JPH1079402A - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ

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JPH1079402A
JPH1079402A JP8235102A JP23510296A JPH1079402A JP H1079402 A JPH1079402 A JP H1079402A JP 8235102 A JP8235102 A JP 8235102A JP 23510296 A JP23510296 A JP 23510296A JP H1079402 A JPH1079402 A JP H1079402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部接続端子の個数を減らすことなくチップ
サイズの縮小化を図ることができる半導体パッケージを
提供する。 【解決手段】 複数の電極パッド3が形成された半導体
チップ2と、リードパターン6上に絶縁フィルム7を積
層してなり、そのフィルム外形寸法がチップ外形寸法よ
りも大きく設定されるとともに、チップ周縁部に沿った
フィルム開口部8を有し、かつフィルム開口部8よりも
内側を第1の配線領域5a、外側を第2の配線領域5b
としてなる配線フィルム5と、第1,第2の配線領域5
a,5bにわたって形成された複数の外部接続端子9
と、第1,第2の配線領域5a,5bからフィルム開口
部8に延出し、その延出端が電極パッド3に接続された
複数のリード10と、半導体チップ2を囲む状態で設け
られた外形リング11と、半導体チップ2と外形リング
11との間に充填された封止樹脂12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なリードフレ
ームに半導体チップを接合して超多ピン構造とした半導
体パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半田ボール等の外部接続端子を備
えた有機基板を介してプリント配線板等に実装できる半
導体パッケージとして図7に示すものがある。図7にお
いては、有機材料を用いた2乃至6層程度の多層有機配
線基板50に対し、その基板表面に半導体チップ51が
マウントされている。そしてこの半導体チップ51の電
極パッドと多層有機配線基板50の表面に形成された配
線膜52とが金線53等を用いたワイヤボンディングに
よって接続されている。
【0003】多層有機配線基板50の裏面には、スルー
ホール54を介して表面の配線膜52と電気的に接続さ
れた半田ボール(外部接続端子)55が設けられてお
り、この半田ボール55がソルダーレジスト膜56の開
口より外部に臨んでいる。また、半導体チップ51は金
線53とともに封止樹脂57にて封止されている。
【0004】上記構成からなる半導体パッケージ58で
は、裏面に形成されている半田ボール55をプリント配
線板59に接続するようにしている。また多層有機配線
基板50は、半田ボール55が多数格子状に配設されて
いることからボールグリッドアレイ(BGA)と称され
ることが多く、この多層有機配線基板50を用いた半導
体パッケージ58をBGAパッケージと称している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の半導体パッケージ58においては、ワイヤボンディン
グを行って半導体チップ51の電極パッドと多層有機配
線基板50の配線膜52とを接続しているため、配線ピ
ッチを縮小化するには限界があった。また、これ以外の
例えばTCP(テープ・キャリア・パッケージ)と称さ
れる半導体パッケージでも、絶縁性のフィルムベース上
に貼り付けた銅箔をエッチングしてリードパターンを形
成するため、サイドエッチングによるリード痩せ等の制
約があって多ピン化には限界があった。
【0006】そこで本出願人は、新規なリードフレーム
と半導体チップとを接合して超多ピン構造とした半導体
パッケージを既に提唱している。図8は超多ピン構造の
半導体パッケージの一例を示しており、以下にその製造
手順について簡単に説明する。先ず、リードフレームの
製造にあたっては、図9(a)に示すように、三層構造
の金属ベース61を用意する。この金属ベース61は、
銅又は銅合金からなる基板(以下、銅基板という)62
の表面にアウミニウム膜63を形成し、その上にニッケ
ル膜64を形成したものである。次に、図9(b)に示
すように、金属ベース61の表面に電解銅メッキによっ
て複数のリードパターン65を形成する。次に、図9
(c)に示すように、リードフレームのチップ毎の外形
を規定するためのスリット66を形成する。次に、図9
(d)に示すように、リードパターン65の上に絶縁フ
ィルム67を積層し、これによってリードパターン65
及び絶縁フィルム67からなる配線フィルム68を形成
する。この配線フィルム68からは、上記リードパター
ン65に対応して複数のリード69が延出したかたちと
なる。
【0007】次に、図10(a)に示すように、絶縁フ
ィルム67によって被覆されたリードパターン65上
に、電解メッキにて外部接続端子70を形成する。次
に、図10(b)〜(c)に示すように、外形リング7
1部分を残すようにして、金属ベース61の銅基板6
2、アルミニウム膜63及びニッケル膜64を、それぞ
れ選択エッチングによって順次除去し、これによって各
リードパターン65(リード69を含む)を分離、独立
させる。次に、図10(d)に示すように、配線フィル
ム67から延出した各々のリード69の先端にバンプ7
2を形成する。以上で、半導体チップを組付ける前のリ
ードフレーム73が完成する。
【0008】その後、上記リードフレーム73に半導体
チップを組付けるにあたっては、図11(a)に示すよ
うに、配線フィルム68の裏面側に接着シート74を介
して半導体チップ75を位置決め固定する。次に、図1
1(b)に示すように、各々のリード69の先端部をバ
ンプ72を介して半導体チップ75の電極パッド76に
接続する。次に、図11(c)に示すように、半導体チ
ップ75と外形リング71との間に封止樹脂77を注入
し、これを硬化させることで周辺部品を一体化する。最
後は、図11(d)に示すように、外形リング71の外
周縁を境に不要部分を切除することにより、図8に示し
た超多ピン構造の半導体パッケージ78が完成する。
【0009】この半導体パッケージ78においては、リ
ードフレーム73の製造段階で、金属ベース61上に電
解銅メッキにてリードパターン68を形成し、さらにそ
のリードパターン65上に電解メッキにて外部接続端子
70を形成することから、それまでの限界を超えた多ピ
ン構造が実現されている。また、金属ベース61を選択
的にエッチングして外形リング71部分を残し、この外
形リング71にてパッケージ外形を構成していることか
ら、パッケージ外形と外部接続端子70との位置精度が
保証され、これによってパッケージ実装時のアライメン
トも容易に行えるようになっている。さらに、パッケー
ジサイズをチップサイズと同等レベルに留めた、いわゆ
るCSP(チップサイズパッケージ)構造も実現されて
いる。
【0010】ところが上述した半導体パッケージ78の
場合、半導体チップ75上に接着シート74を介して配
線フィルム65を実装し、その配線フィルム65上に外
部接続端子70を形成した構成となっているため、以下
のような不都合があった。すなわち、外部接続端子70
の配置ピッチを限界レベルまで狭めた場合、配線フィル
ム65上に設けることができる外部接続端子70の個数
は半導体チップ75のサイズに制限されることになる。
そのため、チップサイズの縮小化を図るには外部接続端
子70の個数を減らさざるを得なくなり、結果として多
ピン化に逆行してしまう。
【0011】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、外部接続端子の
個数を減らすことなくチップサイズの縮小化を図ること
ができる半導体パッケージを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、チップ表面の周縁部に複
数の電極パッドが形成された半導体チップと、この半導
体チップの表面側に配置形成されるとともに、リードパ
ターン上に絶縁フィルムを積層した構造をなし、そのフ
ィルム外形寸法が半導体チップの外形寸法よりも大きく
設定されるとともに、半導体チップの周縁部に沿ったフ
ィルム開口部を有し、かつ該フィルム開口部よりも内側
を第1の配線領域とし該フィルム開口部よりも外側を第
2の配線領域としてなる配線フィルムと、上記第1の配
線領域から第2の配線領域にわたって配線フィルム上に
突出形成された複数の外部接続端子と、上記第1の配線
領域及び第2の配線領域からそれぞれフィルム開口部に
延出するとともに、その延出端が半導体チップの電極パ
ッドに接続された複数のリードと、上記半導体チップを
囲む状態で設けられた外形リングと、上記半導体チップ
と外形リングとの間に充填された封止樹脂とを備えた構
成となっている。
【0013】上記構成からなる半導体パッケージでは、
配線フィルムの配線領域が、半導体チップ上に配置され
る第1の配線領域に加えてチップ周辺部に配置される第
2の配線領域まで拡大し、これら第1,第2の配線領域
にわたって外部接続端子が形成されることから、配線フ
ィルム上での外部接続端子の個数がチップサイズに制限
されることがなくなる。そのため、外部接続端子の個数
を減らすことなくチップサイズを縮小化することが可能
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
る半導体パッケージの一実施形態を示す側断面図であ
り、図2はその要部底面図である。図示した半導体パッ
ケージ1の構成では、半導体チップ2の表面(図1では
チップ下面)にその周縁部にわたって複数の電極パッド
3が形成されている。また、半導体チップ2の表面側
(パッド形成面側)には、接着シート4を介して配線フ
ィルム5が配置形成されている。この配線フィルム5
は、リードパターン6上に絶縁フィルム7を積層した構
造をなすもので、そのフィルム外形寸法が半導体チップ
2の外形寸法よりも大きく設定されている。また配線フ
ィルム5には、チップ周縁部に沿ったかたちでフィルム
開口部8が設けられている。このフィルム開口部8は、
後述するリードの先端を半導体チップ2の電極パッド3
に接続するための、いわゆるボンドホールとなるもの
で、半導体チップ2上でのパッド配列に倣ってスリット
状に明けられている。
【0015】なお、接着シート4は、例えば厚さ150
μm程度の熱可塑性ポリイミド接着シート又はポリオレ
フィン系接着シートからなるもので、半導体チップ2と
配線フィルム5とを接着する以外にも、半導体チップ2
のパッド形成領域の内側に存在する、素子形成領域を保
護する緩衝材としての役目も兼ねている。
【0016】ここで、上述した配線フィルム5において
は、上記フィルム開口部8を境にして、それよりも内側
を第1の配線領域5aとし、それよりも外側を第2の配
線領域5bとしている。これら第1の配線領域5aと第
2の配線領域5bとは、各フィルム開口部8の突き合わ
せ部分で互いに連結されている。すなわち、図2に示す
ように、各フィルム開口部8の突き合わせ部分は絶縁フ
ィルム7の一部7aで吊られ、さらにその吊り部分には
これを補強するための吊りリード6aが架け渡されてい
る。また配線フィルム5上には、第1の配線領域5aか
ら第2の配線領域5bにわたって複数の外部接続端子9
が形成されている。個々の外部接続端子9は、上述した
リードパターン6の終端(ランド)に位置して、例えば
ボール状に突出形成されている。ちなみに、上述した吊
りリード6aの両端にも外部接続端子9と同一構造をな
すダミーのボール状突部9aが設けられ、このボール状
突部9aのリベット作用によって吊りリード6aの両端
部が絶縁フィルム7に留め付けられている。
【0017】さらに、第1の配線領域5a及び第2の配
線領域5bからは、それぞれ上記フィルム開口部8に向
けて複数のリード10が延出している。これらのリード
10は、第1,第2の配線領域5a,5bに形成された
リードパターン6に対応したもので、第1の配線領域5
aからはパッケージ外方に向けてリード10が延出し、
第2の配線領域5bからはパッケージ内方に向けてリー
ド10が延出している。そして各々のリード10の延出
端(先端)は、半導体チップ2上に形成された電極パッ
ド3にそれぞれ接続されている。ちなみに、各フィルム
開口部8の適所には、上述のリード10とは別に、回路
結線に関与しないダミーとしての支持リード10a(図
2)が架け渡されている。この支持リード10aは、上
述した吊りリード6aと同様に、第1の配線領域5aと
第2の配線領域5bとを連結支持するためのものであ
る。
【0018】一方、半導体チップ2の外側には、これを
囲む状態で外径リング11が設けられている。この外形
リング11は、配線フィルム5(第2の配線領域5b)
の周縁部に沿ってリング状に形成され、これによって半
導体パッケージ1としての外形を構成している。さら
に、半導体チップ2と外径リング11との間には、エポ
キシ系又はシリコーン系の封止樹脂12が充填され、こ
の封止樹脂12によって周辺部品が一体的に固定されて
いる。
【0019】ちなみに、配線フィルム5の第2の配線領
域5bには、上記接着シート4と同質の接着シート4a
が貼り付けられている。この接着シート4aは、図示せ
ぬプリント基板へのパッケージ実装に際して、実装時及
び実装後における環境ストレス(主に熱ストレス)を緩
和するためのもので、これについては環境ストレスに対
する封止樹脂12の柔軟性等を考慮して適宜設けるよう
にすればよい。
【0020】続いて、本実施形態における半導体パッケ
ージ1の一連の製造手順につき、図3〜図5を参照しつ
つ説明する。先ず、リードフレームの製造にあたって
は、図3(a)に示すように、三層構造の積層板からな
る金属ベース21を用意する。この金属ベース21は、
厚さ150μm程度の銅又は銅合金からなる基板(以
下、銅基板という)22の表面に、例えば蒸着によって
厚さ4.5μm程度のアルミニウム膜23を形成し、さ
らに厚さ1〜2μm程度のニッケル膜24を形成したも
のである。
【0021】このうち、銅基板22は、それ自身がリー
ドとならず、最終的には外形リング部分(後述)を除い
て切除されるものであるが、非常に微細なリードパター
ンを形成するにあたって必要不可欠なものである。アル
ミニウム膜23は、その後の工程で銅基板22をエッチ
ングするときに金属ベース21の表面側がエッチングさ
れないようにするためのエッチングストップ膜に相当す
るものである。ニッケル膜24は、金属ベース21の面
上にリードパターンを形成するための電解メッキの下
地、つまりメッキ下地膜に相当するものである。
【0022】なお、金属ベース21としては、アルミニ
ウム膜23とニッケル膜24との間に、双方の密着性を
高めるべく、例えば厚さ0.5μm程度のクロム膜を密
着膜として形成するようにしてもよい。また、メッキ下
地膜としては、ニッケル膜24の代わりに銅の薄膜を形
成するようにしてもよい。
【0023】次に、図3(b)に示すように、金属ベー
ス21の表面、即ちニッケル膜4の表面に選択メッキ法
により例えば厚さ20〜30μmの銅からなる複数のリ
ードパターン6を形成する。ここでの選択メッキは、金
属ベース21の表面を図示せぬレジストパターンにより
選択的に覆い、このレジストパターンをマスクとして電
解銅メッキすることにより行われる。その際、レジスト
パターンをマスクとしたリードパターン6の形成領域
は、後述する半導体チップ2の接合領域よりも大きく設
定される。なお、リードパターン6の形成にあたって
は、先の図2に示した吊りリード6a及び支持リード1
0aも同時に形成される。
【0024】次に、図3(c)に示すように、電解銅メ
ッキにより形成したリードパターン6上に、例えば厚さ
25μm程度のポリイミドフィルムからなる絶縁フィル
ム7を積層し、これによってリードパターン6及び絶縁
フィルム7からなる配線フィルム5を形成する。このと
き周知のフォトリソグラフィ技術を利用して絶縁フィル
ム7をパターニングすることで、後述する外部接続端子
9をメッキ形成するための小孔とともに、リードボンド
用のフィルム開口部8を形成する。この時点で配線フィ
ルム5は第1の配線領域5aと第2の配線領域5bとに
分けられ、また各々の領域5a,5bからフィルム開口
部8に向けて複数のリード10が延出したかたちとな
る。次に、図3(d)に示すように、金属ベース21に
対して両面から選択エッチングすることにより、リード
フレームのチップ毎の外形を規定するためのスリット2
5や、製造をやり易くするための孔(不図示)を形成す
る。
【0025】続いて、図4(a)に示すように、絶縁フ
ィルム7によって被覆されたリードパターン6の終端
に、その絶縁フィルム7をマスクとしてボール状の外部
接続端子9を形成する。この外部接続端子9は、絶縁フ
ィルム7上に露出するリードパターン6の終端に、例え
ば、電解メッキ法によって90μm程度のニッケルコア
を形成し、そのコア表面に0.1μmの金メッキ処理を
施すか、或いは電解メッキ法によって80μm程度のニ
ッケルコアを形成し、そのコア表面に20μm程度の半
田メッキを施すことで得られる。
【0026】続いて、図4(b)に示すように、外形リ
ング11部分を残すようにして金属ベース21の銅基板
22を選択エッチングにより除去する。このエッチング
に際しては、アルミニウム膜23がエッチングストッパ
ーとして作用し、銅基板22のみが除去される。次に、
図4(c)に示すように、金属ベース21のアルミニウ
ム膜23を選択エッチングにて除去し、さらにニッケル
膜24を選択エッチングにより除去して各リードパター
ン6(リード10を含む)を分離、独立させる。次い
で、図4(d)に示すように、配線フィルム5の第1,
第2の配線領域5a,5bから延出した各リード10の
先端に、例えばスパッタ法又は蒸着法によってアルミニ
ウムからなるバンプ26を形成する。以上で、半導体チ
ップを組付ける前のリードフレーム27が完成する。
【0027】その後、上記リードフレーム27に半導体
チップを組付けるにあたっては、図5(a)に示すよう
に、配線フィルム5(第1の配線領域5a)の裏面側に
接着シート4を介して半導体チップ2を位置決め固定す
る。このとき、配線フィルム5の第1の配線領域5aが
半導体チップ2上に配置され、第2の配線領域5bがチ
ップ周辺部に配置される。また、第1,第2の配線領域
5a,5bから延出した各リード10の先端(バンプ2
6)が半導体チップ2上の電極パッド3に対向した状態
となる。次に、図5(b)に示すように、各々のリード
10の先端をバンプ26を介して半導体チップ2の電極
パッド3にシングルポイントボンディングによって接続
する。このシングルポイントボンディングは、配線フィ
ルム5のフィルム開口部8を介して行われる。次いで、
図5(c)に示すように、半導体チップ2と外形リング
11との間にエポキシ系又はシリコーン系の封止樹脂1
2をポッティングにより注入し、これを硬化させること
で周辺部品を一体化する。最後は、図5(d)に示すよ
うに、外形リング11の外周縁を境に不要部分を切除す
ることにより、図1に示した半導体パッケージ1が完成
する。
【0028】このように本実施形態の半導体パッケージ
1においては、配線フィルム5の配線領域を、半導体チ
ップ2上に配置される第1の配線領域5aに加えてチッ
プ周辺部に配置される第2の配線領域5bまで拡大し、
各々の配線領域5a,5bにわたって外部接続端子9を
形成するようにしたので、外部接続端子9の個数がチッ
プサイズに制限されることがなくなる。したがって、外
部接続端子9の個数を減らすことなく半導体チップ2の
サイズを縮小化することができる。
【0029】なお、第2の配線領域5bにおける外部接
続端子9の配列については所望の端子個数に合わせて任
意に設定できるものの、そこでの端子配列が多くなる
と、その分だけ第2の配線領域5bも拡大することにな
るため、フィルムの撓みやうねりが顕著になって外部接
続端子9の高さが不揃いになることも懸念される。以下
に、そうした懸念を解消するためになされた本発明の他
の実施形態について説明する。
【0030】図6は本発明に係る半導体パッケージの他
の実施形態を示す側断面図である。図示した半導体パッ
ケージ1においては、その特徴部分として、配線フィル
ム5の第2の配線領域5bに接着シート4aを介して補
強板13が貼り付けられている。この補強板13は、例
えばアルミニウム等の金属材料からなるもので、半導体
チップ2と外形リング11との間に組み込まれている。
また、補強板13の裏面(図中上面)とチップ裏面とが
面一になるように、接着シート4,4aの厚さが同一に
設定されかつ半導体チップ2と補強板13の厚さが同一
に設定されている。そして、半導体チップ2と外形リン
グ11との間で、補強板13の内側及び外側に封止樹脂
12が充填されている。
【0031】この半導体パッケージ1では、チップ周辺
部に位置する第2の配線領域5bが補強板13によって
支持されるため、第2の配線領域5bにおけるフィルム
の撓みやうねりが抑えられる。したがって、第2の配線
領域5bでの端子配列が多くなっても、配線フィルム5
上での外部接続端子9の高さを均一に保持することがで
きる。また、補強板13の裏面とチップ裏面とが面一に
なるようにしたので、パッケージ組立に際しては、同一
の基準平面に半導体チップ2と補強板13を載置し、そ
の上方から接着シート4,4aを介して配線フィルム5
を貼り付けるといった簡単な作業で、配線フィルム5上
での外部接続端子9の高さを均一かつ高精度に揃えるこ
とが可能となる。
【0032】なお、本発明は、上述のように電解銅メッ
キにてリードパターンを形成したものに限らず、ポリイ
ミド等の絶縁フィルム上に銅箔を貼り付け、これをエッ
チングしてリードパターンを形成したものにも同様に適
用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、配
線フィルムの配線領域(外部接続端子の形成領域)を、
半導体チップ上に配置される第1の配線領域に加えてチ
ップ周辺部に配置される第2の配線領域まで拡大するよ
うにしたので、外部接続端子の個数を減らすことなくチ
ップサイズを縮小化することができる。これにより、今
後の半導体チップの超小型化にも十分に対応することが
可能となる。またそれと同時に、半導体チップのサイズ
を大きくしなくても外部接続端子の個数を増やすことが
できるため、更なる多ピン化を図るうえでも有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体パッケージの一実施形態を
示す側断面図である。
【図2】本発明に係る半導体パッケージの一実施形態を
示す要部底面図である。
【図3】実施形態におけるリードフレームの製造工程図
(その1)である。
【図4】実施形態におけるリードフレームの製造工程図
(その2)である。
【図5】実施形態における半導体パッケージの製造工程
図である。
【図6】本発明に係る半導体パッケージの他の実施形態
を示す側断面図である。
【図7】従来のBGAパッケージを示す側断面図であ
る。
【図8】超多ピン構造の半導体パッケージの一例を示す
側断面図である。
【図9】超多ピン構造のためのリードフレームの製造工
程図(その1)である。
【図10】超多ピン構造のためのリードフレームの製造
工程図(その2)である。
【図11】超多ピン構造のための半導体パッケージの製
造工程図である。
【符号の説明】
1 半導体パッケージ 2 半導体チップ 3 電
極パッド 5 配線フィルム 5a 第1の配線領域 5b
第2の配線領域 6 リードパターン 7 絶縁フィルム 8 フィ
ルム開口部 9 外部接続端子 10 リード 11 外形リン
グ 12 封止樹脂 13 補強板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ表面の周縁部に複数の電極パッド
    が形成された半導体チップと、 前記半導体チップの表面側に配置形成されるとともに、
    リードパターン上に絶縁フィルムを積層した構造をな
    し、そのフィルム外形寸法が前記半導体チップの外形寸
    法よりも大きく設定されるとともに、前記半導体チップ
    の周縁部に沿ったフィルム開口部を有し、かつ該フィル
    ム開口部よりも内側を第1の配線領域とし該フィルム開
    口部よりも外側を第2の配線領域としてなる配線フィル
    ムと、 前記第1の配線領域から前記第2の配線領域にわたって
    前記配線フィルム上に突出形成された複数の外部接続端
    子と、 前記第1の配線領域及び前記第2の配線領域からそれぞ
    れ前記フィルム開口部に延出するとともに、その延出端
    が前記半導体チップの電極パッドに接続された複数のリ
    ードと、 前記半導体チップを囲む状態で設けられた外形リング
    と、 前記半導体チップと前記外形リングとの間に充填された
    封止樹脂とを備えたことを特徴とする半導体パッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記半導体チップと前記外形リングとの
    間に位置して前記配線フィルムの第2の配線領域に補強
    板を接合してなることを特徴とする請求項1記載の半導
    体パッケージ。
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