JPH108184A - Fe4 N磁性材料の製造方法 - Google Patents
Fe4 N磁性材料の製造方法Info
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- JPH108184A JPH108184A JP8156786A JP15678696A JPH108184A JP H108184 A JPH108184 A JP H108184A JP 8156786 A JP8156786 A JP 8156786A JP 15678696 A JP15678696 A JP 15678696A JP H108184 A JPH108184 A JP H108184A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】Fe4 Nに、低融点のZnを添加して無加圧の
液相焼結により緻密体を得、強磁性相のFe4 N粒子が
非磁性相のZn中に分散している永久磁石を作製する。 【解決手段】Fe4 N粉1とZn粉2とを混合3し、水
素雰囲気中でZnの融点以上、Fe4 Nの分解温度以下
の温度で熱処理4し、熱処理物を粉砕5し、粉砕物6と
Zn粉7とを混合して成形9した後、水素とアンモニア
混合雰囲気中にて723〜923Kの温度範囲で焼結す
る。
液相焼結により緻密体を得、強磁性相のFe4 N粒子が
非磁性相のZn中に分散している永久磁石を作製する。 【解決手段】Fe4 N粉1とZn粉2とを混合3し、水
素雰囲気中でZnの融点以上、Fe4 Nの分解温度以下
の温度で熱処理4し、熱処理物を粉砕5し、粉砕物6と
Zn粉7とを混合して成形9した後、水素とアンモニア
混合雰囲気中にて723〜923Kの温度範囲で焼結す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Fe4 N磁性材料
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Fe4 Nは飽和磁化が約190emu/
gと大きく、耐摩耗性、耐酸化性が高く、機械的強度が
大きいという特徴を持つことから、Fe4 Nの緻密体を
作製することができれば、優れた磁性材料になるのでは
ないかと期待されている。しかし、Fe4 Nは約940
KでFeとNに分解してしまうため、無加圧焼結では緻
密なFe4 N焼結体の作製は難しいとされている。
gと大きく、耐摩耗性、耐酸化性が高く、機械的強度が
大きいという特徴を持つことから、Fe4 Nの緻密体を
作製することができれば、優れた磁性材料になるのでは
ないかと期待されている。しかし、Fe4 Nは約940
KでFeとNに分解してしまうため、無加圧焼結では緻
密なFe4 N焼結体の作製は難しいとされている。
【0003】従来、サマリウム系の磁性材料であるSm
2 Fe17Nx については、低融点のZnを添加して、無
加圧の液相焼結により緻密体を得ようとする試みが知ら
れているが、Fe4 Nについては、無加圧焼結による緻
密化特性に及ぼすZn添加の影響についての報告は見あ
たらない。
2 Fe17Nx については、低融点のZnを添加して、無
加圧の液相焼結により緻密体を得ようとする試みが知ら
れているが、Fe4 Nについては、無加圧焼結による緻
密化特性に及ぼすZn添加の影響についての報告は見あ
たらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Fe4 Nに
ついて、低融点のZnを添加して無加圧の液相焼結によ
り緻密体を得、強磁性相のFe4 N粒子が非磁性相のZ
n中に分散している永久磁石を作製することを目的とし
ている。しかし、単にFe4 NにZnを添加しても、目
的物を製作することはできない。そこで、Fe4 Nの無
加圧焼結による緻密化特性に及ぼすZn添加の影響につ
いて種々研究を重ねた結果、本発明に到達した。本発明
はこの知見に基づき、新規なFe4 N磁性材料の製造方
法を提供するものである。
ついて、低融点のZnを添加して無加圧の液相焼結によ
り緻密体を得、強磁性相のFe4 N粒子が非磁性相のZ
n中に分散している永久磁石を作製することを目的とし
ている。しかし、単にFe4 NにZnを添加しても、目
的物を製作することはできない。そこで、Fe4 Nの無
加圧焼結による緻密化特性に及ぼすZn添加の影響につ
いて種々研究を重ねた結果、本発明に到達した。本発明
はこの知見に基づき、新規なFe4 N磁性材料の製造方
法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】Fe4 Nについて、無加
圧焼結による緻密化特性に及ぼすZn添加の影響につい
て研究し、以下の結果を得た。 (a)Fe4 N粉にZn粉を20mass%混合し成形
焼結した系では、H2 雰囲気又はH2 −NH3 雰囲気の
中のいずれの焼結についても、焼結体が膨張し緻密化し
なかった。これは、H2 雰囲気中の焼結ではFe4 N粒
子が脱窒して表面にFeが生成し、Znと反応してFe
−Zn化合物が生成し、粒子間距離が広がるためと考え
られ、また、H2 −NH3 雰囲気中の焼結ではFe4 N
粒子とZn液相の濡れ性が低いため膨張したと考えられ
る。 (b)Fe4 N粉にZn粉を10mass%混合しH2
雰囲気中で熱処理を行い粉砕した熱処理粉にZn粉を2
0mass%混合し成形焼結した系では、H2 −NH3
中では収縮・緻密化し、相対密度84%が得られた。こ
れは、熱処理中にFe4 N粉粒子の表面にFe−Zn化
合物層が生成し、この化合物層がZn液相に対して濡れ
性がよいために収縮・緻密化したと考えられる。 (c)一般的に濡れ性が低い系においても、本発明のよ
うな手法によって固相粒子の表面を改質することによっ
て濡れ性を改善できる可能性が示唆された。
圧焼結による緻密化特性に及ぼすZn添加の影響につい
て研究し、以下の結果を得た。 (a)Fe4 N粉にZn粉を20mass%混合し成形
焼結した系では、H2 雰囲気又はH2 −NH3 雰囲気の
中のいずれの焼結についても、焼結体が膨張し緻密化し
なかった。これは、H2 雰囲気中の焼結ではFe4 N粒
子が脱窒して表面にFeが生成し、Znと反応してFe
−Zn化合物が生成し、粒子間距離が広がるためと考え
られ、また、H2 −NH3 雰囲気中の焼結ではFe4 N
粒子とZn液相の濡れ性が低いため膨張したと考えられ
る。 (b)Fe4 N粉にZn粉を10mass%混合しH2
雰囲気中で熱処理を行い粉砕した熱処理粉にZn粉を2
0mass%混合し成形焼結した系では、H2 −NH3
中では収縮・緻密化し、相対密度84%が得られた。こ
れは、熱処理中にFe4 N粉粒子の表面にFe−Zn化
合物層が生成し、この化合物層がZn液相に対して濡れ
性がよいために収縮・緻密化したと考えられる。 (c)一般的に濡れ性が低い系においても、本発明のよ
うな手法によって固相粒子の表面を改質することによっ
て濡れ性を改善できる可能性が示唆された。
【0006】本発明は、Fe4 N粉とZn粉とを混合
し、まず、水素雰囲気中で熱処理し、この熱処理物を粉
砕し、粉砕した熱処理粉とZn粉とを混合して成形す
る。その後、水素とアンモニアとの混合雰囲気中にて焼
結することを特徴とするFe4 N磁性材料の製造方法で
ある。前記熱処理はZnの融点以上、Fe4 Nの分解温
度以下で行うこととすればよく、また前記焼結は、72
3〜923Kの温度範囲で行うと好適である。
し、まず、水素雰囲気中で熱処理し、この熱処理物を粉
砕し、粉砕した熱処理粉とZn粉とを混合して成形す
る。その後、水素とアンモニアとの混合雰囲気中にて焼
結することを特徴とするFe4 N磁性材料の製造方法で
ある。前記熱処理はZnの融点以上、Fe4 Nの分解温
度以下で行うこととすればよく、また前記焼結は、72
3〜923Kの温度範囲で行うと好適である。
【0007】次に、図7〜図9に示す模式図を用いて本
発明の技術手段を説明する。図7(a)は、Fe4 N粉
とZn粉とを混合し、水素雰囲気中で熱処理することに
より、Fe4 N粉101の周囲にFe−Zn化合物10
2が被覆された状態を示している。図7(b)は、この
Fe−Zn化合物102が被覆された固相粒子であるF
e4 N粉101に、Zn粒子103を加えて成形した状
態を模式的に示している。図7(b)に示す成形体を焼
結すると図7(c)に示すように、焼結時にFe4 N粉
101とZnの液相104との濡れ性が改善され、Fe
−Zn化合物102の生成が抑制され、Fe−Zn化合
物102が薄く被覆されているFe4 N粉101とZn
の液相104とが緻密に結合した焼結体を形成する。
発明の技術手段を説明する。図7(a)は、Fe4 N粉
とZn粉とを混合し、水素雰囲気中で熱処理することに
より、Fe4 N粉101の周囲にFe−Zn化合物10
2が被覆された状態を示している。図7(b)は、この
Fe−Zn化合物102が被覆された固相粒子であるF
e4 N粉101に、Zn粒子103を加えて成形した状
態を模式的に示している。図7(b)に示す成形体を焼
結すると図7(c)に示すように、焼結時にFe4 N粉
101とZnの液相104との濡れ性が改善され、Fe
−Zn化合物102の生成が抑制され、Fe−Zn化合
物102が薄く被覆されているFe4 N粉101とZn
の液相104とが緻密に結合した焼結体を形成する。
【0008】図8(a)は、Fe4 N粉101とZn粉
103とを混合し成形した成形体を模式的に示すもの
で、これをH2 雰囲気中で焼結すると、図8(b)に示
すように、Fe4 N粉の周囲にFe層105が生成し、
次いで、図8(c)に模式的に示すように、Fe4 N粉
の周囲にFe−Zn層106が生成し、粒子の間にはポ
ア107が形成される。したがって、緻密な焼結体を得
ることはできない。
103とを混合し成形した成形体を模式的に示すもの
で、これをH2 雰囲気中で焼結すると、図8(b)に示
すように、Fe4 N粉の周囲にFe層105が生成し、
次いで、図8(c)に模式的に示すように、Fe4 N粉
の周囲にFe−Zn層106が生成し、粒子の間にはポ
ア107が形成される。したがって、緻密な焼結体を得
ることはできない。
【0009】図9(a)は、図8(a)と同じFe4 N
粉101とZn粉103とを混合し成形した成形体を模
式的に示しており、これをH2 −NH3 雰囲気中で焼結
した場合を図9(b)に示している。Fe4 N粉101
とZn粉103とは濡れ性が悪いためZnが凝集し、F
e4 N粒子101とZn粒子108が分離し、ポア10
7が生じ、緻密な焼結体を得ることができない。
粉101とZn粉103とを混合し成形した成形体を模
式的に示しており、これをH2 −NH3 雰囲気中で焼結
した場合を図9(b)に示している。Fe4 N粉101
とZn粉103とは濡れ性が悪いためZnが凝集し、F
e4 N粒子101とZn粒子108が分離し、ポア10
7が生じ、緻密な焼結体を得ることができない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例のフローシ
ートを示した。Fe4 N粉1とZn粉2とを混合工程3
で混合する。次に水素雰囲気中で熱処理4を行う。この
ときFe4 N粉1の周囲にFe−Zn化合物が生成す
る。ついで、粉砕・篩分5を行う。篩分は必ずしも行う
必要はない。熱処理粉(H.T.粉)6は、未篩の熱処
理粉又は−20μmの熱処理粉とし、Zn粉7をこれに
混合する(混合工程8)。ついで成形9して焼結工程1
0で焼結する。
ートを示した。Fe4 N粉1とZn粉2とを混合工程3
で混合する。次に水素雰囲気中で熱処理4を行う。この
ときFe4 N粉1の周囲にFe−Zn化合物が生成す
る。ついで、粉砕・篩分5を行う。篩分は必ずしも行う
必要はない。熱処理粉(H.T.粉)6は、未篩の熱処
理粉又は−20μmの熱処理粉とし、Zn粉7をこれに
混合する(混合工程8)。ついで成形9して焼結工程1
0で焼結する。
【0011】実施例では、混合工程3でZn:10ma
ss%を混合した。水素雰囲気中で例えば、温度703
Kで時間10.8ks熱処理した。粉砕された熱処理粉
に、Zn粉を20mass%混合した。ついで成形9し
て焼結工程10で焼結した。成形体は実施例では縦15
mm×横12mm×厚み2〜3mmとし、成形圧力は3
50MPaとし、成形体の相対密度は約65〜75%で
あった。焼結条件は、H2 雰囲気中及びH2 −NH3
(混合比率2:1)混合気流雰囲気中のそれぞれについ
て温度723〜923Kで時間3.6ksとした。図1
の熱処理粉6について、EDX分析及び窒素分析12を
行った。EDX分析の結果、(Znピーク高さ)/(F
eピーク高さ)の比は、表面から0.5〜1μmで0.
11、中心で0.00であった。また、熱処理粉の窒素
分析結果は、表1のとおりであった。
ss%を混合した。水素雰囲気中で例えば、温度703
Kで時間10.8ks熱処理した。粉砕された熱処理粉
に、Zn粉を20mass%混合した。ついで成形9し
て焼結工程10で焼結した。成形体は実施例では縦15
mm×横12mm×厚み2〜3mmとし、成形圧力は3
50MPaとし、成形体の相対密度は約65〜75%で
あった。焼結条件は、H2 雰囲気中及びH2 −NH3
(混合比率2:1)混合気流雰囲気中のそれぞれについ
て温度723〜923Kで時間3.6ksとした。図1
の熱処理粉6について、EDX分析及び窒素分析12を
行った。EDX分析の結果、(Znピーク高さ)/(F
eピーク高さ)の比は、表面から0.5〜1μmで0.
11、中心で0.00であった。また、熱処理粉の窒素
分析結果は、表1のとおりであった。
【0012】
【表1】
【0013】一方、図2に示す参考例の工程で、製造を
行った。この工程は、Fe4 N粉1とZn粉2とを混合
3して成形9し、この成形体を焼結10するものであ
る。以上の実施例工程及び参考例工程で製造した焼結体
の特性を測定工程11で測定した。測定は収縮率、重量
変化、相対密度、組織観察である。結果を図3〜図6に
示した。図3は、焼結温度と相対密度(Ds %)のデ
ータである。Fe4 NにZn20mass%を加えて熱
処理し、この熱処理体の粉砕粉にZn20mass%を
加えて成形し、相対密度65〜75%の成形体を温度7
23〜923Kで3.6ks時間で焼結した。
行った。この工程は、Fe4 N粉1とZn粉2とを混合
3して成形9し、この成形体を焼結10するものであ
る。以上の実施例工程及び参考例工程で製造した焼結体
の特性を測定工程11で測定した。測定は収縮率、重量
変化、相対密度、組織観察である。結果を図3〜図6に
示した。図3は、焼結温度と相対密度(Ds %)のデ
ータである。Fe4 NにZn20mass%を加えて熱
処理し、この熱処理体の粉砕粉にZn20mass%を
加えて成形し、相対密度65〜75%の成形体を温度7
23〜923Kで3.6ks時間で焼結した。
【0014】曲線21は、未篩熱処理粉とZn粉をH2
−NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線22は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉をH2 −
NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線23は、−20μm篩分熱処理粉をH2 雰囲気で焼
結したもの 曲線24は、Fe4 N粉とZn粉をH2 −NH3 雰囲気
で焼結したもの 曲線25は、Fe4 N粉とZn粉をH2 雰囲気で焼結し
たもの である。曲線21、22では、相対密度が高く、緻密な
焼結体となったが、曲線23、24、25では、相対密
度の上昇はほとんど認められない。
−NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線22は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉をH2 −
NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線23は、−20μm篩分熱処理粉をH2 雰囲気で焼
結したもの 曲線24は、Fe4 N粉とZn粉をH2 −NH3 雰囲気
で焼結したもの 曲線25は、Fe4 N粉とZn粉をH2 雰囲気で焼結し
たもの である。曲線21、22では、相対密度が高く、緻密な
焼結体となったが、曲線23、24、25では、相対密
度の上昇はほとんど認められない。
【0015】図4は、Zn添加量(mass%)と相対
密度(Ds %)のデータである。Fe4 Nに10ma
ss%を加えて熱処理し、熱処理粉に10〜30mas
s%のZnを加えて成形し、相対密度65〜75%の成
形体を温度823Kで焼結した。 曲線31は、未篩熱処理粉とZn粉をH2 −NH3 雰囲
気で焼結したもの 曲線32は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉をH2 −
NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線33は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉をH2 雰
囲気で焼結したもの 曲線34は、Fe4 N粉とZn粉をH2 −NH3 雰囲気
で焼結したもの 曲線35は、Fe4 N粉とZn粉をH2 雰囲気で焼結し
たもの である。曲線31、32では、相対密度が高く、緻密な
焼結体を得た。Zn添加量は20mass%のときもっ
とも高くなった。曲線33、34、35では、相対密度
の上昇はほとんど認められない。
密度(Ds %)のデータである。Fe4 Nに10ma
ss%を加えて熱処理し、熱処理粉に10〜30mas
s%のZnを加えて成形し、相対密度65〜75%の成
形体を温度823Kで焼結した。 曲線31は、未篩熱処理粉とZn粉をH2 −NH3 雰囲
気で焼結したもの 曲線32は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉をH2 −
NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線33は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉をH2 雰
囲気で焼結したもの 曲線34は、Fe4 N粉とZn粉をH2 −NH3 雰囲気
で焼結したもの 曲線35は、Fe4 N粉とZn粉をH2 雰囲気で焼結し
たもの である。曲線31、32では、相対密度が高く、緻密な
焼結体を得た。Zn添加量は20mass%のときもっ
とも高くなった。曲線33、34、35では、相対密度
の上昇はほとんど認められない。
【0016】図5、図6は、焼結温度と重量変化
(%)、寸法変化(%)のデータである。図3と同じ条
件で熱処理、焼結を行ったものである。 曲線41、51は、未篩熱処理粉とZn粉をH2 −NH
3 雰囲気で焼結したもの 曲線42、52は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉を
H2 −NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線43、53は、−20μm篩分熱処理粉をH2 雰囲
気で焼結したもの 曲線44、54は、Fe4 N粉とZn粉をH2 −NH3
雰囲気で焼結したもの 曲線45、55は、Fe4 N粉とZn粉をH2 雰囲気で
焼結したもの である。曲線41、42、43では、重量変化が少くな
く、また曲線51、52では、寸法変化が縮小側となっ
ている。
(%)、寸法変化(%)のデータである。図3と同じ条
件で熱処理、焼結を行ったものである。 曲線41、51は、未篩熱処理粉とZn粉をH2 −NH
3 雰囲気で焼結したもの 曲線42、52は、−20μm篩分熱処理粉とZn粉を
H2 −NH3 雰囲気で焼結したもの 曲線43、53は、−20μm篩分熱処理粉をH2 雰囲
気で焼結したもの 曲線44、54は、Fe4 N粉とZn粉をH2 −NH3
雰囲気で焼結したもの 曲線45、55は、Fe4 N粉とZn粉をH2 雰囲気で
焼結したもの である。曲線41、42、43では、重量変化が少くな
く、また曲線51、52では、寸法変化が縮小側となっ
ている。
【0017】
【実施例及び参考例】参考例として、図2に示す工程に
て、粒径4.2μm、N含有量5.9mass%からな
るFe4 N1に粒径4.1μmのZn粉2を10〜30
mass%の割合で混合し、圧力350MPaの金型成
形により、縦15mm×横×12mm×厚み2〜3mm
の形状に成形した。得られた成形体の相対密度(Dg)
は約65〜75%であった。これらを、H2 雰囲気中お
よびH2 −NH3 混合気流中で、723−923K、
3.6ksで焼結した。
て、粒径4.2μm、N含有量5.9mass%からな
るFe4 N1に粒径4.1μmのZn粉2を10〜30
mass%の割合で混合し、圧力350MPaの金型成
形により、縦15mm×横×12mm×厚み2〜3mm
の形状に成形した。得られた成形体の相対密度(Dg)
は約65〜75%であった。これらを、H2 雰囲気中お
よびH2 −NH3 混合気流中で、723−923K、
3.6ksで焼結した。
【0018】次に、本発明の実施例として、Fe4 N粉
粒子の表面にFe−Zn化合物層を生成させる目的で、
図1に示す工程により、Fe4 N粉1にZn粉2を10
mass%混合し、H2 気流中、703K、10.8k
sで熱処理4を行った。この熱処理粉(H.T.粉)を
粉砕した粉末の未篩分粉(H.T.粉(未篩))、及び
この粉砕した粉末を篩分けして粒度を−20μmとした
粉末(H.T.粉(−20μm))の2種に対してそれ
ぞれZn粉7を混合して成形9し、上記と同様の焼結1
0を行った。得られた焼結体について、収縮率、相対密
度(Ds)を測定した。
粒子の表面にFe−Zn化合物層を生成させる目的で、
図1に示す工程により、Fe4 N粉1にZn粉2を10
mass%混合し、H2 気流中、703K、10.8k
sで熱処理4を行った。この熱処理粉(H.T.粉)を
粉砕した粉末の未篩分粉(H.T.粉(未篩))、及び
この粉砕した粉末を篩分けして粒度を−20μmとした
粉末(H.T.粉(−20μm))の2種に対してそれ
ぞれZn粉7を混合して成形9し、上記と同様の焼結1
0を行った。得られた焼結体について、収縮率、相対密
度(Ds)を測定した。
【0019】各種の粉末から得られた成形体をH2 雰囲
気中及びH2 −NH3 雰囲気中で焼結し、それぞれの焼
結体の相対密度(Ds、%)に及ぼす焼結温度の影響を
図3に示す。図3中の曲線21〜25は前述の通りであ
る。Fe4 N−Zn系では、H2 、H2 −NH3 雰囲気
中のいずれについても焼結体が膨張し緻密化しなかった
(参考例:曲線24、25)。一方、熱処理粉−Zn系
でも、H2 雰囲気中の焼結では緻密化しない(比較例:
曲線23)。これに比べ、未篩分粉と篩分粉の熱処理粉
−Zn系の成形体をH2 −NH3 雰囲気中で焼結すると
収縮・緻密化した(実施例:曲線21、22)。
気中及びH2 −NH3 雰囲気中で焼結し、それぞれの焼
結体の相対密度(Ds、%)に及ぼす焼結温度の影響を
図3に示す。図3中の曲線21〜25は前述の通りであ
る。Fe4 N−Zn系では、H2 、H2 −NH3 雰囲気
中のいずれについても焼結体が膨張し緻密化しなかった
(参考例:曲線24、25)。一方、熱処理粉−Zn系
でも、H2 雰囲気中の焼結では緻密化しない(比較例:
曲線23)。これに比べ、未篩分粉と篩分粉の熱処理粉
−Zn系の成形体をH2 −NH3 雰囲気中で焼結すると
収縮・緻密化した(実施例:曲線21、22)。
【0020】図4に相対密度Dsに及ぼすZn添加量の
影響を示した。実施例(曲線31、32)の熱処理粉−
Zn系の相対密度Dsは、20mass%Znのときに
最も高くなった。これらの結果を平衡状態図等を用いて
考察した結果、例えば、熱処理粉−Zn系に関する実験
結果は、熱処理粉粒子の表面のFe−Zn化合物層はZ
n液相に対して濡れ性が良いとするとよく理解すること
ができる。
影響を示した。実施例(曲線31、32)の熱処理粉−
Zn系の相対密度Dsは、20mass%Znのときに
最も高くなった。これらの結果を平衡状態図等を用いて
考察した結果、例えば、熱処理粉−Zn系に関する実験
結果は、熱処理粉粒子の表面のFe−Zn化合物層はZ
n液相に対して濡れ性が良いとするとよく理解すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、Fe4 Nに低融点のZ
nを添加して無加圧の液相焼結により緻密体を得ること
ができ、従って、飽和磁化が大きく、耐摩耗性、耐酸化
性が高く、機械的強度が大きいFe4 Nの緻密体を無加
圧焼結によって作製することができ、優れた磁性材料を
製造することができるようになった。
nを添加して無加圧の液相焼結により緻密体を得ること
ができ、従って、飽和磁化が大きく、耐摩耗性、耐酸化
性が高く、機械的強度が大きいFe4 Nの緻密体を無加
圧焼結によって作製することができ、優れた磁性材料を
製造することができるようになった。
【図1】実施例のフローシートである。
【図2】参考例のフローシートである。
【図3】焼結温度と相対密度との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図4】Zn添加量と相対密度との関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】焼結温度と重量変化との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図6】焼結温度と寸法変化との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図7】本発明の原理を説明する模式図である。
【図8】参考例の原理を説明する模式図である。
【図9】参考例の原理を説明する模式図である。
1 Fe4 N粉 2 Zn粉 3 混合工程 4 熱処理 5 粉砕・篩分 6 熱処理粉 7 Zn粉 8 混合工程 9 成形 10 焼結工程 11 測定工程 12 EDX分析及び窒素分析 21、22、23、24、25 曲線 31、32、33、34、35 曲線 41、42、43、44、45 曲線 51、52、53、54、55 曲線 101 Fe4 N粉 102 Fe−Zn化合物 103 Zn粉(Zn粒子) 104 Znの液相 105 Fe層 106 Fe−Zn層 107 ポア 108 Zn粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 邦明 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 Fe4 N粉とZn粉とを混合し、水素雰
囲気中で熱処理し、該熱処理物を粉砕し、該粉砕した熱
処理粉とZn粉とを混合して成形した後、水素とアンモ
ニア混合雰囲気中にて焼結することを特徴とするFe4
N磁性材料の製造方法。 - 【請求項2】 前記熱処理はZnの融点以上、Fe4 N
の分解温度以下の温度で行うことを特徴とする請求項1
記載のFe4 N磁性材料の製造方法。 - 【請求項3】 前記焼結は、723〜923Kの温度範
囲で行うことを特徴とする請求項1記載のFe4 N磁性
材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156786A JPH108184A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | Fe4 N磁性材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156786A JPH108184A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | Fe4 N磁性材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108184A true JPH108184A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15635286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8156786A Withdrawn JPH108184A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | Fe4 N磁性材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH108184A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4895465A (en) * | 1986-10-15 | 1990-01-23 | Pelikan Aktiengesellschaft | Thermal transfer ribbon especially for impressions on rough paper |
| KR100937510B1 (ko) | 2007-12-06 | 2010-01-19 | 한양대학교 산학협력단 | 상온 강자성 반도체 소자 제조 방법 및 그에 의해 제조된반도체 소자 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP8156786A patent/JPH108184A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4895465A (en) * | 1986-10-15 | 1990-01-23 | Pelikan Aktiengesellschaft | Thermal transfer ribbon especially for impressions on rough paper |
| KR100937510B1 (ko) | 2007-12-06 | 2010-01-19 | 한양대학교 산학협력단 | 상온 강자성 반도체 소자 제조 방법 및 그에 의해 제조된반도체 소자 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |