JPH1084772A - マンネンタケの栽培方法 - Google Patents
マンネンタケの栽培方法Info
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- JPH1084772A JPH1084772A JP8244953A JP24495396A JPH1084772A JP H1084772 A JPH1084772 A JP H1084772A JP 8244953 A JP8244953 A JP 8244953A JP 24495396 A JP24495396 A JP 24495396A JP H1084772 A JPH1084772 A JP H1084772A
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 菌床を雑菌の侵入から保護することによって
効率的にマンネンタケを得ることができるマンネンタケ
の栽培方法を提供する。 【解決手段】 容器本体におが屑を主体とした培地を収
容して殺菌し、種菌を接種して培養し、培地の表面に子
実体原基が発生すると、子実体原基を含む培地Aを容器
本体から取り出して栽培用ポット1内に移植する。つい
で、栽培用ポット1内に殺菌処理した無機質の砂(桐生
砂2)を子実体原基の表面を覆うようにして充填する。
その後、栽培用ポット1に支柱3,3・・を立設し、そ
の上から透明なプラスチック袋をカバー部材4として被
覆して栽培する。
効率的にマンネンタケを得ることができるマンネンタケ
の栽培方法を提供する。 【解決手段】 容器本体におが屑を主体とした培地を収
容して殺菌し、種菌を接種して培養し、培地の表面に子
実体原基が発生すると、子実体原基を含む培地Aを容器
本体から取り出して栽培用ポット1内に移植する。つい
で、栽培用ポット1内に殺菌処理した無機質の砂(桐生
砂2)を子実体原基の表面を覆うようにして充填する。
その後、栽培用ポット1に支柱3,3・・を立設し、そ
の上から透明なプラスチック袋をカバー部材4として被
覆して栽培する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縁起のよいきの
こ又は漢方薬として重宝されるマンネンタケの栽培方法
に関するものである。
こ又は漢方薬として重宝されるマンネンタケの栽培方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】他の生薬と配合して漢方の滋養強壮薬と
して珍重される霊芝(レイシ)と称されるマンネンタケ
の人工栽培は、ほだ木による原木栽培と、おが屑からな
る培地を使用するおが屑栽培とが知られている。
して珍重される霊芝(レイシ)と称されるマンネンタケ
の人工栽培は、ほだ木による原木栽培と、おが屑からな
る培地を使用するおが屑栽培とが知られている。
【0003】マンネンタケのおが屑栽培は、広口の薬用
びんやポリプロピレン製の広口容器あるいは袋におが屑
を主体とする培地を充填したのち、これを殺菌処理して
種菌を接種し、温度20〜30℃を維持しながら培養す
るとおよそ20日程度で菌糸が培地全体に蔓延し、さら
に培養を続けることによって10〜20日程度で培地の
表面に子実体原基となる菌糸塊が形成される。この子実
体原基が形成されて生長すると、容器の開口部を閉塞し
ていた綿塊などの通気性を有する栓体を除去するか、あ
るいは栓体と容器の口部との間に隙間を形成し、該隙間
から柄が伸び出してやがて傘が分化して発育しマンネン
タケとなる。
びんやポリプロピレン製の広口容器あるいは袋におが屑
を主体とする培地を充填したのち、これを殺菌処理して
種菌を接種し、温度20〜30℃を維持しながら培養す
るとおよそ20日程度で菌糸が培地全体に蔓延し、さら
に培養を続けることによって10〜20日程度で培地の
表面に子実体原基となる菌糸塊が形成される。この子実
体原基が形成されて生長すると、容器の開口部を閉塞し
ていた綿塊などの通気性を有する栓体を除去するか、あ
るいは栓体と容器の口部との間に隙間を形成し、該隙間
から柄が伸び出してやがて傘が分化して発育しマンネン
タケとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マンネンタケのおが屑
栽培は、シイタケやヒラタケなどの菌床栽培法と同じよ
うにして種菌の接種から成育して採取するまでが約1年
という期間で比較的容易に栽培することができるが、子
実体の成育途中における雑菌の侵入には敏感で雑菌や害
虫によって成育が阻害されて所期の品質のマンネンタケ
が得られないという問題がある。また、水分の枯渇も成
育に影響を与える。特に、菌床栽培は広口びんなどから
なる容器本体に培地を収容して殺菌したのち、種菌を接
種して広口びんの口部に綿塊を充填してフィルターとし
て使用することが一般的であるが、空気中に浮遊する雑
菌が広口びん内に侵入して菌糸の生長を阻害し、子実体
原基の形成後の柄の伸び出しにおいては、容器の口部を
閉塞している綿栓を除去するか、口部と綿栓との間に隙
間を形成する必要があるため空気中の雑菌が培地や柄を
汚染し、子実体原基の生長を阻害することが生ずるなど
栽培管理が難しいという問題があった。
栽培は、シイタケやヒラタケなどの菌床栽培法と同じよ
うにして種菌の接種から成育して採取するまでが約1年
という期間で比較的容易に栽培することができるが、子
実体の成育途中における雑菌の侵入には敏感で雑菌や害
虫によって成育が阻害されて所期の品質のマンネンタケ
が得られないという問題がある。また、水分の枯渇も成
育に影響を与える。特に、菌床栽培は広口びんなどから
なる容器本体に培地を収容して殺菌したのち、種菌を接
種して広口びんの口部に綿塊を充填してフィルターとし
て使用することが一般的であるが、空気中に浮遊する雑
菌が広口びん内に侵入して菌糸の生長を阻害し、子実体
原基の形成後の柄の伸び出しにおいては、容器の口部を
閉塞している綿栓を除去するか、口部と綿栓との間に隙
間を形成する必要があるため空気中の雑菌が培地や柄を
汚染し、子実体原基の生長を阻害することが生ずるなど
栽培管理が難しいという問題があった。
【0005】この発明はかゝる現状に鑑み、マンネンタ
ケの栽培に際し、菌床を雑菌の侵入から保護して効率的
な栽培を行うことを目的としたものである。さらに、こ
の発明の他の目的は、所定の温湿度を保持して適性な環
境下の栽培で優れた品質のマンネンタケを得ることがで
きるマンネンタケの栽培方法を提供せんとするものであ
る。
ケの栽培に際し、菌床を雑菌の侵入から保護して効率的
な栽培を行うことを目的としたものである。さらに、こ
の発明の他の目的は、所定の温湿度を保持して適性な環
境下の栽培で優れた品質のマンネンタケを得ることがで
きるマンネンタケの栽培方法を提供せんとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のマンネンタケの栽培方法は、容器本体に
おが屑を主体とした培地を収容して殺菌し、種菌を接種
して培養し、培地の表面に子実体原基が発生すると、子
実体原基を含む培地を容器本体から取り出して栽培用ポ
ット内に収容し、栽培用ポット内に無機質の砂を子実体
原基の表面を覆うようにして充填し、爾後常法によって
栽培することを特徴とするものである。
め、この発明のマンネンタケの栽培方法は、容器本体に
おが屑を主体とした培地を収容して殺菌し、種菌を接種
して培養し、培地の表面に子実体原基が発生すると、子
実体原基を含む培地を容器本体から取り出して栽培用ポ
ット内に収容し、栽培用ポット内に無機質の砂を子実体
原基の表面を覆うようにして充填し、爾後常法によって
栽培することを特徴とするものである。
【0007】この発明のさらに他のマンネンタケの栽培
方法は、容器本体におが屑を主体とした培地を収容して
殺菌し、種菌を接種して培養し、培地の表面に子実体原
基が発生すると、子実体原基を含む培地を容器本体から
取り出して栽培用ポット内に収容し、栽培用ポット内に
無機質の砂を子実体原基の表面を覆うようにして充填す
ると共に、栽培用ポットの上部を透明又は半透明なカバ
ー部材で被覆して栽培することを特徴とするものであ
る。
方法は、容器本体におが屑を主体とした培地を収容して
殺菌し、種菌を接種して培養し、培地の表面に子実体原
基が発生すると、子実体原基を含む培地を容器本体から
取り出して栽培用ポット内に収容し、栽培用ポット内に
無機質の砂を子実体原基の表面を覆うようにして充填す
ると共に、栽培用ポットの上部を透明又は半透明なカバ
ー部材で被覆して栽培することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明のマンネンタケの栽培方
法は従前の菌床栽培を基礎とし、培地に接種した種菌が
雑菌に汚染されずに生長させることを特徴とするもので
ある。菌床栽培に使用する容器本体は、雑菌の侵入を防
止するという観点からは口部が胴部よりも口径の小さな
広口タイプのものが好ましく、その材質はガラスであっ
てもよいが、経済的な面からはポリプロピレンなどのプ
ラスチック製のもの、さらにはプラスチック製の袋であ
ってもよい。
法は従前の菌床栽培を基礎とし、培地に接種した種菌が
雑菌に汚染されずに生長させることを特徴とするもので
ある。菌床栽培に使用する容器本体は、雑菌の侵入を防
止するという観点からは口部が胴部よりも口径の小さな
広口タイプのものが好ましく、その材質はガラスであっ
てもよいが、経済的な面からはポリプロピレンなどのプ
ラスチック製のもの、さらにはプラスチック製の袋であ
ってもよい。
【0009】使用する培地は、クヌギ、コナラ、ミズナ
ラ、アベマキ,サクラ,ウメ、ニセアカシアなどの広葉
樹のおが屑を使用し、これに米ぬかをおが屑:米ぬかの
重量比で約10:1.5の割合で添加し、水を加えてよ
く混合したもので、その所定量をプラスチック製の容器
本体に入れて常圧又は高圧による加熱殺菌を行い、つい
でマンネンタケの種菌を接種する。その際、容器本体を
閉塞する綿塊などからなる通気性のフィルターも同時に
殺菌処理するものである。
ラ、アベマキ,サクラ,ウメ、ニセアカシアなどの広葉
樹のおが屑を使用し、これに米ぬかをおが屑:米ぬかの
重量比で約10:1.5の割合で添加し、水を加えてよ
く混合したもので、その所定量をプラスチック製の容器
本体に入れて常圧又は高圧による加熱殺菌を行い、つい
でマンネンタケの種菌を接種する。その際、容器本体を
閉塞する綿塊などからなる通気性のフィルターも同時に
殺菌処理するものである。
【0010】種菌を接種した培地は、空気中の雑菌など
が入らないようにして温度20〜30℃の室内で3週間
前後種菌の培養を図る。このとき、容器本体内に雑菌が
侵入すると、雑菌は勢いよく繁殖し、マンネンタケの菌
糸の生長を阻害するので、十分な管理を必要とする。培
地全体に菌糸が蔓延したのちも温度20℃前後を保持す
ることによって、およそ10〜20日ほどで培地の表面
にコブ状の菌糸塊からなる子実体原基が形成される。
が入らないようにして温度20〜30℃の室内で3週間
前後種菌の培養を図る。このとき、容器本体内に雑菌が
侵入すると、雑菌は勢いよく繁殖し、マンネンタケの菌
糸の生長を阻害するので、十分な管理を必要とする。培
地全体に菌糸が蔓延したのちも温度20℃前後を保持す
ることによって、およそ10〜20日ほどで培地の表面
にコブ状の菌糸塊からなる子実体原基が形成される。
【0011】培地の表面に菌糸塊からなる子実体原基が
形成されると、培地を容器本体から取り出し、これを上
部が開口した植木鉢状の栽培用ポットに移す。この栽培
用ポットには、あらかじめ殺菌処理した無機質の砂を入
れ、その中に取り出した子実体原基入れて栽培用ポット
と子実体原基の間に形成される隙間に無機質の砂を充填
すると共に、砂によって子実体原基の表面も覆う。な
お、培地の栽培用ポットへの移植は雑菌のない無菌室で
行うことが望ましいが、現実的には早朝や深夜など空気
中に浮遊する雑菌の少ない時に行うことが好ましい。
形成されると、培地を容器本体から取り出し、これを上
部が開口した植木鉢状の栽培用ポットに移す。この栽培
用ポットには、あらかじめ殺菌処理した無機質の砂を入
れ、その中に取り出した子実体原基入れて栽培用ポット
と子実体原基の間に形成される隙間に無機質の砂を充填
すると共に、砂によって子実体原基の表面も覆う。な
お、培地の栽培用ポットへの移植は雑菌のない無菌室で
行うことが望ましいが、現実的には早朝や深夜など空気
中に浮遊する雑菌の少ない時に行うことが好ましい。
【0012】子実体原基の表面を砂で覆う最大の理由
は、子実体原基が空気に触れることによって子実体原基
に雑菌が付着することを防止するためである。したがっ
て、子実体原基を覆う砂は、子実体原基が直接空気に晒
されることを防止できる程度であればよいので、その厚
さは少なくとも1〜2mm程度でもよく、必ずしも多く
覆土させる必要はない。
は、子実体原基が空気に触れることによって子実体原基
に雑菌が付着することを防止するためである。したがっ
て、子実体原基を覆う砂は、子実体原基が直接空気に晒
されることを防止できる程度であればよいので、その厚
さは少なくとも1〜2mm程度でもよく、必ずしも多く
覆土させる必要はない。
【0013】覆土のために使用する無機質の砂として
は、腐食性の有機物質を含まない主として川砂、特に砂
に角があり、この角によって適宜の空隙を形成すること
ができる河川上流の川砂が好ましい。かゝる川砂として
は園芸用として使用される桐生砂、富士砂、天神川砂、
明朝砂などを挙げることができる。なお、かゝる河川砂
以外に海砂も使用することができるが、海砂を使用する
場合には塩分を洗い去ることが必要である。また、これ
ら無機質の砂はあらかじめ殺菌したものを使用する。
は、腐食性の有機物質を含まない主として川砂、特に砂
に角があり、この角によって適宜の空隙を形成すること
ができる河川上流の川砂が好ましい。かゝる川砂として
は園芸用として使用される桐生砂、富士砂、天神川砂、
明朝砂などを挙げることができる。なお、かゝる河川砂
以外に海砂も使用することができるが、海砂を使用する
場合には塩分を洗い去ることが必要である。また、これ
ら無機質の砂はあらかじめ殺菌したものを使用する。
【0014】無機質の砂によって子実体原基を覆土した
栽培用ポットは、棚などに並べて温度24〜28℃、湿
度70〜90%を保持しながらさらに栽培すると、子実
体原基が生長し、子実体原基から円柱状の先端が黄白色
をした柄が伸び、これから傘が分化して発育したマンネ
ンタケが形成される。その際、栽培用ポットの開口部を
透明又は半透明なプラスチック製のカバー部材で覆うこ
とによって培地や子実体原基の乾燥を防ぎ、温度を一定
に保持することができる。
栽培用ポットは、棚などに並べて温度24〜28℃、湿
度70〜90%を保持しながらさらに栽培すると、子実
体原基が生長し、子実体原基から円柱状の先端が黄白色
をした柄が伸び、これから傘が分化して発育したマンネ
ンタケが形成される。その際、栽培用ポットの開口部を
透明又は半透明なプラスチック製のカバー部材で覆うこ
とによって培地や子実体原基の乾燥を防ぎ、温度を一定
に保持することができる。
【0015】このカバー部材は、生長する子実体原基を
カバーするに足りる大きさのものであれば、その形状に
は特段の限定はないが、たとえば、栽培用ポットの3乃
至4か所に高さが20cm程度となるように支柱を建
て、該支柱にプラスチック製の袋体を装着してもよい。
カバーするに足りる大きさのものであれば、その形状に
は特段の限定はないが、たとえば、栽培用ポットの3乃
至4か所に高さが20cm程度となるように支柱を建
て、該支柱にプラスチック製の袋体を装着してもよい。
【0016】
【作用】この発明のマンネンタケの栽培方法は、子実体
原基が表面に形成された培地を栽培用ポットに移植し、
子実体原基を覆って栽培用ポットに砂を充填することに
よって子実体原基や培地を雑菌の汚染から防ぐことがで
きる。なお、栽培用ポットの上部を透明又は半透明なカ
バー部材で覆うことによって温度や湿度をコントロール
することができるので、より簡便に雑菌が付着しない状
態でマンネンタケを栽培することができる。
原基が表面に形成された培地を栽培用ポットに移植し、
子実体原基を覆って栽培用ポットに砂を充填することに
よって子実体原基や培地を雑菌の汚染から防ぐことがで
きる。なお、栽培用ポットの上部を透明又は半透明なカ
バー部材で覆うことによって温度や湿度をコントロール
することができるので、より簡便に雑菌が付着しない状
態でマンネンタケを栽培することができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明のマンネンタケの栽培方法の
実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。クヌ
ギのおが屑に、新鮮な米ぬかを重量比で約10対1.5
の割合で混合し、水を加えて水分率約65%の培地を形
成し、この培地の約1kgを円筒状のポリプロピレン製
の培養袋に詰め込んで直径約12cm、高さ約15cm
となるように押し固めて成形した。この培地を培養袋ご
と常圧もしくは高圧下で加熱殺菌したのち、培地にマン
ネンタケの種菌を接種した。接種の終わった培養袋入り
の培地をハウス内において温度20〜30℃、湿度60
〜70%(RH)の環境下で適度に光を当てながら菌糸
の培養を図り、約20日間で培地全体に菌糸を蔓延させ
た。培地の全体に菌糸を蔓延させた培養袋を、引き続い
て温度20℃以上の比較的明るい室内に置くことによっ
て菌糸膜で覆われたコブ状の子実体原基が形成された。
この時点で培地Aを培養袋から取り出して、図1に示す
ように上部が開口した直径約18cm、高さ約20cm
の栽培用ポット1の底部に、ほゞ2.5cmの厚さで桐
生砂2を敷き、この桐生砂2の上の栽培用ポット1内の
中央に円筒状の培地Aを載置すると共に、栽培用ポット
1の内周壁と培地Aの外周に生じた間隙にも桐生砂2を
充填して培地Aを動かないように保持したのち、培地A
の表面にも子実体原基の表面が完全に隠れるように厚さ
2mm程度に桐生砂2を蒔き、培地Aの全体を桐生砂2
で覆土した。ついで、この栽培用ポット1の上部内周近
傍の桐生砂に4本の支柱3,3・・を立てゝ、その上か
らカバー部材4としてプラスチックの透明袋を被せて栽
培用ポット2の上に高さ約20cmの空間を形成した。
この状態で栽培用ポット1を温度24〜28℃、湿度7
5〜85%となるように管理して子実体の発生と発生し
た子実体の成育を図った。その間、前記カバー部材4が
透明であったので、子実体の成育状況を日々観察して管
理することができた。約6カ月の栽培管理によって菌糸
塊から円柱状なした先端が黄白色の柄が伸長し、この柄
の先から傘が分化して順調に成育したマンネンタケBを
得ることができた。
実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。クヌ
ギのおが屑に、新鮮な米ぬかを重量比で約10対1.5
の割合で混合し、水を加えて水分率約65%の培地を形
成し、この培地の約1kgを円筒状のポリプロピレン製
の培養袋に詰め込んで直径約12cm、高さ約15cm
となるように押し固めて成形した。この培地を培養袋ご
と常圧もしくは高圧下で加熱殺菌したのち、培地にマン
ネンタケの種菌を接種した。接種の終わった培養袋入り
の培地をハウス内において温度20〜30℃、湿度60
〜70%(RH)の環境下で適度に光を当てながら菌糸
の培養を図り、約20日間で培地全体に菌糸を蔓延させ
た。培地の全体に菌糸を蔓延させた培養袋を、引き続い
て温度20℃以上の比較的明るい室内に置くことによっ
て菌糸膜で覆われたコブ状の子実体原基が形成された。
この時点で培地Aを培養袋から取り出して、図1に示す
ように上部が開口した直径約18cm、高さ約20cm
の栽培用ポット1の底部に、ほゞ2.5cmの厚さで桐
生砂2を敷き、この桐生砂2の上の栽培用ポット1内の
中央に円筒状の培地Aを載置すると共に、栽培用ポット
1の内周壁と培地Aの外周に生じた間隙にも桐生砂2を
充填して培地Aを動かないように保持したのち、培地A
の表面にも子実体原基の表面が完全に隠れるように厚さ
2mm程度に桐生砂2を蒔き、培地Aの全体を桐生砂2
で覆土した。ついで、この栽培用ポット1の上部内周近
傍の桐生砂に4本の支柱3,3・・を立てゝ、その上か
らカバー部材4としてプラスチックの透明袋を被せて栽
培用ポット2の上に高さ約20cmの空間を形成した。
この状態で栽培用ポット1を温度24〜28℃、湿度7
5〜85%となるように管理して子実体の発生と発生し
た子実体の成育を図った。その間、前記カバー部材4が
透明であったので、子実体の成育状況を日々観察して管
理することができた。約6カ月の栽培管理によって菌糸
塊から円柱状なした先端が黄白色の柄が伸長し、この柄
の先から傘が分化して順調に成育したマンネンタケBを
得ることができた。
【0018】
【発明の効果】この発明のマンネンタケの栽培方法は、
常法による種菌の接種と培養で得たマンネンタケの培地
を、培地表面に子実体原基が形成された時点で培養容器
から取り出して無機質の砂を収容した栽培用ポットに移
し、子実体原基の表面が覆われるように栽培用ポット内
に砂を覆土し、爾後常法によって子実体原基の生長を図
るので、栽培中に子実体原基が空気中などの雑菌に触れ
る危険性を大幅に低下させた状態で栽培を行うことがで
きる。
常法による種菌の接種と培養で得たマンネンタケの培地
を、培地表面に子実体原基が形成された時点で培養容器
から取り出して無機質の砂を収容した栽培用ポットに移
し、子実体原基の表面が覆われるように栽培用ポット内
に砂を覆土し、爾後常法によって子実体原基の生長を図
るので、栽培中に子実体原基が空気中などの雑菌に触れ
る危険性を大幅に低下させた状態で栽培を行うことがで
きる。
【0019】また、子実体原基の表面を砂によって覆土
した栽培用ポットの上部を透明又は半透明なカバー部材
で覆うことによってより温度と湿度を一定に保持して栽
培を行うことができるので、雑菌によわいマンネンタケ
をより簡単かつ容易に栽培することができる。
した栽培用ポットの上部を透明又は半透明なカバー部材
で覆うことによってより温度と湿度を一定に保持して栽
培を行うことができるので、雑菌によわいマンネンタケ
をより簡単かつ容易に栽培することができる。
【図1】この発明のマンネンタケの栽培方法の栽培例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 栽培用ポット 2 桐生砂 3 支柱 4 カバー部材 A 培地 B 子実体
Claims (3)
- 【請求項1】 容器本体におが屑を主体とした培地を収
容して殺菌し、種菌を接種して培養し、培地の表面に子
実体原基が発生すると、子実体原基を含む培地を容器本
体から取り出して栽培用ポット内に収容し、栽培用ポッ
ト内に無機質の砂を子実体原基の表面を覆うようにして
充填し、爾後常法によって栽培することを特徴とするマ
ンネンタケの栽培方法。 - 【請求項2】 容器本体におが屑を主体とした培地を収
容して殺菌し、種菌を接種して培養し、培地の表面に子
実体原基が発生すると、子実体原基を含む培地を容器本
体から取り出して栽培用ポット内に収容し、栽培用ポッ
ト内に無機質の砂を子実体原基の表面を覆うようにして
充填すると共に、栽培用ポットの上部を透明又は半透明
なカバー部材で被覆して栽培することを特徴とするマン
ネンタケの栽培方法。 - 【請求項3】 前記無機質の砂は、殺菌処理された川砂
であることを特徴とする請求項1又は2記載のマンネン
タケの栽培方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8244953A JPH1084772A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | マンネンタケの栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8244953A JPH1084772A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | マンネンタケの栽培方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084772A true JPH1084772A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17126418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8244953A Pending JPH1084772A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | マンネンタケの栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084772A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007061089A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-03-15 | Hokken Co Ltd | しいたけ菌床の生育方法 |
| JP2007082539A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-04-05 | Hokken Co Ltd | しいたけ菌床の栽培方法 |
| JP2007209303A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Nakanoshi Nogyo Kyodo Kumiai | バイリングの栽培方法 |
| JP2008228674A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Kisotec:Kk | 観賞用白色ないし黄色鹿角霊芝の栽培方法。 |
| CN102318505A (zh) * | 2011-08-18 | 2012-01-18 | 无锡飞凤生物科技有限公司 | 一种灵芝盆景的栽培方法 |
| CN103416225A (zh) * | 2013-08-08 | 2013-12-04 | 刘万顺 | 一种优质灵芝培养料的配制方法 |
| CN107853073A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-03-30 | 乌鲁木齐食用菌研究所 | 一种适用食用菌盆栽培育集成体系及应用 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8244953A patent/JPH1084772A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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