JPH108416A - 道路標示の施工方法及び道路標示用塗料 - Google Patents
道路標示の施工方法及び道路標示用塗料Info
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- JPH108416A JPH108416A JP8163503A JP16350396A JPH108416A JP H108416 A JPH108416 A JP H108416A JP 8163503 A JP8163503 A JP 8163503A JP 16350396 A JP16350396 A JP 16350396A JP H108416 A JPH108416 A JP H108416A
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- JP
- Japan
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- road marking
- paint
- parts
- weight
- construction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工後固化するまでの時間が短い溶融施工型
の道路標示用塗料を用いて、耐久性に問題のない道路標
示の施工方法及びこの施工方法に好適な道路標示用塗料
を提供する。 【解決手段】 熱可塑性結合材、可塑剤、体質材及びガ
ラスビーズを必須成分とし、施工時の温度において粘度
が100〜1000mPa・sの道路標示用塗料を、膜
厚が0.4〜0.9mmの範囲となるように施工する。
道路標示用塗料としては、熱可塑性結合材18〜25重
量部、可塑剤1.5〜2.5重量部、体質材54.5〜
65.5重量部及びガラスビーズ15〜18重量部を必
須成分とし、施工時の温度において粘度が100〜10
00mPa・sである道路標示用塗料を用いる。
の道路標示用塗料を用いて、耐久性に問題のない道路標
示の施工方法及びこの施工方法に好適な道路標示用塗料
を提供する。 【解決手段】 熱可塑性結合材、可塑剤、体質材及びガ
ラスビーズを必須成分とし、施工時の温度において粘度
が100〜1000mPa・sの道路標示用塗料を、膜
厚が0.4〜0.9mmの範囲となるように施工する。
道路標示用塗料としては、熱可塑性結合材18〜25重
量部、可塑剤1.5〜2.5重量部、体質材54.5〜
65.5重量部及びガラスビーズ15〜18重量部を必
須成分とし、施工時の温度において粘度が100〜10
00mPa・sである道路標示用塗料を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の標示線、例
えば、車線境界線、車道中央線、車道外側線などの施工
方法及びこの施工方法に適した道路標示用塗料に関す
る。
えば、車線境界線、車道中央線、車道外側線などの施工
方法及びこの施工方法に適した道路標示用塗料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】道路標示用塗料としては、溶剤を用いな
い溶融施工型と溶剤を用いるペイント型とがある。
い溶融施工型と溶剤を用いるペイント型とがある。
【0003】このうち、ペイント型としては、「JIS
K 5665 2種」に規定される道路標示用塗料が
ある。このペイント型の道路標示用塗料には、加熱用と
常温用とがあり、加熱用は膜厚が0.2〜0.3mmと
なるように、また、常温用は膜厚が0.15〜0.2m
mとなるように施工され、いずれも主に高速道路で用い
られている。
K 5665 2種」に規定される道路標示用塗料が
ある。このペイント型の道路標示用塗料には、加熱用と
常温用とがあり、加熱用は膜厚が0.2〜0.3mmと
なるように、また、常温用は膜厚が0.15〜0.2m
mとなるように施工され、いずれも主に高速道路で用い
られている。
【0004】一方溶融施工型としては、「JIS K
5665 3種1号」に規定される道路標示用塗料があ
り、脂肪族系石油樹脂14.5重量部、ポリエチレンワ
ックス2.0重量部、植物油変性アルキド樹脂1.4重
量部、ガラスビーズ15.5重量部、体質材62.6重
量部に着色顔料4.0重量部を配合したものとされてい
る。
5665 3種1号」に規定される道路標示用塗料があ
り、脂肪族系石油樹脂14.5重量部、ポリエチレンワ
ックス2.0重量部、植物油変性アルキド樹脂1.4重
量部、ガラスビーズ15.5重量部、体質材62.6重
量部に着色顔料4.0重量部を配合したものとされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ペイント型の道路標示
用塗料は、消防法別表に定める危険物第4類第一石油類
に規定される溶剤を使用しており、大量に保管するとき
の安全性、施工時の大気汚染などの問題がある。また、
施工時の20℃における乾燥時間は、60℃程度に加熱
して施工する加熱用でも5〜6分、常温施工用では10
〜15分を要している。しかも膜厚が薄いので耐久性に
問題がある。
用塗料は、消防法別表に定める危険物第4類第一石油類
に規定される溶剤を使用しており、大量に保管するとき
の安全性、施工時の大気汚染などの問題がある。また、
施工時の20℃における乾燥時間は、60℃程度に加熱
して施工する加熱用でも5〜6分、常温施工用では10
〜15分を要している。しかも膜厚が薄いので耐久性に
問題がある。
【0006】溶融施工型の道路標示用塗料は、溶剤を使
用しないので、安全性や大気汚染の問題はなく、また、
施工後固化するまでの時間も短いが、200℃における
粘度が4000〜5000mPa・sであり、1時間あ
たり6kmの施工が可能であるものの、膜厚が1.2〜
1.5mmとなってしまう。道路標示線がこのような膜
厚であると、すべり抵抗小さくなるため、高速道路の道
路標示線としては適さない。
用しないので、安全性や大気汚染の問題はなく、また、
施工後固化するまでの時間も短いが、200℃における
粘度が4000〜5000mPa・sであり、1時間あ
たり6kmの施工が可能であるものの、膜厚が1.2〜
1.5mmとなってしまう。道路標示線がこのような膜
厚であると、すべり抵抗小さくなるため、高速道路の道
路標示線としては適さない。
【0007】本発明は、施工後固化するまでの時間が短
い溶融施工型の道路標示用塗料を用いて、耐久性に問題
のない道路標示の施工方法及びこの施工方法に好適な道
路標示用塗料を提供することを目的とする。
い溶融施工型の道路標示用塗料を用いて、耐久性に問題
のない道路標示の施工方法及びこの施工方法に好適な道
路標示用塗料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性結合
材、可塑剤、体質材及びガラスビーズを必須成分とし、
施工時の温度において粘度が100〜1000mPa・
sの道路標示用塗料を、膜厚が0.4〜0.9mmの範
囲となるように施工することを特徴とする道路標示の施
工方法である。施工時の粘度が100mPa・s未満で
あると、乾燥性、圧縮強さ、耐汚染性などが悪くなる。
また、施工時の粘度が1000mPa・sを超えると施
工後の塗膜表面の仕上がりが悪くなる。このような観点
から、施工時の粘度は300〜1000mPa・sであ
るのがより好ましく、500〜800mPa・sである
のが最も好ましい。道路標示の膜厚は、路面のすべり摩
擦抵抗を適正に維持しかつ耐久性をもたせるために0.
4〜0.9mmとされる。この理由は、膜厚が薄い場
合、路面の凹凸が塗膜表面に現われるのですべり摩擦抵
抗が大きくなるが、その反面、耐久性が弱くなる。すべ
り摩擦抵抗と耐久性とのバランスから、0.6〜0.8
mmとするのが特に好ましい。
材、可塑剤、体質材及びガラスビーズを必須成分とし、
施工時の温度において粘度が100〜1000mPa・
sの道路標示用塗料を、膜厚が0.4〜0.9mmの範
囲となるように施工することを特徴とする道路標示の施
工方法である。施工時の粘度が100mPa・s未満で
あると、乾燥性、圧縮強さ、耐汚染性などが悪くなる。
また、施工時の粘度が1000mPa・sを超えると施
工後の塗膜表面の仕上がりが悪くなる。このような観点
から、施工時の粘度は300〜1000mPa・sであ
るのがより好ましく、500〜800mPa・sである
のが最も好ましい。道路標示の膜厚は、路面のすべり摩
擦抵抗を適正に維持しかつ耐久性をもたせるために0.
4〜0.9mmとされる。この理由は、膜厚が薄い場
合、路面の凹凸が塗膜表面に現われるのですべり摩擦抵
抗が大きくなるが、その反面、耐久性が弱くなる。すべ
り摩擦抵抗と耐久性とのバランスから、0.6〜0.8
mmとするのが特に好ましい。
【0009】溶融施工型道路標示用塗料の施工温度は、
通常150〜220℃である。本願第二の発明は、かか
る条件で好適に施工可能な道路標示用塗料に関する。す
なわち、本願第二の発明は、熱可塑性結合材18〜25
重量部、可塑剤1.5〜2.5重量部、体質材54.5
〜65.5重量部及びガラスビーズ15〜18重量部を
必須成分とし、施工時の温度において粘度が100〜1
000mPa・sである道路標示用塗料である。熱可塑
性結合材の配合量が規定量より少ないと、施工後の塗膜
表面の仕上がりが悪くなる。また、熱可塑性結合材の配
合量が規定量より多いと、乾燥性、圧縮強さ、耐汚染性
などが悪くなる。このような観点から、熱可塑性結合材
の配合量は18〜25重量部とされ、18〜23重量部
であるのがより好ましく、18〜21重量部であるのが
最も好ましい。可塑剤の配合量が規定量より少ないと、
施工後の塗膜表面の仕上がりが悪くなる。また、可塑剤
の配合量が規定量より多いと、乾燥性、圧縮強さ、耐汚
染性などが悪くなる。このような観点から、可塑材の配
合量は1.5〜2.5重量部とされ、1.5〜2.3重
量部であるのがより好ましく、1.8〜2.0重量部で
あるのが最も好ましい。体質材は、塗膜の機械的強度、
耐摩耗性向上の目的で使用され、その配合量が規定量よ
り少ないと、乾燥性、圧縮強さ、耐汚染性などが悪くな
る。また、体質材の配合量が規定量より多いと、塗料の
粘度が上昇して、施工後の塗膜表面の仕上がりが悪くな
る。このような観点から、体質材の配合量は54.5〜
65.5重量部とされ、56〜64重量部であるのがよ
り好ましく、57〜62重量部であるのが最も好まし
い。ガラスビーズの配合量が規定量より少ないと、経日
での反射輝度などが悪くなる。また、ガラスビーズの配
合量が規定量より多いと、溶融中沈降しやすく、作業性
が悪くなる。このような観点から、ガラスビーズの配合
量は15〜18重量部とされ、15〜17重量部である
のがより好ましく、15〜16重量部であるのが最も好
ましい。
通常150〜220℃である。本願第二の発明は、かか
る条件で好適に施工可能な道路標示用塗料に関する。す
なわち、本願第二の発明は、熱可塑性結合材18〜25
重量部、可塑剤1.5〜2.5重量部、体質材54.5
〜65.5重量部及びガラスビーズ15〜18重量部を
必須成分とし、施工時の温度において粘度が100〜1
000mPa・sである道路標示用塗料である。熱可塑
性結合材の配合量が規定量より少ないと、施工後の塗膜
表面の仕上がりが悪くなる。また、熱可塑性結合材の配
合量が規定量より多いと、乾燥性、圧縮強さ、耐汚染性
などが悪くなる。このような観点から、熱可塑性結合材
の配合量は18〜25重量部とされ、18〜23重量部
であるのがより好ましく、18〜21重量部であるのが
最も好ましい。可塑剤の配合量が規定量より少ないと、
施工後の塗膜表面の仕上がりが悪くなる。また、可塑剤
の配合量が規定量より多いと、乾燥性、圧縮強さ、耐汚
染性などが悪くなる。このような観点から、可塑材の配
合量は1.5〜2.5重量部とされ、1.5〜2.3重
量部であるのがより好ましく、1.8〜2.0重量部で
あるのが最も好ましい。体質材は、塗膜の機械的強度、
耐摩耗性向上の目的で使用され、その配合量が規定量よ
り少ないと、乾燥性、圧縮強さ、耐汚染性などが悪くな
る。また、体質材の配合量が規定量より多いと、塗料の
粘度が上昇して、施工後の塗膜表面の仕上がりが悪くな
る。このような観点から、体質材の配合量は54.5〜
65.5重量部とされ、56〜64重量部であるのがよ
り好ましく、57〜62重量部であるのが最も好まし
い。ガラスビーズの配合量が規定量より少ないと、経日
での反射輝度などが悪くなる。また、ガラスビーズの配
合量が規定量より多いと、溶融中沈降しやすく、作業性
が悪くなる。このような観点から、ガラスビーズの配合
量は15〜18重量部とされ、15〜17重量部である
のがより好ましく、15〜16重量部であるのが最も好
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、道路標示用塗
料として、施工時の温度において粘度が100〜100
0mPa・sの溶融施工型の道路標示用塗料を用いるこ
とが肝要である。このために使用される熱可塑性結合材
としては、ロジン類、石油樹脂類、テルペン樹脂、ポリ
プロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン
−エチルアクリレ−ト共重合樹脂などが使用できる。こ
のうちのロジン類としては、例えば、生ロジン、マレイ
ン化ロジン、マレイン化ロジンエステル樹脂、水添ロジ
ンなど、石油樹脂類としては、例えば、脂肪族系石油樹
脂、水添石油樹脂などが挙げられる。熱可塑性結合材と
しては、軟化点が85〜110℃のものを使用するのが
好ましい。可塑剤としては、植物油例えば大豆油、植物
油変性アルキド樹脂、鉱物油、エポキシ化油、液状合成
ゴム類などが使用される。鉱物油としては、例えばナフ
テン系、パラフィン系、オレフィン系のものが使用され
る。体質材としては、炭酸カルシウム、ケイ砂、タル
ク、寒水石、アルミナ、ホワイトモランダムなどで、粒
径が40〜360μmのものが使用される。ガラスビー
ズとしては、粒径が150〜600μmのものが使用さ
れる。このほか、粘度降下剤として道路標示用塗料の全
量に対して5重量%以下の範囲でポリエチレンワックス
が配合される。
料として、施工時の温度において粘度が100〜100
0mPa・sの溶融施工型の道路標示用塗料を用いるこ
とが肝要である。このために使用される熱可塑性結合材
としては、ロジン類、石油樹脂類、テルペン樹脂、ポリ
プロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン
−エチルアクリレ−ト共重合樹脂などが使用できる。こ
のうちのロジン類としては、例えば、生ロジン、マレイ
ン化ロジン、マレイン化ロジンエステル樹脂、水添ロジ
ンなど、石油樹脂類としては、例えば、脂肪族系石油樹
脂、水添石油樹脂などが挙げられる。熱可塑性結合材と
しては、軟化点が85〜110℃のものを使用するのが
好ましい。可塑剤としては、植物油例えば大豆油、植物
油変性アルキド樹脂、鉱物油、エポキシ化油、液状合成
ゴム類などが使用される。鉱物油としては、例えばナフ
テン系、パラフィン系、オレフィン系のものが使用され
る。体質材としては、炭酸カルシウム、ケイ砂、タル
ク、寒水石、アルミナ、ホワイトモランダムなどで、粒
径が40〜360μmのものが使用される。ガラスビー
ズとしては、粒径が150〜600μmのものが使用さ
れる。このほか、粘度降下剤として道路標示用塗料の全
量に対して5重量%以下の範囲でポリエチレンワックス
が配合される。
【0011】道路標示用塗料であるから、黄色又は白色
に着色する必要があり、前記の成分のほかに着色顔料を
配合する。黄色の着色顔料としては、黄鉛、耐熱黄鉛、
有機系黄色顔料が挙げられる。また、白色の着色顔料と
しては、二酸化チタン、亜鉛華、リトポン、鉛白などが
挙げられる。着色顔料の配合量は色によって異なり、道
路標示用塗料100重量部のうち、黄色では1.5〜
2.5重量部、白色では5.0〜8.0重量部とされて
いる。
に着色する必要があり、前記の成分のほかに着色顔料を
配合する。黄色の着色顔料としては、黄鉛、耐熱黄鉛、
有機系黄色顔料が挙げられる。また、白色の着色顔料と
しては、二酸化チタン、亜鉛華、リトポン、鉛白などが
挙げられる。着色顔料の配合量は色によって異なり、道
路標示用塗料100重量部のうち、黄色では1.5〜
2.5重量部、白色では5.0〜8.0重量部とされて
いる。
【0012】本発明の道路標示用塗料は、矢印10方向
に移動する施工装置のホッパー1内で180〜220℃
の温度に加熱溶融され、毎分3000〜5000回転す
るロータ3によってステーター4とロータ3とのギャッ
プから路面6に吹き付けられ、道路標示線7を形成する
(図1参照)。道路標示線7の膜厚は、施工装置の移動
速度、ホッパー1の底部からホッパー1内に入っている
道路標示用塗料の頂きまでの高さ(これをヘッド高とい
う)、ステーター4とロータ3とのギャップ、ホッパー
1の出口に設けたシャッター2の開き、及び、施工時に
おける道路標示用塗料の粘度によって調整される。道路
標示用塗料が固化する前に、ガラスビーズ散布機5によ
って、道路標示線7の表面にガラスビーズ8を散布す
る。このガラスビーズは、道路標示の施工直後の反射輝
度を高めるために散布され、粒径範囲が105〜840
μmのように、大きい粒径のものを含むものが好ましく
用いられる。前記した道路標示用塗料に配合する150
〜600μmの粒径では、塗膜中に埋入してしまい、施
工直後の反射輝度が低下するので好ましくない。180
〜220℃に加熱溶融された本発明の道路標示用塗料を
用い、施工装置が毎時6kmで移動するとき、ステータ
ー4とロータ3とのギャップを0.1〜0.5mm、ホ
ッパー1の出口に設けたシャッター2の開きを2.5〜
5.5mmとすることにより適正な膜厚の道路標示線7
が得られる。
に移動する施工装置のホッパー1内で180〜220℃
の温度に加熱溶融され、毎分3000〜5000回転す
るロータ3によってステーター4とロータ3とのギャッ
プから路面6に吹き付けられ、道路標示線7を形成する
(図1参照)。道路標示線7の膜厚は、施工装置の移動
速度、ホッパー1の底部からホッパー1内に入っている
道路標示用塗料の頂きまでの高さ(これをヘッド高とい
う)、ステーター4とロータ3とのギャップ、ホッパー
1の出口に設けたシャッター2の開き、及び、施工時に
おける道路標示用塗料の粘度によって調整される。道路
標示用塗料が固化する前に、ガラスビーズ散布機5によ
って、道路標示線7の表面にガラスビーズ8を散布す
る。このガラスビーズは、道路標示の施工直後の反射輝
度を高めるために散布され、粒径範囲が105〜840
μmのように、大きい粒径のものを含むものが好ましく
用いられる。前記した道路標示用塗料に配合する150
〜600μmの粒径では、塗膜中に埋入してしまい、施
工直後の反射輝度が低下するので好ましくない。180
〜220℃に加熱溶融された本発明の道路標示用塗料を
用い、施工装置が毎時6kmで移動するとき、ステータ
ー4とロータ3とのギャップを0.1〜0.5mm、ホ
ッパー1の出口に設けたシャッター2の開きを2.5〜
5.5mmとすることにより適正な膜厚の道路標示線7
が得られる。
【0013】道路標示用塗料を塗布する前にプライマー
を塗布するのが望ましい。施工者の安全を確保するた
め、プライマーとしては、プライマーを塗布した後直ぐ
に道路標示用塗料を塗布することが可能なホットメルト
プライマーが好ましい。ホットメルトプライマー用の樹
脂としては、1,3ペンタジエン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、2−メチル2−ブテン等の鎖式炭化
水素を主成分とした脂肪族系液状炭化水素樹脂と、液状
ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エチ
レン−エチルアクリレート共重合樹脂、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、ネオプレンゴムなどを併用するの
が好ましく、ホットメルトプライマーの可塑剤として
は、パラフィン系プロセス油、ナフテン系プロセス油、
植物油例えば大豆油、鉱物油例えばパラフィン、ナフテ
ン系鉱物油などを使用するのが好ましい。
を塗布するのが望ましい。施工者の安全を確保するた
め、プライマーとしては、プライマーを塗布した後直ぐ
に道路標示用塗料を塗布することが可能なホットメルト
プライマーが好ましい。ホットメルトプライマー用の樹
脂としては、1,3ペンタジエン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、2−メチル2−ブテン等の鎖式炭化
水素を主成分とした脂肪族系液状炭化水素樹脂と、液状
ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エチ
レン−エチルアクリレート共重合樹脂、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、ネオプレンゴムなどを併用するの
が好ましく、ホットメルトプライマーの可塑剤として
は、パラフィン系プロセス油、ナフテン系プロセス油、
植物油例えば大豆油、鉱物油例えばパラフィン、ナフテ
ン系鉱物油などを使用するのが好ましい。
【0014】
道路標示用塗料Aの調製 脂肪族系石油樹脂(丸善石油化学株式会社製、R−90
0TH(商品名)を使用した)19.4部(重量部、以
下同じ)、ポリエチレンワックス(ヤスハラケミカル株
式会社製、NWA−L(商品名)を使用した)4.4
部、植物油変性アルキド樹脂(日立化成工業株式会社
製、FT280−100(商品名)を使用した)1.9
部、着色顔料として二酸化チタン6.5部、粒径150
〜600μmのガラスビーズ15.5部、体質材として
粒径40〜300μmの炭酸カルシウム52.3部を混
合して道路標示用塗料A(以下塗料Aとする)を調製し
た。
0TH(商品名)を使用した)19.4部(重量部、以
下同じ)、ポリエチレンワックス(ヤスハラケミカル株
式会社製、NWA−L(商品名)を使用した)4.4
部、植物油変性アルキド樹脂(日立化成工業株式会社
製、FT280−100(商品名)を使用した)1.9
部、着色顔料として二酸化チタン6.5部、粒径150
〜600μmのガラスビーズ15.5部、体質材として
粒径40〜300μmの炭酸カルシウム52.3部を混
合して道路標示用塗料A(以下塗料Aとする)を調製し
た。
【0015】実施例1 塗料Aを200℃に加熱溶融し、ロータ3の回転数を毎
分4500回転、ロータ3とステーター4とのギャップ
を0.3mm、シャッター2の開度を4.5mm、ヘッ
ド高を14cmとし、ホットメルトプライマーを塗布し
た後、毎時6kmの施工速度で試験路面(アスファルト
路面)に道路標示線を施工した。なお、塗料Aの200
℃における粘度は、700mPa・sであった。
分4500回転、ロータ3とステーター4とのギャップ
を0.3mm、シャッター2の開度を4.5mm、ヘッ
ド高を14cmとし、ホットメルトプライマーを塗布し
た後、毎時6kmの施工速度で試験路面(アスファルト
路面)に道路標示線を施工した。なお、塗料Aの200
℃における粘度は、700mPa・sであった。
【0016】実施例2 加熱溶融温度を180℃、ヘッド高を17cmに変更し
たほか実施例1と同様にして、道路標示線を施工した。
なお、塗料Aの180℃における粘度は、1000mP
a・sであった。
たほか実施例1と同様にして、道路標示線を施工した。
なお、塗料Aの180℃における粘度は、1000mP
a・sであった。
【0017】実施例3 加熱溶融温度を220℃、ヘッド高を7cmに変更した
ほか実施例1と同様にして、道路標示線を施工した。な
お、塗料Aの220℃における粘度は、300mPa・
sであった。
ほか実施例1と同様にして、道路標示線を施工した。な
お、塗料Aの220℃における粘度は、300mPa・
sであった。
【0018】比較例1 道路標示用塗料Bの調製 脂肪族系石油樹脂14.5部、ポリエチレンワックス
2.0部、植物油変性アルキド樹脂1.4部、着色顔料
4.0部、ガラスビーズ15.5部、体質材62.6部
を混合して、道路標示用塗料B(以下塗料Bとする)を
調製した。なお、塗料Bは、JIS K 5665 3
種1号相当品である。また、使用原料は塗料Aと同じで
ある。
2.0部、植物油変性アルキド樹脂1.4部、着色顔料
4.0部、ガラスビーズ15.5部、体質材62.6部
を混合して、道路標示用塗料B(以下塗料Bとする)を
調製した。なお、塗料Bは、JIS K 5665 3
種1号相当品である。また、使用原料は塗料Aと同じで
ある。
【0019】塗料Bを200℃に加熱溶融し、ロータ3
の回転数を毎分4000回転、ロータ3とステーター4
とのギャップを0.4mm、シャッター2の開度を4.
5mm、ヘッド高を20cmとし、ホットメルトプライ
マーを塗布した後、毎時6kmの施工速度で実施例1と
同様の試験路面に道路標示線を施工した。なお、塗料B
の200℃における粘度は、4500mPa・sであっ
た。
の回転数を毎分4000回転、ロータ3とステーター4
とのギャップを0.4mm、シャッター2の開度を4.
5mm、ヘッド高を20cmとし、ホットメルトプライ
マーを塗布した後、毎時6kmの施工速度で実施例1と
同様の試験路面に道路標示線を施工した。なお、塗料B
の200℃における粘度は、4500mPa・sであっ
た。
【0020】比較例2 道路標示用塗料Cの調製 アルキド樹脂(日立化成工業株式会社製、HB18B−
2(商品名)を使用した)32.6部、有機溶剤として
重量比でアセトン3に対してメタノール7からなる混合
溶剤4.1部、添加材1.1部、塗料Aと同じ着色顔料
9.5部、塗料Aと同じ体質材52.7部を混合して、
道路標示用塗料C(以下塗料Cとする)を調製した。な
お、塗料Cは、JIS K 5665 2種相当品であ
り、塗料A及び塗料Bと異なり、ペイント型の塗料であ
る。ここで配合した添加材は、大豆油脂肪酸44.5重
量%、トルエン44.5重量%、ベントナイト1重量%
からなるものである。塗料Cを60℃に加熱し、ペイン
トマーカー車によって、毎時6kmの施工速度で実施例
1と同様の試験路面に道路標示線を施工した。
2(商品名)を使用した)32.6部、有機溶剤として
重量比でアセトン3に対してメタノール7からなる混合
溶剤4.1部、添加材1.1部、塗料Aと同じ着色顔料
9.5部、塗料Aと同じ体質材52.7部を混合して、
道路標示用塗料C(以下塗料Cとする)を調製した。な
お、塗料Cは、JIS K 5665 2種相当品であ
り、塗料A及び塗料Bと異なり、ペイント型の塗料であ
る。ここで配合した添加材は、大豆油脂肪酸44.5重
量%、トルエン44.5重量%、ベントナイト1重量%
からなるものである。塗料Cを60℃に加熱し、ペイン
トマーカー車によって、毎時6kmの施工速度で実施例
1と同様の試験路面に道路標示線を施工した。
【0021】以上得られた道路標示線について、表面仕
上がりを目視で調べたところ、すべて平滑に仕上がって
いた。
上がりを目視で調べたところ、すべて平滑に仕上がって
いた。
【0022】また、膜厚、すべり摩擦係数、夜間反射輝
度1(施工直後)、夜間反射輝度2(施工6月後)及び
耐久性を調べた。その結果を表1に示す。なお試験方法
は以下に示す通りである。 膜厚:ノギスで測定。単位:mm すべり摩擦係数:DFテスターにより、湿潤状態(水膜
約1mm)で測定。 注)DFテスター:Dynamic Friction
Tester 夜間反射輝度:ミロラックス#7(反射輝度測定機器)
で測定。夜間反射輝度2は、得られた道路標示線を実路
面上に6月間暴露した後に測定。夜間反射輝度の単位:
mcd/m2lx 耐久性:得られた道路標示線を6月間実路面上に暴露し
た後に表面を目視観察。 耐久性の記号の意味 ○:摩耗現象が認められない
△:表面に摩耗有
度1(施工直後)、夜間反射輝度2(施工6月後)及び
耐久性を調べた。その結果を表1に示す。なお試験方法
は以下に示す通りである。 膜厚:ノギスで測定。単位:mm すべり摩擦係数:DFテスターにより、湿潤状態(水膜
約1mm)で測定。 注)DFテスター:Dynamic Friction
Tester 夜間反射輝度:ミロラックス#7(反射輝度測定機器)
で測定。夜間反射輝度2は、得られた道路標示線を実路
面上に6月間暴露した後に測定。夜間反射輝度の単位:
mcd/m2lx 耐久性:得られた道路標示線を6月間実路面上に暴露し
た後に表面を目視観察。 耐久性の記号の意味 ○:摩耗現象が認められない
△:表面に摩耗有
【0023】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 ────────────────────────────────── 膜厚 0.74 0.90 0.40 1.20 0.25 すべり摩擦係数 0.33 0.30 0.35 0.15 0.28 夜間反射輝度1 500 440 480 250 380 夜間反射輝度2 380 360 370 120 135 耐久性 ○ ○ ○ ○ △ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0024】表1から次のことがわかる。 本発明の施工方法にる実施例1〜3の道路標示線の
すべり摩擦係数は、従来の溶融施工型塗料を用いて施工
した比較例1による道路標示線のすべり摩擦係数より大
きい。 本発明の施工方法にる実施例1〜3の道路標示線の
夜間反射輝度は、従来の溶融施工型塗料やペイント型
(加熱用)塗料を用いて施工した比較例1及び2による
道路標示線の夜間反射輝度より大きく、施工後の夜間の
夜間反射輝度の低下も少ない。 本発明の施工方法にる実施例1〜3の道路標示線の
耐久性は、従来のペイント型(加熱用)塗料を用いて施
工した比較例2による道路標示線より良好である。
すべり摩擦係数は、従来の溶融施工型塗料を用いて施工
した比較例1による道路標示線のすべり摩擦係数より大
きい。 本発明の施工方法にる実施例1〜3の道路標示線の
夜間反射輝度は、従来の溶融施工型塗料やペイント型
(加熱用)塗料を用いて施工した比較例1及び2による
道路標示線の夜間反射輝度より大きく、施工後の夜間の
夜間反射輝度の低下も少ない。 本発明の施工方法にる実施例1〜3の道路標示線の
耐久性は、従来のペイント型(加熱用)塗料を用いて施
工した比較例2による道路標示線より良好である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性結合材、可塑
剤、ガラスビーズ及び体質材を必須成分とし、施工時の
温度において粘度が100〜1000mPa・sの道路
標示用塗料を、膜厚が0.4〜0.9mmの範囲となる
ように施工することにより、施工後固化するまでの時間
が短い溶融施工型の道路標示用塗料を用いて、耐久性に
優れた道路標示を得ることができる。また、熱可塑性結
合材18〜25重量部、可塑剤1.5〜2.5重量部、
ガラスビーズ15〜18重量部及び体質材54.5〜6
5.5重量部を必須成分とする本発明の道路標示用塗料
は、前記施工方法の実施に好適であり、保存上も問題が
なく、さらに、この道路標示用塗料を用いて施工したど
うろ標示は、車両走行時のすべりに対する抵抗、夜間の
視認性、耐久性共に良好である。
剤、ガラスビーズ及び体質材を必須成分とし、施工時の
温度において粘度が100〜1000mPa・sの道路
標示用塗料を、膜厚が0.4〜0.9mmの範囲となる
ように施工することにより、施工後固化するまでの時間
が短い溶融施工型の道路標示用塗料を用いて、耐久性に
優れた道路標示を得ることができる。また、熱可塑性結
合材18〜25重量部、可塑剤1.5〜2.5重量部、
ガラスビーズ15〜18重量部及び体質材54.5〜6
5.5重量部を必須成分とする本発明の道路標示用塗料
は、前記施工方法の実施に好適であり、保存上も問題が
なく、さらに、この道路標示用塗料を用いて施工したど
うろ標示は、車両走行時のすべりに対する抵抗、夜間の
視認性、耐久性共に良好である。
【図1】本発明方法を実施するための施工装置の一例を
示し、切断端面の概略図である。
示し、切断端面の概略図である。
1 ホッパー 2 シャッター 3 ロータ 4 ステーター 5 ガラスビーズ散布機 6 路面 7 道路標示線 8 ガラスビーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01F 9/04 E01F 9/04 (72)発明者 北村 力 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性結合材、可塑剤、ガラスビーズ
及び体質材を必須成分とし、施工時の温度において粘度
が100〜1000mPa・sの道路標示用塗料を、膜
厚が0.4〜0.9mmの範囲となるように施工するこ
とを特徴とする道路標示の施工方法。 - 【請求項2】 熱可塑性結合材18〜25重量部、可塑
剤1.5〜2.5重量部、ガラスビーズ15〜18重量
部及び体質材54.5〜65.5重量部を必須成分とす
る道路標示用塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16350396A JP3831979B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 道路標示の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16350396A JP3831979B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 道路標示の施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108416A true JPH108416A (ja) | 1998-01-13 |
| JP3831979B2 JP3831979B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=15775109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16350396A Expired - Fee Related JP3831979B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 道路標示の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3831979B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007212763A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Three M Innovative Properties Co | 路面標示材 |
| JP2012180400A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sekisui Jushi Co Ltd | 加熱溶融型道路標示塗料 |
| CN106830754A (zh) * | 2017-01-25 | 2017-06-13 | 东北大学秦皇岛分校 | 一种快干型涂料 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16350396A patent/JP3831979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007212763A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Three M Innovative Properties Co | 路面標示材 |
| JP2012180400A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sekisui Jushi Co Ltd | 加熱溶融型道路標示塗料 |
| CN106830754A (zh) * | 2017-01-25 | 2017-06-13 | 东北大学秦皇岛分校 | 一种快干型涂料 |
| CN106830754B (zh) * | 2017-01-25 | 2019-12-20 | 东北大学秦皇岛分校 | 一种快干型涂料 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3831979B2 (ja) | 2006-10-11 |
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