JPH1086646A - ビスカスヒータ - Google Patents

ビスカスヒータ

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JPH1086646A
JPH1086646A JP12230297A JP12230297A JPH1086646A JP H1086646 A JPH1086646 A JP H1086646A JP 12230297 A JP12230297 A JP 12230297A JP 12230297 A JP12230297 A JP 12230297A JP H1086646 A JPH1086646 A JP H1086646A
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JP
Japan
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rotor
viscous fluid
viscous
generating chamber
viscous heater
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JP12230297A
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Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Takashi Ban
孝志 伴
Tatsuya Hirose
達也 廣瀬
Takahiro Moroi
隆宏 諸井
Satoshi Yagi
聖史 八木
Nobuaki Hoshino
伸明 星野
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビスカスヒータが利用される環境や態様等に応
じて、発熱室内において粘性流体を特定方向に強制的に
移動せしめることにより発熱性能が調整されたビスカス
ヒータを提供する。 【解決手段】駆動軸14により発熱室8内で回動するロ
ータ15及び発熱室8の壁面の少なくとも一方は、ロー
タ15の回動により粘性流体を発熱室8内において特定
方向に移動させるための移送手段を有している。移送手
段としては、例えば、発熱室8の前後壁面(2a、3
a)に形成され、径方向に対してロータ15の回動方向
側に傾斜又は湾曲して形成された凸条又は凹条よりな
り、内周域の粘性流体を外周域に供給する積極供給手段
とすることができる。この積極供給手段により、粘性流
体を外周域に集めることができ、粘性流体の発熱量を向
上させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体をせん断
により発熱させ、放熱室内を循環する循環流体に熱交換
して暖房熱源に利用するビスカスヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平2−246823号公報に
車両用暖房装置に利用されるビスカスヒータが開示され
ている。このビスカスヒータでは、前部及び後部ハウジ
ングが対設された状態で通しボルトにより締結され、内
部に発熱室と、この発熱室の外域にウォータジャケット
とを形成している。ウォータジャケット内では循環水が
入水ポートから取り入れられ、出水ポートから外部の暖
房回路へ送り出されるべく循環されている。前部ハウジ
ングには軸受装置を介して駆動軸が回動可能に支承さ
れ、駆動軸には発熱室内で回動可能なロータが固定され
ている。発熱室の壁面とロータの外面とは互いに近接す
るラビリンス溝を構成し、これら発熱室の壁面とロータ
の外面との間隙にはシリコーンオイル等の粘性流体が介
在される。
【0003】車両の暖房装置に組み込まれたこのビスカ
スヒータでは、駆動軸がエンジンにより駆動されれば、
発熱室内でロータが回動するため、粘性流体が発熱室の
壁面とロータの外面との間隙でせん断により発熱する。
この発熱はウォータジャケット内の循環水に熱交換さ
れ、加熱された循環水が暖房回路で車両の暖房に供され
ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビスカスヒ
ータにおいては、ロータの外周域と内周域とを比較した
場合、外周域の方が軸心からの距離が大きいことから周
回速度が大きく、このため、ロータの外周域の方が粘性
流体の発熱に大きく貢献する。したがって、とくに寒冷
地域でビスカスヒータを利用する場合や、ロータの低速
回転域での利用態様が多い場合などにおいては、粘性流
体の発熱に貢献しやすいロータの外周域に粘性流体を強
制的に移動させうるビスカスヒータが望まれる。
【0005】一方、ロータが高速回転になると粘性流体
の発熱量が過剰になるため、粘性流体が熱劣化しやすく
なる。したがって、とくに温暖地域でビスカスヒータを
利用する場合や、ロータの高速回転域での利用態様が多
い場合などにおいては、粘性流体の発熱に貢献しにくい
ロータの内周域に粘性流体を強制的に移動させうるビス
カスヒータが望まれる。
【0006】しかし、上記従来のビスカスヒータでは、
発熱室内において粘性流体を特定方向に強制的に移動さ
せるような手段を講じていないため、上記要望に応える
ことができかった。本発明は上記実情に鑑みてなされた
ものであり、ビスカスヒータが利用される環境や態様等
に応じて、発熱室内において粘性流体を特定方向に強制
的に移動せしめることにより発熱性能が調整されたビス
カスヒータを提供することを解決すべき技術課題とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1のビスカスヒータは、内部に発熱室及び
該発熱室に隣接して循環流体を循環させる放熱室を形成
するハウジングと、該ハウジングに軸受装置を介して回
動可能に支承された駆動軸と、該発熱室内で該駆動軸に
より回動可能に設けられたロータと、該発熱室の壁面と
該ロータの外面との間隙に介在され、該ロータの回動に
より発熱される粘性流体とを有するビスカスヒータにお
いて、前記ロータ及び前記発熱室の壁面の少なくとも一
方は、該ロータの回動により前記粘性流体を前記発熱室
内において特定方向に移動せしめる移送手段を有するこ
とを特徴とする。
【0008】このビスカスヒータでは、駆動軸とともに
ロータが回動されると、移送手段により、粘性流体が発
熱室内において特定方向に移動される。したがって、移
送手段による粘性流体の移動方向の設定の仕方如何によ
って、発熱性能を向上又は低下せしめる位置に粘性流体
が集まるように、発熱室内での粘性流体の流動を制御す
ることができる。
【0009】また、移送手段により粘性流体の流動が生
じれば、その結果として発熱室内での粘性流体の循環性
が向上する。ここで、発熱室内における粘性流体の温度
は内周域よりも外周域の方が高く、外周域にある粘性流
体は高温により劣化し易い。発熱室内での粘性流体の循
環性が向上すれば、高温の粘性流体と低温の粘性流体と
が混ざり合うことにより粘性流体の温度が発熱室内で均
一化し易くなる。このため、外周域にある高温の粘性流
体が過度に加熱されることにより熱劣化することを抑え
ることができ、粘性流体の耐久性を向上させることが可
能となる。
【0010】(2)請求項2記載のビスカスヒータは、
請求項1記載のビスカスヒータにおいて、移送手段は、
内周域の粘性流体を外周域に供給する積極供給手段であ
ることを特徴とする。このビスカスヒータでは、移送手
段たる積極供給手段により、内周域の粘性流体が外周域
に供給されるので、発熱性能の向上に大きく貢献するロ
ータの外周域により多くの粘性流体を集めることがで
き、ビスカスヒータの発熱量を効果的に向上させること
が可能である。
【0011】また、積極供給手段により内周域の粘性流
体が外周域に供給されて外周域の圧力が上昇すれば、そ
の圧力上昇により外周域にある粘性流体が圧力の低い内
周側に流動しようとする。その結果、発熱室内の半径方
向における粘性流体の循環性が向上する。このため、内
周域にある低温の粘性流体により外周域にある高温の粘
性流体の温度を低下させることができる。したがって、
外周域にある高温の粘性流体が過度に加熱されることに
より熱劣化することを抑えることができ、粘性流体の耐
久性を向上させることが可能となる。
【0012】(3)請求項3記載のビスカスヒータは、
請求項2記載のビスカスヒータにおいて、積極供給手段
は、ロータの前後端面の少なくとも一方に形成され、径
方向に対して該ロータの回動方向の逆側に傾斜又は湾曲
して形成された凸条又は凹条であることを特徴とする。
このビスカスヒータでは、ロータが回動されると、径方
向に対してロータの回動方向の逆側に傾斜又は湾曲する
ようにロータの前後端面に形成された凸条又は凹条が、
粘性流体を外周側に押し込むため、内周域の粘性流体を
外周域に効果的に供給することができ、発熱性能の向上
に大きく貢献するロータの外周域により多くの粘性流体
を集めてビスカスヒータの発熱量を効果的に向上させる
ことが可能である。
【0013】また、径方向に対してロータの回動方向の
逆側に傾斜又は湾曲するように形成された凸条又は凹条
は、粘性流体における分子の拘束作用を助長させるた
め、ロータの回動に追従して主に円周方向に流動する粘
性流体に対してさらに一層、せん断力を与えることがで
きる。このため、粘性流体の発熱量をより効果的に向上
させることが可能となる。
【0014】さらに、上記積極供給手段が凹条である場
合には、粘性流体中に混入している気体(又は気泡)が
凹条内に集められるので、ロータの外面とハウジングの
壁面との所定間隙(該凹条以外の部分の間隙)、すなわ
ち発熱有効領域に気体がほとんど存在しなくなる。この
ため、より効率的に粘性流体にせん断力を与えることが
可能となる。
【0015】加えて、ロータの前後端面の少なくとも一
方に形成された凸条又は凹条により、凸条又は凹条が形
成されたロータの前後端面近傍の粘性流体は内周域から
外周域に流動し、発熱室の前後壁面近傍の粘性流体は外
周域の圧力上昇により外周域から内周域に流動しようと
するため、その結果発熱室内の半径方向における粘性流
体の循環性が向上する。このため、内周域にある低温の
粘性流体により外周域にある高温の粘性流体の温度を低
下させることができるので、外周域にある粘性流体の温
度が過度に上昇して熱劣化することを抑えて、粘性流体
の耐久性を向上させることが可能となる。
【0016】(4)請求項4記載のビスカスヒータは、
請求項3記載のビスカスヒータにおいて、凸条又は凹条
は、一端がロータの外周端まで延在していることを特徴
とする。このビスカスヒータでは、一端がロータの外周
端まで延在する凸条又は凹条により、内周域の粘性流体
をロータの外周端まで確実に送り込むことができるの
で、内周域の粘性流体をより効果的に外周域に供給する
ことができる。したがって、ビスカスヒータの発熱量及
び粘性流体の耐久性を効果的に向上させることが可能で
ある。
【0017】(5)請求項5記載のビスカスヒータは、
請求項2乃至4記載のビスカスヒータにおいて、積極供
給手段は、発熱室の前後壁面の少なくとも一方に形成さ
れ、径方向に対してロータの回動方向側に傾斜又は湾曲
して形成された凸条又は凹条であることを特徴とする。
このビスカスヒータでは、ロータが回動されると、ロー
タの回動に追従回動してロータの回動方向に流動する粘
性流体が、径方向に対してロータの回動方向側に傾斜又
は湾曲するよ#うに発熱室の前後壁面に形成された凸条
又は凹条により、外周側に押しやられるため、内周域の
粘性流体を外周域に効果的に供給することができる。
【0018】なお、この発熱室の前後壁面に形成された
凸条又は凹条も、ロータに形成された凸条又は凹条と同
様、粘性流体のせん断力を効果的に向上させることがで
きる。また、発熱室の前後壁面の少なくとも一方に形成
された凸条又は凹条により、凸条又は凹条が形成された
発熱室の前後壁面近傍の粘性流体は内周域から外周域に
流動し、ロータの前後端面近傍の粘性流体は外周域の圧
力上昇により外周域から内周域に流動しようとするた
め、その結果発熱室内の半径方向における粘性流体の循
環性が向上する。このため、内周域にある低温の粘性流
体により外周域にある高温の粘性流体の温度を低下させ
ることができるので、外周域にある粘性流体の温度が過
度に上昇して熱劣化することを抑えて、粘性流体の耐久
性を向上させることが可能となる。
【0019】加えて、このビスカスヒータでは、発熱室
の前後壁面の少なくとも一方に形成された凸条又は凹条
が、発熱室から放熱室への伝熱性を向上させる熱伝達向
上手段として機能しうる。すなわち、発熱室の壁面にお
いては、凸条又は凹条の側面積の分だけ伝熱面積が増大
しており、その増大分だけ粘性流体から発熱室壁面へ熱
伝達される熱流量が増大する。このため、発熱室から放
熱室への伝熱量を増大させることができる。したがっ
て、発熱室及び放熱室間において、より効果的に熱交換
させることが可能となる。また、発熱室においては、放
熱室への伝熱性が向上した分だけ熱がこもることを抑え
ることができので、粘性流体の温度が過度に上昇するこ
とによる粘性流体の劣化を抑えることができ、粘性流体
の耐久性を向上させることが可能となる。
【0020】(6)請求項6記載のビスカスヒータは、
請求項3乃至5記載のビスカスヒータにおいて、凸条又
は凹条は渦巻き状に形成されていることを特徴とする。
このビスカスヒータでは、渦巻き状に形成された凸条又
は凹条により、内周域の粘性流体を外周域により効果的
に供給することができる。 (7)請求項7記載のビスカスヒータは、請求項3乃至
6記載のビスカスヒータにおいて、凹条は、ロータの端
面と発熱室の壁面との間隙の大きさよりも深い最深底部
を少なくとも一部に有していることを特徴とする。
【0021】このビスカスヒータでは、粘性流体が凹条
内に導入されやすくなるため、内周域の粘性流体を外周
域により効果的に供給することができる。また、凹条の
深さがある一定以上の深さになると、ワイセンベルク効
果よりも遠心力が大きく働くことになるため、凹条内に
存在する粘性流体をさらに一層、外周域に供給しやすく
なる。
【0022】(8)請求項8記載のビスカスヒータは、
請求項3乃至7記載のビスカスヒータにおいて、凹条
は、外周に向かって浅くなる傾斜底部を少なくとも外周
側に有していることを特徴とする。このビスカスヒータ
では、凹条内に導入された粘性流体が外周に向かって浅
くなる傾斜底部に案内されて外周側に導かれやすくなる
ため、内周域の粘性流体を外周域により効果的に供給す
ることができる。
【0023】(9)請求項9記載のビスカスヒータは、
請求項3乃至8記載のビスカスヒータにおいて、凸条又
は凹条は角張った凸状角部を有していることを特徴とす
る。このビスカスヒータでは、凸条又は凹条の角張った
凸状角部により、粘性流体をより効果的にせん断するこ
とができる。また、凹条がこの凸状角部を有している場
合は、一旦凹条内に集まった気体が外に逃げにくくな
り、凹条の気体貯溜能力を高めて、粘性流体に効果的に
せん断力を与えることができる。
【0024】(10)請求項10記載のビスカスヒータ
は、請求項1記載のビスカスヒータにおいて、移送手段
は、外周域の粘性流体を内周域に供給する消極供給手段
であることを特徴とする。このビスカスヒータでは、移
送手段たる消極供給手段により、外周域の粘性流体が内
周域に供給されるので、発熱性能の向上に貢献しにくい
ロータの内周域により多くの粘性流体を集めることがで
き、粘性流体の過剰発熱を効果的に抑えることができ
る。
【0025】また、消極供給手段により外周域の粘性流
体が内周域に供給されて内周域の圧力が上昇すれば、そ
の圧力上昇により内周域にある粘性流体が圧力の低い外
周側に流動しようとする。その結果、発熱室内の半径方
向における粘性流体の循環性が向上する。このため、内
周域にある低温の粘性流体により、外周域にある高温の
粘性流体の温度を低下させることができる。したがっ
て、外周域にある高温の粘性流体が過度に加熱されるこ
とにより熱劣化することを抑えることができ、粘性流体
の耐久性を向上させることが可能となる。
【0026】(11)請求項11記載のビスカスヒータ
は、請求項10記載のビスカスヒータにおいて、消極供
給手段は、ロータの前後端面の少なくとも一方に形成さ
れ、径方向に対して該ロータの回動方向側に傾斜又は湾
曲して形成された凸条又は凹条であることを特徴とす
る。このビスカスヒータでは、ロータが回動されると、
径方向に対してロータの回動方向側に傾斜又は湾曲する
ようにロータの前後端面に形成された凸条又は凹条が、
粘性流体を内周側に押し込むため、外周域の粘性流体を
内周域に効果的に供給することができる。
【0027】また、径方向に対してロータの回動方向側
に傾斜又は湾曲するように形成された凸条又は凹条は、
粘性流体における分子の拘束作用を助長させるため、ロ
ータの回動に追従して主に円周方向に流動する粘性流体
に対してさらに一層、せん断力を与えることができる。
このため、粘性流体の発熱量をより効果的に向上させる
ことが可能となる。
【0028】加えて、ロータの前後端面の少なくとも一
方に形成された凸条又は凹条により、凸条又は凹条が形
成されたロータの前後端面近傍の粘性流体は外周域から
内周域に流動し、発熱室の前後壁面近傍の粘性流体は内
周域の圧力上昇により内周域から外周域に流動しようと
するため、その結果発熱室内の半径方向における粘性流
体の循環性が向上する。このため、内周域にある低温の
粘性流体により外周域にある高温の粘性流体の温度を低
下させることができるので、外周域にある粘性流体の温
度が過度に上昇して熱劣化することを抑えて、粘性流体
の耐久性を向上させることが可能となる。
【0029】(12)請求項12記載のビスカスヒータ
は、請求項10又は11記載のビスカスヒータにおい
て、消極供給手段は、発熱室の前後壁面の少なくとも一
方に形成され、径方向に対してロータの回動方向の逆側
に傾斜又は湾曲して形成された凸条又は凹条であること
を特徴とする。このビスカスヒータでは、ロータが回動
されると、ロータの回動に追従回動してロータの回動方
向に流動する粘性流体が、径方向に対してロータの回動
方向の逆側に傾斜又は湾曲するようにハウジングの前後
壁面に形成された凸条又は凹条により、内周側に押し込
められるため、外周域の粘性流体を内周域に効果的に供
給することができる。
【0030】また、発熱室の前後壁面の少なくとも一方
に形成された凸条又は凹条により、凸条又は凹条が形成
された発熱室の前後壁面近傍の粘性流体は外周域から内
周域に流動し、ロータの前後端面近傍の粘性流体は内周
域の圧力上昇により内周域から外周域に流動しようとす
るため、その結果発熱室内の半径方向における粘性流体
の循環性が向上する。このため、内周域にある低温の粘
性流体により外周域にある高温の粘性流体の温度を低下
させることができるので、外周域にある粘性流体の温度
が過度に上昇して熱劣化することを抑えて、粘性流体の
耐久性を向上させることが可能となる。
【0031】さらに、このビスカスヒータでは、請求項
5記載のビスカスヒータと同様に、発熱室の前後壁面の
少なくとも一方に形成された凸条又は凹条が、発熱室か
ら放熱室への伝熱性を向上させる熱伝達向上手段として
機能しうる。このため、発熱室から放熱室への伝熱量を
増大させることができ、発熱室及び放熱室間において、
より効果的に熱交換させることが可能となる。また、発
熱室においては、放熱室への伝熱性が向上した分だけ熱
がこもることを抑えることができので、粘性流体の温度
が過度に上昇することによる粘性流体の劣化を抑えるこ
とができ、粘性流体の耐久性を向上させることが可能と
なる。
【0032】(13)請求項13記載のビスカスヒータ
は、請求項11又は12記載のビスカスヒータにおい
て、凸条又は凹条は渦巻き状に形成されていることを特
徴とする。このビスカスヒータでは、渦巻き状に形成さ
れた凸条又は凹条により、外周域の粘性流体を内周域に
より効果的に供給することができる。
【0033】(14)請求項14記載のビスカスヒータ
は、請求項11乃至13記載のビスカスヒータにおい
て、凹条は、ロータの端面と発熱室の壁面との間隙の大
きさよりも深い最深底部を少なくとも一部に有している
ことを特徴とする。このビスカスヒータでは、粘性流体
が凹条内に導入されやすくなるため、外周域の粘性流体
を内周域により効果的に供給することができる。
【0034】(15)請求項15記載のビスカスヒータ
は、請求項11乃至14記載のビスカスヒータにおい
て、凹条は、内周に向かって浅くなる傾斜底部を少なく
とも内周側に有していることを特徴とする。このビスカ
スヒータでは、凹条内に導入された粘性流体が内周に向
かって浅くなる傾斜底部に案内されて内周側に導かれや
すくなるため、外周域の粘性流体を内周域により効果的
に供給することができる。
【0035】(16)請求項16記載のビスカスヒータ
は、請求項2乃至15記載のビスカスヒータにおいて、
ロータ及び発熱室の壁面の少なくとも一方には放射溝が
形成されていることを特徴とする。このビスカスヒータ
では、ロータの回動により主に円周方向に流れる粘性流
体に対して、該粘性流体の流れ方向に対して略垂直に交
差する放射溝により効果的にせん断力を与えることがで
き、粘性流体の発熱量をより効果的に向上させることが
できる。
【0036】(17)請求項17記載のビスカスヒータ
は、請求項1乃至16記載のビスカスヒータにおいて、
ハウジングには、発熱室と回収通路及び供給通路により
連通され、該発熱室の壁面とロータの外面との間隙の容
積を超える粘性流体を収容可能な貯留室が配設されてい
ることを特徴とする。このビスカスヒータでは、貯留室
が間隙の容積を超える粘性流体を収容可能であるため、
粘性流体の厳しい収容量管理が不要となる。そして、貯
留室を発熱室の中央域と連通させた場合には、ワイセン
ベルク効果及び気体の移動により、さらには消極供給手
段により発熱室の中央域に集められた粘性流体を、回収
通路を介して発熱室から貯留室内に回収可能であるとと
もに、粘性流体を供給通路により貯留室から発熱室内に
供給可能である。こうして、このビスカスヒータでは、
発熱室と貯留室との間で粘性流体を入れ換えつつ、十分
な発熱量を発揮するために必要な粘性流体の収容量を確
保することができる。また、貯留室の存在により粘性流
体の収容割合を低下させることができるので、粘性流体
の収容割合の増大に伴う内圧上昇により軸封装置の軸封
能力が低下することを防止することができる。
【0037】また、移送手段により粘性流体を特定の方
向に移動できるため、貯留室と繋がる回収及び供給通路
の位置に自由度が生まれる。この自由度は、搭載スペー
ス及び体格が限定され得る車両用補助ヒータに大きく貢
献する。また、このビスカスヒータでは、貯留室内に間
隙の容積を超える粘性流体を収納可能であることから、
せん断される粘性流体の量に余裕を生じ、特定の粘性流
体のみを常にせん断することにならないため、粘性流体
の劣化遅延を図ることが可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、各請求項記載の発明を具体
化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)このビスカスヒータでは、図1に示すよ
うに、製造を容易にするため、前部ハウジング本体1、
前部プレート2、後部プレート3及び後部ハウジング本
体4が前部ハウジング本体1と前部プレート2との間及
び後部プレート3と後部ハウジング本体4との間にガス
ケット5、6を介し、各々積層された状態で複数本の通
しボルト7により締結されている。ここで、前部ハウジ
ング本体1及び前部プレート2が前部ハウジングを構成
し、後部プレート3及び後部ハウジング本体4が後部ハ
ウジングを構成している。そして、前部プレート2の後
端面に底面が平坦に凹設された抉部2aは後部プレート
3の平坦な前端面3aとともに閉塞状態に保持された断
面円形状の発熱室8を形成している。ここに、前部プレ
ート2の後端面の抉部2a及び後部プレート3の前端面
3aが発熱室8の前後壁面を構成する。
【0039】また、前部ハウジング本体1の内面と前部
プレート2の前端面とが発熱室8の前部に隣接する前部
放熱室としての前部ウォータジャケットFWを形成し、
後部プレート3の後端面と後部ハウジング本体4の内面
とが発熱室8の後部に隣接する後部放熱室としての後部
ウォータジャケットRWを形成している。後部ハウジン
グ本体4の後面の外域には入水ポート9及び図示しない
出水ポートが隣接して形成され、入水ポート9と出水ポ
ートとは後部ウォータジャケットRWに連通されてい
る。後部プレート3及び前部プレート2には、各通しボ
ルト7間で等間隔に複数の流体路としての水路10が貫
設され、前部ウォータジャケットFWと後部ウォータジ
ャケットRWとは水路10により連通されている。
【0040】また、前部プレート2のボス2b内には発
熱室8に隣接して軸封装置12が設けられ、前部ハウジ
ング本体1のボス1a内には軸受装置13が設けられて
いる。これら軸封装置12及び軸受装置13を介して駆
動軸14が回動可能に支承され、駆動軸14の後端に
は、図2に示すように、軸長より駆動軸14の軸心から
の半径の長い前後端面を有する平円板形状のロータ15
が圧入され、このロータ15は発熱室8内で回動可能に
なされている。なお、ロータ15の外径は発熱室8の内
径よりも若干小さくされている。また、ロータ15の前
後端面15a、15bと発熱室8の前後壁面との間隙は
それぞれ約0.2mmとされている。そして、発熱室8
の壁面とロータ15の外面との間隙には、粘性流体とし
てのシリコーンオイルが介在されている。また、駆動軸
14の先端には図示しないプーリ又は電磁クラッチが設
けられ、車両のエンジンによりベルトで回転されるよう
になっている。
【0041】さて、本実施形態のビスカスヒータでは、
図2に示すように、発熱室8を区画する後部プレート3
の前端面3aには、放射状に延在する9本の放射溝(せ
ん断向上手段)16が周方向に等間隔で形成されてい
る。この放射溝16は、図3の部分断面図に示すよう
に、角張った凸状角部16aを有している。また、後部
プレート3の前端面3aには、ロータ15の径方向に対
してロータ15の回動方向(図2のP矢印方向)側に傾
斜して形成された1本の斜め溝(凹条)17が形成され
ている。この斜め溝17は、図4及び図5の部分断面図
に示すように、角張った凸状角部17aと、内周側に設
けられた深さ2mmの最深底部17bと、外周側に設け
られ外周に向かうに連れて深さが徐々に浅くなる傾斜底
部17cとを有している。斜め溝17の径方向に対する
傾斜角度は30度である。なお、発熱室8を区画する前
部プレート2の抉部2aの後端面にも、9本の放射溝1
6と1本の斜め溝17とが同様に形成されている。ま
た、これらの斜め溝17は、ロータ15の回動により内
周域の粘性流体を外周域に供給する移送手段たる積極供
給手段として機能する。
【0042】車両の暖房装置に組み込まれたこのビスカ
スヒータでは、駆動軸14がプーリ等を介してエンジン
により駆動されれば、発熱室8内でロータ15が回動す
るため、シリコーンオイルが発熱室8の壁面とロータ1
5の外面との間隙でせん断により発熱する。この発熱は
後部ウォータジャケットRW及び前部ウォータジャケッ
トFW内の循環流体としての循環水に充分に熱交換さ
れ、加熱された循環水が暖房回路で車両の暖房に供され
ることとなる。
【0043】このビスカスヒータでは、ロータ15が回
動されると、ロータ15の回動に追従回動してロータ1
5の回動方向に流動する粘性流体が、径方向に対してロ
ータ15の回動方向側に傾斜するように発熱室8の前後
壁面(前部プレート2の抉部2aの後端面及び後部プレ
ート3の前端面3a、以下同様)にそれぞれ形成された
斜め溝17により、外周側に押しやられるため、内周域
の粘性流体を外周域に効果的に供給することができる。
とくに、この斜め溝17は、ロータ15の前後端面15
a、15bと発熱室8の前後壁面との間隙の大きさより
も深い最深底部17bを有していることから、粘性流体
が斜め溝17内に導入されやすいとともに、外周側に外
周に向かうに連れて徐々に浅くなる傾斜底部17cを有
していることから、斜め溝17内に導入された粘性流体
が傾斜底部17cに案内されて外周側に導かれやすくな
るため、内周域の粘性流体を外周域により効果的に供給
することができる。
【0044】一方、上記放射溝16及び斜め溝17は、
ロータ15の回動に追従して主に円周方向に流動する粘
性流体に対して効果的にせん断力を与えることができ
る。また、粘性流体中に混入している気体が放射溝16
及び斜め溝17内に集められるので、発熱有効領域であ
るロータ15の前後端面15a、15bと発熱室8の前
後壁面との所定間隙(放射溝16及び斜め溝17以外の
部分の間隙)に気体がほとんど存在しなくなる。さら
に、放射溝16及び斜め溝17は角張った凸状角部16
a及び17aをそれぞれ有しているので、放射溝16及
び斜め溝17の角部が面取りされて丸まっている場合と
比較して、粘性流体の分子の拘束作用を助長させること
が可能となり、より効果的に粘性流体にせん断力を与え
ることができる。また、放射溝16及び斜め溝17内に
集まった気体が外に逃げにくくなるので、放射溝16及
び斜め溝17の気体貯溜能力が高まる。このように、こ
のビスカスヒータでは、粘性流体にきわめて効果的にせ
ん断力を与えることができる。
【0045】したがって、このビスカスヒータでは、粘
性流体の発熱量をきわめて効果的に向上させることが可
能となる。また、発熱室8の前後壁面に形成された斜め
溝17により、発熱室8の前後壁面近傍の粘性流体は内
周域から外周域に流動し、ロータ15の前後端面15
a、15b近傍の粘性流体は外周域の圧力上昇により外
周域から内周域に流動しようとするため、その結果発熱
室8内の半径方向における粘性流体の循環性が向上す
る。このため、内周域にある低温の粘性流体により外周
域にある高温の粘性流体の温度を低下させることができ
るので、外周域にある粘性流体の温度が過度に上昇して
熱劣化することを抑えて、粘性流体の耐久性を向上させ
ることが可能となる。
【0046】加えて、このビスカスヒータでは、発熱室
8の前後壁面に形成された放射溝16及び斜め溝17
が、発熱室8から放熱室FW、RWへの伝熱性を向上さ
せる熱伝達向上手段として機能しうる。すなわち、発熱
室8の壁面においては、放射溝16及び斜め溝17の側
面積の分だけ伝熱面積が増大しており、その増大分だけ
粘性流体から発熱室8の壁面へ熱伝達される熱流量が増
大する。このため、発熱室8から放熱室FW、RWへの
伝熱量を増大させることができる。したがって、発熱室
8及び放熱室FW、RW間において、より効果的に熱交
換させることが可能となる。また、発熱室8において
は、放熱室FW、RWへの伝熱性が向上した分だけ熱が
こもることを抑えることができので、粘性流体の温度が
過度に上昇することによる粘性流体の劣化を抑えること
ができ、粘性流体の耐久性を向上させることが可能とな
る。
【0047】(実施形態2)本実施形態のビスカスヒー
タは、図6に示すように、後部プレート3の前端面3a
に、9本の上記斜め溝17を形成したものである。な
お、前部プレート2の抉部2aの後端面にも9本の斜め
溝17が同様に形成されている。その他の構成は上記実
施形態1と同様である。
【0048】したがって、このビスカスヒータでは、9
本の斜め溝17により、さらに効果的に粘性流体を内周
域から外周域に供給することができ、粘性流体の発熱量
をさらに向上させるとともに、発熱室8の半径方向にお
ける粘性流体の循環性の向上により粘性流体の耐久性を
さらに向上させることが可能となる。 (実施形態3)本実施形態のビスカスヒータは、図7に
示すように、後部プレート3の前端面3aに渦巻き溝
(スパイラル溝)18を形成したものである。なお、前
部プレート2の抉部2aの後端面にも渦巻き溝(スパイ
ラル溝)18が同様に形成されている。その他の構成は
上記実施形態1と同様である。この渦巻き溝18は、中
心から外周に向かってロータ15の回動方向と同一方向
に渦が巻くように形成されている。すなわち、渦巻き溝
18は、径方向に対してロータ15の回動方向側に湾曲
して形成され、内周域の粘性流体を外周域に供給する移
送手段たる積極供給手段(凹条)として機能する。
【0049】したがって、このビスカスヒータでは、渦
巻き溝18により、さらに円滑に粘性流体を内周域から
外周域に供給することができ、粘性流体の発熱量を迅速
に向上させるとともに、発熱室8の半径方向における粘
性流体の循環性の向上により粘性流体の耐久性をさらに
向上させることが可能となる。 (実施形態4)本実施形態のビスカスヒータは、図8に
示すように、ロータ15の前後端面15a及び15b
に、6本の放射溝16及び1本の上記斜め溝17をそれ
ぞれ形成したものである。なお、この斜め溝17は、径
方向に対してロータ15の回動方向の逆側に傾斜して形
成されている。その他の構成は上記実施形態1と同様で
ある。
【0050】したがって、このビスカスヒータでは、ロ
ータ15の前後端面15a、15bにも斜め溝17がそ
れぞれ形成されていることから、さらに効果的に粘性流
体を内周域から外周域に供給することができる。また、
ロータ15の前後端面15a、15bにも放射溝16が
それぞれ形成されていることから、さらに効果的に粘性
流体にせん断を与えることができる。したがって、この
ビスカスヒータでは、粘性流体の発熱量をさらに向上さ
せることが可能となる。
【0051】なお、発熱室8の前後壁面には9本の放射
溝16がそれぞれ形成され、一方ロータ15の前後端面
15a、15bには6本の放射溝16がそれぞれ形成さ
れていることから、発熱室8の前後壁面にそれぞれ形成
された放射溝16の周方向の間隔と、ロータ15の前後
端面15a、15bにそれぞれ形成された放射溝16の
周方向の間隔とが互いに異なっている。このため、ロー
タ15の回動中に、発熱室の前後壁面に形成された9本
の放射溝16とロータ15の前後端面15a、15bに
形成された6本の放射溝16とが全て同時に相互に対向
することはなく、トルク変動に基づく振動や騒音の発生
を抑制することができる。
【0052】(実施形態5)本実施形態のビスカスヒー
タは、図9に示すように、ロータ15の前後端面15a
及び15bに9本の傾斜凸条19をそれぞれ形成したも
のである。この傾斜凸条19は、径方向に対してロータ
15の回動方向の逆側に傾斜して形成されており、内周
域の粘性流体を外周域に供給する移送手段たる積極供給
手段(凸条)として機能する。また、傾斜凸条19は、
図10の部分断面図に示すように、角張った凸状角部1
9aを有しており、粘性流体の分子を拘束する作用を助
長させることにより、粘性流体に効果的にせん断力を与
えることができる。その他の構成は上記実施形態1と同
様である。
【0053】したがって、このビスカスヒータにおいて
も、粘性流体を内周域から外周域に効果的に供給するこ
とができるとともに、粘性流体に効果的にせん断力を与
えることができ、粘性流体の発熱量をさらに向上させる
ことが可能となる。 (実施形態6)本実施形態のビスカスヒータは、図11
に示すように、後部ハウジング本体4の中央域には貯留
室SRが形成されている。また、後部プレート3には、
中央域の上方の位置に回収通路としての回収孔3cが貫
設されている。さらに、後部プレート3には、中央域の
下方の位置に回収孔3cより連通面積の大きな供給通路
としての供給孔3eが貫設されている。
【0054】そして、後部プレート3の前端面3aに
は、図12に示すように、ロータ15の径方向に対して
ロータ15の回動方向(図12のP矢印方向)の逆側に
傾斜して形成された9本の斜め溝(凹条)20が形成さ
れている。この斜め溝20は、図13び図14の部分断
面図に示すように、角張った凸状角部20aと、外周側
に設けられた深さ2mmの最深底部20bと、内周側に
設けられ内周に向かうに連れて深さが徐々に浅くなる傾
斜底部20cとを有している。斜め溝20の径方向に対
する傾斜角度は30度である。なお、発熱室8を区画す
る前部プレート2の抉部2aの後端面にも、9本の斜め
溝20が同様に形成されている。また、これらの斜め溝
20は、ロータ15の回動により外周域の粘性流体を内
周域に供給する移送手段たる消極供給手段として機能す
る。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
【0055】このビスカスヒータでは、ロータ15の低
速回転時には、傾斜溝20による粘性流体の移送効果が
小さく、粘性流体は外周付近まで供給されて高トルク、
高発熱で運転される。そして、ロータ15が高速回転に
なると、ワイセンベルク効果とともに、径方向に対して
ロータ15の回動方向の逆側に傾斜するように発熱室8
の前後壁面にそれぞれ形成された斜め溝20が、粘性流
体を内周側に押し込むため、外周域の粘性流体を内周域
に効果的に供給することができる。とくに、この斜め溝
20は、ロータ15の前後端面15a、15bと発熱室
8の前後壁面との間隙の大きさよりも深い最深底部20
bを有していることから、粘性流体が斜め溝20内に導
入されやすいとともに、内周に向かうに連れて徐々に浅
くなる傾斜底部20cを内周側に有していることから、
斜め溝20内に導入された粘性流体が傾斜底部20cに
案内されて内周側に導かれやすくなるため、外周域の粘
性流体を内周域により効果的に供給することができる。
【0056】したがって、ロータ15が高速回転になっ
た場合でも、発熱性能の向上に貢献しにくいロータ15
の内周域により多くの粘性流体を集めることができ、摩
擦トルクの低下により、粘性流体の過剰発熱、ひいては
粘性流体の熱劣化を効果的に抑えることができる。ま
た、このビスカスヒータでは、貯留室SRが間隙の容積
を超える粘性流体を収容可能であるため、粘性流体の厳
しい収容量管理が不要となる。そして、貯留室SRを発
熱室8の中央域と連通させているため、ワイセンベルク
効果及び気体の移動により、さらには上記斜め溝20に
より発熱室8の中央域に集められた粘性流体を、回収通
路3cを介して発熱室8から貯留室SR内に回収可能で
あるとともに、粘性流体を供給通路3eにより貯留室S
Rから発熱室8内に供給可能である。こうして、このビ
スカスヒータでは、発熱室8と貯留室SRとの間で粘性
流体を入れ換えつつ、十分な発熱量を発揮するために必
要な粘性流体の収容量を確保できるとともに、粘性流体
の収容割合の増大に伴って軸封装置12の軸封能力が低
下することを防止できる。
【0057】さらに、このビスカスヒータでは、貯留室
SR内に間隙の容積を超える粘性流体を収納可能である
ことから、せん断される粘性流体の量に余裕を生じ、特
定の粘性流体のみを常にせん断することにならないた
め、粘性流体の劣化遅延を図ることが可能になる。ま
た、発熱室8の前後壁面に形成された斜め溝20によ
り、発熱室8の前後壁面近傍の粘性流体は外周域から内
周域に流動し、ロータ15の前後端面15a、15b近
傍の粘性流体は内周域の圧力上昇により内周域から外周
域に流動しようとするため、その結果発熱室8内の半径
方向における粘性流体の循環性が向上する。このため、
内周域にある低温の粘性流体により外周域にある高温の
粘性流体の温度を低下させることができるので、外周域
にある粘性流体の温度が過度に上昇して熱劣化すること
を抑えて、粘性流体の耐久性を向上させることが可能と
なる。
【0058】加えて、このビスカスヒータでは、発熱室
8の前後壁面に形成された斜め溝20が、発熱室8から
放熱室FW、RWへの伝熱性を向上させる熱伝達向上手
段として機能しうるため、発熱室8から放熱室FW、R
Wへの伝熱量を増大させることができる。したがって、
発熱室8及び放熱室FW、RW間において、より効果的
に熱交換させることが可能となる。また、発熱室8にお
いては、放熱室FW、RWへの伝熱性が向上した分だけ
熱がこもることを抑えることができので、粘性流体の温
度が過度に上昇することによる粘性流体の劣化を抑える
ことができ、粘性流体の耐久性を向上させることが可能
となる。
【0059】(実施形態7)本実施形態のビスカスヒー
タは、図15に示すように、後部プレート3の前端面3
aに渦巻き溝(スパイラル溝)21を形成したものであ
る。なお、前部プレート2の抉部2aの後端面にも渦巻
き溝(スパイラル溝)21が同様に形成されている。そ
の他の構成は上記実施形態6と同様である。この渦巻き
溝21は、中心から外周に向かってロータ15の回動方
向と逆方向に渦が巻くように形成されている。すなわ
ち、渦巻き溝21は、径方向に対してロータ15の回動
方向の逆側に湾曲して形成され、外周域の粘性流体を内
周域に供給する移送手段たる消極供給手段(凹条)とし
て機能する。
【0060】したがって、このビスカスヒータでは、渦
巻き溝21により、さらに効果的に粘性流体を外周域か
ら内周域に供給することができ、粘性流体の過剰発熱を
さらに効果的に抑えることができるとともに、発熱室8
の半径方向における粘性流体の循環性の向上により粘性
流体の耐久性をさらに向上させることが可能となる。 (実施形態8)本実施形態のビスカスヒータは、図16
に示すように、ロータ15の前後端面15a、15bに
も、9本の斜め溝20をそれぞれ形成したものである。
なお、この斜め溝20は、径方向に対してロータ15の
回動方向側に傾斜して形成されている。その他の構成は
上記実施形態6と同様である。
【0061】したがって、このビスカスヒータでは、ロ
ータ15の前後端面15a、15bにも斜め溝20がそ
れぞれ形成されていることから、さらに効果的に粘性流
体を外周域から内周域に供給することができ、粘性流体
の過剰発熱をさらに効果的に抑えることができるととも
に、発熱室8の半径方向における粘性流体の循環性の向
上により粘性流体の耐久性をさらに向上させることが可
能となる。
【0062】(実施形態9)本実施形態のビスカスヒー
タは、図17に示すように、ロータ15の前後端面15
a、15bに、16本のスパイラル溝22をそれぞれ形
成したものである。このスパイラル溝22は、径方向に
対してロータ15の回動方向の逆側に湾曲して形成さ
れ、内周域の粘性流体を外周域に供給する移送手段たる
積極供給手段(凹条)として機能する。そして、このス
パイラル溝22は、外周側の一端がロータ15の外周端
まで延在しており、内周側の他端が前部プレート2の抉
部2aの内周端、すなわち実質的な発熱室8の内周端ま
で延在している。
【0063】その他の構成については、発熱室8の前後
壁面に斜め溝17を形成しないこと以外は上記実施形態
1と同様である。したがって、このビスカスヒータで
は、ロータ15の前後端面15a、15bに形成された
スパイラル溝22により、粘性流体が外周側に押しやら
れるため、内周域の粘性流体を外周域に効果的に供給す
ることができる。特に、このスパイラル溝22は発熱室
8の内周端近傍からロータ15の外周端まで延在してい
るため、内周域の粘性流体をロータ15の外周端まで確
実に送り込むことができるので、内周域の粘性流体をよ
り効果的に外周域に供給することができる。したがっ
て、ビスカスヒータの発熱量及び粘性流体の耐久性を効
果的に向上させることが可能である。
【0064】また、ロータ15の前後端面15a、15
bに形成されたスパイラル溝22により、ロータ15の
前後端面近傍の粘性流体は内周域から外周域に流動し、
発熱室8の前後壁面近傍の粘性流体は外周域の圧力上昇
により外周域から内周域に流動しようとするため、その
結果発熱室内の半径方向における粘性流体の循環性が向
上する。特に、発熱室8の前後壁面には複数の放射溝1
6が形成されており、ロータ15の前後端面及び発熱室
8の前後壁面間の隙間が放射溝16の形成部分で増大し
ているため、発熱室8の前後壁面近傍の粘性流体はこの
放射溝16内を通ることにより、外周域から内周域に流
動し易くなり、半径方向の循環性が向上する。このた
め、内周域にある低温の粘性流体により外周域にある高
温の粘性流体の温度を低下させることができるので、外
周域にある粘性流体の温度が過度に上昇して熱劣化する
ことを抑えて、粘性流体の耐久性を向上させることが可
能となる。
【0065】なお、上記スパイラル溝22の傾斜角度と
しては、径方向に対して10〜45度程度とすることが
できる。 (実施形態10)本実施形態のビスカスヒータは、図1
8に示すように、上記実施形態9のビスカスヒータにお
いて、ロータ15の前端面15a、15bに形成された
各スパイラル溝22の外周側端部をロータ15の厚さ方
向に貫通させてロータ15の外周側面に16個の欠切部
22aを形成したものである。
【0066】したがって、このビスカスヒータでは、ロ
ータ15に前後に貫通する欠切部22aが形成されてい
ることから、粘性流体をロータ15の前後に流通させる
ことができる。このため、ロータ15の前後両側におけ
る粘性流体の圧力分布を均一化することができ、粘性流
体の量がロータ15の前方側及び後方側で均一化され
る。したがって、粘性流体の偏在により発熱量が低下す
ることを回避することができる。
【0067】また、欠切部22aはオイルかき揚げ効果
を発揮しうる。すなわち、ビスカスヒータの停止放置状
態においてロータ15の外周側面に設けられた欠切部2
1aの一部は、発熱室8内に不可避的に残留する気体の
存在により発熱室8の下方部に自重により滞留している
粘性流体中に浸っており、ビスカスヒータの駆動後ロー
タ15の回動に伴って、この粘性流体中に浸っていた欠
切部22aに粘性流体を保持させて発熱室8の上方部に
持ち上げることができる。このため、ビスカスヒータの
起動後、発熱室8の下方部に滞留している粘性流体を発
熱有効領域の全域に速やかに行き渡らせることが可能と
なり、ビスカスヒータの立ち上がり性向上に貢献する。
【0068】なお、積極供給手段としての上記斜め溝1
7及び上記傾斜凸条19の傾斜角度としては、内周域の
粘性流体を外周域により効果的に供給するという観点か
らは、径方向に対して10〜45度程度とすることが好
ましい。また、消極供給手段としての上記斜め溝20の
傾斜角度としては、外周域の粘性流体を内周域により効
果的に供給するという観点からは、径方向に対して10
〜45度程度とすることが好ましい。
【0069】これら傾斜角度については、粘性流体を特
定方向に移動させる分力付与部位としての側壁(ロータ
か、発熱室壁面かの形成位置、及び凹条、凸条によって
決まる凹凸条の側壁をいう)に適応される。また、凸条
の高さ及び溝の深さは、大きくすれば粘性流体の移動を
促進することになるため、ビスカスヒータが利用される
環境や態様に応じて適宜設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のビスカスヒータの断面図である。
【図2】実施形態1のビスカスヒータに係る後部プレー
トの平面図である。
【図3】実施形態1のビスカスヒータに係る後部プレー
トの部分断面図で、図2のA−A線矢視図である。
【図4】実施形態1のビスカスヒータに係る後部プレー
トの部分断面図で、図2のB−B線矢視図である。
【図5】実施形態1のビスカスヒータに係る後部プレー
トの部分断面図で、図2のC−C線矢視図である。
【図6】実施形態2のビスカスヒータに係る後部プレー
トの平面図である。
【図7】実施形態3のビスカスヒータに係る後部プレー
トの平面図である。
【図8】実施形態4のビスカスヒータに係るロータの平
面図である。
【図9】実施形態5のビスカスヒータに係るロータの平
面図である。
【図10】実施形態5のビスカスヒータに係るロータの
部分断面図で、図9のD−D線矢視図である。
【図11】実施形態6のビスカスヒータの断面図であ
る。
【図12】実施形態6のビスカスヒータに係る後部プレ
ートの平面図である。
【図13】実施形態6のビスカスヒータに係る後部プレ
ートの部分断面図で、図12のE−E線矢視図である。
【図14】実施形態6のビスカスヒータに係る後部プレ
ートの部分断面図で、図12のF−F線矢視図である。
【図15】実施形態7のビスカスヒータに係る後部プレ
ートの平面図である。
【図16】実施形態8のビスカスヒータに係るロータの
平面図である。
【図17】実施形態9のビスカスヒータに係るロータの
平面図である。
【図18】実施形態10のビスカスヒータに係るロータ
の平面図である。
【符号の説明】
8…発熱室 FW…前部放熱室(前部ウォータジャケット) RW…後部放熱室(後部ウォータジャケット) SR…貯留室 1、2、3、4…ハウジング(1…前部ハウジング本
体、2…前部プレート、3…後部プレート、4…後部ハ
ウジング本体) 13…軸受装置 14…駆動軸 15…ロータ 7…通しボルト 16…放射溝 17…斜め溝(積極供給手段としての凹条) 18…渦巻き溝(積極供給手段としての凹条) 19…傾斜凸条(積極供給手段としての凸条) 20…斜め溝(消極供給手段としての凹条) 21…渦巻き溝(消極供給手段としての凹条) 22…スパイラル溝(積極供給手段としての凹条) 16a、17a、19a、20a…凸状角部 17b、20b…最深底部 17c、20c…傾斜底部 22a…欠切部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸井 隆宏 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 八木 聖史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 星野 伸明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環
    流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、該ハ
    ウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された駆動
    軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられ
    たロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との間隙
    に介在され、該ロータの回動により発熱される粘性流体
    とを有するビスカスヒータにおいて、 前記ロータ及び前記発熱室の壁面の少なくとも一方は、
    該ロータの回動により前記粘性流体を前記発熱室内にお
    いて特定方向に移動せしめる移送手段を有することを特
    徴とするビスカスヒータ。
  2. 【請求項2】移送手段は、内周域の粘性流体を外周域に
    供給する積極供給手段であることを特徴とする請求項1
    記載のビスカスヒータ。
  3. 【請求項3】積極供給手段は、ロータの前後端面の少な
    くとも一方に形成され、径方向に対して該ロータの回動
    方向の逆側に傾斜又は湾曲して形成された凸条又は凹条
    であることを特徴とする請求項2記載のビスカスヒー
    タ。
  4. 【請求項4】凸条又は凹条は、一端がロータの外周端ま
    で延在していることを特徴とする請求項3記載のビスカ
    スヒータ。
  5. 【請求項5】積極供給手段は、発熱室の前後壁面の少な
    くとも一方に形成され、径方向に対してロータの回動方
    向側に傾斜又は湾曲して形成された凸条又は凹条である
    ことを特徴とする請求項2乃至4記載のビスカスヒー
    タ。
  6. 【請求項6】凸条又は凹条は渦巻き状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3乃至5記載のビスカスヒー
    タ。
  7. 【請求項7】凹条は、ロータの端面と発熱室の壁面との
    間隙の大きさよりも深い最深底部を少なくとも一部に有
    していることを特徴とする請求項3乃至6記載のビスカ
    スヒータ。
  8. 【請求項8】凹条は、外周に向かって浅くなる傾斜底部
    を少なくとも外周側に有していることを特徴とする請求
    項3乃至7記載のビスカスヒータ。
  9. 【請求項9】凸条又は凹条は角張った凸状角部を有して
    いることを特徴とする請求項3乃至8記載のビスカスヒ
    ータ。
  10. 【請求項10】移送手段は、外周域の粘性流体を内周域
    に供給する消極供給手段であることを特徴とする請求項
    1記載のビスカスヒータ。
  11. 【請求項11】消極供給手段は、ロータの前後端面の少
    なくとも一方に形成され、径方向に対して該ロータの回
    動方向側に傾斜又は湾曲して形成された凸条又は凹条で
    あることを特徴とする請求項10記載のビスカスヒー
    タ。
  12. 【請求項12】消極供給手段は、発熱室の前後壁面の少
    なくとも一方に形成され、径方向に対してロータの回動
    方向の逆側に傾斜又は湾曲して形成された凸条又は凹条
    であることを特徴とする請求項10又は11記載のビス
    カスヒータ。
  13. 【請求項13】凸条又は凹条は渦巻き状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項11又は12記載のビスカス
    ヒータ。
  14. 【請求項14】凹条は、ロータの端面と発熱室の壁面と
    の間隙の大きさよりも深い最深底部を少なくとも一部に
    有していることを特徴とする請求項11乃至13記載の
    ビスカスヒータ。
  15. 【請求項15】凹条は、内周に向かって浅くなる傾斜底
    部を少なくとも内周側に有していることを特徴とする請
    求項11乃至14記載のビスカスヒータ。
  16. 【請求項16】ロータ及び発熱室の壁面の少なくとも一
    方には放射溝が形成されていることを特徴とする請求項
    2乃至15記載のビスカスヒータ。
  17. 【請求項17】ハウジングには、発熱室と回収通路及び
    供給通路により連通され、該発熱室の壁面とロータの外
    面との間隙の容積を超える粘性流体を収容可能な貯留室
    が配設されていることを特徴とする請求項1乃至16記
    載のビスカスヒータ。
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