JPH1079689A - 低速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方法 - Google Patents

低速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方法

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JPH1079689A
JPH1079689A JP23417796A JP23417796A JPH1079689A JP H1079689 A JPH1079689 A JP H1079689A JP 23417796 A JP23417796 A JP 23417796A JP 23417796 A JP23417796 A JP 23417796A JP H1079689 A JPH1079689 A JP H1079689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線親局と無線子局との間の通信効率を高めて
良好な通信を行う。 【解決手段】無線親局は、待受周波数を切替える直前に
制御信号sを送信する。無線子局は、待受周波数の切替
えを行うとタイマをスタートさせ、無線親局からの制御
信号sを受信すると直ちに待受周波数を切替え、タイマ
をリセットしてからカウントを再度開始させる。また、
無線子局は、無線親局からの制御信号sを受信できない
場合は、タイマが無線親局の待受周波数の切替え時間間
隔Tよりも長い時間間隔(T+α)をカウントすると待
受周波数を切替え、タイマをリセットしてからカウント
を再度開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線POSシステ
ムや無線LANなどにおいて、例えばホストと端末との
間のデータの送受信を無線で行う場合に利用される低速
周波数ホッピングスペクトル拡散通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低速周波数ホッピングによるスペクトル
拡散通信方式は、搬送周波数が情報信号のビット速度よ
り遅い切替速度でホッピング動作する方式であり、複数
のビットを1つの搬送波で伝送することになる。例えば
商品の販売登録を行うPOS端末とデータの収集管理を
行うホストコンピュータとを無線通信でやり取りする無
線POSシステムなどに低速周波数ホッピングスペクト
ル拡散通信方式を適用したものとして特開平8−702
92号公報がある。
【0003】この公報には、各無線ゾーン内の全ての無
線局がある時間間隔で待受周波数を切替え、通信時には
通信開始時の待受周波数で送受信を行うこと、また、待
受周波数の切替時間を示す制御信号を、この制御信号の
送信開始時における待受周波数で一定あるいは任意の時
間間隔で送信することなどが開示され、これにより、無
線POSシステムにおける価格の問合わせ通信や応答通
信のように、1回の通信におけるデータ長が短く、1つ
あるいは少ないバケット数で送信が完了するような通信
においても各無線局において平均的に等しく各ホッピン
グ周波数を使用できることが開示されている。
【0004】また、この公報では、各無線ゾーンの全て
の無線局が同一の時間間隔で待受周波数を切替えるよう
になっていた。そして、無線子局が無線親局からの制御
信号を受信できない場合は、自局のタイマのカウント時
間に基づいて待受周波数の切替えタイミングを制御して
いた。この場合のタイマは自局に設けた発振器の出力を
使用して時間カウントを行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように待
受周波数を切替える直前で無線親局から無線子局に制御
信号を送信し、制御信号が受信できない場合には無線子
局は自局のタイマのカウント時間に基づいて待受周波数
の切替えタイミングを制御するものでは、通信環境の劣
化など何らかの原因により無線子局が連続して制御信号
を受信できない状態が生じると不都合が生じる。
【0006】すなわち、制御信号が受信できないときに
は無線子局は自局のタイマのカウント時間に基づいて待
受周波数を切替えることになるが、無線子局の発振器の
発振周波数が本来の発振周波数からずれて無線子局での
待受周波数の切替えタイミングが無線親局での待受周波
数の切替えタイミングよりも早くなることがある。ま
た、逆に無線親局の発振器の発振周波数が本来の発振周
波数からずれて無線親局での待受周波数の切替えタイミ
ングが無線子局での待受周波数の切替えタイミングより
も早くなることがある。
【0007】このような状態で無線子局が連続して制御
信号を受信できない状態が生じると、無線子局において
待受周波数を切替えるタイミングが無線親局の待受周波
数を切替えるタイミングよりも早くなり、その結果、無
線親局が制御信号を送信するときには無線子局ではすで
に異なる待受周波数に切替わって制御信号を全く受信で
きない状態になり、この状態が長期間にわたって継続す
るという問題が発生する。
【0008】そこで、請求項1乃至3記載の発明は、無
線子局において無線親局からの制御信号を受信できない
状態が連続しても無線子局の待受周波数の切替えタイミ
ングが無線親局の待受周波数の切替えタイミングよりも
早くなることがなく、従って、無線子局において制御信
号を受信できない状態が長期間継続することがなく、無
線親局と無線子局との間の通信効率を高めて良好な通信
ができる低速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方法
を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
1つの無線ゾーンが1台の無線親局と1台以上の無線子
局との無線局からなり、無線ゾーン内の全ての無線局は
待受周波数を所定の順序で順次切替え、通信時にはその
ときの待受周波数で送受信を行う低速周波数ホッピング
スペクトル拡散通信方法において、全ての無線局は前回
の待受周波数の切替えから次の待受周波数の切替えまで
の時間間隔を制御するタイマを備え、前記無線親局は全
ての無線子局に対して待受周波数の切替時間を示す制御
信号を切替え前の待受周波数で送信し、制御信号を受信
した無線子局は自局のタイマ動作に関係なく直ちに待受
周波数を切替え、制御信号を受信できない無線子局は自
局のタイマがカウントした待受周波数の切替時間に基づ
いて待受周波数を切替え、前記無線子局のタイマによる
待受周波数の切替時間間隔を前記無線親局のタイマによ
る待受周波数の切替時間間隔よりも長く設定したことに
ある。
【0010】請求項2記載の発明は、1つの無線ゾーン
が1台の無線親局と1台以上の無線子局との無線局から
なり、無線ゾーン内の全ての無線局は待受周波数を所定
の順序で順次切替え、通信時にはそのときの待受周波数
で送受信を行う低速周波数ホッピングスペクトル拡散通
信方法において、無線親局は、前回の待受周波数の切替
えから次の待受周波数の切替えまでの時間間隔を制御す
るタイマを備え、全ての無線子局に対して待受周波数の
切替時間を示す制御信号を切替え前の待受周波数で送信
してからタイマのカウント時間に基づいて待受周波数の
切替えを行い、無線子局は、無線親局からの制御信号の
受信時間間隔をカウントするカウント手段と、このカウ
ント手段のカウント結果に基づいて無線親局の待受周波
数の切替時間間隔に対応した最適な待受周波数切替タイ
ミングを算出する待受周波数切替タイミング算出手段
と、この算出手段の算出結果に基づいて待受周波数切替
タイミングを変更する待受周波数切替タイミング変更手
段を設け、無線親局から制御信号を受信した無線子局は
直ちに待受周波数を切替え、制御信号を受信できない無
線子局は待受周波数切替タイミング変更手段が変更した
待受周波数切替タイミングに基づいて待受周波数を切替
えることにある。
【0011】請求項3記載の発明は、1つの無線ゾーン
が1台の無線親局と1台以上の無線子局との無線局から
なり、無線ゾーン内の全ての無線局は待受周波数を所定
の順序で順次切替え、通信時にはそのときの待受周波数
で送受信を行う低速周波数ホッピングスペクトル拡散通
信方法において、全ての無線局は前回の待受周波数の切
替えから次の待受周波数の切替えまでの時間間隔を制御
するタイマを備え、無線親局は全ての無線子局に対して
待受周波数の切替時間を示す制御信号を切替え前の待受
周波数で送信し、制御信号を受信した無線子局は自局の
タイマ動作に関係なく直ちに待受周波数を切替え、制御
信号を受信できない無線子局は自局のタイマがカウント
した待受周波数の切替時間に基づいて待受周波数を切替
え、無線子局は、制御信号を受信できない状態が所定回
数に達するまではタイマによる待受周波数の切替時間間
隔を無線親局のタイマによる待受周波数の切替時間間隔
よりも長く設定し、制御信号を受信できない状態が所定
回数に達した後はタイマによる待受周波数の切替時間間
隔を無線親局のタイマによる待受周波数の切替時間間隔
に等しく設定したことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)無線ゾーン内に1台の無線親局と
1台以上の無線子局がある無線システムにおいて、図1
に示すように、無線親局は無線子局に対して、一定の時
間間隔で待受周波数の切替時間を示す制御信号sを送信
する。
【0013】無線親局は、内部にタイマを備え、このタ
イマのカウント時間に基づいて待受周波数を時間T毎に
f1 ,f2 ,f3 ,f4 ,…と切替える。そして、待受
周波数の切替えタイミングの前に無線親局は制御信号s
を送信する。無線子局は制御信号sを受信しこの制御信
号sの情報を元に待受周波数を切替える。この場合の無
線親局の待受周波数の切替えタイミングと無線子局の待
受周波数の切替えタイミングは一致する。
【0014】以上は、無線親局が送信する制御信号sを
無線子局が正常に受信できた場合の無線親局と無線子局
の待受周波数の切替えタイミングであるが、実際には通
信環境が劣化し無線子局側で無線親局からの制御信号s
を受信できない場合も生じる。このときには無線子局は
制御信号sに基づいて待受周波数を切替えることができ
ないので、内部にタイマを備え、制御信号sを受信でき
ない場合にはこのタイマのカウント時間に基づいて独自
に待受周波数を切替えるようになっている。この場合の
タイマによる待受周波数の切替え時間間隔は、無線親局
の待受周波数の切替え時間間隔Tよりも長いT+αに設
定している。
【0015】すなわち、図2に示すように、無線子局
は、待受周波数の切替えを行うとタイマをスタートさ
せ、無線親局からの制御信号sの受信ができなければタ
イマが時間(T+α)をカウントするタイミングで待受
周波数を切替える。そして、待受周波数の切替えを行う
とタイマをリセットして再スタートさせる。
【0016】例えば、無線親局及び無線子局の待受周波
数がf1 の状態において、無線親局が制御信号sを送信
しても無線子局がこれを受信できなければ無線子局はタ
イマが時間(T+α)をカウントするタイミングで待受
周波数をf2 に切替え、タイマをリセットして再スター
トさせる。このとき無線親局はすでに時間間隔Tで待受
周波数をf2 に切替えている。
【0017】この待受周波数f2 の状態において無線親
局が制御信号sを送信しても無線子局がこれを受信でき
なければ無線子局はタイマが時間(T+α)をカウント
するタイミングで待受周波数をf3 に切替え、タイマを
リセットして再スタートさせる。このとき無線親局はす
でに時間間隔Tで待受周波数をf3 に切替えている。そ
して、待受周波数f3 の状態において無線親局が制御信
号sを送信したとき無線子局がこれを受信すると無線子
局は直ちに待受周波数をf4 に切替え、タイマをリセッ
トして再スタートさせる。このときの待受周波数の切替
えタイミングは無線親局の待受周波数の切替えタイミン
グと一致することになる。
【0018】以上の動作における無線子局の制御を流れ
図で示すと図3に示すようになる。すなわち、先ず、S
1にてタイマのカウント値として(T+α)を設定す
る。そして、S2にてタイマをリセットし、S3にてタ
イマのカウントを開始する。この状態で無線親局からの
制御信号sの受信に待機し、タイマが設定値(T+α)
をカウントする前に制御信号sを受信すると、S4にて
待受周波数を切替え、S2にてタイマをリセットし、S
3にてタイマのカウントを開始する。また、制御信号s
を受信できずにタイマが設定値(T+α)をカウントす
ると、S4にて待受周波数を切替え、S2にてタイマを
リセットし、S3にてタイマのカウントを開始する。
【0019】このように無線子局は無線親局からの制御
信号を受信できなかったときにはタイマで設定した切替
え時間間隔(T+α)に基づいて待受周波数を切替える
ようにしているので、無線親局が次の待受周波数のもと
で制御信号sを送信する時には無線子局の待受周波数は
無線親局の待受周波数と一致しており、従って、無線子
局は無線親局からの制御信号を受信できる状態にあり、
無線環境が良好になれば無線親局からの制御信号を確実
に受信できることになる。
【0020】ここで無線子局のタイマによる切替え時間
間隔を(T+α)に設定した理由について述べると、タ
イマのカウントの精度は各無線局に組み込まれている発
振器の精度に依存する。一般的に電子機器に使用される
水晶振動子の周波数偏差は±50×10-6、すなわち、
±50ppm、温度特性は±50ppm程度であり、各
無線局に組み込まれている発振器として水晶振動子を使
用した場合、無線親局と無線子局とでは発振周波数に1
00ppm程度の差が生じる場合がある。
【0021】もし、無線親局と無線子局に同じカウント
値Tを設定しておくと、両者の発振周波数にはずれがあ
るため、例えば、無線子局の発振周波数が無線親局の発
振周波数よりも高くなっているとすると、無線子局でカ
ウントする時間Tは無線親局がカウントする時間Tより
も短くなる。従って、この状態で無線子局が無線親局か
らの制御信号を受信できない状態が生じると、無線子局
はタイマで設定した時間Tに基づいて待受周波数を切替
えるので、無線親局が待受周波数を切替えるタイミング
よりも早いタイミングで待受周波数を切替えることにな
る。
【0022】そして、無線子局が無線親局からの制御信
号を受信できない状態が継続すると、無線子局の待受周
波数の切替えタイミングが無線親局の待受周波数の切替
えタイミングよりも早くなる方向に次第にずれ、やがて
無線親局が制御信号を送信するときには無線子局の待受
周波数がすでに次の周波数に切り替わってしまっている
という状態が生じる。このようになると、通信環境が良
好になっても無線子局は無線親局からの制御信号を全く
受信できなくなる。
【0023】このような状態を避けるために、無線子局
のタイマの設定値を無線親局の周波数の切替え時間間隔
であるタイマの設定値Tよりもαだけ長い(T+α)に
設定する。例えば、無線親局の周波数の切替え時間間隔
Tを400msecとした場合、無線親局と無線子局と
では発振周波数に100ppm程度の差がでることか
ら、αを400msecの100ppm、すなわち、α
=40μsecに設定すれば制御信号sを受信できない
場合の無線子局の待受周波数の切替えタイミングが無線
親局の待受周波数の切替えタイミングよりも早くなるこ
とを防止できる。すなわち、無線子局が無線親局からの
制御信号を受信できない状態が継続しても無線子局の待
受周波数の切替えタイミングが無線親局の待受周波数の
切替えタイミングよりも早くなることはなく、従って、
通信環境が良好になれば無線子局は無線親局からの制御
信号を確実に受信して待受周波数の切替えを行うことに
なる。
【0024】このように、無線子局のタイマの設定値を
無線親局の周波数の切替え時間間隔であるタイマの設定
値Tよりもαだけ長い(T+α)に設定することで、無
線ゾーン内において無線親局が制御信号sを送信したと
きにすでに無線子局の待受周波数が切り替わっていると
いうような事態はなくなり、無線ゾーン内の通信効率を
高めて良好な通信ができる。
【0025】また、αを無線親局の周波数の切替え時間
間隔Tの0.1%程度の値とすれば、例えば発振器の故
障により発振周波数が大きくずれることがあっても、長
期間にわたって無線親局と無線子局との待受周波数の同
期を保持することができる。
【0026】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は無線親局と無線子局はそれぞれ独自のタイマを使用し
て待受周波数の切替え時間間隔を決定していたので両者
のタイマのカウント時間のずれ量は一致しない。これを
避けるため、この第2の実施の形態では、無線子局に図
4に示すように、無線親局が発生する制御信号sの時間
間隔をカウントするカウント手段11、このカウント手
段11のカウント結果に基づいて無線親局の待受周波数
の切替時間間隔に対応した最適な待受周波数の切替えタ
イミングを算出する待受周波数切替タイミング算出手段
12及びこの算出手段12の算出結果に基づいて待受周
波数の切替えタイミングを変更する待受周波数切替タイ
ミング変更手段13を設ける。
【0027】すなわち、無線子局は、無線親局からの制
御信号sを受信する毎に待受周波数を順次切替えるが、
そのときの制御信号sの受信間隔をカウント手段11に
よりカウントする。このときの制御信号sの受信間隔は
無線親局が制御信号sを送信する時間間隔に一致する。
従って、制御信号sの受信間隔のカウントデータにより
無線子局での待受周波数の切替えタイミングを無線親局
での待受周波数の切替えタイミングと一致させることが
できる。
【0028】前記待受周波数切替タイミング算出手段1
2は、制御信号sの受信間隔のカウントデータを複数回
取り込み、複数回のカウントデータの平均値又は最大値
を求める。そして、求めた平均値又は最大値から制御信
号sを受信できなかった場合の待受周波数の切替えタイ
ミングを決定する。
【0029】前記待受周波数切替タイミング変更手段1
3は、待受周波数切替タイミング算出手段12が決定し
た待受周波数の切替えタイミングに基づいて待受周波数
の切替えタイミングを変更する。以降、無線子局は無線
親局からの制御信号sを受信できなくなったときにはこ
の変更後の待受周波数の切替えタイミングに基づいて待
受周波数を切替えることになる。
【0030】各無線局の組込まれている発振器の発振周
波数は温度等により変化する。従って、無線親局の待受
周波数の切替えタイミングは固定されずに変化する。こ
れに対し、無線子局は無線親局からの制御信号の受信時
間間隔をカウントしてリアルタイムに待受周波数の切替
えタイミングを変更するので、無線子局の待受周波数の
切替えタイミングは無線親局の待受周波数の切替えタイ
ミングに常に追従することになる。従って、無線子局は
常に無線親局からの制御信号を受信できる状態にあり、
無線環境が良好になれば無線親局からの制御信号を確実
に受信できることになる。
【0031】従って、この実施の形態においても前述し
た実施の形態と同様に、無線ゾーン内において無線親局
が制御信号sを送信したときにすでに無線子局の待受周
波数が切り替わっているというような事態はなく、無線
ゾーン内の通信効率を高めて良好な通信ができる。
【0032】また、カウント手段11がカウントした制
御信号sの受信間隔のデータや待受周波数切替タイミン
グ算出手段12が算出した待受周波数の切替えタイミン
グのデータを表示器を使用して表示したり、ホストコン
ピュータに送信することで無線局の故障検出が可能とな
る。すなわち、データが設計の許容範囲であれば無線局
が正常、設計の許容範囲から外れていれば無線局が故障
の可能性があるということをオペレータが表示器で確認
したり、ホストコンピュータで判断することができる。
【0033】(第3の実施の形態)この実施の形態は無
線親局と無線子局がそれぞれ独自のタイマを使用して待
受周波数の切替え時間間隔を決定する場合の変形例で、
第1の実施の形態では通信環境の劣化により無線子局が
無線親局からの制御信号sを受信できない状態が継続す
ると無線子局は待受周波数の切替え時間間隔を(T+
α)にして繰返し切替え制御する。これに対し、この実
施の形態では、制御信号を受信できない状態が所定回数
に達するまで無線子局はタイマによる待受周波数の切替
時間間隔を無線親局のタイマによる待受周波数の切替時
間間隔よりも長く設定し、制御信号を受信できない状態
が所定回数に達した後はタイマによる待受周波数の切替
時間間隔を無線親局のタイマによる待受周波数の切替時
間間隔Tに等しく設定している。
【0034】例えば、図5に示すように、無線親局及び
無線子局の待受周波数がf1 の状態において、無線親局
が制御信号sを送信しても無線子局がこれを受信できな
ければ無線子局はタイマが時間(T+α)をカウントす
るタイミングで待受周波数をf2 に切替え、タイマをリ
セットして再スタートさせる。このとき無線親局はすで
に時間間隔Tで待受周波数をf2 に切替えている。
【0035】この待受周波数f2 の状態において無線親
局が制御信号sを送信しても無線子局がこれを受信でき
なければ無線子局はタイマが時間(T+α)をカウント
するタイミングで待受周波数をf3 に切替え、タイマを
リセットして再スタートさせる。無線親局はすでに時間
間隔Tで待受周波数をf3 に切替えている。そして、無
線子局は、制御信号sが受信できなかった連続回数をカ
ウントし、連続回数が2回まではタイマが時間(T+
α)をカウントしてから待受周波数を切替える制御を行
うが、連続回数が3回になるとタイマのカウント時間を
例えば無線親局と同じ時間Tに変更する。
【0036】従って、待受周波数f3 の状態において無
線親局が制御信号sを送信しても無線子局がこれを受信
できなければ無線子局はタイマが時間Tをカウントする
タイミングで待受周波数をf4 に切替え、タイマをリセ
ットして再スタートさせる。このとき無線親局はすでに
時間間隔Tで待受周波数をf4 に切替えている。
【0037】さらに待受周波数f4 の状態において無線
親局が制御信号sを送信しても無線子局がこれを受信で
きなければ無線子局はタイマが時間Tをカウントするタ
イミングで待受周波数をf5 に切替え、タイマをリセッ
トして再スタートさせる。無線親局はすでに時間間隔T
で待受周波数をf5 に切替えている。
【0038】このように、無線子局は、制御信号sが受
信できなかった連続回数が2回まではタイマのカウント
時間を(T+α)に設定するが、連続回数が3回以降は
タイマのカウント時間を例えば無線親局と同じ時間Tに
変更するので、無線子局の待受周波数の切替えタイミン
グが連続回数が増えるに従って無線親局の待受周波数の
切替えタイミングから大きく遅れるのを防止できる。す
なわち、受信できなかった連続回数が3回以降は無線親
局の待受周波数の切替えタイミングからの遅れは2α時
間に保持されることになる。
【0039】このようにすれば無線環境が良好な状態で
無線親局からの制御信号sを無線子局が確実に受信でき
るように、無線親局の待受周波数の切替えタイミングに
対して無線子局の待受周波数の切替えタイミングを遅ら
せる制御を行ってもその遅れを最小限に抑えることが可
能になる。
【0040】なお、この実施の形態においても前述した
実施の形態と同様に、無線ゾーン内において無線親局が
制御信号sを送信したときにすでに無線子局の待受周波
数が切り替わっているというような事態はなく、無線ゾ
ーン内の通信効率を高めて良好な通信ができる。
【0041】
【発明の効果】以上、請求項1乃至3記載の発明によれ
ば、無線子局において無線親局からの制御信号を受信で
きない状態が連続しても無線子局の待受周波数の切替え
タイミングが無線親局の待受周波数の切替えタイミング
よりも早くなることがなく、従って、無線子局において
制御信号を受信できない状態が長期間継続することがな
く、無線親局と無線子局との間の通信効率を高めて良好
な通信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において無線子局が
無線親局からの制御信号を受信した場合の無線親局と無
線子局との待受周波数切替えタイミングを示す図。
【図2】同第1の実施の形態において無線子局が無線親
局からの制御信号を受信できなかった場合の無線親局と
無線子局との待受周波数切替えタイミングを示す図。
【図3】同第1の実施の形態における無線子局の待受周
波数の切替え制御を示す流れ図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における無線子局の
待受周波数切替えタイミング設定部の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】本発明の第1の実施の形態において無線子局が
無線親局からの制御信号を受信できなかった場合の無線
親局と無線子局との待受周波数切替えタイミングを示す
図。
【符号の説明】
s…制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの無線ゾーンが1台の無線親局と1
    台以上の無線子局との無線局からなり、無線ゾーン内の
    全ての無線局は待受周波数を所定の順序で順次切替え、
    通信時にはそのときの待受周波数で送受信を行う低速周
    波数ホッピングスペクトル拡散通信方法において、 全ての無線局は前回の待受周波数の切替えから次の待受
    周波数の切替えまでの時間間隔を制御するタイマを備
    え、前記無線親局は全ての無線子局に対して待受周波数
    の切替時間を示す制御信号を切替え前の待受周波数で送
    信し、制御信号を受信した無線子局は自局のタイマ動作
    に関係なく直ちに待受周波数を切替え、制御信号を受信
    できない無線子局は自局のタイマがカウントした待受周
    波数の切替時間に基づいて待受周波数を切替え、前記無
    線子局のタイマによる待受周波数の切替時間間隔を前記
    無線親局のタイマによる待受周波数の切替時間間隔より
    も長く設定したことを特徴とする低速周波数ホッピング
    スペクトル拡散通信方法。
  2. 【請求項2】 1つの無線ゾーンが1台の無線親局と1
    台以上の無線子局との無線局からなり、無線ゾーン内の
    全ての無線局は待受周波数を所定の順序で順次切替え、
    通信時にはそのときの待受周波数で送受信を行う低速周
    波数ホッピングスペクトル拡散通信方法において、 前記無線親局は、前回の待受周波数の切替えから次の待
    受周波数の切替えまでの時間間隔を制御するタイマを備
    え、全ての無線子局に対して待受周波数の切替時間を示
    す制御信号を切替え前の待受周波数で送信してから前記
    タイマのカウント時間に基づいて待受周波数の切替えを
    行い、 前記無線子局は、前記無線親局からの制御信号の受信時
    間間隔をカウントするカウント手段と、このカウント手
    段のカウント結果に基づいて前記無線親局の待受周波数
    の切替時間間隔に対応した最適な待受周波数切替タイミ
    ングを算出する待受周波数切替タイミング算出手段と、
    この算出手段の算出結果に基づいて待受周波数切替タイ
    ミングを変更する待受周波数切替タイミング変更手段を
    設け、 前記無線親局から制御信号を受信した無線子局は直ちに
    待受周波数を切替え、制御信号を受信できない無線子局
    は前記待受周波数切替タイミング変更手段が変更した待
    受周波数切替タイミングに基づいて待受周波数を切替え
    ることを特徴とする低速周波数ホッピングスペクトル拡
    散通信方法。
  3. 【請求項3】 1つの無線ゾーンが1台の無線親局と1
    台以上の無線子局との無線局からなり、無線ゾーン内の
    全ての無線局は待受周波数を所定の順序で順次切替え、
    通信時にはそのときの待受周波数で送受信を行う低速周
    波数ホッピングスペクトル拡散通信方法において、 全ての無線局は前回の待受周波数の切替えから次の待受
    周波数の切替えまでの時間間隔を制御するタイマを備
    え、前記無線親局は全ての無線子局に対して待受周波数
    の切替時間を示す制御信号を切替え前の待受周波数で送
    信し、制御信号を受信した無線子局は自局のタイマ動作
    に関係なく直ちに待受周波数を切替え、制御信号を受信
    できない無線子局は自局のタイマがカウントした待受周
    波数の切替時間に基づいて待受周波数を切替え、前記無
    線子局は、制御信号を受信できない状態が所定回数に達
    するまではタイマによる待受周波数の切替時間間隔を前
    記無線親局のタイマによる待受周波数の切替時間間隔よ
    りも長く設定し、制御信号を受信できない状態が所定回
    数に達した後はタイマによる待受周波数の切替時間間隔
    を前記無線親局のタイマによる待受周波数の切替時間間
    隔に等しく設定したことを特徴とする低速周波数ホッピ
    ングスペクトル拡散通信方法。
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