JPH108686A - タイルパネル - Google Patents

タイルパネル

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JPH108686A
JPH108686A JP16465596A JP16465596A JPH108686A JP H108686 A JPH108686 A JP H108686A JP 16465596 A JP16465596 A JP 16465596A JP 16465596 A JP16465596 A JP 16465596A JP H108686 A JPH108686 A JP H108686A
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JP
Japan
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tile
reinforced cement
fiber
tile panel
cement substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16465596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Honda
本田  譲
Fumio Murakami
文男 村上
Mitsunobu Otani
光伸 大谷
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH108686A publication Critical patent/JPH108686A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工後のソリが小さく、タイルの剥離を防止で
きる耐久性に優れたタイルパネルを提供する。 【解決手段】吸水による長さ変化率が、0.12%以下
である繊維補強セメント基板にタイルを接着剤で貼り合
わせてタイルパネルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイル壁を乾式
施工するときに用いるタイルパネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、外壁材としてサイディング材
が広く使用されている。サイディング材の意匠性を向上
させるために、サイディング材表面に塗装や吹き付け加
工したり、サイディング材表面をレンガ調、タイル調、
石積調などに成型して高級外壁材として使用されてい
る。しかし、それらはあくまでサイディング材であり、
本物のタイルを外壁として使用する要望が高まって来て
いる。
【0003】一方、本物指向性からモルタルでタイルを
1個ずつ壁に貼り付けたものを外壁として使用すること
が試みられている。しかしながら、施工するのに手間が
かかるうえに、モルタルの乾燥収縮によるひび割れや、
タイルの剥がれが発生し、さらに、目地詰めのため外壁
に凹凸がなく、立体感がないので、意匠性に劣るもので
あった。
【0004】最近、基板として抄造法により成形した繊
維補強セメント基板を用い、接着剤としてポリマーセメ
ントや合成樹脂系接着剤を用い、予め、複数個のタイル
を所望のパターンにユニット化して貼り合わせたものが
提案されている。しかし、抄造法により成形した繊維補
強セメント基板は、吸水率が大きく、かつ、吸水後の寸
法変化率が大きいため、施工後、時間が経過すると大き
くソリ、施工後の外観品位を著しく損なう結果となっ
た。さらに、抄造法により成形した繊維補強セメント基
板は、晴天や降雨などによる乾燥、吸水の繰り返しによ
りソリが発生し、タイルが基板から剥離する恐れがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の抄造法により成形した繊維補強セメント基板を用いた
タイルパネルの問題点を解決し、施工性に優れ、施工後
のソリが小さく、また、タイルの剥離を防止することが
できる耐久性に優れたタイルパネルを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を進めた結果、吸水による長
さ変化率が、0.12%以下である繊維補強セメント基
板を使用することにより、施工後のソリを小さくして、
タイルの剥離を防止することができることを見い出し本
発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明者は、繊維補強セメント
基板にタイルを接着剤で貼り合わせたパネルにおいて、
繊維補強セメント基板の吸水による長さ変化率が、0.
12%以下であるタイルパネルに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明では、繊維補強セメント基板は、吸
水による長さ変化率が0.12%以下のものを用いる。
吸水による長さ変化率は、JIS A 5422に従っ
て測定し,60℃で24時間乾燥後に20℃に冷却し、
次に、20℃の水に24時間浸漬した後の基板の長さの
変化率である。繊維補強セメント基板の吸水による長さ
変化率は、小さいほど望ましいが、接着剤でタイルを貼
り合わせたパネルの施工後のソリを実用上問題ない程度
に小さくするためには、吸水による長さ変化率を0.1
2%以下にする必要があり、吸水による長さ変化率が
0.10%以下であることが好ましい。
【0010】さらに、本発明のタイルパネルでは、吸水
率が20%以下の繊維補強セメント基板を用いるのが好
ましい。吸水率が20%を越えると、吸水後の寸法変化
率を0.12%以下にすることが困難となる傾向があ
る。繊維補強セメント基板の含水率は、吸水による長さ
変化率をできるだけ小さくするため、吸水率は16%以
下であることがより好ましい。
【0011】一般に、繊維補強セメント基板は、抄造法
または押出法によって製造されるが、吸水による長さ変
化率を0.12%以下にするためには、押出法によって
製造するのが好ましい。抄造法で製造された繊維補強セ
メント基板は、吸水による長さ変化率を0.12%以下
にするのが困難であることが多い。さらに、製造された
繊維補強セメント基板は、オートクレーブ養生品である
のが好ましい。繊維補強セメント基板は、オートクレー
ブ養生することにより基板の結晶化が進むため寸法精度
が一層向上し、ソリの小さいものとなる。
【0012】通常、押出法によって製造された繊維補強
セメント基板は、見掛比重が1.2以上となることが多
い。本発明の目的である吸水による長さ変化率を0.1
2%以下にするためには、繊維補強セメント基板の見掛
け比重を1.1以下にすることが好ましい。繊維補強セ
メント基板の見掛け比重を1.1以下にするために、ポ
リスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニルなどの有機発泡体、あるいは、シラスバルーン、パ
ーライト、ゼオライト、フェーライトなどの軽量骨材を
主成分のセメント、珪砂、補強繊維、メチルセルロース
に混ぜ合わせることができる。また、押出機の金型によ
り、断面形状を中空にして見掛比重を1.1以下として
もよい。
【0013】本発明のタイルパネルに用いられる繊維補
強セメント基板の厚みは、10〜20mmであることが
好ましく、10〜16mmであることがより好ましい。
厚みが10mmより薄いと曲げ剛性が小さいためソリや
すいものとなりやすく、相決り加工が難しく破損しやす
い。また、厚みが20mmを越えるとタイルを貼り合わ
せたパネルが重くなり施工性の悪いだけでなく、コスト
が高くなる。
【0014】また、本発明のタイルパネルに用いられる
繊維補強セメント基板は、施工が容易になり、水密性も
向上するので、少なくとも対向する2辺、好ましくは互
いに対向する各辺、すなわち4辺に、相決り部が形成さ
れているのが好ましい。
【0015】本発明で使用する接着剤としては弾性を有
するエポキシ系、ウレタン系、シリコーン系、変性シリ
コーン系、ゴム系など、いずれも使用可能であるが、接
着剤の引張破断伸度が、100%以上であるものが好ま
しく、特に、耐候性の面から変性シリコーン樹脂がより
好ましい。接着剤の厚みは、0.5mm以下であること
が好ましく、好ましくは0.3〜0.5mmの範囲で用
いられる。接着剤の厚みが、0.3mmより少ないと、
接着剤を基板に塗布する時の厚みムラが発生しやすく、
タイル裏面に接着剤が均一に塗布することが困難である
ので、タイルが剥離する恐れが生ずる。さらに、接着剤
の厚み(mm)と接着剤の引張破断伸度(%)の積は、
50mm%以上であることが好ましく、少量の接着剤で
も基板のソリによるタイル剥離の恐れがなくして完全に
接着することができる。なお、ここでいう接着剤の引張
破断伸度は、JIS K6301ダンベル3号試験によ
る試験片を作成し、20℃・65%RHで1週間養生し
た後、引張試験機を用いて測定する。
【0016】本発明では、タイルは、陶磁器、天然石、
人工石等、いずれからなるものであってもよく、用途や
意匠性を考慮して決められる。大きさは、材質や用途等
によって異なるものの、通常、縦30〜150mm、横
30〜250mm、厚み3〜20mm程度のものから選
定される。このようなタイルの複数個が、所望のパター
ンに配列され、基板に接着剤で貼り合わされタイルパネ
ルを構成する。タイルの配列は、目地が基盤目を形成す
るようにしてもよく、千鳥状でもよい。
【0017】タイルの裏面は、薄い接着剤でタイルと基
板を確実に接着させるために、タイルの裏足形状がフラ
ットであることが好ましい。タイル裏面に凹凸があるも
のでは、本発明で好ましく用いられる接着剤では、タイ
ル裏面全体には接着剤が充填されず、接着力が低下す
る。また、寒冷地では施工後、雨水等が侵入し、凍害に
よりタイル剥離の恐れが生ずることがある。
【0018】本発明において、タイル間の目地深さが3
mm以上、より好ましくは3.5mm以上であることが
好ましい。目地深さが3mm以上であれば、太陽直射光
が目地部の接着剤に当たる量を1/6以下にすることが
できる。また、目地深さが3mm未満であれば目地をモ
ルタル詰めしたものと外観上の差がなくなり、意匠性が
劣る傾向がある。
【0019】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0020】実施例 セメント、珪砂、パルプ、メチルセルロースに、ポリス
チビーズを混ぜ合わせたものを押出機で成型し、1昼夜
放置し、180℃で6時間、オートクレーブ処理して繊
維補強セメント基板を得た。この繊維補強セメント基板
は、長さが1820mm、幅が455mm、厚みが14
mmであり、見掛比重は1.02であった。JIS A
5422に従って、繊維補強セメント基板の吸水によ
る長さ変化率を測定したところ、0.10%であった。
【0021】この基板の表裏にシーラー加工を施した
後、その表面に引張破断伸度が150%の変性シリコー
ン系接着剤をナイフコータで厚み0.4mmになるよう
に塗布した。
【0022】次に、タイルの裏足形状がフラットなもの
である45三丁(45mm×145mm、厚さ6.5m
m)の配列したタイルをその上に置き、次いで、軽く荷
重を加えながら振動させ、タイルを基板上に沈めた。約
1週間養生して接着剤を完全に固化させた。このように
して得られたタイルパネルのソリは、長さ方向は1.2
mm、幅方向は0mmであった。このタイルパネルを施
工し、6ケ月後のソリを測定した結果、長さ方向は1.
4mm、幅方向は0.2mmと、非常に小さいものであ
り、外観品位の良好なものであった。
【0023】比較例 セメント、珪砂、パルプ、メチルセルロースを混ぜ合わ
せたものを、抄造法で成型して繊維補強セメント基板を
得た。この繊維補強セメント基板は、長さが1820m
m、幅が455mm、厚みが14mmであり、見掛比重
は0.88であった。実施例と同様にして、吸水による
長さ変化率を測定したところ、0.18%であった。
【0024】この基板表裏にシーラー加工を施した後、
その表面に、実施例と同様の接着剤を同一条件で塗布
し、タイルを実施例と同様のものを、同一条件で貼り合
わせて、タイルパネルを得た。このようにして得られた
タイルパネルのソリは、長さ方向は1.8mm、幅方向
は0,5mmであり、実施例で得られた繊維補強セメン
ト基板より大きかった。このタイルパネルを施工し、6
ケ月後のソリを測定した結果、長さ方向は5.4mm、
幅方向は2.7mmと、ソリが非常に大きく、外観品位
を損なうものであった。
【0025】
【発明の効果】本発明のタイルパネルは、施工後のソリ
が極めて小さく、かつ、タイルとの接着耐久性に優れて
いるので、立体感のある高意匠のタイルパネルとなり、
特に、戸建用外壁材として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様に係るタイルパネルの概
略平面図である。
【図2】 図1に示したタイルパネルのAーA断面図で
ある。
【符号の説明】
1:基板 2:タイル 3:目地 4:接着剤 5:相決り

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維補強セメント基板にタイルを接着剤
    で貼り合わせたパネルにおいて、繊維補強セメント基板
    の吸水による長さ変化率が、0.12%以下であること
    を特徴とするタイルパネル。
  2. 【請求項2】 繊維補強セメント基板の吸水率が、20
    %以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイル
    パネル。
  3. 【請求項3】 繊維補強セメント基板の見掛け比重が、
    1.1以下であることを特徴とする請求項1に記載のタ
    イルパネル。
  4. 【請求項4】 繊維補強セメント基板の吸水率が、16
    %以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイル
    パネル。
  5. 【請求項5】 繊維補強セメント基板の厚みが、10〜
    20mmであることを特徴とする請求項1に記載のタイ
    ルパネル。
  6. 【請求項6】 繊維補強セメント基板が、押出法で製造
    されることを特徴とする請求項1に記載のタイルパネ
    ル。
  7. 【請求項7】 繊維補強セメント基板が、オートクレー
    ブ養生されたものであることを特徴とする請求項1に記
    載のタイルパネル。
  8. 【請求項8】 繊維補強セメント基板の少なくとも対向
    する2辺に相決り部を有することを特徴とする請求項1
    に記載のタイルパネル。
  9. 【請求項9】 接着剤の引張破断伸度が、100%以上
    であることを特徴とする請求項1に記載のタイルパネ
    ル。
  10. 【請求項10】 接着剤の厚みが、0.5mm以下であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のタイルパネル。
  11. 【請求項11】 タイルの裏足形状がフラットであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタイルパネル。
  12. 【請求項12】 タイルが所望のパターンに配列されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のタイルパネル。
  13. 【請求項13】 タイル間の目地深さが、3mm以上で
    あることを特徴とする請求項1に記載のタイルパネル。
JP16465596A 1996-06-25 1996-06-25 タイルパネル Pending JPH108686A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521431A (ja) * 2003-10-24 2007-08-02 ペテツク・ソシエテ・アノニム 床又は壁被覆を製造するための部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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