JPH1090074A - 通風式温度及び湿度測定装置 - Google Patents

通風式温度及び湿度測定装置

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JPH1090074A
JPH1090074A JP8263819A JP26381996A JPH1090074A JP H1090074 A JPH1090074 A JP H1090074A JP 8263819 A JP8263819 A JP 8263819A JP 26381996 A JP26381996 A JP 26381996A JP H1090074 A JPH1090074 A JP H1090074A
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榮 近藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 共通の通風筒を用い、温度ならびに湿度の各
測定を常に高精度でなし得るようにすると共に、構成的
にも比較的簡単で優れたメンテナンス性を示す通気式温
度及び湿度測定装置を提供する。 【解決手段】 上部筒体11A,及び上部筒体11Aの
下方側に可及的密に嵌挿されて組立て・分割可能な下部
筒体11Bからなる通風筒11と、上部筒体11A内に
設けられる支持ブラケット12と、支持ブラケット12
に個々に取付けられて下部筒体11B内にそれぞれ吊下
される温度検出素子A,及び湿度検出素子Bと、通風筒
11の上部に配置され、通風筒11の下部側から周辺大
気を吸引して上部側の外周囲に排気する送風器41とを
備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通風式温度及び湿
度測定装置に関し、さらに詳しくは、屋外に設置されて
大気の温度,湿度を精度よく同時に測定し得るようにす
るための温度計,湿度計を備える通風式温度及び湿度測
定装置の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の大気温度の測定に際
しては、その測定精度を高めて正確さを期する必要上、
直接的な太陽放射エネルギー(直射光,反射光や地面,
周辺部からの放射を含む)を遮ることの可能な筺体構
成,ここでは通風筒を用い、該通風筒内に感温素子とし
ての温度センサーを内装して保持させると共に、この温
度センサーに対して周囲の大気を多量に強制通風するこ
とで、その温度を測定するようにしており、該温度セン
サーには、一般に白金抵抗体等の電気的温度計測素子を
利用する場合が多い。また、大気湿度の測定には、通
常、感湿素子としての毛髪湿度計,電気式湿度計,露点
湿度計等の湿度センサーを利用する。しかしながら、一
方において、これらの温度,湿度の各センサーのそれぞ
れは、相互の寸法、形状、感度特性等の差異によって各
感部の風速の好適点が異なることなどから、測定環境等
を配慮した構成上の特別な処置等を講じない限り、同一
の通風筒を共用してその両者を内装させることができな
いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来において
は、通風筒の構成のそれ自体に種々の工夫を凝らして目
的性に適合するようにしてはいるのであるが、これらの
温度,湿度の各センサーを該通風筒内へ共通に装着し得
るに足る効果的な通風筒装置の構成が未だ得られていな
い現況にある。
【0004】また、従来の通風筒装置においては、一般
に通風筒の下部の吸入口側から吸入した周辺空気(被計
測大気)を上部の排出口側へ排出させ、通風筒内を経過
する際に、内部に配置させた温度又は湿度の各センサー
によって該大気の温度又は湿度を計測するのであるが、
その通風筒構成ならびに使用条件によっては、上部側の
排出口から排出される昇温した空気を再度,下部側の吸
入口に取り込んでしまって異常な測定値を示すとか、通
風筒内に吸入された霧の水分及び雨水や結露等によって
生ずる水滴が感温部又は感湿部に付着して測定精度を損
なうので霧の解消後、速やかに通常状態に復旧する工夫
が必要である。また、強風下では、通風筒体の吸入口,
排出口の各部分が風圧でブロックされ、感温部又は感湿
部での通気がとかく停滞して正確な温度又は湿度の測定
が不能になるという懸念を有するもので、さらには、装
置全体の構成の繁雑化に伴ってメンテナンス性が失われ
る等の好ましくない種々の問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の各問題点を改
善するためになされたもので、その目的とするところ
は、共通の通風筒を用い、温度ならびに湿度の各測定を
常に高精度でなし得るようにすると共に、構成的にも比
較的簡単で優れたメンテナンス性を示す通風式温度及び
湿度測定装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1に記載の通風式温度及び湿度
測定装置は、上部筒体,及び該上部筒体の下方側に可及
的密に嵌挿されて組立て・分割可能な下部筒体からなる
通風筒と、前記上部筒体内に設けられる支持ブラケット
と、該支持ブラケットに個々に取付けられて前記下部筒
体内にそれぞれ吊下される温度検出素子,及び湿度検出
素子と、前記通風筒の上部に配置され、該通風筒の下部
側から周辺大気を吸引して上部側の外周囲に排出する送
風器とを備えることを特徴としている。
【0007】従って、請求項1の測定装置では、通風作
動に伴い、通風筒の下部側から周辺大気を吸引して上部
側の外周囲に排出する過程において、その通気流の温度
が温度検出素子によって検出され、同時に該通気流の湿
度が湿度検出素子によって検出される。一方、通風筒の
上部筒体から下部筒体を分離させることで、温度検出素
子,湿度検出素子を共に外部に露呈させ得るために、効
果的なメンテナンス性が確保される。そして、温度,湿
度の各測定時に通風筒の上部側から浸入する雨水等の水
滴や上部,下部の各筒体内面に結露または霧など微小な
水滴が吸入されて衝突により大きい水滴となって付着す
る水分は、該当部を通過する通気流で蒸発揮散されるほ
か、該当部を流下して下部筒体の下端開口部の周囲から
外部に排出され、結果的に浸入水分及び結露水分に影響
されない正確な温度,湿度の各測定がなされる。
【0008】本発明の請求項2に記載の通風式温度及び
湿度測定装置は、請求項1の装置構成において、前記通
風筒の少なくとも下部筒体が、内部に断熱材を充填した
套管状に形成されていることを特徴としている。
【0009】請求項2の測定装置では、下部筒体の内,
外両面間が内部の断熱材によって断熱されているので、
最も結露を生じ易い下部筒体内面側の断熱性が良好に確
保され、結露水分による温度測定への影響を格段に低減
させ得る。
【0010】本発明の請求項3に記載の通風式温度及び
湿度測定装置は、請求項1又は2の装置構成において、
中心部に温度測定側の保持開口,一側部に湿度測定側の
挿通開口,他部に複数の各整流開口をそれぞれに貫通形
成した通気整流板を設け、該通気整流板を前記下部筒体
の上端側内部に固設させ、また、前記保持開口に通風導
管を吊下させて、該通風導管内に前記温度検出素子の感
温部を受け入れ得るようにし、且つ前記通風導管の下端
部に通風導入フードを連接させ、さらに、該通風導入フ
ードの前記挿通開口に対応する部分に案内導管を貫通突
設させて、該案内導管内に前記挿通開口を通した前記湿
度検出素子の感湿部を受け入れ得るようにしたことを特
徴としている。
【0011】請求項3の測定装置では、上部筒体の下部
側内部に設置される通気整流板によって、温度,湿度の
各測定時に通風筒の上部側から浸入する雨水等の水滴や
上部筒体の内面に結露して付着する水分の通風導管内,
案内導管内への直接的な浸入が阻止されると共に、該当
部を通過する通気流で蒸発揮散され、且つ挿通開口から
滴下して通風導入フードの外側面に付着する水滴や下部
筒体の内面に結露して付着する水分についても、同様に
該当部を通過する通気流で蒸発揮散されるほかに、該当
部を流下して下部筒体の下端開口部の周囲から外部に排
出される。
【0012】本発明の請求項4に記載の通風式温度及び
湿度測定装置は、請求項3の装置構成において、前記通
気整流板が、中心部上方へやや膨出されて周囲に向かう
傾斜角度の大きい截頭円錐形(笠形)に形成されている
ことを特徴としている。
【0013】請求項4の測定装置では、通気整流板の断
面形状が笠形に形成されていることから、通風筒の上部
側から浸入する雨水等の水滴が周辺部に向け迅速に流れ
て集められるので、感温部,感湿部側への流入が効果的
に防止される。
【0014】本発明の請求項5に記載の通風式温度及び
湿度測定装置は、請求項3又は4の装置構成において、
前記通気整流板の保持開口に吊下される通風導管の外周
囲に通風路を隔てて外部導管を配置させたことを特徴と
している。
【0015】請求項5の測定装置では、通風導管と外周
囲の外部導管との間の通風路を流れる空気流で、該通風
導管の断熱性が高められるので、感温部に対する周囲温
度の熱影響が効果的に低減される。
【0016】本発明の請求項6に記載の通風式温度及び
湿度測定装置は、請求項3乃至5の何れかの装置構成に
おいて、前記通風導管の内径よりもやや大きい裾径に設
定された下向きの遮光カップを中心部に有し、且つ該カ
ップの下向き内面を鏡面に形成した通風導入板を設け、
該通風導入板を前記下部筒体の下端開口部に止着させた
ことを特徴としている。
【0017】請求項6の測定装置では、下部筒体の下端
開口部に止着する通風導入板が、中心部に通風導管の内
径よりも大きい裾径の下向き遮光カップを有し、且つ該
遮光カップの下向き内面を鏡面に形成してあるので、地
上面からの不要な光,熱エネルギーの入射を効果的に反
射し、その侵入を一層良好に防止し得る。
【0018】本発明の請求項7に記載の通風式温度及び
湿度測定装置は、請求項1乃至6の何れかの装置構成に
おいて、前記通風装置にシロッコファンを用い、該シロ
ッコファンの間隔を隔てた外周囲に排気導出環を配した
ことを特徴としている。
【0019】請求項7の測定装置では、通風装置として
用いるシロッコファンが、回転軸芯側(中心軸側)で起
風した上で円周方向側への遠心送風作用をなし、さら
に、その外周囲に配した排風導出環を有しているため
に、通風筒に対する下部側から上部側への通風と外周囲
への放出が円滑且つ適切になされ、該排気の再吸引が阻
止される。特に請求項8の測定装置では、シロッコファ
ンを通常使用する回転方向の逆方向となしたので、強風
下においては風が当該ファンの回転力を増幅するように
働き、温度、湿度各感部での通気を促進することを特徴
としている。シロッコファンは正回転でも逆回転でも空
気を吸入して排出するが、逆回転だと多少効率が落ちて
も横風を受けたときその回転を助長する方向に作用する
ので回転は低下せずモータの電流が減少する利点があ
る。
【0020】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係る通風式温度及
び湿度測定装置の一実施態様例につき、図1ないし図6
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本実施態様例による通風式温度及
び湿度測定装置全体の概要構成を示す縦断側面図、図2
は、同測定装置の上部筒体から下部筒体を分離した状態
を示す断面説明図である。また、図3,図4は、同上部
筒体内の所要高さ位置に固設される通気用の通風孔付き
整流基板を示す平面図及び中央断面図であり、図5,図
6は、同下部筒体の下面通風開口部に配設される通風導
入板を示す平面図及び中央断面図である。
【0022】これらの実施態様例各図に示す装置構成に
おいて、本測定装置は、温度,湿度の各測定要素を各別
に内装する可及的に短い長さに設定されて内部表面積を
小さくした直管状の通風筒11と、該通風筒11内に下
方側から上方側へ向け周辺の大気を導入して強制通風さ
せる送風器41とを有している。また、前記通風筒11
は、横断面円筒形をなす上部筒体11Aと、該上部筒体
11Aの下方側内部に可及的密に嵌挿されて着脱自在な
横断面円筒形をなす下部筒体11Bとからなっており、
上部筒体11Aを植設支柱61の取付け腕62に適宜に
固定させることで、地上面Gから離れた上方に軸方向垂
直位置を占めて保持する。ここで、前記通風筒11に関
して、可及的に短い長さで内部表面積を小さくするの
は、該内部表面への水分付着を可及的に減少させるため
であり、また、直管状にするのは、通風抵抗となる管径
変化や屈曲部をなくして通風量を所期通りに維持するた
めである。
【0023】前記上部筒体11Aに対しては、上部側内
部に可及的通風を妨げないようにしてセンサー支持ブラ
ケット12を設けると共に、上端面外周囲に取付けフラ
ンジ13を介した上で排風側の開口環14を配置させて
ある。下端面から所要間隔を隔てた下部側内部を横切る
ように通風用の通気整流板15を固設してある。
【0024】前記下部筒体11Bは、内部一杯に断熱材
25を充填した二重の円形套管状に形成され、該断熱材
25によって筒体内部を外部から断熱しており、上下の
各開口端面を円環状の上部及び下部の各端板26,27
で閉塞すると共に、下部端板27の下面には、水捌け用
の環状溝28等を任意に周設させ、且つ該下部端板27
に対して、一部で遮光部を兼ねる通風導入板31を止着
させてある。また、下部筒体11Bの上端側内部を横切
るように通風用の通気整流板15を固設してある。
【0025】前記通気整流板15は、図3,図4に示さ
れている如く、平面が円形形状で且つ縦断面が中心部上
方へやや膨出された傾斜角度の大きい截頭円錐形,いわ
ゆる笠形形状をなし、該笠形形状によって上方から浸入
する雨水等の水滴及び結露による水分の周辺部側への流
れを助長しており、中心部には、温度測定側となる所要
内径の保持開口16Aを、また、中心部から何れか一
方,この場合、左方に偏った一側部分には、湿度測定側
となる十分に大きな内径で通風,整流をも兼ねる挿通開
口16Bをそれぞれに開口形成させ、且つその他の部分
の複数箇所に通気の良好な流動を図るための各整流開口
17A,17B,17Cをそれぞれに開口形成させてあ
る。前記各開口は温度、湿度感部の必要風速となるよう
口径を設定していて、簡易に変更できるようにリング、
オリフィスなど取り付けることができる。さらに、前記
各開口,特に導入空気の通風路の一部となる挿通開口1
6B及び各整流開口17A,17B,17Cについて
は、該通風の可及的円滑な流動化を図るため、開口上下
の各内端縁部分に皿状もしくは丸みを帯びた弧面状等の
十分な面取りを施すのが好ましい。
【0026】前記保持開口16Aには、外周囲の同心円
上に所要間隔による通風路を隔てて外部導管19を配し
た温度測定用保持管としての通風導管18を上下方向に
吊下支持させた上で、これらの各導管18,19の上端
面を所要のオリフィス開口をもつ取付け端板20によっ
て固定保持させてあり、該外周囲の外部導管19内,つ
まり通風路を流れる空気流で通風導管18に対する周囲
からの熱影響を排除する。また、前記通風導管18の下
端には、端部接続管21を介することで、下方に向け末
広がりに拡開されて下端スカート部を同心筒状に形成し
た逆漏斗形の通風導入フード22を結合してある。さら
に、該通風導入フード22の前記挿通開口16Bに対応
する一側部にあって、上下方向に貫通して突出する湿度
測定用保持管としての案内導管23を独立的に固設させ
てあり、該案内導管23については、その独立的配置に
よって結露等の発生が可及的に防止される。
【0027】前記通風導入板31としては、図5,図6
に示されている如く、前記通風導管18の内径よりもや
や大きい裾径に設定された下向きの遮光カップ32を中
心部に設け、且つ該遮光カップ32の下向き内面を放射
熱エネルギーの反射用鏡面33に形成した上で、この遮
光カップ32からそれぞれ放射方向へ延出した中間段部
35付きの各支持片34を前記下部筒体11Bの下端開
口された下部端板27に止着させる。中間段部35の幅
は湿度検出素子Bの直下の部分において他のものより大
きくとり、遮光効果を強化させてある。
【0028】前記温度,湿度の各検出素子として用いら
れる温度センサーAと湿度サンサーBとは、共に前記セ
ンサー支持ブラケット12に固定することで下方へ向け
吊下されており、この吊下状態で、前者の温度センサー
Aは、前記通風導管18内に上方から所定の高さ位置ま
で受け入れて装入され、後者の湿度サンサーBは、前記
通風導入フード22に独立的に設けられた案内導管23
内に同様に受け入れて装入される。そして、これらの各
センサーA,Bは、共にそれぞれの各装入状態で周囲に
十分な通風空間が残されることで、該通風空間を流れる
通気流によって各管内面への結露の発生,水滴の付着が
良好に防止され、特に湿度測定の場合での残留水滴によ
る影響を効果的に防止し得るのである。
【0029】ここで、前記下部筒体11Bは、図1に見
られる如く、前記上部筒体11Aの下方側内部に対し
て、上部端板26側を通気整流板15の周辺裾部に当接
するまで嵌挿させるが、該嵌挿状態では、下部端板27
に止着させた吸風導入板31の各支持片34が通風導入
フード22の下端開口面に当接して組み合わされること
になり、この組み合わせ状態のままで、上部筒体11A
の外側から止めネジ29を螺合させることによって下部
筒体11Bを着脱自在に止着保持させ得るのである。従
って、メンテナンス等に際しては、止めネジ29を螺脱
することにより、図2に見られる如く、下端開口部の吸
風導入板31を含めた下部筒体11Bを上部筒体11A
から簡単に取り外し得て、通風筒11内のメンテナンス
等を必要とする温度センサーA,湿度サンサーBを含む
主要構成部を容易に露呈させることができる。
【0030】次に、前記送風器41は、前記上部筒体1
1Aの上方開口端部にあって、前記開口環14を含めた
取付けフランジ13にスペーサを兼ねる支持支柱45を
介して固定された上下2段の各排気導出環43及びモー
ター基板44をそれぞれに有しており、該モーター基板
44に対して通風用回転ファン手段,ここでは電動モー
ター42Aと、該電動モーター42Aによって回転駆動
されるシロッコファン42Bとを配置させてある。ま
た、これらの電動モーター42A及びシロッコファン4
2Bの全体を覆う外部フード46の頂部排気口47上に
は、取付け支柱49によって雨覆い48を被蓋させてあ
る。この場合、前記シロッコファン42Bは、回転軸芯
側(中心軸側)において起風した上で円周方向側への遠
心送風作用をなし、且つ該円周方向側に配置された各排
気導出環43,43は、排風方向を規制する。そして、
ここでは電動モータ42Aをシロッコファン42Bから
隔離された上方場所に配置してあり、且つ外部フード4
6及び雨覆い48によって保護されているから、風雨が
直接当たることなくモータの寿命を長くすることができ
た。
【0031】従って、上記実施態様例の構成では、装置
上部の電動モーター42Aを回転駆動してシロッコファ
ン42Bを送風作動させることにより、周辺大気が通風
筒11での下部筒体11Bの通風導入板31の部分を通
して吸引導入され、該導入された通気流は、一方におい
て、通風導入フード22から通風導管18内,ひいては
感温部である温度センサーAの検出部分を経た後に、上
下2段の各排気導出環43に導びかれて外側周囲に排出
され、且つ他方においては、通風導入フード22の一部
に独立的に貫通保持された案内導管23内,ひいては感
湿部である湿度サンサーBの検出部分を経た後に、同様
に各排気導出環43に導びかれて外側周囲に排出され、
前者の温度センサーAによって温度が、後者の湿度サン
サーBによって湿度がそれぞれ良好且つ効果的に測定さ
れる。
【0032】即ち、これを要するに、本実施態様例によ
る装置構成の場合には、温度センサーAと湿度サンサー
Bとのそれぞれを同一の通風筒に各別に内装すること、
つまり換言すると、同一の通風筒を共用して温度及び湿
度の各測定を有効且つ適切に行い得るのである。
【0033】そして、この場合、前記通風筒11を構成
している下部筒体11Bの下部端板27に取付けられた
通風導入板31には、中心部にあって通風導管18の内
径よりもやや大きい裾径に設定された下向きの遮光カッ
プ32が設けられ、該遮光カップ32の下向き内面を鏡
面33に形成してあるので、地上面からの不要な光及び
熱エネルギー等の入射を効果的に反射して、温度及び湿
度の各測定の妨げになるこれらの各エネルギーの侵入を
良好に防止できる。
【0034】また、前記シロッコファン42Bによる上
部側での排気が、各排気導出環43,43によってほぼ
水平方向に向けられることから、該排気が直接下部にあ
る吸入口から再度,吸引される惧れはなく、正確な温度
及び湿度の各測定を可能にする。
【0035】一方、前記通風筒11の上部筒体11Aか
ら下部筒体11Bを分離させることで、感温部,感湿部
を共に外部に露呈させ得るために、効果的なメンテナン
ス性が確保される。さらに、前記温度,湿度の測定時に
通風筒の上部側から浸入する雨水等の水滴や上部筒体の
内面に結露して付着する水分は、通気整流板によって通
風導管内,案内導管内への直接的な浸入が阻止されると
共に、該当部を通過する通気流で蒸発揮散され、且つ挿
通開口から滴下して通風導入フードの外側面に付着する
水滴や下部筒体の内面に結露して付着する水分は、同様
に該当部を通過する通気流で蒸発揮散されるほかに、該
当部を流下して該下部筒体の下端開口部の周囲から外部
に排出され、結果的に浸入水分及び結露水分に影響され
ない正確な温度,湿度の各測定がなされるのである。
【0036】
【発明の効果】以上、実施態様例によって詳述したよう
に、本発明の通風式温度及び湿度測定装置によれば、上
部筒体,及び該上部筒体の下方側に可及的密に嵌挿され
て組立て・分割可能な下部筒体からなる通風筒を設ける
と共に、上部筒体内に配置される支持ブラケットに温度
検出素子及び湿度検出素子を取付けて下部筒体内に向け
各別に吊下させ、且つ通風筒の上部に通風装置を配置し
て、該通風筒の下部側から周辺大気を吸引して上部側の
外周囲に排出させるようにしたから、通風筒内を流れる
通気流の温度を温度検出素子によって、また、同時にそ
の湿度を湿度検出素子によってそれぞれに検出できる。
即ち、ここでは、同一の通風筒を共用して温度,湿度の
各測定を同時に行い得るという利点がある。
【0037】そして、温度,湿度の各測定時にあって通
風筒の上部側から浸入する雨水等の水滴や上部,下部の
各筒体内面に結露して付着する水分は、該当部を通過す
る通気流で蒸発揮散されるほかに、該当部を流下して下
部筒体の下端開口部の周囲から外部に排出されるもの
で、この結果、浸入水分及び結露水分に影響されない正
確な温度,湿度の各測定がなされる。一方、通風筒の上
部筒体から下部筒体を分離させることで、温度検出素
子,湿度検出素子を共に露呈できるために、メンテナン
ス作業を極めて簡単且つ容易に行い得るという優れた特
長を有しており、比較的簡単な構成であるのにも拘らず
実用上有益な種々の効果を発揮できるのである。
【0038】また、通風筒の少なくとも下部筒体の内部
に断熱材を充填するときは、該下部筒体の内,外両面間
を効果的に断熱できて、最も結露を生じ易い下部筒体内
面側の断熱性が良好に確保され、結露水分による温度,
湿度測定への影響を格段に低減させ得る。
【0039】また、中心部に温度測定側の保持開口,一
側部に湿度測定側の挿通開口,他部に複数の各整流開口
をそれぞれに貫通形成した通気整流板を設け、該通気整
流板を上部筒体の下部側内部に固設させると共に、保持
開口に吊下した通風導管内に温度検出素子の感温部を受
け入れ得るようにし、該通風導管の下端部に通風導入フ
ードを連接させた上で、挿通開口に対応する部分に貫通
突設した案内導管内に湿度検出素子の感湿部を受け入れ
得るようにするときは、通気整流板によって、温度,湿
度の各測定時に通風筒の上部側から浸入する雨水等の水
滴や上部筒体の内面に結露して付着する水分の通風導管
内,案内導管内への直接的な浸入が阻止され、且つ該当
部を通過する通気流で蒸発揮散でき、加えて、挿通開口
から滴下して通風導入フードの外側面に付着する水滴や
下部筒体の内面に結露して付着する水分についても、同
様に該当部を通過する通気流で蒸発揮散できるほかに、
該当部を流下して下部筒体の下端開口部の周囲から外部
に排出させ得る。
【0040】また、通気整流板の保持開口に吊下される
通風導管の外周囲に通風路を隔てて外部導管を配置させ
るときは、通風導管と外周囲の外部導管との間の通風路
を流れる空気流で該通風導管の断熱性が高められ、感温
部に対する周囲温度の熱影響を効果的に低減できる。
【0041】また、中心部に通風導管の内径よりもやや
大きい裾径の下向き遮光カップを有し、且つ下向き内面
を鏡面に形成した通風導入板を設け、該通風導入板を下
部筒体の下端開口部に止着させるときは、地上面からの
不要な光,熱エネルギーの入射を効果的に反射できて、
該各エネルギーの影響を排除できる。
【0042】さらに、通風装置にシロッコファンを用
い、該シロッコファンの間隔を隔てた外周囲に排気導出
環を配するときは、シロッコファンに特有の遠心送風作
用によって排風導出環から外周囲への排気が円滑且つ適
切になされ、該排気の再吸引が阻止される。また強風下
においても通風導管内の通風が円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様例による通風式温度及び湿
度測定装置全体の概要構成を示す縦断側面図である。
【図2】同通風筒の上部筒体から下部筒体を分離した状
態を示す断面説明図である。
【図3】同上部筒体内の所要高さ位置に固設される通気
用の通風孔付き整流基板を示す平面図である。
【図4】同じく整流基板を示す中央断面図である。
【図5】同下部筒体の下面吸引開口部に配設される通風
導入板を示す平面図である。
【図6】同じく通風導入板を示す中央断面図である。
【符号の説明】
11 通風筒 11A 上部筒体 11B 下部筒体 12 センサー支持ブラケット 13 取付けフランジ 14 開口環 15 通気整流板 16A 保持開口 16B 挿通開口 17A〜C 整流開口 18 温度測定用保持管としての通風導管 19 外部導管 20 オリフィス開口をもつ取付け端板 21 端部接続管 22 通風導入フード 23 湿度測定用保持管としての案内導管 25 断熱材 26 上部端板 27 下部端板 28 水捌け用の環状溝 29 止めネジ 31 通風導入板 32 遮光カップ 33 反射用鏡面 34 支持片 35 中間段部 41 送風器 42A 電動モーター 42B シロッコファン 43 排気導出環 44 モーター基板 45 支持支柱 46 外部フード 47 頂部排気口 48 雨覆い 49 取付け支柱 A 温度センサー(温度検出素子) B 湿度センサー(湿度検出素子) 61 植設支柱 62 取付け腕

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部筒体,及び該上部筒体の下方側に可
    及的密に嵌挿されて組立て・分割可能な下部筒体からな
    る通風筒と、前記上部筒体内に設けられる支持ブラケッ
    トと、該支持ブラケットに個々に取付けられて前記下部
    筒体内にそれぞれ吊下される温度検出素子,及び湿度検
    出素子と、前記通風筒の上部に配置され、該通風筒の下
    部側から周辺大気を吸引して上部側の外周囲に排出する
    送風器とを備えることを特徴とする通風式温度及び湿度
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記通風筒の少なくとも下部筒体が、内
    部に断熱材を充填した套管状に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の通風式温度及び湿度測定装
    置。
  3. 【請求項3】 中心部に温度測定側の保持開口,一側部
    に湿度測定側の挿通開口,他部に複数の各整流開口をそ
    れぞれに貫通形成した通気整流板を設け、該通気整流板
    を前記下部筒体の上端側内部に固設させ、また、前記保
    持開口に通風導管を吊下させて、該通風導管内に前記温
    度検出素子の感温部を受け入れ得るようにし、且つ該通
    風導管の下端に通風導入フードを連接させ、さらに、該
    通風導入フードの前記挿通開口に対応する部分に案内導
    管を貫通突設させて、該案内導管内に前記挿通開口を通
    した前記湿度検出素子の感湿部を受け入れ得るようにし
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の通風式温度
    及び湿度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記通気整流板が、中心部上方へやや膨
    出されて周囲に向かう傾斜角度の大きい截頭円錐形(笠
    形)に形成されていることを特徴とする請求項3に記載
    の通風式温度及び湿度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記通気整流板の保持開口に吊下される
    通風導管の外周囲に対し、通風路を隔てて外部導管を配
    置させたことを特徴とする請求項3又は4に記載の通風
    式温度及び湿度測定装置。
  6. 【請求項6】 前記通風導管の内径よりもやや大きい裾
    径に設定された下向きの遮光カップを中心部に有し、且
    つ該カップの下向き内面を鏡面に形成した通気導入板を
    設け、該通気導入板を前記下部筒体の下端開口部に止着
    させたことを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載
    の通風式温度及び湿度測定装置。
  7. 【請求項7】 前記送風器にシロッコファンを用い、該
    シロッコファンの間隔を隔てた外周囲に排気導出環を配
    したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の
    通風式温度及び湿度測定装置。
  8. 【請求項8】 上記シロッコファンを正規の回転と逆の
    回転をさせるようにしたことを特徴とする請求項7に記
    載の通風式温度及び湿度測定装置。
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