JPH1087546A - γ−ハロチグリンアルデヒドの製造 - Google Patents
γ−ハロチグリンアルデヒドの製造Info
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Abstract
一般式(I): 【化12】 (式中、Halはクロロ又はブロモを表す)で示される
γ−クロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒドの製造
方法、又はビタミンAの重要な製造中間体の製造におけ
るこの化合物の使用を提供する。 【解決手段】 1−アルコキシ−2−メチル−1,3−
ブタジエンを、アルコール中で、アルカリ金属若しくは
アルカリ土類金属の次亜塩素酸塩若しくは次亜臭素酸塩
などのハロゲン化剤を用いてハロアルコキシル化し、得
られたγ−ハロチグリンアルデヒドアルキルアセタール
を加水分解することによる、γ−クロロ又はγ−ブロモ
チグリンアルデヒドの製造方法、及びビタミンA製造中
間体の製造におけるその使用。
Description
アルデヒドの製造方法、あるいはこうして製造されたγ
−ハロチグリンアルデヒドの、γ−アセトキシ−チグリ
ンアルデヒド又はある種のC5 −ウィッティッヒ(Witt
ig)アルデヒドハロゲン化物の製造のための使用に関す
る。これらの生成物は、既知であり、種々のアポカロテ
ナール類及びジアポカロテナール類更にはビタミンAの
製造の重要な中間体である。
するγ−ブロモ化合物は、既知であり、メチルグリオキ
サールジメチルアセタールから〔ベルギー特許第63
3,007号、ドイツ公開公報(DOS)第1,18
8,577号及び第1,952,649号更にはFinn.
Chem. Lett. 1984, 102 以下を参照のこと〕、イソプレ
ンから〔DOS第2,620,968号、米国特許第
4,288,635号、J. Org. Chem. 41, 1648以下
(1976), Rec. Trav. Chim. Pays-Bas 99, 384以下 (198
0) 並びにTetrahedron 34, 2205以下 (1978) 〕、塩化
3−メチル−2−ブテニルから〔Nippon Kagaku Kaishi
1975, 2246 以下/Chem. Abs. 84(9), 58575s 〕、チグ
リンアルデヒドから〔Tetr. Lett. 20, 1719以下 (197
3) 〕又は1−メトキシ/エトキシ−2−メチル−1,
3−ブタジエンから〔J. Gen. Chem. USSR 32,1088 以
下 (1962; 英訳), Russian Chem. Rev. 38, 237 以下
(1969), Pure &Appl. Chem. 47, 173 以下 (1976), J.
Gen. Chem. USSR 32, 3105以下 (1962;英訳) 並びにHel
v. Chim Acta 54, 1369以下 (1971) 〕出発する、多く
の既知の方法により製造することができる。最後に挙げ
た方法に関して、1−アルコキシ−2−メチル−1,3
−ブタジエンは、メタノール又はエタノール中でN−ブ
ロモスクシンイミドを使用してブロモアルコキシル化さ
れて、対応するγ−ブロモチグリンアルデヒドジアルキ
ルアセタールとなり、次にここから必要に応じて順次、
対応するγ−アセトキシ−チグリンアルデヒドアセター
ル、続いてγ−アセトキシ−チグリンアルデヒド又はγ
−ブロモチグリンアルデヒドを製造することができる。
これらの各科学文献からは、1−アルコキシ−2−メチ
ル−1,3−ブタジエンからのγ−ブロモ−チグリンア
ルデヒドの製造のために、N−ブロモスクシンイミド以
外の臭素化剤が使用されたという証拠はない。更に、こ
の1,3−ブタジエン誘導体から出発する、ハロアルコ
キシル化によるγ−クロロチグリンアルデヒドの製造も
また、これらの科学文献からは知られていない。しか
し、この目的のために、N−ブロモスクシンイミドの代
わりに対応のN−クロロ化合物、すなわち、N−クロロ
スクシンイミドを同様な方法で使用できるであろうこと
は予想できる。
の手段】1−アルコキシ−2−メチル−1,3−ブタジ
エンを、この目的のためにはこれまで使用されたことの
ないハロゲン化剤を使用して、アルコールの存在下で直
接ハロアルコキシル化することによっても、各γ−ハロ
チグリンアルデヒドジアルキルアセタールを形成するこ
とができ、次にこのアセタールの加水分解後、γ−ハロ
チグリンアルデヒドが得られることが今や見い出され
た。このハロゲン化剤は、アルカリ金属又はアルカリ土
類金属の次亜塩素酸塩又は次亜臭素酸塩、次亜塩素酸te
rt−ブチル、N−ブロモ−アセトアミド又は1,3−ジ
クロロ−若しくは1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル
−ヒダントインである。これらのハロゲン化剤は、既知
化合物であり、大部分は、市販されていて容易に入手で
きる。すなわち、例えば、水性のいわゆる“Javelle wa
ter ”(次亜塩素酸カリウム)又はEau de Labarraque
(次亜塩素酸ナトリウム)は、両方とも市販されていて
容易に入手可能であり、かつ安価であるため、これらの
直接使用は、この目的で従前使用されていたハロゲン化
剤、主としてN−ブロモスクシンイミドからのかなりの
改善といえる。既知のN−ブロモスクシンイミドの使用
は、反応副生成物としてスクシンイミドが生じ、これ
は、プラント規模の製造法においては再生利用する必要
がある。
る1−アルコキシ−2−メチル−1,3−ブタジエン
は、本明細書で以下に詳細に説明するように、安価な出
発物質から容易に入手可能である。
す〕で示されるγ−クロロ−又はγ−ブロモチグリンア
ルデヒドの製造のための本発明の方法は、一般式(I
I):
表す〕で示される1−アルコキシ−2−メチル−1,3
−ブタジエンを、アルカリ金属次亜塩素酸塩、アルカリ
金属次亜臭素酸塩、アルカリ土類金属次亜塩素酸塩、ア
ルカリ土類金属次亜臭素酸塩、次亜塩素酸tert−ブチ
ル、N−ブロモ−アセトアミド、1,3−ジクロロ−
5,5−ジメチル−ヒダントイン及び1,3−ジブロモ
−5,5−ジメチル−ヒダントインから選択されるハロ
ゲン化剤を使用して、アルコールR2 OH(式中、R2
は、C1 −C4 −アルキルを表す)中でハロアルコキシ
ル化し、こうして得られた一般式(III):
同義である〕で示されるγ−ハロチグリンアルデヒドジ
アルキルアセタールを加水分解して、目的の式(I)の
γ−クロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒドとする
ことを含む。
−C4 −アルキル」という用語には、直鎖アルキル基だ
けでなく、(C3 以上の場合)分岐鎖アルキル基も含ま
れる。しかし、このアルキル基は、好ましくはメチル又
はエチルであり、このことはR1 だけでなく、R2 にも
当てはまる。
金属又はアルカリ土類金属の次亜塩素酸塩又は次亜臭素
酸塩(以降「金属次亜ハロゲン酸塩(metal hypohalit
e)」として一般形で記載する)は、特に、次亜塩素酸
/次亜臭素酸−ナトリウム若しくはカリウム、又は次亜
塩素酸/次亜臭素酸カルシウムである。塩素化剤として
好ましくは、次亜塩素酸ナトリウム又はカリウムが使用
され、臭素化剤として好ましくは次亜臭素酸ナトリウム
又はカリウムが使用される。
アルカリ金属次亜ハロゲン酸塩が使用されるとき、本方
法の最初の工程を含むハロアルコキシル化は、便利には
金属次亜ハロゲン酸塩の水溶液を使用して行われ、反応
混合物中に水混和性アルコールR2 OHが存在すること
も必須である。例えば、約13%w/w (重量パーセン
ト)の濃度の、市販されていて容易に入手可能なJabell
e water は、特に適切な次亜塩素酸カリウム水溶液であ
る。しかし、13%w/w より低いか又は高い濃度の次亜
塩素酸カリウム水溶液もまた有効に使用することがで
き、このことはまた、対応する次亜塩素酸ナトリウム、
次亜臭素酸ナトリウム又は次亜臭素酸カリウム水溶液に
も当てはまる。約5%w/w 〜約30%w/w の間の濃度を
有するアルカリ金属次亜塩素酸塩又は次亜臭素酸塩の水
溶液が、便利に使用される。この次亜ハロゲン酸塩濃度
は、好ましくは約10%w/w 〜約20%w/w の間であ
る。その他のハロゲン化剤の1つを利用するとき、便利
にはそのままで(すなわち、水溶液ではなく)使用す
る。次亜塩素酸tert−ブチルは、液体であり;一方、こ
れに対して次亜塩素酸カルシウム、N−ブロモアセトア
ミド、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチル−ヒダント
イン及び1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダント
インは、常圧及び室温では固体である。更に、式(II)
の1−アルコキシ−2−メチル−1,3−ブタジエン1
当量当たり、1つのハロゲン原子を含有するハロゲン化
剤の約1.1〜約1.4当量、あるいはアルカリ土類金
属次亜塩素酸塩若しくは次亜臭素酸塩又は1,3−ジク
ロロ−若しくは1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒ
ダントイン(2つのハロゲン原子を含有するハロゲン化
剤)の約0.55〜約0.7当量が便利に使用される。
更には、アルコールR2 OHは、特に、これが同時にハ
ロアルコキシル化反応の溶媒として作用するために、大
過剰で(便利には約10〜約30倍過剰で)一般に使用
される。ハロアルコキシル化は、便利には約−20℃〜
室温の温度範囲で、好ましくは約−20℃〜約+5℃、
更には約−10℃〜約+5℃の間の温度で行われる。こ
のようにして、ハロアルコキシル化は、通常約3時間ま
での反応時間内に終了する。
使用される特定の場合、これは、有利には、ハロアルコ
キシル化の前に、便利には約0℃で水酸化ナトリウム水
溶液への臭素の滴下により、新たに調製される。好まし
くは約等モル量の臭素及び水酸化ナトリウム(それ自
体)が使用される。
アルキルアセタールの、目的の式(I)のγ−クロロ−
又はγ−ブロモチグリンアルデヒドへの加水分解は、ハ
ロアルコキシル化に続いて行われる、本方法の第2工程
であり、反応混合物からのアセタールの単離後に行うこ
とができる。しかし、このような単離及びこれに続く加
水分解を経ずに、処理中、有機溶媒中のアセタールの溶
液を得た直後に、このアセタールをこの溶液中で加水分
解することが更に便利であることが見い出された。この
処理とこれに続く加水分解は、便利にはハロアルコキシ
ル化の終了後得られた混合物を水と合わせ(適切には、
混合物を水に注ぎ入れる)、得られた水性混合物(一般
にそのほとんどは水溶液)を適切な有機溶媒で抽出し、
こうして得られた有機溶媒中のアセタール(式(III)で
示されるγ−ハロチグリンアルデヒドジアルキルアセタ
ール)の溶液を鉱酸水溶液で処理することにより行うこ
とができる。脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素、例え
ば、n−ペンタン若しくはn−ヘキサン、シクロヘキサ
ン又は、トルエン;ハロゲン化脂肪族炭化水素、例え
ば、塩化メチレン又はクロロホルム;脂肪族エーテル、
例えば、ジエチルエーテル又はtert−ブチルメチルエー
テル;あるいは脂肪族エステル、例えば、酢酸エチル
が、それぞれ特に適切な抽出用の溶媒である。
よる処理の前に、便利には水で洗浄してもよい。使用さ
れる鉱酸は、便利には硫酸又は塩酸であり、その濃度
は、適切には約0.5%w/w 〜約20%w/w の範囲であ
り、そして処理は、好ましくは約0℃〜室温の温度範囲
で撹拌しながら行われる。酸処理は、例えば約30分〜
約2時間行われる。
又はγ−ブロモチグリンアルデヒドは、それ自体既知の
方法で反応混合物から単離することができ、必要であれ
ば、精製することができる。一般には、水相を分離し、
目的のγ−クロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒド
を含有する有機相を水及び/又は塩化ナトリウム水溶液
及び/又は重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥して濃
縮する。少なくともある程度まで洗浄された、こうして
単離した粗生成物は、必要であれば、次に例えば、カラ
ムクロマトグラフィー(例えば、固定相としてシリカゲ
ルを、そしてシクロヘキサン、酢酸エチル又はこれらの
混合物のような溶離液を使用する)により更に精製する
ことができる。γ−クロロ−及びγ−ブロモチグリンア
ルデヒドは両方とも、常圧及び室温で液体である。単離
及び場合による精製の代わりとして、式(I)の加水分
解生成物を、「スループロセス(through process)」を
使用して、例えば、γ−アセトキシ−チグリンアルデヒ
ド又は対応するウィッティッヒアルデヒド塩化物若しく
は臭化物に、更なる反応工程において直接変換すること
ができる。この場合、加水分解の処理に使用した各有機
溶媒は、更なる工程においても使用することができるた
め、溶媒を分離することなく、加水分解の粗生成物を次
の反応において直接変換する。
される式(II)の1−アルコキシ−2−メチル−1,3
−ブタジエンのいくつかは、既知化合物であり;残り
(新規なもの)は、それ自体既知の方法により既知の出
発物質から製造することができる。
チル−1,3−ブタジエン(R1 がエチルを表す式(I
I)の化合物)は、かなり以前から文献により既知であ
り〔J.A.C.S. 91, 3281 以下 (1969) 、Bull. Soc. Chi
m. Fr. 1963, 1646 以下、及びJ. Gen. Chem. USSR 29,
3649 以下 (1959) を参照のこと〕、各例とも1,1,
3−トリエトキシ−2−メチル−ブタンから2個のエタ
ノールの開裂により製造されている。このブタン誘導体
は、容易に入手可能な2つの出発物質であるアセトアル
デヒドジエチルアセタール及びエチル(1−プロペニ
ル)エーテルから、かなり以前から既知のエノールエー
テル縮合(米国特許第2,165,962号を参照のこ
と)により順次製造することができる〔更に、J.A.C.S.
71, 3468 以下 (1949) 並びにJ. Gen. Chem. USSR 29,
3641 以下 (1959) を参照のこと〕。これは、1当量の
エチルプロペニルエーテル当たり約2〜3当量のアセタ
ールを、溶媒の非存在下で、触媒として約0.2mol パ
ーセントの三フッ化ホウ素エーテル錯化合物の存在下、
約35℃で約2時間まで加熱することを含み、目的のブ
タン誘導体は、収率約66%で得られる。これに続く
1,1,3−トリエトキシ−2−メチル−ブタンからの
2回のエタノールの開裂は、適切な技術の現状によって
2つの異なる方法で実施することができる:
含有する約220℃のイソキノリンに1,1,3−トリ
エトキシ−2−メチル−ブタンを滴下して液相中での開
裂を行い、こうして形成された1−エトキシ−2−メチ
ル−1,3−ブタジエンを蒸留により得る方法。しかし
Bull. Soc. Chim. Fr. 1963, 1646 以下に記載されたこ
の方法の収率は並み程度(約40〜50%)である;又
は
媒(例えば、リン酸一ナトリウム)上で、気相中で開裂
することによる方法〔J. Gen. Chem. USSR 29, 3649 以
下 (1959) 〕。
ジエン(R1 がメチルを表す式(II)化合物)もまた、
文献から既知である〔日本特許公開公報50891/1
989(特開平1−50891号)〕。これは、例え
ば、上述の1−エトキシ−2−メチル−1,3−ブタジ
エンの製造と同様にして、アセトアルデヒドジメチルア
セタール及びメチル(1−プロペニル)エーテルから出
発して、1,1,3−トリメトキシ−2−メチル−ブタ
ンを経由して製造することができる。
1,3−ブタジエンのその他の例は、一部既知の化合物
であり、前述の化合物と同様に製造することができる。
下記反応スキームは、上に詳述した多段階法を寄せ集め
たものであり、これにより式(II)のすべての1−アル
コキシ−2−メチル−1,3−ブタジエンを製造するこ
とができる。
ある。式(VI)の中間体及び式(II)の生成物は、それ
自体既知の方法で単離及び精製することができる。
タジエン類の製造の総説は、Russian Chem. Rev. 38, 2
37以下 (1969) 及びPure & Appl. Chem. 47, 173以下
(1976) に見ることができ;気相触媒反応による製造に
関する更なる文献については、Lieb. Ann. Chem. 568,
1 以下 (1950) 、Can. J. Res. B 28, 689以下 (195
0)、同文献 B 25, 118以下 (1947) 並びにChem. Ber. 7
7, 108以下 (1944) を参照されたい。
bed catalyst)」)上での高温での気相における式(V
I)のトリアルコキシブタンからのアルコールR1 OH
の開裂(脱アルコキシル化)〔方法(ii)〕は、特に、
溶媒が必要でなく、反応工程及び処理が単純であるた
め、液相における開裂〔方法(i)〕よりも工業的方法
としてはるかに魅力あるものである。したがって、脱ア
ルコキシル化は気相で行うのが好ましい。一般に、非置
換アセタールの脱アルコキシル化に使用される触媒と同
様の触媒を使用することができる。更には、このような
脱アルコキシル化は、便利には約300℃〜約350℃
の間の温度で行われる。
これまでこの目的に使用されたことのない特に適切な型
の触媒が今や見い出された。この触媒は、弱酸性ケイ酸
アルミニウムである。知られているように、ケイ酸アル
ミニウムは、酸化アルミニウム(Al2 O3)とシリカ
(SiO2)の混合物として存在し、ここで(Al2
O3):(SiO2)比は、広い範囲で変化しうる。本明細
書に記載される接触脱アルコキシル化に非常に適したケ
イ酸アルミニウム触媒は、便利には中程度の比表面積
(好ましくは約5〜約50m2/gの範囲)を有する。更に
は、このケイ酸アルミニウム触媒の酸化アルミニウム成
分は、好ましくはα型である。
して、触媒としての中程度の比表面積のケイ酸アルミニ
ウムの使用を含む、上記した一般式(VI)の1,1,3
−トリアルコキシ−2−メチル−ブタンの、同様に上記
した対応の一般式(II)の1−アルコキシ−2−メチル
−1,3−ブタジエンへの気相中での接触脱アルコキシ
ル化の方法を含む。
0m2/gの比表面積を有し、更には酸化アルミニウム成分
が、α型で存在する触媒)を使用して、変換率約90%
と共に開裂選択性約90%を達成することができる。
脱アルコキシル化と同様に行われ、本発明の脱アルコキ
シル化の特徴は、ケイ酸アルミニウム触媒の使用であ
る。便利には、約250℃〜約400℃の範囲の反応温
度、好ましくは約300℃〜約350℃の温度、及び約
1kPa 〜約200kPa の圧力が、本発明の脱アルコキシ
ル化法に適用される。本脱アルコキシル化は、好ましく
は大気圧で行われる。
反応器中で、場合により不活性ガスで希釈した1,1,
3−トリアルコキシ−2−メチル−ブタン遊離体を反応
カラム中の固体床としてのケイ酸アルミニウム触媒上を
連続的に誘導し、生じた対応の1−アルコキシ−2−メ
チル−1,3−ブタジエンを反応カラムの末端で取り出
して実施される。この方法は、それ自体既知であり、ま
た、必須な装置に適用できる。例えば、窒素又は二酸化
炭素を不活性ガスとして使用することができる。触媒床
での滞留時間は、便利には約0.1〜約10秒間の範
囲、好ましくは約0.5〜約5秒間の範囲である。この
遊離体の変換率は、可能な限り生成物の収率を高く達成
し、また、可能な限り副生成物が形成されないように、
反応温度、滞留時間及び他の反応パラメーターを調整す
ることにより最適化することができる。
(I)のγ−クロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒ
ドは種々の更なる中間体の製造に使用することができ、
次にこれらは最終的にアポカロテナール、ジアポカロテ
ナール並びにビタミンAの製造に使用される。
は、例えば、ビタミンA製造の重要な基礎単位であるγ
−アセトキシ−チグリンアルデヒドの製造に使用するこ
とができる〔Angew. Chem. 72, 811以下 (1960) を参照
のこと〕。これは、γ−ハロチグリンアルデヒドから出
発して多くの方法で製造することができる〔特に、Ange
w.Chem. 100, 301以下 (1988) 、DOS第1,227,
000号、第2,844,949号、第2,943,4
07号及び第3,639,562号、Bull. Soc.Chim.
France 1955, 209 以下, J. Gen. Chem. USSR 32, 1088
以下 (1962; 英訳), Russian Chem. Rev. 38, 237 以
下 (1969) 及びPure & Appl. Chem. 47, 173以下 (197
6) を参照のこと〕。
トキシ−チグリンアルデヒドへの魅力的な経路は、前者
のチグリンアルデヒド誘導体又はそのアセタール、特に
式(III)の化合物を、酢酸ナトリウム又は酢酸カリウム
と反応させることを含む。すなわち、J. Gen. Chem. US
SR 32, 1088 以下 (1962) により、還流エタノール中で
酢酸カリウムとγ−ブロモチグリンアルデヒドジエチル
アセタールとの反応により、1,1−ジエトキシ−4−
アセトキシ−2−メチル−2−ブテンが収率約78重量
%(しかし精製データなし)で得られている。また、D
OS第1,227,000号から、γ−ハロチグリンア
ルデヒドは、約100℃の水中で酢酸ナトリウム又は酢
酸カリウムによって、良好な収率(84〜86%)でγ
−アセトキシ−チグリンアルデヒドに変換できることも
知られている。これらの既知の方法に加えて、今や酢酸
ナトリウム又は酢酸カリウムによる置換は、水の非存在
下、有機溶媒(例えば、トルエン)中、相間移動触媒
(例えば、臭化テトラエチルアンモニウム)の存在下
で、高い収率で、非常に容易に行えることが見い出され
た。無水条件下のこの置換の達成率は、カルボン酸の金
属塩(例えば、酢酸カリウム)とのγ−クロロ−又はγ
−ブロモチグリンアルデヒドの反応は無水条件下では十
分な置換収率は達成できないことを主張している、DO
S第1,227,000号の教示するところとは、強い
対照をなしている。この新規変法により、反応混合物の
処理及びγ−アセトキシ−チグリンアルデヒドの単離は
単純化され、後者の場合には、単離は、生成するハロゲ
ン化アルカリの除去と過剰な酢酸アルカリの濾過による
除去、それに続く生成物の蒸留による。試薬として酢酸
カリウムを使用するとき、便利には反応は約80℃で行
い、やや反応性の低い酢酸ナトリウムを使用するときに
は、便利には約110℃で行う。予想されるように、γ
−クロロチグリンアルデヒドもまた、対応のブロモアル
デヒドよりも反応性が低い。
ルコキシ−2−メチル−1,3−ブタジエンから出発し
て、式(III)のγ−ハロチグリンアルデヒドジアルキル
アセタール及び対応する式(I)のγ−ハロチグリンア
ルデヒドを経由する「スループロセス」の続きとして、
すなわち、本発明の上で規定した方法に続く工程として
行うことができる。
ロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒドの、γ−アセ
トキシチグリンアルデヒドの製造のための用途は、本発
明の更に別の側面を形成する。
γ−ブロモチグリンアルデヒドの、γ−アセトキシ−チ
グリンアルデヒドへの変換の代替法として、γ−ハロチ
グリンアルデヒドは、トリフェニルホスフィンとの反応
により、対応する式(VII):
し;そしてPhは、フェニルを表す〕で示される対応の
既知のC5 −ウィッティッヒアルデヒドハロゲン化物
(以降「ウィッティッヒアルデヒド塩」)に変換するこ
とができる。このウィッティッヒアルデヒド塩又はその
保護形(特にアセタール化された形の物)は、知られて
いるように、種々のアポカロテナール(例えば、β−ア
ポ−8′−カロテナール(DOS第1,210,780
号を参照のこと))及びジアポカロテナール(例えば、
クロセチンジアルデヒド(Finn. Chem. Lett. 1984, 10
2 以下を参照のこと))の製造のための重要な基礎単位
である。これは、科学文献により、γ−クロロ−又はγ
−ブロモチグリンアルデヒドから、トルエン中、約11
0℃で(ベルギー特許第656,433号を参照のこ
と)又はジエチルエーテル中〔Helv. Chim. Acta 54, 1
369 以下 (1971) 〕でトリフェニルホスフィンとの反応
により容易に製造することができる。C5 −ウィッティ
ッヒアルデヒド臭化物の製造も、Finn. Chem. Lett. 19
84, 102 以下に記載されている。これらの既知の方法に
加えて、トルエンとアセトニトリルの混合溶媒中、約8
0℃でのγ−クロロチグリンアルデヒドとトリフェニル
ホスフィンとの反応により、約5時間の反応時間の後
に、ウィッティッヒアルデヒド塩が、収率約67%で、
高純度(>99%)で得られることが今や見い出され
た。C5 −ウィッティッヒアルデヒド臭化物が、対応の
塩化物よりも緩和な反応条件で、それぞれのγ−ハロチ
グリンアルデヒドとトリフェニルホスフィンから製造で
きる(すなわち、上述の混合溶媒中、80℃で5〜8時
間以上かかるのとは対照的に、トルエン、又はトルエン
とアセトニトリルの好ましくは1:1混合物中で約40
℃で約2時間)ことは一般に立証されている。他の溶
媒、例えば酢酸エチル又はシクロヘキサン(各場合に単
独で使用される)をウィッティッヒアルデヒド塩の形成
に使用することができるが、収率は、幾分低いことが立
証されている。
化及び加水分解の処理においては、それに続くウィッテ
ィッヒアルデヒド塩形成のために必要な抽出用溶媒と同
じ溶媒、例えば、トルエンを使用することが実際的であ
ることが見い出された。このように、ウィッティッヒ塩
は、有利には「スループロセス」、すなわち(II)→
(III)→(I)→(VII)により製造することができる
(特に、式(I)のγ−クロロ−又はγ−ブロモチグリ
ンアルデヒドは、特別に安定とは限らないため、この方
法によらなければ、単離及び恐らく精製をも必要とする
であろう)。
ロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒドの、それぞれ
の式(VII)のC5 −ウィッティッヒアルデヒドハロゲン
化物の製造のための使用は、本発明の更なる側面を表
す。
−ブタジエン(式(II)の化合物)の製造 実施例1 1−メトキシ−2−メチル−1,3−ブタジエン〔a)
及びb)の2工程〕 a)1,1,3−トリメトキシ−2−メチル−ブタン アセトアルデヒドジメチルアセタール〔ガスクロマトグ
ラフィー(GC)による純度:96.5%〕1,035
g(11mol)及び三フッ化ホウ素エーテル錯化物3.4
g(3ml、24mmol、0.22mol %)を、アルゴン下
で、マグネティックスターラー、温度計及び滴下ロート
を取付けた2リットル容の二つ口丸底フラスコに入れ
た。メチル(1−プロペニル)エーテル530g(7.
35mol)をこの混合物に、2時間以内に30〜40℃で
時折冷却しながら滴下した(発熱反応であるので)。添
加の終了後、混合物を更に30分間30℃で撹拌して、
室温に冷却した。トリエチルアミン3mlをここに添加
し、混合物を15分間撹拌して吸引濾過した。次に過剰
のアセトアルデヒドジメチルアセタールをRaschig カラ
ム(50×3cm)で常圧で留去して、残渣を同じカラム
で分画した。これにより、50mbarの圧力で、1,1,
3−トリメトキシ−2−メチル−ブタン(GCによる含
量:96.4%)742g(収率60%)よりなる第1
画分(沸点81.5〜83.5℃)を無色の液体とし
て、及び1,1,3−トリメトキシ−2−ブタン(GC
による含量:86%)87.5g(収率6.3%)より
なる第2画分(沸点83.5〜85℃)を同様に無色の
液体として得た(すなわち目的の生成物の全収率66.
3%)。
ブタジエン (i)(第1法) 電気的に加熱した鋼管(長さ60cm、直径2.7cm、壁
温300℃)を反応器として使用した。この反応管の底
部をセラミックビーズで充填(高さ10cm、直径6mm)
した。比表面積15m2/gのケイ酸アルミニウム触媒担体
100mlをビーズの上に載せた。反応器の上部をセラミ
ックビーズで充填した。1,1,3−トリメトキシ−2
−メチル−ブタン(60ml/時)及び窒素(20リット
ル/時)を連続して反応器中に導入した。反応生成物
を、20℃に冷却した、内蔵フリット(frit)を有する
冷却器中で窒素蒸気から凝縮(ミスト分離)し、液体と
して取り出して、ガスクロマトグラフィーにより分析し
た。1,1,3−トリメトキシ−2−メチル−ブタンの
変換率は88%であり、1−メトキシ−2−メチル−
1,3−ブタジエンへの選択性は90%であった。生成
したメタノールをアルカリ水(pH>8)による抽出によ
り分離後、有機相を精留により分離した。約99%の純
度を有する1−メトキシ−2−メチル−1,3−ブタジ
エンを得た。
は実施例b)(i)と同じとした。1,1,3−トリメ
トキシ−2−メチル−ブタンの変換率は41%であり、
1−メトキシ−2−メチル−1,3−ブタジエンへの選
択性は90%であった。
は実施例b)(i)と同じとした。1,1,3−トリメ
トキシ−2−メチル−ブタンの変換率は97.5%であ
り、1−メトキシ−2−メチル−1,3−ブタジエンへ
の選択性は86%であった。
及びb)の2工程〕 a)1,1,3−トリエトキシ−2−メチル−ブタン アセトアルデヒドジエチルアセタール〔GCによる純
度:97%〕900g(7.4mol)及び三フッ化ホウ素
エーテル錯化物0.85g(0.75ml、6mmol、0.
25mol %)を、マグネティックスターラー、温度計及
び滴下ロートを取付けた2リットル容の二つ口丸底フラ
スコに入れた。エチル(1−プロペニル)エーテル22
0g(2.5mol)を、約30分以内に、約35℃の温度
(しかし最高40℃)で時折氷で冷却しながら滴下し
た。添加の終了後、混合物を更に30分間室温で撹拌し
た。次に、固体粉末炭酸ナトリウム4gをここに添加し
て、混合物を室温で2.5時間撹拌した。次に混合物を
吸引濾過して、過剰のアセトアルデヒドジエチルアセタ
ールをRaschig カラム(30×2.5cm)で100mbar
で留去した。この方法で40〜43℃の沸点でアセトア
ルデヒドジエチルアセタール(GCによる含量:91
%)約1リットルを回収した。次に残渣を同じカラムで
12〜13mbarの圧力で分画した。これにより、1,
1,3−トリエトキシ−2−メチル−ブタン344.5
g(収率66.2%)を、沸点81〜84℃及びGCに
よる含量98.2%の無色透明の液体として得た。
ブタジエン 1,1,3−トリエトキシ−2−メチル−ブタン(60
ml/時)及び窒素(20リットル/時)を、実施例1
b)に記載した反応器中に導入した(同じ温度、同じ触
媒)。使用した1,1,3−トリエトキシ−2−メチル
−ブタンの90%が変換され;1−エトキシ−2−メチ
ル−1,3−ブタジエンへの選択性は約90%であっ
た。反応生成物を実施例1と同様に処理した。約98%
の純度で1−エトキシ−2−メチル−1,3−ブタジエ
ンを得た。
(I)の化合物)の製造 実施例3 γ−クロロチグリンアルデヒド 1−エトキシ−2−メチル−1,3−ブタジエン10g
(82mmol)を、350mlの四つ口スルホン化フラスコ
中のエタノール100mlに溶解した。次にこの溶液を0
℃に冷却し、1時間以内に13%次亜塩素酸ナトリウム
水溶液90g(160mmol)を滴下して、白色の沈殿物
を得た。次に混合物を室温で約30分間撹拌し、水に注
ぎ入れて、n−ペンタン100mlで4回(合計400m
l)抽出した。全部のペンタン溶液を室温で約1時間、
10%硫酸250mlと共に撹拌した。続いて、水相を分
離して、有機相を重炭酸ナトリウム溶液100ml及び塩
化ナトリウム溶液100mlで順に洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥して、減圧下で濃縮した。こうして黄色の
液体7gを得て、これを、シクロヘキサン/酢酸エチル
(9:1)によりシリカゲル(0.04〜0.063m
m)200gのクロマトグラフィーに付した。約100
℃/15mmHgでバルブ管(bulb-tube)蒸留後、γ−クロ
ロチグリンアルデヒド3.5g(収率35%)を、GC
による純度97.1%の無色の液体として得た。 微量分析:計算値:C 50.65% H 5.95 % Cl 29.90% 実測値:C 50.59% H 6.09 % Cl 29.78%1 H-NMR (250MHz, CDCl3): 1.83ppm (s, 3H), 4.30ppm
(d, J=8Hz, 1H), 6.57ppm (t, J=8Hz, 1H), 9.49ppm
(s, 1H);赤外吸収(フィルム): 1692, 1648 ;質量スペ
クトル: 118 (M+)
1,3−ブタジエン(GCによる純度:99%)22.
7g(0.2mol)を、メカニカルスターラー、滴下ロー
ト及び温度計を取付けた500mlの四つ口スルホン化フ
ラスコにアルゴン下で入れた。13%次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液140g(0.24mol 、1.2当量)を、
約+5℃で、撹拌しながら15分以内に滴下した(発熱
反応であるため)。添加の終了後、混合物を+5℃で更
に15分間撹拌した。次に更に13%次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液10g(0.02mol 、0.1当量)を0℃
で滴下した。次に反応混合物を水150mlに注ぎ入れ
て、n−ペンタン50mlで2回(合計100ml)抽出し
た。水相を塩化ナトリウムで飽和させて、再度n−ペン
タン50mlで抽出した。
2相溶液を、6N 塩酸50mlと共に室温で約30分間撹
拌した。次に水相を分離し、塩化ナトリウムで飽和させ
て、n−ペンタン50mlで抽出した。次いで合わせた有
機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液25mlで洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して、減圧下で慎重に濃
縮した。こうして粗γ−クロロチグリンアルデヒド23
gを、GCによる純度約75%を有する淡黄色の液体と
して得た。この粗生成物は分光法的検討をせずに、実施
例13によりトリフェニルホスフィンと直接反応させ
た。
1,3−ブタジエン(GCによる純度:96%)20.
5g(0.2mol)を、実施例4に記載される方法と同様
に、+5℃で13%次亜塩素酸ナトリウム水溶液合計1
50g(0.26mol 、1.3当量)と反応させた。次
いで同様に加水分解(3N 塩酸100ml/室温/約30
分)し、処理して、粗γ−クロロチグリンアルデヒド2
2gを、GCによる純度約77%を有する帯黄色の油状
物として得た。再度、この粗生成物は分光法的検討をせ
ずに、実施例14によりトリフェニルホスフィンと直接
反応させた。
1,3−ブタジエン(GCによる純度:99%)22.
7g(0.2mol)を、これも実施例4に記載される方法
と同様に、0℃で13%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1
50g(約0.26mol 、1.3当量)と30分間反応
させた。次いで同様にn−ペンタン150mlを使用して
処理し、続いて6N 塩酸50mlによりこのアセタールを
0℃で30分かけて酸加水分解して、GCによる純度約
73%を有する粗生成物のγ−クロロチグリンアルデヒ
ド26.8gを暗黄色の油状物として得た。この粗生成
物は分光法的検討をせずに、実施例15によりγ−アセ
トキシ−チグリンアルデヒドに直接変換した。
1g(0.1mol)を、マグネティックスターラー、滴下
ロート及び温度計を取付けた200mlの四つ口スルホン
化フラスコ中のメタノール100mlに溶解した。次に溶
液を−20℃に冷却して、30分以内に次亜塩素酸tert
−ブチル12.0g(0.11mol 、1.1当量)を滴
下した。〔この次亜塩素酸エステルの製造に関しては、
Vogel'sTextbook of Practical Organic Chemistry, 5t
h vol., Longman Group U.K. Ltd., 1989, page 422;
B.S. Furnissら編を参照のこと〕。
れて、n−ペンタン50mlで3回(合計150ml)抽出
した。ペンタン相を合わせて、順に5%亜硫酸水素ナト
リウム溶液及び水25mlで洗浄し、次に6N 塩酸25ml
で0℃で約30分間処理して撹拌した。通常の処理後、
粗γ−クロロチグリンアルデヒド12.1gを帯黄色の
液体として得た。粗生成物は分光法的検討をせずに、実
施例16によりトリフェニルホスフィンと直接反応させ
た。
mlの四つ口スルホン化フラスコ中で、メタノール50ml
中の1−メトキシ−2−メチル−1,3−ブタジエン1
0.1g(0.1mol)、約−7℃〜−12℃で撹拌しな
がらN−ブロモアセトアミド15.6g(0.11mol
)で30分以内に少量ずつ処理した。次に反応混合物
を−10℃で30分間撹拌した。この混合物を2.5%
重炭酸ナトリウム溶液100mlに添加し、次にn−ペン
タン50mlで3回(合計150ml)抽出した。
てアルゴン下で6N 塩酸30mlで処理して、この2相混
合物を0℃で1時間撹拌した。次に水相を分離して、n
−ペンタン25mlで2回(合計50ml)抽出した。次い
で有機相を合わせて、飽和重炭酸ナトリウム溶液25ml
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して、減
圧下で濃縮した。こうしてγ−ブロモチグリンアルデヒ
ド15.5gを黄色の液体として得た。この粗生成物は
分光法的検討をせずに、実施例17によりトリフェニル
ホスフィンと直接反応させた。
による純度:97.5%)10.1g(0.1mol)及び
メタノール50mlを、マグネティックスターラー及び温
度計を取付けた200mlの四つ口スルホン化フラスコに
アルゴン下で入れた。次に1,3−ジクロロ−5,5−
ジメチル−ヒダントイン12g(純度98%、0.06
mol)を、約30分以内に撹拌しながら約−10℃〜−5
℃で少量ずつ添加した。添加の終了後、混合物を更に0
℃で約1時間撹拌した。次に、無色の液体と淡黄褐色沈
殿物からなるこの混合物を蒸留水200mlに注ぎ入れ
て、n−ペンタン50mlで3回(合計150ml)抽出し
た。
溶液を6N 塩酸25mlと共に0℃で約1時間撹拌した。
次に水相を分離し、n−ペンタン25mlで2回(合計5
0ml)抽出した。最後に、全部の有機相を飽和重炭酸ナ
トリウム溶液25mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過して減圧下で濃縮した。こうして、粗γ−ク
ロロチグリンアルデヒド11.9gを、GCによる純度
約77%の帯黄色の液体として得た。この粗生成物は分
光法的検討をせずに、実施例18によりトリフェニルホ
スフィンと直接反応させた。
による純度:97.5%)10.1g(0.1mol)及び
メタノール50mlを、マグネティックスターラー及び温
度計を取付けた200mlの四つ口スルホン化フラスコに
入れた。次に1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−ヒ
ダントイン16g(純度97%、0.054mol )を、
約30分以内に撹拌しながら約−15℃〜−10℃で少
量ずつ添加した。添加の終了後、混合物を更に−10℃
で更に約30分間撹拌した。次に、帯黄色の液体と白色
の沈殿物からなるこの混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶
液100mlに注ぎ入れて、n−ペンタン50mlで3回
(合計150ml)抽出した。
2相溶液を6N 塩酸30mlと共に0℃で約1時間撹拌し
た。次に水相を分離し、n−ペンタン25mlで2回(合
計50ml)抽出した。最後に、全部の有機相を飽和重炭
酸ナトリウム溶液25mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過して減圧下で濃縮した。こうして、粗γ
−ブロモチグリンアルデヒド16.6gを、GCによる
純度約95%の帯黄色液体として得た。この粗生成物は
分光法的検討をせずに、実施例19によりトリフェニル
ホスフィンと直接反応させた。
使用する式(VII)のC5−ウィッティッヒアルデヒド臭
化物へのその変換) メタノール100ml中の1−エトキシ−2−メチル−
1,3−ブタジエン(GCによる純度:96%)11.
7g(0.1mol)を、メカニカルスターラー、滴下ロー
ト及び温度計を取付けた350mlの四つ口スルホン化フ
ラスコに入れた。水酸化ナトリウム小片11g(0.2
8mol)を水35mlに溶解し、臭素約6.6ml(20.5
g、0.13mol)を0℃で約30分内に滴下することに
より新たに調製した、23%次亜臭素酸ナトリウム溶液
65g(0.125mol)(pH約12.7〜12.9)
を、−10℃で激しく撹拌しながら滴下し、次にこの混
合物を−10℃で更に15分間撹拌した。次に反応混合
物をトルエン50mlに注ぎ入れて、水100mlで洗浄し
た。乳濁した水相を再度トルエン50mlで抽出した。全
部の有機相を水25mlで洗浄し、生じた2相溶液を、続
いて6N 塩酸水溶液30mlと共に0℃で45分間アルゴ
ン下でマグネティックスターラーにより撹拌した。水相
を分離して、再度トルエン25mlで抽出した。次に合わ
せたトルエン相を飽和重炭酸ナトリウム溶液25mlで洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して、アルゴ
ン下で、メカニカルスターラー及び温度計を取付けた3
50mlの四つ口スルホン化フラスコに導入した。
09mol 、0.9当量)を、撹拌しながらこの溶液に添
加し、混合物を40℃で約16時間撹拌した(室温で数
分後には結晶化が始まった)。生じた淡黄褐色の懸濁液
を次に15分以内に0℃に冷却し、吸引濾過して、0℃
のトルエン25mlで3回(合計75ml)洗浄した。乾燥
後、C5 −ウィッティッヒアルデヒド臭化物30.0g
(69.8%)を、融点256〜257℃及びHPLC
による含量98.95%の白色の結晶性粉末として得
た。
使用するγ−アセトキシ−チグリンアルデヒドへのその
変換) メタノール100ml中の1−エトキシ−2−メチル−
1,3−ブタジエン11.7g(0.1mol)を、実施例
11に記載される方法と同様に、−10℃で23%次亜
臭素酸ナトリウム溶液70g(約0.135mol)と反応
させた。同様にトルエン50mlで3回(合計150ml)
抽出し、6N 塩酸30mlで0℃で加水分解し、更には塩
酸相を更にトルエン50mlで抽出して、トルエン約20
0ml中のγ−ブロモチグリンアルデヒドの溶液を得た。
アルゴン下で酢酸カリウム15g(0.15mol)及び臭
化テトラエチルアンモニウム1g(4.8mol 、5mol
%)と共に80℃で2.5時間、メカニカルスターラ
ー、冷却器及び温度計を取付けた350mlのスルホン化
フラスコ中で撹拌した。次にこの混合物を+10℃に冷
却し、濾過して、減圧下で慎重に濃縮した。こうして、
粗γ−アセトキシ−チグリンアルデヒド18.6gを帯
黄色の液体として得た。20mbarで蒸留(Vigreux 管)
して、101〜103℃の沸点で、γ−アセトキシ−チ
グリンアルデヒド8.4g(収率56.4%)を、GC
による含量95.4%を有する黄色の液体として得た。
ドのC5 −ウィッティッヒアルデヒドハロゲン化物又は
γ−アセトキシ−チグリンアルデヒドへの変換 実施例13 C5 −ウィッティッヒアルデヒド塩化物 実施例4の粗生成物を、マグネティックスターラー及び
冷却器を取付けた500ml丸底フラスコ中のアセトニト
リル80ml及びトルエン80mlに溶解した。次に溶液を
トリフェニルホスフィン57g(0.22mol)で処理し
て、約85℃で約5時間還流した。生じた懸濁液(淡黄
褐色の沈殿物を伴う黄橙色の溶液)を約+3℃に冷却
し、吸引濾過してトルエン50mlで2回(合計100m
l)洗浄した。次にフィルター上の材料を水噴射真空下
で50℃で3時間乾燥した。こうしてC5 −ウィッティ
ッヒアルデヒド塩化物51.0g(1−エトキシ−2−
メチル−1,3−ブタジエンに基づく収率66.6%)
を、融点247〜248℃及びHPLCによる含量9
9.4%の明るい淡黄褐色の結晶性粉末として得た。 微量分析:計算値:C 72.53% H 5.82 % Cl 9.31 % 実測値:C 72.23% H 5.75 % Cl 9.40 %
同様に、アセトニトリル80ml及びトルエン80ml中の
トリフェニルホスフィン53g(0.2mol)と反応させ
た。こうしてC5 −ウィッティッヒアルデヒド塩化物5
1.0g(1−メトキシ−2−メチル−1,3−ブタジ
エンに基づく収率66.5%)を、融点247〜248
℃及びHPLCによる含量99.2%の白色の粉末とし
て得た。
た4つ口スルホン化フラスコ中のトルエン200mlに取
り込み、酢酸カリウム25g(0.25mol 、1.25
当量)及び臭化テトラエチルアンモニウム600mg
(2.8mmol、1.5mol %)で処理した。混合物を還
流温度で1.5時間撹拌しながら沸騰させた。次に懸濁
液を5℃に冷却し、濾過して減圧下で慎重に溶媒留去し
た。こうして粗γ−アセトキシ−チグリンアルデヒド1
8.8gを橙褐色の油状物として得た。Vigreux カラム
(20cm/φ14.5)で11mbarで蒸留することによ
り、主要画分(沸点90〜92.5℃)としてγ−アセ
トキシ−チグリンアルデヒド14.9g(1−エトキシ
−2−メチル−1,3−ブタジエンに基づく収率46
%)を、GCによる含量87.8%の黄色の油状物とし
て得た。
成物を、アセトニトリル40ml及びトルエン40ml中の
トリフェニルホスフィン26.2g(0.1mol)と還流
温度で18時間反応させた。こうしてC5 −ウィッティ
ッヒアルデヒド塩化物28.0g(1−メトキシ−2−
メチル−1,3−ブタジエンに基づく収率73.4%)
を、融点254〜255℃及びHPLCによる含量9
9.7%の純白色の結晶性粉末として得た。
成物を、40℃で2時間、アセトニトリル50ml及びア
セトン50ml中のトリフェニルホスフィン27.5g
(0.105mol)と反応させた。こうしてC5 −ウィッ
ティッヒアルデヒド臭化物34.1g(1−メトキシ−
2−メチル−1,3−ブタジエンに基づく収率80.1
%)を、融点254〜255℃及びHPLCによる含量
98.7%の純白色の結晶性粉末として得た。
成物を、還流温度で16時間、アセトニトリル40ml及
びトルエン40ml中のトリフェニルホスフィン26.2
g(0.1mol)と反応させた。こうしてC5 −ウィッテ
ィッヒアルデヒド塩化物27.6g(1−メトキシ−2
−メチル−1,3−ブタジエンに基づく収率72.5
%)を、融点247〜248℃の白色の粉末として得
た。
生成物を、アセトニトリル50ml及びトルエン50ml中
のトリフェニルホスフィン27.5g(約1.05当
量)と、40℃で2時間、続いて0℃で更に45分間反
応させた。こうしてC5 −ウィッティッヒアルデヒド臭
化物36.4g(1−メトキシ−2−メチル−1,3−
ブタジエンに基づく収率85.6%)を、融点255〜
256℃(分解)の純白色の粉末として得た。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、Halは、クロロ又はブロモを表す〕で示され
るγ−クロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒドの製
造方法であって、一般式(II): 【化2】 〔式中、R1 は、C1 −C4 −アルキルを表す〕で示さ
れる1−アルコキシ−2−メチル−1,3−ブタジエン
を、アルカリ金属次亜塩素酸塩、アルカリ金属次亜臭素
酸塩、アルカリ土類金属次亜塩素酸塩、アルカリ土類金
属次亜臭素酸塩、次亜塩素酸tert−ブチル、N−ブロモ
−アセトアミド、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチル
−ヒダントイン及び1,3−ジブロモ−5,5−ジメチ
ル−ヒダントインから選択されるハロゲン化剤を使用し
て、アルコールR2 OH(式中、R2 は、C1 −C4 −
アルキルを表す)中でハロアルコキシル化し、こうして
得られた一般式(III): 【化3】 〔式中、Hal、R1 及びR2 は、上記と同義である〕
で示されるγ−ハロチグリンアルデヒドジアルキルアセ
タールを加水分解して、目的の式(I)のγ−クロロ−
又はγ−ブロモチグリンアルデヒドとすることを特徴と
する方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法で製造されるγ−
クロロ−又はγ−ブロモチグリンアルデヒドの、γ−ア
セトキシ−チグリンアルデヒド又は一般式(VII): 【化4】 〔式中、Halは、クロロ又はブロモを表し;そしてP
hは、フェニルを表す〕で示されるウィッティッヒアル
デヒドハロゲン化物の製造のための使用。 - 【請求項3】 下記一般式: 【化5】 〔式中、R1 は、C1 −C4 −アルキルを表す〕で示さ
れる1,1,3−トリアルコキシ−2−メチル−ブタン
の、一般式(II): 【化6】 〔式中、R1 は、上記と同義である〕で示される対応の
1−アルコキシ−2−メチル−1,3−ブタジエンへの
気相における接触脱アルコキシル化方法であって、触媒
として中程度の比表面積、好ましくは約5〜50m2/gの
範囲の比表面積を有するケイ酸アルミニウムを使用する
ことを特徴とする方法。
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