JPH1088440A - パイル糸用杢糸及びパイル糸用杢糸より構成される編織物 - Google Patents
パイル糸用杢糸及びパイル糸用杢糸より構成される編織物Info
- Publication number
- JPH1088440A JPH1088440A JP25528596A JP25528596A JPH1088440A JP H1088440 A JPH1088440 A JP H1088440A JP 25528596 A JP25528596 A JP 25528596A JP 25528596 A JP25528596 A JP 25528596A JP H1088440 A JPH1088440 A JP H1088440A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- pile
- roving
- spun
- grandrelle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 title abstract description 42
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 claims abstract description 13
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 claims abstract description 6
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 claims abstract description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 28
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 9
- 238000005192 partition Methods 0.000 abstract description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 32
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 16
- 235000007575 Calluna vulgaris Nutrition 0.000 description 15
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 10
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 8
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 8
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 7
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 5
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 5
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 1,1,2,2-tetrachloroethane Chemical compound ClC(Cl)C(Cl)Cl QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002302 Nylon 6,6 Polymers 0.000 description 2
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 2
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 1
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- SRSXLGNVWSONIS-UHFFFAOYSA-M benzenesulfonate Chemical compound [O-]S(=O)(=O)C1=CC=CC=C1 SRSXLGNVWSONIS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 229940077388 benzenesulfonate Drugs 0.000 description 1
- DLYROBIGGZFBOQ-UHFFFAOYSA-N carboxy benzenesulfonate Chemical compound OC(=O)OS(=O)(=O)C1=CC=CC=C1 DLYROBIGGZFBOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000986 disperse dye Substances 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000009998 heat setting Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-L isophthalate(2-) Chemical compound [O-]C(=O)C1=CC=CC(C([O-])=O)=C1 QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920001707 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000013441 quality evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 1
- KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-L terephthalate(2-) Chemical compound [O-]C(=O)C1=CC=C(C([O-])=O)C=C1 KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 家具、車両椅子張り用、内装用、建装用パー
ティションクロス等に有用で異色粒杢調立毛パイルシー
ト用に好適なパイル糸用杢糸及び該シート用編織物の製
造法を提供する。 【解決手段】 異素材粗糸を構成比(重量比)10/9
0〜40/60の割合で組合せ、繊度1.8〜4.0デ
ニールの合成繊維からなり、36英式綿番手以下のサイ
ロスパン紡績糸又はダブルロービング紡績糸よりなる、
パイル糸用杢糸及び該パイル糸用杢糸より構成される編
織物を構成するものである。
ティションクロス等に有用で異色粒杢調立毛パイルシー
ト用に好適なパイル糸用杢糸及び該シート用編織物の製
造法を提供する。 【解決手段】 異素材粗糸を構成比(重量比)10/9
0〜40/60の割合で組合せ、繊度1.8〜4.0デ
ニールの合成繊維からなり、36英式綿番手以下のサイ
ロスパン紡績糸又はダブルロービング紡績糸よりなる、
パイル糸用杢糸及び該パイル糸用杢糸より構成される編
織物を構成するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具、車両椅子張
り用、内装用、建装用パーティションクロス等に有用
で、異色杢調立毛パイルシート用に好適なパイル糸用杢
糸、並びに該シート用編織物に関するものである。
り用、内装用、建装用パーティションクロス等に有用
で、異色杢調立毛パイルシート用に好適なパイル糸用杢
糸、並びに該シート用編織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家具・車両椅子張り用、内装用、建装用
パーティションクロス等に有用な審美性を向上させたシ
ート用に好適な異色杢調立毛パイル糸としては、異染性
マルチフィラメントヤーンを引き揃え、或いは合撚し製
織後、ダブルラッセル又はトリコット機にて立毛パイル
シートとし、カチオン染料、分散染料を併用し反染め
後、後加工仕上げ処理を施した異色杢調立毛パイルシー
トや、異成分・異染性の交絡させたマルチフィラメント
ヤーン同士を引き揃え、次いでそれに第2段の交絡処理
を施した複合糸を用い製編織し、カチオン染料、分散染
料を併用し反染め後、後加工仕上げ処理を施した異色杢
調立毛パイルシート(特開平5−247787号公報)
や、異染性の合成繊維ステープルヤーンの混紡糸或いは
異染性紡績糸の合撚加工糸など異色効果を与える紡績
糸、就中異染性及び/又は色彩を異にするS・Zの交互
撚を有するA,B両繊維束を並列に配置し引き揃えた
上、同時に同方向に施撚してなる所謂サイロスパン紡績
糸(実開平1ー87181号公報)などの異色杢調立毛
パイル糸並びに、それを用いた編織物に関する提案が知
られている。
パーティションクロス等に有用な審美性を向上させたシ
ート用に好適な異色杢調立毛パイル糸としては、異染性
マルチフィラメントヤーンを引き揃え、或いは合撚し製
織後、ダブルラッセル又はトリコット機にて立毛パイル
シートとし、カチオン染料、分散染料を併用し反染め
後、後加工仕上げ処理を施した異色杢調立毛パイルシー
トや、異成分・異染性の交絡させたマルチフィラメント
ヤーン同士を引き揃え、次いでそれに第2段の交絡処理
を施した複合糸を用い製編織し、カチオン染料、分散染
料を併用し反染め後、後加工仕上げ処理を施した異色杢
調立毛パイルシート(特開平5−247787号公報)
や、異染性の合成繊維ステープルヤーンの混紡糸或いは
異染性紡績糸の合撚加工糸など異色効果を与える紡績
糸、就中異染性及び/又は色彩を異にするS・Zの交互
撚を有するA,B両繊維束を並列に配置し引き揃えた
上、同時に同方向に施撚してなる所謂サイロスパン紡績
糸(実開平1ー87181号公報)などの異色杢調立毛
パイル糸並びに、それを用いた編織物に関する提案が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記異色性
杢調立毛パイル糸を形成せしめる従来技術の内、生産性
が高く組み合わせ相手素材の選択幅が広く、技術改善の
可能性の高いサイロスパン紡績糸を活用し、従来にない
審美性の高い異色性杢調立毛パイル糸を形成せしめるも
のである。
杢調立毛パイル糸を形成せしめる従来技術の内、生産性
が高く組み合わせ相手素材の選択幅が広く、技術改善の
可能性の高いサイロスパン紡績糸を活用し、従来にない
審美性の高い異色性杢調立毛パイル糸を形成せしめるも
のである。
【0004】即ち、従来の技術では、同一番手単糸の合
撚加工品が主力であり、杢表現が単調となり、高級感が
得るためには、異染性単糸素材の構成番手比率を変更す
る必要がある事が判ったが、合撚糸法における異番手化
では、細番手糸の紡績において紡績糸を構成するステー
プル繊維のデニール選定に制限が生じ、太デニール化す
ると紡績性が低下し又、糸強度が低くなるため、太デニ
ール化は望ましくなく限界があり、細デニール化する必
要があるが、一方細デニール化は、パイル布帛の毛倒れ
性が低下するという問題が発生し、合撚糸法での異番手
単糸の構成の選択の自由度は高くなく、充分な性能の異
色性杢調立毛パイル糸を得ることができないという問題
があった。
撚加工品が主力であり、杢表現が単調となり、高級感が
得るためには、異染性単糸素材の構成番手比率を変更す
る必要がある事が判ったが、合撚糸法における異番手化
では、細番手糸の紡績において紡績糸を構成するステー
プル繊維のデニール選定に制限が生じ、太デニール化す
ると紡績性が低下し又、糸強度が低くなるため、太デニ
ール化は望ましくなく限界があり、細デニール化する必
要があるが、一方細デニール化は、パイル布帛の毛倒れ
性が低下するという問題が発生し、合撚糸法での異番手
単糸の構成の選択の自由度は高くなく、充分な性能の異
色性杢調立毛パイル糸を得ることができないという問題
があった。
【0005】又一方、従来公知のサイロスパン紡績糸に
おいても、異素材・異染性の粗糸よりパイル糸用杢糸を
構成させる技術を開示し、この方法で得られる紡績糸に
おいては、染色性及び/色彩を異にするA繊維束とB繊
維束の各々それ自体S・Zの交互撚し、更にその上に
A,B両繊維束を同時に同方向に撚合した紡績糸を構成
せしめるため、構成繊維の撚方向がランダムであり複雑
に絡み合って糸を形成しているため、製織し染色した際
に、従来に見られない趣の杢調の編織布を与えるとい
う、それなりの成果を得ているが、更に高級感のある杢
表現を付与するために必要と考えられる、A,B両繊維
束の構成比率(重量比)についての技術開示はなく、又
更にかかる両繊維束の構成比率を変更した際、該サイロ
スパン紡績糸を用いて構成した編織布において、両繊維
束の構成比率選択条件により発生するストリーキネス
(筋立ち)発生防止に対する対策も開示されておらず、
又得られるパイル糸の毛倒れ防止についても、対策が開
示されていなかったため、目的とする高級感のある異色
性杢調立毛パイル糸を得ることができなかった。
おいても、異素材・異染性の粗糸よりパイル糸用杢糸を
構成させる技術を開示し、この方法で得られる紡績糸に
おいては、染色性及び/色彩を異にするA繊維束とB繊
維束の各々それ自体S・Zの交互撚し、更にその上に
A,B両繊維束を同時に同方向に撚合した紡績糸を構成
せしめるため、構成繊維の撚方向がランダムであり複雑
に絡み合って糸を形成しているため、製織し染色した際
に、従来に見られない趣の杢調の編織布を与えるとい
う、それなりの成果を得ているが、更に高級感のある杢
表現を付与するために必要と考えられる、A,B両繊維
束の構成比率(重量比)についての技術開示はなく、又
更にかかる両繊維束の構成比率を変更した際、該サイロ
スパン紡績糸を用いて構成した編織布において、両繊維
束の構成比率選択条件により発生するストリーキネス
(筋立ち)発生防止に対する対策も開示されておらず、
又得られるパイル糸の毛倒れ防止についても、対策が開
示されていなかったため、目的とする高級感のある異色
性杢調立毛パイル糸を得ることができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】目的とする異色粒杢調立
毛パイル糸並びに、それを用いた編織物を得るために、
本発明においては、次記の構成要件を満足するようにプ
ロセスを構成せしめることにより、課題を解決し目的を
達成することに成功した。即ち、(1)異素材粗糸(ロ
ービング)が、構成比10/90〜40/60(重量
比)の割合で包含され、繊度1.8〜4.0デニールの
合成繊維の短繊維よりなる異素材粗糸(ロービング)を
組合せた、(2)36英式綿番手以下の(3)サイロス
パン紡績糸又はダブルロービング紡績糸よりなるパイル
糸用杢糸、並びに該パイル糸用杢糸より構成される編織
物によって、目的が達成できる製品を得ることを可能に
したのである。
毛パイル糸並びに、それを用いた編織物を得るために、
本発明においては、次記の構成要件を満足するようにプ
ロセスを構成せしめることにより、課題を解決し目的を
達成することに成功した。即ち、(1)異素材粗糸(ロ
ービング)が、構成比10/90〜40/60(重量
比)の割合で包含され、繊度1.8〜4.0デニールの
合成繊維の短繊維よりなる異素材粗糸(ロービング)を
組合せた、(2)36英式綿番手以下の(3)サイロス
パン紡績糸又はダブルロービング紡績糸よりなるパイル
糸用杢糸、並びに該パイル糸用杢糸より構成される編織
物によって、目的が達成できる製品を得ることを可能に
したのである。
【0007】本発明の内容を更に詳細に説明するため
に、本発明の目的と、その目的(発明の課題)達成のた
めに必要とする構成要件と達成手段の有効性並びに意義
を以下に説明する。
に、本発明の目的と、その目的(発明の課題)達成のた
めに必要とする構成要件と達成手段の有効性並びに意義
を以下に説明する。
【0008】異色杢調立毛パイル糸並びに、それを用い
た編織物を高生産性で効率よく、制約の少ない製造条
件、構成条件で製造するには、異素材粗糸を用いサイロ
スパン紡績糸で製造する事が好適であることは公知であ
るが、この公知技術で得られる製品には、高品位の異色
性杢調立毛パイル糸並びに異色性杢調立毛パイル編織布
を得るために必須の構成要件が充分に盛られていないた
め、得られる異色性杢調立毛パイル糸を用いて製編織さ
れた編織布は、杢表現が単調で平面的であり、高級感を
有し趣のある審美性に優れた製品とならないこと、更に
サイロスパン紡績糸の編織布に発生しがちなストリーキ
ネス(筋立ち)発生の障害を排除を必要とし、又パイル
の毛倒れ性の改善を要するするなどの、問題発生要因の
解明から効果的対策の実施まで解決すべき多くの課題を
有して居る。
た編織物を高生産性で効率よく、制約の少ない製造条
件、構成条件で製造するには、異素材粗糸を用いサイロ
スパン紡績糸で製造する事が好適であることは公知であ
るが、この公知技術で得られる製品には、高品位の異色
性杢調立毛パイル糸並びに異色性杢調立毛パイル編織布
を得るために必須の構成要件が充分に盛られていないた
め、得られる異色性杢調立毛パイル糸を用いて製編織さ
れた編織布は、杢表現が単調で平面的であり、高級感を
有し趣のある審美性に優れた製品とならないこと、更に
サイロスパン紡績糸の編織布に発生しがちなストリーキ
ネス(筋立ち)発生の障害を排除を必要とし、又パイル
の毛倒れ性の改善を要するするなどの、問題発生要因の
解明から効果的対策の実施まで解決すべき多くの課題を
有して居る。
【0009】即ち、高級感を有し平面的でない趣のある
高品位の異色性杢調立毛パイル糸並びに異色性杢調立毛
パイル編織布を得るためには、サイロスパン紡績糸を構
成する異素材粗糸の組合せ構成比率を変えることが有効
であると想定できるのであるが、安易にこの変更を実施
すればサイロスパン紡績糸製造における紡績性の悪化
と、得られる紡績糸の物性劣化を招くことになるのは当
然のことながら、得られる異色性杢調立毛パイル糸並び
に異色性杢調立毛パイル編織布において、毛倒れ性の悪
化と、ストリーキネス(筋立ち)発生が生じ易くなり、
著しく品位を害し目的の製品製造ができなくなる問題を
包含する。
高品位の異色性杢調立毛パイル糸並びに異色性杢調立毛
パイル編織布を得るためには、サイロスパン紡績糸を構
成する異素材粗糸の組合せ構成比率を変えることが有効
であると想定できるのであるが、安易にこの変更を実施
すればサイロスパン紡績糸製造における紡績性の悪化
と、得られる紡績糸の物性劣化を招くことになるのは当
然のことながら、得られる異色性杢調立毛パイル糸並び
に異色性杢調立毛パイル編織布において、毛倒れ性の悪
化と、ストリーキネス(筋立ち)発生が生じ易くなり、
著しく品位を害し目的の製品製造ができなくなる問題を
包含する。
【0010】本発明のサイロスパン紡績糸製造において
配慮した、粗糸構成繊維デニールと得られる該紡績糸の
番手は、次記のように、異色性杢調立毛パイル糸並びに
異色性杢調立毛パイル編織布におけるストリーキネス発
生並びに毛倒れ性に決定的影響を与える重要な支配的要
因である。
配慮した、粗糸構成繊維デニールと得られる該紡績糸の
番手は、次記のように、異色性杢調立毛パイル糸並びに
異色性杢調立毛パイル編織布におけるストリーキネス発
生並びに毛倒れ性に決定的影響を与える重要な支配的要
因である。
【0011】ストリーキネス発生の原因を調査、検討し
たところ、従来その原因として取り沙汰されているシ
ン、シックプレース、糸斑の不良は、該紡績単糸を構成
する繊維本数が最も支配的な要因であることが判明し
た。
たところ、従来その原因として取り沙汰されているシ
ン、シックプレース、糸斑の不良は、該紡績単糸を構成
する繊維本数が最も支配的な要因であることが判明し
た。
【0012】ストリーキネス防止のためには、サイロス
パン紡績糸を太くし(単糸番手を小さくし)、構成繊度
を4デニール以下と小さくすることが有効であること、
一方得られるサイロスパン紡績糸の異色性杢調立毛パイ
ル糸のパイルの毛倒れ性においては、構成繊度が大きい
ほど有利であり、最低1.8デニール以上は必要で、更
に異色性杢調立毛パイル糸及び該パイル糸よりなる編織
布に高級感のある異色性杢調立毛性、審美性付与のため
には、サイロスパン紡績糸を構成する異素材粗糸の組合
せ配合比を(重量比)10/90〜40/60とするこ
とが効果的であること及び該紡績糸自体の番手の上限を
36英式綿番手とすることが望ましいことが判明した。
なお、10英式綿番手未満になると、パイル糸としてモ
ケット織機に仕掛けにくく好ましくない。
パン紡績糸を太くし(単糸番手を小さくし)、構成繊度
を4デニール以下と小さくすることが有効であること、
一方得られるサイロスパン紡績糸の異色性杢調立毛パイ
ル糸のパイルの毛倒れ性においては、構成繊度が大きい
ほど有利であり、最低1.8デニール以上は必要で、更
に異色性杢調立毛パイル糸及び該パイル糸よりなる編織
布に高級感のある異色性杢調立毛性、審美性付与のため
には、サイロスパン紡績糸を構成する異素材粗糸の組合
せ配合比を(重量比)10/90〜40/60とするこ
とが効果的であること及び該紡績糸自体の番手の上限を
36英式綿番手とすることが望ましいことが判明した。
なお、10英式綿番手未満になると、パイル糸としてモ
ケット織機に仕掛けにくく好ましくない。
【0013】更に、粗糸構成繊維デニールと得られる該
紡績糸の番手に対する規定は、上記の要求特性を満足せ
しめるため必須の構成要件並びに必要条件であるのみな
らず、サイロスパン紡績糸製造における糸切れを少なく
する等安定生産性確保の面においても重要且つ適正な製
造条件を規定するものである。
紡績糸の番手に対する規定は、上記の要求特性を満足せ
しめるため必須の構成要件並びに必要条件であるのみな
らず、サイロスパン紡績糸製造における糸切れを少なく
する等安定生産性確保の面においても重要且つ適正な製
造条件を規定するものである。
【0014】即ち、サイロスパン紡績工程において、粗
糸構成比が低い方の(10〜40%)粗糸の紡績安定性
は、該粗糸番手と粗糸構成繊維本数との関係から4デニ
ール以下とすることが必要であり、好ましいサイロスパ
ン紡績糸の番手と紡績安定性が確保できる粗糸番手の関
係より、粗糸構成比率も最低10%望ましくは15%以
上が必要で、サイロスパン紡績糸自体の番手も36英式
綿番手が上限で30英式綿番手以下とすることが望まし
く、構成繊維デニール及び粗糸構成比率が規定値以下、
又番手が規定値以上となると、何れが規定範囲を逸脱し
ても糸切れ、ドラフト斑(糸斑)が発生して、使用に耐
える紡績糸を生産できなくなる。
糸構成比が低い方の(10〜40%)粗糸の紡績安定性
は、該粗糸番手と粗糸構成繊維本数との関係から4デニ
ール以下とすることが必要であり、好ましいサイロスパ
ン紡績糸の番手と紡績安定性が確保できる粗糸番手の関
係より、粗糸構成比率も最低10%望ましくは15%以
上が必要で、サイロスパン紡績糸自体の番手も36英式
綿番手が上限で30英式綿番手以下とすることが望まし
く、構成繊維デニール及び粗糸構成比率が規定値以下、
又番手が規定値以上となると、何れが規定範囲を逸脱し
ても糸切れ、ドラフト斑(糸斑)が発生して、使用に耐
える紡績糸を生産できなくなる。
【0015】これらの結果より、ストリーキネス発生を
防止し、パイルの毛倒れ性を良好に保ち、且つ高級感の
ある異色性杢調立毛性、審美性を兼ね備えたサイロスパ
ン紡績糸よりなる異色性杢調立毛パイル糸及び該パイル
糸よりなる編織布を得るために必須の構成要件と、その
各構成要件における必要且つ適正な条件を検討、選定
し、更にサイロスパン紡績糸の紡績性を確保するための
必要条件をも加味し検討の結果、全ての要求を満足し目
的を達成せしめる方策とし、特許請求の範囲に規定の必
須構成要件と必要・適正条件を規定した本発明に到達し
たのである。
防止し、パイルの毛倒れ性を良好に保ち、且つ高級感の
ある異色性杢調立毛性、審美性を兼ね備えたサイロスパ
ン紡績糸よりなる異色性杢調立毛パイル糸及び該パイル
糸よりなる編織布を得るために必須の構成要件と、その
各構成要件における必要且つ適正な条件を検討、選定
し、更にサイロスパン紡績糸の紡績性を確保するための
必要条件をも加味し検討の結果、全ての要求を満足し目
的を達成せしめる方策とし、特許請求の範囲に規定の必
須構成要件と必要・適正条件を規定した本発明に到達し
たのである。
【0016】本発明に使用する合成繊維は、特に限定す
る特殊なものでなく、汎用の合成繊維であれば何れにて
もよく、製品の異色性(異色効果)も先染めにて付与す
るもよく、製編織後染色する後染めで付与するものでも
よいため、異素材繊維とは、化学組成的に異なる繊維に
のみに限定するものではなく、化学組成は同一でも色相
・色調の異なるものまで包含するものである。
る特殊なものでなく、汎用の合成繊維であれば何れにて
もよく、製品の異色性(異色効果)も先染めにて付与す
るもよく、製編織後染色する後染めで付与するものでも
よいため、異素材繊維とは、化学組成的に異なる繊維に
のみに限定するものではなく、化学組成は同一でも色相
・色調の異なるものまで包含するものである。
【0017】即ち、異素材繊維の組合せとは、一例を挙
げると、異色に染着したポリエチレンテレフタレート繊
維同士の組合せも、化学組成的に異なるポリエチレンテ
レフタレート繊維とナイロン66繊維の組合せも、何れ
も本発明の規定する異素材繊維に包含されるのである。
げると、異色に染着したポリエチレンテレフタレート繊
維同士の組合せも、化学組成的に異なるポリエチレンテ
レフタレート繊維とナイロン66繊維の組合せも、何れ
も本発明の規定する異素材繊維に包含されるのである。
【0018】更に、本発明に用いられる典型的な合成繊
維ステープル繊維の数例を(化学組成名)示すと次の通
りである。ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6、
ナイロン66、ポリエチレンテレ/イソフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、2.5モル%[3,5−
(ジカルボキシ)ベンゼンスルフォン酸ソーダ]共重合
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリア
クリロニトリル、共重合ポリアクリロニトリルなどの繊
維である。
維ステープル繊維の数例を(化学組成名)示すと次の通
りである。ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6、
ナイロン66、ポリエチレンテレ/イソフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、2.5モル%[3,5−
(ジカルボキシ)ベンゼンスルフォン酸ソーダ]共重合
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリア
クリロニトリル、共重合ポリアクリロニトリルなどの繊
維である。
【0019】念のため本発明において用いる紡績法に就
いて簡単に説明を加えると次の通りである。サイロスパ
ン紡績法は多くの提案がなされている紡績法であり、た
とえば、図1、図2に示す機構概要図の設備、方法にて
紡績糸を製造する。
いて簡単に説明を加えると次の通りである。サイロスパ
ン紡績法は多くの提案がなされている紡績法であり、た
とえば、図1、図2に示す機構概要図の設備、方法にて
紡績糸を製造する。
【0020】即ち、図1において、精紡機のフロントロ
ーラー対1、ミドルローラー対2、バックローラー対3
からなるドラフト域4に、異なる平行走行路を経てバッ
クローラー対3に導入された、2本の粗糸(ロービン
グ)A,Bは、該精紡機のドラフト域4にてドラフトさ
れ、フロントローラー1のニップ点を出た直後、リング
トラベラー加撚機構5の加撚作用を受け、ボビン6に巻
き取られサイロスパン紡績糸Cが製造される。
ーラー対1、ミドルローラー対2、バックローラー対3
からなるドラフト域4に、異なる平行走行路を経てバッ
クローラー対3に導入された、2本の粗糸(ロービン
グ)A,Bは、該精紡機のドラフト域4にてドラフトさ
れ、フロントローラー1のニップ点を出た直後、リング
トラベラー加撚機構5の加撚作用を受け、ボビン6に巻
き取られサイロスパン紡績糸Cが製造される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容と効果を説明
するために若干の実施例を示すが、この実施例にて本願
発明の内容が制約されるものではない。
するために若干の実施例を示すが、この実施例にて本願
発明の内容が制約されるものではない。
【0022】[実施例1]分散染料可染性のポリエチレ
ンテレフタレート繊維(酸化チタン含有率:0.47重
量%、フェノール/テトラクロールエタン=3/2の2
0℃における溶液固有粘度:0.585)のステープル
繊維(3d×51mm)からなる粗糸(ロービング)
と、3,5−ジ(カルボキシ)ベンゼンスルフォン酸ソ
ーダを2.5モル%含有するカチオン染料可染性のポリ
エステル共重合体繊維(酸化チタン含有率:0.41重
量%、フェノール/テトラクロールエタン=3/2の2
0℃における溶液固有粘度:0.520)のステープル
繊維(3d×51mm)からなる粗糸(ロービング)
を、粗糸構成重量比率25/75及びその逆の構成比率
の75/25で構成せしめた15英式綿番手のサイロス
パン紡績糸(550t/m)を、1本おきに交互にパイ
ル糸として使用し、地糸として100d.×36fのポ
リエステルマルチフィラメントヤーンを用い、ダブルラ
ッセル機(22G)を用いパイル経編地原反を製織し
た。
ンテレフタレート繊維(酸化チタン含有率:0.47重
量%、フェノール/テトラクロールエタン=3/2の2
0℃における溶液固有粘度:0.585)のステープル
繊維(3d×51mm)からなる粗糸(ロービング)
と、3,5−ジ(カルボキシ)ベンゼンスルフォン酸ソ
ーダを2.5モル%含有するカチオン染料可染性のポリ
エステル共重合体繊維(酸化チタン含有率:0.41重
量%、フェノール/テトラクロールエタン=3/2の2
0℃における溶液固有粘度:0.520)のステープル
繊維(3d×51mm)からなる粗糸(ロービング)
を、粗糸構成重量比率25/75及びその逆の構成比率
の75/25で構成せしめた15英式綿番手のサイロス
パン紡績糸(550t/m)を、1本おきに交互にパイ
ル糸として使用し、地糸として100d.×36fのポ
リエステルマルチフィラメントヤーンを用い、ダブルラ
ッセル機(22G)を用いパイル経編地原反を製織し
た。
【0023】得られた原反をカチオン染料で濃グレーに
染色した後に分散染料で淡グレーに染色し、染色後の生
地を常法通り乾燥し仕上げ加工を行いパイル布帛を得
た。
染色した後に分散染料で淡グレーに染色し、染色後の生
地を常法通り乾燥し仕上げ加工を行いパイル布帛を得
た。
【0024】得られるパイル布帛は、グレーの濃淡が微
妙に変化する高級感にあふれる品位の高いもので、パイ
ルの毛倒れ性にも優れストリーキネス発生もなく、家具
や車両の椅子張り地として最適のものである。
妙に変化する高級感にあふれる品位の高いもので、パイ
ルの毛倒れ性にも優れストリーキネス発生もなく、家具
や車両の椅子張り地として最適のものである。
【0025】[実施例2,3]実施例1における粗糸
(ロービング)構成繊維の繊度を変更し、1.8デニー
ル(実施例2)、4.0デニール(実施例3)とし、他
は全て同様にして15英式綿番手のサイロスパン紡績糸
を作り、同様に製織、染色、乾燥、仕上げ加工を施しパ
イル布帛を作成した。
(ロービング)構成繊維の繊度を変更し、1.8デニー
ル(実施例2)、4.0デニール(実施例3)とし、他
は全て同様にして15英式綿番手のサイロスパン紡績糸
を作り、同様に製織、染色、乾燥、仕上げ加工を施しパ
イル布帛を作成した。
【0026】得られたパイル布帛は、実施例1の布帛と
同様に、趣のある高級感のある品位の高いもので、毛倒
れ性、ストリーキネスに於いても全く問題のない優れた
家具や車両の椅子張り地として最適のものであった。
同様に、趣のある高級感のある品位の高いもので、毛倒
れ性、ストリーキネスに於いても全く問題のない優れた
家具や車両の椅子張り地として最適のものであった。
【0027】[比較例1]実施例1における粗糸構成重
量比率を8/92に変更した以外は、実施例1と全く同
様にし、15英式綿番手のサイロスパン紡績糸を紡績
し、同様に製織、染色、乾燥、仕上げ加工を施し比較例
1のパイル布帛を製織した。
量比率を8/92に変更した以外は、実施例1と全く同
様にし、15英式綿番手のサイロスパン紡績糸を紡績
し、同様に製織、染色、乾燥、仕上げ加工を施し比較例
1のパイル布帛を製織した。
【0028】この比較例1のパイル布帛においては、サ
イロスパン紡績糸の番手が15英式綿番手と太いにも拘
らず、粗糸構成比率が余りにも偏りすぎるため、低構成
比率側のロービングの太さ、構成繊維本数が不足し紡績
性が悪く、常に糸切れの危険性が高く糸斑を生じ、品位
の悪いパイル布帛しか得られず、異色性杢調立毛効果の
きわめて悪い、ストリーキネスが発生した粗悪品しか得
られなかった。
イロスパン紡績糸の番手が15英式綿番手と太いにも拘
らず、粗糸構成比率が余りにも偏りすぎるため、低構成
比率側のロービングの太さ、構成繊維本数が不足し紡績
性が悪く、常に糸切れの危険性が高く糸斑を生じ、品位
の悪いパイル布帛しか得られず、異色性杢調立毛効果の
きわめて悪い、ストリーキネスが発生した粗悪品しか得
られなかった。
【0029】[比較例2]実施例1における粗糸構成重
量比率を10/90と変更し、サイロスパン紡績糸の番
手を45英式綿番手に変更して、サイロスパン紡績糸を
紡績した以外は全て実施例1と同様にし、製織、染色、
乾燥、仕上げ加工を施し、比較例2のパイル布帛を製編
した。
量比率を10/90と変更し、サイロスパン紡績糸の番
手を45英式綿番手に変更して、サイロスパン紡績糸を
紡績した以外は全て実施例1と同様にし、製織、染色、
乾燥、仕上げ加工を施し、比較例2のパイル布帛を製編
した。
【0030】この比較例2のパイル布帛においては、サ
イロスパン紡績糸の番手を45英式綿番手と細くしたた
め、粗糸構成比率の構成比率の低い10重量%側の粗糸
の太さが低くなりすぎ、又該粗糸構成繊維本数が不足
し、紡績性が悪化し、糸切れの危険性が増し糸斑が悪化
し、品位の悪いパイル布帛しか得られず、異色性杢調立
毛効果のきわめて悪い、ストリーキネスが発生した粗悪
品しか得られなかった。
イロスパン紡績糸の番手を45英式綿番手と細くしたた
め、粗糸構成比率の構成比率の低い10重量%側の粗糸
の太さが低くなりすぎ、又該粗糸構成繊維本数が不足
し、紡績性が悪化し、糸切れの危険性が増し糸斑が悪化
し、品位の悪いパイル布帛しか得られず、異色性杢調立
毛効果のきわめて悪い、ストリーキネスが発生した粗悪
品しか得られなかった。
【0031】[比較例3]実施例1において、粗糸構成
繊度を5.0デニールに変更する以外は、全く実施例1
と同様にしてサイロスパン紡績糸を紡績し、同様に製
織、染色、乾燥、仕上げ加工を施し、比較例3のパイル
布帛を製編した。
繊度を5.0デニールに変更する以外は、全く実施例1
と同様にしてサイロスパン紡績糸を紡績し、同様に製
織、染色、乾燥、仕上げ加工を施し、比較例3のパイル
布帛を製編した。
【0032】この比較例3のパイル布帛においては、粗
糸構成繊度が5.0デニールと太くなるため、サイロス
パン紡績糸の番手及び粗糸構成重量比率が同一であるに
も拘らず、低構成比率側の該粗糸構成繊維本数が不足
し、紡績性が悪化し、糸切れの危険性が増し糸斑が悪化
し、品位の悪いパイル布帛しか得られず、異色性杢調立
毛効果のきわめて悪い、ストリーキネスが発生した粗悪
品しか得られなかった。
糸構成繊度が5.0デニールと太くなるため、サイロス
パン紡績糸の番手及び粗糸構成重量比率が同一であるに
も拘らず、低構成比率側の該粗糸構成繊維本数が不足
し、紡績性が悪化し、糸切れの危険性が増し糸斑が悪化
し、品位の悪いパイル布帛しか得られず、異色性杢調立
毛効果のきわめて悪い、ストリーキネスが発生した粗悪
品しか得られなかった。
【0033】[比較例4]実施例1において、粗糸構成
繊度を1.5デニールに変更する以外は全く実施例1と
同様にしてサイロスパン紡績糸を紡績し、同様に製織、
染色、乾燥、仕上げ加工を施し、比較例4のパイル布帛
を製編した。
繊度を1.5デニールに変更する以外は全く実施例1と
同様にしてサイロスパン紡績糸を紡績し、同様に製織、
染色、乾燥、仕上げ加工を施し、比較例4のパイル布帛
を製編した。
【0034】この比較例4のパイル布帛においては、粗
糸構成繊度が1.5デニールと細くなるため、サイロス
パン紡績糸の番手及び粗糸構成重量比率が同一であるに
も拘らず、パイル布帛におけるパイる構成繊維のデニー
ルが細く、毛倒れ性が悪化し、目的の異色性杢調立毛効
果の高い高品位のパイル布帛が得られなかった。
糸構成繊度が1.5デニールと細くなるため、サイロス
パン紡績糸の番手及び粗糸構成重量比率が同一であるに
も拘らず、パイル布帛におけるパイる構成繊維のデニー
ルが細く、毛倒れ性が悪化し、目的の異色性杢調立毛効
果の高い高品位のパイル布帛が得られなかった。
【0035】[比較例5]実施例1において、粗糸構成
重量比率を1/1に変更する以外は、全く実施例1と同
様にしてサイロスパン紡績糸を紡績し、同様に製織、染
色、乾燥、仕上げ加工を施し、比較例5のパイル布帛を
製編した。
重量比率を1/1に変更する以外は、全く実施例1と同
様にしてサイロスパン紡績糸を紡績し、同様に製織、染
色、乾燥、仕上げ加工を施し、比較例5のパイル布帛を
製編した。
【0036】この比較例5のパイル布帛においては、粗
糸構成比率が1/1と同じであるので、得られるパイル
布帛の異色性杢調立毛効果が平面的であり、趣のある高
級感に欠け目的とする高品位のパイル布帛が得られなか
った。
糸構成比率が1/1と同じであるので、得られるパイル
布帛の異色性杢調立毛効果が平面的であり、趣のある高
級感に欠け目的とする高品位のパイル布帛が得られなか
った。
【0037】以上の結果を表に集約した。
【0038】
【0039】なお、実施例、比較例におけるパイル布帛
の品位、即ち異色杢調立毛効果及び毛倒れ性、耐ストリ
ーキネス性は、優良・良好・普通・不足・不良の5段階
品位比較判定用標準試料を作り、5名の専門評価委員に
より目視判定で判定した。
の品位、即ち異色杢調立毛効果及び毛倒れ性、耐ストリ
ーキネス性は、優良・良好・普通・不足・不良の5段階
品位比較判定用標準試料を作り、5名の専門評価委員に
より目視判定で判定した。
【0040】上記実施例では、サイロスパン紡績糸の製
造について説明いしたが、粗糸A,Bを引き揃えて行う
ダブルロービング紡績糸の製造についても同様に行うこ
とができる。
造について説明いしたが、粗糸A,Bを引き揃えて行う
ダブルロービング紡績糸の製造についても同様に行うこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため次
のような効果を有する。 (1)高級感のある異色性杢調立毛性・審美性を兼ね備
えたサイロスパン紡績糸と該紡績糸よりなる高級感のあ
る異色性杢調立毛性、審美性を兼ね備えたパイル布帛を
与える。 (2)かかるパイル糸で発生しがちな毛倒れ性が改善さ
れ優秀なパイル布帛を与える。 (3)かかるサイロスパン紡績糸を用いた布帛で発生す
るストリーキネス発生が抑制された高級感のある異色性
杢調立毛性・審美性を兼ね備えたパイル布帛を与える。 (4)サイロスパン紡績法によりパイル糸を作成するた
め、高生産性であり、素材・粗糸の組合せの自由度が高
い。
のような効果を有する。 (1)高級感のある異色性杢調立毛性・審美性を兼ね備
えたサイロスパン紡績糸と該紡績糸よりなる高級感のあ
る異色性杢調立毛性、審美性を兼ね備えたパイル布帛を
与える。 (2)かかるパイル糸で発生しがちな毛倒れ性が改善さ
れ優秀なパイル布帛を与える。 (3)かかるサイロスパン紡績糸を用いた布帛で発生す
るストリーキネス発生が抑制された高級感のある異色性
杢調立毛性・審美性を兼ね備えたパイル布帛を与える。 (4)サイロスパン紡績法によりパイル糸を作成するた
め、高生産性であり、素材・粗糸の組合せの自由度が高
い。
【図1】サイロスパン紡績糸製造用装置の概要側面図で
ある。
ある。
【図2】サイロスパン紡績糸製造用装置の概要正面図で
ある。
ある。
A 粗糸(ロービング)A B 粗糸(ロービング)B C サイロスパン紡績糸 1 フロントローラー 2 ミドルローラー 3 バックローラー 4 ドラフト域 5 リングトラベラー加撚機構 6 ボビン
Claims (2)
- 【請求項1】 異素材粗糸が構成比(重量比)10/9
0〜40/60の割合で組合せられ、繊度1.8〜4.
0デニールの合成繊維からなり、36英式綿番手以下の
サイロスパン紡績糸又はダブルロービング紡績糸よりな
る、パイル糸用杢糸。 - 【請求項2】 前記パイル糸用杢糸より構成される編織
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25528596A JPH1088440A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | パイル糸用杢糸及びパイル糸用杢糸より構成される編織物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25528596A JPH1088440A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | パイル糸用杢糸及びパイル糸用杢糸より構成される編織物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088440A true JPH1088440A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17276644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25528596A Pending JPH1088440A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | パイル糸用杢糸及びパイル糸用杢糸より構成される編織物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1088440A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024225182A1 (ja) | 2023-04-25 | 2024-10-31 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
| WO2025258433A1 (ja) | 2024-06-12 | 2025-12-18 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
| WO2026083756A1 (ja) | 2024-10-16 | 2026-04-23 | 伊澤タオル株式会社 | ループパイル用紡績糸とその製造方法及びこれを用いたループパイルタオルとその製造方法 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25528596A patent/JPH1088440A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024225182A1 (ja) | 2023-04-25 | 2024-10-31 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
| WO2025258433A1 (ja) | 2024-06-12 | 2025-12-18 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
| WO2026083756A1 (ja) | 2024-10-16 | 2026-04-23 | 伊澤タオル株式会社 | ループパイル用紡績糸とその製造方法及びこれを用いたループパイルタオルとその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6537640B1 (en) | Pile fabric | |
| KR100860266B1 (ko) | 멜란지형 외관이 우수한 초극세 섬유포의 제조방법, 그로부터 제조된 초극세 섬유포 및 그의 용도 | |
| JP2019214814A (ja) | 紡績糸および織編物 | |
| JPH1088440A (ja) | パイル糸用杢糸及びパイル糸用杢糸より構成される編織物 | |
| JP6670772B2 (ja) | 混紡紡績糸及びこれを用いた織物と衣料用繊維製品 | |
| JP3197671B2 (ja) | タスラン布帛 | |
| JPS61152849A (ja) | 内装用パイル布帛 | |
| JPH06272140A (ja) | 編物布帛 | |
| WO2003023105A1 (en) | Warp knitted fabric made of mixed yarns | |
| KR100632990B1 (ko) | 샤넬사 제조방법 | |
| JPH0649731A (ja) | 混繊糸の製造方法 | |
| JPH08226035A (ja) | ジーンズ様布帛用紡績糸およびその製造方法ならびにその紡績糸を用いてなるジーンズ様布帛 | |
| JP2020079451A (ja) | 複合加工糸および織編物 | |
| JP3748462B2 (ja) | アセテート麻調複合仮撚加工糸 | |
| JPS63105143A (ja) | 内装用パイル布帛 | |
| JP2006328590A (ja) | 多色布帛 | |
| JP2003049348A (ja) | 杢調編地 | |
| JP3877025B2 (ja) | 立毛布帛 | |
| JP3770345B2 (ja) | 立毛パイル織編物の製造方法 | |
| JP4446358B2 (ja) | パイル布帛 | |
| JP3391156B2 (ja) | パイル布帛 | |
| JP2018178321A (ja) | 複合紡績糸およびそれを用いてなる繊維構造物 | |
| JP6819123B2 (ja) | 凹凸織編物 | |
| JP2022183505A (ja) | ストレッチ織物 | |
| JPH11200188A (ja) | パイル布帛 |