JPH1091676A - 安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH1091676A
JPH1091676A JP9128977A JP12897797A JPH1091676A JP H1091676 A JPH1091676 A JP H1091676A JP 9128977 A JP9128977 A JP 9128977A JP 12897797 A JP12897797 A JP 12897797A JP H1091676 A JPH1091676 A JP H1091676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
design
product
neural network
performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9128977A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Oda
和典 織田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9128977A priority Critical patent/JPH1091676A/ja
Priority to DE19731943A priority patent/DE19731943A1/de
Publication of JPH1091676A publication Critical patent/JPH1091676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • G06N3/02Neural networks
    • G06N3/08Learning methods
    • G06N3/086Learning methods using evolutionary algorithms, e.g. genetic algorithms or genetic programming

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Evolutionary Biology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計諸元や使用環境条件を変化させたときの
性能変化を考慮して製品の安定性を向上させる。 【解決手段】 既存のニューラルネットワークの構造か
ら、ニューラルネットワークの構造を複数について遺伝
的アルゴリズムで扱うことが可能なようにコード化して
初期世代の複数の染色体を設定し(100)、RMS誤
差求め適応度とし(102)、各々を適応度の高い順序
で並べ替え、適応度が高い染色体が残存するように選択
・淘汰、交叉、突然変異させ(104)、所定世代まで
繰り返して進化させ(108)、それを準初期値として
(110)、ニューラルネットワークを再構築する(1
12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定化設計方法及
び安定化設計プログラムを記録した記録媒体にかかり、
特に、製品の安定性を反映する要因を含む性能を考慮し
て製品の安定性を重視しながら設計する安定化設計方
法、及びコンピュータによって製品の性能及び頑健性が
両立した設計条件を求める製品の安定化設計をするため
の設計プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、機械設計や構造設計等の製品
設計は、当初の要求性能を満足するように基本設計を行
い、それを試作して試作品が要求性能を満足するかを評
価する。その結果を基本設計にフィードバックして試作
・評価を繰り返して試行錯誤的に目的とする要求性能を
満足する製品を設計している。また、評価としては、コ
ンピュータの発展に伴ってコンピュータを用いて設計
し、そのコンピュータを用いてユーザが設計に必要なエ
ンジニアリング試験や分析をすることもある(所謂、C
AE:Computer Aided Engineering )。
【0003】近年、製品設計においてSN比や使用環境
等の各種要因に対する製品の安定性を重視した安定化設
計が重要視されている。例えば、2種類の部品A,Bの
何れも要求性能を満足しているが、一方の部品Bがより
高性能であるとき、より高性能な部品Bを選択するであ
ろう。ところが、設計諸元と性能との関係を見てみる
と、部品Aはノイズに強い頑強な(以下、ロバスト性の
寄与が高いという)部品であるのに対し、部品Bはノイ
ズに弱い部品である場合、使用環境によっては部品Aを
選択すべきである。
【0004】しかしながら、上記のような試作・評価を
繰り返して試行錯誤的な設計による評価やCAEによる
評価では、設計諸元や使用環境条件から性能を予測する
ポイント設計であり、設計諸元や使用環境条件を変化さ
せたときの性能変化の考慮が十分ではない。このような
安定化設計をするための安定化設計方法は、設計諸元や
使用環境条件を変化させたときの性能変化を考慮して製
品の安定性を向上させるものである。
【0005】この安定化設計方法としては、タグチメソ
ッドが知られている(上野著、”開発現場における品質
工学 機能性評価による機械設計”(財)日本規格協
会、1995)。この方法では、設計者が制御できない
ばらつきを誤差因子として取り入れ、ロバスト性の寄与
が高い設計諸元を求め、次にロバスト性の寄与が低くか
つ性能への寄与が高い設計諸元を求め、ロバスト性の寄
与を低下させずに性能を向上させる製品を設計する。
【0006】しかしながら、この方法では、誤差因子を
予め定めることやロバスト性の寄与が低くかつ性能への
寄与が高い設計諸元が実際に存在することが要求される
が、音質等の感覚量が要因であったり存在しない設計諸
元だったりして実質的な適用は困難である。また、設計
諸元と性能との関係は、非線形であることが多く、非線
形な対応を確実に解析するためには、膨大な量の実験を
必要とする。
【0007】このような問題を解消するためのものとし
て、神経回路をモデル化したニューラルネットワークを
用いた設計方法が提案されている(特開平7−3195
08号公報参照)。ニューラルネットワークは、神経回
路をモデル化したものであり、複数のニューロンからな
る入力層、中間層、及び出力層を重みを付し連結して構
成し、既知の入出力データによって連結関係を学習す
る。これにより入出力関係が非線形な対応であっても、
入力に対応する出力を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニュー
ラルネットワークを用いた場合であっても、最適性能を
得るための、設計諸元を含む入力層の数や中間層の数で
あるニューラルネットワークの構成自体は、試行錯誤的
に求めなければならず、煩雑な作業が伴っていた。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、設計諸元
や使用環境条件を変化させたときの性能変化を考慮して
製品の安定性を向上させることができる安定化設計方法
を得ることが目的である。
【0010】また、性能及び頑健性を両立させた設計諸
元を求めることが可能な安定化設計方法を得ることが目
的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、製品の設計条件及び環境条
件に基づいて前記製品の性能を求め、安定性を考慮した
製品の安定化設計方法であって、前記製品の設計条件及
び環境条件と、前記製品の安定性を反映する要因を含む
性能との関係が既知の複数のデータにより、前記製品の
設計条件及び環境条件を入力としかつ前記製品の安定性
を反映する要因を含む性能を出力として、入出力関係が
非線形な対応を含む対応を定めるときに、多層構造の神
経回路モデルを有する対応手段を用い、遺伝的アルゴリ
ズムを用いて前記神経回路モデルを変更して前記対応手
段を構築し、任意の製品の設計条件及び環境条件に対応
する性能を求めることを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の安定化設計方法であって、前記遺伝的アルゴリズムを
用いた前記神経回路モデルの変更は、所定確率でかつ、
前記神経回路モデルの複数について少なくとも一部を交
叉、及び前記神経回路モデルの少なくとも一部を変更す
る突然変異の少なくとも一方を行って前記神経回路モデ
ルを変更して前記対応手段の構造を決定することを特徴
とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の安定化設計方法であって、前記複数のデータは、前記
製品の設計条件及び環境条件と、前記製品の安定性を反
映する要因を含む性能との関係が既知の多数のデータの
うち、マハラノビスの汎距離が所定距離以上のデータで
あることを特徴とする。
【0014】製品の設計諸元等の設計条件及び周囲の温
度や湿度、そして風力等の環境条件から製品の性能が定
まる。この製品は、ノイズに強靱な安定性が考慮された
ロバスト性の寄与が高い製品の要求が高い。これらの製
品の設計条件及び環境条件と製品の性能との対応は非線
形であることが多く、非線形な対応関係を求めるものと
して、神経回路をモデル化したニューラルネットワーク
を用いたシステムがある。しかし、非線形な対応関係を
求めるものとして、神経回路をモデル化したとしてもそ
の構造を定めるのは煩雑である。そこで、請求項1の発
明では、遺伝的アルゴリズムの概念を導入した。多層構
造の神経回路をモデル化したニューラルネットワークで
ある対応手段は、製品の設計条件及び環境条件と、前記
製品の安定性を反映する要因を含む性能との関係が既知
の複数のデータにより、学習される。この対応手段は、
製品の設計条件及び環境条件を入力としかつ前記製品の
安定性を反映する要因を含む性能を出力として、入出力
関係が非線形な対応を含む対応を定めるものである。こ
の対応手段の神経回路モデルを、遺伝的アルゴリズムを
用いて変更することによって対応手段を構築する。これ
により、任意の製品の設計条件及び環境条件に対応する
性能を求めることができる。
【0015】前記遺伝的アルゴリズムを用いた前記神経
回路モデルの変更は、具体的には、請求項2に記載した
ように、遺伝的アルゴリズムの選択・淘汰に対応する所
定確率でかつ、前記神経回路モデルの複数について少な
くとも一部を交叉、及び神経回路モデルの少なくとも一
部を変更する突然変異の少なくとも一方を行う。これに
よって神経回路モデルが変更されて前記対応手段の構造
が決定される。
【0016】前記複数データは、外挿データでないもの
を用いる必要がある。すなわち、外挿問題の解には大き
な誤差を伴うことが多いためである。このため、請求項
3にも記載したように、前記複数のデータを、前記製品
の設計条件及び環境条件と、前記製品の安定性を反映す
る要因を含む性能との関係が既知の多数のデータのう
ち、マハラノビスの汎距離が所定距離以上のデータとす
る。これにより、多数のデータのうちマハラノビスの汎
距離が所定値未満のデータは上記構築された変換手段の
確認用として用いても外挿データとしてでなく、内挿デ
ータとして扱うことができ、大きな誤差を伴うことがな
い。
【0017】請求項4に記載の発明の安定化設計方法
は、製品の設計条件及び環境条件と、該製品の設計条件
及び環境条件による前記製品の性能との間の関係が既知
の複数のデータを予め準備し、前記製品の設計条件及び
環境条件を入力とすると共に、前記性能を出力とする対
応関係を、多層構造の神経回路モデルで設定し、該対応
関係を前記複数のデータを用いて学習構築し、前記製品
の設計条件、前記環境条件及び前記製品の性能のうちの
少なくとも1つの許容範囲を制約する設計制約を定め、
前記複数のデータ以外の値を含むデータを用いて、前記
設計制約で制約される前記許容範囲内で前記製品の設計
条件及び前記環境条件と前記製品の性能との対応を複数
求めると共に、頑健性を表す頑健度を求め、求めた複数
の対応及び頑健度に基づいて前記製品の性能及び前記頑
健性が予め定めた所定範囲内の設計条件を抽出する。
【0018】請求項1の欄にも述べたように、製品は、
ノイズに強靱な安定性が考慮された頑健性であるロバス
ト性の寄与が高い製品の要求が高く、これらの製品の設
計条件及び環境条件と製品の性能との対応は非線形であ
ることが多い。そこで、請求項4の発明では、製品の性
能及び頑健性を両立させた設計条件を求めている。具体
的には、製品の設計条件及び環境条件と、製品の設計条
件及び環境条件による製品の性能との間の関係が既知の
複数のデータを予め準備する。そして、製品の設計条件
及び環境条件を入力とすると共に、前記性能を出力とす
る対応関係を、多層構造の神経回路モデルで設定し、こ
の対応関係を複数のデータを用いて学習構築する。この
神経回路モデルであるニューラルネットワークは、製品
の設計条件及び環境条件の入力に対応する性能を出力す
る。製品の設計時には、製品の設計条件や性能につい
て、構造に起因する制約や最適な値及び許容範囲があ
る。従って、製品の設計条件、環境条件及び製品の性能
のうちの少なくとも1つの許容範囲を制約する設計制約
を定める。これによって、製品の設計条件、環境条件及
び性能について変動可能な範囲が定まる。次に、複数の
データ以外の値を含むデータを用いて、設計制約で制約
される許容範囲内で製品の設計条件及び環境条件と製品
の性能との対応を複数求めると共に、頑健性を表す頑健
度を求める。製品の設計条件及び環境条件と製品の性能
との対応は構築されている神経回路モデルによる対応関
係から求めることができ、頑健度は神経回路モデルによ
る対応関係を数式化したときにその数式の偏微分の値か
ら求めることができる。この偏微分の値を求めることは
神経回路モデルによるニューラルネットワークを構築し
その構築したニューラルネットワークで求めてもよい。
従って、複数の性能に対する対応及び頑健度が求まる。
これら求めた複数の対応及び頑健度に基づいて製品の性
能及び頑健性が予め定めた所定範囲内の設計条件を抽出
する。この設計条件の抽出は、製品の性能が大きく、頑
健性が大きいすなわち誤差因子による影響が少ない設計
条件、例えば構造上の長さや角度等の設計諸元を抽出す
ればよい。これら製品の性能と頑健性の関係に優先度が
存在するときは、優先する性能または頑健性が大きい設
計諸元を複数抽出し、その後に優先されなかった性能ま
たは頑健性の大きい設計諸元を抽出すればよい。
【0019】前記多層構造の神経回路モデルで設定した
対応関係は、請求項5に記載したように、遺伝的アルゴ
リズムを用いて所定確率でかつ、前記神経回路モデルの
複数について少なくとも一部を交叉、及び前記神経回路
モデルの少なくとも一部を変更する突然変異の少なくと
も一方を行って少なくとも一部を変更して前記対応関係
を構築することができる。
【0020】請求項5の発明では、製品の性能及び頑健
性を両立させた設計条件を求めるときの対応関係を構築
するにあたり、遺伝的アルゴリズムの概念を導入したも
のである。具体的には、多層構造の神経回路をモデル化
したニューラルネットワークである対応関係は、製品の
設計条件及び環境条件と、前記製品の性能との関係が既
知の複数のデータにより、学習される。この対応関係
は、製品の設計条件及び環境条件を入力としかつ製品の
性能を出力として、入出力関係が非線形な対応を含む対
応を定めるものである。この対応関係の神経回路モデル
を、遺伝的アルゴリズムを用いて変更することによって
対応関係を構築する。これにより、任意の製品の設計条
件及び環境条件に対応する性能を求めることができる。
【0021】前記遺伝的アルゴリズムは、請求項6に記
載したように、前記複数のデータで学習構築された神経
回路モデルを初期世代と定め、前記複数のデータの各々
の入力に対する神経回路モデルの出力と、該複数のデー
タの各々の出力となるべきデータとの2乗の誤差の逆数
を得点として求め、求めた複数の得点のうち予め定めた
得点以上の神経回路モデルを選択し、選択した神経回路
モデルについて少なくとも一部を交叉、及び少なくとも
一部を変更する突然変異の少なくとも一方を行って前記
神経回路モデルを変更して神経回路モデルを決定するこ
とを、予め定めた所定世代になるまで繰り返すことがで
きる。
【0022】請求項6の発明では、前記複数のデータで
学習構築された神経回路モデルを初期世代と定める。こ
の時点では、学習構築された神経回路モデルは複数あ
り、各々のモデルは、全てのデータについて最良の出力
を得ることができないものを含んでいる。そこで、複数
のデータの各々の入力に対する神経回路モデルの出力
と、該複数のデータの各々の出力となるべきデータとの
2乗の誤差の逆数を得点として求め、求めた複数の得点
のうち予め定めた得点以上の神経回路モデルを選択し、
選択した神経回路モデルについて少なくとも一部を交
叉、及び少なくとも一部を変更する突然変異の少なくと
も一方を行って神経回路モデルを変更して次の世代の神
経回路モデルを決定する。この次世代の神経回路モデル
は、初期世代のものの対応関係を受け継いでおり、さら
に、より最良の出力を得るのに近くなる構成になる。従
って、予め定めた所定世代になるまで前記交叉や突然変
異を繰り返して神経回路モデルを決定すれば、全てのデ
ータについて最良の出力を得ることができる。
【0023】前記複数のデータは、請求項7に記載した
ように、マハラノビスの汎距離が所定距離未満のデータ
を前記学習構築された神経回路モデルを検証するための
検証データ、それ以外のデータを前記学習構築するため
の学習データに分類して用いることができる。
【0024】前記請求項3の欄にも記載したように、前
記複数データは、外挿データでないものを用いる必要が
ある。すなわち、外挿問題の解には大きな誤差を伴うこ
とが多いためである。請求項7の発明では、複数のデー
タを、マハラノビスの汎距離が所定距離未満のデータを
前記学習構築された神経回路モデルを検証するための検
証データ、それ以外のデータを前記学習構築するための
学習データに分類して用いている。これにより、多数の
データのうちマハラノビスの汎距離が所定値未満のデー
タは構築された神経回路モデルの確認用である検証デー
タとして用いても外挿データとしてでなく、内挿データ
として扱うことができ、大きな誤差を伴うことがない。
【0025】前記発明の安定化設計方法は、請求項8乃
至請求項11に記載の記録媒体に記録した安定化設計プ
ログラムを実行することで実現できる。この安定化設計
プログラムは電子的にメモリ上に記憶させることも可能
である。
【0026】請求項8に記載の安定化設計プログラムを
記録した記録媒体は、コンピュータによって製品の性能
及び頑健性が両立した設計条件を求める製品の安定化設
計をするための設計プログラムを記録した記録媒体であ
って、設計プログラムは、製品の設計条件及び環境条件
と、該製品の設計条件及び環境条件による前記製品の性
能との間の関係が既知の複数のデータを予め準備し、前
記製品の設計条件及び環境条件を入力とすると共に、前
記性能を出力とする対応関係を、多層構造の神経回路モ
デルで設定し、該対応関係を前記複数のデータを用いて
学習構築し、前記製品の設計条件、前記環境条件及び前
記製品の性能のうちの少なくとも1つの許容範囲を制約
する設計制約を定め、前記複数のデータ以外の値を含む
データを用いて、前記設計制約で制約される前記許容範
囲内で前記製品の設計条件及び前記環境条件と前記製品
の性能との対応を複数求めると共に、頑健性を表す頑健
度を求め、求めた複数の対応及び頑健度に基づいて前記
製品の性能及び前記頑健性が予め定めた所定範囲内の設
計条件を抽出する、ことを特徴とする。
【0027】請求項9に記載の安定化設計プログラムを
記録した記録媒体は、請求項8に記載の記録媒体であっ
て、前記多層構造の神経回路モデルで設定した対応関係
を、遺伝的アルゴリズムを用いて所定確率でかつ、前記
神経回路モデルの複数について少なくとも一部を交叉、
及び前記神経回路モデルの少なくとも一部を変更する突
然変異の少なくとも一方を行って少なくとも一部を変更
して前記対応関係を構築することを特徴とする。
【0028】請求項10に記載の安定化設計プログラム
を記録した記録媒体は、請求項8に記載の記録媒体であ
って、前記遺伝的アルゴリズムは、前記複数のデータで
学習構築された神経回路モデルを初期世代と定め、前記
複数のデータの各々の入力に対する神経回路モデルの出
力と、該複数のデータの各々の出力となるべきデータと
の2乗の誤差の逆数を得点として求め、求めた複数の得
点のうち予め定めた得点以上の神経回路モデルを選択
し、選択した神経回路モデルについて少なくとも一部を
交叉、及び少なくとも一部を変更する突然変異の少なく
とも一方を行って前記神経回路モデルを変更して神経回
路モデルを決定することを、予め定めた所定世代になる
まで繰り返すことを特徴とする。
【0029】請求項11に記載の安定化設計プログラム
を記録した記録媒体は、請求項8乃至請求項10の何れ
か1項に記載の記録媒体であって、前記複数のデータ
は、マハラノビスの汎距離が所定距離未満のデータを前
記学習構築された神経回路モデルを検証するための検証
データ、それ以外のデータを前記学習構築するための学
習データに分類して用いることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。第1実施の形態は、
製品の設計諸元及び環境条件に基づいて製品の性能を求
め、安定性を考慮した製品の安定化設計するためのシミ
ュレータ装置に本発明を適用したものである。本実施の
形態のシミュレータ装置では、高等動物の神経回路網が
工学的にモデル化された非線形予測技術であるニューラ
ル・ネットワークの構造を遺伝的アルゴリズムを用いて
定めている。
【0031】図1には、本実施の形態のシミュレータ装
置30の概略を示した。このシミュレータ装置30は、
データ等を入力するためのキーボード10、予め記憶さ
れたプログラムに従って非線形化予測手法によるニュー
ラルネットワークを用いて製品の設計諸元及び環境条件
等からその性能を予測演算するコンピュータ本体12、
及びコンピュータ本体12の演算結果等を表示するCR
T14から構成されている。
【0032】詳細には図2に示すように、シミュレータ
装置30は、マイクロコンピュータを含んで構成された
コンピュータ本体12、データやコマンド等を入力する
ためのキーボード10、及びモニター14から構成され
ている。コンピュータ本体12は、CPU16、ROM
18、RAM20、ニューラルネットワークを構築する
ためのデータ(詳細は後述)を記憶するためのメモリ2
2、本体と他の装置との間でデータ等をやりとりするた
めの入出力装置(以下、I/Oという)26及びこれら
をデータやコマンドが入出力可能なように接続されたバ
ス24から構成されている。なお、ROM18には、後
述する処理プログラムが記憶されている。また、本実施
の形態では、I/O26に、製品の設計諸元の値や環境
条件等の値を記憶するためのデータ記憶装置28が接続
されている。このデータ記憶装置28は、製品の設計諸
元や環境条件等の値をキーボード10から入力する場
合、予めROM18やメモリ22に記憶する場合には必
要としない。
【0033】また、本実施の形態では、I/O26に、
フロッピーディスク等の磁気記憶媒体29に対してデー
タやプログラム等の情報を読み書きするためのリードラ
イト装置27が接続可能である。従って、後述する処理
プログラムはROM18に記憶することに限定されず、
磁気記憶媒体29に記憶させてもよく、また、磁気記憶
媒体29に記憶された処理プログラムをリードライト装
置27で読みだしてメモリ22に記憶させてもよい。ま
た、ハードディスク装置等の記憶媒体をコンピュータ本
体12内部または外部機器として備えて該ハードディス
ク装置に記憶させてもよい。なお、これらの記憶された
処理プログラムは、予め記憶された磁気記憶媒体29上
でプログラム実行されてもよく、後述する処理プログラ
ムを記憶し、磁気記憶媒体29上でプログラム実行して
もよく、メモリ22等に記憶させて実行してもよい。
【0034】図3は本実施の形態のシミュレータ装置3
0の機能別概略構成を示すブロック図である。本実施の
形態のシミュレータ装置30は、製品の設計諸元及び環
境条件等の入力データから安定性を考慮した製品の性能
である出力データを出力する。
【0035】このシミュレータ装置30は、機能別に、
非線形演算部32、遺伝的アルゴリズム演算部34、デ
ータ入力部40、及びデータ出力部44に分類される。
非線形演算部32は、ニューラルネットワークで構成さ
れ(詳細後述)、製品の設計諸元及び環境条件と製品の
性能との対応を計算する計算部として機能し、データ入
力部40から入力されたデータに基づいて、製品の設計
諸元及び環境条件とその性能とが関連付けられたモデル
を求めるためのものである。なお、ここでいうモデルと
は、製品の設計諸元及び使用環境条件等とその性能とが
1対1に対応するように変換及び逆変換が可能な変換系
そのものをいい、学習後のニューラルネットワークを数
式で表現するときは数式及びその係数を含めたものをい
う。
【0036】データ入力部40は、製品の設計諸元及び
使用環境条件等を数値化して入力するためのものであ
る。このデータ入力部40は、キーボード10入力され
た数値データやデータ記憶装置28に記憶したデータを
そのまま用いる場合にはキーボード10やデータ記憶装
置28が対応される。また、キーボード10入力された
数値データやデータ記憶装置28に記憶したデータを、
所定の関数やテーブルに従って変換データとして入力さ
せる場合には、演算処理を伴うので、コンピュータ本体
12を含めたキーボード10やデータ記憶装置28がデ
ータ入力部40に対応される。
【0037】データ出力部44は、非線形演算部32の
演算の結果として、データ入力部40からのデータが安
定化された製品の性能を表す出力データを出力するため
のものである。非線形演算部32の演算の結果のデータ
がそのまま製品の性能を表す値であるときには、その値
をそのままモニター14に表示したりデータ記憶装置2
8に記憶したりすることができるので、モニター14や
データ記憶装置28がデータ出力部44に対応される。
また、非線形演算部32の演算の結果のデータを、所定
の関数やテーブルに従って変換データとして加工した後
に製品の性能を表す値にさせる場合には、演算処理を伴
うので、コンピュータ本体12を含めたモニター14や
データ記憶装置28がデータ出力部44に対応される。
【0038】なお、本実施の形態では、非線形演算部3
2は、図2に示すハードウェア資源及び後述するソフト
ウェア資源を用いて構成され、後述するように概念的な
ニューラルネットワークで構成された変換機能を有する
と共に、それを学習する学習機能を有している。また、
設計諸元等とその性能との対応を予め他のニューラルネ
ットワークで学習し、学習された他のニューラルネット
ワークの変換係数を入力するようにして、この変換係数
を用いてニューラルネットワークを構築するようにして
もよい。
【0039】上記の非線形演算部32は、設計諸元及び
使用条件の各値毎の入力を可能とするために入力層とし
て製品の設計諸元及び使用条件の数に応じたニューロン
を有し、中間層を介して出力層として製品の性能の数に
応じたニューロンを有して各々のニューロンがシナプス
によって結合されたニューラルネットワークを構成して
いる。この非線形演算部32は、後述する学習後に、製
品の設計諸元及び使用条件の各値が入力されると、それ
に対応する製品の性能が出力される。学習時には、製品
の設計諸元及び使用環境条件に対応する既知の性能が教
師として入力され、出力の製品の性能と既知の製品の性
能との誤差差分等の大小により、製品の設計諸元及び使
用環境条件の各値と、その製品の性能とが対応されるよ
うに設定される。
【0040】この非線形演算部32に用いられているニ
ューラルネットワークの一例としては、図4に示すよう
に、ニューロンに対応する所定数のユニットI1、I
2、・・・、Ip(p>1)から成る入力層、多数のユ
ニットM1、M2、・・・、Mq(q>1)から成る中
間層、及び所定数(本実施の形態では1つ)の出力ユニ
ットU1から成る出力層から構成されている。なお、入
力層のユニット数、及び中間層のユニット数は、後述す
る遺伝的アルゴリズムで変動するが、設定当初は製品の
設計諸元及び使用環境条件の個数、製品の性能の個数に
応じて設定すればよい。また、中間層の各ユニット及び
出力層のユニットには出力値を所定値だけオフセットさ
せるためのオフセットユニット46、48に接続されて
いる。
【0041】なお、本実施の形態では、中間層のユニッ
ト及び出力層のユニットは入出力関係がシグモイド関数
によって表されるシグモイド特性を有する神経回路素子
により構成され、入力層のユニットは入出力関係が線形
の神経回路素子で構成されている。このシグモイド特性
を有するように構成することによって、出力値は実値
(正の数)となる。
【0042】非線形演算部32における、中間層のユニ
ットの各出力は、次の数1に示す(1)式で表すことが
できる。すなわち、或るユニットについて、各シナプス
結合の強さに相当する重み(ユニットの結合係数)をw
1ij とし、入力信号をxi とするとき、ニューロンの膜
電位の平均値に相当する仮想的な内部状態変数uj で表
すことができ、出力yj はニューロンの特性を表す非線
形関数f1 により表すことができる。同様に、出力層の
ユニットの各出力は、次の数2に示す(2)式で表すこ
とができる。
【0043】
【数1】
【0044】但し、θ1j:オフセットユニットから供給
されるしきい値f():シグモイド関数
【0045】
【数2】
【0046】但し、θ2k:オフセットユニットから供給
されるしきい値 f():シグモイド関数または線形関数
【0047】従って、入力層のユニットへ製品の設計諸
元及び使用環境条件の各値xi を入力することによっ
て、出力層のユニットから製品の性能を表す各値zk
出力される。
【0048】なお、上記の入力層の各ユニットの特性は
入力をそのまま出力する特性でよい。また、非線形演算
部32(ニューラルネットワーク)の各ユニットの重み
(結合係数)は、後述する学習処理により、既知である
実験データについて誤差が最小となるように学習・修正
される。すなわち、生物の神経系ではニューロン間のシ
ナプス結合の強さを変化させることによって学習してい
ると考えられている。このため、ニューラルネットワー
クにおいて、学習・修正とは、シナプス加重に対応する
各ユニットの重み(結合係数)としきい値を変化させる
ことをいう。さらに、本実施の形態では、後述するよう
に、入力層のユニット数及び中間層のユニット数を遺伝
的アルゴリズムで最適化している。
【0049】次に、非線形演算部32におけるニューラ
ルネットワークの学習の処理の詳細を図6を参照して説
明する。本実施の形態では、製品の設計諸元及び使用環
境条件の各値によって製品を試作すると共に、その製品
の性能を表す各値を予め求める。この製品を異なる設計
諸元及び使用環境条件の複数について試作し求めること
によって、これらの製品の設計諸元及び使用環境条件の
各値と、その性能を表す各値との対応を実験データと
し、学習時に用いる複数の教師データとしている。な
お、複数の教師データのうち所定数(例えば、全体の7
0〜80%)の実験データを学習データとすると共に、
それ以外(例えば、残り20〜30%)の実験データを
未学習データとしている。これは実験データを、ニュー
ラルネットワークの学習時に用いるデータと、学習が終
了したニューラルネットワークが最適に学習がなされた
かを確認するデータとに用いるためである。また、これ
ら製品の設計諸元及び使用環境条件の各値を入力教師デ
ータとすると共に、製品の性能を表す各値を出力教師デ
ータとしている。
【0050】本実施の形態では、全データの中から未学
習データを設定するのに、設定された未学習データが外
挿データとならないように設定している。すなわち、マ
ハラノビスの汎距離が短いデータを未学習データとして
いる。これは多変量解析等の解析方法では内挿問題を対
象とするものであり、外挿問題の解には誤差が大きいも
のを含むことがあるためである。本実施の形態に用いた
ニューラルネットワークにあっても、非線形重回帰モデ
ルに相当するため、外挿データとならない未学習データ
を設定することが、得られるデータの信頼性向上に寄与
すると勘案したためである。
【0051】まず、ステップ200では、予め求めた、
学習データ及び未学習データを読み取る。次のステップ
202では、ニューラルネットワークにおける各ユニッ
トの結合係数(重み)及びしきい値を予め定めた値に設
定することによって初期化する。次のステップ204で
は、製品の設計諸元及び使用環境条件が既知の複数の学
習データを用いてニューラルネットワークを学習させる
ため、中間層及び出力層の各々のユニットの誤差を求め
る。
【0052】出力層の誤差は学習データの機械的挙動に
対する差を誤差とすることができる。各結合係数及びし
きい値の少なくとも1つを僅かづつ変化させることによ
って出力層の誤差、すなわちユニットの誤差が最小にな
るようにすることができる。また、中間層の誤差は、出
力層の誤差を用いて誤差逆伝搬法(所謂、バックプロパ
ゲーション法)等の逆計算により求めることができる。
【0053】次のステップ206では、上記求めた各結
合係数及びしきい値を更新(書換え)して、次のステッ
プ208においてその更新された各結合係数及びしきい
値によるニューラルネットワークによって未学習データ
の各々をテストしてテスト結果の値として製品の性能を
表すデータを得る。次のステップ210では、上記ステ
ップ208で求めたテスト結果の値が収束判定の基準で
ある所定範囲内の値か否かを判別することにより収束し
たか否かを判断するか、または上記の処理を所定回数繰
り返ししたか否かを判断し、肯定判断の場合には本ルー
チンを終了する。一方、否定判断の場合にはステップ2
04へ戻り、上記処理を繰り返す。これによって、学習
データを入力した場合に、中間層及び出力層の各々のユ
ニットの誤差が最小になるように各結合係数及びしきい
値が定まる。
【0054】このようにして、製品の設計諸元及び使用
環境条件が既知の複数の実験データを用いてニューラル
ネットワークを学習させる。すなわち、教師信号に対す
るニューラルネットワークの出力層からの出力値の誤差
が最小となるように学習される。このように、学習する
ことによって非線形演算部32では、製品の設計諸元及
び使用環境条件の値が入力されると、製品の性能を表す
値を出力することになる。
【0055】なお、以上の処理が終了し、ニューラルネ
ットワークの学習が十分に行われた後に、ネットワーク
の構造、すなわち結合係数やしきい値をメモリ18に記
憶し、変換系を構築するようにしてもよい。
【0056】次に、本実施の形態のシミュレーション装
置30の作動を図7のフローチャートを参照して説明す
る。シミュレーション装置30の電源が投入または実行
開始の指示がキーボードよりなされると、図7のステッ
プ100へ進み、初期世代の複数の染色体を設定する。
すなわち、遺伝的アルゴリズムによって最適な設計諸元
の組み合わせ及び最適な中間層のユニット数、及び最適
な結合状態(重み及びしきい値)の初期値を求めると共
にニューラルネットワークが陥り易い極小値を回避する
ため、既に学習が終了した既存のニューラルネットワー
クの構造について、入力層のユニットの有無、中間層の
ユニットの有無、重みw及びしきい値θからなるニュー
ラルネットワークの構造を複数について遺伝的アルゴリ
ズムで扱うことが可能なように例えば「0」、「1」の
配列によりコード化する。次のステップ102では、全
学習データのRMS(Root Mean Square)誤差求め、こ
れを適応度とする。
【0057】次のステップ104では、上記ステップ1
00で定めた複数の染色体について、各々を適応度の高
い順序で並べ替え、選択の確率で淘汰する。この場合、
適応度が高い染色体が残存するように選択がなされる。
また、このステップ104では、適応度の大きさ応じて
染色体を選択し、一部を交叉させる。さらに所定確率で
染色体の一部を突然変異、すなわち値を変更する。次の
ステップ106では、並べ替えたり交叉させたり突然変
異させたりした染色体による適応度を求める。このよう
な交叉等を予め定めた所定世代まで繰り返すことによっ
て(ステップ108)、自然界における生物の進化の過
程に相当する進化がなされる。すなわち、図5に示すよ
うに、入力層のユニットの数、中間層のユニットの数、
及びそれらの結合係数(重み)の初期値が決定される。
図中、実線は正符号、点線は負符号を表し、線の太さは
ユニット間の結合度合いの大きさを表している。
【0058】上記の交叉とは、図8に示すように2つの
染色体の間でその一部を交換することをいい、突然変異
とは、図9に示すように染色体の一部の値を変更するこ
とをいう。
【0059】なお、上記の進化の過程で、最も適応度が
高い染色体が交叉や突然変異で破壊されることを避ける
ために、最も適応度が高い染色体を次の世代に残存させ
るエリート戦略を採用することがこのましい。
【0060】本実施の形態では、上記のように所定世代
で進化を終了させている。これは、ニューラルネットワ
ークに遺伝的アルゴリズムを適用する場合、最適値付近
で収束性が低下するためである。そこで、本実施の形態
では、遺伝的アルゴリズムのみにより最適値を求めるも
のではなく、所定世代で終了させて、その終了させた時
点の世代の適応度が最も高い染色体を準初期値として、
ステップ110において記憶する。この準初期値を用い
て、次のステップ112において、ニューラルネットワ
ークを誤差逆伝搬、すなわちバックプロパゲーション法
によって、再構築する。すなわち、遺伝的アルゴリズム
によりニューラルネットワークの初期構造を定め、その
初期構造によるニューラルネットワークを上記説明した
学習処理(図6)によって最適化し、最適な結合係数を
定める。
【0061】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、遺伝的アルゴリズムによって最適な設計諸元の組み
合わせ及び最適な中間層のユニット数、及び最適な結合
状態(重み及びしきい値)の初期値を求めると共にニュ
ーラルネットワークが陥り易い極小値を回避することが
できる、ニューラルネットワークの構造、すなわち入力
層へ入力すべき設計諸元の組み合わせ、及びユニットの
数、中間層のユニットの数、重みw及びしきい値θから
なるニューラルネットワークの構造を最適に設定するこ
とができる。また、遺伝的アルゴリズムで進化させる世
代数を予め定めているので、最適値周辺において演算の
収束に負荷がかかる場合であっても、それを回避するこ
とができる。また、未学習データとしてマハラノビスの
汎距離が短いものを設定するので、外挿データとなるこ
とがなく、誤差が少ないニューラルネットワークを構築
することができる。
【0062】次に、本発明者は、上記説明した遺伝的ア
ルゴリズムを用いてニューラルネットワークを構築し、
そのニューラルネットワークを、車両の空力騒音が低減
される安定化設計に用いるため以下のように実験を行
い、良好な結果を得た。
【0063】最近では車両の暗騒音の低減により、2〜
3Hzの周期で変動感を伴う500〜1000Hzの空
力騒音(所謂、バサバサ音)が顕在化している。このバ
サバサ音はフロントピラー付近における風の流れの乱れ
により発生すると考えられているが、フロントピラー付
近の形状は意匠に関係するため、車両のデザイン段階よ
りの検討が好ましいものとなる。
【0064】そこで、性能として実走行時のバサバサ音
を官能評価するため、次のように、官能を5段階で表現
した。1:大変気になる、2:気になる、3:少し気に
なる、4:気にならない、5:全く気にならない。ま
た、実験データはフロントピラー形状と官能値を17車
種について測定した。
【0065】この実験データ(17個)を用いて、上記
のようにして遺伝的アルゴリズムを用いて、最適なフロ
ントピラー形状の設計諸元の組み合わせ、中間層のユニ
ット数、及び重みとしきい値を求めた。その後にバック
プロパゲーション法を実行の結果、図10に示すように
ニューラルネットワークが構築された。この結果、設計
諸元として、図12及び図13に示すフロントウインド
シールド周辺の走行方向左側のフロントピラー50の3
次元傾斜角(τ、θ、γ)と、フロントウインドシール
ドとレインガター58(またはピラー50)との段差
H、ピラー50の幅W、ピラー50の半径Rの合計6種
類の諸元がバサバサ音に影響が強いとの知見を得た。
【0066】図12において、3次元傾斜角のτはL軸
(車両後退方向の軸、図12の矢印L方向に沿う方向の
軸)周りの傾斜角を表し、θはW軸(車幅方向の軸、図
12の矢印θ方向に沿う方向の軸)周りの傾斜角を表
し、γはH軸(車高方向の軸、図12の矢印γ方向に沿
う方向の軸)周りの傾斜角を表している。
【0067】なお、図12の太実線54は、フロントウ
インドシールド周辺の走行方向左側フロントピラー50
の周りを通過する主要な風流れを示し、細実線56は、
フロントピラー周りでドアミラー52の上方における太
実線54による風流れの影響を受けた風流れを示してい
る。
【0068】なお、17個の実験データを教師データと
して、その内、12データを学習データとし、残りの5
データを未学習データとして、最終的には17データ全
てを用いてニューラルネットワークを構築した。
【0069】図11(a)に示すように、17車種の教
師データの重相関係数は0.92であり、推定精度は高
精度となった。また、図11(b)に示すように、上記
17車種以外の車種について推定精度を求めたところ、
相関係数は教師データと同様の1.0と良好な結果を得
た。
【0070】図14には、設計諸元の一部と、バサバサ
音の官能値との関係を3次元イメージで示した。図から
理解されるように、官能値の境界が曲線となり、不等間
隔であることから、ニューラルネットワークの学習が非
線形的になされたことが理解される。また、ピラーの半
径Rが所定値のときに官能値が悪化することが理解され
る。
【0071】従って、図12からデザイン段階で性能を
予測するのみでなく、安定化設計を考慮して設計諸元を
定めることができる。
【0072】次に、第2実施の形態を説明する。本実施
の形態は、安定性を考慮して高性能な製品の設計諸元を
求めるシミュレータ装置31に本発明を適用したもので
ある。なお、本実施の形態は、上記実施の形態と略同様
の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0073】安定化設計方法として知られているタグチ
メソッドは、設計者が制御できないばらつきを誤差因子
として取り入れてロバスト性の寄与が高い設計諸元を求
めることにより、ロバスト性の寄与が低くかつ性能への
寄与が高い設計諸元を求めることができる。すなわち、
タグチメソッドは、第1段階で設計者が制御できないば
らつきの影響を誤差因子として実験に取り入れて計測
し、性能がばらつかない、すなわちSN比が大きいロバ
スト性の寄与が高い設計諸元を求める。そして、第2段
階でロバスト性の寄与が低くかつ性能への寄与が高い設
計諸元を求め、ロバスト性を低下させずに性能を向上さ
せる設計を行う。これらの2段階の設計段階を経た結
果、ロバスト性と性能とを両立させている。
【0074】しかしながら、タグチメソッドでは実験計
画法を用いるため、直交表へ割りつけた実験データを予
め用意しなければならない。従って、新規の実験による
データ採取が要求され、過去の実験によって得られた膨
大な実行データを有効に利用することができない。ま
た、実験条件によっては、直交表への割りつけが困難な
場合もある。そこで、本発明者は、設計諸元と、設計者
が制御できない誤差因子と、性能との間の関係を特定で
きれば、タグチメソッドの2段階の設計に比べて1段階
設計で高性能の製品を設計できたり、ロバスト性の寄与
が高い製品を設計できたりできる安定化設計を行うこと
が可能であることを勘案した。
【0075】すなわち、各種の設計諸元をx=(x1
2 ,・・・,xm T 、設計者が制御できない1また
は複数の誤差因子をr=(r1 ,r2 ,・・・,rn
T 、これらにより得られる1または複数の性能をz=
(z1 ,z2 ,・・・,zp T と定義すると、設計諸
元x、設計者が制御できない誤差因子r、及び性能zの
関係は、次の(3)式に示す関係式で表すことができ
る。なお、この(3)式で表された関係は、非線形関係
であることが想定されるが、上記実施の形態で述べたよ
うに、遺伝的アルゴリズムで構築されたニューラルネッ
トワークによって、定めることができる(詳細後述)。
従って、実質的に取りうる設計諸元xの全ての値につい
て性能zを求めて、その最大値を求めれば、高性能な製
品設計をすることができる。また、(3)式の誤差因子
rについての偏微分∂g/∂rを求め、偏微分∂g/∂
rを最小にする設計諸元xを求めれば、ロバスト性の寄
与が高い製品を設計できる。
【0076】 z=g(x,r) ・・・(3)
【0077】なお、上記定義した( )T は、転置を表
しており、例えば、x=(x1 ,x 2 ,・・・,xm
T 、r=(r1 ,r2 ,・・・,rn T について、r
=h(x)の関係があるとき、次のように表すことがで
きる。
【0078】
【数3】
【0079】図15は本実施の形態のシミュレータ装置
31の機能別概略構成を示すブロック図である。シミュ
レータ装置31は、上記実施の形態のシミュレータ装置
30と略同様の機能分類であり、機能別に、非線形演算
部32、遺伝的アルゴリズム演算部34、データ入力部
40、データ出力部44、及び安定化設計部60に分類
される。非線形演算部32は、上記実施の形態と同様に
ニューラルネットワークで構成され、製品の設計諸元及
び環境条件と製品の性能との対応を計算する計算部とし
て機能する。データ入力部40は製品の設計諸元及び使
用環境条件等を数値化して入力するためのものであり、
データ出力部44は、非線形演算部32の演算の結果と
して、データ入力部40からのデータが安定化された製
品の性能を表す出力データを出力するためのものであ
る。データ入力部40、データ出力部44、及び非線形
演算部32は、上記実施の形態と同様であるため、詳細
な説明を省略する。
【0080】なお、本実施の形態の形態では、データ入
力部40は、製品の設計諸元及び使用環境条件等を数値
化しての入力に加え、後述するように安定化設計時の製
品の設計諸元を表す値の段階的な入力も兼ねている。ま
た、データ出力部44は、非線形演算部32の演算の結
果、すなわち、製品の性能を表す出力データを出力する
ものであるが、安定化設計時に中間値、すなわち後述す
るように製品の設計諸元を表す値の段階的な値に対応す
る性能値の出力も兼ねている。
【0081】安定化設計部60は、上記非線形演算部3
2で計算される製品の設計諸元及び使用環境条件等と製
品の性能との対応のうち、性能を重視したりロバスト性
を重視したりして最適な製品の設計諸元を求めるもので
あり、ハードウェア資源(図2参照)及び後述するソフ
トウェア資源を用いて構成することができる。この安定
化設計部60は、後述するように構築された非線形演算
部32に対して、入力データ部40を介して製品の設計
諸元及び使用環境条件等のデータを入力させ、データ出
力部44で得られる、すなわち非線形演算部32の演算
の結果である製品の性能を表す出力データを採取しなが
ら安定化設計するものである。なお、この安定化設計部
60は、安定化設計を行うにあたり、事前に非線形演算
部32を構築する必要があるので、遺伝的アルゴリズム
部34に対して制御指示を出力したり構築完了の指示を
受けたりすることができる。
【0082】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のシミュレーション装置31の電源が投入ま
たは安定化設計計算実行開始の指示がキーボードよりな
されると、図16のステップ400へ進み、多数の実験
データが準備される。この実験データは、予め製品の設
計諸元及び使用環境条件等と製品の性能との対応実験が
なされた結果を各々数値化したデータであり、データ記
憶装置28に記憶されている。従って、ステップ400
では、データ記憶装置28に記憶された実験データを読
み取ることに相当する。これによって、設計諸元x=
(x1 ,x2 ,・・・,xm T 、設計者が制御できな
い誤差因子r=(r1 ,r2 ,・・・,rn T 、及び
これらにより得られる性能z=(z1 ,z2 ,・・・,
p T について、複数の組み合わせを準備することに
なる。なお、この実験データは、データ記憶装置28に
記憶することに限定されるものではなく、キーボード1
0から入力するようにしてもよく、予めROM18やメ
モリ22に記憶してもよい。
【0083】次のステップ402では、計算が容易なよ
うに準備した実験データを無次元化する。例えば、最大
値を0.9、最小値を0.1に定め、全ての実験デー
タ、すなわち設計諸元x、誤差因子r、及び性能zの各
々をこの最大値と最小値との間に規格化する。なお、最
大値と最小値は、設計諸元x、誤差因子r、及び性能z
の各々について異なる値を定めてもよい。
【0084】以上のようにして実験データの準備が終了
すると、ステップ404において、次のようにして、ニ
ューラルネットワークと、遺伝的アルゴリズムによっ
て、設計諸元x、誤差因子r、及び性能zの関係を学
習、すなわち(3)式を特定する。この学習処理は、上
記実施の形態で述べたニューラルネットワークの学習及
びニューラルネットワークの構築によってなされる(図
6及び図7参照)。
【0085】まず、非線形演算部32におけるニューラ
ルネットワークの構築・学習の処理ため、複数の実験デ
ータのうち所定数(例えば、全体の70〜80%)の実
験データを学習データとすると共に、それ以外(例え
ば、残り20〜30%)の実験データを未学習データと
する。なお、全データの中の未学習データの設定は、多
変量解析等の解析方法で内挿問題を対象とするもので外
挿問題の解には誤差が大きいものを含むことがあるた
め、上記実施の形態と同様に、設定された未学習データ
が外挿データとならないように設定、すなわち、マハラ
ノビスの汎距離が短いデータを未学習データとしてい
る。
【0086】学習処理は、学習データ及び未学習データ
を読み取り、ニューラルネットワークにおける各ユニッ
トの結合係数(重み)及びしきい値を初期値に設定し、
学習データを用いてニューラルネットワークの中間層及
び出力層の各々のユニットの誤差を求める(ステップ2
00〜204)。このユニットの誤差を求めたときの各
結合係数及びしきい値を更新(書換え)して更新された
各結合係数及びしきい値によるニューラルネットワーク
によって未学習データの各々をテストしてテスト結果の
値として製品の性能を表すデータを得て、求めたテスト
結果の値が収束するまで、上記処理を繰り返す(ステッ
プ206〜210)。これによって、学習データを入力
した場合に、中間層及び出力層の各々のユニットの誤差
が最小になるように各結合係数及びしきい値が定まる。
【0087】なお、以上の処理が終了し、ニューラルネ
ットワークの学習が十分に行われた後に、ネットワーク
の構造、すなわち結合係数やしきい値をメモリ18に記
憶し、変換系を構築するようにしてもよい。
【0088】次に、学習処理が終了したニューラルネッ
トワークの初期構造を遺伝的アルゴリズムによって構築
する(図7)。まず、遺伝的アルゴリズムによって最適
な設計諸元の組み合わせ(ニューラルネットワークの入
力層の数と位置)及び最適な中間層のユニット数、及び
最適な結合状態(重み及びしきい値)の値を求めると共
にニューラルネットワークが陥り易い極小値を回避する
ため、既に学習が終了した既存のニューラルネットワー
クの構造を、入力層のユニットの有無、中間層のユニッ
トの有無、重みw及びしきい値θからなるニューラルネ
ットワークの構造の各々を初期世代の染色体として定
め、適応度を求める(ステップ100、102)。次
に、複数の染色体について、各々を適応度の高い順序で
並べ替え、選択の確率で淘汰、また、適応度の大きさ応
じて染色体を選択し、一部を交叉させた後に、適応度を
求める(ステップ104、106)。このような交叉等
を所定世代まで繰り返し(ステップ108)、自然界に
おける生物の進化の過程に相当する進化がなされると、
入力層のユニットの数、中間層のユニットの数、及びそ
れらの結合係数(重み)の初期値が決定され、初期値を
基にしてニューラルネットワークを構築する(ステップ
110、112)。
【0089】すなわち、最適値付近で収束性が低下する
ことを回避するため、上記実施の形態と同様に所定世代
で進化を終了させる。次に、ニューラルネットワークを
誤差逆伝搬、すなわちバックプロパゲーション法によっ
て、再構築する。すなわち、遺伝的アルゴリズムにより
ニューラルネットワークの初期構造を定め、その初期構
造によるニューラルネットワークを上記説明した学習処
理(図6)によって最適化し、最適な結合係数を定め
る。
【0090】なお、本実施の形態では、最初に学習処理
を行った後に遺伝的アルゴリズムによりニューラルネッ
トワークの初期構造を定め、その初期構造によるニュー
ラルネットワークを上記説明した学習処理によってさら
に最適化し、結合係数を定めているが、ニューラルネッ
トワークの学習処理に限定されるものではなく、ニュー
ラルネットワークの初期構造は予め定めた任意の値によ
る構造をランダムに設定してもよい。
【0091】次に、図16のステップ406では、上記
のようにして構築されたニューラルネットワーク、すな
わち設計諸元x、誤差因子r、及び性能zの関係である
(3)式を用いて後述するようにして(無次元化状態
で)安定化設計がなされる。この安定化設計がなされた
後には、ステップ408において、無次元化された設計
諸元xの次元を復旧し、実際の設計諸元xの値を求め
る。なお、このステップ408では、設計諸元x、誤差
因子r、及び性能zの各々の次元を復旧し、実際の設計
諸元x、誤差因子r、及び性能zの値を求めるようにす
れば、設計諸元x、誤差因子r、及び性能zの間の関係
を実際の値で評価・検証することもできる。このように
して、性能とロバスト性を両立した設計諸元xを求める
ことができる。
【0092】次に、遺伝的アルゴリズムの適用事例を説
明する。次の表1には、この適用事例に用いたデータDa
ta1 〜Data13を示す。
【0093】
【表1】
【0094】上記データData1 〜Data13については、以
下の(4)式に示す関係が成立しているものとする。な
お、これらのデータは、以下の関係から理解されるよう
に、性能zには設計諸元X4 が関与していないものを用
いている。
【0095】
【数4】
【0096】第1世代として、50個の固体(ニューラ
ルネットワークの構造)をランダムに作成し、上記のデ
ータData1 〜Data13を用いて適応度を求めた。図18
(1)には、上記データData1 〜Data13を教師データと
して、その教師データに対応するニューラルネットワー
クの推定値との関係から適応度を求めた、学習結果の中
でもっとも適応度が高い個体を示した。この適応度は、
上記データData1 〜Data13を教師データとし、その教師
データに対応するニューラルネットワークの推定出力値
と教師データとの2乗の誤差の逆数を用いている。図1
8(1)から理解されるように、入力層のユニットは、
設計諸元X1 ,X2 ,X4 を取り込んでいるが設計諸元
3 は取り込まずかつ中間層のユニット数は2つに定ま
っている。また、図19(1)には教師データとニュー
ラルネットワークの推定出力値との相関関係を示した。
この図19(1)から理解されるように、相関関係がな
いことが理解される。
【0097】次に、上記初期世代の個体から、求めた複
数の適応度のうち最大の適応度である個体を選択し、選
択した個体について少なくとも一部を交叉、及び少なく
とも一部を変更する突然変異の少なくとも一方を行って
個体、すなわちニューラルネットワークの構造を変更し
て次世代の個体を決定することを、50世代になるまで
繰り返す。なお、上記交叉を行わせるためには少なくと
も2つの個体を選択するが、突然変異を行わせるために
は1つの個体のみの選択でもよい。図18(2)には、
その第50世代の個体のうちもっとも適応度が高い個体
を示した。図18(2)から理解されるように、性能z
に関与していない、すなわち本来入力として取り込むべ
きでない、設計諸元X4 は削除されると共に、中間層の
ユニット数は4つに増加されている。また、図19
(2)の相関関係から理解されるように、教師データと
ニューラルネットワークの推定出力値は相関関係が理想
関係に近づいている。すなわち、重みとしきい値である
結合係数が適正値に近づいていることが理解される。
【0098】さらに、上記交叉や突然変異を繰り返し、
第1000世代になるまで繰り返す。図18(3)に
は、その第1000世代の個体のうちもっとも適応度が
高い個体を示した。図18(3)から理解されるよう
に、性能zに関与するすなわち本体取り込むべき設計諸
元X3 を取り込みかつ、性能zに関与していないすなわ
ち本来入力として取り込むべきでない設計諸元X4 は削
除されると共に、中間層のユニット数は4つを維持して
いる。また、図19(3)の相関関係から理解されるよ
うに、教師データとニューラルネットワークの推定出力
値は相関関係が理想関係にさらに近づいている。すなわ
ち、重みとしきい値である結合係数がさらに適正値に近
づいていることが理解される。
【0099】上記事例では、第1000世代で進化を終
了させている。これは、ニューラルネットワークに遺伝
的アルゴリズムを適用する場合、最適値付近で収束性が
低下するためである。そこで、遺伝的アルゴリズムのみ
により最適値を求めるものではなく、第1000世代で
終了させて、その世代の適応度が最も高い染色対を準初
期値として、ニューラルネットワークを誤差逆伝搬、す
なわちバックプロパゲーション法によって、再構築す
る。すなわち、遺伝的アルゴリズムによるニューラルネ
ットワークの初期構造を定め、その初期構造によるニュ
ーラルネットワークを学習処理(図6)によって最適化
し、最適な結合係数を定める。
【0100】このようにして、ニューラルネットワーク
に遺伝的アルゴリズムを組み合わせることにより、本来
思考錯誤的に行っていた最適な設計諸元の組み合わせ
と、最適なニューラルネットワークの構造、すなわち中
間層の個数(ユニット数)を定めることができる。
【0101】次に、図16のステップ406の安定化設
計の詳細を説明する。この安定化設計は、設計諸元x及
び誤差因子rの値に対応する性能について、設計諸元x
や誤差因子rの値を変動させながら最適な設計諸元x、
誤差因子r、及び性能zの関係を探索するものである。
安定化設計処理が開始されると、図17の安定化設計ル
ーチンが実行され、ステップ300へ進む。
【0102】ステップ300では、安定化設計のための
設計制約を準備する。この設計制約とは、設計時に用い
るパラメータや設計条件をいう。具体的に設計条件は製
品設計時の製品の取りうる寸法範囲の制約や性能の許容
範囲の制約をいい、本実施の形態では、設計諸元x、誤
差因子r及び性能zの各々の最大値及び最小値を表して
いる。また、パラメータには設計諸元xの値を変動させ
るときの間隔がある。この間隔が大き過ぎると非線形性
(上記(3)式)のため、最適解を見逃すことがあり、
また小さ過ぎると探索に必要とする計算時間が増大す
る。例えば、車両の空力騒音(所謂バサバサ音)を低減
するための安定化設計として、図12及び図13に示し
たフロントピラー周辺の構造設計に適用した場合には、
上記実施の形態でも説明したバサバサ音に影響が強いこ
とが想定される設計諸元xのうちフロントウインドシー
ルドとレインガター58(またはピラー50)との段差
H、ピラー50の幅W、ピラー50の半径Rについて
は、1mm程度の間隔が好ましい。これは、1mmの間
隔でこれらの設計諸元xを変動させることであれば、性
能変化を十分検知できると共に、探索する回数も膨大な
数にならないためである。
【0103】なお、設計制約は、キーボード10からの
入力でもよく、予めデータとして用意しておき、データ
記憶装置28に記憶しこれを読み取るようにしてもよ
い。
【0104】次のステップ302では、上記の設計制約
から定まる設計諸元x及び誤差因子rの全ての組み合わ
せについて、関係式から性能z=g(x,r)、及び偏
微分値∂g/∂rを求める。すなわち、例えば、車両の
空力騒音(所謂バサバサ音)を低減するための安定化設
計として、バサバサ音に影響が強いことが想定される段
差H、ピラー50の幅W、ピラー50の半径Rを設計諸
元xとして定めたときには、これらH,W,Rの値を最
大値から最小値までについて、1mmづつ変化させると
共に誤差因子rを最大値から最小値まで変化させた全て
の組み合わせを設定する。これらの組み合わせの各々に
ついて、非線形演算部32(ニューラルネットワーク)
を用いて性能z、及びロバスト性を表す偏微分値∂g/
∂rを求める。なお、偏微分値∂g/∂rを求めるため
の数式は、上記(3)式から求めることができるので、
予め数式として求めておき、この数式を用いて求めるこ
とができる。この偏微分値∂g/∂rを求めるための数
式は、ステップ302の処理開始時に求めるようにして
もよい。さらに、偏微分値∂g/∂rを求めるための設
計諸元x及び誤差因子rとの対応関係を求めるために、
ニューラルネットワークを構築して用いてもよい。
【0105】次のステップ304では、次のようにし
て、性能g(x,r)が大きくかつ偏微分の絶対値ab
s(∂g/∂r)が小さい設計諸元xを求める。
【0106】性能g(x,r)が大きい設計諸元xは、
任意の設計諸元xについて全ての誤差因子rの組み合わ
せについて最小となる性能g(x,r)をgx とすると
き、全ての設計諸元xの組み合わせについて性能gx
最大となる設計諸元xを求めることで求めることができ
る。また、偏微分の絶対値abs(∂g/∂r)が小さ
い設計諸元xは、任意の設計諸元xについて全ての誤差
因子rの組み合わせについて最大となる偏微分の絶対値
abs(∂g/∂r)をgz とするとき、全ての設計諸
元xの組み合わせについて偏微分の絶対値gz が最小と
なる設計諸元xを求めることで求めることができる。
【0107】なお、ステップ302において、設計諸元
x及び誤差因子rの全ての組み合わせについて、性能z
及び偏微分値∂g/∂rが求まっているので、ステップ
304の性能g(x,r)が大きい設計諸元x及び偏微
分の絶対値abs(∂g/∂r)が小さい設計諸元x
は、求められた各値から該当する設計値を抽出すること
で求めることができる。
【0108】上記の性能g(x,r)が大きくかつ偏微
分の絶対値abs(∂g/∂r)が小さい設計諸元x
は、次の(5)式から定めることができる。
【0109】
【数5】
【0110】ただし、t:非負の実数
【0111】上記(5)式の計算結果が小さくなる設計
諸元xを求めることで性能を重視した設計諸元を求める
ことができ、大きくなる設計諸元xを求めることでロバ
スト性を重視した設計諸元を求めることができる。
【0112】なお、ステップ406の安定化設計におい
て、設計諸元x及び誤差因子rの値に対応する性能につ
いて、設計諸元xや誤差因子rの値を変動させながら最
適な設計諸元x、誤差因子r、及び性能zの関係を探索
するのに、計算時間が増大することが想定されるときに
は、設計制約で定めた間隔で最大値から最小値の間の全
ての組み合わせについて性能zを求めることに代えて遺
伝的アルゴリズムを用いて探索するようにしてもよい。
【0113】このようにして、ニューラルネットワーク
に遺伝的アルゴリズムを組み合わせることにより、本来
思考錯誤的に行っていた最適な設計諸元の組み合わせ
と、最適なニューラルネットワークの構造、すなわち中
間層の個数(ユニット数)を定めることができる。この
ようにして構築されたニューラルネットワークを用い
て、性能及びロバスト性を重視した、すなわち性能及び
ロバスト性を両立させた設計諸元を1段階の設計で求め
ることができる。従って、本実施の形態では、1段階設
計で済むため、タグチメソッドのように従来の設計方法
が2段階設計であるのに対して、より柔軟な設計を行う
ことがきる。また、従来、設計諸元と誤差因子のように
直接関係が得られない交互作用の扱いは困難であった
が、本実施の形態の安定化設計を可能とするシミュレー
ション装置では、1段階設計であるため、設計諸元と誤
差因子が明確に分離されている必要がない。例えば、任
意の製品が複数の性能を満足する必要がある場合、任意
の性能に対する設計諸元が、別の性能に対して改善した
場合に誤差因子となり、設計因子と誤差因子が同一であ
る場合のように、設計諸元と誤差因子が明確に分離され
ていないときであっても、設計諸元と誤差因子を分離し
て設定することなく単に入力データとして扱うことがで
き、最適な設計諸元を求めることができる。
【0114】また、タグチメソッドで用いられる実験計
画法では、予め実験済の環境等の水準の組み合わせの性
能までしか得ることができないが、本実施の形態のシミ
ュレーション装置では、ニューラルネットワークを学習
するにあたり検証に用いるデータについて未学習データ
としてマハラノビスの汎距離が短いものを設定するの
で、外挿データとなることがなく、誤差が少ないニュー
ラルネットワークを構築することができ、任意の内挿の
範囲内の性能を容易に予測することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、遺伝的アルゴリズムを用いて神経回路モ
デルを変更して対応手段を構築しているので、非線形的
な対応である、製品の設計条件及び環境条件と、製品の
安定性を反映する要因を含む性能との関係を容易に得る
ことができる、という効果がある。
【0116】請求項2に記載した発明によれば、所定確
率でかつ、神経回路モデルの複数について少なくとも一
部を交叉、及び神経回路モデルの少なくとも一部を変更
する突然変異の少なくとも一方を行って神経回路モデル
を変更して前記対応手段の構造を決定するので、対応手
段の構造を最適に決定することができる、という効果が
ある。
【0117】請求項3に記載した発明によれば、既知の
多数のデータのうちマハラノビスの汎距離が所定距離以
上のデータを用いているので、外挿データにならず、誤
差が少ない対応を求めることができる、という効果があ
る。
【0118】請求項4に記載した発明によれば、予め準
備した複数のデータを用いて多層構造の神経回路モデル
の対応関係を学習構築し、製品の設計条件や性能につい
ての制約や許容範囲を定め、設計制約で制約される許容
範囲内で前記対応や頑健性を表す頑健度を求め、製品の
性能及び頑健性が予め定めた所定範囲内の設計条件を抽
出するので、製品の性能と頑健性を両立させた設計諸元
を求めることができる、という効果がある。
【0119】請求項5に記載した発明によれば、前記多
層構造の神経回路モデルで設定した対応関係を遺伝的ア
ルゴリズムを用いて所定確率でかつ神経回路モデルの複
数について少なくとも一部を交叉や一部を変更する突然
変異を行って構築するので、任意の製品の設計条件及び
環境条件に対応する性能を求めることができる、という
効果がある。
【0120】請求項6に記載した発明は、遺伝的アルゴ
リズムについて、複数のデータで学習構築された最初の
神経回路モデルを初期世代と定め、神経回路モデルを選
択し、少なくとも一部を交叉や突然変異を行う神経回路
モデルの変更を所定世代になるまで繰り返しているの
で、各世代の対応関係を受け継ぎかつより最良の出力を
得るのに近い構成になる神経回路モデルを決定できる、
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態にかかるシミュレータ装置の外
観図である。
【図2】第1実施の形態にかかるシミュレータ装置の概
略構成図である。
【図3】第1実施の形態にかかるシミュレータ装置の機
能別概略ブロック図である。
【図4】ニューラルネットワークの概念構成図である。
【図5】遺伝的アルゴリズムにより構築後のニューラル
ネットワークの概念構成図である。
【図6】ニューラルネットワークの学習処理の流れを示
すフローチャートである。
【図7】第1実施の形態にかかるシミュレータ装置の作
動の流れを示すフローチャートである。
【図8】交叉を示す概念イメージ図である。
【図9】突然変異を示す概念イメージ図である。
【図10】車両の空力騒音が低減される安定化設計に用
いるためのニューラルネットワーク構築過程を示すイメ
ージ図である。
【図11】図11(a)には17車種の教師データと推
定結果の関係を示し、図11(b)には他の車種につい
て実験データと推定結果の関係を示した。
【図12】設計諸元の一部を示す車両の斜視図である。
【図13】図12のA−A’断面図である。
【図14】設計諸元の一部と、バサバサ音の官能値との
関係を示す3次元イメージ図である。
【図15】第2実施の形態にかかるシミュレータ装置の
機能別概略ブロック図である。
【図16】第2実施の形態にかかるシミュレータ装置の
作動の流れを示すフローチャートである。
【図17】第2実施の形態にかかるシミュレータ装置の
安定化設計処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】遺伝的アルゴリズムで構築される過程のニュ
ーラルネットワークの概念構成図である。
【図19】遺伝的アルゴリズムで構築される過程のニュ
ーラルネットワークにおける教師データとニューラルネ
ットワークの推定出力値との関係を示す線図である。
【符号の説明】
10 キーボード 12 コンピュータ本体 14 CRT 30、31 シミュレータ装置 32 非線形演算部 34 遺伝的アルゴリズム部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の設計条件及び環境条件に基づいて
    前記製品の性能を求め、安定性を考慮した製品の安定化
    設計方法であって、 前記製品の設計条件及び環境条件と、前記製品の安定性
    を反映する要因を含む性能との関係が既知の複数のデー
    タにより、前記製品の設計条件及び環境条件を入力とし
    かつ前記製品の安定性を反映する要因を含む性能を出力
    として、入出力関係が非線形な対応を含む対応を定める
    ときに、多層構造の神経回路モデルを有する対応手段を
    用い、遺伝的アルゴリズムを用いて前記神経回路モデル
    を変更して前記対応手段を構築し、任意の製品の設計条
    件及び環境条件に対応する性能を求めることを特徴とす
    る安定化設計方法。
  2. 【請求項2】 前記遺伝的アルゴリズムを用いた前記神
    経回路モデルの変更は、所定確率でかつ、前記神経回路
    モデルの複数について少なくとも一部を交叉、及び前記
    神経回路モデルの少なくとも一部を変更する突然変異の
    少なくとも一方を行って前記神経回路モデルを変更して
    前記対応手段の構造を決定することを特徴とする請求項
    1に記載の安定化設計方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のデータは、前記製品の設計条
    件及び環境条件と、前記製品の安定性を反映する要因を
    含む性能との関係が既知の多数のデータのうち、マハラ
    ノビスの汎距離が所定距離以上のデータであることを特
    徴とする請求項1に記載の安定化設計方法。
  4. 【請求項4】 製品の設計条件及び環境条件と、該製品
    の設計条件及び環境条件による前記製品の性能との間の
    関係が既知の複数のデータを予め準備し、 前記製品の設計条件及び環境条件を入力とすると共に、
    前記性能を出力とする対応関係を、多層構造の神経回路
    モデルで設定し、該対応関係を前記複数のデータを用い
    て学習構築し、 前記製品の設計条件、前記環境条件及び前記製品の性能
    のうちの少なくとも1つの許容範囲を制約する設計制約
    を定め、 前記複数のデータ以外の値を含むデータを用いて、前記
    設計制約で制約される前記許容範囲内で前記製品の設計
    条件及び前記環境条件と前記製品の性能との対応を複数
    求めると共に、頑健性を表す頑健度を求め、 求めた複数の対応及び頑健度に基づいて前記製品の性能
    及び前記頑健性が予め定めた所定範囲内の設計条件を抽
    出する、 安定化設計方法。
  5. 【請求項5】 前記多層構造の神経回路モデルで設定し
    た対応関係を、遺伝的アルゴリズムを用いて所定確立で
    かつ、前記神経回路モデルの複数について少なくとも一
    部を交叉、及び前記神経回路モデルの少なくとも一部を
    変更する突然変異の少なくとも一方を行って少なくとも
    一部を変更して前記対応関係を構築することを特徴とす
    る請求項4に記載の安定化設計方法。
  6. 【請求項6】 前記遺伝的アルゴリズムは、前記複数の
    データで学習構築された神経回路モデルを初期世代と定
    め、前記複数のデータの各々の入力に対する神経回路モ
    デルの出力と、該複数のデータの各々の出力となるべき
    データとの2乗の誤差の逆数を得点として求め、求めた
    複数の得点のうち予め定めた得点以上の神経回路モデル
    を選択し、選択した神経回路モデルについて少なくとも
    一部を交叉、及び少なくとも一部を変更する突然変異の
    少なくとも一方を行って前記神経回路モデルを変更して
    神経回路モデルを決定することを、予め定めた所定世代
    になるまで繰り返すことを特徴とする請求項4に記載の
    安定化設計方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のデータは、マハラノビスの汎
    距離が所定距離未満のデータを前記学習構築された神経
    回路モデルを検証するための検証データ、それ以外のデ
    ータを前記学習構築するための学習データに分類して用
    いることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1
    項に記載の安定化設計方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータによって製品の性能及び頑
    健性が両立した設計条件を求める製品の安定化設計をす
    るための設計プログラムを記録した記録媒体であって、 設計プログラムは、 製品の設計条件及び環境条件と、該製品の設計条件及び
    環境条件による前記製品の性能との間の関係が既知の複
    数のデータを予め準備し、 前記製品の設計条件及び環境条件を入力とすると共に、
    前記性能を出力とする対応関係を、多層構造の神経回路
    モデルで設定し、該対応関係を前記複数のデータを用い
    て学習構築し、 前記製品の設計条件、前記環境条件及び前記製品の性能
    のうちの少なくとも1つの許容範囲を制約する設計制約
    を定め、 前記複数のデータ以外の値を含むデータを用いて、前記
    設計制約で制約される前記許容範囲内で前記製品の設計
    条件及び前記環境条件と前記製品の性能との対応を複数
    求めると共に、頑健性を表す頑健度を求め、 求めた複数の対応及び頑健度に基づいて前記製品の性能
    及び前記頑健性が予め定めた所定範囲内の設計条件を抽
    出する、 ことを特徴とする安定化設計プログラムを記録した記録
    媒体。
  9. 【請求項9】 前記多層構造の神経回路モデルで設定し
    た対応関係を、遺伝的アルゴリズムを用いて所定確率で
    かつ、前記神経回路モデルの複数について少なくとも一
    部を交叉、及び前記神経回路モデルの少なくとも一部を
    変更する突然変異の少なくとも一方を行って少なくとも
    一部を変更して前記対応関係を構築することを特徴とす
    る請求項8に記載の安定化設計プログラムを記録した記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 前記遺伝的アルゴリズムは、前記複数
    のデータで学習構築された神経回路モデルを初期世代と
    定め、前記複数のデータの各々の入力に対する神経回路
    モデルの出力と、該複数のデータの各々の出力となるべ
    きデータとの2乗の誤差の逆数を得点として求め、求め
    た複数の得点のうち予め定めた得点以上の神経回路モデ
    ルを選択し、選択した神経回路モデルについて少なくと
    も一部を交叉、及び少なくとも一部を変更する突然変位
    の少なくとも一方を行って前記神経回路モデルを変更し
    て神経回路モデルを決定することを、予め定めた所定世
    代になるまで繰り返すことを特徴とする請求項8に記載
    の安定化設計プログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記複数のデータは、マハラノビスの
    汎距離が所定距離未満のデータを前記学習構築された神
    経回路モデルを検証するための検証データ、それ以外の
    データを前記学習構築するための学習データに分類して
    用いることを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れ
    か1項に記載の安定化設計プログラムを記録した記録媒
    体。
JP9128977A 1996-07-25 1997-05-19 安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH1091676A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9128977A JPH1091676A (ja) 1996-07-25 1997-05-19 安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体
DE19731943A DE19731943A1 (de) 1996-07-25 1997-07-24 Stabilisierungsentwicklungsverfahren und Aufzeichnungsträger, auf dem ein Stabilisierungsentwicklungsprogramm aufgezeichnet ist

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19606896 1996-07-25
JP8-196068 1996-07-25
JP9128977A JPH1091676A (ja) 1996-07-25 1997-05-19 安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1091676A true JPH1091676A (ja) 1998-04-10

Family

ID=26464533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9128977A Pending JPH1091676A (ja) 1996-07-25 1997-05-19 安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH1091676A (ja)
DE (1) DE19731943A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099579A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Bridgestone Corp シミュレーション方法及び設計方法
JP2003099585A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Mazda Motor Corp 新型車両の企画立案支援のためのコンピュータ・プログラム
JP2009294146A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Tokyu Car Corp 機械システムの異常検出方法
JP2009294147A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Tokyu Car Corp 移動体の異常検出方法
WO2017187798A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 ソニー株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法
WO2018147495A1 (ko) * 2017-02-10 2018-08-16 주식회사 더디엔에이시스템 뉴로블록체인 콤비네이션을 이용한 미션의 자가 조직 모듈
JP2020508521A (ja) * 2017-02-23 2020-03-19 グーグル エルエルシー ニューラルネットワークアーキテクチャの最適化

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099579A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Bridgestone Corp シミュレーション方法及び設計方法
JP2003099585A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Mazda Motor Corp 新型車両の企画立案支援のためのコンピュータ・プログラム
JP2009294146A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Tokyu Car Corp 機械システムの異常検出方法
JP2009294147A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Tokyu Car Corp 移動体の異常検出方法
WO2017187798A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 ソニー株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法
JPWO2017187798A1 (ja) * 2016-04-28 2019-03-07 ソニー株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法
WO2018147495A1 (ko) * 2017-02-10 2018-08-16 주식회사 더디엔에이시스템 뉴로블록체인 콤비네이션을 이용한 미션의 자가 조직 모듈
JP2020508521A (ja) * 2017-02-23 2020-03-19 グーグル エルエルシー ニューラルネットワークアーキテクチャの最適化

Also Published As

Publication number Publication date
DE19731943A1 (de) 1998-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6708847B1 (ja) 機械学習装置及び方法
Pernía-Espinoza et al. Stacking ensemble with parsimonious base models to improve generalization capability in the characterization of steel bolted components
JP6327926B2 (ja) 階層型ニューラルネットワークの学習システム及び方法
JP5573443B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN112561064A (zh) 基于owkbc模型的知识库补全方法
JP2020154564A (ja) 学習方法、学習プログラムおよび学習装置
Valdez et al. A framework for interactive structural design exploration
JPH1091676A (ja) 安定化設計方法及び安定化設計プログラムを記録した記録媒体
Wei et al. Understanding via exploration: Discovery of interpretable features with deep reinforcement learning
CN112506899A (zh) 一种基于改进lstm的pm2.5数据异常值检测方法
CN102663493A (zh) 一种用于时间序列预测的迟滞神经网络
US11797859B2 (en) Environment factor control device and training method thereof
Dang et al. Robust vibration output-only structural health monitoring framework based on multi-modal feature fusion and self-learning
CN120045762B (zh) 一种基于边界节点条件gan的不平衡图节点分类方法及系统
CN119941691B (zh) 一种基于数据增强和对比学习的图像质量评估方法
CN115033563A (zh) 一种基于多任务学习的峰值负荷预测方法和装置
CN118690985B (zh) 一种配方产品质量评价方法
CN120706994A (zh) 一种在线学习早期预警方法、装置、设备及介质
JP2014006812A (ja) モデル適用装置、モデル適用方法、及びプログラム
CN116049733B (zh) 基于神经网络的效能评估方法、系统、设备与存储介质
CN111462817A (zh) 一种分类模型构建方法、装置、分类模型及分类方法
CN117195039A (zh) 一种重力储能系统的轴承故障检测方法及系统
Cai et al. Optimization study of BP neural network based on genetic algorithm
Anastassiou et al. A recurrent neural fuzzy network
CN116306818B (zh) 一种基于超图神经网络的在线学习同伴互评分数聚合方法