体に固化
させて固化体を成形し、該固化体を前記型枠から離型さ
せるとともに該固化体の上面に前記塗料を塗布すること
を特徴とする放射性廃棄物の簡易処分方法。 - 【請求項4】 組立式の有底型枠の内周面に遮蔽シート
を配置し、該型枠内に塊状または粉体状の固体放射性廃
棄物を収納し、固型化材を注入した後、型枠上面部に遮
蔽シートを配置し、これら遮蔽シートと前記廃棄物とを
一体に固化させて固化体を成形し、該固化体を前記型枠
から離型させることを特徴とする放射性廃棄物の簡易処
分方法。 - 【請求項5】 前記固化体を矩体状に固化させて成形す
ることを特徴とする請求項1から4記載の放射性廃棄物
の簡易処分方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23237196A JPH1078498A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 放射性廃棄物の簡易処分方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23237196A JPH1078498A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 放射性廃棄物の簡易処分方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1078498A true JPH1078498A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16938182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23237196A Withdrawn JPH1078498A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 放射性廃棄物の簡易処分方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1078498A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013113667A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Michiko Yamato | 放射性物質で汚染された土壌、汚泥又は焼却灰の処分方法 |
| JP2013210359A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-10-10 | Toda Constr Co Ltd | 放射性廃棄物収容容器 |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23237196A patent/JPH1078498A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013113667A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Michiko Yamato | 放射性物質で汚染された土壌、汚泥又は焼却灰の処分方法 |
| JP2013210359A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-10-10 | Toda Constr Co Ltd | 放射性廃棄物収容容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |