JPH1086136A - ハンドカッタ - Google Patents

ハンドカッタ

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JPH1086136A
JPH1086136A JP24366496A JP24366496A JPH1086136A JP H1086136 A JPH1086136 A JP H1086136A JP 24366496 A JP24366496 A JP 24366496A JP 24366496 A JP24366496 A JP 24366496A JP H1086136 A JPH1086136 A JP H1086136A
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cutter
gear
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reduction mechanism
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Yoshiaki Takayanagi
義明 高柳
Takamasa Otsuji
孝昌 大辻
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Komatsu Zenoah Co
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Komatsu Zenoah Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速比を大きくとっても十分大きな切り込み
深さを得ることができ、かつ水の飛散によって切削力が
落ちることがなく、しかも作業者、駆動側本体及び駆動
系にかかる衝撃を緩和することのできるハンドカッタを
提供することにある。 【解決手段】 駆動側本体20と、カッタ側本体30と
を備えたハンドカッタであって、前記駆動側本体20に
は、回転駆動手段(エンジン)1を設け、前記カッタ側
本体30には、歯車減速機構50を設けると共に、この
歯車減速機構50によって回転駆動されるカッタブレー
ド31を設けてなり、前記回転駆動手段1から歯車減速
機構50にベルト減速機構40を介して回転力を伝える
ように構成したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンや電動
モータなどの回転駆動手段を用いたハンドカッタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のハンドカッタとしては、例えば
実開平5−49317号公報に記載されたものが知られ
ている。この公報には、エンジン(回転駆動手段)の回
転をプーリとベルトを用いてカッタブレードに伝える、
いわゆるベルト駆動方式のハンドカッタが記載されてい
る。また、例えば実開平4−79015号公報にみられ
るように、歯車のみを用いた、いわゆる歯車駆動方式の
ハンドカッタも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ベルト
駆動方式のハンドカッタにおいては、エンジンの回転数
を大きく減速してカッタブレードに伝えようとすると、
カッタブレード側に設けたプーリの径が大きくなって、
カッタブレードの切り込み深さを十分大きくとることが
できないという問題がある。しかも、例えば水道管を切
断する場合のように水が飛散するような場合には、カッ
タブレード側のプーリに水がかかり、ベルトが滑って切
削力が低下するという欠点がある。
【0004】一方、上記歯車駆動方式のハンドカッタに
おいても、減速比を大きくとると、カッタブレード側に
設けた歯車の径が大きくなってしまい、カッタブレード
の切り込み深さを十分大きくとることができないという
問題がある。しかも、エンジンの回転力がダイレクトに
カッタブレードに伝わるとともに、カッタブレードの切
削抵抗もダイレクトにエンジン側に返ってくるので、切
削時の衝撃が大きく、作業者、駆動側本体及び駆動系に
かかる負担が大きいという欠点がある。
【0005】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、減速比を大きくとっても
十分大きな切り込み深さを得ることができ、かつ水の飛
散によって切削力が落ちることがなく、しかも作業者、
駆動側本体及び駆動系にかかる衝撃を緩和することので
きるハンドカッタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、駆動側本体(20)と、カ
ッタ側本体(30)とを備えたハンドカッタであって、
前記駆動側本体(20)には、回転駆動手段(1)を設
け、前記カッタ側本体(30)には、歯車減速機構(5
0)を設けると共に、この歯車減速機構(50)によっ
て回転駆動されるカッタブレード(31)を設けてな
り、前記回転駆動手段(1)から歯車減速機構(50)
にベルト減速機構(40)を介して回転力を伝えるよう
に構成したことを特徴としている。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、駆動側本体(20)には、カッタ側本体
(30)を連結するための表側連結部(20a)及び裏
側連結部(20b)が設けられており、カッタ側本体
(30)は駆動側本体(20)の表側連結部(20a)
にも裏側連結部(20b)にも連結可能になっているこ
とを特徴としている。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に係る発明において、駆動側本体(20)とカッタ
側本体(30)とは、これらの合計長さを調整可能な伸
縮量調整手段(60)を介して連結されていることを特
徴としている。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明において、伸縮量調整手段(60)は、駆動側本体
(20)及びカッタ側本体(30)のいずれか一方に設
けられた偏心カム(61)と、他方に設けられ、偏心カ
ム(61)の外周面に当接するストッパ(62)とを備
えていることを特徴としている。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明において、偏心カム(61)の外周面には、ストッパ
(62)に係止する凹部(61a)が複数形成されてい
ることを特徴としている。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4又は請求項5に係る発明におい
て、ベルト減速機構(40)は、駆動側本体(20)に
設けられ、回転駆動手段(1)によって駆動される駆動
軸(41)と、この駆動軸(41)に設けられた小径プ
ーリ(42)と、カッタ側本体(30)に設けられた被
駆動軸(43)と、この被駆動軸(43)に設けられた
大径プーリ(44)と、この大径プーリ(44)及び小
径プーリ(42)を巻回するベルト(45)とを備えて
おり、歯車減速機構(50)は、大径プーリ(44)を
有する被駆動軸(43)と、この被駆動軸(43)に設
けられた第1の小歯車(51)と、前記被駆動軸(4
3)の隣に設けられた中間軸(52)と、この中間軸
(52)に設けられ、前記第1の小歯車(51)に咬合
する第1の大歯車(53)と、前記中間軸(52)に設
けられた第2の小歯車(54)と、前記中間軸(52)
の隣に設けられ、カッタブレード(31)を回転駆動す
る出力軸(55)と、この出力軸(55)に設けられ、
前記第2の小歯車(54)に咬合する第2の大歯車(5
6)とを備えていることを特徴としている。
【0012】請求項7に係る発明は、請求項6に係る発
明において、第2の小歯車(54)と第2の大歯車(5
6)とは、ピッチ円直径の等しいもので構成され、中間
軸(52)から出力軸(55)へ等速で回転を伝えるよ
うになっていることを特徴としている。
【0013】請求項8に係る発明は、請求項6又は請求
項7に係る発明において、第1の大歯車(53)と第2
の小歯車(54)とを同軸上に一体的に形成し、これら
の第1の大歯車(53)及び第2の小歯車(54)を、
ニードルベアリング(57)又はメタルベアリングを介
して中間軸(52)に回転自在に設けたことを特徴とし
ている。
【0014】そして、請求項1に係る発明においては、
歯車減速機構(50)とベルト減速機構(40)とで減
速するように構成したので、歯車減速機構(50)及び
ベルト減速機構(40)のそれぞれの減速比は小さくて
も、全体として大きな減速比を得ることができる。すな
わち、歯車減速機構(50)を小型化しても、カッタブ
レード(31)を十分に減速することができる。したが
って、カッタブレード(31)を駆動する歯車減速機構
(50)を小型化することができ、これによって、カッ
タブレード(31)は十分大きな切り込み深さを得るこ
とができる。しかも、減速比の選択幅が大きいので、効
率のよい切断速度を得ることができる。さらに、回転駆
動手段(1)として例えばエンジンを用いた場合には、
高速高出力タイプの小型のエンジンを用いることができ
る利点もある。
【0015】また、カッタブレード(31)側に歯車減
速機構(50)を設け、この歯車減速機構(50)より
回転駆動手段(1)側にベルト減速機構(40)を設け
た状態になるから、例えば水道管を切断する場合のよう
に水が飛散するような場合でも、この水がベルトにかか
りにくく、同ベルトの滑りによる切削力の低下を防止す
ることができる。
【0016】しかも、ベルト減速機構(40)によっ
て、回転駆動手段(1)の回転力やカッタブレード(3
1)の切削抵抗による衝撃を吸収することができる。し
たがって、作業者、駆動側本体及び駆動系にかかる負担
を緩和することができる。
【0017】また、カッタブレード(31)側に歯車減
速機構(50)を設けているから、ベルト減速機構(4
0)におけるベルトの全長を短くすることができる。し
たがって、コストの低減を図ることができるとともに、
ベルトの寿命を向上させることができる。
【0018】請求項2に係る発明においては、カッタ側
本体(30)を、駆動側本体(20)の表側連結部(2
0a)にも裏側連結部(20b)にも連結することがで
きる。したがって、カッタブレード(31)の位置を、
駆動側本体(20)の表側連結部(20a)側にも、裏
側連結部(20b)側にも、作業者の切削しやすい位置
に変更することができ、作業性の向上を図ることができ
る。
【0019】請求項3に係る発明においては、駆動側本
体(20)とカッタ側本体(30)とが伸縮量調整手段
(60)を介して連結されているから、結局はこの伸縮
量調整手段(60)によって、ベルト減速機構(40)
のベルトの張力を調整することができる。しかも、伸縮
量調整手段(60)によって、ベルト減速機構(40)
における例えばプーリの径を変更することができ、減速
比を容易に変更することが可能になる。
【0020】請求項4に係る発明においては、偏心カム
(61)を用いることによって、伸縮量を微妙に変える
ことができるから、ベルト減速機構(40)におけるベ
ルトの張りを、最適な状態に、簡単かつ迅速に設定する
ことができる。したがって、スリップを防止することが
できるとともに、ベルトや軸受等の寿命を向上させるこ
とができる。
【0021】請求項5に係る発明においては、偏心カム
(61)の外周面にストッパ(62)に係止する凹部
(61a)が複数形成されているから、ベルト減速機構
(40)におけるベルトの張りを最適な状態に、かつ確
実に設定することができる。
【0022】請求項6に係る発明においては、請求項1
に係る発明と同様に、歯車減速機構(50)とベルト減
速機構(40)とで減速するように構成したので、歯車
減速機構(50)及びベルト減速機構(40)のそれぞ
れの減速比は小さくても、全体として大きな減速比を得
ることができる。このため、例えば大径プーリ(4
4)、第1の大歯車(53)、第2の大歯車(56)の
径を小さくすることができるから、歯車減速機構(5
0)及びベルト減速機構(40)を小型のもで構成する
ことができる。したがって、ハンドカッタ全体を小型化
することができる利点がある。
【0023】請求項7に係る発明においては、第2の小
歯車(54)及び第2の大歯車(56)の両者のピッチ
円直径を、例えば第2の小歯車(54)と等しく構成す
ることによって、歯車減速機構(50)におけるカッタ
ブレード(31)の付け根部の小型化を図ることができ
る。したがって、カッタブレード(31)の切り込み深
さをさらに大きくすることができる。また、上記両者の
ピッチ円直径を、例えば第2の大歯車(56)と等しく
構成することによって、出力軸(55)と中間軸(5
2)との間の距離を長くすることができ、これによりカ
ッタブレード(31)とベルト減速機構(40)との間
の距離を長くすることができる。したがって、カッタブ
レード(31)によって水が飛散するような場合でも、
この水がベルトにかかるのをより有効に防止することが
できる。
【0024】請求項8に係る発明においては、第1の大
歯車(53)及び第2の小歯車(54)を、ニードルベ
アリング(57)又はメタルベアリングを介して中間軸
(52)に回転自在に設けているから、例えば中間軸
(52)の両端部をボールベアリングによって回転自在
に支持する場合に比べて小型化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。なお、図1はこの発明の一実
施の形態として示したハンドカッタの正面図、図2は同
ハンドカッタの要部破断平面図、図3は同ハンドカッタ
においてカッタブレードの向きを変えた状態を示す要部
破断平面図、図4は図2の要部を拡大して示した要部破
断平面図、図5は図2の要部を分解し、かつ拡大して示
した要部破断分解平面図、図6は同ハンドカッタの歯車
減速機構及びベルト減速機構を示す正面図、図7は同ハ
ンドカッタの歯車減速機構を示す正面図を示している。
【0026】この発明の一実施の形態として示したハン
ドカッタEは、駆動側本体20と、カッタ側本体30と
を備えたものであって、駆動側本体20には、ガソリン
エンジン(回転駆動手段)1を設け、カッタ側本体30
には、歯車減速機構50を設けると共に、この歯車減速
機構50によって回転駆動されるカッタブレード31を
設けてなり、エンジン1から歯車減速機構50にベルト
減速機構40を介して回転力を伝えるように構成してい
る。
【0027】駆動側本体20には、カッタ側本体30を
連結するための表側連結部20a及び裏側連結部20b
が設けられている。これらの表側連結部20a及び裏側
連結部20bは、互いに平行な平面によって形成されて
いる。そして、これらの表側連結部20a及び裏側連結
部20bを貫通するように長孔20cが設けられてい
る。この長孔20cは、駆動側本体20とカッタ側本体
30との合計長さを調整する方向に長く形成されてい
る。
【0028】また、カッタ側本体30には、長孔20c
に対応する位置に2つのネジ孔30a、30bが形成さ
れている。そして、上記長孔20cを通って、各ネジ孔
30a、30bにねじ込まれるボルト63、64によっ
て、カッタ側本体30が駆動側本体20の表側連結部2
0a又は裏側連結部20bに固定されるようになってい
る。
【0029】そして、駆動側本体20とカッタ側本体3
0とは、これらの合計長さを調整可能な伸縮量調整手段
60を介して連結されている。なお、上記長孔20c、
ネジ孔30a、30bおよびボルト63、64は、この
伸縮量調整手段60の構成要素となっている。さらに、
伸縮量調整手段60は、カッタ側本体30に設けられた
偏心カム61と、駆動側本体20に設けられ、偏心カム
61の外周面に当接するストッパ62とを備えている。
偏心カム61の外周面には、ストッパ62に係止する凹
部61aが複数形成されている。
【0030】偏心カム61は、一方のボルト63を中心
にして回動すると共に、同ボルト63によってカッタ側
本体30に固定されるようになっている。また、偏心カ
ム61には、ナット65が溶接により固定されている。
このナット65は、スパナをかけて回すことにより、偏
心カム61をボルト63を中心にして回すことを可能と
するとともに、スパナをかけて保持することにより、偏
心カム61がボルト63と共に回るのを防止するように
なっている。
【0031】上記ベルト減速機構40は、駆動側本体2
0に設けられた駆動軸41と、この駆動軸41に設けら
れた小径プーリ42と、カッタ側本体30に設けられた
被駆動軸43と、この被駆動軸43に設けられた大径プ
ーリ44と、この大径プーリ44及び小径プーリ42に
巻回されたベルト45とを備えている。駆動軸41は、
エンジン1の出力軸によって構成されている。また、小
径プーリ42は、一方向クラッチ(断続手段)46を介
して駆動軸41に取り付けられている。
【0032】上記歯車減速機構50は、大径プーリ44
を有する被駆動軸43と、この被駆動軸43に設けられ
た第1の小歯車51と、被駆動軸43の隣に設けられた
中間軸52と、この中間軸52に設けられ、第1の小歯
車51に咬合する第1の大歯車53と、前記中間軸52
に設けられた第2の小歯車54と、中間軸52の隣に設
けられ、カッタブレード31を回転駆動する出力軸55
と、この出力軸55に設けられ、第2の小歯車54に咬
合する第2の大歯車56とを備えている。
【0033】第1の大歯車53と第2の小歯車54と
は、同軸上に一体的に形成されている。そして、これら
の第1の大歯車53及び第2の小歯車54は、ニードル
ベアリング57を介して中間軸52に回転自在に設けら
れている。
【0034】また、上記被駆動軸43、中間軸52及び
出力軸55は、それぞれカッタ側本体30と減速機カバ
ー500とによって保持されている。すなわち、被駆動
軸43は、一方の端部及び他方の端部がそれぞれカッタ
側本体30及び減速機カバー500にボールベアリング
を介して回転自在の保持されている。中間軸52は、一
方の端部及び他方の端部がそれぞれカッタ側本体30及
び減速機カバー500に固定された状態になっている。
出力軸55は、一方の端部及び中間部がそれぞれカッタ
側本体30及び減速機カバー500にボールベアリング
を介して回転自在の保持されている。
【0035】ただし、出力軸55の他端部は、減速機カ
バー500から突出しており、同他端部にはカッタブレ
ード31が取り付けられている。このカッタブレード3
1は、出力軸55に対して着脱可能になっている。ま
た、減速機カバー500には、出力軸55が突出する開
口部の周囲から水等の液体が侵入するのを防止するパッ
キン58a及びこのパッキン58aを保持するパッキン
カバー58が設けられている。また、出力軸55とパッ
キンカバー58との間からの液体の侵入を防止するため
に、オイルシール58bが設けられている。
【0036】さらに、減速機カバー500には、カッタ
カバー支持体32が回動可能に設けられている。このカ
ッタカバー支持体32には、2つに分割可能なカッタカ
バー33が設けられている。カッタカバー33は、同カ
ッタカバー33に設けた位置調節可能な係止部材34、
34(図1及び図4参照)と、カッタ側本体30に設け
たストッパ35(図4参照)とにより、所定の範囲内に
おいて回動可能になっている。
【0037】また、この実施の形態においては、図1に
示すように、エンジン1の後側に第1の取手2が設けら
れ、エンジン1の前側に第2の取手3が設けられてい
る。
【0038】上記のように構成されたハンドカッタにお
いては、エンジン1の回転によって、駆動軸41が回転
し、この回転が小径プーリ42、ベルト45及び大径プ
ーリ44を経て被駆動軸43に伝わる。そして、被駆動
軸43の回転は、第1の小歯車51、第1の大歯車5
3、第2の小歯車54、第2の大歯車56及び出力軸5
5を経てカッタブレード31に伝わる。
【0039】そして、上記に示すように歯車減速機構5
0とベルト減速機構40とで減速するように構成したの
で、歯車減速機構50及びベルト減速機構40のそれぞ
れの減速比は小さくても、全体として大きな減速比を得
ることができる。すなわち、歯車減速機構50を小型化
しても、カッタブレード31を十分に減速することがで
きる。したがって、カッタブレード31を駆動する歯車
減速機構50を小型化することができ、これによって、
カッタブレード31は十分大きな切り込み深さを得るこ
とができる。
【0040】具体的には大径プーリ44、第1の大歯車
53、第2の大歯車56の径を小さくすることによっ
て、歯車減速機構50及びベルト減速機構40を小型化
することができる。また、これらの歯車減速機構50及
びベルト減速機構40を小型化することによって、ハン
ドカッタE全体を小型化することができる。
【0041】さらにまた、減速比の選択幅が大きくなる
ので、効率のよい切断速度を得ることができる。しか
も、エンジン1は、高速高出力タイプの小型のものを採
用することができる利点がある。
【0042】また、カッタブレード31側に歯車減速機
構50を設け、この歯車減速機構50よりエンジン1側
にベルト減速機構40を設けた状態になるから、例えば
水道管を切断する場合のように水が飛散するような場合
でも、この水がベルトにかかりにくく、同ベルトの滑り
による切削力の低下を防止することができる。
【0043】しかも、ベルト45によって、エンジン1
の回転力やカッタブレード31の切削抵抗による衝撃を
吸収することができる。したがって、作業者、駆動側本
体20及び駆動系にかかる衝撃を緩和することができ
る。
【0044】また、カッタブレード31側に歯車減速機
構50を設けているから、ベルト減速機構40における
ベルト45の全長を短くすることができる。したがっ
て、コストの低減を図ることができるとともに、ベルト
45の寿命を向上させることができる。
【0045】さらに、カッタ側本体30を、駆動側本体
20の表側連結部20aにも裏側連結部20bにも連結
することができるから、カッタブレード31の位置を作
業者の切削しやすい位置に変更することができる。した
がって、作業性の向上を図ることができる。
【0046】また、駆動側本体20とカッタ側本体30
とが伸縮量調整手段60を介して連結されているから、
ベルト45の張力を調整することができる。しかも、伸
縮量調整手段60によって、小径プーリ41や大径プー
リ44の径を変更することが可能になるから、減速比の
変更が簡単になる。
【0047】またさらに、偏心カム61を用いることに
よって、伸縮量を微妙に変えることができるから、ベル
ト45の張りを、最適な状態に、簡単かつ迅速に設定す
ることができる。したがって、スリップを防止すること
ができるとともに、ベルト45やボールベアリング等の
寿命を向上させることができる。
【0048】しかも、偏心カム61の外周面にストッパ
62に係止する凹部61aが複数形成されているから、
ベルト45の張力を最適な状態に、確実に設定すること
ができる。
【0049】また、第1の大歯車53及び第2の小歯車
54を、ニードルベアリング57を介して中間軸52に
回転自在に設けているから、例えば中間軸52の両端部
をボールベアリングによって回転自在に支持する場合に
比べて小型化することができる。
【0050】なお、上記実施の形態においては、回転駆
動手段としてガソリンエンジン1を用いた例を示した
が、このエンジン1に代えて電動モータあるいは他の駆
動手段を用いてもよいことはいうまでもない。
【0051】また、第2の小歯車54及び第2の大歯車
56は、これらの名称で示す通り、ピッチ円直径がそれ
ぞれ異なる小及び大のもので構成した。しかし、これら
の第2の小歯車54及び第2の大歯車56の両者は、ピ
ッチ円直径の等しいもので構成してもよい。すなわち、
中間軸52から出力軸55へ、回転が等速で伝わるよう
に構成してもよい。そして、上記両者のピッチ円直径
を、例えば第2の小歯車54のピッチ円直径と等しく構
成することによって、歯車減速機構50におけるカッタ
ブレード31の付け根部をさらに小型化することができ
る。したがって、カッタブレード31の切り込み深さを
さらに大きくすることができる。また、上記両者のピッ
チ円直径を、例えば第2の大歯車56のピッチ円直径と
等しく構成することによって、出力軸55と中間軸52
との間の距離を長くすることができ、これによりカッタ
ブレード31とベルト減速機構40との間の距離をさら
に長くすることができる。すなわち、ベルト45をカッ
タブレード31からより離れた位置に配置することがで
きる。したがって、カッタブレード31によって水が飛
散するような場合でも、この水がベルト45にかかるの
をより有効に防止することができる。
【0052】さらに、第1の大歯車53及び第2の小歯
車54を、ニードルベアリング57を介して中間軸52
に回転自在に設けるように構成したが、このニードルベ
アリング57に代えてメタルベアリングを用いてもよ
い。
【0053】またさらに、カッタ側本体30側に偏心カ
ム61を設け、駆動側本体20側にストッパ62を設け
るように構成したが、カッタ側本体30側にストッパ6
2を設け、駆動側本体20側に偏心カム61を設けるよ
うに構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、歯車減
速機構(50)とベルト減速機構(40)とで減速する
ように構成したので、歯車減速機構(50)及びベルト
減速機構(40)のそれぞれの減速比は小さくても、全
体として大きな減速比を得ることができる。すなわち、
歯車減速機構(50)を小型化しても、カッタブレード
(31)を十分に減速することができる。したがって、
カッタブレード(31)を駆動する歯車減速機構(5
0)を小型化することができ、これによって、カッタブ
レード(31)は十分大きな切り込み深さを得ることが
できる。しかも、減速比の選択幅が大きいので、効率の
よい切断速度を得ることができる。さらに、回転駆動手
段(1)として例えばエンジンを用いた場合には、高速
高出力タイプの小型のエンジンを用いることができる利
点もある。
【0055】また、カッタブレード(31)側に歯車減
速機構(50)を設け、この歯車減速機構(50)より
回転駆動手段(1)側にベルト減速機構(40)を設け
た状態になるから、例えば水道管を切断する場合のよう
に水が飛散するような場合でも、この水がベルトにかか
りにくく、同ベルトの滑りによる切削力の低下を防止す
ることができる。
【0056】しかも、ベルト減速機構(40)によっ
て、回転駆動手段(1)の回転力やカッタブレード(3
1)の切削抵抗による衝撃を吸収することができる。し
たがって、作業者、駆動側本体及び駆動系にかかる負担
を緩和することができる。
【0057】また、カッタブレード(31)側に歯車減
速機構(50)を設けているから、ベルト減速機構(4
0)におけるベルトの全長を短くすることができる。し
たがって、コストの低減を図ることができるとともに、
ベルトの寿命を向上させることができる。
【0058】請求項2に係る発明においては、カッタ側
本体(30)を、駆動側本体(20)の表側連結部(2
0a)にも裏側連結部(20b)にも連結することがで
きる。したがって、カッタブレード(31)の位置を、
駆動側本体(20)の表側連結部(20a)側にも、裏
側連結部(20b)側にも、作業者の切削しやすい位置
に変更することができ、作業性の向上を図ることができ
る。
【0059】請求項3に係る発明においては、駆動側本
体(20)とカッタ側本体(30)とが伸縮量調整手段
(60)を介して連結されているから、結局はこの伸縮
量調整手段(60)によって、ベルト減速機構(40)
のベルトの張力を調整することができる。しかも、伸縮
量調整手段(60)によって、ベルト減速機構(40)
における例えばプーリの径を変更することができ、減速
比を容易に変更することが可能になる。
【0060】請求項4に係る発明においては、偏心カム
(61)を用いることによって、伸縮量を微妙に変える
ことができるから、ベルト減速機構(40)におけるベ
ルトの張りを、最適な状態に、簡単かつ迅速に設定する
ことができる。したがって、スリップを防止することが
できるとともに、ベルトや軸受等の寿命を向上させるこ
とができる。
【0061】請求項5に係る発明においては、偏心カム
(61)の外周面にストッパ(62)に係止する凹部
(61a)が複数形成されているから、ベルト減速機構
(40)におけるベルトの張りを最適な状態に、かつ確
実に設定することができる。
【0062】請求項6に係る発明においては、請求項1
に係る発明と同様に、歯車減速機構(50)とベルト減
速機構(40)とで減速するように構成したので、歯車
減速機構(50)及びベルト減速機構(40)のそれぞ
れの減速比は小さくても、全体として大きな減速比を得
ることができる。このため、例えば大径プーリ(4
4)、第1の大歯車(53)、第2の大歯車(56)の
径を小さくすることができるから、歯車減速機構(5
0)及びベルト減速機構(40)を小型のもで構成する
ことができる。したがって、ハンドカッタ全体を小型化
することができる利点がある。
【0063】請求項7に係る発明においては、第2の小
歯車(54)及び第2の大歯車(56)の両者のピッチ
円直径を、例えば第2の小歯車(54)と等しく構成す
ることによって、歯車減速機構(50)におけるカッタ
ブレード(31)の付け根部の小型化を図ることができ
る。したがって、カッタブレード(31)の切り込み深
さをさらに大きくすることができる。また、上記両者の
ピッチ円直径を、例えば第2の大歯車(56)と等しく
構成することによって、出力軸(55)と中間軸(5
2)との間の距離を長くすることができ、これによりカ
ッタブレード(31)とベルト減速機構(40)との間
の距離を長くすることができる。したがって、カッタブ
レード(31)によって水が飛散するような場合でも、
この水がベルトにかかるのをより有効に防止することが
できる。
【0064】請求項8に係る発明においては、第1の大
歯車(53)及び第2の小歯車(54)を、ニードルベ
アリング(57)又はメタルベアリングを介して中間軸
(52)に回転自在に設けているから、例えば中間軸
(52)の両端部をボールベアリングによって回転自在
に支持する場合に比べて小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態として示したハンドカ
ッタの正面図。
【図2】同ハンドカッタの要部破断平面図。
【図3】同ハンドカッタにおいてカッタブレードの向き
を変えた状態を示す要部破断平面図。
【図4】同ハンドカッタを示す図であって、図2の要部
を拡大して示した要部破断平面図。
【図5】同ハンドカッタを示す図であって、図2の要部
を分解し、かつ拡大して示した要部破断分解平面図。
【図6】同ハンドカッタの歯車減速機構及びベルト減速
機構を示す正面図。
【図7】同ハンドカッタの歯車減速機構を示す正面図。
【符号の説明】
1 回転駆動手段(エンジン) 20 駆動側本体 30 カッタ側本体 31 カッタブレード 40 ベルト減速機構 41 駆動軸 42 小径プーリ 43 被駆動軸 44 大径プーリ 45 ベルト 50 歯車減速機構 51 第1の小歯車 52 中間軸 53 第1の大歯車 54 第2の小歯車 55 出力軸 56 第2の大歯車 57 ニードルベアリング 60 伸縮量調整手段 61 偏心カム 61a 凹部 62 ストッパ E ハンドカッタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側本体(20)と、カッタ側本体
    (30)とを備えたハンドカッタであって、前記駆動側
    本体(20)には、回転駆動手段(1)を設け、前記カ
    ッタ側本体(30)には、歯車減速機構(50)を設け
    ると共に、この歯車減速機構(50)によって回転駆動
    されるカッタブレード(31)を設けてなり、前記回転
    駆動手段(1)から歯車減速機構(50)にベルト減速
    機構(40)を介して回転力を伝えるように構成したこ
    とを特徴とするハンドカッタ。
  2. 【請求項2】 駆動側本体(20)には、カッタ側本体
    (30)を連結するための表側連結部(20a)及び裏
    側連結部(20b)が設けられており、カッタ側本体
    (30)は駆動側本体(20)の表側連結部(20a)
    にも裏側連結部(20b)にも連結可能になっているこ
    とを特徴とする請求項1記載のハンドカッタ。
  3. 【請求項3】 駆動側本体(20)とカッタ側本体(3
    0)とは、これらの合計長さを調整可能な伸縮量調整手
    段(60)を介して連結されていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のハンドカッタ。
  4. 【請求項4】 伸縮量調整手段(60)は、駆動側本体
    (20)及びカッタ側本体(30)のいずれか一方に設
    けられた偏心カム(61)と、他方に設けられ、偏心カ
    ム(61)の外周面に当接するストッパ(62)とを備
    えていることを特徴とする請求項3記載のハンドカッ
    タ。
  5. 【請求項5】 偏心カム(61)の外周面には、ストッ
    パ(62)に係止する凹部(61a)が複数形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載のハンドカッタ。
  6. 【請求項6】 ベルト減速機構(40)は、駆動側本体
    (20)に設けられ、回転駆動手段(1)によって駆動
    される駆動軸(41)と、この駆動軸(41)に設けら
    れた小径プーリ(42)と、カッタ側本体(30)に設
    けられた被駆動軸(43)と、この被駆動軸(43)に
    設けられた大径プーリ(44)と、この大径プーリ(4
    4)及び小径プーリ(42)を巻回するベルト(45)
    とを備えており、 歯車減速機構(50)は、大径プーリ(44)を有する
    被駆動軸(43)と、この被駆動軸(43)に設けられ
    た第1の小歯車(51)と、前記被駆動軸(43)の隣
    に設けられた中間軸(52)と、この中間軸(52)に
    設けられ、前記第1の小歯車(51)に咬合する第1の
    大歯車(53)と、前記中間軸(52)に設けられた第
    2の小歯車(54)と、前記中間軸(52)の隣に設け
    られ、カッタブレード(31)を回転駆動する出力軸
    (55)と、この出力軸(55)に設けられ、前記第2
    の小歯車(54)に咬合する第2の大歯車(56)とを
    備えていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4又は請求項5記載のハンドカッタ。
  7. 【請求項7】 第2の小歯車(54)と第2の大歯車
    (56)とは、ピッチ円直径の等しいもので構成され、
    中間軸(52)から出力軸(55)へ等速で回転を伝え
    るようになっていることを特徴とする請求項6記載のハ
    ンドカッタ。
  8. 【請求項8】 第1の大歯車(53)と第2の小歯車
    (54)とを同軸上に一体的に形成し、これらの第1の
    大歯車(53)及び第2の小歯車(54)を、ニードル
    ベアリング(57)又はメタルベアリングを介して中間
    軸(52)に回転自在に設けたことを特徴とする請求項
    6又は請求項7記載のハンドカッタ。
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