JPH1087751A - pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法 - Google Patents

pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH1087751A
JPH1087751A JP23870096A JP23870096A JPH1087751A JP H1087751 A JPH1087751 A JP H1087751A JP 23870096 A JP23870096 A JP 23870096A JP 23870096 A JP23870096 A JP 23870096A JP H1087751 A JPH1087751 A JP H1087751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive
group
microbeads
monomer
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23870096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2884069B2 (ja
Inventor
Shoji Ito
昭二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP23870096A priority Critical patent/JP2884069B2/ja
Publication of JPH1087751A publication Critical patent/JPH1087751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2884069B2 publication Critical patent/JP2884069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 pH及び熱の両方に対して感応し、それらの
変化に応じて粒径が変化し、機能材料として有用なpH
感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 一般式 【化1】 (R1は水素原子又はメチル基、R2及びR3の少なくと
も一方はアルキル基又はアルコキシアルキル基で、残り
は水素原子である)で表わされる不飽和アミド60〜9
9モル%とN‐ビニルイミダゾール40〜1モル%との
共重合体の架橋化物から成るpH感応性、感熱性マイク
ロビーズ、及び前記割合の単量体混合物に架橋性単量体
を加え、これらを含む水溶液に界面活性剤を臨界ミセル
濃度以上の濃度で添加し、その曇点以上の温度でミセル
内で共重合を行い、前記マイクロビーズを製造する方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なpH感応
性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法に関するも
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、pH及び熱
の両方に感応し、それらの変化に応じて粒径が変化し、
機能材料として有用なpH感応性、感熱性マイクロビー
ズ、及びこのマイクロビーズを効率よく製造する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱の変化に応じて粒径が変化する
感熱性マイクロビーズは、機能材料として、例えば診断
用マイクロビーズ、徐放化製剤、吸着剤、化粧品などへ
の用途が期待され、注目されている。
【0003】このような感熱性マイクロビーズとして
は、例えばN‐イソプロピルアクリルアミドを架橋性単
量体であるN,N′‐メチレンビスアクリルアミドの存
在下で重合させて得られたマイクロゲルビーズなどが知
られている。そして、このマイクロゲルビーズは、例え
ば(1)有機溶媒と界面活性剤の存在下で行われる逆相
懸濁重合法[「マクロモレキュルズ(Macromol
ecules)」第20巻,第1342ページ(198
7年)]、(2)水中での沈殿重合法[「コロイド&ポ
リマー・サイエンス(Colloid & Polym
er Science)」第270巻,第53ページ
(1992年)]及び(3)臨界ミセル濃度以上の濃度
の界面活性剤水溶液中で重合を行う方法[特公平7−3
5402号公報、「ビュレタン・オブ・リサーチ イン
スティチュート・オブ・ポリマー・アンド・テキスタイ
ルズ(Bull.Res.Inst.Polymer
& Textiles)」第167巻,第67〜80ペ
ージ(1991年)]などにより製造されている。
【0004】しかしながら、これらの方法で得られた従
来のマイクロビーズは、温度の変化に応じて粒径が変化
する感熱性マイクロビーズであって、pHの変化に応じ
て粒径が変化するpH感応性の機能は有していない。p
H及び熱の両方に対して感応するマイクロビーズを開発
できれば、機能材料として、さらに用途の拡大が期待で
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、pH及び熱の両方に対して感応し、それ
らの変化に応じて粒径が変化するpH感応性、感熱性マ
イクロビーズ、及びこのものを効率よく製造する方法を
提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、各種条件に
応じて粒径が変化するマイクロビーズを開発すべく種々
研究を重ねた結果、アクリルアミド又はメタクリルアミ
ドのN置換体とN‐ビニルイミダゾールとの共重合体の
架橋化物から成るマイクロビーズはpH条件又は温度条
件を変えることによって、その粒径を変化しうることを
見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0007】すなわち、本発明は、一般式
【化5】 (式中のR1は水素原子又はメチル基、R2及びR3の少
なくとも一方はアルキル基又はアルコキシアルキル基で
あり、残りは水素原子である)で表わされる不飽和アミ
ドの中から選ばれた少なくとも1種の単量体60〜99
モル%と、一般式
【化6】 (式中のR4、R5及びR6はそれぞれ水素原子又はアル
キル基であり、それらはたがいに同一であってもよい
し、異なっていてもよい)で表わされるN‐ビニルイミ
ダゾールの中から選ばれた少なくとも1種の単量体40
〜1モル%の共重合体の架橋化物から成るpH感応性、
感熱性マイクロビーズを提供するものである。
【0008】前記pH感応性、感熱性マイクロビーズ
は、例えば、前記一般式(I)で表わされる不飽和アミ
ドの中から選ばれた少なくとも1種の単量体と前記一般
式(II)で表わされるN‐ビニルイミダゾールの中か
ら選ばれた少なくとも1種の単量体と、2個のビニル基
をもつ化合物の中から選ばれた少なくとも1種の架橋剤
とを含む水溶液に、界面活性剤を臨界ミセル濃度以上の
濃度で添加し、その曇点以上の温度でかきまぜながらミ
セル内共重合を行わせることにより、製造することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のマイクロビーズは、前記
一般式(I)で表わされる不飽和アミドと一般式(I
I)で表わされるN‐ビニルイミダゾールとの共重合体
の架橋化物から成るものであって、前記不飽和アミドと
N‐ビニルイミダゾールとの割合は、不飽和アミドが6
0〜99モル%、好ましくは70〜95モル%の範囲、
N‐ビニルイミダゾールが40〜1モル%、好ましくは
30〜5モル%の範囲である。N‐ビニルイミダゾール
の量が1モル%未満ではpH感応性が充分に発揮されな
いし、40モル%を超えると感熱性が不十分になる。
【0010】また、不飽和アミドとN‐ビニルイミダゾ
ールとの共重合体の架橋化物とは、この共重合体が、2
個のビニル基をもつ化合物を介して網目状に架橋した構
造を有するものである。
【0011】本発明のマイクロビーズは、pH及び熱の
両方の変化に応じて粒径が変化する特性を有している。
すなわち、pHをアルカリ性から酸性に変化させると粒
径が増大し、また、温度を下げていくとある温度以下で
粒径が急激に増大する。本発明のマイクロビーズの大き
さは、製造条件により異なるが、光子相関分光法により
求めた流体力学的直径(Ds)が、通常中性において、
膨潤状態で70〜1000nm程度、収縮状態で30〜
300nm程度である。
【0012】前記一般式(I)で表わされる不飽和アミ
ドにおいて、R2及びR3のうちのアルキル基としては、
炭素数1〜10の直鎖状、分枝状、環状のアルキル基が
好ましく挙げられる。このようなものとしては、例えば
メチル基、エチル基、n‐プロピル基、イソプロピル
基、n‐ブチル基、イソブチル基、sec‐ブチル基、
tert‐ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。また、R
2及びR3のうちのアルコキシアルキル基としては、炭素
数2〜10の直鎖状、分枝状、環状のアルコキシアルキ
ルが好ましく挙げられる。このようなものとしては、例
えばメトキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシプ
ロピル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、エト
キシプロピル基、イソプロポキシメチル基、イソプロポ
キシエチル基、イソプロポキシプロピル基、シクロプロ
ポキシメチル基、2,2‐ジメトキシエチル基、1‐メ
チル‐2‐メトキシエチル基、1‐メトキシメチルプロ
ピル基、メトキシエトキシプロピル基などが挙げられ
る。このR2及びR3はたがいに同一であってもよいし、
異なっていてもよく、また、たがいに結合して窒素原子
をヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。
【0013】このような一般式(I)で表わされる不飽
和アミドの例としては、N‐エチルアクリルアミド、N
‐n‐プロピルアクリルアミド、N‐イソプロピルアク
リルアミド、N‐シクロプロピルアクリルアミド、N,
N‐ジエチルアクリルアミド、N‐メチル‐N‐エチル
アクリルアミド、N‐メチル‐N‐n‐プロピルアクリ
ルアミド、N‐メチル‐N‐イソプロピルアクリルアミ
ド、N‐アクリロイルピペリジン、N‐アクリロイルピ
ロリジン、N‐アクリロイルモルホリン、N‐メトキシ
プロピルアクリルアミド、N‐エトキシプロピルアクリ
ルアミド、N‐イソプロポキシプロピルアクリルアミ
ド、N‐エトキシエチルアクリルアミド、N‐(2,2
‐ジメトキシエチル)‐N‐メチルアクリルアミド、N
‐1‐メチル‐2‐メトキシエチルアクリルアミド、N
‐1‐メトキシメチルプロピルアクリルアミド、N‐ジ
(2‐メトキシエチル)アクリルアミド、N‐2‐メト
キシエチル‐N‐n‐プロピルアクリルアミド、N‐2
‐メトキシエチル‐N‐エチルアクリルアミド、N‐メ
トキシエトキシプロピルアクリルアミドなど、及びこれ
らのアクリルアミド誘導体に対応するメタクリルアミド
誘導体を挙げることができる。これらの不飽和アミドは
単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0014】一方、前記一般式(II)で表わされるN
‐ビニルイミダゾールにおける、R4、R5及びR6のアル
キル基としては、炭素数1〜3の直鎖状、分枝状、環状
のアルキル基が好ましい。このようなものとしては、例
えばメチル基、エチル基、n‐プロピル基、イソプロピ
ル基、シクロプロピル基などが挙げられる。このR4
5及びR6はたがいに同一であってもよいし、異なって
いてもよい。このような一般式(II)で表わされるN
‐ビニルイミダゾールの例としては、1‐ビニルイミダ
ゾール、1‐ビニル‐2‐メチルイミダゾール、1‐ビ
ニル‐2,4‐ジメチルイミダゾールなどを挙げること
ができる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
【0015】また、共重合体間に架橋を形成させるため
の架橋剤としては、2個のビニル基をもつ化合物が用い
られるが、このような化合物としては、例えばN,N′
‐メチレンビスアクリルアミド、1,4‐ジアクロイル
ピペラジン、ジビニルベンゼンなどを挙げることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
【0016】本発明のマイクロビーズは、例えば以下の
方法に従って製造することができる。まず、前記一般式
(I)で表わされる不飽和アミドの所定量と一般式(I
I)で表わされるN‐ビニルイミダゾールの所定量と、
2個のビニル基をもつ化合物から成る架橋剤を含む水溶
液を調製する。この際、反応媒体として用いられる水は
イオン交換水、蒸留水、上水などが用いられる。
【0017】この際の不飽和アミドとN‐ビニルイミダ
ゾールとの使用割合は、所望のマイクロビーズの物性に
応じて選択されるが、通常、前者が70〜95モル%、
後者が30〜5モル%の範囲内で選ばれる。また架橋剤
の量は、通常単量体の合計量に対し、0.01〜50モ
ル%の範囲である。
【0018】次に、この水溶液に、界面活性剤を臨界ミ
セル濃度以上の濃度で添加し、均一な水溶液を調製す
る。この界面活性剤としては、カチオン性、アニオン性
のいずれでもよく、また場合によってはそれ以外のもの
を用いることもできる。このカチオン性界面活性剤とし
ては、トリメチルステアリルアンモニウムクロリド、ト
リメチルセチルアンモニウムクロリド、トリメチルセチ
ルアンモニウムブロミド、トリメチル‐n‐テトラデシ
ルアンモニウムクロリドなど、疎水基として、炭素数1
2以上の長鎖を有するものが挙げられる。これらのカチ
オン性界面活性剤は単独で用いてもよいし、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。また、アニオン性界面活性
剤の例としては、ハードドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ソフトドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、4‐n‐オクチルベンゼンスルホン酸ナトリウムな
どのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ノニルフェノール
硫酸エステルナトリウム塩などの硫酸エステル塩、さら
にはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシル硫
酸ナトリウムなど、炭素数12以上の疎水基を有するも
のが挙げられる。これらのアニオン性界面活性剤は単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0019】重合を開始する方法としては、従来公知の
方法、例えば放射線又は電子線を照射する方法、ラジカ
ル重合開始剤の存在下に加熱する方法、光増感剤の存在
下に光照射する方法などを用いることができるが、これ
らの方法の中でラジカル重合開始剤の存在下に加熱する
方法が好ましい。ラジカル重合開始剤としては、水溶性
のものであればよく、特に制限されず、例えば過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、tert‐
ブチルヒドロペルオキシドなど、あるいは亜硫酸塩、亜
硫酸水素塩、硝酸第二セリウムアンモニウムなどのレド
ックス系開始剤、2,2′‐アゾビス‐2‐アミジノプ
ロパン塩酸塩、2,2′‐アゾビス‐2,4‐ジメチル
バレロニトリル、4,4′‐アゾビス‐4‐シアノバレ
リン酸及びその塩などのアゾ化合物などを用いることが
できる。これらのラジカル重合開始剤は単独で用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
その使用量は、単量体の合計量に対して、通常0.01
〜10重量%、好ましくは0.05〜8重量%の範囲で
ある。また、重合温度は、使用する単量体及び開始剤の
種類により異なるが、通常0〜100℃の範囲で、かつ
重合で生成する高分子水溶液の曇点以上の温度であるこ
とが必要である。この重合反応はかきまぜながら行うこ
とが必要である。
【0020】このようにすると、共重合反応が分散され
たミセル内で起こり、架橋構造を有する共重合体エマル
ションが効率よく得られる。重合終了後、限外ろ過や透
析などにより、界面活性剤及び未反応単量体を除去する
ことにより、所望のpH感応性、感熱性マイクロビーズ
を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のマイクロビーズは、pH及び熱
の両方に対して感応し、それらの変化に応じて粒径が変
化する特性を有しており、機能材料として、例えば診断
用マイクロビーズ、徐放化製剤、吸着剤、化粧品などに
有用である。また、本発明方法によると、このpH感応
性、感熱性マイクロビーズを効率よく製造することがで
きる。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、得られたマイクロビーズの粒
径については、その流体力学的直径(Ds)を以下に示
す光子相関分光法により求めた。
【0023】すなわち、マイクロビーズ分散液を2〜5
倍に希釈し、5μmのフィルターを通して、1×1×5
cmの光散乱用セルに移した。セルの温度は15〜70
℃の範囲で制御した。ディジタル・コリレータによって
得られた時間相関関数を、キュムラントの方法でフィッ
トさせた。得られた平均の拡散定数から、Einste
in−Stokesの式により、流体力学的直径(D
s)を求めた。また、測定装置としては、大塚電子
(株)製LPA3000/3100を用いた。
【0024】実施例1 キャピラリー栓を付けたU字管付500mlの三角フラ
スコ中に、蒸留水200g、N‐イソプロピルアクリル
アミド8.51g(0.0753モル)、1‐ビニルイ
ミダゾール0.37g(0.0041モル)、N,N′
‐メチレンビスアクリルアミド0.12g(0.000
8モル)及びハードドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.70gを加え、窒素ガスを30分間激しく通じ
た。次いで、過硫酸アンモニウム0.05gを加え、窒
素気流下にかきまぜながら、60℃に加熱して重合を開
始した。60℃で2時間重合を行ったのち、空気を吹き
込んで重合を停止し、共重合体エマルションを形成させ
た。
【0025】このようにして得られた共重合体はミセル
内に存在するので、透析膜を用い純水に対して透析を4
日間行い、界面活性剤及び未反応単量体が完全に除去さ
れたpH6.5前後の共重合体マイクロビーズ分散液を
得た。この分散液中の共重合体マイクロビーズ含有量は
4.3重量%であり、また共重合体におけるN‐イソプ
ロピルアクリルアミド単位と1‐ビニルイミダゾール単
位とのモル比は95:5であった。
【0026】次に、このマイクロビーズ分散液の一部を
とり、0.1モル塩酸を加えて側鎖イミダゾリル基が解
離状態であるpH2.9に調整し、また0.1モル水酸
化ナトリウム水溶液を加えて側鎖イミダゾリル基を未解
離状態にし、蒸留水で希釈してpH8.9に調整し、酸
性、中性及びアルカリ性の3種のマイクロビーズ分散液
を得た。これら3種のマイクロビーズ分散液について、
20〜50℃の範囲で温度を変化させ、各温度における
マイクロビーズの流体力学的直径(Ds)を求めた。結
果を表1に示す。
【0027】実施例2 実施例1において、N‐イソプロピルアクリルアミドの
量を8.45g(0.0748モル)に、1‐ビニルイ
ミダゾールの量を0.75g(0.008モル)に変え
た以外は、実施例1と同様にして、pH6.5の共重合
体マイクロビーズ分散液を得た。この共重合体における
N‐イソプロピルアクリルアミド単位と1‐ビニルイミ
ダゾール単位とのモル比は90:10であった。
【0028】このマイクロビーズ分散液を用い、実施例
1と同様にして得られた酸性、中性、アルカリ性の3種
のマイクロビーズ分散液について、20〜50℃の範囲
で温度を変化させ、各温度におけるマイクロビーズの流
体力学的直径(Ds)を求めた。結果を表1に示す。
【0029】実施例3 実施例1において、N‐イソプロピルアクリルアミドの
量を8.12g(0.0719モル)に、1‐ビニルイ
ミダゾールの量を2.28g(0.0253モル)に変
えた以外は、実施例1と同様にして、pH6.5の共重
合体マイクロビーズ分散液を得た。この共重合体におけ
るN‐イソプロピルアクリルアミド単位と1‐ビニルイ
ミダゾール単位とのモル比は70:30であった。
【0030】このマイクロビーズ分散液を用い、実施例
1と同様にして得られた酸性、中性、アルカリ性の3種
のマイクロビーズ分散液について、20〜50℃の範囲
で温度を変化させ、各温度におけるマイクロビーズの流
体力学的直径(Ds)を求めた。結果を表1に示す。
【0031】比較例 実施例1において、N‐イソプロピルアクリルアミドの
量を8.96gに変え、かつ1‐ビニルイミダゾールを
用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして、pH
6.5の重合体マイクロビーズ分散液を得た。このマイ
クロビーズ分散液を用い、実施例1と同様にして得られ
た酸性、中性、アルカリ性の3種のマイクロビーズ分散
液について、20〜50℃の範囲で温度を変化させ、各
温度におけるマイクロビーズの流体力学的直径(Ds)
を求めた。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】[注] 重合体におけるN‐イソプロピル
アクリルアミド単位と1‐ビニルイミダゾール単位との
モル比は、比較例=100:0、実施例1=95:5、
実施例2=90:10、実施例3=70:30である。
【0034】表1から分かるように、本発明のマイクロ
ビーズはpH及び熱の両方に対して感応するのに対し、
比較例のマイクロビーズは熱に対して感応するものの、
pHに対してはほとんど感応しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08F 226/06 C08F 226/06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中のR1は水素原子又はメチル基、R2及びR3の少
    なくとも一方はアルキル基又はアルコキシアルキル基で
    あり、残りは水素原子である)で表わされる不飽和アミ
    ドの中から選ばれた少なくとも1種の単量体60〜99
    モル%と、一般式 【化2】 (式中のR4、R5及びR6はそれぞれ水素原子又はアル
    キル基であり、それらはたがいに同一であってもよい
    し、異なっていてもよい)で表わされるN‐ビニルイミ
    ダゾールの中から選ばれた少なくとも1種の単量体40
    〜1モル%の共重合体の架橋化物から成るpH感応性、
    感熱性マイクロビーズ。
  2. 【請求項2】 一般式 【化3】 (式中のR1は水素原子又はメチル基、R2及びR3の少
    なくとも一方はアルキル基又はアルコキシアルキル基で
    あり、残りは水素原子である)で表わされる不飽和アミ
    ドの中から選ばれた少なくとも1種の単量体と、一般式 【化4】 (式中のR4、R5及びR6はそれぞれ水素原子又はアル
    キル基であり、それらはたがいに同一であってもよい
    し、異なっていてもよい)で表わされるN‐ビニルイミ
    ダゾールの中から選ばれた少なくとも1種の単量体と、
    1分子中に2個のビニル基をもつ化合物の中から選ばれ
    た少なくとも1種の架橋剤とを含む水溶液に、界面活性
    剤を臨界ミセル濃度以上の濃度で添加し、その曇点以上
    の温度でかきまぜながらミセル内共重合を行わせること
    を特徴とするpH感応性、感熱性マイクロビーズの製造
    方法。
JP23870096A 1996-09-10 1996-09-10 pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2884069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23870096A JP2884069B2 (ja) 1996-09-10 1996-09-10 pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23870096A JP2884069B2 (ja) 1996-09-10 1996-09-10 pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1087751A true JPH1087751A (ja) 1998-04-07
JP2884069B2 JP2884069B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=17033999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23870096A Expired - Lifetime JP2884069B2 (ja) 1996-09-10 1996-09-10 pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2884069B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513093A (ja) * 1999-11-05 2003-04-08 ベーイーオー・メリュー 複合ナノスフェアおよびそれらの生体分子との複合体
CN101838375A (zh) * 2010-04-23 2010-09-22 东华大学 温度和pH值双重刺激响应性智能聚合物微囊及其制备
JP2011246507A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hymo Corp 高濃度かつ分離安定性の高い感温性微粒子ゲル分散液およびその製造方法
JP2011246508A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hymo Corp 填料処理剤およびそれにより処理した填料を含有する紙
KR20180114640A (ko) * 2017-04-11 2018-10-19 단국대학교 천안캠퍼스 산학협력단 pH-온도 감응성 공중합체 및 이를 이용한 소장 표적 약물 전달체

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513093A (ja) * 1999-11-05 2003-04-08 ベーイーオー・メリュー 複合ナノスフェアおよびそれらの生体分子との複合体
JP4980532B2 (ja) * 1999-11-05 2012-07-18 ベーイーオー・メリュー 複合ナノスフェアおよびそれらの生体分子との複合体
CN101838375A (zh) * 2010-04-23 2010-09-22 东华大学 温度和pH值双重刺激响应性智能聚合物微囊及其制备
CN101838375B (zh) 2010-04-23 2012-12-05 东华大学 温度和pH值双重刺激响应性智能聚合物微囊及其制备
JP2011246507A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hymo Corp 高濃度かつ分離安定性の高い感温性微粒子ゲル分散液およびその製造方法
JP2011246508A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hymo Corp 填料処理剤およびそれにより処理した填料を含有する紙
KR20180114640A (ko) * 2017-04-11 2018-10-19 단국대학교 천안캠퍼스 산학협력단 pH-온도 감응성 공중합체 및 이를 이용한 소장 표적 약물 전달체

Also Published As

Publication number Publication date
JP2884069B2 (ja) 1999-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chambon et al. Facile synthesis of methacrylic ABC triblock copolymer vesicles by RAFT aqueous dispersion polymerization
CN100393760C (zh) pH及温度双重敏感性纳米水凝胶及其制备方法
Zhu et al. Preparation and characterization of nanosized P (NIPAM-MBA) hydrogel particles and adsorption of bovine serum albumin on their surface
CN111363169A (zh) 一种pH敏感型水凝胶的制备方法
Suchao-In et al. pH-and thermo-multi-responsive fluorescent micelles from block copolymers via reversible addition fragmentation chain transfer (RAFT) polymerization
JP3240144B2 (ja) マルチモードエマルジョン及びマルチモードエマルジョンの製造法
CN110511322B (zh) 一种快速葡萄糖响应的互穿网络聚合物微凝胶及其制备方法
Gao et al. Influence of secondary components on the synthesis of self-cross-linked N-isopropylacrylamide microgels
JP2884069B2 (ja) pH感応性、感熱性マイクロビーズ及びその製造方法
CN104945558A (zh) 一种多重响应性聚合物中空微凝胶的制备方法
Chen et al. Preparation of pH-sensitive nanoparticles of poly (methacrylic acid)(PMAA)/poly (vinyl pyrrolidone)(PVP) by ATRP-template miniemulsion polymerization in the aqueous solution
JP3513479B2 (ja) 高温低粘度低温高粘度型感温性高分子材料
Omi et al. Synthesis of monodisperse polymeric microspheres including polyimide prepolymer by using SPG emulsification technique
Tian et al. Preparation of temperature‐and pH‐sensitive, stimuli‐responsive poly (N‐isopropylacrylamide‐co‐methacrylic acid) nanoparticles
JP2945966B2 (ja) pH感応性、感熱性マイクロビーズの製造方法
JP3101714B1 (ja) 可逆的な親水性−疎水性変化を示す共重合体及びその製造方法
JP3069633B2 (ja) pH感応性、感熱性マイクロビーズの製造方法
JP4908758B2 (ja) 皮膚及び髪組成物用ビニルアミドポリマー組成物の製造方法
JP4009752B2 (ja) 狭い粒径分布を有する自己活性化ポリマー粒子及びその製造方法
JP4286448B2 (ja) 重合方法および生成物ならびに生成物の使用
JPH041202A (ja) 感熱特性を有する微細なポリマービーズの製造方法
Lim et al. Advances and challenges in the design and synthesis of molecularly imprinted microspheres
JP2991241B2 (ja) 超高分子量の感熱性ポリアクリルアミド系誘導体の製造方法
JP3520316B2 (ja) 感熱性ゲルマイクロビーズ及びその製造方法
JP3066464B2 (ja) 感熱性離水剤及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term