JPH1082378A - 冷凍機用圧縮機 - Google Patents
冷凍機用圧縮機Info
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- JPH1082378A JPH1082378A JP8236328A JP23632896A JPH1082378A JP H1082378 A JPH1082378 A JP H1082378A JP 8236328 A JP8236328 A JP 8236328A JP 23632896 A JP23632896 A JP 23632896A JP H1082378 A JPH1082378 A JP H1082378A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩素を含まない代替冷媒およびこれに相溶性
のあるエステル油を組み合わせで用いてもクランク軸の
スラスト軸受の寿命低下の問題のない冷凍機用圧縮機を
提供する。 【解決手段】 冷媒として弗化炭素水素系冷媒を使用
し、密閉容器1の内部に、電動機3と、この電動機3で
駆動するスクロール圧縮機構2を配し、副軸受12を転
がり形のラジアル軸受とし、クランク軸5の副軸受内輪
12bへの挿入摺動部6bの幅を内輪12の幅より短く
し、クランク軸6のスラスト荷重の支承を転がり形の副
軸受12の内輪の端面12dで行ったもの。
のあるエステル油を組み合わせで用いてもクランク軸の
スラスト軸受の寿命低下の問題のない冷凍機用圧縮機を
提供する。 【解決手段】 冷媒として弗化炭素水素系冷媒を使用
し、密閉容器1の内部に、電動機3と、この電動機3で
駆動するスクロール圧縮機構2を配し、副軸受12を転
がり形のラジアル軸受とし、クランク軸5の副軸受内輪
12bへの挿入摺動部6bの幅を内輪12の幅より短く
し、クランク軸6のスラスト荷重の支承を転がり形の副
軸受12の内輪の端面12dで行ったもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機用圧縮機に
係り、特に冷媒として弗化炭素水素系冷媒群のうち少な
くとも1種または2種以上を混合した混合冷媒、つまり
代替冷媒を使用し、冷凍機油として前記冷媒に相溶性の
エステル油を使用する場合に好適な冷凍機用圧縮機に関
するものである。
係り、特に冷媒として弗化炭素水素系冷媒群のうち少な
くとも1種または2種以上を混合した混合冷媒、つまり
代替冷媒を使用し、冷凍機油として前記冷媒に相溶性の
エステル油を使用する場合に好適な冷凍機用圧縮機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍機用圧縮機は、図3に示すよ
うに横型タイプの圧力容器を構成する密閉容器1の内部
の一端側に冷媒を吸入圧縮する圧縮機構2が設けられて
いる。この圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が
密閉容器1の中央部に位置して密閉容器1の側周壁の内
面に固定され、電動機3の前記固定子4に対応する回転
子5には前記圧縮機構2の駆動軸であるクランク軸6が
結合され、これの回転軸がほぼ水平になるように配され
ている。
うに横型タイプの圧力容器を構成する密閉容器1の内部
の一端側に冷媒を吸入圧縮する圧縮機構2が設けられて
いる。この圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が
密閉容器1の中央部に位置して密閉容器1の側周壁の内
面に固定され、電動機3の前記固定子4に対応する回転
子5には前記圧縮機構2の駆動軸であるクランク軸6が
結合され、これの回転軸がほぼ水平になるように配され
ている。
【0003】このクランク軸6はこれの圧縮機構2側の
一端部に有する主軸8を圧縮機構2にネジ止めして固定
された主軸受部材10によって支承され、主軸8とは反
対側の他端部を密閉容器1の他端側に位置して密閉容器
1の側周壁内面に固定された副軸受部材11によって支
承されている。主軸受部材10の主軸8を支承する部分
は滑り軸受9であり、副軸受部材11のクランク軸6の
他端部を支承する部分は図2に示すようなラジアル型の
転がり軸受12である。これら滑り軸受9および転がり
軸受12は、クランク軸6の回転運動によって圧縮機構
2が冷媒を圧縮する際に前記クランク軸6に発生する力
を支持するものである。クランク軸6にかかるスラスト
力はスラストワッシャ13aで受けている。
一端部に有する主軸8を圧縮機構2にネジ止めして固定
された主軸受部材10によって支承され、主軸8とは反
対側の他端部を密閉容器1の他端側に位置して密閉容器
1の側周壁内面に固定された副軸受部材11によって支
承されている。主軸受部材10の主軸8を支承する部分
は滑り軸受9であり、副軸受部材11のクランク軸6の
他端部を支承する部分は図2に示すようなラジアル型の
転がり軸受12である。これら滑り軸受9および転がり
軸受12は、クランク軸6の回転運動によって圧縮機構
2が冷媒を圧縮する際に前記クランク軸6に発生する力
を支持するものである。クランク軸6にかかるスラスト
力はスラストワッシャ13aで受けている。
【0004】一方、冷媒には特定フロンR12を用いて
いた。特定フロンはそれ以前の冷媒である二酸化硫黄や
メチルクロライドと比べて、科学的に安定で可燃性、毒
性がなく、理想的な冷媒として広く利用され、長年にわ
たって使用されてきた。
いた。特定フロンはそれ以前の冷媒である二酸化硫黄や
メチルクロライドと比べて、科学的に安定で可燃性、毒
性がなく、理想的な冷媒として広く利用され、長年にわ
たって使用されてきた。
【0005】ところが近年では、特定フロンが分子中に
塩素原子を含み、これがオゾン層の破壊を引き起こすこ
とが確かめられ、代替フロンの開発および使用が図られ
ている。実用性の高い代替冷媒として、塩素を含まない
HFCといった冷媒があげられている。また、冷凍機油
はこれを冷媒の流れによって圧縮機各部に持ち運んで供
給する潤滑の面や、熱交換器効率の観点等から、冷媒と
の相溶性が必要である。特定フロンには鉱油やアルキル
ベンゼンが用いられていたが、これは前記代替フロンと
の相溶性が極めて悪いために、代替冷媒に相溶性のある
エステル油を使用することが考えられる。
塩素原子を含み、これがオゾン層の破壊を引き起こすこ
とが確かめられ、代替フロンの開発および使用が図られ
ている。実用性の高い代替冷媒として、塩素を含まない
HFCといった冷媒があげられている。また、冷凍機油
はこれを冷媒の流れによって圧縮機各部に持ち運んで供
給する潤滑の面や、熱交換器効率の観点等から、冷媒と
の相溶性が必要である。特定フロンには鉱油やアルキル
ベンゼンが用いられていたが、これは前記代替フロンと
の相溶性が極めて悪いために、代替冷媒に相溶性のある
エステル油を使用することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、代替冷媒を用
いると、代替冷媒は塩素を含まないので従来の特定フロ
ンのような潤滑性は望めない。このため、摺動条件が厳
しくなり、前記従来のようなクランク軸のスラスト受部
との単純なスラスト受け構造では、摺動速度が大きく、
スラストワッシャ,クランク軸のスラスト受部双方が摩
耗しやすく駆動軸のスラスト受構造部の寿命が低下す
る。これは、前記スラスト受面と駆動軸との摺動状態
が、代替冷媒による潤滑性が望めないために一部油膜が
切れた境界潤滑状態になりやすく、この境界潤滑状態に
なっている部分で、摩耗が生じることに原因していると
考えられる。
いると、代替冷媒は塩素を含まないので従来の特定フロ
ンのような潤滑性は望めない。このため、摺動条件が厳
しくなり、前記従来のようなクランク軸のスラスト受部
との単純なスラスト受け構造では、摺動速度が大きく、
スラストワッシャ,クランク軸のスラスト受部双方が摩
耗しやすく駆動軸のスラスト受構造部の寿命が低下す
る。これは、前記スラスト受面と駆動軸との摺動状態
が、代替冷媒による潤滑性が望めないために一部油膜が
切れた境界潤滑状態になりやすく、この境界潤滑状態に
なっている部分で、摩耗が生じることに原因していると
考えられる。
【0007】この様な課題を解決するために図4に示す
ように直接スラスト受けを転がり軸受12の内輪に受け
る方法もある。しかしながら、転がり軸受の内輪へクラ
ンク軸はクリアランスをもって挿入されているため線接
触になり、内輪はクランク軸とすべりながら回転する。
このため転がり軸受の内輪内側やスラスト受部が摩耗す
るという問題があった。
ように直接スラスト受けを転がり軸受12の内輪に受け
る方法もある。しかしながら、転がり軸受の内輪へクラ
ンク軸はクリアランスをもって挿入されているため線接
触になり、内輪はクランク軸とすべりながら回転する。
このため転がり軸受の内輪内側やスラスト受部が摩耗す
るという問題があった。
【0008】このような駆動軸のスラスト受構造部の寿
命低下は、密閉型圧縮機のようにメンテナンスフリーで
しかも長寿命で運転されるものの場合、前記スラスト受
構造部の寿命が即圧縮機全体の寿命となるので特に問題
であり、実用に耐えない。
命低下は、密閉型圧縮機のようにメンテナンスフリーで
しかも長寿命で運転されるものの場合、前記スラスト受
構造部の寿命が即圧縮機全体の寿命となるので特に問題
であり、実用に耐えない。
【0009】本発明は上記のような問題を解消すること
を課題とし、塩素を含まない代替冷媒を用いても駆動軸
のスラスト受構造部による寿命低下の問題のない冷凍機
用圧縮機を提供することを目的とするものである。
を課題とし、塩素を含まない代替冷媒を用いても駆動軸
のスラスト受構造部による寿命低下の問題のない冷凍機
用圧縮機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍機用圧縮機
は上記のような目的を達成するために、冷媒として弗化
炭素水素系冷媒群のうち少なくとも1種または2種以上
を混合した混合冷媒を使用し、密閉容器の内部に、電動
機と、この電動機で駆動するスクロール圧縮機構を配
し、前記圧縮機構のクランク軸の主軸とは反対側端部を
支承する副軸受を転がり形のラジアル軸受とし、前記ク
ランク軸の副軸受内輪への挿入摺動部の幅を内輪の幅よ
り短くし、クランク軸のスラスト荷重の支承を前記転が
り形の副軸受の内輪の端面で行ったもので、クランク軸
のスラスト力を転がり軸受の内輪が受け、しかも内輪と
クランク軸がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少
なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
は上記のような目的を達成するために、冷媒として弗化
炭素水素系冷媒群のうち少なくとも1種または2種以上
を混合した混合冷媒を使用し、密閉容器の内部に、電動
機と、この電動機で駆動するスクロール圧縮機構を配
し、前記圧縮機構のクランク軸の主軸とは反対側端部を
支承する副軸受を転がり形のラジアル軸受とし、前記ク
ランク軸の副軸受内輪への挿入摺動部の幅を内輪の幅よ
り短くし、クランク軸のスラスト荷重の支承を前記転が
り形の副軸受の内輪の端面で行ったもので、クランク軸
のスラスト力を転がり軸受の内輪が受け、しかも内輪と
クランク軸がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少
なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために請求
項1の発明は、冷媒として弗化炭素水素系冷媒を使用
し、密閉容器の内部に、電動機と、この電動機で駆動す
るスクロール圧縮機構を配し、前記圧縮機構のクランク
軸の主軸とは反対側端部を支承する副軸受を転がり形の
ラジアル軸受とし、前記クランク軸の副軸受内輪への挿
入摺動部の幅を内輪の幅より短くし、クランク軸のスラ
スト荷重の支承を前記転がり形の副軸受の内輪の端面で
行ったもので、クランク軸のスラスト力を転がり軸受の
内輪端面が受け、ラジアル荷重側接触長さが短いので内
輪はスラスト面に沿って密着する。したがって、塩素の
ない冷媒でも、内輪とクランク軸がすべりを起こさず共
廻りするため摩耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供
することができる。
項1の発明は、冷媒として弗化炭素水素系冷媒を使用
し、密閉容器の内部に、電動機と、この電動機で駆動す
るスクロール圧縮機構を配し、前記圧縮機構のクランク
軸の主軸とは反対側端部を支承する副軸受を転がり形の
ラジアル軸受とし、前記クランク軸の副軸受内輪への挿
入摺動部の幅を内輪の幅より短くし、クランク軸のスラ
スト荷重の支承を前記転がり形の副軸受の内輪の端面で
行ったもので、クランク軸のスラスト力を転がり軸受の
内輪端面が受け、ラジアル荷重側接触長さが短いので内
輪はスラスト面に沿って密着する。したがって、塩素の
ない冷媒でも、内輪とクランク軸がすべりを起こさず共
廻りするため摩耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供
することができる。
【0012】請求項2の発明は、クランク軸の副軸受内
輪への挿入摺動部の幅の中心線と副軸受の転動体の中心
線とほぼ一致させたもので、ラジアル荷重による内輪の
傾きがないのでスラスト面が密着し、内輪とクランク軸
がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少なく、信頼
性の高い圧縮機を提供することができる。
輪への挿入摺動部の幅の中心線と副軸受の転動体の中心
線とほぼ一致させたもので、ラジアル荷重による内輪の
傾きがないのでスラスト面が密着し、内輪とクランク軸
がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少なく、信頼
性の高い圧縮機を提供することができる。
【0013】請求項3の発明は、クランク軸のスラスト
荷重の支承平面部外径を副軸受の内輪の端面外径より等
しいか大きくしたもので、ラジアル側で生じるすべりを
スラスト側の摩擦力により抑制し、内輪とクランク軸が
すべりを起こさず共廻りするため摩耗が少なく、信頼性
の高い圧縮機を提供することができる。
荷重の支承平面部外径を副軸受の内輪の端面外径より等
しいか大きくしたもので、ラジアル側で生じるすべりを
スラスト側の摩擦力により抑制し、内輪とクランク軸が
すべりを起こさず共廻りするため摩耗が少なく、信頼性
の高い圧縮機を提供することができる。
【0014】請求項3の発明は、冷凍機油として弗化炭
素水素系冷媒と相溶性のあるエステル油を使用しても摩
耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができ
る。
素水素系冷媒と相溶性のあるエステル油を使用しても摩
耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例としての冷凍機用圧
縮機について、図面を参照しながら説明する。
縮機について、図面を参照しながら説明する。
【0016】本実施例の冷凍機用圧縮機は密閉型圧縮機
であって、図1にその全体を示しているように、横型タ
イプの圧力容器を構成する密閉容器1の内部の一端側に
冷媒を吸入圧縮する圧縮機構2が設けられている。この
圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が密閉容器1
の中央部に位置して密閉容器1の側周壁の内面に固定さ
れ、電動機3の前記固定子4に対応する回転子5には前
記圧縮機構2の駆動軸であるクランク軸6が結合され、
これの回転軸がほぼ水平になるように配されている。
であって、図1にその全体を示しているように、横型タ
イプの圧力容器を構成する密閉容器1の内部の一端側に
冷媒を吸入圧縮する圧縮機構2が設けられている。この
圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が密閉容器1
の中央部に位置して密閉容器1の側周壁の内面に固定さ
れ、電動機3の前記固定子4に対応する回転子5には前
記圧縮機構2の駆動軸であるクランク軸6が結合され、
これの回転軸がほぼ水平になるように配されている。
【0017】このクランク軸6はこれの圧縮機構2側の
一端部に有する主軸8を圧縮機構2にネジ止めして固定
された主軸受部材10によって支承され、主軸8とは反
対側の他端部を密閉容器1の他端側に位置して密閉容器
1の側周壁内面に固定された副軸受部材11によって支
承されている。主軸受部材10の主軸8を支承する部分
は滑り軸受9であり、副軸受部材11のクランク軸6の
他端部を支承する部分は図2に示すようなラジアル型の
転がり軸受12である。転がり軸受12の転動体はボー
ルであるが、必要に応じてコロやその他のものを採用し
たものとすることができる。
一端部に有する主軸8を圧縮機構2にネジ止めして固定
された主軸受部材10によって支承され、主軸8とは反
対側の他端部を密閉容器1の他端側に位置して密閉容器
1の側周壁内面に固定された副軸受部材11によって支
承されている。主軸受部材10の主軸8を支承する部分
は滑り軸受9であり、副軸受部材11のクランク軸6の
他端部を支承する部分は図2に示すようなラジアル型の
転がり軸受12である。転がり軸受12の転動体はボー
ルであるが、必要に応じてコロやその他のものを採用し
たものとすることができる。
【0018】これら滑り軸受9および転がり軸受12
は、クランク軸6の回転運動によって圧縮機構2が冷媒
を圧縮する際に前記クランク軸6に発生する力を支持す
るものである。
は、クランク軸6の回転運動によって圧縮機構2が冷媒
を圧縮する際に前記クランク軸6に発生する力を支持す
るものである。
【0019】密閉容器1の前記隔壁部材11から端部側
の下部が潤滑油溜7、上部が冷媒気体の密閉容器1外へ
の吐出室18となっており、副軸受部材11の潤滑油溜
7に面する側に前記クランク軸6の他端部で駆動される
オイルポンプ14を設けてねじ止めしている。オイルポ
ンプ14は前記潤滑油溜7に吸込口14aが開口し、ク
ランク軸6にこれの他端部から前記滑り軸受9の部分ま
で縦通するように形成した潤滑孔6aに吐出口14bが
通じている。したがって、オイルポンプ14によって吐
出された潤滑油はまず滑り軸受9に供給されてここを潤
滑する。また、滑り軸受9の部分は各部の隙間を介して
密閉容器1内と圧縮機構2内とに通じており、圧縮機構
2の各摺動部にも供給されてこれらをも潤滑する。
の下部が潤滑油溜7、上部が冷媒気体の密閉容器1外へ
の吐出室18となっており、副軸受部材11の潤滑油溜
7に面する側に前記クランク軸6の他端部で駆動される
オイルポンプ14を設けてねじ止めしている。オイルポ
ンプ14は前記潤滑油溜7に吸込口14aが開口し、ク
ランク軸6にこれの他端部から前記滑り軸受9の部分ま
で縦通するように形成した潤滑孔6aに吐出口14bが
通じている。したがって、オイルポンプ14によって吐
出された潤滑油はまず滑り軸受9に供給されてここを潤
滑する。また、滑り軸受9の部分は各部の隙間を介して
密閉容器1内と圧縮機構2内とに通じており、圧縮機構
2の各摺動部にも供給されてこれらをも潤滑する。
【0020】圧縮機構2は固定スクロール2aと可動ス
クロール2bとを備え、可動スクロール2bの受動軸2
cが前記主軸8の偏心位置に前記滑り軸受9を介し軸受
されており、固定スクロール2aと可動スクロール2b
との間に幾つかのポケット2dを形成する。クランク軸
6の回転によって可動スクロール2bが旋回運動される
と、ポケット2dは固定スクロール2aの外周に設けら
れる吸込口20に通じたときに圧縮機の吸入管15から
の冷媒気体を受け入れて固定スクロール2aの中央に設
けられる吐出口16の側に移動する。この移動によって
ポケット2dは容積が次第に縮小されて受け入れている
冷媒気体を圧縮して行き、ポケット2dが吐出口16に
通じたときこれを吐出する。吐出された冷媒気体は吐出
口16から密閉容器1内に吐出され電動機側方通路17
を経て吐出室18に達し、この吐出室18に設けられた
吐出管19を通り圧縮機の外に吐出される。
クロール2bとを備え、可動スクロール2bの受動軸2
cが前記主軸8の偏心位置に前記滑り軸受9を介し軸受
されており、固定スクロール2aと可動スクロール2b
との間に幾つかのポケット2dを形成する。クランク軸
6の回転によって可動スクロール2bが旋回運動される
と、ポケット2dは固定スクロール2aの外周に設けら
れる吸込口20に通じたときに圧縮機の吸入管15から
の冷媒気体を受け入れて固定スクロール2aの中央に設
けられる吐出口16の側に移動する。この移動によって
ポケット2dは容積が次第に縮小されて受け入れている
冷媒気体を圧縮して行き、ポケット2dが吐出口16に
通じたときこれを吐出する。吐出された冷媒気体は吐出
口16から密閉容器1内に吐出され電動機側方通路17
を経て吐出室18に達し、この吐出室18に設けられた
吐出管19を通り圧縮機の外に吐出される。
【0021】これによって、クランク軸6の回転運動に
より圧縮機構2が働くと、冷媒気体を吸入して圧縮する
ことを繰り返し行い冷凍サイクルを実行することができ
る。
より圧縮機構2が働くと、冷媒気体を吸入して圧縮する
ことを繰り返し行い冷凍サイクルを実行することができ
る。
【0022】冷媒気体は弗化炭素水素系冷媒群のうち少
なくとも1種または2種以上を混合した混合冷媒を採用
しており、塩素を含まないので環境を破壊しない。この
ような冷媒の具体例としては、特定フロンHCFC22
に近い沸点を持つHFCやFCが考えられる。
なくとも1種または2種以上を混合した混合冷媒を採用
しており、塩素を含まないので環境を破壊しない。この
ような冷媒の具体例としては、特定フロンHCFC22
に近い沸点を持つHFCやFCが考えられる。
【0023】一方、潤滑油は前記冷媒気体と相溶性のあ
るエステル油であり、圧縮機構2に供給した潤滑油およ
び滑り軸受9の部分から密閉容器1内に出た潤滑は、前
記圧縮機構2に吸い込まれ圧縮して密閉容器1内に吐出
される冷媒気体にこれと同じ通路を経ることによって接
し、冷媒気体に溶化混合しこれに随伴する。このような
潤滑油の具体例としては、脂肪酸エステルや炭酸エステ
ルが考えられる。
るエステル油であり、圧縮機構2に供給した潤滑油およ
び滑り軸受9の部分から密閉容器1内に出た潤滑は、前
記圧縮機構2に吸い込まれ圧縮して密閉容器1内に吐出
される冷媒気体にこれと同じ通路を経ることによって接
し、冷媒気体に溶化混合しこれに随伴する。このような
潤滑油の具体例としては、脂肪酸エステルや炭酸エステ
ルが考えられる。
【0024】上記潤滑油の冷媒気体への随伴によって、
電動機側方通路17を経て吐出室18へ向かう冷媒気体
は潤滑油を含んでおり、この潤滑油を自身の流れによっ
て持ち運び前記転がり軸受12に多少供給する。吐出室
18は密閉容器1内で、吐出管19へ流入しようとする
冷媒気体が気液分離されて、冷媒気体に含んでいた潤滑
油が適度に分離され下部の潤滑油溜7に回収される。
電動機側方通路17を経て吐出室18へ向かう冷媒気体
は潤滑油を含んでおり、この潤滑油を自身の流れによっ
て持ち運び前記転がり軸受12に多少供給する。吐出室
18は密閉容器1内で、吐出管19へ流入しようとする
冷媒気体が気液分離されて、冷媒気体に含んでいた潤滑
油が適度に分離され下部の潤滑油溜7に回収される。
【0025】副軸受12は隔壁部材11へその外輪12
aが圧入されている。したがって、外輪と12a隔壁部
材11は相対運動をしない。副軸受12の内輪12bに
は内輪の内径よりわずかに小さい径を持ったクランク軸
が挿入されている。この幅は内輪12bの幅より小さく
設定されている。また、クランク軸6の摺動部6bの中
心線は副軸受の転動体(球)12cの中心とほぼ一致し
ている。クランク軸6の回転子5への圧入部の径は内輪
12bに挿入されている部分6bより太く設定されてお
り、その段部は研磨され、スラスト受部6cとなってい
る。さらに、電動機3の回転子5と固定子4は軸方向に
若干ズレを設けており、運転時には圧縮機構2と反対方
向にスラスト力がかかるように設定されている。
aが圧入されている。したがって、外輪と12a隔壁部
材11は相対運動をしない。副軸受12の内輪12bに
は内輪の内径よりわずかに小さい径を持ったクランク軸
が挿入されている。この幅は内輪12bの幅より小さく
設定されている。また、クランク軸6の摺動部6bの中
心線は副軸受の転動体(球)12cの中心とほぼ一致し
ている。クランク軸6の回転子5への圧入部の径は内輪
12bに挿入されている部分6bより太く設定されてお
り、その段部は研磨され、スラスト受部6cとなってい
る。さらに、電動機3の回転子5と固定子4は軸方向に
若干ズレを設けており、運転時には圧縮機構2と反対方
向にスラスト力がかかるように設定されている。
【0026】この様な構成で電動機3を運転すると、ク
ランク軸6は圧縮機構と反対方向に力がかかり、スラス
ト受部6cは副軸受12の端面12dに接触し、スラス
ト荷重を受ける。圧縮機構の圧縮により、副軸受にはラ
ジアル方向の回転荷重がかかる。ラジアル力を受ける摺
動部6bは比較的細く設定され、しかもその中心線は副
軸受の転動体(球)12cの中心とほぼ一致しているの
で、内輪12bは傾斜の自由度がある。したがって、ス
ラスト力により内輪はクランク軸6のスラスト受部6c
に倣い、スラスト面が密着する。スラスト力により内輪
12bは外輪12aに対して移動し、転動体12cがス
ラスト力を受ける。したがって、クランク軸のスラスト
力を転がり軸受の内輪端面が受け、転がり状態でスラス
ト受けができるため摩耗が少ない。また、ラジアル荷重
側接触長さが短いので内輪はスラスト面に沿って密着す
る。従って、塩素のない冷媒でも、内輪とクランク軸が
すべりを起こさず共廻りするため摩耗が少なく、信頼性
の高い圧縮機を提供することができる。
ランク軸6は圧縮機構と反対方向に力がかかり、スラス
ト受部6cは副軸受12の端面12dに接触し、スラス
ト荷重を受ける。圧縮機構の圧縮により、副軸受にはラ
ジアル方向の回転荷重がかかる。ラジアル力を受ける摺
動部6bは比較的細く設定され、しかもその中心線は副
軸受の転動体(球)12cの中心とほぼ一致しているの
で、内輪12bは傾斜の自由度がある。したがって、ス
ラスト力により内輪はクランク軸6のスラスト受部6c
に倣い、スラスト面が密着する。スラスト力により内輪
12bは外輪12aに対して移動し、転動体12cがス
ラスト力を受ける。したがって、クランク軸のスラスト
力を転がり軸受の内輪端面が受け、転がり状態でスラス
ト受けができるため摩耗が少ない。また、ラジアル荷重
側接触長さが短いので内輪はスラスト面に沿って密着す
る。従って、塩素のない冷媒でも、内輪とクランク軸が
すべりを起こさず共廻りするため摩耗が少なく、信頼性
の高い圧縮機を提供することができる。
【0027】さらに、クランク軸6のスラスト荷重の支
承平面部6c外径を副軸受12の内輪12bの端面12
dの外径より等しいか大きくすると、ラジアル側で生じ
るすべりをスラスト側の摩擦力により抑制するため、内
輪12bとクランク軸6b,6cとがすべりを起こさず
共廻りするため摩耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提
供することができる。
承平面部6c外径を副軸受12の内輪12bの端面12
dの外径より等しいか大きくすると、ラジアル側で生じ
るすべりをスラスト側の摩擦力により抑制するため、内
輪12bとクランク軸6b,6cとがすべりを起こさず
共廻りするため摩耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提
供することができる。
【0028】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように、
請求項1記載の発明によれば、冷媒として弗化炭素水素
系冷媒を使用するスクロール圧縮機で、副軸受を転がり
形のラジアル軸受とし、クランク軸の副軸受内輪への挿
入摺動部の幅を内輪の幅より短くし、クランク軸のスラ
スト荷重の支承を前記転がり形の副軸受の内輪の端面で
行うことにより、クランク軸のスラスト力を転がり軸受
を内輪端面が受け、ラジアル荷重側接触長さが短いので
内輪はスラスト面に沿って密着するので、塩素のない冷
媒でも、内輪とクランク軸がすべりを起こさず共廻りを
し、摩耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供すること
ができる。
請求項1記載の発明によれば、冷媒として弗化炭素水素
系冷媒を使用するスクロール圧縮機で、副軸受を転がり
形のラジアル軸受とし、クランク軸の副軸受内輪への挿
入摺動部の幅を内輪の幅より短くし、クランク軸のスラ
スト荷重の支承を前記転がり形の副軸受の内輪の端面で
行うことにより、クランク軸のスラスト力を転がり軸受
を内輪端面が受け、ラジアル荷重側接触長さが短いので
内輪はスラスト面に沿って密着するので、塩素のない冷
媒でも、内輪とクランク軸がすべりを起こさず共廻りを
し、摩耗が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供すること
ができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、クランク軸
の副軸受内輪への挿入摺動部の幅の中心線と幅軸受の転
動体の中心線とほぼ一致させたもので、ラジアル荷重に
よる内輪の傾きがないのでスラスト面が密着し、内輪と
クランク軸がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少
なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
の副軸受内輪への挿入摺動部の幅の中心線と幅軸受の転
動体の中心線とほぼ一致させたもので、ラジアル荷重に
よる内輪の傾きがないのでスラスト面が密着し、内輪と
クランク軸がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少
なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、クランク軸
のスラスト荷重の支承平面部外径を副軸受の内輪の端面
外径より等しいか大きくしたもので、ラジアル側で生じ
るすべりをスラスト側の摩擦力により抑制し、内輪とク
ランク軸がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少な
く、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
のスラスト荷重の支承平面部外径を副軸受の内輪の端面
外径より等しいか大きくしたもので、ラジアル側で生じ
るすべりをスラスト側の摩擦力により抑制し、内輪とク
ランク軸がすべりを起こさず共廻りするため摩耗が少な
く、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例として冷凍機用圧縮機を示す
断面図
断面図
【図2】本発明の実施例を示すクランク軸受面および転
がり軸受部の断面図
がり軸受部の断面図
【図3】従来の冷凍機用圧縮機の断面図
【図4】従来の冷凍機用圧縮機の断面図
1 密閉容器 2 圧縮機構 2a 固定渦巻羽根部材 2b 旋回渦巻羽根部材 3 電動機 6 クランク軸 6b クランク軸の摺動部 6c スラスト受部 9 主軸受 12 副軸受 12b 副軸受内輪 12c 副軸受転動体 12d 副軸受の端面
Claims (4)
- 【請求項1】 冷媒として弗化炭素水素系冷媒群のうち
少なくとも1種または2種以上を混合した混合冷媒を使
用し、密閉容器の内部に、電動機と、この電動機で駆動
する圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を、固定渦巻羽根
部材と、旋回渦巻羽根部材と、前記旋回渦巻羽根部材を
旋回駆動させるクランク軸と、このクランク軸に形成し
た主軸を支承する主軸受を有する主軸受部材とを含んで
構成し、前記クランク軸の主軸とは反対側の端部を支承
する副軸受を転がり形のラジアル軸受とし、前記クラン
ク軸の副軸受内輪への挿入摺動部の幅を内輪の幅より短
くし、クランク軸のスラスト荷重の支承を前記転がり形
の副軸受の内輪の端面で行った冷凍機用圧縮機。 - 【請求項2】 クランク軸の副軸受内輪への挿入摺動部
の幅の中心線と副軸受の転動体の中心線とほぼ一致させ
た請求項1記載の冷凍機用圧縮機。 - 【請求項3】 クランク軸のスラスト荷重の支承平面部
外径を副軸受の内輪の端面外径より等しいか大きくした
請求項1または2記載の冷凍機用圧縮機。 - 【請求項4】 冷凍機油としてエステル油を使用する請
求項1から3いずれかに記載の冷凍機用圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236328A JPH1082378A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 冷凍機用圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236328A JPH1082378A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 冷凍機用圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082378A true JPH1082378A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16999187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8236328A Pending JPH1082378A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 冷凍機用圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082378A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014320A (ja) * | 1998-02-26 | 2008-01-24 | Denso Corp | 電動圧縮機 |
| WO2019230452A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | 電動スクロール圧縮機 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8236328A patent/JPH1082378A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014320A (ja) * | 1998-02-26 | 2008-01-24 | Denso Corp | 電動圧縮機 |
| WO2019230452A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | 電動スクロール圧縮機 |
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