JPH10914A - 車高調整装置 - Google Patents

車高調整装置

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JPH10914A
JPH10914A JP15119796A JP15119796A JPH10914A JP H10914 A JPH10914 A JP H10914A JP 15119796 A JP15119796 A JP 15119796A JP 15119796 A JP15119796 A JP 15119796A JP H10914 A JPH10914 A JP H10914A
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JP
Japan
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vehicle height
actuator
oil
wheel
reserve tank
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Pending
Application number
JP15119796A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Morikawa
裕彦 森川
Kenji Harada
健司 原田
Tomomasa Yoshida
朋正 吉田
Masaaki Tabata
雅朗 田畑
Shoichi Shono
彰一 庄野
Kazuo Ogawa
一男 小川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH10914A publication Critical patent/JPH10914A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車高調整装置の車両降下速度を高め、乗降性
の向上を図ることである。 【解決手段】 車輪Wiと車体との間に介装され、オイ
ルが供給されることにより対応する部位の車高を増減す
る流体圧アクチュエータ11iと、この流体圧アクチュ
エータへリザーブタンク16に収容されているオイルを
供給するポンプ20と、流体圧アクチュエータからリザ
ーブタンクへオイルを排出するドレイン管40と、この
ドレイン管の連通を司る排出バルブ41を備えた車高調
整装置において、車高降下時に、排出バルブを開状態に
すると共にポンプの駆動を停止し、ポンプを経由させて
リザーブタンクへオイルを排出させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体と車輪との
間に介装された流体圧アクチュエータへ作動流体の給排
を行ない、車高を調整する車高調整装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、流体圧アクチュエータへの作動流
体の給排を通して車高を調整する車高調整装置が存在す
る。この車高調整装置は、例えば、車両が80km/h
程度以上の高速走行状態に至るとその車高を通常速度走
行時より低くして走行安定性の向上を図ったり、乗員数
や積載物重量の変動に拘らずその車高を一定に維持した
り、乗員の乗降時にはその車高を走行中の車高より低く
して乗降性の改善を図るものである。また、車高をハイ
レベルとロウレベルに任意に切り換え可能なスイッチを
設け、これらスイッチで指定された車高にすることで、
乗員の好みに応じて車高を低くしたり高くしたりするこ
とも行われている。これらの場合、現在の車高(以下、
現在車高という。)がその目標となる目標車高に一致す
るよう制御が行われる。
【0003】即ち、現在車高が目標車高よりも低い場合
には、リザーブタンクのオイルをポンプにより、車輪と
車体との間に介装されているアクチュエータに供給し車
高を目標車高まで上昇させる。一方、現在車高が目標車
高よりも高い場合には、アクチュエータからオイルを排
出し、車高を目標車高まで下降させている。
【0004】なお、この種の車高調整装置として、特開
平4−108017号公報に開示されている装置が存在
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アクチュエ
ータから排出されたオイルは、リザーブタンクに還流さ
れるが、オイルを還流する経路が排出バルブを経由する
経路しか存在しないことから、オイルの還流速度は、排
出バルブの口径による制限を受けることになり十分な車
高の降下速度を得ることができない。
【0006】特に、乗員の乗降時には、乗降性を向上さ
せるために車高を速く降下させることが要求されるが、
車高降下に時間を要することから十分な乗降性が得られ
ず、更なる乗降性の改善が求めれれていた。
【0007】この発明の課題は、車両降下速度を高め、
乗降性の向上が可能な車高調整装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車高調整
装置は、車輪と車体との間に介装され、作動流体が給排
されることにより対応する部位の車高を増減する流体圧
アクチュエータと、前記流体圧アクチュエータへリザー
ブタンクに貯留されている作動流体を供給する流体圧源
と、前記流体圧アクチュエータから前記リザーブタンク
へ作動流体を排出する排出通路と、前記排出通路の連通
を司る排出バルブを備えた車高調整装置において、車高
降下時に、前記排出バルブを開状態にすると共に前記流
体圧源の駆動を停止し、前記流体圧源を経由させて前記
リザーブタンクへ前記作動流体を排出させることを特徴
とする。
【0009】従って、この請求項1記載の車高調整装置
によれば、車高降下時にはアクチュエータから排出され
た作動流体は、排出バルブのみならず流体圧源を経由し
てリザーブタンクに還流することから、車高降下速度を
速くすることができる。
【0010】また、請求項2記載の車高調整装置は、車
輪と車体との間に介装され、作動流体が給排されること
により対応する部位の車高を増減する流体圧アクチュエ
ータと、前記流体圧アクチュエータへリザーブタンクに
貯留されている作動流体を供給する流体圧源と、前記流
体圧アクチュエータから前記リザーブタンクへ作動流体
を排出する排出通路と、前記排出通路の連通を司る排出
バルブを備えた車高調整装置において、車高降下時に、
前記排出バルブを開状態にすると共に、前記流体圧源を
アクチュエータへの作動流体供給時と逆方向に駆動し、
前記流体圧源を経由させて前記リザーブタンクへ前記作
動流体を排出させることを特徴とする。
【0011】従って、この請求項2記載の車高調整装置
によれば、車高降下時にはアクチュエータから排出され
た作動流体は、排出バルブのみならず流体圧源を経由し
てリザーブタンクに還流する。この場合に、流体圧源を
アクチュエータへの作動流体の供給時と逆方向に駆動す
ることから、この流体圧源を経由して多量の作動流体を
高速に排出することができ、更に車高降下速度を速くす
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、こ
の発明の第1の実施の形態にかかる車高調整装置の説明
を行う。図1は、車高調整装置10の流体回路を概略的
に示す概略構成図である。この図1に示すように、車高
調整装置10は、流体圧アクチュエータを用いた流体圧
式車高調整装置として次のように構成される。
【0013】車高調整装置10は、左前輪WFL、右前輪
FR、左後輪WRLおよび右後輪WRRにそれぞれ対応し
て、アクチュエータ11i(11FL,11FR,11RL
11RR)を備えている。なお、以下の説明において、添
え字iは、各輪に対応して付したFL,FR,RLおよ
びRRを任意に代表するものとする。
【0014】アクチュエータ11iは、一種のシリンダ
ピストン装置であり、該当する車輪を支持するサスペン
ション部材12iと車体との間に介装されて車体を懸架
する。このアクチュエータ11iは、その作動流体室に
対し作動流体(この実施の形態にあってはオイル)が給
排されることによりピストンを上下動させ、対応する車
輪における車高を上下に変更する。
【0015】なお、このアクチュエータ11iの管路上
流には、それぞれアキュムレータ13iと可変絞り14
iとから構成される減衰力可変機構15iが設けられて
おり、この減衰力可変機構15iにより、アクチュエー
タ11iは、車体の上下動に対する減衰力を変更できる
ようになっている。
【0016】また、この車高調整装置10は、上述のア
クチュエータ11iに給排されるオイルを貯留するリザ
ーブタンク16を備えている。このリザーブタンク16
とポンプ20の間には、リザーブタンク16内のオイル
をポンプ20に供給するための吸引管21が設けられて
いる。なお、ポンプ20の近傍には、ポンプ20を駆動
するためのモータ22が配置されている。
【0017】また、このポンプ20とアクチュエータ1
FL,11FRとの間には、メイン供給管23及び、この
メイン供給管23の下流で分岐した前輪用供給管24が
設けられている。一方、ポンプ20とアクチュエータ1
RL,11RRとの間には、メイン供給管23及び、この
メイン供給管23の下流で分岐した後輪用供給管25が
設けられている。
【0018】この前輪用供給管24には、左右の前輪の
車高を調整するための前輪用レベリングバルブ26及
び、対となるアクチュエータ11FL,11FRを連通/非
連通のいずれかに切り換える前輪用ゲートバルブ27と
が、この順で直列に配設されている。また、後輪用供給
管25には、左右の後輪の車高を調整するための後輪用
レベリングバルブ28と、対となるアクチュエータ11
RL,11RRを連通/非連通のいずれかに切り換える後輪
用ゲートバルブ29とが、この順で直列に配設されてい
る。なお、前輪用ゲートバルブ27,後輪用ゲートバル
ブ29は、対となるアクチュエータ11FL,11FR又は
11RL,11RRを連通/非連通のいずれかに切り換える
ことにより、過大な路面入力があった時の圧力上昇の抑
制や車両旋回時のロール角の抑制等を行うものである。
【0019】ここで、前輪用レベリングバルブ26,後
輪用レベリングバルブ28並びに前輪用ゲートバルブ2
7,後輪用ゲートバルブ29は、前輪用供給管24,後
輪用供給管25の管路の連通を双方向に図る双方向連通
ポジション26a〜29aと、ポンプ20の側からのオ
イルの通過を遮断し、アクチュエータ11i側からのオ
イルの通過を所定圧力以上の場合に許容する一方向連通
ポジション26b〜29bとを選択的に採る2位置切換
弁である。
【0020】この前輪用レベリングバルブ26,後輪用
レベリングバルブ28は、通常は図示する一方向連通ポ
ジション26b,28bを採り、車高調整時(上昇・降
下時)には双方向連通ポジション26a,28aに切り
換えられる。また、前輪用ゲートバルブ27,後輪用ゲ
ートバルブ29は、通常は図示する双方向連通ポジショ
ン27a,29aを採り、車両旋回時には一方向連通ポ
ジション27b,29bに切り換えられる。
【0021】なお、前輪用レベリングバルブ26,後輪
用レベリングバルブ28は、一方向連通ポジション26
b,28bを採る場合には、アクチュエータ11iの常
用内圧ではこのアクチュエータ11i側からのオイルは
流れず、この常用内圧を越えた圧力がアクチュエータ1
1iに加わったときにのみアクチュエータ11i側から
オイルが流れるように構成されている。従って、前輪用
レベリングバルブ26,後輪用レベリングバルブ28を
一方向連通ポジション26b,28bに切り換えること
により、その時の車高を維持することができる。
【0022】前輪用供給管24は、前輪用ゲートバルブ
27の下流の分岐点24aで、左前輪WFLのアクチュエ
ータ11FLに至る左前輪用管路30と、右前輪WFRのア
クチュエータ11FRに至る右前輪用管路31とに分岐さ
れている。後輪用供給管25についても同様に、その分
岐点25aで、左後輪用管路32と右後輪用管路33と
に分岐されている。
【0023】従って、ポンプ20により圧送され、メイ
ン供給管23を通って前輪用供給管24,後輪用供給管
25に至ったオイルは、前輪用レベリングバルブ26,
後輪用レベリングバルブ28が、図示する一方向連通ポ
ジション26b,28bから双方向連通ポジション26
a,28aに切り換えられると、これら前輪用レベリン
グバルブ26,後輪用レベリングバルブ28並びにその
下流の前輪用ゲートバルブ27,後輪用ゲートバルブ2
9を通過する。その後、それぞれの分岐点24a,25
aの下流の車高上昇用逆上弁35〜38を経て各輪のア
クチュエータ11iに供給される。このため、オイルの
供給を受けたアクチュエータ11iに該当する車輪では
車高が上昇する。なお、上述した前輪用レベリングバル
ブ26と後輪用レベリングバルブ28の切り換えは個別
に行うことが可能であるため、左右の前輪のみ或いは左
右の後輪のみ若しくは車両全車輪について車高を上昇さ
せることができる。
【0024】一方、この車高調整装置10は、アクチュ
エータ11iからオイルを排出して車高を降下させるた
めの構成として、メイン供給管23から分岐してリザー
ブタンク16に至るドレン管40を備えている。このド
レン管40は、排出バルブ41により開閉される。この
排出バルブ41は、メイン供給管23側からドレイン管
40へのオイルの通過を可能とする一方向連通ポジショ
ン41aと、メイン供給管23側からドレイン管40へ
のオイルの通過を遮断する閉鎖ポジション41bとを選
択的に採る2位置切換弁である。この排出バルブ41
は、車高上昇時には、管路を閉鎖する閉鎖ポジション4
1bを採りドレン管40を閉鎖させる。一方、車高降下
時には、一方向連通ポジション41aを採ってドレン管
40を開放させる。
【0025】また、この車高調整装置10は、車高降下
のための構成として、それぞれのアクチュエータ11i
毎にバイパス管を有する。即ち、この車高調整装置10
は、アクチュエータ11FLについては、左前輪用管路3
0の分岐点30aから分岐して前輪用ゲートバルブ27
をバイパスし、この前輪用ゲートバルブ27の上流の分
岐点24bに至る左前輪用バイパス管路42と、その管
路に設けられ左前輪用管路30から前輪用供給管24側
のみにオイルの通過を許容する車高降下用逆止弁43を
有する。
【0026】また、アクチュエータ11FRについては、
分岐点31aから分岐して前輪用ゲートバルブ27をバ
イパスし、この前輪用ゲートバルブ27の上流の分岐点
24bに至る右前輪用バイパス管44と、右前輪用管路
31から前輪用供給管24の側にのみオイルの通過を許
容する車高降下用逆止弁45を有する。アクチュエータ
11RLおよびアクチュエータ11RRについても同様に、
該当する管路の分岐点32a,33aから分岐して後輪
用ゲートバルブ29をバイパスし、この後輪用ゲートバ
ルブ29の上流の分岐点25bに至る左後輪用バイパス
管46,右後輪用バイパス管48と、車高降下用逆止弁
47,車高降下用逆止弁49を有する。
【0027】更に、この車高調整装置10は車高降下の
ために、メイン管23、ポンプ20及び吸引管21を経
由してリザーブタンク16に至る経路を用いる。ポンプ
20はギヤポンプであり、車高降下の際には回転を停止
するものである。
【0028】ここで、ポンプ20のギヤ部を示す水平断
面図(図2)及びポンプ20のオイルの流路を示す垂直
断面図(図3)を用いてポンプ20の構成について説明
する。図中符号100で示すものは、ケーシングであ
り、このケーシング100内にギヤ収容部102が設け
られている。このギヤ収容部102は、駆動ギヤ104
及び従動ギヤ106を収容するものであり、駆動ギヤ1
04及び従動ギヤ106を収容した場合に、駆動ギヤ1
04,従動ギヤ106の歯先とギヤ収容部102の内壁
面との間には所定の隙間が形成される。
【0029】また、このポンプ20には、吸入路108
が吸入口108aとギヤ収容部102との間に、吐出路
110がギヤ収容部102と吐出口110aの間にそれ
ぞれ設けられている。更に、吸入口108aには吸引管
21が接続され、吐出口110aにはメイン供給管23
が接続されている。
【0030】このポンプ20により、オイルをアクチュ
エータ11iへ圧送する場合には、駆動ギヤ104及び
従動ギヤ106を回転(図中、実線矢印方向)させるこ
とにより、吸入口108aより流入したオイルを吸入路
108を介してギヤ収容部102に流入させる。ギヤ収
容部102においては、オイルを噛合部の膨張過程にあ
る歯溝に吸引し、ギヤ収容部102の内壁面に沿って吐
出路110側に搬送する。従って、吐出口110aから
高圧のオイルが吐き出され、オイルをアクチュエータ1
1i圧送することができる。
【0031】一方、このポンプ20を介してアクチュエ
ータ11iから排出されたオイルをリザーブタンク16
に還流させる場合には、駆動ギヤ104及び従動ギヤ1
06の回転を停止させる。ここで、駆動ギヤ104及び
従動ギヤ106の回転を停止させた場合には、吐出路1
10側が吸入路108側に比較して高圧となっているこ
とから、吐出路110からギヤ収容部102に流入した
オイルは、駆動ギヤ104,従動ギヤ106の歯先とギ
ヤ収容部102の内壁面との間に形成されている隙間を
通って吸入路108側へ排出され、吸引管21を介して
リザーブタンク16へ還流される。
【0032】この車高調整装置10では、上述の各車高
降下のための構成を用いて、次のようにしてアクチュエ
ータ11iからオイルが排出され、車高降下が行なわれ
る。なお、以下の説明においては、アクチュエータ11
FLを例に採り説明する。
【0033】このアクチュエータ11FL内のオイルは、
アクチュエータ11FLの内圧により左前輪用管路30に
排出されるが、車高上昇用逆止弁35により分岐点24
aには流れず、分岐点30aから左前輪用バイパス管4
2に流れ出す。このバイパス管の車高降下用逆上弁43
は、左前輪用バイパス管42から前輪用供給管24の分
岐点24bの側にのみオイルの流れを許容する。従っ
て、アクチュエータ11FLから排出されたオイルは、左
前輪用バイパス管42から前輪用供給管24に前輪用ゲ
ートバルブ27をバイパスして流れ込む。この場合、前
輪用レベリングバルブ26は既述したように双方向連通
ポジション26aを採るので、オイルは、この前輪用レ
ベリングバルブ26を経てメイン供給管23を通過す
る。そして、車高降下時には、既述のように排出バルブ
41が一方向連通ポジション41aを採り、ドレン管4
0が開放されているので、アクチュエータ11FLから排
出されたオイルは、ドレン管40を経てリザーブタンク
16に回収される。
【0034】また、メイン供給管23を通過したオイル
は、ポンプ20の吐出口 110a側において高圧とな
っていることから、吐出口110aからポンプ内に流入
し、吸入口108aから流出する。その後、吸引管21
を経てリザーブタンク16に回収される。このため、上
述したようにオイルが排出されたアクチュエータ11i
に該当する車輪では車高が降下する。
【0035】このほか、この車高調整装置10には、メ
イン供給管23の圧力が不用意に上昇した際にオイルを
リザーブタンク16に強制的に還流させる構成として、
メイン供給管23から分岐してドレン管40に合流する
還流管50が備えられ、この還流管50をリリーフバル
ブ51により開閉する。リリーフバルブ51は、通常こ
の還流管50の管路を閉鎖しているが、その上流の管路
の圧力が高まると作動して還流管50をドレン管40に
連通させる。これにより、圧力上昇時には、オイルは、
アクチュエータ11iには供給されずリザーブタンク1
6に還流する。このため、不用意に高い圧力でアクチュ
エータ11iにオイルが供給されることはないので、ア
クチュエータ11iの損傷は回避される。
【0036】また、この車高調整装置10は、それぞれ
のアクチュエータ11iに車高センサ52iを備える。
そして、この車高センサ52iは、車高を各輪ごとに検
出し、それぞれに対応する現在車高Hiを表わす検出信
号を電子制御装置(ECU)60へ出力する。
【0037】ECU60は、CPU、ROM、RAM、
タイマ等を有するマイクロコンピュータを備えており、
各輪ごとの車高センサ52iのほか、車速センサ,車高
設定スイッチ,イグニッションスイッチ(IGSW)等
を含むセンサ・スイッチ群61の信号やメイン供給管2
3の圧力を検出する圧力センサ62の信号を取り込む。
そして、これら信号に基づいて、前輪用レベリングバル
ブ26,後輪用レベリングバルブ28およびモータ22
へ車高調整に必要な種々の駆動信号を出力し、車高調整
処理を実行する。
【0038】また、ECU60は、減衰力可変機構15
iの可変絞り14iとも接続されており、この可変絞り
14iの絞り開度を調整することで、アクチュエータ1
1iによる減衰力の変更処理をも実行する。
【0039】なお、車高設定スイッチは、乗員により操
作されるものであり、その操作位置に応じて車高のレベ
ルをHIGH,NORMAL,LOWのいずれかのレベルに設定し、
その信号を出力する。この車高設定スイッチで設定され
た車高は、車両の車高調整をする場合の目標車高HT
なるものである。
【0040】次に、ECU60により実行される車高調
整処理について、図4のフローチャートを用いて説明す
る。
【0041】図4のフローチャートは、車高調整処理を
示すものであり、IGSWスイッチの操作直後から所定
時間毎に繰り返し実行処理される。この車高調整処理が
開始されると、まず、上記した各種センサ,スイッチを
スキャンして車高調整に必要な信号を読み込む(ステッ
プS100)。このステップS100で読み込まれる信
号は、車速センサからの検出車速や、車高センサ52i
からの現在車高Hi(即ち、左前輪車高HFL、右前輪車
高HFR、左後輪車高HRLおよび右後輪車高HRR)のほ
か、車高設定スイッチからの車高設定信号等である。
【0042】次に、目標車高HTの設定が行われる(ス
テップS101)。即ち、乗員が車高設定スイッチを操
作し、車高のレベルとしてHIGH,NORMAL,LOWのいずれ
かのレベルを選択することによりその設定レベルに応じ
た目標車高HTが設定される。また、高速走行時(例え
ば、時速80km以上)には、走行安定性を向上させる
ために、車高設定スイッチによりHIGHレベルが選択され
た場合でも、NORMALレベルを選択した時と同じ目標車高
Tが設定され、NORMALレベルが選択された場合でも、L
OWレベルを選択したのと同じ目標車高HTが設定され
る。
【0043】続いて、検出された現在車高Hiが目標車
高HTに一致しているか否かの判断が行われる(ステッ
プS102)。
【0044】そして、このステップS102で現在車高
Hiと目標車高HTが一致していると判断された場合に
は、車高調整は必要ないとして車高の維持を行なう(ス
テップS103)。この場合には、上述のようにECU
60からの制御信号により、前輪用レベリングバルブ2
6,後輪用レベリングバルブ28が一方向連通ポジショ
ン26b,28bに位置づけられる。
【0045】一方、ステップS102で現在車高Hiが
目標車高HTと異なると判断された場合には、目標車高
Tと現在車高Hiとの車高差Δhを演算し、その車高
差Δhがなくなるように車高調整を行なう。
【0046】即ち、現在車高Hiが目標車高HTより低
いと判断された場合には(ステップS104)、ECU
60からの制御信号により、ポンプ20を作動させると
共に前輪用レベリングバルブ26,後輪用レベリングバ
ルブ28を双方向連通ポジション26a,28aへ切り
換えて、既述したように車高の上昇調整を行なう(ステ
ップS105)。
【0047】一方、現在車高Hiが目標車高HTより高
いと判断された場合には(ステップS104)、ECU
60からの制御信号により、ポンプ20を停止すると共
に前輪用レベリングバルブ26,後輪用レベリングバル
ブ28を双方向連通ポジション26a,28aへ切り換
え、更に、排出バルブ41を一方向連通ポジション41
aに切り換えて、既述したように車高の降下調整を行な
う(ステップS106)。この場合に、オイルは、メイ
ン供給管23から排出バルブ41を経由してリザーブタ
ンク16に還流されるだけでなく、ポンプ20を経由す
る経路からもリザーブタンク16に還流される。
【0048】次に、乗員の乗降時の車高調整処理につい
て説明する。乗員の乗降時には、ECU60に読み込ま
れた信号のうち、車高設定信号に基づき車高調整の目標
となる目標車高HTが設定される(ステップS10
1)。即ち、乗員の乗降時には、乗員が車高設定スイッ
チを操作することにより、車高のレベルをLOWレベルに
設定する。これにより、LOWレベルに応じた目標車高HT
が設定される。
【0049】続いて、検出された現在車高Hiが目標車
高HTに一致しているか否かの判断が行われる(ステッ
プS102)。現在車高HiがLOWレベルの車高となっ
ている場合には、ステップS102で、現在車高Hiが
目標車高HTに一致していると判断され、車高調整は必
要ないとして車高の維持が行われる(ステップS10
3)。
【0050】一方、現在車高Hiが目標車高HTより高
いと判断された場合、即ち、現在車高HiがHIGHレベル
又はNORMALレベルの車高となっている場合には、ECU
60からの制御信号により、ポンプ20を停止すると共
に前輪用レベリングバルブ26,後輪用レベリングバル
ブ28を双方向連通ポジション26a,28aへ切り換
え、更に、排出バルブ41を一方向連通ポジション41
aに切り換えて、LOWレベルの車高まで車高の降下調整
を行なう(ステップS106)。この場合に、オイル
は、メイン供給管23から排出バルブ41を経由してリ
ザーブタンク16に還流されるだけでなく、ポンプ20
を経由する経路からもリザーブタンク16に還流され
る。
【0051】なお、乗員が乗車した後に、車両を走行さ
せる場合には、乗員が車高設定スイッチを操作すること
により、希望の車高のレベルを設定する。これによりそ
の車高レベルに応じた車高調整処理が行われる。
【0052】以上説明したように、この第1の実施の形
態の車高調整装置10では、アクチュエータ11iから
オイルを排出して車高降下を行なう場合、排出バルブ4
1のみならずポンプ20を経由する経路をからもオイル
を排出することから、オイルを排出する速度を速くする
ことができ、短時間で車高の降下を行うことができる。
従って、乗員の乗降性の向上を図ることができる。
【0053】次に、この発明の第2の実施の形態にかか
る車高調整装置について説明する。この車高調整装置に
用いられる流体回路は、図1に示す第1の実施の形態の
車高調整装置と同一の流体回路である。また、この第2
の実施の形態において用いられるポンプは、図2及び図
3で示す第1の実施の形態で用いられるポンプ20と同
一の構成を有するものであるが、車高降下時にアクチュ
エータ11iにオイルの供給をする場合とは逆方向の回
転を行うことが可能なものである。
【0054】即ち、車高降下時には、駆動ギヤ104及
び従動ギヤ106をオイルをアクチュエータ11iへ圧
送する場合とは逆方向に回転(図3中、鎖線矢印方向)
させる。吐出路110からギヤ収容部102に流入した
オイルは、駆動ギヤ104,従動ギヤ106により吸入
路108側へ排出され、吸引管21を介してリザーブタ
ンク16へ還流される。
【0055】この車高調整装置により、車高の降下を行
う場合には、ECU60からの制御信号により、ポンプ
20を停止すると共に前輪用レベリングバルブ26,後
輪用レベリングバルブ28を双方向連通ポジション26
a,28aへ切り換え、排出バルブ41を一方向連通ポ
ジション41aに切り換えて、既述したように車高の降
下調整を行なう。
【0056】この場合に、オイルはメイン供給管23か
ら排出バルブ41を経由してリザーブタンク16に還流
されるだけでなく、ポンプ20がアクチュエータ11i
にオイルの供給をする場合とは逆方向に駆動されること
から、このポンプ20を経由する経路からもリザーブタ
ンク16に還流される。
【0057】なお、この第2の実施形態による車高調整
処理は、図4の如き第1の実施形態で用いたフローチャ
ートのステップS106の「ポンプ停止」を「ポンプ逆
方向に回転」に置き換えることで実施可能である。
【0058】以上説明したように、この第2の実施の形
態の車高調整装置10では、アクチュエータ11iから
オイルを排出して車高降下を行なう場合、排出バルブ4
1のみならずポンプ20を経由する経路からもオイルを
排出し、しかもポンプの駆動ギヤ104及び従動ギヤ1
06をアクチュエータにオイルを供給する場合と逆の方
向に回転させることから、第1の実施形態に比して短時
間に多くのオイルを排出することができ、極めて短時間
で車高の降下を行うことができる。従って、乗員の乗降
性を更に向上させることができる。
【0059】なお、上述の実施の形態においては、乗員
の乗降時の目標車高HTの設定を車高設定スイッチの設
定信号のみに基づき行っているが、これに限らずIGS
WのOFF、ドアが開いていること、車両速度が0であ
ること、パーキングブレーキがかけられていること等の
いずれかの条件により、又はこれらの条件の組み合わせ
により乗員の乗降時の目標車高HTの設定を行うことも
可能である。
【0060】また、上述の実施の形態においては、乗降
時に乗員が車高設定スイッチを操作することにより、LO
Wレベルの車高まで車高を降下させているが、これに限
らず、LOWレベルの車高よりも更に低い車高とすること
が可能な乗員乗降レベルを設け、このレベルまで車高を
降下させるようにしてもよい。この場合には、乗員の乗
降性を更に向上させることができる。
【0061】また、上述の実施形態においては、作動流
体としてのオイルが給排されて伸縮するシリンダピスト
ン装置として流体圧アクチュエータを構成したが、これ
に限られるものではなく例えば、作動流体として空気等
が採用されてもよく、また、車輪と車体の間に介装され
た密閉空間を備えたダイヤフラムを流体圧アクチュエー
タとして採用することも可能である。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、車高降下時にアクチ
ュエータから排出された作動流体は、排出バルブのみな
らず流体圧源を経由してリザーブタンクに還流すること
から、車高降下速度を速くすることができ、乗員の乗降
性を向上させることができる。
【0063】また、車高降下時に、流体圧源をアクチュ
エータへの作動流体の供給時と逆方向に駆動させる場合
には、この流体圧源を経由して多量の作動流体を高速に
排出することができ、更に車高降下速度を速くすること
ができ、乗員の乗降性を極めて向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車高調整装置の流体回路を概略的に示す概略構
成図である。
【図2】ポンプのギヤ部を示す水平断面図である。
【図3】ポンプのオイルの流路を示す垂直断面図であ
る。
【図4】ECUにより実行される車高調整処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…車高調整装置、11FL,11FR,11RL,11RR
…アクチュエータ、20…ポンプ、23…メイン供給
管、24…前輪用供給管、25…後輪用供給管、26…
前輪用レベリングバルブ、27…前輪用ゲートバルブ、
28…後輪用レベリングバルブ、29…後輪用ゲートバ
ルブ、41…排出バルブ、52FL,52FR,52RL,5
RR…車高センサ、60…ECU、WFL…左前輪、WFR
…右前輪、WRL…左後輪、WRR…右後輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 雅朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 庄野 彰一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小川 一男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と車体との間に介装され、作動流体
    が給排されることにより対応する部位の車高を増減する
    流体圧アクチュエータと、 前記流体圧アクチュエータへリザーブタンクに貯留され
    ている作動流体を供給する流体圧源と、 前記流体圧アクチュエータから前記リザーブタンクへ作
    動流体を排出する排出通路と、 前記排出通路の連通を司る排出バルブを備えた車高調整
    装置において、 車高降下時に、前記排出バルブを開状態にすると共に前
    記流体圧源の駆動を停止し、前記流体圧源を経由させて
    前記リザーブタンクへ前記作動流体を排出させることを
    特徴とする車高調整装置。
  2. 【請求項2】 車輪と車体との間に介装され、作動流体
    が給排されることにより対応する部位の車高を増減する
    流体圧アクチュエータと、 前記流体圧アクチュエータへリザーブタンクに貯留され
    ている作動流体を供給する流体圧源と、 前記流体圧アクチュエータから前記リザーブタンクへ作
    動流体を排出する排出通路と、 前記排出通路の連通を司る排出バルブを備えた車高調整
    装置において、 車高降下時に、前記排出バルブを開状態にすると共に、
    前記流体圧源をアクチュエータへの作動流体供給時と逆
    方向に駆動し、前記流体圧源を経由させて前記リザーブ
    タンクへ前記作動流体を排出させることを特徴とする車
    高調整装置。
JP15119796A 1996-06-12 1996-06-12 車高調整装置 Pending JPH10914A (ja)

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JP15119796A JPH10914A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 車高調整装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864091B2 (ja) * 2005-09-20 2012-01-25 コンチネンタル アクチェンゲゼルシャフト 車両用のレベル制御システム、および車両用のレベル制御システムを作動させるための方法
CN105782140A (zh) * 2016-03-24 2016-07-20 中国北方车辆研究所 双作用缸定量泵车姿调节系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864091B2 (ja) * 2005-09-20 2012-01-25 コンチネンタル アクチェンゲゼルシャフト 車両用のレベル制御システム、および車両用のレベル制御システムを作動させるための方法
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