JPH109166A - ベーン型圧縮機 - Google Patents

ベーン型圧縮機

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JPH109166A
JPH109166A JP17740996A JP17740996A JPH109166A JP H109166 A JPH109166 A JP H109166A JP 17740996 A JP17740996 A JP 17740996A JP 17740996 A JP17740996 A JP 17740996A JP H109166 A JPH109166 A JP H109166A
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JP
Japan
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movable plate
cam ring
vane
compressor
ring
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JP17740996A
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Tomoyasu Takahashi
知靖 高橋
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Bosch Corp
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Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な構造を採用せずに起動時における液圧
縮による振動や騒音、ロータの破損等を防ぐ。 【解決手段】 可動プレート4のフロント側端面にOリ
ング溝4aを設け、Oリング溝4aにOリング22を収
容した。これによりOリング22の付勢力により可動プ
レート4がリヤヘッド6のフロント側端面に付勢され
る。圧縮機の運転が停止した後、吐出室10の圧力が低
下して、圧縮機内の圧力がバランスしたとき、Oリング
22の付勢力により可動プレート4がリヤ側へ移動し、
可動プレート4のフロント側端面とカムリング1のリヤ
側端面との隙間が大きくなる。したがって、この隙間を
通じて、圧縮室及びベーン溝13内の液冷媒や潤滑油
が、吐出室10へ排出されるう。その結果、次に圧縮機
を起動したときに、液圧縮が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はベーン型圧縮機に
関し、特に圧縮室と吐出室とを仕切る可動プレートを備
えたベーン型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のベーン型圧縮機の縦断面図
である。
【0003】このベーン型圧縮機は、カムリング101
と、カムリング101内に回転可能に収容されるロータ
102と、ロータ102の駆動軸107と、カムリング
101のフロント側端面に固定されるフロントサイドブ
ロック103と、カムリング101のリヤ側端面に固定
されるリヤサイドブロック104と、フロントサイドブ
ロック103のフロント側端面に固定されるフロントヘ
ッド105と、リヤサイドブロック104のリヤ側端面
に固定されるリヤヘッド106と、ロータ102の外周
面に設けられる複数のベーン溝113と、ベーン溝11
3に摺動可能に挿入される複数のベーン114とを備え
ている。
【0004】フロントサイドブロック103とフロント
ヘッド105とで、カムリング101内の圧縮室(ベー
ン114間に形成される室)から吐出された冷媒が収容
される吐出室110が形成される。フロントヘッド10
5には図示しない吐出口が設けられ、この吐出口は吐出
室110と連通している。
【0005】リヤサイドブロック104とリヤヘッド1
06とで、圧縮室へ送り込まれる冷媒が収容される吸入
室111が形成される。リヤヘッド106には吸入口1
06aが設けられ、この吸入口106aは吸入室111
と連通している。
【0006】駆動軸107に駆動力が伝わりロータ10
2が回転すると、図示しないエバポレータからの冷媒が
吸入口から吸入室111に入り、この吸入室111から
図示しない吸入ポートを通じて冷媒が圧縮室に吸入され
る。
【0007】圧縮室の容積はロータ102の回転にとも
なって変化するため、ベーン114間に閉じ込められた
冷媒は圧縮され、圧縮された冷媒は吐出弁119を開
き、吐出ポート116から吐出室110へ流出し、更に
吐出口から吐出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮機の運
転が停止すると、圧縮機内の圧力がバランスする過程
で、吐出室110の潤滑油が潤滑油供給孔を通じて、ロ
ータ102のフロント側端面とフロントサイドブロック
103のリヤ側端面との隙間から圧縮室、背圧溝150
及びベーン背圧室に潤滑油が供給され続け、圧縮室やベ
ーン背圧室が液冷媒や潤滑油で満たされる。
【0009】したがって、圧縮機が再起動したとき、液
圧縮が生じ、大きな振動と騒音とを発生させたり、ロー
タ102の破損を招いたりするという問題があった。
【0010】この問題を解消する従来技術として、次の
ようなチェック弁機構を備えたベーン型圧縮機がある。
このベーン型圧縮機のチェック弁機構は、リヤサイドブ
ロックとリヤヘッドとで形成される吸入室へ冷媒を導入
する吸入口に設けられており、圧縮機の運転時には開弁
し、圧縮機の停止時には閉弁する構造となっている。
【0011】このチェック弁機構によれば、圧縮機の停
止時に閉弁することによって、圧縮機の圧力がバランス
する過程で、圧縮室、背圧溝及びベーン背圧室に供給さ
れる潤滑油の量が抑制され、液圧縮を防ぐことができ
る。しかし、部品点数が多く、圧縮機のコストを増やす
原因の1つになるという問題があった。
【0012】また、圧縮機の起動特性を向上させるため
に、開閉弁機構(トリガバルブ)を備えたベーン型圧縮
機がある。このベーン型圧縮機の開閉弁機構では、フロ
ント側の背圧溝と吐出室とを連通させる通路が、フロン
トサイドブロックに設けられている。その通路の途中に
は、吐出室の圧力が所定値に達したときには前記通路を
閉じ、吐出室の圧力が所定値に達しないときには前記通
路を開く開閉弁が設けられている。この開閉弁機構によ
れば、圧縮機の起動時に高圧冷媒がベーン背圧室に素早
く供給され、ベーンが飛び出し易くなるので、圧縮機の
起動特性が向上するとともに、開閉弁機構の補助機能と
して圧縮機の停止時に背圧溝等に溜まる潤滑油を排出す
る機能が働くが、その構造は複雑であり、圧縮機のコス
トを増やす原因の1つになるという問題があった。
【0013】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は、部品点数を削減し、また複雑な
構造を採用せずに、起動時における液圧縮による振動や
騒音、ロータの破損等を防ぎ、起動性の良いベーン型圧
縮機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明のベーン型圧縮機は、駆動軸に固
定され、カムリング内に回転可能に収容されるロータ
と、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に摺動可能
に挿入されるベーンと、前記カムリングのフロント側に
設けられるフロントサイド部材と、前記カムリングのリ
ヤ側に設けられるリヤサイド部材と、前記フロントサイ
ド部材及び前記リヤサイド部材の一方に形成された高圧
室とを備えたベーン型圧縮機において、前記フロントサ
イド部材及び前記リヤサイド部材の少なくとも一方に、
前記カムリングの一方の端面と対向する可動プレート
が、軸方向に移動可能に保持され、前記カムリング内部
と前記高圧室とが、前記可動プレートによって仕切ら
れ、前記可動プレートを反カムリング側へ付勢する弾性
部材を備えていることを特徴とする。
【0015】圧縮機の運転が停止した後、高圧室の圧力
が低下して、圧縮機内の圧力がバランスしたとき、弾性
部材の付勢力により可動プレートが反カムリング側へ移
動し、可動プレートのフロント側端面とカムリングの可
動プレート側端面との隙間が大きくなる。したがって、
次に圧縮機を起動したときに、この隙間を通じて、圧縮
室及びベーン溝内の液冷媒や潤滑油が、高圧室や吸入行
程の圧縮室へ排出され、液圧縮が緩和される。
【0016】また、圧縮機の起動時、高圧室の圧力は運
転時に較べて低く、可動プレートとロータとの隙間は比
較的大きいので、高圧冷媒がベーン溝の奥部に素早く供
給され、ベーンは飛び出し易くなる。
【0017】請求項2記載の発明のベーン型圧縮機は、
請求項1記載の発明のベーン型圧縮機において、前記弾
性部材が、前記カムリングの一方の端面又は前記可動プ
レートのカムリング側端面に保持されていることを特徴
とする。
【0018】弾性部材が、カムリングの可動プレート側
端面又は可動プレートのカムリング側端面に保持されて
いたとしても、高圧室の圧力が低下して、圧縮機内の圧
力がバランスしたとき、弾性部材の付勢力により可動プ
レートが反カムリング側へ移動し、可動プレートのカム
リング側端面とカムリングの可動プレート側端面との隙
間が大きくなる。
【0019】請求項3記載の発明のベーン型圧縮機は、
請求項1記載の発明のベーン型圧縮機において、前記弾
性部材がOリングであることを特徴とする。
【0020】高圧室の圧力が低下して、圧縮機内の圧力
がバランスしたとき、Oリングの弾性力により可動プレ
ートが反カムリング側へ移動する。
【0021】請求項4記載の発明のベーン型圧縮機は、
請求項1記載の発明のベーン型圧縮機において、前記弾
性部材がばねであることを特徴とする。
【0022】高圧室の圧力が低下して、圧縮機内の圧力
がバランスしたとき、ばねの弾性力により可動プレート
が反カムリング側へ移動する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】図1はこの発明の第1実施形態に係るベー
ン型圧縮機を示す縦断面図、図2は図1のベーン型圧縮
機の停止状態を示す縦断面図、図3は図1のベーン型圧
縮機のロータの横断面図である。
【0025】このベーン型圧縮機は、カムリング1と、
カムリング1の両端面に配設されるフロントサイド部材
25及びリヤサイド部材20と、カムリング1内に回転
可能に収容されるロータ2と、ロータ2の駆動軸7とを
備えている。駆動軸7は軸受8,9によって回転可能に
支持されている。駆動軸7のフロント側には図示しない
電磁クラッチが取り付けられている。
【0026】前記フロントサイド部材25は、カムリン
グ1のフロント側端面に固定されるフロントヘッド5だ
けで構成されている。
【0027】フロントヘッド5には冷媒ガスの吸入口
(図示しない)が形成され、吸入口はフロントヘッド5
内に形成される吸入室11に連通している。フロントヘ
ッド5のリヤ側端面には、吸入開始から圧縮終了までの
間、ベーン溝13の奥部と連通する背圧溝50が設けら
れている。
【0028】前記リヤサイド部材20は、カムリング1
のリヤ側端面に固定されるリヤヘッド6だけで構成され
ている。
【0029】リヤヘッド6のフロント側端面には、カム
リング1のリヤ側端面と対向する環状の可動プレート4
が、保持されている。可動プレート4の中心孔には駆動
軸7のリヤ側端部が遊挿され、可動プレート4は駆動軸
7の中心線に沿って移動可能である。リヤヘッド6のフ
ロント側端面にはOリング溝6bが設けられ、Oリング
溝6aにはOリング21が収容され、Oリング21の付
勢力により可動プレート4がカムリング1のリヤ側端面
に付勢される。可動プレート4のフロント側端面の外縁
部にはOリング溝4aが設けられ、Oリング溝4aには
Oリング22が収容され、Oリング22の付勢力により
可動プレート4がリヤヘッド6のフロント側端面に付勢
される。Oリング22の付勢力はOリング21の付勢力
より大きいが、吐出室10の圧力が所定値以上のときに
は、可動プレート4はOリング22の付勢力に抗してカ
ムリング1のリヤ側端面に押し付けられる。
【0030】また、可動プレート4のフロント側端面に
は、吸入開始から圧縮終了までの間、ベーン溝13の奥
部と連通する背圧溝60が設けられている。
【0031】リヤヘッド6内には吐出室10が形成さ
れ、吐出室10と後述する圧縮室とは可動プレート4に
よって仕切られている。リヤヘッド6には冷媒ガスの吐
出口6aが形成され、吐出口6aは吐出室10に連通し
ている。
【0032】前記カムリング1の内周面とロータ2の外
周面との間には、図3に示すように、上下2つの圧縮空
間12が形成されている。ロータ2には複数のベーン溝
13が設けられ、これらのベーン溝13内にはベーン1
4が摺動可能に挿入されている。圧縮空間12はベーン
14によって仕切られて複数の圧縮室が形成され、各圧
縮室の容積はロ−タ2の回転によって変化する。
【0033】また、カムリング1には、圧縮室の高圧の
冷媒ガスが吐出される吐出空間(図示せず)が設けら
れ、吐出空間は吐出室10に連通している。吐出空間に
は、吐出ポート16を開閉する吐出弁(図示せず)が収
容されている。
【0034】前記吐出空間と圧縮空間12とを仕切る隔
壁には、2つの圧縮空間12に対応する吐出ポート16
が設けられている。吐出ポート16が開いたとき、圧縮
室内の高圧の冷媒ガスは吐出ポート16、吐出空間及び
吐出室10を経て吐出口6aから吐出される。
【0035】カムリング1のフロント側端面には、吸入
工程で吸入室11から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込
ませる吸入ポート(図示せず)が設けられている。
【0036】カムリング1のリヤ側端面には、Oリング
22とクロスする長溝23が設けられ、長溝23の一部
は吐出室10に連通している。
【0037】次に、このベーン型圧縮機の動作を説明す
る。
【0038】図示しないエンジンの回転動力が電磁クラ
ッチを介して駆動軸7に伝わるとロータ2が回転する。
図示しないエバポレータからの冷媒ガスは吸入口から吸
入室11に入り、この吸入室11から吸入ポートを通じ
て圧縮空間12に吸入される。圧縮空間12内はベーン
14によって複数の圧縮室に仕切られており、各圧縮室
の容積はロータ2の回転にともなって変化するので、ベ
ーン14間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮され、圧縮
された冷媒ガスは吐出弁を開き、吐出ポート16から吐
出空間を経て吐出室10へ流入し、更に吐出口6aから
吐出される。
【0039】圧縮機の運転が停止した直後、圧縮機内の
圧力がバランスする過程では、可動プレート4のフロン
ト側端面とカムリング1のリヤ側端面との隙間に潤滑油
が供給され続け、背圧溝を通じてベーン溝13の奥部が
液冷媒や潤滑油で満たされるとともに、圧縮室内にも液
冷媒や潤滑油が溜まる。
【0040】圧縮機の運転が停止した後、吐出室10の
圧力が低下して、圧縮機内の圧力がバランスしたとき、
Oリング22の付勢力により可動プレート4がリヤ側へ
移動し、図2に示すように、可動プレート4のフロント
側端面とカムリング1のリヤ側端面との隙間は最大にな
る。したがって、次に圧縮機を起動したときに、この隙
間を通じて、圧縮室、ベーン溝13及び背圧溝内の液冷
媒や潤滑油が、吸入行程の圧縮室へ排出されるととも
に、長溝23を通じて吐出室10へ排出される。
【0041】したがって、次に圧縮機を起動したとき、
液圧縮が緩和され、大きな振動と騒音、ロータ2のかじ
りや破損等を防ぐことができる。
【0042】また、圧縮機の起動時、吐出室10の圧力
は運転時に較べて低く、可動プレート4とロータ2との
隙間は比較的大きいので、圧縮室の圧縮中の高圧冷媒が
ベーン溝13の奥部に素早く供給され、ベーン14は飛
び出し易い。
【0043】圧縮機の起動後、定常運転状態になると、
吐出室10の圧力が高くなるので、可動プレート4がカ
ムリング1のリヤ側端面に押し付けられる。
【0044】この第1実施形態のベーン型圧縮機によれ
ば、圧縮機を再起動したとき、液圧縮が緩和され、大き
な振動と騒音、ロータ2のかじりや破損等を防ぐことが
できる。更に、高圧側から低圧室へ冷媒が逆流するのを
防ぐチェック弁も不要になるので、部品点数が減り、コ
ストを低減することができる。
【0045】また、圧縮機の起動時に高圧冷媒がベーン
溝13の奥部に素早く供給され、ベーン14が飛び出し
易いので、起動特性が向上し、複雑な構造のトリガバル
ブも不要になり、コストを低減することができる。
【0046】なお、この第1実施形態では、Oリング溝
4aを可動プレート4に設けた場合について述べたが、
これに代え、Oリング溝をカムリング1のリヤ側端面に
設け、このOリング溝にOリングを収容するようにして
もよい。
【0047】図4はこの発明の第2実施形態に係るベー
ン型圧縮機を示す縦断面図、図5は図4のベーン型圧縮
機の停止状態を示す縦断面図である。前述の実施形態と
共通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0048】前述の第1実施形態では、弾性部材として
Oリング22を用いた場合について述べたが、これに代
え、図4に示すように、弾性部材として巻きばね(ば
ね)52を用いるようにしてもよい。
【0049】カムリング31のリヤ側端面には複数のば
ね収容穴31aが設けられ、各ばね収容穴31aには巻
きばね52が収容されている。巻きばね52の付勢力に
より可動プレート34がリヤヘッド6のフロント側端面
に付勢される。
【0050】圧縮機の運転が停止した後、吐出室10の
圧力が低下して、圧縮機内の圧力がバランスしたとき、
巻きばね52の付勢力により可動プレート34がリヤ側
へ移動し、図5に示すように、可動プレート34のフロ
ント側端面とカムリング31のリヤ側端面との隙間は最
大になる。
【0051】この第2実施形態のベーン型圧縮機によれ
ば、第2実施形態と同様の効果を得ることができるとと
もに、カムリング1のリヤ側端面に長溝23を設ける必
要がないので、加工が容易である。
【0052】なお、前記巻きばね52は一個でもよい。
【0053】また、この第2実施形態では、ばね収容穴
31aをカムリング31に設けた場合について述べた
が、これに代え、ばね収容穴を可動プレートのフロント
側端面に設け、このばね収容穴に巻きばねを収容するよ
うにしてもよい。
【0054】なお、前述の各実施形態では、可動プレー
ト4,34をリヤ側にだけ配設した場合について述べた
が、他の実施形態として、可動プレート4,34をリヤ
側とフロント側との両方に配設するようにしてもよい
し、フロント側だけに配設するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1、2又は
3記載の発明のベーン型圧縮機によれば、圧縮機の運転
が停止した後、高圧室の圧力が低下して、圧縮機内の圧
力がバランスしたとき、弾性部材の付勢力により可動プ
レートが反カムリング側へ移動し、可動プレートのカム
リング側端面とカムリングの可動プレート側端面との隙
間が大きくなるので、次に圧縮機を起動したとき、この
隙間を通じて、圧縮室及びベーン溝内の液冷媒や潤滑油
が吸入行程の圧縮室や高圧室へ排出されるため、液圧縮
が緩和され、大きな振動と騒音、ロータのかじりや破損
等を防ぐことができる。
【0056】また、圧縮機の起動時に高圧冷媒がベーン
溝の奥部に素早く供給され、ベーンが飛び出し易くなる
ので、起動特性が向上し、複雑な構造のトリガバルブが
不要になり、コストを低減させることができる。
【0057】請求項4記載の発明のベーン型圧縮機は、
請求項1記載の発明のベーン型圧縮機と同様の効果を得
ることができるとともに、弾性部材としてOリングを採
用した場合に較べ、可動プレートのカムリング側端面と
カムリングの可動プレート側端面との隙間と、高圧室と
を連通させる溝などの通路を加工する必要がない点で、
作り易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るベーン型
圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図2は図1のベーン型圧縮機の停止状態を示す
縦断面図である。
【図3】図3は図1のベーン型圧縮機のロータの横断面
図である。
【図4】図4はこの発明の第2実施形態に係るベーン型
圧縮機を示す縦断面図である。
【図5】図5は図4のベーン型圧縮機の停止状態を示す
縦断面図である。
【図6】図6は従来のベーン型圧縮機の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1,31 カムリング 2 ロータ 4,34 可動プレート 4a Oリング溝 5 フロントヘッド 6 リヤヘッド 7 駆動軸 10 吐出室 13 ベーン溝 14 ベーン 20 リヤサイド部材 23 長溝 22 Oリング 25 フロントサイド部材 31a ばね収容穴 52 巻きばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、前記ロータに設けられた複
    数のベーン溝に摺動可能に挿入されるベーンと、前記カ
    ムリングのフロント側に設けられるフロントサイド部材
    と、前記カムリングのリヤ側に設けられるリヤサイド部
    材と、前記フロントサイド部材及び前記リヤサイド部材
    の一方に形成された高圧室とを備えたベーン型圧縮機に
    おいて、 前記フロントサイド部材及び前記リヤサイド部材の少な
    くとも一方に、前記カムリングの一方の端面と対向する
    可動プレートが、軸方向に移動可能に保持され、 前記カムリング内部と前記高圧室とが、前記可動プレー
    トによって仕切られ、 前記可動プレートを反カムリング側へ付勢する弾性部材
    を備えていることを特徴とするベーン型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が、前記カムリングの一方
    の端面又は前記可動プレートのカムリング側端面に保持
    されていることを特徴とする請求項1記載のベーン型圧
    縮機。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材がOリングであることを特
    徴とする請求項1記載のベーン型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材がばねであることを特徴と
    する請求項1記載のベーン型圧縮機。
JP17740996A 1996-06-18 1996-06-18 ベーン型圧縮機 Withdrawn JPH109166A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1283367A3 (en) * 2001-08-10 2003-05-28 Seiko Instruments Inc. Vane compressor
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