JPH1084397A - バースト信号復調用キャリア再生装置 - Google Patents
バースト信号復調用キャリア再生装置Info
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- JPH1084397A JPH1084397A JP8237927A JP23792796A JPH1084397A JP H1084397 A JPH1084397 A JP H1084397A JP 8237927 A JP8237927 A JP 8237927A JP 23792796 A JP23792796 A JP 23792796A JP H1084397 A JPH1084397 A JP H1084397A
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Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バースト信号を復調するためのキャリアを、
簡単な構成で、長時間を要することなく、高速で再生す
る。 【解決手段】 相互相関器1は、受信信号の相互相関演
算を行ってユニークワード部における位相ずれを検出
し、位相オフセット量を含む信号を得る。複素変換器2
は、相互相関器1で得られる位相オフセット量を複素信
号に変換する。遅延回路3は、受信信号を所定時間遅延
する。合成回路4は、遅延された受信信号のユニークワ
ードに相当する部分を全て複素変換器2の出力信号で置
換し、データ部分は受信信号をそのまま通過させて再フ
ォーマットした合成信号を出力する。キャリア再生復調
回路5は、合成信号に基づき、ALE(Adaptive Line
Enhancer)型キャリア再生方式を用いて、キャリア再生
および復調を行う。
簡単な構成で、長時間を要することなく、高速で再生す
る。 【解決手段】 相互相関器1は、受信信号の相互相関演
算を行ってユニークワード部における位相ずれを検出
し、位相オフセット量を含む信号を得る。複素変換器2
は、相互相関器1で得られる位相オフセット量を複素信
号に変換する。遅延回路3は、受信信号を所定時間遅延
する。合成回路4は、遅延された受信信号のユニークワ
ードに相当する部分を全て複素変換器2の出力信号で置
換し、データ部分は受信信号をそのまま通過させて再フ
ォーマットした合成信号を出力する。キャリア再生復調
回路5は、合成信号に基づき、ALE(Adaptive Line
Enhancer)型キャリア再生方式を用いて、キャリア再生
および復調を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば移動体通
信方式等の通信に用いられる変調された伝送信号である
バースト信号の復調における搬送波すなわちキャリアの
再生技術に係り、特に、キャリアの再生、クロックの再
生等のためのプリアンブルを含まず、単にバーストデー
タおよびその開始時点を知らせるユニークワードのみで
構成されるいわゆるプリアンブルレスバースト信号の復
調に好適なバースト信号復調用キャリア再生装置に関す
る。
信方式等の通信に用いられる変調された伝送信号である
バースト信号の復調における搬送波すなわちキャリアの
再生技術に係り、特に、キャリアの再生、クロックの再
生等のためのプリアンブルを含まず、単にバーストデー
タおよびその開始時点を知らせるユニークワードのみで
構成されるいわゆるプリアンブルレスバースト信号の復
調に好適なバースト信号復調用キャリア再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、移動体通信方式等においては、
TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多
元接続)方式と称されるアクセス方式が用いられ、伝送
データ信号は、搬送波すなわちキャリアを変調して、い
わゆる被変調波であるバースト信号として送信され、こ
のバースト信号を受信して復調し、元の伝送データ信号
を再生する。バースト信号を正しく復調するためには、
変調に使用されたキャリアに相当するキャリアを用いて
同期検波等を行うことが必要となる。一般に、復調側で
は、受信したバースト信号に基づいて、キャリアを再生
する。
TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多
元接続)方式と称されるアクセス方式が用いられ、伝送
データ信号は、搬送波すなわちキャリアを変調して、い
わゆる被変調波であるバースト信号として送信され、こ
のバースト信号を受信して復調し、元の伝送データ信号
を再生する。バースト信号を正しく復調するためには、
変調に使用されたキャリアに相当するキャリアを用いて
同期検波等を行うことが必要となる。一般に、復調側で
は、受信したバースト信号に基づいて、キャリアを再生
する。
【0003】ところで、TDMA方式においては、復調
に必要なキャリア再生およびクロック再生等のためのプ
リアンブルを含まず、単にバーストデータの開始時点を
示すユニークワード(UW)とバーストデータのみを有
するプリアンブルレスバースト信号がしばしば用いられ
る。
に必要なキャリア再生およびクロック再生等のためのプ
リアンブルを含まず、単にバーストデータの開始時点を
示すユニークワード(UW)とバーストデータのみを有
するプリアンブルレスバースト信号がしばしば用いられ
る。
【0004】このようなプリアンブルレスバースト信号
およびその復調装置に関する従来の技術の一例が特開平
5−68064号公報に示されている。
およびその復調装置に関する従来の技術の一例が特開平
5−68064号公報に示されている。
【0005】特開平5−68064号公報には、バース
ト信号の復調時に、固定符号データ列すなわちユニーク
ワード部の相関検出および平均位相推定を行うことによ
り、搬送波再生符号を不要とするバースト信号およびそ
の復調装置が示されている。この場合、バースト信号
は、搬送波再生符号すなわちプリアンブルが不要である
ので、固定符号データ列、つまりユニークワード部、と
情報データ列、つまりデータバースト部、とから構成さ
れるプリアンブルレスバースト信号である。
ト信号の復調時に、固定符号データ列すなわちユニーク
ワード部の相関検出および平均位相推定を行うことによ
り、搬送波再生符号を不要とするバースト信号およびそ
の復調装置が示されている。この場合、バースト信号
は、搬送波再生符号すなわちプリアンブルが不要である
ので、固定符号データ列、つまりユニークワード部、と
情報データ列、つまりデータバースト部、とから構成さ
れるプリアンブルレスバースト信号である。
【0006】復調装置では、受信したバースト信号が、
互いにπ/2位相のずれた信号を参照信号とする位相検
波器で検波されて2系列のベースバンド信号が得られ
る。これら2系列のベースバンド信号は、それぞれ低域
フィルタおよびA/D(アナログ−ディジタル)変換器
を介して変調位相推定器に入力される。変調位相推定器
の出力は、受信バースト信号の相対的な変調位相値であ
る変調位相推定信号であり、2分岐される。変調位相推
定器の出力の一方はクロック再生回路に入力されてクロ
ック信号が再生される。変調位相推定器の出力の他方は
遅延器を経由して同期検波回路に入力される。
互いにπ/2位相のずれた信号を参照信号とする位相検
波器で検波されて2系列のベースバンド信号が得られ
る。これら2系列のベースバンド信号は、それぞれ低域
フィルタおよびA/D(アナログ−ディジタル)変換器
を介して変調位相推定器に入力される。変調位相推定器
の出力は、受信バースト信号の相対的な変調位相値であ
る変調位相推定信号であり、2分岐される。変調位相推
定器の出力の一方はクロック再生回路に入力されてクロ
ック信号が再生される。変調位相推定器の出力の他方は
遅延器を経由して同期検波回路に入力される。
【0007】同期検波回路では、受信バースト信号のユ
ニークワード部の、変調位相推定信号から平均位相値が
推定され、該平均位相値を基準として、ユニークワード
部が再生される。この再生されたユニークワード部は、
受信側で予め用意してあるユニークワード部と比較さ
れ、この比較結果に基づいて平均位相値が修正される。
該修正された平均位相値が、前述の変調位相推定信号か
ら減算されてデータの識別が行われる。識別出力に対応
する位相値が、変調位相推定信号から減算されて、再生
位相値が得られ、該再生位相値によって、前述した再生
位相値が修正される。
ニークワード部の、変調位相推定信号から平均位相値が
推定され、該平均位相値を基準として、ユニークワード
部が再生される。この再生されたユニークワード部は、
受信側で予め用意してあるユニークワード部と比較さ
れ、この比較結果に基づいて平均位相値が修正される。
該修正された平均位相値が、前述の変調位相推定信号か
ら減算されてデータの識別が行われる。識別出力に対応
する位相値が、変調位相推定信号から減算されて、再生
位相値が得られ、該再生位相値によって、前述した再生
位相値が修正される。
【0008】特開平5−68064号公報には、このよ
うな復調装置により、プリアンブルレスバースト信号の
受信復調を可能とすることが示されている。
うな復調装置により、プリアンブルレスバースト信号の
受信復調を可能とすることが示されている。
【0009】特開平5−68064号公報に示された復
調装置において、さらに具体的には、受信されたユニー
クワード部のデータパターンの各ビットの位相を求め、
該位相をユニークワード部のビット長mで平均化して、
平均位相信号βを求める。求められた平均位相信号β
を、受信されたユニークワード部の位相から減算して、
相対位相誤差を相殺する。
調装置において、さらに具体的には、受信されたユニー
クワード部のデータパターンの各ビットの位相を求め、
該位相をユニークワード部のビット長mで平均化して、
平均位相信号βを求める。求められた平均位相信号β
を、受信されたユニークワード部の位相から減算して、
相対位相誤差を相殺する。
【0010】そして、再び各ビットの位相を求めて、受
信データを得る。この時、ユニークワード部について一
致パターン数が所定値を上回れば、不一致データを極性
反転して、再度平均位相信号βを求めて同期復調用の基
準位相を検出する。
信データを得る。この時、ユニークワード部について一
致パターン数が所定値を上回れば、不一致データを極性
反転して、再度平均位相信号βを求めて同期復調用の基
準位相を検出する。
【0011】バーストデータ部の復調にあたっては、上
述したユニークワード部すなわちユニークワード部の平
均位相およびバーストデータ部の平均位相推移に基づい
て、逐次データを再生する。
述したユニークワード部すなわちユニークワード部の平
均位相およびバーストデータ部の平均位相推移に基づい
て、逐次データを再生する。
【0012】また、特開平5−244210号公報に開
示された高速同期復調装置では、周期的に固定語すなわ
ちユニークワードが挿入されている受信信号に対し、ユ
ニークワードの間隔程度の時間で遅延検波を行った後、
ユニークワードを遅延検波した波形との相互相関値を求
め、その値に基づいて信号検出を行う。そのときの相関
値の位相と、受信信号のうちのユニークワード部を逆変
調した後フーリエ変換を行ったスペクトルと、受信信号
を逓倍した後フーリエ変換を行ったスペクトルとから受
信信号の周波数誤差、つまり周波数オフセットを推定
し、ユニークワード部を逆変調した信号から位相オフセ
ットを推定する。さらに、信号が検出された時刻よりク
ロックタイミングの推定を行う。
示された高速同期復調装置では、周期的に固定語すなわ
ちユニークワードが挿入されている受信信号に対し、ユ
ニークワードの間隔程度の時間で遅延検波を行った後、
ユニークワードを遅延検波した波形との相互相関値を求
め、その値に基づいて信号検出を行う。そのときの相関
値の位相と、受信信号のうちのユニークワード部を逆変
調した後フーリエ変換を行ったスペクトルと、受信信号
を逓倍した後フーリエ変換を行ったスペクトルとから受
信信号の周波数誤差、つまり周波数オフセットを推定
し、ユニークワード部を逆変調した信号から位相オフセ
ットを推定する。さらに、信号が検出された時刻よりク
ロックタイミングの推定を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平5−6
8064号公報に開示された復調装置では、ユニークワ
ード部のみを用いて同期復調に必要な再生キャリアの位
相を求め、この位相を基準として、バーストデータ部の
逐次復調と平均位相の補正を行っている。したがって、
通信路に何らかの障害が生じ一時的に信号が途絶えた場
合、再同期に非常に時間かかることがある。
8064号公報に開示された復調装置では、ユニークワ
ード部のみを用いて同期復調に必要な再生キャリアの位
相を求め、この位相を基準として、バーストデータ部の
逐次復調と平均位相の補正を行っている。したがって、
通信路に何らかの障害が生じ一時的に信号が途絶えた場
合、再同期に非常に時間かかることがある。
【0014】例えば移動体通信方式、特に移動体衛星通
信方式等においては、衛星からの信号が、電柱、樹木、
および建物(ビルディング等)のような障害物によって
影響を受け、ある区間は全く信号が受信できなくなるブ
ロッキングと呼ばれる問題がある。受信者が、車両によ
る走行および歩行等によって、このような環境から抜け
出た場合には、即座に通信を復活させる必要がある。
信方式等においては、衛星からの信号が、電柱、樹木、
および建物(ビルディング等)のような障害物によって
影響を受け、ある区間は全く信号が受信できなくなるブ
ロッキングと呼ばれる問題がある。受信者が、車両によ
る走行および歩行等によって、このような環境から抜け
出た場合には、即座に通信を復活させる必要がある。
【0015】しかしながら、通常の場合、ブロッキング
に対応してユニークワードが送信されることはないの
で、上述した特開平5−68064号公報の方式では、
ブロッキング解除後の基準位相の推定を適正に行うこと
ができず再同期が行えないという問題がある。
に対応してユニークワードが送信されることはないの
で、上述した特開平5−68064号公報の方式では、
ブロッキング解除後の基準位相の推定を適正に行うこと
ができず再同期が行えないという問題がある。
【0016】また、移動体通信においては、車両の移動
等に伴うドプラーシフトの影響も無視することはできな
い。無線周波数にもよるが、高々数Kb/sの信号速度
に対し、無線周波数が、例えば1.5GHz帯である場
合には、数百Hzの周波数シフトが車両の方向転換等に
よって生じることになる。上述した特開平5−6806
4号公報の方式では、受信信号の位相推移が穏やかに変
化していることが逐次推定の根拠になっており、このよ
うな環境では安定した通信路を提供することができな
い。
等に伴うドプラーシフトの影響も無視することはできな
い。無線周波数にもよるが、高々数Kb/sの信号速度
に対し、無線周波数が、例えば1.5GHz帯である場
合には、数百Hzの周波数シフトが車両の方向転換等に
よって生じることになる。上述した特開平5−6806
4号公報の方式では、受信信号の位相推移が穏やかに変
化していることが逐次推定の根拠になっており、このよ
うな環境では安定した通信路を提供することができな
い。
【0017】また、特開平5−244210号公報に開
示された高速同期復調装置では、ユニークワードを遅延
検波することによって、周波数オフセットを推定してい
る。このような、ユニークワードの遅延検波による周波
数オフセットの推定により、広帯域の周波数オフセット
の推定が実現される。しかしながら、遅延検波はノイズ
の二重増加をもたらすため、S/N(信号対ノイズ比)
が極めて低い系では、ある程度長いユニークワード長が
必要になり通信効率の低下をもたらす。
示された高速同期復調装置では、ユニークワードを遅延
検波することによって、周波数オフセットを推定してい
る。このような、ユニークワードの遅延検波による周波
数オフセットの推定により、広帯域の周波数オフセット
の推定が実現される。しかしながら、遅延検波はノイズ
の二重増加をもたらすため、S/N(信号対ノイズ比)
が極めて低い系では、ある程度長いユニークワード長が
必要になり通信効率の低下をもたらす。
【0018】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、バースト信号を復調するためのキャリアを、
簡単な構成で、長時間を要することなく、高速で再生す
ることを可能とするバースト信号復調用キャリア再生装
置を提供することを目的とする。
たもので、バースト信号を復調するためのキャリアを、
簡単な構成で、長時間を要することなく、高速で再生す
ることを可能とするバースト信号復調用キャリア再生装
置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るバースト信号復調用キャリア再生装
置は、データバースト部および該データバースト部の先
頭に付加されたバースト開始点を示すユニークワード部
からなるプリアンブルレスバースト信号が入力され、予
め用意したユニークワードパターンを参照情報として入
力バースト信号の位相ずれを検出する位相ずれ検出手段
と、前記位相ずれ検出手段で得た位相ずれに基づいて該
位相ずれに対応する値を有し且つ前記ユニークワード部
に相当するデータ長を有する位相データを生成する位相
データ生成手段と、前記入力バースト信号を、前記位相
ずれ検出手段および位相データ生成手段による処理遅延
時間ならびに前記ユニークワード部の長さに応じた所定
時間遅延する遅延手段と、前記遅延手段により遅延され
た前記入力バースト信号の前記ユニークワード部を前記
位相データ生成手段で生成される位相データで置き換え
て、合成バースト信号を生成する信号合成手段と、前記
信号合成手段で生成される合成バースト信号に基づいて
復調用キャリアを再生するキャリア再生手段と、を具備
することを特徴とする。
め、この発明に係るバースト信号復調用キャリア再生装
置は、データバースト部および該データバースト部の先
頭に付加されたバースト開始点を示すユニークワード部
からなるプリアンブルレスバースト信号が入力され、予
め用意したユニークワードパターンを参照情報として入
力バースト信号の位相ずれを検出する位相ずれ検出手段
と、前記位相ずれ検出手段で得た位相ずれに基づいて該
位相ずれに対応する値を有し且つ前記ユニークワード部
に相当するデータ長を有する位相データを生成する位相
データ生成手段と、前記入力バースト信号を、前記位相
ずれ検出手段および位相データ生成手段による処理遅延
時間ならびに前記ユニークワード部の長さに応じた所定
時間遅延する遅延手段と、前記遅延手段により遅延され
た前記入力バースト信号の前記ユニークワード部を前記
位相データ生成手段で生成される位相データで置き換え
て、合成バースト信号を生成する信号合成手段と、前記
信号合成手段で生成される合成バースト信号に基づいて
復調用キャリアを再生するキャリア再生手段と、を具備
することを特徴とする。
【0020】前記位相ずれ検出手段は、予め用意したユ
ニークワードパターンを参照情報として前記入力バース
ト信号の位相ずれを求める相互相関器を含んでいてもよ
い。
ニークワードパターンを参照情報として前記入力バース
ト信号の位相ずれを求める相互相関器を含んでいてもよ
い。
【0021】前記位相データ生成手段は、前記位相ずれ
検出手段から与えられる位相ずれ情報θを複素信号exp
(jθ)に変換する信号変換器を含んでいてもよい。
検出手段から与えられる位相ずれ情報θを複素信号exp
(jθ)に変換する信号変換器を含んでいてもよい。
【0022】前記キャリア再生手段は、前記合成バース
ト信号を逓倍して輝線信号を求める逓倍回路と、前記逓
倍回路によって求められる前記輝線信号のノイズ成分を
抑圧して前記輝線信号に対応する逓倍キャリア信号を抽
出する適応型輝線強調回路と、前記適応型輝線強調回路
で抽出される前記逓倍キャリア信号を前記逓倍回路に対
応して分周し、復調用キャリアを出力する分周回路と、
を含んでいてもよい。
ト信号を逓倍して輝線信号を求める逓倍回路と、前記逓
倍回路によって求められる前記輝線信号のノイズ成分を
抑圧して前記輝線信号に対応する逓倍キャリア信号を抽
出する適応型輝線強調回路と、前記適応型輝線強調回路
で抽出される前記逓倍キャリア信号を前記逓倍回路に対
応して分周し、復調用キャリアを出力する分周回路と、
を含んでいてもよい。
【0023】前記適応型輝線強調回路は、前記輝線信号
を含む入力信号を遅延する遅延回路と、前記遅延回路で
遅延された信号が与えられて、逓倍キャリア信号を出力
するタップ係数可変のFIRフィルタと、前記入力信号
と前記FIRフィルタの出力信号との差を求める加算回
路と、前記加算回路の出力に基づき前記FIRフィルタ
のタップ係数を前記加算回路の相関成分がゼロになるよ
うに制御するタップ係数制御回路と、を含んでいてもよ
い。
を含む入力信号を遅延する遅延回路と、前記遅延回路で
遅延された信号が与えられて、逓倍キャリア信号を出力
するタップ係数可変のFIRフィルタと、前記入力信号
と前記FIRフィルタの出力信号との差を求める加算回
路と、前記加算回路の出力に基づき前記FIRフィルタ
のタップ係数を前記加算回路の相関成分がゼロになるよ
うに制御するタップ係数制御回路と、を含んでいてもよ
い。
【0024】この発明のバースト信号復調用キャリア再
生装置においては、位相ずれ検出部が、データバースト
部および該データバースト部の先頭に付加されたバース
ト開始点を示すユニークワード部からなるプリアンブル
レスバースト信号に基づいて、予め用意したユニークワ
ードパターンを参照情報として入力バースト信号の位相
ずれを検出する。位相データ生成部は、該位相ずれに対
応する値を有し且つ前記ユニークワード部に相当するデ
ータ長を有する位相データを生成する。前記入力バース
ト信号を所定時間遅延し、ユニークワード部を先に述べ
た位相データで置き換えて、合成バースト信号を生成す
る。該合成バースト信号に基づいて復調用キャリアを再
生する。したがって、ユニークワード部の期間を利用し
て、効果的にキャリア再生の同期を確立することがで
き、キャリア再生を高速に行うことができる。
生装置においては、位相ずれ検出部が、データバースト
部および該データバースト部の先頭に付加されたバース
ト開始点を示すユニークワード部からなるプリアンブル
レスバースト信号に基づいて、予め用意したユニークワ
ードパターンを参照情報として入力バースト信号の位相
ずれを検出する。位相データ生成部は、該位相ずれに対
応する値を有し且つ前記ユニークワード部に相当するデ
ータ長を有する位相データを生成する。前記入力バース
ト信号を所定時間遅延し、ユニークワード部を先に述べ
た位相データで置き換えて、合成バースト信号を生成す
る。該合成バースト信号に基づいて復調用キャリアを再
生する。したがって、ユニークワード部の期間を利用し
て、効果的にキャリア再生の同期を確立することがで
き、キャリア再生を高速に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0026】図1〜図5を参照してこの発明によるバー
スト信号復調用キャリア再生装置を組み込んだバースト
信号復調装置の実施の形態を説明する。
スト信号復調用キャリア再生装置を組み込んだバースト
信号復調装置の実施の形態を説明する。
【0027】図1〜図3は、この発明の実施の形態に係
るバースト信号復調装置の構成を示している。
るバースト信号復調装置の構成を示している。
【0028】図1は、バースト信号復調装置全体の構成
を示している。図1に示すバースト信号復調装置は、相
互相関器1、複素変換器(exp(jθ))2、遅延回路3、
合成回路4およびキャリア再生復調回路5を具備してい
る。
を示している。図1に示すバースト信号復調装置は、相
互相関器1、複素変換器(exp(jθ))2、遅延回路3、
合成回路4およびキャリア再生復調回路5を具備してい
る。
【0029】相互相関器1は、入力受信信号の相互相関
演算を行って位相ずれを検出する。すなわち、相互相関
器1においては、ユニークワード部の信号パターンを参
照信号とし、該参照信号と受信信号との乗算を行うとと
もに、そのユニークワード長にまたがる積分演算を行っ
て、位相オフセット量を含む信号を得る。
演算を行って位相ずれを検出する。すなわち、相互相関
器1においては、ユニークワード部の信号パターンを参
照信号とし、該参照信号と受信信号との乗算を行うとと
もに、そのユニークワード長にまたがる積分演算を行っ
て、位相オフセット量を含む信号を得る。
【0030】複素変換器2は、相互相関器1で得られる
位相オフセット量を実部と虚部とからなる複素信号に変
換する。複素変換器2としては、通常の場合、入力信号
に対する演算結果をROM(リードオンリメモリ)に書
き込んだROMテーブルが用いられる。
位相オフセット量を実部と虚部とからなる複素信号に変
換する。複素変換器2としては、通常の場合、入力信号
に対する演算結果をROM(リードオンリメモリ)に書
き込んだROMテーブルが用いられる。
【0031】遅延回路3は、受信信号を、相互相関器1
および複素変換器2による処理遅延ならびにユニークワ
ード長に応じた所定時間遅延する。合成回路4は、遅延
された受信信号のユニークワードに相当する部分を全て
複素変換器2の出力信号で置換し、データ部分は受信信
号をそのまま通過させて再フォーマットした合成信号を
出力する。
および複素変換器2による処理遅延ならびにユニークワ
ード長に応じた所定時間遅延する。合成回路4は、遅延
された受信信号のユニークワードに相当する部分を全て
複素変換器2の出力信号で置換し、データ部分は受信信
号をそのまま通過させて再フォーマットした合成信号を
出力する。
【0032】キャリア再生復調回路5は、ALE(Adap
tive Line Enhancer)型キャリア再生方式を用いて、キ
ャリア再生および復調を行う回路であり、図2は、その
キャリア再生復調回路5の詳細な構成を示している。
tive Line Enhancer)型キャリア再生方式を用いて、キ
ャリア再生および復調を行う回路であり、図2は、その
キャリア再生復調回路5の詳細な構成を示している。
【0033】図2に示すキャリア再生復調回路5は、受
信データ信号(被変調波信号)がM相PSK(Phase Sh
ift Keying)である場合の構成を示しており、M逓倍器
51、ALE回路52、M分周器53および複素乗算器
54を備えている。
信データ信号(被変調波信号)がM相PSK(Phase Sh
ift Keying)である場合の構成を示しており、M逓倍器
51、ALE回路52、M分周器53および複素乗算器
54を備えている。
【0034】M逓倍器51は、合成回路4からのM相P
SK信号からなる入力信号をM逓倍して、輝線信号を生
成する。ALE回路52は、M逓倍器51の出力からノ
イズ成分を除去して輝線信号を抽出する。M分周器53
は、ALE回路52の出力を1/Mの周波数に分周すな
わちM分周(M降倍)して、基準再生キャリアとする。
SK信号からなる入力信号をM逓倍して、輝線信号を生
成する。ALE回路52は、M逓倍器51の出力からノ
イズ成分を除去して輝線信号を抽出する。M分周器53
は、ALE回路52の出力を1/Mの周波数に分周すな
わちM分周(M降倍)して、基準再生キャリアとする。
【0035】複素乗算器54は、M分周器53から出力
される再生キャリアを、合成回路4からの入力信号であ
る受信信号の合成信号に乗算して、受信信号を同期復調
する。図3は、ALE回路52の詳細な構成を示してい
る。図3に示すALE回路52は、遅延回路521、F
IR(Finite Impulse Response)フィルタ522、加
算回路523、乗算回路524およびタップ係数補正回
路525を有している。
される再生キャリアを、合成回路4からの入力信号であ
る受信信号の合成信号に乗算して、受信信号を同期復調
する。図3は、ALE回路52の詳細な構成を示してい
る。図3に示すALE回路52は、遅延回路521、F
IR(Finite Impulse Response)フィルタ522、加
算回路523、乗算回路524およびタップ係数補正回
路525を有している。
【0036】遅延回路521は、M逓倍器51からの入
力信号を所定時間遅延させる。FIRフィルタ522
は、タップ数Nからなるタップ係数が可変のFIRフィ
ルタである。加算回路523は、M逓倍器51からの入
力信号とFIRフィルタ522の出力との差を求める。
乗算回路524は、加算回路523から出力される誤差
信号に適応係数μを乗算する。
力信号を所定時間遅延させる。FIRフィルタ522
は、タップ数Nからなるタップ係数が可変のFIRフィ
ルタである。加算回路523は、M逓倍器51からの入
力信号とFIRフィルタ522の出力との差を求める。
乗算回路524は、加算回路523から出力される誤差
信号に適応係数μを乗算する。
【0037】タップ係数補正回路525は、乗算回路5
24の出力に応じて、FIRフィルタ522のタップ制
御を行い、加算回路523出力の相関成分がゼロになる
ようにFIRフィルタ522のタップ係数が更新され
る。FIRフィルタ522の出力がALE回路52の出
力となる。
24の出力に応じて、FIRフィルタ522のタップ制
御を行い、加算回路523出力の相関成分がゼロになる
ようにFIRフィルタ522のタップ係数が更新され
る。FIRフィルタ522の出力がALE回路52の出
力となる。
【0038】次に、上述のように構成された、バースト
信号復調装置の動作について、詳細に説明する。
信号復調装置の動作について、詳細に説明する。
【0039】プリアンブルレス型のバースト信号は、図
4にフォーマットを示すように、キャリアクロック等の
再生用プリアンブルは付加されず、バースト開始を示す
ユニークワードパターンのみからなるユニークワード部
(UW)が、データ部の先頭に付与されている。
4にフォーマットを示すように、キャリアクロック等の
再生用プリアンブルは付加されず、バースト開始を示す
ユニークワードパターンのみからなるユニークワード部
(UW)が、データ部の先頭に付与されている。
【0040】図1において、入力される受信信号は、2
分岐されて、相互相関器1および遅延回路3に入力され
る。相互相関器1は、予め決まっているユニークワード
部のユニークワードパターンを参照信号としての受信信
号との乗算、およびユニークワード長にわたる積分演算
を行う。
分岐されて、相互相関器1および遅延回路3に入力され
る。相互相関器1は、予め決まっているユニークワード
部のユニークワードパターンを参照信号としての受信信
号との乗算、およびユニークワード長にわたる積分演算
を行う。
【0041】いま、受信信号をR(t)=S(t)+N
(t)とし、ユニークワードパターンをU(t)とする
と、相互相関器出力信号D(t)は数1であらわされ
る。
(t)とし、ユニークワードパターンをU(t)とする
と、相互相関器出力信号D(t)は数1であらわされ
る。
【0042】
【数1】
【0043】ここで、Sは信号、Nはノイズ成分、U*
はユニークワードパターンUの複素共役、Lはユニーク
ワード長、foは周波数オフセット、θoは初期位相差
を示している。ユニークワード部においては、信号S
(t)は、ユニークワードパターンU(t)であり、数
2ならば数3となる。
はユニークワードパターンUの複素共役、Lはユニーク
ワード長、foは周波数オフセット、θoは初期位相差
を示している。ユニークワード部においては、信号S
(t)は、ユニークワードパターンU(t)であり、数
2ならば数3となる。
【0044】
【数2】
【0045】
【数3】
【0046】したがって、相互相関器1からは、ユニー
クワード到着時点で、初期位相誤差θoおよび周波数オ
フセットfoによって生じる長さLビットの位相シフト
の和が出力される。
クワード到着時点で、初期位相誤差θoおよび周波数オ
フセットfoによって生じる長さLビットの位相シフト
の和が出力される。
【0047】この場合、入力オフセットが小さければ、
相互相関器1の出力位相から入力信号に対する位相オフ
セット量を得ることができる。ここでは、常識に従っ
て、ノイズによる寄与分を省略して説明したが、このノ
イズの影響は位相ジッタとしてあらわれる。しかしなが
ら、その影響量は10log(L)だけ影響が減じられ
る。例えばL=10シンボルであれば、10dB低い値
にノイズは圧縮され、通常妥当な許容範囲の位相推定値
を得ることができる。
相互相関器1の出力位相から入力信号に対する位相オフ
セット量を得ることができる。ここでは、常識に従っ
て、ノイズによる寄与分を省略して説明したが、このノ
イズの影響は位相ジッタとしてあらわれる。しかしなが
ら、その影響量は10log(L)だけ影響が減じられ
る。例えばL=10シンボルであれば、10dB低い値
にノイズは圧縮され、通常妥当な許容範囲の位相推定値
を得ることができる。
【0048】相互相関器1の出力が与えられる複素変換
器2は、相互相関器1で得られる位相θoを用いて、実
部および虚部を有する複素信号(exp(jθ))に変換す
る。複素変換器2は、通常の場合、入力値に対応して、
cos(コサイン)およびsin(サイン)の関数による複素
変換結果を書き込んだROMテーブル等によって実現さ
れる。
器2は、相互相関器1で得られる位相θoを用いて、実
部および虚部を有する複素信号(exp(jθ))に変換す
る。複素変換器2は、通常の場合、入力値に対応して、
cos(コサイン)およびsin(サイン)の関数による複素
変換結果を書き込んだROMテーブル等によって実現さ
れる。
【0049】受信信号は、また相互相関器1および複素
変換器2による処理遅延、ならびにユニークワード長を
含めた所定時間だけ遅延されて、合成回路4に入力され
る。合成回路4は、ユニークワード部に相当する部分
を、全て複素変換器2の出力(exp(jθ))の信号に置換
し、以後のデータ部としては受信信号をそのまま通過さ
せて、図5に示すようなフォーマットの合成信号を生成
する。ここで、重要な点は、例えばLシンボルで構成さ
れるユニークワード部の全てのシンボルをexp(jθ)で埋
め尽くす、すなわちLシンボル全てが同じ値を有するよ
うにすることである。
変換器2による処理遅延、ならびにユニークワード長を
含めた所定時間だけ遅延されて、合成回路4に入力され
る。合成回路4は、ユニークワード部に相当する部分
を、全て複素変換器2の出力(exp(jθ))の信号に置換
し、以後のデータ部としては受信信号をそのまま通過さ
せて、図5に示すようなフォーマットの合成信号を生成
する。ここで、重要な点は、例えばLシンボルで構成さ
れるユニークワード部の全てのシンボルをexp(jθ)で埋
め尽くす、すなわちLシンボル全てが同じ値を有するよ
うにすることである。
【0050】図5に示すように再フォーマットされた合
成信号はALE型キャリア再生方式を用いて構成される
キャリア再生復調回路5に入力される。キャリア再生復
調回路5においては、データ部における変動(ブロッキ
ング等による信号断の影響)を減ずるために、ALE方
式を用いている。
成信号はALE型キャリア再生方式を用いて構成される
キャリア再生復調回路5に入力される。キャリア再生復
調回路5においては、データ部における変動(ブロッキ
ング等による信号断の影響)を減ずるために、ALE方
式を用いている。
【0051】ALE方式の基本原理については、 B. Widrow and S. D. Stearnes, "Adaptive Signal Pro
cessing", Prentice-Hall, Inc., N. J., 1975 および B. Widrow et aI., "Adaptive Noise Canceling : Prin
cipals and Applications", Proc. IEEE, 63, pp. 1962
-1716, Dec. 1975 に詳細に示されている。
cessing", Prentice-Hall, Inc., N. J., 1975 および B. Widrow et aI., "Adaptive Noise Canceling : Prin
cipals and Applications", Proc. IEEE, 63, pp. 1962
-1716, Dec. 1975 に詳細に示されている。
【0052】図2には、ALE型キャリア再生方式を用
いたキャリア再生復調回路5の構成が示されている。
いたキャリア再生復調回路5の構成が示されている。
【0053】合成回路4からの入力信号がM相PSKに
よる被変調波信号である場合、該入力信号は、M逓倍器
51によってM逓倍されて、輝線信号が求められる。こ
の輝線信号が、ALE回路52によって抽出され、ノイ
ズ成分が除去されて再生搬送波のS/N(信号対ノイズ
比)が改善される。ALE回路52から出力される搬送
波信号は、M分周器53により、M降倍、すなわちM分
周されることにより、1/Mの周波数に変換される。し
たがって、被変調波信号と同じ周波数帯の基準再生キャ
リアとなり、複素乗算器54で乗算することにより、受
信信号が再生キャリアで同期復調されて復調データが得
られる。なお、図2においては、全ての信号は複素信号
として説明している。
よる被変調波信号である場合、該入力信号は、M逓倍器
51によってM逓倍されて、輝線信号が求められる。こ
の輝線信号が、ALE回路52によって抽出され、ノイ
ズ成分が除去されて再生搬送波のS/N(信号対ノイズ
比)が改善される。ALE回路52から出力される搬送
波信号は、M分周器53により、M降倍、すなわちM分
周されることにより、1/Mの周波数に変換される。し
たがって、被変調波信号と同じ周波数帯の基準再生キャ
リアとなり、複素乗算器54で乗算することにより、受
信信号が再生キャリアで同期復調されて復調データが得
られる。なお、図2においては、全ての信号は複素信号
として説明している。
【0054】図3を参照して、ALE回路52の詳細を
説明する。ALE回路52の主たる構成要素は、タップ
数Nからなるタップ係数可変のFIRフィルタ522で
ある。FIRフィルタ522の通過帯域が最も狭くなっ
た場合には、その帯域はfs/Nとなる。
説明する。ALE回路52の主たる構成要素は、タップ
数Nからなるタップ係数可変のFIRフィルタ522で
ある。FIRフィルタ522の通過帯域が最も狭くなっ
た場合には、その帯域はfs/Nとなる。
【0055】M逓倍器51からの入力信号は、2つに分
岐され、一方は遅延回路521に、他方は加算回路52
3に入力される。遅延回路521に入力された信号は、
タップ係数可変のFIRフィルタ522に入力される。
FIRフィルタ522の出力は加算回路523に与えら
れる。
岐され、一方は遅延回路521に、他方は加算回路52
3に入力される。遅延回路521に入力された信号は、
タップ係数可変のFIRフィルタ522に入力される。
FIRフィルタ522の出力は加算回路523に与えら
れる。
【0056】加算回路523は、M逓倍器51からの入
力信号とFIRフィルタ522の出力信号との差をとる
ように構成されており、加算回路523の出力における
相関成分がゼロになるようにFIRフィルタ522のタ
ップ係数が更新される。相関成分においては、遅延回路
521の作用により、輝線信号のみが相関を持ちランダ
ム信号は相関を持たない。FIRフィルタ522のタッ
プの更新は、タップ係数補正回路525によって制御さ
れる。乗算回路524において、加算回路523の出力
信号、すなわち誤差信号に適応係数μを乗じた結果に基
づいて、タップ係数補正回路525が動作する。
力信号とFIRフィルタ522の出力信号との差をとる
ように構成されており、加算回路523の出力における
相関成分がゼロになるようにFIRフィルタ522のタ
ップ係数が更新される。相関成分においては、遅延回路
521の作用により、輝線信号のみが相関を持ちランダ
ム信号は相関を持たない。FIRフィルタ522のタッ
プの更新は、タップ係数補正回路525によって制御さ
れる。乗算回路524において、加算回路523の出力
信号、すなわち誤差信号に適応係数μを乗じた結果に基
づいて、タップ係数補正回路525が動作する。
【0057】したがって、M逓倍器51からの入力信号
が輝線成分を有していた場合、この輝線成分が加算回路
523の出力において無くなるように、FIRフィルタ
522が適応制御される。その結果として、FIRフィ
ルタ522の出力には、入力された輝線信号と同じ輝線
成分が抽出されて、キャリア再生が実現される。
が輝線成分を有していた場合、この輝線成分が加算回路
523の出力において無くなるように、FIRフィルタ
522が適応制御される。その結果として、FIRフィ
ルタ522の出力には、入力された輝線信号と同じ輝線
成分が抽出されて、キャリア再生が実現される。
【0058】このようにして実現されるALE型のキャ
リア再生回路には、ALEの性質から同期特性が高速且
つ同期周波数範囲が広いという特長がある。この特長は
特に移動体衛星通信等において、信号がブロッキングに
より途絶え、またある時間の後に再び受信された場合に
は、機器の持つ周波数変動等の影響をあまり受けずに信
号を復調することを可能にするという長所がある。
リア再生回路には、ALEの性質から同期特性が高速且
つ同期周波数範囲が広いという特長がある。この特長は
特に移動体衛星通信等において、信号がブロッキングに
より途絶え、またある時間の後に再び受信された場合に
は、機器の持つ周波数変動等の影響をあまり受けずに信
号を復調することを可能にするという長所がある。
【0059】ALE回路の同期特性iacqは、先に述べた
B. Widrowの文献に基づき、数4のような近似式であら
わされる。
B. Widrowの文献に基づき、数4のような近似式であら
わされる。
【0060】
【数4】
【0061】ここで、Nxは、ALE回路の入力信号に
おけるノイズ成分であり、Nreqは再生キャリア信号に
必要とされるノイズ成分である。logの項はその値が対
数的にしか増加しないため、主たる同期特性はNxとNr
eqとの比である係数部によって定まる。すなわち、入力
信号のノイズ量が少なければ少ないほど高速な同期が実
現されることを示している。
おけるノイズ成分であり、Nreqは再生キャリア信号に
必要とされるノイズ成分である。logの項はその値が対
数的にしか増加しないため、主たる同期特性はNxとNr
eqとの比である係数部によって定まる。すなわち、入力
信号のノイズ量が少なければ少ないほど高速な同期が実
現されることを示している。
【0062】しかしながら通信回線では使用機器の小型
化や電力効率の増加等から一般に復調器の動作する動作
S/Nは低く押さえられる。衛星移動体通信等では高い
誤り訂正能力を有するFEC(Forward Error Correcti
on)の導入等によってその動作点はS/N≒0dBまた
は0dB以下での動作が要求されている。
化や電力効率の増加等から一般に復調器の動作する動作
S/Nは低く押さえられる。衛星移動体通信等では高い
誤り訂正能力を有するFEC(Forward Error Correcti
on)の導入等によってその動作点はS/N≒0dBまた
は0dB以下での動作が要求されている。
【0063】さらには、昨今のシステムでは、回線効率
の有効化利用のため、同期復調用の搬送波再生用プリア
ンブルを用いなくなっており、この場合にはALE方式
であってもユニークワード部のみによるキャリア再生は
困難である。
の有効化利用のため、同期復調用の搬送波再生用プリア
ンブルを用いなくなっており、この場合にはALE方式
であってもユニークワード部のみによるキャリア再生は
困難である。
【0064】図1〜図3に示す装置では、図5に示す搬
送波再生用バーストフォーマットが図1に示す構成によ
って生成される。前述したように、このバースト信号は
ユニークワード部が検出された平均位相によって置き換
えられており、Lビットの区間同じデータが連続する。
このことは、Lビットの間には一切のノイズがない信号
が存在することと等価である。すなわち、たとえLビッ
トの相互相関によって求められた平均位相にノイズによ
る誤差があったとしても、このLビットの区間ではこの
推定位相を持つ信号が連続するためS/N=∞と等価で
ある。
送波再生用バーストフォーマットが図1に示す構成によ
って生成される。前述したように、このバースト信号は
ユニークワード部が検出された平均位相によって置き換
えられており、Lビットの区間同じデータが連続する。
このことは、Lビットの間には一切のノイズがない信号
が存在することと等価である。すなわち、たとえLビッ
トの相互相関によって求められた平均位相にノイズによ
る誤差があったとしても、このLビットの区間ではこの
推定位相を持つ信号が連続するためS/N=∞と等価で
ある。
【0065】したがって、数4に示すように、ノイズ成
分Nxは、ほぼ0と等価であり、急速なALEの同期特
性が実現される。
分Nxは、ほぼ0と等価であり、急速なALEの同期特
性が実現される。
【0066】上述したように、ALE型キャリア再生方
式は通常のPLL(Phase Locked Loop)等に比較して
高速同期および広域周波数オフセット耐力を有している
が、信号対ノイズ電力比(S/N)の小さいシステムで
は比較的長い同期時間を必要とする。この発明において
は、この影響をなくすためにユニークワード部の情報を
用いて、強制的にALEの高速同期を実現させている。
すなわち、ユニークワード部の相対受信位相を相互相関
回路1で求め、この位相をユニークワード部の受信パタ
ーンの代わりに受信信号に挿入して、ALE型キャリア
再生復調回路5に入力し、ALE回路52の高速同期を
実現する。
式は通常のPLL(Phase Locked Loop)等に比較して
高速同期および広域周波数オフセット耐力を有している
が、信号対ノイズ電力比(S/N)の小さいシステムで
は比較的長い同期時間を必要とする。この発明において
は、この影響をなくすためにユニークワード部の情報を
用いて、強制的にALEの高速同期を実現させている。
すなわち、ユニークワード部の相対受信位相を相互相関
回路1で求め、この位相をユニークワード部の受信パタ
ーンの代わりに受信信号に挿入して、ALE型キャリア
再生復調回路5に入力し、ALE回路52の高速同期を
実現する。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のバース
ト信号復調用キャリア再生装置では、位相ずれ検出部
が、データバースト部および該データバースト部の先頭
に付加されたバースト開始点を示すユニークワード部か
らなるプリアンブルレスバースト信号に基づいて、予め
用意したユニークワードパターンを参照情報として入力
バースト信号の位相ずれを検出する。位相データ生成部
は、該位相ずれに対応する値を有し且つ前記ユニークワ
ード部に相当するデータ長を有する位相データを生成す
る。前記入力バースト信号を所定時間遅延し、ユニーク
ワード部を先に述べた位相データで置き換えて、合成バ
ースト信号を生成する。該合成バースト信号に基づいて
復調用キャリアを再生する。したがって、ユニークワー
ド部の期間を利用して、効果的にキャリア再生の同期を
確立することができ、キャリア再生を高速に行うことが
できる。
ト信号復調用キャリア再生装置では、位相ずれ検出部
が、データバースト部および該データバースト部の先頭
に付加されたバースト開始点を示すユニークワード部か
らなるプリアンブルレスバースト信号に基づいて、予め
用意したユニークワードパターンを参照情報として入力
バースト信号の位相ずれを検出する。位相データ生成部
は、該位相ずれに対応する値を有し且つ前記ユニークワ
ード部に相当するデータ長を有する位相データを生成す
る。前記入力バースト信号を所定時間遅延し、ユニーク
ワード部を先に述べた位相データで置き換えて、合成バ
ースト信号を生成する。該合成バースト信号に基づいて
復調用キャリアを再生する。したがって、ユニークワー
ド部の期間を利用して、効果的にキャリア再生の同期を
確立することができ、キャリア再生を高速に行うことが
できる。
【0068】すなわち、この発明によれば、バースト信
号を復調するためのキャリアを、簡単な構成で、長時間
を要することなく、高速で再生することを可能とするバ
ースト信号復調用キャリア再生装置を提供することがで
きる。
号を復調するためのキャリアを、簡単な構成で、長時間
を要することなく、高速で再生することを可能とするバ
ースト信号復調用キャリア再生装置を提供することがで
きる。
【図1】この発明に係るバースト信号復調用キャリア再
生装置を組み込んだバースト信号復調装置の実施の形態
の構成を模式的に示すブロック図である。
生装置を組み込んだバースト信号復調装置の実施の形態
の構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のバースト信号復調装置におけるキャリア
再生復調回路の詳細な構成の一例を模式的に示すブロッ
ク図である。
再生復調回路の詳細な構成の一例を模式的に示すブロッ
ク図である。
【図3】図2のキャリア再生復調回路におけるALE回
路の詳細な構成の一例を模式的に示すブロック図であ
る。
路の詳細な構成の一例を模式的に示すブロック図であ
る。
【図4】図1のバースト信号復調装置の動作を説明する
ために用いられる受信信号としてのプリアンブルレスバ
ースト信号のフォーマットを示す図である。
ために用いられる受信信号としてのプリアンブルレスバ
ースト信号のフォーマットを示す図である。
【図5】図1のバースト信号復調装置の動作を説明する
ために用いられるプリアンブルレスバースト信号のユニ
ークワード部が位相ずれデータに置換された信号のフォ
ーマットを示す図である。
ために用いられるプリアンブルレスバースト信号のユニ
ークワード部が位相ずれデータに置換された信号のフォ
ーマットを示す図である。
1 相互相関器 2 複素変換器(exp(jθ)) 3,521 遅延回路 4 合成回路 5 キャリア再生復調回路 51 M逓倍器 52 ALE回路 53 M分周器 54 複素乗算器 522 FIRフィルタ 523 加算回路 524 乗算回路 525 タップ係数補正回路
Claims (5)
- 【請求項1】 データバースト部および該データバース
ト部の先頭に付加されたバースト開始点を示すユニーク
ワード部からなるプリアンブルレスバースト信号が入力
され、予め用意したユニークワードパターンを参照情報
として入力バースト信号の位相ずれを検出する位相ずれ
検出手段と、 前記位相ずれ検出手段で得た位相ずれに基づいて該位相
ずれに対応する値を有し且つ前記ユニークワード部に相
当するデータ長を有する位相データを生成する位相デー
タ生成手段と、 前記入力バースト信号を、前記位相ずれ検出手段および
位相データ生成手段による処理遅延時間ならびに前記ユ
ニークワード部の長さに応じた所定時間遅延する遅延手
段と、 前記遅延手段により遅延された前記入力バースト信号の
前記ユニークワード部を前記位相データ生成手段で生成
される位相データで置き換えて、合成バースト信号を生
成する信号合成手段と、 前記信号合成手段で生成される合成バースト信号に基づ
いて復調用キャリアを再生するキャリア再生手段と、を
具備することを特徴とするバースト信号復調用キャリア
再生装置。 - 【請求項2】 前記位相ずれ検出手段は、予め用意した
ユニークワードパターンを参照情報として前記入力バー
スト信号の位相ずれを求める相互相関器を含むことを特
徴とする請求項1に記載のバースト信号復調用キャリア
再生装置。 - 【請求項3】 前記位相データ生成手段は、前記位相ず
れ検出手段から与えられる位相ずれ情報θを複素信号ex
p(jθ)に変換する信号変換器を含むことを特徴とす
る請求項1または2に記載のバースト信号復調用キャリ
ア再生装置。 - 【請求項4】 前記キャリア再生手段は、 前記合成バースト信号を逓倍して輝線信号を求める逓倍
回路と、 前記逓倍回路によって求められる前記輝線信号のノイズ
成分を抑圧して前記輝線信号に対応する逓倍キャリア信
号を抽出する適応型輝線強調回路と、 前記適応型輝線強調回路で抽出される前記逓倍キャリア
信号を前記逓倍回路に対応して分周し、復調用キャリア
を出力する分周回路と、を含むことを特徴とする請求項
1乃至3のうちのいずれか1項に記載のバースト信号復
調用キャリア再生装置。 - 【請求項5】 前記適応型輝線強調回路は、 前記輝線信号を含む入力信号を遅延する遅延回路と、 前記遅延回路で遅延された信号が与えられて、逓倍キャ
リア信号を出力するタップ係数可変のFIRフィルタ
と、 前記入力信号と前記FIRフィルタの出力信号との差を
求める加算回路と、 前記加算回路の出力に基づき前記FIRフィルタのタッ
プ係数を前記加算回路の相関成分がゼロになるように制
御するタップ係数制御回路と、を含むことを特徴とする
請求項4に記載のバースト信号復調用キャリア再生装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237927A JPH1084397A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | バースト信号復調用キャリア再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237927A JPH1084397A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | バースト信号復調用キャリア再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084397A true JPH1084397A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17022528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8237927A Withdrawn JPH1084397A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | バースト信号復調用キャリア再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084397A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116599567A (zh) * | 2023-05-19 | 2023-08-15 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种适用于旋翼飞机的突发信号解调装置 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8237927A patent/JPH1084397A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116599567A (zh) * | 2023-05-19 | 2023-08-15 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种适用于旋翼飞机的突发信号解调装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |