JPH1086863A - 装軌式車両のローラ装置およびローラ装置用転輪体の 製造方法 - Google Patents
装軌式車両のローラ装置およびローラ装置用転輪体の 製造方法Info
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- JPH1086863A JPH1086863A JP9132803A JP13280397A JPH1086863A JP H1086863 A JPH1086863 A JP H1086863A JP 9132803 A JP9132803 A JP 9132803A JP 13280397 A JP13280397 A JP 13280397A JP H1086863 A JPH1086863 A JP H1086863A
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Abstract
かつ転輪体の強度を向上させることにより、長期に亘っ
て安定した作動を補償する。 【解決手段】 長さ方向両端側に位置する円筒部16A
と、長さ方向中間部を塑性変形により拡径させた膨出部
16Bとからなる転輪体16を、全長に亘って均一な肉
厚を有する単一の段付き筒状体として形成する。これに
より、例えば個別に形成した複数の部材を溶接により接
合して1つの転輪体を形成する場合に比較して、部分的
に強度が低くなる接合部を排除することができ、転輪体
16の強度を向上できる。また、複数の部材を溶接によ
り接合する場合に比較して、溶接工程や接合部に対する
機械加工工程を不要にでき、転輪体の製造コストを大幅
に低減することができる。
Description
内すべく装軌式車両のトラックフレームに回転可能に設
けられたローラ装置、およびローラ装置用転輪体の製造
方法に関する。
の装軌式車両は、下部走行体と該下部走行体上に設けら
れた上部旋回体とからなっている。ここで、下部走行体
は、トラックフレームと、該トラックフレームの両側に
前,後に離間して設けられたスプロケットおよびアイド
ラと、スプロケットとアイドラとの間に装架された走行
用履帯とからなっている。そして、トラックフレームに
は、スプロケットとアイドラとの間に位置して複数のロ
ーラ装置が設けられ、該各ローラ装置によって走行用履
帯を案内する構成となっている。
装置は、例えば実開平1−98784号公報に開示され
ているように、トラックフレームと該トラックフレーム
に固定して設けられる支軸と、該支軸の外周側に一対の
軸受を介して回転可能に設けられ、走行用の履帯を案内
する転輪体とからなっている。そして、転輪体の軸方向
中間部には潤滑油が充填される油溜め空間が形成され、
該油溜め空間は転輪体の軸方向両端側に配設されたシー
ル部材によってシールされ、該油溜め空間内に充填され
た潤滑油によって支軸と軸受との摺動面を潤滑する構成
となっている。
常、軸方向において左,右対称となる一対の転輪体半割
部材からなり、該各転輪体半割部材をそれぞれ熱間鍛造
によって個別に形成した後、軸方向中間部で溶接により
接合する構成としている。
を製造する際には、各転輪体半割部材を形成するための
素材を高温に加熱する加熱工程と、加熱した材料を金型
を用いて鍛造プレスする鍛造工程と、鍛造された各転輪
体半割部材に機械加工を施すことにより溶接用の接合部
を形成する機械加工工程と、各転輪体半割部材の接合部
を溶接によって接合する溶接工程とを経る必要がある。
に、加熱工程、鍛造工程、機械加工工程、溶接工程等の
多数の工程が必要であり、かつ加熱工程や鍛造工程での
設備コストが高いために、転輪体の製造コストが上昇し
てしまうという問題がある。
転輪体を形成した場合には、例えば地面の凹凸が激しい
作業現場で装軌式車両が長期間に亘って稼働するような
場合に、転輪体の溶接接合部に割れ等が発生し、ローラ
装置を長期に亘って安定して作動させることができなく
なるという問題がある。
されたもので、転輪体の製造コストを低減することがで
き、かつ転輪体の強度を向上させることにより、長期に
亘って安定して作動できるようにしたローラ装置および
ローラ装置用転輪体の製造方法を提供することを目的と
している。
ために、本発明は、装軌式車両のトラックフレームに設
けられ、走行用の履帯を転輪体によって案内してなる装
軌式車両のローラ装置において、前記転輪体は、長さ方
向中間部が塑性変形により膨出部となって拡径した単一
の段付筒状体により形成したことを特徴としている。
段付筒状体から形成することにより、例えば個別に形成
した複数の部材を溶接等により接合して1つの転輪体を
形成する場合に比較して、接合部を形成するための機械
加工工程や溶接工程を不要にできる。しかも、本発明で
は、溶接等によって接合した複数の部材からなる転輪体
に比較して、部分的に強度が低くなる接合部をかくし、
均一な強度を得ることができる。
てほぼ均一な肉厚に形成することが好ましい。
レームと、該トラックフレームに固定して設けられる支
軸と、該支軸の外周側に一対の軸受を介して回転可能に
設けられ、走行用の履帯を案内する転輪体とからなる装
軌式車両のローラ装置において、前記転輪体は、長さ方
向両側に位置し前記各軸受が内周側に嵌着される一対の
円筒部と、該各円筒部間に位置して径方向外向きに膨出
され該各円筒部と一体形成された膨出部とから構成した
ことを特徴としている。
行用の履帯に係合させつつ各円筒部を履帯に当接させて
支軸回りに回転することにより、該履帯をトラックフレ
ームに対して案内する。そして、該転輪体を各円筒部と
膨出部とから一体形成することにより、転輪体の製造コ
ストを低減することができ、かつ、転輪体の強度を向上
させることができる。
をほぼ均一な肉厚に形成することが好ましい。
各円筒部内周側に嵌着される筒状のスペーサと、外周側
が該スペーサの内周側に嵌着され内周側が支軸の外周面
に摺接する筒状のブッシュとから構成することができ
る。これにより、転輪体の円筒部は、スペーサとブッシ
ュによって補強することができる。
に、該各円筒部の外周側に補強用筒体をそれぞれ嵌着す
ることにより、この補強用筒体が履帯に常時当接するか
ら、転輪体の各円筒部を保護することができる。
には、その長さ方向中間部に位置し全周に亘って延在す
る補強用の屈曲部を設けることにより、該膨出部の強度
を向上することができる。
製造方法は、転輪体の素材となるパイプ材を一定の長さ
に切断する工程と、前記パイプ材の内周面に高い圧力を
加えつつ該パイプ材を長さ方向両端側から加圧すること
により、前記パイプ材の長さ方向中間部に膨出部を形成
する工程とからなる。
に高い圧力を加えつつ該パイプ材を軸方向両端側から加
圧することにより、パイプ材の軸方向中間部を膨出部と
して塑性変形させることができ、パイプ材の長さ方向両
側に位置する円筒部と長さ方向中間部に位置する膨出部
とを一体形成することができる。
の製造方法は、転輪体の素材となるパイプ材を一定の長
さに切断する工程と、膨出部に対応した環状の凹陥部を
有する金型によって前記パイプ材を型締めする工程と、
前記パイプ材の内周面に高い圧力を加えつつ該パイプ材
を長さ方向両端側から加圧することにより、前記パイプ
材の長さ方向中間部を前記金型の凹陥部内で塑性変形さ
せて膨出部を形成する工程とからなる。
したパイプ材を金型によって型締めした状態で、パイプ
材の内周面に高い圧力を加えつつ該パイプ材を長さ方向
両端側から加圧することにより、パイプ材の長さ方向中
間部が金型の凹陥部内で塑性変形するから、凹陥部に対
応した一定の形状を有する膨出部を形成することができ
る。
1ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。
施例を示している。1は本実施例によるローラ装置が装
備された装軌式車両としての油圧ショベルを示し、該油
圧ショベル1は、下部走行体2と、該下部走行体2上に
旋回可能に搭載された上部旋回体3とからなり、該上部
旋回体3の前部には掘削作業等を行うための作業装置4
が俯仰動可能に設けられている。
ームで、該トラックフレーム5はセンタフレーム5A
と、該センタフレーム5Aの左,右両側に配設され前,
後方向に伸長した一対のサイドフレーム5B(一方のみ
図示)とを有している。そして、該サイドフレーム5B
の一端側にはスプロケット6が設けられ、他端側にはア
イドラ7が設けられている。
巻装された走行用の履帯で、該履帯8は、スプロケット
6を回転駆動することにより、アイドラ7および後述す
る各上側ローラ装置9、各下側ローラ装置10上を周回
駆動し、下部走行体2が走行するようになっている。
転可能に設けられた2個の上側ローラ装置で、該各上側
ローラ装置9は、履帯8を下側から支持し該履帯8がサ
イドフレーム5Bに接触するのを防止している。
面側に回転可能に列設された複数の下側ローラ装置を示
し、該各下側ローラ装置10は、スプロケット6および
アイドラ7と共にサイドフレーム5Bに沿って履帯8を
案内するものである。
実施例によるローラ装置が適用されており、以下、図2
を参照して下側ローラ装置10について説明する。
5Bの下面側に位置し、該トラックフレームの一部を構
成する左,右の支持ブラケットを示し、該各支持ブラケ
ット11間で後述の転輪体16が回転可能に支持される
ようになっている。そして、各支持ブラケット11の下
端側には、後述の取付ボルト13が挿通されるボルト挿
通穴11Aが穿設されている。
定された支軸で、該支軸12は、軸方向中間部に位置す
る大径部12Aと、軸方向両端側に位置する小径部12
B,12Bと、該各小径部12Bと大径部12Aとの間
に位置し後述するボールベアリング15が嵌合する軸受
嵌合部12C,12Cとからなり、両端面にはねじ穴1
2D,12Dが螺設されている。そして、支軸12は、
各支持ブラケット11のボルト挿通穴11Aに挿通され
た取付ボルト13,13を各ねじ穴12Dに螺着するこ
とにより、各支持ブラケット11間に固定されている。
に位置して支軸12の小径部12Bに挿通された支持カ
ラーで、該各支持カラー14の下端側は各支持ブラケッ
ト11側に突出し、該各支持ブラケット11の下端部を
支持する荷重受部14Aとなっている。従って、油圧シ
ョベル1の荷重は、各支持ブラケット11から各支持カ
ラー14を介して支軸12に伝わるようになっている。
Cに内輪が圧入嵌合されたボールベアリングで、該各ボ
ールベアリング15は、支軸12の大径部12A端縁部
と後述する各止め輪17との間で位置決めされている。
そして、該各ボールベアリング15の外輪は転輪体16
の各円筒部16A内周側に圧入嵌合されている。
左,右の支持ブラケット11間に回転可能に設けられた
転輪体で、該転輪体16は、長さ方向両端部に位置する
一対の円筒部16A,16Aと、該各円筒部16A間に
位置し径方向外向きに拡径した膨出部16Bとからなっ
ている。ここで、転輪体16は、例えば機械構造用炭素
鋼鋼管(STKM材)、マンガン鋼(SMn 材)、機械
構造用炭素鋼(S45C,S40C,S35C)等のパ
イプ材が用いられる。そして、転輪体16は、これらの
パイプ材にバルジ加工を施すことにより、その全長に亘
ってほぼ均一な肉厚を有する単一の段付き筒状体として
形成されている。
内周側に各ボールベアリング15の外輪を嵌合させるこ
とにより支軸12に回転可能に支持され、各円筒部16
Aの内周側に嵌着された止め輪17,17によって各ボ
ールベアリング15を抜止め状態に保持している。
は、履帯8の内周面に突設された突起部8A,8Aに当
接し、膨出部16Bは各突起部8Aに係合することによ
り履帯8が転輪体16から離脱するのを防止している。
また、転輪体16の膨出部16Bと支軸12との間に
は、各ボールベアリング15等を潤滑するための潤滑油
を貯留する油溜め部18が形成され、該油溜め部18は
封止栓19によって閉塞されている。
て左,右の各支持カラー14との間に配設されたシール
部材を示し、該各シール部材20は、支軸12の軸受嵌
合部12C外周側に嵌合した固定側シール20Aと、転
輪体16の円筒部16A内周側に圧入された回転側シー
ル20Bとからなっている。そして、シール部材20
は、回転側シール20Bに設けられた各リップ部が固定
側シール20Aに弾性的に常時摺接することにより、油
溜め部18内に貯留された潤滑油が転輪体16の両端側
から外部に漏れるのを防止すると共に、土砂等が転輪体
16の両端側から侵入するのを防止している。
嵌着された止め輪で、該各止め輪21は、支軸12の小
径部12Bに挿通された支持カラー14を軸方向で位置
決めするものである。
の如き構成を有するもので、該下側ローラ装置10の転
輪体16は、下部走行体2の走行時に膨出部16Bを履
帯8の各突起部8A間に係合させつつ支軸12回りに回
転し、履帯8の各突起部8A上を移動する。
の自重が常時作用するが、この転輪体16は、単一の段
付き筒状体として形成されている。従って、例えば従来
技術のローラ装置に用いられる転輪体のように、個別に
形成した複数の部材を溶接等により接合して1つの転輪
体を形成する場合に比較して、本実施例の転輪体16は
部分的に強度が低くなる接合部をなくすことができる。
従って、例えば油圧ショベル1が地面の凹凸が激しい作
業現場で長期間に亘って稼働するような場合でも、転輪
体16の破損を防止でき、下側ローラ装置10は長期に
亘って、安定した作動をすることができる。
部16Bを形成することにより、転輪体16全体の強度
を確保することができ、転輪体16を比較的薄肉に形成
することができる。この結果、転輪体16の各円筒部1
6Aと支軸12との間にボールベアリング15を設ける
ことができ、例えば転輪体と支軸との間にブッシュ等を
設ける場合に比較し、転輪体16の回転性を大幅に向上
することができる。
成することにより、該転輪体16の軽量化を図ることが
でき、下側ローラ装置10の組立作業性をも向上するこ
とができる。
に形成することにより、油溜め部18の容積を増大する
ことができるから、該油溜め部18内に多量の潤滑油を
貯留することによりボールベアリング15等に対する潤
滑性が向上し、下側ローラ装置10を一層長期に亘って
円滑に作動させることができる。
法(バルジ加工)について、図3ないし図6を参照して
説明する。
鋼鋼管(STKM材)、マンガン鋼(SMn 材)、機械
構造用炭素鋼(S45,S40C,S35C)等のパイ
プ材31を、図3に示すように一定の長さに切断する。
して、パイプ材31を径方向から挟んで型締めするため
の一対の半割型32,32を用意する。ここで、各半割
型32は、パイプ材31の外径寸法に対応した内径寸法
を有する半円形状の小径凹陥部32Aが長さ方向に形成
され、該小径凹陥部32Aの中間部に位置して転輪体1
6の膨出部16Bに対応した形状を有する大径凹陥部3
2Bが形成されている。
長さ方向中間部を大径凹陥部32Bに一致させた状態
で、各半割型32によってパイプ材31を径方向から型
締めし、さらに、中心部に油通路33Aが形成された一
対の押し型33,33を各半割型32の小径凹陥部32
Aに左,右両側から挿入し、パイプ材31の両端側に当
接させる。
33Aを通じてパイプ材31内に高圧の圧油を導入する
と共に、各押し型33を互いに接近する方向(矢印A方
向)に加圧してパイプ材31を軸方向に圧縮する。これ
により、図5に示すように、パイプ材31の長さ方向中
間部が各半割型32の大径凹陥部32B内で拡径するよ
うに塑性変形(塑性流動)を生じる。
1に対応した円筒部16Aと、各半割型32の大径凹陥
部32Bの形状に対応した膨出部16Bとからなり、全
長に亘ってほぼ均一な肉厚を有する転輪体16を得るこ
とができる。
端面と円筒部16Aの外周面に高周波焼入れ処理を施す
ことにより、膨出部16Bの両端面と円筒部16Aの外
周面に硬化層を形成する。
造方法においては、一定の長さ寸法をもって単一のパイ
プ材31を切断し、このパイプ材31の内周面に高い圧
力を加えつつ該パイプ材31を両端側から加圧すること
により、円筒部16Aと膨出部16Bとを有する単一の
段付筒状体としての転輪体16を冷間加工によって形成
することができる。
のように、個別に形成した複数の部材を溶接等により接
合して1つの転輪体を形成する場合に比較して、接合部
を形成するための機械加工工程、溶接工程を不要にで
き、かつ、熱間鍛造によって転輪体を形成する場合に比
較して、加熱炉等を用いた素材の加熱工程を不要にでき
る。この結果、製造工数の削減や製造設備の縮小を図る
ことができ、転輪体の製造コストを大幅に低減すること
ができる。
2の実施例を示し、本実施例の特徴は、転輪体の膨出部
に全周に亘って補強用の屈曲部を形成したことにある。
なお、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
ーラ装置を示し、該下側ローラ装置41は、支持ブラケ
ット11、支軸12、ボールベアリング15、シール部
材20、および後述する転輪体42等からなっている。
し、該転輪体42は、長さ方向両端部に位置する一対の
円筒部42A,42Aと、該各円筒部42A間に位置し
径方向外向きに拡径した膨出部42Bとからなり、さら
に、該膨出部42Bの軸方向中間部には、全周に亘って
縮径方向に窪んだ補強用の屈曲部としての環状窪み部4
2Cが形成されている。
出部42Bおよび環状窪み部42Cに対応した凹陥部を
有する金型を用いて、一定の長さ寸法に切断したパイプ
材に上述したバルジ加工を施すことにより、その全長に
亘ってほぼ均一な肉厚を有する単一の段付き筒状体とし
て形成されている。
で、転輪体42を単一の段付筒状体として形成すること
により、従来技術のように個別に形成した複数の部材を
溶接等により接合して1つの転輪体を形成する場合に比
較して、部分的に強度が低くなる接合部を排除すること
ができる。この点については、本実施例でも第1の実施
例と格別差異はない。
出部42Bにその全周に亘って環状窪み部42Cを設け
ることにより該膨出部42Bを補強できる構成としたか
ら、転輪体42全体の強度を高めることができ、下側ロ
ーラ装置41を長期に亘って安定して作動することがで
きる。
3の実施例を示し、本実施例の特徴は、支軸と転輪体と
の間に嵌着する軸受を、転輪体の各円筒部内周側に嵌着
される筒状のスペーサと、外周側が該スペーサの内周側
に嵌着され内周側が支軸の外周面に摺接する筒状のブッ
シュとから構成したことにある。なお、本実施例では前
記各実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
ーラ装置を示し、該下側ローラ装置51は、支持ブラケ
ット11、転輪体16、および後述する支軸52、スペ
ーサ54、筒状ブッシュ55、フローティングシール5
6等からなっている。
持ブラケット11間に固定された支軸で、該支軸52
は、軸方向中間部に位置する大径部52Aと、該大径部
52Aの軸方向両端側に位置する軸受嵌合部52B,5
2Bとからなり、その両端側の端面には取付ボルト13
が螺入するねじ穴52C,52Cが螺設されている。
との間に位置して支軸52の軸受嵌合部52Bに挿通さ
れた支持カラーで、該各支持カラー53の下端側は各支
持ブラケット11側に突出し、該各支持ブラケット11
の下端部を支持する荷重受部53Aとなっている。ま
た、各支持カラー53の内側端面には、フローティング
シール56を収容するシール収容凹部53Bが形成され
ている。
内周側に圧入嵌合された円筒状のスペーサを示し、該各
スペーサ54は後述するブッシュ55を支持する支持体
を構成している。ここで、各スペーサ54の軸方向両端
側端面には、径方向外側から内側へと斜め内向きに漸次
縮径するテーパ状のシール収容凹部54Aが形成されて
いる。また、各スペーサ54の内周側には軸方向に貫通
する油通路54Bが穿設され、該油通路54Bは、転輪
体16の膨出部16B内に形成された油溜め部18とシ
ール収容凹部54Aとを連通させ、油溜め部18内に貯
留された潤滑油を支軸52と各筒状ブッシュ55との摺
動面、フローティングシール56の摺動面等に供給する
ものである。
ュで、該各筒状ブッシュ55は、例えば鉛青銅系の金属
材料から円筒状に形成され、その外側端面にはフランジ
状に拡径した鍔部55Aが形成されている。そして、各
筒状ブッシュ55は、その外周側がスペーサ54の内周
側に圧入され、内周側が支軸52と摺動する摺動面を形
成している。また、各筒状ブッシュ55は、支軸52の
大径部52Aと支持カラー53の内側端面との間で、位
置決め状態に保持されている。
容凹部53Bと各スペーサ54のシール収容凹部54A
との間に設けられたフローティングシールで、該各フロ
ーティングシール56は、互いに摺接する一対のシール
リング56A,56Aと、一対のOリング56B,56
Bとからなっている。そして、各フローティングシール
56は、一対のシールリング56Aが常時摺接すること
により、油溜め部18内に貯留された潤滑油が転輪体1
6の両端側から外部に漏れるのを防止すると共に、土砂
等が転輪体16の両端側から侵入するのを防止してい
る。
で、本実施例においても前記各実施例と同様の効果を得
ることができる。しかし、特に本実施例では、転輪体1
6の各円筒部16A内周側に嵌着された各スペーサ54
と、該各スペーサ54の内周側に嵌着された各筒状ブッ
シュ55とによって、転輪体16の各円筒部16Aを内
周側から補強することができる。この結果、転輪体16
の寿命を延ばすことができ、下側ローラ装置51を一層
長期に亘って安定して作動することができる。
4の実施例を示し、本実施例の特徴は、転輪体の各円筒
部外周側に補強用筒体をそれぞれ嵌着したことにある。
なお、本実施例では前記各実施例と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
ーラ装置を示し、該下側ローラ装置61は、各支持ブラ
ケット11、支軸62、転輪体64、筒状ブッシュ6
5、フローティングシール66、補強用筒体67等から
なっている。
持ブラケット11間に固定された支軸で、該支軸52
は、軸方向中間部に位置する大径部62Aと、該大径部
62Aの軸方向両端側に位置する軸受嵌合部62B,6
2Bとからなり、その両端側の端面には取付ボルト13
が螺入するねじ穴62C,52Cが螺設されている。
1との間に位置して支軸62の軸受嵌合部62Bに挿通
された支持カラーで、該各支持カラー63の下端側は各
支持ブラケット11側に突出し、該各支持ブラケット1
1の下端部を支持する荷重受部63Aとなっている。ま
た、各支持カラー63の内側端面には、フローティング
シール66を収容するシール収容凹部63Bが形成され
ている。
左,右の支持ブラケット11間に回転可能に設けられた
転輪体で、該転輪体64は、長さ方向両端部に位置する
一対の円筒部64A,64Aと、該各円筒部64A間に
位置し径方向外向きに拡径した膨出部64Bとからなっ
ている。ここで、転輪体64は、円筒部64Aおよび膨
出部64Bに対応した凹陥部を有する型を用いて、一定
の長さ寸法に切断したパイプ材に上述したバルジ加工を
施すことにより、その全長に亘ってほぼ均一な肉厚を有
する単一の段付き筒状体として形成されている。また、
転輪体64の軸方向両端面は、各支持カラー63のシー
ル収容凹部63Bとの間で後述のフローティングシール
66を保持するため、径方向外側から内側へと斜め内向
きに漸次縮径するテーパ面64Cとなっている。
で、該各筒状ブッシュ65は、例えば高力黄銅に固体潤
滑剤が埋設された材料や焼結含油合金から円筒状に形成
されている。そして、各筒状ブッシュ65は、その外周
側が転輪体64の内周側に圧入され、内周側が支軸62
と摺動する摺動面を形成している。また、各筒状ブッシ
ュ65は、支軸62の大径部62A端縁部と各止め輪1
7との間で、支軸62に対して位置決めされている。
容凹部63Bと転輪体64のテーパ面64Cとの間に設
けられたフローティングシールで、該各フローティング
シール66は、互いに摺接する一対のシールリング66
A,66Aと、一対のOリング66B,66Bとからな
っている。
外周側にそれぞれ圧入嵌合された補強用筒体で、該各補
強用筒体67は転輪体64の各円筒部64Aを全周に亘
って覆うことにより、該各円筒部64Aに代わって履帯
8の突起部8A上を転動するものである。
で、本実施例においても前記各実施例と同様の効果を得
ることができる。しかし、特に本実施例では、転輪体6
4の各円筒部64A外周側に補強用筒体67を嵌着する
構成としたから、転輪体64が直接的に履帯8と衝合し
て割れや破損を生じるのを効果的に防止することができ
る。この結果、転輪体64の寿命を延ばすことができ、
下側ローラ装置61を一層長期に亘って安定して作動す
ることができる。
ーラ装置を下側ローラ装置に適用した場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば
上側ローラ装置に適用してもよい。
て油圧ショベルを例に挙げたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば油圧クレーン等の装軌式車両のローラ装置に
広く適用することができる。
の発明によれば、走行用の履帯を案内すべく装軌式車両
のローラ装置に用いられる転輪体を、長さ方向中間部が
塑性変形により膨出部となって拡径した単一の段付筒状
体により形成したから、例えば個別に形成した複数の部
材を溶接等により接合して1つの転輪体を形成する場合
に比較して、接合部を形成するための機械加工工程、溶
接工程を不要にでき、転輪体の製造コストを低減するこ
とができる。
材からなる転輪体に比較して、部分的に強度が低くなる
接合部を排除できるから、転輪体の強度を向上すること
ができる上に、膨出部によって転輪体全体の強度を高め
ることができ、ローラ装置を長期に亘って安定して作動
させることができる。
ば、走行用の履帯を案内する転輪体を、長さ方向両側に
位置し軸受が内周側に嵌着される一対の円筒部と、該各
円筒部間に位置して径方向外向きに膨出され該各円筒部
と一体形成された膨出部とから構成したから、請求項1
の発明とほぼ同様の効果を得ることができる上に、冷間
加工によって形成した膨出部によって転輪体全体の強度
を高めることにより、転輪体を薄肉のパイプ材等から成
形することが可能となり、全体の小型、軽量化を図るこ
とができる。また、転輪体の肉厚を小さくできるから、
各円筒部内に設ける軸受をボールベアリング等のころが
り軸受によって構成することができ、転輪体を支軸に対
してより円滑に回転させることができる。
の各円筒部内周側に嵌着される筒状のスペーサと、外周
側が該スペーサの内周側に嵌着され内周側が支軸の外周
面に摺接する筒状のブッシュとから軸受を構成したか
ら、転輪体の各円筒部を内周側から補強することができ
る。この結果、転輪体の寿命を延ばすことができ、ロー
ラ装置の安定した作動を一層長期に亘って補償すること
ができる。
の各円筒部に補強用筒体を嵌着することにより、転輪体
が直接的に履帯と衝合して割れや破損を生じるのを効果
的に防止することができ、転輪体の寿命を延ばすことが
できる。
膨出部に補強用の屈曲部を設けることにより、該膨出部
の強度を向上することができ、転輪体全体の強度をさら
に高めることができる。
の素材となるパイプ材を一定の長さに切断した後、該パ
イプ材の内周面に高い圧力を加えつつ該パイプ材を軸方
向両端側から加圧し、パイプ材の軸方向中間部を塑性変
形させることにより、パイプ材の長さ方向両側に位置す
る円筒部と長さ方向中間部に位置する膨出部とを冷間加
工によって一体形成することができる。
体を比較的簡単な設備で成形でき、従来技術のように個
別に形成した複数の部材を溶接等によって接合して1つ
の転輪体を形成する場合に比較して、接合部を形成する
ための機械加工工程や溶接工程を不要にでき、かつ、熱
間鍛造加工に比較して加熱炉等の設備を不要にできるか
ら、転輪体の製造コストを低減することができる。
出部に対応した凹陥部を有する金型によってパイプ材を
型締めすることにより、パイプ材の長さ方向中間部を金
型の凹陥部内で塑性変形させることができる。従って、
金型の凹陥部に対応した一定の形状を有する膨出部を確
実に形成することができる。
された油圧ショベルを示す外観図である。
置の縦断面図である。
材、金型等を示す縦断面図である。
縦断面図である。
である。
である。
である。
である。
置) 11 支持ブラケット(ブラケット) 12,52,62 支軸 15 ボールベアリング(軸受) 16,42,64 転輪体 16A,42A,64A 円筒部 16B,42B,64B 膨出部 31 パイプ材 32 半割型(金型) 32B 大径凹陥部(凹陥部) 42C 環状窪み部(屈曲部) 55,65 筒状ブッシュ(軸受) 54 スペーサ 67 補強用筒体
Claims (9)
- 【請求項1】 装軌式車両のトラックフレームに設けら
れ、走行用の履帯を転輪体によって案内してなる装軌式
車両のローラ装置において、前記転輪体は、長さ方向中
間部が塑性変形により膨出部となって拡径した単一の段
付筒状体により形成したことを特徴とする装軌式車両の
ローラ装置。 - 【請求項2】 前記転輪体は、全長に亘ってほぼ均一な
肉厚に形成してなる請求項1に記載の装軌式車両のロー
ラ装置。 - 【請求項3】 装軌式車両のトラックフレームと、該ト
ラックフレームに固定して設けられる支軸と、該支軸の
外周側に一対の軸受を介して回転可能に設けられ、走行
用の履帯を案内する転輪体とからなる装軌式車両のロー
ラ装置において、前記転輪体は、長さ方向両側に位置し
前記各軸受が内周側に嵌着される一対の円筒部と、該各
円筒部間に位置して径方向外向きに膨出され該各円筒部
と一体形成された膨出部とから構成したことを特徴とす
る装軌式車両のローラ装置。 - 【請求項4】 前記転輪体は、前記各円筒部と膨出部を
ほぼ均一な肉厚に形成してなる請求項3に記載の装軌式
車両のローラ装置。 - 【請求項5】 前記軸受は、前記転輪体の各円筒部内周
側に嵌着される筒状のスペーサと、外周側が該スペーサ
の内周側に嵌着され内周側が前記支軸の外周面に摺接す
る筒状のブッシュとから構成してなる請求項3に記載の
装軌式車両のローラ装置。 - 【請求項6】 前記転輪体の各円筒部には、該各円筒部
の外周側に補強用筒体をそれぞれ嵌着してなる請求項
3,4または5に記載の装軌式車両のローラ装置。 - 【請求項7】 前記転輪体の膨出部には、その長さ方向
中間部に位置し全周に亘って延在する補強用の屈曲部を
設けてなる請求項1,2,3,4,5または6に記載の
装軌式車両のローラ装置。 - 【請求項8】 装軌式車両のトラックフレームに設けら
れ、走行用の履帯を案内するために用いるローラ装置用
転輪体の製造方法であって、前記転輪体の素材となるパ
イプ材を一定の長さに切断する工程と、前記パイプ材の
内周面に高い圧力を加えつつ該パイプ材を長さ方向両端
側から加圧することにより、前記パイプ材の長さ方向中
間部に膨出部を形成する工程とからなるローラ装置用転
輪体の製造方法。 - 【請求項9】 装軌式車両のトラックフレームに設けら
れ、走行用の履帯を案内するために用いるローラ装置用
転輪体の製造方法であって、前記転輪体の素材となるパ
イプ材を一定の長さに切断する工程と、膨出部に対応し
た環状の凹陥部を有する金型によって前記パイプ材を型
締めする工程と、前記パイプ材の内周面に高い圧力を加
えつつ該パイプ材を長さ方向両端側から加圧することに
より、前記パイプ材の長さ方向中間部を前記金型の凹陥
部内で塑性変形させて膨出部を形成する工程とからなる
ローラ装置用転輪体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13280397A JP3745498B2 (ja) | 1996-07-24 | 1997-05-07 | 装軌式車両のローラ装置およびローラ装置用転輪体の製造方法 |
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|---|---|---|---|
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| JP8-213067 | 1996-07-24 | ||
| JP13280397A JP3745498B2 (ja) | 1996-07-24 | 1997-05-07 | 装軌式車両のローラ装置およびローラ装置用転輪体の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086863A true JPH1086863A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3745498B2 JP3745498B2 (ja) | 2006-02-15 |
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| JP13280397A Expired - Fee Related JP3745498B2 (ja) | 1996-07-24 | 1997-05-07 | 装軌式車両のローラ装置およびローラ装置用転輪体の製造方法 |
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1997
- 1997-05-07 JP JP13280397A patent/JP3745498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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