JPH1085833A - リール材の定尺切断装置および切断方法 - Google Patents

リール材の定尺切断装置および切断方法

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JPH1085833A
JPH1085833A JP24295396A JP24295396A JPH1085833A JP H1085833 A JPH1085833 A JP H1085833A JP 24295396 A JP24295396 A JP 24295396A JP 24295396 A JP24295396 A JP 24295396A JP H1085833 A JPH1085833 A JP H1085833A
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幹夫 中村
Toshiaki Odagiri
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟なリール材の定寸切断を連続して自動で
行う。 【解決手段】 リールストッカ2の先端部2eに位置す
るリール材1を一対の爪部13aで挟持する。爪部13
aを移動してリールストッカ2からリール材1を引き出
し、長尺な案内溝形成部材17の案内部17bに位置さ
せる。案内部17bに位置するリール材1を切断刃19
により切断し、リール材1の先端部1aを挟持した爪部
13aを案内溝形成部材17の上方から退避するととも
に、案内部17b上のリール材1を定寸送り装置18に
より切断刃19側に所定寸法にて間欠送りをし、この間
欠送りされたリール材1を切断刃19により所定寸法に
て切断する。そして、所定寸法に切断されたリール片を
案内溝形成部材17から搬出装置20により搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセットに収納し
た柔軟な長尺部材からなるリール材を引き出しつつ所定
寸法に切断して自動供給する際のリール材の定尺切断装
置および切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リール状で供給された長尺部材を
カセットから引き出しつつ切断する技術としては、特公
昭60―31564号公報のコイルカセット交換装置に
示されるように、剛性を有する金属等のコイル材を巻回
したリール材を切断する装置が知られている。
【0003】図16は前記コイルカセット交換装置を示
す正面図であり、以下、その構成および作用を説明す
る。リール材41はリールカセット42に、その先端4
1aを挟持して保持する方向に常時付勢された先端保持
装置43に前記先端41aが保持されて収納されてい
る。リールカセット42は装置台44上のローラ45上
に移動自在に設置されるとともに、リールカセット42
がローラ45上を移動するときに案内するようにローラ
45の両側に設けたガイド46により両側を支えられて
設置される。
【0004】リールカセット42の先端保持装置43の
逆側の装置台44上には、リールカセット42の後端部
42aと係合して作動することにより、リールカセット
42をローラ45上で前進・後退させる油圧シリンダ4
7が設置されている。油圧シリンダ47を設置した逆側
の装置台43上には、リールカセット42を前進させた
ときにリールカセット42の先端係止部42bと係合し
てリールカセット42を位置決めする突当部48が設け
られている。リールカセット42の先端保持装置43側
には、補助供給装置49と加工装置50が設置されてい
る。前記補助供給装置49のリールカセット42側には
補助ロール51が設置されている。
【0005】前記した従来装置では、油圧シリンダ47
の動作でリールカセット42は補助供給装置49に向か
って移動し、突当部48にリールカセット42の先端係
止部42bが当たった状態で、先端保持装置43はリー
ル材41の先端41aを保持する付勢力を消勢されてそ
の保持力を解放するとともに、リール材41の先端41
aは補助供給装置49の補助ロール51間に送入されて
挟持され、補助ロール51の作動により加工装置50へ
リール材41が送給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭60−31
564号公報における従来技術では、剛性を有するコイ
ル材を巻回したリール材41の先端41aを補助ロール
51により加工装置50へ送給する構成であるが、リー
ル材41が柔軟な長尺部材である場合においては、その
先端が撓んでしまうので先端の姿勢を水平方向に維持す
るように規制することができず、長尺部材の先端が補助
ロール51間に挟持されることなく、補助ロール51の
手前で垂れ下る問題がある。この場合、手指にて長尺部
材の先端を補助ロール51間に挿入することになって、
柔軟な長尺部材を自動的に安定して加工装置50に供給
することができない。
【0007】さらに、リールカセット42の先端保持装
置43より先では、リール材41は補助ロール51によ
ってのみ支持されているため、リール材41の巻き癖や
柔軟なことに起因する屈曲した変形等により加工装置5
0内でのリール材41の姿勢が不安定であり、加工装置
50におけるリール材41の定尺切断等に必要な位置決
めをすることができない問題がある。
【0008】本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、請求項1、3の発明は、柔軟な長尺部
材を巻回してなるリール材を詰まりなくリール材の切断
位置まで供給できるリール材の定尺切断装置を供給する
ことを目的とする。
【0009】請求項2の発明は、柔軟な長尺部材を巻回
してなるリール材を詰まりなくリール材の切断位置まで
供給でき、リール材の巻き癖等の影響を受けずに定尺切
断を行うことができるリール材の定尺切断装置を供給す
ることを目的とする。
【0010】請求項4の発明は、柔軟な長尺部材を巻回
してなるリール材を詰まりなくリール材の切断位置まで
供給し、リール材を所定寸法で切断できるリール材の定
尺切断方法を供給することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成した。請求項1の発明
は、リール状で供給された長尺部材を定尺に切断する切
断装置において、リール材の先端を保持して収納するリ
ールストッカと、前記リールストッカを複数個収納する
マガジンと、前記マガジンを載せ、巻回したリール材の
軸方向に所定のステップで移動するテーブルと、前記テ
ーブル上のリールストッカの1つをリール材の前記軸と
直角方向に移動するリールストッカ選択装置と、前記リ
ール材がセットされたリールストッカを検出する検出装
置と、前記リール材の先端を把持する第1のチャック
と、前記第1のチャックをリール材の先端を把持したま
まリール材の切断位置まで移動する第1の駆動装置と、
前記切断位置に達したリール材を切断する切断刃と、一
端が切断されたリール材を所定寸法で間欠送りする定寸
送り装置と、所定寸法に切断したリール片を搬出する搬
出装置と、前記リール材の終端を検出する検出装置と、
前記リール材の終端を把持する第2のチャックと、前記
第2のチャックをリール材の終端を把持したまま排出位
置まで移動する第2の駆動装置とを設けて構成した。
【0012】請求項2の発明は、前記第1の駆動装置で
移動する第1のチャックは、前記定寸送り装置および切
断刃に対向して配設された、前記長尺部材の幅よりやや
狭い開口部と長尺部材の幅よりやや広い案内部とを有す
る案内溝形成部材の前記開口部に緩く嵌合する爪を有
し、該爪にてリール材の上下面を挟持しつつリール材の
側面を前記案内部に位置させるように構成した。
【0013】請求項3の発明は、リール状で供給された
長尺部材を定寸に切断する切断装置において、リール材
の先端両側を案内する案内部とリール材の先端上下面を
露出するすり割り溝で形成された開口部とを有する先端
部内に、前記リールの先端を位置させてリール材を収納
するリールストッカと、前記リールストッカの先端部の
上下の開口部からチャック用爪を挿入し、リール材の先
端の上下面を挟持する前記チャック用爪を有する第1の
チャックと、前記リールストッカの先端部に対して一端
が対向配置するとともに、全長に亘ってリール材の両側
を案内する案内部と、リールの上面を露出するすり割り
溝で形成された開口部とを有し、且つ全長の一部に長手
方向と直交する幅狭な深溝を突設してなる、長尺な案内
形成部材と、この案内溝形成部材の他端側に配置され、
案内溝形成部材内で所定寸法に切断されたリール片を保
持して案内溝形成部材から搬送する搬出装置と、前記長
尺な案内溝形成部材の前記深溝の上方に配置され、前記
案内部にて案内されるリール材を切断する上下動自在な
切断刃と、前記案内部にて案内される一端が切断された
リール材を、前記リールストッカから引き出しつつ所定
寸法で間欠送りする定寸送り装置と、前記第1のチャッ
クのチャック用爪で挟持したリール材を、リールカセッ
トから引き出しつつこのリール材を長尺な案内溝形成部
材の一端から該部材の案内部に位置させ、前記切断刃に
よる切断装置までリール材を移動するチャック移動装置
とを設けて構成した。
【0014】請求項4の発明は、リール状で供給された
長尺部材を定寸にて切断する切断方法において、リール
ストッカの先端部内に位置するリール材の上下面を一対
のチャック用爪で挟持し、該チャック用爪を移動してリ
ールストッカからリール材を引き出すとともに該リール
材を挟持したチャック用爪を、全長に亘ってリール材の
両側を案内する案内部とリール材の上面を露出するすり
割り溝で形成された開口部を有する長尺な案内溝形成部
材の前記開口部から挿入して前記リール材を前記案内部
に位置させ、前記案内溝形成部材の案内部内に位置する
リール材を、案内溝形成部材の長手方向と直交する方向
に移動する切断刃により切断し、前記リール材の先端部
を挟持したチャック用爪を案内溝形成部材の上方から退
避するとともに、案内溝形成部材の案内部上のリール材
を定寸送り装置により前記リールストッカから引き出す
とともに所定寸法にて間欠送りをし、該間欠送りされた
リール材を前記切断刃により所定寸法にて切断するとと
もに、この切断されたリール片を前記案内溝形成部材か
ら搬出装置により搬出するように構成した。
【0015】次に、前記構成の作用を説明する。請求項
1、4の構成によれば、マガジンは、リール材を収納し
た複数個のリールストッカをリール材の巻回軸方向に対
して直角方向に移動自在に保持する。テーブルは、マガ
ジンをリール材の軸方向にステップ送りし、リールスト
ッカに収納したリール材を第1のチャックで把持可能と
なる位置にまで送る。検出装置は、テーブルによりステ
ップ送りされるリールストッカ先端部のリール材の有無
を検出してリール材がセットされたリールストッカを割
り出す。ストッカ選択装置は、前記検出装置によりリー
ル材が存在する信号を受けてリールストッカをリール材
の軸に対して直角方向に押し出し、第1のチャックによ
るリール材の把持位置まで移動するように選択する。第
1のチャックは、選択されたリールストッカに収納した
リール材の先端を把持する。第1の駆動装置は、第1の
チャックをリール材の長手方向に移動し、リール材を切
断位置まで引き出すとともに、切断刃でリール材が切断
された後、元位置に戻る。定寸送り装置は、切断刃で一
端が切断されたリール材をリール材の前記引き出し方向
に所定寸法で間欠的に送り、切断刃は、リール材の送り
が停止している間にリール材を切断する。搬出装置は、
所定寸法に切断される毎にリール片を保持し、所定の搬
出位置まで移送する。リール材終端の検出装置は、リー
ルストッカから引き出されたリール材が検知されなくな
ることでリール材の終端を検出し、第2のチャックは、
前記検出装置の信号を受けてリール材の終端をチャック
する。第2の駆動装置はリール材の終端をチャックした
第2のチャックをリール材の排出位置までリール材の長
手方向に対して垂直下方に移動し、第2のチャックは該
位置でリール材終端の把持を解放する。その後テーブル
を駆動し、リール材の先端を検出する検出装置により次
のリール材の先端を検出することにより、前述したリー
ル材の切断、リール片の搬出、リール材終端の排出をマ
ガジンにセットした複数のリールカセットについて連続
して自動で行う。
【0016】請求項2の構成によれば、第1のチャック
にてリール材を切断位置に供給する際に、定寸送り装置
および切断刃に対向して配設した案内溝形成部材の開口
部に第1のチャックの爪が緩く嵌合する。開口部はリー
ル材が案内溝形成部材からはみ出すのを防ぎ、案内部は
リール材の送りをガイドし、柔軟なリール材を撓ませる
ことなくリール材の姿勢を規制して正確な定寸送りを担
保するとともに、リール材の位置決めを容易にする。
【0017】請求項3の構成によれば、リールストッカ
の先端部の案内部は柔軟なリール材の先端が下方に垂れ
下るのを防ぎ、すり割り溝を通して案内部により支持さ
れているリール材の先端をリール材の上下面から第1の
チャックが確実に把持するのを可能にする。案内溝形成
部材の深溝は、リール材をガイドする案内部の底面に形
成することで、切断刃の下動によるリール材の切断を確
実且つ容易にする。その他、案内溝形成部材、搬出装
置、定寸送り装置の作用は、請求項1の作用と同様であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]本発明の実施の形態1を図1〜
図13に基づいて説明する。図1は本実施の形態1の装
置全体を概略的に示す斜視図である。図2はリールスト
ッカを示す分解斜視図、図3はリールストッカの先端を
示し、図3(a)は図2のA矢視図、図3(b)は図3
(a)を左方向から見た端面図、図4はマガジンとテー
ブルを示す斜視図、図5はリールストッカ選択装置を示
す斜視図、図6および図7は本装置を概略的に示し、図
6は正面図、図7は平面図である。図8は第1のチャッ
クと第1の駆動装置および案内溝形成部材を示す斜視
図、図9は第1のチャックでリール材を挟持した状態を
示し、図9(a)は正面図、図9(b)は側面図、図1
0は案内溝形成部材を示す斜視図、図11は切断刃、定
寸送り装置、案内溝形成部材および第1のチャックを示
す斜視図、図12は第1のチャックおよび案内溝形成部
材を示す平面図、図13は第2のチャックおよび第2の
駆動装置を示す斜視図である。
【0019】図2に示すように、布地等の柔軟な長尺部
材を巻回してなるリール材1は、その中心孔を略正方形
板状の底面2aに植設した中空軸2bに嵌め込んだ状態
で、フタ2cに植設した凸軸2dを前記中空軸2bに嵌
合して前記リール材1の側面がフタ2cで覆われ、板状
の底面2aと中空軸2bとフタ2cにより支持されてリ
ールストッカ2に収納されている。リールストッカ2の
下部側面には、収納したリール材1の引き出し側に突出
した先端部2eを有する添部材2fが取り付けられ、こ
の添部材2fに沿ってリール材1が引き出されるように
なっている。リールストッカ2の添部材2fの先端部2
eは、図2および図3に示すように、上面からのすり割
り溝で形成された開口部2gと開口部2gよりも幅広の
溝で形成された案内部2hと下面からのすり割り溝で形
成されたニゲ2iによりコの字形の断面形状となってい
る。案内部2hは、リールストッカ2に収納したリール
材1の先端1aを支持するとともに、リール材1をリー
ルストッカ2から引き出す際に案内をする部分で、リー
ル材1の幅よりやや広い幅に形成されてリール材1が通
過可能となっているとともに、開口部2gおよびニゲ2
iはリール材1の幅より狭い溝幅に形成されてリール材
1の脱抜を防止している。なお、リール材1はその先端
1aを案内部2hに挿通し、その上下面を露出した状態
でリールストッカ2に収納される。リールストッカ2の
下部側面でかつ添部材2fの下面にはリールストッカ2
の摺動を案内するV字形のガイド2jが設けられ、この
ガイド2jの片方の側面にはリールストッカ2を摺動す
るときに用いるピン2kが取け付られている。
【0020】マガジン3は複数のリールストッカ2を収
納可能となっており、図4に示すように、それぞれのリ
ールストッカ2のV字形のガイド2jと係合してリール
ストッカ2を支える円柱状のシャフト3aとリールスト
ッカ2の上部両側を支える一対の支持片3bを多数個取
り付けたガイド3cが設けられている。ガイド3cはマ
ガジンの両側壁3dの上部間を掛け渡すように取り付け
られており、シャフト3aは両側壁下部の間を連結する
前後一対の連結板3e間に多数本が等間隔に並列して取
り付けられている。このマガジン3は、両側壁3dの下
部に穿設した切欠き3fとテーブル4上面に植設したピ
ン4aとを係合させて位置決めされ、テーブル4上にセ
ットされる。
【0021】テーブル4は、テーブル4の下面に配設し
たガイド5を介して上べース6上に設置され、リール材
1の巻回軸方向(リール材1の引き出し方向と直交する
方向)に移動可能となっている。マガジン3をセットす
るテーブル4の位置には穴4bが設けられている。
【0022】テーブル4の穴4bに対応する位置の上べ
ース6には穴6aが設けられ、図5に示すように、リー
ルストッカ2をリール材1の軸と直角方向(垂直および
水平方向)に移動するリールストッカ選択装置7が設け
られている。リールストッカ選択装置7には、リールス
トッカ2のピン2kを引っかけるために上端部をV字形
にした爪7aが穴6aおよび穴4bを通って上下ガイド
7bにより上下動自在に設置され、上下ガイド7bは前
後ガイド7cによりリール材1の長手方向(リール材1
の引き出し方向)へ移動自在に設置されている。前後ガ
イド7cは上べース6下面から垂直下方に設置された壁
7dに固定されている。なお、爪7aを上下動自在にす
る駆動源およびリール材1の長手方向に移動自在にする
駆動源は不図示である。
【0023】マガジン3に収納したリールストッカ2の
先端部2e側には、図1および図6、7に示すように、
先端部2eのリール材1の有無を照射した光の反射光の
検出で行う先端センサ11とリール材1の終端側を光路
の遮蔽状態でリール材1の移動状態を検出するための投
光部および受光部を有する終端センサ21が設置されて
いる。この先端センサ11および終端センサ21は、そ
れぞれ照射する光の光軸がリール材1の長手方向に対し
て垂直となるように、上ベース6上に立設した柱12に
固定されて設置されている。
【0024】また、図1および図7に示すように、リー
ルストッカ2の先端部2e側にはリール材1の先端1a
を把持する第1のチャック13(以下、供給チャック1
3という。)と供給チャック13を移動制御する第1の
駆動装置14が上べース6上に設けられている。供給チ
ャック13には、図8に示すように、リール材1の先端
1aを挟持する一対の爪部13aが係合するように設け
られている。この爪部13aは、前記リールストッカ2
の先端部2eに設けた開口部2gおよびニゲ2iを挿通
し得る大きさに形成されるとともに、その支持腕部13
bよりも下方に延在するように形成されている。爪部1
3aの先端は図11に示すように、その係合する一方は
V字状の凸部、他方はV字状の凹部をなしている。第1
の駆動装置14は、図1および図8に示すように、供給
チャック13の爪部13aを、矢印C方向に90度回転
可能な回転機構部14aと回転機構部14aの回転軸D
の軸方向に前後動可能な前後動機構部14bとリール材
1の長手方向に移動可能なチャック移動装置14cから
なっており、リールストッカ選択装置7により選択され
たリールストッカ2の位置まで爪部13aを前後動機構
部14aにより移動し、爪部13aで先端部2eに配設
されたリール材1の先端1aを挟持して回転機構部14
aにより90度回転させて図8の状態とし、その後チャ
ック移動装置14cにより案内溝形成部材17へ移動し
得るようになっている。
【0025】図1、図6および図7において、供給チャ
ック13により案内溝形成部材17に供給されたリール
材1を所定寸法だけ間欠的に引き出すとともに前記所定
寸法に切断する機能を有する加工装置16は上ベース6
上に設置され、供給チャック13の爪部13aが最初に
リール材1の先端1aを挟持した状態でチャック移動装
置14cによる移動により、爪13aが加工装置16の
前面に取り付けた壁16aに固定された案内溝形成部材
17を通る位置に設置されている。
【0026】案内溝形成部材17には、図10に示すよ
うに、上面からのすり割り溝で形成された開口部17a
と開口部17aよりも幅広の溝を形成した案内部17b
が設けられ、中空長方形部材の上面中央の一部を切欠い
た断面形状となっている。開口部17aはリール材1の
幅よりやや狭く、案内部17bはリール材1の幅よりや
や広い幅となっており、案内溝形成部材17内のリール
材1が開口部17aから飛び出さずに案内部17bを移
動し得るようになっている。また、案内溝形成部材17
の両端部には、挿入上開口部17cと挿入横開口部17
dが設けられている。挿入上開口部17cは案内溝形成
部材17の端面で開口部17aに連通するように設けら
れ、挿入横開口部17dは案内部17bと対応する位置
において案内溝形成部材17の端面を横断するように設
けられており、これらの挿入上開口部17cと挿入横開
口部17dにより案内溝形成部材17の両端部はその上
部と両側面が開口した形状となっている。挿入上開口部
17cは開口部17aよりやや狭い幅で、供給チャック
13の爪部13aが挿通し得る幅となっている。また、
案内溝形成部材17の中程には、この部材17の長手方
向に対して直交する向きに深溝17eが設けられ、この
深溝17eの底面は案内部17bの底面よりも深くなっ
ている。
【0027】また、図1および図6、7に示すように、
加工装置16の前面の壁16a上には、供給チャック1
3により案内溝形成部材17に供給されたリール材1を
所定の寸法で間欠的に引き出すための定寸送り装置18
と、定寸送りされたリール材1を定寸で切断する切断刃
19と、定寸で切断されたリール材1を案内溝形成部材
17から積層台22に搬出する搬出装置20が案内溝形
成部材17の上方位置でリールストッカ2側から順次に
設けられている。
【0028】定寸送り装置18は、案内溝形成部材17
の長手方向および該部材17に対して垂直な方向の2方
向にそれぞれ不図示の駆動手段(例えばシリンダ)によ
り移動可能に設けられている。すなわち、定寸送り装置
18は、加工装置16の壁16aに取り付けたガイド1
8aに沿って案内溝形成部材17の長手方向に移動可能
になっているとともに、定寸送り装置18の下側に取り
付けた上下動部材18bが案内溝形成部材17に対して
垂直に移動可能となっている。上下動部材18bの下端
には、案内溝形成部材17の開口部17aを通って案内
部17bに挿入可能な2本のピン18cが案内溝形成部
材17の長手方向に沿って植設されている。この2本の
ピン18cは下降して案内溝形成部材17に供給された
リール材1の上面を押圧し、その状態でガイド18aに
沿って水平方向に移動してリール材1を案内溝形成部材
17内で所定量(定寸)送り出す。そして、その後、押
圧を解除して元の位置へ戻り、前記切断刃19によりリ
ール材1が切断された後、再度下降して押圧しつつ定寸
送り動作を遂行するものである。
【0029】切断刃19は案内溝形成部材17の深溝1
7eの上方位置に配置されている。この切断刃19は、
加工装置16の壁16aに取り付けたガイド19aに案
内されて不図示の駆動手段(例えばシリンダ)により案
内溝形成部材17に対して垂直に上下移動可能に設けら
れており、深溝17eの位置でリール材1を切断するよ
うになっている。
【0030】搬出装置20は、その下側に吸着部20a
を備えており、吸着部20aは不図示の駆動手段(例え
ばシリンダ)により水平方向および上下方向に移動可能
となっている。すなわち、この吸着部20aは下降して
案内溝形成部材17の開口部17aから案内部17bに
挿入され、案内部17b内にある定寸切断されたリール
材1(以下、定寸切断したリール材1をリール片1とい
う)を吸着しつつ水平方向に移動して積層台22上に達
した後、リール片1の吸着を解除してリール片1を積層
台22上に載置する。その後、吸着部20aを上昇させ
て水平方向に移動させて元の位置に戻し、再度下降・水
平移動を繰り返す動作を行うようになっている。
【0031】積層台22は、上べース6上に固定された
横片22aの下側に取り付けたシリンダ22bのロッド
に取り付けられるとともに、横片22aに立設した角筒
状部材22cに四方を囲まれ、案内溝形成部材17の延
長上に配置されている。この積層台22は、シリンダ2
2bの駆動により角筒状部材22c内で上下動可能とな
っており、リール片1が搬出装置20により積層される
毎に下降するようになっている。
【0032】図1および図6、7に示すように、テーブ
ル4と加工装置16の間には第2のチャック23(以
下、排出チャック23という)とリール材1の終端を把
持した排出チャック23を排出位置まで移動する第2の
駆動装置24(以下、排出移動装置24という)が設置
されている。排出移動装置24は、その下部が支え25
により上べース6の下面に固定されており、その上部は
上べース6に穿設した穴6bを貫通して案内溝形成部材
17の上方となる位置まで延設されている。
【0033】排出チャック23は排出移動装置24によ
り前記穴6bを通って上下動自在となっており、少なく
とも案内溝形成部材17に供給されたリール材1を挟持
し得る位置まで上昇し得るようになっている。この排出
チャック23は、図13に示すように、上下に一対の爪
23aが設けられるとともに、それぞれの爪23aは上
下方向に90度を旋回して向かい合う位置に移動するよ
うになっている。そして、一対の爪23aは不作動時に
はそれぞれ上下方向に延在した状態に位置し、作動時に
はそれぞれ90度を旋回して二点鎖線で示す位置に移動
し、リール材1を挟持し得るようになっている。
【0034】排出移動装置24の下方には排出箱26が
下ベース27上に設置され、リール材1の終端1bを把
持した排出チャック23の下降によりリール材1を排出
し得るようになっている。
【0035】次に、前記構成からなる定尺切断装置によ
ってリール材1を切断する方法を説明する。まず、リー
ルストッカ2のガイド2jのV字形をマガジン3のシャ
フト3a上に載置するようにして、リール材1が収納さ
れたリールストッカ2を等間隔に複数個セットしたマガ
ジン3をテーブル4上にセットする。このとき、マガジ
ンの両側壁3dの下部に設けた切欠き3fとテーブル4
上面に設けたピン4aとを係合させて位置決め固定す
る。
【0036】次いで、図示しない駆動機構によりテーブ
ル4をガイド5に沿って、マガジン3をセットしたリー
ルストッカ2のピッチずつリール材1の引き出し方向に
対して直交する方向にステップ送りする。この時、反射
型の先端センサ11によりリールストッカ2の先端部2
eにおける反射光の反射状態でリール材1の有無を検出
し、リール材1の先端1aが前記先端部2eの開口部2
gを塞ぐ状態で存在することが確認されると、更に1ス
テップだけテーブル4を前記方向に送った位置でテーブ
ル4の移動を停止する。
【0037】次に、図示しない駆動装置により、先端が
V字形の爪7aを上下ガイド7bを介して上昇させ、爪
7aのV字形がリールストッカ2のガイド2j側面に植
設したピン2kに当接させた後、図示しない駆動装置に
より前後ガイド7cにより上下ガイド7bごと爪7aを
リールストッカ2の先端部2e方向に移動させてマガジ
ン3にセットされた1つのリールストッカ2を選択し、
この選択されたリールストッカ2の先端部2eに存在す
るリール材1の先端1aを供給チャック13の爪部13
aにより挟持可能な位置まで前記先端部2eを前進す
る。このとき、排出チャック23は排出移動装置24に
より下側に移動されており、供給チャック13と排出チ
ャック23とが干渉しないようになっている。
【0038】そして、支持腕部13bよりも下方に延在
させた部分を回転機構部14aによりリールストッカ2
の方向に向け、かつ一対の爪部13aを水平にした状態
で供給チャック13を前後動機構部14bにより軸Dの
軸方向に前進する。その後、一対の爪部13aをリール
ストッカ2の先端部2eの開口部2gおよびニゲ2iを
それぞれ通るように移動し、リール材1の先端1aを一
対の爪部13の先端で把持してチャック移動装置14c
によりリール材1をリールストッカ2の先端部2eから
引き出しながら回転機構部14aにより供給チャックを
時計回り(図11に示す矢印Cの方向)に90度回転し
て図8に示す状態にする。このとき、爪部13aの先端
はV字状に噛み合う形状であるため、把持されたリール
材1の先端1aは図12に示すように「くの字状」に折
れ、加工装置16の案内溝形成部材17側に外側の折れ
目がくる。
【0039】この状態で供給チャック13の爪部13a
が案内溝形成部材17の挿入上開口部17cを通過して
開口部17aに位置するように、チャック移動装置14
cにより爪部13aを案内溝形成部材17の長手方向に
移動する。この移動の際に、リール材1の先端1aを把
持した爪部13aが挿入される側である案内溝形成部材
17の端部は、図10に示すように、挿入上開口部17
cと挿入横開口部17dにより上部および側面が開口し
ているため、爪部13aに把持されて「くの字状」に折
れたリール材1の先端1aが案内溝形成部材17に挿入
されるとき、その先端1aは矢印E方向に挿入上開口部
17cで幅方向のみ押さえられるとともに、爪部13で
把持されていないリール材1の部分は挿入横開口部17
dで上下方向が押さえられるため、リール材1の先端1
aは容易に案内溝形成部材17の開口部17aに挿入さ
れる。
【0040】供給チャック13の爪部13aに把持され
「くの字状」に折れたリール1の先端1aの部分が挿入
上開口部17cを通過した後、図9に示すように、リー
ル材1は挿入横開口部17dにより上方向にはみ出るこ
となく案内部17bへ挿入され、案内溝形成部材17に
対し詰まりなく安定したリール材1の供給が可能とな
る。
【0041】さらに、供給チャック13の爪部13aが
加工装置16の搬出装置20にまで移動した後、定寸送
り装置18の上下動部材18bを下降させ、案内溝形成
部材17の案内部17bに供給されているリール材1を
上下動部材18bに設置した2本のピン18cにより押
さえた後、切断刃19をガイド19aに沿って下降させ
て案内溝形成部材17の深溝17eの位置でリール材1
を切断し、供給チャック13の爪部13aで把持した部
分とそれ以外の部分とを分断する。
【0042】リール材1の分断後、供給チャック13は
回転機構部14aにより90度反転して爪部13aを水
平方向にするとともに、開口部17aから爪部13aを
退避させる。そして、切れ残りのリール材1を把持した
まま前後動機構14bにより爪部13aを案内溝形成部
材17の上方から後退させ、チャック移動装置14cに
より元の位置へ戻るようにマガジン3の方向に移動し、
かつ排出移動装置24の下方に設けた排出箱26の上方
にて爪部13aを時計回りに回転して一対の爪部13a
を開き、リール材1の把持を解放することにより排出箱
26に切れ残りのリール材1を排出する。その後、再び
爪13aを反転して一対の爪部13aを水平方向にし、
次にリールストッカ2が選択されるまで待つ。
【0043】一方、案内溝形成部材17の案内部17b
上のリール材1は、定寸送り装置18を案内溝形成部材
17の長手方向に所定量を移動することで、所定の長さ
だけ搬出装置20の方向に移動される。その移動が完了
した後、案内溝形成部材17の深溝17eの位置で切断
刃19を下降させることにより定寸切断する。このと
き、リール材1は案内溝形成部材17の案内部17bに
よりその姿勢を規制されているため、巻き癖等の影響を
受けることなく、安定した定寸切断が行われる。そし
て、定寸切断されたリール片1は搬出装置20の吸着部
20aに吸着されて案内部17b内を案内溝形成部材1
7の長手方向に搬送され、案内溝形成部材17の延長上
に設置されている積層台22上に位置するように移動す
る。次いで、吸着部20aによるリール片1の吸着を停
止し、リール片1を積層台22上に載置する。そして、
吸着部20aを元の位置に戻し、定寸送り装置18と切
断刃19により順次に得られるリール片1を搬出し、積
層台22上にリール片1を積層する。
【0044】リールストッカ2からリール材1が無くな
り、リール材1の終端が透過型の終端センサ21を通過
してリール材1の存在しないことを終端センサ21が検
知することで、排出移動装置24の下方に待機していた
排出チャック23が上昇して図13に示すように排出チ
ャック23がリール材1の側面に位置する。次いで、排
出チャック23の上下方向に設けた一対の爪23aが図
13の二点鎖線で示す対向するように上下方向にそれぞ
れ回転して閉じ、リール材1の終端1bを上下方向から
把持する。そして、排出移動装置24により上べース6
の穴6bを通って下降し、排出チャック23の一対の爪
23aがそれぞれ離反する方向に作動してリール材1の
終端1bの把持を解放し、排出箱26にリール材1の終
端1bを排出して、その位置に止まる。
【0045】その後、前述した方法と同様に、テーブル
4をリールストッカ2に収納したリール材1の引き出し
方向と直交する方向に駆動し、再び反射型の先端センサ
11でリールストッカ2の先端に存在するリール材1を
検出することにより、そのリールストッカ2をリールス
トッカ選択装置7によってリール材1の引き出し方向に
移動し、リール材1を供給チャック13により加工装置
16へ連続して自動で行う。
【0046】一方、積層台22上に積層された多数のリ
ール片1は、その後、例えば片方の面にノリ付けされて
箱等の容器の表面あるいは板状の物品の表面に貼り付け
られる。
【0047】なお、リールストッカ2に収納するリール
材1は、前記布地等の片方の面に予め保護シートで覆わ
れた貼着剤を設けておき、そのままの状態で定寸切断し
て得られたリール片1から保護シートを剥がして箱等の
容器の表面あるいは板状の物品の表面に貼り付けるもの
であってもよい。また、積層台22を設けることなく、
この積層台22の位置を横切るように箱等の容器あるい
は板状の物品を移動させ、この移動の際に、これらの物
の表面に前記リール片1を直接に貼り付けるようにして
もよい。
【0048】本発明の実施の形態1によれば、リールス
トッカ2の出口である先端部2eからリール材1が水平
に供給されるため、供給チャック13の爪部13aや加
工装置16の案内溝形成部材17、定寸送り装置18、
切断刃19、排出装置20の吸着部20a等の各部の位
置調整が容易である。さらに、柔軟なリール材1の先端
1aを水平に支持できる。また、柔軟なリール材1を撓
ませることなく切断できるため、寸法が正確なリール片
1を確実かつ容易に得ることができる。
【0049】[発明の実施の形態2]本発明の実施の形
態2を図14および図15に基づいて説明する。図14
および図15は本実施の形態2の定尺切断装置を概略的
に示す正面図および平面図である。
【0050】本実施の形態2はリール材1を収納したリ
ールストッカ2の先端部2eを上に向け、その状態から
リール材1を供給チャック13により水平方向に引き出
すように構成されている。
【0051】リールストッカ2側となる上ベース6の端
面には、下ベース27の上面に立設した縦ベース28が
固定されている。縦べース28にはガイド5を介してテ
ーブル4が縦ベース28と平行に設置されており、この
テーブル4は水平(図14において、紙面に対して垂直
方向)に移動可能となっている。テーブル4の下部には
支え29がテーブル4に対して垂直、すなわち水平に取
り付けられており、リール材1を収納した複数個のリー
ルストッカ2をセットしたマガジン3が前記支えの上面
に載置されている。リールストッカ2は先端部2eを上
に向けてマガジン3にセットされ、その先端部2eはテ
ーブル4に平行に飛び出している。縦べース28の上端
面には先端センサ11が固定され、先端部2eにおける
リール材1の有無を検出するように、リール材1の面に
対して垂直に光を照射し得るように配置されている。ま
た、リール材1の終端を検知する終端センサ21は、上
ベース6に固定した柱12の上部に固定され、縦ベース
28と排出チャック23の間に配設されている。なお、
加工装置16には、図示を省略した案内溝形成部材、定
寸送り装置、切断刃、排出装置が前記実施の形態1と同
様に配置され、また定寸切断したリール片を積層する積
層台(図示省略)が前記実施の形態1と同様の構成で設
置されている。
【0052】また、供給チャック13の一対の爪部13
aは前記実施の形態1と同様に形成され、リールストッ
カ2の先端部2eに有るリール材1を把持し得るよう
に、対向する一対の爪部13aの先端部がリールストッ
カ2の先端部2eと平行にした状態で配置されている。
供給チャック13はリール材1の引き出し方向に対して
直交する方向に前後動可能な前後動機構部14bに取り
付けられ、前後動機構部14bはリール材1の引き出し
方向と平行に移動可能なチャック移動装置14cに取り
付けられている。
【0053】次に、本実施の形態2によるリール材の定
尺切断方法を説明する。図示しない駆動機構によりテー
ブル4をガイド5に沿ってセットされたリールストッカ
2のピッチずつ、リール材1の引き出し方向に対して直
交する方向にステップ送りする。このステップ送りの際
に、先端センサ11によりリールストッカ2の先端部2
eでのリール材1の有無を検出し、前記先端部2eにリ
ール材1の先端1aがあれば、さらに1ステップ分だけ
テーブル4を送った位置で、テーブル4を停止する。
【0054】リールストッカ2の先端部2eの位置と対
応する位置に配される供給チャック13(図15では供
給チャック13はリールストッカ2の先端部2eと縦ベ
ース28の間にあるが、当初は供給チャック13の一対
の爪部13aはリールストッカの先端部2eに対して、
左右方向から対向するように配されている。)は、前後
動機構部14bにより軸Dの軸方向に前進し、前記先端
センサ11で検知したリール材1の先端1aを供給チャ
ック13の爪部13aで把持した後、チャック移動装置
14cにより供給チャック13を上ベース6と平行に移
動させ、加工装置16の案内溝形成部材17(図示省
略)に前記実施の形態1と同様に供給する。
【0055】その後、把持したリール材1の先端の分
断、リール材1の定寸送り、リール材1の定寸切断、定
寸切断したリール片の積層台への積層、終端センサ21
によりリール材1の終端を検出して排出チャック23に
より把持し、排出移動装置24により終端を排出箱に排
出する動作は、前記実施の形態1と同様である。
【0056】本発明の実施の形態2によれば、リールス
トッカ2をリール材1の供給方向(引き出し方向)と垂
直に設置しているため、前記本発明の実施の形態1に設
けたリールストッカ選択装置7や供給チャック13の回
転機構部14aを省くことができる。
【0057】なお、本明細書中には、以下に示す構成
(1)〜(4)の発明も開示されている。 (1)リール状に収納された柔軟な長尺部材を収納し、
リール材の引き出し位置にリール材の先端両側を案内す
る案内部とリール材の先端上下面を露出するすり割り溝
で形成された開口部とを有する添部材を配設したリール
ストッカと、前記リールストッカの複数個と並列して等
ピッチに且つ各リールストッカをリール材の引き出し方
向に移動自在に支持するマガジンと、前記マガジンを載
置し、マガジン内のリールストッカのリール材の引き出
し方向に対して直交する方向にステップ移動するテーブ
ルと、前記テーブルが前記ステップ移動した際に前記リ
ールストッカの添部材の開口部から露呈するリール材の
検出により、リール材を収納したリールストッカを割り
出す第1のセンサと、前記第1のセンサにより割り出さ
れたリールストッカの前記添部材の上下の開口部からそ
れぞれ入り込み、リール材の先端を挟持するとともにリ
ールストッカからリール材を引き出す一対の爪部を配設
した第1の駆動装置と、前記リールストッカから引き出
されたリール材の終端を検出し、リールストッカ内が空
であることを検出する第2のセンサと、前記第2のセン
サの検出信号により前記ステップ移動するテーブルを、
ステップ移動するように制御する制御手段と、を備えた
ことを特徴とするリール材の定尺切断装置。
【0058】(2)第1のセンサの検出信号に基づいて
リール材を収納したリールストッカをリール材の引き出
し方向に移動させ、且つ第2のセンサの検出信号に基づ
いて空のリールストッカを元の位置に移動させる移動手
段を配設していることを特徴とする前記構成(1)のリ
ール材の定尺切断装置。
【0059】上記構成によれば、長尺部材が柔軟であっ
ても、その先端が添部材内に収納された状態で第1の駆
動装置の一対の爪部で確実に挟持され、且つリールスト
ッカから引き出されるので、リール材の姿勢が安定して
おり、且つリール材の定尺切断等の加工機へ確実に供給
することができるようになる。
【0060】(3)リール状で供給された長尺部材を定
寸に切断するリール材の定尺切断装置において、リール
材の先端両側を案内するリール材より幅広な案内部とリ
ール材の先端上下面を露出するすり割り溝で形成された
リール材より幅狭な開口部とを有する先端部内に、前記
リール材の先端を位置させてリール材を収納するリール
ストッカと、前記リールストッカの先端部の上下の開口
部から一方がV字状の凸部で他方がV字状の凹部を有す
る一対のチャック用爪を挿入し、リール材の先端の上下
面を前記凹凸部で挟持する前記チャック用爪を有する第
1のチャックと、前記リールストッカの先端部に対して
一端が対向配置するとともに、全長に亘ってリール材の
両側を案内する案内部とリール材の上面を露出するすり
割り溝で形成された開口部とを有し、且つ全長の一部に
長手方向と直交する幅狭な深溝を穿設してなる、長尺な
案内溝形成部材と、この案内溝形成部材の他端側に配置
され、案内溝形成部材内で所定寸法に切断されたリール
片を吸着保持して案内溝形成部材から搬送する搬出装置
と、前記長尺な案内溝形成部材の前記深溝の上方に配置
され、前記案内部にて案内されるリール材を切断する上
下動自在な切断刃と、前記案内部にて案内される一端が
切断されたリール材を、前記リールストッカから引き出
しつつ所定寸法で間欠送りする定寸送り装置と、前記第
1のチャックのチャック用爪で挟持したリール材を、リ
ールカセットから引き出しつつ、このリール材を長尺な
案内溝形成部材の一端から該部材の案内部に位置させ、
前記切断刃による切断位置までリール材を移動するチャ
ック移動装置と、を備えたことを特徴とするリール材の
定尺切断装置。
【0061】(4)リール状で供給された長尺部材を定
寸に切断するリール材の定尺切断方法において、リール
ストッカの先端部内に位置するリール材の上下面を一対
のチャック用爪で挟持し、該チャック用爪を移動してリ
ールストッカからリール材を引き出すとともに該リール
材を挟持したチャック用爪を、全長に亘ってリール材の
両側を案内する案内部とリール材の上面を露出するすり
割り溝で形成された開口部を有する長尺な案内溝形成部
材の前記開口部から挿入して前記リール材を前記案内部
に位置させ、前記案内溝形成部材の案内部内に位置する
リール材を、案内溝形成部材の長手方向と直交する方向
に移動する切断刃により切断し、前記リール材の先端部
を挟持したチャック用爪を案内溝形成部材の上方から退
避するとともに、案内溝形成部材の案内部上のリール材
を定寸送り装置により前記リールストッカから引き出す
とともに所定寸法にて間欠送りをし、該間欠送りされた
リール材を前記切断刃により所定寸法にて切断するとと
もに、この切断されたリール片を前記案内溝形成部材か
ら搬出装置により搬出することを特徴とするリール材の
定尺切断方法。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
効果を得ることができる。請求項1、3、4の発明によ
れば、柔軟な長尺部材のリール材を詰まりなく安定して
リール材の切断位置まで供給することができる。
【0063】請求項2の発明によれば、案内溝形成部材
は長尺部材の幅よりやや狭い開口部と、長尺部材の幅よ
りやや広い案内部を有する案内溝を有し、第1の駆動装
置で移動する第1のチャックは、前記案内溝形成部材に
緩く嵌合する爪を有することにより、柔軟な長尺部材の
リール材を詰まりなくリール材の加工装置まで供給で
き、リール材の巻き癖等の部材の柔軟性に影響を受けず
に定尺切断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の定尺切断装置の全体を
概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1のリールストッカを示す
分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1のリールストッカの先端
を示し、図3(a)は図2のA矢視図、図3(b)は図
3(a)を左方向から見た端面図である。
【図4】本発明の実施の形態1のマガジンとテーブルを
示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1のリールストッカ選択装
置を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1の定尺切断装置を概略的
に示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態1の定尺切断装置を概略的
に示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態1の第1のチャックと第1
の駆動装置および案内溝形成部材を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態1の第1のチャックでリー
ル材を挟持した状態を示し、図9(a)は正面図、図9
(b)は側面図である。
【図10】本発明の実施の形態1の案内溝形成部材を示
す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態1の切断刃、定寸送り装
置、案内溝形成部材および第1のチャックを示す斜視図
である。
【図12】本発明の実施の形態1の第1のチャックおよ
び案内溝形成部材を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態1の第2のチャックおよ
び第2の駆動装置を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態2の定尺切断装置を概略
的に示す正面図である。
【図15】本発明の実施の形態2の定尺切断装置を概略
的に示す平面図である。
【図16】従来技術を示す正面図である。
【符号の説明】
1 リール材 1a 先端 1b 終端 2 リールストッカ 2e 先端部 2g 開口部 3 マガジン 4 テーブル 5 ガイド 6 上ベース 7 リールストッカ選択装置 7a 爪 7b 上下ガイド 7c 前後ガイド 11 先端センサ 13 供給チャック(第1のチャック) 13a 爪部 14 第1の駆動装置 14a 回転機構部 14b 前後動機構部 14c チャック移動装置 16 加工装置 17 案内溝形成部材 17a 開口部 17b 案内部 17e 深溝 18 定寸送り装置 19 切断刃 20 搬出装置 21 終端センサ 22 積層台 23 排出チャック(第2のチャック) 24 排出移動装置(第2の駆動装置) 25 排出箱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール状で供給された長尺部材を定尺に
    切断する切断装置において、 リール材の先端を保持して収納するリールストッカと、 前記リールストッカを複数個収納するマガジンと、 前記マガジンを載せ、巻回したリール材の軸方向に所定
    のステップで移動するテーブルと、 前記テーブル上のリールストッカの1つをリール材の前
    記軸と直角方向に移動するリールストッカ選択装置と、 前記リール材がセットされたリールストッカを検出する
    検出装置と、 前記リール材の先端を把持する第1のチャックと、 前記第1のチャックをリール材の先端を把持したままリ
    ール材の切断位置まで移動する第1の駆動装置と、 前記切断位置に達したリール材を切断する切断刃と、 一端が切断されたリール材を所定寸法で間欠送りする定
    寸送り装置と、 所定寸法に切断したリール片を搬出する搬出装置と、 前記リール材の終端を検出する検出装置と、 前記リール材の終端を把持する第2のチャックと、 前記第2のチャックをリール材の終端を把持したまま排
    出位置まで移動する第2の駆動装置と、 を有することを特徴とするリール材の定尺切断装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の駆動装置で移動する第1のチ
    ャックは、前記定寸送り装置および切断刃に対向して配
    設された、前記長尺部材の幅よりやや狭い開口部と長尺
    部材の幅よりやや広い案内部材とを有する案内溝形成部
    材の前記開口部に緩く嵌合する爪を有し、該爪にてリー
    ル材の上下面を挟持しつつリール材の側面を前記案内部
    に位置させることを特徴とする請求項1記載のリール材
    の定尺切断装置。
  3. 【請求項3】 リール状で供給された長尺部材を定寸に
    切断する切断装置において、 リール材の先端両側を案内する案内部とリール材の先端
    上下面を露出するすり割り溝で形成された開口部とを有
    する先端部内に、前記リール材の先端を位置させてリー
    ル材を収納するリールストッカと、 前記リールストッカの先端部の上下の開口部からチャッ
    ク用爪を挿入し、リール材の先端の上下面を挟持する前
    記チャック用爪を有する第1のチャックと、 前記リールストッカの先端部に対して一端が対向配置す
    るとともに、全長に亘ってリール材の両側を案内する案
    内部およびリール材の上面を露出するすり割り溝で形成
    された開口部とを有し、且つ全長の一部に長手方向と直
    交する幅狭な深溝を穿設してなる長尺な案内溝形成部材
    と、 この案内溝形成部材の他端側に配置され、案内溝形成部
    材内で所定寸法に切断されたリール片を保持して案内溝
    形成部材から搬送する搬出装置と、 前記長尺な案内溝形成部材の前記深溝の上方に配置さ
    れ、前記案内部にて案内されるリール材を切断する上下
    動自在な切断刃と、 前記案内部にて案内される一端が切断されたリール材
    を、前記リールストッカから引き出しつつ所定寸法で間
    欠送りする定寸送り装置と、 前記第1のチャックのチャック用爪で挟持したリール材
    を、リールカセットから引き出しつつこのリール材を長
    尺な案内溝形成部材の一端から該部材の案内部に位置さ
    せ、前記切断刃による切断装置までリール材を移動する
    チャック移動装置と、 を有することを特徴とするリール材の定尺切断装置。
  4. 【請求項4】 リール状で供給された長尺部材を定寸に
    て切断する切断方法において、 リールストッカの先端部内に位置するリール材の上下面
    を一対のチャック用爪で挟持し、 該チャック用爪を移動してリールストッカからリール材
    を引き出すとともに該リール材を挟持したチャック用爪
    を、全長に亘ってリール材の両側を案内する案内部とリ
    ール材の上面を露出するすり割り溝で形成された開口部
    を有する長尺な案内溝形成部材の前記開口部から挿入し
    て前記リール材を前記案内部に位置させ、 前記案内溝形成部材の案内部内に位置するリール材を、
    案内溝形成部材の長手方向と直交する方向に移動する切
    断刃により切断し、 前記リール材の先端部を挟持したチャック用爪を案内溝
    形成部材の上方から退避するとともに、案内溝形成部材
    の案内部上のリール材を定寸送り装置により前記リール
    ストッカから引き出すとともに所定寸法にて間欠送りを
    し、 該間欠送りされたリール材を前記切断刃により所定寸法
    にて切断するとともに、この切断されたリール片を前記
    案内溝形成部材から搬出装置により搬出することを特徴
    とするリール材の定尺切断方法。
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