JPH1087502A - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPH1087502A
JPH1087502A JP8239057A JP23905796A JPH1087502A JP H1087502 A JPH1087502 A JP H1087502A JP 8239057 A JP8239057 A JP 8239057A JP 23905796 A JP23905796 A JP 23905796A JP H1087502 A JPH1087502 A JP H1087502A
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pref
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Yoshio Suga
良夫 菅
Joji Yamahara
條二 山原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯周疾患に伴う出血に優れた効果を有する口
腔用組成物を提供する。 【解決手段】 平均粒径1〜200μの貝殻起源炭酸カ
ルシウムおよび/または貝殻起源炭酸カルシウム抽出物
を含有してなる止血用口腔用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔用組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来に伴い、我国に
おいても歯周疾患の罹患率が増大している。歯周疾患
は、歯周病とも呼ばれ、その原因のほとんどがプラーク
中の細菌によるものである。プラークが歯頚部に付着す
ることにより、その中に含まれている有害物質が刺激源
となり、歯肉中の血管およびその周辺に炎症を引き起こ
し、臨床的に歯肉は、発赤、腫脹し、出血しやすくな
る。すなわち、血管炎、外縁上皮の角化の低下、内縁上
皮の破壊などが生じるために、歯ブラシなどの弱い刺激
でも出血しやすい。また、硬いものを噛んだ時など歯に
異常な咬合性が加わって歯周組織に外傷が生じることで
出血する。出血した小血管では、生体の合目的性により
出血を防止する機能が働く。止血機構には、静的・動的
機構があり、血管、血小板、凝固・線溶系、血管周囲の
結合組織系、血行力学系が密接に関与する。いずれにせ
よ、止血は、これらを直接的あるいは、間接的に促進す
るか、血管収縮作用によるかであり、血管外に血液成分
がでるのを抑制することである。2次止血の血液凝固の
カスケードには、Ca2+が大きく関っている他、血漿成
分中には、Na+、K+、Cl-などのイオンを多く含ん
でいる。また、カリウム、カルシウム、バリウムの塩
は、平滑筋細胞に直接作用し、脱分極を起こすことによ
り収縮を起こし、血管収縮作用をともなう。
【0003】通常、研磨剤として配合されている炭酸カ
ルシウムは、石灰岩を粉砕したものや、化学的に合成さ
れた高純度の炭酸カルシウムであり、単に、物理的機能
のみで、その他の薬理効果は、期待できない。一方、貝
殻は、動物を起源とする炭酸カルシウム源であり、微量
成分として海水中のミネラル成分および貝殻特有の硬タ
ンパクであるコンキオリンを含んでいる。コンキオリン
は、化粧品原料として保湿効果、抗酸化、活性酸素抑制
作用、ヒスタミン遊離抑制作用が知られているが、その
止血効果についての報告はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、歯周疾患による
止血に対しては、口腔用組成物中に薬効成分としてトラ
ネキサム酸(止血剤)や、グリチルリチン酸ジカリウ
ム、β−グリチルレチン酸、アズレン、アラントイン
(以上、抗炎症剤)などが配合されており、歯肉の炎症
の進行を防ぎ、歯周疾患にともなうハレ、出血などを予
防することを目的としている。しかし、これらの薬効剤
は、味等に課題があるのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、歯周疾患
の治療、予防とその研磨力による2つの効能効果を持
つ、全く新しい口腔用基剤を鋭意探索したところ、貝殻
を起源とする炭酸カルシウムに止血効果があり、歯周疾
患の治療、予防と研磨力による2つの効能効果を合わせ
持つ、新しい基剤が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。カキ殻またはそれを煎じた抽出物を、
口臭除去や、殺菌用に口腔用組成物に配合することが知
られているが(特開平7−309734号)、貝殻起源
の炭酸カルシウムや、その抽出物に止血効果があること
は、従来、知られていない。
【0006】本発明は、口腔用基剤として貝殻を粉砕し
た炭酸カルシウム(本明細書では、「貝殻起源炭酸カル
シウム」と称する)あるいはその抽出物を配合すること
により、歯茎などからの出血の防止に有効な口腔用組成
物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる貝殻起源炭酸カル
シウムは、食用貝肉として多量に消費され、その多くが
使い道のないまま産業廃棄物となっているものが使用で
き、二枚貝であれば、特に限定されるものでない。特
に、殻表は淡色系であり殻皮は有しない、もしくは殻皮
が半透明であり、貝殻は比較的厚みを有し、リン片状を
有しないことを特徴とする二枚貝綱糸鰓目イタヤガイ科
(例えば、ホタテガイ)、真弁鰓目シコロガイ科(例え
ば、ハマグリ)、異歯目カブラツキガイ科(例えば、ツ
キガイ)、ザルガイ科(例えば、ムラサキトリガイ)、
マルスダレガイ科(例えば、ミスハマグリ)、バカガイ
科(例えば、オオアリソガイ)、サラガイ科(例えば、
ヘラサキガイ)、エゾオオキノガイ科(例えば、オオノ
ガイ)等に属する貝殻が好ましい。また、貝の採取場所
は特に限定はしないが、当然、海洋汚染が進んでおらず
貝肉および貝殻に重金属、ヒ素などが蓄積されていな
い、安全性に問題のないものを使用することが好まし
い。
【0008】貝殻起源炭酸カルシウムを得るには、例え
ば、まず、貝殻原料に付着した貝柱および有機物、無機
物を除くために、熱水中に浸漬し振盪する。必要なら
ば、ワイヤーブラシなどで洗浄を行うか、超音波洗浄を
する。貝柱等の付着が強固である場合、あらかじめ水中
に浸漬しておいたものを使用する。貝殻原料に付着した
貝柱および有機物、無機物を除去後、自然乾燥もしくは
強制乾燥を行ない水分を蒸発させる。水分除去された貝
殻は、フェザーミル、ハンマーミル(以上ホソカワミク
ロン(株)製)等で3〜5mm程度に粗粉砕後、ACM
(ホソカワミクロン(株)製)、コスモマイザー(奈良機
械製作所(株))等により、目的の粒度(1〜200μ、
好ましくは3〜20μ)に微粉砕を行い、貝殻粉末を得
る。
【0009】得られた貝殻粉末は、そのまま貝殻起源炭
酸カルシウムとして使用でき、要すれば、さらに、整
粒、造粒等して、貝殻起源炭酸カルシウムとして使用で
きる。本発明の口腔用組成物では貝殻起源炭酸カルシウ
ムを1〜50重量%配合できる。
【0010】本発明に用いる貝殻起源炭酸カルシウム抽
出物は、自体公知の方法によって抽出できる。抽出溶媒
としては、エタノール、メタノール、アセトンのような
有機溶媒、水またはこれらの混合溶媒が使用できる。溶
媒の量は、特に限定するものではなく、有効成分が十分
に抽出できる量であればいずれでもよい。通常、被抽出
物重量の0.5〜10倍量の溶媒を用い、懸濁した状態
で、撹拌により十分に分散させ抽出操作を行う。濾過に
より抽出液を分離し、必要であれば抽出操作を3回程度
繰り返せば良い。また、抽出温度は、常温〜100℃で
あり、抽出時間は、1〜24時間程度とする。得られた
抽出液はそのまま、あるいは、濃縮液でもよく、さらに
濃縮乾固させてもよい。濃縮する場合、抽出成分の変性
が見られるようであれば、濃縮エキスの状態で凍結乾燥
してもよい。得られた抽出物の配合量は、適宜選択でき
るが、その止血効果、口腔用組成物の性状安定性に及ぼ
す影響等から、通常、口腔用組成物に対して固形分で
0.005〜5重量%配合でき、特に0.05〜0.5
重量%が好ましい。
【0011】本発明の口腔用組成物は、pH5〜10が
その安定性および効果の有効性から好ましく、特に6.
5〜9が好ましい。このpHにするため必要に応じて、
例えば、アルカリ性物質として、水酸化ナトリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸水素三ナトリウム、ケイ
酸ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン等、酸性物質としては、リン酸、リン酸二水素ナト
リウム、クエン酸、クエン酸二水素ナトリウム、酢酸、
塩酸等のpH調整剤を用いてもよい。
【0012】本発明の口腔用組成物は、常法により、歯
磨組成物(例えば、練歯磨、水歯磨、洗口剤等)、ペー
スト状組成物(例えば、軟膏剤、歯肉マッサージクリー
ム等)およびチューイングガム等の形態とすることがで
き、上記の成分に加えてさらに組成物の形態等に応じ、
本発明の効果を損なわない範囲で以下のような公知の成
分を適宜配合することができる。例えば、非イオン性界
面活性剤として、糖または糖アルコールの脂肪酸エステ
ルであって、それぞれ脂肪酸残基の炭素数が12〜1
8、平均エステル化度が1.1〜2.5、好ましくは
1.2〜1.9のものが使用できる。該糖または糖アル
コールの脂肪酸エステルとしては、例えば、ショ糖脂肪
酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、マルチトール
脂肪酸エステル、マルトトリイトール脂肪酸エステル、
マルトテトライトール脂肪酸エステル、マルトペンタイ
トール脂肪酸エステル、マルトヘキサイトール脂肪酸エ
ステル、マルトヘプタイトール脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル、ラク
チトール脂肪酸エステルが挙げられる。
【0013】また、非イオン界面活性剤としては、この
他に、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレン
高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレン脂肪酸エステル等も使用されうる。
【0014】さらに、両性界面活性剤としては、例え
ば、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジ
アミノエチルグリシン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン等が用いられる。なお、これらの界面活性剤はそ
の1種を単独で用いても2種以上を併用しても差し支え
ない。界面活性剤の配合量は通常、組成物全体に対して
0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%で
ある。
【0015】本発明の口腔用組成物には、さらにメント
ール、カルボン、アネトール、オイゲノール、サリチル
酸メチル、リモネン、オシメン、n−デシルアルコー
ル、シトロネロール、α−テルビネオール、メチルアセ
テート、シトロネリルアセテート、メチルオイゲノー
ル、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニ
リン、チモール、スペアミント油、ペパーミント油、レ
モン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮
油、ピメント油、珪藻油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユ
ーカリ油等の香料を単独でまたは組合せて組成物全体に
対して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量
%程度配合できる。また、サッカリンナトリウム、アセ
スルファームカリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリ
ジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ぺリラルチ
ン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチル
エステル、p−メトキシシンナミックアルデヒド等の甘
味剤を0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.
5重量%配合できる。
【0016】例えば、軟膏剤のようなペースト状組成物
の場合には粘結剤としてカルボキシメチルセルロースナ
トリウム等のセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム
等のアルカリ金属アルギネート、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル、キサンタンガム、トラガントガ
ム、カラヤガム、アラビヤガム、カラギーナン等のガム
類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン
等の合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲ
ル、ビーガム、ラポナイト等の無機粘結剤等の1種また
は2種以上が配合され得る。これらの配合量は通常0.
3〜5重量%である。
【0017】ペースト状や液状口腔用組成物の製造にお
いては、粘稠剤としてソルビット、グリセリン、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3ーブチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット等
の1種または2種以上を配合し得る。これらの配合量は
通常10〜70重量%である。また、歯磨類の場合に
は、貝殻起源炭酸カルシウム以外に、要すれば、第二リ
ン酸カルシウム・二水和物および無水物、第一リン酸カ
ルシウム、第三リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピ
ロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、
無水ケイ酸、シリカゲル、ケイ酸アルミニウム、不溶性
メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸
マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メチ
ル、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂等の
1種または2種以上を配合することができる。
【0018】本発明においては、有効成分として、さら
に、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン塩類、
トリクロサン等の殺菌剤、デキストラナーゼ、アミラー
ゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素
(リテックエンザイム)等の酵素、モノフルオロリン酸
ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアルカ
リ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナトリウム、
フッ化第一錫等フッ化物、トラネキサム酸、ビタミンE
あるいはその誘導体やイプシロンアミノカプロン酸、ア
ルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン、ジヒドロ
コレステロール、グリチルリチン塩類、グリチルレチン
酸、グリセロホスフェート、クロロフィル、塩化ナトリ
ウム、カロぺプタイド、水溶性無機リン酸化合物等の有
効成分を1種または2種以上配合し得る。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。また、特に断らない限り[%]は[重量%]
を示す。実施例1〜4に従って調製した貝殻起源炭酸カ
ルシウムおよびその水抽出エキスの止血効果を調べた。
なお、比較例1は、実施例1の貝殻起源炭酸カルシウム
の替わりに、従来の炭酸カルシウム(平均粒子径15.
8μ)を配合した。評価方法はつぎのとおりである。
【0020】止血効果 夫々の歯磨に5倍量の蒸留水を加え、懸濁液としたもの
試験液とし、DdY系マウス(体重30g前後)を用
い、マウスの尾の中央付近の左尾静脈をカミソリで傷つ
け出血させる。出血を確認後、30秒間隔でろ紙片を傷
口に軽く当て、血液がろ紙に付着しなくなるまでの時間
を計測する。この時間を対照の出血時間とする。つい
で、同一のマウスの尾の中央付近の右尾静脈をカミソリ
で傷つけ、シリンジで傷口にサンプルを0.2ml投与
する。対照と同様に出血時間を計測する。止血効果は、
対照出血時間とサンプル投与後の出血時間との差、出血
短縮時間で数1に従って算出する。各実施例および比較
例について、夫々10匹ずつのマウスを用いて行ない、
その平均値(分)にて評価した。
【0021】
【数1】 止血効果=(サンプル投与後の出血時間)−(対照の出血時間) =(左静脈の止血時間)−(右静脈の止血時間)
【0022】実施例1 練歯磨 台湾以南に分布するハマグリ型の二枚貝であるミスハマ
グリ(マルスダレガイ科、Meretrix lyrata)を原料と
して、洗浄により付着した有機物、無機物を除去、乾燥
後、粗粉砕、微粉砕して貝殻起源炭酸カルシウム(平均
粒子径15.0μ)を調製した。得られた貝殻起源炭酸
カルシウムを用い、以下の組成の練歯磨を常法により調
製し、評価した。 成 分 配合量(%) 貝殻起源炭酸カルシウム 40.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 グリセリン 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 水 残部 計 100.0
【0023】実施例2 練歯磨 ホタテガイ(イタヤガイ科、Patinopecten yessoensi
s)を用いて、実施例1と同様にして貝殻起源炭酸カル
シウム(平均粒子径14.9μ)を調製した。得られた
貝殻起源炭酸カルシウムを用い、以下の組成の練歯磨を
常法により調製し、評価した。 成 分 配合量(%) 貝殻起源炭酸カルシウム 20.0 カルボキシメチルセルロース 1.0 グリセリン 30.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 水 残部 計 100.0
【0024】実施例3 練歯磨 ミズハマグリ(マルスダレガイ科、Meretrix lyrata)
を原料として、液状貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物
(固形分20%)を調製した。得られた貝殻起源炭酸カ
ルシウム水抽出物を用い、以下の組成の練歯磨を常法に
より調製し、評価した。 成 分 配合量(%) 炭酸カルシウム(従来品、平均粒子径15.8μ) 40.0 カルボキシメチルセルロース 1.0 グリセリン 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物 1.0 水 残部 計 100.0
【0025】実施例4 練歯磨 ホタテガイ(イタヤガイ科、Patinopecten yessoensis
)を用い、実施例1と同様にして、貝殻起源炭酸カル
シウム(平均粒子径14.9μ)を調製した。得られた
貝殻起源炭酸カルシウムを用い、以下の組成の練歯磨を
常法により調製し、評価した。 成 分 配合量(%) 貝殻起源炭酸カルシウム 40.0 カルボキシメチルセルロース 1.0 グリセリン 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物(実施例3) 1.0 水 残部 計 100.0 止血効果の結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すごとく、本発明における口腔用
組成物は、止血効果を示し歯周疾患に起因する出血に対
して顕著な効果が認められる。
【0028】実施例5 口腔用パスタ ホタテガイ(イタヤガイ科、Patinopecten yessoensis
)を用い、実施例3と同様にして、液状貝殻起源炭酸
カルシウム水抽出物(固形分5%)を調製した。得られ
た貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物を用い、以下の組成
の口腔用パスタを常法により調製した。 成 分 配合量(%) 貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物 10.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 プロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレンモノステアレート 2.0 ソルビタンモノオレエート 2.0 セチルアルコール 2.0 ステアリルアルコール 3.0 サッカリンナトリウム 0.2 香料 0.3 水 残部 計 100.0
【0029】実施例6 チューインガム ハマグリ(シコロガイ科、Meretrix lusoria )を用
い、実施例3と同様にして、貝殻起源炭酸カルシウム水
抽出物(固形分80%)を調製した。得られた貝殻起源
炭酸カルシウム水抽出物を用い、以下の組成のチューイ
ンガムを常法により調製した。 成 分 配合量(%) ガムベース 65.0 貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物 0.5 マンニット 20.0 ソルビット 3.5 香料 1.5 水 残部 計 100.0
【0030】実施例7 洗口液 ヘラサキガイ(サラガイ科、Tellinides timorensis )
を用い、実施例3と同様にして液状の貝殻起源炭酸カル
シウム水抽出物(固形分80%)を調製した。得られた
貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物を用い、以下の組成の
洗口液を常法により調製した。 成 分 配合量(%) 貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物 0.5 エタノール 20.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 グリセリン 5.0 サッカリンナトリウム 0.15 N−ラウロイルサルコシンナトリウム 0.5 蔗糖脂肪酸エステル 1.0 香料 1.0 水 残部 計 100.0
【0031】実施例8 歯肉マッサージクリーム ヘラサキガイ(サラガイ科、Tellinides timorensis )
を用い、実施例3と同様にして、液状の貝殻起源炭酸カ
ルシウム水抽出物(固形分50%)を調製した。得られ
た貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物を用い、以下の組成
の歯肉マッサージクリームを常法により調製した。 成 分 配合量(%) 白色ワセリン 8.0 ステアリルアルコール 6.0 プロピレングリコール 4.0 ポリエチレングリコール2000 25.0 ポリエチレングリコール4000 37.0 セチルアルコール 7.0 貝殻起源炭酸カルシウム水抽出物 0.5 水 残部 計 100.0
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、従来その多くが産業廃
棄物とされていた貝殻を有効に活用することができる。
すなわち、貝殻を粉砕した貝殻起源炭酸カルシウムおよ
びそれからの抽出エキスは止血効果を有していることを
見出し、これにより歯周疾患に伴う出血に優れた効果を
有する口腔用組成物が提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径1〜200μの貝殻起源炭酸カ
    ルシウムおよび/または貝殻起源炭酸カルシウム抽出物
    を含有することを特徴とする口腔用組成物。
  2. 【請求項2】 貝殻起源炭酸カルシウムが二枚貝綱糸鰓
    目イタヤガイ科、真弁鰓目シコロガイ科、異歯目カブラ
    ツキガイ科、ザルガイ科、マルスダレガイ科、バカガイ
    科、サラガイ科、エゾオオキノガイ科から選ばれる1種
    以上から得られる請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 【請求項3】 止血用である請求項1または2記載の口
    腔用組成物。
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