JPH1092462A - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
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- JPH1092462A JPH1092462A JP8241852A JP24185296A JPH1092462A JP H1092462 A JPH1092462 A JP H1092462A JP 8241852 A JP8241852 A JP 8241852A JP 24185296 A JP24185296 A JP 24185296A JP H1092462 A JPH1092462 A JP H1092462A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存の通信用電源設備に用いられているバッ
クアップ用の開放形鉛蓄電池と置き換え可能な密閉形鉛
蓄電池を提供する。 【解決手段】 正極活物質中にSe,Sn,Ni,Z
n,SbまたはAgの金属を含有させる。20℃におけ
る電解液比重が1.26〜1.32の希硫酸を電解液と
して用い、2.15〜2.20V/セルの定電圧で10
0%以上のトリクル充電が可能になるように金属の含有
量を選んで密閉形鉛蓄電池の正極電位を調整する。 【効果】 従来より低い定電圧(2.15〜2.20V
/セル)で100%以上のトリクル充電が可能になる。
クアップ用の開放形鉛蓄電池と置き換え可能な密閉形鉛
蓄電池を提供する。 【解決手段】 正極活物質中にSe,Sn,Ni,Z
n,SbまたはAgの金属を含有させる。20℃におけ
る電解液比重が1.26〜1.32の希硫酸を電解液と
して用い、2.15〜2.20V/セルの定電圧で10
0%以上のトリクル充電が可能になるように金属の含有
量を選んで密閉形鉛蓄電池の正極電位を調整する。 【効果】 従来より低い定電圧(2.15〜2.20V
/セル)で100%以上のトリクル充電が可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池に
関するものであり、特にトリクル充電に使用する密閉形
鉛蓄電池に関するものである。
関するものであり、特にトリクル充電に使用する密閉形
鉛蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる液式鉛蓄電池と呼ばれる開放形
鉛蓄電池が、従来多くの通信用電気機器装置のバックア
ップ電池や、通信用電源設備のバックアップ電池として
用いられている。この種の用途に用いられる開放形鉛蓄
電池は、定電圧でトリクル充電されている。しかしなが
ら開放形鉛蓄電池は、電解液の補充が必要であるため、
前述の用途で用いられるバックアップ電池を開放形鉛蓄
電池に代えて密閉形鉛蓄電池に変更したいという要望が
出てきている。
鉛蓄電池が、従来多くの通信用電気機器装置のバックア
ップ電池や、通信用電源設備のバックアップ電池として
用いられている。この種の用途に用いられる開放形鉛蓄
電池は、定電圧でトリクル充電されている。しかしなが
ら開放形鉛蓄電池は、電解液の補充が必要であるため、
前述の用途で用いられるバックアップ電池を開放形鉛蓄
電池に代えて密閉形鉛蓄電池に変更したいという要望が
出てきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】新しい通信用電源設備
等を作る場合に、バックアップ電池として密閉形鉛蓄電
池を採用することは簡単に行える。しかしながら過去に
製造し、現在活用されている通信用電源設備等に設置し
ている開放形鉛蓄電池を単純に密閉形鉛蓄電池に置き換
えることはできない。これは、現在一般的に製造されて
いる密閉形鉛蓄電池は、開放形鉛蓄電池に比べて希硫酸
からなる電解液の比重が高く(1.26〜1.32)、
24時間で100%以上のトリクル充電を行うために必
要な充電電圧(以下、単にトリクル充電電圧という)を
高く設定する必要があるために、既存の通信用電源設備
等に設置されているトリクル充電装置をそのまま利用し
たのでは、充電量100%以上の充電をすることができ
ないためである。例えば、一般的に用いられている通信
用電源設備においては、トリクル充電電圧が2.15〜
2.20V/セルであるのに対して、据置用の密閉形鉛
蓄電池ではトリクル充電電圧が2.23V/セルであ
り、また小形用の密閉形鉛蓄電池ではトリクル充電電圧
が2.275V/セルであった。そのため、従来の通信
用電源設備のバックアップシステムにおいては開放形鉛
蓄電池をそのまま密閉形鉛蓄電池に代えることができな
いのである。
等を作る場合に、バックアップ電池として密閉形鉛蓄電
池を採用することは簡単に行える。しかしながら過去に
製造し、現在活用されている通信用電源設備等に設置し
ている開放形鉛蓄電池を単純に密閉形鉛蓄電池に置き換
えることはできない。これは、現在一般的に製造されて
いる密閉形鉛蓄電池は、開放形鉛蓄電池に比べて希硫酸
からなる電解液の比重が高く(1.26〜1.32)、
24時間で100%以上のトリクル充電を行うために必
要な充電電圧(以下、単にトリクル充電電圧という)を
高く設定する必要があるために、既存の通信用電源設備
等に設置されているトリクル充電装置をそのまま利用し
たのでは、充電量100%以上の充電をすることができ
ないためである。例えば、一般的に用いられている通信
用電源設備においては、トリクル充電電圧が2.15〜
2.20V/セルであるのに対して、据置用の密閉形鉛
蓄電池ではトリクル充電電圧が2.23V/セルであ
り、また小形用の密閉形鉛蓄電池ではトリクル充電電圧
が2.275V/セルであった。そのため、従来の通信
用電源設備のバックアップシステムにおいては開放形鉛
蓄電池をそのまま密閉形鉛蓄電池に代えることができな
いのである。
【0004】この問題を解決するためには、まず既存の
充電装置の充電電圧を高くするための改良が必要にな
る。また充電電圧を高くすると、トリクル充電時に充電
装置から負荷に供給される電圧と、バックアップ時にバ
ックアップ電池から負荷に供給される電圧の差が大きく
なる不具合が発生する。そのため充電電圧を高くした場
合には、バックアップ電池と負荷との間に複数のダイオ
ードを直列接続して構成した電圧ドロッパーを配置し、
またこの電圧ドロッパーと並列にスイッチ回路を設け、
トリクル充電時にはスイッチ回路を開状態にして電圧ド
ロッパーを通して負荷に電圧を印加し、バックアップ時
にはスイッチ回路を閉状態にして電圧ドロッパーを通さ
ずにバックアップ電池から負荷に電圧を印加する回路を
付加する必要がある。
充電装置の充電電圧を高くするための改良が必要にな
る。また充電電圧を高くすると、トリクル充電時に充電
装置から負荷に供給される電圧と、バックアップ時にバ
ックアップ電池から負荷に供給される電圧の差が大きく
なる不具合が発生する。そのため充電電圧を高くした場
合には、バックアップ電池と負荷との間に複数のダイオ
ードを直列接続して構成した電圧ドロッパーを配置し、
またこの電圧ドロッパーと並列にスイッチ回路を設け、
トリクル充電時にはスイッチ回路を開状態にして電圧ド
ロッパーを通して負荷に電圧を印加し、バックアップ時
にはスイッチ回路を閉状態にして電圧ドロッパーを通さ
ずにバックアップ電池から負荷に電圧を印加する回路を
付加する必要がある。
【0005】しかしながら充電装置を改良したり、更に
電圧ドロッパーとスイッチ回路を設けることは、開放型
鉛蓄電池を密閉形鉛蓄電池で置き換える際の、費用をか
なり上げることになり、この置き換えの大きな経済的障
害となる。
電圧ドロッパーとスイッチ回路を設けることは、開放型
鉛蓄電池を密閉形鉛蓄電池で置き換える際の、費用をか
なり上げることになり、この置き換えの大きな経済的障
害となる。
【0006】本発明の目的は、従来の通信用電源設備等
でバックアップ電池として用いられている開放形鉛蓄電
池に代えてそのまま使用できる密閉形鉛蓄電池を提供す
ることにある。
でバックアップ電池として用いられている開放形鉛蓄電
池に代えてそのまま使用できる密閉形鉛蓄電池を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】開放形鉛蓄電池に代えて
そのまま使用できる密閉形鉛蓄電池は、開放形鉛蓄電池
のトリクル充電電圧でトリクル充電できるものでなけれ
ばならない。そこで本発明では、密閉形鉛蓄電池を対象
にして、正極活物質中にSe,Sn,Ni,Zn,Sb
またはAgを含有させて正極電位を調整することにより
所望の定電圧でトリクル充電した場合に充電量100%
以上の充電が可能になるようにする。
そのまま使用できる密閉形鉛蓄電池は、開放形鉛蓄電池
のトリクル充電電圧でトリクル充電できるものでなけれ
ばならない。そこで本発明では、密閉形鉛蓄電池を対象
にして、正極活物質中にSe,Sn,Ni,Zn,Sb
またはAgを含有させて正極電位を調整することにより
所望の定電圧でトリクル充電した場合に充電量100%
以上の充電が可能になるようにする。
【0008】本発明では、正極活物質中に添加材を添加
するだけで、所望の定電圧でのトリクル充電が可能にな
る。そのため、本発明の密閉形鉛蓄電池を用いれば、従
来の通信用電源設備等のバックアップシステムで開放形
鉛蓄電池に代えてトリクル充電を行うことができる。
するだけで、所望の定電圧でのトリクル充電が可能にな
る。そのため、本発明の密閉形鉛蓄電池を用いれば、従
来の通信用電源設備等のバックアップシステムで開放形
鉛蓄電池に代えてトリクル充電を行うことができる。
【0009】特に20℃における比重が1.26〜1.
32の希硫酸を電解液として用い、定電圧を2.15〜
2.20V/セルとしたトリクル充電に使用することが
できるように、添加材の添加量を決定すれば従来の開放
型鉛蓄電池とそのまま置き換えることができる密閉形鉛
蓄電池となる。
32の希硫酸を電解液として用い、定電圧を2.15〜
2.20V/セルとしたトリクル充電に使用することが
できるように、添加材の添加量を決定すれば従来の開放
型鉛蓄電池とそのまま置き換えることができる密閉形鉛
蓄電池となる。
【0010】所望の定電圧でのトリクル充電を可能にす
るには、負極活物質中にSe,Sn,SbまたはNiを
含有させて負極電位を調整することによっても行うこと
ができる。また、化成終了時における正極活物質の重量
比面積を調整することによっても行うこともできる。ま
た、負極活物質に含有するリグニンスルホン酸ナトリウ
ムの含有量を調整して負極電位を調整することによって
も行える。
るには、負極活物質中にSe,Sn,SbまたはNiを
含有させて負極電位を調整することによっても行うこと
ができる。また、化成終了時における正極活物質の重量
比面積を調整することによっても行うこともできる。ま
た、負極活物質に含有するリグニンスルホン酸ナトリウ
ムの含有量を調整して負極電位を調整することによって
も行える。
【0011】
【発明の実施の形態】試験に用いた密閉形鉛蓄電池を次
のようにして製造した。最初に正極板を作った。まず鉛
粉85重量%と比重1.26(20℃)の希硫酸9重量
%と水6重量%とを混練して正極活物質ペースト素材を
作り、いくつかの正極活物質ペースト素材には表1に示
すような金属をそれぞれ加えて混練して正極活物質ペー
ストを作った。なお金属の添加量は鉛粉に対して0.4
重量%になる量であり、平均粒子径10μmの粉末を用
いた。次に正極活物質ペーストをPb−0.09重量%
Ca−0.4重量%Snの合金の格子体からなる集電体
に充填してから、40℃の温度、90%の湿度中に16
時間放置する熟成を行って未化成正極板を作った。
のようにして製造した。最初に正極板を作った。まず鉛
粉85重量%と比重1.26(20℃)の希硫酸9重量
%と水6重量%とを混練して正極活物質ペースト素材を
作り、いくつかの正極活物質ペースト素材には表1に示
すような金属をそれぞれ加えて混練して正極活物質ペー
ストを作った。なお金属の添加量は鉛粉に対して0.4
重量%になる量であり、平均粒子径10μmの粉末を用
いた。次に正極活物質ペーストをPb−0.09重量%
Ca−0.4重量%Snの合金の格子体からなる集電体
に充填してから、40℃の温度、90%の湿度中に16
時間放置する熟成を行って未化成正極板を作った。
【0012】次に負極板を作った。まず鉛粉89重量%
と比重1.26(20℃)の希硫酸6重量%と水5重量
%とリグニンスルホン酸ナトリウム1重量%を混練して
負極活物質ペースト素材を作り、いくつかの負極活物質
ペースト素材には表1に示すような金属をそれぞれ加え
て混練して負極活物質ペーストを作った。なお金属の添
加量は鉛粉に対して0.4重量%になる量であり、平均
粒子径10μmの粉末を用いた。次に負極活物質ペース
トをPb−0.09重量%Ca−0.4重量%Snの合
金の格子体からなる集電体に充填してから、40℃の温
度、90%の湿度中に16時間放置する熟成を行って未
化成負極板を作った。
と比重1.26(20℃)の希硫酸6重量%と水5重量
%とリグニンスルホン酸ナトリウム1重量%を混練して
負極活物質ペースト素材を作り、いくつかの負極活物質
ペースト素材には表1に示すような金属をそれぞれ加え
て混練して負極活物質ペーストを作った。なお金属の添
加量は鉛粉に対して0.4重量%になる量であり、平均
粒子径10μmの粉末を用いた。次に負極活物質ペース
トをPb−0.09重量%Ca−0.4重量%Snの合
金の格子体からなる集電体に充填してから、40℃の温
度、90%の湿度中に16時間放置する熟成を行って未
化成負極板を作った。
【0013】次に表1に示すような化成比重(20℃に
おける比重)の希硫酸中に各未化成正極板及び未化成負
極板極板を組合わせて浸漬して理論容量の250%にな
るまで20時間化成した。希硫酸の比重により活物質の
重量比表面積が変化する。そして、各極板を比較例の極
板を対極として組合わせた(正極板は比較例2Aの負極
板とそれぞれ組合わせ、負極板は比較例1Aの正極板と
それぞれ組合わせた)。組み合わせは、正極板3枚と負
極板4枚とを組み合わせたものを1セルとした。そして
これを6セル作って15Ah−12Vの密閉形鉛蓄電池
をそれぞれ完成した。表1には、化成終了時における活
物質の重量比表面積及び極板の電位が示されている。な
お極板の電位は、極板を比重1.28(20℃)の希硫
酸中に浸漬し、電流密度0.04A/cm2 ,液温25
℃における5MHg/Hg2 SO4 を基準とする電位を
測定したものである。
おける比重)の希硫酸中に各未化成正極板及び未化成負
極板極板を組合わせて浸漬して理論容量の250%にな
るまで20時間化成した。希硫酸の比重により活物質の
重量比表面積が変化する。そして、各極板を比較例の極
板を対極として組合わせた(正極板は比較例2Aの負極
板とそれぞれ組合わせ、負極板は比較例1Aの正極板と
それぞれ組合わせた)。組み合わせは、正極板3枚と負
極板4枚とを組み合わせたものを1セルとした。そして
これを6セル作って15Ah−12Vの密閉形鉛蓄電池
をそれぞれ完成した。表1には、化成終了時における活
物質の重量比表面積及び極板の電位が示されている。な
お極板の電位は、極板を比重1.28(20℃)の希硫
酸中に浸漬し、電流密度0.04A/cm2 ,液温25
℃における5MHg/Hg2 SO4 を基準とする電位を
測定したものである。
【0014】
【表1】 次に上記の正極板を用いて作った各電池を0.05CA
で放電した後に2.15V/セル及び2.20V/セル
でそれぞれ24時間充電して充電量を測定して正極電位
と充電量との関係を調べた。図1はその測定結果を示し
ている。本図より2.15V/セル及び2.20V/セ
ル共に正極電位が低くなると充電量を高くできるのが分
る。そして、正極電位が1.53V以下の実施例1A〜
1Gの正極板を用いると、充電量を100%以上にでき
るのが分る。
で放電した後に2.15V/セル及び2.20V/セル
でそれぞれ24時間充電して充電量を測定して正極電位
と充電量との関係を調べた。図1はその測定結果を示し
ている。本図より2.15V/セル及び2.20V/セ
ル共に正極電位が低くなると充電量を高くできるのが分
る。そして、正極電位が1.53V以下の実施例1A〜
1Gの正極板を用いると、充電量を100%以上にでき
るのが分る。
【0015】次に上記の負極板を用いて作った各電池を
前述と同様に0.05CAで放電した後に2.15V/
セル及び2.20V/セルでそれぞれ24時間充電して
充電量を測定して負極電位と充電量との関係を調べた。
図2はその測定結果を示している。本図より2.15V
/セル及び2.20V/セル共に負極電位を高くすると
充電量を高くできるのが分る。そして、負極電位が−
1.63V以上の実施例2A〜2Eの負極板を用いる
と、充電量を100%以上にできるのが分る。
前述と同様に0.05CAで放電した後に2.15V/
セル及び2.20V/セルでそれぞれ24時間充電して
充電量を測定して負極電位と充電量との関係を調べた。
図2はその測定結果を示している。本図より2.15V
/セル及び2.20V/セル共に負極電位を高くすると
充電量を高くできるのが分る。そして、負極電位が−
1.63V以上の実施例2A〜2Eの負極板を用いる
と、充電量を100%以上にできるのが分る。
【0016】次に比較例1Aの正極活物質中にSe,S
n,Ni,Zn,Sb,Agを添加した場合、及び比較
例2Aの負極活物質中にSe,Sn,Sb,Ni,A
g,Znを添加した場合の各金属の添加量(鉛粉に対す
る添加量)と正極電位及び負極電位との関係を調べた。
図3はその測定結果を示している。本図より、正極活物
質中にSe,Sn,Ni,Zn,Sb,Agを添加する
と正極電位が低くなり、これらの金属を鉛粉に対して
0.1重量%添加すると正極電位を1.53V以下にで
きるのが分る。また負極活物質中にSe,Sn,Ni,
Sbを添加すると負極電位が高くなり、これらの金属を
鉛粉に対して0.1重量%添加すると負極電位を−1.
63V以上にできるのが分る。なお、負極活物質中にA
g,Znを添加すると負極電位は低くなるのが分る。但
し、正極活物質中に金属を鉛粉に対して1.5重量%を
超えて添加したり、負極活物質中に金属を鉛粉に対して
1.5重量%を超えて添加すると、図4に示すように電
池の容量が低下する。図4は正極活物質中及び負極活物
質中にSnを添加した場合の金属量と容量比(金属無添
加の容量を100%とした容量比)との関係を示す図で
あるが、Sn以外の他の金属を用いても、添加量が1.
5重量%を超えると、容量は急激に低下する。したがっ
て、正極電位を1.53V以下にするには、正極活物質
中にSe,Sn,Ni,Zn,Sb,Agを鉛粉に対し
て0.1〜1.5重量%添加すればよく、負極電位を−
1.63V以上にするには、負極活物質中にSe,S
n,Ni,Sbを鉛粉に対して0.1〜1.5重量%添
加すればよい。
n,Ni,Zn,Sb,Agを添加した場合、及び比較
例2Aの負極活物質中にSe,Sn,Sb,Ni,A
g,Znを添加した場合の各金属の添加量(鉛粉に対す
る添加量)と正極電位及び負極電位との関係を調べた。
図3はその測定結果を示している。本図より、正極活物
質中にSe,Sn,Ni,Zn,Sb,Agを添加する
と正極電位が低くなり、これらの金属を鉛粉に対して
0.1重量%添加すると正極電位を1.53V以下にで
きるのが分る。また負極活物質中にSe,Sn,Ni,
Sbを添加すると負極電位が高くなり、これらの金属を
鉛粉に対して0.1重量%添加すると負極電位を−1.
63V以上にできるのが分る。なお、負極活物質中にA
g,Znを添加すると負極電位は低くなるのが分る。但
し、正極活物質中に金属を鉛粉に対して1.5重量%を
超えて添加したり、負極活物質中に金属を鉛粉に対して
1.5重量%を超えて添加すると、図4に示すように電
池の容量が低下する。図4は正極活物質中及び負極活物
質中にSnを添加した場合の金属量と容量比(金属無添
加の容量を100%とした容量比)との関係を示す図で
あるが、Sn以外の他の金属を用いても、添加量が1.
5重量%を超えると、容量は急激に低下する。したがっ
て、正極電位を1.53V以下にするには、正極活物質
中にSe,Sn,Ni,Zn,Sb,Agを鉛粉に対し
て0.1〜1.5重量%添加すればよく、負極電位を−
1.63V以上にするには、負極活物質中にSe,S
n,Ni,Sbを鉛粉に対して0.1〜1.5重量%添
加すればよい。
【0017】次に化成に用いる電解液の比重を変えて化
成終了時における正極活物質の重量比面積を変え、その
他は比較例1Aと同じ正極板を作り、各正極板の正極電
位を測定して、正極活物質の重量比面積と正極電位との
関係を調べた。図5はその測定結果を示している。本図
より、正極活物質の重量比面積が大きくなると正極電位
が低下するのが分り、この例では正極活物質の重量比面
積を3.5m2 /g以上にすると正極電位を1.53V
以下にできるのが分る。但し実質的に製造可能な正極活
物質の重量比面積の上限値は11m2 /gである。した
がって、この例では実質的に正極電位を1.53V以下
にするには、正極活物質の重量比面積を3.5〜11m
2 /gにすればよいことが分る。
成終了時における正極活物質の重量比面積を変え、その
他は比較例1Aと同じ正極板を作り、各正極板の正極電
位を測定して、正極活物質の重量比面積と正極電位との
関係を調べた。図5はその測定結果を示している。本図
より、正極活物質の重量比面積が大きくなると正極電位
が低下するのが分り、この例では正極活物質の重量比面
積を3.5m2 /g以上にすると正極電位を1.53V
以下にできるのが分る。但し実質的に製造可能な正極活
物質の重量比面積の上限値は11m2 /gである。した
がって、この例では実質的に正極電位を1.53V以下
にするには、正極活物質の重量比面積を3.5〜11m
2 /gにすればよいことが分る。
【0018】次に鉛粉に対するリグニンスルホン酸ナト
リウムの含有量を変え、その他は比較例1と同じ負極板
を作り、各負極板の負極電位を測定して、リグニンスル
ホン酸ナトリウムの含有量と負極電位との関係を調べ
た。図6はその測定結果を示している。図6よりリグニ
ンスルホン酸ナトリウムの含有量を少なくすると負極電
位を高くでき、この例ではリグニンスルホン酸ナトリウ
ムの含有量を0.9重量%以下にすると負極電位を−
1.63V以上にできるのが分る。但し0.2重量%を
下回ると図7に示すように電池の容量が低下する。図7
はリグニンスルホン酸ナトリウムの含有量と容量比(リ
グニンスルホン酸ナトリウム無添加の容量を100%と
した容量比)との関係を示す図である。したがって、こ
の例では実質的に−1.63V以上にするには、鉛粉に
対するリグニンスルホン酸ナトリウムの含有量を0.2
〜0.9重量%にすればよいことが分る。
リウムの含有量を変え、その他は比較例1と同じ負極板
を作り、各負極板の負極電位を測定して、リグニンスル
ホン酸ナトリウムの含有量と負極電位との関係を調べ
た。図6はその測定結果を示している。図6よりリグニ
ンスルホン酸ナトリウムの含有量を少なくすると負極電
位を高くでき、この例ではリグニンスルホン酸ナトリウ
ムの含有量を0.9重量%以下にすると負極電位を−
1.63V以上にできるのが分る。但し0.2重量%を
下回ると図7に示すように電池の容量が低下する。図7
はリグニンスルホン酸ナトリウムの含有量と容量比(リ
グニンスルホン酸ナトリウム無添加の容量を100%と
した容量比)との関係を示す図である。したがって、こ
の例では実質的に−1.63V以上にするには、鉛粉に
対するリグニンスルホン酸ナトリウムの含有量を0.2
〜0.9重量%にすればよいことが分る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、正極活物質中に添加材
を添加するだけで、所望の定電圧でのトリクル充電が可
能になる。そのため、本発明の密閉形鉛蓄電池を用いれ
ば、従来の通信用電源設備等で用いられているバックア
ップ用の開放形鉛蓄電池とそのまま置き換えることがで
きる密閉形鉛蓄電池を得ることができる。
を添加するだけで、所望の定電圧でのトリクル充電が可
能になる。そのため、本発明の密閉形鉛蓄電池を用いれ
ば、従来の通信用電源設備等で用いられているバックア
ップ用の開放形鉛蓄電池とそのまま置き換えることがで
きる密閉形鉛蓄電池を得ることができる。
【図1】 正極電位と充電量との関係を示す図である。
【図2】 負極電位と充電量との関係を示す図である。
【図3】 各金属の添加量と正極電位及び負極電位との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図4】 Snの添加量と容量比との関係を示す図であ
る。
る。
【図5】 正極活物質の重量比面積と正極電位との関係
を示す図である。
を示す図である。
【図6】 リグニンスルホン酸ナトリウムの含有量と負
極電位との関係を示す図である。
極電位との関係を示す図である。
【図7】 リグニンスルホン酸ナトリウムの含有量と容
量比との関係を示す図である。
量比との関係を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 定電圧でトリクル充電したときに、充電
量100%以上の充電が可能になるように正極活物質中
にSe,Sn,Ni,Zn,SbまたはAgを含有させ
て正極電位を調整したことを特徴とする密閉形鉛蓄電
池。 - 【請求項2】 20℃における比重が1.26〜1.3
2の希硫酸を電解液として用い、前記定電圧が2.15
〜2.20V/セルであることを特徴とする請求項1に
記載の密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項3】 定電圧でトリクル充電したときに、充電
量100%以上の充電が可能になるように負極活物質中
にSe,Sn,SbまたはNiを含有させて負極電位を
調整したことを特徴とする密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項4】 20℃における比重が1.26〜1.3
2の希硫酸を電解液として用い、前記定電圧が2.15
〜2.20V/セルであることを特徴とする請求項3に
記載の密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項5】 定電圧でトリクル充電したときに、充電
量100%以上の充電が可能になるように化成終了時に
おける正極活物質の重量比面積を調整して正極電位を調
整したことを特徴とする密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項6】 20℃における比重が1.26〜1.3
2の希硫酸を電解液として用い、前記定電圧が2.15
〜2.20V/セルであることを特徴とする請求項5に
記載の密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項7】 定電圧でトリクル充電しときに、充電量
100%以上の充電が可能になるように負極活物質に含
有するリグニンスルホン酸ナトリウムの含有量を調整し
て負極電位を調整したことを特徴とする密閉形鉛蓄電
池。 - 【請求項8】 20℃における比重が1.26〜1.3
2の希硫酸を電解液として用い、前記定電圧が2.15
〜2.20V/セルであることを特徴とする請求項7に
記載の密閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8241852A JPH1092462A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8241852A JPH1092462A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1092462A true JPH1092462A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17080475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8241852A Abandoned JPH1092462A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1092462A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003142085A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-16 | Japan Storage Battery Co Ltd | 鉛蓄電池 |
| JP2013025942A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Gs Yuasa Corp | 鉛蓄電池およびその負極板 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP8241852A patent/JPH1092462A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003142085A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-16 | Japan Storage Battery Co Ltd | 鉛蓄電池 |
| JP2013025942A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Gs Yuasa Corp | 鉛蓄電池およびその負極板 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040730 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040909 |