JPH1087769A - 樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物 - Google Patents

樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物

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JPH1087769A
JPH1087769A JP26119296A JP26119296A JPH1087769A JP H1087769 A JPH1087769 A JP H1087769A JP 26119296 A JP26119296 A JP 26119296A JP 26119296 A JP26119296 A JP 26119296A JP H1087769 A JPH1087769 A JP H1087769A
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JP
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meth
acrylate
resin
epoxy
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JP26119296A
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English (en)
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Satoru Mori
哲 森
Minoru Yokoshima
実 横島
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水、希アルカリ水溶液又は有機溶剤で現像がで
き、パターン精度が良好で、加熱焼成後の有機物の残渣
が少なく、密着性に優れたカラーフィルター用等の樹脂
組成物、フィルム及びその硬化物を提供する。 【解決手段】分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結
合とカルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任
意成分として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であ
るエポキシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基
酸無水物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、
希釈剤(B)、光重合開始剤(C)、無機顔料(D)及
びガラス粉(E)を含有することを特徴とする樹脂組成
物、フィルム及びその硬化物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イ及び蛍光表示管等に用いるカラーフィルター等の製造
工程において好適に用いられ、紫外線による露光、水又
は希アリカリ水溶液による現像後に400〜1000℃
で焼成することによりカラーフィルター等を形成する樹
脂組成物、そのフィルム、その硬化物及び焼成成型物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイ等の自発光
型ディスプレイにおいて、その発光特性を最適化するた
めにカラーフィルターを用いる方式が検討されている。
このカラーフィルターは放電空間にさらされたり、放電
に伴い加熱されたりすることもあるため、堅牢性の高い
無機質で構成する必要がある。そこで、無機顔料と低融
点ガラスから成るペーストをスクリーン印刷等で印刷
し、焼成することによりカラーフィルターを形成するも
のが知られているが、高密度、細線パターン化には対応
できない。そこで、感光性樹脂を用いたフォトプロセス
が検討されているが、高精細化、高感度化が困難であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の樹脂組成物
は、上記の欠点を改良し、高感度で細密パターンの作成
が可能で紫外線で硬化後、水又はアルカリ水溶液で現像
し、良好なカラーフィルター等を形成する樹脂組成物及
びその硬化物を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、[1]分子中
に少なくとも2個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹
脂(a)と1分子中に不飽和2重結合とカルボキシル基
を1つずつ有する化合物(b)と任意成分として飽和モ
ノカルボン酸(c)との反応物であるエポキシ(メタ)
アクリレートと必要に応じて多塩基酸無水物(d)を反
応させた不飽和基含有樹脂(A)、希釈剤(B)、光重
合開始剤(C)、無機顔料(D)及びガラス粉(E)を
含有することを特徴とする樹脂組成物、[2]カラーフ
ィルター用の上記[1]記載の樹脂組成物、[3]上記
[1]及び[2]記載の樹脂組成物から成るフィルム、
[4]上記[1]、[2]及び[3]記載の樹脂組成物
の硬化物、[5]上記[4]記載の硬化物を焼成して得
られる抵抗体、導体、蛍光体及び隔壁、に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる樹脂(A)は、1分子中に2個以上のエ
ポキシ基を有する化合物(a)と1分子中に不飽和2重
結合とカルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)及
び必要に応じて飽和カルボン酸(c)を反応させ、必要
に応じて多塩基酸無水物(d)を反応させて得られる樹
脂である。
【0006】1分子中に2個以上のエポキシ基を有する
化合物(a)の具体例としては、例えば、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(例えば、油化シェルエポキシ
(株)製、エピコート828、エピコート1001、エ
ピコート1002、エピコート1004等)、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂のアルコール性水酸基とエピク
ロルヒドリンの反応により得られるエポキシ樹脂(例、
日本化薬(株)製、NER−1302、エポキシ当量3
23、軟化点76℃)、ビスフェノールF型樹脂(例、
油化シェルエポキシ(株)製、エピコート807、EP
−4001、EP−4002、EP−4004等)、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂のアルコール性水酸基と
エピクロルヒドリンの反応により得られるエポキシ樹脂
(例、日本化薬(株)製、NER−7406、エポキシ
当量350、軟化点66℃)、ビスフェノールS型エポ
キシ樹脂、ビフェニルグリシジルエーテル(例、油化シ
ェルエポキシ(株)製、YX−4000)、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂(例、日本化薬(株)製、E
PPN−201、油化シェルエポキシ(株)製、EP−
152、EP−154、ダウケミカル(株)製、DEN
−438)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(例、日本化薬(株)、EOCN−102S、EOCN
−1020、EOCN−104S)、トリグリシジルイ
ソシアヌレート(日産化学(株)製、TEPIC)、ト
リスフェノールメタン型エポキシ樹脂(日本化薬(株)
製、EPPN−501、EPN−502,EPPN−5
03)、フルオレンエポキシ樹脂(例、新日鐵化学
(株)製、カルドエポキシ樹脂、ESF−300)、脂
環式エポキシ樹脂(ダイセル化学工業(株)製、セロキ
サイド2021P、セロキサイドEHPE)等が挙げら
れる。
【0007】(a)の他の例としては共重合型エポキシ
樹脂が挙げられる。共重合型のエポキシ樹脂としては、
例えばグリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロイルメチルシクロヘキセンオキサイド、ビニルシク
ロヘキセンオキサイド等の1分子中にエポキシ基とエチ
レン性不飽和基を1つずつ有する化合物とこれら以外の
1官能エチレン性不飽和基含有化合物(例えば、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、(メタ)アクリル酸、スチレン、フェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、α−メチルスチレン、グリセリンモノ(メタ)アク
リレート、一般式(1)
【0008】
【化1】
【0009】(式中R1 は水素、又はエチル基、R2
水素又はC1〜C6のアルキル基であり、nは2〜23
の整数である)から選ばれる一種又は二種以上とを反応
させて得られた共重合体が挙げられる。具体的には日本
油脂(株)製、CP−15、CP−30、CP−50、
CP−20SA、CP−510SA、CP−50S、C
P−50M、CP−20MA等)が例示される。又式
(1)の化合物としては例えばジエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、メトキシテトラエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、等のアルコ
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等が
挙げられる
【0010】上記共重合型エポキシ樹脂の分子量は約1
000〜200000が好ましい。1分子中にエポキシ
基とエチレン性不飽和基を1つずつ有する化合物の使用
量は、共重合型エポキシ樹脂に使用する不飽和単量体全
量に対して10〜70重量%が好ましく、特に好ましく
は20〜50重量%である。
【0011】水で現像が可能なタイプの共重合型エポキ
シ樹脂を得る場合、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト及び/又は一般式(1)の化合物は、重合体に使用す
る不飽和単量体全量に対して30重量%以上、特に好ま
しくは50重量%以上を配合するのが望ましい。
【0012】前記共重合型エポキシ樹脂は、公知の重合
方法、例えば、溶液重合やエマルジョン重合等によって
得られる。溶液重合を用いる場合について説明すれば、
エチレン性不飽和単量体混合物を、適用な有機溶剤中で
重合開始剤を添加して窒素気流下に好ましくは50〜1
00℃で加熱攪拌する方法によって重合させる。前記有
機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、2−
ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等のア
ルコール類、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等
のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、
カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール
類、プロピレングリコールメチルエーテル等のプロピレ
ングリコールアルキルエーテル類、ジプロピレングリコ
ールメチルエーテル等のポリピロピレングリコールアル
キルエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブ
アセテート、プロピレングリコールモノメチルアセテー
ト等の酢酸エステル類、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳
酸エステル類、ジアルキルグリコールエーテル類等が挙
げられる。されらの有機溶剤は単独又は混合して用いる
ことかできる。
【0013】重合開始剤としては、例えば、過酸化ベン
ゾイル等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ化合物を用いることができる。
【0014】1分子中に不飽和2重結合とカルボキシル
基を1つずつ有する化合物(b)としては、(メタ)ア
クリル酸、水酸基含有(メタ)アクリレート(例えば、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタン
ジオールモノ(メタ)アクリレート等)と多カルボン酸
化合物の酸無水物(例えば、無コハク酸、無水マレイン
酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸等)の反応物であるハーフエステル
等が例示される。
【0015】飽和モノカルボン酸(c)の具体例として
は、例えば、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ヒドロ
キシピバリン酸、ジメチロールプロピオン酸、安息香
酸、ヒドロキシ安息香酸等を挙げることができる。
【0016】上記エポキシ樹脂(a)のエポキシ基1当
量に対して化合物(b)と任意成分としての飽和モノカ
ルボン酸(c)は0.5〜1.1当量を反応させるのが
好ましい。又、必要に応じて反応溶剤を用いてもよく、
例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノール、2−ブタノール、ヘ
キサノール、エチレングリコール等のアルコール類、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、カルビトール、ブ
チルカルビトール等のカルビトール類、プロピレングリ
コールメチルエーテル等のプロピレングリコールアルキ
ルエーテル類、ジプロピレングリコールメチルエーテル
等のポリピロピレングリコールアルキルエーテル類、酢
酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、プロピ
レングリコールモノメチルアセテート等の酢酸エステル
類、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類、ジア
ルキルグリコールエーテル類等が挙げられる。これらの
有機溶剤は単独又は混合して用いることかできる。
【0017】反応を促進させるために反応触媒としてト
リフェニルホスフィン、トリフェニルスチビン、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアン
モニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウム
クロライド、等の塩基性化合物を反応液中に0.1〜1
%添加するのが好ましい。反応中、重合を防止するため
に重合禁止剤(例えば、メトキシフェノール、メチルハ
イドロキノン、ハイドロキノン、フェノチアジン等)を
反応液中、0.05〜0.5%添加するのが好ましい。
反応温度は、90〜150℃、反応時間は、5〜40時
間が好ましい。
【0018】必要に応じて、このようにして得られたエ
ポキシ(メタ)アクリレートの水酸基1当量に対して多
カルボン酸化合物の酸無水物(d)(例えば、無コハク
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等)を好ましくは
無水物基0.2〜1.0当量反応させることができる。
反応温度は、90〜150℃、反応時間は、3〜30時
間が好ましい。
【0019】本発明では希釈剤(B)を使用する。
(B)成分の具体例としては、例えば、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレ
ート、アクリロイルモルホリン、水酸基含有(メタ)ア
クリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレー
ト等)と多カルボン酸化合物の酸無水物(例えば、無コ
ハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ
無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等)の反応物
であるハーフエステル,ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリエトキ
シトリ(メタ)アクリレート、グリセンポリプロポキシ
トリ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオ
ペングリコールのε−カプロラクトン付加物のジ(メ
タ)アクリレート(例えば、日本化薬(株)製、KAY
ARAD HX−220、HX−620、等)、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールとε−カプロラクトンの反応物のポリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールポリ
(メタ)アクリレート、モノ又はポリグリシジル化合物
(例えば、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、グリセリ
ンポリグリシジルエーテル、グリセリンポリエトキシグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパンポリエトキシポ
リグリシジルエーテル、等)と(メタ)アクリル酸の反
応物であるエポキシ(メタ)アクリレート、等の反応性
希釈剤(B−1)、エチレングリコールモノアルキルエ
ーテル類、エチレングリコールジアルキルエーテル類、
ジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、エチレングリコールモノアリールエーテル類、ポリ
エチレングリコールモノアリールエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、酢酸エステル、酢酸ブチル等のエステル類、
トルエン、キシレン、ベンジルアルコール等の芳香族炭
化水素類、プロピレングリコールモノアルキルエーテル
類、ジプロピレングリコールジアルキルエーテル類、プ
ロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
γ−ブチロラクトン、ソルベントナフサ等の有機溶剤類
(B−2)等を挙げることができる。希釈剤は、単独で
用いても良く、2種類以上を混合して用いても良い。
【0020】光重合開始剤(C)の具体例としては、例
えば、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロク
チキキサントン、イソプロピルチオキサントン、2−メ
チル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モル
フォリノ−プロパン−1,2−ベンジル−2−ジメチル
アミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブタ
ノン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルスルフ
ィド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホ
スフィンオキサイド、ミヒラーズケトン、ベンジルジメ
チルケタール、2−エチルアンスラキノン等を挙げるこ
とができる。又、これら光重合開始剤(B)の促進剤と
しての光重合促進剤(例えば、N,N−ジメチルアミノ
安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルアミノ安息
香酸イソアミルエステル等のアミン類)を併用すること
もできる。
【0021】無機顔料(D)の具体例としては、好まし
くは粒径が10μm以下である、亜鉛華、鉛白、塩基性
硫酸鉛、硫酸鉛、リポトン、硫化亜鉛、酸化チタン、酸
化アンチモン、カーボンブラック、アセチレンブラッ
ク、ランプブラック、ボーンブラック、黒鉛、鉄黒、ミ
ネラルブラック、シアニンブラック、黄鉛、亜鉛黄、ク
ロム酸バリウム、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、黄
土、チタン黄、鉛シアナミド、鉛酸カルシウム、赤口黄
鉛、クロムバーミリオン、酸化鉄、アンバー、パーマネ
ントブラウンFG、パラブラウン、べんがら、鉛丹、銀
朱、カドミウムレッド、カドミウムマーキュリレッド、
アンチモン朱、コバルト紫、マンガン紫、群青、紺青、
コバルトブルー、セルリアンブルー、呉須、クロムグリ
ーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ビリジアン、エメ
ラルドグリーン、コバルトグリーン、硫化亜鉛、珪酸亜
鉛、硫化亜鉛カドミウム、硫化カルシウム、硫化ストロ
ンチウム及びタングステン酸カルシウム等を挙げること
ができる。又これら無機顔料は2種以上を混合すること
もできる。
【0022】ガラス粉(E)としては、平均粒径が20
μm以下の低融点ガラスが好ましい。これらガラス粉
は、カップリング剤又はポリマー等により表面処理され
ていてもよい。
【0023】本発明の樹脂組成物は、(A)、(B)、
(C)、(D)及び(E)の各成分を溶解、混合、混練
することにより調製することができる。本発明の樹脂組
成物中、各成分の使用割合は以下のようにすることがで
きる(%は重量%)。(A)+(B−1)+(C)の合
計した使用量は組成物に対して5〜60%が好ましく、
特に好ましくは10〜50%である。(D)+(E)成
分は、組成物中、40〜95%が好ましく、特に好まし
くは50〜90%であり、(D)と(E)の比率は、
(D)が5〜95%、(E)が5〜95%である。
(A)+(B−1)+(C)の合計量の中に占める各成
分の好ましい使用量は、(A)成分の使用量は、30〜
90%、(B−1)成分の使用量は、5〜65%、
(C)成分の使用量は、5〜30%である。有機溶剤
(B−2)の使用量は、本発明の組成物を使用するため
に適当な粘度調整等の目的のために任意の割合で使用す
ることができる。
【0024】本発明の樹脂組成物には、その性能を阻害
しない範囲で、レベリング剤、消泡剤、カップリング
剤、重合禁止剤、ワックス類、その他等を使用すること
もできる。
【0025】本発明の樹脂組成物は、前述のように抵抗
体用組成物、螢光体用樹脂組成物、隔壁用樹脂組成物、
導体回路用樹脂組成物として用いることができ、これら
は、スクリーン印刷、カーテンフローコート、スプレー
コート等の方法により、各種基板(例えば、ガラス、セ
ラミック及び金属等)上の全面に塗布される。塗布膜厚
は、0.1μm〜50μmが好ましく、1〜10μmが
特に好ましい。塗布後、必要に応じて遠赤外線又は温風
により50〜250℃程度にプリベークし、有機溶剤を
除去した後、パターニングしたい部分だけ紫外線を通す
ようにしたネガマスクを用いて紫外線を露光する。紫外
線の露光量としては10〜10000mJ/cm 2 が好まし
い。次に液温10〜60℃の水又は希アルカリ水溶液で
スプレーなどの手段で現像を行ない、次いで、例えば、
400〜1000℃で1〜24時間、焼成しパターンを
形成する。
【0026】又、フィルムとして使用するときは本発明
の樹脂組成物を、例えば、ワイヤーバー方式、ディッピ
ング方式、スピンコート方式、グラビア方式及びドクタ
ーブレード方式等を用いて離型フィルム等に塗布し、必
要に応じて遠赤外線又は温風により50〜250℃で乾
燥し、さらに、必要に応じて離型フィルム等を張り付け
る。使用時は、離型フィルムをはがして基板に転写し、
上記と同様に露光、現像、焼成によりパターンを形成す
る。
【0027】
【実施例】以下、実施例1〜9により本発明を説明す
る。例中、部とは重量部を表す。表1及び2に示す組成
にしたがってカラーフィルター用樹脂組成物を調製し
た。得られた樹脂組成物をガイドを用いてガラス基板上
の全面に膜厚10μm(乾燥膜厚)で塗布し、80℃で
30分間プリベークした後、ネガフィルム(ライン/ス
ペ−ス=150μm/150μm)を接触させ超高圧水
銀灯により1500mJ/cm 2 照射し、次いで未露光部を
現像液(40℃)を用いてスプレー圧2kg/cm 2で2分
間現像した。現像後、空気中、500℃で1時間焼成
し、隔壁及び蛍光体パターンを形成した。パターン中の
残存樹脂分、現像性、現像後のパターンの状態、焼成後
のガラス基板との密着性を評価した。
【0028】合成例1 (反応物Aの合成例)かくはん装置及び冷却管のついた
丸底フラスコに、トリスフェノールメタン型エポキシ樹
脂(日本化薬(株)製、EPPN−503、エポキシ当
量200、軟化点83℃)200部、アクリル酸72
部、メチルハイドロキノン0.2部及びプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート169.1部を仕
込み、90℃に昇温、溶解した。ついで、60℃まで冷
却しトリフェニルホスフィン1.2部を仕込み、95℃
で32時間反応させた後、テトラヒドロ無水フタル酸1
12.6部を仕込み、95℃で15時間反応させ、固形
分酸価(mgKOH/g)100の不飽和基含有ポリカ
ルボン酸樹脂を得た。
【0029】合成例2 (反応物(A)の合成例)かくはん装置及び冷却管のつ
いた丸底フラスコに、共重合型エポキシ樹脂(日本油脂
(株)製、ブレンマーCP−50M、エポキシ当量31
0、平均分子量6000)310部、アクリル酸72
部、メチルハイドロキノン0.3部及びプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート244.5部を仕
込み、60℃に昇温、溶解した。ついで、60℃まで冷
却し、トリフェニルホスフィン1.8部を仕込み、95
℃で32時間反応させた後、無水こはく酸70部を仕込
み、95℃で15時間反応させ、固形分酸価(mgKO
H/g)80の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂を得
た。
【0030】(反応物(A)の合成例) 合成例3 グリセロールメタクリレート70部、グリシジルメタク
リレート30部、カルビトールアセテート100部、ベ
ンゾイルパーオキサイド3部を加え、窒素気流下に加熱
し、75℃において5時間重合を行ない、50%重合体
溶液を得た。次いで、この50%重合体溶液300部と
アクリル酸22.8部、メチルハイドロキノン0.16
部、トリフェニルホスフィン0.9部、カルビトールア
セテート250部とを混合溶解し、95℃で32時間反
応させ、反応物溶液を得た。反応物の平均分子量は約1
2万であった。
【0031】合成例4 テトラエチレングリコールモノメタクリレート50部、
グリシジルメタクリレート25部、メチルメタクリレー
ト25部、プロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート100部、アゾビスイソブチロニトリル2部を
加え窒素気流下に加熱し、75℃において5時間重合を
行ない、50%重合体溶液を得た。次いで、この50%
重合体溶液300部、アクリル酸19部、メチルハイド
ロキノン0.16部、トリフェニルホスフィン0.9
部、カルビトールアセテート250部とを混合溶解し、
95℃で32時間反応させ、反応物溶液を得た。反応物
の平均分子量は約8万であった。
【0032】合成例5 メトキシテトラエチレングリコールモノメタクリレート
70部、グリシジルメタクリレート30部、カルビトー
ルアセテート100部、ベンゾイルパーオキサイド3部
を加え、窒素気流下に加熱し、75℃で5時間重合を行
ない、50%重合体溶液を得た。次いで、この50%重
合体溶液300部、アクリル酸22.8部、メチルハイ
ドロキノン0.16部、トリフェニルホスフィン0.9
部、カルビトールアセテート250部とを混合溶解し、
95℃で32時間反応させ、反応物溶液を得た。反応物
の平均分子量約17万であった。
【0033】
【表1】 表1 実 施 例 1 2 3 4 合成例1で得た重合体 15.4 15.4 7.7 合成例2で得た重合体 15.4 7.7 KAYARAD PEG400DA *1 7 5 5 KAYARAD DPHA *2 2 KAYARAD DPCA−60 *3 2 7 KAYACURE DETX−S *4 2 2 2 2 KAYACURE EPA *5 2 2 2 2 カドミウムレッド 20 20 群青 20 20 低融点ガラス 20 20 20 20 プロピレングリコールモノメチルエーテル アセテート 15 15 15 15 残存有機物 (wt%) 0.1 0.1 0.05 0.05 現像性(1%炭酸ナトリウム水溶液) ○ ○ ○ ○ 現像後のパターンの状態 ○ ○ ○ ○ 密着性 ○ ○ ○ ○
【0034】
【表2】 表2 実 施 例 5 6 7 8 合成例3で得た重合体 22.7 17.0 合成例4で得た重合体 22.8 合成例5で得た重合体 20.0 テトラエチレングリコールジグリシジル エーテルのジアクリレート 2 2 11 8 KAYARAD PEG400DA 7 5 KAYARAD DPHA 2 2 KAYACURE DETX−S 2 2 2 2 KAYACURE EPA 2 2 2 2 カドミウムレッド 20 20 群青 20 20 低融点ガラス 20 20 20 20 プロピレングリコールモノメチルエーテル アセテート 20 20 20 20 残存有機物 (wt%) 0.2 0.3 0.1 0.15 現像性(水) ○ ○ ○ ○ 現像後のパターンの状態 ○ ○ ○ ○ 密着性 ○ ○ ○ ○
【0035】注 *1 KAYARAD PEG400DA:ポリエチレ
ングリコールジアクリレート(日本化薬(株)製) *2 KAYARAD DPHA:ジペンタエリスリト
ールペンタ及びヘキサアクリレート(日本化薬(株)
製) *3 KAYARAD DPCA−60:カプロラクト
ン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日
本化薬(株)製) *4 KAYACURE DETX−S:2,4−ジエ
チルチオキサントン(日本化薬(株)製) *5 KAYACURE EPA:日本化薬(株)製、
p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル
【0036】実施例9 実施例1の樹脂組成物を乾燥後の膜厚が30μmになる
ように離型フィルムに塗布し、80℃で30分乾燥しフ
ィルムを得た。このフィルムをガラス基板に転写し、ネ
ガフィルムを接触させ超高圧水銀灯により1500mJ/c
m 2 照射し、次いで、未露光部を1%炭酸ナトリウム水
溶液(40℃)でスプレー圧2kg/cm2で2分間現像し
た。現像後、空気中、500℃で1時間焼成し、隔壁パ
ターンを形成した。パターン中の残存樹脂分、現像性、
現像後のパターンの状態、焼成後のガラス基板との密着
性はすべて○であった。
【0037】(残存有機分):500℃で60分加熱焼
成後の重量減少分を測定 (現像性):有機溶剤系現像液で、液温40℃でスプレ
ー圧2kg/cm 2 で2分間現像し、以下の様に評価した ○・・・・完全に現像できた △・・・・わずかに残渣がある ×・・・・現像されない部分がある −・・・・パターンの一部又は全部がはがれている (現像後のパターンので状態): ○・・・・パターンは正確に維持されている △・・・・パターンの幅が細くなっている ×・・・・パターン部分の一部または、全部剥がれてい
る (密着性):セロテープ剥離試験を行なった ○・・・・全く剥がれない △・・・・極一部剥がれがある ×・・・・剥がれの部分が多い
【0038】実施例1〜9及び比較例の結果から明らか
なように、本発明の樹脂組成物、フィルム及びその硬化
物は、現像性に優れ、現像後のパターン精度が良好で、
焼成後の有機物の残存が少なく、密着性に優れている。
【0039】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物及びフィルムは、パ
ターンを形成したフィルムを通して選択的に紫外線によ
り露光し、未露光部分を現像することによるカラーフィ
ルター形成において、現像性に優れ、現像後のパターン
精度が良好で、低温で焼成しても有機物の残存が少な
く、密着性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 11/00 H01J 11/00 Z // C08L 63:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
    を有するエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結
    合とカルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任
    意成分として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であ
    るエポキシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基
    酸無水物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、
    希釈剤(B)、光重合開始剤(C)、無機顔料(D)及
    びガラス粉(E)を含有することを特徴とする樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】カラーフィルター用の請求項1記載の樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】請求項1及び2記載の樹脂組成物から成る
    フィルム。
  4. 【請求項4】請求項1、2及び3記載の樹脂組成物の硬
    化物。
  5. 【請求項5】請求項4記載の硬化物を焼成して得られる
    カラーフィルター。
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