JPH1090410A - 地層探査装置 - Google Patents

地層探査装置

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JPH1090410A
JPH1090410A JP24967496A JP24967496A JPH1090410A JP H1090410 A JPH1090410 A JP H1090410A JP 24967496 A JP24967496 A JP 24967496A JP 24967496 A JP24967496 A JP 24967496A JP H1090410 A JPH1090410 A JP H1090410A
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JP
Japan
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frequency
ultrasonic
scan
azimuth
phase
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Application number
JP24967496A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Watanabe
光昭 渡邊
Teruhisa Murakami
照久 村上
Shozo Shibuya
正三 渋谷
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラメトリック超音波送波器で側方にスキャ
ンするとメインローブの幅が広くなりサイドローブも発
生する。 【解決手段】 周波数f1とこれよりも低い周波数f2
超音波を同時に送波し、これにより得られる2次周波数
(f1−f2)の超音波信号のエコーに基づき地層探査する
地層探査機において、任意の方向にビームスキャンすべ
く、送波器(S)の各振動子で送波する超音波の位相を制
御する手段(8)を備え、該手段により、θ方向にビーム
スキャンするとき、周波数f1の超音波のスキャン方位
を(θ+β)とし、周波数f2の超音波のスキャン方位を
(θ−β)とし、前記手段により、−θ方向にビームスキ
ャンするとき、周波数f1の超音波のスキャン方位を(−
θ−β)とし、周波数f2の超音波のスキャン方位を(−
θ+β)とし、メインローブのビーム幅を狭め、かつサ
イドローブの発生レベルを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラメトリック超
音波送波器を用いた地層探査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海底下の地質や、埋没した海底ケーブル
の探査を行う地層探査装置においては、海底下に向けて
送波する超音波には10kHz前後の透過性の強い低周
波が用いられる。
【0003】ところで、低周波の超音波を放射する超音
波送受波器において、検出分解能を上げるために、ビー
ム(メインビームのこと)に所望の指向角(ビーム幅が狭
い)を得ようとすれば、そのサイズは、超音波周波数に
反比例することから低周波の送受波器は極めて大きいサ
イズとなり実用的でない。
【0004】そこで、低周波用であっても小型に構成で
きるパラメトリック超音波送受波器が供されている。そ
のパラメトリック超音波送受波器の詳細な構成および作
用については本出願人による特公平1−16391号に
開示されているがここで簡単に説明する。
【0005】図1にパラメトリック超音波送波器Sおよ
びこの送波器Sと共に用いられる超音波受波器Rを示し
ている。尚、前記公報に開示のパラメトリック超音波送
受波器は、ビームスキャンを想定していないため超音波
振動素子を同心円上に放射配列した構造であるが、図1
の送波器Sでは、ビームスキャンを行うために超音波振
動子、●を碁盤状に配列している。ここで用いた超音波
振動子は共に高周波用(それ故サイズが小形)の超音波振
動子を示し、は、縦横16列配列され、●は、各の間に
位置し、同様に縦横16列に配列されている。縦方向に
並ぶ16個の各振動子は相互に接続され、には周波数f
1(100kHz)の超音波パワー信号が、●には周波数f2(90k
Hz)の超音波パワー信号がそれぞれ移相器を介して供給
される。これらの送波器Sおよび受波器Rは図2に示す
ように、送受波面を下方に向けて船底に装着される。
【0006】今、各移相器での遅延を0とした時、各超
音波振動子から100kHzと90kHzの超音波が下
方に向けて同位相で放射される。その放射された2波の
超音波は水中下で合成され、加算成分(100+90)kHz
の超音波と差成分(100−90)kHzの超音波が生じ、差
成分の10kHzの超音波が地層探査に供せられる。そ
の10kHzの超音波の指向特性は、上記超音波振動子
○、●より100kHz、90kHzの超音波を放射し
た時の指向特性に準じるため、高周波用の小さいサイズ
のもので指向特性の優れた低周波用の送波器とすること
ができる。
【0007】但し、受波器Rは10kHzの低周波信号
を受波するため、その全長L3は送波器Sの全長L2に比
べ大きくなり、図2に示すようにこの受波器Rによる、
進行方向のビーム幅θpを送波ビームのビーム幅θnと同
じにするには理論上L3=10L2となり実用的でないた
め、実際にはL3はL2の3倍程度の長さにされる。
【0008】尚、190kHzの加算信号は減衰度が大
きく地層探査には適さないため、受信系に設けたフィル
タにより除去される。元の送波信号の周波数を1次周波
数と呼ぶのに対し、差成分として得られた超音波の周波
数を2次周波数と呼ぶ。
【0009】図3は、の超音波振動子のみを用い、送波
周波数100kHz、音速1500m/sの条件で送波
した時の方位方向のビーム特性を示している。メインロ
ーブのビーム幅θ100は7.08°(−3dB)であった。
【0010】図4は、●の超音波振動子のみを用い、送
波周波数90kHzで他の条件は図3の場合と同一とし
た時の直下方向のビーム特性を示している。メインロー
ブのビーム幅θ90は8.10°(−3dB)であった。
【0011】上記の1次周波数(100kHzおよび9
0kHz)の送波信号を同時に送波した時に得られる2
次周波数(10kHz)の超音波による直下方向のビーム
特性のシミュレーションを図5に示している。この図5
を見てわかるように、メインローブのビーム幅θ10は図
3のものとほぼ同じになっており、パラメトリック超音
波送受波器によれば、小型(100kHz用)の超音波送
波器を用いて、低周波(10kHz)の超音波を所望の指
向特性で送波できる。つまり、図2に示したように、送
波器Sを用いて100kHzの超音波を送波したときの
ビーム幅が図示したようにθm、θnであれば、2次周波
数においてもこれと同じ送波ビームが形成される。
【0012】ところで地層探査装置で広範囲を探査しよ
うとすれば、直下方向だけでなく、ビームを左右方向に
振らす(スキャン)必要がある。ビームをスキャンするに
は周知のごとく、隣接する各移相器間で一定量の遅延を
設定する。つまり、図1に示すように、θ方向に指向ビ
ームを形成する時、1番目の送波器A1に対して2番目
の送波器A2の行路差がΔL短いとき、A1に比べ、A2
の送波タイミングを、ΔLに相当する時間差Δt(位相
差Δθ)だけ遅らし、3番目の送波器A3は、A2に比べ
て時間差Δt(A1に比べ2Δt)だけ遅らす。
【0013】図6、図7は、図3、図4において送波角
を45°にビームスキャンした時のビーム指向特性図を
示している。当然、45°方向にメインローブMが生じ
るが、そのメインローブは図3、図4のメインローブと
比較してビーム幅が広くなっている。その理由は図1に
示したように、直下方向にビームを送波する時の送波器
Sの開口長L1に対し、ビームをスキャンした時の送波
器Sの実質開口長L1'が短くなるためである。又、図6
では−30°の方位にサイドローブSが発生し、図7で
は−34°の方位にサイドローブSが発生し共にメイン
ローブよりもレベルが高くなっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図6、図7における1
次周波数(100kHzおよび90kHz)の送波信号を
同時に送波した時に得られる2次周波数(10kHz)の
超音波による方位方向のビーム特性を図8に示してい
る。この図8でわかるように、メインローブMのビーム
幅は図6、図7のものとほぼ同じであり、直下方向の送
波に比べビーム幅がやや広くなっているため検出分解能
が低下する。又、サイドローブSは、図6、図7に比べ
抑制されているものの、かなりの高レベルで発生する。
このサイドローブの発生レベルが高いと弱いレベルの検
出信号がサイドローブの信号に埋もれてしまい、弱いレ
ベルの信号が検出できないためにダイナミックレンジが
低下するだけでなく、像が2重に表示され像がぼやけ
る。従って従来のパラメトリック送波器Sは、直下方向
の探査にしか適さないという課題があった。
【0015】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、ビームをスキャンした場合でもメ
インローブが拡がらず、かつ、サイドローブの発生レベ
ルを抑えることのできる地層探査装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本第1発明(請求項1)
は、周波数f1とこれよりも低い周波数f2の超音波を同
時に送波し、これにより得られる2次周波数(f1−f2)
の超音波信号のエコーに基づき地層探査する地層探査機
において、任意の方向にビームスキャンすべく、送波器
の各振動子で送波する超音波の位相を制御する手段を備
え、該手段により、θ方向にビームスキャンするとき、
周波数f1の超音波のスキャン方位を(θ+β)とし、周
波数f2の超音波のスキャン方位を(θ−β)とし、前記
手段により、−θ方向にビームスキャンするとき、周波
数f1の超音波のスキャン方位を(−θ−β)とし、周波
数f2の超音波のスキャン方位を(−θ+β)とし、メイ
ンローブのビーム幅を狭めたことを特徴とする。
【0017】本第4発明(請求項4)は、第1の超音波振
動子群(A)および第2の超音波振動子群(B)を備えた超
音波送波器(S)と、前記の各超音波振動子群(A,B)で
個別に所望方位に送波ビームを形成すべく、各超音波振
動子群(A),(B)にそれぞれ供給する周波数f1とこれ
よりも低い周波数f2の超音波信号を、前記各方位毎に
サンプリングデータとして記憶している位相ROM
(1),(1')とを備え、第1の超音波振動子群(A)およ
び第2の超音波振動子群(B)により、所望のスキャン指
令角θの方位に周波数f1および周波数f2の超音波を同
時に送波し、これにより得られる2次周波数(f1−f2)
の超音波信号のエコーを超音波受波器(R)で受波して地
層探査する地層探査装置であって、前記所望のスキャン
指令角θに対して、位相ROM(1)では(θ+β)方向の
データを読み出し、位相ROM(1')では(θ−β)方向
のデータを読み出し、スキャン指令角−θに対して、位
相ROM(1)では(−θ−β)方向のデータを読み出し、
位相ROM(1')では(−θ+β)方向のデータを読み出
せるよう、各位相ROM(1),(1')には対応するデー
タを記憶させたことを特徴とする。
【0018】
【作用】周波数f1とこれよりも低い周波数f2の超音波
を同時に送波し、これにより得られる2次周波数(f1
2)の超音波信号のエコーに基づき地層探査する地層探
査機においては、上述したように側方にスキャンする
と、メインローブのビーム幅が直下方向に送波したとき
と比べてビーム幅が広くなり、検出分解能が低下する。
そこで本第1発明では、θ方向にビームスキャンすると
き、周波数f1の超音波のスキャン方位を(θ+β)と
し、周波数f2の超音波のスキャン方位を(θ−β)と
し、前記手段により、−θ方向にビームスキャンすると
き、周波数f1の超音波のスキャン方位を(−θ−β)と
し、周波数f2の超音波のスキャン方位を(−θ+β)と
することにより、このときに得られる2次周波数の超音
波信号ではメインローブのビーム幅が狭められ、これに
より、側方にビームスキャンした場合でも検出分解能が
低下することはない。
【0019】上記の地層探査装置において、側方にスキ
ャンすると、サイドローブが出現し、像が2重に生じた
りする。ここで、請求項1の場合と同様にスキャン方位
をシフトすることにより、サイドローブの発生レベルが
抑制される。従ってこの構成を請求項2にて請求してい
る。
【0020】以上でわかるように、請求項1の場合と同
様にスキャン方位をシフトすることにより、メインロー
ブのビーム幅を狭め、かつ、サイドローブの発生レベル
を低減できるため、この構成を請求項3にて請求してい
る。
【0021】本発明に係わる地層探査装置としては請求
項4で示され、更に具体的な構成としては以下に示す実
施形態にて詳細に示している。
【0022】
【発明の実施の形態】図9は、本発明の地層探査装置の
送波部の一形態を示す制御ブロック図である。Sは図1
で示したパラメトリック超音波送波器Sと同じものであ
る。1は、超音波振動子A1〜A16を100kHzで励
振させるための超音波信号のデータを記憶している位相
ROMである。1'は超音波振動子B1〜B16を90kH
zで励振させるための超音波信号のデータを記憶してい
る位相ROMである。これらの位相ROM1、1'に記
憶しているデータを図11、図12を用いて説明する。
【0023】16個の位相ROM1には、図11に示さ
れるような振幅値a1、a2、a3、…a17、a18の計1
8個のデータを記憶しており、これらのデータを所定の
速度でa1→a2→a3→…→a17→a18→a1→の如く繰
り返して読み出せば、それぞれ100kHzの同位相の
信号が得られ、各超音波振動子A1ないしA16には同位
相の超音波信号が供給されるため、直下方向に100k
Hzの送波ビームが形成される。
【0024】別グループの位相ROM1'にもそれぞれ
振幅値a1、a2、a3、…a17、a18の計18個のデー
タを記憶しており、これらのデータを前記所定の速度の
9/10倍の速度でa1→a2→a3→…→a17→a18
1→の如く繰り返して読み出せば、それぞれ90kH
zの信号が得られ、各超音波振動子B1ないしB16によ
り直下方向に90kHzの送波ビームが形成される。
【0025】従って、直下方向のビーム形成のために、
各位相ROM1,1'はa1〜a18のデータを記憶してい
る。
【0026】一方、図1に示したように、直下方向とθ
の角度をなす方向(以後、スキャン指令角θと呼ぶ)に送
波ビームを形成するとき、超音波振動子A1に対し、超
音波振動子A2では行路差(時間差でΔt)短く、超音波
振動子A3では時間差2Δt短く、超音波振動子A16
は時間差15Δt短くなっている。従って、超音波振動
子A1に対する位相ROM1に図12の左列、最上部に
示したようなデータ(1番目の振幅データa1がレベル0
にある)を保有している時、超音波振動子A2に対する位
相ROM1には、前記データに比べ、前記時間差Δtに
相当する位相差Δθ1だけ遅れたデータを保有してい
る。
【0027】それ故、送波ビームを−45°〜0〜+4
5°のスキャン範囲を1°のピッチでスキャンさせる場
合、各位相ROM1,1'には、91通りの波形データ
を記憶させる必要がある。但し、本装置では、スキャン
指令角θ(−45°〜0〜+45°)の通りにスキャンさ
せるのではなく、超音波振動子AグループとBグループ
とで、それぞれ前記スキャン指令角θから所定角度だけ
オフセットさせた角度としているため、そのオフセット
した角度に対する波形データを記憶している。このオフ
セットについては後で詳しく述べる。
【0028】図9に示した2および2'は各位相ROM
1、1'から読み出された超音波信号を電力増幅して各
超音波振動子A,Bに供給する。3は、本装置において
基本となるクロックを発生するクロックパルス発生器で
ある。4は、分周器であり、クロックパルス発生器9よ
り出力されるクロックをL値カウントする毎にパルスを
出力するL進カウンタからなる。このLは、図2に示し
た探査範囲Lrを決めるレンジ設定値として与えられ
る。
【0029】図9に示した5は、距離カウンタであり、
分周器4よりの出力パルスを0〜(M−1)までカウント
するM進カウンタであり、そのカウント値は送波器Sか
らの距離を示す。ここで、クロックパルス発生器3の出
力するパルス周期τ、LおよびMの関係は、例えば水中
の音速を1500m/s、周期τを1/750000s、Mを1000
とすると、レンジ50mのとき、 50・2/1500=L・M/750000 からL=50となる。
【0030】図9に示した6は方位カウンタであり、距
離カウンタ5の出力するトリガパルスをスキャン範囲
(−45°〜0°〜+45°)内でカウントして、スキャ
ン指令角θを1°のステップで出力する。8はオフセッ
ト回路であり、方位カウンタ6より出力されるスキャン
指令角θに対して、θ+θ・(β/45)とθ−θ・(β
/45)の値を演算し、それぞれ位相ROM1と1'に読
み出し指令角として供給される。本実施形態ではオフセ
ット角βを1.3°としており、従ってスキャン指令角
θに対して位相ROM1および1'に供給される読み出
し指令角は次表のようになる。
【0031】
【表1】θ θ+θ・(β/45) θ−θ・(β/45) -45 -46.3 -43.7 -44 -45.3 -42.7 : : : -1 -1.03 -0.97 0 0 0 1 1.03 0.97 : : : 44 45.3 42.7 45 46.3 43.7
【0032】従って100kHzの信号を読み出す位相
ROM1においては、−46.3° −45.3° … −1.03
° 0° 1.03° … 45.3° 46.3°の91通り方位
で送波ビームが形成されるようなデータをそれぞれの位
相ROM1に記憶している。又、90kHzの信号を読
み出す位相ROM1'においては、−43.7° −42.7°
… −0.97° 0° 0.97° … 42.7° 43.7°の
91通り方位で送波ビームが形成されるようなデータを
それぞれの位相ROM1'に記憶している。
【0033】このように元の指令角θに対して位相RO
M1からは“+"にオフセットしたスキャン角が読み出
され、そのオフセット角はθに比例し、θ=−45°、
45°でオフセット角は最大の+1.3°となる。一
方、位相ROM1'からは“−"にオフセットしたスキャ
ン角が読み出され、そのオフセット角もθに比例し、θ
=−45°、45°でオフセット角は−1.3°とな
る。
【0034】9は、クロックパルス発生器10の出力す
るクロックを0〜17までカウントする18進カウンタ
であり、そのカウント値は切替器11を通じて各位相R
OM1にデータ読み出しアドレスとして供給される。従
ってクロックパルス発生器10は、100kHz(FH)
×18のスピードでクロックを出力する。12は、クロ
ックパルス発生器13の出力するクロックを0〜17ま
でカウントする18進カウンタであり、そのカウント値
も切替器11を通じて各位相ROM1'にデータ読み出
しアドレスとして供給される。従ってクロックパルス発
生器13は、90kHz(FL)×18のスピードでクロ
ックを出力する。これらのカウンタ9,12は、距離カ
ウンタ5より出力されるトリガパルスの先頭でリセット
される。14は、パルス発生器であり、前記トリガパル
スが入力されると、送信パルス幅分だけ前記切替器11
をオンにする。
【0035】図10は図9の送波部に対する受波部を示
している。Rは図1に示した受波器であり、送波器Sの
近傍でかつその長手方向を測定船の進行方向にして装着
される。21は、受波器Rの受波信号を増幅する増幅器
であり、22は増幅器21の増幅信号をアナログからデ
ジタルに変換するA/D変換器である。23は、A/D
変換器22よりのデジタル信号を記憶する画像メモリで
あり、後記のCRT25の画素数(P×Q)×I(ビット
数)の容量のメモリを有する。24は画像メモリ23よ
り読み出されたデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器であり、CRT25は、D/A変換器24
よりの信号を画像表示する。
【0036】26は座標変換回路であり、図9の距離カ
ウンタ5および方位カウンタ6より得られる距離rおよ
び方位θをx,yの直交座標データに変換する。27は
クロックパルス発生器であり、前記CRT25での1画
素の表示期間に等しい周期のクロックパルスをXカウン
タ28に出力する。このXカウンタ28は、前記クロッ
クパルスを0〜P−1までカウントするP(CRTの水
平画素数)進カウンタであり、カウント値がP−1から
0へ戻る毎にパルスをYカウンタ29に出力する。この
カウンタ29は、Xカウンタ28の出力するパルスを0
〜Q−1までカウントするQ(CRTの垂直画素数)進カ
ウンタである。
【0037】30は、クロックパルス発生器27よりの
クロックパルスの“H"、“L"期に呼応して切り替わる
切替器であり、例えばクロックパルスの“H"期には、
座標変換回路26よりの座標値(x,y)を書き込みアド
レスとして前記画像メモリ23に供給し、クロックパル
スの“L"期には、前記Xカウンタ28およびYカウン
タ29よりのそれぞれのカウント値Cx,Cyを読み出し
アドレスとして供給する。又、そのクロックパルスは、
画像メモリ24に対してリード/ライト信号として供給
される。
【0038】以上説明した地層探査装置の動作を以下説
明する。方位カウンタ6よりスキャン指令角θが0°の
とき、オフセット回路8から位相ROM1と1'に供給
される読み出し指令角は共に0°であり、このときに得
られる送波信号のビーム特性は図5に示したものと同じ
になる。
【0039】一方、方位カウンタ6よりスキャン指令角
θが例えば45°のとき、オフセット回路8から位相R
OM1と1'に供給される読み出し指令角は表1に示し
たように、46.3°と43.7°となる。従って超音波
送波器A1〜A16からは46.3°の方向に100kHz
の超音波が送波され、このときのビーム特性図を図13
に示している。また超音波送波器B1〜B16からは43.
7°の方向に90kHzの超音波が送波され、このとき
のときのビーム特性図を図14に示している。
【0040】このときの2次周波数(10kHz)の送波
信号のビーム特性図を図15に示している。メインロー
ブMは、スキャン指令角度θと同じ45°方向に発生し
ている。オフセットしないで45°方向にスキャンした
ときの2次周波数のビーム特性図であった図8と比較す
ると、メインローブMのビーム幅がやや狭くなり(従っ
て直下方向のときとほぼ同じビーム幅となる)、かつ、
サイドローブSの発生レベルが抑制されていることがわ
かる。
【0041】このように、スキャン指令角θに対して、
100kHz(FH)の信号に対しては位相を+側にシフ
トし、逆に90kHz(FL)の信号に対しては位相を−
側にシフトすることで、メインローブのビーム幅の拡が
りが抑えられると共に、サイドローブの発生をも抑制す
ることができる。
【0042】側方にスキャンすれば既述したようにメイ
ンローブのビーム幅が広くなり、サイドローブの発生レ
ベルが高くなり、その程度はスキャン角にほぼ比例す
る。従って、本実施形態のごとく、オフセット回路8に
てオフセットさせる角度を、スキャン指令角θに比例さ
せたため、全方位方向でメインローブのビーム幅を一定
にでき、かつ、サイドローブの発生も一様に抑制でき
る。
【0043】尚、オフセット角βを大きくすることによ
り、メインローブのビーム幅を更に狭くすることができ
るが、ビーム幅が極端に狭くなると所要の送波パワーが
得られず探査できなくなる。そこで、側方にスキャンし
た時のメインローブのビーム幅が、直下方向に送波した
ときのメインローブのビーム幅にほぼ等しくなるよう、
本実施形態ではオフセット角βを1.3°としたが、こ
の値は、超音波送波器Sの機械的構造(振動素子の配列
など)で変化するため、各状況に応じ適宜選択すればよ
い。
【0044】図16は本発明の別の実施形態を示してい
る。図9では方位カウンタ6よりスキャン指令角θに対
してオフセット回路8にて位相ROM1と1'とにオフ
セットしたスキャン読み出し角を供給したが、45°の
スキャン指令角θが位相ROM1に供給されたとき、各
位相ROM1から46.3°方向のビームが形成される
ようなデータを記憶するのであれば、図16で示すよう
にオフセット回路8は不要である。
【0045】尚、オフセットさせる角度を、スキャン角
に応じてリニアに変化させる替わりに、スキャン範囲に
区分し、各区分毎にステップ状に変化するオフセット角
を設定してもよい。又、オフセットさせる角度は固定値
としてもよい。例えば、スキャン指令角θ-45 -44 …
-1 0 1 …44 45に対し、100kHzの信号に
対してはそれぞれ1.3°つづ+にシフトさせ、90k
Hzの信号に対してはそれぞれ1.3°つづ−にシフト
させるようにしてもよい。但し、直下方向およびスキャ
ン角が小さい場合はメインローブの拡がりおよびサイド
ローブの発生は少ないため、例えば、−10°〜0°〜
+10°の範囲ではオフセットせず、−45°〜−10
°と10°〜45°の範囲でオフセットさせてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、周波数
1とこれよりも低い周波数f2の超音波を同時に送波
し、これにより得られる2次周波数(f1−f2)の超音波
信号のエコーに基づき地層探査する地層探査機におい
て、θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1の超
音波のスキャン方位をθからβだけ正にシフトし、周波
数f2の超音波のスキャン方位をθからβだけ負にシフ
トして同時に送波したので、このときに得られる2次周
波数のビーム特性は、メインローブのビーム幅が直下方
向に送波したときと同程度に狭められるので、検出分解
能が低下することはない。又、サイドローブの発生も抑
制されるため、像が不明瞭になるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パラメトリック超音波送受波器の平面図およ
び側面図
【図2】 図1のパラメトリック超音波送受波器を用い
たときの送受波ビームを示した図
【図3】 図1のパラメトリック超音波送波器により、
100kHzの超音波を直下方向に送波したときのビー
ム特性図
【図4】 図1のパラメトリック超音波送波器により、
90kHzの超音波を直下方向に送波したときのビーム
特性図
【図5】 図1のパラメトリック超音波送波器により、
100kHzと90kHzの超音波を直下方向に同時送
波したときに得られる2次周波数におけるビーム特性図
【図6】 図1のパラメトリック超音波送波器により、
100kHzの超音波を45°方向に送波したときのビ
ーム特性図
【図7】 図1のパラメトリック超音波送波器により、
90kHzの超音波を45°方向に送波したときのビー
ム特性図
【図8】 図1のパラメトリック超音波送波器により、
100kHzと90kHzの超音波を45°方向に同時
送波したときに得られる2次周波数におけるビーム特性
【図9】 本発明の地層探査装置の1実施形態を示した
送波部の制御ブロック図
【図10】 本発明の地層探査装置の1実施形態を示し
た受波部の制御ブロック図
【図11】 図9の各位相ROMに記憶されたデータを
読み出して得られた信号を示した図
【図12】 図9の各位相ROMに記憶されたデータを
読み出して得られた信号を示した図
【図13】 図1のパラメトリック超音波送波器によ
り、100kHzの超音波を46.3°方向に送波した
ときのビーム特性図
【図14】 図1のパラメトリック超音波送波器によ
り、90kHzの超音波を43.7°方向に送波したと
きのビーム特性図
【図15】 図1のパラメトリック超音波送波器によ
り、100kHzの超音波を46.3°方向に、同90
kHzの超音波を43.7°方向に、それぞれ同時に送
波したときに得られる2次周波数におけるビーム特性図
【図16】 本発明の地層探査装置の1実施形態を示し
た送波部の制御ブロック図
【符号の説明】
1 位相ROM 2 増幅器 3 クロックパルス発生器 4 分周器 5 距離カウンタ 6 方位カウンタ 8 オフセット回路 9 カウンタ 10 クロックパルス発生器 11 切替器 12 カウンタ 13 クロックパルス発生器 21 増幅器 22 A/D変換器 23 画像メモリ 24 D/A変換器 25 CRT 26 座標変換回路 27 クロックパルス発生器 28 Xカウンタ 29 Yカウンタ 30 切替機 S 超音波送波器 R 受波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04R 17/00 330 G01S 7/52 D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数f1とこれよりも低い周波数f2
    超音波を同時に送波し、これにより得られる2次周波数
    (f1−f2)の超音波信号のエコーに基づき地層探査する
    地層探査装置において、 任意の方向にビームスキャンすべく、送波器の各振動子
    で送波する超音波の位相を制御する手段を備え、該手段
    により、θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    の超音波のスキャン方位を(θ+β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(θ−β)とし、前記手段によ
    り、−θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    超音波のスキャン方位を(−θ−β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(−θ+β)とし、メインローブ
    のビーム幅を狭めたことを特徴とする地層探査装置。
  2. 【請求項2】 周波数f1とこれよりも低い周波数f2
    超音波を同時に送波し、これにより得られる2次周波数
    (f1−f2)の超音波信号のエコーに基づき地層探査する
    地層探査装置において、 任意の方向にビームスキャンすべく、送波器の各振動子
    で送波する超音波の位相を制御する手段を備え、該手段
    により、θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    の超音波のスキャン方位を(θ+β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(θ−β)とし、前記手段によ
    り、−θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    超音波のスキャン方位を(−θ−β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(−θ+β)とし、サイドローブ
    の発生レベルを抑制したことを特徴とする地層探査装
    置。
  3. 【請求項3】 周波数f1とこれよりも低い周波数f2
    超音波を同時に送波し、これにより得られる2次周波数
    (f1−f2)の超音波信号のエコーに基づき地層探査する
    地層探査装置において、 任意の方向にビームスキャンすべく、送波器の各振動子
    で送波する超音波の位相を制御する手段を備え、該手段
    により、θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    の超音波のスキャン方位を(θ+β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(θ−β)とし、前記手段によ
    り、−θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    超音波のスキャン方位を(−θ−β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(−θ+β)とし、メインローブ
    のビーム幅を狭め、かつサイドローブの発生レベルを抑
    制したことを特徴とする地層探査装置。
  4. 【請求項4】 第1の超音波振動子群(A)および第2の
    超音波振動子群(B)を備えた超音波送波器(S)と、前記
    の各超音波振動子群(A,B)で個別に所望方位に送波ビ
    ームを形成すべく、各超音波振動子群(A),(B)にそれ
    ぞれ供給する周波数f1とこれによりも低い周波数f2
    超音波信号を、前記各方位毎にサンプリングデータとし
    て記憶している位相ROM(1),(1')とを備え、第1
    の超音波振動子群(A)および第2の超音波振動子群(B)
    により、所望のスキャン指令角θの方位に周波数f1
    よび周波数f2の超音波を同時に送波し、これにより得
    られる2次周波数(f1−f2)の超音波信号のエコーを超
    音波受波器(R)で受波して地層探査する地層探査装置で
    あって、 前記所望のスキャン指令角θに対して、位相ROM(1)
    では(θ+β)方向のデータを読み出し、位相ROM
    (1')では(θ−β)方向のデータを読み出し、スキャン
    指令角−θに対して、位相ROM(1)では(−θ−β)方
    向のデータを読み出し、位相ROM(1')では(−θ+
    β)方向のデータを読み出せるよう、各位相ROM
    (1),(1')には対応するデータを記憶させたことを特
    徴とする地層探査装置。
  5. 【請求項5】 上記βの値は、スキャン指令角θに比例
    する請求項4記載の地層探査装置。
  6. 【請求項6】 上記βの値は固定値である請求項4記載
    の地層探査装置。
  7. 【請求項7】 スキャン指令角θが所定角度以下ではス
    キャン指令角=スキャン方位とし、スキャン指令角θが
    所定角度以上でスキャン方位をβに基づきシフトさせる
    請求項4記載の地層探査装置。
  8. 【請求項8】 周波数f1とこれよりも低い周波数f2
    超音波を同時に送波し、これにより得られる2次周波数
    (f1−f2)の超音波信号を得るビームスキャン方法であ
    つて、 任意の方向にビームスキャンすべく、送波器の各振動子
    で送波する超音波の位相を制御する手段を備え、該手段
    により、θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    の超音波のスキャン方位を(θ+β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(θ−β)とし、前記手段によ
    り、−θ方向にビームスキャンするとき、周波数f1
    超音波のスキャン方位を(−θ−β)とし、周波数f2
    超音波のスキャン方位を(−θ+β)とし、メインローブ
    のビーム幅を狭めたことを特徴とするビームスキャン方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023510403A (ja) * 2020-01-17 2023-03-13 イクスブルー 指示可能なパラメトリック音響測深機、及び水中環境の海底下の一部を特徴付けるための方法
CN118091628A (zh) * 2024-04-25 2024-05-28 山东省煤田地质局第三勘探队 一种探测煤层结构图形的雷达装置以及方法

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