JPH10203959A - 中心静脈投与用輸液 - Google Patents
中心静脈投与用輸液Info
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- JPH10203959A JPH10203959A JP9010150A JP1015097A JPH10203959A JP H10203959 A JPH10203959 A JP H10203959A JP 9010150 A JP9010150 A JP 9010150A JP 1015097 A JP1015097 A JP 1015097A JP H10203959 A JPH10203959 A JP H10203959A
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- vitamin
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 還元糖を含有する溶液(A)と、アミノ
酸を含有する溶液(B)の2液からなる輸液において、
溶液(B)がビタミンB2 及びビタミンCを含有し、か
つpH5.0〜7.0である中心静脈投与用輸液。 【効果】 複数のビタミン類を長期間安定に含有する。
酸を含有する溶液(B)の2液からなる輸液において、
溶液(B)がビタミンB2 及びビタミンCを含有し、か
つpH5.0〜7.0である中心静脈投与用輸液。 【効果】 複数のビタミン類を長期間安定に含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糖輸液とアミノ酸
輸液の2液からなり、ビタミン類を安定に含有する中心
静脈投与用輸液に関する。
輸液の2液からなり、ビタミン類を安定に含有する中心
静脈投与用輸液に関する。
【0002】
【従来の技術】消化器手術の術後患者等は、経口摂取が
不可能な場合が多いので、このような患者の栄養管理
は、一般に中心静脈からの高カロリー輸液(IVH)に
より行われている。IVHは、上記患者の栄養状態を改
善し且つ良好に保つことにより、患者の回復、治癒を促
進し、その効果は絶大なものであるので、今や外科治療
の分野で広く普及している。
不可能な場合が多いので、このような患者の栄養管理
は、一般に中心静脈からの高カロリー輸液(IVH)に
より行われている。IVHは、上記患者の栄養状態を改
善し且つ良好に保つことにより、患者の回復、治癒を促
進し、その効果は絶大なものであるので、今や外科治療
の分野で広く普及している。
【0003】IVHでは、通常、栄養源である糖質及び
アミノ酸と、電解質が投与される。そして、IVH用の
輸液製剤としては、これらを全て含んだものが開発され
ており、一般に、メイラード反応を起こすブドウ糖とア
ミノ酸を2室容器に分別収容したタイプの製剤が市販さ
れている。
アミノ酸と、電解質が投与される。そして、IVH用の
輸液製剤としては、これらを全て含んだものが開発され
ており、一般に、メイラード反応を起こすブドウ糖とア
ミノ酸を2室容器に分別収容したタイプの製剤が市販さ
れている。
【0004】ところで、IVHを施行する際、その期間
が比較的長期になると、輸液製剤に含まれていない微量
元素やビタミンの欠乏症が問題となってくる。特に、ビ
タミンB1 は、糖代謝において消費されるために欠乏に
陥り易く、それにより重篤なアシドーシスが惹起する。
従って、IVHが短期間(1週間程度)で終わらない場
合は、ビタミンを併用することが不可欠である。しかし
て、ビタミンは、安定性に欠けるため、専ら混合ビタミ
ン剤や総合ビタミン剤の形態で単独に製剤化され、用事
にIVH製剤に混注されている。しかし、混注操作は煩
雑なうえに、操作時に細菌汚染の虞があるので、作業に
効率性と慎重性の両方が要求され、担当者に多大な負担
を強いているのが現状である。
が比較的長期になると、輸液製剤に含まれていない微量
元素やビタミンの欠乏症が問題となってくる。特に、ビ
タミンB1 は、糖代謝において消費されるために欠乏に
陥り易く、それにより重篤なアシドーシスが惹起する。
従って、IVHが短期間(1週間程度)で終わらない場
合は、ビタミンを併用することが不可欠である。しかし
て、ビタミンは、安定性に欠けるため、専ら混合ビタミ
ン剤や総合ビタミン剤の形態で単独に製剤化され、用事
にIVH製剤に混注されている。しかし、混注操作は煩
雑なうえに、操作時に細菌汚染の虞があるので、作業に
効率性と慎重性の両方が要求され、担当者に多大な負担
を強いているのが現状である。
【0005】このため、上記のような混注作業を簡便に
すべく、2室容器タイプのIVH製剤にビタミンを配合
することが試みられている。例えば、2室の一方に脂肪
と糖を、他方にアミノ酸と電解質を収容し、種々のビタ
ミンをそれぞれどちらかに収容することが行われている
(特開平6−209979号公報、特開平8−709号
公報)。しかして、ここで用いられる脂肪は重要な栄養
源ではあるが、脂肪の投与は必ずしも全ての患者に許容
されるものではなく、例えば高脂血症、肝障害、血栓
症、糖尿病ケトーシス等の患者には、脂肪の投与は禁忌
とされている。また、脂肪は患者によってその至適投与
量が異なる場合があり、単独投与が望まれることもあ
る。しかしながら、前記のような製剤では脂肪を配合す
ることによって特定のビタミンが安定化されているた
め、脂肪を除いた場合には、ある種のビタミン(例えば
ビタミンB2 )を安定に保持することは困難であった。
すべく、2室容器タイプのIVH製剤にビタミンを配合
することが試みられている。例えば、2室の一方に脂肪
と糖を、他方にアミノ酸と電解質を収容し、種々のビタ
ミンをそれぞれどちらかに収容することが行われている
(特開平6−209979号公報、特開平8−709号
公報)。しかして、ここで用いられる脂肪は重要な栄養
源ではあるが、脂肪の投与は必ずしも全ての患者に許容
されるものではなく、例えば高脂血症、肝障害、血栓
症、糖尿病ケトーシス等の患者には、脂肪の投与は禁忌
とされている。また、脂肪は患者によってその至適投与
量が異なる場合があり、単独投与が望まれることもあ
る。しかしながら、前記のような製剤では脂肪を配合す
ることによって特定のビタミンが安定化されているた
め、脂肪を除いた場合には、ある種のビタミン(例えば
ビタミンB2 )を安定に保持することは困難であった。
【0006】また、水溶性ビタミンB類を安定に配合す
るために、輸液のpHを酸性にしたり亜硫酸イオンを配合
しない試みがなされている(特開平8−143459号
公報)。しかしながら、当該輸液においては、ビタミン
B1 は安定に配合されているが、他のビタミン類につい
ては具体的に示されていない。
るために、輸液のpHを酸性にしたり亜硫酸イオンを配合
しない試みがなされている(特開平8−143459号
公報)。しかしながら、当該輸液においては、ビタミン
B1 は安定に配合されているが、他のビタミン類につい
ては具体的に示されていない。
【0007】IVHにおいて、ビタミンB1 の欠乏は上
記の通り大きな問題であるが、他のビタミンの欠乏も決
して無視できるものではない。例えば、病態によって
は、ビタミンCの欠乏で粘膜など組織での出血が起こっ
たり、ビタミンB2 の欠乏により口内炎、口角炎、舌炎
等が発症する虞がある。更に、ビタミンB12欠乏や葉酸
欠乏による貧血等の合併症も報告されている。
記の通り大きな問題であるが、他のビタミンの欠乏も決
して無視できるものではない。例えば、病態によって
は、ビタミンCの欠乏で粘膜など組織での出血が起こっ
たり、ビタミンB2 の欠乏により口内炎、口角炎、舌炎
等が発症する虞がある。更に、ビタミンB12欠乏や葉酸
欠乏による貧血等の合併症も報告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、複数のビタミン類を長期間安定に含有する中心静脈
投与用輸液を提供することにある。
は、複数のビタミン類を長期間安定に含有する中心静脈
投与用輸液を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、糖輸液とアミノ酸輸
液の2液からなる輸液において、ビタミンB2 とビタミ
ンCをアミノ酸輸液側に配合して特定pHに調整すること
により、ビタミン類を長期間安定に含有する中心静脈投
与用輸液が得られることを見出し、本発明を完成した。
発明者らは鋭意研究を行った結果、糖輸液とアミノ酸輸
液の2液からなる輸液において、ビタミンB2 とビタミ
ンCをアミノ酸輸液側に配合して特定pHに調整すること
により、ビタミン類を長期間安定に含有する中心静脈投
与用輸液が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、還元糖を含有する溶
液(A)と、アミノ酸を含有する溶液(B)の2液から
なる輸液において、溶液(B)がビタミンB2 及びビタ
ミンCを含有し、かつpH5.0〜7.0であることを特
徴とする中心静脈投与用輸液を提供するものである。
液(A)と、アミノ酸を含有する溶液(B)の2液から
なる輸液において、溶液(B)がビタミンB2 及びビタ
ミンCを含有し、かつpH5.0〜7.0であることを特
徴とする中心静脈投与用輸液を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の中心静脈投与用輸液は、
還元糖を含有する溶液(A)と、アミノ酸を含有する溶
液(B)の2液からなり、用時に混合して使用されるも
のである。溶液(A)に配合される還元糖としては、ブ
トウ糖、フルクトース、マルトース等が挙げられ、血糖
管理などの点で、特にブドウ糖が好ましい。また、これ
らの還元糖以外にキシリトール、ソルビトール、グリセ
リン等の非還元糖を配合することもできる。還元糖は、
1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、溶液
(A)中に120〜450g/l、特に150〜300
g/l配合するのが好ましい。
還元糖を含有する溶液(A)と、アミノ酸を含有する溶
液(B)の2液からなり、用時に混合して使用されるも
のである。溶液(A)に配合される還元糖としては、ブ
トウ糖、フルクトース、マルトース等が挙げられ、血糖
管理などの点で、特にブドウ糖が好ましい。また、これ
らの還元糖以外にキシリトール、ソルビトール、グリセ
リン等の非還元糖を配合することもできる。還元糖は、
1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、溶液
(A)中に120〜450g/l、特に150〜300
g/l配合するのが好ましい。
【0012】また、溶液(B)に配合されるアミノ酸と
しては、必須アミノ酸、非必須アミノ酸の各種アミノ酸
で、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−リジン、L
−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−スレオニ
ン、L−トリプトファン、L−バリン、L−アラニン、
L−アルギニン、L−アスパラギン酸、L−システイ
ン、L−グルタミン酸、L−ヒスチジン、L−プロリ
ン、L−セリン、L−チロシン、グリシン等が挙げられ
る。これらのアミノ酸は、純粋結晶状アミノ酸であるの
が好ましい。また、これらのアミノ酸は、通常遊離アミ
ノ酸の形態で用いられるが、特に遊離形態でなくてもよ
く、薬理学的に許容される塩、エステル、N−アシル誘
導体や、2種アミノ酸の塩、ペプチドの形態で用いるこ
ともできる。
しては、必須アミノ酸、非必須アミノ酸の各種アミノ酸
で、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−リジン、L
−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−スレオニ
ン、L−トリプトファン、L−バリン、L−アラニン、
L−アルギニン、L−アスパラギン酸、L−システイ
ン、L−グルタミン酸、L−ヒスチジン、L−プロリ
ン、L−セリン、L−チロシン、グリシン等が挙げられ
る。これらのアミノ酸は、純粋結晶状アミノ酸であるの
が好ましい。また、これらのアミノ酸は、通常遊離アミ
ノ酸の形態で用いられるが、特に遊離形態でなくてもよ
く、薬理学的に許容される塩、エステル、N−アシル誘
導体や、2種アミノ酸の塩、ペプチドの形態で用いるこ
ともできる。
【0013】これらのアミノ酸の溶液(B)における好
ましい配合量(遊離形態で換算)は以下のとおりであ
る。
ましい配合量(遊離形態で換算)は以下のとおりであ
る。
【0014】
【表1】
【0015】本発明の輸液においては、ビタミンB2 及
びビタミンCを溶液(B)に配合する。これらのビタミ
ンは、必要に応じて塩や、エステル等の誘導体の形であ
ってもよく、例えばビタミンB2 (リボフラビン)は、
リン酸エステル、そのナトリウム塩、フラビンモノヌク
レオチド等を使用することができ、ビタミンC(アスコ
ルビン酸)は、ナトリウム塩等を使用することができ
る。また、これらのビタミンの溶液(B)中における配
合量は、ビタミンB2 が1〜10mg、特に2〜7mgが好
ましく、ビタミンCは20〜250mg、特に30〜15
0mgが好ましい。
びビタミンCを溶液(B)に配合する。これらのビタミ
ンは、必要に応じて塩や、エステル等の誘導体の形であ
ってもよく、例えばビタミンB2 (リボフラビン)は、
リン酸エステル、そのナトリウム塩、フラビンモノヌク
レオチド等を使用することができ、ビタミンC(アスコ
ルビン酸)は、ナトリウム塩等を使用することができ
る。また、これらのビタミンの溶液(B)中における配
合量は、ビタミンB2 が1〜10mg、特に2〜7mgが好
ましく、ビタミンCは20〜250mg、特に30〜15
0mgが好ましい。
【0016】溶液(B)はpH5.0〜7.0、好ましく
はpH5.8〜6.5に調整される。pHの調整は、通常用
いられる種々の有機酸、無機酸、有機塩基、無機塩基を
適宜使用することができる。
はpH5.8〜6.5に調整される。pHの調整は、通常用
いられる種々の有機酸、無機酸、有機塩基、無機塩基を
適宜使用することができる。
【0017】本発明の中心静脈投与用輸液には、更に他
のビタミン類等を溶液(A)及び/又は溶液(B)に適
宜配合することができる。葉酸を配合する場合には、溶
液(B)に配合するのが好ましく、溶液(B)中に0.
1〜1mg、特に0.2〜0.7mg配合するのが好まし
い。
のビタミン類等を溶液(A)及び/又は溶液(B)に適
宜配合することができる。葉酸を配合する場合には、溶
液(B)に配合するのが好ましく、溶液(B)中に0.
1〜1mg、特に0.2〜0.7mg配合するのが好まし
い。
【0018】ビタミンB12を配合する場合は溶液(A)
に配合するのが好ましく、溶液(A)中に1〜30μg
、特に2〜10μg 配合するのが好ましい。また、溶
液(A)はpH3.5〜4.5、特にpH3.7〜4.0に
調整するのが好ましく、通常用いられる種々の有機酸、
無機酸等を用いて調整することができる。
に配合するのが好ましく、溶液(A)中に1〜30μg
、特に2〜10μg 配合するのが好ましい。また、溶
液(A)はpH3.5〜4.5、特にpH3.7〜4.0に
調整するのが好ましく、通常用いられる種々の有機酸、
無機酸等を用いて調整することができる。
【0019】また、ビタミンB1 を配合する場合には溶
液(A)に配合するのが好ましく、溶液(A)中に1〜
10mg、特に1.5〜6mg配合するのが好ましい。ビタ
ミンB1 (チアミン)としては、塩酸チアミン、硝酸チ
アミン、プロスルチアミン、オクトオチアミン等を使用
することができる。ビタミンB1 を配合する場合には、
これが分解されるのを防ぐため、ビタミンB1 を配合し
た溶液(A)中に亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩を実質的に
配合しないのが好ましい。
液(A)に配合するのが好ましく、溶液(A)中に1〜
10mg、特に1.5〜6mg配合するのが好ましい。ビタ
ミンB1 (チアミン)としては、塩酸チアミン、硝酸チ
アミン、プロスルチアミン、オクトオチアミン等を使用
することができる。ビタミンB1 を配合する場合には、
これが分解されるのを防ぐため、ビタミンB1 を配合し
た溶液(A)中に亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩を実質的に
配合しないのが好ましい。
【0020】ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE及び
ビタミンKから選ばれる脂溶性ビタミンを配合する場合
は溶液(A)に配合するのが好ましい。ビタミンA(レ
チノール)としては、パルミチン酸エステル、酢酸エス
テル等のエステル形態であっても良く;ビタミンDとし
ては、ビタミンD1 、ビタミンD2 、ビタミンD3 (コ
レカルシフェロール)及びそれらの活性型(ヒドロキシ
誘導体)のいずれでも良く;ビタミンE(トコフェロー
ル)としては、酢酸エステル、コハク酸エステル等のエ
ステル形態であっても良く;ビタミンK(フィトナジオ
ン)としては、メナテトレノン、メナジオン等の誘導体
であっても良い。これらの脂溶性ビタミンは、1種又は
2種以上を組合わせて用いることができ、溶液(A)中
に、ビタミンAは1250〜5000IU、特に140
0〜4500IU;ビタミンDは10〜1000IU、
特に50〜500IU;ビタミンEは2〜20mg、特に
3〜15mg;ビタミンKは0.2〜10mg、特に0.5
〜5mg配合するのが好ましい。
ビタミンKから選ばれる脂溶性ビタミンを配合する場合
は溶液(A)に配合するのが好ましい。ビタミンA(レ
チノール)としては、パルミチン酸エステル、酢酸エス
テル等のエステル形態であっても良く;ビタミンDとし
ては、ビタミンD1 、ビタミンD2 、ビタミンD3 (コ
レカルシフェロール)及びそれらの活性型(ヒドロキシ
誘導体)のいずれでも良く;ビタミンE(トコフェロー
ル)としては、酢酸エステル、コハク酸エステル等のエ
ステル形態であっても良く;ビタミンK(フィトナジオ
ン)としては、メナテトレノン、メナジオン等の誘導体
であっても良い。これらの脂溶性ビタミンは、1種又は
2種以上を組合わせて用いることができ、溶液(A)中
に、ビタミンAは1250〜5000IU、特に140
0〜4500IU;ビタミンDは10〜1000IU、
特に50〜500IU;ビタミンEは2〜20mg、特に
3〜15mg;ビタミンKは0.2〜10mg、特に0.5
〜5mg配合するのが好ましい。
【0021】また、これら脂溶性ビタミンを配合する場
合には、界面活性剤(10〜1000mg/l)の存在
下、溶液(A)中に可溶化させるのが好ましい。かかる
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル(ツイーン80、ツイーン20等の
市販品)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(HCO6
0等の市販品)、エチレングリコール・プロピレングリ
コールブロックコポリマー(プルロニックF68等の市
販品)などを使用することができる。
合には、界面活性剤(10〜1000mg/l)の存在
下、溶液(A)中に可溶化させるのが好ましい。かかる
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル(ツイーン80、ツイーン20等の
市販品)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(HCO6
0等の市販品)、エチレングリコール・プロピレングリ
コールブロックコポリマー(プルロニックF68等の市
販品)などを使用することができる。
【0022】更に、ビタミンB6 、ビオチン、パントテ
ン酸誘導体及びニコチン酸誘導体から選ばれる水溶性ビ
タミンは、溶液(A)及び溶液(B)のいずれにも配合
することができる。ビタミンB6 (ピリドキシン)とし
ては、塩酸ピリドキシン等の塩の形態であっても良く;
パントテン酸誘導体としては、カルシウム塩、還元体
(パンテノール)等の形態であっても良く;ニコチン酸
誘導体としては、アミド、ナトリウム塩、メチルエステ
ル等の形態であっても良い。これらの水溶性ビタミンの
配合量は、例えばAMA(American Medical Associati
on)提示の1日所要量に基づき、必要量が投与できるよ
うに決定される。例えば、ビタミンB6 :1〜10mg、
ビオチン:0.01〜0.3mg、パントテン酸:1〜3
0mg、ニコチン酸:10〜50mgを、好適配合例として
示すことができる。
ン酸誘導体及びニコチン酸誘導体から選ばれる水溶性ビ
タミンは、溶液(A)及び溶液(B)のいずれにも配合
することができる。ビタミンB6 (ピリドキシン)とし
ては、塩酸ピリドキシン等の塩の形態であっても良く;
パントテン酸誘導体としては、カルシウム塩、還元体
(パンテノール)等の形態であっても良く;ニコチン酸
誘導体としては、アミド、ナトリウム塩、メチルエステ
ル等の形態であっても良い。これらの水溶性ビタミンの
配合量は、例えばAMA(American Medical Associati
on)提示の1日所要量に基づき、必要量が投与できるよ
うに決定される。例えば、ビタミンB6 :1〜10mg、
ビオチン:0.01〜0.3mg、パントテン酸:1〜3
0mg、ニコチン酸:10〜50mgを、好適配合例として
示すことができる。
【0023】また、電解質は溶液(A)及び溶液(B)
のいずれにも配合することができる。かかる電解質とし
ては、通常の電解質輸液などに用いられるものであれば
特に制限されず、ナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム、リン、塩素、亜鉛等が挙げられ、例えば
以下の化合物を、水和物、無水物を問わず使用すること
ができる。
のいずれにも配合することができる。かかる電解質とし
ては、通常の電解質輸液などに用いられるものであれば
特に制限されず、ナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム、リン、塩素、亜鉛等が挙げられ、例えば
以下の化合物を、水和物、無水物を問わず使用すること
ができる。
【0024】ナトリウム源としては、塩化ナトリウム、
酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナ
トリウム、リン酸水素二ナトリウム、硫酸ナトリウム、
乳酸ナトリウム等が挙げられ、溶液(A)と溶液(B)
の混合後に25〜70mEq/lとなるように配合する
のが好ましい。カリウム源としては、塩化カリウム、酢
酸カリウム、クエン酸カリウム、リン酸二水素カリウ
ム、リン酸水素二カリウム、硫酸カリウム、乳酸カリウ
ム等が挙げられ、混合後に15〜50mEq/lとなる
ように配合するのが好ましい。カルシウム源としては、
塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、パントテン酸
カルシウム、乳酸カルシウム、酢酸カルシウム等が挙げ
られ、混合後に3〜15mEq/lとなるように配合す
るのが好ましい。
酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナ
トリウム、リン酸水素二ナトリウム、硫酸ナトリウム、
乳酸ナトリウム等が挙げられ、溶液(A)と溶液(B)
の混合後に25〜70mEq/lとなるように配合する
のが好ましい。カリウム源としては、塩化カリウム、酢
酸カリウム、クエン酸カリウム、リン酸二水素カリウ
ム、リン酸水素二カリウム、硫酸カリウム、乳酸カリウ
ム等が挙げられ、混合後に15〜50mEq/lとなる
ように配合するのが好ましい。カルシウム源としては、
塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、パントテン酸
カルシウム、乳酸カルシウム、酢酸カルシウム等が挙げ
られ、混合後に3〜15mEq/lとなるように配合す
るのが好ましい。
【0025】マグネシウム源としては、硫酸マグネシウ
ム、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム等が挙げら
れ、混合後に3〜10mEq/lとなるように配合する
のが好ましい。リン源としては、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸水素二ナトリウム、グリセロリン酸ナトリウ
ム等が挙げられ、混合後に5〜20mmol/lとなるよう
に配合するのが好ましい。塩素源としては、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム等が挙げられ、混合後に25〜70mEq/lとなる
ように配合するのが好ましい。亜鉛源としては、塩化亜
鉛、硫酸亜鉛等が挙げられ、混合後に0〜30μmol/
lとなるように配合するのが好ましい。
ム、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム等が挙げら
れ、混合後に3〜10mEq/lとなるように配合する
のが好ましい。リン源としては、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸水素二ナトリウム、グリセロリン酸ナトリウ
ム等が挙げられ、混合後に5〜20mmol/lとなるよう
に配合するのが好ましい。塩素源としては、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム等が挙げられ、混合後に25〜70mEq/lとなる
ように配合するのが好ましい。亜鉛源としては、塩化亜
鉛、硫酸亜鉛等が挙げられ、混合後に0〜30μmol/
lとなるように配合するのが好ましい。
【0026】これらの電解質のうち、カルシウム塩及び
マグネシウム塩はリン化合物と分離して、異なる溶液に
配合しておくのが好ましい。その他の電解質は特に制限
されず、溶液(A)及び溶液(B)のいずれに配合して
もよい。
マグネシウム塩はリン化合物と分離して、異なる溶液に
配合しておくのが好ましい。その他の電解質は特に制限
されず、溶液(A)及び溶液(B)のいずれに配合して
もよい。
【0027】なお、溶液(B)には、安定化剤として亜
硫酸塩及び/又は亜硫酸水素塩を添加することもでき、
その場合、溶液(B)中に50mg/l以下配合するのが
好ましい。
硫酸塩及び/又は亜硫酸水素塩を添加することもでき、
その場合、溶液(B)中に50mg/l以下配合するのが
好ましい。
【0028】本発明の輸液を収容するための容器として
は、連通可能な隔壁で隔てられた2室容器であれば特に
制限されず、例えば、隔壁が易剥離性溶着により形成さ
れたもの(特開平2−4671号公報、実開平5−51
38号公報等参照)、室間をクリップで挟むことにより
隔壁が形成されたもの(特開昭63−309263号公
報等参照)、隔壁に開封可能な種々の連通手段を設けた
もの(特公昭63−20550号公報等参照)などが挙
げられる。これらのうち、特に隔壁が易剥離性溶着によ
り形成されたものが、大量生産に適しておりまた連通作
業も容易であるので好ましい。
は、連通可能な隔壁で隔てられた2室容器であれば特に
制限されず、例えば、隔壁が易剥離性溶着により形成さ
れたもの(特開平2−4671号公報、実開平5−51
38号公報等参照)、室間をクリップで挟むことにより
隔壁が形成されたもの(特開昭63−309263号公
報等参照)、隔壁に開封可能な種々の連通手段を設けた
もの(特公昭63−20550号公報等参照)などが挙
げられる。これらのうち、特に隔壁が易剥離性溶着によ
り形成されたものが、大量生産に適しておりまた連通作
業も容易であるので好ましい。
【0029】また、上記容器の材質は、従来より医療用
容器等に慣用されている各種のガス透過性プラスチック
のいずれでも良く、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、架橋エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・α−オレフィン共重合体、これらのポリ
マーのブレンド、これらのポリマーの積層体などのいず
れであってもよい。
容器等に慣用されている各種のガス透過性プラスチック
のいずれでも良く、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、架橋エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・α−オレフィン共重合体、これらのポリ
マーのブレンド、これらのポリマーの積層体などのいず
れであってもよい。
【0030】なお、各室への各成分の充填、収容は、常
法に従って行うことができ、例えば、各液を各室に不活
性ガス雰囲気下で充填した後、施栓し、加熱滅菌する方
法が挙げられる。ここで、加熱滅菌の方法としては、高
圧蒸気滅菌、熱水シャワー滅菌等の公知の方法を採用し
得る。また、加熱滅菌は、必要に応じて二酸化炭素や窒
素等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。
法に従って行うことができ、例えば、各液を各室に不活
性ガス雰囲気下で充填した後、施栓し、加熱滅菌する方
法が挙げられる。ここで、加熱滅菌の方法としては、高
圧蒸気滅菌、熱水シャワー滅菌等の公知の方法を採用し
得る。また、加熱滅菌は、必要に応じて二酸化炭素や窒
素等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。
【0031】更に、上記のような容器に収容された本発
明の輸液は、変質、酸化等を確実に防止するために、該
容器を脱酸素剤と共にガス非透過性外装容器で包装する
のがよく、とりわけ容器として、隔壁が易剥離性溶着に
より形成されたものを採用した場合は、外圧により隔壁
が連通しないように該隔壁部にて折り畳まれた状態で包
装するのが好ましい。また、必要に応じて不活性ガス充
填包装等を行うこともできる。
明の輸液は、変質、酸化等を確実に防止するために、該
容器を脱酸素剤と共にガス非透過性外装容器で包装する
のがよく、とりわけ容器として、隔壁が易剥離性溶着に
より形成されたものを採用した場合は、外圧により隔壁
が連通しないように該隔壁部にて折り畳まれた状態で包
装するのが好ましい。また、必要に応じて不活性ガス充
填包装等を行うこともできる。
【0032】なお、包装に適したガス非透過性外装容器
の材質としては、一般に汎用されている各種材質のフィ
ルム乃至シートを使用することができ、例えばエチレン
・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリアミ
ド、ポリエステル等及びこれらの少なくとも1種を含む
フィルム乃至シートなどが挙げられる。また、外装容器
に遮光性をもたせるとより好適であり、例えば上記フィ
ルム乃至シートにアルミラミネートを施すことにより実
施できる。
の材質としては、一般に汎用されている各種材質のフィ
ルム乃至シートを使用することができ、例えばエチレン
・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリアミ
ド、ポリエステル等及びこれらの少なくとも1種を含む
フィルム乃至シートなどが挙げられる。また、外装容器
に遮光性をもたせるとより好適であり、例えば上記フィ
ルム乃至シートにアルミラミネートを施すことにより実
施できる。
【0033】また、脱酸素剤としては、公知の各種のも
の、例えば水酸化鉄、酸化鉄、炭化鉄等の鉄化合物を有
効成分とするものを利用でき、例えば「エージレス」
(三菱瓦斯化学社製)、「モジュラン」(日本化薬社
製)、「セキュール」(日本曹達社製)等の市販品を使
用することができる。
の、例えば水酸化鉄、酸化鉄、炭化鉄等の鉄化合物を有
効成分とするものを利用でき、例えば「エージレス」
(三菱瓦斯化学社製)、「モジュラン」(日本化薬社
製)、「セキュール」(日本曹達社製)等の市販品を使
用することができる。
【0034】なお、本発明の輸液の投与時には、必要に
応じて他の配合薬、例えば微量元素(鉄、マンガン、
銅、ヨウ素など)、抗生物質等を、配合変化等が起こら
ない範囲で任意に添加配合することもできる。
応じて他の配合薬、例えば微量元素(鉄、マンガン、
銅、ヨウ素など)、抗生物質等を、配合変化等が起こら
ない範囲で任意に添加配合することもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明の中心静脈投与用輸液は、複数の
ビタミン類を長期間安定に含有するものである。
ビタミン類を長期間安定に含有するものである。
【0036】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0037】実施例1 注射用蒸留水にブドウ糖及び電解質を溶解し、酢酸でpH
4として、糖電解質液を調製した。一方、ビタミンB1
(塩酸チアミン)及びビタミンB12(シアノコバラミ
ン)を注射用蒸留水に溶解し、更にこれとは別に、ビタ
ミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタミンD(コレ
カルシフェロール)、ビタミンE(酢酸トコフェロー
ル)及びビタミンK(フィトナジオン)をポリソルベー
ト80(溶液(A)中の濃度=33mg/l)により可溶
化した後注射用蒸留水に溶解した。これら各液を混合
し、無菌濾過して、表2に示した組成の溶液(A)を調
製した。
4として、糖電解質液を調製した。一方、ビタミンB1
(塩酸チアミン)及びビタミンB12(シアノコバラミ
ン)を注射用蒸留水に溶解し、更にこれとは別に、ビタ
ミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタミンD(コレ
カルシフェロール)、ビタミンE(酢酸トコフェロー
ル)及びビタミンK(フィトナジオン)をポリソルベー
ト80(溶液(A)中の濃度=33mg/l)により可溶
化した後注射用蒸留水に溶解した。これら各液を混合
し、無菌濾過して、表2に示した組成の溶液(A)を調
製した。
【0038】他方、各結晶アミノ酸及び電解質を注射用
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6とした後、葉酸を加えてア
ミノ酸電解質液を調製した。更に、ビタミンB2 (リン
酸リボフラビン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシ
ン)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ニコチン酸アミ
ド、パンテノール及びビオチンを注射用蒸留水に溶解
し、これを上記アミノ酸電解質液と混合し、無菌濾過し
て、表2に示した組成の溶液(B)を調製した。なお、
溶液(B)には、安定化剤として亜硫酸水素ナトリウム
を濃度50mg/lとなるように添加した。
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6とした後、葉酸を加えてア
ミノ酸電解質液を調製した。更に、ビタミンB2 (リン
酸リボフラビン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシ
ン)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ニコチン酸アミ
ド、パンテノール及びビオチンを注射用蒸留水に溶解
し、これを上記アミノ酸電解質液と混合し、無菌濾過し
て、表2に示した組成の溶液(B)を調製した。なお、
溶液(B)には、安定化剤として亜硫酸水素ナトリウム
を濃度50mg/lとなるように添加した。
【0039】溶液(A)の600ml及び溶液(B)の2
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、本発明の中心静脈投与用輸液を得た。
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、本発明の中心静脈投与用輸液を得た。
【0040】実施例2 注射用蒸留水にブドウ糖及び電解質を溶解し、酢酸でpH
4として、糖電解質液を調製した。一方、ビタミンB1
(塩酸チアミン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシ
ン)、ニコチン酸アミド、パンテノール、ビオチン及び
ビタミンB12(シアノコバラミン)を注射用蒸留水に溶
解し、更にこれとは別に、ビタミンA(パルミチン酸レ
チノール)、ビタミンD(コレカルシフェロール)、ビ
タミンE(酢酸トコフェロール)及びビタミンK(フィ
トナジオン)をポリソルベート80(溶液(A)中の濃
度=33mg/l)により可溶化した後注射用蒸留水に溶
解した。これら各液を混合し、無菌濾過して、表2に示
した組成の溶液(A)を調製した。
4として、糖電解質液を調製した。一方、ビタミンB1
(塩酸チアミン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシ
ン)、ニコチン酸アミド、パンテノール、ビオチン及び
ビタミンB12(シアノコバラミン)を注射用蒸留水に溶
解し、更にこれとは別に、ビタミンA(パルミチン酸レ
チノール)、ビタミンD(コレカルシフェロール)、ビ
タミンE(酢酸トコフェロール)及びビタミンK(フィ
トナジオン)をポリソルベート80(溶液(A)中の濃
度=33mg/l)により可溶化した後注射用蒸留水に溶
解した。これら各液を混合し、無菌濾過して、表2に示
した組成の溶液(A)を調製した。
【0041】他方、各結晶アミノ酸及び電解質を注射用
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6とした後、葉酸を加えてア
ミノ酸電解質液を調製した。更に、ビタミンB2 (リン
酸リボフラビン)及びビタミンC(アスコルビン酸)を
注射用蒸留水に溶解し、これを上記アミノ酸電解質液と
混合し、無菌濾過して、表2に示した組成の溶液(B)
を調製した。なお、溶液(B)には、安定化剤として亜
硫酸水素ナトリウムを濃度50mg/lとなるように添加
した。
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6とした後、葉酸を加えてア
ミノ酸電解質液を調製した。更に、ビタミンB2 (リン
酸リボフラビン)及びビタミンC(アスコルビン酸)を
注射用蒸留水に溶解し、これを上記アミノ酸電解質液と
混合し、無菌濾過して、表2に示した組成の溶液(B)
を調製した。なお、溶液(B)には、安定化剤として亜
硫酸水素ナトリウムを濃度50mg/lとなるように添加
した。
【0042】溶液(A)の600ml及び溶液(B)の3
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、本発明の中心静脈投与用輸液を得た。
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、本発明の中心静脈投与用輸液を得た。
【0043】
【表2】
【0044】比較例1 注射用蒸留水にブドウ糖及び電解質を溶解し、酢酸でpH
4として、糖電解質液を調製した。一方、ビタミンB1
(塩酸チアミン)、ビタミンB2 (リン酸リボフラビ
ン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシン)、ニコチン酸
アミド、パンテノール、ビオチン及びビタミンB12(シ
アノコバラミン)を注射用蒸留水に溶解し、更にこれと
は別に、ビタミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタ
ミンD(コレカルシフェロール)、ビタミンE(酢酸ト
コフェロール)及びビタミンK(フィトナジオン)をポ
リソルベート80(溶液(A)中の濃度=33mg/l)
により可溶化した後注射用蒸留水に溶解した。これら各
液を混合し、無菌濾過して、表3に示した組成の溶液
(A)を調製した。
4として、糖電解質液を調製した。一方、ビタミンB1
(塩酸チアミン)、ビタミンB2 (リン酸リボフラビ
ン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシン)、ニコチン酸
アミド、パンテノール、ビオチン及びビタミンB12(シ
アノコバラミン)を注射用蒸留水に溶解し、更にこれと
は別に、ビタミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタ
ミンD(コレカルシフェロール)、ビタミンE(酢酸ト
コフェロール)及びビタミンK(フィトナジオン)をポ
リソルベート80(溶液(A)中の濃度=33mg/l)
により可溶化した後注射用蒸留水に溶解した。これら各
液を混合し、無菌濾過して、表3に示した組成の溶液
(A)を調製した。
【0045】他方、各結晶アミノ酸及び電解質を注射用
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6とした後、葉酸を加えてア
ミノ酸電解質液を調製した。更に、ビタミンC(アスコ
ルビン酸)を注射用蒸留水に溶解し、これを上記アミノ
酸電解質液と混合し、無菌濾過して、表3に示した組成
の溶液(B)を調製した。なお、溶液(B)には、安定
化剤として亜硫酸水素ナトリウムを濃度50mg/lとな
るように添加した。
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6とした後、葉酸を加えてア
ミノ酸電解質液を調製した。更に、ビタミンC(アスコ
ルビン酸)を注射用蒸留水に溶解し、これを上記アミノ
酸電解質液と混合し、無菌濾過して、表3に示した組成
の溶液(B)を調製した。なお、溶液(B)には、安定
化剤として亜硫酸水素ナトリウムを濃度50mg/lとな
るように添加した。
【0046】溶液(A)の600ml及び溶液(B)の3
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、中心静脈投与用輸液を得た。
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、中心静脈投与用輸液を得た。
【0047】比較例2 注射用蒸留水にブドウ糖及び電解質を溶解し、酢酸でpH
4として、糖電解質液を調製した。更に、ビタミンB2
(リン酸リボフラビン)、ビタミンC(アスコルビン
酸)及び葉酸を注射用蒸留水に溶解し、これを上記糖電
解質液と混合し、無菌濾過して、表3に示す組成の溶液
(A)を調製した。
4として、糖電解質液を調製した。更に、ビタミンB2
(リン酸リボフラビン)、ビタミンC(アスコルビン
酸)及び葉酸を注射用蒸留水に溶解し、これを上記糖電
解質液と混合し、無菌濾過して、表3に示す組成の溶液
(A)を調製した。
【0048】他方、各結晶アミノ酸及び電解質を注射用
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6として、アミノ酸電解質液
を調製した。これとは別に、ビタミンB1 (塩酸チアミ
ン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシン)、ニコチン酸
アミド、パンテノール、ビオチン及びビタミンB12(シ
アノコバラミン)を注射用蒸留水に溶解し、更にこれと
は別に、ビタミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタ
ミンD(コレカルシフェロール)、ビタミンE(酢酸ト
コフェロール)及びビタミンK(フィトナジオン)をポ
リソルベート80(溶液(B)中の濃度100mg/l)
により可溶化した後注射用蒸留水に溶解した。これら各
液を混合し、無菌濾過して、表3に示した組成の溶液
(B)を調製した。なお、溶液(B)には、安定化剤と
して亜硫酸水素ナトリウムを濃度50mg/lとなるよう
に添加した。
蒸留水に溶解し、酢酸でpH6として、アミノ酸電解質液
を調製した。これとは別に、ビタミンB1 (塩酸チアミ
ン)、ビタミンB6 (塩酸ピリドキシン)、ニコチン酸
アミド、パンテノール、ビオチン及びビタミンB12(シ
アノコバラミン)を注射用蒸留水に溶解し、更にこれと
は別に、ビタミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタ
ミンD(コレカルシフェロール)、ビタミンE(酢酸ト
コフェロール)及びビタミンK(フィトナジオン)をポ
リソルベート80(溶液(B)中の濃度100mg/l)
により可溶化した後注射用蒸留水に溶解した。これら各
液を混合し、無菌濾過して、表3に示した組成の溶液
(B)を調製した。なお、溶液(B)には、安定化剤と
して亜硫酸水素ナトリウムを濃度50mg/lとなるよう
に添加した。
【0049】溶液(A)の600ml及び溶液(B)の2
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、中心静脈投与用輸液を得た。
00mlを、それぞれ窒素置換下、ポリエチレン製2室容
器の各室に充填し、密封した後、常法に従い高圧蒸気滅
菌を行って、中心静脈投与用輸液を得た。
【0050】
【表3】
【0051】試験例 実施例1及び2、並びに比較例1及び2で得られた輸液
について、滅菌後及び更に40℃で4カ月放置した後の
各ビタミンの含量を、日本薬局方に基づくバイオアッセ
イ(ビタミンB12及びビオチン)又はHPLC(その他
のビタミン)により測定した。含量低下をきたしたビタ
ミンについて、結果を表4に示す。なお、表4には、配
合量に対する割合を百分率で示す。
について、滅菌後及び更に40℃で4カ月放置した後の
各ビタミンの含量を、日本薬局方に基づくバイオアッセ
イ(ビタミンB12及びビオチン)又はHPLC(その他
のビタミン)により測定した。含量低下をきたしたビタ
ミンについて、結果を表4に示す。なお、表4には、配
合量に対する割合を百分率で示す。
【0052】
【表4】
【0053】表4の結果より、本発明の輸液では、各ビ
タミンの含量は4カ月放置後も、それぞれ許容範囲内で
あった。これに対し、比較例1では、ビタミンB2 を溶
液(A)中に配合したので、その含量低下が著しい。ま
た、比較例2では、ビタミンB2 は溶液(A)中でもビ
タミンCが共存しているため比較的安定であるものの、
ビタミンCが溶液(A)に配合されているため、その含
量低下が著しい。なお、ビタミンB1 やビタミンB
12は、溶液(B)では不安定で、葉酸は溶液(A)中で
不安定であることが判る。
タミンの含量は4カ月放置後も、それぞれ許容範囲内で
あった。これに対し、比較例1では、ビタミンB2 を溶
液(A)中に配合したので、その含量低下が著しい。ま
た、比較例2では、ビタミンB2 は溶液(A)中でもビ
タミンCが共存しているため比較的安定であるものの、
ビタミンCが溶液(A)に配合されているため、その含
量低下が著しい。なお、ビタミンB1 やビタミンB
12は、溶液(B)では不安定で、葉酸は溶液(A)中で
不安定であることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/355 A61K 31/375 31/375 31/44 31/44 31/455 31/455 31/525 31/525 31/59 31/59 31/68 31/68 31/70 ADD 31/70 ADD A61J 1/00 351Z
Claims (7)
- 【請求項1】 還元糖を含有する溶液(A)と、アミノ
酸を含有する溶液(B)の2液からなる輸液において、
溶液(B)がビタミンB2 及びビタミンCを含有し、か
つpH5.0〜7.0であることを特徴とする中心静脈投
与用輸液。 - 【請求項2】 葉酸を溶液(B)に配合した請求項1記
載の中心静脈投与用輸液。 - 【請求項3】 ビタミンB12を溶液(A)に配合し、pH
3.5〜4.5に調整した請求項1又は2記載の中心静
脈投与用輸液。 - 【請求項4】 ビタミンB1 を溶液(A)に配合し、か
つ溶液(A)が亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩を実質的に含
有しない請求項1〜3のいずれか1項記載の中心静脈投
与用輸液。 - 【請求項5】 ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE及
びビタミンKから選ばれる1種以上を溶液(A)に配合
した請求項1〜4のいずれか1項記載の中心静脈投与用
輸液。 - 【請求項6】 ビタミンB6 、ビオチン、パントテン酸
誘導体及びニコチン酸誘導体から選ばれる1種以上を溶
液(A)及び/又は溶液(B)に配合した請求項1〜5
のいずれか1項記載の中心静脈投与用輸液。 - 【請求項7】 更に、電解質を溶液(A)及び/又は溶
液(B)に配合した請求項1〜6のいずれか1項記載の
中心静脈投与用輸液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9010150A JPH10203959A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 中心静脈投与用輸液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9010150A JPH10203959A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 中心静脈投与用輸液 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003286509A Division JP2004001900A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 中心静脈投与用輸液中のビタミン類の安定化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10203959A true JPH10203959A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11742257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9010150A Pending JPH10203959A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 中心静脈投与用輸液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10203959A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10226636A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Hoechst Marion Roussel Kk | 2室容器入り経静脈用総合栄養輸液製剤 |
| JP2005179200A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Terumo Corp | ビタミンb1類配合輸液剤 |
| WO2008113115A1 (en) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Sai Ying Ko | Body fluid supplement composition and uses thereof |
| WO2011138973A1 (ja) | 2010-05-07 | 2011-11-10 | 味の素株式会社 | ビタミン配合末梢静脈投与用栄養輸液 |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP9010150A patent/JPH10203959A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10226636A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Hoechst Marion Roussel Kk | 2室容器入り経静脈用総合栄養輸液製剤 |
| JP2005179200A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Terumo Corp | ビタミンb1類配合輸液剤 |
| WO2008113115A1 (en) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Sai Ying Ko | Body fluid supplement composition and uses thereof |
| WO2008113114A1 (en) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Sai Ying Ko | Body fluid supplement compositions and their use in subjects undergoing medical treatment |
| WO2011138973A1 (ja) | 2010-05-07 | 2011-11-10 | 味の素株式会社 | ビタミン配合末梢静脈投与用栄養輸液 |
| EP3053582A1 (en) | 2010-05-07 | 2016-08-10 | Ajinomoto Co., Inc. | Vitamin-containing nutrition infusion for administration through peripheral vein |
| JP2017014287A (ja) * | 2010-05-07 | 2017-01-19 | エイワイファーマ株式会社 | 高圧蒸気滅菌済み静脈投与用栄養輸液の安定化方法 |
| US9861575B2 (en) | 2010-05-07 | 2018-01-09 | Ea Pharma Co., Ltd. | Vitamin-containing nutrition infusion for administration through peripheral vein |
| JP2018199730A (ja) * | 2010-05-07 | 2018-12-20 | エイワイファーマ株式会社 | 高圧蒸気滅菌済み末梢静脈投与用栄養輸液におけるビタミンcの安定化方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051129 |