JPH1089488A - リップシールの取り付け構造 - Google Patents

リップシールの取り付け構造

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JPH1089488A
JPH1089488A JP8243607A JP24360796A JPH1089488A JP H1089488 A JPH1089488 A JP H1089488A JP 8243607 A JP8243607 A JP 8243607A JP 24360796 A JP24360796 A JP 24360796A JP H1089488 A JPH1089488 A JP H1089488A
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JP
Japan
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lip seal
engagement
engaging
seal
lip
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Application number
JP8243607A
Other languages
English (en)
Inventor
Isato Ikeda
勇人 池田
Koichi Ito
浩一 伊藤
Tetsuya Takashima
徹也 高嶋
Tomoji Kitahama
智司 北浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1089488A publication Critical patent/JPH1089488A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿通孔内に簡単に挿着できるとともに、同挿
通孔の内周面との密着が阻害されることのないリップシ
ールの取り付け構造を提供すること。 【解決手段】 駆動軸18は、フロントハウジング12
に形成された挿通孔41を介して外部に突出されてい
る。リップシール50は挿通孔41内に挿入配置され、
駆動軸18を封止している。係合片55はリップシール
50から延設され、挿通孔41内の係合部43に対して
凹凸関係43a,55aを以って係合されて、リップシ
ール50の軸方向の移動を規制する。そして、挿通孔4
1の内周面41aにおいて、リップシール50の外周面
52bが接触されるシール部42は、係合部43より大
径に構成されている。従って、リップシール50を挿通
孔41内へ挿入する際、係合片55がシール部42を弾
圧摺動されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システムに適用される圧縮機の駆動軸を封止するリップ
シールの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機においては、圧縮機構が
ハウジング内に収容されている。駆動軸はハウジングに
回転可能に支持されるとともに、圧縮機構に連結されて
いる。同駆動軸は、ハウジングに形成された挿通孔を介
して外部に突出されており、同突出端部を以って車両エ
ンジン等の外部駆動源に作動連結されている。圧縮機構
は、駆動軸が外部駆動源の駆動により回転することで動
作され、冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出のサイクルが行
われる。
【0003】リップシールは、前記挿通孔の内周面と駆
動軸の外周面との間に介在されて同駆動軸を封止する。
同リップシールは、挿通孔の奥方に形成された段差に当
接されるとともに、挿通孔の入口側に嵌め込まれたサー
クリップに当接されて、駆動軸方向(以下、軸方向とす
る)への移動が規制されている。
【0004】ところが、前記サークリップの組み付けに
は、それを一旦縮径した後に挿通孔内へ挿入して再度拡
径させる手順を踏む必要があり、組み付けの自動化が難
く、人手に頼らざるをえなかった。また、同サークリッ
プは小さな部品であるため組み付けが面倒であるし、組
み付け忘れや組み付けに不備が生じた場合等において
も、その検出が困難となっていた。
【0005】ここで、前記のような問題を解決するた
め、例えば、実開平4−77066号公報においては、
挿通孔の内周面に係合可能な係合片を、リップシールか
ら延設した取り付け構造が提案されている。従って、同
リップシールを挿通孔内に挿入するのみで、例えば、係
合片に設けられた係合凸部が、同係合片の弾性力によ
り、挿通孔の内周面に設けられた係合凹部に没入して係
合され、同リップシールの軸方向への移動が規制され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来公
報の技術では、挿通孔の内周面において、リップシール
が接触されるシール部と係合片が係合される係合部とが
同径に構成されている。従って、リップシールを挿通孔
内へ挿入する際、例えば、係合片がシール部を通過され
る構成においては、同係合片の係合凸部がシール部に弾
圧摺動されることとなり、シール部及び係合片の材質如
何によっては同シール部が損傷される。その結果、同シ
ール部の損傷部分がリップシールとの密着を阻害して、
ハウジング内部の密閉性が低下されていた。また、シー
ル部と係合部とが同径であるが故、係合片を精度良く係
合しないと密閉性が阻害されるものであった。
【0007】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、挿通孔
内に簡単に挿着できるとともに、同挿通孔の内周面との
密着が阻害されることのないリップシールの取り付け構
造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、挿通孔の内周面には、リップシ
ールの外周面が接触されるシール部と同シール部とは異
なる内径を有する係合部とが形成されており、リップシ
ールから延設された係合片が同係合部に対して係合され
ることで、同リップシールの軸方向への移動を規制する
ようにした取り付け構造である。
【0009】請求項2の発明では、前記係合部及び係合
片は、リップシールに対してハウジング外部側に設けら
れている。請求項3の発明では、前記係合部と係合片と
は、凹凸関係を以って係合される。
【0010】請求項4の発明では、前記係合片に係合凸
部が形成されるとともに、係合部に同係合凸部が没入さ
れる係合凹部が形成され、同係合凹部は係合部の周方向
に部分的に存在されている。
【0011】請求項5の発明では、前記係合部及び係合
片は、リップシールに対してハウジング外部側に設けら
れ、同係合部にはリップシールからの漏出油を回収する
ための漏出油通路が開口されており、同開口が係合凹部
を兼ねている。
【0012】請求項6の発明では、前記係合片は係合部
に弾圧係合される。 (作用)上記構成の請求項1の発明において挿通孔の内
周面には、リップシールの外周面が接触するシール部
と、同リップシールの係合片が係合する係合部とが形成
されており、同シール部と係合部とは異なる内径に構成
されている。つまり、例えば、リップシールを挿通孔内
へ挿入する際、係合片がシール部の内空間を通過される
構成においては、同シール部を係合部より大径として係
合片が接触されないようにできる。従って、係合片との
摺動によるシール部の損傷を防止でき、両者の密着性が
高められる。
【0013】請求項2の発明において係合部及び係合片
は、リップシールに対してハウジング外部側に設けられ
ている。従って、例えば、ハウジング内部が高温・高圧
となる場合においても、同温度及び圧力が、係合部及び
係合片に対して直接的に作用されることはない。その結
果、同係合部及び係合片の変形や劣化等を防止でき、両
者の係合が緩くなることはない。
【0014】請求項3の発明においては、係合片と挿通
孔の係合部が凹凸関係を以って確実に係合され、同リッ
プシールの軸方向への移動が確実に規制される。請求項
4の発明においては、係合片の係合凸部が係合部の係合
凹部内に没入することで両者が係合され、リップシール
の軸方向への移動が規制される。ここで、同係合凹部
は、係合部においてその周方向に部分的に存在する。従
って、リップシールが、駆動軸の回転により軸線を中心
として連れ回りされようとしても、係合凸部が係合凹部
に当接されて、それ以上の回動が規制される。
【0015】請求項5の発明においては、リップシール
からハウジング外部へ向かう漏出油は、漏出油通路を介
して回収される。ここで、同漏出油通路は係合部で開口
されており、係合片の係合凸部が同開口内に没入され
て、リップシールの軸方向への移動が規制される。
【0016】請求項6の発明においては、係合部に係合
凹部等を設けなくとも、係合片が係合部に対して弾圧係
合されることで、リップシールの軸方向への移動が規制
される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリップシールの取
り付け構造を両頭ピストン式圧縮機において具体化した
一実施形態について説明する。
【0018】図1に示すように、一対のシリンダブロッ
ク11は、対向端縁において互いに接合されている。フ
ロントハウジング12はフロント側のシリンダブロック
11の前端面に、リヤハウジング14はリヤ側のシリン
ダブロック11の後端面に、それぞれ弁形成体13を介
して接合されている。
【0019】ボルト挿通孔16は、フロントハウジング
12からシリンダブロック11を貫通してリヤハウジン
グ14に穿設されている。通しボルト17は、同ボルト
挿通孔16内に挿入され、その先端部に形成されたネジ
部17aを以て、リヤハウジング14のボルト挿通孔1
6が構成するネジ孔16aに螺合されている。前記フロ
ントハウジング11及びリアハウジング14は、同通し
ボルト17により、対応するシリンダブロック11の端
面にそれぞれ締結固定されている。前記シリンダブロッ
ク11、フロントハウジング12及びリヤハウジング1
4により、本実施形態のハウジングが構成されている。
【0020】駆動軸18は、前記シリンダブロック11
及びフロントハウジング12の中央に、一対のラジアル
ベアリング19を介して回転可能に支持されている。同
駆動軸18は、フロントハウジング12の中央部に貫設
された挿通孔41を介して外部に突出されている。同駆
動軸18は、突出端部に連結された図示しないクラッチ
機構を介して、車両エンジン等の外部駆動源に作動連結
され、クラッチ機構の接続時に外部駆動源の駆動力が伝
達されて回転駆動される。
【0021】複数のシリンダボア21は、前記駆動軸1
8と平行に延びるように、各シリンダブロック11の両
端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通形成されてい
る。両頭型のピストン22は、各シリンダボア21内に
往復動可能に嵌挿支持され、それらの両端面と対応する
両弁形成体13との間において各シリンダボア21内に
は、圧縮室23が形成されている。
【0022】クランク室25は、前記両シリンダブロッ
ク11の中間内部に区画形成されている。同クランク室
25は、図示しない外部冷媒回路に接続されており、吸
入圧領域を構成している。斜板26は、クランク室25
内において駆動軸18に嵌合固定され、その外周部がシ
ュー27を介してピストン22の中間部に係留されてい
る。一対のスラストベアリング28は、斜板26の両端
面と各シリンダブロック11の内端面との間に介装さ
れ、このスラストベアリング28を介して斜板26が両
シリンダブロック11間に挟着保持されている。そし
て、同ピストン22は、駆動軸18の回転により斜板2
6を介して往復動される。
【0023】吸入室29は、前記フロントハウジング1
2及びリヤハウジング14内の外周部にそれぞれ区画形
成されている。同吸入室29は、前記ボルト挿通孔16
を介してクランク室25に接続されている。吐出室32
は、フロントハウジング12及びリヤハウジング14の
内周部にそれぞれ区画形成され、外部冷媒回路に接続さ
れている。
【0024】複数の吸入孔33は、吸入室29に対応し
て各弁形成体13に形成されている。吸入弁34は同じ
く弁形成体13に形成され、各吸入孔33を開閉する。
そして、ピストン22の上死点位置から下死点位置への
移動に伴って吸入弁34が開放され、対応する吸入室2
9から各圧縮室23内へ冷媒ガスが吸入される。複数の
吐出孔35は、吐出室32に対応して各弁形成体13に
形成されている。吐出弁36は同じく弁形成体13に形
成され、各吐出孔35を開閉する。そして、ピストン2
2の下死点位置から上死点位置への移動に伴って、吐出
弁36の作用により、各圧縮室23内の冷媒ガスが所定
の圧力にまで圧縮され、対応する吐出室32へ吐出され
る。
【0025】収容部37はフロントハウジング12の外
壁面に凹設され、同収容部37内には吸油部材としての
フェルト38が収容配置されている。導油溝40は、挿
通孔41の内周面41aにおいて環状に凹設されてい
る。漏出油通路39は、フロントハウジング12の内部
に形成されており、一端側において収容部37に接続さ
れるとともに、他端側が導油溝40に接続されている。
つまり、同漏出油通路39は、導油溝40を介して挿通
孔41の内周面41aで開口されている。そして、ハウ
ジング内部から挿通孔41を介して外部へ漏出される潤
滑油は、導油溝40及び漏出油通路39を介して収容部
37に回収され、同収容部37内においてフェルト38
により吸収保持される。
【0026】次に本実施形態の特徴点について説明す
る。図2に示すように、前記挿通孔41の内周面41a
は、軸方向の前後において段差41bを介して異径に構
成されている。同内周面41aにおいて、段差41bか
らハウジング内部側(図2の右方)に位置する周面がシ
ール部42を構成し、段差41bからハウジング外部側
(図2の左方)の周面が、同シール部42より小径な係
合部43を構成する。前記導油溝40は、同係合部43
に形成されている。
【0027】リップシール50は、挿通孔41に対して
シール部42側の開口より挿入され、同シール部42内
を段差41bに当接される位置まで押し込められてい
る。従って、同リップシール50がシール部42と駆動
軸18の外周面18aとの間に介在されて、同駆動軸1
8のハウジング外部への突出部分が封止されている。
【0028】前記リップシール50について説明する
と、図2及び図3に示すように、金属製の支持金具51
は概略円筒状をなし、その前後開口縁は内側に折り曲げ
られている。合成ゴム製のリップリング(以下、ゴムリ
ップとする)52は、同支持金具51に対して後端側の
折り曲げ部分及び外周面を被包するようにして固定され
ている。同ゴムリップ52は、外周面52bが前記シー
ル部42に圧接されるとともに、自身の弾性力により、
リップ部52aを以って駆動軸18の外周面18aに環
状領域で圧接されてシール作用を奏する。
【0029】PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
製のリップリング(以下、PTFEリップとする)53
は、前記支持金具51の内周部においてゴムリップ52
の前方側に配置されている。同PTFEリップ53は、
リップ部53aを以って駆動軸18の外周面18aに対
して環状領域で接触されている。同リップ部53aは、
クランク室25内の高圧が作用されることで、駆動軸1
8の外周面18aに対して圧接されてシール作用を奏す
る。概略リング状をなす金属製のリップ金具54は、前
記支持金具51内において前部側へ嵌め込まれ、同リッ
プ金具54によって支持金具51との間で、前記ゴムリ
ップ52及びPTFEリップ53が狭着固定されてい
る。
【0030】さて、一対の係合片55は、前記リップシ
ール50においてリップ金具54の内周部に一体形成さ
れており、軸線Lにほぼ沿うようにしてハウジング外部
側(前方側)に向かって延在されている。両係合片55
は弾性を有し、定常状態においてその先端の軸線Lから
の距離は、係合部43の内径(<シール部42の内径)
より若干小さくなっている。従って、リップシール50
をシール部42内へ挿入すれば、両係合片55の先端は
シール部42及び段差41bに干渉されることなく、ス
ムーズに係合部43内へ挿入される。
【0031】係合凸部55aは、各係合片55の先端部
において外方に向かって切り起こされている。両係合凸
部55aの頂点の軸線Lからの距離は、係合片55の定
常状態において、シール部42の内径より小さくかつ係
合部43の内径より若干大きくなっている。従って、係
合部43内に先端が挿入された係合片55が、さらに奥
方へ押し込められると、同係合片55は、係合凸部55
aを介して係合部43に押されて内側へ撓み、弾性力が
蓄積される。
【0032】係合凹部43aは、前記係合部43におい
てその周方向に沿って環状に凹設されている。そして、
リップシール50が、シール部42内を段差41bに当
接される位置まで押し込められると、係合片55の係合
凸部55aと係合凹部43aとが合致され、前述した係
合片55の蓄積された弾性力が開放される。従って、係
合凸部55aが係合凹部43a内に没入して、係合部4
3と係合片55とが係合され、リップシール50の軸方
向への移動が規制される。
【0033】上記構成の本実施形態においては次のよう
な効果を奏する。 (1)リップシール50を挿通孔41内へ挿入するのみ
の簡単な組み付け動作で、係合片55が係合部43に係
合されて、同リップシール50の軸方向への移動を規制
可能である。従って、サークリップを組み付ける必要が
ある従来技術と比較して、組み付けコストを低減できる
し、同サークリップを組み付け忘れる等の問題も生じな
い。
【0034】また、リップシール50を挿通孔41内へ
挿入する際、係合片55がシール部42の内空間を通過
される。しかし、本実施形態においては、シール部42
が係合部43より大径に構成されており、係合片55を
リップシール50において同シール部42に干渉されな
い位置に設けることができた。従って、同シール部42
が係合片55(係合凸部55a)との弾圧摺動により損
傷されることを防止でき、同シール部42とリップシー
ル50の外周面(ゴムリップ52の外周面52b)とが
確実に密着される。その結果、クランク室25の密閉性
が高められる。
【0035】(2)前記係合部43及び係合片55は、
リップシール50のシール位置に対してハウジング外部
側に配設されている。従って、クランク室25の高温・
高圧が、同係合部43及び係合片55に対して直接的に
作用されることはなく、同係合部43及び係合片55の
変形や劣化等を防止できる。その結果、両者43,55
の係合が緩くなることを防止でき、リップシール50の
移動規制を圧縮機の動作時においても確実に達成し得
る。
【0036】(3)係合部43と係合片55は、係合凹
部43aと係合凸部55aを介することで凹凸関係を以
って係合される。従って、両者43,55の係合が強固
となり、リップシール50の移動を確実に規制できる。
【0037】(4)段差41bが、挿通孔41内におい
てリップシール50に対してハウジング外部側に存在す
る。従って、例えば、クランク室25の高圧により、リ
ップシール50に対して、係合凸部55aと係合凹部4
3aとの係合が解除される程の応力が作用されたとして
も、同段差41bとの当接によりリップシール50のハ
ウジング外部側への移動が確実に規制される。
【0038】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、例えば、以下の態様でも実施できる。 (1)図4に示すように、上記実施形態から係合凹部4
3aを削除するとともに係合片55の弾性力を増強し、
同係合片55と係合部43とを弾圧により係合させるこ
と。このようにすれば、係合部43に係合凹部43aを
凹設する必要がなくなり、加工コストを低減できる。ま
た、駆動軸18の回転に追従する、リップシール50の
軸線Lを中心とした回動も規制され、同リップシール5
0の外周面52bがシール部42との摺動により劣化さ
れることがない。従って、同リップシール50によるク
ランク室25の密閉がさらに確実となる。
【0039】(2)図5に示すように、上記実施形態か
ら係合凹部43aを削除して、導油溝40が係合凹部4
3aを兼ねるように構成すること。このようにすれば、
係合部43に係合凹部43aを凹設する必要がなくな
り、加工コストを低減できる。
【0040】(3)図6に示すように、係合凹部43a
を、各係合凸部55aに対応して軸方向に延設された一
対のスプライン溝とすること。このようにすれば、同係
合凹部43aが係合部43の周方向に対して部分的に存
在することとなり、駆動軸18の回転に追従する、リッ
プシール50の軸線Lを中心とした回動を阻止すること
ができる。従って、ゴムリップ52の外周面52bがシ
ール部42に摺動されて劣化されることがなく、同リッ
プシール50によるクランク室25の密閉がさらに確実
となる。
【0041】(4)係合片55をリップシール50から
3つ以上延設すること。 (5)係合部43に係合凸部を形成し、係合片55に係
合凹部を形成すること。つまり、上記実施形態とは係合
部43と係合片55との凹凸関係を逆にすること。
【0042】(6)リップ金具54を合成樹脂材により
構成すること。つまり、同リップ金具54と一体の係合
片55を合成樹脂材により構成すること。 (7)係合片55を、リップ金具54ではなく支持金具
51に一体形成すること。或いは、ゴムリップ52又は
PTFEリップ53に一体形成すること。
【0043】(8)段差41bを、係合部43側に向か
って徐々に小径となるテーパ面に変更すること。このよ
うにすれば、係合片55の先端の軸線Lからの距離が、
係合部43の内径より大きくても、同先端はテーパ面に
より案内されて、スムーズに係合部43内へ挿入され
る。
【0044】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載すると、前記リップシール50は挿通孔41
内にシール部42側より挿入され、同シール部42の奥
方に配置される係合部43は、シール部42より小径に
構成されている請求項1に記載の取り付け構造。
【0045】このようにすれば、リップシール50を挿
通孔41内へ挿入する際、係合片50はシール部42に
接触されることなく係合部43に至り、同シール部42
の損傷を防止して、同リップシール50とシール部42
との密着性が高められる。
【0046】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、リ
ップシールを挿通孔内へ挿入するのみの簡単な手順で係
合片と係合部とが係合され、同リップシールの軸方向へ
の移動を規制できる。従って、同リップシールの組み付
けコストを低減でき、これは圧縮機の低コスト化につな
がる。
【0047】また、例えば、係合片がシール部の内空間
を通過される構成においては、両者の摺動によるシール
部の損傷を防止できる。従って、リップシールと挿通孔
との密着性が阻害されず、クランク室の密閉性が高めら
れる。
【0048】請求項2の発明によれば、例えば、ハウジ
ング内部が高温・高圧となる場合においても、同温度及
び圧力が、係合部及び係合片に対して直接的に作用され
ることはない。従って、同係合部及び係合片の変形や劣
化等を防止でき、両者の係合が緩くなることはない。そ
の結果、リップシールの軸方向への移動規制が確実に行
われる。
【0049】請求項3の発明によれば、係合片と挿通孔
の係合部が凹凸関係を以って確実に係合される。従っ
て、同リップシールの軸方向への移動規制が確実になさ
れる。請求項4の発明によれば、係合凹部は係合部にお
いてその周方向に部分的に存在する。従って、リップシ
ールが、駆動軸の回転に追従して、軸線を中心として回
動されようとしても、係合凸部が係合凹部に当接され
て、それ以上の回動が規制される。その結果、同リップ
シールの外周面がシール部との摺動により劣化されるこ
とがなく、同リップシールによるクランク室の密閉がさ
らに確実となる。
【0050】請求項5の発明によれば、漏出油通路の開
口が係合凹部を兼ねるため、同係合凹部を別個に形成す
る必要がなくなる。従って、加工コストを低減できる。
請求項6の発明によれば、係合片が係合部に対して弾圧
係合されることで、リップシールの軸方向への移動が規
制される。従って、係合部に対する係合凹部等の形成手
間分だけ加工コストを低減できる。また、駆動軸の回転
に追従する、リップシールの回動も規制され、同リップ
シールの外周面がシール部との摺動により劣化されるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両頭ピストン式圧縮機の縦断面図。
【図2】 図1のリップシール付近の拡大図。
【図3】 リップシールの正面図。
【図4】 別例を示すリップシール付近の拡大断面図。
【図5】 別例を示すリップシール付近の拡大断面図。
【図6】 別例を示すリップシール付近の拡大断面図。
【符号の説明】
11…ハウジングとしてのシリンダブロック、18…駆
動軸、41…挿通孔、42…シール部、43…係合部、
50…リップシール、52b…リップシールの外周面と
してのゴムリップの外周面、55…係合片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浜 智司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成された挿通孔内に挿入
    配置され、同挿通孔を介してハウジング外部に突出され
    た駆動軸を封止するためのリップシールの取り付け構造
    であって、 前記挿通孔の内周面には、リップシールの外周面が接触
    されるシール部と同シール部とは異なる内径を有する係
    合部とが形成されており、リップシールから延設された
    係合片が同係合部に対して係合されることで、同リップ
    シールの軸方向への移動を規制するようにした取り付け
    構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部及び係合片は、リップシール
    に対してハウジング外部側に設けられている請求項1に
    記載の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記係合部と係合片とは、凹凸関係を以
    って係合される請求項1又は2に記載の取り付け構造。
  4. 【請求項4】 前記係合片に係合凸部が形成されるとと
    もに、係合部に同係合凸部が没入される係合凹部が形成
    され、同係合凹部は係合部の周方向に部分的に存在する
    請求項3に記載の取り付け構造。
  5. 【請求項5】 前記係合部及び係合片は、リップシール
    に対してハウジング外部側に設けられ、同係合部にはリ
    ップシールからの漏出油を回収するための漏出油通路が
    開口されており、同開口が係合凹部を兼ねる請求項3に
    記載の取り付け構造。
  6. 【請求項6】 前記係合片は係合部に弾圧係合される請
    求項1又は2に記載の取り付け構造。
JP8243607A 1996-09-13 1996-09-13 リップシールの取り付け構造 Pending JPH1089488A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025788A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Nok Corp 密封装置

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JP2008025788A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Nok Corp 密封装置

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