JPH1089968A - 角速度センサ - Google Patents
角速度センサInfo
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- JPH1089968A JPH1089968A JP8241666A JP24166696A JPH1089968A JP H1089968 A JPH1089968 A JP H1089968A JP 8241666 A JP8241666 A JP 8241666A JP 24166696 A JP24166696 A JP 24166696A JP H1089968 A JPH1089968 A JP H1089968A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動変位が大きく、回転角速度に対するコリ
オリ力の検出感度の高い角速度センサを提供する。 【解決手段】基板1の中空部1aに、対向して配置され
た一対の外側支持梁3a、3bを介して支持された外側
振動枠体4と、外側振動枠体4の内側4eに、対向して
配置された一対の内側支持梁5a、5bを介して支持さ
れた内側振動体6とを備え、外側支持梁3a、3bおよ
び内側支持梁5a、5bは、それらの梁軸を通る垂直面
の両側に各層電極が2分割されて圧電体の内部および表
裏面に配置された多層電極構造よりなることを特徴とす
る角速度センサ。
オリ力の検出感度の高い角速度センサを提供する。 【解決手段】基板1の中空部1aに、対向して配置され
た一対の外側支持梁3a、3bを介して支持された外側
振動枠体4と、外側振動枠体4の内側4eに、対向して
配置された一対の内側支持梁5a、5bを介して支持さ
れた内側振動体6とを備え、外側支持梁3a、3bおよ
び内側支持梁5a、5bは、それらの梁軸を通る垂直面
の両側に各層電極が2分割されて圧電体の内部および表
裏面に配置された多層電極構造よりなることを特徴とす
る角速度センサ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動物体などに搭
載されて、その回転角速度を検出する角速度センサに関
する。
載されて、その回転角速度を検出する角速度センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の角速度センサとして、特
開昭60−213814号公報に記載されているものを
図21に示す。31はシリコンよりなる基板で、その中
央部に凹部31aが形成され、この凹部31aを除いた
上端面には、シリコンの酸化膜32が枠型に形成されて
いる。この枠型の酸化膜32の対向する枠辺32a、3
2bの内側縁中央部から、一対の外側支持梁33a、3
3bが凹部31aの中心部に向けて伸びている。
開昭60−213814号公報に記載されているものを
図21に示す。31はシリコンよりなる基板で、その中
央部に凹部31aが形成され、この凹部31aを除いた
上端面には、シリコンの酸化膜32が枠型に形成されて
いる。この枠型の酸化膜32の対向する枠辺32a、3
2bの内側縁中央部から、一対の外側支持梁33a、3
3bが凹部31aの中心部に向けて伸びている。
【0003】外側枠体34は、枠辺34a、34b、3
4c、34dを有する4角形の枠体に形成されいる。外
側支持梁33a、33bの先端は、外側振動枠体34の
一つの対向する枠辺34a、34bの外側縁中央部にそ
れぞれ結合している。この外側振動枠体34のもう一つ
の対向する枠辺34c、34dの内側縁中央部から一対
の内側支持梁35a、35bが凹部31aの中心部に向
けて伸び、矩形板状の内側振動体36にそれぞれ結合し
ている。
4c、34dを有する4角形の枠体に形成されいる。外
側支持梁33a、33bの先端は、外側振動枠体34の
一つの対向する枠辺34a、34bの外側縁中央部にそ
れぞれ結合している。この外側振動枠体34のもう一つ
の対向する枠辺34c、34dの内側縁中央部から一対
の内側支持梁35a、35bが凹部31aの中心部に向
けて伸び、矩形板状の内側振動体36にそれぞれ結合し
ている。
【0004】これらの一対の外側支持梁33a、33
b、外側振動枠体34、一対の内側支持梁35a、35
bおよび内側振動体36はシリコンの酸化膜より形成さ
れ、基板31の凹部31aに自由振動可能に支持されて
いる。また、一対の外側支持梁33a、33bと一対の
内側支持梁35a、35bとは、直交するように配置さ
れ、それらの梁の中心軸を中心にして捩じれ振動するよ
うになっている。
b、外側振動枠体34、一対の内側支持梁35a、35
bおよび内側振動体36はシリコンの酸化膜より形成さ
れ、基板31の凹部31aに自由振動可能に支持されて
いる。また、一対の外側支持梁33a、33bと一対の
内側支持梁35a、35bとは、直交するように配置さ
れ、それらの梁の中心軸を中心にして捩じれ振動するよ
うになっている。
【0005】外側振動枠体34の枠辺34c、34d上
には細長い駆動電極37a、37bがそれぞれ形成され
ている。また、内側振動体36の内側支持梁35a、3
5bと同じ方向の辺36a、36b上には、細長い検出
電極38a、38bがそれぞれ形成されている。更に、
内側振動体36の上で、一対の内側支持梁35a、35
bを結ぶ線上に、負荷質量を与える角柱状の重り39が
形成されている。
には細長い駆動電極37a、37bがそれぞれ形成され
ている。また、内側振動体36の内側支持梁35a、3
5bと同じ方向の辺36a、36b上には、細長い検出
電極38a、38bがそれぞれ形成されている。更に、
内側振動体36の上で、一対の内側支持梁35a、35
bを結ぶ線上に、負荷質量を与える角柱状の重り39が
形成されている。
【0006】駆動電極37a、37bとこれらの駆動電
極37a、37bがそれぞれ対向するシリコン基板31
の凹部31aの底面との間には、内側振動体36のシリ
コン酸化膜と空気を誘電体とするコンデンサが形成され
る。同様に、検出電極38a、38bとこれらの検出電
極38a、38bがそれぞれ対向するシリコン基板31
の凹部31aの底面との間にも、内側振動体36のシリ
コン酸化膜と空気を誘電体とするコンデンサが形成され
る。
極37a、37bがそれぞれ対向するシリコン基板31
の凹部31aの底面との間には、内側振動体36のシリ
コン酸化膜と空気を誘電体とするコンデンサが形成され
る。同様に、検出電極38a、38bとこれらの検出電
極38a、38bがそれぞれ対向するシリコン基板31
の凹部31aの底面との間にも、内側振動体36のシリ
コン酸化膜と空気を誘電体とするコンデンサが形成され
る。
【0007】従来の角速度センサ30は、以上のような
構造よりなり、つぎにその動作について説明する。駆動
電極37aとシリコン基板31との間および駆動電極3
7bとシリコン基板31との間に、それぞれ電位の異な
る電圧、例えば、0Vと10Vの電圧を交互に印加す
る。すると、駆動電極37aと駆動電極37bとが静電
力により交互に凹部31の底面側に吸引されて、外側振
動枠体34(内側振動体36)は一対の外側支持梁33
a、33bを軸にしてシーソーのように振動する。この
とき、一対の外側支持梁33a、33bには、捩れ振動
が発生する。
構造よりなり、つぎにその動作について説明する。駆動
電極37aとシリコン基板31との間および駆動電極3
7bとシリコン基板31との間に、それぞれ電位の異な
る電圧、例えば、0Vと10Vの電圧を交互に印加す
る。すると、駆動電極37aと駆動電極37bとが静電
力により交互に凹部31の底面側に吸引されて、外側振
動枠体34(内側振動体36)は一対の外側支持梁33
a、33bを軸にしてシーソーのように振動する。この
とき、一対の外側支持梁33a、33bには、捩れ振動
が発生する。
【0008】このように、外側振動枠体34(内側振動
体36)が振動しているときに、角速度センサ30が内
側振動体36の中心に位置する垂直軸Zを中心にして角
速度ωで回転すると、コリオリ力により内側振動体36
が一対の内側支持梁35a、35bを軸にしてシーソー
のように振動をはじめ、検出電極38a、38bが交互
に凹部31bの底面側に接近するようになる。凹部31
aの底面に接近した検出電極38aまたは検出電極38
bからは、大きな静電容量の変化が得られる。この静電
容量の変化は、角速度センサ30の回転角速度ωに比例
するので、この静電容量の変化を電圧あるいは電流に変
換して回転角速度を検出し、この回転角速度を積分して
角速度センサ30を搭載している慣性体の回転角度を知
ることができる。
体36)が振動しているときに、角速度センサ30が内
側振動体36の中心に位置する垂直軸Zを中心にして角
速度ωで回転すると、コリオリ力により内側振動体36
が一対の内側支持梁35a、35bを軸にしてシーソー
のように振動をはじめ、検出電極38a、38bが交互
に凹部31bの底面側に接近するようになる。凹部31
aの底面に接近した検出電極38aまたは検出電極38
bからは、大きな静電容量の変化が得られる。この静電
容量の変化は、角速度センサ30の回転角速度ωに比例
するので、この静電容量の変化を電圧あるいは電流に変
換して回転角速度を検出し、この回転角速度を積分して
角速度センサ30を搭載している慣性体の回転角度を知
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
角速度センサにおいては、駆動においては、一対の外側
支持梁33a、33bの捩じれ振動を利用し、検出にお
いては、一対の内側支持梁35a、35bの捩じれ振動
を利用している。特に、検出においては、一対の内側支
持梁35a、35bを結ぶ軸線の近傍に検出電極38
a、38bを設けたのでは容量変化が小さく、この軸線
からできる限り離れた辺36a、36bに検出電極38
a、38bを設ける必要があるが、内側振動体36の寸
法制約のため、検出感度を上げることができなかった。
また、コリオリ力の検出感度を高めるにあたり、一対の
外側支持梁33a、33bの捩じれ振動の変位を大きく
するため、駆動電極37a、37bと凹部31aの底面
との距離を大きくしているが、これらの駆動電極37
a、37bと同一平面に形成されている検出電極38
a、38bと凹部31aの底面との距離も大きくなり、
コリオリ力による容量変化が小さくなって、検出感度が
低下していた。
角速度センサにおいては、駆動においては、一対の外側
支持梁33a、33bの捩じれ振動を利用し、検出にお
いては、一対の内側支持梁35a、35bの捩じれ振動
を利用している。特に、検出においては、一対の内側支
持梁35a、35bを結ぶ軸線の近傍に検出電極38
a、38bを設けたのでは容量変化が小さく、この軸線
からできる限り離れた辺36a、36bに検出電極38
a、38bを設ける必要があるが、内側振動体36の寸
法制約のため、検出感度を上げることができなかった。
また、コリオリ力の検出感度を高めるにあたり、一対の
外側支持梁33a、33bの捩じれ振動の変位を大きく
するため、駆動電極37a、37bと凹部31aの底面
との距離を大きくしているが、これらの駆動電極37
a、37bと同一平面に形成されている検出電極38
a、38bと凹部31aの底面との距離も大きくなり、
コリオリ力による容量変化が小さくなって、検出感度が
低下していた。
【0010】そこで、本発明は、駆動変位が大きく、回
転角速度に対するコリオリ力の検出感度の高い角速度セ
ンサを提供することを目的とする。
転角速度に対するコリオリ力の検出感度の高い角速度セ
ンサを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、下記の解決手段を採ることを特徴とす
る。請求項1に記載の発明は、基板の中空部に、対向し
て配置された一対の外側支持梁を介して支持された外側
振動枠体と、前記外側振動枠体の内側に、対向して配置
された一対の内側支持梁を介して支持された内側振動体
とを備え、前記外側支持梁および内側支持梁は、各層電
極がそれらの圧電体膜の内部および表裏面であって、そ
れらの梁の中心軸を通る垂直面の両側に分割されて配置
された多層電極構造よりなるものである。
成するために、下記の解決手段を採ることを特徴とす
る。請求項1に記載の発明は、基板の中空部に、対向し
て配置された一対の外側支持梁を介して支持された外側
振動枠体と、前記外側振動枠体の内側に、対向して配置
された一対の内側支持梁を介して支持された内側振動体
とを備え、前記外側支持梁および内側支持梁は、各層電
極がそれらの圧電体膜の内部および表裏面であって、そ
れらの梁の中心軸を通る垂直面の両側に分割されて配置
された多層電極構造よりなるものである。
【0012】この発明は、駆動用の外側支持梁におい
て、対向する層電極に形成される振動領域が、梁軸に直
交する断面に複数個形成され、垂直方向に同じ向きに分
極されている。外側支持梁の前記断面の対角に位置する
振動領域の駆動電界の方向を同一にして伸縮を同一に
し、かつ、一つの対角ともう一つの対角に配置された振
動領域の駆動電界の方向および伸縮を逆にしている。こ
れにより、駆動用の外側支持梁は、捩じれ振動を行い、
外側振動枠体(内側振動体)にシーソー運動(振動)を
起こさせる。
て、対向する層電極に形成される振動領域が、梁軸に直
交する断面に複数個形成され、垂直方向に同じ向きに分
極されている。外側支持梁の前記断面の対角に位置する
振動領域の駆動電界の方向を同一にして伸縮を同一に
し、かつ、一つの対角ともう一つの対角に配置された振
動領域の駆動電界の方向および伸縮を逆にしている。こ
れにより、駆動用の外側支持梁は、捩じれ振動を行い、
外側振動枠体(内側振動体)にシーソー運動(振動)を
起こさせる。
【0013】一方、検出用の内側支持梁も、外側支持梁
と同様の構造を有しているので、内側支持梁に内側振動
体からコリオリ力に基づく捩じれ振動が与えられると、
前記断面の対角に位置する振動領域に同方向の電界が発
生し、かつ、一つの対角ともう一つの対角に配置された
振動領域の電界が逆になり、内側支持梁の各層電極は、
正相と逆相の電圧を生じることになる。この正相と逆相
の電圧を差動増幅して角速度を検出することができる。
と同様の構造を有しているので、内側支持梁に内側振動
体からコリオリ力に基づく捩じれ振動が与えられると、
前記断面の対角に位置する振動領域に同方向の電界が発
生し、かつ、一つの対角ともう一つの対角に配置された
振動領域の電界が逆になり、内側支持梁の各層電極は、
正相と逆相の電圧を生じることになる。この正相と逆相
の電圧を差動増幅して角速度を検出することができる。
【0014】上記説明においては、便宜上、外側支持梁
を駆動用に、内側支持梁を検出用に説明したが、この逆
であってもよい。
を駆動用に、内側支持梁を検出用に説明したが、この逆
であってもよい。
【0015】請求項2に記載の発明は、基板の中空部
に、対向して配置された一対の支持梁を介して支持され
た振動体を備え、前記支持梁は、各層電極がそれらの圧
電体膜の内部および表裏面であって、それらの梁の中心
軸を通る垂直面の両側に分割されて配置された多層電極
構造よりなり、一つの支持梁は水平方向もしくは垂直方
向に振動する駆動用であり、他の支持梁は垂直方向もし
くは水平方向に振動する検出用である。
に、対向して配置された一対の支持梁を介して支持され
た振動体を備え、前記支持梁は、各層電極がそれらの圧
電体膜の内部および表裏面であって、それらの梁の中心
軸を通る垂直面の両側に分割されて配置された多層電極
構造よりなり、一つの支持梁は水平方向もしくは垂直方
向に振動する駆動用であり、他の支持梁は垂直方向もし
くは水平方向に振動する検出用である。
【0016】この発明は、一対の支持梁を駆動用と検出
用に用いている。駆動用の支持梁は、梁軸を通る垂直面
の左側における上層または下層の振動領域と右側におけ
る上層または下層の振動領域に逆方向の電界を印加す
る。すると、この支持梁は、振動体を水平方向に振動さ
せることになる。このように、振動体が水平方向に振動
しているときに、本発明の加速度センサが一対の支持梁
を中心にして回転すると、この振動体にコリオリ力が作
用して、振動体が垂直方向に振動するようになる。そし
て、検出用の支持梁には、上層振動領域と下層振動領域
に、逆方向の電界が生じ、上層電極と下層電極から同極
性の電圧が、中層電極から逆極性の電圧がそれぞれ取り
出される。これを差動増幅して、角速度を検出すること
ができる。請求項3記載の発明は、前記支持梁の表裏面
および中層電極間並びに外側振動枠体、内側振動体およ
び振動体の内部に酸化膜が形成されているものである。
用に用いている。駆動用の支持梁は、梁軸を通る垂直面
の左側における上層または下層の振動領域と右側におけ
る上層または下層の振動領域に逆方向の電界を印加す
る。すると、この支持梁は、振動体を水平方向に振動さ
せることになる。このように、振動体が水平方向に振動
しているときに、本発明の加速度センサが一対の支持梁
を中心にして回転すると、この振動体にコリオリ力が作
用して、振動体が垂直方向に振動するようになる。そし
て、検出用の支持梁には、上層振動領域と下層振動領域
に、逆方向の電界が生じ、上層電極と下層電極から同極
性の電圧が、中層電極から逆極性の電圧がそれぞれ取り
出される。これを差動増幅して、角速度を検出すること
ができる。請求項3記載の発明は、前記支持梁の表裏面
および中層電極間並びに外側振動枠体、内側振動体およ
び振動体の内部に酸化膜が形成されているものである。
【0017】この発明は、酸化膜が補強材となって反り
が防止される。また、酸化膜は圧電体よりは材料的にQ
が高いので、振動体の中層に酸化膜を形成することによ
り屈曲振動の変位が大きくなる。更に、酸化膜は酸化亜
鉛とは温度に対する周波数特性が逆になっているので、
温度変化による機械的共振周波数の変化が相殺される。
が防止される。また、酸化膜は圧電体よりは材料的にQ
が高いので、振動体の中層に酸化膜を形成することによ
り屈曲振動の変位が大きくなる。更に、酸化膜は酸化亜
鉛とは温度に対する周波数特性が逆になっているので、
温度変化による機械的共振周波数の変化が相殺される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図1を参照して、本発明
の第1実施例に係る角速度センサ10について説明す
る。1はシリコンよりなる基板で、中央部に中空部1a
を有し、枠型に形成されている。この枠型の基板1の上
には、シリコン酸化膜が設けられ、その上に酸化亜鉛
(ZnO)が設けられ更にその上にシリコン酸化膜が設
けられて枠2を形成している。
の第1実施例に係る角速度センサ10について説明す
る。1はシリコンよりなる基板で、中央部に中空部1a
を有し、枠型に形成されている。この枠型の基板1の上
には、シリコン酸化膜が設けられ、その上に酸化亜鉛
(ZnO)が設けられ更にその上にシリコン酸化膜が設
けられて枠2を形成している。
【0019】この枠2の対向する枠辺2a、2bの内側
縁中央部から、一対の外側支持梁3a、3bが中空部1
aの中心部に向けて伸び、外側振動枠体4の一つの対向
する枠辺4a、4bの外側縁中央部にそれぞれ結合して
いる。この外側振動枠体4のもう一つの対向する枠辺4
c、4dの内側縁中央部から一対の内側支持梁5a、5
bが貫通孔1aの中心部に向けて伸び、矩形板状の内側
振動体6の対向する外側縁中央部にそれぞれ結合してい
る。この一対の内側支持梁5a、5bおよび内側振動体
6は、外側振動枠体4の内側(貫通孔)4eの中に形成
されてる。
縁中央部から、一対の外側支持梁3a、3bが中空部1
aの中心部に向けて伸び、外側振動枠体4の一つの対向
する枠辺4a、4bの外側縁中央部にそれぞれ結合して
いる。この外側振動枠体4のもう一つの対向する枠辺4
c、4dの内側縁中央部から一対の内側支持梁5a、5
bが貫通孔1aの中心部に向けて伸び、矩形板状の内側
振動体6の対向する外側縁中央部にそれぞれ結合してい
る。この一対の内側支持梁5a、5bおよび内側振動体
6は、外側振動枠体4の内側(貫通孔)4eの中に形成
されてる。
【0020】一対の外側支持梁3a、3bと一対の内側
支持梁5a、5bとは、直交する如く配置され、それぞ
れ捩じれ振動をするようになっている。
支持梁5a、5bとは、直交する如く配置され、それぞ
れ捩じれ振動をするようになっている。
【0021】そして、一対の外側支持梁3a、3bを軸
にして捩じれ振動をする外側振動枠体4の機械的共振周
波数と、一対の内側支持梁5a、5bを軸に捩じれ振動
をする内側振動体6の機械的共振周波数とは、一致また
は近似するように設定している。この設定は、つぎのよ
うに行う。即ち、外側支持梁a、3bおよび内側支持梁
5a、5bの幅を広げて機械的共振周波数を上げ、或い
は幅を狭めて機械的共振周波数を下げる。また、外側支
持梁a、3bおよび内側支持梁5a、5bの厚みを厚く
して機械的共振周波数を上げ、或いは厚みを薄くして機
械的共振周波数を下げる。また、内側振動体6の質量を
大きくして機械的共振周波数を下げ、また質量を小さく
して機械的共振周波数を上げる。
にして捩じれ振動をする外側振動枠体4の機械的共振周
波数と、一対の内側支持梁5a、5bを軸に捩じれ振動
をする内側振動体6の機械的共振周波数とは、一致また
は近似するように設定している。この設定は、つぎのよ
うに行う。即ち、外側支持梁a、3bおよび内側支持梁
5a、5bの幅を広げて機械的共振周波数を上げ、或い
は幅を狭めて機械的共振周波数を下げる。また、外側支
持梁a、3bおよび内側支持梁5a、5bの厚みを厚く
して機械的共振周波数を上げ、或いは厚みを薄くして機
械的共振周波数を下げる。また、内側振動体6の質量を
大きくして機械的共振周波数を下げ、また質量を小さく
して機械的共振周波数を上げる。
【0022】このように、外側振動枠体4と内側振動体
6の機械的共振周波数が一致または近似すると、それら
の機械的Qの最大値も一致または近似するようになり、
内側振動体6の変位も大きくなって、検出の出力が大き
くなる。
6の機械的共振周波数が一致または近似すると、それら
の機械的Qの最大値も一致または近似するようになり、
内側振動体6の変位も大きくなって、検出の出力が大き
くなる。
【0023】外側振動枠体4、一対の外側支持梁3a、
3b、内側振動体6および一対の内側支持梁5a、5b
は、薄膜技術または厚膜多層技術を用いて、例えば酸化
亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)など
の圧電材料により一体に形成される。
3b、内側振動体6および一対の内側支持梁5a、5b
は、薄膜技術または厚膜多層技術を用いて、例えば酸化
亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)など
の圧電材料により一体に形成される。
【0024】つぎに、外側支持梁3a、3bおよび内側
支持梁5a、5bの構造について説明するが、これらは
みな同一構造をしているので、外側支持梁3aを代表例
にとり、基板1および外側振動枠体4から切り離して、
その斜視図を図2に、断面形態図を図3に示す。
支持梁5a、5bの構造について説明するが、これらは
みな同一構造をしているので、外側支持梁3aを代表例
にとり、基板1および外側振動枠体4から切り離して、
その斜視図を図2に、断面形態図を図3に示す。
【0025】外側支持梁3aは3層電極構造よりなる。
これらの各層電極は、外側支持梁3aの梁の中心軸jを
通る垂直面Bに対し面対称に両側に分割配置されて、上
層電極d1、d2、中層電極d3、d4、下層電極d
5、d6よりなる。外側支持梁3aは、例えば、酸化亜
鉛(ZnO)からなる圧電体膜で、中層電極d3、d4
はこの圧電体膜の中に埋設され、上層電極d1、d2お
よび下層電極d5、d6は圧電体膜の上層表面および下
層表面にそれぞれ形成される。
これらの各層電極は、外側支持梁3aの梁の中心軸jを
通る垂直面Bに対し面対称に両側に分割配置されて、上
層電極d1、d2、中層電極d3、d4、下層電極d
5、d6よりなる。外側支持梁3aは、例えば、酸化亜
鉛(ZnO)からなる圧電体膜で、中層電極d3、d4
はこの圧電体膜の中に埋設され、上層電極d1、d2お
よび下層電極d5、d6は圧電体膜の上層表面および下
層表面にそれぞれ形成される。
【0026】そして、上層電極d1、d2と中層電極d
3、d4により、振動領域r1、r2がそれぞれ形成さ
れる。また、中層電極d3、d4と下層電極d5、d6
により、振動領域r3、r4がそれぞれ形成される。
3、d4により、振動領域r1、r2がそれぞれ形成さ
れる。また、中層電極d3、d4と下層電極d5、d6
により、振動領域r3、r4がそれぞれ形成される。
【0027】これらの振動領域r1〜r4は、図3に実
線矢印で示すように、下層電極d5、d6から中層電極
d3、d4へ、および中層電極d3、d4から上層電極
d1、d2と同方向(垂直方向)に分極される。
線矢印で示すように、下層電極d5、d6から中層電極
d3、d4へ、および中層電極d3、d4から上層電極
d1、d2と同方向(垂直方向)に分極される。
【0028】なお、各層電極d1〜d6には、図示しな
いが、外部へ通じる配線パターンが形成される。
いが、外部へ通じる配線パターンが形成される。
【0029】つぎに、本実施例の角速度センサ10の動
作について説明する。本実施例においては、図1に示す
ように、一対の外側支持梁3a、3bを駆動用に使用
し、一対の内側支持梁5a、5bを検出用に使用してい
る。駆動用の外側支持梁3aにおいて、図3に破線矢印
で示すように、上層電極d2、中層電極d3、下層電極
d6に、1〜10kHzの交流電圧を印加する。また、
この印加と同時に、この交流電圧に対し位相の180゜
異なる同一周波数の電圧を、上層電極d1、中層電極d
4、下層電極d5に印加する。
作について説明する。本実施例においては、図1に示す
ように、一対の外側支持梁3a、3bを駆動用に使用
し、一対の内側支持梁5a、5bを検出用に使用してい
る。駆動用の外側支持梁3aにおいて、図3に破線矢印
で示すように、上層電極d2、中層電極d3、下層電極
d6に、1〜10kHzの交流電圧を印加する。また、
この印加と同時に、この交流電圧に対し位相の180゜
異なる同一周波数の電圧を、上層電極d1、中層電極d
4、下層電極d5に印加する。
【0030】すると、外側支持梁3aは、分極方向と駆
動電界方向が同方向となり振動領域r1、r4は伸び、
逆方向となる振動領域r2、r3は縮んで、一点鎖線矢
印で示すように、捩じれ振動をする。また、180゜位
相が進んで、駆動電圧の方向が破線矢印と反対方向にな
ると、外側支持梁3aは、二点鎖線矢印で示すように、
捩じれ振動をすることになる。
動電界方向が同方向となり振動領域r1、r4は伸び、
逆方向となる振動領域r2、r3は縮んで、一点鎖線矢
印で示すように、捩じれ振動をする。また、180゜位
相が進んで、駆動電圧の方向が破線矢印と反対方向にな
ると、外側支持梁3aは、二点鎖線矢印で示すように、
捩じれ振動をすることになる。
【0031】一方、もう一つの駆動用の外側支持梁3b
の各層電極d1〜d6には、外側支持梁3aに印加した
位相の交流電圧とは逆位相の交流電圧を印加するので、
図3において、外側支持梁3aは一点鎖線で示すような
捩じれ振動をし、外側支持梁3bは二点鎖線で示すよう
な捩じれ振動をする。図1においては、これらの一対の
外側支持梁3a、3bは、対向して配置されているの
で、それらの梁軸(Y軸)を中心にして同方向の捩じれ
振動をする。この捩じれ振動は、外側振動枠体4(内側
振動体6)にシーソー運動(振動)をさせることにな
る。
の各層電極d1〜d6には、外側支持梁3aに印加した
位相の交流電圧とは逆位相の交流電圧を印加するので、
図3において、外側支持梁3aは一点鎖線で示すような
捩じれ振動をし、外側支持梁3bは二点鎖線で示すよう
な捩じれ振動をする。図1においては、これらの一対の
外側支持梁3a、3bは、対向して配置されているの
で、それらの梁軸(Y軸)を中心にして同方向の捩じれ
振動をする。この捩じれ振動は、外側振動枠体4(内側
振動体6)にシーソー運動(振動)をさせることにな
る。
【0032】このように角速度センサ10の外側振動枠
体4(内側振動体6)がシーソー運動(振動)をしてい
るときに、角速度センサ10がその基板面と垂直なZ軸
を中心にして矢印で示すように角速度ωで回転したとす
ると、内側振動体6はコリオリ力を受けて、一対の内側
支持梁5a、5bの梁軸を通るX軸を中心にしてシーソ
ー運動(振動)をするようになる。この振動は一対の内
側支持梁5a、5bに伝達して、この一対の内側支持梁
5a、5bは、図3に示すように、捩じれ振動をするよ
うになる。すると、一対の内側支持梁5a、5bは、一
点鎖線の捩じれ振動の半サイクルにおいて、対角に位置
する振動領域r1、r4には引っ張り応力が生じ、もう
一つの対角に位置する振動領域r2、r3には圧縮応力
が生じ、電極d2、d3、d6に正極性(+)の電圧
が、電極d1、d4、d5には負極性(−)の電圧が、
発生する。捩れ振動のつぎの半サイクルにおいては、引
っ張り応力および圧縮応力は逆になり、発生する極性の
電圧も逆になる。正極性の電圧と負極性の電圧を差動増
幅して、角速度センサ10の角速度ωを検出し、これを
積分してZ軸を中心とする回転角度を知ることができ
る。
体4(内側振動体6)がシーソー運動(振動)をしてい
るときに、角速度センサ10がその基板面と垂直なZ軸
を中心にして矢印で示すように角速度ωで回転したとす
ると、内側振動体6はコリオリ力を受けて、一対の内側
支持梁5a、5bの梁軸を通るX軸を中心にしてシーソ
ー運動(振動)をするようになる。この振動は一対の内
側支持梁5a、5bに伝達して、この一対の内側支持梁
5a、5bは、図3に示すように、捩じれ振動をするよ
うになる。すると、一対の内側支持梁5a、5bは、一
点鎖線の捩じれ振動の半サイクルにおいて、対角に位置
する振動領域r1、r4には引っ張り応力が生じ、もう
一つの対角に位置する振動領域r2、r3には圧縮応力
が生じ、電極d2、d3、d6に正極性(+)の電圧
が、電極d1、d4、d5には負極性(−)の電圧が、
発生する。捩れ振動のつぎの半サイクルにおいては、引
っ張り応力および圧縮応力は逆になり、発生する極性の
電圧も逆になる。正極性の電圧と負極性の電圧を差動増
幅して、角速度センサ10の角速度ωを検出し、これを
積分してZ軸を中心とする回転角度を知ることができ
る。
【0033】つぎに、図4を参照して、本発明の第2実
施例の角速度センサ20について説明する。11は中央
部に矩形状の中空部(貫通孔)11aを有する基板で、
枠型に形成されている。この枠型の基板11の上には、
シリコン酸化膜が設けられ、その上に酸化亜鉛(Zn
O)膜が設けられ更にその上にシリコン酸化膜が設けら
れて枠12を形成している。
施例の角速度センサ20について説明する。11は中央
部に矩形状の中空部(貫通孔)11aを有する基板で、
枠型に形成されている。この枠型の基板11の上には、
シリコン酸化膜が設けられ、その上に酸化亜鉛(Zn
O)膜が設けられ更にその上にシリコン酸化膜が設けら
れて枠12を形成している。
【0034】この枠12の対向する枠辺12a、12b
の内側縁中央部から、一対の支持梁13a、13bが中
空部11aの中心部に向けて伸び、矩形板状の振動体1
4の対向する外側縁中央部にそれぞれ結合している。
の内側縁中央部から、一対の支持梁13a、13bが中
空部11aの中心部に向けて伸び、矩形板状の振動体1
4の対向する外側縁中央部にそれぞれ結合している。
【0035】一対の支持梁13a、13bは、その断面
が図5に示されるが、図3に示す第1実施例のものと同
一構造をしているので、図3と同一番号を付してその説
明を援用する。
が図5に示されるが、図3に示す第1実施例のものと同
一構造をしているので、図3と同一番号を付してその説
明を援用する。
【0036】駆動用の支持梁13aは水平振動をし、検
出用の支持梁13bは垂直方向の振動をする。この水平
方向の振動と垂直方向の振動の機械的共振周波数を等し
く又は近似させて検出感度を上げるため、つぎのような
調整を行う。即ち、駆動用支持梁13aの幅を広げて機
械的共振周波数を上げ、或いは幅を狭めて機械的共振周
波数を下げる。検出用支持梁13bの厚みを厚くして機
械的共振周波数を上げ、或いは厚みを薄くして機械的共
振周波数を下げる。また、振動体14の質量を大きくし
て機械的共振周波数を下げ、或いは質量を小さくして機
械的共振周波数を上げる。なお、上記実施例において
は、駆動用の支持梁13aに水平振動をさせ、検出用の
支持梁13bに垂直方向の振動をさせたが、この逆の振
動をさせてもよい。
出用の支持梁13bは垂直方向の振動をする。この水平
方向の振動と垂直方向の振動の機械的共振周波数を等し
く又は近似させて検出感度を上げるため、つぎのような
調整を行う。即ち、駆動用支持梁13aの幅を広げて機
械的共振周波数を上げ、或いは幅を狭めて機械的共振周
波数を下げる。検出用支持梁13bの厚みを厚くして機
械的共振周波数を上げ、或いは厚みを薄くして機械的共
振周波数を下げる。また、振動体14の質量を大きくし
て機械的共振周波数を下げ、或いは質量を小さくして機
械的共振周波数を上げる。なお、上記実施例において
は、駆動用の支持梁13aに水平振動をさせ、検出用の
支持梁13bに垂直方向の振動をさせたが、この逆の振
動をさせてもよい。
【0037】つぎに、第2実施例の角速度センサ20の
動作について説明する。図5において、駆動用支持梁1
3aの垂直面Bの左側における上層電極d2と下層電極
d6に1〜10kHzの交流電圧を印加する。同時に、
垂直面Bの右側面における上層電極d1と下層電極d5
にもこの交流電圧に対し180゜位相の異なる電圧を印
加する。なお、中層電極d3、d4には、電圧は印加し
ないが、グランドに接続してもよい。本実施例におい
て、駆動用支持梁13aの中層電極d3、d4は不必要
であるが、検出用支持梁13bと共用するため、敢えて
残している。
動作について説明する。図5において、駆動用支持梁1
3aの垂直面Bの左側における上層電極d2と下層電極
d6に1〜10kHzの交流電圧を印加する。同時に、
垂直面Bの右側面における上層電極d1と下層電極d5
にもこの交流電圧に対し180゜位相の異なる電圧を印
加する。なお、中層電極d3、d4には、電圧は印加し
ないが、グランドに接続してもよい。本実施例におい
て、駆動用支持梁13aの中層電極d3、d4は不必要
であるが、検出用支持梁13bと共用するため、敢えて
残している。
【0038】そして、交流電圧の半サイクルにおいて、
上層電極d1、d2、下層電極d5、d6が図5に示す
極性となって、振動領域r1、r3に分極方向と同一方
向の破線矢印で示すような駆動電界が生じ、振動領域r
2、r4に分極方向と逆方向の破線矢印で示すような駆
動電界が生じたとする。すると、分極方向と駆動電界が
同一方向の振動領域r1、r3は伸長し、分極方向と駆
動電界が逆方向の振動領域r2、r4は縮小する。その
結果、図6に示すように、基部を枠12に固定されてい
る駆動用支持梁13aは、破線で示すように、振動体1
4を右側に変位させることになる。駆動交流電圧がつぎ
の半サイクルになると、各層電極d1、d2、d5、d
6の極性は逆になり、振動領域r1〜r4の伸縮も逆に
なり、駆動用支持梁13aは、図6に実線で示すよう
に、左側に振動体14を変位させることになる。このよ
うにして、振動体14は、図4に破線矢印で示すよう
に、X軸方向に振動することになる。
上層電極d1、d2、下層電極d5、d6が図5に示す
極性となって、振動領域r1、r3に分極方向と同一方
向の破線矢印で示すような駆動電界が生じ、振動領域r
2、r4に分極方向と逆方向の破線矢印で示すような駆
動電界が生じたとする。すると、分極方向と駆動電界が
同一方向の振動領域r1、r3は伸長し、分極方向と駆
動電界が逆方向の振動領域r2、r4は縮小する。その
結果、図6に示すように、基部を枠12に固定されてい
る駆動用支持梁13aは、破線で示すように、振動体1
4を右側に変位させることになる。駆動交流電圧がつぎ
の半サイクルになると、各層電極d1、d2、d5、d
6の極性は逆になり、振動領域r1〜r4の伸縮も逆に
なり、駆動用支持梁13aは、図6に実線で示すよう
に、左側に振動体14を変位させることになる。このよ
うにして、振動体14は、図4に破線矢印で示すよう
に、X軸方向に振動することになる。
【0039】上述のように、交流電圧により振動体14
が振動しているときに、角速度センサ20が基板11の
Y軸を軸にして角速度ωで回転したとする。すると、コ
リオリ力が作用して、振動体14は実線矢印で示すよう
に、Z軸の垂直方向に振動するようになる。この振動体
14の振動は、振動体14が結合している検出用支持梁
13bに伝達して、図7に示すように、一端固定の片持
梁構造のように検出用支持梁13bの先端部を上下に屈
曲振動させる。実線矢印方向(上方向)の屈曲振動が検
出用支持梁13bに作用したとき、検出用支持梁13b
には、図8に示すように、上側の振動領域r1、r2に
圧縮応力が発生し、下側の振動領域r3、r4に引っ張
り応力が発生する。そして、電界も破線矢印のように生
じて、上層電極d1、d2と下層電極d5、d6に正極
性(+)の電圧が、中層電極d3、d4に負極性(−)
の電圧が発生する。
が振動しているときに、角速度センサ20が基板11の
Y軸を軸にして角速度ωで回転したとする。すると、コ
リオリ力が作用して、振動体14は実線矢印で示すよう
に、Z軸の垂直方向に振動するようになる。この振動体
14の振動は、振動体14が結合している検出用支持梁
13bに伝達して、図7に示すように、一端固定の片持
梁構造のように検出用支持梁13bの先端部を上下に屈
曲振動させる。実線矢印方向(上方向)の屈曲振動が検
出用支持梁13bに作用したとき、検出用支持梁13b
には、図8に示すように、上側の振動領域r1、r2に
圧縮応力が発生し、下側の振動領域r3、r4に引っ張
り応力が発生する。そして、電界も破線矢印のように生
じて、上層電極d1、d2と下層電極d5、d6に正極
性(+)の電圧が、中層電極d3、d4に負極性(−)
の電圧が発生する。
【0040】また、この反対に、破線矢印方向(下方
向)の屈曲振動が検出用支持梁13bに作用したとき
は、発生する応力も電圧の極性も反対になる。
向)の屈曲振動が検出用支持梁13bに作用したとき
は、発生する応力も電圧の極性も反対になる。
【0041】このように正極性と逆極性で発生する電圧
を差動増幅して、角速度センサ20の角速度ωを検出
し、これを積分してY軸を中心とする回転角度を知るこ
とができる。
を差動増幅して、角速度センサ20の角速度ωを検出
し、これを積分してY軸を中心とする回転角度を知るこ
とができる。
【0042】(製造方法1)つぎに、本発明の製造方法
について説明するが、第1実施例と第2実施例とはその
製法は同じであるので、簡単な形状の第2実施例の製造
方法について、図9〜図16を参照して説明する。
について説明するが、第1実施例と第2実施例とはその
製法は同じであるので、簡単な形状の第2実施例の製造
方法について、図9〜図16を参照して説明する。
【0043】図9において、シリコン基板11の表面に
ウエット酸化で0.5〜1μmの酸化膜s1を形成す
る。ついで、アルミニュウム、金/クロム等の金属をス
パッタリング、蒸着などの手法を用いて、支持梁13
a、13b(図4、図5参照)の下層電極d5、d6を
形成する。
ウエット酸化で0.5〜1μmの酸化膜s1を形成す
る。ついで、アルミニュウム、金/クロム等の金属をス
パッタリング、蒸着などの手法を用いて、支持梁13
a、13b(図4、図5参照)の下層電極d5、d6を
形成する。
【0044】つぎに、図10において、シリコン基板1
1に形成した酸化膜s1および下層電極d5、d6の上
に、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコンサン鉛(P
ZT)などの下層の圧電膜z1をスパッタリングにより
1〜10μmの厚みに形成する。
1に形成した酸化膜s1および下層電極d5、d6の上
に、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコンサン鉛(P
ZT)などの下層の圧電膜z1をスパッタリングにより
1〜10μmの厚みに形成する。
【0045】つぎに、図11において、中空部12aを
形成するため、この中空部12aに相応する部分の圧電
膜z1を、レジストをマスクとして塩酸、硝酸などの酸
でウエットエンチングするか、またはRIE(反応性イ
オンエッチング)によりドライエッチングして除去す
る。後に残った圧電膜z1により、支持梁13a、13
bの振動領域r3、r4(図5参照)が形成され、また
枠12(図4参照)および振動体14の下層膜が形成さ
れる。
形成するため、この中空部12aに相応する部分の圧電
膜z1を、レジストをマスクとして塩酸、硝酸などの酸
でウエットエンチングするか、またはRIE(反応性イ
オンエッチング)によりドライエッチングして除去す
る。後に残った圧電膜z1により、支持梁13a、13
bの振動領域r3、r4(図5参照)が形成され、また
枠12(図4参照)および振動体14の下層膜が形成さ
れる。
【0046】つぎに、図12において、レジストをマス
クとして、中層電極d3、d4をアルミニュウム、金/
クロム等の金属をスパッタリング、蒸着などで形成す
る。
クとして、中層電極d3、d4をアルミニュウム、金/
クロム等の金属をスパッタリング、蒸着などで形成す
る。
【0047】つぎに、図13において、シリコン基板1
1上に成層した圧電膜z1および中層電極d3、d4の
上に、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコンサン鉛
(PZT)などの上層の圧電膜z2をスパッタリングに
より1〜10μmの厚みに形成する。そして、中空部1
2aの圧電膜z2を、レジストをマスクとして塩酸、硝
酸などの酸でウエットエンチングするか、またはRIE
(反応性イオンエッチング)によりドライエッチングし
て除去する。後に残った圧電膜z2により、支持梁13
a、13bの振動領域r1、r2(図5参照)が形成さ
れ、また枠12(図4参照)および振動体14の上層膜
が形成される。
1上に成層した圧電膜z1および中層電極d3、d4の
上に、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコンサン鉛
(PZT)などの上層の圧電膜z2をスパッタリングに
より1〜10μmの厚みに形成する。そして、中空部1
2aの圧電膜z2を、レジストをマスクとして塩酸、硝
酸などの酸でウエットエンチングするか、またはRIE
(反応性イオンエッチング)によりドライエッチングし
て除去する。後に残った圧電膜z2により、支持梁13
a、13bの振動領域r1、r2(図5参照)が形成さ
れ、また枠12(図4参照)および振動体14の上層膜
が形成される。
【0048】つぎに、図14において、上層電極d1、
d2を図9および図12の工程と同様な方法により形成
する。
d2を図9および図12の工程と同様な方法により形成
する。
【0049】つぎに、図15において、基板11上に成
層した圧電膜z2および上層電極d1、d2の上に酸化
膜s2を、スパッタリング、CVD(化学成長法)によ
り約1μm程度形成する。この後、中空部12aの酸化
膜s2、s1を、レジストをマスクとしてエッチング除
去する。なお、酸化膜s1は初期の工程で除去してもよ
い。
層した圧電膜z2および上層電極d1、d2の上に酸化
膜s2を、スパッタリング、CVD(化学成長法)によ
り約1μm程度形成する。この後、中空部12aの酸化
膜s2、s1を、レジストをマスクとしてエッチング除
去する。なお、酸化膜s1は初期の工程で除去してもよ
い。
【0050】つぎに、図16に示すように、基板11の
中央部を、基板11の裏面に枠型に形成した酸化膜s3
をマスクとして、TMAH(テトラ・メチル・アンモニュウム・ハイト゛ロオキサ
イト゛)などのエッチング液でウエットエッチングして、
振動体12および支持梁13a、13bの下に、これら
が自由振動できる空間11aを形成し、ついで酸化膜s
3をエッチング除去して角速度センサ20を完成する。
中央部を、基板11の裏面に枠型に形成した酸化膜s3
をマスクとして、TMAH(テトラ・メチル・アンモニュウム・ハイト゛ロオキサ
イト゛)などのエッチング液でウエットエッチングして、
振動体12および支持梁13a、13bの下に、これら
が自由振動できる空間11aを形成し、ついで酸化膜s
3をエッチング除去して角速度センサ20を完成する。
【0051】なお、図5に示す外側支持梁13a(13
b)の中層電極d3、d4を、図17に示すように、中
層電極d3とd3’、中層電極d4とd4’にそれぞれ
上下に2分割して、これらの中層電極d3とd3’の間
および中層電極d4とd4’の間にシリコン酸化膜、シ
リコン窒化膜などの酸化膜s4を形成してもよい。同様
に、図1図および図4において、外側振動枠体4、内側
振動体6、振動体14の圧電膜z1とz2の間にも酸化
膜s4を形成してもよい。これにより、外側振動枠体
4、内側振動体6、振動体14および支持梁3a、3
b、5a、5b、13a、13bが補強されて反りが防
止される。また、シリコン酸化膜は酸化亜鉛膜よりは材
料的に機械的Qが高いので、振動体の上層または下層よ
りは中層に厚く形成されているほうが、屈曲振動の変位
が大きくなる。更に、シリコン酸化膜は酸化亜鉛膜とは
温度に対する周波数特性が逆になっているので、温度変
化による機械的共振周波数の変化が相殺される。
b)の中層電極d3、d4を、図17に示すように、中
層電極d3とd3’、中層電極d4とd4’にそれぞれ
上下に2分割して、これらの中層電極d3とd3’の間
および中層電極d4とd4’の間にシリコン酸化膜、シ
リコン窒化膜などの酸化膜s4を形成してもよい。同様
に、図1図および図4において、外側振動枠体4、内側
振動体6、振動体14の圧電膜z1とz2の間にも酸化
膜s4を形成してもよい。これにより、外側振動枠体
4、内側振動体6、振動体14および支持梁3a、3
b、5a、5b、13a、13bが補強されて反りが防
止される。また、シリコン酸化膜は酸化亜鉛膜よりは材
料的に機械的Qが高いので、振動体の上層または下層よ
りは中層に厚く形成されているほうが、屈曲振動の変位
が大きくなる。更に、シリコン酸化膜は酸化亜鉛膜とは
温度に対する周波数特性が逆になっているので、温度変
化による機械的共振周波数の変化が相殺される。
【0052】(製造方法2)つぎに、本発明の角速度セ
ンサの他の製造方法について図18〜図20を参照して
説明する。図18において、PZT基板21の表面と裏
面の対向する位置に、支持梁13a、13bの分割電極
d7、d8をアルミニュウム、金/クロム等の金属によ
りスパッタリング、蒸着などで形成する。なお、PZT
基板21の両面の分割電極d7(d8)、d7(d8)
間は、それぞれ分極が施される。
ンサの他の製造方法について図18〜図20を参照して
説明する。図18において、PZT基板21の表面と裏
面の対向する位置に、支持梁13a、13bの分割電極
d7、d8をアルミニュウム、金/クロム等の金属によ
りスパッタリング、蒸着などで形成する。なお、PZT
基板21の両面の分割電極d7(d8)、d7(d8)
間は、それぞれ分極が施される。
【0053】図19において、PZT基板21の中央部
をレーザまたはウエットエッチング加工して、振動体2
2およびこの振動体22をその両側面から支える支持梁
23a、23bを形成する。エッチング除去された部分
が中空部21aとなる。このように加工された基板21
を2枚、図20に示すように、電極d7、d7同志およ
び電極d8、d8同志を重ねて絶縁性接着剤で貼り合わ
せて、上層電極d7a、中層電極d7bおよび下層電極
d7cよりなる角速度センサを完成する。支持梁23a
が駆動用となり、支持梁23bが検出用となる。なお、
絶縁性接着剤で貼り合わさせて導通のない中層電極d7
bの電極d7同志、d8同志は、外部で配線パターンに
より接続される。
をレーザまたはウエットエッチング加工して、振動体2
2およびこの振動体22をその両側面から支える支持梁
23a、23bを形成する。エッチング除去された部分
が中空部21aとなる。このように加工された基板21
を2枚、図20に示すように、電極d7、d7同志およ
び電極d8、d8同志を重ねて絶縁性接着剤で貼り合わ
せて、上層電極d7a、中層電極d7bおよび下層電極
d7cよりなる角速度センサを完成する。支持梁23a
が駆動用となり、支持梁23bが検出用となる。なお、
絶縁性接着剤で貼り合わさせて導通のない中層電極d7
bの電極d7同志、d8同志は、外部で配線パターンに
より接続される。
【0054】上記各実施例においては、支持梁は3層電
極構造のものを示したが、多層電極構造のものでもよ
い。
極構造のものを示したが、多層電極構造のものでもよ
い。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、各層電極が梁軸
を通る垂直面の両側に分割された多層構造の捩じれ振動
をする支持梁を駆動用および検出用に用い、これらの駆
動用支持梁および検出用支持梁の機械的共振周波数を合
わせているので、駆動変位が大きく、且つ、回転角速度
に対するコリオリ力の検出感度が高くなる。また、駆動
および検出を圧電支持梁を用いて行い、従来例のように
基板との間の静電容量を取る必要がないので、振動部を
基板から離すことができ、大きな駆動変位、検出変位を
とることができる。
を通る垂直面の両側に分割された多層構造の捩じれ振動
をする支持梁を駆動用および検出用に用い、これらの駆
動用支持梁および検出用支持梁の機械的共振周波数を合
わせているので、駆動変位が大きく、且つ、回転角速度
に対するコリオリ力の検出感度が高くなる。また、駆動
および検出を圧電支持梁を用いて行い、従来例のように
基板との間の静電容量を取る必要がないので、振動部を
基板から離すことができ、大きな駆動変位、検出変位を
とることができる。
【0056】請求項2記載の発明は、駆動用支持梁が水
平方向振動をし、検出用支持梁が、コリオリ力に基づく
垂直方向振動を検出するようになっており、これらの水
平方向振動および垂直方向振動の機械的共振周波数を合
わせているので、駆動変位が大きく、且つ、回転角速度
に対するコリオリ力の検出感度が高くなる。
平方向振動をし、検出用支持梁が、コリオリ力に基づく
垂直方向振動を検出するようになっており、これらの水
平方向振動および垂直方向振動の機械的共振周波数を合
わせているので、駆動変位が大きく、且つ、回転角速度
に対するコリオリ力の検出感度が高くなる。
【0057】また、この発明は、一対の駆動用支持梁と
検出用支持梁とが、一軸に配置されているので、構造が
簡単となる。
検出用支持梁とが、一軸に配置されているので、構造が
簡単となる。
【0058】請求項3記載の発明は、酸化膜が補強材と
して表裏面および中層電極間に設けられているので、反
りが防止され、機械的Qが向上して屈曲振動が大きくな
り、温度変化による機械的共振周波数の変化も防止され
て、検出感度が向上する。
して表裏面および中層電極間に設けられているので、反
りが防止され、機械的Qが向上して屈曲振動が大きくな
り、温度変化による機械的共振周波数の変化も防止され
て、検出感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の角速度センサの第1実施例の斜視図
【図2】 図1に示す外側支持梁の斜視図
【図3】 図2に示す外側支持梁のx1−x1線断面形
態図
態図
【図4】 本発明の角速度センサの第2実施例の斜視図
【図5】 図4に示す駆動用支持梁の分極方向および駆
動電界方向を示す断面形態図
動電界方向を示す断面形態図
【図6】 図4に示す駆動用支持梁の振動の形態図
【図7】 図4に示す検出用支持梁の振動の形態図
【図8】 図4に示す検出用支持梁の分極方向および検
出電界方向を示す断面形態図
出電界方向を示す断面形態図
【図9】 本発明の角速度センサの一つの製造工程を示
すもので、基板に設けた酸化膜上に下層電極を形成する
工程図
すもので、基板に設けた酸化膜上に下層電極を形成する
工程図
【図10】 同じく、下層の圧電膜を形成する工程図
【図11】 同じく、不要部分の圧電膜をエッチング除
去する工程図
去する工程図
【図12】 同じく、中層電極を形成する工程図
【図13】 同じく、上層の圧電膜を形成し、不要な部
分の圧電膜を除去する工程図
分の圧電膜を除去する工程図
【図14】 同じく、上層電極を形成する工程図
【図15】 同じく、酸化膜を形成し、不要な部分の酸
化膜を除去する工程図
化膜を除去する工程図
【図16】 同じく、基板の裏面中央部をエッチング除
去する工程図
去する工程図
【図17】 他の支持梁の断面形態図
【図18】 本発明の角速度センサの他の製造工程を示
すもので、PZT基板の両面の対向部位に、駆動用支持
梁と検出用支持梁の分割電極を設ける工程図
すもので、PZT基板の両面の対向部位に、駆動用支持
梁と検出用支持梁の分割電極を設ける工程図
【図19】 同じく、PZT基板の中央部に振動体と支
持梁を形成する工程図
持梁を形成する工程図
【図20】 同じく、図19に示す形状に加工されたP
ZT基板を2枚貼り合わせる工程図
ZT基板を2枚貼り合わせる工程図
【図21】 従来の角速度センサの斜視図
1、11 基板 1a、11a、21a 中空部 2、12 枠 2a、2b、12a、12b 枠辺 3a、3b 外側支持
梁 4 外側振動
枠体 4a、4b、4c、4d 枠辺 4e 内側 5a、5b 内側支持
梁 6 内側振動
体 13a、13b、23a、23b 支持梁 14、22 振動体 r1〜r4 振動領域 10、20 角速度セ
ンサ s1、s2 酸化膜 z1、z2 酸化亜鉛 d1、d2、d7a 上層電極 d3、d4、d7b 中層電極 d5、d6 d7c 下層電極 d7、d8 分割電極 21 PZT基
板 j 中心軸
梁 4 外側振動
枠体 4a、4b、4c、4d 枠辺 4e 内側 5a、5b 内側支持
梁 6 内側振動
体 13a、13b、23a、23b 支持梁 14、22 振動体 r1〜r4 振動領域 10、20 角速度セ
ンサ s1、s2 酸化膜 z1、z2 酸化亜鉛 d1、d2、d7a 上層電極 d3、d4、d7b 中層電極 d5、d6 d7c 下層電極 d7、d8 分割電極 21 PZT基
板 j 中心軸
Claims (3)
- 【請求項1】 基板の中空部に、対向して配置された一
対の外側支持梁を介して支持された外側振動枠体と、前
記外側振動枠体の内側に、対向して配置された一対の内
側支持梁を介して支持された内側振動体とを備え、 前記外側支持梁および内側支持梁は、各層電極がそれら
の圧電体膜の内部および表裏面であって、それらの梁の
中心軸を通る垂直面の両側に分割されて配置された多層
電極構造よりなることを特徴とする角速度センサ。 - 【請求項2】 基板の中空部に、対向して配置された一
対の支持梁を介して支持された振動体を備え、 前記支持梁は、各層電極がそれらの圧電体膜の内部およ
び表裏面であって、それらの梁の中心軸を通る垂直面の
両側に分割されて配置された多層電極構造よりなり、一
つの支持梁は水平方向もしくは垂直方向に振動する駆動
用であり、他の支持梁は垂直方向もしくは水平方向に振
動する検出用であることを特徴とする角速度センサ。 - 【請求項3】 前記支持梁の表裏面および中層電極間並
びに外側振動枠体、内側振動体および振動体の内部に酸
化膜が形成されていることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の角速度センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8241666A JPH1089968A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 角速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8241666A JPH1089968A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 角速度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089968A true JPH1089968A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17077720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8241666A Pending JPH1089968A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 角速度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1089968A (ja) |
Cited By (21)
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-
1996
- 1996-09-12 JP JP8241666A patent/JPH1089968A/ja active Pending
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