JPH1079234A - カラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法 - Google Patents
カラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法Info
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- JPH1079234A JPH1079234A JP8234381A JP23438196A JPH1079234A JP H1079234 A JPH1079234 A JP H1079234A JP 8234381 A JP8234381 A JP 8234381A JP 23438196 A JP23438196 A JP 23438196A JP H1079234 A JPH1079234 A JP H1079234A
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】偏向磁界による水平方向及び垂直方向のコマ収
差を制御することにより蛍光面の全域でコンバーゼンス
を良好とする。 【解決手段】複数の電極から成るインライン配列された
3本の電子ビームを用いる電子銃9と偏向装置11およ
び蛍光面13を少なくとも備えるカラー陰極線管におい
て、偏向磁界中に磁性片から構成したコンバーゼンス補
正磁極装置39を配置し、磁性片の形状を工夫して偏向
磁界の一部の分布を変えることにより電子ビーム10そ
れぞれに作用する偏向量を調整して偏向磁界によるコマ
収差を補正し、画面全体のコンバーゼンスを良好に保つ
ように構成した。
差を制御することにより蛍光面の全域でコンバーゼンス
を良好とする。 【解決手段】複数の電極から成るインライン配列された
3本の電子ビームを用いる電子銃9と偏向装置11およ
び蛍光面13を少なくとも備えるカラー陰極線管におい
て、偏向磁界中に磁性片から構成したコンバーゼンス補
正磁極装置39を配置し、磁性片の形状を工夫して偏向
磁界の一部の分布を変えることにより電子ビーム10そ
れぞれに作用する偏向量を調整して偏向磁界によるコマ
収差を補正し、画面全体のコンバーゼンスを良好に保つ
ように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数電子ビームそ
れぞれの水平方向及び/または垂直方向の偏向量を制御
して偏向磁界によるコマ収差を補正し、複数電子ビーム
のコンバーゼンスずれを抑制することにより蛍光面上の
全域で良好な画像表示を得るカラー陰極線管のコンバー
ゼンス補正方法に関する。
れぞれの水平方向及び/または垂直方向の偏向量を制御
して偏向磁界によるコマ収差を補正し、複数電子ビーム
のコンバーゼンスずれを抑制することにより蛍光面上の
全域で良好な画像表示を得るカラー陰極線管のコンバー
ゼンス補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の電極から成る電子銃と偏向装置お
よび蛍光面(蛍光膜を有する画面、以下蛍光膜あるいは
単に画面ともいう)を少なくとも備えるカラー陰極線管
において、該蛍光面の中心部から周辺部にわたって良好
な再生画像を得るための手段としては従来から次のよう
な技術が知られている。
よび蛍光面(蛍光膜を有する画面、以下蛍光膜あるいは
単に画面ともいう)を少なくとも備えるカラー陰極線管
において、該蛍光面の中心部から周辺部にわたって良好
な再生画像を得るための手段としては従来から次のよう
な技術が知られている。
【0003】例えば、インライン配列された3電子ビー
ムを用いる電子銃のシールドカップの底面にインライン
と平行に3電子ビームの径路を挟んで上下2枚の平行平
板電極を主レンズ方向に向けて設置したもの(特公平4
−52586号公報)。
ムを用いる電子銃のシールドカップの底面にインライン
と平行に3電子ビームの径路を挟んで上下2枚の平行平
板電極を主レンズ方向に向けて設置したもの(特公平4
−52586号公報)。
【0004】インライン配列された3電子ビームを用い
る電子銃でインラインと平行に3電子ビームの径路を挟
んで上下2枚の平行平板電極を主レンズ対向部から蛍光
面方向に向けて設置することにより電子ビームが偏向磁
界に入る前に電子ビームを整形するもの(米国特許第4
086513号明細書、特公昭60−7345号公
報)。
る電子銃でインラインと平行に3電子ビームの径路を挟
んで上下2枚の平行平板電極を主レンズ対向部から蛍光
面方向に向けて設置することにより電子ビームが偏向磁
界に入る前に電子ビームを整形するもの(米国特許第4
086513号明細書、特公昭60−7345号公
報)。
【0005】電子銃の一部の電極間に静電4重極レンズ
を形成し、電子ビームの偏向に対応して静電4重極レン
ズの強度をダイナミックに変化させて画面全体で画像の
均一化を図ったもの(特開昭51−61766号公
報)。
を形成し、電子ビームの偏向に対応して静電4重極レン
ズの強度をダイナミックに変化させて画面全体で画像の
均一化を図ったもの(特開昭51−61766号公
報)。
【0006】集束レンズを形成する電極(第2電極と第
3電極)の領域内に非点収差レンズを設けたもの(特開
昭53−18866号公報)。
3電極)の領域内に非点収差レンズを設けたもの(特開
昭53−18866号公報)。
【0007】インライン3電子ビーム電子銃の第1電極
と第2電極の電子ビーム通過孔を縦長とし、それら各電
極形状を異ならせたり、センター電子銃の縦横比をサイ
ド電子銃のそれより小さくしたもの(特開昭51−64
368号公報)。
と第2電極の電子ビーム通過孔を縦長とし、それら各電
極形状を異ならせたり、センター電子銃の縦横比をサイ
ド電子銃のそれより小さくしたもの(特開昭51−64
368号公報)。
【0008】インライン配列電子銃の第3電極の陰極側
に形成したスリットにより非回転対称レンズを形成し、
スリットの電子銃軸方向の深さをセンタービームの方が
サイドビームよりも深くした少なくとも1個所の非回転
対称レンズを介して蛍光面に電子ビームを射突させるも
の(特開昭60−81736号公報)。
に形成したスリットにより非回転対称レンズを形成し、
スリットの電子銃軸方向の深さをセンタービームの方が
サイドビームよりも深くした少なくとも1個所の非回転
対称レンズを介して蛍光面に電子ビームを射突させるも
の(特開昭60−81736号公報)。
【0009】インライン配列電子銃を用いたカラー陰極
線管で偏向磁界の漏れ磁界中に軟磁性材を配置して各電
子ビームのインラインと直角方向に偏向するピンクッシ
ョン磁界を形成することにより偏向磁界によるインライ
ンと直角方向のハローを抑制するもの(特願昭54−1
39372号公報)などがある。
線管で偏向磁界の漏れ磁界中に軟磁性材を配置して各電
子ビームのインラインと直角方向に偏向するピンクッシ
ョン磁界を形成することにより偏向磁界によるインライ
ンと直角方向のハローを抑制するもの(特願昭54−1
39372号公報)などがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図18はインライン配
列された3電子ビームを用いるカラー陰極線管用電子銃
の一例を示す部分断面図である。
列された3電子ビームを用いるカラー陰極線管用電子銃
の一例を示す部分断面図である。
【0011】同図において、1は第1電極(G1 )、2
は第2電極(G2 )、3は第3電極(G3 )、4は第4
電極(G4 )、5は第5電極(G5 )、6は第6電極
(G6)であり30はシールドカップ、38は主レン
ズ、更にKは陰極である。
は第2電極(G2 )、3は第3電極(G3 )、4は第4
電極(G4 )、5は第5電極(G5 )、6は第6電極
(G6)であり30はシールドカップ、38は主レン
ズ、更にKは陰極である。
【0012】この電子銃では第5電極5が集束電極、第
6電極6が陽極で、シールドカップ30は第6電極6に
接続されている。この電子銃を陰極線管に用いる場合は
シールドカップ30が蛍光面に近い側に設置される。
6電極6が陽極で、シールドカップ30は第6電極6に
接続されている。この電子銃を陰極線管に用いる場合は
シールドカップ30が蛍光面に近い側に設置される。
【0013】図19はフォーカス電圧の与え方による電
子銃の構造比較のための要部断面模式図であって、
(a)はフォーカス電圧固定方式、(b)ダイナミック
フォーカス電圧方式を示す。
子銃の構造比較のための要部断面模式図であって、
(a)はフォーカス電圧固定方式、(b)ダイナミック
フォーカス電圧方式を示す。
【0014】同図(a)のフォーカス電圧固定方式電子
銃の電極構成は前記図30に示したものと同じであり同
一作用部分は同一符号を付してある。
銃の電極構成は前記図30に示したものと同じであり同
一作用部分は同一符号を付してある。
【0015】上記(a)のフォーカス電圧固定方式電子
銃では、その第5電極5を構成する電極51と52には
同一電位のフォーカス電圧Vf1が印加される。
銃では、その第5電極5を構成する電極51と52には
同一電位のフォーカス電圧Vf1が印加される。
【0016】一方、(b)のダイナミックフォーカス電
圧方式電子銃では、2つの電極51,52で構成されて
いる第5電極5のそれぞれに異なるフォ−カス電位Vf
1 ,Vf2 が供給される。特に、一方の電極52にはダ
イナミックフォーカス電圧dVf がVf2 に重畳して供
給される。更に、このダイナミックフォーカス電圧方式
電子銃では符号43で示したように他の電極内に入り組
んだ部分も有り(a)に示した電子銃に比べて構造が複
雑で部品のコストが高く、かつ電子銃として組み立てる
場合の作業性が劣るという欠点がある。
圧方式電子銃では、2つの電極51,52で構成されて
いる第5電極5のそれぞれに異なるフォ−カス電位Vf
1 ,Vf2 が供給される。特に、一方の電極52にはダ
イナミックフォーカス電圧dVf がVf2 に重畳して供
給される。更に、このダイナミックフォーカス電圧方式
電子銃では符号43で示したように他の電極内に入り組
んだ部分も有り(a)に示した電子銃に比べて構造が複
雑で部品のコストが高く、かつ電子銃として組み立てる
場合の作業性が劣るという欠点がある。
【0017】図20は上記図19に示した電子銃に供給
するフォーカス電位の説明図であって、(a)はフォー
カス電圧固定方式の電子銃におけるフォーカス電圧波
形、(b)はダイナミックフォーカス電圧方式の電子銃
におけるフォーカス電圧の波形図である。
するフォーカス電位の説明図であって、(a)はフォー
カス電圧固定方式の電子銃におけるフォーカス電圧波
形、(b)はダイナミックフォーカス電圧方式の電子銃
におけるフォーカス電圧の波形図である。
【0018】同図(b)では固定のフォーカス電圧Vf1
があり、更に別の固定のフォーカス電圧Vf20 にダイナ
ミックフォーカス電圧Vf2を重畳した波形の電圧を用い
ている。このために、図19(b)に示したダイナミッ
クフォーカス電圧方式の電子銃では陰極線管のステムの
ダイナミックフォーカス供給用ピンが2本必要になり、
他のステムピンからの絶縁に(a)のフォーカス固定方
式電子銃以上の注意が必要になる。このことは、テレビ
セットに組み込むためのソケットも特別な構造が必要と
成り、2系統の固定のフォーカス電源に加えて、更にダ
イナミックフォーカス電圧発生回路、テレビセットの組
立ラインでのフォーカス電圧調整に時間を要するなどの
問題がある。
があり、更に別の固定のフォーカス電圧Vf20 にダイナ
ミックフォーカス電圧Vf2を重畳した波形の電圧を用い
ている。このために、図19(b)に示したダイナミッ
クフォーカス電圧方式の電子銃では陰極線管のステムの
ダイナミックフォーカス供給用ピンが2本必要になり、
他のステムピンからの絶縁に(a)のフォーカス固定方
式電子銃以上の注意が必要になる。このことは、テレビ
セットに組み込むためのソケットも特別な構造が必要と
成り、2系統の固定のフォーカス電源に加えて、更にダ
イナミックフォーカス電圧発生回路、テレビセットの組
立ラインでのフォーカス電圧調整に時間を要するなどの
問題がある。
【0019】また、この種のインライン型電子銃を備え
たカラー陰極線管では、その中央の電子ビーム(中央ビ
ーム)は管軸上にあるが、脇に配置された電子ビーム
(脇ビーム)は管軸からオフセットした位置にあるた
め、偏向磁界を通過する距離が中央ビームよりも長くな
り、偏向磁界の作用量が大きくなって蛍光面上での上下
および左右のラスターサイズは中央ビームのラスターサ
イズよりも広いものとなる。
たカラー陰極線管では、その中央の電子ビーム(中央ビ
ーム)は管軸上にあるが、脇に配置された電子ビーム
(脇ビーム)は管軸からオフセットした位置にあるた
め、偏向磁界を通過する距離が中央ビームよりも長くな
り、偏向磁界の作用量が大きくなって蛍光面上での上下
および左右のラスターサイズは中央ビームのラスターサ
イズよりも広いものとなる。
【0020】その結果、蛍光面上で3本の電子ビームに
よるラスターサイズが不一致となる所謂コンバーゼンス
ずれが生じる。
よるラスターサイズが不一致となる所謂コンバーゼンス
ずれが生じる。
【0021】さらに、この種のカラー陰極線管では、電
子ビームの最大偏向角が同一な場合、蛍光面のサイズが
大形化するほど蛍光面と電子銃の主レンズ間の距離が伸
び、この領域で作用する電子ビ−ムの空間電荷反発によ
るフォーカス特性低下を助長する。
子ビームの最大偏向角が同一な場合、蛍光面のサイズが
大形化するほど蛍光面と電子銃の主レンズ間の距離が伸
び、この領域で作用する電子ビ−ムの空間電荷反発によ
るフォーカス特性低下を助長する。
【0022】従って、電子銃の主レンズと蛍光面間の距
離短縮を可能にする手段があれば蛍光面のサイズを縮小
したような細い電子ビ−ムを得られるのでカラー陰極線
管の解像度は向上する。
離短縮を可能にする手段があれば蛍光面のサイズを縮小
したような細い電子ビ−ムを得られるのでカラー陰極線
管の解像度は向上する。
【0023】電子銃の主レンズと蛍光面間の距離短縮は
偏向収差量を増大させ画面周辺の解像度を低下させるの
で、上記従来技術では上記ダイナミックなフォーカス電
圧をより高める対応を要し、ために駆動回路の更なるコ
スト上昇、陰極線管用ソケットの絶縁性向上など適用す
る画像表示装置側に技術的、コスト的な負担が増すもの
であった。
偏向収差量を増大させ画面周辺の解像度を低下させるの
で、上記従来技術では上記ダイナミックなフォーカス電
圧をより高める対応を要し、ために駆動回路の更なるコ
スト上昇、陰極線管用ソケットの絶縁性向上など適用す
る画像表示装置側に技術的、コスト的な負担が増すもの
であった。
【0024】又、現行テレビセットの奥行き寸法は陰極
線管の全長に依存しているがテレビセットを家具と考え
るとその奥行きは短いのが好ましい。更にテレビセット
メ−カなどが沢山のテレビセットを搬送する場合セット
の奥行きの短いのは輸送効率上好ましい。
線管の全長に依存しているがテレビセットを家具と考え
るとその奥行きは短いのが好ましい。更にテレビセット
メ−カなどが沢山のテレビセットを搬送する場合セット
の奥行きの短いのは輸送効率上好ましい。
【0025】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題点
を解消し、偏向磁界による水平方向及び垂直方向のコマ
収差を制御することにより蛍光面の全域でコンバーゼン
スを良好としたカラー陰極線管の偏向収差補正方法を提
供することにある。
を解消し、偏向磁界による水平方向及び垂直方向のコマ
収差を制御することにより蛍光面の全域でコンバーゼン
スを良好としたカラー陰極線管の偏向収差補正方法を提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の課題
を解決する手段として、複数の電極から成るインライン
配列された3本の電子ビームを用いる電子銃と偏向装置
および蛍光面を少なくとも備えるカラー陰極線管におい
て、偏向磁界中に磁性片を配置し、この磁性片の形状を
工夫して偏向磁界の一部の分布を変えることにより電子
ビームそれぞれに作用する偏向量を調整して偏向磁界に
よるコマ収差を補正し、画面全体のコンバーゼンスを良
好に保つように構成した。
を解決する手段として、複数の電極から成るインライン
配列された3本の電子ビームを用いる電子銃と偏向装置
および蛍光面を少なくとも備えるカラー陰極線管におい
て、偏向磁界中に磁性片を配置し、この磁性片の形状を
工夫して偏向磁界の一部の分布を変えることにより電子
ビームそれぞれに作用する偏向量を調整して偏向磁界に
よるコマ収差を補正し、画面全体のコンバーゼンスを良
好に保つように構成した。
【0027】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、内面に蛍光面を有するパネル部と、インライン配列
された3電子ビームを用いる複数の電極から成る電子銃
を収納するネック部と、パネル部とネック部を連接する
ファンネル部とからなる真空外囲器からなり、前記ファ
ンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏向装置を
少なくとも備えるカラー陰極線管のコンバーゼンス補正
方法において、前記偏向装置により形成される偏向磁界
中に前記3電子ビームのそれぞれをインライン方向から
挟む磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置
し、前記3電子ビームのうち脇に位置する電子ビームの
インライン配列方向外側に設置した前記磁性片の前記ネ
ック部内壁側の管軸方向長さの少なくとも一部を中央に
位置する電子ビームに設置した前記磁性片の管軸方向の
長さより長い磁性片として、前記磁性片によって前記偏
向磁界の一部の分布を変えることにより電子ビームの偏
向量を補正して前記蛍光面上での前記3電子ビームが一
致する方向に補正することを特徴とする。
は、内面に蛍光面を有するパネル部と、インライン配列
された3電子ビームを用いる複数の電極から成る電子銃
を収納するネック部と、パネル部とネック部を連接する
ファンネル部とからなる真空外囲器からなり、前記ファ
ンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏向装置を
少なくとも備えるカラー陰極線管のコンバーゼンス補正
方法において、前記偏向装置により形成される偏向磁界
中に前記3電子ビームのそれぞれをインライン方向から
挟む磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置
し、前記3電子ビームのうち脇に位置する電子ビームの
インライン配列方向外側に設置した前記磁性片の前記ネ
ック部内壁側の管軸方向長さの少なくとも一部を中央に
位置する電子ビームに設置した前記磁性片の管軸方向の
長さより長い磁性片として、前記磁性片によって前記偏
向磁界の一部の分布を変えることにより電子ビームの偏
向量を補正して前記蛍光面上での前記3電子ビームが一
致する方向に補正することを特徴とする。
【0028】上記の構成により、インライン配列の3電
子ビームのうちの脇に位置する電子ビームの水平方向の
偏向感度が下がり、両脇の電子ビームによる画面上のラ
スターが中央の電子ビームのラスターと一致する方向に
調整され、3本の電子ビームのコンバーゼンスが良好と
なる。
子ビームのうちの脇に位置する電子ビームの水平方向の
偏向感度が下がり、両脇の電子ビームによる画面上のラ
スターが中央の電子ビームのラスターと一致する方向に
調整され、3本の電子ビームのコンバーゼンスが良好と
なる。
【0029】また、請求項2に記載の第2の発明は、内
面に蛍光面を有するパネル部と、インライン配列された
3電子ビームを用いる複数の電極から成る電子銃を収納
するネック部と、パネル部とネック部を連接するファン
ネル部とからなる真空外囲器からなり、前記ファンネル
部とネック部の遷移領域に外装された偏向装置を少なく
とも備えるカラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法に
おいて、前記偏向装置により形成される偏向磁界中に前
記3電子ビームのそれぞれをインライン方向から挟む磁
性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、前
記インライン配列された3電子ビームのうち中央に位置
する電子ビームの偏量を補正する磁性片のインラインと
直角方向の磁極の間隔が前記インライン配列された3電
子ビームのうち脇に位置する電子ビームの偏向量を補正
する磁性片のインラインと直角方向の間隔よりも狭い部
分を有する磁性片として、前記磁性片によって前記偏向
磁界の一部の分布を変えることにより電子ビームの偏向
量を補正して前記蛍光面上での前記3電子ビームが一致
する方向に補正することを特徴とする。
面に蛍光面を有するパネル部と、インライン配列された
3電子ビームを用いる複数の電極から成る電子銃を収納
するネック部と、パネル部とネック部を連接するファン
ネル部とからなる真空外囲器からなり、前記ファンネル
部とネック部の遷移領域に外装された偏向装置を少なく
とも備えるカラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法に
おいて、前記偏向装置により形成される偏向磁界中に前
記3電子ビームのそれぞれをインライン方向から挟む磁
性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、前
記インライン配列された3電子ビームのうち中央に位置
する電子ビームの偏量を補正する磁性片のインラインと
直角方向の磁極の間隔が前記インライン配列された3電
子ビームのうち脇に位置する電子ビームの偏向量を補正
する磁性片のインラインと直角方向の間隔よりも狭い部
分を有する磁性片として、前記磁性片によって前記偏向
磁界の一部の分布を変えることにより電子ビームの偏向
量を補正して前記蛍光面上での前記3電子ビームが一致
する方向に補正することを特徴とする。
【0030】上記の構成により、インライン配列の3電
子ビームのうちの中央に位置する電子ビームの垂直方向
の偏向感度が上がり、中央の電子ビームによる画面上の
ラスターが両脇の電子ビームのラスターと一致する方向
に調整され、3本の電子ビームのコンバーゼンスが良好
となる。
子ビームのうちの中央に位置する電子ビームの垂直方向
の偏向感度が上がり、中央の電子ビームによる画面上の
ラスターが両脇の電子ビームのラスターと一致する方向
に調整され、3本の電子ビームのコンバーゼンスが良好
となる。
【0031】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
内面に蛍光面を有するパネル部と、インライン配列され
た3電子ビームを用いる複数の電極から成る電子銃を収
納するネック部と、パネル部とネック部を連接するファ
ンネル部とからなる真空外囲器からなり、前記ファンネ
ル部とネック部の遷移領域に外装された偏向装置を少な
くとも備えるカラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法
において、前記偏向装置により形成される偏向磁界中に
前記3電子ビームのそれぞれにインライン方向から挟む
磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、
前記インライン配列された3電子ビームのうち中央に位
置する電子ビームの偏向量を補正する磁性片の管軸方向
の磁極の厚さが前記インライン配列された3電子ビーム
のうち脇に位置する電子ビームの偏向収差を補正する磁
性片の管軸方向の磁極の厚さよりも厚い部分を有する磁
性片とし、前記磁性片によって前記偏向磁界の一部の分
布を変えることにより電子ビームの偏向量を補正して前
記蛍光面上での前記3電子ビームが一致する方向に補正
することを特徴とする。
内面に蛍光面を有するパネル部と、インライン配列され
た3電子ビームを用いる複数の電極から成る電子銃を収
納するネック部と、パネル部とネック部を連接するファ
ンネル部とからなる真空外囲器からなり、前記ファンネ
ル部とネック部の遷移領域に外装された偏向装置を少な
くとも備えるカラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法
において、前記偏向装置により形成される偏向磁界中に
前記3電子ビームのそれぞれにインライン方向から挟む
磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、
前記インライン配列された3電子ビームのうち中央に位
置する電子ビームの偏向量を補正する磁性片の管軸方向
の磁極の厚さが前記インライン配列された3電子ビーム
のうち脇に位置する電子ビームの偏向収差を補正する磁
性片の管軸方向の磁極の厚さよりも厚い部分を有する磁
性片とし、前記磁性片によって前記偏向磁界の一部の分
布を変えることにより電子ビームの偏向量を補正して前
記蛍光面上での前記3電子ビームが一致する方向に補正
することを特徴とする。
【0032】上記の構成により、インライン配列の3電
子ビームのうちの中央に位置する電子ビームの垂直方向
の偏向感度が上がり、中央の電子ビームによる画面上の
ラスターが両脇の電子ビームのラスターと一致する方向
に調整され、3本の電子ビームのコンバーゼンスが良好
となる。
子ビームのうちの中央に位置する電子ビームの垂直方向
の偏向感度が上がり、中央の電子ビームによる画面上の
ラスターが両脇の電子ビームのラスターと一致する方向
に調整され、3本の電子ビームのコンバーゼンスが良好
となる。
【0033】そして、請求項4に記載の第4の発明は、
前記第1、第2、および第3の発明に記載の磁性片の少
なくとも2つを組み合わせて前記偏向磁界の一部の分布
を変えることにより電子ビームの偏向量を補正して前記
蛍光面上での電子ビームのコンバーゼンスを補正するこ
とを特徴とする。
前記第1、第2、および第3の発明に記載の磁性片の少
なくとも2つを組み合わせて前記偏向磁界の一部の分布
を変えることにより電子ビームの偏向量を補正して前記
蛍光面上での電子ビームのコンバーゼンスを補正するこ
とを特徴とする。
【0034】上記の構成により、電子ビームに対して水
平および垂直の両方向の偏向磁界の感度を調整してコン
バーゼンスを最適に調整することができる。
平および垂直の両方向の偏向磁界の感度を調整してコン
バーゼンスを最適に調整することができる。
【0035】このように、本発明によれば、複数の電極
から成るインライン配列された3本の電子ビームを用い
る電子銃と偏向装置、色選別電極、蛍光面を少なくとも
備える形式のカラー陰極線管において、前記偏向装置に
よる偏向磁界中に磁性片からなるコンバーゼンス補正磁
極装置を設置して偏向量に対応したコマ収差を主とした
偏向収差に起因するコンバーゼンスを補正するとき、前
記コンバーゼンス補正磁極を構成する磁性片に3電子ビ
ームのうち中央に位置する電子ビームと脇に位置する電
子ビーム偏向量を調整する機能をもつ形状を付与するこ
とにより、コマ補正機能をもたない偏向ヨークを用いて
も前記蛍光面の全域でコンバーゼンスを制御できる。
から成るインライン配列された3本の電子ビームを用い
る電子銃と偏向装置、色選別電極、蛍光面を少なくとも
備える形式のカラー陰極線管において、前記偏向装置に
よる偏向磁界中に磁性片からなるコンバーゼンス補正磁
極装置を設置して偏向量に対応したコマ収差を主とした
偏向収差に起因するコンバーゼンスを補正するとき、前
記コンバーゼンス補正磁極を構成する磁性片に3電子ビ
ームのうち中央に位置する電子ビームと脇に位置する電
子ビーム偏向量を調整する機能をもつ形状を付与するこ
とにより、コマ補正機能をもたない偏向ヨークを用いて
も前記蛍光面の全域でコンバーゼンスを制御できる。
【0036】更に又、偏向量に対応した偏向収差補正作
用により蛍光面全体での解像度の均一化を向上させ、か
つ前記蛍光面と前記主レンズ間の距離短縮が可能になっ
て空間電荷の反発の影響を抑制でき蛍光面中央の解像度
を向上させ、更に又カラー陰極線管の全長短縮も可能に
するばかりか、モワレ干渉縞の軽減した陰極線管を提供
出来る。
用により蛍光面全体での解像度の均一化を向上させ、か
つ前記蛍光面と前記主レンズ間の距離短縮が可能になっ
て空間電荷の反発の影響を抑制でき蛍光面中央の解像度
を向上させ、更に又カラー陰極線管の全長短縮も可能に
するばかりか、モワレ干渉縞の軽減した陰極線管を提供
出来る。
【0037】そして、この陰極線管を用いることにより
表示情報量が多く、画像のちらつきのない、高品位の画
像を表示が出来、更にキャビネットの奥行きの短い画像
表示装置を提供出来る。
表示情報量が多く、画像のちらつきのない、高品位の画
像を表示が出来、更にキャビネットの奥行きの短い画像
表示装置を提供出来る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0039】図1は本発明によるカラー陰極線管の偏向
収差補正方法を説明するためのインライン配列された3
電子ビームを用いるカラー陰極線管の一例を説明する断
面模式図であって、7はネック部、8はファンネル部、
9は電子銃、10は電子ビーム、11は偏向装置(偏向
ヨーク)、12は色選別電極(シャドウマスク)、13
は蛍光膜(以下、蛍光面とも言う)、14はパネル部、
39はコンバーゼンス補正磁極装置である。以下、同様
な機能をなす部分は同一符号を付す。
収差補正方法を説明するためのインライン配列された3
電子ビームを用いるカラー陰極線管の一例を説明する断
面模式図であって、7はネック部、8はファンネル部、
9は電子銃、10は電子ビーム、11は偏向装置(偏向
ヨーク)、12は色選別電極(シャドウマスク)、13
は蛍光膜(以下、蛍光面とも言う)、14はパネル部、
39はコンバーゼンス補正磁極装置である。以下、同様
な機能をなす部分は同一符号を付す。
【0040】同図において、この陰極線管の動作の概要
は、ネック部7、ファンネル部8およびパネル部14で
真空外囲器を形成する。9で電子ビーム10を射出並び
に整形して11で偏向する。色選別電極12を通して蛍
光膜13方向に偏向した電子ビーム10を当該蛍光膜1
3に射突させて発光させることにより画像を形成する。
そして、偏向装置11で形成される偏向磁界中に3電子
ビームに対してそれぞれをインライン方向かわ挟持する
如き形状の磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置
39を設置し、その磁性片の形状により脇に位置する電
子ビームあるいは中央に位置する電子ビームに作用する
偏向磁界の一部を変更することによってコマ収差を抑制
し、画面全域で良好なコンバーゼンスを得、これをパネ
ル部14を通して観察する。
は、ネック部7、ファンネル部8およびパネル部14で
真空外囲器を形成する。9で電子ビーム10を射出並び
に整形して11で偏向する。色選別電極12を通して蛍
光膜13方向に偏向した電子ビーム10を当該蛍光膜1
3に射突させて発光させることにより画像を形成する。
そして、偏向装置11で形成される偏向磁界中に3電子
ビームに対してそれぞれをインライン方向かわ挟持する
如き形状の磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置
39を設置し、その磁性片の形状により脇に位置する電
子ビームあるいは中央に位置する電子ビームに作用する
偏向磁界の一部を変更することによってコマ収差を抑制
し、画面全域で良好なコンバーゼンスを得、これをパネ
ル部14を通して観察する。
【0041】図2は図1のカラー陰極線管の画面におけ
る電子ビームのスポツト形状の説明図であって、パネル
部14は一般的に同図に示したように外形が略矩形であ
り、蛍光膜13もパネル部14の形状に合わせた略矩形
でパネル部14の内面に形成されている。以下、図2の
ようにパネル部14を通して螢光膜13を見る場合を画
面と呼ぶ。
る電子ビームのスポツト形状の説明図であって、パネル
部14は一般的に同図に示したように外形が略矩形であ
り、蛍光膜13もパネル部14の形状に合わせた略矩形
でパネル部14の内面に形成されている。以下、図2の
ようにパネル部14を通して螢光膜13を見る場合を画
面と呼ぶ。
【0042】図3は図1に示したカラー陰極線管におけ
る偏向装置で形成される偏向磁界分布の説明図であっ
て、偏向装置11は同図に示したような磁束分布をもつ
交番磁界を発生して図2のX−X軸方向に走査しなが
ら、X−X軸方向よりも遅い速さでY−Y軸方向にも走
査して蛍光面13全体をくまなく走査して所謂ラスター
を形成し、電子ビーム10の量を瞬時瞬時に制御するこ
とで蛍光面13に発光の輝度分布で画像を形成する。X
−X軸方向の走査の軌跡を走査線という。
る偏向装置で形成される偏向磁界分布の説明図であっ
て、偏向装置11は同図に示したような磁束分布をもつ
交番磁界を発生して図2のX−X軸方向に走査しなが
ら、X−X軸方向よりも遅い速さでY−Y軸方向にも走
査して蛍光面13全体をくまなく走査して所謂ラスター
を形成し、電子ビーム10の量を瞬時瞬時に制御するこ
とで蛍光面13に発光の輝度分布で画像を形成する。X
−X軸方向の走査の軌跡を走査線という。
【0043】図3において、Hは電子ビームを図2のX
−X方向に偏向する磁束で糸巻形の分布をもつ。以下こ
れを水平偏向磁界と呼ぶ。また、図3において、Vは電
子ビームを図2のY−Y方向に偏向する磁束で樽形の分
布をもつ。以下、これを垂直偏向磁界と呼ぶ。これらの
磁界分布は、3電子ビームのコンバーゼンス制御回路を
簡便化するために用いる。
−X方向に偏向する磁束で糸巻形の分布をもつ。以下こ
れを水平偏向磁界と呼ぶ。また、図3において、Vは電
子ビームを図2のY−Y方向に偏向する磁束で樽形の分
布をもつ。以下、これを垂直偏向磁界と呼ぶ。これらの
磁界分布は、3電子ビームのコンバーゼンス制御回路を
簡便化するために用いる。
【0044】図2において、インライン配列した3電子
ビームを用いるカラー陰極線管の画面上で蛍光面にスポ
ット状の発光をさせたときの状態である。同図のX−X
は画面の垂直方向の中心軸、Y−Yは画面の水平方向の
中心軸である。また、15は画面中央のスポットであ
り、輪郭が鮮明で径も小さい。X−X軸上で画面右端の
スポットは、コアと呼ばれる高輝度部16と、コアの上
下にあるハローと呼ばれる低輝度部17から成り立って
おり、スポット全体が水平方向に引き延ばされた形状で
ある。Y−Y軸上で画面上端のスポットは、垂直方向に
押しつぶされた形状のコア18とハロー17とで成り立
っている。
ビームを用いるカラー陰極線管の画面上で蛍光面にスポ
ット状の発光をさせたときの状態である。同図のX−X
は画面の垂直方向の中心軸、Y−Yは画面の水平方向の
中心軸である。また、15は画面中央のスポットであ
り、輪郭が鮮明で径も小さい。X−X軸上で画面右端の
スポットは、コアと呼ばれる高輝度部16と、コアの上
下にあるハローと呼ばれる低輝度部17から成り立って
おり、スポット全体が水平方向に引き延ばされた形状で
ある。Y−Y軸上で画面上端のスポットは、垂直方向に
押しつぶされた形状のコア18とハロー17とで成り立
っている。
【0045】画面の隅のスポットではコアが垂直方向に
押しつぶされ、かつ水平方向に引き延ばされた高輝度部
16とハロー18が重畳した形状で全体が回転した形状
となっている。ハローも高輝度部16とハロー18に対
応した内容が重畳した形状で、輝度並びに面積が画面中
で最大である。
押しつぶされ、かつ水平方向に引き延ばされた高輝度部
16とハロー18が重畳した形状で全体が回転した形状
となっている。ハローも高輝度部16とハロー18に対
応した内容が重畳した形状で、輝度並びに面積が画面中
で最大である。
【0046】実際のカラー陰極線管の画面上では画面中
央と周辺では図2に示したようにスポットの状態が異な
り、画面周辺では画面中央に比べて解像度が低い。この
現象を偏向収差と呼ぶ。
央と周辺では図2に示したようにスポットの状態が異な
り、画面周辺では画面中央に比べて解像度が低い。この
現象を偏向収差と呼ぶ。
【0047】そして、図3において、垂直偏向磁界Vは
樽形の磁束分布であり、水平偏向磁界Hは糸巻形の磁束
分布である。これは本来、コンバーゼンスの制御回路を
簡便化するための設定である。
樽形の磁束分布であり、水平偏向磁界Hは糸巻形の磁束
分布である。これは本来、コンバーゼンスの制御回路を
簡便化するための設定である。
【0048】垂直偏向磁界Vは電子ビームを垂直方向に
偏向すると同時に偏向角に対応して電子ビームを垂直方
向に収束する作用もある。図2のコア18が垂直方向に
押しつぶされ、かつハロー17が発生するのは垂直偏向
磁界Vが主原因で、該画面位置では電子ビームが蛍光面
に到達する前に垂直方向に集束してしまうからである。
同様にコア16が水平方向に引き延ばされる主原因は水
平偏向磁界Hの作用である。一般的に画面周辺の解像度
の低下は垂直偏向磁界Vによるものが最大である。
偏向すると同時に偏向角に対応して電子ビームを垂直方
向に収束する作用もある。図2のコア18が垂直方向に
押しつぶされ、かつハロー17が発生するのは垂直偏向
磁界Vが主原因で、該画面位置では電子ビームが蛍光面
に到達する前に垂直方向に集束してしまうからである。
同様にコア16が水平方向に引き延ばされる主原因は水
平偏向磁界Hの作用である。一般的に画面周辺の解像度
の低下は垂直偏向磁界Vによるものが最大である。
【0049】図4は偏向量と偏向収差量の関係の説明図
であって、陰極線管では同図のように偏向量の増加に伴
い偏向収差量に伴うコンバーゼンスずれ量が急激に増大
する。
であって、陰極線管では同図のように偏向量の増加に伴
い偏向収差量に伴うコンバーゼンスずれ量が急激に増大
する。
【0050】図5は偏向量とコンバーゼンス補正量の関
係の説明図であって、本発明では該陰極線管の偏向磁界
中に磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置
して3電子ビームのそれぞれに作用する偏向磁界の一部
を変えることで所謂コマ収差を抑制し、同図のように偏
向量に応じたコンバーゼンスの補正を行う。
係の説明図であって、本発明では該陰極線管の偏向磁界
中に磁性片からなるコンバーゼンス補正磁極装置を設置
して3電子ビームのそれぞれに作用する偏向磁界の一部
を変えることで所謂コマ収差を抑制し、同図のように偏
向量に応じたコンバーゼンスの補正を行う。
【0051】図6は本発明によるカラー陰極線管のコン
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片の1例の説明
図であって、10Sはインライン配列された3本の電子
ビームの脇(サイド)に位置する電子ビーム、10Cは
同中央(センター)に位置する電子ビーム、39はコン
バーゼンス補正磁極装置、39−1、39−2、39−
3、39−4は磁性片、39−1aは脇ビームに対応す
る外側の磁性片39−1の基体部、39−1bは脇ビー
ムに対応する外側(ネック部内壁側)の磁性片39−1
の長片部、dS は長片部39−1bおよび磁極片39−
4の長片部39−4bの管軸方向長さ、dC は磁性片3
9−1の基体部39−1aおよび磁性片39−2、39
−3、磁性片39−4の基体部39−4aの管軸方向長
さ、hSは脇ビーム10Sに対応する外側の磁性片39
−1,39−4のインライン方向と直角方向上下の磁極
間の距離、hC は中央ビーム10Cに対応する磁性片3
9−2,39−3、および脇ビーム10Sに対応する内
側の磁性片39−1,39−4のインライン方向と直角
方向上下の磁極間の距離である。
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片の1例の説明
図であって、10Sはインライン配列された3本の電子
ビームの脇(サイド)に位置する電子ビーム、10Cは
同中央(センター)に位置する電子ビーム、39はコン
バーゼンス補正磁極装置、39−1、39−2、39−
3、39−4は磁性片、39−1aは脇ビームに対応す
る外側の磁性片39−1の基体部、39−1bは脇ビー
ムに対応する外側(ネック部内壁側)の磁性片39−1
の長片部、dS は長片部39−1bおよび磁極片39−
4の長片部39−4bの管軸方向長さ、dC は磁性片3
9−1の基体部39−1aおよび磁性片39−2、39
−3、磁性片39−4の基体部39−4aの管軸方向長
さ、hSは脇ビーム10Sに対応する外側の磁性片39
−1,39−4のインライン方向と直角方向上下の磁極
間の距離、hC は中央ビーム10Cに対応する磁性片3
9−2,39−3、および脇ビーム10Sに対応する内
側の磁性片39−1,39−4のインライン方向と直角
方向上下の磁極間の距離である。
【0052】同図において、(a)は蛍光面側から見た
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
【0053】コンバーゼンス補正磁極装置39は、イン
ライン配列された3本の電子ビーム10s,10c,1
0sに対し、脇ビーム10Sのインライン方向外側(ネ
ック部の内壁側)に位置する磁性片39−1,39−4
の一部(ネック部内壁に近接する部分)39−1b,3
9−4bの管軸方向の長さdS を、磁性片39−1,3
9−4の基体部39−1a,39−4a及び中央ビーム
に対する磁性片39−2,39−3の管軸方向の長さd
C より長い形状に成形している。
ライン配列された3本の電子ビーム10s,10c,1
0sに対し、脇ビーム10Sのインライン方向外側(ネ
ック部の内壁側)に位置する磁性片39−1,39−4
の一部(ネック部内壁に近接する部分)39−1b,3
9−4bの管軸方向の長さdS を、磁性片39−1,3
9−4の基体部39−1a,39−4a及び中央ビーム
に対する磁性片39−2,39−3の管軸方向の長さd
C より長い形状に成形している。
【0054】この形状により、脇ビームに対する水平偏
向磁界の感度が下がり、その偏向量が少なくなって水平
方向のコマ収差が小さくなる。
向磁界の感度が下がり、その偏向量が少なくなって水平
方向のコマ収差が小さくなる。
【0055】また、中央ビームに対する磁性片39−
2,39−3の上下方向に位置する磁極Pの上下間の距
離hC を脇ビームに対する磁性片39−1および39−
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hS より狭
くすることで中央ビームへの垂直偏向磁界の感度が増大
し偏向作用が向上する。
2,39−3の上下方向に位置する磁極Pの上下間の距
離hC を脇ビームに対する磁性片39−1および39−
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hS より狭
くすることで中央ビームへの垂直偏向磁界の感度が増大
し偏向作用が向上する。
【0056】これにより、脇ビームのラスターサイズと
中央ビームのラスターサイズを蛍光面上で一致させ、画
面全域で良好なコンバーゼンスを取ることができる。
中央ビームのラスターサイズを蛍光面上で一致させ、画
面全域で良好なコンバーゼンスを取ることができる。
【0057】図7は本発明によるカラー陰極線管のコン
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片の他の例の説
明図であって、図6と同一符号は同一部分に対応する。
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片の他の例の説
明図であって、図6と同一符号は同一部分に対応する。
【0058】同図において、(a)は蛍光面側から見た
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
【0059】コンバーゼンス補正磁極装置39は、イン
ライン配列された3本の電子ビーム10s,10c,1
0sに対し、脇ビーム10Sのインライン方向外側(ネ
ック部の内壁側)に位置する磁性片39−1,39−4
の一部(ネック部内壁に近接する部分)39−1b,3
9−4bの管軸方向の長さdS を、磁性片39−1,3
9−4の基体部39−1a,39−4a及び中央ビーム
に対する磁性片39−2,39−3の管軸方向の長さd
C より長い形状に成形している。
ライン配列された3本の電子ビーム10s,10c,1
0sに対し、脇ビーム10Sのインライン方向外側(ネ
ック部の内壁側)に位置する磁性片39−1,39−4
の一部(ネック部内壁に近接する部分)39−1b,3
9−4bの管軸方向の長さdS を、磁性片39−1,3
9−4の基体部39−1a,39−4a及び中央ビーム
に対する磁性片39−2,39−3の管軸方向の長さd
C より長い形状に成形している。
【0060】この磁性片の形状は、前記図6の変形であ
り、中央ビームのラスターサイズに脇ビームのタスター
を一致させる作用を具備させたもので、脇ビームに対す
る水平偏向磁界の感度が下がり、その偏向量が少なくな
って水平方向のコマ収差が小さくなる。
り、中央ビームのラスターサイズに脇ビームのタスター
を一致させる作用を具備させたもので、脇ビームに対す
る水平偏向磁界の感度が下がり、その偏向量が少なくな
って水平方向のコマ収差が小さくなる。
【0061】また、中央ビームに対する磁性片39−
2,39−3の上下方向に位置する磁極Pの上下間の距
離hC は脇ビームに対する磁性片39−1および39−
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hS と同様
で、磁性片39−2の脇ビーム側と磁性片39−3の脇
ビーム側の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hC
は上記中央ビーム側および磁性片39−1,39−4の
上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hS より狭くし
てあり、脇ビームの垂直偏向角の増大に伴って偏向感度
が低下する。
2,39−3の上下方向に位置する磁極Pの上下間の距
離hC は脇ビームに対する磁性片39−1および39−
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hS と同様
で、磁性片39−2の脇ビーム側と磁性片39−3の脇
ビーム側の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hC
は上記中央ビーム側および磁性片39−1,39−4の
上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hS より狭くし
てあり、脇ビームの垂直偏向角の増大に伴って偏向感度
が低下する。
【0062】これにより、脇ビームのラスターサイズと
中央ビームのラスターサイズを蛍光面上で一致させ、画
面全域で良好なコンバーゼンスを取ることができる。
中央ビームのラスターサイズを蛍光面上で一致させ、画
面全域で良好なコンバーゼンスを取ることができる。
【0063】図8は本発明によるカラー陰極線管のコン
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに他の
例の説明図であって、図6と同一符号は同一部分に対応
する。
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに他の
例の説明図であって、図6と同一符号は同一部分に対応
する。
【0064】同図において、(a)は蛍光面側から見た
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
【0065】コンバーゼンス補正磁極装置39を構成す
る各磁性片の平面形状は前記図6と略々同一であり、脇
ビーム10Sのネック部内壁側に設置した磁性片39−
1と39−4の管軸方向の厚みdS を中央ビームの両側
に設置した磁性片39−2と39−3の同方向厚みdC
より大としたものである。
る各磁性片の平面形状は前記図6と略々同一であり、脇
ビーム10Sのネック部内壁側に設置した磁性片39−
1と39−4の管軸方向の厚みdS を中央ビームの両側
に設置した磁性片39−2と39−3の同方向厚みdC
より大としたものである。
【0066】この構成によっても前記図6で説明したも
のと同様の降下が得られる。
のと同様の降下が得られる。
【0067】図9は本発明によるカラー陰極線管のコン
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又他
の例の説明図であって、図7と同一符号は同一部分に対
応する。
バーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又他
の例の説明図であって、図7と同一符号は同一部分に対
応する。
【0068】同図において、(a)は蛍光面側から見た
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
【0069】コンバーゼンス補正磁極装置39を構成す
る各磁性片の平面形状は前記図7と略々同一であり、脇
ビーム10Sのネック部内壁側に設置した磁性片39−
1と39−4の管軸方向の厚みdS を中央ビームの両側
に設置した磁性片39−2と39−3の同方向厚みdC
より大としたものである。
る各磁性片の平面形状は前記図7と略々同一であり、脇
ビーム10Sのネック部内壁側に設置した磁性片39−
1と39−4の管軸方向の厚みdS を中央ビームの両側
に設置した磁性片39−2と39−3の同方向厚みdC
より大としたものである。
【0070】この構成によっても前記図6で説明したも
のと同様の降下が得られる。
のと同様の降下が得られる。
【0071】図10は本発明によるカラー陰極線管のコ
ンバーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又
他の例の説明図であって、前記各実施例と同一符号は同
一部分に対応する。
ンバーゼンス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又
他の例の説明図であって、前記各実施例と同一符号は同
一部分に対応する。
【0072】同図において、(a)は蛍光面側から見た
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
正面図、(b)はインライン方向側面図、(c)は
(a)の下側から見た底面図である。
【0073】コンバーゼンス補正磁極装置39を構成す
る各磁性片の平面形状は前記図6、図8と略々同様で、
脇ビームのネック部内壁側に位置する磁性片39−1と
39−4、および中央ビームに対する磁性片39−2と
39−3の当該中央ビーム側の管軸方向の厚みdS を中
央ビームの両側に設置した磁性片39−2と39−3の
脇ビーム側の厚みdC より大としたものである。
る各磁性片の平面形状は前記図6、図8と略々同様で、
脇ビームのネック部内壁側に位置する磁性片39−1と
39−4、および中央ビームに対する磁性片39−2と
39−3の当該中央ビーム側の管軸方向の厚みdS を中
央ビームの両側に設置した磁性片39−2と39−3の
脇ビーム側の厚みdC より大としたものである。
【0074】この構成により、中央ビームの水平方向感
度が上がり、脇ビーム同方向感度が下がって脇ビームの
ラスターサイズと中央ビームのラスターサイズを蛍光面
上で一致させ、画面全域で良好なコンバーゼンスを取る
ことができる。
度が上がり、脇ビーム同方向感度が下がって脇ビームの
ラスターサイズと中央ビームのラスターサイズを蛍光面
上で一致させ、画面全域で良好なコンバーゼンスを取る
ことができる。
【0075】図11は本発明におけるコンバーゼンス補
正磁極装置による画面上下/左右の偏向磁界によるコマ
収差の補正方法を中央ビームのラスタサイズ(上下/左
右)の変化として示す説明図であって、横軸に上記(d
s −dC )を、縦軸に中央ビームのラスターサイズ(上
下/左右)を取って示す。
正磁極装置による画面上下/左右の偏向磁界によるコマ
収差の補正方法を中央ビームのラスタサイズ(上下/左
右)の変化として示す説明図であって、横軸に上記(d
s −dC )を、縦軸に中央ビームのラスターサイズ(上
下/左右)を取って示す。
【0076】図12は画面上に形成されるラスターの説
明図であって、14は蛍光面が形成されるパネル部、4
2は中央ビーム(緑ビーム)のラスター、43は脇ビー
ム(赤および青ビーム)のラスターを示す。
明図であって、14は蛍光面が形成されるパネル部、4
2は中央ビーム(緑ビーム)のラスター、43は脇ビー
ム(赤および青ビーム)のラスターを示す。
【0077】以下、図12を参照して図11の偏向磁界
によるコマ収差補正方法を説明する。
によるコマ収差補正方法を説明する。
【0078】図11に示したように、(ds −dC )す
なわち、前記図6〜図10におけるコンバーゼンス補正
磁極装置を構成する磁性片の長辺部39−1bおよび磁
極片39−4の長辺部39−4bの管軸方向長さds と
磁性片39−1の基体部39−1aおよび磁性片39−
2、39−3、磁性片39−4の基体部39−4aの管
軸方向長さdC の差を大にすると中央ビームの左右方向
(水平方向X−X:HD 方向)のコマ収差が増大し、上
下方向(垂直方向Y−Y方向:VD 方向)のコマ収差は
減少する傾向となる。
なわち、前記図6〜図10におけるコンバーゼンス補正
磁極装置を構成する磁性片の長辺部39−1bおよび磁
極片39−4の長辺部39−4bの管軸方向長さds と
磁性片39−1の基体部39−1aおよび磁性片39−
2、39−3、磁性片39−4の基体部39−4aの管
軸方向長さdC の差を大にすると中央ビームの左右方向
(水平方向X−X:HD 方向)のコマ収差が増大し、上
下方向(垂直方向Y−Y方向:VD 方向)のコマ収差は
減少する傾向となる。
【0079】そして、(hS −hC )すなわち、脇ビー
ム10Sに対応する外側の磁性片39−1,39−4の
インライン方向と直角方向上下の磁極間の距離hS と中
央ビーム10Cに対応する磁性片39−2,39−3、
および脇ビーム10Sに対応する内側の磁性片39−
1,39−4のインライン方向と直角方向上下の磁極間
の距離hC の差を大きくすると上下方向のコマ収差は図
示したように中央ビームのラスターサイズが大きい領域
で変化するようになる。
ム10Sに対応する外側の磁性片39−1,39−4の
インライン方向と直角方向上下の磁極間の距離hS と中
央ビーム10Cに対応する磁性片39−2,39−3、
および脇ビーム10Sに対応する内側の磁性片39−
1,39−4のインライン方向と直角方向上下の磁極間
の距離hC の差を大きくすると上下方向のコマ収差は図
示したように中央ビームのラスターサイズが大きい領域
で変化するようになる。
【0080】このように、(ds −dC )と(hS −h
C )を設定することによって水平方向および垂直方向の
コマ収差を補正し、画面上に形成される3ビームのコン
バーゼンスをとることができる。
C )を設定することによって水平方向および垂直方向の
コマ収差を補正し、画面上に形成される3ビームのコン
バーゼンスをとることができる。
【0081】図13は電子銃主レンズと蛍光面の間での
電子ビームの状態を示す模式図であって、5は集束電
極、6は陽極、10は電子ビーム、13は蛍光面、14
はパネル部、38は主レンズ、陽極6と蛍光面13の間
は全体が陽極電位であり、この領域は無電界でドリフト
空間と呼ばれている。
電子ビームの状態を示す模式図であって、5は集束電
極、6は陽極、10は電子ビーム、13は蛍光面、14
はパネル部、38は主レンズ、陽極6と蛍光面13の間
は全体が陽極電位であり、この領域は無電界でドリフト
空間と呼ばれている。
【0082】主レンズ38で集束作用を受けた電子ビー
ム10は蛍光面13に向かいながら更に集束が進むが、
このとき電子ビーム中では各電子の電荷により発散する
力、即ち空間電荷の反発作用も同時に働いており、電子
ビームは蛍光面に向か途中で最小径D4 となった後は空
間電荷の反発による発散の方が主レンズによる集束作用
にまさり蛍光面上ではD4 より大きい径D1 のスポット
を形成する。
ム10は蛍光面13に向かいながら更に集束が進むが、
このとき電子ビーム中では各電子の電荷により発散する
力、即ち空間電荷の反発作用も同時に働いており、電子
ビームは蛍光面に向か途中で最小径D4 となった後は空
間電荷の反発による発散の方が主レンズによる集束作用
にまさり蛍光面上ではD4 より大きい径D1 のスポット
を形成する。
【0083】図14は主レンズと蛍光面間の距離に対す
る電子ビームスポツト径の関係の説明図であって、図1
3で説明した現象は図14のように主レンズと蛍光面間
の距離L2 が増すほど助長され解像度が低下する。
る電子ビームスポツト径の関係の説明図であって、図1
3で説明した現象は図14のように主レンズと蛍光面間
の距離L2 が増すほど助長され解像度が低下する。
【0084】更に、電子銃の仕様が同一な場合、距離L
2 が増すほど電子銃の陰極付近にある仮想物点を蛍光面
に投影する像倍率が増し、蛍光面13上に形成されるス
ポットの径が増して解像度が低下する。以上二つの理由
から主レンズと蛍光面間の距離短縮は蛍光面中央の解像
度を向上できる。
2 が増すほど電子銃の陰極付近にある仮想物点を蛍光面
に投影する像倍率が増し、蛍光面13上に形成されるス
ポットの径が増して解像度が低下する。以上二つの理由
から主レンズと蛍光面間の距離短縮は蛍光面中央の解像
度を向上できる。
【0085】一般的に陰極線管では電子銃主レンズ付近
が電子ビームの径が最大であり、電子ビームの径が大き
いほど偏向磁界の影響を受けやすく、偏向収差が増す。
が電子ビームの径が最大であり、電子ビームの径が大き
いほど偏向磁界の影響を受けやすく、偏向収差が増す。
【0086】図15は偏向装置により形成される実際の
磁界分布、また図16はその偏向装置の側面図であっ
て、図16における偏向ヨークの管軸に沿った位置C,
BV,BH,Aは図15の管軸位置の同符号位置に対応
する。
磁界分布、また図16はその偏向装置の側面図であっ
て、図16における偏向ヨークの管軸に沿った位置C,
BV,BH,Aは図15の管軸位置の同符号位置に対応
する。
【0087】従来の陰極線管でも主レンズと蛍光面間の
距離短縮により蛍光面中央の解像度を向上できるが、図
15に示した偏向磁界が主レンズに接近すると偏向収差
増加のため画面周辺の解像度が著しく低下するので、実
際には主レンズと蛍光面間の距離短縮はできなかった。
距離短縮により蛍光面中央の解像度を向上できるが、図
15に示した偏向磁界が主レンズに接近すると偏向収差
増加のため画面周辺の解像度が著しく低下するので、実
際には主レンズと蛍光面間の距離短縮はできなかった。
【0088】これに対し、本発明では前記偏向磁界中に
位置するコンバーゼンス補正装置で前記偏向磁界の影響
を予め見込んで補正するので偏向磁界に主レンズをに接
近させることが可能となり、主レンズと蛍光面間の距離
短縮により蛍光面中央の解像度を向上できる。
位置するコンバーゼンス補正装置で前記偏向磁界の影響
を予め見込んで補正するので偏向磁界に主レンズをに接
近させることが可能となり、主レンズと蛍光面間の距離
短縮により蛍光面中央の解像度を向上できる。
【0089】このように、上記本発明の構成により、偏
向装置による偏向磁界中に磁性片で構成したコンバーゼ
ンス補正装置を設置して偏向量に対応した偏向収差補正
をするとき、前記磁性片によって偏向磁界の一部を変更
して3電子ビームのうち中央に位置する電子ビームと脇
に位置する電子ビーム偏向量を調整する機能をもたせる
ことにより、コマ補正機能をもたない偏向ヨークを用い
ても前記蛍光面の全域でコンバーゼンスを制御できる。
向装置による偏向磁界中に磁性片で構成したコンバーゼ
ンス補正装置を設置して偏向量に対応した偏向収差補正
をするとき、前記磁性片によって偏向磁界の一部を変更
して3電子ビームのうち中央に位置する電子ビームと脇
に位置する電子ビーム偏向量を調整する機能をもたせる
ことにより、コマ補正機能をもたない偏向ヨークを用い
ても前記蛍光面の全域でコンバーゼンスを制御できる。
【0090】更に又、偏向量に対応したコマ収差補正作
用により蛍光面全体での解像度の均一性を向上させ、か
つ前記蛍光面と前記主レンズ間の距離短縮が可能になっ
て空間電荷の反発の影響を抑制でき蛍光面中央の解像度
を向上させ、更に又カラー陰極線管の全長短縮も可能に
するばかりか、モワレ干渉縞の軽減した陰極線管を提供
出来る。
用により蛍光面全体での解像度の均一性を向上させ、か
つ前記蛍光面と前記主レンズ間の距離短縮が可能になっ
て空間電荷の反発の影響を抑制でき蛍光面中央の解像度
を向上させ、更に又カラー陰極線管の全長短縮も可能に
するばかりか、モワレ干渉縞の軽減した陰極線管を提供
出来る。
【0091】図17は本発明によるコンバーゼンス補正
方法を適用した画像表示装置の一例と従来の画像表示装
置の寸法例の比較説明図であって、(a)と(b)は本
発明の正面図と側面図、(c)と(d)は従来の陰極線
管を用いた正面図と側面図である。
方法を適用した画像表示装置の一例と従来の画像表示装
置の寸法例の比較説明図であって、(a)と(b)は本
発明の正面図と側面図、(c)と(d)は従来の陰極線
管を用いた正面図と側面図である。
【0092】同図において、画像表示装置のキャビネッ
ト83の奥行きL7 が本発明によるもの(b)が従来の
(d)に比較して短く、設置するスペースを節約でき
る。
ト83の奥行きL7 が本発明によるもの(b)が従来の
(d)に比較して短く、設置するスペースを節約でき
る。
【0093】奥行きL7 を短くできるのは、偏向磁界中
に磁性片で構成したコンバーゼンス補正磁極装置を設置
して偏向磁界を部分的に変更し、偏向磁界によるコマ収
差の補正をすることにより該陰極線管の電子銃の主レン
ズを偏向ヨークに近付けることが可能になり、陰極線管
84の長さL4 を短縮できるからである。
に磁性片で構成したコンバーゼンス補正磁極装置を設置
して偏向磁界を部分的に変更し、偏向磁界によるコマ収
差の補正をすることにより該陰極線管の電子銃の主レン
ズを偏向ヨークに近付けることが可能になり、陰極線管
84の長さL4 を短縮できるからである。
【0094】このように、本発明では、表示情報量が多
く、画像のちらつきのない、高品位の画像を表示が出
来、更にキャビネットの奥行きの短い画像表示装置を提
供出来る。
く、画像のちらつきのない、高品位の画像を表示が出
来、更にキャビネットの奥行きの短い画像表示装置を提
供出来る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の電極から成るインライン配列された3本の電子ビ
ームを用いる電子銃と偏向装置、色選別電極、蛍光面及
びネック部を少なくとも備える形式のカラー陰極線管に
おいて、偏向装置による偏向磁界中に磁性片で構成した
コンバーゼンス補正磁極装置を設置して偏向収差補正を
するとき、前記磁性片によって偏向磁界の一部を変更し
て3電子ビームのうち中央に位置する電子ビームと脇に
位置する電子ビーム偏向量を調整する偏向磁界によるコ
マ収差を補正する機能をもたせることにより、コマ補正
機能をもたない偏向ヨークを用いても前記蛍光面の全域
でコンバーゼンスを制御できる。
複数の電極から成るインライン配列された3本の電子ビ
ームを用いる電子銃と偏向装置、色選別電極、蛍光面及
びネック部を少なくとも備える形式のカラー陰極線管に
おいて、偏向装置による偏向磁界中に磁性片で構成した
コンバーゼンス補正磁極装置を設置して偏向収差補正を
するとき、前記磁性片によって偏向磁界の一部を変更し
て3電子ビームのうち中央に位置する電子ビームと脇に
位置する電子ビーム偏向量を調整する偏向磁界によるコ
マ収差を補正する機能をもたせることにより、コマ補正
機能をもたない偏向ヨークを用いても前記蛍光面の全域
でコンバーゼンスを制御できる。
【0096】また、偏向量に対応したコマ収差補正作用
により蛍光面全体での解像度の均一性を向上させ、かつ
前記蛍光面と前記主レンズ間の距離短縮が可能になって
空間電荷の反発の影響を抑制でき蛍光面中央の解像度を
向上させ、更に又カラー陰極線管の全長短縮も可能にす
るばかりか、モワレ干渉縞の軽減した陰極線管を提供出
来る。
により蛍光面全体での解像度の均一性を向上させ、かつ
前記蛍光面と前記主レンズ間の距離短縮が可能になって
空間電荷の反発の影響を抑制でき蛍光面中央の解像度を
向上させ、更に又カラー陰極線管の全長短縮も可能にす
るばかりか、モワレ干渉縞の軽減した陰極線管を提供出
来る。
【0097】さらに、この陰極線管を用いることにより
表示情報量が多く、画像のちらつきのない、高品位の画
像を表示が出来、更にキャビネットの奥行きの短い画像
表示装置を提供出来る。
表示情報量が多く、画像のちらつきのない、高品位の画
像を表示が出来、更にキャビネットの奥行きの短い画像
表示装置を提供出来る。
【図1】本発明によるカラー陰極線管の偏向収差補正方
法を説明するためのインライン配列された3電子ビーム
を用いるカラー陰極線管の一例を説明する断面模式図で
ある。
法を説明するためのインライン配列された3電子ビーム
を用いるカラー陰極線管の一例を説明する断面模式図で
ある。
【図2】図1のカラー陰極線管の画面における電子ビー
ムのスポツト形状の説明図であ
ムのスポツト形状の説明図であ
【図3】図1に示したカラー陰極線管における偏向装置
で形成される偏向磁界分布の説明図である。
で形成される偏向磁界分布の説明図である。
【図4】偏向量と偏向収差量の関係の説明図である。
【図5】偏向量とコンバーゼンス補正量の関係の説明図
である。
である。
【図6】本発明によるカラー陰極線管のコンバーゼンス
補正磁極を構成する磁性片の1例の説明図である。
補正磁極を構成する磁性片の1例の説明図である。
【図7】本発明によるカラー陰極線管のコンバーゼンス
補正磁極装置を構成する磁性片の他の例の説明図であ
る。
補正磁極装置を構成する磁性片の他の例の説明図であ
る。
【図8】本発明によるカラー陰極線管のコンバーゼンス
補正磁極装置を構成する磁性片のさらに他の例の説明図
である。
補正磁極装置を構成する磁性片のさらに他の例の説明図
である。
【図9】本発明によるカラー陰極線管のコンバーゼンス
補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又他の例の説明
図である。
補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又他の例の説明
図である。
【図10】本発明によるカラー陰極線管のコンバーゼン
ス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又他の例の説
明図である。
ス補正磁極装置を構成する磁性片のさらに又他の例の説
明図である。
【図11】本発明におけるコンバーゼンス補正磁極装置
による画面上下/左右の偏向磁界によるコマ収差の補正
方法を中央ビームのラスタサイズ(上下/左右)の変化
として示す説明図である。
による画面上下/左右の偏向磁界によるコマ収差の補正
方法を中央ビームのラスタサイズ(上下/左右)の変化
として示す説明図である。
【図12】画面上に形成されるラスターの説明図であ
る。
る。
【図13】電子銃主レンズと蛍光面の間での電子ビーム
の状態を示す模式図である。
の状態を示す模式図である。
【図14】主レンズと蛍光面間の距離に対する電子ビー
ムスポツト径の関係の説明図である。
ムスポツト径の関係の説明図である。
【図15】偏向装置により形成される実際の磁界分布で
ある。
ある。
【図16】図16の偏向装置の側面図である。
【図17】本発明によるコンバーゼンス補正方法を適用
した画像表示装置の一例と従来の画像表示装置の寸法例
の比較説明図である。
した画像表示装置の一例と従来の画像表示装置の寸法例
の比較説明図である。
【図18】インライン配列された3電子ビームを用いる
カラー陰極線管用電子銃の一例を示す部分断面図であ
る。
カラー陰極線管用電子銃の一例を示す部分断面図であ
る。
【図19】フォーカス電圧の与え方による電子銃の構造
比較のための要部断面模式図である。
比較のための要部断面模式図である。
【図20】図19に示した電子銃に供給するフォーカス
電位の説明図である。
電位の説明図である。
7 ネック部 8 ファンネル部 9 電子銃 10 電子ビーム 11 偏向装置(偏向ヨーク) 12 色選別電極(シャドウマスク) 13 蛍光膜(蛍光面) 14 パネル部 39 コンバーゼンス補正磁極装置 39−1、39−2、39−3、39−4 磁性片 39−1a 脇ビームに対応する外側の磁性片39−1
の基体部 39−1b 脇ビームに対応する外側(ネック部内壁
側)の磁性片39−1の長片部 dS 長片部39−1bおよび磁極片39−4の長片部
39−4bの管軸方向長さ dC 磁性片39−1の基体部39−1aおよび磁性片
39−2、39−3、磁性片39−4の基体部39−4
aの管軸方向長さ hS 脇ビーム10Sに対応する外側の磁性片39−
1,39−4のインライン方向と直角方向上下の磁極間
の距離 hC 中央ビーム10Cに対応する磁性片39−2,3
9−3、および脇ビーム10Sに対応する内側の磁性片
39−1,39−4のインライン方向と直角方向上下の
磁極間の距離。
の基体部 39−1b 脇ビームに対応する外側(ネック部内壁
側)の磁性片39−1の長片部 dS 長片部39−1bおよび磁極片39−4の長片部
39−4bの管軸方向長さ dC 磁性片39−1の基体部39−1aおよび磁性片
39−2、39−3、磁性片39−4の基体部39−4
aの管軸方向長さ hS 脇ビーム10Sに対応する外側の磁性片39−
1,39−4のインライン方向と直角方向上下の磁極間
の距離 hC 中央ビーム10Cに対応する磁性片39−2,3
9−3、および脇ビーム10Sに対応する内側の磁性片
39−1,39−4のインライン方向と直角方向上下の
磁極間の距離。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】また、中央ビームに対する磁性片39−
2,39−3の上下方向に位置する磁極Pの上下間の距
離hcは脇ビームに対する磁性片39−1および39ー
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hsと同様
で、磁性片39−2の脇ビーム側と磁性片39−3の脇
ビーム側の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離h
c’は上記中央ビーム側および磁性片39−1,39−
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hsより狭
くしてあり、脇ビームの垂直偏向角の増大に伴って偏向
感度が低下する。
2,39−3の上下方向に位置する磁極Pの上下間の距
離hcは脇ビームに対する磁性片39−1および39ー
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hsと同様
で、磁性片39−2の脇ビーム側と磁性片39−3の脇
ビーム側の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離h
c’は上記中央ビーム側および磁性片39−1,39−
4の上下方向に位置する磁極Pの上下の距離hsより狭
くしてあり、脇ビームの垂直偏向角の増大に伴って偏向
感度が低下する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】この構成によっても前記図6で説明したも
のと同様の効果が得られる。
のと同様の効果が得られる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】この構成によっても前記図7で説明したも
のと同様の効果が得られる。
のと同様の効果が得られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】コンバーゼンス補正磁極装置39を構成す
る各磁性片の平面形状は前記図6、図8と略々同様で、
脇ビームのネック部内壁側に位置する磁性片39−1と
39−4、および中央ビームに対する磁性片39−2と
39−3の当該中央ビーム側の管軸方向の厚みdsおよ
びdcを中央ビームの両側に設置した磁性片39−2と
39−3の脇ビーム側の厚みdc’より大としたもので
ある。
る各磁性片の平面形状は前記図6、図8と略々同様で、
脇ビームのネック部内壁側に位置する磁性片39−1と
39−4、および中央ビームに対する磁性片39−2と
39−3の当該中央ビーム側の管軸方向の厚みdsおよ
びdcを中央ビームの両側に設置した磁性片39−2と
39−3の脇ビーム側の厚みdc’より大としたもので
ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東條 努 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内
Claims (4)
- 【請求項1】内面に蛍光面を有するパネル部と、インラ
イン配列された3電子ビームを用いる複数の電極から成
る電子銃を収納するネック部と、パネル部とネック部を
連接するファンネル部とからなる真空外囲器からなり、
前記ファンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏
向装置を少なくとも備えるカラー陰極線管のコンバーゼ
ンス補正方法において、 前記偏向装置により形成される偏向磁界中に前記3電子
ビームのそれぞれをインライン方向から挟む磁性片から
なるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、 前記3電子ビームのうち脇に位置する電子ビームのイン
ライン配列方向外側に設置した前記磁性片の前記ネック
部内壁側の管軸方向長さの少なくとも一部を中央に位置
する電子ビームに設置した前記磁性片の管軸方向の長さ
より長い磁性片として、前記磁性片によって前記偏向磁
界の一部の分布を変えることにより電子ビームの偏向量
を補正して前記蛍光面上での前記3電子ビームが一致す
る方向に補正することを特徴とするカラー陰極線管のコ
ンバーゼンス補正方法。 - 【請求項2】内面に蛍光面を有するパネル部と、インラ
イン配列された3電子ビームを用いる複数の電極から成
る電子銃を収納するネック部と、パネル部とネック部を
連接するファンネル部とからなる真空外囲器からなり、
前記ファンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏
向装置を少なくとも備えるカラー陰極線管のコンバーゼ
ンス補正方法において、 前記偏向装置により形成される偏向磁界中に前記3電子
ビームのそれぞれをインライン方向から挟む磁性片から
なるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、 前記インライン配列された3電子ビームのうち中央に位
置する電子ビームの偏量を補正する磁性片のインライン
と直角方向の磁極の間隔が前記インライン配列された3
電子ビームのうち脇に位置する電子ビームの偏向量を補
正する磁性片のインラインと直角方向の間隔よりも狭い
部分を有する磁性片として、前記磁性片によって前記偏
向磁界の一部の分布を変えることにより電子ビームの偏
向量を補正して前記蛍光面上での前記3電子ビームが一
致する方向に補正することを特徴とするカラー陰極線管
のコンバーゼンス補正方法。 - 【請求項3】内面に蛍光面を有するパネル部と、インラ
イン配列された3電子ビームを用いる複数の電極から成
る電子銃を収納するネック部と、パネル部とネック部を
連接するファンネル部とからなる真空外囲器からなり、
前記ファンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏
向装置を少なくとも備えるカラー陰極線管の偏向収差補
正方法において、 前記偏向装置により形成される偏向磁界中に前記3電子
ビームのそれぞれにインライン方向から挟む磁性片から
なるコンバーゼンス補正磁極装置を設置し、 前記インライン配列された3電子ビームのうち中央に位
置する電子ビームの偏向量を補正する磁性片の管軸方向
の磁極の厚さが前記インライン配列された3電子ビーム
のうち脇に位置する電子ビームの偏向量を補正する磁性
片の管軸方向の磁極の厚さよりも厚い部分を有する磁性
片とし、前記磁性片によって前記偏向磁界の一部の分布
を変えることにより電子ビームの偏向量を補正して前記
蛍光面上での前記3電子ビームが一致する方向に補正す
ることを特徴とするカラー陰極線管のコンバーゼンス補
正方法。 - 【請求項4】請求項1、2、3に記載の磁性片の少なく
とも2つを組み合わせて前記偏向磁界の一部の分布を変
えることにより電子ビームの偏向量を補正して前記蛍光
面上での電子ビームのコンバーゼンスを補正することを
特徴とするカラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法。
Priority Applications (6)
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|---|---|---|---|
| JP8234381A JPH1079234A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | カラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法 |
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