JPH1087497A - 末梢静脈投与用輸液 - Google Patents
末梢静脈投与用輸液Info
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- JPH1087497A JPH1087497A JP8244840A JP24484096A JPH1087497A JP H1087497 A JPH1087497 A JP H1087497A JP 8244840 A JP8244840 A JP 8244840A JP 24484096 A JP24484096 A JP 24484096A JP H1087497 A JPH1087497 A JP H1087497A
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Abstract
際、中性に近いpHとなり、静脈炎を惹起しない末梢静脈
投与用輸液の提供。 【解決手段】 還元糖を含有する溶液(A)と、少なくと
も必須アミノ酸からなるアミノ酸組成物を含有する溶液
(B)の2液からなる輸液において、溶液(A)はその滴定酸
度が10以下になるように電解質の一部を含有し、かつpH
3.7〜5.0に調整されており、溶液(B)は電解質の残部を
含有し、かつpH6.5〜8.0に調整されており、両液の体積
比(A):(B)が5:1〜1:1であり両液を混合したとき
pH6.0〜7.2となる末梢静脈投与用輸液。
Description
及び電解質を含む栄養補給用の輸液に関し、更に詳細に
は、使用時に混合した際、中性に近いpHとなるため、静
脈炎を惹起しない末梢静脈投与用輸液に関するものであ
る。
不可能な場合が多いため、このような患者の栄養管理
は、一般に中心静脈からの高カロリー輸液(IVH)によ
り行われている。IVHは、上記患者の栄養状態を改善し
かつ良好に保つことにより、患者の回復、治癒を促進す
ることができるものであり、その効果は絶大なものであ
るため、今や外科治療の分野で広く普及している。
や、感染等の危険性、高血糖等の代謝的合併症の心配な
どのデメリットも有するため、IVH禁忌の患者以外にお
いても、例えば術前の栄養状態が良好で侵襲度も比較的
軽度な患者や、経口摂取不能な期間があまり長期でない
患者に対しては、できるだけ末梢静脈から栄養補給を行
おうとする傾向もある。
剤としては、糖質、アミノ酸及び電解質を全て含んだ1
剤形態のものが理想的である。しかし、糖質としてブド
ウ糖のような還元糖を用いる場合、アミノ酸とメイラー
ド反応を起こして褐変の原因となるため、通常、2室容
器の一方の室に還元糖を電解質と共に収容し、他方の室
にアミノ酸を分離収容して製剤化することが行われてい
る。そして、この種製剤では、それぞれの液のpHが、ア
ミノ酸側は通常pH6〜7程度に調整され、還元糖側は糖
の安定化、及びリンとカルシウムやマグネシウムとの沈
殿防止のため、pH5程度或いはそれより若干低いpHに調
整されている。
混合して投与されるが、混合後の液は、pH6未満(通常
pH5〜5.5程度)の酸性となる。ところが、このような
酸性の溶液は、末梢静脈から投与する場合、静脈炎を引
き起こす原因となり、投与時間が長くなればなるほどそ
の傾向は高まる一方である。静脈炎は、ひどい痛みを伴
い、言語を絶する苦痛を患者に強いるばかりでなく、血
栓を生じて肺塞栓や脳塞栓にまで至るおそれがあり、決
して軽視できる問題ではない。
するために、点滴部位を頻繁に変更する等の手段を講じ
ているが、作業が増加、煩雑化し、看護婦に多大な負担
を強いているのが実状である。
酸側溶液を混合した際、中性に近いpHとなり、静脈炎を
惹起しない末梢静脈投与用輸液を提供することを目的と
する。
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、還元糖側の液の滴
定酸度と、還元糖側及びアミノ酸側の両液のpHを特定範
囲に調整することにより、混合後の液を中性に近いpHと
することに成功し、本発明を完成するに至った。
液(A)と、少なくとも必須アミノ酸からなるアミノ酸組
成物を含有する溶液(B)の2液からなる輸液において、
溶液(A)はその滴定酸度が10以下になるように電解質の
一部を含有し、かつpH3.7〜5.0に調整されており、溶液
(B)は電解質の残部を含有し、かつpH6.5〜8.0に調整さ
れており、両液の体積比(A):(B)が5:1〜1:1であ
り両液を混合したときpH6.0〜7.2となることを特徴とす
る末梢静脈投与用輸液を提供するものである。
(A)は、滴定酸度10以下とすることが必要であるが、滴
定酸度1以下とするのがより好ましい。溶液(A)の滴定
酸度が10を超えると、両液を混合したときのpHが上記至
適範囲から外れがちになる。このような滴定酸度の調整
は、還元糖側に配合する電解質の種類を選択することに
よって行うことができ、具体的には、電解質中の強電解
質を溶液(A)にできるだけ多く配合することによって行
われるが、特に強電解質のみを配合するのが好ましい。
しては、一般の電解質輸液などに用いられる化合物と同
様のものを使用できる。具体的には、ナトリウム源とし
ては、塩化ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナト
リウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリ
ウム、硫酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等が、カリウム
源としては、塩化カリウム、酢酸カリウム、クエン酸カ
リウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウ
ム、硫酸カリウム、乳酸カリウム等が、カルシウム源と
しては、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、パン
トテン酸カルシウム、乳酸カルシウム、酢酸カルシウム
等が、マグネシウム源としては、硫酸マグネシウム、塩
化マグネシウム、酢酸マグネシウム等が、リン源として
は、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウ
ム、グリセロリン酸ナトリウム等が、塩素源としては、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルウシム、塩化
マグネシウム等が、また亜鉛源としては、硫酸亜鉛、塩
化亜鉛等がそれぞれ例示され、これらは水和物形態であ
ってもよい。
は、前述のようにできるだけ多くの強電解質を配合する
ことが好ましく、強電解質の具体例としては、塩化ナト
リウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウ
ム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシ
ウム、硫酸亜鉛、塩化亜鉛等を挙げることができる。ま
た、配合すべき残余の電解質は、アミノ酸側の溶液(B)
に配合される。なお、溶液(B)に配合される電解質は、
強電解質であるか否かを問わない。
配合するにあたっては、両者による沈殿を防ぐために、
それぞれ分離して配合するのが好ましく、例えば、カル
シウム源を還元糖側溶液(A)に配合し、リン源をアミノ
酸側溶液(B)に配合することが好ましい。また更に、マ
グネシウム源もリン源との沈殿形成のおそれがあるの
で、上記と同様に、マグネシウム源を還元糖側溶液(A)
に配合することが好ましい。
いられる還元糖としては、ブドウ糖、フルクトース、マ
ルトース等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を
配合することができる。これらのうち、血糖管理の面な
どの点からいえばブドウ糖を用いるのが好ましく、更に
必要に応じて、キシリトール、ソルビトール、グリセリ
ン等の非還元糖の至適量を配合してもよい。還元糖の配
合量は、投与経路等の使用目的に応じて適宜決定できる
が、溶液(A)及び(B)の混合後の濃度が、3〜10w/v%と
なる濃度範囲で配合するのが好適である。
整剤を少量使用して、pH3.7〜5.0、好ましくはpH4.0〜
4.5に調整される。溶液(A)のpHが3.7に満たないと、両
液を混合したときのpHを前記の範囲に留めるのが困難と
なり、5.0を超えると、還元糖の分解により液の着色等
の品質劣化を来すおそれがある。
必須アミノ酸からなるアミノ酸組成物を含むことが必要
であり、使用される各アミノ酸は、一般のアミノ酸輸液
と同様、純粋結晶状アミノ酸であるのが好ましい。これ
らは、通常遊離アミノ酸の形態で用いられるが、特に遊
離形態でなくてもよく、薬理学的に許容される塩、エス
テル、N-アシル誘導体、2種のアミノ酸の塩やペプチド
の形態で用いることもできる。
整剤を少量添加して、pH6.5〜8.0、好ましくはpH6.5〜
7.4に調整される。溶液(B)のpHが6.5に満たないと、上
記と同様、混合後のpHを至適範囲に維持できなくなり、
8.0を超えると、L-システイン等の酸化され易いアミノ
酸がより不安定となり、好ましくない。
(B)=5:1〜1:1の範囲、好ましくは(A):(B)=
3:1〜1:1の範囲に調製される。当該体積比が上記
範囲を外れると、アミノ酸や還元糖の必要投与量と水へ
の溶解度を考慮すれば、安定な製剤を製造することは困
難である。
溶液(A)はpH3.7〜5.0と従来の輸液に比べてより酸性側
にあるため、糖の分解、電解質の沈殿等を有利に防止す
ることができる。それにもかかわらず、この溶液(A)に
溶液(B)を混合すると、pH6.0〜7.2という中性に近いpH
の溶液となり、静脈炎を惹起するおそれのない輸液を得
ることができる。また、本発明輸液は、混合後のpHが6.
5〜7.2の範囲となるように設定するのがより好ましい。
設定することにより安定化が図られているが、更に必要
に応じて亜硫酸水素ナトリウム等の安定化剤などを、溶
液(A)及び(B)のいずれにも適宜添加することができる。
合後の液の組成として下記の範囲のものが挙げられる。
定されないが、例えば易剥離性溶着により隔壁が形成さ
れたもの(特開平2-4671号公報、実開平5-5138号公報
等)、室間をクリップで挟むことにより隔壁が形成され
たもの(特開昭63-309263号公報等)、隔壁に開封可能
な種々の連通手段を設けたもの(特公昭63-20550号公報
等)などの連通可能な隔壁で隔てられた2室容器が挙げ
られる。これらのうち、隔壁が易剥離性溶着により形成
されたものが、大量生産に適しておりまた連通作業も容
易であるので好ましい。
器等に慣用されている各種のガス透過性プラスチック、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、架橋エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・α
−オレフィン共重合体、これら各ポリマーのブレンドや
積層体などが挙げられる。
は、常法に従って行うことができ、例えば、各液を各室
に不活性ガス雰囲気下で充填後、施栓し、加熱滅菌する
方法が挙げられる。ここで、加熱滅菌は、高圧蒸気滅
菌、熱水シャワー滅菌等の公知の方法を採用することが
でき、必要に応じて二酸化炭素、窒素等の不活性ガス雰
囲気中で行うことができる。
は、変質、酸化等を確実に防止するために、該容器を脱
酸素剤と共にガス非透過性外装容器で包装するのが好ま
しく、とりわけ容器として隔壁が易剥離性溶着により形
成されたものを採用した場合は、外圧により隔壁が連通
しないように該隔壁部にて折り畳まれた状態で包装する
のが好ましい。また、必要に応じて不活性ガス充填包装
等を行うこともできる。
材質としては、一般に汎用されてる各種材質のフィル
ム、シート等を使用できる。その具体例としては、例え
ばエチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコー
ル、ポリアミド、ホリエステル等、又はこれらの少なく
とも1種を含む材質からなるフィルム、シート等が挙げ
られる。
の、例えば水酸化鉄、酸化鉄、炭化鉄等の鉄化合物を有
効成分とするものを使用することができる。その代表的
な市販品の商品名としては、「エージレス」(三菱ガス
化学社製)、「モジュラン」(日本化薬社製)、「セキ
ュール」(日本曹達社製)等が挙げられる。
じて他の配合薬、例えば各種ビタミン類、微量元素(ミ
ネラル)等を任意に添加配合することもできる。該ビタ
ミン類としては、水溶性及び脂溶性を問わず各種のも
の、例えばパルミチン酸レチノール、塩酸チアミン、リ
ボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、ア
スコルビン酸、コレカシフェロール、酢酸トコフェロー
ル、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉
酸、ビオチン、フィトナジオン等が挙げられる。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
用蒸留水に溶解し、ブドウ糖74g/l、硫酸マグネシウム
1.03g/l、塩化カルシウム0.61g/lの組成の糖電解質液
〔溶液(A)〕を調製した。この液のpHは4.5、滴定酸度は
0.1であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び電解質を
注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用
いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電解質液〔溶
液(B)〕を製造した。
液(B)の200mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.7であった。
を注射用蒸留水に溶解し、ブドウ糖74g/l、硫酸マグネ
シウム0.82g/l、グルコン酸カルシウム1.49g/lの組成の
糖電解質液(溶液(A))を調製した。なお、この液に
は、安定化剤として亜硫酸水素ナトリウムを500ppm添加
した。この液のpHは4.5、滴定酸度は1.2であった。一
方、下記の結晶アミノ酸及び電解質を注射用蒸留水に溶
解し、pH調整剤として微量の酢酸を用いてpHを7.0とし
て、下記組成のアミノ酸電解質液〔溶液(B)〕を製造し
た。
液(B)の200mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.7であった。
ルシウム及び硫酸亜鉛を注射用蒸留水に溶解し、pH調整
剤として微量の酢酸を用いてpHを4.0として、ブドウ糖7
4g/l、塩化ナトリウム2.93g/l、硫酸マグネシウム1.03g
/l、塩化カルシウム0.61g/l、硫酸亜鉛9.6mg/lの組成の
糖電解質液〔溶液(A)〕を調製した。この液の滴定酸度
は0.2であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び電解質
を注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を
用いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電解質液
〔溶液(B)〕を製造した。
液(B)の200mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.7であった。
シウム、グルコン酸カルシウム及び硫酸亜鉛を注射用蒸
留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用いてpHを
4.0として、ブドウ糖74g/l、塩化ナトリウム1.76g/l、
塩化カリウム2.11g/l、硫酸マグネシウム0.82g/l、グル
コン酸カルシウム1.49g/l、硫酸亜鉛3.8mg/lの組成の糖
電解質液〔溶液(A)〕を調製した。この液の滴定酸度は
7.5であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び電解質を
注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用
いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電解質液〔溶
液(B)〕を製造した。
液(B)の250mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.7であった。
用蒸留水に溶解し、ブドウ糖107g/l、硫酸マグネシウム
1.23g/l、塩化カルシウム0.73g/lの組成の糖電解質液
〔溶液(A)〕を調製した。この液のpHは4.5、滴定酸度は
0.1であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び電解質を
注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用
いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電解質液〔溶
液(B)〕を製造した。
液(B)の300mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.6であった。
を注射用蒸留水に溶解し、ブドウ糖107g/l、硫酸マグネ
シウム1.03g/l、グルコン酸カルシウム1.87g/lの組成の
糖電解質液〔溶液(A)〕を調製した。この液のpHは4.5、
滴定酸度は1.6であった。一方、下記の結晶アミノ酸及
び電解質を注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量
の酢酸を用いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電
解質液〔溶液(B)〕を製造した。
液(B)の300mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.6であった。
ルシウム及び硫酸亜鉛を注射用蒸留水に溶解し、pH調整
剤として微量の酢酸を用いてpHを4.0として、ブドウ糖1
07g/l、塩化ナトリウム2.83g/l、硫酸マグネシウム1.23
g/l、塩化カルシウム0.73g/l、硫酸亜鉛9.6mg/lの組成
の糖電解質液〔溶液(A)〕を調製した。この液の滴定酸
度は0.2であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び電解
質を注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸
を用いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電解質液
〔溶液(B)〕を製造した。
液(B)の300mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.6であった。
シウム、グルコン酸カルシウム及び硫酸亜鉛を注射用蒸
留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用いてpHを
4.0として、ブドウ糖107g/l、塩化ナトリウム1.36g/l、
塩化カリウム2.61g/l、硫酸マグネシウム1.03g/l、グル
コン酸カルシウム1.87g/l、硫酸亜鉛4.8mg/lの組成の糖
電解質液〔溶液(A)〕を調製した。この液の滴定酸度は
8.0であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び電解質を
注射用蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用
いてpHを7.0として、下記組成のアミノ酸電解質液〔溶
液(B)〕を製造した。
液(B)の300mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、6.6であった。
ネシウム、グルコン酸カルシウム及び硫酸亜鉛を注射用
蒸留水に溶解し、pH調整剤として微量の酢酸を用いてpH
を5.0として、ブドウ糖107g/l、塩化ナトリウム1.14g/
l、乳酸ナトリウム3.27g/l、硫酸マグネシウム0.89g/
l、グルコン酸カルシウム1.60g/l、硫酸亜鉛2.0mg/lの
組成の糖電解質液〔溶液(A)〕を調製した。この液の滴
定酸度は2.0であった。一方、下記の結晶アミノ酸及び
電解質を注射用蒸留水に溶解し、pH8.0の下記組成のア
ミノ酸電解質液〔溶液(B)〕を製造した。
液(B)の300mlを、それぞれポリエチレン製2室容器の各
室に充填し、溶液(B)については窒素置換を行い、密封
した後、常法に従い高圧蒸気滅菌を行って、末梢静脈投
与用輸液を得た。なお、この輸液の溶液(A)及び(B)を混
合した後の液のpHは、7.2であった。
に還元糖側溶液とアミノ酸側溶液を混合した際中性に近
いpHとなるため、静脈炎の発症を防止することができ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 還元糖を含有する溶液(A)と、少なくと
も必須アミノ酸からなるアミノ酸組成物を含有する溶液
(B)の2液からなる輸液において、溶液(A)はその滴定酸
度が10以下になるように電解質の一部を含有し、かつpH
3.7〜5.0に調整されており、溶液(B)は電解質の残部を
含有し、かつpH6.5〜8.0に調整されており、両液の体積
比(A):(B)が5:1〜1:1であり両液を混合したとき
pH6.0〜7.2となることを特徴とする末梢静脈投与用輸
液。 - 【請求項2】 溶液(A)に配合される電解質が、全て強
電解質である請求項1記載の末梢静脈投与用輸液。 - 【請求項3】 溶液(A)の滴定酸度が1以下である請求
項1又は2記載の末梢静脈投与用輸液。 - 【請求項4】 電解質のうち、カルシウム塩が溶液(A)
に配合され、リン化合物が溶液(B)に配合されているも
のである請求項1〜3のいずれかに記載の末梢静脈投与
用輸液。 - 【請求項5】 電解質のうち、マグネシウム塩が溶液
(A)に配合され、リン化合物が溶液(B)に配合されている
ものである請求項1〜4のいずれかに記載の末梢静脈投
与用輸液。 - 【請求項6】 溶液(A)及び(B)の混合後の組成が、 【表1】 ブドウ糖 3〜10 w/v% Na+ 25〜70 mEq/l K+ 15〜50 mEq/l Ca2+ 3〜15 mEq/l Mg2+ 3〜10 mEq/l Cl- 25〜70 mEq/l P 5〜20 mmol/l Zn2+ 0〜30 μmol/l L-イソロイシン 1.0〜4.0 g/l L-ロイシン 2.0〜7.0 g/l L-リジン 1.5〜7.5 g/l L-メチオニン 0.5〜2.5 g/l L-フェニルアラニン 1.0〜4.0 g/l L-スレオニン 0.8〜3.0 g/l L-トリプトファン 0.2〜1.2 g/l L-バリン 0.7〜4.2 g/l L-アラニン 1.0〜4.2 g/l L-アルギニン 1.4〜5.5 g/l L-アスパラギン酸 0.1〜1.7 g/l L-システイン 0.1〜0.7 g/l L-グルタミン酸 0.1〜3.0 g/l L-ヒスチジン 0.8〜2.7 g/l L-プロリン 0.6〜2.6 g/l L-セリン 0.3〜1.7 g/l L-チロシン 0〜0.5 g/l グリシン 1.0〜4.5 g/l である請求項1〜5のいずれかに記載の末梢静脈投与用
輸液。 - 【請求項7】 加熱滅菌されたものである請求項1〜6
のいずれかに記載の末梢静脈投与用輸液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24484096A JP3771644B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 末梢静脈投与用輸液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24484096A JP3771644B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 末梢静脈投与用輸液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1087497A true JPH1087497A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3771644B2 JP3771644B2 (ja) | 2006-04-26 |
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ID=17124759
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| JP24484096A Expired - Lifetime JP3771644B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 末梢静脈投与用輸液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3771644B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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