JPH1088990A - セグメントエレクタ装置 - Google Patents

セグメントエレクタ装置

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JPH1088990A
JPH1088990A JP8245940A JP24594096A JPH1088990A JP H1088990 A JPH1088990 A JP H1088990A JP 8245940 A JP8245940 A JP 8245940A JP 24594096 A JP24594096 A JP 24594096A JP H1088990 A JPH1088990 A JP H1088990A
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guide frame
tunnel
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Yoshimitsu Kumao
義光 熊尾
Junichi Takamoto
潤一 高本
Michikazu Kaneko
迪弌 金子
Takeshi Sakae
熾 栄毅
Kenichi Kaneko
研一 金子
Fuminori Masuko
文典 増子
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セグメントエレクタ装置において、セグメン
ト組付作業の作業及び安全性の向上を図る。 【解決手段】 グリップ装置26aに装着されたガイド
フレーム35にセグメントS1のグラウトホールS1a
に嵌入するセーフティピン49を設けると共にこのグラ
ウトホールS1aへのセーフティピン49の嵌脱を検出
する位置検出器66a,66bを設け、また、ガイドフ
レーム35の外表面にセグメントS1を吸着保持可能な
バキュームパッド44a,44b,44cを装着すると
共にこのバキュームパッド44a,44b,44cに負
圧発生器51を接続し、制御装置67が位置検出器66
a,66bの検出結果に基づいて負圧発生器51の負圧
力を設定するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機に
よって掘削形成された既設トンネルの内壁面にセグメン
トを組付けるセグメントエレクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の一般的なシールド掘削機の
概略を示す。
【0003】図8に示すように、地盤を掘削するシール
ド掘削機において、掘削機本体としての円筒形状をなす
スキンプレート101の前部にはカッタヘッド102が
回転自在に装着されており、このカッタヘッド102の
前面には放射状をなしてスポーク103が固定され、こ
のスポーク103に多数のカッタビット104が固定さ
れている。そして、カッタヘッド102の後部にはリン
グギア105が固定される一方、スキンプレート101
には油圧モータ106が取付けられ、この油圧モータ1
06の駆動ギア107がこのリングギア105に噛み合
っている。従って、油圧モータ106を駆動して駆動ギ
ア107を回転駆動すると、リングギア105を介して
カッタヘッド102を回転することができる。
【0004】また、スキンプレート101にはカッタヘ
ッド102の後方に位置してバルクヘッド108が取付
けられており、カッタヘッド102とこのバルクヘッド
108との間にチャンバ室109が形成されている。そ
して、このチャンバ室109には一端がシールド掘削機
の外部に延設された送泥管110及び排泥管111の他
端が開口しており、排泥管111の開口部分の近傍には
掘削土砂と泥水とを攪拌、混合するアジテータ112が
設置されている。
【0005】更に、スキンプレート101の後部外周辺
には円周方向に複数のシールドジャッキ113が並設さ
れており、このシールドジャッキ113がシールド掘削
機の掘進方向後方に伸長して掘削したトンネル内周面に
構築された図示しない既設のセグメントSに押し付ける
ことで、その反力によりスキンプレート101、即ち、
シールド掘削機全体を前進することができる。一方、ス
キンプレート101の後部中央部にはセグメントエレク
タ114が設けられており、このセグメントエレクタ1
14はシールドジャッキ113によって前進したスキン
プレート101と既設のセグメントSとの間の空所に新
しいセグメントSを装着してトンネルを構築することが
できる。
【0006】従って、図8に示すように、トンネルを掘
削形成するには、まず、複数のシールドジャッキ113
を伸長し、既設のセグメントSへの押し付け反力によっ
てスキンプレート101を前進させる一方、油圧モータ
106によりカッタヘッド102を回転させ、多数のカ
ッタビット104によって前方の地盤を掘削する。そし
て、カッタビット104によって掘削された土砂はチャ
ンバ室109内に取り込まれ、送泥管110から給水さ
れてアジテータ112により掘削土砂と送水とが攪拌、
混合され、排泥管111により外部に排出される。次
に、シールドジャッキ113の何れか一つを縮み方向に
作動して既設のセグメントSとの間に空所を形成し、セ
グメントエレクタ114によってこの空所に新しいセグ
メントSを装着する。この作業の繰り返しによって所定
長さのトンネルを掘削形成していく。
【0007】ところで、セグメントSは図示しない搬送
台車などによって既設のトンネル内に搬入されるように
なっており、前述したセグメントエレクタ114のグリ
ップ装置がこの搬入されたセグメントを保持してトンネ
ル内を移動し、トンネル内壁面の所定の箇所にこのセグ
メントを組付けていく。この場合、従来は、グリップ装
置に設けられた保持ピンがセグメントの形成された保持
孔に嵌入して係止することで、このセグメントを保持し
て吊上げ可能としていた。ところが、このようなセグメ
ントエレクタ114には、既設トンネル内の有効中空径
の減少や装置の大型化、作業の複雑化などの問題があっ
た。そこで、これらの問題を解消するものとして、例え
ば、実開平2−50500号公報に開示されたものがあ
る。
【0008】この公報に開示されたバキューム方式のセ
グメントグリップ装置は、トンネル掘削機の後部に掘削
方向前後に移動自在なドラムを設け、このドラムに前後
に周方向旋回自在な旋回輪を設け、各旋回輪にそれぞれ
掘削方向前後及び径方向に移動自在なグリッパ装置が設
けられている。そして、このグリッパ装置は3分割され
たセグメント保持板を有し、この各保持板にはセフティ
ジャッキとバキュームパッドがそれぞれ装着されてい
る。従って、セグメント保持板のバキュームパッドをセ
グメントに当接して吸着保持すると共に、セフティジャ
ッキを作動してセフティピンを嵌入した状態で、保持し
たセグメントを所定の位置に移動してトンネル内壁面に
このセグメントを組付けていく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した実
開平2−50500号公報のバキューム方式のセグメン
トグリップ装置は、前述したように、セグメント保持板
のバキュームパッドがセグメントを吸着すると共に、セ
フティジャッキを作動してセフティピンを嵌入すること
で、このセグメントを保持することができる。この場
合、セフティピンはセグメントに嵌入することで、この
セグメントの位置決め及びセグメントの横ずれを防止し
ている。このセフティピンはセフティジャッキを作動す
ることでセグメントに嵌入させているが、セフティピン
の位置とセグメントの孔位置が合っていなければセフテ
ィピンはセグメントに嵌入することはできず、この場
合、作業中のセグメントの落下に起因してしまう。その
ため、従来は作業者がセグメントへのセフティピンの嵌
入を目視により確認しているが、このような作業は、作
業者にかかる負担が大きく、作業が面倒なものになると
共に作業時間も長くかかっしまうという問題があった。
【0010】また、セグメント保持板のバキュームパッ
ドをセグメントに当接した状態で、電磁弁の操作によっ
てバキュームパッドの空間部を真空としてセグメントを
吸着している。この場合、バキュームパッドの損傷など
によって十分な吸着力を得ることができないと、保持し
たセグメントが組付途中で位置ずれを起こしたり、落下
してしまうことがあった。
【0011】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、セグメント組付作業の作業及び安全性の向上を
図ったセグメントエレクタ装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のセグメントエレクタ装置は、トンネル掘削
機の後部に掘削したトンネルの周方向に沿って旋回自在
な旋回リングが設けられ、該旋回リングに掘削方向後部
に延設された支持体を介して既設トンネルの径方向に沿
って移動自在なグリップ装置が装着され、該グリップ装
置によって前記既設トンネル内に搬入されたセグメント
を保持してトンネル内壁面に組付けるセグメントエレク
タ装置において、前記グリップ装置に装着されてセグメ
ントの形状に合わせて形状設定されたガイドフレーム
と、該ガイドフレームに移動自在に設けられて前記セグ
メントの保持孔に嵌入して該セグメントの保持を補助す
るセーフティピンと、該セグメントの保持孔への該セー
フティピンの嵌脱を検出する位置検出器と、前記ガイド
フレームの外表面に装着されて前記セグメントを吸着保
持可能なバキュームパッドと、該バキュームパッドに接
続された負圧発生器と、前記位置検出器の検出結果に基
づいて前記負圧発生器の負圧力を設定する制御装置とを
具えたことを特徴とするものである。
【0013】従って、既設トンネル内に搬入されたセグ
メントに対してグリップ装置が移動し、このグリップ装
置はセグメントに対してガイドフレームが接近してバキ
ュームパッドがセグメントに密着した状態で、セーフテ
ィピンをセグメントの保持孔に嵌入すると共に負圧発生
器を作動させると、バキュームパッドがセグメントを吸
着保持することとなり、このとき、位置検出器はセグメ
ントの保持孔へのセーフティピンの嵌脱を検出し、制御
装置はこのセーフティピンの嵌入を確認すると、負圧発
生器の負圧力を設定することとなり、グリップ装置はセ
グメントを確実に保持できる。その後、このグリップ装
置がセグメントを保持した状態でトンネルの長手方向及
び径方向、周方向に移動し、トンネル内壁面の所定の箇
所に保持したセグメントを組付ける。
【0014】また、本発明のセグメントエレクタ装置に
おいて、前記バキュームパッドを複数に分割し、該各バ
キュームパッドと前記負圧発生器とを個々に配管接続
し、該各配管に電磁弁及び圧力検出器を介設し、前記制
御装置は前記位置検出器及び該圧力検出器の検出結果に
基づいて前記負圧発生器の負圧力を設定すると共に、前
記電磁弁の開閉操作を行うことを特徴とするものであ
る。
【0015】従って、制御装置は位置検出器及び圧力検
出器の検出結果に基づいて負圧発生器の負圧力を設定す
ると共に電磁弁の開閉操作を行うこととなり、バキュー
ムパッドが損傷すると圧力検出器の検出値が低下し、制
御装置はバキュームパッドの損傷を確認して対応する電
磁弁を閉止し、残りのバキュームパッドの負圧力を改め
て設定し、このバキュームパッドによってセグメントを
確実に保持する。
【0016】また、本発明のセグメントエレクタ装置に
おいて、前記支持体には複数のグリップ装置が設けら
れ、該複数のグリップ装置にはそれぞれ異なる形状のセ
グメントに合わせて形状設定された各ガイドフレームが
姿勢制御可能で且つ前記既設トンネルの前後方向に沿っ
て移動自在に支持され、該各ガイドフレームの外表面に
前記セグメントを吸着保持可能なバキュームパッドが装
着されたことを特徴とするものである。
【0017】従って、既設トンネル内に搬入された複数
種類のセグメントに対して対応したグリップ装置が移動
し、このグリップ装置はセグメントに対して適合したガ
イドフレームが接近し、外表面に装着されたバキューム
パッドがセグメントに密着した状態で負圧発生器を作動
させることで、バキュームパッドはセグメントを確実に
吸着保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0019】図1に本発明の一実施形態に係るセグメン
トエレクタ装置のシールド掘削機への装着状態の概略側
面視、図2にこのセグメントエレクタ装置の正面視、図
3にグリップ装置の要部断面、図4に図3のIV−IV断
面、図5に図4のV−V断面、図6にガイドフレームに
装着されたバキュームパッドの配置、図7にバキューム
パッドへの負圧配管の概略を示す。
【0020】本実施形態のセグメントエレクタ装置が装
着されたシールド掘削機は、前述した従来技術で説明し
たものとほぼ同様のものであり、詳細な説明は省略す
る。
【0021】図1及び図2に示すように、本実施形態の
セグメントエレクタ装置10において、掘削機本体を構
成する円筒状のスキンプレート11の後部にはリング状
の固定板12が固定されており、この固定板12には周
方向に並設された複数のシールドジャッキ13が取付け
られている。この固定板12には支持ブラケット14を
介して周方向に沿ってラジアルローラ15が設けられて
おり、このラジアルローラ15によって旋回リング16
が回転自在に支持され、この旋回リング16には内歯1
7が形成されている。また、固定板12にはブラケット
18によって油圧モータ19が固定されており、この油
圧モータ19の駆動ギヤ20が旋回リング16の内歯1
7に噛み合っている。
【0022】また、旋回リング16の左右両側には掘削
方向後方に支持ブロック21が延設され、この左右の支
持ブロック21にはそれぞれ支持筒22が固定されてい
る。この左右の支持筒22にはそれぞれ前後の2つのガ
イドロッド23a,23bが既設トンネルの径方向に沿
って移動自在に嵌合し、前部ガイドロッド23aは両側
が下部アーム24aによって連結され、後部ガイドロッ
ド23bは両側が上部アーム24bによって連結されて
いる。そして、この各アーム24a,24bは支持筒2
2に装着された昇降ジャッキ25a,25bによって移
動することができる。このように支持された下部アーム
24aには横幅の広いセグメントS1を保持する第1グ
リップ装置26aが装着され、上部アーム24bには横
幅の狭いセグメントS2を保持する第2グリップ装置2
6bが装着されている。
【0023】従って、油圧モータ19を駆動して駆動ギ
ヤ20を回転駆動すると、この駆動ギヤ20が内歯17
に噛み合うことで旋回リング16を旋回し、第1グリッ
プ装置26a及び第2グリップ装置26bを既設トンネ
ルの内周面に沿って周方向に移動することができる。ま
た、所定の位置で、昇降ジャッキ25aあるいは25b
を伸縮すると、各アーム24a、24bを介して第1グ
リップ装置26aあるいは第2グリップ装置26bを既
設トンネルの内周面に対して径方向に移動することがで
きる。
【0024】なお、この第1グリップ装置26aと第2
グリップ装置26bとは、保持するセグメントS1,S
2の幅が異なるため、後述するガイドフレームの大きさ
やバキュームパッドの装着位置等が異なるだけで、その
他の構造はほぼ同様となっているため、以下では、第1
グリップ装置26aについてのみ詳細に説明する。
【0025】第1グリップ装置26aにおいて、図3乃
至図6に示すように、下部アーム24aの中央部には箱
型の昇降台31が固定されており、この昇降台31の内
部にはスライドロッド32によってスライドボックス3
3が移動自在に嵌合しており、このスライドボックス3
3はスライドジャッキ34によって移動することができ
る。なお、ガイドフレーム35は横幅の広いセグメント
S1を保持できようにこのセグメントS1とほぼ同様の
大きさで、且つ、ほぼ同一の曲面に形成されている。
【0026】スライドボックス33の左側下部には支持
板36が突設されており、このガイドフレーム35の左
側上部には支持板37が突設されており、各支持板3
6,37はローリング軸38及び球面軸受39を介して
連結されている。一方、スライドボックス33の右側下
部には支持台40が形成され、ガイドフレーム35の左
側上部にはローリング用ジャッキ41が装着されてお
り、このローリング用ジャッキ41の駆動ロッドの先端
が支持台40に連結されている。また、ガイドフレーム
35の前後下部にはそれぞれピッチング用ジャッキ42
が装着されており、各ピッチング用ジャッキ42の駆動
ロッドの先端が支持台40に連結されている。
【0027】従って、ローリング用ジャッキ41を伸縮
することで、ガイドフレーム35のローリングの調整を
行うことができ、また、各ピッチング用ジャッキ42を
それぞれ伸縮することで、ガイドフレーム35のピッチ
ングの調整を行うことができる。
【0028】そして、ガイドフレーム35の外表面には
このガイドフレーム35と同じ大きさのパッド板43が
図示しないボルト等によって固定されており、このパッ
ド板43には所定形状に3分割されたバキュームパッド
44a,44b,44cが貼り付けられている。そし
て、パッド板43にはこのバキュームパッド44a,4
4b,44cに囲まれた箇所にそれぞれ吸引孔45a,
45b,45cが形成されており、この各吸引孔45
a,45b,45cには負圧発生器51(図1参照)が
接続されている。
【0029】ここで、この負圧発生器51からバキュー
ムパッド44a,44b,44cの吸引孔45a,45
b,45cまでの配管について詳細に説明する。図7に
示すように、各吸引孔45a,45b,45cにはそれ
ぞれ配管52a,52b,52cの一端が接続され、こ
の配管52a,52b,52cの他端はフィルタ53
a,53b,53cを介して電磁弁54(54a,54
b,54c)に接続されている。そして、各電磁弁54
(54a,54b,54c)は逆止弁55a,55b,
55を介してリザーバタンク56に配管されている。な
お、各配管52a,52b,52cには真空圧検出器5
7a,57b,57cと圧力計58a,58b,58c
が取付けられいる。一方、負圧発生器51は真空ポンプ
59とそのポンプモータ60より構成され、逆止弁6
1,62とフィルタ63を介してリザーバタンク56に
配管されている。なお、このリザーバタンク56にも真
空圧検出器64と圧力計65が取付けられいる。
【0030】従って、ポンプモータ60よって真空ポン
プ59が駆動すると、リザーバタンク56に内は所定の
真空圧にて保持され、ガイドフレーム35をセグメント
S1に密着された状態で、各電磁弁54a,54b,5
4cを開放すると、リザーバタンク56の真空圧が各配
管52a,52b,52cを通り、吸引孔45a,45
b,45cを介してパッド板43とバキュームパッド4
4a,44b,44cとセグメントS1とで密閉された
部屋に作用して負圧となり、ガイドフレーム35はセグ
メントS1を吸着保持することができる。
【0031】また、図3及び図4に示すように、スライ
ドボックス33及びガイドフレーム35の中央部には縦
方向に貫通して取付台46が固定されており、この取付
台46内にはガイド筒47によってセーフティジャッキ
48の本体が移動自在にされている。そして、このセー
フティジャッキ48の駆動ロッドの先端は取付台46の
上部に連結される一方、セーフティジャッキ48の下端
部にはセーフティピン49が固定されている。そして、
取付台46にはセーフティジャッキ48の伸縮位置、即
ち、セーフティピン49がセグメントS1のグラウトホ
ールS1aに嵌入しているかどうかを検出する一対の位
置検出器66a,66bが取付けられている。
【0032】従って、ガイドフレーム35をセグメント
S1に密着された状態で、セーフティジャッキ48の駆
動ロッドを伸長すると、セーフティピン49がパッド板
43を貫通して下方に突出し、セグメントS1に形成さ
れたグラウトホールS1aに嵌入することができる。こ
こで、位置検出器66a,66bはグラウトホールS1
aへのセーフティピン49嵌入を検出することができ
る。
【0033】また、前述した負圧発生器51、各電磁弁
54(54a,54b,54c)、位置検出器66a,
66bは制御装置67に接続されており、この支持ブロ
ック21に動力源として設けられたグリップ装置26
a,26bなどのパワーユニット50が接続されてい
る。この制御装置67は位置検出器66a,66b及び
真空圧検出器57a,57b,57c、圧力計58a,
58b,58cなどの検出結果に基づいて電磁弁54
(54a,54b,54c)を開閉操作し、負圧発生器
51(リザーバタンク56)の負圧力を設定してバキュ
ームパッド44a,44b,44cに作用させるように
なっている。
【0034】このように第1グリップ装置26aについ
て説明したが、前述したように、第2グリップ装置26
bもほぼ同様の構造となっているが、図1及び図2に示
すように、保持するセグメントS2がS1よりも幅が狭
くなっており、それに合わせてガイドフレームの大きさ
やバキュームパッドの装着位置が異なっている。
【0035】ここで、上述した本実施形態のシールド掘
削機及びこのシールド掘削機に装着されたセグメントエ
レクタ装置10の作用について説明する。
【0036】トンネルを掘削形成する場合、図1及び図
2に示すように、複数のシールドジャッキ13を伸長
し、既設のセグメントSへの押し付け反力によってスキ
ンプレート11を前進させる一方、図示しないカッタヘ
ッドを回転させて多数のカッタビットによって前方の地
盤を掘削する。次に、シールドジャッキ13の何れか一
つを縮み方向に作動して既設のセグメントSとの間に空
所を形成し、セグメントエレクタ装置10によってこの
空所に新しいセグメントS1,S2を装着していく。
【0037】即ち、各セグメントS1,S2は図示しな
い台車によって既設のトンネル内に搬入され、作業者は
このセグメントエレクタ装置10を操作して作業を行
う。まず、油圧モータ19を駆動して旋回リング16を
旋回し、第1グリップ装置26aあるいは第2グリップ
装置26bを既設トンネルの内周面に沿って周方向に移
動する一方、昇降ジャッキ25aあるいは25bを伸縮
してこの第1グリップ装置26aあるいは第2グリップ
装置26bを既設トンネルの径方向に移動し、各セグメ
ントS1,S2に接近させて位置決めをする。
【0038】そして、第1グリップ装置26aによって
セグメントS1を組み付ける場合、昇降ジャッキ25a
を伸長し、図3及び図4に示すように、ガイドフレーム
35の外表面に装着されたパッド板43の各バキューム
パッド44a,44b,44cをセグメントS1の内周
面に押圧する。このとき、ローリング用ジャッキ41を
伸縮してガイドフレーム35のローリングの調整を行う
と共に、ピッチング用ジャッキ42を伸縮してガイドフ
レーム35のピッチングの調整を行う。この状態で、ま
ず、セーフティジャッキ48を伸長してこのセーフティ
ジャッキ48本体がガイド筒47に沿って下降し、セー
フティピン49を下方に突出させてセグメントS1のグ
ラウトホールS1aに嵌入する。これによってセグメン
トS1に作用するせん断力等に対してこのセグメントS
1の横ずれや脱落を防止することができる。このとき、
位置検出器66a,66bはグラウトホールS1aへの
セーフティピン49の嵌入を検出し、制御装置67にそ
の検出結果を出力する。
【0039】制御装置67はグラウトホールS1aへの
セーフティピン49の嵌入を確認すると、次に、各電磁
弁54a,54b,54cを開放し、リザーバタンク5
6の真空圧を各配管52a,52b,52cを通り、吸
引孔45a,45b,45cを介してパッド板43とバ
キュームパッド44a,44b,44cとセグメントS
1とで密閉された部屋に作用させて負圧とする。これに
よってガイドフレーム35はセグメントS1を吸着保持
する。
【0040】このように第1グリップ装置26aのガイ
ドフレーム35によってセグメントS1が保持される
と、昇降ジャッキ25aを収縮してセグメントS1を持
ち上げる。そして、再び、油圧モータ19及び昇降ジャ
ッキ25aを駆動し、第1グリップ装置26aを既設ト
ンネルの周方向及び径方向に移動し、保持したセグメン
トS1をトンネル内壁面の所定の組付位置に移動する。
ここで、図示しない固定ボルトなどによってセグメント
S1を隣接するセグメントSに締結固定する。そして、
各電磁弁54a,54b,54cを開閉操作してパッド
板43とバキュームパッド44a,44b,44cとセ
グメントS1とで密閉された部屋を大気開放すると、ガ
イドフレーム35はセグメントS1の吸着保持を解除
し、また、セーフティジャッキ48を収縮してセーフテ
ィピン49をセグメントS1のグラウトホールS1aか
ら抜き取る。
【0041】このようにしてガイドフレーム35による
セグメントS1の保持が解除されると、油圧モータ19
及び昇降ジャッキ25aを駆動して第1グリップ装置2
6aを移動し、元位置に戻す。この繰り返しによってト
ンネルを構築していく。なお、第2グリップ装置26b
についても同様の動作となる。
【0042】ところで、何らかの原因により、例えば、
バキュームパッド44cが損傷すると、圧力計58cに
よる検出値が低下することとなり、制御装置67はこの
出力を受けてバキュームパッド44cの異常を確認す
る。従って、制御装置67は電磁弁54cを閉鎖し、残
りのバキュームパッド44a,44bによってセグメン
トS1の吸着保持ができるように負圧検出器51を制御
する。
【0043】
【発明の効果】以上、実施形態を挙げて詳細に説明した
ように本発明のセグメントエレクタ装置によれば、グリ
ップ装置に装着されたガイドフレームにセグメントの保
持孔に嵌入するセーフティピンを設けると共にセグメン
トの保持孔へのこのセーフティピンの嵌脱を検出する位
置検出器を設け、また、ガイドフレームの外表面にセグ
メントを吸着保持可能なバキュームパッドを装着すると
共にこのバキュームパッドに負圧発生器を接続し、制御
装置が位置検出器の検出結果に基づいて負圧発生器の負
圧力を設定するようにしたので、セグメントの保持孔へ
のセーフティピンの嵌入を確実に検出すると共にバキュ
ームパッドの損傷を直ちに検出することで、グリップ装
置はセグメントを確実に保持することができ、その結
果、セグメント組付作業の作業性の向上を図ることがで
きると共に、作業の安全性の向上を図ることができる。
【0044】また、本発明のセグメントエレクタ装置に
よれば、バキュームパッドを複数に分割して各バキュー
ムパッドと負圧発生器とを個々に配管接続し、各配管に
電磁弁及び圧力検出器を介設し、制御装置が位置検出器
及び圧力検出器の検出結果に基づいて負圧発生器の負圧
力を設定すると共に電磁弁の開閉操作を行うようにした
ので、バキュームパッドが損傷すると圧力検出器の検出
値が低下し、制御装置はバキュームパッドの損傷を確認
して対応する電磁弁を閉止し、残りのバキュームパッド
の負圧力を改めて設定することで、残りのバキュームパ
ッドによってセグメントを確実に保持することができ
る。
【0045】また、本発明のセグメントエレクタ装置に
よれば、支持体に複数のグリップ装置を設け、この複数
のグリップ装置にそれぞれ異なる形状のセグメントに合
わせて形状設定された各ガイドフレームを姿勢制御可能
で且つ既設トンネルの前後方向に沿って移動自在に支持
し、各ガイドフレームの外表面にセグメントを吸着保持
可能なバキュームパッドを装着したので、形状の異なる
セグメントに対して適合したガイドフレームを接近させ
てバキュームパッドによってセグメントを確実に吸着保
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセグメントエレクタ
装置のシールド掘削機への装着状態の概略側面図であ
る。
【図2】セグメントエレクタ装置の正面図である。
【図3】グリップ装置の要部断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】ガイドフレームに装着されたバキュームパッド
の配置図である。
【図7】バキュームパッドへの負圧配管の概略図であ
る。
【図8】従来の一般的なシールド掘削機の概略図であ
る。
【符号の説明】
10 セグメントエレクタ装置 11 スキンプレート 16 旋回リング 19 油圧モータ 22 支持筒22(支持体) 25a,25b 昇降ジャッキ 26a 第1グリップ装置 26b 第2グリップ装置 35 ガイドフレーム 44a,44b,44c バキュームパッド 45a,45b,45c 吸引孔 48 セーフティジャッキ 49 セーフティピン 50 パワーユニット 51 負圧発生器 52a,52b,52c 配管 54,54a,54b,54c 電磁弁 56 リザーバタンク 57a,57b,57c 真空圧検出器 58a,58b,58c 圧力計 59 真空ポンプ 66a,66b 位置検出器 S1,S2 セグメント S1a グラウトホール(保持孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 迪弌 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 栄毅 熾 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 金子 研一 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 増子 文典 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削機の後部に掘削したトンネ
    ルの周方向に沿って旋回自在な旋回リングが設けられ、
    該旋回リングに掘削方向後部に延設された支持体を介し
    て既設トンネルの径方向に沿って移動自在なグリップ装
    置が装着され、該グリップ装置によって前記既設トンネ
    ル内に搬入されたセグメントを保持してトンネル内壁面
    に組付けるセグメントエレクタ装置において、前記グリ
    ップ装置に装着されてセグメントの形状に合わせて形状
    設定されたガイドフレームと、該ガイドフレームに移動
    自在に設けられて前記セグメントの保持孔に嵌入して該
    セグメントの保持を補助するセーフティピンと、該セグ
    メントの保持孔への該セーフティピンの嵌脱を検出する
    位置検出器と、前記ガイドフレームの外表面に装着され
    て前記セグメントを吸着保持可能なバキュームパッド
    と、該バキュームパッドに接続された負圧発生器と、前
    記位置検出器の検出結果に基づいて前記負圧発生器の負
    圧力を設定する制御装置とを具えたことを特徴とするセ
    グメントエレクタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセグメントエレクタ装置
    において、前記バキュームパッドを複数に分割し、該各
    バキュームパッドと前記負圧発生器とを個々に配管接続
    し、該各配管に電磁弁及び圧力検出器を介設し、前記制
    御装置は前記位置検出器及び該圧力検出器の検出結果に
    基づいて前記負圧発生器の負圧力を設定すると共に、前
    記電磁弁の開閉操作を行うことを特徴とするセグメント
    エレクタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のセグメントエレクタ装置
    において、前記支持体には複数のグリップ装置が設けら
    れ、該複数のグリップ装置にはそれぞれ異なる形状のセ
    グメントに合わせて形状設定された各ガイドフレームが
    姿勢制御可能で且つ前記既設トンネルの前後方向に沿っ
    て移動自在に支持され、該各ガイドフレームの外表面に
    前記セグメントを吸着保持可能なバキュームパッドが装
    着されたことを特徴とするセグメントエレクタ装置。
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