JPH108902A - 圧縮機及びこの圧縮機を備えたポリプロピレン製造プラント - Google Patents

圧縮機及びこの圧縮機を備えたポリプロピレン製造プラント

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JPH108902A
JPH108902A JP18128196A JP18128196A JPH108902A JP H108902 A JPH108902 A JP H108902A JP 18128196 A JP18128196 A JP 18128196A JP 18128196 A JP18128196 A JP 18128196A JP H108902 A JPH108902 A JP H108902A
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JP
Japan
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lubricating oil
compressor
gas
pipe
suction pipe
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JP18128196A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kaneko
常夫 金子
Takayuki Hongo
隆之 本郷
Toru Ichikawa
徹 市川
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、潤滑油を圧縮室内壁全体に渡
って満遍なく行き渡らせることができると共に、圧縮室
内への異物の堆積を防止できる圧縮機を提供する。 【解決手段】 シリンダ室9a内のピストン10の駆動
により、該シリンダ室9a内に吸込管37を介して吸い
込んだガスを圧縮した後、吐出管から吐出する圧縮機1
において、前記吸込管37に、潤滑油を供給する潤滑油
供給管44を接続し、潤滑油供給装置から該潤滑油供給
管44を介して前記吸込管37内に潤滑油を供給して、
ガスと共に前記シリンダ室9a内に流入するように設定
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばポリプロ
ピレン製造プラント等に使用される圧縮機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の圧縮機としては、ピス
トンを往復動させることにより、吸込管から吸込側弁を
介してシリンダ室内にガスを吸い込み、所定圧まで圧縮
した後、吐出側弁を介して吐出管から吐出させるように
したものがある。
【0003】かかる圧縮機には、給油式と無給油式があ
り、給油式の場合には、シリンダブロックに油路を形成
し、ピストンが摺動するシリンダ内壁やシリンダロッド
が摺動する部分に給油して潤滑するようにしている。
【0004】また、無給油式は、各摺動部位に材質や形
状の工夫がなされ、耐久性を確保するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の給油式のものにあっては、シリンダブロック
に油路を形成するための加工が大変であると同時に、潤
滑油の供給箇所が油路に対応した部位であることから、
局部的になってしまい、シリンダ室内壁全体に行き渡ら
せるのが大変である。
【0006】また、無給油式のものにあっては、シリン
ダ室内に吸込されるガスに微細な異物が混入している場
合に、これがシリンダヘッド等に堆積することにより、
ピストンにて打撃されるに至った場合には、ピストンの
損傷やクランク機構に振動が発生する等の問題が生じる
場合がある。
【0007】さらに、給油式又は無給油式のいずれの方
式のものにあっても、各吸込側弁及び吐出側弁にガスに
含まれている異物が付着し、堆積することにより、これ
らの弁の機能を損なう虞がある。
【0008】そこで、この発明は、簡単な構造で、潤滑
油をシリンダ室内壁全体に渡って満遍なく行き渡らせる
ことができると共に、シリンダ室内への異物の堆積を防
止できる圧縮機を提供することを課題としている。
【0009】他の課題は、各吸込・吐出側弁への異物の
堆積を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、圧縮室内の駆動体の駆
動により、該圧縮室内に吸い込んだガスを圧縮した後、
吐出する圧縮機において、前記ガスと潤滑油とを混合さ
せて前記圧縮室内に流入させるように設定した圧縮機と
したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、圧縮室内の駆動
体の駆動により、該圧縮室内に吸込管を介して吸い込ん
だガスを圧縮した後、吐出管から吐出する圧縮機におい
て、前記吸込管に、潤滑油を供給する潤滑油供給管を接
続し、潤滑油供給装置から該潤滑油供給管を介して前記
吸込管内に潤滑油を供給して、ガスと共に前記圧縮室内
に流入するように設定した圧縮機としたことを特徴とす
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、圧縮室内の駆動
体の駆動により、該圧縮室内に吸込管を通り吸込側弁を
介して吸い込んだガスを圧縮した後、吐出側弁を介して
吐出管から吐出する圧縮機において、前記吸込管の、前
記吸込側弁の上流側に、潤滑油を供給する潤滑油供給管
を接続し、潤滑油供給装置から該潤滑油供給管及び吸込
側弁を介して前記吸込管内に潤滑油を供給して、ガスと
共に前記圧縮室内に流入するように設定した圧縮機とし
たことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の構成に加え、前記潤滑油を霧状にして前記吸込
管内へ流入させるように設定したことを特徴としてい
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れかに記載の構成に加え、前記潤滑油供給装置は、
供給状態・停止状態に任意に制御できるように設定した
ことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
の何れかに記載の圧縮機を重合機の下流側に配設し、該
重合機で重合されなかった未反応プロピレンを前記圧縮
機で圧縮して、該圧縮ガスを冷却して液体にした後、前
記重合機に再循環させるようにした圧縮機を備えたポリ
プロピレン製造プラントとしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0017】図1乃至図9には、この発明の実施の形態
の一例を示す。
【0018】まず構成について説明すると、図9には、
通常スラリー法と呼ばれるポリプロピレン製造プラント
のフローシートを示し、このプラント中に圧縮機1が配
設されている。
【0019】このポリプロピレン製造プラントは、精製
プロピレンが触媒及び溶剤等の存在下に重合機2で重合
されポリマーが生成される。この生成したポリマーは溶
剤中に懸濁し、スラリー状となる。次いで、フラッシュ
タンク3にて触媒,ポリマー、溶剤からなるスラリーと
ガス状の未反応プロピレン及びガス状の溶剤とに分離さ
れて、スラリーはサージドラム4に導かれ、又、ガス状
の未反応プロピレン及びガス状の溶剤は凝縮機5を介し
て、溶剤回収器6に導かれるようになっている。この溶
剤回収器6では、未反応プロピレンと溶剤が分離され、
未反応プロピレンは前記圧縮機1に導かれて圧縮及び冷
却された後、プロピレン回収器7に集められ、回収プロ
ピレンとして再度、前記重合機2に導かれるようになっ
ている。なお、このプラントの他の構成は説明を省略す
る。
【0020】その圧縮機1は、図1に示すように、三段
階の圧縮機能を具備しており、一段目は径の大きな2つ
のシリンダ9,9・ピストン10,10により、二段目
はそれより小さな径の1つのシリンダ11・ピストン1
2により、更に、三段目は二段目よりさらに小さな径の
1つのシリンダ13・ピストン14により、一段目から
三段目までに順次ガスが圧縮されるようになっている。
【0021】より詳しくは、「駆動体」としての各ピス
トン10,12,14には、ピストンロッド15,1
6,17の上部が接続され、これらピストンロッド1
5,16,17がパッキン18,19,20に挿通さ
れ、これらパッキン18,19,20により「圧縮室」
としてのシリンダ室9a,11a,13a内がシールさ
れるようになっている。また、そのパッキン18,1
9,20の下方では、ピストンロッド15,16,17
がフレーム53に支持された案内軸受け52に挿通さ
れ、これらピストンロッド15,16,17の下端部は
図示省略のクランク機構に接続されている。
【0022】また、それら各シリンダ9,11,13の
シリンダヘッド9b,11b,13bには、冷却管21
が接続され、この冷却管21を介して冷却水が循環され
るようになっている。
【0023】そして、それら各シリンダ9,11,13
には、図2に示すように、それぞれ上下に一対の吸込側
弁22が配設されると共に、これら吸込側弁22と対向
した位置に一対の吐出側弁23が配設されている。
【0024】この吸込側弁22は、図3及び図4に示す
ように、ケーシング24に複数のスリット25aが形成
された弁座25が取り付けられると共に、この弁座25
に順次重なるように弁板26,緩衝板27及び弁押え2
8が配設されている。これら弁板26,緩衝板27及び
弁押え28には、それぞれ対応する位置にスリット26
a,27a,28aが形成されているが、これらスリッ
ト26a,27a,28aと前記弁座25のスリット2
5aとは異なった位置に形成されており、弁板26が複
数のスプリング29で付勢されることにより、この弁板
26にて弁座25のスリット25aが閉成されるように
なっている。そして、この弁板26に対して図4中矢印
方向に所定の圧力が作用し、この弁板26がスプリング
29の付勢力に抗して図4中右方向に移動されたときに
は、弁座25のスリット25aが開成されて、弁板26
等の各スリット26a,27a,28aを介してシリン
ダ室9a,11a,13a内にガスが流入するようにな
っている。実際には、図2及び図3中矢印に示すよう
に、ケーシング24の側壁に形成された側壁開口24a
を介して吸込側弁22内にガスが流入し、各スリット2
5a…を介してシリンダ室9a…内に流入するようにな
っている。勿論、この吸込側弁22は、シリンダ室9
a,11a,13a内のガスが抜けないように、矢印と
反対方向のガスの流れを阻止する逆止弁となっている。
【0025】また、吐出側弁23は、図5及び図6に示
すように、吸込側弁22と類似の構造を呈し、ケーシン
グ30に複数のスリット31aが形成された弁座31が
取り付けられると共に、この弁座31に順次重なるよう
に弁板32,緩衝板33及び弁押え34が配設されてい
る。これら弁板32,緩衝板33及び弁押え34には、
それぞれ対応する位置にスリット32a,33a,34
aが形成されているが、これらスリット32a,33
a,34aと前記弁座31のスリット31aとは異なっ
た位置に形成されており、弁板32が複数のスプリング
35で付勢されることにより、この弁板32にて弁座3
1のスリット31aが閉成されるようになっている。そ
して、図6中矢印方向に所定の圧力が作用し、弁板32
がスプリング35の付勢力に抗して図6中右方向に移動
されたときには、弁座31のスリット31aが開成され
て、シリンダ室9a,11a,13a内のガスが弁板3
2等の各スリット32a,33a,34aを通り、ケー
シング30の側壁に形成された側壁開口30aを介して
吐出されるようになっている(図2,図5,図6中矢印
参照)。勿論、この吐出側弁23は、シリンダ室9a,
11a,13a内にガスが流入しないように、矢印と反
対方向のガスの流れを阻止する逆止弁となっている。
【0026】一方、シリンダブロック8には、図7に示
すように、シリンダ室9aに対応する一段目用吸込管3
7及び一段目用吐出管38が、シリンダ室11aに対応
する二段目用吸込管39及び二段目用吐出管40が、シ
リンダ室13aに対応する三段目用吸込管41及び三段
目用吐出管42がそれぞれ接続されている。
【0027】その一段目,二段目及び三段目用吸込管3
7,39,41は、それぞれシリンダブロック8の側壁に
接続され、このシリンダブロック8に形成された吸込用
連通路8a,8c,8eを介して吸込側弁22,22,2
2の側壁開口24aに連通される一方、一段目,二段目
及び三段目用吐出管38,40,42は、それぞれシリ
ンダブロック8に形成された吐出用連通路8b,8d,8
fを介して吐出側弁23,23,23の側壁開口30a
に連通されるようになっている。図2では、便宜上、各
吸込用連通路8a,8c,8e、又は各吐出用連通路8
b,8d,8fは同じ位置を指しているが、実際には、各
連通路8a…は、それぞれ画成された独立した通路とな
っている。
【0028】この一段目用吸込管37は前記分離機6に
接続され、一段目用吐出管38が二段用吸込管39に接
続され、二段目用吐出管40が三段目用吸込管41に接
続され、三段目用吐出管42が前記プロピレン再精塔6
0に接続されている(図7及び図9参照)。
【0029】そして、一段目用吸込管37には、図1,
図7及び図8に示すように、潤滑油供給管44が接続さ
れている。この潤滑油供給管44は、図8に示すよう
に、ギヤードモータ45により駆動される潤滑油供給装
置46から延長され、この潤滑油供給装置46によりオ
イルタンク47からの潤滑油が、その一段目用吸込管3
7に供給されるようになっている。この潤滑油供給管4
4は、一段目用吸込管37の接続部分に逆止弁48及び
ストッパ弁49が配設されている。また、この潤滑油供
給管44内の圧力が一定値より上昇した場合に、この管
44内の潤滑油を前記オイルタンク47に戻すレリーフ
弁50が設けられている。さらに、オイルタンク47と
潤滑油供給装置46との間には、ストレーナ51が配設
されている。
【0030】このギヤードモータ45は、図示省略の制
御装置により、任意に駆動又は停止できるようになって
いる。
【0031】次に、作用についてスラリー法によるポリ
プロピレンの製造プラントを例に取り説明する。
【0032】このポリプロピレン製造プラントは、精製
プロピレンが触媒及び溶剤等の存在下に重合機2で重合
されポリマーが生成される。この生成したポリマーは溶
剤中に懸濁し、スラリー状となる。次いで、フラッシュ
タンク3にて触媒,ポリマー、溶剤からなるスラリーと
ガス状の未反応プロピレン及びガス状の溶剤とに分離さ
れて、スラリーはサージドラム4に導かれ、又、ガス状
の未反応プロピレン及びガス状の溶剤は凝縮機5を介し
て、溶剤回収器6に導かれるようになっている。この溶
剤回収器6では、未反応プロピレンと溶剤が分離され、
未反応プロピレンは前記圧縮機1に導かれて圧縮及び冷
却された後、プロピレン回収器7に集められ、回収プロ
ピレンとして再度、前記重合機2に導かれることとな
る。なお、このプラントの他の作用の説明は省略する。
【0033】その圧縮機1においては、一段目用吸込管
37から未反応プロピレンのガスが吸込側弁22を介し
て一段目のシリンダ室9a内に流入し、ピストン10の
駆動により、そのガスが所定の圧力まで圧縮され、吐出
側弁23を介して一段目用吐出管38に導かれる。そし
て、このガスが更に二段目用吸込管39により二段目の
シリンダ室11aに吸い込まれ、一段目より高い圧力に
圧縮された後、二段目用吐出管40に導かれる。次い
で、そのガスが三段目用吸込管41により三段目のシリ
ンダ室13aに吸い込まれ、二段目より高い圧力に圧縮
された後、三段目用吐出管42により、プロピレン再精
塔60に導かれることとなる。
【0034】このようにポリプロピレン製造プラントに
おいては、未反応プロピレンを圧縮機1で圧縮するよう
にしているが、このガス状の未反応プロピレンにはポリ
プロピレンの微粒子が含まれているため、これが圧縮機
1に導かれることにより、従来においては、この微粒子
が、圧縮機1の吸込側弁22の弁板26等やシリンダ室
9a内壁等に付着・堆積していた。
【0035】しかし、この発明の圧縮機1によれば、か
かる堆積は防止される。すなわち、図8に示すように、
潤滑油が潤滑油供給装置46から潤滑油供給管44を通
して送られ、一段目用吸込管37の吸込側弁22上流側
近傍に吐出される。すると、この潤滑油は、前述のガス
と共に吸込側弁22を介してシリンダ室9aに流入され
る。この際、ガスは早い流速でシリンダ室9aに吸い込
まれるため、潤滑油は霧状となってガスと共にシリンダ
室9aに吸入される。特に、吸込側弁22では、スリッ
ト25a…等を通り、この通過面積は狭いことから、流
速がガス流路の中で最も上昇するため、霧状になり易
い。これで、吸込側弁22は、潤滑油により、洗浄され
異物の付着が阻止され、常に清浄に保持される。次い
で、この霧状の潤滑油により、シリンダ室9a内におい
ても、ピストン10の上下と周囲のリング及びシリンダ
室9aのトップとボトムを洗浄し、異物の付着を防止す
る。してみれば、吸込側弁22やシリンダヘッド9b等
への付着が未然に防止されることとなり、吸込側弁22
の性能低下やクランク機構の振動等を防止できる。勿
論、二段目,三段目側のシリンダ室11a,13aや吸
込側弁22・吐出側弁23についても異物の付着が防止
される。
【0036】このように微粒子が混入するような位置で
圧縮機1を使用することから異物付着の問題が顕著とな
るようなプラント、特にポリプロピレン製造プラントで
は、本発明の圧縮機1を使用することにより、それを防
止でき、本発明の圧縮機1をポリプロピレン製造プラン
トに適用することは極めて有効である。
【0037】一方、その潤滑油はガスと共にシリンダ室
9a…に吸込されるため、シリンダ室9a内壁全体に渡
って満遍なく付着し、従来の局部的に供給される潤滑油
と比較すると、シリンダ9…とピストン10…及びピス
トンロッド15…との摺動抵抗を減少することができる
共に、パッキン18…のシール性を向上させることがで
きる。更に、潤滑油供給管44から潤滑油を霧状にして
一段目用吸込管37内へ噴射させるような構造にすれ
ば、よりシール性を向上させることができる。
【0038】また、潤滑油の一部は、ピストンロッド1
5…のパッキン18…の部分も潤滑して、案内軸受け5
2のフレーム53に滴下して、別途図示省略の回収器に
回収され、パッキン18…の摩耗防止にも有効に働く。
【0039】かかる潤滑油は、一段目用吸込管38から
供給するようにしているため、従来の給油式のものと比
べ、シリンダ9…に油路を形成する必要がないことか
ら、構造を極めて簡単にできる。
【0040】さらに、潤滑油の供給を、定期的又は任意
の時期に行うことにより、無給油状態で使用している間
に付着した異物を除去することもできる。このようにす
れば、食品関係等、潤滑油が混入してはならないような
使用状況下、つまり、従来では無給油式圧縮機しか使用
できないような所でも、上記のような利点を有する圧縮
機を使用することができる。
【0041】また、このように圧縮されたガスには、微
量の異物と潤滑油が混入しており、圧縮後の中間冷却に
より凝縮液中に含まれることとなるが、重合機1におけ
る重合には影響がないことは実証されている。
【0042】なお、上記実施の形態では、三段階の圧縮
機能を有しているが一段でも良いことは勿論である。ま
た、上記実施の形態の圧縮機1はピストン10…の往復
運動によりガスを圧縮するタイプのものであるが、これ
に限らず、羽根車やロータの回転運動によりガスを圧縮
するタイプのものにもこの発明を適用できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1又は2に記載の発明によれば、
潤滑油をガスと共に圧縮室に流入させるようにしている
ため、圧縮室内壁全体に渡って満遍なく付着し、従来の
ように局部的に潤滑油を供給するものと比較すると、駆
動体と圧縮室内壁との摺動抵抗をより減少させることが
できる。
【0044】また、潤滑油を、ガスと共に圧縮室に流入
させるようにしているため、従来の給油式のものと比
べ、シリンダに油路を形成する必要がないことから、構
造を極めて簡単にできる。
【0045】さらに、その潤滑油により、圧縮室内壁へ
の異物の堆積を防止することができ、駆動体の損傷等や
クランク機構の振動等を防止できる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の効果に加え、吸込側弁の上流側に潤滑油
を供給するようにしているため、吸込側弁への異物の堆
積を防止できる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は3に記載の効果に加え、潤滑油を霧状にして吸込管
内へ流入させるようにしているため、潤滑性及び異物堆
積防止機能をより向上させることができる。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4の何れかに記載の効果に加え、潤滑油供給装置を
供給状態又は停止状態にすることにより、潤滑油の供給
を、定期的又は任意の時期に行うことができ、無給油状
態で使用している間に付着した異物を除去した後、再度
無給油状態で使用することもできる。このようにすれ
ば、食品関係等、潤滑油が混入してはならないような使
用状況下、つまり、従来では無給油式圧縮機しか使用で
きないような所でも、上記のような利点を有する圧縮機
を使用することができる。
【0049】請求項6に記載の発明によれば、ポリプロ
ピレン製造プラントでは、特に、ポリプロピレンの微粒
子が混入するような位置で圧縮機を使用することから異
物付着の問題が顕著となるが、請求項1乃至4の何れか
に記載の圧縮機を使用すればそれを防止でき、この圧縮
機をポリプロピレン製造プラントに適用することは極め
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る圧縮機を示す断面
図である。
【図2】同実施の形態に係る図1と直交する方向の断面
図である。
【図3】同実施の形態に係る吸込側弁の断面図である。
【図4】同実施の形態に係る吸込側弁の分解斜視図であ
る。
【図5】同実施の形態に係る吐出側弁の断面図である。
【図6】同実施の形態に係る吐出側弁の断面図である。
【図7】同実施の形態に係る圧縮機の平面図である。
【図8】同実施の形態に係る潤滑油の供給経路を示す概
略図である。
【図9】同実施の形態に係るポリプロピレン製造プラン
トを示す概略図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 9a,11a,13a シリンダ室(圧縮室) 10,12,14 ピストン(駆動体) 22 吸込側弁 23 吐出側弁 37,39,41 吸込管 38,40,42 吐出管 44 潤滑油供給管 46 潤滑油供給装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮室内の駆動体の駆動により、該圧縮
    室内に吸い込んだガスを圧縮した後、吐出する圧縮機に
    おいて、 前記ガスと潤滑油とを混合させて前記圧縮室内に流入さ
    せるように設定したことを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮室内の駆動体の駆動により、該圧縮
    室内に吸込管を介して吸い込んだガスを圧縮した後、吐
    出管から吐出する圧縮機において、 前記吸込管に、潤滑油を供給する潤滑油供給管を接続
    し、潤滑油供給装置から該潤滑油供給管を介して前記吸
    込管内に潤滑油を供給して、ガスと共に前記圧縮室内に
    流入するように設定したことを特徴とする圧縮機。
  3. 【請求項3】 圧縮室内の駆動体の駆動により、該圧縮
    室内に吸込管を通り吸込側弁を介して吸い込んだガスを
    圧縮した後、吐出側弁を介して吐出管から吐出する圧縮
    機において、 前記吸込管の、前記吸込側弁の上流側に、潤滑油を供給
    する潤滑油供給管を接続し、潤滑油供給装置から該潤滑
    油供給管及び吸込側弁を介して前記吸込管内に潤滑油を
    供給して、ガスと共に前記圧縮室内に流入するように設
    定したことを特徴とする圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油を霧状にして前記吸込管内へ
    流入させるように設定したことを特徴とする請求項2又
    は3に記載の圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記潤滑油供給装置は、供給状態・停止
    状態に任意に制御できるように設定したことを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れか一つに記載の圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載の圧縮機
    を重合機の下流側に配設し、該重合機で重合されなかっ
    た未反応プロピレンを前記圧縮機で圧縮して、該圧縮ガ
    スを冷却して液体にした後、前記重合機に再循環させる
    ようにしたことを特徴とする圧縮機を備えたポリプロピ
    レン製造プラント。
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