JPH1079624A - ハーモニックミキサ - Google Patents

ハーモニックミキサ

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JPH1079624A
JPH1079624A JP23222796A JP23222796A JPH1079624A JP H1079624 A JPH1079624 A JP H1079624A JP 23222796 A JP23222796 A JP 23222796A JP 23222796 A JP23222796 A JP 23222796A JP H1079624 A JPH1079624 A JP H1079624A
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Takanobu Gidou
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハーモニックミキサにおいて、ショート・オー
プンスタブの電磁的結合をなくし、小型化、ミキサ特性
を改善すること。 【解決手段】3層プリント配線板1を用い、第2層をベ
タアース面とし、第1層に局発信号導入部3とショート
スタブ部5に対し、第3層にRF信号出力部4とオープ
ンスタブ部6を配置する。この結果、2つのスタブ間の
結合をなくし、また、2つのスタブを信号ラインに対し
同一方向に配置できるためミキサ部のプリント配線板上
での占有面積を縮小できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯、ミ
リ波帯の無線通信機等に用いられるハーモニックミキサ
(偶高調波ミキサ)に関し、特に、ミキサの変換損の良
好な周波数特性と局発信号導入部及びRF信号出力部間
の良好なアイソレーション特性とを有するハーモニック
ミキサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハーモニックミキサの構成に関し
て図面を用いて説明する。
【0003】図2は、従来の2層プリント配線板を用い
たハーモニックミキサの構成を示した図である。ここで
図2(a),(b)は、それぞれ従来のハーモニックミ
キサの上面図とA−A間の断面図を示している。
【0004】図2(a)において、3は2層プリント配
線板21の1層面にマイクロストリップラインで形成
し、局発信号入力コネクタ(SMA型同軸コネクタ)9
から入力される局発信号をミキサダイオード(アンチパ
ラレルダイオード)15に導入する局発信号導入部、4
は3と同様にマイクロストリップラインで形成し、アン
チパラレルダイオード15の出力をRF信号出力コネク
タ10(SMA型同軸コネクタ)に出力するRF信号出
力部、5は先端が2層プリント基板21のベタアース面
となっている2層面とビアホールで接続されたショート
スタブ、6は先端が開放されたオープンスタブ、11は
IF信号入力コネクタ12(SMA型同軸コネクタ)か
ら入力されたIF信号をアンチパラレルダイオード15
に導入するIF信号導入部、15は2個のミキサダイオ
ードを互いに逆方向に接続したアンチパラレルダイオー
ドをそれぞれ示す。
【0005】また、図2(b)に示されるように2層プ
リント配線板21の2層面のベタアース面は、前述した
局発信号入力コネクタ9、RF信号出力コネクタ10の
コネクタ導体部と接続し、グランドを共通にしている。
さらに、図示はされていないが、IF信号入力コネクタ
12導体部とも接続されている。
【0006】図2に示されるように、ショートスタブ
5、オープンスタブ6は信号ラインに対し同一方向に設
けられている。このためミキサの全体寸法を小さくでき
るメリットはあるが、2つのスタブが電磁界的に結合し
やすくハーモニックミキサの変換損の周波数特性、局発
信号のRFポートへの漏えい特性の劣化が生じ易い。
【0007】一方、他の構成としては、図3に示される
ハーモニックミキサがある。ここで図3(a),(b)
は、それぞれ従来のハーモニックミキサの上面図、断面
図を示した図である。
【0008】本図は、図2で示した構成とほぼ同一であ
り、異なる点はショートスタブ5とオープンスタブ6を
信号ラインの両側に設けた点にある。
【0009】図3に示した2つのスタブを各々信号ライ
ンの両側に設けたハーモニックは、両スタブ間の結合の
面では図2に示したハーモニックミキサに比べ優れる
が、結合が完全ではなく、またミキサの占有面積が図2
の2倍弱になってしまう。
【0010】他のハーモニックミキサの従来例として
は、実開平02−206903号公報がある(図示せ
ず)。このハーモニックミキサは、導波管と、コプレナ
線路を用いて、RF信号の伝送損失を抑え、変換損を低
減する効果をもつものであるが、上記2つのスタブ間の
結合について言及してはいない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図2で示したように従
来の技術において、アンチパラレルダイオードの両端の
スタブは、先端が共に同一方向を向いて取り付けられて
おり、共にほぼ信号ライン方向と直交し互いに平行に配
置している。
【0012】同一方向で対置したスタブは、電磁界的に
結合し、ミキサの変換損に周波数特性を生じさせる。ま
た、係る結合により、局発信号が、RF信号出力部へ漏
えいすることによりアイソレーション特性が劣化してし
まう問題を有していた。
【0013】さらに、図3で示した従来の技術におい
て、上記の電磁界的結合の問題を解決すべく両方のスタ
ブの先端の向く方向は、互いに逆方向に配置する構成も
とられていた。
【0014】しかし、図3の構成ではプリント配線板上
での局発信号の実効波長の1/4の長さのオープン・シ
ョートスタブが信号ライン方向に対し、互いに逆方向に
伸びるため、プリント配線板上でのミキサの占有面積を
拡大させてしまう問題がある。
【0015】本発明は、従来のハーモニックミキサの有
していた問題を解決すべくハーモニックミキサのオープ
ン・ショート両スタブを、ベタアース面で仕切られたプ
リント配線板の表裏面に配することで、両スタブ間の電
磁界的結合を最小にし、ミキサ特性、特に変換損の周波
数特性、Lo信号のRF信号ポートへの漏えいを最良に
することを目的とする。
【0016】また、両スタブを表裏面に配することで、
信号ラインに対し同一方向に向けて配することを可能と
し、ミキサが占有するプリント配線板の面積を最小にす
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のハーモニックミ
キサは、n層(nは3以上の自然数)プリント配線基板
に実装されたハーモニックミキサにおいて、第1層面
に、局発信号導入用の第1のマイクロストリップライン
と、前記第1のマイクロストリップラインの先端に一端
を接続し、他端を接地したショートスタブと、前記第1
のマイクロストリップラインの先端に接続したアンチパ
ラレルダイオードとを設け、第n層面に、RF信号導入
用の第2のマイクロストリップラインと前記第2のマイ
クロストリップライン先端に接続されたオープンスタブ
とを設け、第2〜(n−1)層面を全てベタアース面と
して、前記アンチパラレルダイオードの他の一端と前記
第2のマイクロストリップラインとを接続したことを特
徴とする。
【0018】そして、前記ショートスタブと前記オープ
ンスタブは、各々の先端が同一の方向を向くよう取り付
けられることを特徴とする。
【0019】また、本発明のハーモニックミキサは、回
路を構成するプリント配線板に、2層めをベタアース面
とした3層プリント配線板を使用する。局発信号(Lo
と記す)導入部のマイクロストリップラインと、アンチ
パラレルダイオード、さらにその入力のショートスタブ
を1層めに配置する。RF信号出力部のマイクロストリ
ップラインと、ダイオード出力のオープンスタブは3層
めに配置する。ダイオード出力部と3層めのRF信号出
力部のマイクロストリップラインは、1〜3層を貫くビ
アホールで接続する。
【0020】この構成により、Lo信号導入部、ショー
トスタブ面である1層とRF信号出力部と、オープンス
タブ面である3層は、2層めのベタアースにより、電磁
界的に完全にシールドされることとなり、両者の結合は
理論上最小にすることができる。
【0021】3層プリント配線板の2層めはベタアース
となっているため、1層めに構成されたLo信号導入
部、ならびにショートスタブは、3層めのRF信号出力
部、オープンスタブと完全に電磁シールドされる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0023】図1(a),(b)はそれぞれ本発明のハ
ーモニックミキサの構成を示す上面図と断面図である。
なお、図2、図3で説明した構成部分と同一のものにつ
いては、同一符号で表わし、説明を省略する。
【0024】ここで、図1において、図2、図3と最も
大きく相違するのは、2層プリント配線板1を用いずに
3層プリント配線板1を用いて構成している点にある。
第2層をベタアース面とした3層プリント配線板1の第
1層に局発信号導入部のマイクロストリップライン3
と、ダイオード入力端につながるショートスタブ5、さ
らにアンチパラレルダイオード15が配置される。さら
に、第3層にはダイオード15の出力端から第1層から
第3層までを貫くビアホール8により、RF信号出力用
のマイクロストリップライン4と、ダイオード出力端に
つながるオープンスタブ6が配置されている。
【0025】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。
【0026】局発信号導入部3からアンチパラレルダイ
オード15にフィードされた局発信号はダイオード15
をスイッチングするが、ダイオード出力端15に設けら
れたオープンスタブ6により反射され、ダイオード15
をスイッチングするためにその電力は有効に使われる。
一方ダイオード15で生成されたRF出力信号は、ダイ
オード15の入力部のショートスタブ5により反射され
RF信号出力部4へその電力を有効に伝えられる。
【0027】ここで局発信号周波数×2≒RF信号周波
数、つまり中間周波周波数(IF)《局発信号周波数、
としているため上述しているオープンスタブ6は局発信
号にとってはスタブの根元でショート面、ショートスタ
ブはRF信号にとっては根元でショート面となっている
ため、上記のような反射特性となる。
【0028】この2つのスタブは各々、局発信号、RF
信号をそれぞれの端面で反射する役割りになっており、
各々独立して存在する。つまり電磁界的に結合をしない
ことが必要条件である。
【0029】従って本発明による構成を用いることによ
り、両スタブは完全に独立して存在できる。
【0030】図1について、さらに詳細に説明する。
【0031】第2層ベタアース面とした3層プリント配
線板1の第1,3層にそれぞれ局発信号導入用のマイク
ロストリップライン16、RF信号出力用のマイクロス
トリップライン4が設けられている。
【0032】ダイオード特性のそろった2つのダイオー
ドを互いに逆極性に対向させて接続してあるアンチパラ
レルダイオード15は、第1層の局発信号導入用マイク
ロストリップライン3の端面に接続され、他の極は、第
1層から第3層を貫通するビアホール8により、RF信
号出力用のマイクロストリップライン4に接続される。
【0033】いま局発信号の周波数をfLO、IF信号
の周波数をfIF《fLOとすると、このハーモニック
ミキサからとりだせるRF信号の周波数をfRFとす
る。この場合に、fRF=2×fLO±fIF≒2×f
LOとなる。
【0034】次に、使用するプリント配線板による波長
短縮率を考慮したプリント配線板上でのfLO,fRF
の実効波長をそれぞれλg(LO),λg(RF)とす
る。
【0035】アンチパラレルダイオード15の局発信号
とRF信号側にそれぞれ配置されたショートスタブ、オ
ープンスタブ5,6長を1/4λg(LO)(=1/2
λg(RF))とすることにより、ショートスタブの根
元はRF信号にとってはショート面となり、RF信号出
力ポート側へ反射される。さらに、オープンスタブの根
元は局発信号にとってはショート面となり、局発信号入
力ポートつまり、ダイオード側へ反射される。これによ
りダイオードをスイッチングするための局発信号の電力
が無駄なくダイオードに供給され、さらに、アンチパラ
レルダイオードで発生したfRF=2×fLO±fIF
なるRF信号は、無駄なくRF出力ポートへと出力され
る。
【0036】本発明では、上述の2つのスタブを3層プ
リント配線板を使い、さらに、第1層と第3層のマイク
ロストリップラインのアース面を内層の第2層で共通に
することにより、第1層と第3層に配置し、電磁界的な
結合の発生を抑制している。
【0037】もちろん、プリント配線板は、最終的には
側面が密着した金属ケースに収納されるため、側面方向
などからのリークによる第1層と第3層間のシールドの
劣化は防止できる。
【0038】以上の説明で示したハーモニックミキサ
は、IF信号入力を周波数変換してRF信号出力を得る
送信周波数変換器としての構成で示して説明した。
【0039】しかし、これに限定されるものではなくR
F信号とIF信号を交換してRF信号を入力し、IF信
号出力を得る受信周波数変換器として構成できるのは勿
論のことである。
【0040】また、本発明の実施の形態では3層基板を
用いたハーモニックミキサについて説明したが、本発明
は3層基板以上の多層基板においても構成できる。すな
わち、n(nは3以上の自然数)層基板について、第1
層面に局発導入用のマイクロストリップライン3、アン
チパラレルダイオード15、ショートスタブ5を設け
る。また、第n層面にRF信号出力用のマイクロストリ
ップライン4、オープンスタブ6を設ける。そして、第
2〜(n−1)層については全てベタアース面として、
アンチパラレルダイオード15の一端は、第1層から第
n層まで貫通するビアホールによって、マイクロストリ
ップライン4と接続すれば良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハーモニッ
クミキサは、2つのスタブを、3層プリント配線板の第
1と第3層に分離して配し、第2層を第1,3層に共通
なベタアース面として構成し、両者間の電磁シールドを
理論上完全に行ったためショート・オープンの2つのス
タブの電磁界的結合によるミキサ特性(変換損のf持、
局発信号のRFポートへの漏えい)の劣化がない。
【0042】また、2つのスタブ間の結合がなくなるた
め、信号ラインに対し同一側面に配置でき、プリント配
線板上に占めるハーモニックミキサの面積を最小にで
き、小型・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態を示すハーモニック
ミキサの上面図である。 (b)本発明の実施の形態を示すハーモニックミキサの
A−A断面図である。
【図2】(a)従来のハーモニックミキサの上面図であ
る。 (b)従来のハーモニックミキサのA−A断面図であ
る。
【図3】(a)従来の他のハーモニックミキサの上面図
である。 (b)従来の他のハーモニックミキサのA−A断面図で
ある。
【符号の説明】
1 3層プリント配線板 2 2層ベタアース面 3 局発信号導入部 4 RF信号出力部 5 ショートスタブ 6 オープンスタブ 7 1〜2層をつなぐビアホール 8 1〜3層をつなぐビアホール 9 局発信号入力コネクタ 10 RF信号出力コネクタ 11 IF信号導入部 12 IF信号入力コネクタ 13 2〜3層をつなぐビアホール 14 2〜1層をつなぐビアホール 15 アンチパラレルダイオード 16 コネクタのアース面とプリント板2層のベタア
ース面をつなぐビアホール 21 2層プリント配線板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n層(nは3以上の自然数)プリント配
    線基板に実装されたハーモニックミキサにおいて、 第1層面に、局発信号導入用の第1のマイクロストリッ
    プラインと、前記第1のマイクロストリップラインの先
    端に一端を接続し、他端を接地したショートスタブと、
    前記第1のマイクロストリップラインの先端に接続した
    アンチパラレルダイオードとを設け、 第n層面に、RF信号導入用の第2のマイクロストリッ
    プラインと前記第2のマイクロストリップライン先端に
    接続されたオープンスタブとを設け、 第2〜(n−1)層面を全てベタアース面として、 前記アンチパラレルダイオードの他の一端と前記第2の
    マイクロストリップラインとを接続したことを特徴とす
    るハーモニックミキサ。
  2. 【請求項2】 前記ショートスタブと前記オープンスタ
    ブは、各々の先端が同一の方向を向くよう取り付けられ
    ることを特徴とする請求項1記載のハーモニックミキ
    サ。
  3. 【請求項3】 前記ショートスタブと前記オープンスタ
    ブは、共にほぼ前記局発信号の実効波長の1/4の長さ
    とすることを特徴とする請求項1,2記載のハーモニッ
    クミキサ。
  4. 【請求項4】 前記第n層面には、IF信号用経路を設
    けて、前記第2のマイクロストリップラインに接続する
    ことを特徴とする請求項1記載のハーモニックミキサ。
  5. 【請求項5】 前記アンチパラレルダイオードは、特性
    のそろった2個のダイオードを互いに逆極性に対向させ
    て接続することを特徴とする請求項1記載のハーモニッ
    クミキサ。
  6. 【請求項6】 前記アンチパラレルダイオードの他の一
    端と前記第2のマイクロストリップラインとの接続は、
    前記第1層から第n層間を接続するビアホールを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載のハーモニックミキサ。
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ES2177402A1 (es) * 2000-07-03 2002-12-01 Univ Malaga Circuito mezclador de frecuencias para transceptores de microondas/milimetricas.
WO2021192707A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 株式会社ヨコオ Rf検出器およびそれを備える高周波モジュール

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