JPH1082527A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents
ガスタービン燃焼器Info
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- JPH1082527A JPH1082527A JP23548996A JP23548996A JPH1082527A JP H1082527 A JPH1082527 A JP H1082527A JP 23548996 A JP23548996 A JP 23548996A JP 23548996 A JP23548996 A JP 23548996A JP H1082527 A JPH1082527 A JP H1082527A
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- combustor
- combustor liner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】燃焼に関与しない空気量の増大防止、低NOx
化の特性の維持、タービン性能の向上、空気冷却性能お
よび構造強度の向上等を図る。 【解決手段】筒状の燃焼器ライナ21、燃料を燃焼室内
に供給するパイロット燃料ノズル18、燃料と空気との
予混合燃料を供給する予混合ダクト19、燃焼ガスをタ
ービン13側に導入する尾筒20を備える。パイロット
燃料ノズルの燃料吹出し部および予混合ダクト内に燃焼
用空気を導入する空気流路を、燃焼器ライナとその外周
側に設けたフロースリーブとの間の環状空間22によっ
て形成する。空気流路内で燃焼用空気を燃焼器ライナの
下流側から上流側に向って流動させることにより燃焼器
ライナの冷却空気として使用する。環状空間に面する燃
焼器ライナの外周面に、冷却空気の乱流促進手段とし
て、燃焼器ライナ軸方向と交差するリブ状のフィン29
を設ける。
化の特性の維持、タービン性能の向上、空気冷却性能お
よび構造強度の向上等を図る。 【解決手段】筒状の燃焼器ライナ21、燃料を燃焼室内
に供給するパイロット燃料ノズル18、燃料と空気との
予混合燃料を供給する予混合ダクト19、燃焼ガスをタ
ービン13側に導入する尾筒20を備える。パイロット
燃料ノズルの燃料吹出し部および予混合ダクト内に燃焼
用空気を導入する空気流路を、燃焼器ライナとその外周
側に設けたフロースリーブとの間の環状空間22によっ
て形成する。空気流路内で燃焼用空気を燃焼器ライナの
下流側から上流側に向って流動させることにより燃焼器
ライナの冷却空気として使用する。環状空間に面する燃
焼器ライナの外周面に、冷却空気の乱流促進手段とし
て、燃焼器ライナ軸方向と交差するリブ状のフィン29
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電プラン
ト、コンバインドサイクル発電プラント等に適用される
ガスタービン燃焼器に係り、特に燃焼用空気を燃焼器ラ
イナまたは尾筒の冷却空気としても使用するガスタービ
ン燃焼器の冷却性能改善技術に関するものである。
ト、コンバインドサイクル発電プラント等に適用される
ガスタービン燃焼器に係り、特に燃焼用空気を燃焼器ラ
イナまたは尾筒の冷却空気としても使用するガスタービ
ン燃焼器の冷却性能改善技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、火力発電プラントやコンバインド
サイクル発電プラント等に適用されるガスタービンは、
一層の高効率化を目指して作動条件が高温、高圧化さ
れ、それに伴って燃焼ガス温度が高まる傾向にある。
サイクル発電プラント等に適用されるガスタービンは、
一層の高効率化を目指して作動条件が高温、高圧化さ
れ、それに伴って燃焼ガス温度が高まる傾向にある。
【0003】燃焼ガス温度が高まると、ガスタービン燃
焼器やタービン部品の耐用寿命長期化の観点から、構造
強度や材料強度の向上および過熱防止のための冷却性能
の向上等が必要となる。一般にガスタービンでは、ガス
タービン圧縮機からの圧縮空気をガスタービン燃焼器や
タービン部品の冷却に使用する空気冷却方式が多く採用
されており、この方式においては、ガスタービン燃焼器
の過熱防止のために冷却空気を多量に供給して冷却機能
を高めることが必要となる。
焼器やタービン部品の耐用寿命長期化の観点から、構造
強度や材料強度の向上および過熱防止のための冷却性能
の向上等が必要となる。一般にガスタービンでは、ガス
タービン圧縮機からの圧縮空気をガスタービン燃焼器や
タービン部品の冷却に使用する空気冷却方式が多く採用
されており、この方式においては、ガスタービン燃焼器
の過熱防止のために冷却空気を多量に供給して冷却機能
を高めることが必要となる。
【0004】また、燃焼ガス温度が高まると、排気ガス
中に含まれるNOx濃度が高くなり易いことから、その
防止手段として燃焼用空気を多量に供給して対燃料割合
を高める必要等も生じる。この排気ガス中のNOx低減
のために、燃焼用空気の対燃料割合を高める技術として
は、燃焼用空気と燃料とを予め混合させて稀薄燃料とし
て燃焼器に供給する予混合稀薄燃焼方式が開発されてい
る。この予混合稀薄燃焼方式によると、燃焼器ライナに
供給される燃料と空気とが均一に混合し、局所的火炎の
高温化が防止され、燃焼室内温度が均一となって低NO
x化が図られる。
中に含まれるNOx濃度が高くなり易いことから、その
防止手段として燃焼用空気を多量に供給して対燃料割合
を高める必要等も生じる。この排気ガス中のNOx低減
のために、燃焼用空気の対燃料割合を高める技術として
は、燃焼用空気と燃料とを予め混合させて稀薄燃料とし
て燃焼器に供給する予混合稀薄燃焼方式が開発されてい
る。この予混合稀薄燃焼方式によると、燃焼器ライナに
供給される燃料と空気とが均一に混合し、局所的火炎の
高温化が防止され、燃焼室内温度が均一となって低NO
x化が図られる。
【0005】ところで、予混合稀薄燃焼方式のガスター
ビン燃焼器においては、予混合用空気もガスタービン圧
縮器から供給される空気を利用している。したがって、
この予混合用空気の供給量を増大させると、ガスタービ
ン圧縮機からの空気を冷却空気として使用できる量が相
対的に低減することになる。このため、ガスタービンの
冷却性と予混合用空気量とを共に増大させつつ、ガスタ
ービンの高効率化を図るためには、ガスタービン燃焼器
の空気冷却能率をより一層向上させることが必要とな
る。
ビン燃焼器においては、予混合用空気もガスタービン圧
縮器から供給される空気を利用している。したがって、
この予混合用空気の供給量を増大させると、ガスタービ
ン圧縮機からの空気を冷却空気として使用できる量が相
対的に低減することになる。このため、ガスタービンの
冷却性と予混合用空気量とを共に増大させつつ、ガスタ
ービンの高効率化を図るためには、ガスタービン燃焼器
の空気冷却能率をより一層向上させることが必要とな
る。
【0006】図13は、このような観点から開発された
高能率冷却手段の一例として、インピンジメント冷却に
よるガスタービン燃焼器1の冷却構造を示している。こ
のガスタービン燃焼器1では、燃焼器ライナ2の外周側
がスリーブ3によって覆われてその間に環状空間4が形
成されている。これらスリーブ3および燃焼器ライナ2
に、位置を異ならせて多数の空気孔5、6がそれぞれ穿
設してある。そして、スリーブ3の外周側を流れる高圧
空気aを、そのスリーブ3の空気孔5から燃焼器ライナ
2に向かって噴出させ、その際の空気aの燃焼器ライナ
2の外周面への衝突(インピンジメント)よって、燃焼
器ライナ2を高能率で冷却させることができる。冷却に
使用された空気aは、その後燃焼器ライナ2の空気孔6
から燃焼室内7に導入され、燃焼に供される。
高能率冷却手段の一例として、インピンジメント冷却に
よるガスタービン燃焼器1の冷却構造を示している。こ
のガスタービン燃焼器1では、燃焼器ライナ2の外周側
がスリーブ3によって覆われてその間に環状空間4が形
成されている。これらスリーブ3および燃焼器ライナ2
に、位置を異ならせて多数の空気孔5、6がそれぞれ穿
設してある。そして、スリーブ3の外周側を流れる高圧
空気aを、そのスリーブ3の空気孔5から燃焼器ライナ
2に向かって噴出させ、その際の空気aの燃焼器ライナ
2の外周面への衝突(インピンジメント)よって、燃焼
器ライナ2を高能率で冷却させることができる。冷却に
使用された空気aは、その後燃焼器ライナ2の空気孔6
から燃焼室内7に導入され、燃焼に供される。
【0007】また、図14は他の例として、フィルム冷
却による燃焼器の冷却構造を示している。この技術で
は、燃焼器ライナ2が軸方向に多段構造とされ、その段
部に軸方向に沿う空気孔8が穿設されるとともに、その
燃焼器ライナ2の空気孔8下流側に軸方向に沿うガイド
板9が設けてある。そして、燃焼器ライナ2の外周面側
から空気孔8を介して流入した空気aが、ガイド板9に
より燃焼器ライナ2の内周面に沿って薄い膜となって拡
散流動し、燃焼器ライナ2の内周面と燃焼室7内の高温
の燃焼ガスとの間でフィルム状の境界層を形成するよう
になっている。この境界層を形成する空気aは、燃焼器
ライナ2から熱を奪って冷却作用を行うとともに、自ら
温度上昇して燃焼ガスと燃焼器ライナ2との間に温度勾
配層を形成して熱伝達率を低下させることで、燃焼器ラ
イナ2の温度を低下させる。なお、このフィルム冷却
は、図13に示したインピンジメント冷却と同時採用さ
れる場合が多い。
却による燃焼器の冷却構造を示している。この技術で
は、燃焼器ライナ2が軸方向に多段構造とされ、その段
部に軸方向に沿う空気孔8が穿設されるとともに、その
燃焼器ライナ2の空気孔8下流側に軸方向に沿うガイド
板9が設けてある。そして、燃焼器ライナ2の外周面側
から空気孔8を介して流入した空気aが、ガイド板9に
より燃焼器ライナ2の内周面に沿って薄い膜となって拡
散流動し、燃焼器ライナ2の内周面と燃焼室7内の高温
の燃焼ガスとの間でフィルム状の境界層を形成するよう
になっている。この境界層を形成する空気aは、燃焼器
ライナ2から熱を奪って冷却作用を行うとともに、自ら
温度上昇して燃焼ガスと燃焼器ライナ2との間に温度勾
配層を形成して熱伝達率を低下させることで、燃焼器ラ
イナ2の温度を低下させる。なお、このフィルム冷却
は、図13に示したインピンジメント冷却と同時採用さ
れる場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図13に示したインピ
ンジメント冷却において高い冷却性能を得るためには、
熱伝達率を高めるべく、スリーブ3の外周側空間と、内
周側空間つまり環状空間4との間で高い差圧を必要とす
る。しかし、この差圧の増大は燃焼器圧力損失の増大に
つながり、ガスタービン圧縮器の吐出圧力の上昇、また
は燃焼器出口圧力の低下を招くこととなり、ガスタービ
ン性能の向上に不利な影響を与える可能性がある。
ンジメント冷却において高い冷却性能を得るためには、
熱伝達率を高めるべく、スリーブ3の外周側空間と、内
周側空間つまり環状空間4との間で高い差圧を必要とす
る。しかし、この差圧の増大は燃焼器圧力損失の増大に
つながり、ガスタービン圧縮器の吐出圧力の上昇、また
は燃焼器出口圧力の低下を招くこととなり、ガスタービ
ン性能の向上に不利な影響を与える可能性がある。
【0009】一方、図14に示したフィルム冷却におい
て高い冷却性能を得るためには、燃焼器ライナ2の内周
面に沿う冷却空気の流量を増大させる必要がある。しか
し、この冷却空気は燃焼に関与しない空気であるから、
前述した予混合稀薄燃焼方式のガスタービン燃焼器に適
用した場合には、予混合燃料の当量比を高くする結果と
なり、局所的な火炎温度の上昇や温度分布の不均一を生
じて、低NOx化の特性を損なう結果を招く可能性があ
る。
て高い冷却性能を得るためには、燃焼器ライナ2の内周
面に沿う冷却空気の流量を増大させる必要がある。しか
し、この冷却空気は燃焼に関与しない空気であるから、
前述した予混合稀薄燃焼方式のガスタービン燃焼器に適
用した場合には、予混合燃料の当量比を高くする結果と
なり、局所的な火炎温度の上昇や温度分布の不均一を生
じて、低NOx化の特性を損なう結果を招く可能性があ
る。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、差圧の増大や燃焼に関与しない空気量の増大を
防止して予混合稀薄燃焼方式による低NOx化の特性を
維持しつつ、タービン性能の向上が図れるとともに、空
気冷却性能および構造強度の向上等が図れるガスタービ
ン燃焼器を提供することを目的とする。
もので、差圧の増大や燃焼に関与しない空気量の増大を
防止して予混合稀薄燃焼方式による低NOx化の特性を
維持しつつ、タービン性能の向上が図れるとともに、空
気冷却性能および構造強度の向上等が図れるガスタービ
ン燃焼器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、内部を燃焼室とする
筒状の燃焼器ライナと、この燃焼器ライナの上流側端部
に設けられ、燃料を前記燃焼室内に供給するパイロット
燃料ノズルと、このパイロット燃料ノズルの下流側に位
置して前記燃焼器ライナの周壁に接続され、燃料と空気
との予混合燃料を供給する予混合ダクトと、前記燃焼器
ライナの下流側端部に連結され、燃焼ガスをタービン側
に導入する尾筒とを備えた予混合稀薄燃焼方式のガスタ
ービン燃焼器であって、前記パイロット燃料ノズルの燃
料吹出し部および前記予混合ダクト内に燃焼用空気を導
入する空気流路を、前記燃焼器ライナとその外周側に設
けたフロースリーブとの間の環状空間によって形成し、
その空気流路内で燃焼用空気を前記燃焼器ライナの下流
側から上流側に向って流動させることにより前記燃焼器
ライナの冷却空気として使用するものにおいて、前記環
状空間に面する燃焼器ライナの外周面に、前記冷却空気
の乱流促進手段として、燃焼器ライナ軸方向と交差する
リブ状のフィンを設けたことを特徴とするガスタービン
燃焼器を提供する。
めに、請求項1に記載の発明では、内部を燃焼室とする
筒状の燃焼器ライナと、この燃焼器ライナの上流側端部
に設けられ、燃料を前記燃焼室内に供給するパイロット
燃料ノズルと、このパイロット燃料ノズルの下流側に位
置して前記燃焼器ライナの周壁に接続され、燃料と空気
との予混合燃料を供給する予混合ダクトと、前記燃焼器
ライナの下流側端部に連結され、燃焼ガスをタービン側
に導入する尾筒とを備えた予混合稀薄燃焼方式のガスタ
ービン燃焼器であって、前記パイロット燃料ノズルの燃
料吹出し部および前記予混合ダクト内に燃焼用空気を導
入する空気流路を、前記燃焼器ライナとその外周側に設
けたフロースリーブとの間の環状空間によって形成し、
その空気流路内で燃焼用空気を前記燃焼器ライナの下流
側から上流側に向って流動させることにより前記燃焼器
ライナの冷却空気として使用するものにおいて、前記環
状空間に面する燃焼器ライナの外周面に、前記冷却空気
の乱流促進手段として、燃焼器ライナ軸方向と交差する
リブ状のフィンを設けたことを特徴とするガスタービン
燃焼器を提供する。
【0012】請求項2の発明では、内部を燃焼室とする
筒状の燃焼器ライナと、この燃焼器ライナの上流側端部
に設けられ、燃料を前記燃焼室内に供給するパイロット
燃料ノズルと、このパイロット燃料ノズルの下流側に位
置して前記燃焼器ライナの周壁に接続され、燃料と空気
との予混合燃料を供給する予混合ダクトと、前記燃焼器
ライナの下流側端部に連結され、燃焼ガスをタービン側
に導入する尾筒とを備えた予混合稀薄燃焼方式のガスタ
ービン燃焼器であって、前記パイロット燃料ノズルの燃
料吹出し部および前記予混合ダクト内に燃焼用空気を導
入する空気流路を、前記燃焼器ライナおよび前記尾筒
と、これらの外周側にそれぞれ設けたフロースリーブお
よび尾筒外筒との間の環状空間によって形成し、その空
気流路内で空気を前記尾筒および前記燃焼器ライナの下
流側から上流側に向って流動させることにより前記尾筒
および前記燃焼器ライナの冷却空気として使用するもの
において、前記環状空間に面する尾筒および燃焼器ライ
ナの外周面に、前記冷却空気の乱流促進手段として、燃
焼器ライナ軸方向と交差するリブ状のフィンを設けたこ
とを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
筒状の燃焼器ライナと、この燃焼器ライナの上流側端部
に設けられ、燃料を前記燃焼室内に供給するパイロット
燃料ノズルと、このパイロット燃料ノズルの下流側に位
置して前記燃焼器ライナの周壁に接続され、燃料と空気
との予混合燃料を供給する予混合ダクトと、前記燃焼器
ライナの下流側端部に連結され、燃焼ガスをタービン側
に導入する尾筒とを備えた予混合稀薄燃焼方式のガスタ
ービン燃焼器であって、前記パイロット燃料ノズルの燃
料吹出し部および前記予混合ダクト内に燃焼用空気を導
入する空気流路を、前記燃焼器ライナおよび前記尾筒
と、これらの外周側にそれぞれ設けたフロースリーブお
よび尾筒外筒との間の環状空間によって形成し、その空
気流路内で空気を前記尾筒および前記燃焼器ライナの下
流側から上流側に向って流動させることにより前記尾筒
および前記燃焼器ライナの冷却空気として使用するもの
において、前記環状空間に面する尾筒および燃焼器ライ
ナの外周面に、前記冷却空気の乱流促進手段として、燃
焼器ライナ軸方向と交差するリブ状のフィンを設けたこ
とを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0013】請求項3の発明では、請求項1または2記
載のガスタービン燃焼器において、燃焼器ライナおよび
尾筒を囲むガスタービンケーシング内の空間がガスター
ビン圧縮器から供給される圧縮空気の流路とされてお
り、前記燃焼器ライナのフロースリーブの下流側端部ま
たは前記尾筒外筒の下流側端部に、前記圧縮空気の流路
から環状空間に連通する複数の空気流入孔を開口させた
ことを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
載のガスタービン燃焼器において、燃焼器ライナおよび
尾筒を囲むガスタービンケーシング内の空間がガスター
ビン圧縮器から供給される圧縮空気の流路とされてお
り、前記燃焼器ライナのフロースリーブの下流側端部ま
たは前記尾筒外筒の下流側端部に、前記圧縮空気の流路
から環状空間に連通する複数の空気流入孔を開口させた
ことを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0014】請求項4の発明では、請求項3記載のガス
タービン燃焼器において、空気流入孔は燃焼器ライナの
フロースリーブまたは尾筒外筒の軸方向に沿って複数開
口させ、これにより環状空間内での空気流れに沿う順流
方向で冷却空気の追加流入が行われるようにし、前記冷
却空気流入孔の数、その開口面積、または前記環状空間
の径方向高さを、前記フロースリーブおよび前記尾筒の
冷却空気圧力、流量、流速、または前記環状空間内の空
気圧力バランスに基づいて設定したことを特徴とするガ
スタービン燃焼器を提供する。
タービン燃焼器において、空気流入孔は燃焼器ライナの
フロースリーブまたは尾筒外筒の軸方向に沿って複数開
口させ、これにより環状空間内での空気流れに沿う順流
方向で冷却空気の追加流入が行われるようにし、前記冷
却空気流入孔の数、その開口面積、または前記環状空間
の径方向高さを、前記フロースリーブおよび前記尾筒の
冷却空気圧力、流量、流速、または前記環状空間内の空
気圧力バランスに基づいて設定したことを特徴とするガ
スタービン燃焼器を提供する。
【0015】請求項5の発明では、請求項2から4まで
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、燃焼
器ライナとフロースリーブとによって形成される環状空
間は、尾筒外筒に設けた空気流入孔から流入される空気
量と、前記フロースリーブに設けられる空気流入孔から
流入される空気量との合算分に対応して、前記尾筒外周
側の環状空間よりも流路断面積を拡大させた設定とし、
かつ前記フロースリーブの空気流入孔部位には、前記尾
筒側の環状空間を流れる空気を尾筒外周面に向ける円錐
台形の案内筒を設けたことを特徴とするガスタービン燃
焼器を提供する。
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、燃焼
器ライナとフロースリーブとによって形成される環状空
間は、尾筒外筒に設けた空気流入孔から流入される空気
量と、前記フロースリーブに設けられる空気流入孔から
流入される空気量との合算分に対応して、前記尾筒外周
側の環状空間よりも流路断面積を拡大させた設定とし、
かつ前記フロースリーブの空気流入孔部位には、前記尾
筒側の環状空間を流れる空気を尾筒外周面に向ける円錐
台形の案内筒を設けたことを特徴とするガスタービン燃
焼器を提供する。
【0016】請求項6の発明では、請求項1から5まで
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、燃焼
器ライナの外周面または尾筒の外周面に設けられた乱流
促進手段としてのリブ状のフィンに加え、フロースリー
ブの内周面または尾筒外筒の内周面側にも乱流促進手段
としてのリブ状のフィンを前記フィンと対向配置で設け
たことを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、燃焼
器ライナの外周面または尾筒の外周面に設けられた乱流
促進手段としてのリブ状のフィンに加え、フロースリー
ブの内周面または尾筒外筒の内周面側にも乱流促進手段
としてのリブ状のフィンを前記フィンと対向配置で設け
たことを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0017】請求項7の発明では、請求項6記載のガス
タービン燃焼器において、燃焼器ライナの外周面または
尾筒の外周面に設けられたフィンと、フロースリーブ内
周面または尾筒外筒の内周面側に設けられたフィンとの
相対位置は、燃焼器軸方向で一致する面対象位置となる
正則配列、あるいは燃焼器軸方向でピッチをずらした互
い違い配置であることを特徴とするガスタービン燃焼器
を提供する。
タービン燃焼器において、燃焼器ライナの外周面または
尾筒の外周面に設けられたフィンと、フロースリーブ内
周面または尾筒外筒の内周面側に設けられたフィンとの
相対位置は、燃焼器軸方向で一致する面対象位置となる
正則配列、あるいは燃焼器軸方向でピッチをずらした互
い違い配置であることを特徴とするガスタービン燃焼器
を提供する。
【0018】請求項8の発明では、請求項1から7まで
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、乱流
促進手段としてのフィンは、燃焼器ライナまたは尾筒の
周方向に連続または不連続な形状として設けられ、また
は環状空間部における軸方向熱伝達率の分布勾配に基づ
いて形状、寸法、配列数、軸方向距離を変化して設けら
れ、さらに環状空間の径方向高さは、前記環状空間部に
おける軸方向熱伝達率の分布勾配に基づいて変化してい
ることを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、乱流
促進手段としてのフィンは、燃焼器ライナまたは尾筒の
周方向に連続または不連続な形状として設けられ、また
は環状空間部における軸方向熱伝達率の分布勾配に基づ
いて形状、寸法、配列数、軸方向距離を変化して設けら
れ、さらに環状空間の径方向高さは、前記環状空間部に
おける軸方向熱伝達率の分布勾配に基づいて変化してい
ることを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0019】請求項9の発明では、請求項1から8まで
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、燃焼
器ライナの外周面または尾筒の外周面と、フロースリー
ブの内周面または尾筒外筒の内周面側との少なくともい
ずれか一方に、環状空間内での空気流れを燃焼器ライナ
軸方向に沿って規制する複数の整流板を設けたことを特
徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
のいずれかに記載のガスタービン燃焼器において、燃焼
器ライナの外周面または尾筒の外周面と、フロースリー
ブの内周面または尾筒外筒の内周面側との少なくともい
ずれか一方に、環状空間内での空気流れを燃焼器ライナ
軸方向に沿って規制する複数の整流板を設けたことを特
徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0020】請求項10の発明では、請求項9記載のガ
スタービン燃焼器において、整流板は、燃焼器ライナ軸
方向に沿って形成されて冷却空気を直進させる直線状の
アクシャルリブ、または燃焼器ライナ軸方向に螺旋状に
湾曲形成されて冷却空気に旋回流を発生させる曲線状の
アクシャルリブであることを特徴とするガスタービン燃
焼器を提供する。
スタービン燃焼器において、整流板は、燃焼器ライナ軸
方向に沿って形成されて冷却空気を直進させる直線状の
アクシャルリブ、または燃焼器ライナ軸方向に螺旋状に
湾曲形成されて冷却空気に旋回流を発生させる曲線状の
アクシャルリブであることを特徴とするガスタービン燃
焼器を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
燃焼器の実施形態について図1〜図12を参照して説明
する。
燃焼器の実施形態について図1〜図12を参照して説明
する。
【0022】第1実施形態(図1〜図4) 本実施形態のガスタービン燃焼器は予混合稀薄燃焼方式
のものであり、図1はガスタービン燃焼器の全体構成を
示す断面図であり、図2は図1に示したガスタービン燃
焼器の燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視図であ
り、図3は図2の一部を拡大して示す断面図であり、図
4は図1に示したガスタービン燃焼器の尾筒部分を示す
断面図である。
のものであり、図1はガスタービン燃焼器の全体構成を
示す断面図であり、図2は図1に示したガスタービン燃
焼器の燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視図であ
り、図3は図2の一部を拡大して示す断面図であり、図
4は図1に示したガスタービン燃焼器の尾筒部分を示す
断面図である。
【0023】図1に示すように、このガスタービン燃焼
器11は、ガスタービン圧縮器12とタービン13との
間に位置してケーシング14に支持されており、タービ
ン軸15回りに間隔的に複数配置されている。
器11は、ガスタービン圧縮器12とタービン13との
間に位置してケーシング14に支持されており、タービ
ン軸15回りに間隔的に複数配置されている。
【0024】このガスタービン燃焼器11は、内部を燃
焼室16とする筒状の燃焼器ライナ17と、この燃焼器
ライナ17の上流側端部に設けられ、燃料を燃焼室16
内に供給するパイロット燃料ノズル18と、このパイロ
ット燃料ノズル18の下流側に位置して燃焼器ライナ1
7の周壁に連通接続され、燃料と空気との予混合燃料を
燃焼室16に供給する複数の予混合ダクト19と、燃焼
器ライナ17の下流側端部に連結され、燃焼ガスをター
ビン13側に導入する尾筒20とを備えた構成とされて
いる。
焼室16とする筒状の燃焼器ライナ17と、この燃焼器
ライナ17の上流側端部に設けられ、燃料を燃焼室16
内に供給するパイロット燃料ノズル18と、このパイロ
ット燃料ノズル18の下流側に位置して燃焼器ライナ1
7の周壁に連通接続され、燃料と空気との予混合燃料を
燃焼室16に供給する複数の予混合ダクト19と、燃焼
器ライナ17の下流側端部に連結され、燃焼ガスをター
ビン13側に導入する尾筒20とを備えた構成とされて
いる。
【0025】燃焼器ライナ17の外周側はライナ外筒と
してのフロースリーブ21で囲まれ、それらの間に環状
空間22が形成されている。このフロースリーブ21の
一端側がタービンケーシング14にヘッドプレート14
aを介してパイロット燃料ノズル18とともに固定され
ている。ヘッドプレート14aには、パイロット燃料ノ
ズル18を囲む配置で予混合用燃料bを供給する予混合
燃料ノズル23が設けられ、この予混合燃料ノズル23
が予混合ダクト19の空気入口端部24に臨んでいる。
そして、空気入口端部24が環状空間22内に配置され
ている。
してのフロースリーブ21で囲まれ、それらの間に環状
空間22が形成されている。このフロースリーブ21の
一端側がタービンケーシング14にヘッドプレート14
aを介してパイロット燃料ノズル18とともに固定され
ている。ヘッドプレート14aには、パイロット燃料ノ
ズル18を囲む配置で予混合用燃料bを供給する予混合
燃料ノズル23が設けられ、この予混合燃料ノズル23
が予混合ダクト19の空気入口端部24に臨んでいる。
そして、空気入口端部24が環状空間22内に配置され
ている。
【0026】一方、尾筒20の外周側は尾筒外筒25に
よって覆われ、これらの間に環状空間26が形成されて
いる。この尾筒外筒25がフロースリーブ21に連結さ
れて両環状空間22、26が連通状態となっている。つ
まり、尾筒20は燃焼器ライナ17の外周面に当接する
状態で嵌合し、また尾筒外筒25はフロースリーブ21
の内周面に当接する状態で嵌合している。これにより、
両環状空間22、26が互いに連通しているものであ
る。
よって覆われ、これらの間に環状空間26が形成されて
いる。この尾筒外筒25がフロースリーブ21に連結さ
れて両環状空間22、26が連通状態となっている。つ
まり、尾筒20は燃焼器ライナ17の外周面に当接する
状態で嵌合し、また尾筒外筒25はフロースリーブ21
の内周面に当接する状態で嵌合している。これにより、
両環状空間22、26が互いに連通しているものであ
る。
【0027】本実施形態では、この尾筒外筒25の燃焼
器ライナ軸方向最下流側端部位置に空気流入孔27が開
口しており、ガスタービン圧縮器12から送られる圧縮
空気aが、ガスタービンケーシング内の空気の流路28
を介して空気流入孔27から環状空間22、26に流入
するようになっている。この環状空間22、26に流入
した空気aは、尾筒20の外周面および燃焼器ライナ1
7の外周面に接してこれらを冷却した後、その空気自信
が予熱されてパイロット燃料ノズル18の周囲部および
予混合ダクト19の空気入口端部24に供給される。即
ち、空気aは環状空間22、26内で冷却空気として使
用された後、燃焼用空気として使用されるものであり、
環状空間22、26は冷却空気流路となっている。
器ライナ軸方向最下流側端部位置に空気流入孔27が開
口しており、ガスタービン圧縮器12から送られる圧縮
空気aが、ガスタービンケーシング内の空気の流路28
を介して空気流入孔27から環状空間22、26に流入
するようになっている。この環状空間22、26に流入
した空気aは、尾筒20の外周面および燃焼器ライナ1
7の外周面に接してこれらを冷却した後、その空気自信
が予熱されてパイロット燃料ノズル18の周囲部および
予混合ダクト19の空気入口端部24に供給される。即
ち、空気aは環状空間22、26内で冷却空気として使
用された後、燃焼用空気として使用されるものであり、
環状空間22、26は冷却空気流路となっている。
【0028】そして、図2および図3に示すように、環
状空間22に面する燃焼器ライナ17の外周面に、冷却
空気の乱流促進手段として、燃焼器ライナ17軸方向と
交差するリブ状のフィン29が設けられている。このフ
ィン29は、燃焼器ライナ17の周方向に沿って連続し
たリブとして燃焼器ライナ17と一体に形成されてお
り、かつ軸方向に沿って一定のピッチで間隔的に配置さ
れている。また、これらのフィン29の断面は四角形状
であり、その突出高さは略一定とされている。
状空間22に面する燃焼器ライナ17の外周面に、冷却
空気の乱流促進手段として、燃焼器ライナ17軸方向と
交差するリブ状のフィン29が設けられている。このフ
ィン29は、燃焼器ライナ17の周方向に沿って連続し
たリブとして燃焼器ライナ17と一体に形成されてお
り、かつ軸方向に沿って一定のピッチで間隔的に配置さ
れている。また、これらのフィン29の断面は四角形状
であり、その突出高さは略一定とされている。
【0029】また、図4に示すように、環状空間26に
面する尾筒20の外周面にも、その軸方向と交差する方
向に沿ってリブ状のフィン30が設けられている。この
フィン30は、尾筒20の周方向に沿って連続したリブ
として尾筒20と一体に形成されており、かつ軸方向に
沿って一定のピッチで間隔的に配置されている。また、
これらのフィン30の断面も四角形状であり、その突出
高さは略一定とされている。
面する尾筒20の外周面にも、その軸方向と交差する方
向に沿ってリブ状のフィン30が設けられている。この
フィン30は、尾筒20の周方向に沿って連続したリブ
として尾筒20と一体に形成されており、かつ軸方向に
沿って一定のピッチで間隔的に配置されている。また、
これらのフィン30の断面も四角形状であり、その突出
高さは略一定とされている。
【0030】しかして、ガスタービン圧縮器12から供
給される空気aはガスタービンケーシング14内の空気
の流路28から尾筒20の下流側端部位置に開口した空
気流入孔27を介して環状空間26に流入する。流入し
た空気aは、冷却空気として環状空間22を通る間に尾
筒20を冷却し、次いで燃焼器ライナ17側の環状空間
22に流動して燃焼器ライナ17を冷却し、空気自体は
予熱された状態になって燃焼器ライナ17の上流側に流
動する。そして前記のように、パイロット燃料ノズル1
8の周囲に移動して空気吹出し部から燃焼室16内に流
入してパイロット燃料ノズル18から噴出するパイロッ
ト燃料の燃焼に供されるとともに、環状空間22内に配
置している予混合ノズル19の空気入口端部24から予
混合ダクト19に入って燃料bと予混合され、予混合稀
薄燃料となって、吹出し口19aから燃焼室16に噴出
される。
給される空気aはガスタービンケーシング14内の空気
の流路28から尾筒20の下流側端部位置に開口した空
気流入孔27を介して環状空間26に流入する。流入し
た空気aは、冷却空気として環状空間22を通る間に尾
筒20を冷却し、次いで燃焼器ライナ17側の環状空間
22に流動して燃焼器ライナ17を冷却し、空気自体は
予熱された状態になって燃焼器ライナ17の上流側に流
動する。そして前記のように、パイロット燃料ノズル1
8の周囲に移動して空気吹出し部から燃焼室16内に流
入してパイロット燃料ノズル18から噴出するパイロッ
ト燃料の燃焼に供されるとともに、環状空間22内に配
置している予混合ノズル19の空気入口端部24から予
混合ダクト19に入って燃料bと予混合され、予混合稀
薄燃料となって、吹出し口19aから燃焼室16に噴出
される。
【0031】このような本実施形態において、環状空間
26、22に面する尾筒20および燃焼器ライナ17の
外周面に、冷却空気の乱流促進手段として、燃焼器ライ
ナ17軸方向と交差するリブ状のフィン30、29が設
けられているので、環状空間26、22を流れる空気の
乱流が促進される。
26、22に面する尾筒20および燃焼器ライナ17の
外周面に、冷却空気の乱流促進手段として、燃焼器ライ
ナ17軸方向と交差するリブ状のフィン30、29が設
けられているので、環状空間26、22を流れる空気の
乱流が促進される。
【0032】即ち、環状空間26、22の軸方向に沿っ
て冷却空気が流れ、この冷却空気は、尾筒20の外周面
および燃焼器ライナ17の外周面に沿って層状に流れる
が、尾筒20の外周面および燃焼器ライナ17の外周面
に接する部位では境界層を形成する。この境界層となっ
た冷却空気の流れが、フィン30、29によって乱流と
なる。つまり、冷却空気の境界層は、各フィン30、2
9の先端によって一旦剥離される状態となり、フィン3
0、29を越えた後の下流側では尾筒20の外周面およ
び燃焼器ライナ17の外周面に再付着する状態となる。
再付着点近傍の境界層は薄くなり、境界層が薄いほうが
熱伝達率が大きくなることから、尾筒20および燃焼器
ライナ17に、複数の乱流促進手段としてのフィン3
0、29が配列することによって、周期的な境界層の剥
離と再付着を行うことによって、熱伝達の促進効果が極
めて大きくなるものである。
て冷却空気が流れ、この冷却空気は、尾筒20の外周面
および燃焼器ライナ17の外周面に沿って層状に流れる
が、尾筒20の外周面および燃焼器ライナ17の外周面
に接する部位では境界層を形成する。この境界層となっ
た冷却空気の流れが、フィン30、29によって乱流と
なる。つまり、冷却空気の境界層は、各フィン30、2
9の先端によって一旦剥離される状態となり、フィン3
0、29を越えた後の下流側では尾筒20の外周面およ
び燃焼器ライナ17の外周面に再付着する状態となる。
再付着点近傍の境界層は薄くなり、境界層が薄いほうが
熱伝達率が大きくなることから、尾筒20および燃焼器
ライナ17に、複数の乱流促進手段としてのフィン3
0、29が配列することによって、周期的な境界層の剥
離と再付着を行うことによって、熱伝達の促進効果が極
めて大きくなるものである。
【0033】以上のように、冷却空気は、空気流入孔2
7、尾筒20の環状空間26、燃焼器ライナ17の環状
空間22の順に流れ、途中の乱流促進手段であるリブ状
のフィン30、29による冷却効果によって、尾筒20
および燃焼器ライナ17を適正な温度に冷却し、これら
の構造強度を保つように作用する。また、本実施形態の
冷却構造では、燃焼に直接関与しないで燃焼室16に流
入する冷却用空気の量を低減し、燃焼用空気を冷却空気
として最大限に利用することができ、燃焼器全体の冷却
性能を向上させることができると同時に、低NOx化に
有効な燃料の予混合化を可能とする等の効果が奏され
る。
7、尾筒20の環状空間26、燃焼器ライナ17の環状
空間22の順に流れ、途中の乱流促進手段であるリブ状
のフィン30、29による冷却効果によって、尾筒20
および燃焼器ライナ17を適正な温度に冷却し、これら
の構造強度を保つように作用する。また、本実施形態の
冷却構造では、燃焼に直接関与しないで燃焼室16に流
入する冷却用空気の量を低減し、燃焼用空気を冷却空気
として最大限に利用することができ、燃焼器全体の冷却
性能を向上させることができると同時に、低NOx化に
有効な燃料の予混合化を可能とする等の効果が奏され
る。
【0034】なお、本実施形態においては、燃焼器ライ
ナ17および尾筒20の両方にフィン29、30をそれ
ぞれ設けたが、燃焼器ライナ17または尾筒20のいず
れか一方のみにフィン29,30を設けた構成としても
よい。
ナ17および尾筒20の両方にフィン29、30をそれ
ぞれ設けたが、燃焼器ライナ17または尾筒20のいず
れか一方のみにフィン29,30を設けた構成としても
よい。
【0035】第2実施形態(図5) 図5は本実施形態によるガスタービン燃焼器の構成を示
す全体構成図である。
す全体構成図である。
【0036】本実施形態が前記の第1実施形態と異なる
点は、尾筒外筒25の空気流入孔27に加えて、燃焼器
ライナ17を覆うフロースリーブ21にも空気流入孔3
2を設けた点にある。他の構成は第1実施形態とほぼ同
様であるから、重複する説明は省略する。
点は、尾筒外筒25の空気流入孔27に加えて、燃焼器
ライナ17を覆うフロースリーブ21にも空気流入孔3
2を設けた点にある。他の構成は第1実施形態とほぼ同
様であるから、重複する説明は省略する。
【0037】これら尾筒外筒25の空気流入孔27およ
びフロースリーブ21の空気流入孔32により、燃焼器
ライナ17の軸方向に沿って環状空間22に複数カ所か
ら空気が流入し、尾筒17側の環状空間26内から燃焼
器ライナ17側の環状空間22に流れる空気の順流方向
で冷却空気の追加流入が行われるようになっている。こ
れらの空気流入孔27、32の数、その開口面積、また
は環状空間26、22の径方向高さは、燃焼器ライナ1
7および尾筒20の冷却空気圧力、流量、流速、または
環状空間26、22内の空気圧力バランス等が適正にな
るように設定されている。
びフロースリーブ21の空気流入孔32により、燃焼器
ライナ17の軸方向に沿って環状空間22に複数カ所か
ら空気が流入し、尾筒17側の環状空間26内から燃焼
器ライナ17側の環状空間22に流れる空気の順流方向
で冷却空気の追加流入が行われるようになっている。こ
れらの空気流入孔27、32の数、その開口面積、また
は環状空間26、22の径方向高さは、燃焼器ライナ1
7および尾筒20の冷却空気圧力、流量、流速、または
環状空間26、22内の空気圧力バランス等が適正にな
るように設定されている。
【0038】また、燃焼器ライナ17とフロースリーブ
21とによって形成される環状空間22は、尾筒外筒2
5に設けられた空気流入孔27から流入される空気量
と、フロースリーブ21に設けられた空気流入孔32か
ら流入される空気量との合算分に対応して、尾筒20側
の環状空間26よりも流路断面積を拡大させた設定とさ
れる。
21とによって形成される環状空間22は、尾筒外筒2
5に設けられた空気流入孔27から流入される空気量
と、フロースリーブ21に設けられた空気流入孔32か
ら流入される空気量との合算分に対応して、尾筒20側
の環状空間26よりも流路断面積を拡大させた設定とさ
れる。
【0039】さらに、フロースリーブ21の空気流入孔
32部位には、尾筒20側の環状空間26を流れる空気
を尾筒20の外周面に向ける円錐台形の案内筒33が設
けられている。この合流部に設けられている円錐台形の
案内筒33は、冷却用空気の流入を円滑にすると同時
に、尾筒20側の環状空間26からの冷却用空気との合
流による乱れを低減する機能を発揮するものである。
32部位には、尾筒20側の環状空間26を流れる空気
を尾筒20の外周面に向ける円錐台形の案内筒33が設
けられている。この合流部に設けられている円錐台形の
案内筒33は、冷却用空気の流入を円滑にすると同時
に、尾筒20側の環状空間26からの冷却用空気との合
流による乱れを低減する機能を発揮するものである。
【0040】本実施形態においては、ガスタービン圧縮
器12から吐出された空気aが、尾筒外筒25の空気流
入孔27と、フロースリーブ21の空気流入孔32との
軸方向二位置から環状空間26、22に流入する。そし
て、尾筒20の冷却に供された空気が尾筒20の燃焼器
ライナ17側の端部でフロースリーブ21の冷却空気孔
32から流入してきた空気と合流する。この場合、合流
部に設けられている円錐台形の案内筒33は、冷却用空
気の流入を円滑にすると同時に、尾筒20側の環状空間
26からの冷却用空気との合流による乱れを低減する。
また、尾筒20側の空気流入孔27と燃焼器ライナ17
側の空気流入孔32との関係から、各空気流れ部での空
気流量を得る圧力は適正にバランスし、かつ乱流促進用
のフィン30、29で発生する圧力損失と冷却性能とが
適性になる。
器12から吐出された空気aが、尾筒外筒25の空気流
入孔27と、フロースリーブ21の空気流入孔32との
軸方向二位置から環状空間26、22に流入する。そし
て、尾筒20の冷却に供された空気が尾筒20の燃焼器
ライナ17側の端部でフロースリーブ21の冷却空気孔
32から流入してきた空気と合流する。この場合、合流
部に設けられている円錐台形の案内筒33は、冷却用空
気の流入を円滑にすると同時に、尾筒20側の環状空間
26からの冷却用空気との合流による乱れを低減する。
また、尾筒20側の空気流入孔27と燃焼器ライナ17
側の空気流入孔32との関係から、各空気流れ部での空
気流量を得る圧力は適正にバランスし、かつ乱流促進用
のフィン30、29で発生する圧力損失と冷却性能とが
適性になる。
【0041】したがって、以上の冷却構造を有する本実
施形態のガスタービン燃焼器においても、燃焼に直接関
与しないで燃焼室16に流入する冷却用空気の量が低減
され、燃焼用空気を冷却空気として最大限に利用するこ
とができるとともに、燃焼器全体の冷却性能を向上させ
ることができ、かつ低NOx化に有効な燃料の予混合化
が可能となる。特に本実施形態においては、2カ所に分
けた空気流入口27、32から冷却用の空気が供給され
ることで、一部の空気が環状空間26、22の途中位置
である燃焼器ライナ17部分から流入し、この部位から
未加熱の状態の冷却用の空気が供給されることになって
冷却性能の一層の向上が図られる。
施形態のガスタービン燃焼器においても、燃焼に直接関
与しないで燃焼室16に流入する冷却用空気の量が低減
され、燃焼用空気を冷却空気として最大限に利用するこ
とができるとともに、燃焼器全体の冷却性能を向上させ
ることができ、かつ低NOx化に有効な燃料の予混合化
が可能となる。特に本実施形態においては、2カ所に分
けた空気流入口27、32から冷却用の空気が供給され
ることで、一部の空気が環状空間26、22の途中位置
である燃焼器ライナ17部分から流入し、この部位から
未加熱の状態の冷却用の空気が供給されることになって
冷却性能の一層の向上が図られる。
【0042】第3実施形態(図6,7) 図6は本実施形態によるガスタービン燃焼器の燃焼器ラ
イナ17部分を一部断面で示す斜視図であり、図7は図
6の一部を拡大して示す断面図である。
イナ17部分を一部断面で示す斜視図であり、図7は図
6の一部を拡大して示す断面図である。
【0043】本実施形態のガスタービン燃焼器が前記各
実施形態と異なる点は、燃焼器ライナ17側の環状空間
22内に、空気流れを燃焼器ライナ17の軸方向に沿う
ように規制する複数の整流板、即ちアクシャルリブ34
を設けた点にある。他の構成は前記各実施形態とほぼ同
様であるから、重複する説明は省略する。
実施形態と異なる点は、燃焼器ライナ17側の環状空間
22内に、空気流れを燃焼器ライナ17の軸方向に沿う
ように規制する複数の整流板、即ちアクシャルリブ34
を設けた点にある。他の構成は前記各実施形態とほぼ同
様であるから、重複する説明は省略する。
【0044】本実施形態におけるアクシャルリブ34
は、燃焼器ライナ17の外周面に一体的に突出して設け
られ、軸方向に沿って直線形状に配置されるとともに、
複数本のものが周方向に間隔的に配置され、冷却空気を
燃焼器ライナ17の軸方向に沿って直進させるようにな
っている。
は、燃焼器ライナ17の外周面に一体的に突出して設け
られ、軸方向に沿って直線形状に配置されるとともに、
複数本のものが周方向に間隔的に配置され、冷却空気を
燃焼器ライナ17の軸方向に沿って直進させるようにな
っている。
【0045】このような本実施形態の構成によると、燃
焼器ライナ17の乱流促進用のフィン29に沿う周方向
の流れや、加工組立て誤差によって環状空間22が偏心
した場合の周方向に沿う不均一な流れが、アクシャルリ
ブ34によって抑制または調整されるので、冷却空気の
流れを燃焼器ライナ17の軸方向に沿って円滑かつ均一
化できるようになる。
焼器ライナ17の乱流促進用のフィン29に沿う周方向
の流れや、加工組立て誤差によって環状空間22が偏心
した場合の周方向に沿う不均一な流れが、アクシャルリ
ブ34によって抑制または調整されるので、冷却空気の
流れを燃焼器ライナ17の軸方向に沿って円滑かつ均一
化できるようになる。
【0046】また、アクシャルリブ34を燃焼器ライナ
17に一体的に設けた本実施形態によると、空気流れの
整流作用と同時に放熱フィンとしての機能も有するもの
となり、燃焼器ライナ17の冷却を促進する効果も奏さ
れる。したがって、このアクシャルリブ34の列ピッチ
等の寸法形状については、燃焼器ライナ17に必要な冷
却性能およびリブ状フィン29の形状、冷却性能等との
関連において、適正に決定することが望ましい。
17に一体的に設けた本実施形態によると、空気流れの
整流作用と同時に放熱フィンとしての機能も有するもの
となり、燃焼器ライナ17の冷却を促進する効果も奏さ
れる。したがって、このアクシャルリブ34の列ピッチ
等の寸法形状については、燃焼器ライナ17に必要な冷
却性能およびリブ状フィン29の形状、冷却性能等との
関連において、適正に決定することが望ましい。
【0047】なお、図示しないが、本実施形態のアクシ
ャルリブ34に加えて、尾筒の外周面側にもアクシャル
リブを設けてもよく、またフロースリーブ21側のアク
シャルリブ34を省略し、尾筒側のアクシャルリブのみ
を設けることも可能である。
ャルリブ34に加えて、尾筒の外周面側にもアクシャル
リブを設けてもよく、またフロースリーブ21側のアク
シャルリブ34を省略し、尾筒側のアクシャルリブのみ
を設けることも可能である。
【0048】第4実施形態(図8,9) 図8は本実施形態のガスタービン燃焼器における燃焼器
ライナ17部分を一部断面で示す斜視図であり、図9は
図8の一部を拡大して示す断面図である。
ライナ17部分を一部断面で示す斜視図であり、図9は
図8の一部を拡大して示す断面図である。
【0049】本実施形態のガスタービン燃焼器は、前記
第3実施形態の構成を変形したもので、整流板としての
フロースリーブ21側にアクシャルリブ35が設けられ
ている。他の構成については前記第3実施形態とほぼ同
様であるから、重複する説明は省略する。
第3実施形態の構成を変形したもので、整流板としての
フロースリーブ21側にアクシャルリブ35が設けられ
ている。他の構成については前記第3実施形態とほぼ同
様であるから、重複する説明は省略する。
【0050】本実施形態のアクシャルリブ35も、燃焼
器ライナ17の軸方向に沿って直線形状に配置されると
ともに、複数本のものが周方向に間隔的に配置され、冷
却空気を燃焼器ライナ17の軸方向に沿って直進させる
ようになっている。
器ライナ17の軸方向に沿って直線形状に配置されると
ともに、複数本のものが周方向に間隔的に配置され、冷
却空気を燃焼器ライナ17の軸方向に沿って直進させる
ようになっている。
【0051】このような本実施形態の構成によっても、
燃焼器ライナ17の乱流促進用のフィン29に沿う周方
向の流れや、加工組立て誤差によって環状空間22が偏
心した場合の周方向に沿う不均一な流れが、アクシャル
リブ35によって抑制または調整されるので、冷却空気
の流れを燃焼器ライナ17の軸方向に沿って円滑かつ均
一化できるようになる。
燃焼器ライナ17の乱流促進用のフィン29に沿う周方
向の流れや、加工組立て誤差によって環状空間22が偏
心した場合の周方向に沿う不均一な流れが、アクシャル
リブ35によって抑制または調整されるので、冷却空気
の流れを燃焼器ライナ17の軸方向に沿って円滑かつ均
一化できるようになる。
【0052】そして、特に本実施形態の場合には、燃焼
器ライナ17に対するフロースリーブ21の最終組立て
時において、アクシャルリブ35が環状空間22を仕切
るように構成されているので、燃焼器ライナ17の加工
が単純化できる等の利点が得られる。
器ライナ17に対するフロースリーブ21の最終組立て
時において、アクシャルリブ35が環状空間22を仕切
るように構成されているので、燃焼器ライナ17の加工
が単純化できる等の利点が得られる。
【0053】なお、本実施形態のアクシャルリブ35に
加え、図示しないが尾筒の外周面側にもアクシャルリブ
を設けてもよく、またフロースリーブ21側のアクシャ
ルリブ35を省略し、尾筒側のアクシャルリブのみを設
けることも可能である。
加え、図示しないが尾筒の外周面側にもアクシャルリブ
を設けてもよく、またフロースリーブ21側のアクシャ
ルリブ35を省略し、尾筒側のアクシャルリブのみを設
けることも可能である。
【0054】第5実施形態(図10) 図10は本実施形態のガスタービン燃焼器における燃焼
器ライナ17部分を拡大して示す断面図である。
器ライナ17部分を拡大して示す断面図である。
【0055】本実施形態のガスタービン燃焼器では、燃
焼器ライナ17(または尾筒20)の外周面に設けられ
た乱流促進手段としてのリブ状のフィン29、30に加
えて、フロースリーブ21(または尾筒外筒25)の内
周面側に、乱流促進手段としてのリブ状のフィン36が
設けられている。他の構成については前記各実施形態と
ほぼ同様であるから、重複する説明は省略する。
焼器ライナ17(または尾筒20)の外周面に設けられ
た乱流促進手段としてのリブ状のフィン29、30に加
えて、フロースリーブ21(または尾筒外筒25)の内
周面側に、乱流促進手段としてのリブ状のフィン36が
設けられている。他の構成については前記各実施形態と
ほぼ同様であるから、重複する説明は省略する。
【0056】図示の例では、フロースリーブ21に設け
られるフィン36が、燃焼器ライナ17に設けられるフ
ィン29と対向し、かつ半ピッチずれた互い違いの位置
に規則的に配列されている。なお、図示しないが両フィ
ン29、36を軸方向で一致した面対象位置に同ピッチ
で正則配列として設けてもよく、また異なるピッチで不
正則な配置としてもよい。なお、図示しないが尾筒外筒
の内周面側にフィンを設ける場合も同様である。
られるフィン36が、燃焼器ライナ17に設けられるフ
ィン29と対向し、かつ半ピッチずれた互い違いの位置
に規則的に配列されている。なお、図示しないが両フィ
ン29、36を軸方向で一致した面対象位置に同ピッチ
で正則配列として設けてもよく、また異なるピッチで不
正則な配置としてもよい。なお、図示しないが尾筒外筒
の内周面側にフィンを設ける場合も同様である。
【0057】このような構成の本実施形態によると、フ
ロースリーブ21等の側に設けたフィン36が燃焼器ラ
イナ17等の側に設けたフィン29と同様に機能し、冷
却用空気流れに直角な流れ方向の速度分布を発生させる
ので、燃焼器ライナ17等のフィン29で発生する境界
層の剥離およびその下流部での再付着作用を、さらに積
極的に促進させる機能が付与され、これにより燃焼器ラ
イナ17等の冷却効果を一層向上できる効果が奏され
る。なお、本実施形態においては、各フィン29、36
が全体組立て時に対向する配置となるので、燃焼器ライ
ナ17の加工が特に複雑となることもなく、冷却効果が
向上できる利点もある。
ロースリーブ21等の側に設けたフィン36が燃焼器ラ
イナ17等の側に設けたフィン29と同様に機能し、冷
却用空気流れに直角な流れ方向の速度分布を発生させる
ので、燃焼器ライナ17等のフィン29で発生する境界
層の剥離およびその下流部での再付着作用を、さらに積
極的に促進させる機能が付与され、これにより燃焼器ラ
イナ17等の冷却効果を一層向上できる効果が奏され
る。なお、本実施形態においては、各フィン29、36
が全体組立て時に対向する配置となるので、燃焼器ライ
ナ17の加工が特に複雑となることもなく、冷却効果が
向上できる利点もある。
【0058】第6実施形態(図11) 図11は本実施形態のガスタービン燃焼器における燃焼
器ライナ17部分を拡大して示す断面図である。
器ライナ17部分を拡大して示す断面図である。
【0059】本実施形態のガスタービン燃焼器では、環
状空間22の断面積が冷却空気の流れ方向(燃焼器軸方
向)に沿って次第に縮小されるとともに、同様に冷却空
気の流れ方向で燃焼器ライナ17の外周面に設けられた
フィン29の高さが次第に低く、かつフィンピッチが次
第に小さくなっている。他の構成については前記各実施
形態とほぼ同様である。
状空間22の断面積が冷却空気の流れ方向(燃焼器軸方
向)に沿って次第に縮小されるとともに、同様に冷却空
気の流れ方向で燃焼器ライナ17の外周面に設けられた
フィン29の高さが次第に低く、かつフィンピッチが次
第に小さくなっている。他の構成については前記各実施
形態とほぼ同様である。
【0060】このような本実施形態の構成によれば、環
状空間22の軸方向熱伝達率分布勾配および分布形態を
任意に設定することが容易となり、燃焼器内部の軸方向
燃焼ガス温度分布によって生じる燃焼器ライナ17のメ
タル温度分布を一様にすることが可能となる。
状空間22の軸方向熱伝達率分布勾配および分布形態を
任意に設定することが容易となり、燃焼器内部の軸方向
燃焼ガス温度分布によって生じる燃焼器ライナ17のメ
タル温度分布を一様にすることが可能となる。
【0061】なお、前記構成と関連して、乱流促進手段
としてのフィンは、燃焼器ライナ17または尾筒20の
周方向に連続または不連続な形状として設けることが任
意に選択でき、また環状空間22、26部における軸方
向熱伝達率の分布勾配に基づいて形状、寸法、配列数、
軸方向距離を変化して設けることが可能である。さら
に、環状空間22の径方向高さは、前記環状空間22部
における軸方向熱伝達率の分布勾配に基づいて種々変化
させることができる。
としてのフィンは、燃焼器ライナ17または尾筒20の
周方向に連続または不連続な形状として設けることが任
意に選択でき、また環状空間22、26部における軸方
向熱伝達率の分布勾配に基づいて形状、寸法、配列数、
軸方向距離を変化して設けることが可能である。さら
に、環状空間22の径方向高さは、前記環状空間22部
における軸方向熱伝達率の分布勾配に基づいて種々変化
させることができる。
【0062】第7実施形態(図12) 図12は本実施形態のガスタービン燃焼器における燃焼
器ライナ17部分を一部断面で示す斜視図である。
器ライナ17部分を一部断面で示す斜視図である。
【0063】本実施形態のガスタービン燃焼器では、整
流板としてのアクシャルリブが、燃焼器ライナ17の軸
方向に沿って螺旋状に湾曲形成され、冷却空気に旋回流
を発生させる曲線状のアクシャルリブ37とされてい
る。他の構成については前記各実施形態とほぼ同様であ
る。
流板としてのアクシャルリブが、燃焼器ライナ17の軸
方向に沿って螺旋状に湾曲形成され、冷却空気に旋回流
を発生させる曲線状のアクシャルリブ37とされてい
る。他の構成については前記各実施形態とほぼ同様であ
る。
【0064】このような本実施形態の構成によれば、曲
線状のアクシャルリブ37に沿って空気流れが旋回流と
なり、環状空間22内での冷却性能を選択的に変化させ
ることが可能となる。
線状のアクシャルリブ37に沿って空気流れが旋回流と
なり、環状空間22内での冷却性能を選択的に変化させ
ることが可能となる。
【0065】なお、本実施形態では曲線状のアクシャル
リブ37をフロースリーブ21の内周面側に設けた場合
を図示したが、これは燃焼器ライナ17の加工を容易に
する点で有利な場合を例示したものであって、この曲線
状のアクシャルリブ37を燃焼器ライナ17の外周面に
設けることも可能である。
リブ37をフロースリーブ21の内周面側に設けた場合
を図示したが、これは燃焼器ライナ17の加工を容易に
する点で有利な場合を例示したものであって、この曲線
状のアクシャルリブ37を燃焼器ライナ17の外周面に
設けることも可能である。
【0066】また、前記の各構成を尾筒側に設けること
が可能なことも勿論である。
が可能なことも勿論である。
【0067】他の実施形態 以上の実施形態のほか、本発明においては種々の変形が
可能である。例えばフィンの断面形状を三角形、V形、
その他各種形状としたり、フィンを環状空間内で傾斜配
置とする等である。このようにして、ガスタービン燃焼
器の型式、大きさ等に適合した構成とすることができ
る。
可能である。例えばフィンの断面形状を三角形、V形、
その他各種形状としたり、フィンを環状空間内で傾斜配
置とする等である。このようにして、ガスタービン燃焼
器の型式、大きさ等に適合した構成とすることができ
る。
【0068】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、燃焼器軸方向に配列した乱流促進手段としてのリブ
状フィンによって燃焼器ライナまたは尾筒の外周におけ
る冷却空気による冷却性を高めるようにしたので、特に
燃焼器空気圧力損失を増大させたり、燃焼に直接関与し
ない冷却水流量を増大させることもなく、予混合燃焼用
空気流量を増大させることが可能となる。したがって、
冷却性能の向上と同時に、燃焼器の高温化およびNOx
生成主要因となる火炎温度を低下させる超稀薄燃焼条件
を成立させることが容易に可能とすることができ、ガス
タービン燃焼器の一層の高温化および低NOx化に有効
に対処できるようになる。
ば、燃焼器軸方向に配列した乱流促進手段としてのリブ
状フィンによって燃焼器ライナまたは尾筒の外周におけ
る冷却空気による冷却性を高めるようにしたので、特に
燃焼器空気圧力損失を増大させたり、燃焼に直接関与し
ない冷却水流量を増大させることもなく、予混合燃焼用
空気流量を増大させることが可能となる。したがって、
冷却性能の向上と同時に、燃焼器の高温化およびNOx
生成主要因となる火炎温度を低下させる超稀薄燃焼条件
を成立させることが容易に可能とすることができ、ガス
タービン燃焼器の一層の高温化および低NOx化に有効
に対処できるようになる。
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器の第1実施形
態を示す全体構成図。
態を示す全体構成図。
【図2】前記第1実施形態における燃焼器ライナ部分を
一部断面で示す斜視図。
一部断面で示す斜視図。
【図3】図2の一部を示す拡大断面図。
【図4】前記第1実施形態における尾筒部分示す拡大断
面図。
面図。
【図5】本発明に係るガスタービン燃焼器の第2実施形
態を示す全体構成図。
態を示す全体構成図。
【図6】本発明に係るガスタービン燃焼器の第3実施形
態における燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視図。
態における燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視図。
【図7】図6の一部を示す拡大断面図。
【図8】本発明に係るガスタービン燃焼器の第4実施形
態における燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視図。
態における燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視図。
【図9】図8の一部を示す拡大断面図。
【図10】本発明に係るガスタービン燃焼器の第5実施
形態における燃焼器ライナ部分を示す拡大断面図。
形態における燃焼器ライナ部分を示す拡大断面図。
【図11】本発明に係るガスタービン燃焼器の第6実施
形態における燃焼器ライナ部分を示す拡大断面図。
形態における燃焼器ライナ部分を示す拡大断面図。
【図12】本発明に係るガスタービン燃焼器の第7実施
形態における燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視
図。
形態における燃焼器ライナ部分を一部断面で示す斜視
図。
【図13】従来例を説明するための燃焼器ライナ部分を
示す拡大断面図。
示す拡大断面図。
【図14】他の従来例を説明するための燃焼器ライナ部
分を示す拡大断面図。
分を示す拡大断面図。
11 ガスタービン燃焼器 12 ガスタービン圧縮器 13 タービン 14 ケーシング 14a ヘッドプレート 15 タービン軸 16 燃焼室 17 燃焼器ライナ 18 パイロット燃料ノズル 19 予混合ダクト 20 尾筒 21 フロースリーブ 22 環状空間 23 予混合燃料ノズル 24 空気入口端部 25 尾筒外筒 26 環状空間 27 空気流入孔 28 空気の流路 29 フィン 30 フィン 32 空気流入孔 33 案内筒 34 アクシャルリブ 35 アクシャルリブ 36 フィン 37 アクシャルリブ
Claims (10)
- 【請求項1】 内部を燃焼室とする筒状の燃焼器ライナ
と、この燃焼器ライナの上流側端部に設けられ、燃料を
前記燃焼室内に供給するパイロット燃料ノズルと、この
パイロット燃料ノズルの下流側に位置して前記燃焼器ラ
イナの周壁に接続され、燃料と空気との予混合燃料を供
給する予混合ダクトと、前記燃焼器ライナの下流側端部
に連結され、燃焼ガスをタービン側に導入する尾筒とを
備えた予混合稀薄燃焼方式のガスタービン燃焼器であっ
て、前記パイロット燃料ノズルの燃料吹出し部および前
記予混合ダクト内に燃焼用空気を導入する空気流路を、
前記燃焼器ライナとその外周側に設けたフロースリーブ
との間の環状空間によって形成し、その空気流路内で燃
焼用空気を前記燃焼器ライナの下流側から上流側に向っ
て流動させることにより前記燃焼器ライナの冷却空気と
して使用するものにおいて、前記環状空間に面する燃焼
器ライナの外周面に、前記冷却空気の乱流促進手段とし
て、燃焼器ライナ軸方向と交差するリブ状のフィンを設
けたことを特徴とするガスタービン燃焼器。 - 【請求項2】 内部を燃焼室とする筒状の燃焼器ライナ
と、この燃焼器ライナの上流側端部に設けられ、燃料を
前記燃焼室内に供給するパイロット燃料ノズルと、この
パイロット燃料ノズルの下流側に位置して前記燃焼器ラ
イナの周壁に接続され、燃料と空気との予混合燃料を供
給する予混合ダクトと、前記燃焼器ライナの下流側端部
に連結され、燃焼ガスをタービン側に導入する尾筒とを
備えた予混合稀薄燃焼方式のガスタービン燃焼器であっ
て、前記パイロット燃料ノズルの燃料吹出し部および前
記予混合ダクト内に燃焼用空気を導入する空気流路を、
前記燃焼器ライナおよび前記尾筒と、これらの外周側に
それぞれ設けたフロースリーブおよび尾筒外筒との間の
環状空間によって形成し、その空気流路内で空気を前記
尾筒および前記燃焼器ライナの下流側から上流側に向っ
て流動させることにより前記尾筒および前記燃焼器ライ
ナの冷却空気として使用するものにおいて、前記環状空
間に面する尾筒および燃焼器ライナの外周面に、前記冷
却空気の乱流促進手段として、燃焼器ライナ軸方向と交
差するリブ状のフィンを設けたことを特徴とするガスタ
ービン燃焼器。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のガスタービン燃
焼器において、燃焼器ライナおよび尾筒を囲むガスター
ビンケーシング内の空間がガスタービン圧縮器から供給
される圧縮空気の流路とされており、前記燃焼器ライナ
のフロースリーブの下流側端部または前記尾筒外筒の下
流側端部に、前記圧縮空気の流路から環状空間に連通す
る複数の空気流入孔を開口させたことを特徴とするガス
タービン燃焼器。 - 【請求項4】 請求項3記載のガスタービン燃焼器にお
いて、空気流入孔は燃焼器ライナのフロースリーブまた
は尾筒外筒の軸方向に沿って複数開口させ、これにより
環状空間内での空気流れに沿う順流方向で冷却空気の追
加流入が行われるようにし、前記冷却空気流入孔の数、
その開口面積、または前記環状空間の径方向高さを、前
記フロースリーブおよび前記尾筒の冷却空気圧力、流
量、流速、または前記環状空間内の空気圧力バランスに
基づいて設定したことを特徴とするガスタービン燃焼
器。 - 【請求項5】 請求項2から4までのいずれかに記載の
ガスタービン燃焼器において、燃焼器ライナとフロース
リーブとによって形成される環状空間は、尾筒外筒に設
けた空気流入孔から流入される空気量と、前記フロース
リーブに設けられる空気流入孔から流入される空気量と
の合算分に対応して、前記尾筒外周側の環状空間よりも
流路断面積を拡大させた設定とし、かつ前記フロースリ
ーブの空気流入孔部位には、前記尾筒側の環状空間を流
れる空気を尾筒外周面に向ける円錐台形の案内筒を設け
たことを特徴とするガスタービン燃焼器。 - 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
ガスタービン燃焼器において、燃焼器ライナの外周面ま
たは尾筒の外周面に設けられた乱流促進手段としてのリ
ブ状のフィンに加え、フロースリーブの内周面または尾
筒外筒の内周面側にも乱流促進手段としてのリブ状のフ
ィンを前記フィンと対向配置で設けたことを特徴とする
ガスタービン燃焼器。 - 【請求項7】 請求項6記載のガスタービン燃焼器にお
いて、燃焼器ライナの外周面または尾筒の外周面に設け
られたフィンと、フロースリーブ内周面または尾筒外筒
の内周面側に設けられたフィンとの相対位置は、燃焼器
軸方向で一致する面対象位置となる正則配列、あるいは
燃焼器軸方向でピッチをずらした互い違い配置であるこ
とを特徴とするガスタービン燃焼器。 - 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
ガスタービン燃焼器において、乱流促進手段としてのフ
ィンは、燃焼器ライナまたは尾筒の周方向に連続または
不連続な形状として設けられ、または環状空間部におけ
る軸方向熱伝達率の分布勾配に基づいて形状、寸法、配
列数、軸方向距離を変化して設けられ、さらに環状空間
の径方向高さは、前記環状空間部における軸方向熱伝達
率の分布勾配に基づいて変化していることを特徴とする
ガスタービン燃焼器。 - 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
ガスタービン燃焼器において、燃焼器ライナの外周面ま
たは尾筒の外周面と、フロースリーブの内周面または尾
筒外筒の内周面側との少なくともいずれか一方に、環状
空間内での空気流れを燃焼器ライナ軸方向に沿って規制
する複数の整流板を設けたことを特徴とするガスタービ
ン燃焼器。 - 【請求項10】 請求項9記載のガスタービン燃焼器に
おいて、整流板は、燃焼器ライナ軸方向に沿って形成さ
れて冷却空気を直進させる直線状のアクシャルリブ、ま
たは燃焼器ライナ軸方向に螺旋状に湾曲形成されて冷却
空気に旋回流を発生させる曲線状のアクシャルリブであ
ることを特徴とするガスタービン燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23548996A JPH1082527A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | ガスタービン燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23548996A JPH1082527A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | ガスタービン燃焼器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082527A true JPH1082527A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16986817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23548996A Pending JPH1082527A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | ガスタービン燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082527A (ja) |
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