JPH1089160A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents

内燃機関の排気還流装置

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JPH1089160A
JPH1089160A JP8245794A JP24579496A JPH1089160A JP H1089160 A JPH1089160 A JP H1089160A JP 8245794 A JP8245794 A JP 8245794A JP 24579496 A JP24579496 A JP 24579496A JP H1089160 A JPH1089160 A JP H1089160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気還流制御弁7から合成樹脂製吸気マニホ
ルド1への熱の伝達を抑制する。 【解決手段】 合成樹脂製吸気マニホルド1と排気還流
制御弁7との間に金属製の冷却ハウジング6が介在して
おり、内部の冷却水通路15に冷却水が通流する。高温
排気が排気導入孔5内周面に接触しないように排気吐出
管17を通して導入される。制御弁固定用ボルトが螺合
するねじ孔18は、雌ねじ部分全体が冷却水にて冷却さ
れるようにカウンタボア18aが設けられている。ハウ
ジング固定用ボルト21の頭部21aを支持する座面1
2bが制御弁取付面12aから一段凹んでおり、排気還
流制御弁7からハウジング固定用ボルト21への熱の伝
達が抑制されるとともに、冷却水通路15によって冷却
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の排気
系から吸気系へ排気の一部を還流する排気還流装置に関
し、特に、合成樹脂製吸気マニホルドに排気還流制御弁
を支持させてなる排気還流装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気系から吸気系へ排気の一
部を還流させる排気還流装置においては、排気還流量を
制御するために、ダイヤフラム弁からなる排気還流制御
弁が排気還流通路に介装されているが、この排気還流制
御弁は、一般に、還流排気(EGRガス)の導入位置と
もなる吸気マニホルドに取り付けられ、該吸気マニホル
ドに支持されている。ここで、軽量化のために吸気マニ
ホルドを合成樹脂製とする場合には、EGRガスが通流
する排気還流制御弁が非常に高温となることから、該排
気還流制御弁の取付部において、吸気マニホルドが熱的
損傷を受けないように、何らかの対策が必要となる。
【0003】例えば、特開平6−101587号公報に
おいては、薄肉のステンレス材からなる波形状に屈曲し
た取付ハウジングを介して排気還流制御弁を合成樹脂製
吸気マニホルドに支持させた構成が示されている。また
特開平5−256217号公報には、合成樹脂製吸気マ
ニホルドと排気還流制御弁との間に、断熱用のヒートイ
ンシュレータを介装し、吸気マニホルドに第1のボルト
でもって固定されたヒートインシュレータに対して、排
気還流制御弁を第2のボルトでもって固定するようにし
た構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開平6−101587号公報記載の構成においては、
EGRガスから多量の熱を受ける排気還流制御弁を取付
ハウジングによって十分に冷却するためには、取付ハウ
ジングの熱交換面積を大きく確保する必要があり、従っ
て、取付ハウジングが大型化し、自動車のエンジンルー
ム内に搭載することが困難となる不具合がある。
【0005】また後者の特開平5−256217号公報
の構成においては、積極的な冷却を行わずに単にヒート
インシュレータでもって断熱するようにしているため、
該ヒートインシュレータの温度が非常に高くなるので、
第2のボルトによる排気還流制御弁の取付強度の確保が
難しい。つまり、この第2のボルトが螺合するヒートイ
ンシュレータの雌ねじが高温下でへたりやすくなり、第
2のボルトが緩みやすい。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、合成樹脂製吸気マニホルドの取付座
部に排気還流制御弁が取り付けられ、該取付座部に開口
形成された排気導入孔から排気が導入される内燃機関の
排気還流装置において、上記取付座部と排気還流制御弁
との間に、金属製の冷却ハウジングを介在させるととも
に、この冷却ハウジング内部に冷却水通路を形成し、冷
却水を通流させることを特徴としている。
【0007】排気還流制御弁の熱は、金属製の冷却ハウ
ジングに伝わり、かつ該ハウジング内部を通流する冷却
水によって冷却される。そのため、合成樹脂製吸気マニ
ホルドの取付座部が高温となることがない。
【0008】また請求項2の発明では、上記冷却ハウジ
ングが、上記排気導入孔に挿通される排気吐出管を有
し、この排気吐出管と排気導入孔内周面との間に微小間
隙が保たれている。
【0009】従って、高温のEGRガスは、排気吐出管
を通して吸気マニホルド内に導入されることになり、合
成樹脂からなる排気導入孔内周面にEGRガスが直接接
触することがない。しかも、排気吐出管と排気導入孔内
周面との間に微小間隙を確保することで、排気吐出管か
ら排気導入孔内周面への熱の伝達が回避される。
【0010】請求項3の発明においては、上記排気還流
制御弁を上記冷却ハウジングに固定するための制御弁固
定用ボルトが螺合するねじ孔が上記冷却ハウジングに形
成されており、このねじ孔周囲に上記冷却水通路が形成
されているとともに、このねじ孔の開口部に、カウンタ
ボアが形成されている。
【0011】より具体的には、請求項4のように、上記
カウンタボアの軸方向の深さは、制御弁取付面から上記
冷却水通路までの肉厚以上に設定されている。
【0012】すなわち、制御弁固定用ボルトの螺条とか
み合う雌ねじ部分が冷却水によって確実に冷却されるよ
うになっており、排気還流制御弁から制御弁固定用ボル
トへ多量の熱が伝わったとしても、雌ねじ部分が高温と
なることがなく、そのへたりが防止される。
【0013】また請求項5の発明では、上記冷却ハウジ
ングを上記吸気マニホルドに固定するためのハウジング
固定用ボルトが貫通する貫通孔が上記冷却ハウジングの
外周部に形成されており、かつ、上記ハウジング固定用
ボルトの頭部もしくはナットを支持する座面が、制御弁
取付面よりも凹んだ位置に設けられていることを特徴と
している。
【0014】この構成においては、排気還流制御弁の熱
が伝わる制御弁取付面から上記座面までの距離が大きく
なり、それだけ熱伝導に対する抵抗が大きくなって、座
面付近の温度上昇が抑制される。また、この座面付近が
冷却ハウジング内部の冷却水通路に近くなり、積極的に
冷却される。従って、ハウジング固定用ボルトへの熱の
伝達が少なくなる。
【0015】
【発明の効果】この発明に係る内燃機関の排気還流装置
によれば、冷却水の通流により積極的に冷却される冷却
ハウジングが合成樹脂製吸気マニホルドと排気還流制御
弁との間に介在するので、排気還流制御弁から合成樹脂
製吸気マニホルドへの熱の伝達が抑制され、合成樹脂製
吸気マニホルドが熱的損傷を受けることがない。しかも
熱容量の大きな冷却水で冷却することにより、冷却ハウ
ジングを小型化できる。
【0016】また、請求項2の構成によれば、冷却ハウ
ジングの一部をなす排気吐出管を介して吸気マニホルド
内に排気が導入されるため、合成樹脂からなる排気導入
孔付近の温度上昇を確実に防止できる。
【0017】また請求項3および請求項4の構成によれ
ば、制御弁固定用ボルトが螺合する冷却ハウジング側の
雌ねじを確実に冷却でき、その高温化に伴う制御弁固定
用ボルトの緩みを防止できる。
【0018】さらに請求項5の構成によれば、排気還流
制御弁からハウジング固定用ボルトへの熱の伝達が抑制
され、該ボルトを介した吸気マニホルドへの熱伝達が一
層少なくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明に係る排気還流装置の要
部を分解して示す斜視図であって、合成樹脂製吸気マニ
ホルド1は、気筒列方向に沿って細長い箱状をなすコレ
クタ部2と、このコレクタ部2の側面から延びた図示せ
ぬ複数のブランチ部と、コレクタ部2の一端に形成され
た図示せぬスロットルチャンバが取り付けられる吸気入
口フランジ3と、から大略構成されており、適宜な合成
樹脂にて各部一体に成形されている。そして、上記吸気
入口フランジ3に近いコレクタ部2の側面に、排気還流
制御弁取付座部4が形成されている。この取付座部4
は、略矩形状をなし、その中心には、円形の排気導入孔
5が貫通形成されている。
【0021】上記取付座部4には、金属製の冷却ハウジ
ング6が取り付けられ、該冷却ハウジング6に、さらに
排気還流制御弁7が取り付けられている。この排気還流
制御弁7は、ダイヤフラム弁からなり、金属製の排気還
流パイプ8を介して、図示せぬ排気マニホルドから排気
の一部が導入されるようになっている。
【0022】図2および図3は、上記冷却ハウジング6
を示している。そして、図4は、この冷却ハウジング6
をコレクタ部2の取付座部4に取り付けた状態の断面図
を示している。この冷却ハウジング6は、例えばアルミ
ニウムダイキャストからなり、取付座部4側に位置する
冷却ハウジングリア11と、排気還流制御弁7側に位置
する冷却ハウジングフロント12とに2分割して構成さ
れているとともに、両者が、液体ガスケット等の適宜な
シール材を介して接合され、かつ3本のボルト13(図
3参照)によって互いに一体に組み立てられている。上
記冷却ハウジングリア11の背面は、上記取付座部4に
当接する平坦なコレクタ接合面11aとなっており、ま
た冷却ハウジングフロント12の前面中央部分には、排
気還流制御弁7のボディ7aがガスケット16を介して
接合される平坦な制御弁取付面12aが形成されてい
る。
【0023】上記冷却ハウジング6の略中央部には、冷
却ハウジングリア11と冷却ハウジングフロント12と
の双方を貫通して排気通路14が直線状に形成されてお
り、かつこの排気通路14の周囲を全周に亙って囲むよ
うに、冷却ハウジング6内部に冷却水通路15が形成さ
れている。上記排気通路14の前端は、上記制御弁取付
面12aの中央に開口しており、ここに排気還流制御弁
7側の排気出口が接続されるようになっている。また、
排気通路14の後端部分は、冷却ハウジングリア11の
一部としてコレクタ接合面11aから円筒状に突出した
排気吐出管17によって構成されている。上記排気吐出
管17は、その外径が排気導入孔5の径よりも僅かに小
さく、排気導入孔5内周面との間に、微小間隙が確保さ
れている(図4参照)。
【0024】上記冷却ハウジングフロント12の制御弁
取付面12aに開口した排気通路14の両側には、一対
のねじ孔18が形成されている。このねじ孔18は、排
気還流制御弁7を固定するための図示せぬ制御弁固定用
ボルトが螺合するものであって、図4に示すように、冷
却ハウジングフロント12の厚さの略全体に亙って形成
されており、かつ、その開口部には、カウンタボア18
aがそれぞれ形成されている。冷却ハウジング6内部の
冷却水通路15は、冷却ハウジングフロント12側にお
いては、図2に破線で示すように、ねじ孔18が形成さ
れるボス部の外側を囲むように形成されている。そし
て、上記カウンタボア18aの軸方向の深さは、制御弁
取付面12aから上記冷却水通路15に至るまでの肉厚
以上に設定されている。具体的には、この実施例では、
上記の肉厚に略等しいものとなっている。従って、ねじ
孔18の中で実際に雌ねじが形成されている部分は、そ
の全体が冷却水通路15によって囲まれ、確実に冷却さ
れるようになっている。
【0025】また上記冷却ハウジングフロント12の下
部には、冷却水の入口となる略L字形のコネクタ19
が、側部には、冷却水の出口となる略L字形のコネクタ
20が、それぞれ取り付けられている。これらのコネク
タ19,20には、図示せぬ冷却水ホースが接続され、
内燃機関本体の冷却系統から冷却水の一部が供給され
る。
【0026】上記冷却ハウジングフロント12の外周部
は、制御弁取付面12aから一段凹んでおり、この外周
部の3カ所に、ハウジング固定用ボルト21が貫通する
貫通孔22が形成されている。つまり、上記ハウジング
固定用ボルト21の頭部21aを支持する座面12bが
上記制御弁取付面12aから一段凹んでいる。上記ハウ
ジング固定用ボルト21は、冷却ハウジング6を吸気コ
レクタ1の取付座部4に固定するためのものであり、図
4に示すように、取付座部4に埋め込まれた金属製イン
サート23のねじ孔に先端部が螺合する。なお、上記取
付座部4の座面には、環状のシールリング24を収容す
るための凹溝25が形成されているとともに、該凹溝2
5の外周に、断熱用の凹溝26が同心状に形成されてい
る。
【0027】図5は、冷却ハウジングリア11のみを示
している。この図5に示すように、冷却ハウジングリア
11の下部には、一対のねじ孔27を備えたブラケット
部28が延設されている。また、この冷却ハウジングリ
ア11の背面には、前述したボルト13の頭部を収容す
るための凹部29が3カ所に形成されている。冷却水通
路15は、排気通路14の全周に亙って形成されている
が、その上部に連通するように、空気抜き孔30が設け
られている。この空気抜き孔30は、雌ねじを備えてお
り、ここに螺合する空気抜きプラグ31(図2参照)に
よって閉塞されている。また、排気通路14の半径方向
に沿って、冷却ハウジングリア11上面から排気通路1
4に達する温度センサ取付孔32が形成されている。こ
の温度センサ取付孔32はやはり雌ねじを備えており、
EGRガスの温度を測定するための図示せぬ温度センサ
が取り付けられるようになっている。
【0028】上記実施例の構成においては、非常に高温
となる排気還流制御弁7と合成樹脂製吸気マニホルド1
との間に冷却ハウジング6が介在し、かつこの冷却ハウ
ジング6が冷却水の通流によって強制冷却されるので、
合成樹脂製吸気マニホルド1に伝わる熱を大幅に低減で
きる。また、排気吐出管17を通して排気が導入される
ため、吸気マニホルド1の排気導入孔5に高温排気ガス
が接触することがない。また、制御弁固定用ボルトが螺
合するねじ孔18の雌ねじ部分が冷却水通路15によっ
て確実に冷却されるため、該雌ねじ部分の高温へたりが
防止され、制御弁固定用ボルトの緩みを回避できる。さ
らに、ハウジング固定用ボルト21の頭部21aを支持
する座面12bが制御弁取付面12aから一段凹んでい
るため、排気還流制御弁7からハウジング固定用ボルト
21へ熱が伝わる経路が長くなって熱伝導に対する抵抗
が増大し、ハウジング固定用ボルト21を介した吸気マ
ニホルド1への熱伝達が抑制される。同時に、頭部21
aを含めてハウジング固定用ボルト21全体が冷却水通
路15によって冷却作用を受けることになり、吸気マニ
ホルド1への熱の移動が一層確実に防止される。
【0029】なお、ハウジング固定用ボルト21として
スタッドボルトを用い、これに螺合するナットを上記座
面12bにおいて支持するようにしてもよい。また上記
実施例では、排気吐出管17を冷却ハウジング6と一体
に形成しているが、別部材からなる金属管を圧入等によ
り固定してもよい。この場合、金属管としてステンレス
等の断熱性に優れたものを用いれば、排気導入孔5の加
熱を一層抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る排気還流装置の要部を示す分解
斜視図。
【図2】冷却ハウジングの正面図。
【図3】冷却ハウジングの側面図。
【図4】冷却ハウジングを吸気マニホルドに取り付けた
状態を示す断面図。
【図5】冷却ハウジングリアの正面図。
【符号の説明】
1…吸気マニホルド 4…取付座部 5…排気導入孔 6…冷却ハウジング 7…排気還流制御弁 15…冷却水通路 17…排気吐出管 18…ねじ孔 18a…カウンタボア 21…ハウジング固定用ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製吸気マニホルドの取付座部に
    排気還流制御弁が取り付けられ、該取付座部に開口形成
    された排気導入孔から排気が導入される内燃機関の排気
    還流装置において、上記取付座部と排気還流制御弁との
    間に、金属製の冷却ハウジングを介在させるとともに、
    この冷却ハウジング内部に冷却水通路を形成し、冷却水
    を通流させることを特徴とする内燃機関の排気還流装
    置。
  2. 【請求項2】 上記冷却ハウジングが、上記排気導入孔
    に挿通される排気吐出管を有し、この排気吐出管と排気
    導入孔内周面との間に微小間隙が保たれていることを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関の排気還流装置。
  3. 【請求項3】 上記排気還流制御弁を上記冷却ハウジン
    グに固定するための制御弁固定用ボルトが螺合するねじ
    孔が上記冷却ハウジングに形成されており、このねじ孔
    周囲に上記冷却水通路が形成されているとともに、この
    ねじ孔の開口部に、カウンタボアが形成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気
    還流装置。
  4. 【請求項4】 上記カウンタボアの軸方向の深さは、制
    御弁取付面から上記冷却水通路までの肉厚以上に設定さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の排
    気還流装置。
  5. 【請求項5】 上記冷却ハウジングを上記吸気マニホル
    ドに固定するためのハウジング固定用ボルトが貫通する
    貫通孔が上記冷却ハウジングの外周部に形成されてお
    り、かつ、上記ハウジング固定用ボルトの頭部もしくは
    ナットを支持する座面が、制御弁取付面よりも凹んだ位
    置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の内燃機関の排気還流装置。
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