JPH1090607A - 手術用顕微鏡 - Google Patents
手術用顕微鏡Info
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- JPH1090607A JPH1090607A JP8239283A JP23928396A JPH1090607A JP H1090607 A JPH1090607 A JP H1090607A JP 8239283 A JP8239283 A JP 8239283A JP 23928396 A JP23928396 A JP 23928396A JP H1090607 A JPH1090607 A JP H1090607A
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Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
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Abstract
し、且つ観察倍率に連動させて照明範囲とその照度を設
定すると共に、被検面上において観察光軸と照明光軸と
を一致させるためのビームスプッリタに工夫を施すこと
によってゴースト,フレアのない良好な観察が可能な手
術用顕微鏡を提供する。 【解決手段】 本発明の手術用顕微鏡は、鏡体1,鏡筒
光学系2,接眼光学系3からなっている。鏡体1は、変
倍光学系4及び対物光学系5を光軸に沿って移動させる
ことにより被検面側の焦点位置の移動が可能で且つ観察
倍率の変更が可能な観察光学系と、この観察光学系を介
さずに前記被検面上に照明光を導く照明光学系6とを備
えている。照明光学系6内には、前記観察光学系の焦点
位置の移動及び観察倍率の変化に伴って移動し得るレン
ズ系が夫々備えられている。
Description
する。
囲の術部を観察するために用いられ、特に、患部の奥,
凹凸の大きな物体の凹部を良好に観察できることが要求
される。このためには、患部の奥や凹部を良好に照明で
き、かかる患部に影を生じることのない照明光学系が必
要であり、且つ、照明位置と物点位置とのずれをなくす
ことも必要である。この2つの要求を満足するために
は、顕微鏡における観察光軸と照明光軸とのなす角度を
できるだけ小さくすることによって解決できる。このよ
うな目的により提案された顕微鏡としては、特開昭63
−97913号及び特開平8−5923号の各公報に開
示された実体顕微鏡がある。
程度良好な術部の観察が可能となったが、更に術部を良
好に観察するためには、被検面上における観察光軸と照
明光軸とが一致するように構成されることが望まれる。
このような観点から提案されたものとしては、特開平7
−148179号及び特開平7−155336号の各公
報に開示された手術用顕微鏡等がある。
一部分ではなく複数の術部を観察しなければならない場
合が多い。そこで、術者は観察部位毎に顕微鏡における
観察光学系の観察位置や観察倍率の調整を行う必要が生
じる。又、これに伴い照明光学系においても、照明位置
や照明範囲の調整を行う必要が生じてくる。而も、効率
のよい観察を行うためには、かかる手術用顕微鏡の調整
は、観察光学系に追従させて照明光学系の調整が行われ
なければならない。尚、高倍観察では細部の観察が行わ
れるため明るい照明光が必要であるが、照明範囲は狭く
てもよい。一方、低倍観察では比較的広い部分を観察す
るので広い照明範囲が必要であるが、照明光の照度は高
倍観察時程必要ではない。
開示された実体顕微鏡では、観察光学系内の可動レンズ
の往復動に伴う物点位置の変化に追従させて、照明位置
変更手段により照明光束の照明位置を変更している。こ
の構成からは、観察位置及び照明位置の変更は容易に行
えるが、観察倍率及び照明範囲の変更は行えない。一
方、特開昭63−97913号公報に記載の手術用顕微
鏡においては、対物レンズが観察系及び照明系において
共用されているため、この対物レンズを交換することに
より、観察位置や照明位置を変更することはできる。し
かしながら、照明範囲を変えることはできない。
されている手術用顕微鏡では、被検面(術部)の変化に
伴う観察光学系の焦点位置の移動に連動して照明光学系
内の光学部材を移動させ、被検面の変位に対して最適な
照明を供給できる。しかし、この手術用顕微鏡では、観
察光学系の変倍に伴う照明範囲の設定は、専ら絞りを制
御することによって行われることになる。よって、観察
倍率に最適な大きさの照明範囲を設定することはできる
が、その照度を最適化することはできない。即ち、図1
0はかかる手術用顕微鏡における照明範囲(照野径)の
大きさとその照度との関係を示すグラフであるが、照野
径の大きさにかかわらずその照度は常に一定で変更する
ことはできないのである。従って、この手術用顕微鏡で
は、ある観察倍率に最適な照度は得られても、他の観察
倍率に適応し得る照度を得ることはできない。
示されている顕微鏡では、照明光学系にも変倍系が設け
られ、対物レンズ系の変倍系と照明光学系の変倍系とを
連動させて操作することにより、照明範囲とその照度を
調整することができる。
られた照明光学系の原理を説明するための概念図であ
る。この照明光学系40は、光源41,集光光学系4
2,絞り43,ズームレンズ群44,及び開口部45か
らなっており、各光学系を介して光源41と開口部45
との位置、絞り43と被検面46との位置が互いに共役
になるように配置されている。又、図中、開口部45近
傍に〜で示されている像(実際には開口部45内に
結像されるものである)は、ズームレンズ群44の倍率
を上げていくにつれて開口部45内に順に形成される光
源41の像の大きさを夫々表わしている。又、被検面4
6上に〜で示された照明範囲は夫々開口部45内に
形成される像〜が被検面46上に投影された場合に
夫々形成される照明範囲を示している。開口部45内に
形成される像と被検面46上に形成される照明範囲の大
きさとの関係は、例えば開口部45内に形成される像が
ズームレンズ群44によりからに拡大されると、被
検面46上に形成される照明範囲の大きさはからに
縮小されるようになっている。即ち、開口部45内に最
小の像が形成された場合には照明範囲は最大となり
(照明範囲)、最大の像が形成された場合には照明
範囲は最小となる(照明範囲)。尚、照明光学系40
から被検面46に向けて射出される光量は一定であるの
で、被検面46上に形成される照明範囲の大きさが小さ
くなる程照度は向上する。
系40による照明範囲(照野径)の大きさとその照度と
の関係を示すグラフである。このグラフから、照明範囲
が最大の場合(照明範囲)は照度は最小となり(観察
光学系の低倍に対応)、照明範囲が中間の大きさの場合
(照明範囲)は照度は中間となる(観察光学系の中間
倍率に対応)ことが分かる。又、照明範囲が最小の場合
(照明範囲)は照度は最大となるが、このとき照明範
囲の外周部の明るさはその中心付近よりも低下してい
ることが分かる。この原因は、最大となる像は開口部
45の大きさ以上に形成されるため、開口部45を通過
しない光が生じるためである。而も、照明光学系40の
変倍はズームレンズ群44のみにて行われるため、倍率
を大きくした場合どうしても光学性能の劣化を招くため
でもある。このような不具合を解決するためには、開口
部45の大きさを更に大きくしたり、照明光学系40に
用いられるレンズの枚数を増やしたりすることが必要に
なる。しかし、結果として鏡体が大型化し、更に照明光
学系40の構成も複雑になり、大幅な製造コストの増加
が見込まれるため、実用的とは云えない。
特開平7−155336号の各公報に記載の手術用顕微
鏡では、ハーフミラーを用いて被検面上における照明光
軸と観察光軸との一致を図っている。しかし、前記ハー
フミラーは平行平板により構成されており、このような
平行平板のハーフミラーを用いた場合には、ゴースト光
を生じ易いという問題がある。即ち、図13に示すよう
に、通常、被検面からの光はハーフミラー50の第1面
50aで反射されて観察光学系に導かれ観察像が形成さ
れる。しかし、被検面からの光のうち、かかる第1面5
0aにより反射されず透過する光も一部存在する。この
透過光が更に第2面50bによって反射されて観察光学
系にゴースト光として侵入し、観察像が二重になるとい
う不具合を生じるのである。
は、ビームスプリッタの近傍に配置されゴースト光を除
去し得る部材が開示されている。しかしながら、ここに
示されたようなゴースト光除去部材の配置では、このゴ
ースト光除去部材により反射された光が装置の内部に侵
入してしまうことになる。結果として、装置のホルダ等
に当たってゴースト光となって観察光学系内に侵入して
しまう虞を拭いきれない。よって、完全にゴースト光の
発生を抑制することはできない。
有する各問題点に鑑みなされたものであり、その目的と
するところは、被検面位置の変化に対応し得る照明光を
供給し、且つ観察倍率に連動させて照明範囲とその照度
を設定すると共に、被検面上において観察光軸と照明光
軸とを一致させるためのビームスプッリタに工夫を施す
ことによってゴースト,フレアのない良好な観察が可能
な手術用顕微鏡を提供することである。
に、本発明による手術用顕微鏡は、以下に示すような特
徴を備えている。
を移動することにより被検面側の焦点位置の移動が可能
で且つ観察倍率の変更が可能な観察光学系と、この観察
光学系を介さずに前記被検面上に照明光を導く照明光学
系とを有する手術用顕微鏡において、前記照明光学系内
には、前記観察光学系の焦点位置の移動及び観察倍率の
変化に伴って移動し得るレンズ系が夫々備えられている
手術用顕微鏡に関するものである。
の観察光学系を介さずに被検面上に照明光を導く照明光
学系とを有し、観察光軸と照明光軸とがビームスプリッ
タによって合成されて前記被検面上に導かれる手術用顕
微鏡において、前記ビームスプリッタが楔型に構成され
ている手術用顕微鏡に関するものである。
の観察光学系を介さずに被検面上に照明光を導く照明光
学系とを有し、観察光軸と照明光軸とがビームスプリッ
タによって合成されて前記被検面上に導かれる手術用顕
微鏡において、前記ビームスプリッタの近傍に、そのビ
ームスプリッタにより反射される前記照明光学系からの
光が到達する位置に曲面に構成された光吸収板が設けら
れている手術用顕微鏡に関するものである。
の観察光学系を介さずに被検面上に照明光を導く照明光
学系とを有し、観察光軸と照明光軸とがビームスプリッ
タによって合成されて前記被検面上に導かれる手術用顕
微鏡において、前記ビームスプリッタと被検面との間に
平滑な透明板が前記手術用顕微鏡鏡体の底面と平行にな
るように配置されている手術用顕微鏡に関するものであ
る。
鏡の概略構成を示す光軸に沿う断面図(側面方向から見
た状態を示す)である。本発明の手術用顕微鏡は、鏡体
1と、鏡筒光学系2と、接眼光学系3とにより構成され
ている。鏡体1は、被観察物の観察倍率を変えるための
変倍光学系4と焦点位置を変えるための対物光学系5と
を含む観察光学系、及び照明光学系6を備えている。
又、鏡体1内において、前記観察光学系の光軸と照明光
学系6の光軸とが交わる位置には、これらの光軸を被検
面上において一致させるためのビームスプリッタ7が設
けられ、更にこのビームスプリッタ7の近傍には、ゴー
スト,フレアの発生を防止するための光吸収板8が設け
られている。又、鏡体1の底面部には透明板9がその底
面と平行になるように配置されている。
る照明光学系6の構成を説明するための図である。又、
図3は照明光学系6により得られる照明範囲(照野径)
の大きさとその照度との関係を示すグラフである。以
下、図2及び3に基づき照明光学系6の原理を説明す
る。
2,可変絞り13,ズームレンズ群14,フォーカスレ
ンズ15,及び開口部16により構成され、この照明光
学系6による照明光が被検面17に導かれるようになっ
ている。又、各光学系を介して光源11と開口部16と
の位置、可変絞り13と被検面17との位置は互いに共
役となるように配置されている。フォーカスレンズ15
は、前記観察光学系に備えられた焦点位置を決定する対
物光学系5に連動して光軸上を移動し前記焦点位置に照
明位置を合わせるためのものである。又、可変絞り13
及びズームレンズ群14は、前記観察光学系の観察倍率
(観察範囲)を定める変倍光学系4と連動して前記観察
範囲に最適な照明範囲とその照度を設定するためのもの
である。尚、図2中、開口部16近傍に〜で示され
ている像(実際には開口部16内に形成される)は、ズ
ームレンズ群14の倍率を上げていくにつれて開口部1
6内に順に形成される光源11の像の大きさを夫々表わ
している。又、被検面17上に〜で示された照明範
囲は、開口部16内に形成される像〜が被検面17
上に投影された場合に夫々形成される照明範囲を示して
いる。又、図3中、〜は前記各照明範囲と対応して
いる。
7を低倍で観察する場合には、まず、前記観察光学系の
観察倍率が最小に設定される。このような低倍での観察
においては大きな照明範囲が必要となる。よって、照明
光学系6において、ズームレンズ群14の倍率を最小に
設定する。このとき、開口部16内には最小の像が形
成され、被検面17上には最大の照明範囲が形成され
る。又、本発明の手術用顕微鏡においても、照明光学系
6により被検面17上に導かれる光量は一定であるの
で、ズームレンズ群14の変倍のみにより照明範囲が設
定される場合には、照明範囲の大きさが小さくなる程そ
の照度は増す。よって、照明範囲の照度は最小とな
る。次に、被検面17を中間倍率で観察する場合には、
前記観察光学系の倍率も中間に設定される。この場合の
被検面17上の観察範囲は低倍時よりも縮小されるた
め、照明範囲も中間の大きさでよい。よって、ズームレ
ンズ群14の倍率を上げ、開口部16の径と同じ大きさ
の像を形成することによって、中間の大きさの照明範
囲を得ることができる。この照明範囲の照度は照明
範囲よりも向上している。
記観察光学系の倍率は最大に設定される。最大倍率での
観察時には中間倍率の場合よりも更に観察範囲は縮小さ
れるうえ、低倍観察と比較してかなり細部の詳細な観察
がなされるため、照明範囲も更に小さく設定しその照度
を向上させることが必要となる。しかし、前述のよう
に、ズームレンズ群14のみにより照明範囲を縮小しよ
うとすれば、その照度は向上するが、照明範囲の外周部
がその中心部よりも暗くなるため、詳細な観察に支障を
きたすことになりかねない。又、これを回避しようとす
れば、鏡体の大型化や光学系の複雑化,製造コストの上
昇につながる。
囲の照度を向上させなくとも、ある程度の照度を確保で
きれば十分に詳細な観察が可能であり、中間倍率での観
察が十分可能な照度の確保ができれば十分である。そこ
で、本発明の手術用顕微鏡では、照明光学系6のズーム
レンズ群14の倍率は前記中間倍率での観察の場合と同
じに設定することによって開口部16の径と同じ大きさ
の像を確保し、更に可変絞り13を絞り込むことによ
り最小の照明範囲を得ている。このようにすることに
より、得られる照度は前記照明範囲の場合と同様であ
るが、開口部16を通過せずフレア,ゴーストの原因と
なるような光が生じるのを防止できるうえ、光学性能の
劣化を回避することができ照明範囲の外周部にその中
心部と同等の明るさを得ることが可能になる。
学系6の具体的構成を図4に示す。図4は照明光学系6
の構成を示す光軸に沿う断面図(本発明の手術用顕微鏡
の上側から見た状態を示す)である。照明光学系6は、
図示しない光源からの光を伝達するライトガイドファイ
バ21,集光光学系22,可変絞り23,プリズム2
4,赤外光除去フィルタ25,光学的フィルタ26,ズ
ームレンズ群27,フォーカスレンズ28,リレーレン
ズ29,及び照明光を被検面へ向けるためのプリズム
(開口部)30により構成されている。
ンズと1枚の負レンズとからなり、光軸に沿って移動し
得るように構成されている。又、フォーカスレンズ28
は1枚の正レンズからなり、ズームレンズ群27と同様
に光軸に沿って移動し得るようになっている。可変絞り
23及びズームレンズ群27は前記観察光学系の観察倍
率を変える変倍光学系4の変倍に連動して、観察範囲を
良好に照明し得る照明範囲とその照度を設定するための
ものである。又、フォーカスレンズ28は、前記観察光
学系の焦点位置を被検面に合わせる対物光学系5に連動
して、前記被検面に最適な照明光を提供するためのもの
である。尚、各光学系を介して、ライトガイドファイバ
21の射出端面とプリズム30のファイバ端面結像位
置、及び可変絞り23と図示しない被検面の位置は共に
共役になっている。
被検面へ導かれる様子を示す図であり、(a)は低倍観
察時のズームレンズ群27の位置を示す図、(b)は中
間倍率及び高倍観察時のズームレンズ群27の位置を示
す図である。ここに示すように、本発明の手術用顕微鏡
において、照明光学系6の下部に楔型に形成されたビー
ムスプリッタ7が配置され、照明光学系6から射出され
た照明光を図示しない被検面へ導き、この被検面からの
観察光を図示しない観察光学系へ導くことができるよう
になっている。又、ビームスプリッタ7を配置すること
により、被検面上における照明光軸と観察光軸との一致
を図っている。更に、図示しない手術用顕微鏡の鏡体底
面と平行になるように透明板9が設けられている。この
透明板9は、顕微鏡鏡体内部にゴミ等の侵入を防ぐため
のものである。又、ビームスプリッタ7の近傍には、ビ
ームスプリッタ7によって反射された照明光学系6から
の光がゴースト光となって観察光学系への侵入を防止す
るための光吸収板8が設けられている。
を構成する各光学部材及びその周辺に配置される各部材
の数値データを示す。尚、下記の各数値データにおい
て、r 1 ,r2 ,・・・・は各レンズ又はプリズム面等
の近軸曲率半径を、d1 ,d2,・・・・は各レンズ又
はプリズム等の肉厚又はそれらの間隔を示している。
及び5に示されたズームレンズ群27の各変倍時のレン
ズ間隔のデータ、及び前記照明光学系5の照明位置を決
定する作動距離(working distance:以下、WDと称す
る)毎のフォーカスレンズ28のレンズ間隔を表してい
る。そこで、以下の表にWD毎の値を示す。
鏡において、照明光学系6の下部には楔型に構成された
ビームスプリッタ7が設けられているが、このビームス
プリッタ7はその両側面により形成された頂点が被検面
側に向けて配置されている。以下、図6に基づきこのビ
ームスプリッタ7の作用を説明する。
の照明光がビームスプリッタ7を透過し被検面上に到達
する。そして、この照明光は被検査面で反射され再度ビ
ームスプリッタ7の第1面7aで反射されて観察光学系
に導かれ観察像を形成する。しかし、第1面7aを通過
する光も一部存在する。このような光が第2面7bで反
射され観察光学系に浸入することがゴーストを生じる原
因となる。しかし、本発明の手術用顕微鏡に用いられる
ビームスプリッタ7は楔型に構成され更にその両側面に
より形成された頂点が被検面側(図の下側)に向くよう
に配置されているため、図示したようにゴースト光を鏡
体の斜め下方に逃がすことができる。よって、かかるゴ
ースト光が観察光学系内及び被検面上の照明範囲内に侵
入することを防止できる。尚、ビームスプリッタ7を透
過した照明光学系からの光は、被検面に対して垂直では
なく、観察に支障のない程度でやや斜めに入射するよう
になっている。
るため、このビームスプリッタ7を透過する際照明光は
屈折してその光軸とビームスプリッタ7により偏向され
る観察光軸とにずれを生じてしまう虞がある。そこで、
本発明の手術用顕微鏡では、照明光学系6を構成してい
るプリズム30に屈折力を備え、被検面上において照明
光軸と観察光軸とが一致するように構成されている。
した照明光の被検面上における照明範囲の形状は円形に
はならない。しかし、観察範囲の形状は円形であるた
め、照明範囲の形状も円形であることが好ましい。そこ
で、ここでも前記照明光学系6を構成しているプリズム
30に備えられた屈折力により、プリズム30を経た照
明光がビームスプリッタ7を介して被検面上に達した場
合に、その照明範囲の形状が円形になるように補正して
いる。よって、楔型のビームスプリッタ7を用いても不
具合はない。
光吸収板8がビームスプリッタ7の近傍に設けられてい
る。この光吸収板8は、照明光学系から射出された照明
光のうちビームスプリッタ7を透過せずに反射されるも
のを吸収及び反射させ、ゴーストを生じる原因となる光
が観察光学系内へ侵入するのを防ぐためのものである。
即ち、図7に示すように,光吸収板8は、ビームスプリ
ッタ7の近傍にやや斜め下に向けて配置され、ビームス
プリッタ7により反射された照明光学系からの光を、吸
収若しくは反射して観察光学系及び被検面に到達しない
ように、顕微鏡鏡体の斜め下方へ逃がす作用を有してい
る。
より反射される照明光の光吸収板8への入射角について
述べる。図8(a)に示すように、本発明の手術用顕微
鏡では、照明光学系からの照明光10のうち、ビームス
プリッタ7の第2面7bを透過し第1面7aにより反射
され再度ビームスプリッタ7の第2面7bを透過する光
10aが発生し得る。この光10aは当然に光吸収板8
へ到達する。もし、このとき、光10aの光吸収板8へ
の入射角が90°であれば、光吸収板8により反射され
た光10aのうち、ビームスプリッタ7を透過して観察
光学系へ向かう光10a’が生じてしまう。特に、本発
明の手術用顕微鏡では、照明光軸と観察光軸とが同軸に
なるように構成されているため、前記光10a’は観察
光軸と平行となって観察光学系内に侵入して有害なフレ
ア光となる。このような不具合を解消するためには、フ
レア光となり得る前記光10a’と観察光軸とが平行に
ならないように構成することが必要となる。
うに、前記光10aの光吸収板8への入射角θが90°
未満となるように光吸収板8を配置することにより、前
述のような不具合を解消している。更に、フレア光とな
り得る光10a’が観察光学系に入射することを完全に
防止するためには、図8(c)に示すように、光10a
の光吸収板8への入角度が68.5°となるように光吸
収板8を配置することが望ましい。
光吸収板8を平滑な面で構成してもよいが、平面でなく
曲面に構成したほうが、ゴースト光除去効果を高めると
共に顕微鏡鏡体の小型化を図ることができるので、より
好ましい。
潔が要求される手術に用いられるものであって、使用前
には高温による滅菌がなされることを想定して高温耐久
性を有する透明板9を顕微鏡鏡体の底面と平行になるよ
うに配置して顕微鏡鏡体の内部を密封している。又、こ
の透明板9はかかる鏡体内の防塵のためのものでもあ
る。ここで、前述のように、ビームスプリッタ7を透過
した照明光は被検面に対してやや斜めに入射する。従っ
て、透明板9を前記鏡体の底面と平行になるように配置
すれば、図9に示すように、照明光は透明板9に対して
もやや斜めに入射することになる。すると、この透明板
9上においても前記照明光は反射光を生じることになる
が、やはり図9に示したように、かかる反射光はビーム
スプリッタ7により再度反射されて顕微鏡鏡体の斜め下
方に逃がされることになるため、観察光学系及び照明範
囲に対して悪影響を及ぼすようなことはない。
顕微鏡は冒頭の特許請求の範囲に記載された特徴と合わ
せ、以下の(1)〜(9)に示すような特徴も備えてい
る。
伴い、被検面の照明範囲を変更するための可変絞りが設
けられていることを特徴とする請求項1に記載の手術用
顕微鏡。
に対応する照明範囲の設定を前記照明光学系に備えられ
たレンズ群の移動によって行い、高倍域に対応する照明
範囲の設定を前記照明光学系に備えられた可変絞りの可
変によって行うようにしたことを特徴とする請求項1に
記載の手術用顕微鏡。
の観察光学系を介さずに被検面上に照明光を導く照明光
学系とを有する手術用顕微鏡において、前記観察光学系
の変倍範囲の低倍域に対応する照明範囲の設定を前記照
明光学系に備えられたレンズ群によって行い、高倍域に
対応する照明範囲の設定を前記照明光学系の前記可変絞
りによって行うようにしたことを特徴とする手術用顕微
鏡。
ずに被検面上に照明光を導く照明光学系とを有し、前記
被検面上における観察光軸と照明光軸とをビームスプリ
ッタを用いて合成する手術用顕微鏡において、前記ビー
ムスプリッタで反射され偏向された観察光軸と前記ビー
ムスプリッタを透過した照明光軸とが一致するように前
記照明光学系内に光軸を補正するプリズムを配置したこ
とを特徴とする請求項2に記載の手術用顕微鏡。
ずに被検面上に照明光を導く照明光学系とを有し、前記
被検面上において観察光軸と照明光軸とがビームスプリ
ッタによって合成される手術用顕微鏡において、前記照
明光学系には、前記ビームスプリッタで反射され偏向さ
れた観察光軸と前記ビームスプリッタを透過した照明光
軸とを一致させ且つ前記被検面上に投影される照明光束
の形状がほぼ円形になるよう補正するプリズムが備えら
れていることを特徴とする請求項2に記載の手術用顕微
鏡。
り形成される頂点は被検面側に向けられていることを特
徴とする請求項2に記載の手術用顕微鏡。
り、前記ビームスプリッタからの光を吸収若しくは前記
手術用顕微鏡鏡体の斜め下方の方向へ逃がすことが可能
になっていることを特徴とする請求項3に記載の手術用
顕微鏡。
れる照明光の前記光吸収板への入射角が90°未満にな
るようにしたことを特徴とする請求項3又は前記(7)
に記載の手術用顕微鏡。
ずに被検面上に照明光学系とを有する手術用顕微鏡にお
いて、この顕微鏡鏡体の被検面側に配置された透明板は
前記鏡体の底面に対してほぼ平行に配置されており、前
記ビームスプリッタで反射され偏向された観察光軸とそ
のビームスプリッタを透過した照明光軸とが前記透明板
に対して傾きを有していることを特徴とする手術用顕微
鏡。
は、観察光学系の焦点位置の変動と連動させて照明光学
系の照明位置を変化させ得ると共に、観察倍率の変動と
共に照明範囲を変更することができ、被検面の観察位置
及び観察範囲に最適な照明光を供給することが可能なた
め、最適な被検面の観察ができる。
である。
6の構成を説明するための概念図である。
明範囲(照野系)の大きさとその照度との関係を示すグ
ラフである。
(本発明の手術用顕微鏡の上側から見た状態を示す)で
ある。
る様子を示す図であり、(a)は低倍観察時のズームレ
ンズ群27の位置を示す図、(b)は中間倍率及び高倍
観察時のズームレンズ群27の位置を示す図である。
である。
る光の具体的な入射角の大きさについて説明するための
図である。
径)の大きさとその照度との関係を示すグラフである。
を説明するための概念図である。
範囲(照野径)の大きさとその照度との関係を示すグラ
フである。
上で観察光軸と照明光軸とを一致させるためのハーフミ
ラーの作用を説明するための図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 特定のレンズ系を移動することにより被
検面側の焦点位置の移動が可能で且つ観察倍率の変更が
可能な観察光学系と、該観察光学系を介さずに前記被検
面上に照明光を導く照明光学系とを有する手術用顕微鏡
において、 前記照明光学系内には、前記観察光学系の焦点位置の移
動及び観察倍率の変化に伴って移動し得るレンズ系が夫
々備えられていることを特徴とする手術用顕微鏡。 - 【請求項2】 観察光学系と該観察光学系を介さずに被
検面上に照明光を導く照明光学系とを有し、観察光軸と
照明光軸とがビームスプリッタによって合成されて前記
被検面上に導かれる手術用顕微鏡において、 前記ビームスプリッタは楔型に構成されていることを特
徴とする手術用顕微鏡。 - 【請求項3】 観察光学系と該観察光学系を介さずに被
検面上に照明光を導く照明光学系とを有し、観察光軸と
照明光軸とがビームスプリッタによって合成されて前記
被検面上に導かれる手術用顕微鏡において、 前記ビームスプリッタの近傍に、該ビームスプリッタに
より反射される前記照明光学系からの光が到達する位置
に曲面に構成された光吸収板が設けられていることを特
徴とする手術用顕微鏡。 - 【請求項4】 前記ビームスプリッタと被検面との間に
平滑な透明板が前記手術用顕微鏡鏡体の底面と平行にな
るように配置されていることを特徴とする請求項2又は
3に記載の手術用顕微鏡。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP23928396A JP3930073B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 手術用顕微鏡 |
| DE19718102A DE19718102B4 (de) | 1996-05-29 | 1997-04-29 | Stereomikroskop |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23928396A JP3930073B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 手術用顕微鏡 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090607A true JPH1090607A (ja) | 1998-04-10 |
| JPH1090607A5 JPH1090607A5 (ja) | 2004-08-19 |
| JP3930073B2 JP3930073B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=17042449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23928396A Expired - Fee Related JP3930073B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-09-10 | 手術用顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3930073B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003098474A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Ricoh Co Ltd | 結像素子ユニット、光書き込みユニットおよび画像形成装置 |
| JP2005316289A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Olympus Corp | 顕微鏡の照明装置 |
| US7468835B2 (en) | 2003-08-08 | 2008-12-23 | Carl Zeiss Surgical Gmbh | Microscopy system and method |
| JP2009014848A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Mejiro Precision:Kk | 照明装置 |
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-
1996
- 1996-09-10 JP JP23928396A patent/JP3930073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2003098474A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Ricoh Co Ltd | 結像素子ユニット、光書き込みユニットおよび画像形成装置 |
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| JP2009014848A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Mejiro Precision:Kk | 照明装置 |
| US11933468B2 (en) | 2020-09-16 | 2024-03-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Headlight device having optical beam splitter |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3930073B2 (ja) | 2007-06-13 |
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