JPH1080410A - 生体信号検出装置 - Google Patents

生体信号検出装置

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JPH1080410A
JPH1080410A JP8240665A JP24066596A JPH1080410A JP H1080410 A JPH1080410 A JP H1080410A JP 8240665 A JP8240665 A JP 8240665A JP 24066596 A JP24066596 A JP 24066596A JP H1080410 A JPH1080410 A JP H1080410A
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magnetic
magnetic sensor
permeability member
deformation
biological signal
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Yoshiaki Saito
義明 齊藤
Yuichi Ubunai
雄一 生内
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Niigata University NUC
Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
Niigata University NUC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定者5の微動を検出測定する場合、測定
の前後に被測定者5に対して何等の操作を行う必要がな
く、かつ、被測定者5に対して殆んど負担を与えない生
体信号検出装置を提供する。 【解決手段】 静磁場中に配置され、被測定者5を載置
可能な鉄系、鉄/ニッケル系、コバルト系合金等のアモ
ルファス合金からなる高透磁率シート部材1と、高透磁
率シート部材1の近傍に配置され、被測定者5の微動を
高透磁率シート部材1の変形により検出する磁気センサ
3、4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体信号検出装置
に係わり、特に、呼吸や心拍(脈拍)等の人体あるいは
動物の微動を、その微動に伴う静磁界の変化として磁気
センサで検出する生体信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人体等の呼吸や心拍(脈拍)等
を検出測定する場合には、心電計が用いられている。
【0003】そして、心電計によって人体の呼吸や心拍
(脈拍)等を検出測定する場合は、測定を行う直前に、
心電計から導出されている複数の電極を、人体の所定の
個所にテープで貼り付けるかまたはクリップで挾んで取
り付け、その後に心電計を動作させ、それらの電極を介
して呼吸や心拍(脈拍)等の検出測定を行い、検出結果
を心電図としてグラフ上に一覧表示させ、測定が終了す
ると、前に取り付けた複数の電極を人体から外すように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記既知の
心電計は、呼吸や心拍(脈拍)等の人体の微動を検出測
定する場合に、必ず、複数の電極を人体の所定の個所に
取り付けたり、人体から取り外したりしなければなら
ず、心電計による呼吸や心拍(脈拍)等の実測時間に比
べて、複数の電極の取り付け及び取り外しのための時間
が長くなり、複数の電極の着脱にわずらわしさがあると
いう問題を有している。
【0005】また、前記既知の心電計は、複数の電極と
心電計との間がコードで接続されていることから、患者
の所定の個所に複数の電極を取り付けた場合、患者の動
きが大幅に規制され、患者に身体上及び精神上の負担を
強いるという問題を有しており、特に、睡眠中の検出ま
たは在宅治療等の長時間にわたる検出時には、患者が寝
返りすることができない、トイレに行けない等の問題を
有している。
【0006】本発明は、前記問題点を解決するもので、
その目的は、被測定体の微動を検出測定する場合、測定
の前後に被測定体に対して何等の操作を行う必要がな
く、かつ、被測定体に対して殆んど負担を与えない生体
信号検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の生体信号検出装置は、被測定体が載置され
る、鉄系、鉄/ニッケル系、コバルト系合金等のアモル
ファス合金からなるシート状などの変形可能な高透磁率
部材を用いているもので、被測定体の微動による高透磁
率部材の変形を静磁場の変化として磁気センサによって
検出測定する手段、及び、被測定体が載置される、被測
定体の肩幅よりも広い部分を有するシート状などの変形
可能な高透磁率部材を用いているもので、被測定体の微
動による高透磁率部材の変形を静磁場の変化として磁気
センサによって検出測定する手段、それに、被測定体が
載置されるシート状などの変形可能な高透磁率部材とそ
の下側に配置される高透磁率部材の変形を補助する変形
補助部材と、を用いているもので、被測定体の微動によ
る高透磁率部材の変形を静磁場の変化として磁気センサ
によって検出測定する手段をそれぞれ具備している。
【0008】これらの手段によれば、被測定体が高透磁
率部材上に乗った状態で、被測定体の微動が高透磁率部
材に伝達され、高透磁率部材を微小変形させるので、そ
の微小変形に伴う静磁場の変化を高透磁率部材の近傍に
配置された磁気センサによって検出測定することによ
り、被測定体の微動を簡単に検出測定することが可能に
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態におい
て、生体信号検出装置は、静磁場中に配置され、被測定
体を載置可能な鉄系、鉄/ニッケル系、コバルト系合金
等のアモルファス合金からなるシート状などの変形可能
な高透磁率部材と、高透磁率部材の近傍(接する位置も
含む)に配置され、被測定体の微動を高透磁率部材の変
形により検出する磁気センサとを備えるものである。
【0010】また、本発明の実施の第2の形態におい
て、生体信号検出装置は、静磁場中に配置され、被測定
体を載置可能であって、被測定体の肩幅よりも広い部分
を有するシート状などの変形可能な高透磁率部材と、高
透磁率部材の近傍(接する位置も含む)に配置され、被
測定体の微動を高透磁率部材の変形により検出する磁気
センサとを備えるものである。
【0011】さらに、本発明の実施の第3の形態におい
て、生体信号検出装置は、静磁場中に配置され、被測定
体を載置可能なシート状などの変形可能な高透磁率部材
と、高透磁率部材の下側に配置され、高透磁率部材の変
形を補助する変形補助部材と、高透磁率部材の近傍(接
する位置も含む)に配置され、被測定体の微動を高透磁
率部材の変形により検出する磁気センサとを備えるもの
である。
【0012】これらの実施の形態によれば、被測定体の
一部または全部が高透磁率部材上に乗れば、被測定体の
微動が変形可能な高透磁率部材に伝達され、その際に高
透磁率部材が微動によって微小変形し、この高透磁率部
材の微小変形に伴う静磁場の変化が高透磁率部材の近傍
に配置された磁気センサによって検出測定されるように
なる。
【0013】この場合、被測定体は、高透磁率部材上に
乗るだけで、動きを制限するものが何等存在しないの
で、測定の前後に、被測定体に対して何等の操作も必要
でなく、しかも、被測定体に殆んど負担を与えることが
ない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0015】図1(a)、(b)は、本発明による生体
信号検出装置の第1の実施例を示す構成図であり、
(a)は上面図、(b)は側面図である。なお、図1
(a)において、ベッド6は図示を省略している。
【0016】図1に示されるように、本実施例の生体信
号検出装置は、鉄系、鉄/ニッケル系、コバルト系合金
等のアモルファス合金からなる直方形状の高透磁率シー
ト部材1と、高透磁率シート部材1の下部に配置され、
高透磁率シート部材1とほぼ同じ外形を有する変形補助
部材2と、高透磁率シート部材1の周縁部の直下に配置
された第1磁気センサ3と、高透磁率シート部材1から
離れた位置に配置された第2磁気センサ(他の磁気セン
サ)4とからなっている。
【0017】そして、高透磁率シート部材1及び変形補
助部材2は、ベッド6上に重ねて配置され、高透磁率シ
ート部材1及び変形補助部材2上に被測定者5が頭を東
側に向けて寝た状態で乗ることができるもので、いずれ
も幅{図1(a)の上下方向、すなわち南北方向におけ
る寸法}が被測定者5の肩幅よりも幅広であり、長さ
{図1(a)の左右方向、すなわち東西方向における寸
法}が被測定者5の胸部全域及び腹部の一部をカバーす
る程度の寸法に選ばれている。また、第1磁気センサ3
は、高透磁率シート部材1の幅方向の一方、すなわち南
側における周縁部の直下に当たるベッド6の下部に配置
され、第2磁気センサ4は、第1磁気センサ3と同じ幅
方向位置の高透磁率シート部材1から離れた位置のベッ
ド6の下部に配置されている。さらに、第1磁気センサ
3と第2磁気センサ4とは、床から同じ距離だけ離し、
向きを揃えて配置されており、両磁気センサ3、4の特
性は同じものを用いている。
【0018】この場合、高透磁率シート部材1は、純鉄
よりも透磁率が高い高透磁率材料、例えば、比透磁率が
8000程度またはそれ以上の鉄系、鉄/ニッケル系、
コバルト系合金等からなるアモルファス合金、または、
鉄/ニッケル合金で、ニッケルの含有比率(重量比率)
が35乃至80%のパーマロイ等が選ばれる。前記アモ
ルファス合金には、鉄、ニッケル、コバルトを主成分と
し、ボロン(B)、クロム(Cr)、モリブデン(M
o)、カーボン(C)等を若干量含有している市販のも
のが含まれる。このようなアモルファス合金は、透磁率
が高く、シート状に形成する際に、比較的薄くできるた
め、外部からの力によって変形し易くできるという特徴
を有している。一方、パーマロイは、透磁率が純鉄に比
べて高いものの、シート状に形成する際の薄膜化が制限
されることから、柔軟性や外部からの力による変形の度
合の点でアモルファス合金よりも劣っているが、コスト
面でアモルファス合金に比べて有利である。
【0019】また、高透磁率シート部材1の厚さは、そ
の上に乗る被測定者5の微動に対応して変形または変位
することが必要であるため、実用上、0.2mmまたは
それ以下の厚さであればよい。そして、高透磁率シート
部材1の寸法は、その上に乗る被測定者5が測定前また
は測定中に動く場合を考慮すれば、被測定者5の肩幅よ
りも幅広のもの、好ましくは、長時間の測定を考慮し、
被測定者5が寝返りした場合でも測定が続行できるよう
に、被測定者5の肩幅の2倍程度またはそれ以上のもの
を選び、少なくとも被測定者5の胸部(心臓部)全域を
カバーできる長さのもの、好ましくは、被測定者5の身
長の差異、乗る位置のバラツキ等を見て、標準的な被測
定者5の胸部全域及び腹部の一部をカバーできる長さの
ものを選ぶ。なお、本実施例においては、高透磁率シー
ト部材1を被測定者5の肩幅方向に長い長方形状とした
が、これ以外の形状、例えば、長さ方向を延ばし、長さ
方向よりも肩幅方向が短い長方形状や円形状または楕円
形状のものでもよい。
【0020】さらに、高透磁率シート部材1は、1枚の
連続したシートからなるものだけでなく、複数枚のシー
トを組み合わせて実質上1枚のシートにしたもの、リボ
ン状の素材を編んで1枚のシート状体にしたもの、線形
0.2mm以下の細線を編んで1枚のシート状体にした
ものでもよく、特に、編んで構成したシート状体のもの
は、被測定者5の微動に対して変形または変位し易いと
いう利点がある。
【0021】なお、図1に図示されていないが、高透磁
率シート部材1上にシーツ等の薄い布を敷き、被測定者
5がその上に乗って測定を行ってもよい。
【0022】次に、変形補助部材2は、高透磁率シート
部材1上に乗った被測定者5の微動によって高透磁率シ
ート部材1が変形または変位し易いように、高透磁率シ
ート部材1の下部に付設するもので、高透磁率シート部
材1よりも柔軟性に富んだ非強磁性体材料、例えば、発
泡ウレタン等の発泡体からなるスポンジ、シリコンゴム
等のエラストマー部材等の弾性を有するクッション部材
等が用いられる。そして、変形補助部材2の寸法は、高
透磁率シート部材1の変形または変位を補助するもので
あることから、高透磁率シート部材1の寸法と同じまた
はそれよりも若干大きな寸法になるように選び、変形補
助部材2の厚さは、構成材料によって異なるが、概して
3mm乃至100mmの範囲内のものが選ばれる。この
他に、ベッド6に変形補助部材2の機能を持たせ、変形
補助部材2たるベッド6上に高透磁率シート部材1を配
置するようにしてもよく、更には敷布団等を変形補助部
材2の代用として用いてもよい。
【0023】次いで、第1及び第2磁気センサ3、4
は、地磁気のような弱い静磁界を検出する必要があるこ
とから、高感度磁気センサ、例えば、トロイダルコアに
1次コイル(トロイダルコイル)及び2次コイル(出力
コイル)を捲回したフラックスゲート方式の磁気センサ
(以下、これをFGSという)が用いられる。
【0024】図2(a)、(b)は、かかるFGSの構
成の一例を示す構成図であって、(a)はその分解斜視
図、(b)はその動作原理を示す説明図である。
【0025】図2(a)に示されるように、FGSは、
複数枚のパーマロイリングを積層してトロイダルコアC
を形成し、トロイダルコアCに沿って1次コイル(トロ
イダルコイル)L1 をほぼ均一に捲回し、トロイダルコ
アCの径方向に方向性をもたせて2次コイル(出力コイ
ル)L2 を捲回した構造のものである。なお、図2
(a)に示したFGSは、2次コイルとしてXコイルと
Yコイルを備え、直交する2軸方向の磁界を検出できる
ものであるが、FGSはこれに限られず、少なくとも1
軸方向の磁界が検出できるものであればよい。
【0026】図2(b)に示されるように、地磁気がト
ロイダルコアCを通っているとき、1次コイルL1 に供
給する電流量を増加させると、電流はトロイダルコアC
が磁気飽和するまで増加するが、地磁気の影響により、
トロイダルコアC上の領域aの方が領域bに比べて一瞬
早く磁気飽和するようになる。この時点に、2次コイル
2 内の上向きの磁束と下向きの磁束との増加のバラン
スが崩れ、見掛け上、2次コイルL2 を通る磁束が変化
したことになり、2次コイルL2 からパルス電圧が出力
される。このパルス電圧の大きさは、トロイダルコアC
を通る地磁気の強さに依存することから、パルス電圧の
大きさを見ることによって、地磁気を検出することがで
きるものである。
【0027】FGSの検出感度は、トロイダルコアCの
材質やその寸法、1次コイルL1 や2次コイルL2 の捲
回数に依存する。そこで、トロイダルコアCの材質に
は、透磁率が高く、高域側の周波数特性(周波数が高く
なっても透磁率が低下しにくいもの)が良好で、角形比
が高く、保磁力が小さいものを選んでおり、通常、パー
マロイ(PA、PC級)、スーパーマロイ等のアモルフ
ァスに比べて低コストの材質、または、鉄系合金アモル
ファス、鉄/ニッケル系合金アモルファス、コバルト系
合金アモルファス等の透磁率がより高く、小型化が可能
な材質、もしくは、パーマロイよりも低コストのフェラ
イト等の材質が用いられる。また、2次コイルL2 は、
その捲回数を増やせば、大きなパルス電圧を出力させる
ことができ、FGSはホール素子等の他の磁気センサよ
りも高い検出感度が得られる。
【0028】なお、第1磁気センサ3及び第2磁気セン
サ4は、FGSを用いたものに限られるものでなく、磁
気インピーダンス素子(MI素子)、ホール素子、磁気
抵抗素子(MR素子)等を用いてもよい。そして、第1
磁気センサ3及び第2磁気センサ4として、検出感度の
比較的低いホール素子等を採用する場合には、検出感度
を補うために、高透磁率材料からなる、例えば逆円錐形
状の集磁素子をホール素子等に近接配置した磁気センサ
が用いられる。
【0029】次に、図3は、図1に図示の実施例におい
て、第1磁気センサ3及び第2磁気センサ4で得られた
微動をアナログ処理する処理回路の一例を示すブロック
構成図であり、図4は、図3に図示の処理回路における
各部の信号状態を示す信号波形図である。
【0030】図3に示されるように、処理回路は、第1
磁気センサ3と、第2磁気センサ4と、増幅回路7、8
と、検波回路9、10と、積分回路11、12と、ロー
パスフィルタ13、14と、抵抗分配回路15と、FG
S駆動回路16と、クロック発生回路17と、減算回路
18とからなっており、これらの構成要素3乃至4、7
乃至18は図3に示されるように互いに接続されてい
る。そして、第1磁気センサ3及び第2磁気センサ4
は、ともに同じ特性のFGSからなるもので、図1に示
されるように、第1磁気センサ3が高透磁率シート部材
1の周縁部の直下に配置され、第2磁気センサ4が高透
磁率シート部材1から離れた位置に配置されている。な
お、ここでは、簡単のために2次コイル(出力コイル)
が1軸方向のみの磁界を検出するもので説明するが、直
交する2軸あるいは3軸方向を検出する場合も同様の処
理回路で磁気センサからの信号を処理することができ
る。
【0031】前記構成による処理回路は、次のように動
作する。
【0032】クロック発生回路17は、図4の1段目の
信号波形aに示すような3.8KHzの方形波駆動タイ
ミング信号と、図4の2段目の信号波形bに示すような
7.6KHzの方形波検波タイミング信号を発生し、駆
動タイミング信号をFGS駆動回路16に供給し、検波
タイミング信号を2つの検波回路9、10に供給する。
FGS駆動回路16は、供給された駆動タイミング信号
に応答して、交流駆動信号(矩形波の交流電圧)を発生
する。抵抗分配回路15は、交流駆動信号を分配し、こ
れにより正方向及び負方向に対してそれぞれ電流の大き
さが順次増大する駆動電流が第1磁気センサ3の1次コ
イル(トロイダルコイル)と第2磁気センサ4の1次コ
イル(トロイダルコイル)にそれぞれ流れる。
【0033】第1磁気センサ3及び第2磁気センサ4
は、供給された駆動電流によって、トロイダルコアが磁
気非飽和状態から磁束の一方向の磁気飽和状態に達し、
その後、駆動電流の極性の反転で、磁気飽和状態から磁
気非飽和状態を経て磁束の他方向の磁気飽和状態にな
る。このように、第1磁気センサ3及び第2磁気センサ
4は、トロイダルコアが磁気非飽和、一方向の磁気飽
和、磁気非飽和、他方向の磁気飽和、磁気非飽和の各状
態を順次繰返すもので、第1磁気センサ3及び第2磁気
センサ4の1次コイル(トロイダルコイル)の端子間電
圧は、図4の3段目の信号波形cに示すように、電流極
性が反転してからトロイダルコアが磁気飽和するまでの
間大きな値を示し、トロイダルコアが磁気飽和する瞬間
に小さい値を示す。
【0034】第1磁気センサ3及び第2磁気センサ4
は、地上空間に存在する地磁気の影響を受ける。ここ
で、図2(b)を用いて前述したようにトロイダルコア
の一方の領域(領域aに相当する領域)と他方の領域
(領域bに相当する領域)との間に磁気非飽和から磁気
飽和になる時間及び磁気飽和から磁気非飽和になる時間
のそれぞれに僅かのずれが生じる。このとき、第1磁気
センサ3及び第2磁気センサ4のそれぞれの2次コイル
(出力コイル)内で、軸線方向における一方の向き(例
えば、図3で上向き)の磁束と他方の向き(例えば、図
3で下向き)の磁束との増加または減少のバランスが崩
れ、見掛け上、2次コイル(出力コイル)を通る磁束が
変化したことになり、2次コイル(出力コイル)から、
図4の4段目の信号波形dに示すようなパルス電圧が出
力される。すなわち、駆動電流の極性が反転した瞬間
(コアの飽和から非飽和への移行)と、同じ方向に駆動
電流が印加され続け、これにより非飽和から飽和へと移
行する瞬間にパルス電圧が生じる。
【0035】増幅回路7は、第1磁気センサ3の2次コ
イル(出力コイル)から出力されたパルス電圧を増幅
し、図4の5段目の信号波形eに示すような増幅パルス
電圧を発生する。また、増幅回路8は、第2磁気センサ
4の2次コイル(出力コイル)から出力されたパルス電
圧を増幅し、同様に増幅パルス電圧を発生する。
【0036】検波回路9は、利得が1の反転増幅器また
は利得が1の非反転増幅器として働くアナログバッファ
を構成しているもので、供給される検波タイミング信号
の2値極性(ハイ、ロー)に対応して極性の反転、非反
転が制御され、入力される増幅パルス電圧を、図4の6
段目の信号波形fに示すような1極性パルス電圧に変換
する。即ち、増幅パルス電圧は、磁気飽和から磁気非飽
和に移行する時点に出力される第1パルスと、磁気非飽
和から磁気飽和に移行する時点に出力される第2パルス
の極性が異なっているため、検波回路9に負極性の第1
パルスが供給される時点に、検波回路9を反転増幅器と
して働かせ、検波回路9の出力において第1及び第2パ
ルスの極性がともに正極性になるようにしている。な
お、2つの第1パルスの時間的な中間位置で第2パルス
が発生するように、2つの磁気センサ3、4の特性に合
わせて前記駆動タイミング信号の周波数や抵抗分配回路
15の各抵抗値を選んでおり、これによりクロック発生
回路17の簡略化を図ることができる。また、検波回路
10も、検波回路9と同様の動作が行われ、1極性パル
ス電圧を得ている。
【0037】積分回路11は、検波回路9が出力した1
極性パルス電圧を積分し、1極性パルス電圧中に含まれ
ている駆動タイミング信号及び検波タイミング信号成分
を除去している。また、積分回路12も、積分回路11
と同様な動作が行われる。
【0038】ローパスフィルタ13は、約20Hzのカ
ットオフ周波数を有するもので、積分回路11の積分出
力中に含まれる商用電源周波数成分を除去している。ち
なみに、被測定者5(人体)の心拍数は、1乃至2Hz
程度であるので、ローパスフィルタ13で除去されるこ
とがなく、ローパスフィルタ13の出力から、図4の7
段目の信号波形gに示すように、被測定者5の呼吸や心
拍を含んだ信号が得られるが、この信号中には被測定者
5の呼吸や心拍に関係のない外来磁界等のノイズ成分が
含まれている。また、ローパスフィルタ14も、ローパ
スフィルタ13と同じ構成を有し、かつ、同じ働きをす
るものであるが、ローパスフィルタ14の出力は、図4
の8段目の信号波形hに示すように、被測定者5の呼吸
や心拍を殆んど含まない外来磁界等のノイズ成分が主な
ものとなっている。
【0039】減算回路18は、ローパスフィルタ13の
出力信号とローパスフィルタ14の出力信号とを減算す
るもので、この減算によって外来磁界等のノイズ成分の
大部分が相殺され、図4の9段目の信号波形iに示すよ
うに、ローパスフィルタ13の出力信号中に含まれる被
測定者5の呼吸や心拍のみを主に含んだ信号が得られ
る。
【0040】なお、図4に示される各信号波形a乃至i
において、横軸はそれぞれ時間を示すものであるが、信
号波形a乃至fの時間に比べて、信号波形g乃至iの時
間は圧縮されている。
【0041】ここで、図7は、本実施例の生体信号検出
装置によって得られた人体の微動を示す波形図である。
【0042】図7に示される波形は、通常の状態のと
き、及び、呼吸を停止した状態のときの測定結果を示す
もので、前半部分(イの部分)は、主として、大きなう
ねりからなる呼吸状態(心拍が重畳されている)が支配
的であり、後半部分(ロの部分)は、専ら細かい波から
なる心拍状態が示されている。
【0043】次いで、図5は、図1に図示の実施例にお
いて、第1磁気センサ3及び第2磁気センサ4で得られ
た微動をデジタル処理する処理回路の一例を示すブロッ
ク構成図であり、図6は、図5に図示の処理回路におけ
る各部の信号状態を示す信号波形図である。
【0044】なお、図5において、図3に示された構成
要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0045】図5に示されるように、この処理回路(以
下、これをデジタル処理回路という)と図3に図示され
た処理回路(以下、これをアナログ処理回路という)と
の構成上の違いを比較すると、アナログ処理回路がクロ
ック発生回路17及び減算回路18を具備しているのに
対し、デジタル処理回路が2つのアナログ−デジタル
(AD)コンバータ19、20及びマイクロコンピュー
タ21を具備している点だけであって、その他に、デジ
タル処理回路とアナログ処理回路との間に構成上の違い
はない。
【0046】また、デジタル処理回路の動作は、FGS
駆動回路16に供給される駆動タイミング信号及び2つ
の検波回路9、10に供給されるされる検波タイミング
信号がマイクロコンピュータ21で形成される点、ロー
パスフィルタ13の出力信号波形gがADコンバータ1
9で、ローパスフィルタ14の出力信号波形hがADコ
ンバータ20でそれぞれデジタル化された後、マイクロ
コンピュータ21においてデジタル的に減算されたデジ
タルデータとして出力される点が、前述のアナログ処理
回路の動作と異なるだけで、その他の動作は、いずれ
も、前述のアナログ処理回路の動作と同じである。
【0047】このため、デジタル処理回路の動作につい
ては、これ以上の詳しい説明を省略する。
【0048】次に、図8(a)、(b)は、本発明によ
る生体信号検出装置の第2の実施例を示す構成図であっ
て、(a)は上面図、(b)は側面図である。なお、図
8(a)において、ベッド6は図示していない。
【0049】図8に示されるように、第2の実施例によ
る生体信号検出装置は、第1の実施例で示したアモルフ
ァス合金からなる南北方向(被測定者5の肩幅方向)に
長い長方形状の高透磁率シート部材1と、この高透磁率
シート部材1の下部に配置される変形補助部材2と、こ
の変形補助部材2に設けた穴22に収納された第1磁気
センサ3と、高透磁率シート部材1から離れた位置に配
置された他の磁気センサである第2磁気センサ4とを備
え、高透磁率シート部材1及び変形補助部材2は、第1
の実施例と同様にベッド6上に重ねて配置されている。
なお、図8(b)では、ベッド6、変形補助部材2、高
透磁率シート部材1及び被測定者5は互いに少し離して
図示しているが、これは図面を理解しやすくするためで
あり、実際には、当然これらは接触している。この点
は、第1の実施例の図1(b)でも同様である。
【0050】この第2の実施例における第1の実施例と
の最大の相違点は、第1磁気センサ3の配置位置であ
る。すなわち、被測定者5が頭を例えば東側に向け、仰
向けに変形補助部材2及び高透磁率シート部材1上に横
たわったときに、被測定者5の体の動き(体動)が大き
い胸部(より好ましくは心臓部)が位置する部位におけ
る高透磁率シート部材1の真下に第1磁気センサ3を配
置可能にするために、弾性を有するクッション部材等か
らなる変形補助部材2に第1磁気センサ3を収納するた
めの穴22を形成している。この穴22は変形補助部材
2を貫通していても、貫通していない有底の穴でもよ
い。ここで、変形補助部材2は、第1磁気センサ3を収
納するために、ある程度の厚さが必要であり、5mm乃
至100mmの範囲内のものが選ばれる。そして、この
変形補助部材2の厚さと同じか薄い厚さを有するFGS
からなる第1磁気センサ3が、そのトロイダルコアの水
平面が高透磁率シート部材1の平面と平行になり、か
つ、第1磁気センサ3の2次コイルの軸線方向が南北を
向き、さらに、第1磁気センサ3と高透磁率シート部材
1とが接触する状態で、前記穴22内に納められてい
る。なお、第1磁気センサ3は必ずしも高透磁率シート
部材1と接触している必要はないが、高透磁率シート部
材1に近いほど大きな生体信号を検出できる。
【0051】前記第2磁気センサ4は、第1磁気センサ
3との差動信号を得るためのものであり、よって、その
特性は第1磁気センサ3と同じものを用い、かつ、その
向きも第1磁気センサ3と一致させている。そして、第
2磁気センサ4の配置位置は、高透磁率シート部材1の
変形による磁束の変化の影響を受けないように、この高
透磁率シート部材1から離れた第1磁気センサ3の西側
の延長方向であって、第1磁気センサ3の高さと同じ高
さとなる位置としている。
【0052】なお、前記変形補助部材2は、図8より明
らかなように、高透磁率シート部材1とほぼ同じ幅を有
し、被測定者5がベッド6に横たわったときに、被測定
者5の頭部から脚もとまで達する以上の長さを備えた東
西方向に長い長方形状をしている。これは前述したよう
に、変形補助部材2が第1磁気センサ3を収納するため
にある程度(5mm乃至100mm)の厚さが必要であ
り、この変形補助部材2の寸法を第1の実施例で示した
ように、高透磁率シート部材1と同程度の寸法とした場
合には、被測定者5は、肩から腹部の一部だけが変形補
助部材2の厚さ分押し上げられた体勢となり、被測定者
5に負担を与えることになるが、前述のように、変形補
助部材2が被測定者5の身長以上の長さを備えていれ
ば、そのような負担をなくすことができる。厳密には、
高透磁率シート部材1の厚さも加えられるが、これは、
0.2mm以下と変形補助部材2の厚さに比べて薄いた
め無視することができる。
【0053】なお、FGSには、トロイダルコアに銅線
を巻いたものではなく、多層プリント配線技術を用いて
FGSを構成した厚さ1.5mm乃至2mm程度の薄い
ものもあり、このような薄いFGSを用いれば、変形補
助部材2も薄くすることができ、この場合には、第1の
実施例のように高透磁率シート部材1とほぼ同寸法の外
形を有する変形補助部材2を用いても、それほど被測定
者5には負担を与えない。
【0054】この第2の実施例による生体信号検出装置
の信号処理回路及びその動作は、基本的に、前述の第1
の実施例の生体信号検出装置と同じであるため、それら
の説明は省略する。
【0055】かかる第2の実施例においても、第1磁気
センサ3と第2磁気センサ4との検出出力の差出力(差
動信号)を得るようにしているため、外来磁界等のノイ
ズ成分を除去することができ、被測定者5の微動による
生体信号を正確に検出することができる。
【0056】また、この第2の実施例においては、第1
磁気センサ3を高透磁率シート部材1に接触する状態で
配置しているため、被測定者5の微動に伴う第1磁気セ
ンサ3の配置位置における磁界分布の変化は大きなもの
となり、被測定者5の生体信号を大きな信号として確実
に検出することができる。
【0057】さらに、第1磁気センサ3の配置位置は、
被測定者5の胸部(心臓部)が位置する部位すなわち体
動の大きな部位としているため、この第1磁気センサ3
の配置位置においては、被測定者5の微動に伴って高透
磁率シート部材1が大きく変形するので、この変形によ
り磁界分布の変化も大きくなり、よって、第1磁気セン
サ3によって大きな生体信号を検出することができる。
【0058】なお、第1磁気センサ3の向きは、前述し
た第2の実施例のものに限られず、トロイダルコアの水
平面と高透磁率シート部材1の平面とが垂直あるいはそ
れ以下(90度以下)の角度をなして交わるように配置
してもよく、また、2次コイルの軸線方向が南北以外の
向きを向くようになっていてもよい。これは、第1磁気
センサ3を前述したように、体動の大きな部位における
高透磁率シート部材1の真下に、かつ、高透磁率シート
部材1と接触するように配置したため、第1磁気センサ
3の配置位置では、被測定者5の微動に伴う磁界分布の
変化が極めて大きくなり、第1磁気センサ3の向きをど
のようにしたとしても、この磁界分布の変化のなかに第
1磁気センサ3の2次コイルと鎖交する成分が含まれる
ためである。
【0059】また、前述した第2の実施例では、変形補
助部材2をベッド6上に載置しているが、ベッド6に変
形補助部材2の機能を持たせ、変形補助部材2となるベ
ッド6に第1磁気センサ3を埋設することも可能であ
る。
【0060】さらに、第2の実施例の変形例として、変
形補助部材2に多数の穴を分散させて形成し、各穴に第
1磁気センサ3を収納し、それぞれの第1磁気センサ3
と第2磁気センサ4との差動信号を取るようにすること
もできる。このように構成すれば、被測定者5の身長が
異なったり、被測定者5が寝返りを打って、高透磁率シ
ート部材1上における体動の大きな位置が変わったとし
ても、いずれかの第1磁気センサ3からは大きな出力が
得られ、その大きな出力を生体信号として採用すること
により、被測定者5の身長や寝返りの有無に関係なく、
常に生体信号を確実に検出ことが可能となる。
【0061】続いて、図9は、本発明による生体信号検
出装置の第3の実施例を示す構成図である。
【0062】図9に示されるように、第3の実施例によ
る生体信号検出装置は、高透磁率シート部材1と、高透
磁率シート部材1の下部に配置される変形補助部材2
(図示なし)と、高透磁率シート部材1の4つのコーナ
部のうち南側のコーナ部の直下にそれぞれ配置された2
つの第1磁気センサ3(1)、3(2)と、北側のコー
ナ部にそれぞれ配置された2つの第1磁気センサ3
(3)、3(4)と、高透磁率シート部材1から離れた
位置の南側と北側にそれぞれ配置された他の磁気センサ
である2つの第2磁気センサ4(1)、4(2)とを備
えており、各磁気センサの向き及び特性は同じになるよ
うにしている。なお、高透磁率シート部材1及び変形補
助部材2は、第1の実施例と同様にベッド6(図示な
し)上に重ねて配置されている。
【0063】第3の実施例の生体信号検出装置の動作
は、基本的に、前述の第1の実施例の生体信号検出装置
の動作と同じであるので、その動作説明は省略する。
【0064】かかる第3の実施例は、高透磁率シート部
材1の同じ幅方向にある2つの第1磁気センサ3
(1)、3(2)の検出出力を用いて、それらの検出出
力のそれぞれについて第2磁気センサ4(1)の検出出
力との差出力(第1差出力と第2差出力)を発生させ、
同じように2つの第1磁気センサ3(3)、3(4)の
検出出力のそれぞれと第2磁気センサ4(2)の検出出
力との差出力(第3差出力と第4差出力)を発生させ
る。このように複数の差出力を得るようにし、第1乃至
第4差出力のうち最大レベルのものを生体信号として採
用するようにすれば、仮に、被測定者5が動いて大きな
信号が得られる第1磁気センサが、例えば、3(1)か
ら3(4)というように変化したとしても、被測定者5
の微動を見逃しにくくなり、生体信号の検出をより確実
に行うことができる。
【0065】また、このように多くの差出力を得るよう
にすれば、例えば、ベッド6の一方側、例えば第1磁気
センサ3(1)、3(2)及び第2磁気センサ4(1)
側(南側)の近くに鉄骨等の入った壁があって、それに
より地磁気が歪んでいたとしても、ベッド6の他方側
(北側)、第1磁気センサ3(3)、3(4)及び第2
磁気センサ4(2)側で得られた検出出力を用いるよう
にすれば、被測定者5のより正確な微動を検出すること
が可能になる。
【0066】また、第3の実施例の1つの変形例とし
て、2つの第2磁気センサ4(1)、4(2)を用い
ず、1つの第2磁気センサ4だけを他の磁気センサとし
て用い、この第2磁気センサ4を2つの第2磁気センサ
4(1)、4(2)の配置点の中間部分に配置(被測定
者5の脚の先端に配置)し、前記第1磁気センサ3
(1)、3(2)、3(3)、3(4)の検出出力のそ
れぞれとこの第2磁気センサ4の検出出力との差出力を
とって前記第1乃至第4差出力を得るようにしてもよ
い。
【0067】さらに、第3の実施例の他の変形例とし
て、第2磁気センサ4、4(1)、4(2)を用いず
に、2つの第1磁気センサ3(1)、3(3)の検出出
力の差出力(第5差出力)または2つの第1磁気センサ
3(2)、3(4)の検出出力の差出力(第6差出力)
のみを用いても、比較的大きな検出出力を得ることがで
きるとともに、外来磁界によるノイズ成分の除去を行う
ことができる。これは、地磁気による磁束が南北方向を
向いており、南側の2つの第1磁気センサ3(1)、3
(2)の配置個所と北側の2つの第1磁気センサ3
(3)、3(4)の配置個所とでは、磁束の粗密が逆に
なると考えられるので、2つの第1磁気センサ3
(1)、3(2)でそれぞれ得られる2つの検出信号と
2つの第1磁気センサ3(3)、3(4)でそれぞれ得
られる2つの検出信号とが互いに逆相になるのに対し、
外来磁束によるノイズ成分が同相であるので、第5差出
力または第6差出力においては、ノイズ成分の殆んどが
相殺され、検出信号が加算されるためである。すなわ
ち、第1磁気センサ3(3)は第1磁気センサ3(1)
に対する他の磁気センサとなり、同様に第1磁気センサ
3(4)は第1磁気センサ3(2)に対する他の磁気セ
ンサとして機能する。
【0068】次いで、図10は、本発明による生体信号
検出装置の第4の実施例を示す構成図である。
【0069】図10に示されるように、第4の実施例に
よる生体信号検出装置は、高透磁率シート部材1と、高
透磁率シート部材1の下部に配置される変形補助部材2
(図示なし)と、高透磁率シート部材1の幅方向の一方
の南側となる周縁部の直下に配置された1つの第1磁気
センサ3とを備えており、第1の実施例と同じようにベ
ッド6(図示なし)の上に高透磁率シート部材1及び変
形補助部材2が重ねて配置されている。
【0070】第4の実施例の生体信号検出装置の動作
は、第1磁気センサ3の検出出力のみを用いている点、
すなわち、第2磁気センサ4の検出出力との差動信号を
とっていない点で、前述の第1の実施例の生体信号検出
装置の動作と異なっているが、基本的な点で、前述の第
1の実施例の生体信号検出装置の動作と一致しているの
で、その動作説明は省略する。
【0071】かかる第4の実施例は、外来磁束によるノ
イズ成分の除去を行っていないため、その分、検出出力
の精度が低下するが、ノイズ成分に比べて検出出力のレ
ベルが大きいことから、大きな支障は生じなく、特に、
呼吸による微動を検出する場合には全く問題はない。
【0072】また、第4の実施例の変形例として、高透
磁率シート部材1の幅方向の一方の例えば南側となる周
縁部の直下及び同方(南側)の周縁部の直上のそれぞれ
に特性が同じ第1磁気センサ3、3を向きを一致させて
配置し、好ましくは、直下の第1磁気センサ3と高透磁
率シート部材1との距離及び直上の第1磁気センサ3と
高透磁率シート部材1との距離を同じにし、平面的に真
上から見たときに、両第1磁気センサ3、3が重なるよ
うに配置し、これら2つの第1磁気センサ3、3の検出
出力の差出力を用いるようにしてもよい。このようにす
れば、比較的大きな検出出力を得ることができるととも
に、外来磁界によるノイズ成分の除去を行うことができ
る。これは、2つの第1磁気センサ3、3の配置個所、
すなわち、高透磁率シート部材1の同じ側における上側
と下側において、磁束の粗密が逆になると考えられるた
め、2つの第1磁気センサ3、3で得られる検出信号が
互いに逆相になるのに対し、外来磁界によるノイズ成分
が同相であるので、前記差出力においては、ノイズ成分
の殆んどが相殺され、検出信号が加算されるためであ
る。すなわち、2つの第1磁気センサ3、3の内の一方
(例えば、高透磁率シート部材1の上側に配置された第
1磁気センサ3)が他の磁気センサとして機能する。な
お、この変形例においては、高透磁率シート部材1の上
側に位置する第1磁気センサ3が被測定者5の邪魔にな
らないように配置する。
【0073】なお、第1乃至第4の実施例を通して、少
なくとも第1磁気センサ3、3(1)乃至3(4)の配
置個所は、できるだけ高透磁率シート部材1に近接して
いることが好ましく、より好ましくは、第2の実施例の
ように高透磁率シート部材1と接する位置であるが、変
形補助部材2やベッド6を介在させる場合には、離間距
離が20乃至40cm程度であれば、実用的に問題がな
い。そして、もし、第1磁気センサ3、3(1)乃至3
(4)の検出感度が低いときには、FGSを構成する2
次コイル(出力コイル)の捲回数を増やすようにすれば
よく、複数の第1磁気センサ3、3(1)乃至3(4)
を配置する際には、高透磁率シート部材1からの距離を
ほぼ同じにすることが好ましい。さらに、第2磁気セン
サ4、4(1)、4(2)を配置する場合には、これら
第2磁気センサ4、4(1)、4(2)の床からの距離
と前記第1磁気センサ3、3(1)乃至3(4)の床か
らの距離をほぼ同じにし、少なくとも差出力をとる磁気
センサの向きはほぼ一致させるのがよい。
【0074】なお、前述した第1、第3及び第4の実施
例では、いずれも第1磁気センサを高透磁率シート部材
1の周縁部(コーナー部)の真下に配置したが、必ずし
も周縁部の真下である必要はなく、高透磁率シート部材
1の変形を検出できる位置にあれば、この高透磁率シー
ト部材1の周縁部から若干(例えば、10乃至20cm
程度)離してもよく、逆に、周縁部から高透磁率シート
部材1の内側に入ってもよい。そして、高透磁率シート
部材1の周縁部の内側に第1磁気センサを配置する場合
には、第2の実施例で説明したように、被測定者5の体
動が大きい胸部(心臓部)が位置する部位における高透
磁率シート部材1の真下が好ましい。
【0075】また、第1磁気センサ3及び第2磁気セン
サ4としてFGSを用いる場合は、1軸方向にのみ2次
コイル(出力コイル)を捲回したものに限られず、図2
(a)に示されるように、2軸方向に2次コイル(出力
コイル)を捲回したものまたは3軸方向の磁界を検出で
きるものを用いてもよい。
【0076】この場合、1軸方向だけに2次コイル(出
力コイル)を捲回したFGSは、配置する場合に、トロ
イダルコアの水平面が高透磁率シート部材1に対してほ
ぼ垂直になるように、かつ、2次コイル(出力コイル)
の軸線方向が東西を向かないように配置すれば、確実に
地磁気との鎖交が達成され、生体信号の検出が確実なも
のとなる。このため、第1、第3、第4の各実施例にお
いては、FGSをこのような向きとしているが、FGS
の向きがこれに限定されるものではないのは第2の実施
例で説明した通りである。なお、図1、図8乃至図10
に図示した第1磁気センサ3、3(1)乃至3(4)及
び第2磁気センサ4、4(1)、4(2)は、単に各磁
気センサの配置位置を示しているだけである。
【0077】これに対し、2軸方向または3軸方向を検
出するFGSは、配置状態に何等の制限がなく、何れか
の軸方向の2次コイル(出力コイル)から検出出力が得
られる。
【0078】なお、前記各実施例において、被測定者5
がベッド6に横たわったとき、被測定者5の頭が東側を
向き、脚が西側を向くようにベッド6を配置している
が、ベッド6の配置はこれに限られず、被測定者5の頭
が西側や南側あるいは南東等いずれの方向を向くように
してもよい。
【0079】また、高透磁率シート部材1は被測定者5
の肩幅方向(被測定者5が仰向けに横たわったときの左
肩と右肩とを結ぶ線方向)に長く、この幅方向が南北を
向くように高透磁率シート部材1を配置しているが、こ
の配置方向もこれに限られるものではない。
【0080】さらに、第1、第3、第4の各実施例にお
いて、第1磁気センサ3、3(1)、3(2)及び第2
磁気センサ4、4(1)を高透磁率シート部材1の南側
となる周縁部及びその延長方向の下側に配置し、第1磁
気センサ3(3)、3(4)及び第2磁気センサ4
(2)を高透磁率シート部材1の北側となる周縁部及び
その延長方向の下側に配置しているが、この磁気センサ
の配置個所(方向)もこれに限られるものではなく、高
透磁率シート部材1の南東側とか西北西等における周縁
部近傍でもよく、さらには、第2の実施例で示したよう
に、高透磁率シート部材1の中央付近の下側であって
も、被測定者5の微動に伴う磁界分布の変化を検出する
ことは可能である。
【0081】しかしながら、静磁場として地磁気を利用
し、第1磁気センサを高透磁率シート部材1の周縁部近
傍に配置する場合における第1磁気センサの好ましい配
置個所は、第1、第3及び第4の実施例に示したように
高透磁率シート部材1の南北方向の少なくとも一方の周
縁部近傍、すなわち北側の端部近傍か南側の端部近傍で
ある。これは、地磁気による磁束が南北に通っており
(地球の自転軸と磁北とが一致していないため、正確に
は地域によって数度の偏角を有している)、高透磁率シ
ート部材1によりこの磁束が曲げられ、高透磁率シート
部材1に磁束が集中するため、磁束の出入口となる高透
磁率シート部材1の南北方向における周縁部近傍におい
て、被測定者5の微動による磁束の変化(磁界分布の変
化)が大きくなると考えられるためである。このような
理由により、第1磁気センサを高透磁率シート部材1の
周縁部近傍に配置する場合には、ベッド6の配置や高透
磁率シート部材1の形状及び配置方向に関係なく、第1
磁気センサの配置個所としては、高透磁率シート部材1
の南北方向の少なくとも一方の周縁部近傍とすることが
望ましい。また、第2磁気センサの好ましい配置個所
は、第1磁気センサと外来磁界によるノイズ成分が同じ
ようにのっている位置であり、一般的には、第1磁気セ
ンサと同じ高さで、側壁等から同じ距離離れている個所
である。
【0082】また、磁気センサを高透磁率シート部材1
の下側に配置したのは、被測定者5の動きが磁気センサ
により制限を受けないようにするためであるが、第1ま
たは第4の実施例のように磁気センサが被測定者5の一
方側だけに配置され、高透磁率シート部材1の幅寸法が
肩幅に比べて大きければ、磁気センサを高透磁率シート
部材1の上側に配置したとしても、被測定者5の動きは
それほど制限されない。
【0083】なお、前記各実施例においては、高透磁率
シート部材1の下側に変形補助部材2を配置した例を挙
げて説明したが、本発明による生体信号検出装置はかか
る構成のものに限られるものでなく、適宜省略してもよ
く、ベッド6に変形補助部材の機能を持たせ、ベッド6
を変形補助部材としてもよい。また、ベッド6について
も同様である。
【0084】また、本発明における被測定体は、被測定
者5すなわち人体に限られるものではなく、犬や猫等の
動物であってもよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被測定
体が変形可能な高透磁率部材上に乗れば、被測定体の微
動が高透磁率部材に伝達され、その際に高透磁率部材が
微動によって微小変形し、この高透磁率部材の微小変形
に伴う静磁場(地磁気)の変化が高透磁率部材の近傍に
配置された磁気センサによって検出測定されるものであ
る。
【0086】このように、被測定体は、変形可能な高透
磁率部材上に乗るだけで、その動きを制限するコードが
接続された電極のようなものが何等存在しないので、測
定の前後に、被測定体に対して何等の操作を行う必要が
なく、しかも、被測定体に殆んど負担を与えることがな
いという効果がある。
【0087】そして、高透磁率部材として、鉄系、鉄/
ニッケル系、コバルト系合金等のアモルファス合金を用
いた場合には、透磁率が高く、シート状に薄く形成でき
るので、被測定体の微動に対して変形し易いものとな
り、これにより磁界分布の変化も大きくなるため、その
近傍に配置された磁気センサから大きな検出信号(生体
信号)を得ることができる。また、高透磁率部材が薄く
できることにより、柔軟性に富み、被測定体に違和感を
与えず、高透磁率部材の存在を感じさせにくくすること
もできる。
【0088】また、被測定体(被測定者)の肩幅よりも
広い部分を有する高透磁率部材を用いた場合には、高透
磁率部材の範囲内で被測定体の動きが許容されるので、
被測定体の負担をいっそう軽減することができる。
【0089】さらに、高透磁率部材の下側に、この高透
磁率部材の変形を補助する変形補助部材を配置した場合
には、被測定体の微動に対して高透磁率部材がより変形
しやすくなり、よって、この変形に伴う磁界分布の変化
も大きくなるため、高透磁率部材の近傍に配置された磁
気センサにより大きな検出信号を得ることができる。
【0090】また、磁気センサを高透磁率部材あるいは
変形補助部材の下側に配置すれば、磁気センサが被測定
体の動きや位置を規制することはないので、被測定体の
動きの自由度が増し、被測定体に与える負担をさらに軽
減することができる。
【0091】また、磁束は透磁率の高い物質の中を通り
易いことから、シート状高透磁率部材の周縁部近傍では
静磁場による磁束が集中している。このため、この周縁
部近傍においては、被測定体の微動に伴う磁界分布が大
きく変化し、よって、そこに磁気センサを配置すれば、
磁気センサからは大きな検出信号が得られ、生体信号の
検出がより確実に行われる。
【0092】さらに、生体への磁気の影響が未だ不明で
あり、生体(人体)への長期間に及ぶ強い磁界の印加は
副作用を与える心配があるが、自然界に存在する安全な
磁界である地磁気を静磁場として利用すれば、副作用を
与える心配がなく、安全面において大きな利点がある。
【0093】また、静磁場を地磁気によるものとし、シ
ート状高透磁率部材の南北方向の少なくとも一方におけ
る高透磁率部材の周縁部近傍に、磁気センサを配置すれ
ば、地磁気による磁束が南北方向を向いており、この磁
束がシート状高透磁率部材の南北方向における周縁部近
傍で集中するため、この周縁部近傍での被測定体の微動
に伴う磁束の変化(磁界分布の変化)は大きなものとな
り、よって、周縁部近傍に配置された磁気センサからは
大きな検出信号を得ることができる。
【0094】さらに、高透磁率部材の近傍に配置された
磁気センサとは異なる位置、例えば、高透磁率部材の変
形による静磁場の変化の影響を受けない位置に配置され
たノイズ成分除去用の他の磁気センサを備え、2つの磁
気センサの差動信号を得るようにすれば、外来磁界等に
よるノイズ成分の一部あるいはほとんど全てを除去でき
るため、外来磁界等の影響を低減でき、よって、より正
確な生体信号の検出を行うことができる。
【0095】また、磁気センサと他の磁気センサをとも
に高透磁率部材の近傍に配置し、さらに、これら2つの
磁気センサの一方(例えば、他の磁気センサ)を、高透
磁率部材の変形による静磁場の変化極性が2つの磁気セ
ンサの他方(例えば、磁気センサ)の配置位置における
静磁場の変化極性と逆になる位置に配置した場合には、
外来磁界等によるノイズ成分の一部あるいはほとんど全
てを除去できるとともに、有効な検出信号を大きくする
ことができるため、いわゆるS/N比(信号対ノイズ
比)が高くなり、生体信号をよりいっそう正確に検出す
ることができる。
【0096】さらに、磁気センサをフラックスゲート方
式のものとすれば、その検出感度がホール素子等の他の
磁気センサに比べて高いため、静磁場が地磁気のような
弱い磁界であってもその変化を確実に検出することがで
き、仮に、検出感度が不足する場合には、2次コイルの
捲回数を増やすという簡単な方法で検出感度を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による生体信号検出装置の第1の実施例
を示す構成図である。
【図2】フラックスゲート方式の磁気センサ(FGS)
の構成の一例を示す構成図である。
【図3】図1に図示の実施例において、第1磁気センサ
及び第2磁気センサで得られた微動をアナログ処理する
処理回路の一例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に図示の処理回路における各部の信号状態
を示す信号波形図である。
【図5】図1に図示の実施例において、第1磁気センサ
及び第2磁気センサで得られた微動をデジタル処理する
処理回路の一例を示すブロック構成図である。
【図6】図5に図示の処理回路における各部の信号状態
を示す信号波形図である。
【図7】図1に図示の実施例によって得られた人体の微
動を示す波形図である。
【図8】本発明による生体信号検出装置の第2の実施例
を示す構成図である。
【図9】本発明による生体信号検出装置の第3の実施例
を示す構成図である。
【図10】本発明による生体信号検出装置の第4の実施
例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 高透磁率シート部材(高透磁率部材) 2 変形補助部材 3 第1磁気センサ 4 第2磁気センサ(他の磁気センサ) 5 被測定者(被測定体) 6 ベッド 7、8 増幅回路 9、10 検波回路 11、12 積分回路 13、14 ローパスフィルタ 15 抵抗分離回路 16 FGS駆動回路 17 クロック発生回路 18 減算回路 19、20 アナログ−デジタル(AD)コンバータ 21 マイクロコンピュータ 22 穴

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場中に配置され、被測定体を載置可
    能な鉄系、鉄/ニッケル系、コバルト系合金等のアモル
    ファス合金からなるシート状などの変形可能な高透磁率
    部材と、前記高透磁率部材の近傍に配置され、前記被測
    定体の微動を前記高透磁率部材の変形により検出する磁
    気センサとを備えることを特徴とする生体信号検出装
    置。
  2. 【請求項2】 静磁場中に配置され、被測定体を載置可
    能であって、前記被測定体の肩幅よりも広い部分を有す
    るシート状などの変形可能な高透磁率部材と、前記高透
    磁率部材の近傍に配置され、前記被測定体の微動を前記
    高透磁率部材の変形により検出する磁気センサとを備え
    ることを特徴とする生体信号検出装置。
  3. 【請求項3】 静磁場中に配置され、被測定体を載置可
    能なシート状などの変形可能な高透磁率部材と、前記高
    透磁率部材の下側に配置され、前記高透磁率部材の変形
    を補助する変形補助部材と、前記高透磁率部材の近傍に
    配置され、前記被測定体の微動を前記高透磁率部材の変
    形により検出する磁気センサとを備えることを特徴とす
    る生体信号検出装置。
  4. 【請求項4】 前記高透磁率部材の下側に、前記高透磁
    率部材の変形を補助する変形補助部材を配置したことを
    特徴とする請求項1または2に記載の生体信号検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記被測定体は、人体であって、前記高
    透磁率部材が前記人体の肩幅よりも広い部分を有してい
    ることを特徴とする請求項1または3に記載の生体信号
    検出装置。
  6. 【請求項6】 前記高透磁率部材は、鉄系、鉄/ニッケ
    ル系、コバルト系合金等のアモルファス合金であること
    を特徴とする請求項2または3に記載の生体信号検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記磁気センサは、前記高透磁率部材の
    下側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の生体信号検出装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気センサは、前記変形補助部材の
    下側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載
    の生体信号検出装置。
  9. 【請求項9】 前記高透磁率部材は、シート状であり、
    前記磁気センサは、前記シート状高透磁率部材の周縁部
    近傍に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の生体信号検出装置。
  10. 【請求項10】 前記静磁場は、地磁気であって、前記
    磁気センサは、前記シート状高透磁率部材の南北方向の
    少なくとも一方の、前記シート状高透磁率部材の周縁部
    近傍に配置されていることを特徴とする請求項9に記載
    の生体信号検出装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気センサとは異なる位置に配置
    されたノイズ成分除去用の他の磁気センサをさらに備え
    ており、前記2つの磁気センサの差動検出信号を得るこ
    とによりノイズ成分を除去することを特徴とする請求項
    1乃至10のいずれかに記載の生体信号検出装置。
  12. 【請求項12】 前記他の磁気センサは、前記高透磁率
    部材の変形による静磁場の変化の影響を受けない位置に
    配置されていることを特徴とする請求項11に記載の生
    体信号検出装置。
  13. 【請求項13】 前記他の磁気センサを前記高透磁率部
    材の近傍に配置し、さらに、前記2つの磁気センサの一
    方は、前記高透磁率部材の変形による静磁場の変化極性
    が前記2つの磁気センサの他方の配置位置における変化
    極性と逆になる位置に配置されていることを特徴とする
    請求項11に記載の生体信号検出装置。
  14. 【請求項14】 前記磁気センサは、フラックスゲート
    方式のものであることを特徴とする請求項1乃至13の
    いずれかに記載の生体信号検出装置。
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