JPH1078847A - 手動操作領域指定装置 - Google Patents

手動操作領域指定装置

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JPH1078847A
JPH1078847A JP8235376A JP23537696A JPH1078847A JP H1078847 A JPH1078847 A JP H1078847A JP 8235376 A JP8235376 A JP 8235376A JP 23537696 A JP23537696 A JP 23537696A JP H1078847 A JPH1078847 A JP H1078847A
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Tetsuro Goto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トラックボールやタッチパネル等
の操作部材の連続的な操作軌跡に対し離散的な領域指示
を可能にする手動操作領域指定装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 手動操作によって表示画面内の任意位置
を指定しそれを移動させ得る操作手段(10)と、操作
された操作手段の操作軌跡を示す第1信号を発生する信
号発生手段(57、58)と、それぞれ離散値からな
り、その離散値を連ねた方向がそれぞれ異なる第2信号
及び第3信号を出力する参照信号出力手段(57、5
8)と、第1信号と第2信号及び第3信号とを比較し、
第1信号が第2信号と第3信号の間にある場合に、第2
信号と第3信号の間にある第4信号を出力する方向信号
出力手段(57、58)とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックボールや
タッチパネル等の操作部材を操作して表示画面内の領域
を指定する手動操作領域指定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラにおいては、撮影者自身が測光モ
ード、露出モード、測距モード等の作動内容を設定でき
る機能を備えたものが増加している。その操作形態は、
それぞれ専用の選択ダイアルにて設定するアナログ的方
法、モード選択ボタンとアップダウンボタンの併用にて
設定するデジタル的方法の何れかに大別できる。
【0003】何れの方法においても、被写体の輝度、位
置などの急激な変化に合わせて的確な露光が得られなけ
ればならないため、それらの操作部材は、迅速に変更調
整操作のできること、更に様々な手の大きさを有するあ
らゆる撮影者に対して使用できることが必要である。一
方、パソコンでは、ポインティングデバイスとして、下
面にボールを設けたマウスと称される装置を机上で滑ら
せ、ボールの回転方向で選択指示をするマウス方式、棒
を任意の方向に指で倒して方向指示をするスティック方
式、専用のパネル表面を指先で触れながら移動させるこ
とでその指示方向を検出するタッチパネル方式等のもの
が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者
は、トラックボールが本来有する平面内の任意方向の位
置を選択する機能に着目してかかるトラックボールで被
写体の測距位置を選択指示する方法を開発し先に出願し
た(特開平6−148714号公報)。このものは、ト
ラックボールをカメラの背面に設置して測距位置を指定
する方式のもので、概略図11と図12及び図13と図
14に示すようになっている。
【0005】図11及び図13は、本発明者の先の出願
に係るカメラの背面図である。図12及び図14は、表
示器に示される複数の測距エリアを示す図である。図1
1において、カメラ1の背面にトラックボール10を設
けてあるが、右手でカメラ1を通常位置(横位置)の姿
勢に構え、右手親指15の先端でトラックボール10を
上下方向11及び左右方向12へ、更にそれらの中間方
向へ回転させることができる。このとき、右手の人差し
指はシャッタボタン3を押せる位置にある。
【0006】図12において、表示器5には、25個の
測距エリア20A〜20E、21A〜21E、22A〜
22E、23A〜23E、24A〜24Eが用意されて
おり、トラックボール10の操作で任意の測距エリアを
選択するのである。なお、選択された測距エリアはセグ
メントが点滅して選択された旨を表示し、他の非選択の
エリアと区別できるようになっている。
【0007】また、図13は、右手でカメラ1を縦位置
の姿勢に構え、右手親指15の先端でトラックボール1
0を上下方向13及び左右方向14へ、更にそれらの中
間方向へ回転を与える様子を示している。このとき、右
手の人差し指は別設のシャッタボタン4を押せる位置に
ある。また、図14は、図12と同様の表示例である。
この先の出願に係るトラックボールを採用する方式のも
のでは、トラックボールの操作内容を逐一読み取り、ト
ラックボールに加えられた操作方向を忠実に反映させる
ようにしているが、図12及び図14の表示例で言え
ば、現実に指示される対象は離散配置される25個の測
距エリアであるので、かかる用途ではトラックボールの
回転を忠実に反映させる必要はないと言える。
【0008】つまり、トラックボールで指示する対象が
離散的である場合に、トラックボールの回転を忠実に反
映させる方式を採用することは、処理時間や構成要素に
無駄が生じる。以上は、カメラへの適用例であるが、い
わゆるパソコンでのマウス操作でも同様のことが言え
る。即ち、パソコンでは、画面上で指示すべき対象は全
方向に連続して存在するが、実際の操作では、連続した
切れ目のない指示をすることは少なく、多くの場合指示
位置は離散的である。
【0009】本発明は、このような課題を解決すべく創
作されたもので、その目的は、連続的な操作軌跡に対し
離散的な領域指示を可能にする手動操作領域指定装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の手動操
作領域指定装置は、手動操作によって表示画面内の任意
位置を指定しそれを移動させ得る操作手段と、操作され
た操作手段の操作軌跡を示す第1信号を発生する信号発
生手段と、それぞれ離散値からなり、その離散値を連ね
た方向がそれぞれ異なる第2信号及び第3信号を出力す
る参照信号出力手段と、第1信号と第2信号及び第3信
号とを比較し、第1信号が第2信号と第3信号の間にあ
る場合に、第2信号と第3信号の間にある第4信号を出
力する方向信号出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の手動操作領域指定装置
は、請求項1に記載の手動操作領域指定装置において、
操作手段は、手動操作をボールの回転に置換して検出す
る方式のものであることを特徴とする。請求項3に記載
の手動操作領域指定装置は、請求項1に記載の手動操作
補正装置において、操作手段は、手動操作された接触点
を検出する方式のものであることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の手動操作領域指定装置
は、請求項1に記載の手動操作補正装置において、参照
信号出力手段は、当該装置の姿勢に応じて前記第2信号
及び第3信号を可変出力することを特徴とする。
【0013】(作用)請求項1に記載の手動操作領域指
定装置は、操作手段の操作軌跡を示す第1信号が、第2
信号と第3信号の間にある場合に、第2信号と第3信号
の間にある第4信号を一律に方向信号として出力する。
【0014】つまり、操作軌跡が第2信号と第3信号で
仕切られる領域内で連続して変化しても、それは一律に
定められた方向を示す信号に変換される。領域は、複数
組の第2信号と第3信号で仕切られ、方向信号は各領域
で離散的に発生する。即ち、操作軌跡は、連続的な方向
信号であるが、それが一律に定められた方向を示す離散
的な信号に変換されることになる。
【0015】連続的な操作軌跡を形成する操作手段は、
請求項2に記載の手動操作領域指定装置のように手動操
作をボールの回転に置換して検出する方式のものでも良
く、請求項3に記載の手動操作領域指定装置のように手
動操作された接触点を検出する方式のものでも良い。ま
た、本発明の手動操作領域指定装置は、各種の姿勢で使
用されるので、参照信号出力手段は、請求項4に記載の
手動操作領域指定装置のように、当該装置の姿勢に応じ
て前記第2信号及び第3信号を可変出力できるようにし
てある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の形態
のカメラの外観図である。図1において、横にした通常
位置のカメラ1の前面(図中紙背側)にはレンズ2が装
着され、カメラ1の背面(図中紙表側)にはファインダ
6が設けられ、レンズ2を通過した被写体像をこのファ
インダ6で視認できるようになっている。
【0017】また、カメラ1の上面には、背面側から見
て右側に表示器5が設けられる。この表示器5は、ファ
インダ6内に配設される場合もあるが、この表示器5に
より露出、測光、測距等の各種モードの設定内容を視認
できるようになっている。また、カメラ1の上面には、
背面側から見て右側の図中紙背側への迫り出し部分にシ
ャッタボタン3が配置される。なお、同じ迫り出し部分
の側部には、もう1つのシャッタボタン4を配設してあ
る。これはカメラ1を縦位置に構えた際に使用されるも
のである。
【0018】周知のように、シャッタボタン3、4の操
作では、半押しの第1段階の押圧で内部回路への給電が
行われ、全押しの第2段階の押圧で装填されているフイ
ルムへの露光が行われる。そして、カメラ1の背面(図
中紙表側)には、本発明の操作手段の1つであるトラッ
クボール10が設けられる。このトラックボール10
は、カメラ1を右手で支持して構えた時に右手の親指先
端が自然にかかる位置に配置される。
【0019】前述(図11〜図14)したように、トラ
ックボール10は、先の出願では測距エリアの選択のみ
に使用されたが、本実施の形態では更に校正モードにお
いて請求項1に言う第1信号〜第4信号を発生するこ
と、及び露出モードに関するシャッタタイムや絞り値等
の要素を選択設定するのにも使用される。また、カメラ
1の上面には、背面側から見て左側に、モードスイッチ
7と校正ボタン8が設けられ、更に図示省略したが、変
更ボタンも設けられる。モードスイッチ7は、本実施の
形態では、測距モードと露出モードの2つのモードに切
り換える場合に使用される。変更ボタンは、露出モード
においてシャッタタイムや絞り値等の値を変更する場合
に使用される。
【0020】校正ボタン8は、本実施の形態のカメラを
校正モードに設定するものである。校正モードでは、撮
影者にトラックボール10を操作させ、請求項1に言う
第1信号〜第4信号を生成し、それを蓄積する。更に、
カメラボディ内には、姿勢センサ9が設けられ、カメラ
1を構えた時の姿勢を検出できるようになっている。カ
メラ1の姿勢は、撮影者の操作に影響を与えるので、校
正モードで取得するデータに姿勢を反映させるため設け
てある。なお、姿勢センサ9による姿勢検知方法につい
ては、実開昭64−9229号公報に詳述されているの
で、その説明を割愛する。
【0021】次に、図2は、本発明の実施の形態のカメ
ラの構成図である。図2の上段において、トラックボー
ル10の側周囲には、2つのローラ40A、40Bがそ
れぞれの一端をトラックボール10の側周面に接触して
設けられる。つまり、トラックボール10が上下方向1
1、左右方向12(縦位置撮影の場合はそれぞれ13、
14)に回転操作されると、2つのローラ40A、40
Bが連れ周りして回転する。言うまでもなく、斜め方向
への回転は、ローラ40A、40Bの両者に分割して伝
えられる。
【0022】ローラ40A、40Bの他端には、それぞ
れ円盤状のセクタ45A、45Bが固定される。セクタ
45A、45Bの外表面には、図示するように、それぞ
れ半径方向に向かうスリットが同一ピッチで刻まれてい
る。そして、円盤状のセクタ45A、45Bの外周縁部
には、それぞれフォトカプラ43A、43Bが設けられ
る。フォトカプラ43A、43Bは、通過するスリット
の数、つまりトラックボール10の回転量と、スリット
の通過方向、つまりトラックボール10の回転方向とを
表すパルス信号を発生する。
【0023】それらのパルス信号は、図2の下段に示す
インタフェース回路(以下「INT」と言う)56を介
して中央処理装置(以下「CPU」と言う)57に取り
込まれ、トラックボール10の回転量、回転方向として
認識される。次に図2の下段において、CPU57は、
カメラ動作制御の中枢であり、INT56、59を介し
て情報の入力と制御を実行する。また、CPU57は、
記憶回路(以下「MEM」と言う)58と直接データ授
受を行う。
【0024】具体的には、MEM58には、校正モード
時及び実際の操作時におけるトラックボール10の操作
に関する各種データが格納される。INT56、INT
57に関しては、まずINT56を介して、前述したフ
ォトカプラ43A、43Bの出力パルス信号を取り込
み、姿勢センサ9の姿勢信号を取り込む。
【0025】また、INT56を介して、レンズ2を含
む光学系51を介した測光センサ50と測距センサ52
への被写体像をそれらから取り込み、測距センサ52か
ら被写体の合焦状態に関する信号を取り込み、装填され
ているフィルムの感度を感度検出回路53から取り込
み、フォーカスモータ54を駆動して合焦状態を実現す
る。更に、INT56を介してスイッチ群55の各種の
スイッチからカメラ1内のシーケンス状態を示す各種の
信号を取り込む。
【0026】また、INT59を介して、表示器5を駆
動して露光条件、測距条件などの表示を行い、シャッタ
60を開閉してフィルムへの露光時間を制御し、絞り6
1の開口量を制御してフィルムへ到達する被写体光量を
制御し、給送モータ62を駆動してフィルムの巻き上
げ、巻き戻しを制御する。次に、図3は、校正モードで
の表示例及び操作手順の説明図である。本発明の校正モ
ードは、校正ボタン8を押下すると、CPU57が、露
出に関する作動を全て禁止し、校正モードのプログラム
を実行することにより実現される。
【0027】即ち、CPU57は、表示器5の表示画面
に図3(a)(c)(e)に示すような操作方向指示の
表示をして、撮影者にその指示表示に従った図3(b)
(d)(f)のような操作を行わせ、カメラ1の姿勢に
合わせて「操作方向指示」と「トラックボール10の回
転操作軌跡」との対応関係を取得し、それに基づき請求
項1に言う第1信号〜第4信号に関する方向信号形成デ
ータを生成し、MEM58に格納する処理が行われる。
実際の撮影時では、操作により指定する領域を記憶内容
に基づいて特定する。
【0028】以下、具体的なデータ取得方法を図3を参
照して説明する。なお、図3は、説明の便宜上、本発明
の校正モード用の表示画面として図12に示した測距エ
リアの表示画面を利用した場合を示している。従って、
測距エリア24A等と同一名称を用いて説明する。図3
(a)は、起点として最左端下の測距エリア24Aを連
続点灯し、終点として最右端下の測距エリア24Eを点
滅灯させ、左から右へ水平に操作させる指示を行う場合
を示す。
【0029】図3(b)は、撮影者が、図3(a)の操
作指示に従い親指15でトラックボール10を右方向3
0へ回転操作する様子を示す。撮影者は、表示器5の表
示を見て測距エリアの指定を24Aから24Eに移すつ
もりでトラックボール10を回転操作するのである。こ
の回転操作は、水平ベクトル成分と垂直ベクトル成分と
で規定される操作軌跡の形で操作指示と関連付けてME
M58に格納される。
【0030】図3(c)は、MEM58への格納動作を
終了したので、次のデータを取得すべく、起点として最
左端下の測距エリア24Aを連続点灯し、終点として最
右端下の測距エリア24Eの1つ上の測距エリア23E
を点滅灯させ、左から右へ水平方向から少し右上がりに
操作させる指示を行う場合を示す。図3(d)は、撮影
者が、図3(c)の操作指示に従い、親指15でトラッ
クボール10を右上がり方向31へ回転操作する様子を
示す。撮影者は、前述と同様に、表示器5の表示を見て
測距エリアの指定を24Aから23Eに移すつもりでト
ラックボール10を回転操作するのである。この回転操
作は、水平ベクトル成分と垂直ベクトル成分とで規定さ
れる操作軌跡の形で操作指示と関連付けてMEM58に
格納される。
【0031】図3(e)は、MEM58への格納動作を
終了したので、次のデータを取得すべく、起点として最
左端下の測距エリア24Aを連続点灯し、終点として最
右端測距エリア22Eを点滅灯させ、左から右へ水平方
向から更に少し右上がりに操作させる指示を行う場合を
示す。図3(d)は、撮影者が、図3(e)の操作指示
に従い、親指15でトラックボール10を更に右上がり
方向32へ回転操作する様子を示す。撮影者は、前述と
同様に、表示器5の表示を見て測距エリアの指定を24
Aから22Eに移すつもりでトラックボール10を回転
操作するのである。この回転操作は、水平ベクトル成分
と垂直ベクトル成分とで規定される操作軌跡の形で操作
指示と関連付けてMEM58に格納される。
【0032】以降同様に、起点として最左端下の測距エ
リア24Aを連続点灯し、終点として測距エリア21
E、20E、20D、20C、20B、20Aの9方向
への操作軌跡をMEM58に格納し、引き続いて、起点
を測距エリア24D、20D、20Aとしそれぞれにつ
いての全ての操作軌跡を取得する。取得される軌跡デー
タは全てで36通りである。但し、水平方向と垂直方向
では重複するので、後述するようにそれを除く処理をし
て都合32通りの軌跡データが取得される。
【0033】更に、カメラ1を縦位置に構え、上記と同
様の作業を行い、縦位置でのデータとして前述した横位
置でのデータと区別して格納する。このようにして取得
された操作軌跡が請求項1に言う第1信号である。CP
U57は、以上のようにして回転操作方向を直接表現す
る軌跡データを格納すると、次に本来必要な各回転操作
方向を区分する境界線を求めるために、図4に示す処理
を実行する。
【0034】図4は、境界線算出の概念図である。な
お、図4には、図3に示す手順で求めた回転操作方向3
0、31の操作軌跡に基づき境界線33を算出した例を
示してある。MEM58に格納した回転操作方向30、
31の操作軌跡は、それぞれフォトカプラ43A、43
Bで水平垂直の各成分に分けられている。そこで、CP
U57は、その水平垂直成分の中央値をそれぞれ算術平
均して境界線33を求める。このようにして隣接する操
作軌跡相互間を2等分して境界線をそれぞれ求めるので
ある。
【0035】その際にCPU57は、重複して取得した
水平方向と垂直方向の軌跡データについての補正処理を
行う。即ち、前述したように、取得される軌跡データは
全てで36通りであるが、水平方向と垂直方向では2個
ずつ重複する。具体的には、測距エリア20A→20E
への軌跡データと測距エリア24A→24Eへの軌跡デ
ータ、測距エリア24A→20Aへの軌跡データと測距
エリア24E→20Eへの軌跡データ、測距エリア20
E→20Aへの軌跡データと測距エリア24E→24A
への軌跡データ、測距エリア20A→24Aへの軌跡デ
ータと測距エリア20E→24Eへの軌跡データは、そ
れぞれ同じ方向を表す。従って、CPU57は、それら
を平均して中間値を求めるのである。
【0036】以上の境界線算出処理によって32個の境
界線、つまり全領域を32分割する境界線が得られる。
図4に示すように、境界線33の反時計回り方向側を領
域35RU−1、時計回り方向側を領域35Rと名付け
ると、境界線とそれに挟まれる領域との関係は図5に示
すようになる。さて、請求項1に記載の発明との対応関
係は次のようになる。図4において、30と31はトラ
ックボール10の回転操作による操作軌跡として説明し
たが、このものは、測距エリア24A→24Eのように
離散値を連ねた方向として示される操作指示に従って生
成されたものと言える。従って、30と31は、請求項
1に言う第2信号と第3信号に対応する。そして、境界
線33が請求項1に言う第4信号に対応する。
【0037】要するに、この校正モードでは、トラック
ボール10を利用して第2信号、第3信号及び第4信号
を生成しているのであり、請求項1に言う第1信号は、
実際の撮影操作において発生するのである。そして、容
易に理解できるように、実際の操作において、トラック
ボール10の操作軌跡(第1信号)が、第2信号と第3
信号の間の領域、つまり図4において30と31の間の
領域35Rまたは領域35RU−1にある時は一律に第
4信号たる33を発生し、その33の指向方向がトラッ
クボール10の操作方向と定めるのである。第4信号た
る33が領域を指定する選択信号となる。
【0038】これにより、図12に示したように複数の
測距エリアが離散配置される場合、撮影者の操作癖で多
少実際の操作方向が目的の測距エリアから外れることが
あってもほぼ確実に目的の測距エリアを指定できること
になる。図5は、以上のようにして求めた境界線とそれ
に挟まれる領域を部分的に示す図である。トラックボー
ル10の実際の操作回転方向が、例えば領域35Rに入
る場合は水平右方向と判定され、領域35Rを2等分す
る方向が実際の指示方向となる。
【0039】ここで、注意すべきことは、図5におい
て、右上半分の領域は細分化されているが、それぞれの
領域は等分ではなく、図3で説明した操作指示に従って
入力した信号に従うために、撮影者の操作癖を反映した
領域配分になっていることである。
【0040】なお、縦位置撮影時では、図5とは異なる
領域配分となるが、その切替は、姿勢センサ9の信号に
よって行われる。次に、図6と図7を参照してトラック
ボール10の操作で露出条件を変更する例を説明する。
図6は、表示器の露出条件に関する表示例である。図6
は、変更モードでの表示例及び操作手順の説明図であ
る。
【0041】図6において、表示器5の表示画面の周辺
には、シャッタタイム用のセグメント70、絞り値用の
セグメント71、露出モード用のセグメント73、露出
補正値用のセグメント74がそれぞれ配置され、中央部
には周辺の4つのセグメントの何れを変更対象とするか
の指示用のセグメント72が配置される。この場合に
は、表示器5の表示画面の周辺4カ所を選択するので、
生成される第4信号(選択信号)は、測距エリアの選択
操作での第4信号(選択信号)よりも更に間隔の広い離
散的な信号に置換されることになる。
【0042】なお、露出モード用のセグメント73は、
PSAMの何れか1つを表示するが、Pはプログラム優
先の露出モード、Sはシャッタ優先の露出モード、Aは
絞り優先の露出モード、Mはマニュアルの露出モードを
それぞれ示す。図7において、図7(a)は、シャッタ
優先モードSの内容変更可の状態表示例である。即ち、
セグメント70はセグメント70Aとして、シャッタタ
イムが1/2000に設定されていることを示し、セグ
メント71はセグメント71Aとして、絞り値がF5.
6に設定されていることを示し、セグメント73はセグ
メント73Aとして、シャッタ優先モードSに設定され
ていることを示し、セグメント74はセグメント74A
として、露出補正値が±0.3段に設定されていること
を示し、セグメント72がセグメント72Aとしてセグ
メント70Aを指示しシャッタタイムの変更が可能であ
ることを示している。
【0043】図7(b)は、モード変更操作の説明図で
ある。トラックボール10を図示するように上下方向1
1と左右方向とに回転させると、それに連動してセグメ
ント72の指示方向が4方向へ切り替わり、セグメント
72が指示した要素についてその値の変更が可能とな
る。トラックボール10の回転操作とセグメント72の
指示変更とは感覚的に一致することが解る。前述した校
正処理の成果である。
【0044】図7(a)は、シャッタタイムの値の変更
が可能な状態を示していることは前述したが、図7
(a)に示すように、シャッタ優先モードの場合は、絞
り値は、自動的に演算されて決定されるので、矛盾を防
止するためにセグメント72Aがセグメント71Aを指
示する表示は不可能とすべきである。従って、トラック
ボール10を回転させてセグメント71Aを指示するこ
とはできず、自動的にスキップするようにしてある。
【0045】図7(c)は、シャッタ優先モードSの内
容変更時の表示例である。図7(d)は、シャッタタイ
ムSの内容変更操作の説明図である。以上のようにして
セグメント72Aでシャッタタイムを表すセグメント7
0であるセグメント70Bを指示し、シャッタタイムを
変更しようとする場合、図示省略した変更ボタンを押し
ながら、図7(d)に示すようにトラックボール10を
上下方向11に回転させると、シャッタタイムの値が変
化する。図7(c)は、セグメント70Bとして示すよ
うに、シャッタタイムが1/500に変更された時の状
態を示す。
【0046】このシャッタタイムの変更モードでは、ト
ラックボール10の上下方向11への回転のみに連動す
るが、トラックボール10の回転方向は、厳密な上下方
向である必要はなく、請求項1に言う第2信号と第3信
号を、図5において最上方向の領域35Uの右側領域3
5U−1、35U−2、35U−3を含むように発生
し、撮影者のラフな操作に対応できるようにしてある。
【0047】露出モードや絞り値、露出補正値等の値を
変える場合もトラックボール10をその該当セグメント
に向けて回転操作させれば良く、各要素の値の変化とト
ラックボール10の回転操作方向とは感覚的に合致した
ものとなり、操作性が向上する。
【0048】次に、図8は、本発明の第2実施の形態の
カメラの外観図である。この第2実施の形態のカメラ1
では、トラックボール10に変えて、タッチパネル65
を設けたものである。タッチパネル65の表面で指先を
触れながら例えば上下方向11、左右方向12へ移動さ
せると、その指示方向を検出できる。タッチパネル65
にによる指示方向の検出方式には、指の押圧を機械的に
検知するスイッチ方式、指の感触で静電誘導的に検知す
る方式などがある。何れの場合も、図示するように、上
下方向11、左右方向12は、カメラ1の外形に対して
傾斜関係にあり、かつその傾斜程度には個人差がある。
【0049】このようなタッチパネル65を採用したカ
メラ1に対しても、以上説明した本発明の手動操作補正
方式は同様に適用でき、同様の効果が得られる。次に、
図9と図10を参照して以上説明した本発明の手動操作
補正方式の動作を説明する。図9は、本発明の実施の形
態の動作フローチャートである。図10は、校正モード
での動作フローチャートである。
【0050】図9に示す処理は、バッテリが接続され、
シャッタボタン3(4)の第1段階への押圧によって電
源スイッチが投入されると開始され、電源タイマ等によ
って給電が維持されている間繰り返し実行される。図9
において、S1では、校正ボタン8が操作され、校正モ
ードの指示がされたか否かを判定する。校正ボタン8が
操作されていれば、判定は肯定(YES)となりS2に
て校正モード処理を実行しS1に戻る。S2の校正モー
ド処理は後述する(図10)。
【0051】S1において校正ボタン8が操作されてい
なければ、判定は否定(NO)となりS3に進み、ME
M58から前回表示器5に表示された設定条件など前回
設定された各種の条件を読み出し、S4に進む。
【0052】S4では、測光センサ50から被写体輝度
信号を取り込み、感度検出回路53からフィルム感度信
号を取り込み、S5に進む。S5では、S4で取り込ん
だ被写体輝度信号及びフィルム感度信号をS3で読み出
した各種条件に応じて演算し適正露光条件を算出した
後、シャッタタイム、絞り値を決定し、表示器5にその
結果を表示し、S6に進む。
【0053】S6では、姿勢センサ9によりカメラ1の
撮影姿勢を判断し、S7に進む。なお、このS6の処理
をS5の前に行い、カメラ1の撮影姿勢を露出条件算出
の条件に使用しても良い。S7では、モードスイッチ7
の切替状態が、AEモード(露出モード)であるか、測
距モードであるかを判定する。表示器5の表示画面は、
前述したように、測距モードでは図12(図14)に示
すようになり、露出モードでは図6に示すようになる。
【0054】S7においてAEモードでなければ、即ち
測距モードであれば判定は肯定(NO)となりS8に進
み、一方AEモードであれば判定は肯定(YES)とな
りS10に進む。S8では、トラックボール10が操作
されているか否かを検出する。操作されている場合は、
判定は肯定(YES)となり、S9とS14とS15の
各処理を行い、S16に進み、レリーズに備える。一
方、トラックボール10が操作されていなければ、判定
は否定(NO)となり、直接S16に進み、レリーズに
備える。
【0055】S9とS14とS15では次の処理が実行
される。即ち、トラックボール10の操作方向とその量
を求め、MEM58に格納した領域区分(図5参照)と
の比較を行い、撮影者が真に望んだ操作方向を導出し
(S9)、その結果に従い表示器5の表示内容を変更し
(S14)、またその結果をMEM58に更新記憶する
(S15)。
【0056】一方S7においてAEモードであると判定
された場合は、S10にてトラックボール10が操作さ
れているか否かを検出する。操作されている場合は、判
定は肯定(YES)となり、S11にて図示省略した変
更ボタンが押されているか否かを判定する。変更ボタン
が押されていなければ、S11の判定は否定(NO)と
なりS12にて図7(a)(b)で説明したモード変更
処理を行う。一方、変更ボタンが押されている場合は、
S11の判定は肯定(YES)となりS13にて図7
(c)(d)で説明した条件変更処理を行う。そして、
S12とS13の各処理結果を表示・記憶し(S14、
S15)、レリーズに備える(S16)。
【0057】他方S10においてトラックボール10が
操作されていなければ、判定は否定(NO)となり直接
S16に進み、レリーズに備える。S16では、シャッ
タボタン3(4)が第2段階まで深く押され、露光開始
の指令、即ちレリーズ指令が発せられたか否かを判定す
る。シャッタボタン3(4)が第2段階まで深く押され
ていなければ、露光動作は不要であるので判定は否定
(NO)となり、S1に戻り、以上説明した処理を処理
を繰り返す。
【0058】一方、S16においてシャッタボタン3
(4)が第2段階まで深く押されていければ、判定は肯
定(YES)となってS17に進み、所定の露光シーケ
ンスを実行する。即ち、絞り61をS5で求めておいた
所定値に制御し、シャッタ60をS5で求められた値に
応じて所定時間開き、その給送モータ62を駆動してフ
ィルムを1コマ分巻き上げる。そして、S1に戻り、次
の露光に備える。
【0059】次に図10を参照して図3〜図5で説明し
た校正モードの動作を説明する。図10において、S2
0では、カメラ1を横にした通常位置の姿勢とすべく表
示器5に設けてある所定のセグメントに「カメラ1を水
平に構えさせる指示表示」を行う。カメラ1の姿勢は、
姿勢センサ9にて判断できるので、指示に従っていない
場合は然るべき警告を行う。
【0060】カメラ1が水平支持されると、測距エリア
24Aを連続点灯し(S21)すると共に、測距エリア
24Eを点滅灯する(S22)。即ち、図3(a)に示
した操作指示の表示をしたのである。そして、S23で
トラックボール10が指示に従って回転操作されるのを
監視しする。トラックボール10が指示に従って回転操
作されると、S23の判定は肯定(YES)となり、図
3(b)に示した操作方向30の操作軌跡をMEM58
に格納する(S24)。
【0061】以降、測距エリア24Aを起点とする8つ
の回転操作方向での操作軌跡を同様に格納し、同様に測
距エリア24D、20Eを起点とする各回転操作方向で
の操作軌跡を格納する。更に、測距エリア20Aを連続
点灯する(S25)と共に、測距エリア24Aを点滅灯
し(S26)、同様に操作軌跡を格納する。以降、点滅
測距エリアを順次切り替え、それぞれについての操作軌
跡を格納する。
【0062】最後に測距エリア20Eを点滅灯し(S2
7)、同様にトラックボール10の回転操作を監視し
(S28)、トラックボール10が指示に従って回転操
作されると、S28の判定は肯定(YES)となり、操
作軌跡をMEM58に格納する(S29)。そして、重
複している水平垂直の操作軌跡を算術平均などで1つの
操作軌跡にまとめ(S30)、各操作軌跡を用いて領域
の境界を求め(S31)、図5に示した32個の判定領
域を決定する。
【0063】次いで、外側に位置する測距エリアのう
ち、1つ置きの測距エリア(20A、20C、20E、
22A、22C、22E、24A、24C、24E)を
所定時間点滅させ(S32)、水平状態での校正が完了
したことを告知する。この告知を見て撮影者は、カメラ
1を縦位置に構えるので、カメラ1を縦位置に構えた場
合について以上説明したS21〜S32までの処理と同
等の処理を実行する(S33)。
【0064】以上の実施の形態は、カメラへの適用例で
あるが、例えばいわゆるパソコンにおいてマウスを操作
する場合に、本発明の手動操作領域指定装置を備えれ
ば、操作者の連続操作の内容を逐一処理対象とする必要
がなくなり、処理速度の向上等に寄与できる。また、第
2信号、第3信号及び第4信号は、トラックボールを利
用して生成するようにしたが、予めそれらの信号を格納
しておいて、トラックボールを実際に操作した時に第4
信号を出力しそれを選択信号として用いるようにしても
良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手動操作
領域指定装置は、操作軌跡が第2信号と第3信号で仕切
られる領域内で連続して変化しても、それは一律に定め
られた方向を示す信号に変換される。領域は複数組の第
2信号と第3信号で仕切られ、方向信号は各仕切られた
領域で離散的に発生する。即ち、操作軌跡は、連続的な
方向信号であるが、それが一律に定められた方向を示す
離散的な信号に変換されることになる。
【0066】従って、撮像機器は言うに及ばすいわゆる
パソコンでも、表示画面の指示が離散的で良い場合に
は、余分なデータ処理をしないで済む利点がある。ま
た、領域を選択指示する方向信号は、操作者の操作癖を
考慮して発生するので、撮像機器など手に持って操作す
る機器、撮像機器やいわゆるパソコンなど使用者の姿勢
が定まらない機器や使用者を特定できない機器などにお
いて、操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態のカメラの外観図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態のカメラの構成図である。
【図3】校正モードでの表示例及び操作手順の説明図で
ある。
【図4】境界線算出の概念図である。
【図5】境界線とそれに挟まれる領域との関係図であ
る。
【図6】表示器の露出条件に関する表示例を示す図であ
る。
【図7】変更モードでの表示例及び操作手順の説明図で
ある。
【図8】本発明の第1実施の形態のカメラの外観図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態の動作フローチャートであ
る。
【図10】校正モードでの動作フローチャートである。
【図11】本発明者の先の出願に係るカメラの外観図
(通常位置)である。
【図12】表示器の測距エリアの表示例を示す図であ
る。
【図13】本発明者の先の出願に係るカメラの外観図
(通常位置)である。
【図14】表示器の測距エリアの表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 カメラ 3、4 シャッタボタン 5 表示器 7 モードスイッチ 8 校正ボタン 9 姿勢センサ 10 トラックボール 40A、40B ローラ 43A、43B フォトカプラ 45A、45B セクタ 55 スイッチ群 57 中央処理装置(CPU) 58 メモリ(MEM) 65 タッチパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作によって表示画面内の任意位置
    を指定しそれを移動させ得る操作手段と、 操作された前記操作手段の操作軌跡を示す第1信号を発
    生する信号発生手段と、 それぞれ離散値からなり、その離散値を連ねた方向がそ
    れぞれ異なる第2信号及び第3信号を出力する参照信号
    出力手段と、 前記第1信号と前記第2信号及び第3信号とを比較し、
    前記第1信号が前記第2信号と前記第3信号の間にある
    場合に、前記第2信号と前記第3信号の間にある第4信
    号を一律に出力する方向信号出力手段とを備えたことを
    特徴とする手動操作領域指定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の手動操作領域指定装置
    において、 前記操作手段は、手動操作をボールの回転に置換して検
    出する方式のものであることを特徴とする手動操作領域
    指定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の手動操作補正装置にお
    いて、 前記操作手段は、手動操作された接触点を検出する方式
    のものであることを特徴とする手動操作領域指定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の手動操作補正装置にお
    いて、 前記参照信号出力手段は、当該装置の姿勢に応じて前記
    第2信号及び第3信号を可変出力することを特徴とする
    手動操作領域指定装置。
JP8235376A 1996-01-05 1996-09-05 手動操作領域指定装置 Pending JPH1078847A (ja)

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JP8235376A JPH1078847A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 手動操作領域指定装置
US08/777,324 US5832323A (en) 1996-01-05 1996-12-27 Information setting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP2006243258A Division JP2007058226A (ja) 2006-09-07 2006-09-07 カメラ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227784A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Nikon Corp 電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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