JPH1084332A - 通信システム及びそこに用いる波長制御方法 - Google Patents

通信システム及びそこに用いる波長制御方法

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JPH1084332A
JPH1084332A JP8238999A JP23899996A JPH1084332A JP H1084332 A JPH1084332 A JP H1084332A JP 8238999 A JP8238999 A JP 8238999A JP 23899996 A JP23899996 A JP 23899996A JP H1084332 A JPH1084332 A JP H1084332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通信ノードから発光する波長を制御
し、高密度な波長を多重化でき、他の通信ノードの発光
波長との混信を避けることにある。 【解決手段】 波長多重通信系と波長多重通信系の通信
制御にも用いられる制御通信系を備え、光ファイバ中の
波長を検出し、所定の波長間隔に維持すべく各通信ノー
ドに制御通信系からのパケット通信により、制御信号を
伝送し、波長多重通信系は自局のLDの発光波長を制御
することを特徴とする。制御通信系は、通信ノードと並
列に波長制御ノードとして、通信ノード中の非受信中の
通信ノードとして、複数の波長制御ノードとして、スタ
ーカプラをセンターノードとして、配置することによ
り、パケット通信信号を通して、各通信ノードを制御で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重通信シス
テムに用いられる複数の送信波長を制御する波長制御方
法及び該波長制御方法を実行し、制御される光ノード、
センターノードや波長制御ノードを含む通信システムに
関する。
【0002】
【従来技術】近年、多量の情報を何時でも、好きなとき
に、誰にでも伝送できる社会が強く望まれ、そのため多
量の情報を高速に伝送できる可能性が高い光通信システ
ムが期待され、特に光ファイバを利用して多数の波長を
多重してギガビットレートは現実となり、テラビットレ
ートも夢ではない時に遭遇している。本発明において
も、かかる時代に則し、より有効な構成を有するもので
ある。
【0003】光信号を伝送媒体とする波長多重通信(W
DM:Wavelength Division Multiplexing)は、光周波
数分割多重(光FDM:Optical Frequency Division M
ultiplexing)ともいわれ、一つの伝送路内に異なる波
長毎に独立した多数のチャンネル(送信波長)を有する
ことができる。時分割多重(TDM)のようにフレーム
同期等の時間軸上での多重化が不要なため、各チャンネ
ルの伝送速度を一致させる必要がなく、ネットワークの
柔軟性が求められるマルチメディア通信にも適してい
る。
【0004】波長多重通信システムの一例として、パッ
シブ・スター型の構成で1つの伝送線路内に、波長多重
通信系とそれと独立な制御用の通信系の信号をもつシス
テムがある。この波長多重通信システムでは波長多重通
信系として、送信1対受信1、送信1対受信多の回線通
信に用いられる。一方、これと独立な通信系の回線は、
波長多重通信系の制御通信とパケット通信に用いられる
(以下、パケット通信系と称する。) 図20にその波長多重通信系のシステムの構成例を示
す。図において、端局612〜61nは通信ノード32
2〜32n、光ファイバ341〜34n、351〜35
nを介してスターカプラ33に接続され、ネットワーク
が構成される。通信ノード322〜32nから送出され
た光信号はスターカプラ33で全ての通信ノード322
〜32n(自分も含む)に分配される。
【0005】かかる波長多重通信系のシステムにおける
伝送路である光ファイバ341〜34n、351〜35
n上で伝送される光信号の波長配置を図6に示す。波長
多重通信系は光ファイバの低損失領域の1.5μm帯、
波長制御用のパケット通信系は1.3μm帯が割り当て
られる。波長多重通信系にはm(m≦n:チャンネル数
は通信ノード数より少ない)個の独立な波長チャンネル
があり、各通信ノードは必要に応じてチャンネルを占有
し、各通信ノード間の通信を行う。パケット通信系はF
DDI(Fiber Distributed Data Interface)等のプロ
トコルで全通信ノードで共通に使用される。
【0006】波長多重通信系のチャンネル数を多くする
ためにチャンネル間の波長間隔(以下、ch間隔と称す
る。)を10GHzオーダ(例えば、1.55μm帯で
波長換算すれば約0.08nm)にした場合、各通信ノ
ードの送信波長を維持するように制御する必要がある。
分散配置された通信ノードからの送信波長のch間隔を
一定に保つ方式として、いくつかのものが提案されてい
る(例えば、刊行物Electronics Letters,第23巻
(1987年),第23号,1243〜1245項,
“Frequency Stabilisation of FDM Optical Signals O
riginating from different locations”がある)。
【0007】中でも本発明者等が提案している方式で出
願中の特願平6−296660号における、いわゆるF
CS(Floating Channel Stack)方法は、波長の初期設
定、再設定が容易であり、また通信ノードの送信器に波
長検出回路を必要とせず、制御が簡便である。
【0008】このFCS方式では、各通信ノードは自局
の波長と波長配置で長波長側に隣接するチャンネルの波
長とのch間隔を検知し、ch間隔が一定になるように
自局の波長を制御する。図21にその動作の一例を示
す。自局通信ノードの発光開始時は既に発光している例
えば他局通信ノードのch1〜ch4と遠く離れて、波
長多重通信系の波長範囲の短波長側、例えばch5に示
す波長から開始し(図21a)、徐々に長波長側にシフ
トしていき、長波長側の隣接波長のch4から所定のc
h間隔となったとき自局の送信波長を光伝送路に出力
し、通信信号を希望相手局に出力して定常状態を維持す
る(図21b)。また、他局のある通信ノードが送信を
終了し、発光を停止した場合(図21cのch3)に
は、その短波長側で発光する通信ノード(ch4,ch
5)は発光波長を徐々に長波長側にシフトしていき、そ
れぞれ長波長側の送信波長と所定のch間隔となったと
き波長移動を停止し、その発光波長での送信を維持する
(図21d)。この結果、定常状態では、波長多重通信
系の波長範囲の長波長端から等しいch間隔で、各通信
ノードの送信波長が配置される(図21b,d)。以上
の動作は、各通信ノードに自局の発光波長と長波長側の
隣接波長とを検出して、そのch間隔が所定の範囲内に
維持されるように動作する機構を備えているからであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、波長多重
通信システムにおいて、波長チャンネル間隔を制御する
新規な構成を提供することを目的とし、特に低コストで
ネットワークシステムを構成することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するための通信システムは、波長多重通信を行う第1の
通信系と、該第1の通信系とは独立した通信を行う第2
の通信系と、少なくとも前記第1の通信系を介して通信
を行う複数の通信ノードとを有しており、通信システム
内の波長制御部が、前記第1の通信系における波長配置
を検知し、該検知した波長配置に基づく波長制御信号を
前記第2の通信系を介して前記複数の通信ノードに伝送
し、前記複数の通信ノードにおいては、該波長制御信号
に基づき送信波長を制御することを特徴とする。
【0011】この構成により、各通信ノードが第1の通
信系に出力する光の波長を波長制御部によって制御され
るため、混信を起こすことはなくなる。また各通信ノー
ドが波長配置を検知して自ノードの出力光の波長を制御
する必要がなくなり、各通信ノードは波長多重信号を受
信する系と別個に波長配置検知のための系を備える必要
がなくなる。
【0012】前記波長制御部は通信システム内のさまざ
まな位置に設けることができるが、1つの例としては、
前記複数のノードとは別個に設けられた波長制御ノード
とする構成を取りうる。
【0013】また該波長制御ノードを複数設ける構成を
取りうる。この時、1つの波長制御ノードが機能しなく
なっても他の波長制御ノードにより波長制御を行うこと
ができるため、通信システムの信頼性を向上させること
ができる。波長制御信号を送出する波長制御ノードを切
換えるための構成としては、前記波長制御信号の送出は
前記第1の波長制御ノードが行い、該第1の波長制御ノ
ードが波長制御信号を送出しなくなったときに前記第2
の波長制御ノードが前記波長制御信号の送出を行う構成
を取りうる。前記第2の波長制御ノードは前記第2の通
信系で送られてくる波長制御信号を監視しておき、所定
の時間以上波長制御信号が来ないときに波長制御信号を
送出するようにすればよい。
【0014】また第1及び第2の波長制御ノードが交互
に波長制御信号を送出するようにしてもよい。この構成
では波長制御ノードにかかる負荷を分散でき好適であ
る。またその時、一方の波長制御ノードが波長制御信号
を送出しなくなると、波長制御信号が送出される間隔が
長くなってしまうが、その時には、残っている方の波長
制御ノードは波長制御信号を送出する間隔を短くすれば
一方の波長制御ノードが機能しないときにも正確な波長
制御が可能となる。
【0015】また複数の波長制御ノードを用いる構成に
おいて、他方の波長制御ノードが機能しているかどうか
は、第1の通信系の波長配置を検知することによっても
知ることができる。すなわち自波長制御ノードが波長制
御信号を送出していないときに、第1の通信系における
波長配置の制御不良を検出したら、他の波長制御ノード
がうまく機能していない可能性があり、その時は自波長
制御ノードが波長制御信号を送出すればよい。この構成
によれば、波長制御ノードは他の波長制御ノードが送出
する波長制御信号を監視する必要がないため、第2の通
信系の受信機能を省略することができ構成を簡素化でき
る。
【0016】また波長制御部として波長制御ノードを設
けずに、前記複数の通信ノードのうちの前記第1の通信
系を介した信号を受信していない状態の通信ノードが成
るものとしてもよい。この構成では波長制御ノードを設
ける必要がなくなり構成を簡素化できる。特に、前記第
1の通信系を介した信号を受信していない状態の通信ノ
ードのうち、前記第1の通信系を介した信号を受信する
直前もしくは前記第1の通信系を介した信号を受信し終
わった直後の状態の通信ノードが前記波長制御部と成る
様にすると、前記第1の通信系で使用するチャンネルの
波長を所定の波長間隔で並べるように制御しているとき
には、上記状態になったときというのは、所定の波長間
隔で並んでいる状態が乱れている状態になるということ
であり、その原因となった通信ノードが波長制御部に成
ることになる。この時前記第1の通信系を介した信号を
受信する直前もしくは前記第1の通信系を介した信号を
受信し終わった直後の状態の通信ノードが前記波長制御
信号を送出する場合の前記波長制御信号の送出間隔の方
が、前記第1の通信系を介した信号を受信する直前もし
くは前記第1の通信系を介した信号を受信し終わった直
後の状態以外の状態で、かつ前記第1の通信系を介した
信号を受信していない状態の通信ノードが前記波長制御
信号を送出する場合の前記波長制御信号の送出間隔より
も短いようにすると、上記のように所定の波長間隔が乱
れている状態を速やかに解消でき好適である。
【0017】また波長制御部となる通信ノードの交代
は、前記第1の通信系を介した信号を受信していない通
信ノードは、1つの前記波長制御信号を受信してから所
定の時間にわたって次の前記波長制御信号を受信しなか
ったときに、前記波長制御部となる様にすることによっ
て行うことができる。この時、通信ノードの状態によっ
て前記所定の時間の長さを変更するようにすると波長制
御部になる通信ノードに優先度をつけることができる。
すなわち波長制御部に成ることが望ましい通信ノードは
前記所定の時間を短く設定すればよい。
【0018】また波長制御部となる通信ノードの交代
は、前記波長制御部となっている通信ノードによってそ
の後に波長制御部となる通信ノードを指定することによ
って行うこともできる。
【0019】また通信システムの構成を各通信ノードが
センターノードに接続される構成とし、該センターノー
ド内に波長制御部を設けることもできる。この時センタ
ーノードにおいて、前記複数の通信ノードそれぞれから
前記第1の通信系を介して送られてきた信号は、所定の
波長になるまで他の通信ノードには分配されないように
すると、制御不能になった波長が暴走したときや、送信
を開始するときや、他の通信ノードが使用している波長
を超えて波長を移動させるときに第1の通信系に影響を
与えないようにすることができ好適である。
【0020】また波長制御信号が前記第1の通信系で使
用されている全チャンネルの波長制御情報を含んでいる
と、1つの波長制御信号によりすべての通信ノードがほ
ぼ同時に波長配置状態を識別でき好適である。
【0021】また波長制御信号が、前記各チャンネルの
波長を制御する情報として、各チャンネルの波長を「維
持」、「長波長側へ移動」、「短波長側へ移動」させる
ことを示す情報を含んでいる構成を取りうる。
【0022】また波長制御信号は前記第1の通信系で使
用されていないチャンネルを示す情報を含んでいる構成
をとることができ、この時前記通信ノードはこの使用さ
れていないチャンネルを示す情報に基づき使用するチャ
ンネルを決定する事ができる。
【0023】また第2の通信系を用いたデマンドアサイ
ン制御により前記第1の通信系における使用チャンネル
を割り当てられるようにすることもできる。
【0024】また前述したように第1の通信系で用いら
れる波長が所定の波長間隔で並べられると波長域を高密
度に使用することができ好適である。
【0025】また前記第1の通信系と前記第2の通信系
が波長多重されている構成や、別々の伝送路を用いる構
成などさまざまな形態を取りうる。第1の通信系と第2
の通信系が多重されていると、配線を簡素化でき配線の
組み合わせや配置取りも容易である。その時は、通信ノ
ードは前記多重された前記第1の通信系と前記第2の通
信系とを分離する手段を備えればよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】[第1実施形態]第1実施形態では、波長
多重通信系(第1の通信系)の波長配置全体を、ネット
ワーク内に設置された波長制御ノードが検知し、波長多
重通信系の隣接するチャンネルの波長間隔を一定に維持
するための制御情報を、波長多重通信系と独立したパケ
ット通信系(第2の通信系)でネットワーク内の各通信
ノードに知らせる。各通信ノードはこの制御情報をもと
に、自局の波長多重通信系の送信器の光源の波長を隣接
チャンネルとの波長間隔が一定になるように制御する。
【0028】本実施形態では、独立した通信系をパケッ
ト通信系とし、制御情報は波長制御パケットとして、波
長制御ノードからネットワーク内の全通信ノードに同報
通信される。また、波長制御ノードはパケット通信系の
送信機能のみをもち、一定時間間隔で波長制御パケット
を送出する。
【0029】以下、図面を用いて詳細に説明する。図1
は本実施形態の波長制御方式を適用する波長多重通信シ
ステムの構成図であり、端局数nのパッシブ・スター型
の波長多重通信システムである。波長制御ノード36お
よびそれとスターカプラ33を接続するための光ファイ
バ37,38を有する点が本実施形態の特徴である。端
局311〜31nは通信ノード321〜32nを介して
送信信号及び受信信号により通信を行う。通信ノード3
21〜32nは端局311〜31nからの電気信号を光
信号に変換し、光ファイバ341〜34nに出力し、光
ファイバ351〜35nから入力される光信号を電気信
号に変換する。スターカプラ33は光ファイバ341〜
34n、及び光ファイバ37から入力される光信号を光
ファイバ351〜35n、及び光ファイバ38に分配す
る。
【0030】図2は本実施形態の波長制御方法の動作の
一例を示している。図2中、発光開始時(a)、ズレの
補正(b)、空きスペースの解消(c)の3つの場合に
ついて、制御動作前の波長配置、その状態の時に送られ
る波長制御パケット、制御動作後の波長配置を示した。
図2に示す波長配置図では、実線は既に発光している通
信ノードの波長を示し、点線は波長制御の目標となる波
長を示している。詳細な動作は後述する。
【0031】図3は、本実施形態で波長制御ノードがシ
ステム内の通信ノードの波長を制御するために、パケッ
ト通信系で送信する波長制御パケットのデータ形式を示
す図である。1チャンネル当たり2ビットの波長制御コ
ードが割り当てられる。該2ビットの波長制御コード
は、最大チャンネル数分(m個)があり、データ長はm
×2ビットである。各チャンネルに対して、‘00’は
チャンネル未使用、‘01’は波長を長波長側へシフ
ト、‘10’は短波長側へシフト、‘11’は現状維持
を示す。
【0032】図4は上記波長制御ノード36の構成図で
ある。波長制御ノード36は波長制御系41、波長可変
フィルタ42、波長可変フィルタ駆動回路43、受光素
子44、増幅器45、識別器46、LD47、LD駆動
回路48により構成する。
【0033】波長制御系41は演算処理回路、記憶素
子、D/A変換器等で構成する。波長制御系41からの
制御信号によって、波長可変フィルタ駆動回路43を介
して波長可変フィルタ42の透過スペクトルのピーク波
長(以下、単に波長と称する。)を掃引し、受光素子4
4により電気信号に変換し、増幅器45を介し、識別器
46の出力信号をもとに波長多重通信系の波長配置を検
知し、パケット通信系で波長制御パケットを送出し、L
D駆動回路48を介してLD47をドライブし、光ファ
イバ37を通して各通信ノードの波長を制御する。
【0034】波長可変フィルタ42は波長多重通信系の
波長配置を検知するためのものである。本実施形態では
波長多重通信系の波長帯を1.5μm帯として例示して
いる。この波長可変フィルタ42の透過スペクトルの半
値幅はch間隔の1/5〜1/10程度のものが望まし
い(例えばch間隔:5GHz(1.5μm帯では0.0
4nmに相当)では1GHz)。現在実用レベルの波長
可変フィルタ素子としては、例えば会議予稿ECOC
(Europian Conference on Optical Communication)'9
0ー605,“A field-worthy, high-performance, tunable
fiber Fabry-Perot filter”記載のファイバ・ファブリ
ペロー型フィルタがある。この素子はFSR(Free Spe
ctral Range)毎に透過スペクトル・ピークをもつが、
FSRを波長多重通信系の波長可変範囲以上にすること
で、光バンドパスフィルタとして機能する。濾過波長は
波長可変フィルタ駆動回路43からの駆動電圧により可
変にできる。
【0035】波長可変フィルタ駆動回路43は電圧制御
型電圧源であり、波長制御系41からの制御信号を電圧
増幅する。受光素子44は波長可変フィルタ42からの
透過光を電気信号に変換し、増幅器45はその電気信号
を増幅し、識別器46はその電気信号をしきい値と比較
し、しきい値以上の場合は‘1’、未満の場合は‘0’
のデジタル信号を波長制御系41に出力する。波長制御
系41では識別器46のデジタル出力と、波長可変フィ
ルタ駆動回路43への制御電圧とを対比して、受光用光
ファイバ上に存在する波長のチャンネルと、所定のch
間隔であるのかを判断し、所定のch間隔であればチャ
ンネル毎に波長の維持し、他の場合は長波長側へシフ
ト、短波長側へシフト、チャンネルの波長無しなどの制
御信号を出力する。
【0036】LD47はパケット通信系の光源であり、
本実施形態では波長を1.3μm帯として用いるが、他
の波長帯であってもよい。LD駆動回路48は、LD4
7を波長制御系41からの通信制御信号で変調する電流
源である。本実施形態においては、パケット通信系では
高密度な波長多重は行わないため、LD47は直接強度
変調される例を示すが、他の変調方式であってもよい。
【0037】図5は通信ノード321〜32nの構成図
である。波長多重通信系とパケット通信系の2つの機能
を有する。波長多重通信系は、波長制御系51、波長可
変LD52、波長可変LD駆動回路54、光変調器5
6、光変調器駆動回路57、波長可変フィルタ53、波
長可変フィルタ駆動回路55、受光素子58、受信回路
59で構成される。パケット通信系はLD47、LD駆
動回路48、受光素子510、受信回路511で構成さ
れる。2つの通信系の送信部、受信部はそれぞれ光合波
器512、光分波器513で接続されている。
【0038】ここで、波長制御系51は受信回路511
からの波長制御パケットの内容に基づき、波長可変LD
駆動回路54を介して波長可変LD52を制御する。ま
た、波長制御系51は波長可変フィルタ駆動回路55を
介して波長可変フィルタ53の透過波長を制御し、波長
多重通信系のチャンネルの中から自局宛てのチャンネル
の波長に波長可変フィルタ53の波長を一致させ、維持
する。
【0039】また、波長可変LD52は波長多重通信系
の送信用光源であり、その波長は例えば1.5μm帯で
ある。現在波長可変幅を広げるための研究が進められて
いるが、現時点で実用レベルのものは、多電極のDBR
(Distributed Bragg Reflector)型やDFB(Distrib
uted Feedback)型のものがあり、波長可変幅は数nm
である。一例としては、電子情報通信学会技術報告OQ
E(Optical and Quantum Electronics)89ー116,“三
電極長共振器λ/4シフトMQWDFBレーザ”記載の
ものが挙げられる。
【0040】さらに、波長可変フィルタ53は波長多重
通信系の受信用の波長可変フィルタであり、その波長は
波長可変LD52の発光波長と同様に例えば1.5μm
帯が用いられる。また図4の波長可変フィルタ42と同
様の素子であるが、透過スペクトルの半値幅はch間隔
の1/3〜1/6程度のものが望ましい(例えばch間
隔5GHzでは1.5GHz)。
【0041】また、波長可変LD駆動回路54は、電圧
制御型電流源であり、波長制御系51からの制御信号に
対応した波長になるように波長可変LD52を駆動(電
流を注入)する。前記の三電極長共振器λ/4シフトM
QWDFBレーザを用いる場合は波長可変LD駆動回路
54の出力は3つになる。
【0042】また、波長可変フィルタ駆動回路55は電
圧制御型電圧源である。波長制御系51から波長制御信
号とロックON/OFF信号が入力される。受信チャン
ネル選択時(ロックOFF)は、波長制御系51からの
制御信号に対応した波長になるよう波長可変フィルタ5
3を駆動し、受信時(ロックON)には受信チャンネル
の波長に波長可変フィルタ53の波長をロックする。
【0043】さらに、光変調器56および光変調器駆動
回路57は、端局から入力される波長多重通信系の送信
信号で、波長可変LD52の出力光を強度変調するため
のものである。波長可変LD52に注入する電流で直接
変調した場合、0.1nm程度の波長変動が生じるた
め、光変調器56による外部強度変調方式が好適に用い
られるが、送信信号で直接波長可変LDを強度変調する
方式であってもよい。
【0044】また、受光素子58および受信回路59
は、波長多重通信系の自局宛の受信信号を受信するため
のものである。波長可変フィルタ53で選択されたチャ
ンネルの光信号を電気信号に変換し、デジタル信号とし
ての電気信号を再生する。再生された受信信号は端局に
出力され、信号処理される。
【0045】また、パケット通信系のLD47、LD駆
動回路48は、図4のものと同じく、パケット信号を光
信号に変換し、例えば波長1.3μmで光合波器512
を介して光ファイバに出力する。その受信は、他の通信
ノードと同様に受光素子510、受信回路511によ
り、パケット通信系の信号を受信し、パケット形式で送
られてきた制御信号を検出して波長制御経51に送出す
る。
【0046】また、光合波器512は例えば1.5μm
帯の波長多重通信系の光信号と1.3μm帯のパケット
通信系の光信号を合波し、光ファイバに出力する。一
方、光分波器513は光ファイバから入力する光信号を
波長帯で分離し、1.5μm帯の光信号を波長可変光フ
ィルタ53に入力し、1.3μm帯の光信号を受光素子
510に入力する。
【0047】図6は本実施形態での波長配置を示す波長
配置図である。パケット通信系は1.3μm帯を用い、
波長多重通信系は1.5μm帯を用いる。パケット通信
系は高密度の波長多重を行わないため、光源の波長制御
は行われず、チャンネルの波長幅は広い。一方、波長多
重通信系は高密度(ch間隔:10GHz(0.08n
m)以下)の波長多重を行うため(最大mチャンネ
ル)、ch間隔が保持できるように各通信ノードの光源
の波長が制御され、各チャンネルの波長幅は狭くしてあ
る。
【0048】図4に示す波長制御ノードでは、光ファイ
バ内の波長配置の検知、各チャンネルのシフト方向の算
出、波長制御パケットの送出の一連の動作を繰り返し行
って、各通信ノードの送信波長を制御する。
【0049】この波長制御ノードによる波長配置の検知
は、波長可変フィルタ42の透過波長を波長多重通信系
の波長範囲全域にわたり掃引することにより行われる。
掃引のステップは、各通信ノードが発光している波長を
必ず検知するために、波長可変フィルタ42の透過スペ
クトルの半値幅より小さく設定する(例えば透過スペク
トルの半値幅が1GHzでは、ステップは0.25GH
z)。この場合、1つのチャンネル波長に対し、連続す
る複数のステップで識別器46の出力が‘1’になる。
波長制御系41はその中心のステップを波長の位置とみ
なす。波長制御系41は波長可変フィルタ42の掃引を
電圧で制御するため、各波長の位置関係は波長可変フィ
ルタ駆動回路43への制御電圧から換算される。尚、波
長可変フィルタ42の電圧波長特性は非線形性をもって
いる。波長制御系41には予めこの特性を記憶してお
り、制御電圧から波長配置を正しく検知できる。
【0050】発光している各通信ノードの送信波長のシ
フト方向は次のようにして決められる。最も長波長寄り
にある波長をch1とし、以下短波長側にch2,ch
3とする。ch2はch1から所定のch間隔だけ短波
長寄りの位置になるようにシフト方向が決められる。c
h3はch1からch間隔の2倍だけ短波長寄りの位置
になるようにシフト方向が決められる。同様にしてch
mはch1からch間隔の(mー1)倍だけ短波長寄り
の位置になるようにシフト方向が決められる。
【0051】図5に示す波長可変LD52の1ステップ
でのシフト量は、波長多重通信系の受信用の波長可変フ
ィルタ53の透過スペクトルの半値幅より小さくする
(例えば透過スペクトルの半値幅1.5GHzに対して
シフト量を0.5GHz)。
【0052】つぎに、通信ノードへのチャンネルの割当
は次のようにして行う。送信波長の発光を発光開始以前
に送られてきた波長制御パケットで波長制御コード‘0
0’のデータをもつ最も番号の小さいチャンネルが、そ
の通信ノードに割り当てられる。以後、この通信ノード
は次の2つの状態になるまで、このチャンネルの波長制
御コードにより波長を制御する。
【0053】(1)通信が終了し、発光を停止する状
態。
【0054】(2)自分のチャンネルより番号の小さい
チャンネルの波長制御コードが‘00’になる状態。
【0055】この(2)の状態では1つ番号の小さいチ
ャンネルが割り当てられ、以後、このチャンネルの波長
制御コードに従う。
【0056】以上の波長制御方法の動作の具体例を、図
2を参照しつつ説明する。
【0057】(a)発光開始時 発光開始前の波長多重通信系の波長配置は最上段のよう
に、ch1〜ch4の波長配列になっているとする。な
お、パケット通信系の波長配置は省略している。既に4
つのチャンネルが使用され、ch1を基準に所定のch
間隔で波長配置が保持されている(実線と点線が一
致)。この波長配置での波長制御パケットの波長制御コ
ードは、ch1〜ch4までが‘11’で、ch5以降
が‘00’である。波長制御コードが‘00’で最も番
号が小さいチャンネルはch5なので、発光を開始する
通信ノードのチャンネルはch5になり短波長側から発
光を開始する。発光開始後の波長配置は中段のようにc
h5のみがズレている(実線と点線がズレている)。こ
の波長配置での波長制御コードはch1〜4までが‘1
1’,ch5が‘01’,ch6以降が‘00’にな
る。このch5の通信ノードはこの波長制御パケットを
受信後、波長を長波長側にシフトさせる。ch5の波長
制御コードは波長配置図で実線と点線が一致するまで
‘01’のままで、このch5の通信ノードは波長制御
パケットを受信する度に波長を長波長側にシフトさせ
る。こうして発光開始時の混信を防止でき、隣接するチ
ャンネルと一定の波長間隔に早期に移動できる。 (b)ズレの補正 図2(b)の上段は、5つのチャンネルが使用され、c
h1を基準としたch間隔毎の波長配置からch2とc
h4がズレている様子を示す。ch2は短波長側に、c
h4は長波長側にズレている。この波長配置での波長制
御コードは、ch1,ch3,ch5が‘11’,ch
6以降が‘00’,ch2が‘01’,ch4が‘1
0’になる。ch2を使用している通信ノードは、この
波長制御パケットを受信後、波長を長波長側にシフトさ
せる。ch4を使用している通信ノードは、この波長制
御パケットを受信後、波長を短波長側にシフトさせる。
これにより、図2(b)の下段のように波長配置のズレ
は補正される。 (c)空きスペース解消 図2(c)の上段は、使用されていた5つのチャンネル
のうちch2を使用していた通信ノードが通信を終了
し、発光を停止した時の様子を示している。ch1とc
h3の間に空きスペース(ch間隔の2倍より大きいス
ペース)ができている。この状態後、最初の波長制御パ
ケットの波長制御コードはch1,ch3,ch4,c
h5が‘11’,ch2,ch6以降が‘00’であ
る。この波長制御パケットを受信したch3以降を使用
していた通信ノードはch2が“未使用状態”になった
ことを認識し、自分に割当られているチャンネル番号を
1つづつ小さくする。次に送られてくる波長制御パケッ
トの波長制御コードはch1が‘11’,ch2〜ch
4が‘01’,ch5以降が‘00’になる。ch2〜
ch4を使用している通信ノードは、この波長制御パケ
ットを受信後、波長を長波長側にシフトさせる。ch2
〜ch4の波長制御コードは波長配置図で各チャンネル
の実線と点線が一致するまで‘01’のままで、ch2
〜ch4を使用している通信ノードは、波長制御パケッ
トを受信する度に波長を長波長側にシフトさせる。ch
2〜ch4の各通信ノードが所望の送信波長になったと
き、図2(a)と同様の波長配置となる。
【0058】本実施形態では、波長制御ノードは、図4
に示すようにパケット通信系の受信機能を持つ必要がな
く、構成が簡単になる。また、各通信ノードでも、波長
配置状態を検出する波長可変フィルタ、識別器などを必
要とせず、構成が簡単になり、総合的にローコストで多
重波長通信システムを構成できる。
【0059】[第2実施形態]本実施形態では、波長制
御ノードはパケット通信系の受信機能を備え、波長制御
パケットの送信を、所定タイミング毎に行うのではな
く、必要に応じて行うことに特徴がある。全システムの
構成図は上述の図1と同様である。
【0060】図7は本実施形態での波長制御ノードの構
成図である。第1実施形態(図4)との相違は、パケッ
ト通信系の受信機能を備えることである。パケット通信
系の受信機能は受光素子510、受信回路511、光分
波器513で構成される。これら各構成要素の機能は図
5の各通信ノードで使用されたものと同じである。
【0061】本実施形態では、波長制御ノードは波長制
御パケットを一定時間毎に送出するのではなく、次の3
つの場合にのみ波長制御パケットを送出する。
【0062】(1)発光を開始する通信ノードがあると
き、(2)波長配置にズレがあるとき、(3)空きスペ
ースができたとき。
【0063】波長配置の検知は、パケットの送出時間間
隔より短い一定時間毎に行われ、さらにパケット通信系
で通信ノードからの発光開始の要求があった後に行われ
る。チャンネルの使用はパケット通信系によるデマンド
・アサインにより行われる。その他の構成、動作につい
ては、第1実施形態と同様である。
【0064】各通信ノードが自端局から他端局への通信
伝送を行おうとするとき、まずパケット通信系の伝送路
を介して発光開始予定有りのコードをパケット通信系の
非伝送中に発光送信する。また、送信発光していた通信
を停止使用とするときもその旨のコードをパケット通信
系に発光送信する。波長制御ノードは、光合波器513
を介して、パケット通信系の1.3μm帯の光信号を受
光素子510で電気信号に変換し、受信回路で各通信ノ
ードから送信されたコードを受信解読し、波長制御系7
1に伝送する。また、波長制御系71は、波長配置にズ
レがあるとき、また波長停止を検出したときは、識別器
46からそのことを検出し、上記(1)〜(3)のそれ
ぞれに対応して、波長制御コードをパケット通信系によ
り光ファイバに送出する。各通信ノードは、この波長制
御コードに従って、波長多重通信系の波長配置を制御す
る。
【0065】本実施形態では、波長制御パケットを一定
時間毎に送出する必要がないため、パケット通信系のト
ラフィックを通信ノード間の他の通信に有効に利用する
ことができる。また、波長多重系通信のチャンネルの使
用をパケット通信系によるデマンド・アサインにより制
御しているため、同時使用による混線が回避できる。
【0066】なお、上記実施形態では、最長波長のチャ
ンネルを基準とした例を示したが、短波長側を基準に配
置してもよい。
【0067】制御方式を適用する波長制御ノードおよび
通信ノードの各構成要素は同様の機能を有するものなら
ば、実施形態記載のものに限定されるものではない(い
くつかの構成要素からなる系についても同様である)。
また、実施形態で用いた数値の動作の許容範囲であれば
記載の値に限定されるものではない。
【0068】上述したように、第1実施形態及び第2実
施形態により、分散配置された通信ノードで構成される
波長多重通信系の隣接するチャンネルの波長間隔を一定
に保つ高密度波長多重通信システムで、システム内の通
信ノードに波長配置の検知のための波長可変フィルタを
波長多重信号受信のためのフィルタとは別個に備える必
要がなくなり、通信ノードの構成を簡単にして、安価に
することができる。
【0069】また、第1実施形態によれば、上記の通信
システムにおいて、波長制御ノードのパケット通信系の
受信機能を不要にし、波長制御ノードを安価にすること
ができる。
【0070】また、第1実施形態及び第2実施形態によ
れば、上記の通信システムにおいて、制御パケット信号
により、波長多重通信系で発光開始時の混信を防ぐこと
ができる。
【0071】[第3実施形態]本実施形態では、上述の
第1,第2実施形態のように波長制御ノードを設けるこ
とに対して、非受信状態の通信ノードを、波長制御ノー
ドとして機能させ、波長多重通信系の通信ノードの受信
部に具備する波長可変フィルタを波長制御用の波長配置
検知手段としている。
【0072】本実施形態においては、定常状態では通信
ノード内の1つが波長制御パケットを送出し、定常状態
を維持する。非定常状態(あるチャンネルが発光を開始
した場合、および発光を停止した場合)では、送信のた
め発光を開始したチャンネル、あるいは発光を停止した
チャンネルを受信する通信ノードが波長制御パケットを
送出し、定常状態へ移行する。
【0073】以下、図面を用いて詳細に説明する。図8
はシステム構成図である。図1から波長制御ノード6
1,および光ファイバ62,63を削除した構成になっ
ている。端局211〜21nは電気信号のデータを送受
信し、通信ノード221〜22nは端局211〜21n
と電気信号で送受信し、光/電気信号に変換すると共
に、後述の波長制御機能を備え、スターカプラ23は光
ファイバ241〜24nから受けた光信号を光ファイバ
251〜25nに分配し、かかる構成で波長多重通信シ
ステムが成立している。
【0074】図9は、本発明の波長制御方法での波長制
御役の移行の様子を示している。上方から下方に向かっ
て時間軸をとり、波長制御パケットの送出のタイミング
を示す(T1p1〜T1p15)。また、T1daは1
つの通信ノードが非定常状態において波長制御役になっ
ている間の波長制御パケット送出の間隔である。図に示
すのは、I)定常状態→ II)チャンネル発光開始によ
る非定常状態→ III)定常状態→ IV)チャンネル発光
停止による非定常状態→ V)定常状態の状態遷移例で
ある。
【0075】図10は図8に示した通信ノード221〜
22nの構成図であり、図5と異なる点は、波長制御系
31へ受光素子58から増幅器316と識別器317と
を介して光ファイバ中の波長を検出した検出信号を入力
し、パケット通信系の信号か又は波長制御系31の信号
かを選択する信号選択スイッチ318を制御する点であ
る。
【0076】さらに具体的に説明すれば、ここで、波長
制御系31はパケット通信系の受信回路511からの波
長制御パケットの内容に基づき、波長可変LD駆動回路
54を介して波長可変LD52を制御して発光波長を移
動又は維持などする。また、波長可変フィルタ駆動回路
55を介して波長可変フィルタ53の波長を制御する。
波長多重通信系の受信時には、チャンネルの中から自局
宛てのチャンネルの波長に波長可変フィルタ53の波長
を一致させる。非受信時には、波長可変フィルタ53の
波長を波長多重通信系の波長範囲全域で掃引し、その時
の識別器317の出力を基に波長配置検知を行い波長制
御パケットを生成する。
【0077】また、波長可変LD52は波長多重通信系
の送信用光源である。また、波長可変フィルタ53は波
長多重通信系の受信及び波長配置を検知に用いられる。
さらに、波長可変LD駆動回路54は、電圧制御型電流
源であり、波長制御系31からの制御信号に対応した波
長になるように波長可変LD52を駆動(電流を注入)
する。また、波長可変フィルタ駆動回路55は電圧制御
型電圧源である。波長制御系31から波長制御信号とロ
ックON/OFF信号が入力される。受信チャンネル選
択時及び非受信時にはロックOFF状態であり、濾過波
長を走査するために、波長制御系31からの制御信号に
対応した波長になるように波長可変フィルタ53を駆動
する。受信時にはロックON状態であり、受信チャンネ
ルの波長に波長可変フィルタ53の波長をロックする。
【0078】また、光変調器56および光変調器駆動回
路57は、端局211〜21n中接続されている端局か
ら入力される波長多重通信系の送信信号で波長可変LD
52の出力光を強度変調するためのものである。波長可
変LD52に注入する電流で直接変調した場合、0.1
nm程度の波長変動が生じるため、光変調器56による
外部強度変調の方法が好適に用いられる。
【0079】また、受光素子58および受信回路59は
波長多重通信系の受信のためのものである。波長可変フ
ィルタ53で選択されたチャンネルの光信号を電気信号
に変換し、例えばデジタル信号の通信情報として再生す
る。再生された受信信号は端局に出力される。
【0080】また、増幅器316は受光素子58の出力
を増幅し、識別器317はその信号をしきい値と比較
し、しきい値以上の場合は‘1’、未満の場合は‘0’
のデジタル信号を波長制御系31に出力する。そうし
て、波長制御系31が波長可変フィルタ駆動回路55に
供給している制御電圧と対応させて、波長制御系31は
識別器317が‘1’を出力している波長が何チャンネ
ルの波長かを検出する。
【0081】さらに、LD47はパケット通信系の光源
であり、波長は例えば1.3μm帯である。LD駆動回
路48はLD47を信号選択スイッチ318からの信号
で変調する電流源である。本実施形態においてはパケッ
ト通信系では高密度な波長多重は行わないため、LD4
7は直接強度変調される。
【0082】また、信号選択スイッチ318は、端局か
らのパケット通信系の送信信号と波長制御系31からの
波長制御パケットの一方を選択して、LD駆動回路48
に入力する。ここでは、波長制御パケットが優先され
る。上述した図3に示す波長制御パケットのデータ形式
によるデータを含み、2つの信号が同時に入力された場
合は、端局からの送信信号を波長制御系31内部のバッ
ファ内に待避させ、波長制御パケット送出後に送出す
る。
【0083】また、受光素子510、受信回路511は
パケット通信系の信号を受信するためのものである。
【0084】また、光合波器514は波長1.5μm帯
の波長多重通信系の光信号と、波長1.3μm帯のパケ
ット通信系の光信号とを合波し、光ファイバに出力す
る。一方、光分波器513は光ファイバから入力する光
信号を波長帯で分離し、1.5μm帯の光信号を波長可
変フィルタ53に入力し、1.3μm帯の光信号を受光
素子510に入力する。
【0085】本実施形態においては、全ての通信ノード
は非受信状態では波長可変フィルタ53を用いて波長配
置検知の可能性をもっている。波長可変フィルタ53の
波長を波長多重通信系の波長範囲全域に渡って掃引し、
その時の識別器317の出力を監視し、各チャンネルの
波長配置を検知する。
【0086】定常状態では、非受信状態の通信ノードの
1つが波長制御役になり、非定常状態(あるチャンネル
が発光を開始した場合、および発光を停止した場合)で
は発光を開始したチャンネルあるいは発光を停止したチ
ャンネルを受信する(受信開始直前及び受信終了直後
の)通信ノードが波長制御役になるようにするため、波
長配置検知、波長制御パケット送出のタイミングを以下
のようにする。尚、ここで受信開始直前とは発光開始時
の非定常状態から定常状態になるまでの間をいい、受信
終了直後とはいずれかの通信ノードの発光停止時の非定
常状態から定常状態になるまでの間をいう。
【0087】以下に、波長配置検知及び波長制御パケッ
ト送出のタイミングについて説明する。
【0088】受信開始直前もしくは受信終了直後では、
その状態になった直後の波長配置検知の後、自ノード
が波長制御パケットを送出する条件(後述)を満たした
場合は、該波長配置検知からΔT後に波長制御パケット
を送出し、該送出からT1da−ΔT(ΔTは波長制御
パケットを送出する場合の、波長配置検知から波長制御
パケットの送出までの間の時間であり、T1daより短
い所定の時間である。ΔTは例えば0.5×T1daで
ある。)後に次の波長配置検知を行う。その後自ノード
が波長制御役でなくなるまでは、T1da周期で波長配
置検知、及び波長制御パケットの送出を行う。自ノー
ドが波長制御パケットを送出する条件を満たさない場合
は、他のノードが送出した波長制御パケットを受信する
ことになるので、該他のノードが送出した波長制御パケ
ットの受信からT1db後に波長配置検知を行うよう制
御される。
【0089】ここで、T1dbはT1daよりも長い所
定の時間(例えば2×T1da)であり、受信開始直前
もしくは受信終了直後の他のノードが波長制御役となっ
ており、該他のノードがT1da間隔で波長制御パケッ
トを送出している限りは、自ノードは1つの波長制御パ
ケットの受信から次の波長検知を行うまでのT1dbの
間に次の波長制御パケットを受信することになるので、
該他のノードが波長制御パケットをT1da間隔で送出
している限りは波長配置検知及び波長制御パケットの送
出を行うことはない。
【0090】自ノードが受信開始直前もしくは受信終了
直後の状態にある間に該他のノードが波長制御パケット
の送出を止めた場合で、更に他の受信開始直前もしくは
受信終了直後の状態になるノードが波長制御パケットを
送出しないときは、波長制御パケットを送出する条件を
満たすことになるので、その後の動作を行う。
【0091】ここで、受信開始直前もしくは受信終了直
後の状態における波長制御パケットを送出する条件は、
“(1)波長配置検知の後ΔTの間に波長制御パケット
を受信しない場合”である。
【0092】それ以外の非受信状態では、自ノードが
波長制御パケットを送出する条件(後述)を満たす場合
は、波長配置検知からΔT後に波長制御パケットを送出
し、該送出からT1dc−ΔT(T1dcは、例えば2
×T1da)後に波長配置検知を行う。自分が波長制
御パケットを送出する条件を満たさない場合は、他のノ
ードが送出した波長制御パケットを受信することになる
ので、該他のノードが送出した波長制御パケットの受信
からT1dd後に波長配置検知を行うよう制御される。
ここで、T1ddはT1dcよりも長い所定の時間(例
えば4×T1da)である。
【0093】ここで、受信開始直前もしくは受信終了直
後以外の非受信状態における波長制御パケットを送出す
る条件は、“(2)波長配置検知の後ΔTの間に波長制
御パケットを受信しない場合”である。この時更に、
“(3)波長配置検知において波長配置のズレを検知し
た場合”を条件に加えると、不要な波長制御パケットが
発生しないため好適である。
【0094】受信開始直前もしくは受信終了直後以外の
非受信状態における波長制御パケットを送出する条件と
して(2)を採用し、(3)は採用しないときは、上記
の動作を行うノードは受信開始直前もしくは受信終了
直後のノードが発生するまでは、T1dc間隔で波長配
置検知及び波長制御パケットの送出を行い、上記の動
作を行うノードは、他のノードが波長制御役となってお
り、該他のノードがT1daもしくはT1dc間隔で波
長制御パケットを送出している限りは、自ノードは1つ
の波長制御パケットの受信から次の波長検知を行うまで
のT1ddの間に次の波長制御パケットを受信すること
になるので、該他のノードが波長制御パケットをT1d
aもしくはT1dc間隔で送出している限りは波長配置
検知及び波長制御パケットの送出を行うことはない。該
他のノードが波長制御パケットの送出を止めた場合で、
更に他のノードが波長制御パケットを送出しないとき
は、波長制御パケットを送出する条件を満たすことにな
るので、その後の動作を行う。もちろん自ノードが受
信開始直前状態になった場合は、上記もしくはの動
作を行うことになる。
【0095】受信開始直前もしくは受信終了直後以外の
非受信状態における波長制御パケットを送出する条件と
して、上記の(2)および(3)を採用するときは、上
記の動作を行っているノードは波長配置検知を行って
も、ずれを検出しない限り波長制御パケットを送出しな
い。よって、あるノードが上記の動作を行っていると
きに、ずれが生じない場合は、動作を行っているノー
ドのうちの1つが波長制御パケット送出の条件を満たす
こともあり、その時は該ノードが動作に移行する。
【0096】なお、ここでいう波長配置がズレた状態と
は、定常状態に含まれるものであり、図2(b)の状
態、すなわちch1を基点とした一定の波長間隔の波長
配置から、波長配置がズレている状態を意味する。この
ズレは上述の識別器317の出力と波長可変フィルタ駆
動回路55への供給電圧の関係に基づき検出される。
【0097】このように、各通信ノードが制御されるこ
とにより、定常状態では、非受信状態の通信ノードの1
つが波長制御役となり、上記の動作によりT1dc
(以上の)間隔で波長制御パケットを送出し、一括FC
S制御が行われる。この時何らかの理由での動作を行
っているノードが波長制御パケットを送出できなくなる
と、上記の動作を行っている他のノードのうちの1つ
が波長制御役となり上記の動作を行うようになる。又
受信開始直前もしくは受信終了直後の状態になったノー
ドが発生すると、非定常状態に移行し、該受信開始直前
もしくは受信終了直後の状態のノードが波長制御役とな
り、上記の動作によりT1da間隔で波長制御パケッ
トの送出を行う。ここでT1da<T1dbであること
によって上述の如くの動作を行っているノードが波長
制御パケットの送出を終了するまでは、他のノードが波
長制御役になることがないということを保証される。ま
たT1dc<T1ddであることによって、上述の如く
の動作を行っているノードが波長制御パケットの送出
を終了するまで、もしくは他のノードが受信開始直前状
態又は受信終了直後の状態になるまでは、他のノードが
波長制御役になることがないということを保証される。
また特にT1da<T1dcであることによって、受信
開始直前もしくは受信終了直後のノードが発生している
状態、すなわち非定常状態において、波長シフトの間隔
を短くすることができ、よって速やかに非定常状態を解
消でき、よって波長域を効率よく利用でき、波長シフト
を速やかに行う必要のない定常状態では、波長配置検知
及び波長制御パケットの送出の頻度を低減でき、波長制
御の負荷を低減できる。
【0098】つぎに、図9に示す波長制御役の移行の具
体例について説明する。この図の例では、定常状態、非
定常状態の移りかわりで5つの態様に分けられる。
【0099】I)T1p1〜T1p4。 波長配置は定常状態である。非受信状態の通信ノードの
1つである通信ノードXが波長制御パケットを送出して
いる。前述のごとくその間隔は最少でT1dcである。
【0100】II) T1p5〜T1p7。 T1p4からT1p5の間でチャンネルAが発光を開始
し、波長配置は非定常状態になる。該チャンネルAを受
信すべき通信ノードである通信ノードAはT1p4から
T1p5の間に受信要求をパケット通信系で受け、受信
開始直前状態になり、前記の動作を行い、波長制御パ
ケットの送受信と波長配置検知の間隔をT1da−ΔT
にする。この結果、通信ノードAは波長制御パケットを
T1da周期で送出するようになり、この波長制御パケ
ットによる一括FCS制御により、チャンネルAの波長
は、隣接チャンネルとΔλの波長間隔になり、波長配置
は定常状態になる。波長配置が定常状態になったことを
検知した通信ノードAは、波長可変フィルタをチャンネ
ルAの波長に合わせた後、パケット通信系でチャンネル
Aの送信元の通信ノードに受信可能になったことを伝
え、チャンネルAでの受信を開始する。通信ノードAは
受信を開始したことにより通信制御系役を降りたことに
なる。
【0101】III)T1p8〜T1p10。 I)と同様に、通信ノードXが通信制御パケットを送出
する。
【0102】IV) T1p11〜T1p13。 T1p10とT1p11の間でチャンネルBが発光を停
止し、波長配置は非定常状態になる。チャンネルBを受
信していた通信ノードBは、受信終了直後状態となり、
前記の動作を行い、波長制御パケットの送受信と波長
配置検知の間隔をT1daにする。この結果、通信ノー
ドBは波長制御パケットをT1da周期で送出するよう
になり、この波長制御パケットによる一括FCS制御に
よりチャンネルBが発光を停止したことによってできた
空き波長領域は詰められ、波長配置は定常状態になる。
波長配置が定常状態になったことを検知した通信ノード
Bは、波長制御パケットの送受信と波長配置検知の間隔
をT1dcにする。
【0103】V)T1p13〜T1p15。 I)と同様に通信ノードXが通信制御パケットを送出す
る。
【0104】尚、波長多重系で1対多通信が行われた場
合は、波長多重通信系の利用可能なチャンネル数が通信
ノード数より少ないにも係わらず、非受信状態の通信ノ
ードが無い状況が起こりえる。この状況では波長制御役
の通信ノードが無くなってしまい、場合によっては隣接
チャンネル間の混信が発生する。この場合は、混信を検
知した通信ノードが受信を停止し、送信元の通信ノード
に受信を停止することをパケット通信系で伝えた後、波
長制御役となる。波長配置のズレが補正された後、元の
受信チャンネルに光フィルタの波長を合わせ、送信元に
受信可能状態になったことを伝え、受信を開始する。
【0105】または、1対多通信の情報送出を行う通信
ノードが自局の受信部が受信している場合は殆どないの
で、波長多重通信系で送信すると共に、通信制御パケッ
トを通信パケット系に制御用パケットを送出して、波長
制御役となることもできる。
【0106】本実施形態では、波長制御役の移行をパケ
ット通信系での通信無しで行うことができ、パケット通
信系に不要なトラフィックを発生させることが無い。
【0107】[第4実施形態]本実施形態では、パケッ
ト通信系での通信により波長制御役の移行を行う。ネッ
トワーク起動時に1つの通信ノードが波長制御役にな
り、自分が受信状態になる前に、他の通信ノードに対し
て波長制御役の終了通知を行う。この通知を受信した非
受信状態の通信ノードは、波長制御役の可能通知を行
う。現在波長制御役となっている通信ノードは波長制御
役の可能通知を出した通信ノードの中から1つを選択
し、その通信ノードに波長制御役の移行通知をパケット
通信系を用いて行う。波長制御役の移行通知を受けた通
信ノードが波長制御役となる。この通信ノードが受信状
態になる時には同様の手順により波長制御役の移行を行
う。
【0108】本実施形態による波長多重通信システムは
図8と同様であり、また通信ノードの構成は、図10と
同様であるので、説明を省略する。
【0109】図11に、本実施形態での波長制御役の移
行の一例を示す。上方から下方に向かって時間軸をと
り、波長制御パケットの送出のタイミングを示す(T2
p1〜T2p14)。ここで、T2p4からT2p11
の部分は移行のためのパケット通信が密に行われるため
拡大してある。また、T2dは波長制御役の通信ノード
の波長配置検知の繰り返し周期である。波長制御役の通
信ノードは、波長配置にズレが検出された時のみ(非定
常状態も含む)、波長制御パケットの送出を行う。結果
として波長制御パケットの最短の送出間隔はT2dとな
る。図では通信ノードAから通信ノードBに波長制御役
が移行した様子を示している。
【0110】本実施形態では、波長制御役の移行が確実
に行われるため、定常状態で波長配置にズレが発生した
場合にそのズレを必ず解消し、隣接チャンネル間の混信
を防ぐことができる。
【0111】図11において、タイミングT2p1〜T
2p4で、波長制御役の通信ノードAが、受信用光ファ
イバの伝送路中の光信号の波長を掃引して、チャンネル
番号とその波長とを検出して、第3実施形態にて説明し
た動作と同様に、波長の維持・移行に関する制御情報を
波長制御パケットとして送出している。タイミングT2
p5の前に、通信ノードAが情報の受信を要する事態を
生じたので、T2p5で自局が波長制御役を終了する旨
の波長制御役の終了通知をパケット通信系に送出する。
この終了通知に対応して、T2p6で通信ノードBが、
T2p7で通信ノードCが、T2p8で通信ノードDが
波長制御役の可能通知をパケット通信系を通じて通信ノ
ードAに通知する。T2p9では通信ノードAは通常同
様に波長制御パケットを送出する。さらに、T2p10
で波長制御役の可能通知を受けた通信ノード中通信ノー
ドBを選別し、通信ノードB宛に波長制御役の移行通知
をパケット通信系に送出する。
【0112】そうすると、通信ノードBは、移行通知を
パケット通信系を通して、自局の波長可変フィルタの波
長を掃引して、波長多重通信系の光信号の波長配置を検
知し、タイミングT2p11で通信ノードAが送出して
いた波長制御パケットのデータ形式と同様に、波長制御
役として、波長制御パケットをパケット通信系に送出す
る。タイミングT2p12〜T2p14では、通信ノー
ドBは継続して波長制御パケットを送出して、受信状態
になる時まで続行する。
【0113】[第5実施形態]本実施形態では、波長制
御役として動作する際に、端局からの送信パケットと、
波長制御パケットとが、パケット通信系の送信部で衝突
を起こすことを避ける方法について説明する。
【0114】図10の通信ノードの構成で、波長制御パ
ケットの送出経路として、波長制御系31から信号選択
スイッチ318を経て、LD駆動回路48に至る例を挙
げたが、波長制御系31で生成した波長制御パケットの
データを一旦、端局に送り、端局が通信制御役としての
パケット通信系のパケットのデータと、端局自体がパケ
ット通信系にて送信しようとするデータとを適切に配列
してから送信信号として、LD駆動回路48に直接入力
するようにしてもよい。この場合は信号選択スイッチ3
18は不要になる。
【0115】また、他の構成要素についても同様の機能
を有するものならば、第3〜第5実施形態記載のものに
限定されるものではない。また、いくつかの構成要素か
らなる系についても同様である。
【0116】また上記実施形態では、全ての通信ノード
に波長制御パケット系の構成を備えた例を示したが、シ
ステム上のコスト的要求や経験則などから、全通信ノー
ドとせず、その一部の複数の通信ノードに波長制御パケ
ット系を構成してもよい。その場合、波長制御役となり
えるのはこの複数の通信ノードに限られるが、第1,第
2実施形態で示した波長制御ノードを1つ又は2つとす
るよりも、通信可能性と通信安定性、通信の信頼性の面
で有効である。
【0117】上述したように、第3実施形態乃至第5実
施形態では、非受信状態の通信ノードが波長制御役とな
ることにより、各通信ノードは受信用の波長検出手段
(波長フィルタ)と波長配置検知用の波長検出手段の双
方を備える必要がなく、かつ、第1、第2実施形態で説
明した場合の専用の波長制御ノードを不要とすることが
できる。また、第3実施形態乃至第5実施形態によれ
ば、波長制御を頻繁に行わなければならない非定常状態
で、特に波長制御役が波長制御パケットを確実に送出す
ることができる。
【0118】また、第3実施形態によれば、波長制御役
の移行をパケット通信系での通信なしで行うことがで
き、パケット通信系に不要なトラフィックを発生させる
ことが無い。また、第3実施形態乃至第5実施形態によ
れば、波長制御役の移行が確実に行われるため、定常状
態で波長配置にズレが発生した場合にそのズレを確実に
解消し、隣接チャンネル間の混信を防ぐことができる。
【0119】[第6実施形態] 本実施形態では、波長
多重通信システムのネットワーク内に2台の波長制御ノ
ードを設置し、第1,第2実施形態による1台の波長制
御ノードが故障した場合でも、残りの波長制御ノードが
波長制御パケットを送出し、通信ノードの波長制御を行
うことができるようにしている。
【0120】本実施形態では、波長制御ノードはパケッ
ト通信系の送受信機能を備える。2台の波長制御ノード
の内、1台は主として現行稼働し、1台は予備となる。
現行稼働中の波長制御ノードは一定時間間隔で波長制御
パケットを送出し続ける。予備の波長制御ノードは現行
稼働中の波長制御ノードによる波長制御パケットの間隔
を監視し、その間隔が一定時間以上となった場合に、現
行稼働中の波長制御ノードが故障したと判断し、代わっ
て稼働し、波長制御パケットの送出を開始する。
【0121】以下、本実施形態について、図面を用いて
詳細に説明する。
【0122】図12は、本実施形態を適用する波長多重
通信システムの構成図である。図1との相異は、波長制
御ノード361,362が2台あり、その接続のため光
ファイバ371,372,381,382を有する点で
ある。
【0123】稼働中の波長制御ノードI361は、
(1)待機、(2)波長重通信系の波長配置の検出・検
知、(3)通信ノード321〜32nの各チャンネルの
波長間隔を一定にするための各通信ノードの送信器の波
長のシフト方向の算出、(4)波長制御パケットの送
出、の一連の動作サイクルを一定周期T3daで繰り返
す。ここで(1)待機は波長制御パケットがネットワー
ク内の全ての通信ノードに受信され、各通信ノードが送
信波長のシフトが完了するのを待つためのものである。
【0124】また、上記波長制御ノード361,362
の構成例は図4で説明したものと同じであるので、説明
を省略する。また波長制御ノードI361,波長制御ノ
ードII362及び通信ノードが用いるパケット通信系と
波長多重通信系とは、第1実施形態で用いた方法と同様
であり、又通信ノード321〜32nの構成は図5で説
明したものと同様であるので、それらの詳細な説明は、
第1実施形態での説明に譲る。
【0125】図12は、第6実施形態での波長制御ノー
ドの動作例を示す説明図である。ここで、波長制御パケ
ットが送出される様子を示している。上方から下方に向
かって時間軸をとり、波長制御ノードの動作(波長制御
パケットの送出、故障の検知)のタイミングを示す。T
3p1〜T3p4,T3p6,T3p7は波長制御パケ
ットの送出、T3p5は故障の検知したときである。ま
た、T3daは波長制御ノードI361が正常に動作し
ている場合の波長制御パケットの送出間隔、T3dbは
予備の波長制御ノードII362が稼働中の波長制御ノー
ドが故障したとみなす間隔、T3dcは予備の波長制御
ノードII362が稼働中の波長制御ノードI361の故
障を検知してから最初の波長制御パケットを送出するま
でに要する時間である。T3da,T3dbは、トポロ
ジーあるいはプロトコルによるパケットの伝搬遅延に対
するマージンをもっている。
【0126】稼働中の波長制御ノードI361は、波長
多重通信系の波長配置の検知、各通信ノード中送信して
いる各チャンネルの波長間隔を一定にするための各通信
ノードの送信器の波長のシフト方向の算出、波長制御パ
ケットの送出を一定周期T3daで繰り返す。これによ
り、ネットワークには一定間隔T1daで波長制御パケ
ットが送出される。図1の例では、T3p1からT3p
4まで31da間隔で波長制御パケットを送出してい
る。
【0127】予備の波長制御ノードII362は、波長制
御ノードIの波長制御パケットの送出時間を波長制御系
41内のカウンタでカウントし、その送出時間の間隔か
ら、稼働中の波長制御ノードIの故障を検知する。ある
波長制御パケットを受信してからT3db時間の間に次
の波長制御パケットを受信しなかった場合に、稼働中の
波長制御ノードIが故障したと判断し、波長制御ノード
IIが取って代わり主の波長制御ノードとして稼働を開始
する。図13の例ではT1p4からT1p5の間にT3
db以上の時間に光ファイバ中に波長制御パケットが伝
送されなかったので、稼働中の波長制御ノードIが故障
していると判断する。予備の波長制御ノードIIはT3p
4で波長制御パケットを受信してから、T3p5の間に
波長制御パケットを受信しなかったため、主の波長制御
ノードとして稼働を開始する。波長制御ノードIIは光フ
ァイバの各通信ノードによる送信波長の検知、波長のシ
フト方向の算出を行った後、T3p6(T3p4からT
3db+T3dc後)に波長制御パケットを送出する。
T3dcは波長制御ノードIIの一連の動作で“待機”の
部分を抜かした時間である(T3dc<T3da)。以
後、主の波長制御ノードとしての動作を繰り返し、T3
da間隔で波長制御パケットを送出する(図1のT3p
6,T3p7)。
【0128】尚、波長制御ノードによる主と予備の違い
は形式的なものであり、その構成及び動作作用は異なる
ことはない。稼働開始後は予備の波長制御ノードIIは主
の波長制御ノードとなる。
【0129】波長制御ノードが各通信ノードに伝送する
波長制御パケットには、第1の実施形態で用いた図3の
データ形式であってもよく、また他のパケットと同様に
送り手アドレスを付加してもよい。送り手アドレスを付
加した場合、ネットワーク管理者は、波長制御パケット
の送り手アドレスを監視することにより、故障した波長
制御ノードを割り出すことができる。図13の例ではT
3p1からT3p4までの波長制御パケットの送り手は
波長制御ノードIであり、T3p6とT3p7の波長制
御パケットの送り手は波長制御ノードIIである。T3p
4とT3p6で送り手アドレスが変わるため、T3p4
まで稼働していた波長制御ノードIが故障したことがわ
かる。これにより波長制御ノードIをネットワークから
外して修理し、再びネットワークに接続し、波長制御ノ
ードIIの故障に備えることができる。
【0130】又、上記実施形態では、2台の波長制御ノ
ードを具備する例を示したが、2台以上であってもよ
く、その場合予備としての機能が重なるので、よりシス
テムの信頼性が向上し、好ましい構成となる。
【0131】[第7実施形態]本実施形態も、第6実施
形態と同様に、波長制御ノードはパケット通信系の送受
信機能を備える。2台の波長制御ノードは同時に稼働
し、共に正常動作している時には、交互に波長制御パケ
ットを送出する。また、波長多重通信システム及び波長
制御ノード、各通信ノードの構成については、第6実施
形態で説明した内容と同じであり、詳細な説明を省略す
る。
【0132】以下、本実施形態について、図14を参照
して説明する。図14は、第7実施形態での波長制御ノ
ードの動作の一例を示す説明図である。図には波長制御
パケットが送出される様子を示している。上方から下方
に向かって時間軸をとり、波長制御ノードの動作(波長
制御パケットの送出)のタイミングを示す。T4p1,
T4p2,…,T4p7は波長制御パケットの送出タイ
ミングである。また、T4daは波長制御ノードI36
1,波長制御ノードII362共に、正常に動作している
場合の波長制御パケットの送出間隔、T4dbはどちら
か1方の波長制御ノード、ここでは波長制御ノードIが
故障し、他の一方の波長制御ノード、ここでは波長制御
ノードIIのみが稼働している場合の波長制御パケットの
間隔である。間隔T4da,T4dbとも、トポロジー
あるいはプロトコルによるパケットの伝搬遅延に対する
マージンを持っている。
【0133】本実施形態では、正常状態では2つの波長
制御ノードが同時に稼働し、波長制御パケットを交互に
送出する。そのために、波長制御ノードの動作サイクル
は、波長制御パケットの受信を起点にして行われ、その
“待機”時間には2通りの値が設定される。T4daは
自分以外の波長制御ノードが送出した波長制御パケット
を受信してからの動作サイクルの“待機”時間、T4d
bは自分が送出した波長制御パケットを受信してからの
動作サイクルの“待機”時間である。動作サイクルの途
中で波長制御パケットを受信した場合は、動作をリセッ
トし、再び新しい動作サイクルに入る。T4da<T4
dbとすることにより、正常状態での2つの波長制御ノ
ードの波長制御パケットの送出を交互に行わせることが
できる。
【0134】図14の例では、T4p1からT4p6ま
では、波長制御ノードIと波長制御ノードIIが交互に間
隔T4daで波長制御パケットを送出している。T4p
6とT4p7の間で波長制御ノードIが故障し、T4p
6からT4da後に波長制御ノードIから波長制御パケ
ットが送出されなかったため、波長制御ノードIIの動作
サイクルがリセットされず、T4p6からT4db後の
T4p7に波長制御ノードIIから波長制御パケットが送
出される。以後、波長制御ノードIIの動作サイクルはリ
セットされることなく、波長制御パケットは波長制御ノ
ードIIからT4db間隔で送出される(図14のT4p
8)。
【0135】故障した波長制御ノードの割り出しは、第
6実施形態と同様に波長制御パケットの送り手アドレス
を監視することにより行うことが可能である。図14の
例ではタイミングT4p1からT4p6までは2つの波
長制御ノードから波長制御パケットが交互に受信され、
タイミングT4p7以降は波長制御ノードIIのみから送
り手アドレス(波長制御ノードIIのアドレス)を付加し
た波長制御パケットが受信される。これによりタイミン
グT4p7以降は波長制御ノードIが故障したことがわ
かる。波長制御ノードIの故障を,ネットワーク管理者
が知覚した場合、波長制御ノードIをネットワークから
外して修理し、再びネットワークに接続し、再び2つの
波長制御ノードが交互に波長制御パケットを送信するよ
うにすることができる。
【0136】上記実施形態では、2台を同時に、送出は
交互に稼働するので、両者に同等の負担を与え、故障の
頻度も両者ともに同等となり、システム上のバランスが
よくなる。
【0137】[第8実施形態]本実施形態では、波長制
御ノードはパケット通信系の送信機能のみを備える。波
長多重通信システム、及び波長制御ノード、通信ノード
の各構成は、第6実施形態で説明した内容と同じであ
る。2台の波長制御ノードの内、1台は主として現行稼
働し、1台は予備となり、第7実施形態と同様なパケッ
ト通信系の動作を行う。現行稼働中の波長制御ノード
は、一定時間間隔T5で波長制御パケットを送出し続け
る。予備の波長制御ノードは波長検知のみを行い、伝送
路中の波長配置を監視する。そして、以下の2つの場合
に、現行稼働中である主の波長制御ノードが故障したと
判断し、代わって予備から主の波長制御ノードとして稼
働を開始し、波長制御パケットの送出を始める。 (1)通信ノードによる送信波長の隣接するチャンネル
の波長間隔が、予め設定されたch間隔より小さく(例
えば、ch間隔の2/3)なった場合、(2)通信ノー
ドによる送信波長の隣接するチャンネルの波長間隔が、
所定のch間隔より大きい(例えば、2倍)状態で、時
間間隔T5より十分長い間(例えば、T5の5倍)、そ
の波長間隔が小さくならない場合、に、予備の波長制御
ノードであったものが、主の波長制御ノードとして、波
長制御パケットを送信して、各通信ノードの送信波長を
制御する。
【0138】尚、故障した波長制御ノードの割り出し等
については第6実施形態と同様である。
【0139】この第8実施形態によれば、波長制御ノー
ドは波長制御パケットの受信タイミングに依らず検知し
た波長配置に基づいて波長制御パケットの送出を行なう
ので、各波長制御ノードは夫々パケット通信系の受信機
能を持つ必要がなく、構成が簡単になる。
【0140】また、第6実施形態での主の波長制御ノー
ドの故障の検知は、波長制御パケットの送出間隔以外で
も可能である。例えば、予備の波長制御ノードが一定時
間間隔で主の波長制御ノードとパケット通信系で通信を
行い、その稼働状態を監視してもよい。
【0141】また、第7実施形態での波長制御パケット
の送出を交互に行わないようにすることも可能である。
例えば、波長制御ノードIの動作サイクルの“待機”時
間を波長制御ノードIIの“待機”時間より短くすること
により、波長制御ノードIが稼働中は波長制御ノードI
のみが波長制御パケットを送出する方式もある。
【0142】さらに、第8実施形態での主の波長制御ノ
ードの故障の検知のための波長間隔、時間の具体例は通
信システムの動作に支障が無い範囲であるならば、別な
値でもよい。
【0143】第6乃至第8実施形態によれば、1台の波
長制御ノードが故障した場合に、波長多重通信系を正常
に動作させることができる。また、第6乃至第8実施形
態によれば、他の波長制御ノードへの波長制御機能の移
行が自動的に行われ、波長多重通信系を正常に動作させ
ることができる。また、故障した波長制御ノードをネッ
トワークから取り外し、修理し、再びネットワークに接
続する際に、ネットワークの動作を停止させる必要が無
い。
【0144】[第9実施形態]上記各実施形態では、ネ
ットワークシステムに接続される波長制御ノード、もし
くは波長制御役の通信ノードが波長制御パケットを送出
する構成を示してきたが、本発明はそれに限るものでは
ない。本実施形態ではスターカプラ近傍に波長制御パケ
ットの生成手段を設けた構成を採用する。
【0145】Journal of Lightwave Technology誌、第
11巻、第5/6号、1089頁の図3に各通信ノード
が、光カプラ及び制御回路で構成されるセンターノード
に接続要求を送り、該要求を制御回路で処理して波長
(光周波数)割り当てを行う構成が開示されている。そ
れに対し本実施形態では、光カプラ及びFCS制御のた
めの手段を有するセンターノードを用いることにより絶
対的に波長を固定することなく高密度波長多重を可能と
している。
【0146】図15は本実施形態で用いるセンターノー
ドのブロック図である。このセンターノードは、先の実
施形態で用いたスターカプラに相当する(N+1)×
(N+1)光カプラ201と、FCS制御を行うための
波長配置検出系205、光送信器206、波長多重通信
制御系208を有している。
【0147】図16は本実施形態におけるネットワーク
の構成を示すものであり、図15に示したセンターノー
ド1501に各光(通信)ノード321,322,…3
2nが光伝送路の光ファイバによって接続され、それぞ
れ端末311,312,…31nが接続されている。
【0148】本実施形態においては、センターノード1
501内の波長配置検出系205は、前述の各実施形態
と同様に、波長可変フィルタと、該波長可変フィルタの
透過波長を受光する受光素子と、受光した出力を識別す
る識別器を有しており、ここで波長配置を検出する。波
長多重通信制御系208はその結果に基づき波長シフ
ト、波長維持等のFCS制御のための波長制御パケット
を生成し、光送信器206により送出する。各通信ノー
ドでは送られてきた波長制御パケットに基づき自ノード
の送信光の波長を制御することにより高密度な波長多重
を実現することが可能となる。この構成においても各通
信ノードは波長多重信号受信用の波長選択手段(波長可
変フィルタ)と別個に波長配置検出手段を設けることな
く、FCS制御を行うことができる。
【0149】[第10実施形態]上記第9実施形態のよ
うに、各通信ノードからの光信号が集中する部分、すな
わちセンターノードに波長制御機能を与えることによ
り、各通信ノードから送信されてくる光信号の波長に混
信等の問題が生じるときに、光路制御を行うことが可能
となる。
【0150】図17は上記光路制御を行なう光センター
ノードのブロック図である。通信ノード数はN個とす
る。図17中、光センターノード内の(N+1)×(N
+1)光カプラ201は、N+1個の光入力ポートから
入力された光信号をN+1個の光出力ポートに分配す
る。光センターノード内部の光送信器206の出力と、
および各通信ノードからの光信号とのN+1個の光ファ
イバから入力し、光センターノード内部の光受信器20
7方向に、および各通信ノードにN+1個出力するよう
に分配する。この(N+1)×(N+1)光カプラ20
1は、例えばシリコン基板上に形成した石英系光導波路
を用いることができ、例えば文献「C.Dragone, C.H.Hen
ry,I.P.Kaminow, and R.C.Kistler:"Efficient multich
annel integrated optics star coupler on sillicon",
IEEE Photonics Technol. Lett., Vol. 1, No.8, pp.2
41〜243(Aug.1989)」に記載されている石英系光導波路
を用いることができる。。
【0151】また、N×1光カプラ202は、各通信ノ
ードからのN個の光入力ポートから入力された光信号を
合波して1つの光出力ポートに出力する。この各通信ノ
ードからの光合波信号を2×1光カプラ203に入力す
る。
【0152】また、2×1光カプラ203は2個の光入
力ポートから入力された光信号を合波して1つの光出力
ポートに接続する。(N+1)×(N+1)光カプラ2
01とN×1光カプラ202の出力を光分波器204に
入力する。
【0153】この光分波器204は1.3μm帯の波長
と1.5μm帯の波長を分離する。この光分波器204
にはそれぞれ1.3μm帯と1.5μm帯の波長を透過す
るバンドパスフィルターを採用でき、例えばAOフィル
ター、EOフィルター、チューナブルDFBフィルタ
ー、マッハチェンダーフィルター、ファブリペローフィ
ルター、誘電体多層膜フィルター等のいずれかを用いる
ことができる。
【0154】次に、波長配置検出系205は、光分波器
204から入力される波長多重通信系用としての1.5
μm帯の波長の配置を検出し、その結果を波長多重通信
制御系208に伝える。この波長配置検出系205に
は、波長可変フィルターとこの波長可変フィルターに制
御電圧を印加して波長を掃引する波長可変フィルター制
御回路と該波長可変フィルターの出力を受光して電気信
号に変換する光電変換素子と該電気信号を所定レベル以
上の成分のみを出力する識別器と該識別器の出力と波長
可変フィルター制御回路への制御電圧とから波長多重通
信系の波長の配置を検出する波長配置検出回路とから構
成することができる。
【0155】また、光送信器206はパケット通信用の
光送信器である。波長多重通信制御系208からのパケ
ット信号(電気信号;波長制御パケット等)を、1.3
μm帯の波長の光信号に変換して送出する。この光送信
器206には例えば波長可変光源と変調器と駆動回路と
から構成され、波長多重通信制御系208からの駆動回
路への制御信号に基づいて所定の1.3μm帯の波長を
発光する波長可変光源を駆動し、この発光波長をパケッ
ト信号で例えば強度変調して出力する。
【0156】また、光受信器207は、パケット通信用
の光受信器である。光分波器204から入力される1.
3μm帯の波長のパケット信号(光信号)を電気信号に
変換し、波長多重通信制御系208に伝える。光受信器
207は例えば可変波長フィルターと光電変換素子とで
構成される。
【0157】波長多重通信制御系208は、光送信器2
06と光受信器207を用いたパケット通信により、波
長多重通信系の波長割当を行う。即ち、パケット通信に
は各通信ノードからの受信要求コマンドや波長制御用デ
ータをパケットとして伝送している。また、このパケッ
トには他の情報を伝送してもよい。また、波長配置検出
系205からの1.5μm帯の波長配置の情報を基に、
各光ノードの波長可変光送信器の波長をパケット通信系
により制御する。さらに1×2光スイッチ111、11
2の接続の制御を行う。
【0158】つぎに、1×2光スイッチ111、112
は1入力、2出力の光スイッチで、外部(ここでは波長
多重通信制御系208)からの制御信号により光入力ポ
ートから入力される光信号を2つの光出力ポートの一方
に接続する。1×2光スイッチ111、112は波長多
重通信制御系208により制御され、光ノードからの入
力する光信号を(N+1)×(N+1)光カプラ201
あるいはN×1光カプラ202に出力する。
【0159】光入力ポート121、122および光出力
ポート131、132は光センターノードの光入力ポー
トおよび光出力ポートであり、光ファイバを介して光ノ
ードが接続される。光入力ポート121、122は光フ
ァイバ141、142により1×2光スイッチ111、
112に接続される。一方、光出力ポート131、13
2は光ファイバ151、152ににより(N+1)×
(N+1)光カプラ201に接続される。
【0160】光ファイバ161、162は1×2光スイ
ッチ111、112と(N+1)×(N+1)光カプラ
201を接続する。光ファイバ171、172が1×2
光スイッチ111、112とN×1光カプラ202を接
続する。
【0161】1×2光スイッチ111、112、光入力
ポート121、122、光出力ポート131、132、
光ファイバ141、142、151、152、161、
162、171、172は図の煩雑さを避けるため2つ
の通信ノード分を図示したが、通信ノード数がNのシス
テムでは各々N個が備えられる。
【0162】光ファイバ181は光送信器207と(N
+1)×(N+1)光カプラ201を接続する。光ファ
イバ182は(N+1)×(N+1)光カプラ201と
2×1光カプラ203を接続する。光ファイバ183は
N×1光カプラ202と2×1光カプラ203を接続す
る。光ファイバ184は2×1カプラと光分波器204
を接続する。光ファイバ185は光分波器204の1.
5μm帯の光出力ポートと波長配置検出系205を接続
する。光ファイバ186は光分波器204の1.3μm
帯の光出力ポートと光受信器206を接続する。
【0163】以下、本実施形態における動作について説
明する。本実施形態では、光センターノード内の光路を
切り替えることにより、波長多重通信系の波長設定中あ
るいは暴走した光ノードの波長が、波長多重通信系の他
の波長と混信するのを防ぐ。さらに、本実施形態では、
光センターノード内で波長多重通信系の波長配置を検出
して、光路を切り替える。光路の切り替えには1×2光
スイッチを用いる。
【0164】また、光路は次の2つの接続がある。 (A)”光センターノード接続”の状態 光ノードから光信号が光センターノードのみに伝わる接
続である。ネットワーク内の全通信ノードへの接続は遮
断される。通信ノードについて具体的に示すと次のよう
になる。
【0165】光入力ポート121→光ファイバ141→
1×2光スイッチ111→光ファイバ171→N×1光
カプラ202→光ファイバ183→2×1光カプラ20
3→光分波器204→以後、波長帯により2つの経路に
分れる (a)1.5μm帯(波長多重通信系)→光ファイバ1
85→波長配置検出系205→波長多重通信制御系20
8 (b)1.3μm帯(パケット通信系)→光ファイバ1
86→光受信器206→波長多重通信制御系208。
【0166】尚、この接続においては、パケット通信系
の光信号も光センターノード以外には伝わらないので、
この接続になっている通信ノードが送出したパケットは
光センターノードの波長多重通信制御系により再生・中
継される。 (B)”全光ノード接続”の状態 光ノードからの光信号が光センターノードおよび全通信
ノードに伝わる接続である。通信ノードについて具体的
に示すと次のようになる。
【0167】光入力ポート121→光ファイバ141→
1×2光スイッチ111→光ファイバ161→(N+
1)×(N+1)光カプラ201→以後、下記の経路に
分配される。 (a)→光ファイバ182→2x1光カプラ203→こ
の後は光センターノード接続と同じ、 (b)→光ファイバ151→光出力ポート131→光ノ
ード1へ (c)→光ファイバ152→光出力ポート132→光ノ
ード2へ 光センターノードは、通常は波長多重通信系の波長配置
を検出しつつ、各ポートを”全光ノード接続”してい
る。通信ノード(以下、本実施形態において仮に通信ノ
ードAと呼ぶ)からパケット通信を通して波長多重通信
系の使用要求があると、波長多重通信系の波長範囲に通
信可能な波長範囲があるかどうかを波長配置検出系20
5から送出された電気信号による波長配置から波長数と
記憶している配置波長とを比較して余っている波長を調
べる。通信可能な波長範囲があった場合は、通信ノード
Aの接続された光入力ポートを”光センターノード接
続”に設定し、通信ノードAからの光信号を光センター
ノード以外に伝わらないようにする。その後、通信ノー
ドAに対して波長多重通信系の使用許可、波長の割当等
をパケット通信を通して光送信器を介して伝送し、余っ
ている波長のいずれかを特定して指示する。その後、波
長多重通信系の波長配置を検出し続け、通信ノードAの
発光波長が波長多重通信系の他の波長と混信しなくなっ
たのを確認した後、通信ノードAの接続されたポート
を”全光ノード接続”に設定する。その後、通信ノード
Aに送信開始許可を伝え、それを受けた通信ノードAは
波長多重通信系での送信を開始する。
【0168】以上、通信ノードの波長可変光送信器の波
長設定時の、光センターノードの動作について説明した
が、次に、通信ノード(通信ノードBとする)の波長可
変光送信器が暴走し、波長多重通信系の隣接するチャン
ネルの波長に近づいた場合に、光センターノードが行う
障害回避動作について説明する。
【0169】本実施形態では、光センターノードは常に
波長多重通信系の波長配置を監視しているので、ネット
ワーク内のある通信ノードBの波長可変光送信器が暴走
し、波長多重通信系の隣接するチャンネルの波長に近づ
いたことを検知することができる。隣接するチャンネル
の波長に対して、予め設定された波長間隔(例えば混信
を起こさない最小の波長間隔)になったチャンネルがあ
った場合には、そのチャンネルを使用している通信ノー
ドBの接続された入力ポートを”光センターノード接
続”に設定し、その通信ノードBの光信号がネットワー
ク内の全通信ノードへ伝わらないようにする。その後、
通常の波長多重通信系の波長配置を検出し続け、通信ノ
ードBの発光波長が波長多重通信系の予め設定された波
長間隔になったのを確認した後、通信ノードBの接続さ
れたポートを”全光ノード接続”に設定する。その後、
通信ノードBに送信開始許可を伝え、それを受けた通信
ノードBは波長多重通信系で”光センターノード接続”
に設定された時点からの送信を再開する。このようにす
ることで、隣接するチャンネルが混信を受けることを避
けることができる。この場合、通信ノードの発光波長が
暴走した場合以外でも、予め設定された波長間隔からは
ずれた通信ノードに対しても同様に制御する。
【0170】光センターノードが波長多重通信系の波長
配置を常に監視し、上記のようにその内部の光路を切り
替えることにより、通信ノードの波長可変光送信器の波
長設定を他のチャンネルの波長と混信することなく行う
ことが可能になる。また、波長可変光送信器が暴走した
通信ノードがあった場合に、隣接チャンネルとの混信を
回避することが可能になる。
【0171】なお、上記光センターノード中各機能ブロ
ックを光ファイバーで接続する例を示したが、構成上光
ファイバーを使用せずに直接接続してもよく、特に光フ
ァイバー184,185,186等はマッハチェンダー
構成の導波路を用いて接続を短縮・小型化も可能であ
る。また、波長配置検出系205や光受信器207、光
送信器206等は上述の構成に限る必要はなく、他の構
成であってもよい。
【0172】[第11実施形態]以下、図面を用いて本
発明の第11実施形態について詳細に説明する。第11
実施形態は、波長間隔が狭い高密度波長多重に適する波
長制御方式に本発明の光センターノードを用いた例であ
る。光センターノードの構成は第9実施形態で説明した
ものと同じである。
【0173】図18は波長制御方式の動作を示してい
る。波長を横軸に、各光ノードの波長を縦線にして波長
多重通信系の波長配置を7つの状態について示してい
る。図中、Δλは制御により維持される隣接する2つの
波長の波長間隔であり、波長多重通信系の隣接する2つ
のチャンネルが混信しない最小の波長間隔にあるマージ
ンを加えた値である。また、λA、λB、λC、λDは
動作の一例で用いる光ノードの波長である。
【0174】ここで、この波長制御方式について簡単に
説明する。この波長制御方式では、光センターノードに
よる波長割当は絶対波長では行わず、隣接通信ノードの
発光波長との波長間隔を制御する相対波長で行なう。光
センターノードは自分の波長配置検出系を一定時間間隔
で動作させ、その結果に基づき波長多重通信系の波長帯
で発光している全部の通信ノードの波長を制御する。こ
の制御はパケット通信系を用いて行われ、発光している
各通信ノードの波長可変送信器の波長がその波長可変範
囲内で隣接する波長と一定波長間隔Δλを維持するよう
行われる。その結果、波長配置は、図18(1)に示す
ようにΔλの波長間隔に並んだいくつかのグループが形
成される。
【0175】具体例として、通信ノードDが波長多重通
信系で送信を開始する場合(図18(1)〜図18
(4))と、通信ノードBが波長多重通信系で送信を終
了した場合(図18(5)〜図18(7))について説
明する。
【0176】(A)通信ノードDが波長多重通信系で送
信を開始する場合 まず、光ファイバー151,152で伝送されている波
長は図18(1)に示すように5波、3波、3波の計1
1波長が存在し、3つのグループが形成され、11波で
相互の送受信が成されているものとする。次に、通信ノ
ードDは送信を開始すべく波長多重通信系使用要求をパ
ケット通信系によって光センターノードに送る。これを
受けた光センターノードは波長多重通信系使用許可をパ
ケット通信系によって通信ノードDに送る。これを受け
た通信ノードDは自分の波長可変光送信器の波長を発光
させる(図18(2))。尚、この時の波長は波長可変
光送信器の波長可変範囲のどこでもよいが、ここでは仮
にその中心付近とする。光センターノードは波長配置に
新しく現われたこの波長を通信ノードDの波長λDとし
て認識する。その後、光センターノードは波長λDを隣
接する波長λCとの波長間隔がΔλになるまでシフトさ
せ(ここでは短波長側にシフトさせる。図18
(3))、Δλの波長間隔になった後はΔλの波長間隔
を維持するように制御する(定常状態と呼ぶ。図18
(4))。
【0177】(B)通信ノードBが波長多重通信系で送
信を終了した場合 図18(4)に示すような状態から、通信ノードBが波
長多重通信系での送信を終了し、波長可変光送信器の発
光を停止する。光センターノードは波長λAとλCの波
長間隔がΔλより大きくなったことを検知する。光セン
ターノードは波長λBが入っていた波長配置のグループ
の隣接するチャンネルの波長間隔がΔλになるように制
御する。このグループに属していた波長λA、λC、λ
Dのうち一番始めに発光した波長(仮に、ここではλA
とする)を基準に、λC、λDがそれぞれΔλの波長間
隔になるように通信ノードA、通信ノードBの波長可変
光送信器の波長を制御する(ここでは長波長側にシフト
させる。図18(6))。この制御により、一番最初に
発光し続けている波長λAとλCの波長間隔および波長
λCとλDを波長間隔がΔλになった後は、その状態を
維持するように制御する(定常状態と呼ぶ。図18
(7))。
【0178】前述の波長制御方式において、図18
(2)で通信ノードDの波長可変光送信器が発光した場
合、波長配置において他のチャンネルと混信する場合が
ある(ここでは波長λCと混信する)。これを避けるた
め、本発明の光センターノードでは、波長多重通信系使
用許可を通信ノードへ送出すると同時に、その通信ノー
ドの接続された光入力ポートを、”光センターノード接
続”(第10実施形態で説明)に設定し、他のチャンネ
ルと混信しないようにする。そして、隣接するチャンネ
ルとの波長間隔がΔλになってから(図18(4))、
その通信ノードDの入力ポートを”全通信ノード接続”
(第10実施形態で説明)に設定し、その通信ノードD
の波長可変光送信器の光信号を全通信ノードに分配す
る。その後、光センターノードは波長配置検出系によっ
て波長配置を一定波長間隔となる相対波長に基づいて制
御を続行する。
【0179】また、上記通信ノードBが送信を停止した
場合に、一番始めに発光した波長λAを基準としたが、
この基準波長は一番最後に発光した波長でもよく、当該
グループ中一番波長移動が少なくなる場合の波長を基準
としてもよく、上記に限定されるものではない。また、
波長列のグループを少なくするために1つのグループに
集束するような波長列としてもよく、上述の例に限定さ
れるものではない。特に、波長の移動が伴う場合、その
移動中の通信ノードの出力は”光センターノード接続”
となるため、以下に早期に”全通信ノード接続”にでき
るかを予測しつつ波長配置を定めた制御方法が好まし
い。
【0180】本実施形態では、通信ノードの構成を複雑
化することなく高密度な波長多重を実現でき、波長多重
通信系のチャンネル数を多くすることができる。
【0181】[第12実施形態]以下、図面を用いて本
発明の第12実施形態について詳細に説明する。本実施
形態は第10実施形態と光路接続手段の異なる光センタ
ーノードに関するものである。
【0182】図19は本第12実施形態による光センタ
ーノードの構成図である。図17における1×2光スイ
ッチ111,112を、4つのON/OFF光スイッ
チ、2つの1×2光カプラ、2つの光ファイバに置き換
えている。他のブロックの機能は第9実施形態で説明し
た機能と同様であるので説明を省略する。
【0183】ON/OFF光スイッチ1901、190
2、1903、1904は1入力、1出力の光スイッチ
で外部から(ここでは波長多重通信制御系208)の制
御信号により、光入力ポートから入力される光信号を個
別に光出力ポートに出力する状態(ON状態)と出力し
ない状態(OFF状態)に切り替えられる。ON/OF
F光スイッチ1901、1902の光出力ポートは(N
+1)×(N+1)光カプラ201に接続される。ON
/OFF光スイッチ1903、1904の光出力ポート
はN×1光カプラ202に接続される。ON/OFF光
スイッチ1901と1903の接続状態は常に逆になっ
ている。つまりON/OFF光スイッチ1901がON
状態の時にはON/OFF光スイッチ1903はOFF
状態になっている。ON/OFF光スイッチ1902と
1904の状態の関係も同様である。
【0184】また、1×2光カプラ1905、1906
は1つの光入力ポートから入力された光信号を2つの光
出力ポートに接続する。1×2光カプラ1905は光入
力ポート121からの光信号をON/OFF光スイッチ
1901とON/OFF光スイッチ1903に分配す
る。同様に、1×2光カプラ1906は光入力ポート1
22からの光信号をON/OFF光スイッチ1902と
1904に分配する。
【0185】さらに、ON/OFF光スイッチ190
1、1902、1903、1904と1×2光カプラ1
905、1906により第10実施形態と同様な光セン
ターノード内での光路の切り替えを行う。通信ノードE
が接続される光入力ポート121について具体的に示す
と次のようになる。 (A)”光センターノード接続”の状態 ON/OFF光スイッチ1901はOFF状態、ON/
OFF光スイッチ1903はON状態になっている。こ
れにより、通信ノードEから光信号は光センターノード
のみに伝わる。 (B)”全通信ノード接続”の状態 ON/OFF光スイッチ1901はON状態、ON/O
FF光スイッチ1903はOFF状態になっている。こ
れにより、通信ノードEからの光信号は光センターノー
ドおよびネットワーク内の全通信ノードに伝わる。
【0186】こうして、通信ノードEが送信を開始する
とき、又は通信ノードの発光波長に障害が発生した場合
等には、”光センターノード接続”の状態とするためO
N/OFF光スイッチ1901はOFF状態、ON/O
FF光スイッチ1903はON状態とし、通信ノードE
の送信波長は光センターノードのみに接続され、送信波
長が波長多重通信制御系208が制御する予め定められ
た波長になった場合、又は隣接ノードの波長と一定間隔
になった場合に”全通信ノード接続”の状態となり、通
信ノードEは伝送情報を送信開始する。そうして通常状
態の”全通信ノード接続”の状態を持続する。
【0187】なお、光センターノードの構成に関して
は、各通信ノードについて”光センターノード接続”
と”全通信ノード接続”の切り替えが独立に行えるなら
ば他の構成をとることも可能である。
【0188】また、上記第9乃至第12実施形態では、
波長多重通信系制御機構(特に、波長配置検出系および
波長多重通信制御系)を光センターノード内部に設けた
例について説明したが、光センターノードに通常の通信
ノード用の入出力ポートとは別の入出力ポートを設け、
そこに接続された波長制御通信ノードに波長多重通信制
御機構をもたせることも可能である。この場合、波長制
御通信ノードは送信要求の通信ノードがあった場合、そ
の通信ノードの発光波長が所定の波長に落ちつくまで、
その通信ノードの送信波長を停止する必要があるが、最
初に発光する波長を最長波長側に設定し、その最長波長
から短波長側に順次一定波長間隔Δλずつ配置するよう
に定めておけば、送信要求した通信ノードの発光波長を
最短波長から送信させ、送信波長を停止することなく、
順次長波長側の隣接ノードと波長間隔Δλとなる波長に
移動させ、その波長に至って情報送信を開始させるよう
にすることができる。この波長配置の設定手段には他の
方法でもよい。
【0189】また、光センターノードの光路の接続を、
波長可変光送信器の波長設定時、あるいは通信ノードの
波長可変光送信器の暴走時のみ”光センターノード接
続”にするとしたが、”光センターノード接続”になっ
ている光入力ポートに接続された通信ノードが送出する
パケットを、光センターノードが再生・中継するなら
ば、通信ノードの波長可変光送信器の波長設定が終了し
てから波長多重通信系での送信が終了するまでの間の
み”全通信ノード接続”とすることも可能である。
【0190】第11実施形態で説明した波長制御方式に
関しては、通信ノードの波長可変光送信器の波長設定時
において、隣接波長とΔλの位置に設定できる他の手順
を用いることも可能である。
【0191】また、発明の背景となるスター型要求割当
波長多重通信ネットワークとして、波長多重通信系を
1.5μm帯とし、パケット通信系を1.3μm帯とした
構成を用いたが、これら2つの通信系の独立性が保たれ
るならば、他の構成を用いることも可能である。例え
ば、パケット通信系として、パケット通信用の光ファイ
バあるいは電線を別に敷設しても良い。
【0192】上述の第9乃至第12実施形態によれば、
光センターノードが上記のようにその内部の光路を切り
替えることにより、通信ノードによる波長多重通信系の
波長可変光送信器の波長設定を他のチャンネルの波長と
混信することなく行うことが可能になる。
【0193】また、光センターノードが波長多重通信系
の波長配置を常に監視しているので、仮に波長可変光送
信器が暴走した通信ノードがあった場合には、光センタ
ーノードがそれを検知し、その通信ノードからの光信号
を他の通信ノードに伝わらないようにすることが可能に
なる。
【0194】また、光センターノードが波長多重通信系
の波長配置の監視と制御によって、通信ノードの構成を
複雑化することなく、高密度な波長多重を実現でき、波
長多重通信系のチャンネル数を多くすることができる。
【0195】本実施形態の如く各通信ノードからの信号
が集中するセンターノードにおいて波長配置検知を行う
ことにより、更なる通信手段を用いることなく光路制御
を行うことができる。
【0196】以上各実施形態では、波長配置検知、もし
くは波長多重信号受信のために、波長可変フィルタの透
過波長を制御回路により制御し、該制御のためのパラメ
ータ(例えば上記実施形態のように電圧により透過波長
を制御するときはその電圧)により波長可変フィルタが
透過している波長を認識する構成とした。本発明では用
いる波長可変フィルタ(上記実施形態で用いたファイバ
ーファブリペロー型のものや、半導体デバイス等)の種
類に応じて、その制御パラメータとしてはそれぞれに適
当なものを用いることができ、また波長検知方式として
局発振光との周波数差として波長を認識する、いわゆる
ヘテロダイン検波方式を用いることもできる。ただしヘ
テロダイン検波方式を採用すると、検知すべき光の波長
と局発振光の波長の差は認識できるものの、大小関係に
関しては認識できない為、上記各実施形態で述べてきた
ように、通信ノードの送信波長を長波長側もしくは短波
長側のいずれにシフトすべきかを波長制御情報として各
通信ノードに送るためには、上記各実施形態で述べてき
たように波長可変フィルタを用いた構成がより好適であ
る。
【0197】また、本発明のネットワーク形態として
は、スター型の構成に限らず、バス型、リング型等用い
ることができる。ただしスター型の構成では、波長制御
信号が、スターカプラを経由した後に各通信ノードに到
達するまでの時間が各通信ノードとスターカプラ間の光
路長差が大きく変わらないするとほぼ一定となるので、
波長制御情報がほぼ同時に各通信ノードに到達するため
好適である。
【0198】
【発明の効果】本発明では、ネットワークシステム内の
いずれか(波長制御ノード、非受信状態の通信ノード、
センターノード)において波長配置検知を行い、それに
基づいて波長制御のための信号を生成し、各通信ノード
に送出し、各通信ノードでは該波長制御のための信号に
基づき波長制御を行うことによって混信を起こすことな
く通信を行うことができる。また高密度な波長多重を実
現できる。また特に通信ノードが波長配置検知用の波長
選択(検知)手段と、波長多重信号受信用の波長選択
(検知)手段を別個に持つ必要がないため、ネットワー
クの構築コストを大きく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に適用する波長多重通信シ
ステムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による波長制御方式の動作
の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に用いる波長制御パケット
のデータ形式を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態での波長制御ノードの構成
図である。
【図5】本発明の一実施形態に適用する通信ノードの構
成図である。
【図6】本発明及び従来例に適用する波長多重通信シス
テムの波長配置を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態での波長制御ノードの構成
図である。
【図8】本発明に適用する波長多重通信システムの構成
図である。
【図9】本発明の一実施形態による波長制御方式の動作
の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に適用する通信ノードの
構成図である。
【図11】本発明の一実施形態による波長制御方式中波
長制御役の動作の一例を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態による波長多重通信シス
テムの構成図である。
【図13】本発明の一実施形態による波長制御方式の動
作の一例を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態による波長制御方式の動
作の一例を示す図である。
【図15】本発明による光センターノードの一実施形態
の構成図である。
【図16】本発明の一実施形態による波長多重通信シス
テムの構成図である。
【図17】本発明による光センターノードの一実施形態
の構成図である。
【図18】本発明による光センターノードの一実施形態
の波長制御方式の動作説明図である。
【図19】本発明による光センターノードの一実施形態
の構成図である。
【図20】従来例に示した波長多重通信システムの構成
図である。
【図21】従来例の波長制御方式による動作の一例を示
す図である。
【符号の説明】
33 スターカプラ 311〜31n 端局 321〜32n 通信ノード 341〜34n,351〜35n 光ファイバ 36,361,362 波長制御ノード 37,38 光ファイバ 41,51 波長制御系 42,53 波長可変フィルタ 43,55 波長可変フィルタ駆動回路 44,58 受光素子 45 増幅器 46 識別器 47 LD 48 LD駆動回路 52 波長可変LD 54 波長可変LD駆動回路 56 光変調器 57 光変調器駆動回 59,511 受信回路 510 受光素子 512 光合波器 513 光分波器 71 波長制御系 101 送信部波長制御系 102 受信部波長制御系 103 光分岐器 201 (N+1)×(N+1)光カプラ 202 (N+1)光カプラ 203 2×1光カプラ 204 光分波器 205 波長配置検出系 206 光受信器 207 光送信器 208 波長多重通信制御系 271,272,281,282 光ファイバ 1901,1902,1903,1904 ON/OF
F光スイッチ

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重通信を行う第1の通信系と、該
    第1の通信系とは独立した通信を行う第2の通信系と、
    少なくとも前記第1の通信系を介して通信を行う複数の
    通信ノードとを有する通信システムであって、 前記第1の通信系における波長配置を検知し、該検知し
    た波長配置に基づく波長制御信号を前記第2の通信系を
    介して前記複数の通信ノードに伝送する波長制御部を有
    することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記波長制御部は前記複数のノードとは
    別個に設けられた波長制御ノードである請求項1に記載
    の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記波長制御ノードを複数有している請
    求項2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記波長制御部は前記複数の通信ノード
    のうちの前記第1の通信系を介した信号を受信していな
    い状態の通信ノードが兼ねる請求項1に記載の通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記複数の通信ノードそれぞれは、前記
    第1の通信系及び前記第2の通信系を介してセンターノ
    ードに接続されており、前記波長制御部は該センターノ
    ード内に設けられている請求項1に記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記センターノードは前記複数の通信ノ
    ードそれぞれから前記第1の通信系を介して送られてき
    た信号を他の通信ノードに前記第1の通信系を介して分
    配するか否かを選択する選択手段を有する請求項5に記
    載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記波長制御部は、波長可変フィルタ
    と、該波長可変フィルタの透過波長を制御する制御回路
    とを有する請求項1乃至6のいずれかに記載の通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記通信ノードは、波長可変フィルタ
    と、該波長可変フィルタの透過波長を制御する制御回路
    とを有する請求項1乃至7のいずれかに記載の通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記第1の通信系と前記第2の通信系と
    は波長多重されていることを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記通信ノードは前記波長多重された
    前記第1の通信系と前記第2の通信系とを分離する分波
    器を有していることを特徴とする請求項9に記載の通信
    システム。
  11. 【請求項11】 前記第2の通信系はパケット通信を行
    う通信系であることを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれかに記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記複数の通信ノードは、前記第1の
    通信系に送出した信号を他の通信ノードに分配する分配
    手段を介して互いに接続されていることを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれかに記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 波長多重通信を行う第1の通信系と、
    該第1の通信系とは独立した通信を行う第2の通信系
    と、少なくとも前記第1の通信系を介して通信を行う複
    数の通信ノードとを有する通信システムにおいて、前記
    複数の通信ノードが前記第1の通信系に出力する光の波
    長を制御する波長制御方法であって、 前記通信システム内の波長制御部が、前記第1の通信系
    における波長配置を検知し、該検知した波長配置に基づ
    く波長制御信号を前記第2の通信系を介して前記複数の
    通信ノードに伝送し、前記複数の通信ノードにおいて
    は、該波長制御信号に基づき送信波長を制御することを
    特徴とする波長制御方法。
  14. 【請求項14】 前記波長制御部は前記複数の通信ノー
    ドとは別個に設けられた波長制御ノードであり、該波長
    制御ノードが前記波長配置の検知、及び波長制御信号の
    送出を行う請求項13に記載の波長制御方法。
  15. 【請求項15】 前記通信システムは、前記波長制御部
    として少なくとも第1及び第2の波長制御ノードを有し
    ており、前記波長制御信号の送出は前記第1の波長制御
    ノードが行い、該第1の波長制御ノードが波長制御信号
    を送出しなくなったときに前記第2の波長制御ノードが
    前記波長制御信号の送出を行う請求項13に記載の波長
    制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の波長制御ノードは前記第2
    の通信系で伝送されてくる前記波長制御信号を監視して
    おり、該波長制御信号が所定の時間にわたって送られて
    こないときに前記第2の波長制御ノードが前記波長制御
    信号を送出する請求項15に記載の波長制御方法。
  17. 【請求項17】 前記通信システムは、前記波長制御部
    として少なくとも第1及び第2の波長制御ノードを有し
    ており、前記波長制御信号の送出は前記第1及び第2の
    波長制御ノードが交互に行うことを特徴とする請求項1
    3に記載の波長制御方法。
  18. 【請求項18】 前記第2の波長制御ノードは前記第2
    の通信系で伝送されてくる前記波長制御信号を監視して
    おり、前記第1の波長制御ノードが送出する前記波長制
    御信号が所定の時間にわたって送られてこないときは、
    前記波長制御信号を送出する間隔を短くすることを特徴
    とする請求項15に記載の波長制御方法。
  19. 【請求項19】 前記通信システムは、前記波長制御部
    として少なくとも第1及び第2の波長制御ノードを有し
    ており、いずれか1つの前記波長制御ノードが前記波長
    制御信号を送出していない間に、該波長制御信号を送出
    していない前記波長制御ノードが前記第1の通信系にお
    ける波長配置の制御不良を検知した場合は、前記波長制
    御信号を送出していない前記波長制御ノードが前記波長
    制御信号を送出することを特徴とする請求項13に記載
    の波長制御方法。
  20. 【請求項20】 前記波長制御部には前記複数の通信ノ
    ードのうちの前記第1の通信系を介した信号を受信して
    いない状態の通信ノードが成るものであり、前記波長制
    御部と成った通信ノードが前記波長配置の検知、及び波
    長制御信号の送出を行う請求項13に記載の波長制御方
    法。
  21. 【請求項21】 前記第1の通信系を介した信号を受信
    していない状態の通信ノードのうち、前記第1の通信系
    を介した信号を受信する直前もしくは前記第1の通信系
    を介した信号を受信し終わった直後の状態の通信ノード
    が前記波長制御部と成ることを特徴とする請求項20に
    記載の波長制御方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の通信系を介した信号を受信
    していない通信ノードは、1つの前記波長制御信号を受
    信してから所定の時間にわたって次の前記波長制御信号
    を受信しなかったときに、前記波長制御部となり、前記
    波長制御信号を送出する請求項20若しくは21に記載
    の波長制御方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の通信系を介した信号を受信
    する直前もしくは前記第1の通信系を介した信号を受信
    し終わった直後の状態の通信ノードが前記波長制御信号
    を送出する場合の前記波長制御信号の送出間隔の方が、
    前記第1の通信系を介した信号を受信する直前もしくは
    前記第1の通信系を介した信号を受信し終わった直後の
    状態以外の状態で、かつ前記第1の通信系を介した信号
    を受信していない状態の通信ノードが前記波長制御信号
    を送出する場合の前記波長制御信号の送出間隔よりも短
    いことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項
    に記載の波長制御方法。
  24. 【請求項24】 前記波長制御部となる通信ノードは前
    記波長制御部となっている通信ノードによって指定され
    る請求項20に記載の波長制御方法。
  25. 【請求項25】 前記複数の通信ノードそれぞれは前記
    第1の通信系及び前記第2の通信系を介してセンターノ
    ードに接続されており、前記波長制御部は該センターノ
    ード内に設けられており、該波長制御部が送出する前記
    波長制御信号は前記センターノードから前記複数の通信
    ノードに伝送される請求項13に記載の波長制御方法。
  26. 【請求項26】 前記センターノードにおいて、前記複
    数の通信ノードそれぞれから前記第1の通信系を介して
    送られてきた信号は、所定の波長になるまで他の通信ノ
    ードには分配されない請求項25に記載の波長制御方
    法。
  27. 【請求項27】 前記波長制御信号は前記第1の通信系
    で使用されている全チャンネルの波長制御情報を含んで
    いる請求項13乃至26のいずれか1項に記載の波長制
    御方法。
  28. 【請求項28】 前記波長制御信号は、前記各チャンネ
    ルの波長を制御する情報として、各チャンネルの波長を
    「維持」、「長波長側へ移動」、「短波長側へ移動」さ
    せることを示す情報を含んでいることを特徴とする請求
    項27に記載の波長制御方法。
  29. 【請求項29】 前記波長制御信号は前記第1の通信系
    で使用されていないチャンネルを示す情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項27若しくは28に記載の波長
    制御方法。
  30. 【請求項30】 前記通信ノードは前記波長制御信号が
    含んでいる前記使用されていないチャンネルを示す情報
    に基づき使用するチャンネルを決定することを特徴とす
    る請求項29に記載の波長制御方法。
  31. 【請求項31】 前記通信ノードは前記第2の通信系を
    用いたデマンドアサイン制御により前記第1の通信系に
    おける使用チャンネルを割り当てられることを特徴とす
    る請求項13乃至29のいずれか1項に記載の波長制御
    方法。
  32. 【請求項32】 前記波長制御信号は、前記第1の通信
    系において使用される各チャンネルの波長が所定の波長
    間隔に成るように各チャンネルの波長を制御するための
    情報を含んでいることを特徴とする請求項13乃至31
    のいずれか1項に記載の波長制御方法。
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