JPH1085342A - ベクトル式干渉波治療器 - Google Patents

ベクトル式干渉波治療器

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JPH1085342A
JPH1085342A JP26346396A JP26346396A JPH1085342A JP H1085342 A JPH1085342 A JP H1085342A JP 26346396 A JP26346396 A JP 26346396A JP 26346396 A JP26346396 A JP 26346396A JP H1085342 A JPH1085342 A JP H1085342A
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Kenichi Ota
研一 太田
Atsushi Katayama
淳 片山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に通電刺激を低下させることなく継続し
て付与できるベクトル式干渉波治療器を提供すること。 【構成】 甲・乙出力回路(2)(3)から人体患部へ
出力する各低周波電力を、各別に変動させ、人体中に生
じる干渉波電流の発生態様即ちベクトルを移動させるベ
クトル移動機能(4)と、前記ベクトル移動機能(4)
に接続され、ベクトルの移動の範囲をパターン化してな
る各種パターンから任意に選択して設定する設定器
(5)が設けられ、該設定器(5)には、ベクトルの移
動角度を任意に変更して設定するベクトル角度設定器
(11)が内蔵されるベクトル式干渉波治療器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体局所に互いに交叉
させた二つの中周波電流通電を行ない、二つの中周波電
流の周波数の差に相当する周波数(以下干渉波という)
の電流刺激を二つの中周波電流の交叉点に生じさせ、当
該干渉波による電流刺激を人体局所に付与する干渉波治
療器であって、人体内での干渉波電流の発生位置を自動
的に変更させるベクトル式干渉波治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に特公昭53−30270号公
報に示されるものがあり、該公報には、2対の電極と、
2つの出力端をもつ発振器と、単安定マルチバイブレー
タと、低周波発振器とを備えた干渉とうなりを発生せし
める装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
第2の出力電流の位相は第1の出力電流に対しては可変
である。2つの電路の交点で2つの周波数が干渉し合う
と、位相差による干渉振動が生じる。変換器20及び増
幅器21の各可変抵抗器は、干渉波の発生位置を適宜に
変更できず、即ち、ベクトルを変えることができないの
で、人体に対する馴れによって起こる通電刺激の低下を
防ぐことが出来ず、不都合である。
【0004】本発明の目的は、従来技術の課題を解決し
たもので、人体に通電刺激を低下させることなく継続し
て付与できるベクトル式干渉波治療器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、甲・乙出
力回路(2)(3)から人体患部へ出力する各低周波電
力を、各別に変動させ、人体中に生じる干渉波電流の発
生態様即ちベクトルを移動させるベクトル移動機能
(4)と、ベクトルの移動角度を随時に変更できるベク
トル角度設定器(11)が設けられることを特徴とする
ベクトル式干渉波治療器である。又、前記甲・乙出力回
路(2)(3)から人体患部へ出力する各低周波電力
を、各別に変動させ、人体中に生じる干渉波電流の発生
態様即ちベクトルを移動させるベクトル移動機能(4)
と、前記ベクトル移動機能(4)に接続され、ベクトル
の移動の範囲を定型化したうえ該定型化してなる各種パ
ターンの中から任意に一つのパターンを選択的に抽出で
きる設定器(5)とが設けられる。更に、設定器(5)
は、ベクトルの移動角度を随時に設定できるベクトル角
度設定器(11)と、ベクトルの移動時間を設定するベ
クトル移動時間設定器(10)とからなり、前記ベクト
ル角度設定器(11)及びベクトル移動時間設定器(1
0)で、パターン自体の形を随時に変更できる。更に
又、ベクトル移動機能(4)には、甲・乙出力回路
(2)(3)の各出力電流が交互に、所定の二値の間を
繰り返し漸増漸減変動するよう制御するベクトル電圧発
生機能(14)と、甲・乙出力回路(2)(3)のうち
一方の出力回路の出力電圧が下限値になるとき、他方の
出力回路の出力電圧が予め設定した値を所定率だけ超え
て出力するよう制御するオーバー機能(7)が設けら
れ、該オーバー機能(7)により通電感覚の低下を防い
でいる。
【0006】
【作用】本発明は、干渉波を人体患部へ発生させ通電す
る。甲・乙波形発生回路2・3は、互いに異なる周波数
の低周波電力を出力する。ベクトル移動機能4は、人体
患部へ出力する各低周波電圧の大きさを、各別に変更
し、人体中に生じる干渉波電流の発生態様即ちベクトル
を移動させる。ベクトル角度設定器11は、ベクトルの
移動角度を随時に任意に変更して設定する。
【0007】ベクトル移動機能4に接続される設定器5
は、ベクトルの移動の範囲を定型化したうえ、該定型化
してなる各種パターンの中から任意に一つのパターンを
選択的に抽出する。 設定器5に設けられるベクトル角
度設定器11及びベクトル移動時間設定器10で、ベク
トルの移動の範囲を定型化してなるパターン自体の形を
随時に変更する。
【0008】ベクトル移動機能4は、甲・乙出力回路2
・3の各出力電圧が交互に、所定の上下二値の間を繰り
返し漸増漸減変動するよう制御する。ベクトル移動機能
4に付設されたオーバー機能7は、甲・乙出力回路2・
3のうち一方の出力回路の出力電圧が下限値になると
き、他方の出力回路の出力電圧が予め設定した設定値を
所定率だけ超えて出力するよう制御する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例は、人体内に交叉する二つの
経路をもって、互いに周波数の異なる二つの低周波電流
を流すものであり、この二つの低周波電流の経路間に電
位差を生ぜしめ、干渉波電流が流れるようにした干渉波
治療器1である。
【0010】図1に示す干渉波治療器1は、甲・乙出力
回路2・3と、甲・乙出力回路2・3の出力を各個別に
増減変動させることによって干渉波の発生態様を変動さ
せる即ちいわゆるベクトルを移動させるベクトル移動機
能4と、ベクトルの移動の範囲を、各種の所定パターン
(=ベクトルの移動軌跡を集成してなる外形線であっ
て、ベクトルの移動の範囲を示す)を随時に作成し、作
成したパターンのうちから任意に一つのパターンを選択
し設定する設定器5と、四個の導子6とからなる。
【0011】波形発生回路12は、異なる2つの周波数
の低周波を発振し、出力するものであり、その出力v1
・v2は、甲・乙出力回路2・3に入力される。前記甲
・乙出力回路2・3は、互いに周波数の異なる二つの低
周波電力をそれぞれ出力するものである。
【0012】前記ベクトル移動機能4は、マイコンで構
成され、出力設定回路8の出力が接続されるベクトル電
圧発生機能14と、ベクトル電圧発生機能14に接続さ
れるオーバー機能7とからなり、その出力V1・V2は
甲・乙出力回路2・3へ付与される。前記ベクトル電圧
発生機能14は、甲・乙出力回路2・3の出力を増減変
動させる機能である。即ち、甲・乙出力回路2・3の各
出力電圧を交互に、所定の上下二値の間を繰り返し増減
変動させるものである。
【0013】前記オーバー機能7は、甲・乙出力回路2
・3のうち一方の出力回路の出力電圧が下限値になる
時、他方の出力回路の出力電圧が、予め出力設定回路8
で手動設定した設定値を所定率だけ超えて出力させる機
能である。例えば、前記設定値を50Vにした場合、甲
出力回路2の出力電圧が50Vから漸減して下限値(=
例えば零)になる時に、乙出力回路3の出力は50Vか
ら漸増して60Vにするものである。この例ではオーバ
ーに係る率を20%に設定している。
【0014】前記四個の導子6は、甲・乙出力回路2・
3にトランス9を介して接続される。甲出力回路2側に
導子6a・6bが接続され、乙出力回路3側に導子6c
・6dが接続される。該導子6は、人体皮膚に間隔をも
った四点に貼られ、二つの異なる周波数の低周波電力を
人体に付与し、通電経路が交差するように通電するもの
である。
【0015】出力電流検出回路13は、導子6に流れる
電流を検出し、異常電流が流れた時、出力設定回路8に
信号を入れ、設定値を零に引き下げ出力電流を零にする
ものである。前記設定器5は、ベクトルの移動時間を設
定するベクトル移動時間設定器10と、ベクトルの角度
を設定するベクトル角度設定器11とからなり、ベクト
ルの移動の範囲に係るパターンを随時に設定するもので
ある。具体的には、代表的な6種類のパターンを作成す
ることを想定しておいてこの6種類のパターンのうちか
ら一つのパターンを、任意に数値を選択設定し生じさせ
るものである。
【0016】ベクトルの移動角度は、導子6に掛る電圧
の変動率により決まる。即ち、オーバー機能7のオーバ
ー率を20%とした場合、甲・乙出力回路2・3の出力
を交互に、出力設定値の0%から120%に漸増漸減変
動させると、ベクトルの移動範囲は90度となり、出力
設定値の50%から110%に漸増漸減変動させると、
ベクトルの移動範囲は45度となる。甲・乙出力回路2
・3の出力を、どちらも出力設定値の100%に一定す
ると、ベクトルは移動しない。
【0017】四個の導子6の通電によって生じる6種の
所定パターンの第1は、前記交差点を基点に上下左右に
伸びる4個の楕円形でなる四方向干渉パターンである。
該四方向干渉パターンには、移動角度範囲が約±22度
の四方向ナロー干渉パターン(図2参照)と、移動角度
範囲が約±45度の四方向ワイド干渉パターン(図3参
照)がある。
【0018】第2は、前記交差点を基点に上下に伸びる
二個の楕円形でなる二方向干渉パターンである。該二方
向干渉パターンには、移動角度範囲が約±22度の二方
向ナロー干渉パターン(図4参照)と、移動範囲が約±
45度の二方向ワイド干渉パターン(図5参照)があ
る。
【0019】第3は、前記交差点を基点に上下に伸びる
二個の円形でなる広域干渉パターンである。該広域干渉
パターンには、移動角度範囲が約±45度の広域ナロー
干渉パターン(図6参照)と、移動角度範囲が約±90
度の広域ワイド干渉パターン(図7参照)がある。
【0020】尚、ベクトル移動角度範囲が±45度以上
の場合は、甲・乙出力回路2・3の二組みの出力電流値
の排他的変動だけでは実現不可能であり、一方出力回路
の出力波形の位相を180度ずらす(=極性を反転す
る)事によって実現する。干渉波は、表皮から皮下を見
て、パターンに相当する人体内部位で生じているものと
見做される。
【0021】尚、図8中、Vは電圧、tは時間を示す。
又、一回の治療時間中、ベクトル移動を一パターンに限
定するものではなく、治療中に当初のパターンから他の
パターンに変更して、複数のパターンを使用することも
可能である。
【0022】実施例の使用に際し、先ず、甲出力回路2
に繋がる導子6a・6bを人体表皮に貼り、次に、これ
らの導子6a・6bを繋ぐ直線に交差状に、乙出力回路
3に繋がる導子6c・6dを人体表皮に貼り、これら二
組みの導子6に甲・乙出力回路2・3から、互いに異な
る周波数の低周波電流を出力させ低周波電流を通電す
る。
【0023】ベクトル移動機能4により、人体患部へ流
す各低周波電流の大きさを、各別に漸増漸減変動させ、
生体中に生じる干渉波電流のベクトルを移動させる。ベ
クトル移動機能4は、先ず、甲出力回路2の出力電流を
手動設定した設定値から漸減させ、下限値に至ると漸増
させ前記設定値に戻し、次に、乙出力回路3の出力電流
を手動設定した設定値から漸減させ、下限値に至ると漸
増させ前記設定値に戻すという作動を繰り返す。この作
動によりベクトルは移動する。
【0024】ベクトル移動機能4が擁するオーバー機能
7は、甲出力回路2の出力電圧が下限値になる時、乙出
力回路3の出力電圧が設定値を所定率(=例えば20
%)だけ超えて出力するよう制御する。乙出力回路3の
出力電圧が下限値に至る時には、甲出力回路2の出力電
圧は設定値を20%超えて出力する。前述の通電によっ
て生じるベクトルの移動の範囲に係る6種の所定パター
ンのうちの1つを、設定器5で任意に選択し設定する。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明は、人体中に
生じる干渉波電流の発生態様即ちベクトルを移動させる
ベクトル移動機能4とベクトル移動角度設定器11が設
けられるので、馴れによる通電刺激の低下を防止でき、
治療期間中常に新鮮な刺激を与えることができ、治療上
好都合である。
【0026】又、請求項2に記載した本発明は、ベクト
ルの移動の範囲をパターン化してなる各種のパターンの
うちから一つのパターンを選択し設定する設定器8が接
続されるので、治療目的や治療部位に対応して干渉波の
ベクトルのパターンを任意に選択設定でき、好適な刺激
の付与を実施でき、治療上好都合である。
【0027】例えば、四方向干渉パターンは、人体の深
部を刺激するに好適であり、二方向干渉パターンは、四
肢を刺激するに好適であり、広域干渉パターンは、肩そ
の他関節部等の複雑な形をした部位を刺激するに好適で
あり、それぞれのパターンを治療目的に応じて選択して
使用できる。又、四方向ナロー干渉パターン、二方向ナ
ロー干渉パターン及び広域ナロー干渉パターンは、狭い
部位を刺激するに好適であり、四方向ワイド干渉パター
ン、二方向ワイド干渉パターン及び広域ワイド干渉パタ
ーンは、広い部位を刺激するに好適であり、それぞれの
パターンを治療目的に応じて選択して使用でき、治療上
好都合である。
【0028】又、請求項3に記載した本発明は、ベクト
ルの移動の範囲を定型模様化してなる各種のパターンの
形を随時に変更できるベクトル角度設定器11及びベク
トル移動時間設定器10が設けられるので、治療目的や
治療部位に対応して干渉波のベクトルのパターンを作成
し、好適な刺激の付与を実施でき、治療上好都合であ
る。
【0029】請求項4に記載した本発明は、ベクトル移
動機能4に、一方の出力回路の出力電流が予め設定した
設定値を所定率だけ超えて出力するよう制御するオーバ
ー機能7が接続されたので、通電感覚の弱化を防ぎ好適
な刺激を連続的に付与でき、治療上好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例における四方向ナロー干渉パタ
ーンを示す図である。
【図3】本発明の実施例における四方向ワイド干渉パタ
ーンを示す図である。
【図4】本発明の実施例における二方向ナロー干渉パタ
ーンを示す図である。
【図5】本発明の実施例における二方向ワイド干渉パタ
ーンを示す図である。
【図6】本発明の実施例における広域ナロー干渉パター
ンを示す図である。
【図7】本発明の実施例における広域ワイド干渉パター
ンを示す図である。
【図8】本発明の実施例のベクトル移動を90度とした
時の導子に掛かる電圧を示した図である。
【符号の説明】
2 甲出力回路 3 乙出力回路 4 ベクトル移動機能 5 設定器 6 導子 7 オーバー機能 10 ベクトル移動時間設定器 11 ベクトル角度設定器 14 ベクトル電圧発生機能

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甲・乙出力回路(2)(3)から人体患
    部へ出力する各低周波電力を、各別に変動させ、人体中
    に生じる干渉波電流の発生態様即ちベクトルを移動させ
    るベクトル移動機能(4)と、ベクトルの移動角度を随
    時に変更できるベクトル角度設定器(11)が設けられ
    ることを特徴とするベクトル式干渉波治療器。
  2. 【請求項2】 甲・乙出力回路(2)(3)から人体患
    部へ出力する各低周波電力を、各別に変動させ、人体中
    に生じる干渉波電流の発生態様即ちベクトルを移動させ
    るベクトル移動機能(4)と、前記ベクトル移動機能
    (4)に接続され、ベクトルの移動の範囲を定型化した
    うえ該定型化してなる各種パターンの中から任意に一つ
    のパターンを選択的に抽出できる設定器(5)とが設け
    られることを特徴とするベクトル式干渉波治療器。
  3. 【請求項3】 設定器(5)は、ベクトルの移動角度を
    随時に設定できるベクトル角度設定器(11)と、ベク
    トルの移動時間を設定するベクトル移動時間設定器(1
    0)とからなり、前記ベクトル角度設定器(11)及び
    ベクトル移動時間設定器(10)で、パターン自体の形
    を随時に変更できることを特徴とする請求項2記載のベ
    クトル式干渉波治療器。
  4. 【請求項4】 ベクトル移動機能(4)には、甲・乙出
    力回路(2)(3)の各出力電流が交互に、所定の二値
    の間を繰り返し漸増漸減変動するよう制御するベクトル
    電圧発生機能(14)と、甲・乙出力回路(2)(3)
    のうち一方の出力回路の出力電圧が下限値になるとき、
    他方の出力回路の出力電圧が予め設定した値を所定率だ
    け超えて出力するよう制御するオーバー機能(7)が設
    けられ、 該オーバー機能(7)により通電感覚の低下を防いでい
    ることを特徴とする請求項1記載のベクトル式干渉波治
    療器。
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