JPH109239A - アンカーボルトの固定方法 - Google Patents

アンカーボルトの固定方法

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JPH109239A
JPH109239A JP17843696A JP17843696A JPH109239A JP H109239 A JPH109239 A JP H109239A JP 17843696 A JP17843696 A JP 17843696A JP 17843696 A JP17843696 A JP 17843696A JP H109239 A JPH109239 A JP H109239A
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JP
Japan
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adhesive
anchor bolt
perforation
liquid
capsule
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JP17843696A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ito
裕安 伊藤
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケミカルアンカーボルトの固定に際して、個
人差の出ない的確な穿孔内付着物の清掃により、バラツ
キのない安定したアンカーボルトの固定を図る。 【解決手段】 母材へ設けた穿孔10内に液体(例え
ば、水)20を注入して穿孔内壁付着物50を沈殿さ
せ、前記沈殿後接着剤30(例えば、水中硬化性樹脂)
を封入したカプセル40を穿孔10内に沈潜させる。そ
の後にカプセル40を破壊しつつアンカーボルト60を
挿入して、接着剤30の硬化によりアンカーボルト60
を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート等の
母材に設けた穿孔内に接着剤を用いてアンカーボルトを
固定する方法に関し、特にアンカーボルトの固定強度に
影響を与える穿孔内壁付着物の清掃を的確に行なえるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アンカーボルトの固定方法とし
て、コンクリート等の母材に設けた穿孔内へ、反応型の
硬化性樹脂からなる接着剤を内部に封入したカプセルを
挿入し、そのカプセルを頭上から壊すようにしてボルト
を打ち込み、壊れたカプセルから出た硬化性樹脂の硬化
により打ち込んだボルトを固定する方法が、ケミカルア
ンカーボルト或は樹脂アンカーボルトとして知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のいわゆるケミカ
ルアンカーボルトによる固定方法では、穿孔内壁に付着
した穿孔時のコンクリート粉を丁寧に清掃して除去して
おかないと、必要な接着強度が得られず、アンカーボル
トの固定が十分でない場合がある。多数のアンカーボル
トを固定するには、時間短縮等のために、通常は複数の
人間が作業にかかる。そのため、どうしても清掃度合い
に個人差が出て、これが往々にしてアンカーボルトの固
定強度のバラツキ原因に繋がるという問題点が現場から
指摘されていた。そこで、本願発明は、上記問題点に鑑
み提案されたもので、作業に個人差の出ない簡単で的確
な穿孔内壁付着物の清掃方法を取り入れ、固定強度にバ
ラツキのない安定したアンカーボルトの固定ができる方
法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の請求項1に記載の発明は、母材に設けた
穿孔内に接着剤を用いてアンカーボルトを固定する方法
であって、前記穿孔内に液体を注入して、注入液体で穿
孔内壁の付着物を沈殿させた後、前記穿孔内に接着剤を
注入して前記液体を接着剤に入れ替えるとともに、アン
カーボルトを挿入し、前記接着剤の硬化によりアンカー
ボルトを穿孔内に固定するようにした。さらに、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、接
着剤の注入を、接着剤を封入したカプセルを液体注入後
の穿孔内に沈め、その後にカプセルを破壊しつつアンカ
ーボルトを挿入して行なうようにした。また、請求項3
に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明で、注入
液体として水を使用し、接着剤として水中硬化性樹脂を
使用するようにした。
【0005】上記構成では、穿孔内に液体を注入するこ
とにより穿孔内壁の付着物を沈殿させる。液体には、そ
の後に注入する接着剤との兼ね合い(例えば、接着剤の
硬化を妨げないもの等の条件)があるが、基本的には付
着物の自然沈降が図れるものであればよい。例えば、接
着剤として水中硬化性樹脂を使用すれば。注入液体とし
て水を使用することができる。また、穿孔内への液体の
注入作業は、個人差が出るほどの作業ではなく、誰でも
同程度に穿孔内壁付着物の除去清掃が行なえる。エアー
等で母材穿孔時の付着物を吹き飛ばす方法に比べて、液
体を注入した方が、付着物が穿孔内壁から自然に剥がれ
て沈殿するためより的確な清掃ができる。
【0006】従って、複数の人間が作業に携わっても、
ケミカルアンカーボルトの接着剤の硬化性阻害要因とな
るコンクリート粉等の母材穿孔内壁付着物を、効率的に
且つ的確に清掃できる。さらに、付着物の沈殿後に、接
着剤を注入して液体と入れ替えるとともに、アンカーボ
ルトを挿入するので、従来とは異なり、付着物に阻害さ
れることなく穿孔内に満たした接着剤の硬化によりバラ
ツキのないアンカーボルトの固定ができる。特に、接着
剤をカプセルに内封して、液体注入後の穿孔内に沈潜さ
せるようにすれば、そのカプセルの沈潜により穿孔内の
殆どの液体は排出されてしまう。その後に、カプセルを
破壊しつつアンカーボルトを挿入すれば、接着剤が穿孔
内に満ちるとともに硬化してアンカーボルトの固定がで
きる。
【0007】接着剤には、例えば、2液混合型で代表さ
れる反応型接着剤があるが、一方の液を付着物の沈殿を
兼ねた注入液体として使用し、他方をカプセル等にいれ
た注入用接着剤として使用することもできる。或は、接
着剤に1液型接着剤を使用して、それと反応しないか、
或は助剤的効果を有する液体を注入液体として使用する
こともできる。また、接着剤と注入液体とが互いに混和
反応しないタイプで、且つ注入液体より接着剤の方があ
る程度比重が大きいという条件を満たすように、注入液
体と接着剤との組み合わせを選択すれば、カプセル等を
使用せず、直接ノズル先端から穿孔内へ接着剤を注入さ
せることも基本的には可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のアンカーボルトの固定方
法について、以下図によりその実施形態を説明する。本
実施形態では、穿孔10内に注入する液体20として水
を使用し、接着剤30として水中硬化性樹脂を使用した
場合について先ず説明する。水中硬化性樹脂は、従来の
ケミカルアンカーボルトで使用されているようなガラス
製のカプセル40に内封して使用した。水中硬化性樹脂
として、本実施形態では、コニシ株式会社製のボンドE
2800を使用した。本材は、2液性であるため、カプ
セル内には2液が混合しないように別々に内封されてい
る。かかる構成の水中硬化性樹脂を用いてアンカーボル
トを以下の手順で固定する。
【0009】先ず、図1(a)に示すように、母材(例
えば、本実施形態ではコンクリートを母材とする)に、
適宜手段で穿孔する。穿孔10内に、図1(b)に示す
ように、注入液体20として水をほぼ満水になるまで注
入し、穿孔時に発生した穿孔内壁付着物(例えば、コン
クリート粉)50を沈殿させる。注水の場合には、ホー
ス先端から水道水をそのまま注水すればよいが、より好
ましくはシャワー状に勢い良く噴射させて、穿孔内壁を
洗い落とすようにすれば効果的である。コンクリート粉
等の付着物50が沈殿した後、図1(c)に示すよう
に、ガラス製のカプセル40を穿孔10内へ入れて沈潜
させる。カプセル40の沈潜により、穿孔10内の液体
20の殆どを穿孔外へ溢れさせて、液体20と接着剤3
0との入れ替えを行なう。
【0010】本実施形態では、接着剤30はカプセル4
0内に封入して使用しているので、この段階では、接着
剤30は未だカプセル40内に入った状態で液体20と
入れ替えられている。沈潜させるカプセル40の大きさ
を、穿孔10の内径より少し小さい口径で、且つ穿孔1
0の深さ程度のカプセル長に設定して、カプセル40の
容積を穿孔内容積とほぼ同様にすれば、より効果的に接
着剤と30と液体20とを入れ替えられる。その後、沈
潜させたカプセル40の上端に、図1(c)に示すよう
に、アンカーボルト60の先端を当てて回転させながら
挿入する。挿入に際しては、アンカーボルト60は、ガ
ラス製のカプセル40を壊しつつ、且つカプセル40内
の2液を混合させるために、本実施形態では、ドリルの
先端にアンカーボルト60を装着してねじ込むようにし
て打ち込んだ。
【0011】本実施形態では、接着剤30に、水中硬化
性に優れたエポキシ樹脂系のボンドE2800が使用さ
れている。ボンドE2800は水中でも硬化するため、
付着物50の沈殿清掃用の注入液体20として本実施形
態のように水を使用することができる。水を注入液体2
0として使用するので、他の溶剤等を注入液体20とし
て使用する場合に比べて手軽に実施できる。完全に水と
接着剤30とが入れ替わらなくても、十分に接着剤30
は硬化する。図1(d)に示すように、接着剤30(本
実施形態では、水中硬化性樹脂)の硬化により、打ち込
んだアンカーボルト60は固定される。
【0012】上記実施形態では、接着剤30としての水
中硬化性樹脂を内封したカプセル40を穿孔10内に沈
潜させることにより、穿孔10内への接着剤30の注入
を行なったが、水とは混和反応しないタイプで、十分に
水より比重差が大きい場合には、かかるタイプの水中硬
化性樹脂を沈殿させた付着物50を舞い上がらせないよ
うにしながらノズル先端から直接穿孔10内に注入し
て、水と接着剤30である水中硬化性樹脂とを置き換え
ても構わない。因みに、本実施形態で使用したボンドE
2800は、比重が1に近いためこの方法には適してい
ない。また、本実施形態では、ボンドE2800を使用
したが、水中硬化性に優れて且つ必要な強度等が得られ
るものであれば、それ以外のものでも構わない。
【0013】上記実施形態では、水を注入液体として使
用した場合について説明したが、水以外の液体を使用し
ても構わない。例えば、助剤と主剤とから構成される2
液混合性の硬化性樹脂の場合には、助剤又は主剤の一方
を注入液体として穿孔10内に入れておき、他方を接着
剤30としてカプセル40に入れる等して注入しても構
わない。この場合には、アンカーボルト60の挿入によ
り、注入液体20とカプセル40内の液体とが混合して
硬化するため、カプセル40内の液体に見合った混合量
の注入液体20が穿孔10内に残存できるように、入れ
替え量を想定してカプセル40の大きさを調節すればよ
い。
【0014】また、母材の材質等を考慮して、水以外に
も安価で穿孔内壁の洗浄硬化のある非水溶液等を使用し
ても構わない。さらに、前記実施形態で、水の代わり
に、接着剤の硬化性阻害要因とならないような洗剤や、
或は凝集剤等を適宜混ぜた水溶液を使用して、付着物の
内壁からの剥離や沈降速度を早めたりして、穿孔内壁を
より効果的に清掃して、接着剤の硬化性が十分に発揮で
きるようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明の構成により、従来のケミカルア
ンカーの固定強度のバラツキ原因となっていた穿孔内の
コンクリート粉等の付着物の清掃を、液体注入という簡
単な作業で誰でもが的確に行なうことができる。そのた
め、従来のケミカルアンカーボルトの工程を大幅に代え
ることなく簡単な作業工程(液体の注入と、注入液体の
入れ替え)を追加しただけで、ケミカルアンカーボルト
固定の難点であった作業ムラに基づく固定強度のバラツ
キを解消することができる。特に、注入液体に水を、接
着剤に水中硬化性樹脂を選定して組み合わせて使用すれ
ば、手軽に本発明の実施ができる。また、本発明の構成
は、注入液体として水以外にも、例え接着剤の構成液体
であっても、付着物を沈殿させることができれば使用で
きるため、アンカーボルトの固定母材に合わせた注入液
体、或は接着剤の組み合わせを選択することにより、種
々の現場に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンカーボルトの固定方法の各作
業手順を示す断面図(a)、(b)、(c)、(d)。
【符号の説明】
10 穿孔 20 液体 30 接着
剤 40 カプセル 50 付着物 60 アン
カーボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材に設けた穿孔内に接着剤を用いてア
    ンカーボルトを固定する方法であって、前記穿孔内に液
    体を注入して、注入液体で穿孔内壁の付着物を沈澱させ
    た後、前記穿孔内に接着剤を注入して前記液体を接着剤
    に入れ替えるとともに、アンカーボルトを挿入し、前記
    接着剤の硬化によりアンカーボルトを穿孔内に固定する
    ことを特徴とするアンカーボルトの固定方法。
  2. 【請求項2】 接着剤の注入は、接着剤を封入したカプ
    セルを液体注入後の穿孔内に沈め、その後にカプセルを
    破壊しつつアンカーボルトを挿入して行なうことを特徴
    とする請求項1に記載のアンカーボルトの固定方法。
  3. 【請求項3】 注入液体として水を使用し、接着剤とし
    て水中硬化性樹脂を使用したことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のアンカーボルトの固定方法。
JP17843696A 1996-06-19 1996-06-19 アンカーボルトの固定方法 Pending JPH109239A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281134A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Hilti Ag 固定素子を係止するための据え付け方法
CN105402560A (zh) * 2015-12-02 2016-03-16 上海君屹工业自动化股份有限公司 一种底座调平机构及其使用方法
KR102191974B1 (ko) * 2019-11-13 2020-12-16 주식회사 코어이노베이션 Dt 앵커바
JP2021152330A (ja) * 2016-09-27 2021-09-30 株式会社水道技術開発機構 短管取付け工法

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