JPH1080686A - 強酸性水生成装置 - Google Patents

強酸性水生成装置

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JPH1080686A
JPH1080686A JP23765996A JP23765996A JPH1080686A JP H1080686 A JPH1080686 A JP H1080686A JP 23765996 A JP23765996 A JP 23765996A JP 23765996 A JP23765996 A JP 23765996A JP H1080686 A JPH1080686 A JP H1080686A
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reduction potential
strongly acidic
acidic water
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Takao Kitagawa
高夫 北川
Tadashi Azuma
匡 我妻
Masayuki Tai
正幸 田井
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水を無駄にすることなく常に安定した水質
の強酸性水を得ることができ、かつ固定の吐出口から強
酸性水を吐出させることのできる強酸性水生成装置を提
供する。 【解決手段】 電解槽4の各電極への印加電圧を反転さ
せる極性切替手段と、電解槽4の吐出口に接続される第
1の流出管路13および第2の流出管路14を強酸性水
吐出口もしくは強アルカリ水吐出口のいずれか一方に選
択的に連通させる三方電磁弁15,16と、少なくとも
強酸性水吐出口に連通する流出管路に設けられその流出
管路を通過する水の酸化還元電位を検出するORPセン
サー17と、強酸性水吐出口に連通する流出管路におけ
る水の所望の酸化還元電位値を設定する設定手段と、O
RPセンサー17により検出される酸化還元電位値が所
望の酸化還元電位値になるように水道水に対する食塩水
の注入量を制御するコントロールユニット12とを備え
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食塩水等の電解液
を混合した原水(水道水)を電解槽にて電気分解するこ
とにより強酸性水を生成する強酸性水生成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、病院における院内感染を防止する
一つの手だてとして、殺菌効果の高い強酸性水により手
もしくは医療器具等を洗浄消毒することが注目されてい
る。このような強酸性水は、原水としての水道水に食塩
水等の電解液を添加・混合し、この混合水を電解槽にお
いて電気分解することにより生成される。
【0003】ところで、前述のような強酸性水を特に医
療分野における殺菌,消毒の用途に使用する場合には、
常に安定した水質を維持することが必要とされるが、こ
の水質は、添加する電解液の量,電解槽における電極の
消耗もしくは金属塩の付着,原水の流量変化等によって
絶えず変動するために、所望の水質を安定して得ること
は極めて困難である。
【0004】従来、組成の一定な強酸性水を得るための
提案として、例えば特開平7−328639号公報に開
示されているものがある。この提案では、原水の流量も
しくは吐出水の流量を測定する流量計を設けて原水もし
くは吐出水の流量を所定の一定量に制御し、併せて強酸
性水吐出管路中に設けたORPセンサーの検出に基づ
き、電解吐出水のORPが所定範囲外ではバルブを排水
管側に切り替えて排水するように制御する構成とされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示されている構成では、ORPセンサーの検出信
号が電解吐出水の排出用バルブの制御に用いられている
に過ぎず、吐出水の流量制御とは別個に行われているた
めに、常に一定の水質を維持するための制御がなされて
おらず、酸化還元電位値が所定値に達しない場合には電
解吐出水は常に排出側に接続されて多量の無駄水が発生
するという問題点がある。また、この従来構成では、電
解槽の吐出側が陽極水用の管路と陰極水用の管路とに分
離されているために、この電解槽の各電極に直流電圧を
印加して電解を行っていると、析出した不純物が各電極
に付着して電解不能となってしまう。これを避けるため
に印加電圧の極性を反転させて付着した不純物を除去す
ることが行われるが、この極性の反転を行うと、強酸性
水と強アルカリ水との吐出口が逆転してしまう。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、原水を無駄にすることなく常に安定した水
質の強酸性水を得ることができ、かつ固定の吐出口から
強酸性水を吐出させることのできる強酸性水生成装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述の
目的を達成するために、本発明による強酸性水生成装置
は、水道水と電解液との混合水を電解槽にて電気分解す
ることにより強酸性水と強アルカリ水とを吐出する強酸
性水生成装置において、(a)前記電解槽の各電極への
印加電圧を反転させることによりその電解槽の陽極室と
陰極室とを切替える極性切替手段、(b)前記電解槽の
吐出口に接続される第1の流出管路および第2の流出管
路を強酸性水吐出口もしくは強アルカリ水吐出口のいず
れか一方に選択的に連通させる電磁切替弁、(c)少な
くとも前記強酸性水吐出口に連通する流出管路に設けら
れその流出管路を通過する水の酸化還元電位を検出する
ORPセンサー、(d)前記強酸性水吐出口に連通する
流出管路における水の所望の酸化還元電位値を設定する
設定手段および(e)前記ORPセンサーにより検出さ
れる酸化還元電位値が前記設定手段により設定される所
望の酸化還元電位値を維持するように制御する酸化還元
電位値維持手段を備えることを特徴とするものである。
【0008】本発明においては、電解槽から強酸性水を
流出する流出管路内の水の酸化還元電位がORPセンサ
ーによって検出され、この検出値が、予め設定手段によ
り設定される所望の酸化還元電位値以上であればその酸
化還元電位値を下げるように制御されるとともに、所望
の酸化還元電位値以下であればその酸化還元電位値を上
げるように制御される。こうして、原水を無駄にするこ
となく常に安定した水質の強酸性水を得ることが可能と
なる。本発明では、電解槽が、極性切替手段により各電
極への印加電圧を反転させて使用されるので、極性反転
により電極に付着した不純物を除去しつつ装置を繰り返
し使用することができ、装置寿命の向上を図ることがで
きる。また、この極性切替時に、電磁切替弁を操作して
電解槽の陽極室を強酸性水吐出口に連通させることで、
常に一定した吐出口から強酸性水を吐出させることがで
きる。
【0009】本発明において、酸化還元電位値維持手段
としては、前記水道水に対する前記電解液の注入量を制
御することにより酸化還元電位値を維持するものであっ
ても良いし、前記水道水の供給量を制御することにより
酸化還元電位値を維持するものであっても良いし、ある
いは前記電解槽の供給電力を制御することにより酸化還
元電位値を維持するものであっても良い。さらに、前記
水道水に対する前記電解液の注入量,前記水道水の供給
量および前記電解槽の供給電力のうちのいずれか二つも
しくは三つを同時に制御することにより酸化還元電位値
を維持するものであっても良い。
【0010】本発明においては、更に、前記第1の流出
管路および前記第2の流出管路からそれぞれ流出される
強酸性水および強アルカリ水を混合して中性水に近い水
を吐出するための電磁切替弁が設けられるのが好まし
い。こうすることで、強酸性水と合わせて殺菌力を持っ
た中性水を設定により得ることができ、無駄水をなくし
て利用用途に合った水を得ることができる。
【0011】また、本発明において、前記設定手段によ
り設定される前記所望の酸化還元電位値は当該強酸性水
の利用用途に応じて変更可能とされるのが好ましい。こ
うすることで、得られる強酸性水の酸化還元電位値を、
例えば手の洗浄消毒に用いるか、あるいは医療器具等の
洗浄消毒および環境消毒に用いるかといった利用用途に
応じて容易に変更することができ、より利便性が向上す
る。
【0012】また、本発明においては、さらに、前記電
解槽の使用積算時間を記憶するEEPROMが設けられ
るのが好ましい。このようにすれば、この記憶された積
算時間を電解槽の交換時間の目安とすることができる。
この場合、RAMに記憶させるのに比べて電源OFF時
やバックアップバッテリー消耗時にも記憶内容が消滅す
ることがないので、正確な積算時間を得ることができ
る。こうして電解槽の寿命による水質の悪化を防止する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による強酸性水生成
装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説
明する。
【0014】(第1実施例)図1に本発明の第1実施例
に係る強酸性水生成装置のシステム構成図が示され、図
2に本実施例の強酸性水生成装置の制御ブロック図が示
されている。
【0015】本実施例の強酸性水生成装置1において
は、水道水供給口から電磁弁2および減圧弁3を通って
電解槽4に至る供給管路5の途中にアスピレータ6が配
設され、水道水はこのアスピレータ6によって、塩水タ
ンク7からパルスポンプ8により供給される電解液とし
ての食塩水と混合され、この混合水が前記電解槽4に供
給されるようになっている。この供給管路5の途中に
は、減圧弁3の後流側に水道水の流量を検出する流量セ
ンサー9が介挿され、アスピレータ6の後流側に混合水
の水温を検出する水温センサー10が介挿されている。
また、前記塩水タンク7には、この塩水タンク7内の塩
水の水位を検知することによって塩水が空になったこと
を検出するエンプティセンサー11が設けられている。
【0016】前記電解槽4は、隔膜によって隔てられた
陽極室と陰極室とを備え、各室内に設けられる電極が電
解電源の正側端子もしくは負側端子にそれぞれ接続され
て直流の定電圧が各電極に印加されることで、混合水が
電気分解されるように構成されている。また、前記電解
電源は、マイクロコンピュータで構成されるコントロー
ルユニット12からの制御信号にしたがって極性反転が
できるようにされるとともに、電極への供給電力も変え
ることができるようにされている。
【0017】この電解槽4の吐出口には第1の流出管路
13および第2の流出管路14よりなる2本の流出管路
が接続され、これら各流出管路13,14はそれぞれ三
方電磁弁15,16を介して強酸性水吐出口もしくは強
アルカリ水吐出口のいずれか一方に選択的に連通される
ようになっている。また、前記三方電磁弁15,16の
強酸性水吐出口側の流出管路にはKCl無補給型のOR
Pセンサー17が介挿され、これによって生成水のOR
P(酸化還元電位)を検出するようにされている。
【0018】前記パルスポンプ8,電磁弁2,三方電磁
弁15,16,更には電解槽4のスイッチング電源18
および電磁開閉器19は、バス20を介してコントロー
ルユニット12からの制御信号によって制御される。こ
の制御信号を演算するためのデータとして、前記コント
ロールユニット12には、操作パネルの電源スイッチ2
1および操作スイッチ22,流量センサー9からの水道
水の流量の検出データ,エンプティセンサー11からの
塩水タンク7のエンプティデータ,水温センサー10か
らの混合水の水温データおよびORPセンサー17から
の生成水のORP(酸化還元電位)データ等がバス20
を介して入力される。このコントロールユニット12
は、所定プログラムを実行するCPU(中央処理装置)
23と、このプログラムを実行するのに必要なワーキン
グメモリおよび各種のデータを記憶するメモリ24とを
備え、また外部記憶装置としてEEPROM25を備え
ている。
【0019】本実施例においては、強酸性水吐出口から
吐出される強酸性水の水質を常に一定に維持するため
に、ORPセンサー17により検出される生成水のOR
P値(酸化還元電位)が予め設定される基準値の範囲内
になるようにパルスポンプ8のピッチ数をフィードバッ
ク制御するようにされている。次に、このようなパルス
ポンプの制御手順を図3に示されるフローチャートにし
たがって順次に説明する。
【0020】A1〜A2:流量センサー9からの入力信
号に基づき、流量が正常である場合には、電気分解を開
始するように電解槽4のスイッチング電源18および電
磁開閉器19に制御信号を送信する。一方、流量が正常
でない場合にはエラー処理を行う。 A3:装置の運転開始直後においては、三方電磁弁1
5,16を切替えて、第1の流出管路13および第2の
流出管路14の両管路に流出された生成水を強アルカリ
水吐出口側に排出する。
【0021】A4〜A9:ORPセンサー17の検出値
を読み込んで、この読み込み値が予め設定された下限値
(例えば1000mV)以下であるときには、食塩水供
給用のパルスポンプ8のピッチ数を増加させることによ
り食塩水の供給量を増加させるように制御する。また、
前記読み込み値が下限値を越えており、かつ上限値(例
えば1100mV)以上であるときには、パルスポンプ
8のピッチ数を減少さて食塩水の供給量を減少させる。
これらの場合、すなわちORPセンサー17の検出値が
所望の適正範囲外にあるときには、強酸性水および強ア
ルカリ水はともに強アルカリ水吐出口から吐出される。
一方、前記ORPセンサー17の読み込み値が下限値を
越えていて上限値未満であるとき、言い換えれば所望の
水質を維持する適正な範囲内にあるときには、第1の流
出管路13からの強酸性水を強酸性水吐出口に、第2の
流出管路14からの強アルカリ水を強アルカリ水吐出口
にそれぞれ吐出させるように三方電磁弁15,16を切
替える。なお、このORPセンサー17により検出され
る強酸性水の酸化還元電位値は、図4に示されるように
操作パネル26の表示部27に表示される。
【0022】A10:パルスポンプ8のピッチ数を増加
もしくは減少させる制御が、予めタイマーにより設定さ
れる時間が経過しても引き続き実行される場合には、エ
ラーと認識してエラー処理を行う。
【0023】以上のようなパルスポンプ制御によって、
原水を無駄にすることなく常に安定した水質の強酸性水
を得ることができる。なお、本実施例において、強酸性
水の水質(酸化還元電位値)は、操作パネル26の生成
水調整スイッチ28によって強弱2段階に切替え可能と
されている。このようにされているので、例えば手の洗
浄消毒に用いるか、あるいは医療器具等の洗浄消毒およ
び環境消毒に用いるかといった利用用途に応じてその酸
化還元電位値を容易に変更することができる。
【0024】本実施例の強酸性水生成装置1において
は、装置運転中における電解槽4の使用時間は図示され
ないタイマーによって計測されるようになっており、こ
の計測時間が一定時間(例えば30分)経過すると、こ
の電解槽4の陽極と陰極とが切替えられるとともに、三
方電磁弁15,16も第2の流出管路14からの強酸性
水を強酸性水吐出口に、第1の流出管路13からの強ア
ルカリ水を強アルカリ水吐出口にそれぞれ吐出させるよ
うに切替えられる。このように各電極への印加電圧を反
転させて使用されるので、電極に付着した不純物を除去
しつつ装置を繰り返し使用することができる。また、こ
のように極性を反転させてもその反転に連動して三方電
磁弁15,16が切替えられるので、常に一定した吐出
口から強酸性水を吐出させることができる。
【0025】また、前述の電解槽4の使用積算時間はE
EPROM25に記憶されており、この積算時間がその
電解槽4の寿命として予め設定されている時間、例えば
5000時間に達すると、使用者に報知して電解槽4の
交換の目安とされている。このように使用積算時間をE
EPROM25に記憶させるようにすれば、RAMに記
憶させるのに比べて電源OFF時やバックアップバッテ
リー消耗時にも記憶内容が消滅することがないので、正
確な積算時間を得ることができる。こうして電解槽の寿
命による水質の悪化を防止することができる。
【0026】さらに、本実施例では、エア抜き時におい
て、塩水タンク7からパルスポンプ8に至る流路に切替
弁と還流路とを設けて食塩水を塩水タンク7側に還流さ
せるようにされ、これによって食塩水中にエアが含まれ
ていることによる不具合の発生が回避されるように構成
されている。このような構成によって、無駄水の発生を
最小限に抑えることができ、ランニングコストの軽減を
図ることができる。
【0027】また、本実施例においては、三方電磁弁1
5,16をいずれも第1の流出管路13および第2の流
出管路14と強アルカリ水吐出口とを連通させるように
切替えて、生成された強酸性水と強アルカリ水とを合流
させて殺菌力を有する中性に近い水を吐出させるような
設定を付加することもできる。
【0028】(第2実施例)第1実施例では、強酸性水
吐出口から吐出される強酸性水の水質を常に一定に維持
するのにパルスポンプ8のピッチ数をフィードバック制
御するようにしたものを説明したが、本第2実施例で
は、一定の水質を維持するのに水道水の流量を制御する
ように構成している。これ以外の点については第1実施
例と基本的に異なるところがない。したがって、第1実
施例と共通する構成等についてはその説明を省略するこ
ととする(以下、第3実施例についても同様)。次に、
本実施例における流量フィードバック制御の制御手順を
図5に示されるフローチャートにしたがって説明する。
【0029】B1〜B2:流量センサー9からの入力信
号に基づき、流量が正常である場合には、電気分解を開
始するように電解槽4の電源18および電磁開閉器19
に制御信号を送信する。一方、流量が正常でない場合に
はエラー処理を行う。 B3:装置の運転開始直後においては、三方電磁弁1
5,16を切替えて、第1の流出管路13および第2の
流出管路14の両管路に流出された生成水を強アルカリ
水吐出口側に排出する。
【0030】B4〜B9:ORPセンサー17の検出値
を読み込んで、この読み込み値が予め設定された下限値
(例えば1000mV)以下であるときには、水道水の
流水量を減少させるように流量制御弁2を制御する。ま
た、前記読み込み値が下限値を越えており、かつ上限値
(例えば1100mV)以上であるときには、水道水の
流水量を増加させるように流量制御弁2を制御する。こ
れらORPセンサー17の検出値が所望の適正範囲外に
あるときには、強酸性水および強アルカリ水はともに強
アルカリ水吐出口から吐出される。一方、前記ORPセ
ンサー17の読み込み値が下限値を越えていて上限値未
満であるとき、言い換えれば所望の水質を維持する適正
な範囲内にあるときには、第1の流出管路13からの強
酸性水を強酸性水吐出口に、第2の流出管路14からの
強アルカリ水を強アルカリ水吐出口にそれぞれ吐出させ
るように三方電磁弁15,16を切替える。
【0031】B10:水道水の流水量を増加もしくは減
少させる制御が、予めタイマーにより設定される時間が
経過しても引き続き実行される場合には、エラーと認識
してエラー処理を行う。
【0032】(第3実施例)本第3実施例においては、
電解槽4の印加電圧(もしくは供給電力)を制御するこ
とによって安定した水質を得るように構成したものであ
る。次に、本実施例における電解槽フィードバック制御
の制御手順を図6に示されるフローチャートにしたがっ
て説明する。
【0033】C1〜C2:流量センサー9からの入力信
号に基づき、流量が正常である場合には、電気分解を開
始するように電解槽4の電源18および電磁開閉器19
に制御信号を送信する。一方、流量が正常でない場合に
はエラー処理を行う。 C3:装置の運転開始直後においては、三方電磁弁1
5,16を切替えて、第1の流出管路13および第2の
流出管路14の両管路に流出された生成水を強アルカリ
水吐出口側に排出する。
【0034】C4〜C9:ORPセンサー17の検出値
を読み込んで、この読み込み値が予め設定された下限値
(例えば1000mV)以下であるときには、電解槽4
の供給電力を上昇させるように制御する。また、前記読
み込み値が下限値を越えており、かつ上限値(例えば1
100mV)以上であるときには、電解槽4の供給電力
を降下させるように制御する。これらORPセンサー1
7の検出値が所望の適正範囲外にあるときには、強酸性
水および強アルカリ水はともに強アルカリ水吐出口から
吐出される。一方、前記ORPセンサー17の読み込み
値が下限値を越えていて上限値未満であるとき、言い換
えれば所望の水質を維持する適正な範囲内にあるときに
は、第1の流出管路13からの強酸性水を強酸性水吐出
口に、第2の流出管路14からの強アルカリ水を強アル
カリ水吐出口にそれぞれ吐出させるように三方電磁弁1
5,16を切替える。
【0035】C10:電解槽4の供給電力を増加もしく
は減少させる制御が、予めタイマーにより設定される時
間が経過しても引き続き実行される場合には、エラーと
認識してエラー処理を行う。
【0036】図7には、強酸性水生成装置のシステム構
成図の変形例が示されている。この例では、図1に示さ
れるシステムにおいて、三方電磁弁15,16に代えて
オン・オフ式の6個の電磁弁31,32,33,34,
35,36を用いたものである。
【0037】電磁弁31〜34は、電解槽4の電極が反
転された場合にも、第1の流出管路13もしくは第2の
流出管路14に流出される強酸性水を強酸性水吐出口
へ、強アルカリ水を強アルカリ水吐出口へそれぞれ吐出
する役目をする。すなわち、第1の流出管路13に強酸
性水が流出され、第2の流出管路14に強アルカリ水が
流出される場合には、電磁弁31,33がオン作動され
るとともに、電磁弁32,34がオフ作動され、一方電
極の反転により第1の流出管路13に強アルカリ水が流
出され、第2の流出管路14に強酸性水が流出される場
合には、電磁弁31,33がオフ作動されるとともに、
電磁弁32,34がオン作動され、これによって常に機
械外部への吐出口が固定されるようになっている。
【0038】また、電磁弁35,36は、通常は電磁弁
35がオン作動状態で電磁弁36がオフ作動状態にある
が、ORPセンサー17による検出値が所望の適正範囲
外にあるときには、電磁弁35がオフ作動されるととも
に電磁弁36がオン作動されて強酸性水を強アルカリ水
とともに強アルカリ水吐出口から吐出するように制御さ
れる。
【0039】以上の各実施例においては、ORPセンサ
ーを強酸性水吐出口側に1個だけ設けるものについて説
明したが、このORPセンサーは、第1の流出管路13
と第2の流出管路14とに各1個ずつ計2個設けて、強
酸性水の酸化還元電位と、強アルカリ水の酸化還元電位
との双方を検出するようにし、これら検出値に基づいて
パルスポンプ8,流量制御弁2もしくは電解槽4の供給
電力を制御するようにすることもできる。
【0040】前記実施例では、ORPセンサー17によ
る検出値が所望の適正範囲外にあるときに限って強酸性
水を強アルカリ水とともに強アルカリ水吐出口から吐出
するものについて説明したが、設定により、前記第1の
流出管路13および前記第2の流出管路14からそれぞ
れ流出される強酸性水および強アルカリ水を混合して中
性水に近い水を吐出することもできる。こうすること
で、強酸性水と合わせて殺菌力を持った中性水を得るこ
とができる。
【0041】前記実施例では、水道水に対する前記電解
液の注入量もしくは水道水の供給量もしくは電解槽の供
給電力のうちのいずれか一つを制御することによって酸
化還元電位値を維持するものを説明したが、これらのう
ちの二つもしくは三つを同時に制御することにより酸化
還元電位値を維持する実施例も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る強酸性水生成装置のシステム
構成図。
【図2】第1実施例の強酸性水生成装置の制御ブロック
図。
【図3】第1実施例におけるパルスポンプの制御手順を
示すフローチャート。
【図4】操作パネルを示す図。
【図5】第2実施例における流量制御の制御手順を示す
フローチャート。
【図6】第3実施例における電解槽の供給電力制御の制
御手順を示すフローチャート。
【図7】変形例に係る強酸性水生成装置のシステム構成
図。
【符号の説明】
1 強酸性水生成装置 2 流量制御弁 4 電解槽 6 アスピレータ 7 塩水タンク 8 パルスポンプ 9 流量センサー 10 水温センサー 12 コントロールユニット(制御手段) 13 第1の流出管路 14 第2の流出管路 15,16 三方電磁弁 17 ORPセンサー 23 CPU(中央処理装置) 25 EEPROM 26 操作パネル 28 生成水調整スイッチ 31,32,33,34,35,36 電磁弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水と電解液との混合水を電解槽にて
    電気分解することにより強酸性水と強アルカリ水とを吐
    出する強酸性水生成装置において、(a)前記電解槽の
    各電極への印加電圧を反転させることによりその電解槽
    の陽極室と陰極室とを切替える極性切替手段、(b)前
    記電解槽の吐出口に接続される第1の流出管路および第
    2の流出管路を強酸性水吐出口もしくは強アルカリ水吐
    出口のいずれか一方に選択的に連通させる電磁切替弁、
    (c)少なくとも前記強酸性水吐出口に連通する流出管
    路に設けられその流出管路を通過する水の酸化還元電位
    を検出するORPセンサー、(d)前記強酸性水吐出口
    に連通する流出管路における水の所望の酸化還元電位値
    を設定する設定手段および(e)前記ORPセンサーに
    より検出される酸化還元電位値が前記設定手段により設
    定される所望の酸化還元電位値を維持するように制御す
    る酸化還元電位値維持手段を備えることを特徴とする強
    酸性水生成装置。
  2. 【請求項2】 前記酸化還元電位値維持手段は、前記水
    道水に対する前記電解液の注入量を制御することにより
    酸化還元電位値を維持するものである請求項1に記載の
    強酸性水生成装置。
  3. 【請求項3】 前記酸化還元電位値維持手段は、前記水
    道水の供給量を制御することにより酸化還元電位値を維
    持するものである請求項1に記載の強酸性水生成装置。
  4. 【請求項4】 前記酸化還元電位値維持手段は、前記電
    解槽の供給電力を制御することにより酸化還元電位値を
    維持するものである請求項1に記載の強酸性水生成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記酸化還元電位値維持手段は、前記水
    道水に対する前記電解液の注入量,前記水道水の供給量
    および前記電解槽の供給電力のうちのいずれか二つもし
    くは三つを同時に制御することにより酸化還元電位値を
    維持するものである請求項1に記載の強酸性水生成装
    置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記第1の流出管路および前記
    第2の流出管路からそれぞれ流出される強酸性水および
    強アルカリ水を混合して中性水に近い水を吐出するため
    の電磁切替弁が設けられる請求項1〜5のうちのいずれ
    かに記載の強酸性水生成装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段により設定される前記所望
    の酸化還元電位値は当該強酸性水の利用用途に応じて変
    更可能とされている請求項1〜5のうちのいずれかに記
    載の強酸性水生成装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記電解槽の使用積算時間を記
    憶するEEPROMが設けられる請求項1〜7のうちの
    いずれかに記載の強酸性水生成装置。
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