JPH1087977A - 難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び複合材料 - Google Patents
難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び複合材料Info
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- JPH1087977A JPH1087977A JP24283696A JP24283696A JPH1087977A JP H1087977 A JPH1087977 A JP H1087977A JP 24283696 A JP24283696 A JP 24283696A JP 24283696 A JP24283696 A JP 24283696A JP H1087977 A JPH1087977 A JP H1087977A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド中に含有さ
れる水酸化アルミニウムが沈降してケーキングをおこさ
ない。 【解決手段】 液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は
液状エポキシアクリレート樹脂100重量部と水酸化ア
ルミニウム粉末100〜180重量部とを含み、前記水
酸化アルミニウム粉末はレーザー光散乱法による比表面
積が15000〜20000cm2 /cm3 でかつ粒子
径が1〜35μmの範囲のもの以外に0.1〜1.0μ
mの範囲のものを2〜6重量%含有することを特徴とす
る難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び該コンパウンド
と強化材を含む複合材料。
れる水酸化アルミニウムが沈降してケーキングをおこさ
ない。 【解決手段】 液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は
液状エポキシアクリレート樹脂100重量部と水酸化ア
ルミニウム粉末100〜180重量部とを含み、前記水
酸化アルミニウム粉末はレーザー光散乱法による比表面
積が15000〜20000cm2 /cm3 でかつ粒子
径が1〜35μmの範囲のもの以外に0.1〜1.0μ
mの範囲のものを2〜6重量%含有することを特徴とす
る難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び該コンパウンド
と強化材を含む複合材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性熱硬化性樹
脂コンパウンド及びこれを利用した複合材料に関するも
のであり、特に液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は
液状エポキシアクリレート樹脂の難燃性を向上させた難
燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及びこれを利用した複合
材料に関する。
脂コンパウンド及びこれを利用した複合材料に関するも
のであり、特に液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は
液状エポキシアクリレート樹脂の難燃性を向上させた難
燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及びこれを利用した複合
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液状不飽和ポリエステル樹脂
及び/又は液状エポキシアクリレート樹脂の難燃性を向
上させるために、水酸化アルミニウム粉末を添加混合す
る方法が一般に使用されている。これは、水酸化アルミ
ニウムの熱分解による吸熱反応により難燃効果が示さ
れ、更に該水酸化アルミニウムは安全性が高く、難燃時
の有毒ガスの発生も少なく、更に低発煙化効果を有する
ため無機系難燃剤として優れているからである。
及び/又は液状エポキシアクリレート樹脂の難燃性を向
上させるために、水酸化アルミニウム粉末を添加混合す
る方法が一般に使用されている。これは、水酸化アルミ
ニウムの熱分解による吸熱反応により難燃効果が示さ
れ、更に該水酸化アルミニウムは安全性が高く、難燃時
の有毒ガスの発生も少なく、更に低発煙化効果を有する
ため無機系難燃剤として優れているからである。
【0003】液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液
状エポキシアクリレート樹脂に粉末の水酸化アルミニウ
ムを添加混合して得られる難燃性熱硬化性樹脂コンパウ
ンドは、注型品を得るには該コンパウンド単独で、FR
P成形品を得るにはガラス繊維等の強化材と組み合わせ
て使用される。特に建材・鉄道車両・船舶等の利用分野
におけるFRP製品を製造するには、ハンドレイアップ
又はスプレイアップ法により成形するのが主流であるた
め、該コンパウンドを強化材に含浸させる必要があり、
従ってその粘度はできるだけ低いことが望ましい。
状エポキシアクリレート樹脂に粉末の水酸化アルミニウ
ムを添加混合して得られる難燃性熱硬化性樹脂コンパウ
ンドは、注型品を得るには該コンパウンド単独で、FR
P成形品を得るにはガラス繊維等の強化材と組み合わせ
て使用される。特に建材・鉄道車両・船舶等の利用分野
におけるFRP製品を製造するには、ハンドレイアップ
又はスプレイアップ法により成形するのが主流であるた
め、該コンパウンドを強化材に含浸させる必要があり、
従ってその粘度はできるだけ低いことが望ましい。
【0004】しかし、従来の難燃性熱硬化性樹脂コンパ
ウンドは一般に粘度が高く、ガラス繊維等の強化材への
含浸性が極めて悪いものである。その対策として、
(1)液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポ
キシアクリレート樹脂の粘度を可能な限り低くし、その
結果として該コンパウンドの粘度を下げるか又は、
(2)該液状樹脂に対して所定要量の水酸化アルミニウ
ムを添加混合したときに、該コンパウンドの粘度が最大
限低くなるような特性を有する水酸化アルミニウムを選
択することが考えられる。
ウンドは一般に粘度が高く、ガラス繊維等の強化材への
含浸性が極めて悪いものである。その対策として、
(1)液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポ
キシアクリレート樹脂の粘度を可能な限り低くし、その
結果として該コンパウンドの粘度を下げるか又は、
(2)該液状樹脂に対して所定要量の水酸化アルミニウ
ムを添加混合したときに、該コンパウンドの粘度が最大
限低くなるような特性を有する水酸化アルミニウムを選
択することが考えられる。
【0005】また、液状不飽和ポリエステル樹脂又は液
状エポキシアクリレート樹脂の比重が1.05〜1.2
0で、水酸化アルミニウムの比重が2.42であるた
め、液状不飽和ポリエステル樹脂又は液状エポキシアク
リレート樹脂に対して該水酸化アルミニウムを添加混合
すると比重差が大きいことや、使用する前記液状樹脂の
粘度(通常20〜100mPa・s/25℃)が低いた
め、水酸化アルミニウム添加混合後に前記液状樹脂中に
分散した水酸化アルミニウムが数日以内に沈降してケー
キングしてしまい、ケーキングした水酸化アルミニウム
を再度攪拌して液状樹脂中に均一に分散させることは極
めて困難であるという問題がある。そのため樹脂を使用
する直前に粉末の水酸化アルミニウムを添加混合する
か、又は添加混合した後から継続して攪拌を行ってケー
キングを防止しているのが現状である。このような操作
は、難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを使用するに際し
て(1)成形作業が複雑になり、(2)計量ミスを誘発
し、(3)生産性を低下させ、(4)余分な投資を必要
とするものである。
状エポキシアクリレート樹脂の比重が1.05〜1.2
0で、水酸化アルミニウムの比重が2.42であるた
め、液状不飽和ポリエステル樹脂又は液状エポキシアク
リレート樹脂に対して該水酸化アルミニウムを添加混合
すると比重差が大きいことや、使用する前記液状樹脂の
粘度(通常20〜100mPa・s/25℃)が低いた
め、水酸化アルミニウム添加混合後に前記液状樹脂中に
分散した水酸化アルミニウムが数日以内に沈降してケー
キングしてしまい、ケーキングした水酸化アルミニウム
を再度攪拌して液状樹脂中に均一に分散させることは極
めて困難であるという問題がある。そのため樹脂を使用
する直前に粉末の水酸化アルミニウムを添加混合する
か、又は添加混合した後から継続して攪拌を行ってケー
キングを防止しているのが現状である。このような操作
は、難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを使用するに際し
て(1)成形作業が複雑になり、(2)計量ミスを誘発
し、(3)生産性を低下させ、(4)余分な投資を必要
とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の請求
項1記載の発明は、水酸化アルミニウムを液状樹脂中に
混合した後に得られるコンパウンド中の水酸化アルミニ
ウムの沈降を防止し、水酸化アルミニウムが均一に分散
している難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを提供するこ
とを目的とする。
項1記載の発明は、水酸化アルミニウムを液状樹脂中に
混合した後に得られるコンパウンド中の水酸化アルミニ
ウムの沈降を防止し、水酸化アルミニウムが均一に分散
している難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを提供するこ
とを目的とする。
【0007】また本発明の請求項2〜4記載の発明は、
上記目的に加えて、コンパウンドの粘度を更に低下させ
ることができる難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを提供
することを目的とする。
上記目的に加えて、コンパウンドの粘度を更に低下させ
ることができる難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを提供
することを目的とする。
【0008】また本発明の請求項5記載の発明は、上記
目的に加えて、難燃性を更に向上させることができる難
燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを提供することを目的と
する。
目的に加えて、難燃性を更に向上させることができる難
燃性熱硬化性樹脂コンパウンドを提供することを目的と
する。
【0009】また本発明の請求項6記載の発明は、難燃
性に優れた複合材料を提供することを目的とする。
性に優れた複合材料を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、各種分散剤や湿
潤剤を用いることなく、コンパウンド中の水酸化アルミ
ニウムの粉末粒度分布を制御することにより、水酸化ア
ルミニウムがケーキングしないことを見い出し、本発明
に到達した。
を解決するため鋭意研究を行った結果、各種分散剤や湿
潤剤を用いることなく、コンパウンド中の水酸化アルミ
ニウムの粉末粒度分布を制御することにより、水酸化ア
ルミニウムがケーキングしないことを見い出し、本発明
に到達した。
【0011】本発明において、含有される水酸化アルミ
ニウムが沈降してケーキングをおこさない難燃性熱硬化
性樹脂コンパウンドとは、少なくとも2ヶ月間、該コン
パウンドを室温にて静置しても該水酸化アルミニウムが
沈降してケーキングを起こさないことを意味し、更に多
少の沈降があっても再度通常の攪拌によって容易に再分
散が可能であることを意味する。
ニウムが沈降してケーキングをおこさない難燃性熱硬化
性樹脂コンパウンドとは、少なくとも2ヶ月間、該コン
パウンドを室温にて静置しても該水酸化アルミニウムが
沈降してケーキングを起こさないことを意味し、更に多
少の沈降があっても再度通常の攪拌によって容易に再分
散が可能であることを意味する。
【0012】即ち、本発明の請求項1記載の発明は、液
状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポキシアク
リレート樹脂100重量部と水酸化アルミニウム粉末1
00〜180重量部とを含み、前記水酸化アルミニウム
粉末はレーザー光散乱法による比表面積が15000〜
20000cm2 /cm3 でかつ粒子径が1〜35μm
の範囲のもの以外に0.1〜1.0μmの範囲のものを
2〜6重量%含有することを特徴とする。
状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポキシアク
リレート樹脂100重量部と水酸化アルミニウム粉末1
00〜180重量部とを含み、前記水酸化アルミニウム
粉末はレーザー光散乱法による比表面積が15000〜
20000cm2 /cm3 でかつ粒子径が1〜35μm
の範囲のもの以外に0.1〜1.0μmの範囲のものを
2〜6重量%含有することを特徴とする。
【0013】本発明の液状不飽和ポリエステル樹脂と
は、不飽和ポリエステルと液状の重合性不飽和単量体と
の混合物であり、また液状エポキシアクリレート樹脂と
は、エポキシアクリレートと液状の不飽和単量体との混
合物である。
は、不飽和ポリエステルと液状の重合性不飽和単量体と
の混合物であり、また液状エポキシアクリレート樹脂と
は、エポキシアクリレートと液状の不飽和単量体との混
合物である。
【0014】前記不飽和ポリエステルは、多価アルコー
ルとα,β−不飽和二塩基酸とから成り、前記α,β−
不飽和二塩基酸又はその無水物の一部を飽和二塩基酸又
はその無水物と置換することもできる。
ルとα,β−不飽和二塩基酸とから成り、前記α,β−
不飽和二塩基酸又はその無水物の一部を飽和二塩基酸又
はその無水物と置換することもできる。
【0015】多価アルコール成分としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、水素化ビスフェノール
A、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物、ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物、ジブロモネ
オペンチルグリコール、ペンタエリスリトジアリルエー
テル、アリルグリシジルエーテル等を用いることができ
る。
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、水素化ビスフェノール
A、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物、ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物、ジブロモネ
オペンチルグリコール、ペンタエリスリトジアリルエー
テル、アリルグリシジルエーテル等を用いることができ
る。
【0016】α,β−不飽和二塩基酸又はその無水物成
分としては、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
を用いることができ、また飽和二塩基酸又はその無水物
成分としては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ
無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸、アジピン酸、セバシン酸、ヘット酸(クロレンド
酸)、テトラブロム無水フタル酸、テトラクロル無水フ
タル酸等を用いることができる。
分としては、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
を用いることができ、また飽和二塩基酸又はその無水物
成分としては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ
無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸、アジピン酸、セバシン酸、ヘット酸(クロレンド
酸)、テトラブロム無水フタル酸、テトラクロル無水フ
タル酸等を用いることができる。
【0017】前記エポキシアクリレートは、エポキシ基
を分子中に少なくとも1個以上有するエポキシ化合物
と、アクリル酸又はメタクリル酸(以下(メタ)アクリ
ル酸と称す)とから成る。
を分子中に少なくとも1個以上有するエポキシ化合物
と、アクリル酸又はメタクリル酸(以下(メタ)アクリ
ル酸と称す)とから成る。
【0018】エポキシ化合物としては、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂、含ブロムエポキシ型エポキ
シ樹脂等を用いることができる。
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂、含ブロムエポキシ型エポキ
シ樹脂等を用いることができる。
【0019】更に、前記液状の重合性不飽和単量体とし
ては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、クロルスチレン、メタクリル
酸メチル等を用いることができ、特にメタクリル酸メチ
ルは、樹脂硬化物の発煙性を抑制することができ有用で
ある。
ては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、クロルスチレン、メタクリル
酸メチル等を用いることができ、特にメタクリル酸メチ
ルは、樹脂硬化物の発煙性を抑制することができ有用で
ある。
【0020】また更に、本発明で使用できる液状不飽和
ポリエステル樹脂又は液状エポキシアクリレート樹脂と
して、市場で入手し得るハンドレイアップ成形用の液状
不飽和ポリエステル樹脂又は液状エポキシアクリレート
樹脂をそのまま使用することもでき、例えば液状不飽和
ポリエステル樹脂として日本ユピカ(株)製「ユピカF
LH−350」及び「ユピカ4009AP−S」が、液
状エポキシアクリレート樹脂として「ネオポール836
0BR」がある。
ポリエステル樹脂又は液状エポキシアクリレート樹脂と
して、市場で入手し得るハンドレイアップ成形用の液状
不飽和ポリエステル樹脂又は液状エポキシアクリレート
樹脂をそのまま使用することもでき、例えば液状不飽和
ポリエステル樹脂として日本ユピカ(株)製「ユピカF
LH−350」及び「ユピカ4009AP−S」が、液
状エポキシアクリレート樹脂として「ネオポール836
0BR」がある。
【0021】本発明においては、液状不飽和ポリエステ
ル樹脂及び/又は液状エポキシアクリレート樹脂100
重量部に添加する粉末の水酸化アルミニウムの量は10
0〜180重量部とする。100重量部未満では十分な
難燃性が得られず、180重量部を超えると難燃性はよ
り向上するものの、該難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド
の粘度が高くなり過ぎるために成形作業上好ましくな
い。
ル樹脂及び/又は液状エポキシアクリレート樹脂100
重量部に添加する粉末の水酸化アルミニウムの量は10
0〜180重量部とする。100重量部未満では十分な
難燃性が得られず、180重量部を超えると難燃性はよ
り向上するものの、該難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド
の粘度が高くなり過ぎるために成形作業上好ましくな
い。
【0022】本発明のコンパウンド中に含有される水酸
化アルミニウムは、レーザー光散乱法による比表面積が
15000〜20000cm2 /cm3 であって且つ粒
子径が1〜35μmの範囲のもの以外に0.1〜1.0
μmの範囲のものを2〜6重量%含有するものである。
0.1〜1.0μmの範囲の粒子径のものが2重量%未
満では該コンパウンド中の水酸化アルミニウムが沈降
し、一方6重量%を超えると該コンパウンドの粘度が高
くなり、ハンドレイアップ又はスプレイアップ成形に適
さない。
化アルミニウムは、レーザー光散乱法による比表面積が
15000〜20000cm2 /cm3 であって且つ粒
子径が1〜35μmの範囲のもの以外に0.1〜1.0
μmの範囲のものを2〜6重量%含有するものである。
0.1〜1.0μmの範囲の粒子径のものが2重量%未
満では該コンパウンド中の水酸化アルミニウムが沈降
し、一方6重量%を超えると該コンパウンドの粘度が高
くなり、ハンドレイアップ又はスプレイアップ成形に適
さない。
【0023】請求項2記載の発明のように、前記液状不
飽和ポリエステル樹脂は不飽和ポリエステルを65〜5
0重量%と重合性不飽和単量体を35〜50重量%含
み、前記液状エポキシアクリレート樹脂はエポキシアク
リレートを65〜50重量%と重合性不飽和単量体を3
5〜50重量%含むことが望ましい。重合性不飽和単量
体の割合が35重量%未満の場合、液状樹脂の粘度が高
くなるため、難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドの粘度が
高くなり、ガラス繊維等の強化材への含浸が極めて困難
になる。一方50重量%を超えると該液状樹脂の硬化収
縮が高くなりFRP成形品にクラックやそりの発生とい
う欠陥を生じ易くなるとともに、重合性不飽和単量体の
増加にともなう発煙性が高くなる。
飽和ポリエステル樹脂は不飽和ポリエステルを65〜5
0重量%と重合性不飽和単量体を35〜50重量%含
み、前記液状エポキシアクリレート樹脂はエポキシアク
リレートを65〜50重量%と重合性不飽和単量体を3
5〜50重量%含むことが望ましい。重合性不飽和単量
体の割合が35重量%未満の場合、液状樹脂の粘度が高
くなるため、難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドの粘度が
高くなり、ガラス繊維等の強化材への含浸が極めて困難
になる。一方50重量%を超えると該液状樹脂の硬化収
縮が高くなりFRP成形品にクラックやそりの発生とい
う欠陥を生じ易くなるとともに、重合性不飽和単量体の
増加にともなう発煙性が高くなる。
【0024】更に、請求項3記載の発明のように、液状
不飽和ポリエステル樹脂又は液状エポキシアクリレート
樹脂の粘度は少なくとも20〜100mPa・s/25
℃であることが好ましく、特に、20〜60mPa・s
/25℃の範囲が好適である。粘度が20mPa・s未
満の樹脂は、一般に50重量部を超える重合性不飽和単
量体を含み、逆に100mPa・sを超えるとコンパウ
ンドの粘度が高くなるため好ましくない。
不飽和ポリエステル樹脂又は液状エポキシアクリレート
樹脂の粘度は少なくとも20〜100mPa・s/25
℃であることが好ましく、特に、20〜60mPa・s
/25℃の範囲が好適である。粘度が20mPa・s未
満の樹脂は、一般に50重量部を超える重合性不飽和単
量体を含み、逆に100mPa・sを超えるとコンパウ
ンドの粘度が高くなるため好ましくない。
【0025】前記液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又
は液状エポキシアクリレート樹脂と前記水酸化アルミニ
ウムとは、請求項4記載の発明のように、均一に分散混
合していることが好ましく、このことによりケーキング
が生じにくくなっている。
は液状エポキシアクリレート樹脂と前記水酸化アルミニ
ウムとは、請求項4記載の発明のように、均一に分散混
合していることが好ましく、このことによりケーキング
が生じにくくなっている。
【0026】更に、本発明のコンパウンドの難燃性を向
上させるため、請求項5記載の発明のように、前記液状
不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポキシアクリ
レート樹脂中にハロゲンが含有されることが好ましい。
ハロゲンとしては、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素等を用
いることができ、特に臭素が好適である。
上させるため、請求項5記載の発明のように、前記液状
不飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポキシアクリ
レート樹脂中にハロゲンが含有されることが好ましい。
ハロゲンとしては、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素等を用
いることができ、特に臭素が好適である。
【0027】更に、必要に応じて本発明の難燃性熱硬化
性樹脂コンパウンドの粘度を更に低下させるため、BY
K−Chemie社の「BYK−W985」等の市場で
入手し得る減粘剤を該コンパウンドに添加して、ガラス
繊維等の強化材への含浸を更に容易にすることもでき
る。また、FRP成形品に火源を近づけて燃焼させた
後、火源を遠ざけた場合に短時間で炎を消すため、すな
わち残炎時間を短縮させるため、三酸化アンチモン等の
市場で入手し得る残炎時間短縮剤を該コンパウンドに添
加することもできる。
性樹脂コンパウンドの粘度を更に低下させるため、BY
K−Chemie社の「BYK−W985」等の市場で
入手し得る減粘剤を該コンパウンドに添加して、ガラス
繊維等の強化材への含浸を更に容易にすることもでき
る。また、FRP成形品に火源を近づけて燃焼させた
後、火源を遠ざけた場合に短時間で炎を消すため、すな
わち残炎時間を短縮させるため、三酸化アンチモン等の
市場で入手し得る残炎時間短縮剤を該コンパウンドに添
加することもできる。
【0028】本発明の難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド
は、まず前記液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又はエ
ポキシアクリレート樹脂100重量部に水酸化アルミニ
ウム原料粉末を100〜180重量部均一に混合する。
該水酸化アルミニウム原料粉末は、粒子径が1〜35μ
mの範囲にあり、吸油量(ジオクチルフタレート使用)
が14〜20ml/100gでかつレーザー光散乱法に
よる比表面積が9500〜12000cm2 /cm3 の
ものを使用することが好ましい。かかる水酸化アルミニ
ウム原料粉末を用いると、得られる難燃性熱硬化性樹脂
コンパウンドの粘度が低くなり、その結果ハンドレイア
ップまたはスプレイアップ成形法でガラス繊維等の強化
材に該コンパウンドを含浸させることが容易になるから
である。次いで、水酸化アルミニウム原料粉末含有液状
樹脂を、三本ロール、スルーオリフィス、又はソノレー
ターに通過させて、本発明の難燃性熱硬化性樹脂コンパ
ウンドを得る。
は、まず前記液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又はエ
ポキシアクリレート樹脂100重量部に水酸化アルミニ
ウム原料粉末を100〜180重量部均一に混合する。
該水酸化アルミニウム原料粉末は、粒子径が1〜35μ
mの範囲にあり、吸油量(ジオクチルフタレート使用)
が14〜20ml/100gでかつレーザー光散乱法に
よる比表面積が9500〜12000cm2 /cm3 の
ものを使用することが好ましい。かかる水酸化アルミニ
ウム原料粉末を用いると、得られる難燃性熱硬化性樹脂
コンパウンドの粘度が低くなり、その結果ハンドレイア
ップまたはスプレイアップ成形法でガラス繊維等の強化
材に該コンパウンドを含浸させることが容易になるから
である。次いで、水酸化アルミニウム原料粉末含有液状
樹脂を、三本ロール、スルーオリフィス、又はソノレー
ターに通過させて、本発明の難燃性熱硬化性樹脂コンパ
ウンドを得る。
【0029】また、請求項5記載のコンパウンドを調製
するために、不飽和ポリエステル中にハロゲンを導入す
るには、(1)多価アルコール成分としてジブロモネオ
ペンチルグリコールを用いる方法、(2)飽和二塩基酸
又はその無水物としてテトラブロムフタル酸及びその無
水物を用いる方法、(3)飽和二塩基酸又はその無水物
としてテトラヒドロフタル酸及びその無水物又はエンド
メチレンテトラヒドロフタル酸及びその無水物等を用い
て不飽和ポリエステルを製造した後、該飽和二塩基酸成
分の二重結合に臭素を付加する方法、又は(4)飽和二
塩基酸成分の機能とα,β−不飽和二塩基酸成分の機能
を併せ持つジシクロペンタジエン−マレイン酸付加物を
原料の一部として不飽和ポリエステルを製造した後、ジ
シクロペンタジエンの残存二重結合に臭素を付加する方
法等を用いることができる。また、エポキシアクリレー
ト中に臭素を導入する方法としては、エポキシ化合物に
含ブロムエポキシ型エポキシ樹脂を使用する方法があ
る。
するために、不飽和ポリエステル中にハロゲンを導入す
るには、(1)多価アルコール成分としてジブロモネオ
ペンチルグリコールを用いる方法、(2)飽和二塩基酸
又はその無水物としてテトラブロムフタル酸及びその無
水物を用いる方法、(3)飽和二塩基酸又はその無水物
としてテトラヒドロフタル酸及びその無水物又はエンド
メチレンテトラヒドロフタル酸及びその無水物等を用い
て不飽和ポリエステルを製造した後、該飽和二塩基酸成
分の二重結合に臭素を付加する方法、又は(4)飽和二
塩基酸成分の機能とα,β−不飽和二塩基酸成分の機能
を併せ持つジシクロペンタジエン−マレイン酸付加物を
原料の一部として不飽和ポリエステルを製造した後、ジ
シクロペンタジエンの残存二重結合に臭素を付加する方
法等を用いることができる。また、エポキシアクリレー
ト中に臭素を導入する方法としては、エポキシ化合物に
含ブロムエポキシ型エポキシ樹脂を使用する方法があ
る。
【0030】本発明の難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド
は、ハンドレイアップ又はスプレイアップ成形法を用い
て強化材と組み合わせることにより、請求項6記載の発
明のような、FRP製品を製造する際の複合材料として
好適に使用することができる。
は、ハンドレイアップ又はスプレイアップ成形法を用い
て強化材と組み合わせることにより、請求項6記載の発
明のような、FRP製品を製造する際の複合材料として
好適に使用することができる。
【0031】本発明における難燃性熱硬化性樹脂コンパ
ウンドと組み合わせて使用される強化材としては、ガラ
ス繊維、炭素繊維、有機繊維及びこれらの併用等が挙げ
られるが、無機質であるガラス繊維が難燃性の点から最
も望ましい。
ウンドと組み合わせて使用される強化材としては、ガラ
ス繊維、炭素繊維、有機繊維及びこれらの併用等が挙げ
られるが、無機質であるガラス繊維が難燃性の点から最
も望ましい。
【0032】一般に上記ハンドレイアップ成形法は常温
下で行われることが多いので、FRP製品を製造する際
の硬化剤も常温硬化剤が使用される。これらの硬化剤と
しては、メチルエチルケトンパーオキシド、シクロヘキ
サノンパーオキシド、メチルアセトアセテートパーオキ
シド、アセチルアセトンパーオキシド、クメンハイドロ
パーオキシド、ベンゾイルパーオキシド等の過酸化物が
使用できるが、特に、メチルエチルケトンパーオキシド
が最も一般的である。該硬化剤はコンパウンド中の樹脂
分に対して、通常0.5〜1.5重量%の範囲で使用さ
れる。常温硬化の場合、該過酸化物は、6%ナフテン酸
コバルトまたは12%オクテン酸コバルトのようなコバ
ルトの有機酸塩や芳香族第3級アミン等の硬化促進剤と
の併用を必要とするが、市販の液状不飽和ポリエステル
樹脂及び/又は液状エポキシアクリレート樹脂にはこれ
らの促進剤はあらかじめ添加されていることが多い。こ
れらの液状樹脂に対する促進剤の添加量は6%ナフテン
酸コバルトの場合には0.2〜1.0重量%、12%オ
クテン酸コバルトの場合には0.1〜0.5重量%が一
般的である。
下で行われることが多いので、FRP製品を製造する際
の硬化剤も常温硬化剤が使用される。これらの硬化剤と
しては、メチルエチルケトンパーオキシド、シクロヘキ
サノンパーオキシド、メチルアセトアセテートパーオキ
シド、アセチルアセトンパーオキシド、クメンハイドロ
パーオキシド、ベンゾイルパーオキシド等の過酸化物が
使用できるが、特に、メチルエチルケトンパーオキシド
が最も一般的である。該硬化剤はコンパウンド中の樹脂
分に対して、通常0.5〜1.5重量%の範囲で使用さ
れる。常温硬化の場合、該過酸化物は、6%ナフテン酸
コバルトまたは12%オクテン酸コバルトのようなコバ
ルトの有機酸塩や芳香族第3級アミン等の硬化促進剤と
の併用を必要とするが、市販の液状不飽和ポリエステル
樹脂及び/又は液状エポキシアクリレート樹脂にはこれ
らの促進剤はあらかじめ添加されていることが多い。こ
れらの液状樹脂に対する促進剤の添加量は6%ナフテン
酸コバルトの場合には0.2〜1.0重量%、12%オ
クテン酸コバルトの場合には0.1〜0.5重量%が一
般的である。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例中に示す「部」は断りのな
い限りすべて「重量部」を意味する。
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例中に示す「部」は断りのな
い限りすべて「重量部」を意味する。
【0034】実施例1 粘度が30mPa・s/25℃(B型粘度計,No.1
ローター,60rpm)で、臭素を11重量%、スチレ
ンを48重量%を含有する日本ユピカ(株)製不飽和ポ
リエステル樹脂「ユピカFLH−350」(促進剤とし
て12%オクテン酸コバルトを0.2重量%含有済み)
100部に対して、昭和電工(株)製水酸化アルミニウ
ム原料粉末「ハイジライトH−34HL」140部及び
三酸化アンチモン3部をディゾルバータイプの攪拌機で
混合した後、この混合物を三本ロールに通して難燃性熱
硬化性樹脂コンパウンドAを得た。コンパウンドAの粘
度は500mPa・s/25℃(B型粘度計,No.3
ローター,60rpm)であった。
ローター,60rpm)で、臭素を11重量%、スチレ
ンを48重量%を含有する日本ユピカ(株)製不飽和ポ
リエステル樹脂「ユピカFLH−350」(促進剤とし
て12%オクテン酸コバルトを0.2重量%含有済み)
100部に対して、昭和電工(株)製水酸化アルミニウ
ム原料粉末「ハイジライトH−34HL」140部及び
三酸化アンチモン3部をディゾルバータイプの攪拌機で
混合した後、この混合物を三本ロールに通して難燃性熱
硬化性樹脂コンパウンドAを得た。コンパウンドAの粘
度は500mPa・s/25℃(B型粘度計,No.3
ローター,60rpm)であった。
【0035】なお水酸化アルミニウム原料粉末ハイジラ
イトH−34HLの特性(レーザー光散乱法による)は
下記の通りである。 メジアン粒径 :6.8μm 比表面積 :10760cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0重量% 吸油量(ジオクチルフタレート使用):15ml/100g
イトH−34HLの特性(レーザー光散乱法による)は
下記の通りである。 メジアン粒径 :6.8μm 比表面積 :10760cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0重量% 吸油量(ジオクチルフタレート使用):15ml/100g
【0036】コンパウンドA中の水酸化アルミニウムの
特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.0μm 比表面積 :18370cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :3.3重量%
特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.0μm 比表面積 :18370cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :3.3重量%
【0037】図1にハイジライトH−34HLの粒度分
布を、図2にコンパウンドA中に分散した水酸化アルミ
ニウムの粒度分布を示す(いずれもレーザー光散乱法に
よる)。
布を、図2にコンパウンドA中に分散した水酸化アルミ
ニウムの粒度分布を示す(いずれもレーザー光散乱法に
よる)。
【0038】実施例2 粘度が60mPa・s/25℃(B型粘度計,No.1
ローター,60rpm)で、スチレンを42重量%を含
有する日本ユピカ(株)性不飽和ポリエステル樹脂「ユ
ピカ4009AP−S」(促進剤として12%オクテン
酸コバルトを0.18重量%含有済み)100部に対し
て、日本軽金属(株)製水酸化アルミニウム原料粉末
「BX103V15」160部及び三酸化アンチモン3
部をディゾルバータイプの攪拌機で混合した後、この混
合物を三本ロールに通して難燃性熱硬化性樹脂コンパウ
ンドBを得た。コンパウンドBの粘度は740mPa・
s/25℃(B型粘度計,No.3ローター,60rp
m)であった。
ローター,60rpm)で、スチレンを42重量%を含
有する日本ユピカ(株)性不飽和ポリエステル樹脂「ユ
ピカ4009AP−S」(促進剤として12%オクテン
酸コバルトを0.18重量%含有済み)100部に対し
て、日本軽金属(株)製水酸化アルミニウム原料粉末
「BX103V15」160部及び三酸化アンチモン3
部をディゾルバータイプの攪拌機で混合した後、この混
合物を三本ロールに通して難燃性熱硬化性樹脂コンパウ
ンドBを得た。コンパウンドBの粘度は740mPa・
s/25℃(B型粘度計,No.3ローター,60rp
m)であった。
【0039】なお水酸化アルミニウム原料粉末BX10
3V15の特性(レーザー光散乱法による)は下記の通
りである。 メジアン粒径 :6.3μm 比表面積 :11340cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0重量% 吸油量(ジオクチルフタレート使用):15ml/100g
3V15の特性(レーザー光散乱法による)は下記の通
りである。 メジアン粒径 :6.3μm 比表面積 :11340cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0重量% 吸油量(ジオクチルフタレート使用):15ml/100g
【0040】またコンパウンドB中の水酸化アルミニウ
ムの特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りであ
る。 メジアン粒径 :5.8μm 比表面積 :20760cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :4.7重量%
ムの特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りであ
る。 メジアン粒径 :5.8μm 比表面積 :20760cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :4.7重量%
【0041】実施例3 粘度が75mPa・s/25℃(B型粘度計,No.2
ローター,60rpm)で、臭素を13重量%,スチレ
ンを40重量%を含有する日本ユピカ(株)性エポキシ
アクリレート樹脂「ネオポール8360BR」100部
に対して、昭和電工(株)製水酸化アルミニウム原料粉
末「ハイジライトH−34HL」120部及び三酸化ア
ンチモン3部をディゾルバータイプの攪拌機で混合した
後、この混合物を三本ロールに通して難燃性熱硬化性樹
脂コンパウンドCを得た。コンパウンドCの粘度は52
0mPa・s/25℃(B型粘度計,No.3ロータ
ー,60rpm)であった。
ローター,60rpm)で、臭素を13重量%,スチレ
ンを40重量%を含有する日本ユピカ(株)性エポキシ
アクリレート樹脂「ネオポール8360BR」100部
に対して、昭和電工(株)製水酸化アルミニウム原料粉
末「ハイジライトH−34HL」120部及び三酸化ア
ンチモン3部をディゾルバータイプの攪拌機で混合した
後、この混合物を三本ロールに通して難燃性熱硬化性樹
脂コンパウンドCを得た。コンパウンドCの粘度は52
0mPa・s/25℃(B型粘度計,No.3ロータ
ー,60rpm)であった。
【0042】コンパウンドC中の水酸化アルミニウムの
特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.3μm 比表面積 :16170cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :2.3重量%
特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.3μm 比表面積 :16170cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :2.3重量%
【0043】実施例4 粘度が150mPa・s/25℃で、スチレンを40重
量%含有する日本ユピカ(株)製エポキシアクリレート
樹脂「ネオポール8250L」100部に対して、スチ
レンを16.5部追添加して、粘度が50mPa・s/
25℃で、スチレン含有量が48.5重量部の樹脂11
6.5部を得た。この樹脂100部に対して、日本軽金
属(株)製水酸化アルミニウム原料粉末「BX103V
15」140部及び三酸化アンチモン3部をディゾルバ
ータイプの攪拌機で混合した後、この混合物を三本ロー
ルに通して難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドDを得た。
コンパウンドDの粘度は580mPa・s/25℃(B
型粘度計No.3ローター,60rpm)であった。
量%含有する日本ユピカ(株)製エポキシアクリレート
樹脂「ネオポール8250L」100部に対して、スチ
レンを16.5部追添加して、粘度が50mPa・s/
25℃で、スチレン含有量が48.5重量部の樹脂11
6.5部を得た。この樹脂100部に対して、日本軽金
属(株)製水酸化アルミニウム原料粉末「BX103V
15」140部及び三酸化アンチモン3部をディゾルバ
ータイプの攪拌機で混合した後、この混合物を三本ロー
ルに通して難燃性熱硬化性樹脂コンパウンドDを得た。
コンパウンドDの粘度は580mPa・s/25℃(B
型粘度計No.3ローター,60rpm)であった。
【0044】コンパウンドD中の水酸化アルミニウムの
特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :5.9μm 比表面積 :19870cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :4.5重量%
特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :5.9μm 比表面積 :19870cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :4.5重量%
【0045】比較例1 実施例1に示したディゾルバータイプの攪拌機で混合し
た段階のコンパウンドをA′とする。コンパウンドA′
の粘度は750mPa・s/25℃(B型粘度計,N
o.3ローター,60rpm)であった。
た段階のコンパウンドをA′とする。コンパウンドA′
の粘度は750mPa・s/25℃(B型粘度計,N
o.3ローター,60rpm)であった。
【0046】コンパウンドA′中の水酸化アルミニウム
の特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りであ
る。 メジアン粒径 :6.7μm 比表面積 :10850cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0.3重量%
の特性(レーザー光散乱法による)は下記の通りであ
る。 メジアン粒径 :6.7μm 比表面積 :10850cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0.3重量%
【0047】比較例2 実施例2に示したディゾルバータイプの攪拌機で混合し
た段階のコンパウンドをB′とする。コンパウンドB′
の粘度は950mPa・s/25℃(B型粘度計,N
o.3ローター,60rpm)であった。
た段階のコンパウンドをB′とする。コンパウンドB′
の粘度は950mPa・s/25℃(B型粘度計,N
o.3ローター,60rpm)であった。
【0048】コンパウンドB′中の水酸化アルミニウム
の特性(レーザー光散乱による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.2μm 比表面積 :11450cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0.5重量%
の特性(レーザー光散乱による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.2μm 比表面積 :11450cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0.5重量%
【0049】比較例3 実施例3に示したディゾルバータイプの攪拌機で混合し
た段階のコンパウンドをC′とする。コンパウンドC′
の粘度は770mPa・s/25℃(B型粘度計,N
o.3ローター,60rpm)であった。
た段階のコンパウンドをC′とする。コンパウンドC′
の粘度は770mPa・s/25℃(B型粘度計,N
o.3ローター,60rpm)であった。
【0050】コンパウンドC′中の水酸化アルミニウム
の特性(レーザー光散乱による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.7μm 比表面積 :10900cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0.4重量%
の特性(レーザー光散乱による)は下記の通りである。 メジアン粒径 :6.7μm 比表面積 :10900cm2 /cm3 粒径が1〜35μm範囲以外の0.1〜1μm範囲の粒子含量 :0.4重量%
【0051】
【試験例】試験例1 コンパウンド中の水酸化アルミニウムの沈降
の評価方法 実施例1〜4及び比較例1〜3で得られたコンパウンド
を、φ18mmの試験管に15cmの高さまで入れて蓋
をした後、表1に示す所定時間毎に水酸化アルミニウム
が底に沈降しているかどうかを観察した。
の評価方法 実施例1〜4及び比較例1〜3で得られたコンパウンド
を、φ18mmの試験管に15cmの高さまで入れて蓋
をした後、表1に示す所定時間毎に水酸化アルミニウム
が底に沈降しているかどうかを観察した。
【0052】試験例2 コンパウンドのガラスマットへ
の含浸性 30cm角にカットした450g/m2 のチョップドス
トランドマット(約40g)1層に実施例1〜4及び比
較例1〜3で得られたコンパウンドを含浸させ、含浸終
了までの時間を測定した。粘度が400〜500mPa
・s(B型粘度計,No.3ローター,60rpm)の
市販のハンドレイアップ用不飽和ポリエステル樹脂(日
本ユピカ(株)製「ユピカ4095PT−3」)を用い
て含浸させた場合の時間を1とした時に、1〜1.2倍
を良好、1.5倍以上を含浸困難と評価した。なお、ガ
ラスマットとコンパウンドの重量比は20:80とし
た。
の含浸性 30cm角にカットした450g/m2 のチョップドス
トランドマット(約40g)1層に実施例1〜4及び比
較例1〜3で得られたコンパウンドを含浸させ、含浸終
了までの時間を測定した。粘度が400〜500mPa
・s(B型粘度計,No.3ローター,60rpm)の
市販のハンドレイアップ用不飽和ポリエステル樹脂(日
本ユピカ(株)製「ユピカ4095PT−3」)を用い
て含浸させた場合の時間を1とした時に、1〜1.2倍
を良好、1.5倍以上を含浸困難と評価した。なお、ガ
ラスマットとコンパウンドの重量比は20:80とし
た。
【0053】試験例3 積層板の作製方法 実施例1〜2及び比較例1〜2で得られたコンパウンド
500gに市販のメチルエチルケトンパーオキサイド硬
化剤(日本油脂(株)製パーメックN)2.5gを加え
よく混合した。また実施例3〜4及び比較例3で得られ
たコンパウンド500gに6%ナフテン酸コバルト1g
とパーメックNとをそれぞれ別々に加え良く混合した。
得られたコンパウンドと、30cm角に切断した450
g/m2 のチョップドストランドマット3枚との重量比
が80部:20部(ガラス含有量20重量%)となるよ
うに、該コンパウンドを上記マットに含浸させ、脱泡し
た。これを室温で16時間放置した後、60℃で1時
間、120℃で2時間後硬化して積層板を得た。
500gに市販のメチルエチルケトンパーオキサイド硬
化剤(日本油脂(株)製パーメックN)2.5gを加え
よく混合した。また実施例3〜4及び比較例3で得られ
たコンパウンド500gに6%ナフテン酸コバルト1g
とパーメックNとをそれぞれ別々に加え良く混合した。
得られたコンパウンドと、30cm角に切断した450
g/m2 のチョップドストランドマット3枚との重量比
が80部:20部(ガラス含有量20重量%)となるよ
うに、該コンパウンドを上記マットに含浸させ、脱泡し
た。これを室温で16時間放置した後、60℃で1時
間、120℃で2時間後硬化して積層板を得た。
【0054】得られた積層板を用い、難燃性の評価方法
としてJIS K 7201に規定された酸素指数(O
I)を測定した。OIとはO2 流量とN2 流量を調整し
て、着火した積層板が燃え続けるのに要する最小O2 濃
度を求め、次の式で算出したものである。
としてJIS K 7201に規定された酸素指数(O
I)を測定した。OIとはO2 流量とN2 流量を調整し
て、着火した積層板が燃え続けるのに要する最小O2 濃
度を求め、次の式で算出したものである。
【数1】 OIが大きい程難燃性が高いことを意味する。
【0055】上記試験例1〜3で得られた結果を表1に
示す。
示す。
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1〜5記載の発明は、低
粘度を有し、得られたコンパウンド中の水酸化アルミニ
ウムが分離して沈降ケーキングを生ずることがなく、こ
の結果、コンパウンド製品の長期貯蔵が可能となり、ま
た使用時における水酸化アルミニウムの計量及び混合工
程が不要になったことで一段と生産性が向上し、又混合
装置の投資を不要とすることができる。
粘度を有し、得られたコンパウンド中の水酸化アルミニ
ウムが分離して沈降ケーキングを生ずることがなく、こ
の結果、コンパウンド製品の長期貯蔵が可能となり、ま
た使用時における水酸化アルミニウムの計量及び混合工
程が不要になったことで一段と生産性が向上し、又混合
装置の投資を不要とすることができる。
【0057】さらに、本発明のコンパウンドは、チョッ
プドストランドマット等のガラス繊維等の強化材への含
浸性も同時に改良され、従って成形時間が短縮され且つ
脱泡が容易なため残存気泡がほとんどなく、また水酸化
アルミニウムの細粒化の効果も加わって難燃性を向上
(酸素指数の向上)させることができる。
プドストランドマット等のガラス繊維等の強化材への含
浸性も同時に改良され、従って成形時間が短縮され且つ
脱泡が容易なため残存気泡がほとんどなく、また水酸化
アルミニウムの細粒化の効果も加わって難燃性を向上
(酸素指数の向上)させることができる。
【0058】本発明の請求項6記載の発明は、強化材と
の含浸性に優れる本発明のコンパウンドを用いているた
め、FRP製品を製造する際の成形時間が短縮でき、残
存気泡がほとんどなく、更に難燃性を向上させることが
できる。
の含浸性に優れる本発明のコンパウンドを用いているた
め、FRP製品を製造する際の成形時間が短縮でき、残
存気泡がほとんどなく、更に難燃性を向上させることが
できる。
【図1】本発明のコンパウンドを調製するのに用いる一
例の水酸化アルミニウム原料粉末の粒度分布を示す図で
ある。
例の水酸化アルミニウム原料粉末の粒度分布を示す図で
ある。
【図2】本発明のコンパウンド中に含有される一例の水
酸化アルミニウム粉末の粒度分布を示す図である。
酸化アルミニウム粉末の粒度分布を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 液状不飽和ポリエステル樹脂及び/又は
液状エポキシアクリレート樹脂100重量部と水酸化ア
ルミニウム粉末100〜180重量部とを含み、前記水
酸化アルミニウム粉末はレーザー光散乱法による比表面
積が15000〜20000cm2 /cm3 でかつ粒子
径が1〜35μmの範囲のもの以外に0.1〜1.0μ
mの範囲のものを2〜6重量%含有することを特徴とす
る難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド。 - 【請求項2】 前記液状不飽和ポリエステル樹脂は不飽
和ポリエステルを65〜50重量%と重合性不飽和単量
体を35〜50重量%含み、前記液状エポキシアクリレ
ート樹脂はエポキシアクリレートを65〜50重量%と
重合性不飽和単量体を35〜50重量%含むことを特徴
とする請求項1記載の難燃性熱硬化性樹脂コンパウン
ド。 - 【請求項3】 前記液状不飽和ポリエステル樹脂及び/
又は液状エポキシアクリレート樹脂の粘度が20〜10
0mPa・s/25℃であることを特徴とする請求項1
又は2記載の難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド。 - 【請求項4】 前記水酸化アルミニウム粉末は、液状不
飽和ポリエステル樹脂及び/又は液状エポキシアクリレ
ート樹脂中に均一に分散していることを特徴とする請求
項1〜3いずれか1つの項記載の難燃性熱硬化性樹脂コ
ンパウンド。 - 【請求項5】 前記液状不飽和ポリエステル樹脂及び/
又は液状エポキシアクリレート樹脂中にハロゲンを含有
することを特徴とする請求項1〜4いずれか1つの項記
載の難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド。 - 【請求項6】 請求項1〜5いずれかの項記載の難燃性
熱硬化性樹脂コンパウンドおよび強化材を含む複合材
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24283696A JPH1087977A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24283696A JPH1087977A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び複合材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1087977A true JPH1087977A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17095023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24283696A Pending JPH1087977A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 難燃性熱硬化性樹脂コンパウンド及び複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1087977A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002060A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Kyocera Chemical Corp | 成型用熱硬化性樹脂組成物および成型品 |
| JP2014205932A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | コイト電工株式会社 | 車両用内装材 |
| JP2024065853A (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-15 | 日本ユピカ株式会社 | 硬化性組成物、繊維強化複合材及び繊維強化複合材の製造方法 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24283696A patent/JPH1087977A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002060A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Kyocera Chemical Corp | 成型用熱硬化性樹脂組成物および成型品 |
| JP2014205932A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | コイト電工株式会社 | 車両用内装材 |
| JP2024065853A (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-15 | 日本ユピカ株式会社 | 硬化性組成物、繊維強化複合材及び繊維強化複合材の製造方法 |
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