JPH1084146A - 非線形抵抗素子およびその製造方法 - Google Patents
非線形抵抗素子およびその製造方法Info
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- JPH1084146A JPH1084146A JP8236098A JP23609896A JPH1084146A JP H1084146 A JPH1084146 A JP H1084146A JP 8236098 A JP8236098 A JP 8236098A JP 23609896 A JP23609896 A JP 23609896A JP H1084146 A JPH1084146 A JP H1084146A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層に、有機
材料によって構成された絶縁膜を積層し、その絶縁膜に
コンタクトホールを形成して、コンタクトホール内にて
非線形抵抗層と第2電極とを接続する場合にも、第2電
極が有機材料の残渣によって汚染されるおそれがなく、
I−V特性の経時変化がない。 【解決手段】絶縁性の基板11上に積層された第1電極
12に、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層13が積
層され、非線形抵抗層13上に酸化亜鉛または硫酸化亜
鉛によって構成された保護絶縁膜16と、有機感光性樹
脂によって構成された絶縁膜14とが、順番に積層され
ている。そして、絶縁膜14に貫通孔を形成した後に、
保護絶縁膜16に貫通孔を形成して、コンタクトホール
17を製造し、コンタクトホール17内にて第2電極1
5と非線形抵抗層13とが接続されている。
材料によって構成された絶縁膜を積層し、その絶縁膜に
コンタクトホールを形成して、コンタクトホール内にて
非線形抵抗層と第2電極とを接続する場合にも、第2電
極が有機材料の残渣によって汚染されるおそれがなく、
I−V特性の経時変化がない。 【解決手段】絶縁性の基板11上に積層された第1電極
12に、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層13が積
層され、非線形抵抗層13上に酸化亜鉛または硫酸化亜
鉛によって構成された保護絶縁膜16と、有機感光性樹
脂によって構成された絶縁膜14とが、順番に積層され
ている。そして、絶縁膜14に貫通孔を形成した後に、
保護絶縁膜16に貫通孔を形成して、コンタクトホール
17を製造し、コンタクトホール17内にて第2電極1
5と非線形抵抗層13とが接続されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のス
イッチング素子として好適に使用される非線形抵抗素子
およびその製造方法に関し、特に、非線形抵抗層として
硫化亜鉛を主成分とする材料によって構成された非線形
抵抗素子およびその製造方法に関する。
イッチング素子として好適に使用される非線形抵抗素子
およびその製造方法に関し、特に、非線形抵抗層として
硫化亜鉛を主成分とする材料によって構成された非線形
抵抗素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のスイッチングとして、簡
潔な構成である2端子の非線形抵抗素子が使用されるよ
うになっている。このような非線形抵抗素子は、通常、
第1電極と第2電極との間に、非線形抵抗層が配置され
て構成されている。例えば、特公昭61−32674号
公報には、非線形抵抗層として酸化タンタルを使用した
非線形抵抗素子が開示されており、また、特公平6−1
7957号公報には、非線形抵抗層としてシリコン窒化
膜またはシリコン酸化膜を使用した非線形抵抗素子が開
示されている。
潔な構成である2端子の非線形抵抗素子が使用されるよ
うになっている。このような非線形抵抗素子は、通常、
第1電極と第2電極との間に、非線形抵抗層が配置され
て構成されている。例えば、特公昭61−32674号
公報には、非線形抵抗層として酸化タンタルを使用した
非線形抵抗素子が開示されており、また、特公平6−1
7957号公報には、非線形抵抗層としてシリコン窒化
膜またはシリコン酸化膜を使用した非線形抵抗素子が開
示されている。
【0003】一般的な非線形抵抗素子の構造の一例を図
5に示す。この非線形抵抗素子は、絶縁性の基板51上
に設けられた第1電極52に、非線形抵抗層53が積層
されている。第1電極52は、上面が平坦であって各側
面がテーパー状になった断面台形状に基板51上に積層
されており、非線形抵抗層53は、ほぼ一定の厚さで第
1電極52を覆っている。そして、第1電極52の上面
および一方の側面とは非線形抵抗層53を挟んで第2電
極55が積層されている。第2電極55は、第1電極5
2の側方の基板51上にも積層された状態になってい
る。このような構成の非線形抵抗素子では、第1電極5
2と第2電極55とによって挟まれた非線形抵抗層53
部分によって、所定のI−V(電流−電圧)特性が得ら
れる。
5に示す。この非線形抵抗素子は、絶縁性の基板51上
に設けられた第1電極52に、非線形抵抗層53が積層
されている。第1電極52は、上面が平坦であって各側
面がテーパー状になった断面台形状に基板51上に積層
されており、非線形抵抗層53は、ほぼ一定の厚さで第
1電極52を覆っている。そして、第1電極52の上面
および一方の側面とは非線形抵抗層53を挟んで第2電
極55が積層されている。第2電極55は、第1電極5
2の側方の基板51上にも積層された状態になってい
る。このような構成の非線形抵抗素子では、第1電極5
2と第2電極55とによって挟まれた非線形抵抗層53
部分によって、所定のI−V(電流−電圧)特性が得ら
れる。
【0004】非線形抵抗素子の第1電極52は、通常、
基板51上に、スパッタリング法、CVD法等によって
成膜され、フォトプロセス後にエッチングすることによ
り、所定の形状に形成される。非線形抵抗層53は、陽
極酸化法、スパッタリング法、CVD法等によって第1
電極52上に積層される。この場合、第1電極52の上
面とテーパー状になった側面との境界部分が、エッジ状
になっているために、その境界部分において非線形抵抗
層53が確実に積層されないおそれがある。その結果、
第1電極52と第2電極55との間に位置する非線形抵
抗層53の膜質が均質にならず、所定のI−V特性が得
られないおそれがある。また、エッジ状部分において絶
縁破壊が生じたり、テーパー状になった非線形抵抗層5
3と第2電極55とが接触不良になるおそれもある。
基板51上に、スパッタリング法、CVD法等によって
成膜され、フォトプロセス後にエッチングすることによ
り、所定の形状に形成される。非線形抵抗層53は、陽
極酸化法、スパッタリング法、CVD法等によって第1
電極52上に積層される。この場合、第1電極52の上
面とテーパー状になった側面との境界部分が、エッジ状
になっているために、その境界部分において非線形抵抗
層53が確実に積層されないおそれがある。その結果、
第1電極52と第2電極55との間に位置する非線形抵
抗層53の膜質が均質にならず、所定のI−V特性が得
られないおそれがある。また、エッジ状部分において絶
縁破壊が生じたり、テーパー状になった非線形抵抗層5
3と第2電極55とが接触不良になるおそれもある。
【0005】このような問題を解決するために、例え
ば、特開昭63−122103号公報には、図6に示す
構造の非線形抵抗素子が開示されている。この非線形抵
抗素子は、絶縁性の基板61に設けられた第1電極62
が、非線形抵抗層63によって覆われた状態で、基板6
1上に積層された絶縁膜64内に埋設された状態になっ
ている。第1電極62の上面を覆う非線形抵抗層63の
上面は、絶縁膜64から露出しており、その非線形抵抗
層63の上面に、第2電極65が積層されている。第2
電極65は、非線形抵抗層63の上面にのみ積層されて
おり、非線形抵抗層63のテーパー状部分を覆う絶縁膜
64上に積層された状態になっている。
ば、特開昭63−122103号公報には、図6に示す
構造の非線形抵抗素子が開示されている。この非線形抵
抗素子は、絶縁性の基板61に設けられた第1電極62
が、非線形抵抗層63によって覆われた状態で、基板6
1上に積層された絶縁膜64内に埋設された状態になっ
ている。第1電極62の上面を覆う非線形抵抗層63の
上面は、絶縁膜64から露出しており、その非線形抵抗
層63の上面に、第2電極65が積層されている。第2
電極65は、非線形抵抗層63の上面にのみ積層されて
おり、非線形抵抗層63のテーパー状部分を覆う絶縁膜
64上に積層された状態になっている。
【0006】このような構成の非線形抵抗素子では、第
2電極65が、第1電極62のテーパー状側面を覆う非
線形抵抗層63とは接触せず、第1電極62の上面を覆
う非線形抵抗層63の上面にのみ接触した状態になって
いるために、非線形抵抗層63のテーパー状になった側
面部分およびエッジ部分は抵抗層とは機能しない。従っ
て、非線形抵抗層63がエッジ部において膜質が劣化し
ていても、所定のI−V特性が得られる。また、第2電
極65が非線形抵抗層63の上面にのみ接触しているた
めに、両者の接触不良が生じるおそれもない。
2電極65が、第1電極62のテーパー状側面を覆う非
線形抵抗層63とは接触せず、第1電極62の上面を覆
う非線形抵抗層63の上面にのみ接触した状態になって
いるために、非線形抵抗層63のテーパー状になった側
面部分およびエッジ部分は抵抗層とは機能しない。従っ
て、非線形抵抗層63がエッジ部において膜質が劣化し
ていても、所定のI−V特性が得られる。また、第2電
極65が非線形抵抗層63の上面にのみ接触しているた
めに、両者の接触不良が生じるおそれもない。
【0007】従って、図6に示す非線形抵抗素子は、非
線形抵抗素子の信頼性を向上させるためには有効な素子
構造になっている。
線形抵抗素子の信頼性を向上させるためには有効な素子
構造になっている。
【0008】さらに、図5および図6に示す非線形抵抗
素子では、非線形抵抗層53および63として、酸化タ
ンタル、シリコン窒化膜またはシリコン酸化膜等を使用
しているために、I−V特性にバラツキがあり、液晶表
示装置のスイッチング素子として使用すると、表示画像
の画質がばらつくという問題がある。
素子では、非線形抵抗層53および63として、酸化タ
ンタル、シリコン窒化膜またはシリコン酸化膜等を使用
しているために、I−V特性にバラツキがあり、液晶表
示装置のスイッチング素子として使用すると、表示画像
の画質がばらつくという問題がある。
【0009】特開平7−134315号公報には、非線
形抵抗層として硫化亜鉛(ZnS)を使用する構成が開
示されている。このように、非線形抵抗層として硫化亜
鉛を使用した非線形抵抗素子は、I−V(電流−電圧)
特性の非線形性が大きく、しかも、硫化亜鉛中に不純物
をドーピングすることによりI−V特性を制御すること
が可能であるために、表示媒体の電気光学的特性に対応
したI−V特性を有する非線形抵抗素子が得られる。従
って、非線形抵抗層として硫化亜鉛を使用した非線形抵
抗素子をスイッチング素子として使用した液晶表示装置
は、高コントラストが得られるという大きな特徴を有し
ている。
形抵抗層として硫化亜鉛(ZnS)を使用する構成が開
示されている。このように、非線形抵抗層として硫化亜
鉛を使用した非線形抵抗素子は、I−V(電流−電圧)
特性の非線形性が大きく、しかも、硫化亜鉛中に不純物
をドーピングすることによりI−V特性を制御すること
が可能であるために、表示媒体の電気光学的特性に対応
したI−V特性を有する非線形抵抗素子が得られる。従
って、非線形抵抗層として硫化亜鉛を使用した非線形抵
抗素子をスイッチング素子として使用した液晶表示装置
は、高コントラストが得られるという大きな特徴を有し
ている。
【0010】非線形抵抗層に硫化亜鉛を使用するとも
に、非線形抵抗層のテーパー部分を絶縁膜で覆った非線
形素子の構造の一例を、図7に示す。この非線形抵抗素
子は、絶縁性基板71上に設けられた第1電極72が、
基板71の上面全体を覆う非線形抵抗層73によって覆
われた状態になっている。そして、この非線形抵抗層7
3上に、絶縁膜74が積層されている。絶縁膜74に
は、第1電極72の上面を覆う非線形抵抗層73の表面
が露出するように、コンタクトホール74aが設けられ
ており、このコンタクトホール74a内に、第2電極7
5が設けられている。第2電極75は、コンタクトホー
ル74a内に露出した非線形抵抗層73に接触されると
ともに、絶縁膜74上にまで積層されている。
に、非線形抵抗層のテーパー部分を絶縁膜で覆った非線
形素子の構造の一例を、図7に示す。この非線形抵抗素
子は、絶縁性基板71上に設けられた第1電極72が、
基板71の上面全体を覆う非線形抵抗層73によって覆
われた状態になっている。そして、この非線形抵抗層7
3上に、絶縁膜74が積層されている。絶縁膜74に
は、第1電極72の上面を覆う非線形抵抗層73の表面
が露出するように、コンタクトホール74aが設けられ
ており、このコンタクトホール74a内に、第2電極7
5が設けられている。第2電極75は、コンタクトホー
ル74a内に露出した非線形抵抗層73に接触されると
ともに、絶縁膜74上にまで積層されている。
【0011】このような構成の非線形抵抗素子は、非線
形抵抗層73における第1電極72の上面を覆う部分だ
けが、素子の機能部分として使用されており、また、エ
ッジ部には接触していないために、第1電極72および
第2電極75間の絶縁破壊、第2電極75と非線形抵抗
層73との接触不良等が生じるおそれがない。
形抵抗層73における第1電極72の上面を覆う部分だ
けが、素子の機能部分として使用されており、また、エ
ッジ部には接触していないために、第1電極72および
第2電極75間の絶縁破壊、第2電極75と非線形抵抗
層73との接触不良等が生じるおそれがない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、コ
ンタクトホールを有する絶縁膜を形成する場合には、非
線形抵抗層73に積層された絶縁膜74として、有機材
料および無機材料のいずれも使用することができる。絶
縁膜74として有機材料を使用する場合には、スピナ
ー、ロールコーター等によって非線形抵抗層73上に積
層することができるが、無機材料を使用する場合には、
スパッタリング法、CVD法等によって非線形抵抗層7
3上に積層しなければならない。従って、絶縁膜74と
して無機材料を使用すると、非線形抵抗層73上に積層
するために真空成膜装置が必要になり、積層作業および
工程が複雑になるという問題がある。このために、絶縁
膜74としては、比較的簡略な作業および工程によって
積層することができる有機材料を使用することが好まし
い。
ンタクトホールを有する絶縁膜を形成する場合には、非
線形抵抗層73に積層された絶縁膜74として、有機材
料および無機材料のいずれも使用することができる。絶
縁膜74として有機材料を使用する場合には、スピナ
ー、ロールコーター等によって非線形抵抗層73上に積
層することができるが、無機材料を使用する場合には、
スパッタリング法、CVD法等によって非線形抵抗層7
3上に積層しなければならない。従って、絶縁膜74と
して無機材料を使用すると、非線形抵抗層73上に積層
するために真空成膜装置が必要になり、積層作業および
工程が複雑になるという問題がある。このために、絶縁
膜74としては、比較的簡略な作業および工程によって
積層することができる有機材料を使用することが好まし
い。
【0013】絶縁膜74として有機材料を使用する場合
には、硫化亜鉛によって構成された非線形抵抗層73上
に、有機材料によって構成された絶縁膜74を全面にわ
たって塗布した後に、露光工程および現像工程を経て、
絶縁膜74の所定位置にコンタクトホール74aが形成
される。コンタクトホール74a内には、硫化亜鉛によ
って構成された非線形抵抗層73が露出した状態にな
る。
には、硫化亜鉛によって構成された非線形抵抗層73上
に、有機材料によって構成された絶縁膜74を全面にわ
たって塗布した後に、露光工程および現像工程を経て、
絶縁膜74の所定位置にコンタクトホール74aが形成
される。コンタクトホール74a内には、硫化亜鉛によ
って構成された非線形抵抗層73が露出した状態にな
る。
【0014】このように、硫化亜鉛によって構成された
非線形抵抗層73の表面は、一旦、有機材料によって構
成された絶縁膜74によって、全面にわたって覆われた
状態になる。このために、硫化亜鉛によって構成された
非線形抵抗層73の表面が、非線形抵抗層73を構成す
る有機材料の残渣によって汚染されて、第2電極75が
汚染された非線形抵抗層73に接続されるおそれがあ
る。非線形抵抗素子においては、非線形抵抗層73と第
2電極75との界面の状態が、素子特性に大きな影響を
与え、非線形抵抗層73の表面が汚染されていることに
よって、非線形抵抗素子のI−V特性が経時的に変化す
るとともに、I−V特性に非対称性が現れる。このよう
に、非線形抵抗層と電極との界面が汚染された非線形抵
抗素子を液晶表示装置のスイッチング素子として使用す
ると、経時的なコントラストの低下、残像現象、チラツ
キ等の発生等により、表示品位が経時的に低下するおそ
れがある。
非線形抵抗層73の表面は、一旦、有機材料によって構
成された絶縁膜74によって、全面にわたって覆われた
状態になる。このために、硫化亜鉛によって構成された
非線形抵抗層73の表面が、非線形抵抗層73を構成す
る有機材料の残渣によって汚染されて、第2電極75が
汚染された非線形抵抗層73に接続されるおそれがあ
る。非線形抵抗素子においては、非線形抵抗層73と第
2電極75との界面の状態が、素子特性に大きな影響を
与え、非線形抵抗層73の表面が汚染されていることに
よって、非線形抵抗素子のI−V特性が経時的に変化す
るとともに、I−V特性に非対称性が現れる。このよう
に、非線形抵抗層と電極との界面が汚染された非線形抵
抗素子を液晶表示装置のスイッチング素子として使用す
ると、経時的なコントラストの低下、残像現象、チラツ
キ等の発生等により、表示品位が経時的に低下するおそ
れがある。
【0015】硫化亜鉛によって構成された非線形抵抗層
73の表面における有機材料の残渣は、アッシングによ
って除去することができるが、この場合には、有機材料
によって構成された絶縁膜74もダメージを受ける。ま
た、非線形抵抗層73の表面を薬液によってエッチング
することより、有機材料の残渣を非線形抵抗層73の表
面から除去することも考えられるが、硫化亜鉛によって
構成された非線形抵抗層73の表面を数nm程度だけエ
ッチングすることはほとんど不可能である。
73の表面における有機材料の残渣は、アッシングによ
って除去することができるが、この場合には、有機材料
によって構成された絶縁膜74もダメージを受ける。ま
た、非線形抵抗層73の表面を薬液によってエッチング
することより、有機材料の残渣を非線形抵抗層73の表
面から除去することも考えられるが、硫化亜鉛によって
構成された非線形抵抗層73の表面を数nm程度だけエ
ッチングすることはほとんど不可能である。
【0016】特開昭60−30188号公報には、第1
金属(第1電極)と、絶縁体(非線形抵抗層)と、第2
金属(第2電極)とを連続的に成膜することにより、非
線形抵抗素子としてのM−I−M素子を製造する方法が
開示されている。この方法では、非線形抵抗層の表面が
汚染されるおそれがない。しかし、このような方法で
は、第1電極、非線形抵抗層、第2電極が、全て同一の
形状にパターニングされるために、これらの積層体のエ
ッジ部にリーク電流が流れやすく、素子特性が不安定に
なるという問題がある。また、このような方法では、硫
化亜鉛によって構成された非線形抵抗層と、第2電極と
を、非線形抵抗層に積層された絶縁膜のコンタクトホー
ル内にて接続する非線形抵抗素子を製造することができ
ない。
金属(第1電極)と、絶縁体(非線形抵抗層)と、第2
金属(第2電極)とを連続的に成膜することにより、非
線形抵抗素子としてのM−I−M素子を製造する方法が
開示されている。この方法では、非線形抵抗層の表面が
汚染されるおそれがない。しかし、このような方法で
は、第1電極、非線形抵抗層、第2電極が、全て同一の
形状にパターニングされるために、これらの積層体のエ
ッジ部にリーク電流が流れやすく、素子特性が不安定に
なるという問題がある。また、このような方法では、硫
化亜鉛によって構成された非線形抵抗層と、第2電極と
を、非線形抵抗層に積層された絶縁膜のコンタクトホー
ル内にて接続する非線形抵抗素子を製造することができ
ない。
【0017】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵
抗層に、有機材料によって構成された絶縁膜を積層し、
その絶縁膜にコンタクトホールを形成して、コンタクト
ホール内にて第2電極を非線形抵抗層に接続する場合に
も、非線形抵抗層の表面が有機材料の残渣によって汚染
されるおそれがなく、従って、I−V特性等の経時変化
のない非線形抵抗素子およびその製造方法を提供するこ
とにある。
であり、その目的は、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵
抗層に、有機材料によって構成された絶縁膜を積層し、
その絶縁膜にコンタクトホールを形成して、コンタクト
ホール内にて第2電極を非線形抵抗層に接続する場合に
も、非線形抵抗層の表面が有機材料の残渣によって汚染
されるおそれがなく、従って、I−V特性等の経時変化
のない非線形抵抗素子およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の非線形抵抗素子
は、絶縁性の基板上に積層された第1電極と、第1電極
を覆うように前記基板上に積層されており、硫化亜鉛を
主成分とする材料によって構成されている非線形抵抗層
と、非線形抵抗層上に積層されており、非線形抵抗層を
溶解させない物質によって溶解し得る無機材料によって
構成された保護絶縁膜と、保護絶縁膜上に積層されてお
り、有機材料によって構成された絶縁膜と、前記第1電
極の上面を覆う非線形抵抗層の表面が露出するように、
絶縁膜および保護絶縁膜を貫通するコンタクトホール
と、コンタクトホール内に露出した非線形抵抗層に接続
された状態で絶縁膜上に積層された第2電極と、を具備
することを特徴とする。
は、絶縁性の基板上に積層された第1電極と、第1電極
を覆うように前記基板上に積層されており、硫化亜鉛を
主成分とする材料によって構成されている非線形抵抗層
と、非線形抵抗層上に積層されており、非線形抵抗層を
溶解させない物質によって溶解し得る無機材料によって
構成された保護絶縁膜と、保護絶縁膜上に積層されてお
り、有機材料によって構成された絶縁膜と、前記第1電
極の上面を覆う非線形抵抗層の表面が露出するように、
絶縁膜および保護絶縁膜を貫通するコンタクトホール
と、コンタクトホール内に露出した非線形抵抗層に接続
された状態で絶縁膜上に積層された第2電極と、を具備
することを特徴とする。
【0019】前記保護絶縁膜は、酸化亜鉛および硫酸化
亜鉛のいずれかを主成分とする材料によって構成されて
いる。
亜鉛のいずれかを主成分とする材料によって構成されて
いる。
【0020】本発明の非線形抵抗素子の製造方法は、絶
縁性の基板上に第1電極を積層する工程と、硫化亜鉛を
主成分とする非線形抵抗層を、第1電極を覆うように基
板上に積層する工程と、非線形抵抗層を溶解させない物
質によって溶解し得る無機材料によって構成された保護
絶縁膜を非線形抵抗層上に積層する工程と、有機材料に
よって構成された絶縁膜を保護絶縁膜上に積層する工程
と、第1電極の上方に積層された保護絶縁膜が露出する
ように、絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する工程と、そ
の貫通孔内に露出した保護絶縁膜を、非線形抵抗層が露
出するように、非線形抵抗層を溶解させない物質によっ
て溶解させて、保護絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する
工程と、保護絶縁膜の貫通孔内に露出した非線形抵抗層
に接続されて絶縁膜上に積層されるように第2電極を設
ける工程と、を包含することを特徴とする。
縁性の基板上に第1電極を積層する工程と、硫化亜鉛を
主成分とする非線形抵抗層を、第1電極を覆うように基
板上に積層する工程と、非線形抵抗層を溶解させない物
質によって溶解し得る無機材料によって構成された保護
絶縁膜を非線形抵抗層上に積層する工程と、有機材料に
よって構成された絶縁膜を保護絶縁膜上に積層する工程
と、第1電極の上方に積層された保護絶縁膜が露出する
ように、絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する工程と、そ
の貫通孔内に露出した保護絶縁膜を、非線形抵抗層が露
出するように、非線形抵抗層を溶解させない物質によっ
て溶解させて、保護絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する
工程と、保護絶縁膜の貫通孔内に露出した非線形抵抗層
に接続されて絶縁膜上に積層されるように第2電極を設
ける工程と、を包含することを特徴とする。
【0021】前記保護絶縁膜は、酸化亜鉛および硫酸化
亜鉛のいずれかを主成分とする材料によって構成されて
いる。
亜鉛のいずれかを主成分とする材料によって構成されて
いる。
【0022】前記保護絶縁膜は、水およびアルカリ溶液
のいずれかによって溶解される。
のいずれかによって溶解される。
【0023】前記非線形抵抗膜および保護絶縁膜が、同
じ真空状態で連続して成膜されるようになっている。
じ真空状態で連続して成膜されるようになっている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の非線形抵抗素子の実施の
形態の一例を示す断面図である。この非線形抵抗素子
は、絶縁性の基板11上に、一定の厚さで積層された第
1電極12を有している。第1電極12は、導電性金属
によって、上面が平坦で各側面がテーパー状になった断
面台形状に構成されている。第1電極12は、基板11
全体を覆う非線形抵抗層13によって覆われている。非
線形抵抗層13は、硫化亜鉛(ZnS)を主成分とする
材料によって、一定の厚さに構成されている。
形態の一例を示す断面図である。この非線形抵抗素子
は、絶縁性の基板11上に、一定の厚さで積層された第
1電極12を有している。第1電極12は、導電性金属
によって、上面が平坦で各側面がテーパー状になった断
面台形状に構成されている。第1電極12は、基板11
全体を覆う非線形抵抗層13によって覆われている。非
線形抵抗層13は、硫化亜鉛(ZnS)を主成分とする
材料によって、一定の厚さに構成されている。
【0026】非線形抵抗層13上には、保護絶縁膜16
がほぼ全体にわたって積層されている。保護絶縁膜16
は、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層13が溶解し
ない水、アルカリ溶液等によって溶解し得る材料によっ
て構成され、特に、酸化亜鉛(ZnO)、硫酸化亜鉛
(ZnSO4 )が好適である。
がほぼ全体にわたって積層されている。保護絶縁膜16
は、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層13が溶解し
ない水、アルカリ溶液等によって溶解し得る材料によっ
て構成され、特に、酸化亜鉛(ZnO)、硫酸化亜鉛
(ZnSO4 )が好適である。
【0027】保護絶縁膜16上には、有機感光性樹脂に
よって構成された絶縁膜14が、ほぼ全体にわたって積
層されている。
よって構成された絶縁膜14が、ほぼ全体にわたって積
層されている。
【0028】絶縁膜14および保護絶縁膜16には、第
1電極12の上面を覆う非線形抵抗層13の表面が露出
するように、コンタクトホール17が形成されている。
コンタクトホール17は、非線形抵抗層13のエッジ部
に接触しないように、第1電極12の上面における中央
部の上方に形成されている。
1電極12の上面を覆う非線形抵抗層13の表面が露出
するように、コンタクトホール17が形成されている。
コンタクトホール17は、非線形抵抗層13のエッジ部
に接触しないように、第1電極12の上面における中央
部の上方に形成されている。
【0029】コンタクトホール17内には、第2電極1
5が設けられている。第2電極15は、コンタクトホー
ル17内に露出した非線形抵抗層13に接触しており、
コンタクトホール17内を通って、コンタクトホール1
7の周囲の絶縁膜14の表面に積層されている。第2電
極15は、導電性金属によって構成されている。
5が設けられている。第2電極15は、コンタクトホー
ル17内に露出した非線形抵抗層13に接触しており、
コンタクトホール17内を通って、コンタクトホール1
7の周囲の絶縁膜14の表面に積層されている。第2電
極15は、導電性金属によって構成されている。
【0030】図2(a)〜(e)は、それぞれ、このよ
うな非線形抵抗素子の製造工程を示す断面図である。こ
の非線形抵抗素子の製造方法を図2に基づいて説明す
る。まず、図2(a)に示すように、絶縁性の基板11
上に第1電極12を積層する。第1電極12は、スパッ
タリング等によって、基板11上に所定形状に積層され
る。基板11上に第1電極12が積層されると、硫化亜
鉛(ZnS)を主成分とする非線形抵抗層13が基板1
1の上面全体に積層される。これにより、基板11上の
第1電極12も非線形抵抗層13によって覆われた状態
になる。硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層13は、
例えば、スパッタリング等によって基板11上に積層さ
れる。
うな非線形抵抗素子の製造工程を示す断面図である。こ
の非線形抵抗素子の製造方法を図2に基づいて説明す
る。まず、図2(a)に示すように、絶縁性の基板11
上に第1電極12を積層する。第1電極12は、スパッ
タリング等によって、基板11上に所定形状に積層され
る。基板11上に第1電極12が積層されると、硫化亜
鉛(ZnS)を主成分とする非線形抵抗層13が基板1
1の上面全体に積層される。これにより、基板11上の
第1電極12も非線形抵抗層13によって覆われた状態
になる。硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層13は、
例えば、スパッタリング等によって基板11上に積層さ
れる。
【0031】次に、図2(b)に示すように、非線形抵
抗層13上に、保護絶縁膜16が積層される。この保護
絶縁膜16は、純水またはアルカリ溶液に溶解する酸化
亜鉛または硫酸化亜鉛によって一定の厚さに構成されて
おり、非線形抵抗層13を全体にわたって覆っている。
抗層13上に、保護絶縁膜16が積層される。この保護
絶縁膜16は、純水またはアルカリ溶液に溶解する酸化
亜鉛または硫酸化亜鉛によって一定の厚さに構成されて
おり、非線形抵抗層13を全体にわたって覆っている。
【0032】このような状態になると、保護絶縁膜16
上に、有機感光性樹脂によって構成された絶縁膜14が
全体にわたって積層される。有機感光性樹脂によって構
成された絶縁膜14は、スピナー、ロールコーター等に
よって、保護絶縁膜16の全体にわたって塗布されて積
層される。
上に、有機感光性樹脂によって構成された絶縁膜14が
全体にわたって積層される。有機感光性樹脂によって構
成された絶縁膜14は、スピナー、ロールコーター等に
よって、保護絶縁膜16の全体にわたって塗布されて積
層される。
【0033】その後、有機感光性樹脂によって構成され
た絶縁膜14の所定位置が露光および現像されて、図2
(c)に示すように、第1電極12の中央部上方に対応
して、貫通孔14aが形成される。貫通孔14a内に
は、保護絶縁膜16の表面が露出される。
た絶縁膜14の所定位置が露光および現像されて、図2
(c)に示すように、第1電極12の中央部上方に対応
して、貫通孔14aが形成される。貫通孔14a内に
は、保護絶縁膜16の表面が露出される。
【0034】このようにして、絶縁膜14に貫通孔14
aが形成されると、続いて、純水またはアルカリ溶液に
よって、貫通孔14a内に露出した保護絶縁膜16がエ
ッチング除去される。この場合、硫化亜鉛によって構成
された非線形抵抗層13は、純水またはアルカリ溶液に
よって溶解しない。これにより、図2(e)に示すよう
に、第1電極12上に位置する保護絶縁膜16に、絶縁
膜14に連続する貫通孔16aが形成され、絶縁膜14
に形成された貫通孔14aとともにコンタクトホール1
7が形成される。コンタクトホール17内には、非線形
抵抗層13の表面が露出している。
aが形成されると、続いて、純水またはアルカリ溶液に
よって、貫通孔14a内に露出した保護絶縁膜16がエ
ッチング除去される。この場合、硫化亜鉛によって構成
された非線形抵抗層13は、純水またはアルカリ溶液に
よって溶解しない。これにより、図2(e)に示すよう
に、第1電極12上に位置する保護絶縁膜16に、絶縁
膜14に連続する貫通孔16aが形成され、絶縁膜14
に形成された貫通孔14aとともにコンタクトホール1
7が形成される。コンタクトホール17内には、非線形
抵抗層13の表面が露出している。
【0035】絶縁膜14および保護絶縁膜16を貫通す
るコンタクトホール17が形成されると、絶縁膜14上
およびコンタクトホール17内に、第2電極15となる
金属層が、例えばスパッタリング法によって、全体に一
定の厚さで積層される。そして、絶縁膜14上およびコ
ンタクトホール17内に積層された金属層が所定形状に
パターニングされることにより、図1に示すように、コ
ンタクトホール17内を挿通して非線形抵抗層13に接
続されるとともに、絶縁膜14上に積層された状態の第
2電極15が形成される。これにより、図1に示す非線
形抵抗素子が製造される。
るコンタクトホール17が形成されると、絶縁膜14上
およびコンタクトホール17内に、第2電極15となる
金属層が、例えばスパッタリング法によって、全体に一
定の厚さで積層される。そして、絶縁膜14上およびコ
ンタクトホール17内に積層された金属層が所定形状に
パターニングされることにより、図1に示すように、コ
ンタクトホール17内を挿通して非線形抵抗層13に接
続されるとともに、絶縁膜14上に積層された状態の第
2電極15が形成される。これにより、図1に示す非線
形抵抗素子が製造される。
【0036】このような非線形抵抗素子は、硫化亜鉛に
よって構成された非線形抵抗層13上に、硫化亜鉛が溶
解されない水、アルカリ溶液等によって溶解される保護
絶縁膜16を積層した後に、有機感光性樹脂によって構
成された絶縁膜14を塗布するようになっているため
に、非線形抵抗層13の表面が絶縁膜14と直接接触す
るおそれがない。そして、有機感光性樹脂によって構成
された絶縁膜14を、露光および現像することにより、
貫通孔14aを形成した後に、保護絶縁膜16は、硫化
亜鉛によって構成された非線形抵抗層13が影響されな
い水、アルカリ溶液によって溶解されて貫通孔16aが
形成されるようになっているために、非線形抵抗層13
の表面が有機感光性樹脂により汚染されるおそれはな
い。
よって構成された非線形抵抗層13上に、硫化亜鉛が溶
解されない水、アルカリ溶液等によって溶解される保護
絶縁膜16を積層した後に、有機感光性樹脂によって構
成された絶縁膜14を塗布するようになっているため
に、非線形抵抗層13の表面が絶縁膜14と直接接触す
るおそれがない。そして、有機感光性樹脂によって構成
された絶縁膜14を、露光および現像することにより、
貫通孔14aを形成した後に、保護絶縁膜16は、硫化
亜鉛によって構成された非線形抵抗層13が影響されな
い水、アルカリ溶液によって溶解されて貫通孔16aが
形成されるようになっているために、非線形抵抗層13
の表面が有機感光性樹脂により汚染されるおそれはな
い。
【0037】これにより、非線形抵抗層13と第2電極
15との界面状態が良好になり、得られる非線形抵抗素
子は、I−V特性の非線形特性が大きく、しかも、安定
したI−V特性が得られる。
15との界面状態が良好になり、得られる非線形抵抗素
子は、I−V特性の非線形特性が大きく、しかも、安定
したI−V特性が得られる。
【0038】本発明の非線形抵抗素子は、液晶表示装置
のスイッチング素子として好適に使用することができ
る。図3(a)は、本発明の非線形抵抗素子を使用した
反射型ホワイトテーラ型ゲストホスト液晶表示装置にお
ける1画素分の要部を示す平面図、図3(b)は、その
A−A線における断面図である。この液晶表示装置は、
配線基板20と対向基板30との間に、ホワイトテーラ
形ゲストホスト液晶40が封入されて構成されている。
のスイッチング素子として好適に使用することができ
る。図3(a)は、本発明の非線形抵抗素子を使用した
反射型ホワイトテーラ型ゲストホスト液晶表示装置にお
ける1画素分の要部を示す平面図、図3(b)は、その
A−A線における断面図である。この液晶表示装置は、
配線基板20と対向基板30との間に、ホワイトテーラ
形ゲストホスト液晶40が封入されて構成されている。
【0039】配線基板20は、ガラス基板21上に、多
数の正方形状をした画素電極28がマトリクス状に配置
されており、縦方向に並んだ各画素電極28が、本発明
の非線形抵抗素子を介して、1本の走査電極22にそれ
ぞれ接続されている。走査電極22には、非線形抵抗素
子の第1電極22aが、各画素電極28に向かって突出
した状態でそれぞれ設けられている。
数の正方形状をした画素電極28がマトリクス状に配置
されており、縦方向に並んだ各画素電極28が、本発明
の非線形抵抗素子を介して、1本の走査電極22にそれ
ぞれ接続されている。走査電極22には、非線形抵抗素
子の第1電極22aが、各画素電極28に向かって突出
した状態でそれぞれ設けられている。
【0040】第1電極22aが設けられた走査電極22
は、タンタル(Ta)によって構成されており、ガラス
基板21全体に積層された非線形抵抗層23によって覆
われている。非線形抵抗層23は、ニッケルを含む硫化
亜鉛(ZnS)によって構成されている。非線形抵抗層
23には、硫酸化亜鉛(ZnSO4 )によって構成され
た保護絶縁膜26が積層されており、保護絶縁膜26
に、有機感光性樹脂によって構成された絶縁膜24が積
層されている。絶縁膜24は、画素電極28が積層され
る部分の表面が凹凸状になっている。
は、タンタル(Ta)によって構成されており、ガラス
基板21全体に積層された非線形抵抗層23によって覆
われている。非線形抵抗層23は、ニッケルを含む硫化
亜鉛(ZnS)によって構成されている。非線形抵抗層
23には、硫酸化亜鉛(ZnSO4 )によって構成され
た保護絶縁膜26が積層されており、保護絶縁膜26
に、有機感光性樹脂によって構成された絶縁膜24が積
層されている。絶縁膜24は、画素電極28が積層され
る部分の表面が凹凸状になっている。
【0041】絶縁膜24および保護絶縁膜26には、コ
ンタクトホール27が設けられている。このコンタクト
ホール27内には、走査電極22の第1電極22aにお
ける上面上に積層された非線形抵抗層23が露出してい
る。コンタクトホール27内は、モリブデン(Mo)に
よって構成された第2電極25が設けられている。第2
電極25は、コンタクトホール27内にて非線形抵抗層
23と接触した状態になっており、コンタクトホール2
7内を挿通して、絶縁膜24上に積層された状態になっ
ている。絶縁膜24の凹凸状になった部分に積層された
第2電極25は、絶縁膜24の表面と同様の凹凸状に積
層されている。そして、凹凸状になった第2電極25上
に画素電極28が積層されている。第2電極25および
画素電極28は、同様の正方形状になっている。
ンタクトホール27が設けられている。このコンタクト
ホール27内には、走査電極22の第1電極22aにお
ける上面上に積層された非線形抵抗層23が露出してい
る。コンタクトホール27内は、モリブデン(Mo)に
よって構成された第2電極25が設けられている。第2
電極25は、コンタクトホール27内にて非線形抵抗層
23と接触した状態になっており、コンタクトホール2
7内を挿通して、絶縁膜24上に積層された状態になっ
ている。絶縁膜24の凹凸状になった部分に積層された
第2電極25は、絶縁膜24の表面と同様の凹凸状に積
層されている。そして、凹凸状になった第2電極25上
に画素電極28が積層されている。第2電極25および
画素電極28は、同様の正方形状になっている。
【0042】このような配線基板20は、画素電極28
等が設けられた表面が配向膜29によって全体にわたっ
て覆われた状態になっている。
等が設けられた表面が配向膜29によって全体にわたっ
て覆われた状態になっている。
【0043】配線基板20に対して液晶40を挟んで対
向配置された対向基板30は、ガラス基板31における
液晶40側の表面に、ストライプ状にパターニングした
ITOによって構成された対向電極32が積層されてお
り、この対向電極32が、配向膜33によって、全体に
わたって覆われている。
向配置された対向基板30は、ガラス基板31における
液晶40側の表面に、ストライプ状にパターニングした
ITOによって構成された対向電極32が積層されてお
り、この対向電極32が、配向膜33によって、全体に
わたって覆われている。
【0044】このような液晶表示装置は、次のように製
造される。まず、ガラス基板21上に、タンタル(T
a)を、スパッタリングにより、約200nmの膜厚に
積層して、所定の形状にパターニングすることにより、
第1電極22aを有する走査電極22を形成する。
造される。まず、ガラス基板21上に、タンタル(T
a)を、スパッタリングにより、約200nmの膜厚に
積層して、所定の形状にパターニングすることにより、
第1電極22aを有する走査電極22を形成する。
【0045】次いで、硫化亜鉛(ZnS)を主成分とす
る非線形抵抗層23を、スパッタリング法によって、ガ
ラス基板21の上面全体にわたって積層する。この場
合、焼成ターゲットとして、ニッケルが0.3重量%混
合した硫化亜鉛(ZnS)を使用するとともに、スパッ
タガスとして、アルゴン(Ar)ガスおよび水素ガス
を、それぞれ、50sccmおよび5sccmの流量で
チャンバー内に導入し、ニッケルを含む硫化亜鉛(Zn
S)を約100nmの厚さに積層することによって非線
形抵抗層23が形成される。
る非線形抵抗層23を、スパッタリング法によって、ガ
ラス基板21の上面全体にわたって積層する。この場
合、焼成ターゲットとして、ニッケルが0.3重量%混
合した硫化亜鉛(ZnS)を使用するとともに、スパッ
タガスとして、アルゴン(Ar)ガスおよび水素ガス
を、それぞれ、50sccmおよび5sccmの流量で
チャンバー内に導入し、ニッケルを含む硫化亜鉛(Zn
S)を約100nmの厚さに積層することによって非線
形抵抗層23が形成される。
【0046】なお、硫化亜鉛によって構成された非線形
抵抗層23を形成する方法としては、このようなスパッ
タリング法に限らず、EB(Electron Beam )蒸着法、
CVD(Chemical Vapour Deposition)、MBE(Mole
cular Beam Epitaxy)法等も採用し得る。
抵抗層23を形成する方法としては、このようなスパッ
タリング法に限らず、EB(Electron Beam )蒸着法、
CVD(Chemical Vapour Deposition)、MBE(Mole
cular Beam Epitaxy)法等も採用し得る。
【0047】次に、非線形抵抗層23上に、硫酸化亜鉛
(ZnSO4 )によって構成された保護絶縁膜26を、
スパッタリング法によって積層する。この場合、焼成タ
ーゲットとして、硫化亜鉛を積層した際に使用したター
ゲットと同様のものを使用するとともに、スパッタガス
としてアルゴン(Ar)ガスと酸素ガスとの混合ガスを
使用して、硫酸化亜鉛(ZnSO4 )を50nmの膜厚
に積層することにより、保護絶縁膜26が形成される。
(ZnSO4 )によって構成された保護絶縁膜26を、
スパッタリング法によって積層する。この場合、焼成タ
ーゲットとして、硫化亜鉛を積層した際に使用したター
ゲットと同様のものを使用するとともに、スパッタガス
としてアルゴン(Ar)ガスと酸素ガスとの混合ガスを
使用して、硫酸化亜鉛(ZnSO4 )を50nmの膜厚
に積層することにより、保護絶縁膜26が形成される。
【0048】このように、硫化亜鉛(ZnS)を主成分
とする非線形抵抗層23と、硫酸化亜鉛(ZnSO4 )
によって構成された保護絶縁層26とは、同一の焼成タ
ーゲットを使用したスパッタリング法によって、連続し
て容易に積層することができる。
とする非線形抵抗層23と、硫酸化亜鉛(ZnSO4 )
によって構成された保護絶縁層26とは、同一の焼成タ
ーゲットを使用したスパッタリング法によって、連続し
て容易に積層することができる。
【0049】保護絶縁膜26が形成されると、有機感光
性樹脂が、スピンコート法によって、保護絶縁膜26上
に、約1.4μmの厚さに塗布して、絶縁膜24が形成
される。有機感光性樹脂によって構成された絶縁膜24
が形成されると、第1電極22a上方部分を露光および
現像することにより、コンタクトホール27の一部とな
る貫通孔を形成する。この貫通孔は、保護絶縁膜26に
達しており、その内部に、保護絶縁膜26の表面が露出
している。また、絶縁膜24における画素電極28が積
層される表面部分が、フォトプロセスによって、凹凸状
にパターニングされる。有機感光性樹脂によって構成さ
れた絶縁膜24は、このような貫通孔の形成、表面のパ
ターニング等が容易にできる。
性樹脂が、スピンコート法によって、保護絶縁膜26上
に、約1.4μmの厚さに塗布して、絶縁膜24が形成
される。有機感光性樹脂によって構成された絶縁膜24
が形成されると、第1電極22a上方部分を露光および
現像することにより、コンタクトホール27の一部とな
る貫通孔を形成する。この貫通孔は、保護絶縁膜26に
達しており、その内部に、保護絶縁膜26の表面が露出
している。また、絶縁膜24における画素電極28が積
層される表面部分が、フォトプロセスによって、凹凸状
にパターニングされる。有機感光性樹脂によって構成さ
れた絶縁膜24は、このような貫通孔の形成、表面のパ
ターニング等が容易にできる。
【0050】次に、水酸化ナトリウム(NaOH)およ
び純水によって、絶縁膜24の貫通孔内に露出した硫酸
化亜鉛製の保護絶縁膜26をエッチング除去し、保護絶
縁膜26に貫通孔を形成する。保護絶縁膜26に形成さ
れた貫通孔は、絶縁膜24に形成された貫通孔に連続し
ており、これにより、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵
抗層23の表面が露出したコンタクトホール27が形成
される。
び純水によって、絶縁膜24の貫通孔内に露出した硫酸
化亜鉛製の保護絶縁膜26をエッチング除去し、保護絶
縁膜26に貫通孔を形成する。保護絶縁膜26に形成さ
れた貫通孔は、絶縁膜24に形成された貫通孔に連続し
ており、これにより、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵
抗層23の表面が露出したコンタクトホール27が形成
される。
【0051】続いて、絶縁膜24上に、第2電極25と
されるモリブデン(Mo)を100nmの厚さに積層す
るとともに、そのモリブデン(Mo)上に、画素電極2
8とされるアルミニウム(Al)を100nmの厚さに
積層する。そして、連続して積層されたモリブデン(M
o)およびアルミニウム(Al)を同時に同形状に一体
的にパターニングすることにより、正方形状になった第
2電極25と画素電極28とが形成される。その後、ガ
ラス基板21の表面全体にわたって配向膜29を塗布し
て配向処理する。これにより、配線側基板20が得られ
る。
されるモリブデン(Mo)を100nmの厚さに積層す
るとともに、そのモリブデン(Mo)上に、画素電極2
8とされるアルミニウム(Al)を100nmの厚さに
積層する。そして、連続して積層されたモリブデン(M
o)およびアルミニウム(Al)を同時に同形状に一体
的にパターニングすることにより、正方形状になった第
2電極25と画素電極28とが形成される。その後、ガ
ラス基板21の表面全体にわたって配向膜29を塗布し
て配向処理する。これにより、配線側基板20が得られ
る。
【0052】対向基板30は、ガラス基板31上に、ス
トライプ状にパターニングされたITOによって構成さ
れた対向電極32を形成した後に、対向電極32の表面
全体に配向膜33を塗布して配向処理することにより、
形成される。
トライプ状にパターニングされたITOによって構成さ
れた対向電極32を形成した後に、対向電極32の表面
全体に配向膜33を塗布して配向処理することにより、
形成される。
【0053】このようにして、得られた配線基板20お
よび対向基板30は、それぞれの配向膜29および33
を、適当な間隔をあけて対向配置し、その間隔内にホワ
イトテーラ型ゲストホスト液晶が封入される。これによ
り、図3に示す液晶表示装置が得られる。
よび対向基板30は、それぞれの配向膜29および33
を、適当な間隔をあけて対向配置し、その間隔内にホワ
イトテーラ型ゲストホスト液晶が封入される。これによ
り、図3に示す液晶表示装置が得られる。
【0054】このようにして製造される液晶表示装置
は、非線形抵抗素子を構成する非線形抵抗層23の表面
が、絶縁膜24によって汚染されるおそれがないため
に、I−V特性の非線形特性が大きく、しかも、安定し
たI−V特性が得られる。従って、このような非線形抵
抗素子を用いた液晶表示装置は、コントラストが高く、
しかも、残像やチラツキがなく、高品位の表示が得られ
る。また、非線形素子のI−V特性の経時変化がないた
めに、長期にわたって安定した高品位表示が得られる。
は、非線形抵抗素子を構成する非線形抵抗層23の表面
が、絶縁膜24によって汚染されるおそれがないため
に、I−V特性の非線形特性が大きく、しかも、安定し
たI−V特性が得られる。従って、このような非線形抵
抗素子を用いた液晶表示装置は、コントラストが高く、
しかも、残像やチラツキがなく、高品位の表示が得られ
る。また、非線形素子のI−V特性の経時変化がないた
めに、長期にわたって安定した高品位表示が得られる。
【0055】なお、本例の液晶表示装置では、製造工程
を簡略化するために、同一のターゲットを使用し、スパ
ッタガスのみを変更することにより、硫化亜鉛(Zn
S)を主成分とする非線形抵抗層23と、硫酸化亜鉛
(ZnSO4 )によって構成された保護絶縁膜26とを
連続して積層する構成であったが、硫化亜鉛(ZnS)
を主成分とする非線形抵抗層23をスパッタリング法に
よって積層した後に、ターゲットとして亜鉛(Zn)を
使用したスパッタリングによって、保護絶縁膜26とし
て酸化亜鉛(ZnO)を積層するようにしてもよい。
を簡略化するために、同一のターゲットを使用し、スパ
ッタガスのみを変更することにより、硫化亜鉛(Zn
S)を主成分とする非線形抵抗層23と、硫酸化亜鉛
(ZnSO4 )によって構成された保護絶縁膜26とを
連続して積層する構成であったが、硫化亜鉛(ZnS)
を主成分とする非線形抵抗層23をスパッタリング法に
よって積層した後に、ターゲットとして亜鉛(Zn)を
使用したスパッタリングによって、保護絶縁膜26とし
て酸化亜鉛(ZnO)を積層するようにしてもよい。
【0056】また、ターゲットとしてニッケルが混合し
た亜鉛(Zn)を用い、スパッタガスとして硫化水素と
アルゴンガスの混合ガスによって、非線形抵抗層を積層
することもできる。さらに、同じターゲットを用い、ス
パッタガスとして酸素とアルゴンの混合ガスによって、
酸化亜鉛(ZnO)を連続して容易に積層することがで
きる。
た亜鉛(Zn)を用い、スパッタガスとして硫化水素と
アルゴンガスの混合ガスによって、非線形抵抗層を積層
することもできる。さらに、同じターゲットを用い、ス
パッタガスとして酸素とアルゴンの混合ガスによって、
酸化亜鉛(ZnO)を連続して容易に積層することがで
きる。
【0057】図4は、本発明の非線形抵抗素子を使用し
た透過型液晶表示装置の要部の断面図である。この液晶
表示装置では、保護絶縁膜26が酸化亜鉛(ZnO)に
よって構成されている。また、液晶表示装置は透過型で
あるために、保護絶縁膜26および絶縁膜24は、非線
形抵抗素子が形成される部分にのみ積層されており、第
2電極25も、第1電極22aの上方にのみ設けられて
いる。そして、画素電極28は、ITOが非線形抵抗層
23上に直接積層されて形成されている。
た透過型液晶表示装置の要部の断面図である。この液晶
表示装置では、保護絶縁膜26が酸化亜鉛(ZnO)に
よって構成されている。また、液晶表示装置は透過型で
あるために、保護絶縁膜26および絶縁膜24は、非線
形抵抗素子が形成される部分にのみ積層されており、第
2電極25も、第1電極22aの上方にのみ設けられて
いる。そして、画素電極28は、ITOが非線形抵抗層
23上に直接積層されて形成されている。
【0058】この液晶表示装置では、酸化亜鉛(Zn
O)によって構成された保護絶縁膜26は、ターゲット
としてZn(亜鉛)を使用するとともに、スパッタガス
としてアルゴン(Ar)ガスと酸素ガスとを使用したス
パッタリング法によって、50nmの厚さに積層して形
成されるようになっている。
O)によって構成された保護絶縁膜26は、ターゲット
としてZn(亜鉛)を使用するとともに、スパッタガス
としてアルゴン(Ar)ガスと酸素ガスとを使用したス
パッタリング法によって、50nmの厚さに積層して形
成されるようになっている。
【0059】このような液晶表示装置も、非線形抵抗素
子のI−V特性の経時変化がなく、長期にわたって高品
位の安定した表示が得られる。
子のI−V特性の経時変化がなく、長期にわたって高品
位の安定した表示が得られる。
【0060】
【発明の効果】本発明の非線形抵抗素子は、このよう
に、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層に、非線形抵
抗層が溶解されない物質にて溶解される無機材料によっ
て構成された保護絶縁膜が積層されて、その保護絶縁膜
上に、有機材料によって構成された絶縁膜が積層される
とともに、絶縁膜に形成されたコンタクトホール内にて
第2電極が非線形抵抗層に接続されているために、第2
電極と非線形抵抗層とを接続する際に、絶縁膜を構成す
る有機材料の残渣が非線形抵抗層上に残るおそれがな
く、従って、I−V特性等が経時変化するおそれがな
い。その結果、液晶表示装置のスイッチング素子として
好適に使用することができる。
に、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層に、非線形抵
抗層が溶解されない物質にて溶解される無機材料によっ
て構成された保護絶縁膜が積層されて、その保護絶縁膜
上に、有機材料によって構成された絶縁膜が積層される
とともに、絶縁膜に形成されたコンタクトホール内にて
第2電極が非線形抵抗層に接続されているために、第2
電極と非線形抵抗層とを接続する際に、絶縁膜を構成す
る有機材料の残渣が非線形抵抗層上に残るおそれがな
く、従って、I−V特性等が経時変化するおそれがな
い。その結果、液晶表示装置のスイッチング素子として
好適に使用することができる。
【0061】本発明の非線形抵抗素子の製造方法は、有
機材料によって構成された絶縁膜内に貫通孔を形成した
後に、無機材料によって構成された保護絶縁膜に貫通孔
を形成して、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層を露
出させて、第2電極を接続するようになっているため
に、貫通孔を形成する際の絶縁膜の残渣によって非線形
抵抗層が汚染されるおそれがない。しかも、保護絶縁膜
が、非線形抵抗層が溶解されない物質にて溶解される材
質であるために、保護絶縁膜に貫通孔を形成する際に、
非線形抵抗層が溶解されるおそれもない。
機材料によって構成された絶縁膜内に貫通孔を形成した
後に、無機材料によって構成された保護絶縁膜に貫通孔
を形成して、硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層を露
出させて、第2電極を接続するようになっているため
に、貫通孔を形成する際の絶縁膜の残渣によって非線形
抵抗層が汚染されるおそれがない。しかも、保護絶縁膜
が、非線形抵抗層が溶解されない物質にて溶解される材
質であるために、保護絶縁膜に貫通孔を形成する際に、
非線形抵抗層が溶解されるおそれもない。
【図1】本発明の非線形抵抗素子の実施の形態の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】(a)〜(e)は、それぞれ、その非線形抵抗
素子の製造工程を示す断面図である。
素子の製造工程を示す断面図である。
【図3】(a)は、その非線形抵抗素子を使用した反射
型ホワイトテーラ型ゲストホスト液晶表示装置における
1画素分の要部を示す平面図、(b)は、そのA−A線
における断面図である。
型ホワイトテーラ型ゲストホスト液晶表示装置における
1画素分の要部を示す平面図、(b)は、そのA−A線
における断面図である。
【図4】(a)は、その非線形抵抗素子を使用した透過
型液晶表示装置における1画素分の要部を示す平面図、
(b)は、そのA−A線における断面図である。
型液晶表示装置における1画素分の要部を示す平面図、
(b)は、そのA−A線における断面図である。
【図5】従来の非線形抵抗素子の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来の非線形抵抗素子の他の例を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】従来の非線形抵抗素子のさらに他の例を示す断
面図である。
面図である。
11 基板 12 第1電極 13 非線形抵抗層 14 絶縁膜 14a 貫通孔 15 第2電極 16 保護絶縁膜 16a 貫通孔 17 コンタクトホール 20 配線基板 21 ガラス基板 22 第1電極 23 非線形抵抗層 24 絶縁膜 25 第2電極 26 保護絶縁膜 27 コンタクトホール 28 画素電極 29 配向膜 30 対向基板 31 ガラス基板 32 対向電極 33 配向膜 40 液晶
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁性の基板上に積層された第1電極
と、 第1電極を覆うように前記基板上に積層されており、硫
化亜鉛を主成分とする材料によって構成されている非線
形抵抗層と、 非線形抵抗層上に積層されており、非線形抵抗層を溶解
させない物質によって溶解し得る無機材料によって構成
された保護絶縁膜と、 保護絶縁膜上に積層されており、有機材料によって構成
された絶縁膜と、 前記第1電極の上面を覆う非線形抵抗層の表面が露出す
るように、絶縁膜および保護絶縁膜を貫通するコンタク
トホールと、 コンタクトホール内に露出した非線形抵抗層に接続され
た状態で絶縁膜上に積層された第2電極と、 を具備することを特徴とする非線形抵抗素子。 - 【請求項2】 前記保護絶縁膜は、酸化亜鉛および硫酸
化亜鉛のいずれかを主成分とする材料によって構成され
ている請求項1に記載の非線形抵抗素子。 - 【請求項3】 絶縁性の基板上に第1電極を積層する工
程と、 硫化亜鉛を主成分とする非線形抵抗層を、第1電極を覆
うように基板上に積層する工程と、 非線形抵抗層を溶解させない物質によって溶解し得る無
機材料によって構成された保護絶縁膜を非線形抵抗層上
に積層する工程と、 有機材料によって構成された絶縁膜を保護絶縁膜上に積
層する工程と、 第1電極の上方に積層された保護絶縁膜が露出するよう
に、絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する工程と、 その貫通孔内に露出した保護絶縁膜を、非線形抵抗層が
露出するように、非線形抵抗層を溶解させない物質によ
って溶解させて、保護絶縁膜を貫通する貫通孔を形成す
る工程と、 保護絶縁膜の貫通孔内に露出した非線形抵抗層に接続さ
れて絶縁膜上に積層されるように第2電極を設ける工程
と、 を包含することを特徴とする非線形抵抗素子の製造方
法。 - 【請求項4】 前記保護絶縁膜は、酸化亜鉛および硫酸
化亜鉛のいずれかを主成分とする材料によって構成され
ている請求項3に記載の非線形抵抗素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記保護絶縁膜は、水およびアルカリ溶
液のいずれかによって溶解される請求項3に記載の非線
形抵抗素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記非線形抵抗膜および保護絶縁膜が、
同じ真空状態で連続して成膜されるようになっている請
求項3に記載の非線形抵抗素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236098A JPH1084146A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 非線形抵抗素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236098A JPH1084146A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 非線形抵抗素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084146A true JPH1084146A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16995705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8236098A Pending JPH1084146A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 非線形抵抗素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084146A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018537865A (ja) * | 2015-10-13 | 2018-12-20 | アモルフィックス・インコーポレイテッド | アモルファス金属薄膜非線形抵抗 |
| US11183585B2 (en) | 2018-03-30 | 2021-11-23 | Amorphyx, Incorporated | Amorphous metal thin film transistors |
| US12075656B2 (en) | 2020-06-12 | 2024-08-27 | Amorphyx, Incorporated | Circuits including non-linear components for electronic devices |
| US12586543B2 (en) | 2018-12-07 | 2026-03-24 | Amorphyx, Incorporated | Methods and circuits for diode-based display backplanes and electronic displays |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8236098A patent/JPH1084146A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018537865A (ja) * | 2015-10-13 | 2018-12-20 | アモルフィックス・インコーポレイテッド | アモルファス金属薄膜非線形抵抗 |
| US10438841B2 (en) | 2015-10-13 | 2019-10-08 | Amorphyx, Inc. | Amorphous metal thin film nonlinear resistor |
| US10777448B2 (en) | 2015-10-13 | 2020-09-15 | Amorphyx, Inc. | Amorphous metal thin film nonlinear resistor |
| US10971392B2 (en) | 2015-10-13 | 2021-04-06 | Amorphyx, Inc. | Amorphous metal thin film nonlinear resistor |
| US11610809B2 (en) | 2015-10-13 | 2023-03-21 | Amorphyx, Incorporated | Amorphous metal thin film nonlinear resistor |
| US11183585B2 (en) | 2018-03-30 | 2021-11-23 | Amorphyx, Incorporated | Amorphous metal thin film transistors |
| US12336205B2 (en) | 2018-03-30 | 2025-06-17 | Amorphyx, Incorporated | Amorphous metal thin film transistors |
| US12586543B2 (en) | 2018-12-07 | 2026-03-24 | Amorphyx, Incorporated | Methods and circuits for diode-based display backplanes and electronic displays |
| US12075656B2 (en) | 2020-06-12 | 2024-08-27 | Amorphyx, Incorporated | Circuits including non-linear components for electronic devices |
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